JP6614172B2 - 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法 - Google Patents

自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6614172B2
JP6614172B2 JP2017016354A JP2017016354A JP6614172B2 JP 6614172 B2 JP6614172 B2 JP 6614172B2 JP 2017016354 A JP2017016354 A JP 2017016354A JP 2017016354 A JP2017016354 A JP 2017016354A JP 6614172 B2 JP6614172 B2 JP 6614172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
marker
self
propelled vehicle
reset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017016354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018124795A (ja
Inventor
晴也 逢坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017016354A priority Critical patent/JP6614172B2/ja
Priority to US15/881,846 priority patent/US10656655B2/en
Publication of JP2018124795A publication Critical patent/JP2018124795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6614172B2 publication Critical patent/JP6614172B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0244Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using reflecting strips
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/0088Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots characterized by the autonomous decision making process, e.g. artificial intelligence, predefined behaviours

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、路面に敷設された走行ラインに沿って自走車両を走行させる自走車両システム及びその自走車両と、自走車両の走行制御方法とに関し、特に走行ラインに沿って配置されたマーカーを検出して、自走車両の走行を制御するための技術に関する。
例えば、特許文献1に開示された技術では、路面に案内ラインを敷設し、また案内ラインに沿ってマーカーを配置し、搬送車に設けられた複数の光学式反射型センサーにより案内ライン及びマーカーを検出して、移動体を案内ラインに沿って走行させると共に、マーカーに応じたコマンドを実行している。
特開2015−103049号公報
ここで、上記特許文献1に開示された技術において、複数種のコマンドを使い分ける場合は、これらのコマンドに対応するそれぞれのマーカーを設ける必要がある。この場合、各マーカーの間で、マーカーの位置、色、パターン、形状、個数などを異ならせることで、それぞれのマーカーを識別可能にする。
しかしながら、自走車両を走行させながら、マーカーを検出して、マーカーの位置、色、パターン、形状、個数などを、自走車両が走行する現場において確実にかつ正確に検出して識別するのは現実的には困難であり、またコマンドの種類が増えるほど、つまりマーカーの種類が増えるほど、マーカーの識別がより困難になる。更に、マーカーの汚れや欠損を原因とするマーカーの誤検出が生じ易くなる。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、マーカーの種類を増やすことなく、コマンドの種類を増やすことができ、しかもマーカーの誤検出を生じ難くすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる自走車両システムは、路面に敷設された走行ラインと、前記走行ラインに沿って配置されたコマンドマーカー及びリセットマーカーと、前記走行ラインに沿って走行する自走車両と、を備え、前記自走車両は、該自走車両を走行させる駆動部と、前記コマンドマーカー及び前記リセットマーカーを検出するマーカーセンサーと、複数のコマンドを配列してなるコマンド群を複数記憶すると共に、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群の実行順とを記憶した記憶部と、前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、該自走車両が前記走行ラインに沿って走行し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、前記各コマンド群のいずれかのコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を前記記憶部から逐次読み出して実行し、前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、この時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、この後に前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出されると、当該選択したコマンド群に含まれる各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を実行するものである。
また、本発明の一局面にかかる自走車両は、路面に敷設された走行ラインに沿って走行する自走車両であって、自走車両を走行させる駆動部と、前記走行ラインに沿って配置されたコマンドマーカー及びリセットマーカーを検出するマーカーセンサーと、複数のコマンドを配列してなるコマンド群を複数記憶すると共に、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群の実行順とを記憶した記憶部と、前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、該自走車両が前記走行ラインに沿って走行し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、前記各コマンド群のいずれかのコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を前記記憶部から逐次読み出して実行し、前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、この時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、この後に前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出されると、当該選択したコマンド群に含まれる各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を実行するものである。
また、本発明の一局面にかかる自走車両の走行制御方法は、路面に敷設された走行ラインと、前記走行ラインに沿って配置されたコマンドマーカー及びリセットマーカーと、前記走行ラインに沿って走行する自走車両と、を用い、
前記自走車両は、該自走車両を走行させる駆動部と、前記コマンドマーカー及び前記リセットマーカーを検出するマーカーセンサーと、複数のコマンドを配列してなるコマンド群を複数記憶すると共に、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群の実行順とを記憶した記憶部と、前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備えるものとし、
