JP6539379B1 - エアトラップチャンバ及び体外循環回路 - Google Patents

エアトラップチャンバ及び体外循環回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6539379B1
JP6539379B1 JP2018088657A JP2018088657A JP6539379B1 JP 6539379 B1 JP6539379 B1 JP 6539379B1 JP 2018088657 A JP2018088657 A JP 2018088657A JP 2018088657 A JP2018088657 A JP 2018088657A JP 6539379 B1 JP6539379 B1 JP 6539379B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air trap
trap chamber
chamber
outlet
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018088657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019193734A (ja
Inventor
俊介 川村
俊介 川村
俊一 幸田
俊一 幸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP2018088657A priority Critical patent/JP6539379B1/ja
Priority to CN201980028249.4A priority patent/CN112020373B/zh
Priority to US17/050,768 priority patent/US20210093774A1/en
Priority to EP19796954.6A priority patent/EP3789059B1/en
Priority to PCT/JP2019/010960 priority patent/WO2019211951A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6539379B1 publication Critical patent/JP6539379B1/ja
Publication of JP2019193734A publication Critical patent/JP2019193734A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3627Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3607Regulation parameters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3627Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
    • A61M1/3638Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters with a vapour trap
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/38Removing constituents from donor blood and storing or returning remainder to body, e.g. for transfusion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/36Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests with means for eliminating or preventing injection or infusion of air into body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2206/00Characteristics of a physical parameter; associated device therefor
    • A61M2206/10Flow characteristics
    • A61M2206/16Rotating swirling helical flow, e.g. by tangential inflows

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】液流の勢いの減退を抑制しつつ、エアトラップチャンバ内における液体の流れ方向を変えることが可能なエアトラップチャンバを提供する。
