JP6779890B2 - 画像診断用カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、画像診断用カテーテルに関する。
従来から、生体内の疾患部位等の診断を行うための診断画像を取得するために使用される画像診断用カテーテルとして、血管内超音波診断法(IVUS:IntraVascular UltraSound)、光干渉断層診断法(OCT:Optical Coherence Tomography)あるいは光周波数領域画像化法(OFDI:Optical Frequency Domain Imaging)によって画像を取得する画像診断用カテーテルが使用されている。
さらに、近年では、下記特許文献1のように、IVUSの機能と、OCTやOFDIの機能とを組み合わせた画像診断用カテーテルが提案されている。当該画像診断用カテーテルは、超音波の送受信を行う超音波送受信部と、光の送受信を行う光送受信部とが設けられた駆動シャフトと、駆動シャフトが進退移動可能に挿入されるルーメンを備えるシースとを備える。当該画像診断用カテーテルによれば、高深度領域まで測定できるIVUSの特性と、高分解能で測定できるOCTの特性とを活かした2種類の断層画像を得ることができる。
画像診断用カテーテルを使用する際には、超音波を効率良く送受信するため、生理食塩水などのプライミング液をシース内に充填するプライミング処理が行われる。また、血液中に存在する光を散乱または吸収する成分、例えば、赤血球により、光が散乱または吸収されるため、OCTやOFDIにより血管内を観察する場合には、画像診断用カテーテルにおいて観察する部分の周辺の血液を一時的に除去する必要がある。そのため、一般に造影剤等を含むフラッシュ液による血液の除去、いわゆるフラッシュ処理が行われる。
一般的に、画像診断用カテーテルのシースには、ルーメンの内部と外部とを連通する連通孔が設けられ、プライミング処理の際に充填されたプライミング液をシース内の空気とともに当該連通孔を介してシースの外部へ排出するように構成されている。
特表2010−508973号公報
しかしながら、画像診断用カテーテルの使用時に駆動シャフトを後退移動させる、いわゆるプルバック操作の際に画像診断用カテーテル内が陰圧となるために、シースに設けられた連通孔を介して、光送受信部が挿入されたシースの内部に血液が流入してしまう虞がある。血液が光送受信部の周りに存在すると、赤血球によって光送受信部により取得される診断画像が不鮮明になる可能性がある。
また、フラッシュ処理は、血液を一時的に除去する行為であるため、フラッシュ処理を行った後にある程度時間が経過してしまうと、血管内に供給したフラッシュ液が血流によって流れされてシースの先端側が再び血液によって覆われてしまい、光送受信部により取得される診断画像が不鮮明になる可能性がある。例えば、血液が光送受信部の周りに流れ込む前にプルバック操作を完了させるために、フラッシュ完了とプルバック開始のタイミングとを合わせるように操作を行うことも考えられるが、血流を考慮してこれらの操作のタイミングを合わせることは難しく、円滑な手技の進行を妨げる要因となり得る。また、フラッシュ液を血管内に送り込む量を増やすことによってフラッシュ液が光送受信部の周りに留まる時間(虚血時間)を長くすることも考えられる。しかしながら、造影剤を含むフラッシュ液が血管内に大量に送り込まれると腎症等の合併症が発生する虞があり、患者に掛かる負担が増大してしまう。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、体液中に含まれる光を散乱または吸収する成分がシースの内部へ侵入することを抑制し、かつ、フラッシュ処理に使用するフラッシュ液の量を低減して患者に掛かる負担を軽減することができる画像診断用カテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する画像診断用カテーテルは、超音波の送受信を行う超音波送受信部と、光の送受信を行う光送受信部とが先端部に配置された駆動シャフトと、前記駆動シャフトが進退移動可能に挿入されるルーメンを備えるシースと、を備え、前記シースは、先端部に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第1の連通孔と、前記第1の連通孔よりも基端側に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第2の連通孔と、前記第1の連通孔に配置され、前記第1の連通孔を介して前記ルーメンの内部から外部へ気体が流出することを許容する一方で、体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入すること、およびプライミング液と前記体液に含まれる液性成分が前記ルーメンの内部から外部へ流出することを規制する第1の規制部と、前記第2の連通孔に配置され、前記第2の連通孔を介して前記体液に含まれる前記液性成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを許容する一方で、前記体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを規制する第2の規制部と、を有する。