前記自走車両が前記走行ラインに沿って走行し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、前記各コマンド群のいずれかのコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を前記記憶部から逐次読み出して実行し、
前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、この時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、この後に前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出されると、当該選択したコマンド群に含まれる各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を実行するものである。
本発明によれば、マーカーの種類を増やすことなく、コマンドの種類を増やすことができ、しかもマーカーの誤検出を生じ難くすることができる。
本発明の一実施形態にかかる自走車両システムを示す概略図である。 (A)は自走車両の記憶部に記憶されている各コマンドと該各コマンドの内容を概念的に示す図であり、(B)は自走車両の記憶部に記憶されているコマンド群の各コマンドを例示する図である。 自走車両が走行ラインに沿って走行している状態を例示する概略図である。 リセットマーカー及びコマンドマーカーの検出に基づきコマンド群の各コマンドを順次実行するための処理を示すフローチャートである。 自走車両における光学検出部の支持機構の一例を示す図である。 自走車両における光学検出部の支持機構の他の例を示す図である。 自走車両における光学検出部の支持機構の更に他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる自走車両システムを示す概略図である。図1に示す自走車両システムSyは、矢印で示す進行方向に走行する自走車両10と、路面に敷設された走行ライン30と、自走車両10の進行方向に向かって走行ライン30の右側にかつ走行ライン30に沿って配置されたリセットマーカー31と、自走車両10の進行方向に向かって走行ライン30の左側にかつ走行ライン30に沿って配置されたコマンドマーカー32と、を備えている。
走行ライン30は、略均一な幅の帯状のものである。また、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32は、走行ライン30の中心位置から一定の距離だけ離れた位置に設けられている。本実施形態では、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32として互いに同一の形状、サイズ、色であって、無地のものが適用されており、走行ライン30の右側及び左側のいずれに配置されているかによってリセットマーカー31及びコマンドマーカー32が区別される。
なお、上記右側及び左側は、特許請求の範囲における走行ラインの両側方の一方及び他方の一例である。上記右側及び左側のいずれかが上記一方となった場合、当該一方とならなかった右側及び左側のいずれかが上記他方となる。
自走車両10は、左右一対の駆動輪11L、11Rと、左右一対の従動輪12R、12Lと、各駆動輪11R、11Lを回転駆動するそれぞれの駆動装置13R、13Lと、各駆動装置13R、13Lを制御する制御部14と、走行ライン30、リセットマーカー31、及びコマンドマーカー32を検出する光学検出部15と、記憶部18と、通信部19と、を備えている。
各駆動装置13R、13Lは、駆動用モーター、ギアなどを備え、駆動用モーターの回転駆動力をそれぞれの駆動輪11R、11Lに伝達して、これらの駆動輪11R、11Lを回転駆動する。また、各駆動装置13R、13Lは、それぞれの駆動輪11R、11Lの回転速度を検出して、これらの回転速度を制御部14に出力する。駆動装置13R、13L及び駆動輪11R、11Lは、特許請求の範囲における駆動部の一例である。
制御部14は、走行ラインセンサー17A〜17F及びマーカーセンサー16R、16Lの検出出力に基づいて、駆動装置13R、13L及び駆動輪11R、11Lを駆動制御する。制御部14は、各駆動輪11R、11Lの回転速度を各駆動装置13R、13Lから受け取り、これらの回転速度がそれぞれの目標値となるように各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を制御する。自走車両10を直進させる場合は、制御部14が各駆動輪11R、11Lの回転速度を同一にする。また、自走車両10の進行方向を右方向に変更させる場合は、制御部14が右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも遅くする。同様に、自走車両10の進行方向を左方向に変更させる場合は、制御部14が左側の駆動輪11Lの回転速度を右側の駆動輪11Rの回転速度よりも遅くする。
記憶部18は、書き換え可能なEEPROMであり、複数のコマンド群をそれぞれのメモリー領域(例えばぞれぞれの行アドレス)に記憶している。すなわち、記憶部18は、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群を実行する順番である実行順とを記憶している。コマンド群は、当該複数のコマンドが順次配列されてなる。本実施形態では、当該配列の順がコマンドを実行する順番である。
通信部19は、無線通信、光通信などを行って、外部との間でデータを送受信する。例えば、通信部19は、外部から自走車両10の走行開始を示す走行開始指令信号を受信する。
光学検出部15には、6つの走行ラインセンサー17A〜17Fが自走車両10の進行方向と直行する方向にかつ走行ライン30の幅よりも広い範囲に配列しされている。また、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが自走車両10の幅方向の中心位置に略一致するように光学検出部15を配置している。各走行ラインセンサー17A〜17Fは、走行ライン30を検出する光学式反射型センサーである。また、各走行ラインセンサー17A〜17Fの個数は、6つに限られず、適宜増減してもよい。走行ラインセンサーの個数を増やすほど、走行ライン30の位置検出精度が高くなる。
各マーカーセンサー16R、16Lは、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xから左右に一定の距離だけ離れた位置に設けられている。この一定距離は、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32の中心位置が走行ライン30の中心位置から離れている距離に略一致する。これらのマーカーセンサー16R、16Lも、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32を検出する光学式反射型センサーである。
ここで、走行ライン30の光反射率は、路面の光反射率との差が十分に大きくなるように設定されている。従って、各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力のレベルには、走行ライン30からの反射光を受光しているときと路面からの反射光を受光しているときとで大きな差異が生じる。このため、該各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき、走行ライン30が該各走行ラインセンサー17A〜17Fのいずれに重なる位置にあるかが分かる。すなわち、自走車両10の進行方向と直行する方向において、走行ライン30が各走行ラインセンサー17A〜17Fのいずれの位置にあるかが分かる。
また、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32の光反射率も、路面の光反射率との差が十分に大きくなるように設定されている。また、自走車両10が走行ライン30に沿って走行している状態では、各マーカーセンサー16R、16Lがリセットマーカー31及びコマンドマーカー32の上方を通過する。このため、各マーカーセンサー16R、16Lの検出出力に基づき、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32の有無を判定することができる。