【解決手段】チャンバ本体には、導入口24から導出口31まで液体が流下される。導入口24からチャンバ本体内まで導入管21が延設され、導入管21の端部開口である吐出口がチャンバ本体の内周面に、周方向に向けて設けられる。チャンバ本体は、液体の流れる領域として、上壁28の内面28Aから導入管21を含む上部領域41と、導出口31に接続される下部領域43と、上部領域41と下部領域43とを接続する接続領域42とを備える。上部領域41の内周面は下部領域43の内周面よりも大径であり、接続領域42の内周面には、上部領域41との接続部から下部領域43との接続部まで縮径されることで傾斜面35Aが形成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、エアトラップチャンバ及びこれを備える体外循環回路に関する。
例えば血液透析では、患者から脱血された血液が体外循環回路に送られる。体外循環回路は、脱血された血液が供給される動脈側回路と、動脈側回路から送られた血液を浄化する浄化器(ダイアライザ)と、浄化後の血液を患者に返血する静脈側回路とを備える。動脈側回路及び静脈側回路の少なくとも一方には、回路を流れる血液内の気泡を捕捉する(除泡する)ためのエアトラップチャンバが設けられる。
患者から体外循環回路に脱血される血液量であるプライミングボリュームは、患者の負担軽減の観点から、より少ないことが好適である。そこでエアトラップチャンバの容積を低減させてプライミングボリュームの低減を図ることが考えられる。しかしながら、エアトラップチャンバの容積が極端に小さいと、気泡が血液の流れに乗ったまま、つまり流れの勢いが気泡に働く浮力を上回り、血液と一緒に気泡がエアトラップチャンバから出るおそれがある。
そこで例えば特許文献1では、血液導入口の直下に、血液の流れとは直交する向きに受け面を設け、血流を当て面に当てることで血液の流れ方向を変えている。このように、エアトラップチャンバ内で血液の流れを変えることで、エアトラップチャンバ内の移動距離を稼ぐことができ、その分、気泡を捕捉し易くなる。
特開2016−158921号公報
ところで、血液の流れに直交するように当て面を配置する場合、血流が当て面に当たることで流速が減退する。そうなると今度はエアトラップチャンバ内で血液が滞留する。特に主流から離れた傍流領域では滞留が顕著となる。
そこで本発明は液流の勢いの減退を抑制しつつ、エアトラップチャンバ内における液体の流れ方向を変えることの可能な、エアトラップチャンバを提供することを目的とする。
本発明はエアトラップチャンバに関する。当該エアトラップチャンバはチャンバ本体及び導入管を備える。チャンバ本体は、略円筒形状であってその中心軸方向一端は導入口が形成された上壁で覆われるとともに、他端に導出口が設けられ、導入口から導出口まで液体が流下される。導入管は、導入口からチャンバ本体内まで延設され、端部開口である吐出口がチャンバ本体の内周面に、周方向に向けて設けられる。チャンバ本体は、液体の流れる領域として、上壁内面から導入管を含む上部領域と、導出口に接続される下部領域と、上部領域と下部領域とを接続する接続領域とを備える。上部領域の内周面は下部領域の内周面よりも大径であり、接続領域の内周面には、上部領域との接続部から下部領域との接続部まで縮径されることで傾斜面が形成される。
上記発明によれば、吐出口からチャンバ本体の内周面に沿って液体が吐出される。吐出された液体の流れはチャンバ本体の内周面に沿って旋回流となり、導出口に向かう。ここで、接続領域の内周面を傾斜面としているため、旋回流の少なくとも一部は当該傾斜面に沿ってその流れ方向を変えさせられる。この流れ方向の変更に際して、旋回流の流れ方向に沿って傾斜面が形成されているため、液流の勢いが維持される。
また上記発明において、接続領域の内周面は、上部領域の内周面と平行な鉛直面を含む斜円錐台形形状であってよい。
接続領域の内周面を、上部領域の内周面と平行な鉛直面を含む片円錐台形形状とすることで、周方向に沿って、上部領域の内周面から接続領域の傾斜面に向かって徐々に傾斜が掛けられる。このように連続的に傾斜が掛かることで、上部領域の内周面を流れる旋回流がスムーズに傾斜面に移行し、流れの勢いを保った状態で、当該傾斜面において流れの向きを変化させることが可能となる。
また上記発明において、傾斜面の、導出口の開口軸に垂直な平面に対する角度は、0°を超過し90°未満であってよい。
また上記発明において、傾斜面の、導出口の開口軸に垂直な平面に対する角度は、25°以上72°以下であってよい。
傾斜面を上記の角度範囲とすることで、導出口から気泡が逃げる気泡漏れが抑制される。
また上記発明において、傾斜面は、チャンバ本体の中心軸から径方向外側に張り出す凹状の曲面であってよい。
また上記発明において、傾斜面は、チャンバ本体の中心軸を基点にして径方向内側に張り出す凸状の曲面であってよい。
また本発明は体外循環回路に関する。当該回路では、脱血された血液が循環される。体外循環回路の流路上に、上記発明に係るエアトラップチャンバが接続される。
本発明によれば、液流の勢いの減退を抑制しつつ、エアトラップチャンバ内における液体の流れ方向を変えることが可能となる。