上記のように構成した画像診断用カテーテルによれば、プライミング処理を行なう際に、第1の連通孔および第2の連通孔からルーメン内の空気を排出できるため、先端までルーメン内の空気をプライミング液に置換することができる。また、プルバック操作の際に、第1の規制部および第2の規制部によって、第1の連通孔および第2の連通孔を介してルーメンの外部から内部に体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が流入することを規制することができる。これにより、光を散乱または吸収する成分によって診断画像が不鮮明になることを抑制することができる。また、基端側から流入してきた体液に含まれる液性成分が第2の連通孔を介してルーメンの内部へ流入することによって、ルーメン内の陰圧を解消することができる。さらに、生体管腔内の基端側から流入してきた体液を第2の連通孔に誘導して、生体管腔内において基端側から流入する体液が第2の連通孔よりも先端側に流れ込む量を減少させることができる。これにより、フラッシュ処理によって体液を押し流す領域を狭くすることができるため、フラッシュ処理に使用するフラッシュ液の量を低減して患者に掛かる負担を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテル外部装置が接続された状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテルの全体構成を概略的に示す図であり、(A)は、プルバック操作(中引き操作)を実施する前の画像診断用カテーテルの側面図、(B)は、プルバック操作を実施した際の画像診断用カテーテルの側面図である。 本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテルの先端側の構成を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテルの基端側の構成を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテルの作用を説明するための図であり、(A)は、プライミング処理を実施している様子を示す断面図であり、(B)は、血管内に画像診断用カテーテルを挿入した状態を示す断面図であり、(C)は、フラッシュ処理を実施している様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテルの作用を説明するための図であり、(A)は、プルバック操作を実施している様子を示す断面図であり、(B)は、プルバック操作を完了した様子を示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテル100に外部装置300が接続された状態を示す平面図であり、図2は、本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテル100の全体構成を概略的に示す図であり、図3、図4は、本発明の実施形態に係る画像診断用カテーテル100の各部の構成を示す図であり、図5、図6は、画像診断用カテーテル100の作用の説明に供する図である。
本実施形態に係る画像診断用カテーテル100は、血管内超音波診断法(IVUS)と、光干渉断層診断法(OCT)との両方の機能を備えて各機能を切り替えてまたは同時に使用することが可能なデュアルタイプである。図1に示すように、画像診断用カテーテル100は、外部装置300に接続されることによって駆動される。
図1〜図4を参照して、画像診断用カテーテル100について説明する。
図1、図2(A)、(B)に示すように、画像診断用カテーテル100は、概説すると、生体の体腔内に挿入されるシース110と、シース110の基端側に設けられた外管120と、外管120内に進退移動可能に挿入される内側シャフト130と、信号を送受信する信号送受信部145が先端部に配置された駆動シャフト140と、外管120の基端側に設けられ内側シャフト130を受容するように構成されたユニットコネクタ150と、内側シャフト130の基端側に設けられたハブ160と、を有している。
明細書の説明においては、画像診断用カテーテル100の体腔内に挿入される側を先端または先端側と称し、画像診断用カテーテル100に設けられたハブ160側を基端または基端側と称し、シース110の延在方向を軸方向と称する。
図2(A)に示すように、駆動シャフト140は、シース110、シース110の基端に接続した外管120、外管120内に挿入される内側シャフト130を通り、ハブ160の内部まで延在している。