このような構成の自走車両システムSyにおいて、自走車両10を走行ライン30に沿って直進させる場合、自走車両10の制御部14は、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30に重なるように自走車両10を走行させる。これにより、自走車両10が走行ライン30から外れることなく直進する。
また、自走車両10を右方向に屈曲した走行ライン30に沿って走行させる場合、制御部14は、光学検出部15の左側半分(左側グループ)の3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力を無効とし、右側半分(右側グループ)の3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を右方向に屈曲した走行ライン30に沿わせて、該自走車両10を右折させる。同様に、自走車両10を左方向に屈曲した走行ライン30に沿って走行させる場合、制御部14は、光学検出部15の右側半分(右側グループ)の3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力を無効とし、左側半分(左側グループ)の3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を左方向に屈曲した走行ライン30に沿わせて、該自走車両10を左折させる。
また、制御部14は、自走車両10の走行中に、光学検出部15のマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されると、記憶部18に記憶されている複数のコマンド群のいずれかのコマンド群を選択し、当該選択したコマンド群に含まれるコマンドを読み出して、当該コマンドの内容を実行する。制御部14は、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されると、その度に、上記選択されたコマンド群から、上記配列の順で次の順となるコマンドを記憶部18から読み出して、この読み出したコマンドの内容を実行する。
更に、制御部14は、光学検出部15のマーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されると、記憶部18に記憶されている各コマンド群のうちから上記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、この次の順となるコマンド群から上記配列順で先頭のコマンドを読み出し、当該読み出した先頭のコマンドの内容を実行する。制御部14は、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出される度に、当該選択しているコマンド群から上記配列の順で次の順となるコマンドを読み出して、当該読み出したコマンドの内容を実行する。
以降同様に、マーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されたときに、制御部14は、上記実行順で次の順の別のコマンド群を選択し、当該次の順の別のコマンド群から上記配列の順でコマンドを読み出して、この読み出したコマンドの内容を実行し、引き続いてコマンドマーカー32によりコマンドマーカー32が検出される度に、上記配列の順で次の順となる更なるコマンドを読み出して、この読み出したコマンドの内容を実行する。
換言すると、制御部14は、マーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出されると、引き続いてマーカーセンサー16Rにより更なるリセットマーカー31が検出されるまでは、新たに次の順のコマンド群を選択することを行わない。
また、制御部14は、各マーカーセンサー16R、16Lによりリセットマーカー31が同時に検出されると、つまり2つのリセットマーカー31が進行方向と直交する方向に走行ライン30を挟んで並設された箇所に到達すると、各駆動装置13R、13Lを制御して、自走車両10を停止させる。これと共に、制御部14は、次に実行するコマンド群を、上記複数のコマンド群のうちの上記実行順で先頭となるコマンド群とする。すなわち、この場合、リセットマーカー31は、走行ライン30の左右両側に、自走車両10の走行方向において同じ位置に設けられる。
図2(A)は、記憶部18に記憶されている各コマンドと該各コマンドの内容を概念的に示す図である。ここでは、左折のとき用いられる各コマンド「00」、「02」、「04」、……と該各コマンドの内容、右折のときに用いられる各コマンド「01」、「03」、「05」、……と該各コマンドの内容、直進のとき用いられる各コマンド「10」、「11」、「12」、「13」と該各コマンドの内容、停止のときに用いられるコマンド「15」と該コマンドの内容、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力を有効又は無効にするための各コマンド「30」、「31」と該各コマンドの内容、及び転回のときに用いられる各コマンド「20」、「21」と該各コマンドの内容が例示されている。
図2(B)は、記憶部18における行アドレス(各メモリー領域)毎に書き込まれたそれぞれのコマンド群を示している。1行目の行アドレスには、各コマンド「01」、「10」、「11」、……を順次配列してなる最初のコマンド群が書き込まれ、2行目の行アドレスには、各コマンド「00」、「10」、「13」、……を順次配列してなる2番目のコマンド群が書き込まれ、以降同様に、各行アドレス毎に、複数のコマンドを配列してなるコマンド群が書き込まれている。本実施形態では、当該メモリー領域のアドレスの順番(すなわち、コマンド群が何行目の行アドレスに書き込まれているか)が上記実行順となる。
ここで、例えば図3に示すように2つのリセットマーカー31が走行ライン30を挟んで並設された箇所に、自走車両10が到達すると、各マーカーセンサー16R、16Lにより当該2つのリセットマーカー31が同時に検出される。このとき、制御部14は、マーカーセンサー16R、16Lの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lを停止させ、該自走車両10を停止させる。
そして、外部からの走行開始指令信号が通信部19で受信されると、制御部14は、走行開始指令信号に応答して各駆動装置13R、13Lを起動させて、各駆動輪11R、11Lの回転を開始させ、各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節する。これにより、自走車両10が走行ライン30に沿って走行し始める。
この自走車両10の走行開始後、マーカーセンサー16Lにより最初のコマンドマーカー32が検出されると、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から先頭のコマンド「01」を選択し、この選択したコマンド「01」の内容を実行する。ここでは、コマンド「01」の内容が「右方向に進行」であるため、制御部14は、上記のように光学検出部15の左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力を無効とし(マスクし)、右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10を、直進軌道の走行ライン301ではなく、右方向に屈曲した走行ライン302に沿わせて走行させることにより右折させる。
引き続いて、上記右折後、走行ライン302に沿う位置に、マーカーセンサー16Lにより2番目のコマンドマーカー32が検出されると、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から2番目のコマンド「10」を選択し、この選択したコマンド「10」の内容を実行する。このコマンド「10」の内容が「そのまま直進」であるため、制御部14は、上記のように光学検出部15の6つの走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を走行ライン30に沿わせて直進させる。
更に、マーカーセンサー16Lにより3番目のコマンドマーカー32が検出されると、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から3番目のコマンド「11」を選択し、この選択したコマンド「11」の内容を実行する。このコマンド「11」の内容が「減速」であるため、制御部14は、駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を低下させ、該自走車両10を減速させる。