本実施形態に係るエアトラップチャンバが用いられる体外循環回路を例示する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバを例示する斜視図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバを例示する斜視断面図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの、キャップの構造を説明する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバを、キャップとハウジングとに分解したときの例を示す斜視分解図である。 接続領域を構成するテーパ部の傾斜面を例示する斜視図である。 図2のA−A断面図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの使用時の様子を例示する斜視断面図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバ内の全体の流れについて説明する図である。 図2のA−A断面図であって、本実施形態に係るエアトラップチャンバ内の全体の流れについて説明する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの第一別例(傾斜角25°)の、図2のA−A断面図と同一切断面を例示する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの第二別例(傾斜角58°)の、図2のA−A断面図と同一切断面を例示する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの第三別例(傾斜角72°)の、図2のA−A断面図と同一切断面を例示する図である。 比較例に係るエアトラップチャンバ(傾斜角0°)の、図2のA−A断面図と同一切断面を例示する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの第四別例(凹面)の、図2のA−A断面図と同一切断面を例示する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの第五別例(凸面)の、図2のA−A断面図と同一切断面を例示する図である。
図1に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続される体外循環回路が例示される。体外循環回路は、例えば血液透析に用いられる回路であって、動脈側回路50、血液浄化器54、透析装置55、静脈側回路51、及び補液ライン60を備える。なお、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10は、透析治療に用いられる体外循環回路に接続されているが、この形態に限らない。例えば患者の血液を浄化治療し得る体外循環回路に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続されてもよい。例えばアセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)、持続緩徐式血液濾過療法、血液吸着療法、選択式血球成分除去療法、単純血漿交換療法、二重膜濾過血漿交換療法、血漿吸着療法等で使用される体外循環回路に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10を接続させてよい。また、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10は、体外循環回路の、後述する動脈側回路50、静脈側回路51、及び補液ライン60に設けることができる。またその他にも、血栓が生じるおそれのある経路上、要するに体外循環回路における、血液または血液成分が流れる経路上に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続可能である。また加えて、体外循環回路の、血液または血液成分が流れる経路上、生理食塩水が流れる経路上、及びこれらを含めた体外循環回路の流路上に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続可能となっている。
動脈側回路50には、患者の体内から脱血された血液が供給される。動脈側回路50は、上流側から、動脈側穿刺針52及びローラポンプ53を備える。動脈側穿刺針52が患者の血管に穿刺されて動脈側回路50のチューブに血液が送られる(脱血)。
ローラポンプ53はチューブの外側から当該チューブをしごくことでチューブ内の血液を血液浄化器54に輸送する。なお、例えばプライミングの際に静脈側回路からプライミング液を回路内に満たす場合もあることから、ローラポンプ53は正逆回転可能であってよい。
動脈側穿刺針52からローラポンプ53の間、及び、ローラポンプ53から血液浄化器54の間に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続されてもよい。エアトラップチャンバ10の構造や機能については後述する。なお、返血時に血液の除泡を確実に行うため、静脈側回路51におけるエアトラップチャンバ10は必須の構成であるのに対して、動脈側回路50に設けられるこれらのエアトラップチャンバ10は任意に設けることができる。