ハブ160、内側シャフト130、駆動シャフト140、および信号送受信部145は、それぞれが一体的に軸方向に進退移動するように互いに接続されている。このため、例えば、ハブ160が先端側に向けて押される操作がなされると、ハブ160に接続された内側シャフト130は外管120内およびユニットコネクタ150内に押し込まれ、駆動シャフト140および信号送受信部145がシース110の内部を先端側へ移動する。例えば、ハブ160が基端側に引かれる操作がなされると、内側シャフト130は、図1、図2(B)中の矢印a1で示すように外管120およびユニットコネクタ150から引き出され、駆動シャフト140および信号送受信部145は、矢印a2で示すように、シース110の内部を基端側へ移動する。
図2(A)に示すように、内側シャフト130が先端側へ最も押し込まれたときには、内側シャフト130の先端部は中継コネクタ170付近まで到達する。この際、信号送受信部145は、シース110の先端付近に位置する。中継コネクタ170はシース110と外管120とを接続するコネクタである。
図2(B)に示すように、内側シャフト130の先端には抜け防止用のコネクタ131が設けられている。抜け防止用のコネクタ131は、内側シャフト130が外管120から抜け出るのを防止する機能を有している。抜け防止用のコネクタ131は、ハブ160が最も基端側に引かれたとき、つまり外管120およびユニットコネクタ150から内側シャフト130が最も引き出されたときに、ユニットコネクタ150の内壁の所定の位置に引っ掛るように構成されている。なお、内側シャフト130が外管120から抜け出ることを防止することができれば、抜け防止用のコネクタ131を備える構成に限定されず、例えば、内側シャフト130の先端および外管120の基端に互いに係合する部分を設けることによって、内側シャフト130が外管120から抜け出るのを防止してもよい。
図3に示すように、駆動シャフト140は、可撓性を有する管体140aを備え、その内部には信号送受信部145に接続される電気信号ケーブル140bおよび光ファイバケーブル140cが配されている。管体140aは、例えば軸まわりの巻き方向が異なる多層のコイルによって構成することができる。コイルの構成材料として、例えば、ステンレス、Ni−Ti(ニッケル・チタン)合金などが挙げられる。電気信号ケーブル140bは、例えば、ツイストペアケーブルや同軸ケーブルにより構成することができる。
信号送受信部145は、超音波の送受信を行う超音波送受信部145aと、光の送受信を行う光送受信部145bと、を有している。
超音波送受信部145aは、振動子を備え、パルス信号に基づく超音波を体腔内に送信するとともに、体腔から反射してきた超音波を受信する。超音波送受信部145aは、電気信号ケーブル140bを介して電極端子166(図4を参照)と電気的に接続している。超音波送受信部145aが備える振動子としては、例えば、セラミックス、水晶などの圧電材を使用することができる。
光送受信部145bは、伝送された測定光を連続的に体腔内に送信するとともに、体腔内の生体組織からの反射光を連続的に受信する。光送受信部145bは、光ファイバケーブル140cの先端に設けられ、光を集光するレンズ機能と反射する反射機能とを備えるボールレンズ(光学素子)を有する。
信号送受信部145は、ハウジング146の内部に収容される。ハウジング146の基端側は駆動シャフト140に接続されている。ハウジング146は、円筒状の金属パイプの円筒面に開口部が設けられた形状をしており、金属塊からの削りだしやMIM(金属粉末射出成形)等により形成される。
図3に示すように、シース110は、駆動シャフト140が進退移動可能に挿入されるルーメン110aを備える。シース110の先端部には、シース110に設けられたルーメン110aに並設されて、ガイドワイヤWが挿通可能なガイドワイヤルーメン114aを備えるガイドワイヤ挿通部材114が取り付けられている。シース110およびガイドワイヤ挿通部材114は、熱融着等により一体的に構成することが可能である。ガイドワイヤ挿通部材114には、X線造影性を有するマーカ115が設けられている。マーカ115は、Pt、Au、Ir等のX線不透過性の高い金属コイルから構成される。
シース110の軸方向において信号送受信部145が移動する範囲であるシース110の先端部は、光や超音波等の検査波の透過性が他の部位に比べて高く形成された窓部111を構成する。
シース110の窓部111およびガイドワイヤ挿通部材114は、可撓性を有する材料で形成され、その材料は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、スチレン、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリブタジエン、トランスポリイソプレン、フッ素ゴム、塩素化ポリエチレン等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組合せたポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等も使用することができる。なお、シース110の外表面には、湿潤時に潤滑性を示す親水性潤滑被覆層を配置することができる。