以降同様に、マーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出される度に、1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から4番目以降のコマンドが順次選択されて、この選択されたコマンドの内容が逐次実行される。
また、マーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されたときには、制御部14は、1行目の行アドレスから2行目の行アドレスへと移行して、この2行目の行アドレスに書き込まれている2番目のコマンド群から先頭のコマンド「00」を選択し、この選択したコマンド「00」の内容を実行する。そして、マーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出される度に、制御部14は、2行目の行アドレスに書き込まれている2番目のコマンド群から2番目以降のコマンドを順次選択して、この選択したコマンドの内容を逐次実行する。
以降同様に、マーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されると、次の順の行アドレスに移行して、この次の順の行アドレスに書き込まれているコマンド群から先頭のコマンドが選択され、この選択されたコマンドの内容が実行され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出される度に、この次の順の行アドレスに書き込まれているコマンド群から2番目以降のコマンドが順次選択されて、この選択されたコマンドの内容が逐次実行される。
そして、2つのリセットマーカー31が走行ライン30を挟んで並設された箇所に、自走車両10が到達すると、各マーカーセンサー16R、16Lによりリセットマーカー31及びコマンドマーカー32が同時に検出されて、各駆動輪11R、11Lが停止され、該自走車両10が停止される。
このようにマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出される度に、行アドレスに書き込まれているコマンド群の各コマンドを順次選択して、この選択した各コマンドの内容を逐次実行しているので、コマンドマーカー32の種類を増やすことなく、コマンドの内容の種類を増やすことができる。また、コマンドマーカー32として、例えば均一な色の矩形のマーカーを適用することができるため、マーカーの誤検出が生じ難い。
従来の技術では、コマンド群の各コマンドを順次選択して、この選択したコマンドの内容を逐次実行している際に、マーカーセンサー16Lによるコマンドマーカー32の検出エラーなどが生じると、これが原因となってコマンドの実行順序にずれが生じることがある。当該ずれが生じてしまうと、当該ずれを修正するために手動で自走車両10を運転して元の軌道に戻す作業が必要になるため大変な手間を要していた。
ところが、本実施形態では、マーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されたときに、次の順の行アドレスに移行して、次の順のコマンド群が選択され、この直後より次の順のコマンド群の各コマンドの内容が順次実行されるので、次の順のコマンド群の各コマンドについては実行順序にずれが生じることはなく、コマンドの実行順序のずれの影響の拡大を防止することができる。更に、トラブルが多く生じると予想される場所には、リセットマーカー31を多く配置することにより、ずれが発生すること自体を防止することが可能である。
また、リセットマーカー31だけではなく、コマンドマーカー32が検出されてから、行アドレスの順を1つ進めて、この進めた順の行アドレスを選択している。すなわち、次の順の行アドレスへの移行を、リセットマーカー31に引き続くコマンドマーカー32の検出まで持ち越している。この場合、複数のリセットマーカー31を連続して配置し、引き続いてコマンドマーカー32を配置することにより、各リセットマーカー31のうちの少なくとも1つが検出され、引き続いてコマンドマーカー32が検出されたときに、次の順の行アドレスへの移行が行われるようにすることができる。このため、各リセットマーカー31のうちの少なくとも1つを除く他のものの検出が失敗しても、引き続いてコマンドマーカー32が検出されれば、次の順の行アドレスに移行することができる。
これに対して、リセットマーカー31のみの検出に応じて行アドレスの順を1つ進める場合は、1つのリセットマーカー31の検出が失敗すると、次の順の行アドレスに移行することができない。また、リセットマーカー31の検出の失敗を考慮して、複数のリセットマーカー31を連続して配置した場合は、リセットマーカー31の検出の度に行アドレスの順が進むため、幾つかの行アドレスを飛び越えてしまったり、あるいは各リセットマーカー31のいずれかの検出の失敗により移行先の行アドレスが変わったりする。
次に、そのような自走車両10が走行ライン30に沿って走行しているときにコマンド群の各コマンドを順次実行するための処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32が走行ライン30を挟んで並設された箇所で自走車両10が停止しているものとすると(ステップS101)、制御部14は、記憶部18における各行アドレスの順を示すアドレス指数mを「1」に初期設定すると共に、コマンド群の各コマンドの順を示すコマンド指数nを「0」に初期設定する(ステップS102)。そして、外部からの走行開始指令信号が通信部19で受信されると、制御部14は、走行開始指令信号に応答して各駆動装置13R、13Lを起動させて、各駆動輪11R、11Lの回転を開始させ、各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき自走車両10を走行ライン30に沿って走行させる(ステップS103)。
この自走車両10の走行に際しては、各マーカーセンサー16R、16Lによるリセットマーカー31及びコマンドマーカー32の検出が行われる。制御部14は、各マーカーセンサー16R、16Lの検出出力が両方ともリセットマーカー31を検出したか否かを判定すると共に(ステップS104)、両方がリセットマーカー31ではない場合には(ステップS104でNO)、リセットマーカー31又はコマンドマーカー32のいずれが検出されたか否かを判定する(ステップS105)。
ここでは、上記停止の位置から自走車両10の走行が開始された直後であるから、マーカーセンサー16R、16Lによりリセットマーカー31が同時に検出されることはなく(ステップS104「No」)、リセットマーカー31が検出されることもなく、最初のコマンドマーカー32が検出される(ステップS105「コマンド」)。制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づきコマンドマーカー32の検出を判定すると(ステップS105「コマンド」)、コマンド指数nを1つ歩進させて、コマンド指数n=1とし(ステップS106)、アドレス指数m=1であることから、1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から先頭のコマンドを選択し(ステップS107)、この選択したコマンドの内容を記憶部18から読み出して実行する(ステップS108)。
引き続いて、自走車両10の走行が継続され、マーカーセンサー16R、16Lによりリセットマーカー31が同時に検出されか否かの判定(ステップS104)、リセットマーカー31又はコマンドマーカー32が検出されたか否の判定(ステップS105)に戻る。そして、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき2番目のコマンドマーカー32の検出を判定すると(ステップS105「コマンド」)、コマンド指数nを1つ歩進させて、コマンド指数n=2とし(ステップS106)、アドレス指数m=1であることから、1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から上記配列の順番で2番目のコマンドを選択し(ステップS107)、この選択したコマンドの内容を記憶部18から読み出して実行する(ステップS108)。
