JP6579898B2 - 情報処理システム、情報処理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
クラウドサーバ上で業務データの管理や各種処理を行う情報処理システムの形態が普及し始めている。このようなシステムでは、ファイルアップロードに関して次のような方法が考えられる。ユーザは、クライアントコンピュータのブラウザからインターネットを介してクラウドサーバのWebページにアクセスする。ユーザは、クライアントコンピュータに保存されているファイルを選択し、Webページから当該ファイルのアップロードリスエストを行う。クラウドサーバは、アップロードリクエストを受付けると、ファイルをアップロードするためのURLを生成し、クライアントコンピュータに返却する。クライアントコンピュータは、返却されたURLに対してファイルをアップロードする。ファイルのアップロードが完了した後、クライアントコンピュータは、クラウドサーバにアップロードが完了したことを通知する。
特許文献1は、サーバが受信したファイルメタデータ群にハッシュ関数を適用することに基づいて、実行可能ファイルを識別するためのハッシュ識別子を算出するサーバを開示している。
特表2014−531091号公報
上述したようなシステムでは、クライアントコンピュータのブラウザは、ファイルをアップロードして登録を完了するために、次の2回のHTTPリクエスト(リクエスト)をサーバに送信する。すなわち、ファイルをアップロードするためのリクエスト、およびアップロードが完了したことを通知するリクエストである。
サーバに対してリクエストを複数回送信する場合、それらリクエストが一連の処理であることを識別するためにHTTPセッションを使用することが考えられる。負荷分散装置を介してサーバが複数台接続されている場合であっても、リクエスト情報をサーバのHTTPセッションに保持し、一連のリクエストを同一のサーバに振り分けることができる。サーバは、受付けたリクエストとセッションに保持した情報とを比較し、リクエストの妥当性を検証する。
しかしながら、HTTPセッションを使用する方法は、サーバが現在の状態を保持する(ステートフル)ため、そのサーバがダウンした場合にサービスを継続することができない。HTTPセッションを複数のサーバでレプリケーション(複製)する方法もあるが、本質的には状態を保持するサーバに依存している。
また、同一のファイルに対して複数のユーザが同時に更新を試行した場合に、データの不整合が発生することがある。これを防ぐため、一人のユーザが更新処理を開始した時点でサーバ上のデータベースをロックし、更新処理が完了した時点でロックを解除することが行われている。しかしながら、データベースをロックする手法は、処理を複雑にしてしまう。また、サーバ台数を増やしてスケールアウトを行う場合に、データベースのロックがボトルネックになってしまう。
本発明は、サーバに現在の処理状態を保持させることなく、簡易な方法で不整合を抑制しつつファイルをアップロードすることを可能にする情報処理システムの提供を目的とする。
本発明の一実施形態の情報処理システムは、アップロード対象のファイルの属性情報を含むアップロードリクエストをアップロード要求元から受付ける第1の受付手段と、前記アップロードリクエストに含まれるファイルの属性情報に基づき第1の署名情報を生成する第1の生成手段と、前記アップロード要求元に対して、アップロード先URLと前記第1の署名情報とを送信する送信手段と、前記アップロード要求元が前記アップロード先URLを用いて前記ファイルのアップロードを実行した後に、前記ファイルの属性情報と前記第1の署名情報とを含むアップロード完了通知を前記アップロード要求元から受付ける第2の受付手段と、前記アップロード完了通知に含まれるファイルの属性情報に基づき第2の署名情報を生成する第2の生成手段と、前記生成された第2の署名情報と、前記アップロード完了通知に含まれる前記第1の署名情報とが一致するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で前記第1の署名情報と前記第2の署名情報とが一致したと判定した場合に、前記ファイルの属性情報を登録する登録手段と、前記第1の判定手段で前記第1の署名情報と前記第2の署名情報とが一致しないと判定した場合に、エラーを通知する通知手段と、を備える。
本発明の情報処理システムによれば、サーバに現在の処理状態を保持させることなく、簡易な方法で不整合を抑制しつつファイルをアップロードすることを可能にする。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理システムのソフトウェア構成を示す図である。 ファイル属性情報のデータテーブルの一例を示す図である。 文書管理サーバがリクエストを受付けた際の処理を示す図である。 アップロードの完了通知を受付けた際の処理を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る情報処理システムは、クライアント装置101と、文書管理サーバ102と、ストレージサーバ103と、データベースサーバ104とを含み、各構成要素は、インターネットを介してネットワーク100により通信可能に接続されている。クライアント装置101は、文書管理サーバ102およびストレージサーバ103に対してリクエストを発行する。