シース110の窓部111よりも基端側は、窓部111よりも剛性が高い材料によって補強された被補強部112を有する。被補強部112は、例えば、樹脂等の可撓性を有する管状部材にステンレスなどの金属線を網目状に金属素線を編組した補強体112rが配設されて形成される。管状部材は、窓部111と同様の材料によって形成される。
図3に示すように、シース110の窓部111の先端部には、ルーメン110aの内部と外部とを連通する第1の連通孔116が形成されている。また、窓部111と被補強部112との間には、ルーメン110aの内部と外部とを連通する第2の連通孔117が形成されている。
シース110は、第1の連通孔116を覆うように設けられる第1のフィルタ(第1の規制部に相当)10と、シース110の周方向全周に亘って第2の連通孔117を覆うように設けられる第2のフィルタ(第2の規制部に相当)20と、をさらに有する。
第1のフィルタ10は、第1の連通孔116に配置され、気体の流通を許容する一方で、血液201に含まれる光を散乱または吸収する成分203、例えば、赤血球の流通を規制する公知の多孔質のフィルタにより構成される。多孔質のフィルタは、多数の貫通孔を有し、気体の流通を許容する一方で、液体の流通を規制する公知の気液分離フィルタにより構成することができる。本実施形態では、多孔質のフィルタは、液体としてのプライミング液Pおよび血液201(体液に相当)が流通することを規制する。なお、血液201は、液性成分202および光を散乱または吸収する成分203を含む。
第1のフィルタ10の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイミド等を使用することができる。好ましくは防水性に優れたフッ素樹脂、より好ましくは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を使用することができる。第1のフィルタ10を構成する多孔質のフィルタに形成される貫通孔の径は、0.01〜0.1μmの範囲に形成することが好ましい。
第2のフィルタ20は、第2の連通孔117に配置され、気体、プライミング液Pおよび血液201に含まれる液性成分202、例えば、血漿の流通を許容する一方で、血液201に含まれる光を散乱または吸収する成分203、例えば、赤血球の流通を規制する多孔質のフィルタにより構成される。多孔質のフィルタは、多数の貫通孔を有し、血漿202、プライミング液Pや気体の流通を許容する一方で、赤血球203や血小板等の細胞成分を捕捉してその流通を規制する公知の血漿分離フィルタにより構成することができる。
第2のフィルタ20の構成材料としては、例えば、セルロース混合エステル、ポリビニリデンジフルオライド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ガラス、アルミナ等を使用することができる。第2のフィルタ20を構成する多孔質のフィルタに形成される貫通孔の径は、0.05〜2.0μmの範囲に形成することが好ましい。0.05μm未満では、血漿202中の蛋白質や脂質などが目詰まりしてしまうことがあり、2.0μmより大きいと、赤血球203がその変形能により貫通孔を通過してしまうことがある。貫通孔の径は、より好ましくは、0.1〜1.5μmである。
図4に示すように、ハブ160は、中空形状を有するハブ本体161と、ハブ本体161の内部に連通するポート162と、外部装置300との接続を行う際にハブ160の向きを確認するための方向確認用の突起163a、163bと、ポート162よりも基端側を封止するシール部材164aと、駆動シャフト140を保持する接続パイプ164bと、接続パイプ164bを回転自在に支持する軸受164cと、外部装置300と機械的および電気的に接続される電極端子166が内部に配置されたコネクタ部165と、を有している。
ハブ本体161の先端部には内側シャフト130を接続している。駆動シャフト140は、ハブ本体161の内部において内側シャフト130から引き出されている。内側シャフト130と駆動シャフト140との間には、保護管133を配置している。保護管133は、プルバック操作中に生じる駆動シャフト140の振動を押さえる機能を有している。
接続パイプ164bは、ロータ167の回転を駆動シャフト140に伝達するために、ロータ167と反対側の端部である接続パイプ164bの先端で駆動シャフト140を保持する。接続パイプ164bの内部には電気信号ケーブル140bおよび光ファイバケーブル140c(図4を参照)が挿通されており、当該電気信号ケーブル140bおよび光ファイバケーブル140cの一端は電極端子166に、他端は駆動シャフト140内を通り抜けて超音波送受信部145aおよび光送受信部145bにそれぞれ接続されている。超音波送受信部145aおよび光送受信部145bにおける受信信号は、電極端子166を介して外部装置300に送信され、所定の処理を施されて画像として表示される。
再び図1を参照して、画像診断用カテーテル100は、外部装置300に接続されて駆動される。前述したように、外部装置300は、ハブ160の基端側に設けられたコネクタ部165に接続される。