以降同様に、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき次の順のコマンドマーカー32の検出が判定されると(ステップS105「コマンド」)、コマンド指数nが1つ歩進され(ステップS106)、アドレス指数m=1であることから、1行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群からn番目のコマンドが選択され(ステップS107)、この選択されたn番目のコマンドの内容が記憶部18から読み出されて実行される(ステップS108)。
また、自走車両10の走行に際し、制御部14は、マーカーセンサー16Rの検出出力に基づき最初のリセットマーカー31の検出を判定すると(ステップS105「リセット」)、マーカーセンサー16Rの検出出力に基づき、最初のリセットマーカー31に引き続いて2番目以降のリセットマーカー31が検出されたか否かを判定し(ステップS109)、2番目以降のリセットマーカー31が検出される度に(ステップS109「リセット」)、ステップS109を繰り返す。そして、マーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されると、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき、リセットマーカー31以降の最初のコマンドマーカー32の検出を判定し(ステップS109「コマンド」)、アドレス指数mを1つ歩進して、アドレス指数m=2とすると共に、コマンド指数nを「0」に戻す(ステップS110)。従って、1乃至複数のリセットマーカー31が配置され、引き続いてコマンドマーカー32が配置されている状態では、少なくとも1つのリセットマーカー31が検出され、引き続いてコマンドマーカー32が検出されたときに、アドレス指数mが1つ歩進されて、上記実行順で次の順の行アドレスに移行し、コマンド指数nが「0」に戻される。
そして、制御部14は、コマンド指数nを1つ歩進させて、コマンド指数n=1とし(ステップS106)、アドレス指数m=2であることから、2行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から先頭のコマンドを選択し(ステップS107)、この選択したコマンドの内容を記憶部18から読み出して実行する(ステップS108)。
以降同様に、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき次の順のコマンドマーカー32の検出が判定される度に(ステップS105「コマンド」)、コマンド指数nが1つ歩進され(ステップS106)、アドレス指数m=2であることから、2行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群からn番目のコマンドが選択され(ステップS107)、このn番目のコマンドの内容が実行される(ステップS108)。
また、マーカーセンサー16Rにより少なくとも1つのリセットマーカー31が検出され(ステップS105、S109「リセット」)、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されると(ステップS109「コマンド」)、アドレス指数mが1つ歩進されて、コマンド指数nが「0」に戻され(ステップS110)、更にコマンド指数nが1つ歩進されて、コマンド指数n=1とされ(ステップS106)、m行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群から先頭のコマンドが選択され(ステップS107)、この選択されたコマンドの内容が実行される(ステップS108)。そして、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき次の順のコマンドマーカー32の検出が判定され度に(ステップS105「コマンド」)、コマンド指数nが1つ歩進され(ステップS106)、m行目の行アドレスに書き込まれているコマンド群からn番目のコマンドが選択され(ステップS107)、このn番目のコマンドの内容が実行される(ステップS108)。
このように行アドレスに書き込まれているコマンド群の各コマンドが順次選択されて、各コマンドの内容が逐次実行され、更に行アドレスから次の順の行アドレスへと移行して、次の順の行アドレスに書き込まれているコマンド群の各コマンドが順次選択されて、各コマンドの内容が逐次実行され、同様の処理が繰り返される。
そして、リセットマーカー31及びコマンドマーカー32が走行ライン30を挟んで並設された箇所に、自走車両10が戻って来たときに、制御部14は、マーカーセンサー16R、16Lの検出出力に基づきリセットマーカー31及びコマンドマーカー32の同時検出を判定し(ステップS104「Yes」)、各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lを停止させ、該自走車両10を停止させる(ステップS101)。
このように本実施形態では、各コマンド及び該各コマンドの内容を記憶部18に予め記憶させておき、マーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出される度に、コマンド群の各コマンドを順次選択して、各コマンドの内容を逐次実行している。このため、コマンドマーカー32の種類を増やすことなく、コマンドの内容の種類を増やすことができる。
また、コマンドの実行順序にずれが生じたとしても、マーカーセンサー16Rによりリセットマーカー31が検出され、引き続いてマーカーセンサー16Lによりコマンドマーカー32が検出されたときに、次の順の行アドレスに移行して、次の順のコマンド群を選択し、この直後より次の順のコマンド群の各コマンドの内容を順次実行するため、コマンドの実行順序のずれの影響の拡大を防止することができる。
また、リセットマーカー31だけではなく、コマンドマーカー32が検出されてから、行アドレスの順を1つ進めて、この進めた順の行アドレスを選択している。このため、複数のリセットマーカー31を連続して配置し、引き続いてコマンドマーカー32を配置した場合は、各リセットマーカー31のうちの1つを除く他のものの検出が失敗しても、引き続いてコマンドマーカー32が検出されれば、次の順の行アドレスに移行することができる。
ところで、上記実施形態では、各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節することにより、自走車両10の進行方向を変更しているが、自走車両10に操舵輪を設け、この操舵輪の向きを変更することにより、自走車両10の進行方向を変更しても構わない。
また、各駆動輪11R、11Lの代わりに、あるいは各駆動輪11R、11L及び各従動輪12R、12Lの代わりに、左右一対のキャタピラーなどを適用してもよい。
また、上記実施形態では、光学検出部15を各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lの近傍に設けているが、これは、各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lにより自走車両10の進行方向が変更されるため、各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lの近傍であれば、光学検出部15により自走車両10の進行方向の変化を遅れることなくかつ正確に検出することが可能なためである。
例えば、(i)各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lからなる駆動ユニット自体に光学検出部15を設けてもよい。この場合、光学検出部15は、操舵を担っている当該駆動ユニットの左右への動きと同一の動きをするため、操舵制御を単純化させることが可能になる。また、(ii)光学検出部15を上記駆動ユニット一体的に構成しつつ、自走車両10におけるその進行方向前方位置であって上記駆動ユニットとは離れた位置に光学検出部15を配置してもよい。この場合、上記駆動ユニットの微細な左右の揺れが拡大されて光学検出部15により検出されることになる。その結果、より精度の高い自走車両10の走行制御が可能となる。なお、光学検出部15を、上記駆動ユニットではなく、例えば自走車両10の本体フレームに配設する場合は、光学検出部15を上記前方位置に設けたとしても、光学検出部15は、当該左右の揺れを、自走車両10に発生する実際のタイミングから遅れて検出することになるが、上記(i)(ii)の構成を採用すれば、光学検出部15は、当該左右の揺れを、自走車両10に発生する実際のタイミングに近いタイミングで検出できるため、自走車両10の実際の揺れに機敏に反応して高い精度で自走車両10の走行制御が可能になる。