文書管理サーバ102は、クライアント装置101からのリクエストに応じて、ファイル属性の表示や、ファイルの登録、更新または削除等を行う。また、文書管理サーバ102は、クライアント装置101からストレージサーバ103にアクセス可能なURLを生成する。文書管理サーバ102は、負荷分散装置を介して複数台接続されていることを想定している。ストレージサーバ103は、ファイルの保存と管理を行い、クライアント装置101や文書管理サーバ102からのファイルアップロード/ダウンロードのリクエストを受付ける。データベースサーバ104は、ストレージサーバ103に保存されたファイルの各種属性に関する情報を保持する。
なお、本実施形態では、文書管理サーバ102〜データベースサーバ104の各サーバは、複数台のサーバで冗長化されたクラウドサービスとしてそれぞれ異なるドメインにインターネット上に公開される。ただし、これに限定することなく、例えば、それぞれ1台の構成であってもよい。
ネットワーク100は、例えば、インターネット等のLAN、WAN、電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれかであってよい。また、これらの組み合わせにより実現される、いわゆる通信ネットワークであってよい。また、ネットワーク100は、データの送受信が可能であればよく、各サーバ間および各サーバとクライアント装置間の通信手段が異なっていてもよい。
図2は、クライアント装置101、文書管理サーバ102、ストレージサーバ103、データベースサーバ104のいずれかとして利用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)201は、内部バスで接続される各デバイス(ROM、RAMなど)を直接または間接的に制御し、本実施形態に係る処理を実現するためのプログラムを実行する。ROM(Read Only Memory)202は、BIOSを格納している。
RAM(Random Access Memory)203は、CPU201のワーク領域として利用され、本実施形態に係る処理を実現するためのソフトウェアモジュールをロードするための一時記憶として利用される直接記憶装置である。HDD204は、基本ソフトウェアであるOSやソフトウェアモジュールが記憶されているHDD(ハードディスクドライブ)、またはSSD(ソリッドステートドライブ)などの間接記憶装置である。入力装置205は、不図示のキーボードやポインティングデバイスなどの入力手段である。出力装置206は、ディスプレイなどの出力手段である。I/F207は、ネットワーク100に接続するためのインターフェースである。
各装置(サーバ)の起動後、CPU201によりBIOSが実行され、OSがHDD204からRAM203に実行可能にロードされる。そして、CPU201は、OSの動作に従って後述する各種ソフトウェアモジュールをHDD204からRAM203に、随時、実行可能にロードする。各種ソフトウェアモジュールは、上記各構成部品の協調により、CPU201によって実行されて動作する。また、I/F207は、ネットワーク100に接続されており、OSの動作に従ってCPU201により制御され、上述した通信手段による通信を実現している。
図3は、本実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成を示す図である。
なお各ソフトウェアモジュールは、図2で示したHDD204に記憶されており、前述したようにCPU201によってRAM203にロードされ実行される。クライアント装置101は、ユーザインタフェースアプリケーションとしてWebブラウザ301を備えている。
文書管理サーバ102は、Webサーバ302と、文書管理部303と、一時URL生成部304とを備える。クライアント装置101は、Webブラウザ301を介してWebサーバ302にアクセスすることができる。文書管理サーバのWebサーバ302は、Webアプリケーションの機能を有し、Webブラウザ301からのHTTPリクエスト(リクエスト)に対してユーザインタフェース情報を返答する。
Webブラウザ301は、Webサーバ302から得られたユーザインタフェース情報をレンダリングし表示する。表示されたユーザインタフェース情報には、例えば、後述するストレージサーバ103が管理するファイルの一覧や、後述するデータベースサーバ104が管理する各ファイルの属性を表示するためのインターフェース等が含まれている。また、例えば、後述するファイルアップロードの成功時に遷移するWebページ等も含まれている。
文書管理部303は、クライアント装置101がストレージサーバ103にアップロードしたファイルの管理や、データベースサーバ104に対してファイル属性の登録や更新を行う。また、後述するように、文書管理部303は、クライアント装置から指定されたファイルの属性情報と、データベースサーバから取得したファイルのバージョン情報とに基づいて、署名情報を生成する機能も有する。