動脈側回路50の、ローラポンプ53と血液浄化器54の間に、補液ライン60が設けられる。補液ライン60には、補液バッグ57及びクランプ59が設けられる。また補液バッグ57とクランプ59の間に、エアトラップチャンバ10が設けられる。
補液バッグ57には補液である生理食塩水が収容される。例えば体外循環回路のプライミング時に、クランプ59が開放状態にされ補液バッグ57から生理食塩水が体外循環回路に流される。回路内に生理食塩水が満たされることで回路内の気泡が除去される。プライミングが完了するとクランプ59が閉止状態に切り替えられる。
また、透析治療の完了後、回路内の血液を患者体内に返血するために、再びクランプ59が開放状態にされ、回路内が補液バッグ57の生理食塩水で満たされる。言い換えると回路内の血液が生理食塩水に置換される。
血液浄化器54は動脈側回路50から送られた血液を浄化する。血液浄化器54はいわゆるダイアライザであって、例えば中空糸膜54Aを介して透析液と血液とが物質交換される。血液浄化器54は、複数本の中空糸膜54Aの束(中空糸膜束)がカラム54B内に収容される。
カラム54Bは円筒状の収容部材であって、中心軸方向の一端に導入側キャップ54Cが取り付けられ、他端に導出側キャップ54Dが取り付けられる。導入側キャップ54Cには、動脈側回路50の下流末端のコネクタ(図示せず)に接続される血液導入ポート54Eが設けられる。導出側キャップ54Dには、静脈側回路51の上流端のコネクタ(図示せず)に接続される血液導出ポート54Fが設けられる。動脈側回路50から送られる血液は、血液導入ポート54Eから中空糸膜54Aの内部に流れ込む。
カラム54Bの、導出側キャップ54D寄りの部分には、透析液導入ポート54Gが設けられる。またカラム54Bの、導入側キャップ54C寄りの部分には、透析液導出ポート54Hが設けられる。透析液導入ポート54Gを介して、透析装置55からカラム54B内に透析液が送られる。中空糸膜54Aを介して透析液と血液とが物質交換され、その結果血液が浄化される。物質交換後の透析液は透析液導出ポート54Hを介して透析装置55に戻される。また浄化後の血液は血液導出ポート54Fを介して静脈側回路51に送られる。
静脈側回路51では、静脈側穿刺針56を介して浄化後の血液が患者の体内に返血される。返血の際に血液中の気泡を除去する(除泡)ため、静脈側回路51にエアトラップチャンバ10が設けられる。
図2に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が例示される。また図3に、エアトラップチャンバ10の斜視断面図が例示される。エアトラップチャンバ10は、チャンバ本体12及びフィルタ40を備える。
なお、透析治療中、エアトラップチャンバ10は紙面上側が上方、紙面下側が下方となる様に立設された状態で使用される。以下では特に説明のない限り、この使用時の立設配置を基準に、各構成の位置や構造を説明する。
チャンバ本体12は略円筒形状であって、その中心軸C1方向の一端(上端)は上壁28で覆われる。上壁28には導入口24及びエア抜き口22が設けられる。またチャンバ本体12の中心軸C1方向の他端(下端)に導出口31が設けられる。すなわち、チャンバ本体12内では、導入口24から導出口31まで液体(血液、生理食塩水等)が流下される。
なお、後述する図7に例示されるように、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10では、導入口24の開口軸C2、第一及び第二接続フランジ27,32の中心軸C3、及び、導出管33の開口軸C1とが互いに軸外に配置される構造を採る。したがってエアトラップチャンバ10の中心軸として、上記3者のいずれかを採用することが可能であるが、以下では便宜的に、導出管33の開口軸C1をエアトラップチャンバ10の中心軸とする。なお、開口軸C1,C2及び中心軸C3のいずれも互いに平行に延設されるので、いずれの軸を基準に採っても、当該軸に沿った一端(上端)及び他端(下端)との位置関係は基本的に変更されない。
チャンバ本体12は、例えば図5に例示されるように、上部部材であるキャップ20と下部部材であるハウジング30から構成されてよい。キャップ20及びハウジング30は例えば樹脂を射出成形することにより得られる。
図4にはキャップ20の斜視断面図が例示される。キャップ20は、その上端(一端)に導入管21及びエア抜き口22が設けられた断面コ字状の部材である。キャップ20は上壁28、キャップ本体25、第一接続フランジ27、及び導入管21を備える。
キャップ本体25は、その内面が液体に触れる接液部であって、チャンバ本体12の中心軸C1方向の一端(上端)が上壁28により閉じられた円筒形状に形成される。上壁28には、導入口24(図3参照)及びエア抜き口22が形成される。また、キャップ本体25の他端(下端)が第一接続フランジ27に接続される。第一接続フランジ27はキャップ20の、中心軸C1方向の他端部(下端部)となる。