また、外部装置300は、駆動シャフト140を回転させるための動力源であるモータ300aと、駆動シャフト140を軸方向に移動させるための動力源であるモータ300bと、を有する。モータ300bの回転運動は、モータ300bに接続したボールネジ300cによって軸方向の運動に変換される。
外部装置300の動作は、これに電気的に接続した制御装置320によって制御される。制御装置320は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを主たる構成として含む。制御装置320は、モニタ330に電気的に接続している。
次に、画像診断用カテーテル100の使用例について述べる。
まず、図1に示すように、外部装置300を画像診断用カテーテル100のコネクタ部165に接続する。使用者は、生理食塩水などのプライミング液Pが入ったシリンジSをポート162に接続する。使用者は、シリンジSの押し子を押して、図5(A)に示すように、プライミング液Pをシース110のルーメン110aの内部に注入する。
プライミング液Pを画像診断用カテーテル100のルーメン110aの内部に注入すると、プライミング液Pの圧力によってルーメン110a内に滞留した空気が先端側へ押し出される。第1のフィルタ10は気体が流通することを許容するため、図5(A)中の矢印b1で示すように、空気は第1のフィルタ10を介して第1の連通孔116からルーメン110aの外部へ排出される。一方で、第1のフィルタ10はプライミング液Pが流通することを規制するため、プライミング液Pはルーメン110aの内部に留まる。これにより、プライミング処理の際に、ルーメン110aの内部の空気を円滑に排出しつつ、プライミング液Pが不要に排出されるのを防止することができるため、より短時間でプライミング処理を完了することができる。また、第2のフィルタ20は、気体およびプライミング液Pを通すため、図5(A)中の矢印b2で示すように、空気およびプライミング液Pは、第2のフィルタ20を介して第2の連通孔117からルーメン110aの外部へ排出される。プライミング液Pが第2のフィルタ20を通過するときの抵抗は、表面張力により、空気が第2のフィルタ20を通過するときの抵抗よりも大きい。このため、プライミング処理を開始した初期の段階では、空気のみが第2の連通孔117から排出される。その後、空気がルーメン110aの内部から外部へ排出されて、先端までルーメン110aの内部がプライミング液Pによって置換されたとき、プライミング液Pの注入圧が急激に増加する。この注入圧の増加によりプライミング処理が完了したことを確認することができる。
プライミング処理の際に、例えば、手元側のハブ160や駆動シャフト140において、ルーメン110aの内部に空気が残ることがある。この空気がルーメン110a内の先端側に移動しないように再びプライミング処理を行って空気をルーメン110aの外部に押し出す、再プライミング処理をすることがある。この再プライミング処理の際に、第1の連通孔116を介して空気を排出しようとすると、窓部111内の信号送受信部145周りに空気を通過させることになってしまうため、信号送受信部145の表面に空気が滞留する可能性がある。信号送受信部145周りに空気が存在すると、診断画像が不鮮明になる虞がある。本実施形態では、上述したように、空気およびプライミング液Pは第2のフィルタ20を介して第2の連通孔117からルーメン110aの外部へ排出される。再プライミング処理の際に、窓部111よりも基端側に配置された第2の連通孔117から空気を排出することができるため、先端側に移動してきた空気が窓部111を通過して信号送受信部145周りに滞留することを抑制することができる。また、第1の連通孔116は空気しか通過せず、プライミング液Pは第2のフィルタ20を介して第2の連通孔117を通過可能であることから、第2の連通孔117からルーメン110aの外部へ排出されるプライミング液Pの流れが生じる。この流れに従って、空気が窓部111を通過することなく、ルーメン110aの外部へ空気を排出させることができる。
プライミング処理後、使用者は、図2(A)に示すように、ハブ160をユニットコネクタ150の基端に当接するまで押し込み、信号送受信部145を先端側に移動させる。この状態で、画像診断用カテーテル100をガイディングカテーテル400のルーメン400a内に挿通する。なお、ガイディングカテーテル400は、予めガイドワイヤWに沿わせて血管200内に先行して挿通される。次に、画像診断用カテーテル100をルーメン400aに沿って進出させて、ガイディングカテーテル400の先端開口部から突出させる。その後、図5(B)に示すように、ガイドワイヤルーメン114aにガイドワイヤWを挿通させながら、ガイドワイヤWに沿って画像診断用カテーテル100をさらに推し進めて血管200内の目的の位置に挿入する。なお、ガイディングカテーテル400としては、シリンジ(図示せず)を接続可能なポート(図示せず)を基端部に備える公知のガイディングカテーテルを使用することができる。