更に、図5に示すような支持装置41により光学検出部15を揺動可能に支持して、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離h及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離hを一定に保ってもよい。この支持装置41は、各駆動装置13R、13Lの筐体に水平方向にかつ進行方向と直交する方向に設けられた支軸42と、支軸42により回転自在に支持された揺動フレーム43と、揺動フレーム43の下端に取り付けられた左右一対の小車輪44とを備えている。揺動フレーム43は、L字型アーム部43A、及びL字型アーム部43Aの先端に接続されて下方に延びる脚部43Bからなり、L字型アーム部43Aの上端部に支軸42が回転自在に通され、L字型アーム部43Aの底部に光学検出部15が固定され、脚部43Bの下端に一対の小車輪44が取り付けられている。
ここで、揺動フレーム43が支軸42を中心にして回転自在に支持されているので、揺動フレーム43が、その自重、光学検出部15の重さ、及び一対の小車輪44の重さにより時計回り方向に付勢されて、一対の小車輪44が路面に接触した状態が維持される。このため、路面が平坦であっても又上下にうねっていても、一対の小車輪44が常に路面に接触した状態で転動する。そして、光学検出部15は、一対の小車輪44により常に路面から一定の高さhに保持される。これにより、路面が平坦であっても又上下にうねっていても、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離h及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離hが一定に保たれる。この結果、各走行ラインセンサー17A〜17Fによる走行ラインの検出及び各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの検出を安定的に行うことができる。
仮に、路面のうねりにより各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離が変動した場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される走行ラインからの反射光の量が変動して、この反射光の量が路面からの反射光の量に近づくことがあるので、これが走行ラインの誤検出の原因となる。
これに対して、路面のうねりにかかわらず、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離が一定に保たれている場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される走行ラインからの反射光の量が変動せず、走行ラインの誤検出が生じることはない。
同様の理由で、各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの誤検出が生じることはない。
また、図6に示すような支持装置51により光学検出部15を支持しても構わない。この支持装置51は、平行四辺形リンク52と、平行四辺形リンク52の下辺のリンク部材52Aを下方に付勢するバネ53と、リンク部材52Aの底部に設けられた左右一対の小車輪54とを備えている。リンク部材52Aは、平行四辺形リンク52により上下方向に平行移動可能に支持されており、このリンク部材52Aに光学検出部15が固定されている。
ここで、バネ53は、リンク部材52A及び一対の小車輪54を下方に付勢して、一対の小車輪54を路面に接触させる。このため、路面が平坦であっても上下にうねっていても、一対の小車輪54が常に路面に接触した状態で転動する。そして、リンク部材52Aは、一対の小車輪44により常に路面から一定の高さに保持されつつ、一対の小車輪44と共に上下方向に平行移動する。従って、光学検出部15も、常に路面から一定の高さhに保持されつつ、上下方向に平行移動する。光学検出部15が一定の高さhに保持されることにより、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離h及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離hが一定に保たれる。また、光学検出部15が上下方向に平行移動することにより、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向α並びに各マーカーセンサー16R、16Lに対するマーカーからの反射光の入射方向αが一定に保たれる。このため、各走行ラインセンサー17A〜17Fによる走行ラインの検出及び各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの検出をより安定的に行うことができる。
仮に、路面のうねりにより、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向が変動した場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される反射光の量が変動するので、これが走行ラインの誤検出の原因となる。
これに対して、路面のうねりにかかわらず、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向αが一定に保たれている場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される反射光の量が変動しない。このため、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離hを一定に保つだけではなく、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向αを一定に保つと、走行ラインの誤検出がより生じる難くなる。
同様の理由で、各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの誤検出がより生じ難くなる。
また、図5に示す支持装置41又は図6に示す支持装置51を適用すると、路面又は走行ラインに対する各走行ラインセンサー17A〜17Fの接触を防止しつつ、各走行ラインセンサー17A〜17Fを路面又は走行ラインに十分に接近させることができ、各走行ラインセンサー17A〜17Fによる走行ラインの位置の検出精度を向上させることが可能である。このため、光学的な走行ラインの検出よりも位置の検出精度が劣る磁気的な走行ラインの検出にとっても、実用上十分な位置の検出精度の達成を可能とするという意味において支持装置41又は支持装置51の適用が有効である。この磁気的な走行ラインの検出では、例えば走行ラインとして磁気テープを路面に貼り付け、この磁気テープを検出する複数のホール素子を該磁気テープとは交差する方向に配列して自走車両に取り付け、各ホール素子の検出出力に基づき磁気テープが該各ホール素子のいずれに重なる位置にあるかを求め、この位置に応じて自走車両の進行方向を制御して磁気テープに沿わせる。この場合、図5に示す支持装置41又は図6に示す支持装置51により各ホール素子を支持することで、路面又は走行ラインに対する各ホール素子の接触を防止しつつ、各ホール素子を路面又は走行ラインに十分に接近させることができ、各ホール素子による走行ラインの位置の検出精度を向上させて補うことが可能である。従って、本発明の走行ライン及び走行ラインセンサーは、磁気テープ及び該磁気テープを検出するホール素子などを包含する。
更には、図7に示すような支持装置61により光学検出部15を支持しても構わない。この形態では、支持装置61により光学検出部15を、自走車両10の進行方向及びこれに直交する方向の両方向に揺動可能に支持しつつ、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離h及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離hを一定に保つ。
この支持装置61は、駆動装置13の筐体に水平方向にかつ進行方向と直交する方向に設けられた2つの支軸62と、支軸62により回転自在に支持された揺動フレーム63と、揺動フレーム63の下端に取り付けられた左右一対の小車輪64とを備えている。揺動フレーム63は、平板状アーム部63Aと、2つの支軸62に対する回転が自在に2つの支軸62に取り付けられて平板状アーム部63Aに結合する支持部63Cと、平板状アーム部63Aの側部に接続されて下方に延びる脚部63Bからなる。平板状アーム部63Aの底部に光学検出部15が固定されている。脚部63Bの下端に一対の小車輪64が回転自在に取り付けられている。