また上壁28からキャップ本体25の内部、つまりチャンバ本体12の内部まで、導入管21が延設される。導入管21の上端には、エアトラップチャンバ10が静脈側回路51に設けられる場合に、静脈側回路51の上流側のチューブに溶剤による接着等により接続される導入口24が形成される。また導入管21の下端にはチャンバ本体12内に液体を吐出する吐出口23が形成される。このように、吐出口23が上壁28の内面28Aよりも下方に設けられることで、チャンバ本体12内の気泡が導入管21から静脈側回路51の上流側に抜けてしまう気泡抜けが防止される。
すなわち、例えば吐出口23が上壁28の内面28A、つまりエア抜き口22と同じ高さに設けられている場合、チャンバ内の気泡がエア抜き口22に行かずに吐出口23に移動してそのまま静脈側回路51の上流側に抜けるおそれがある。そこで本実施形態に係るエアトラップチャンバ10では、吐出口23をチャンバの内部まで下げて、静脈側回路51の上流側への気泡の混入を防止している。
導入管21の吐出口23は、キャップ本体25の内周面26に沿って設けられ、その上、内周面26の周方向にその開口が向けられている。例えば導入管21の下端には下壁21Aが形成され、その側方が切り欠かれて吐出口23となっている。例えば吐出口23は、内周面26の接線方向に平行に向けられる。また吐出口23の切断面21Bは、内周面26の径方向に平行となる様に形成される。
吐出口23が、キャップ本体25の内周面26に、周方向に向けて設けられることで、吐出口23から流れ出る液体(血液、生理食塩水等)の流れは、内周面26に沿って流れる旋回流となる。エアトラップチャンバ内10の液体流れが旋回流となることで、特定の流れが形成されない場合と比較して、エアトラップチャンバ10内の液体の滞留が抑制される。
キャップ本体25の下端に、第一接続フランジ27が接続される。第一接続フランジ27は例えばキャップ本体25と同軸の円筒形状の部材であって、その内径はキャップ本体25の内径よりも大きく形成される(拡径される)。
図3,5,7を参照して、ハウジング30は略円筒の部材であって、チャンバ本体12の中心軸C1に沿った一端(上端)に第二接続フランジ32が形成され、他端(下端)に導出管33が形成される。導出管33の下端が導出口31となる。導出口31は静脈側回路51の上流端のコネクタ(図示せず)に接続され、エアトラップチャンバ10内の液体(血液、生理食塩水等)を静脈側回路51に導出する。
ハウジング30は、キャップ20側から下方に向かって順に、第二接続フランジ32、テーパ部35、ハウジング本体34、及び導出管33を備える。
第二接続フランジ32はキャップ20の第一接続フランジ27と嵌合される円筒部分である。例えば図3,7に例示されるように、キャップ20の第一接続フランジ27の内周面とハウジング30の第二接続フランジ32の外周面とが対向するようにして両フランジが嵌合される。例えば第二接続フランジ32の内径D1はキャップ本体25の内径と等しくなるように形成される。また第二接続フランジ32の内径D1は、ハウジング本体34の内径D2よりも大径となるように形成される。
なお、第二接続フランジ32の内周面及びハウジング本体34の内周面について、導出口31に近いほど縮径されるテーパ形状である場合には、その最大径を内径D1,D2としてもよい。
ハウジング本体34は、例えばチャンバ本体12の中心軸C1方向に延設される長尺円筒状の部分である。ハウジング本体34内には、導出管33に取り付けられ、血栓等の固定物を捕捉するフィルタ40が収容される。ハウジング本体34の下端には導出管33が接続される。
第二接続フランジ32とハウジング本体34の間にテーパ部35が形成される。テーパ部35は相対的に大径の第二接続フランジ32と相対的に小径のハウジング本体34とを接続する接続部である。テーパ部35はその名が示す通り、第二接続フランジ32からハウジング本体34に至るまで、徐々に縮径される。具体的には、テーパ部35はその上端、つまり第二接続フランジ32との接続部の内径D1から下端、つまりハウジング本体34との接続部の内径D2まで、徐々に内径が絞られる。後述するように、テーパ部35によって接続領域42が区画される。
図6,7に例示されるように、テーパ部35の(したがって接続領域42の)内周面は、断面片テーパ形状であってよい。つまり周方向に沿って傾斜面35Aが形成される領域と、傾斜面35Aが途切れて、第二接続フランジ32の(したがって上部領域41の)内周面と平行な鉛直面35Bとなる領域とが形成されていてよい。
図6には、ハウジング30から、第二接続フランジ32を除去したときの例が示されている。この図に例示されるように、テーパ部35の内周面は、鉛直面35Bを含む斜円錐台形形状となるように形成される。
例えば鉛直面35Bが形成された箇所からその断面円の中心を通るX軸を考慮すると、鉛直面35Bから周方向に沿ってその内面が傾斜面となり、X軸に沿って鉛直面35Bと対向する地点の傾斜角度が、最もX軸寄りの鋭角となる。言い換えると、図3の中心軸C1とX軸とは直交することから、当該地点の傾斜角度は、中心軸C1と垂直な軸または平面に寝かせた角度となる。