一時URL生成部304は、Webサーバ302が受付けたファイルアップロードリクエストやファイルダウンロードリクエストに応じて、ストレージサーバ103にアクセス可能な一時URLの発行を行う。一時URLとは、所定の期間(例えば1時間)のみ有効で且つ該所定の期間が過ぎるとアクセス不可となる一時的なURLのことである。一時URLには、ファイルの保存先となるストレージサーバ103のアドレスに関する情報、ならびに、該所定の期間に基づいてアクセス制御するための制御情報(引数)などが含まれる。
ストレージサーバ103は、Webサーバ305と、アクセス制御部306と、ストレージ管理部307と、ストレージ308とを備える。Webサーバ305は、Webアプリケーションの機能を有し、クライアント装置101は、Webブラウザ301を介してWebサーバ305にアクセスすることができる。アクセス制御部306は、Webブラウザ301から指定された一時URLに含まれる制御情報に基づいて、Webブラウザ301からのリクエストを実行許可するか否かを判定する。
アクセス制御部306が実行許可したリクエストは、ストレージ管理部307へ渡され、実行拒否と判定したリクエストは、エラーにする。ストレージ管理部307は、ファイル情報を管理し、アップロード/ダウンロードリクエストされたファイルの入出力を行う。ストレージ308は、ストレージサーバ103がWebブラウザ301から受信したファイルを格納する。また、ストレージ308が該ファイルの格納に成功した場合、Webサーバ305は、Webブラウザ301にファイルが格納されたことを通知する。この通知を受けると、Webブラウザ301は、文書管理サーバ102に対してアップロード完了の通知を送信する。
データベースサーバ104は、Webサーバ309と、アクセス制御部310と、ストレージ311とを備える。ストレージ311には、文書管理サーバ102で管理しているファイルに関する属性などの情報が格納されており、キーバリュー形式で属性情報を管理する。Webサーバ309は、文書管理サーバ102の文書管理部303からのリクエストに対してユーザインタフェース情報を返答する。ユーザインタフェース情報には、例えば、指定されたキーに対するバリュー情報の返却や、バリュー情報の検索結果のインターフェース等が含まれている。
図4は、文書管理サーバ102がデータベースサーバ104に保存するファイル属性情報400のデータテーブルの一例を示す図である。
ファイル属性情報400は、ファイル登録時に文書管理部303がレコードを生成し、データベースサーバ104に保存される。また、ユーザは、ファイルに対して固有の属性(例えば、フレンドリー名やタグ、コメント)を付与することが可能である。ユーザは、クラウドサーバコンピュータのWebページの画面で、各種属性を指定してファイルを検索することができる。
ファイルID401は、ファイルを一意に識別するID(識別情報)である。本実施形態では、ユーザがアップロードするファイルのファイル名をファイルIDとしているが、これに限定することなく、例えば、文書管理サーバ102が独自のファイルIDを発行してもよい。フレンドリー名402およびタグ403は、ユーザがWebブラウザ301からファイルの管理や検索を容易にするためユーザが任意に指定可能な属性である。
ファイルバージョン404は、ファイルのバージョン情報を表す属性であり、ファイルを更新するたびに文書管理サーバ102がファイルバージョン404の値を更新する。ファイルURL405は、ファイルが保存された場所を示すアドレスであり、ストレージサーバ103のURLから構成される。ファイルURL405は、文書管理サーバ102がファイルアップロードリクエスト受信時に、ストレージサーバ103でファイルを一意に特定できるように、ユニークな文字列で構成されるURLパスおよびファイルID401等を含めて生成される。
次に、本実施形態における情報処理システムのファイルアップロードに係る処理について、図5及び6を用いて説明する。
図5は、文書管理サーバ102がファイルの登録またはファイル属性の更新に関するリクエストを受付けた際の処理を示すフローチャートである。なお、ユーザは、不図示のログイン画面にて文書管理サーバ102にログイン済みであり、クライアント装置101のWebブラウザ301には文書管理サーバ102のWebサーバ302から返答されたファイル登録/更新画面が表示されているものとする。図5の処理は、ユーザによりクライアント装置101のWebブラウザ301に表示された不図示のファイル登録/更新画面で登録または更新操作が行われることにより開始される。