次に、血管200内の血液201を造影剤などのフラッシュ液Fで洗い流すフラッシュ処理を行う。前述したプライミング処理と同様にフラッシュ液Fが入ったシリンジをガイディングカテーテル400のポートに接続し、シリンジの押し子を押してフラッシュ液Fをガイディングカテーテル400のルーメン400aの内部に注入する。フラッシュ液Fは、図5(C)中の矢印cで示すように、ガイディングカテーテル400のルーメン400a内を通り、その先端開口部を介して血管200内に導入される。導入されたフラッシュ液Fにより、シース110の窓部111の周りの血液201が押し流されて、窓部111の周囲にフラッシュ液Fが充満された状態となる。
血管200内の目的の位置で断層画像を得る際、図6(A)中の矢印dで示すように、信号送受信部145は、駆動シャフト140とともに基端側へ移動しながら検査波を送受信する。この際、信号送受信部145は、駆動シャフト140とともに回転する。
駆動シャフト140を基端側へ移動させると、ルーメン110aの先端部分の内圧が低下する。この部分の内圧は、ルーメン110aの外部に比べて低くなり、陰圧となる。また、フラッシュ処理を行った後にある程度時間が経過してしまうと血管200内の血流によって、図6(B)中に矢印e1で示すように、基端側から血液201が流入する。流入してきた血液201は、ルーメン110a内の陰圧によってルーメン110aの外部と連通する第2の連通孔117に誘導される。このとき、第2のフィルタ20は、血液201に含まれる血漿202が流通することを許容するため、図6(B)中に矢印e2で示すように、血漿202が第2の連通孔117を介してルーメン110aの外部から内部へ流入する。これにより、ルーメン110a内の陰圧を解消することができる。さらに、血管200内の基端側から流入してきた血液201を第2の連通孔117に誘導して、第2の連通孔117よりも先端側に流れ込む血液201の量を減少させることができる。このため、フラッシュ処理によって血液201を押し流す領域を狭くすることができる。これにより、フラッシュ処理に使用するフラッシュ液Fの量を低減して患者に掛かる負担を軽減することができる。
さらに、第2のフィルタ20は、血液201に含まれる赤血球203を捕捉して赤血球203が流通することを規制する。これにより、血液201に含まれる赤血球203がルーメン110aの内部に流入することを規制することができるため、赤血球203によって診断画像が不鮮明になることを抑制することができる。また、第1のフィルタ10は、プルバック操作中に第2の連通孔117から流入した血漿202が第1の連通孔116を介してルーメン110aの外部へ流出することを規制するため、ルーメン110a内の陰圧を解消することができる。
制御装置320は、図1に示すモータ300aを制御し、駆動シャフト140の軸まわりの回転を制御する。また、制御装置320は、モータ300bを制御し、駆動シャフト140の軸方向の移動を制御する。
制御装置320から送られる信号に基づき信号送受信部145は体内に超音波および光を送信する。信号送受信部145が受信した反射波および反射光に対応する信号は、駆動シャフト140および外部装置300を介して制御装置320に送られる。制御装置320は、信号送受信部145から送られてくる信号に基づき体腔の断層画像を生成し、生成した画像をモニタ330に表示する。
ハブ160内に設けたコネクタ部165は、外部装置300に接続された状態で回転され、これに連動して、駆動シャフト140が回転する。コネクタ部165および駆動シャフト140の回転速度は、例えば1800rpmである。
以上のように、本実施形態に係る画像診断用カテーテル100が備えるシース110は、第1の連通孔116に配置され、第1の連通孔116を介してルーメン110aの内部から外部へ気体が流出することを許容する一方で、赤血球203がルーメン110aの外部から内部へ流入することを規制する第1のフィルタ10と、第2の連通孔117に配置され、第2の連通孔117を介して血液201に含まれる血漿202がルーメン110aの外部から内部へ流入することを許容する一方で、赤血球203がルーメン110aの外部から内部へ流入することを規制する第2のフィルタ20と、を有する。
このように構成した画像診断用カテーテル100によれば、プライミング処理を行なう際に、第1の連通孔116および第2の連通孔117からルーメン110a内の空気を排出できるため、先端までルーメン110a内の空気をプライミング液Pに置換することができる。また、プルバック操作の際に、第1のフィルタ10および第2のフィルタ20によって、第1の連通孔116および第2の連通孔117を介してルーメン110aの外部から内部に血液201に含まれる赤血球203が流入することを規制することができる。これにより、赤血球203によって診断画像が不鮮明になることを抑制することができる。また、血管200内において基端側から流入してきた血液201に含まれる血漿202が第2の連通孔117を介してルーメン110aの内部へ流入することによって、ルーメン110a内の陰圧を解消することができる。さらに、血管200内の基端側から流入してきた血液201を第2の連通孔117に誘導して、血液201が第2の連通孔117よりも先端側に流れ込む量を減少させることができる。これにより、フラッシュ処理によって血液201を押し流す領域を狭くすることができるため、フラッシュ処理に使用するフラッシュ液Fの量を低減して患者に掛かる負担を軽減することができる。また、再プライミング処理の際に、窓部111よりも基端側に配置された第2の連通孔117から空気を排出することができるため、先端側に移動してきた空気が信号送受信部145周りに滞留することを抑制することができる。