更に、駆動装置13の筐体131の側面部132には、軸部66と、軸部66を回転中心として筐体131に対して図7に示す矢印A方向に回転自在とされた支持部67とが配設されている。支持部67は、例えばL字状の平板部671と、平板部671の下部に取り付けられた2つの軸支部672とを有する。軸支部672はそれぞれ、支軸62が回転自在となるように、当該支軸62を支持している。
この構成によれば、揺動フレーム63及び小車輪64は、支軸62周りに矢印B方向に回動すると共に、軸部66周りに矢印B方向に回動する。従って、底部に光学検出部15が取り付けられた平板状アーム部63Aは、2つの小車輪64が接する地面の高低差に応じて矢印B方向に回転することで、光学検出部15と地面との距離hを略一定に保つことが可能である。更に、平板状アーム部63Aは、矢印A方向に回転することで、2つの小車輪64が接する地面の方向Cにおける高低差にも対応して、光学検出部15と地面との距離hを略一定に保つことが可能である。
なお、図1乃至図7を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 自走車両
11L、11R 駆動輪
12L、12R 従動輪
13L、13R 駆動装置
14 制御部
15 光学検出部
16R、16L マーカーセンサー
17A〜17F 走行ラインセンサー
18 記憶部
19 通信部
30 走行ライン
31 リセットマーカー
32 コマンドマーカー
Sy 自走車両システム

Claims (7)

  1. 路面に敷設された走行ラインと、
    前記走行ラインに沿って配置されたコマンドマーカー及びリセットマーカーと、
    前記走行ラインに沿って走行する自走車両と、を備え、
    前記自走車両は、
    該自走車両を走行させる駆動部と、
    前記コマンドマーカー及び前記リセットマーカーを検出するマーカーセンサーと、
    複数のコマンドを配列してなるコマンド群を複数記憶すると共に、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群の実行順とを記憶した記憶部と、
    前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    該自走車両が前記走行ラインに沿って走行し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、前記各コマンド群のいずれかのコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を前記記憶部から逐次読み出して実行し、
    前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、この時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、この後に前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出されると、当該選択したコマンド群に含まれる各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を実行する自走車両走行システム。
  2. 前記制御部は、前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、引き続いて前記マーカーセンサーにより更なる前記コマンドマーカーが検出されるまで、新たに次の順のコマンド群を選択することを行わない請求項1に記載の自走車両走行システム。
  3. 前記コマンドマーカーを前記走行ラインの両側方の内の一方に設けると共に、前記リセットマーカーを前記走行ラインの両側方の内の他方に設け、
    前記マーカーセンサーを前記走行ラインの両側方にそれぞれ設けて、両側方の内の前記一方のマーカーセンサーにより前記コマンドマーカーを検出し、両側方の内の前記他方のマーカーセンサーにより前記リセットマーカーを検出する請求項1又は請求項2に記載の自走車両走行システム。
  4. 前記リセットマーカーを前記走行ラインの両側方の内の前記一方にも設け、
    前記制御部は、前記両側方の両方のマーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、前記自走車両を停止させて、前記各コマンド群のうち前記実行順で先頭の順となるコマンド群を選択する請求項3に記載の自走車両走行システム。
  5. 前記マーカーセンサーは、前記コマンドマーカー及び前記リセットマーカーからの反射光を受光して、該コマンドマーカー及び該リセットマーカーを検出する光学式反射型センサーである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自走車両走行システム。
  6. 路面に敷設された走行ラインに沿って走行する自走車両であって、
    該自走車両を走行させる駆動部と、
    前記走行ラインに沿って配置されたコマンドマーカー及びリセットマーカーを検出するマーカーセンサーと、
    複数のコマンドを配列してなるコマンド群を複数記憶すると共に、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群の実行順とを記憶した記憶部と、
    前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    該自走車両が前記走行ラインに沿って走行し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、前記各コマンド群のいずれかのコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を前記記憶部から逐次読み出して実行し、
    前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、この時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、検出時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を実行する自走車両。
  7. 路面に敷設された走行ラインと、前記走行ラインに沿って配置されたコマンドマーカー及びリセットマーカーと、前記走行ラインに沿って走行する自走車両と、を用い、
    前記自走車両は、該自走車両を走行させる駆動部と、前記コマンドマーカー及び前記リセットマーカーを検出するマーカーセンサーと、複数のコマンドを配列してなるコマンド群を複数記憶すると共に、当該各コマンド群に含まれる各コマンドの内容と、当該各コマンド群の実行順とを記憶した記憶部と、前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備えるものとし、
    前記自走車両が前記走行ラインに沿って走行し、前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出される度に、前記各コマンド群のいずれかのコマンド群の各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を前記記憶部から逐次読み出して実行し、
    前記マーカーセンサーにより前記リセットマーカーが検出されると、この時点で実行しているコマンド群よりも前記実行順で次の順となるコマンド群を選択し、この後に前記マーカーセンサーにより前記コマンドマーカーが検出されると、当該選択したコマンド群に含まれる各コマンドを前記記憶部から順次読み出して、この読み出した各コマンドの内容を実行する自走車両の走行制御方法。
JP2017016354A 2017-01-31 2017-01-31 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法 Active JP6614172B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016354A JP6614172B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法