文書管理サーバ102は、リクエストを受信すると、ステップS501において、当該リクエストがファイルのアップロードリクエストであるか、ファイル属性の更新リクエストであるかを判定する。ステップS501でファイルのアップロードリクエストであると判定した場合、処理は、ステップS502に進む。なお、アップロードリクエストには、アップロード対象のファイルに関するファイル属性(例えば、ファイル名や、フレンドリー名、タグ、コメントなどの属性情報)が含まれる。また、アップロードリクエストには、次の2種類がある。1つは、データベースサーバに既に保存されているバージョンのファイルを新たなバージョンのファイルで更新(または追加)する際のアップロードリクエストである。また他の1つは、最初のバージョンのファイルとしてアップロードする際のアップロードリクエストである。
ステップS502において、文書管理サーバ102は、文書管理部303を介して、リクエストされた(アップロード要求された)ファイルのファイルバージョン404の情報を取得する。具体的には、文書管理サーバ102は、文書管理部303を介して、リクエストされたファイルのファイルIDをキーに指定し、データベースサーバ104から当該指定されたファイルのファイルバージョン404の情報を取得する。
次に、ステップS503において、文書管理サーバ102は、受信したアップロードリクエストのパラメータに含まれるファイル属性と、ステップS502で取得したファイルバージョン404とに基づいて、署名情報(第1の署名情報)を生成する。署名情報とは、次の情報を連結した文字列をMD5等でハッシュ化した文字列のことである。連結する文字列は、ファイルID(「id=<ファイルID>」)、フレンドリー名(「name=<リクエストで指定されたフレンドリー名>」)、タグ(「tag=<リクエストで指定されたタグ文字列>」)、ファイルバージョン(「v=<前記取得したファイルバージョン>」)である。
なお、文書管理サーバ102が受信したリクエストが、ファイルの新規登録のリクエスト(最初のバージョンのファイルのアップロードリクエスト)である場合、S502で取得されるファイルバージョンは空文字列とする。ただし、これに限定することなく、空文字列以外としてもよい。また、文字列をハッシュ化する際にソルト文字列を追加してもよい。例えば、ユーザIDをソルト文字列として使用してもよい。
ステップS504において、文書管理サーバ102の一時URL生成部304は、ファイルをストレージサーバにアップロードするための一時URL(アップロード先URL)を生成する。その後、ステップS505において、文書管理サーバ102は、S503で生成した署名情報と、S504で生成した一時URLとを、アップロード要求元であるWebブラウザ301に返却する。
クライアント装置のWebブラウザ301は、当該返却された署名情報を保持しておく。さらに、クライアント装置のWebブラウザ301は、当該返却された一時URLに基づき、JavaScript(登録商標)等を用いてストレージサーバ103にファイルをアップロードする。ストレージサーバ103は、当該アップロードされたファイルをストレージ308に格納すると、Webブラウザ301にファイルを格納したことを通知する。
Webブラウザ301は、このファイル格納通知を受けると、文書管理サーバ102に対してアップロード完了通知を送信する。このアップロード完了通知には、Webブラウザ301で保持しておいた署名情報と、アップロード対象のファイルに関するファイル属性(アップロードリクエストに含まれていたファイル属性情報と同じもの)とが含まれる。
一方、ステップS501で、ファイル属性の更新に関するリクエストを受信したと判定した場合、処理は、ステップS506に進む。ステップS506において、文書管理サーバ102は、文書管理部303を介して、リクエストされたファイルのファイルIDをキーに指定し、リクエストで指定されたファイルの属性情報をデータベースサーバ104に保存する。なお、このときファイルバージョン404は更新しない。以上の処理により、文書管理サーバ102は、ファイル登録またはファイル属性更新のリクエストを受付けた際の処理を実行する。
図6は、文書管理サーバ102がクライアント装置からファイルアップロードの完了通知を受付けた際の処理を示すフローチャートである。
図6の処理は、クライアント装置101が、ストレージサーバにファイルをアップロードした後、文書管理サーバ102に対してアップロード完了通知を送信することを契機として開始される。上述したように、アップロード完了通知には、S505で返却されてWebブラウザで保持しておいた署名情報と、アップロード対象のファイルに関するファイル属性の情報とが含まれる。
文書管理サーバ102は、アップロード完了通知を受信すると、ステップS601において、当該アップロード完了通知に含まれるパラメータの中に署名情報を表すパラメータ”sign”が含まれているか否かを判定する。ステップS601でパラメータ”sign”を含む(すなわち、アップロード完了通知に署名情報が含まれている)と判定した場合、処理は、ステップS602に進む。ステップS602において、文書管理サーバ102は、リクエスト(アップロード完了を通知された)されたファイルのファイルバージョン404を取得する。具体的には、文書管理サーバ102の文書管理部303を介して、リクエストされたファイルのファイルIDをキーに指定し、データベースサーバ104から当該ファイルのファイルバージョン404を取得する。