また、第1のフィルタ10は、プライミング液Pおよび血液201に含まれる血漿202がルーメン110aの内部から外部へ流出することをさらに規制する。これにより、プライミング処理の際に、ルーメン110aの内部の空気を円滑に排出しつつ、プライミング液Pが不要に排出されるのを防止することができるため、効率的にプライミング処理を行なうことができる。また、第1のフィルタ10は、第2の連通孔117から流入した血漿202が第1の連通孔116を介してルーメン110aの外部へ流出することを規制するため、プルバック操作中に生じるルーメン110a内の陰圧を解消することができる。さらに、再プライミング処理の際に、第1の連通孔116は空気しか通過せず、第2の連通孔117はプライミング液Pが第2のフィルタ20を通過可能であることから、第2の連通孔117からルーメン110aの外部へ排出される流れが生じる。この流れに従って、窓部111を通過させることなく空気をルーメン110aの外部へ排出させることができる。これにより、空気が先端側に移動して信号送受信部145周りを空気が通過して滞留することを抑制することができる。
また、第2のフィルタ20は、シース110の周方向全周に亘って形成されるため、第2の連通孔117の周りの血液201に面する第2のフィルタ20の表面積が増加する。このため、より効率的に赤血球203を捕捉することができる一方で、ルーメン110aの外部から内部への血漿202の流入量を増加させて、ルーメン110a内の陰圧をより確実に解消することができる。
また、シース110は、先端部に超音波および光を透過する窓部111を有し、第2のフィルタ20は、窓部111よりも基端側に配置される。プルバック操作中に基端側から流入してきた血液201は、ルーメン110a内の陰圧によって第2のフィルタ20が配置される第2の連通孔117に誘導されるため、血液201が第2の連通孔117よりも先端側に流れ込むことが抑制される。第2のフィルタ20が窓部111よりも基端側に配置されることにより、信号送受信部145が移動する範囲である窓部111の周りに血液201が流れ込むことを抑制することができるため、血液201に含まれる赤血球203によって診断画像が不鮮明になることをより確実に抑制することができる。
また、第1のフィルタ10は、第1の連通孔116に覆うように設けられた多孔質のフィルタから形成されており、第2のフィルタ20は、第2の連通孔117に覆うように設けられた多孔質のフィルタから形成される。これにより、汎用されている多孔質のフィルタを使用することができるため、製造コストを抑えることができる。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係る画像診断用カテーテルを説明したが、本発明は実施形態および変形例において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、本発明の実施形態において、第1のフィルタは、血液およびプライミング液が流通することを規制するとしたが、体液に含まれる光を散乱または吸収する成分の流入を規制可能であればこれに限定されず、第2のフィルタと同様の材料によって形成してもよい。これにより、プライミング処理の際に、第1の連通孔を介してプライミング液の排出が可能となる。また、光を散乱または吸収する成分の流入を規制して、診断画像が不鮮明になることを抑制することができる。
また、本発明の適用対象となる体液は、血液に限定されず、例えば、尿に適用することも可能である。この場合、光を散乱または吸収する成分として、例えば、尿に含まれる蛋白質が挙げられる。
また、第2のフィルタは、シースの周方向全周に亘って形成されるとしたが、これに限定されず、シースの周方向の一部に形成してもよい。
また、第1の連通孔は、シースの先端面に設けられるとしたが、シースのガイドワイヤ挿通部材が取り付けられる側の側面に設けてもよい。
また、第1のフィルタ10および第2のフィルタ20は、多孔質のフィルタにより構成されるとしたがこれに限定されず、例えば、不織布や化学処理を施した膜などによってフィルタの機能を備える構成としてもよい。
本出願は、2015年9月18日に出願された日本国特許出願第2015−186014号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
10 第1のフィルタ(第1の規制部)、
20 第2のフィルタ(第2の規制部)、
100 画像診断用カテーテル、