US15/881,846 US10656655B2 (en) 2017-01-31 2018-01-29 Self-traveling vehicle system, self-traveling vehicle, and method for controlling travel of self-traveling vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016354A JP6614172B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018124795A JP2018124795A (ja) 2018-08-09
JP6614172B2 true JP6614172B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=62980485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017016354A Active JP6614172B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10656655B2 (ja)
JP (1) JP6614172B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020041964A1 (en) * 2018-08-28 2020-03-05 Lingdong Technology (Beijing) Co., Ltd Self-driving vehicle management systems and methods
DE102022120399A1 (de) 2022-08-12 2024-02-15 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Spurliniengeführtes fahrerloses Transportsystem sowie Verfahren zum Betreiben eines derartigen Transportsystems

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59112312A (ja) * 1982-12-20 1984-06-28 Nippon Yusoki Co Ltd 無人搬送車の誘導帯
DE19516371A1 (de) * 1995-05-04 1996-11-07 Dpm Daum & Partner Maschinenba Transportsystem und Verfahren zum Steuern eines Transportsystems
KR980010679A (ko) * 1996-03-29 1998-04-30 헨리 D.G 웰레스 차량의 제어방법 및 그 장치
US6249724B1 (en) * 1999-09-15 2001-06-19 Mccrary Personal Transport System, Llc Intelligent public transit system using dual-mode vehicles
US8220710B2 (en) * 2006-06-19 2012-07-17 Kiva Systems, Inc. System and method for positioning a mobile drive unit
US20130302132A1 (en) * 2012-05-14 2013-11-14 Kiva Systems, Inc. System and Method for Maneuvering a Mobile Drive Unit
US20080027599A1 (en) * 2006-07-28 2008-01-31 James Logan Autonomous vehicle and systems and methods for the operation thereof
JP2009053937A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Asyst Technologies Japan Inc 搬送システム、及び搬送システムの制御方法
JP5332952B2 (ja) * 2009-06-26 2013-11-06 トヨタ車体株式会社 無人搬送車の走行制御装置
WO2012103002A2 (en) * 2011-01-24 2012-08-02 Sky-Trax, Inc. Inferential load tracking
US9120568B2 (en) * 2012-06-11 2015-09-01 Lockheed Martin Corporation Autonomous resupply system and method
US8918202B2 (en) * 2012-08-21 2014-12-23 Amazon Technologies, Inc. Controlling mobile drive units with active markers
JP2015103049A (ja) 2013-11-26 2015-06-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 移動体及び走行システム
US10146202B2 (en) * 2015-07-16 2018-12-04 The Boeing Company Method and device for performing automated operations on a workpiece

Also Published As

Publication number Publication date
US10656655B2 (en) 2020-05-19
US20180217606A1 (en) 2018-08-02
JP2018124795A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6614172B2 (ja) 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法
JPH07281742A (ja) ビーム光誘導式作業車用の走行制御装置
JP5689278B2 (ja) 自動搬送車の制御方法
CN102667929A (zh) 用于操作存储设备的方法和装置
JP4984831B2 (ja) 無人搬送車およびその制御方法
JPH107043A (ja) 無人搬送車
JP3317159B2 (ja) 無人搬送車
US10558220B2 (en) Self-propelled vehicle system, self-propelled vehicle, and drive control method of self-propelled vehicle
JP2663442B2 (ja) 無人車の走行制御装置
JPS63286913A (ja) 運転者なしで自由に運動する車両の案内方法
JP3639267B2 (ja) ステアリング制御方法及びステアリング量検出装置
JPH09114522A (ja) 自律制御の教示による無人搬送車の運転方法
JP2010018054A (ja) 自律旋回装置
JPH075915A (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JPS5922106A (ja) 自動走行車輛
JP3005152B2 (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JPH06149371A (ja) 自動走行式作業車の走行制御装置
JP2009223570A (ja) 無人搬送車およびその制御方法並びに無人搬送車の走行ライン
JP3046718B2 (ja) 作業車用のビーム光誘導装置
JP2021082122A (ja) 無人搬送車
JP3005151B2 (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JPH02257313A (ja) 移動車の運転制御設備
JPH09269820A (ja) 車両の誘導装置
JP3044160B2 (ja) ビーム光誘導式作業車用の受光装置及び走行制御装置
JPS62269610A (ja) 移動体の走行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6614172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150