次に、ステップS603において、文書管理サーバ102は、アップロード完了通知に含まれるファイル属性の情報と、ステップS602で取得したファイルバージョン404とに基づいて、署名情報(第2の署名情報)を生成する。ステップS603での署名情報の生成に用いるアルゴリズムは、図5のステップS503の処理と同様のアルゴリズムを用いる。
ステップS604において、文書管理サーバ102は、アップロード完了通知に含まれていたパラメータ”sign”の値(第1の署名情報)と、ステップS603で生成した署名情報(第2の署名情報)とを比較する。ステップS605において、パラメータ”sign”の値とステップS603で生成した署名情報とが一致すると判定した場合、処理はステップS606に進む。
ステップS606において、文書管理サーバ102は、文書管理部303を介して、リクエストされたファイルのファイルIDをキーに指定し、次の情報をデータベースサーバ104に保存要求する。すなわち、アップロード完了通知で指定されたファイル属性およびステップS602で取得したファイルバージョン404の値を変更(更新)した値をデータベースサーバ104に保存要求する。
このとき、文書管理サーバ102は、次の条件を指定して、データベースサーバ104に保存を要求する。この指定される条件とは、データベースサーバ104上のファイルバージョン404の値(現在のバージョン)が、ステップS602で取得したファイルバージョン404の値と一致していることである。そして、データベースサーバ104では、当該保存要求で指定された条件を満たしていると判断した場合に、当該指定されたファイル属性の情報の保存、およびバージョン値の変更とを実際に実行する。
ステップS607において、文書管理サーバ102の文書管理部303は、保存要求が成功したか否かを判定する。ステップS607で保存要求が成功したと判定した場合、処理はステップS608に進む。ステップS608において、文書管理サーバ102のWebサーバ302は、ファイル登録または更新が成功したことをWebブラウザ301にレスポンスとして返す。
一方、ステップS607で保存要求が成功しなかった場合、処理はステップS609に進む。例えば、データベースサーバ104上のファイルバージョン404の値がステップS602で取得した値と一致しなかったためにファイル属性の保存が実行されず、データベースサーバ104からエラーが返されると、保存要求が成功しなかったと判断される。このとき、文書管理サーバ102のWebサーバ302は、S609において、ファイルが別のユーザによって登録または更新されたことをWebブラウザ301にエラーレスポンスとして返す。
一方、ステップS605で、アップロード完了通知に含まれていたパラメータ”sign”の値(第1の署名情報)とステップS603で生成した第2の署名情報とが一致しないと判定された場合、処理はステップS609に進む。この場合、ステップS609において、文書管理サーバ102のWebサーバ302は、不正なリクエストであることをWebブラウザ301にエラーレスポンスとして返す。また、ステップS601でアップロード完了通知にパラメータ”sign”が含まれていないと判定した場合も、処理はステップS609に進む。この場合も、ステップS609において、文書管理サーバ102のWebサーバ302は、不正なリクエストであることをWebブラウザ301にエラーレスポンスとして返す。
以上の処理により、文書管理サーバ102は、ファイルアップロードの完了通知を受付けた際の処理を実行する。なお、本実施形態では、ステップS601において、送信されたアップロード完了通知に含まれるパラメータの中に署名情報が含まれないと判定した場合にエラーを返すようにしているが、これに限定するものではない。例えば、送信されたアップロード完了通知のパラメータに署名情報が含まれない場合には、属性更新のリクエストとみなして処理を実行してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、文書管理サーバは、アップロードリクエストを受信した際に指定されたファイル属性情報とデータベースサーバに保存されているバージョン情報とに基づいて第1の署名情報を生成する。そして、ファイル保存に用いる一時URLとともに該第1の署名情報をクライアント装置に返却する。クライアント装置は、当該返却された一時URLを用いてファイルをアップロードした後、該第1の署名情報とファイル属性情報とを含むアップロード完了通知を文書管理サーバに送信する。
文書管理サーバは、アップロード完了通知に含まれるファイル属性情報とデータベースサーバに保存されているバージョン情報とに基づいて第2の署名情報を生成する。そして、当該生成した第2の署名情報とアップロード完了通知に含まれる第1の署名情報とを比較することで、正しいリクエストかどうか(不整合が発生しないかどうか)を判定することができる。
したがって、サーバに現在の処理状態を保持させることなく、簡易な方法で不整合を抑制しつつファイルをアップロードすることを可能にする。例えば、負荷分散装置を介してサーバが複数台接続されている場合に、いずれのサーバにおいてもクライアントコンピュータのリクエストの妥当性を簡易な方法で検証することが可能となる。