110 シース、
110a ルーメン、
111 窓部、
116 第1の連通孔、
117 第2の連通孔、
140 駆動シャフト、
145 信号送受信部、
145a 超音波送受信部、
145b 光送受信部、
200 血管、
201 血液(体液)、
202 血漿(体液に含まれる液性成分)、
203 赤血球(体液に含まれる光を散乱または吸収する成分)、
P プライミング液。

Claims (4)

  1. 超音波の送受信を行う超音波送受信部と、光の送受信を行う光送受信部とが先端部に配置された駆動シャフトと、
    前記駆動シャフトが進退移動可能に挿入されるルーメンを備えるシースと、を備え、
    前記シースは、
    先端部に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第1の連通孔と、
    前記第1の連通孔よりも基端側に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第2の連通孔と、
    前記第1の連通孔に配置され、前記第1の連通孔を介して前記ルーメンの内部から外部へ気体が流出することを許容する一方で、体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入すること、およびプライミング液と前記体液に含まれる液性成分が前記ルーメンの内部から外部へ流出することを規制する第1の規制部と、
    前記第2の連通孔に配置され、前記第2の連通孔を介して前記体液に含まれる前記液性成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを許容する一方で、前記体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを規制する第2の規制部と、を有する画像診断用カテーテル。
  2. 超音波の送受信を行う超音波送受信部と、光の送受信を行う光送受信部とが先端部に配置された駆動シャフトと、
    前記駆動シャフトが進退移動可能に挿入されるルーメンを備えるシースと、を備え、
    前記シースは、
    先端部に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第1の連通孔と、
    前記第1の連通孔よりも基端側に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第2の連通孔と、
    前記第1の連通孔に配置され、前記第1の連通孔を介して前記ルーメンの内部から外部へ気体が流出することを許容する一方で、体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを規制する第1の規制部と、
    前記シースの周方向全周に亘って前記第2の連通孔に配置され、前記第2の連通孔を介して前記体液に含まれる液性成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを許容する一方で、前記体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを規制する第2の規制部と、を有する画像診断用カテーテル。
  3. 超音波の送受信を行う超音波送受信部と、光の送受信を行う光送受信部とが先端部に配置された駆動シャフトと、
    前記駆動シャフトが進退移動可能に挿入されるルーメンを備えるシースと、を備え、
    前記シースは、
    先端部に超音波および光を透過する窓部と、
    先端部に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第1の連通孔と、
    前記第1の連通孔よりも基端側に配置され、前記ルーメンの内部と外部とを連通するように形成された第2の連通孔と、
    前記第1の連通孔に配置され、前記第1の連通孔を介して前記ルーメンの内部から外部へ気体が流出することを許容する一方で、体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを規制する第1の規制部と、
    前記窓部よりも基端側にある前記第2の連通孔に配置され、前記第2の連通孔を介して前記体液に含まれる液性成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを許容する一方で、前記体液に含まれる光を散乱または吸収する成分が前記ルーメンの外部から内部へ流入することを規制する第2の規制部と、を有する、画像診断用カテーテル。
  4. 前記第1の規制部は、前記第1の連通孔に覆うように設けられた多孔質のフィルタから形成されており、
    前記第2の規制部は、前記第2の連通孔に覆うように設けられた多孔質のフィルタから形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像診断用カテーテル。
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