このため、サーバの状態に依存せず、一部のサーバがダウンした場合であってもサービスを継続することができる。また、複数のユーザが同時に同一ファイルをアップロードした場合であっても、データベースのロック等の複雑な仕組みを用いずに不整合を抑制できる。このため、サーバの台数を増やしてスケールアウトを実現した場合も、データベースがボトルネックの原因となることを減らすことが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
102 文書管理サーバ
302 Webサーバ
303 文書管理部

Claims (7)

  1. アップロード対象のファイルの属性情報を含むアップロードリクエストをアップロード要求元から受付ける第1の受付手段と、
    前記アップロードリクエストに含まれるファイルの属性情報に基づき第1の署名情報を生成する第1の生成手段と、
    前記アップロード要求元に対して、アップロード先URLと前記第1の署名情報とを送信する送信手段と、
    前記アップロード要求元が前記アップロード先URLを用いて前記ファイルのアップロードを実行した後に、前記ファイルの属性情報と前記第1の署名情報とを含むアップロード完了通知を前記アップロード要求元から受付ける第2の受付手段と、
    前記アップロード完了通知に含まれるファイルの属性情報に基づき第2の署名情報を生成する第2の生成手段と、
    前記生成された第2の署名情報と、前記アップロード完了通知に含まれる前記第1の署名情報とが一致するか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の署名情報と前記第2の署名情報とが一致したと判定した場合に、前記ファイルの属性情報を登録する登録手段と、
    前記第1の判定手段で前記第1の署名情報と前記第2の署名情報とが一致しないと判定した場合に、エラーを通知する通知手段と、
    を備える、ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記登録手段は、前記第1の署名情報と前記第2の署名情報とが一致したと判定した場合に、前記ファイルのバージョン情報を更新して前記ファイルの属性情報をデータベースに登録することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の生成手段は、前記アップロードリクエストに含まれるファイルの属性情報と、データベースから取得されるバージョン情報とに基づいて、前記第1の署名情報を生成し、
    前記第2の生成手段は、前記アップロード完了通知に含まれるファイルの属性情報と、前記データベースから取得されるバージョン情報とに基づいて、前記第2の署名情報を生成する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ファイルの属性情報は、ユーザが当該ファイルに対して固有に付与する情報を含む、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1の生成手段は、前記アップロードリクエストに含まれるファイルの属性情報に基づく文字列をハッシュ化することにより、前記第1の署名情報を生成し、
    前記第2の生成手段は、前記アップロード完了通知に含まれるファイルの属性情報に基づく文字列をハッシュ化することにより、前記第2の署名情報を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  6. アップロード対象のファイルの属性情報を含むアップロードリクエストをアップロード要求元から受付ける第1の受付工程と、
    前記アップロードリクエストに含まれるファイルの属性情報に基づき第1の署名情報を生成する第1の生成工程と、
    前記アップロード要求元に対して、アップロード先URLと前記第1の署名情報とを送信する送信工程と、
    前記アップロード要求元が前記アップロード先URLを用いて前記ファイルのアップロードを実行した後に、前記ファイルの属性情報と前記第1の署名情報とを含むアップロード完了通知を前記アップロード要求元から受付ける第2の受付工程と、
    前記アップロード完了通知に含まれるファイルの属性情報に基づき第2の署名情報を生成する第2の生成工程と、
    前記生成された第2の署名情報と、前記アップロード完了通知に含まれる前記第1の署名情報とが一致するか否かを判定する第1の判定工程と、
    前記第1の判定工程で前記第1の署名情報と前記第2の署名情報とが一致したと判定した場合に、前記ファイルの属性情報を登録する登録工程と、
    を有する、ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システムが備える各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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