このように、テーパ部35の内周面を、鉛直面35Bから周方向に沿って徐々に傾斜が掛かる(傾斜面が寝かされる)ような形状とすることで、キャップ本体25の内周面に沿って流れる旋回流の流れが滑らかに傾斜面35Aにガイドされる。これにより、例えば流れ方向に直交するような壁を設ける場合と比較して、旋回流の勢いが維持されたまま、テーパ部35の傾斜面35Aにてその流れの向きを変えることが可能となる。
また、テーパ部35の内周面に、全周に亘り傾斜面35Aを設ける場合と比較して、周方向の一部に傾斜面35Aを設ける場合、上部領域41の内径D1と下部領域43の内径D2が一定であるとの条件下では、後者は傾斜面35Aの角度をより寝かせる(水平側に傾斜させる)ことが可能となる。
なお、傾斜面の勾配を示す指標として、テーパ部35の最大傾斜角を代表値としてこれを傾斜角αで示す。つまり、チャンバ本体12の中心軸C1に垂直な軸及び平面に対する角度を傾斜角αとする。図7には、テーパ部35の最大傾斜角αが含まれる、図2のA−A断面図が例示される。この図に示す例では、傾斜角α=42°である。
また、テーパ部35における、第二接続フランジ32からハウジング本体34への縮径が、径方向に沿って不均一であることで、キャップ20の導入管21の開口軸C2と導出管33の開口軸C1とを軸外に離間させることが可能となる。
すなわち、上述したように導入管21の開口軸C2は、キャップ20の中心軸である、第一接続フランジ27の中心軸C3に対して軸外配置される。加えて、テーパ部35の縮径が、径方向に沿って不均一であることで、第二接続フランジ32の中心軸C3に対して導出管33の開口軸C1も軸外に配置することが可能となる。
例えば図7に示すように、第一及び第二接続フランジ27,32の中心軸C3を挟んで導入管21の開口軸C2及び導出管33の開口軸C1を同一平面に並べるような配置にすると、導入管21の開口軸C2及び導出管33の開口軸C1がその垂直方向に沿って離間される。
導入管21の開口軸C2が導出管33の開口軸C1から外れることで、導出管33から逆流した気泡が浮力により上昇したときに、導入管21に進入することが抑制される。その結果、逆流した気泡がエアトラップチャンバ10より上流の動脈側回路50や血液浄化器54に入り込むことが抑制される。
図7を参照して、キャップ20及びハウジング30の各部の構成、特に内径に応じて、チャンバ本体12は、液体(血液、生理食塩水等)の流れる領域として、複数の領域に分割される。具体的にはキャップ20側から、上部領域41、接続領域42、及び下部領域43に分割できる。
上部領域41は、キャップ20の上壁28の内面28Aから導入管21を含む領域であって、上壁28、キャップ本体25及びハウジング30の第二接続フランジ32によって区画される領域である。当該領域の内周面の径D1(内径)は、下部領域43の内径D2より大径(D1 > D2)となる。
下部領域43は導出管33に接続される領域であって、ハウジング本体34によって区画される。下部領域43の内径D2は、上部領域41の内径D1より小径となる。
接続領域42は上部領域41と下部領域43とを接続する領域であって、ハウジング30のテーパ部35によって区画される。その内周面は傾斜面35Aに沿って、上部領域41との接続部の内径D1から、下部領域43との接続部の内径D2まで、徐々に縮径される。
<エアトラップチャンバ内の液体の流れ>
図8〜10を参照して、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10内の液体(血液、
生理食塩水等)の流れについて説明する。図8には、透析治療時のエアトラップチャンバ10の様子が例示される。エアトラップチャンバ10は、いわゆるエアレスチャンバであってよく、図中の破線ハッチングで示されるように、チャンバ本体12の内部空間の、上部領域41、接続領域42、下部領域43に亘り、液体で満たされる。
このようにチャンバ本体12内が液体で満たされた状態で、吐出口23から液体がさらに流入される。上述したように、吐出口23はキャップ20の内周面26に、周方向に向けて設けられているため、吐出口23から流入した液体の流れは、図9実線に例示するように、上部領域41の内周面26に沿った旋回流となる。
旋回流の液体が内周面26に沿って上部領域41から接続領域42に流れ込む。このとき、接続領域42の傾斜面35Aに沿って、旋回流の少なくとも一部の流れの向きが変えられる。具体的には、接続領域42における縮径と、傾斜面35Aの向きとによって、図9、図10の破線で示すような上向きの旋回流成分が生じる。
上向きの旋回流が生じることで、上部領域41の、特に吐出口23より上方の液体の交換が促進される。このように、傾斜面35Aにて上向きの旋回流を生じさせることで、上部領域41の、吐出口23より上方部分における液体の滞留が抑制される。
また傾斜面35Aにおける、流れの向きの変更に際して、上述したように、傾斜面35Aは上部領域41の内周面26と連続した鉛直面35Bから、周方向に沿って徐々に傾斜が掛けられるように形成されている。このため、液体は内周面26から傾斜面35Aに滑らかに流れ、その流れの勢いが維持された状態で、その流れの少なくとも一部から上向きの旋回流を発生させることが可能となる。
<本実施形態の別例に係るエアトラップチャンバ>
上述した実施形態では、テーパ部35の傾斜角度αを42°としていたが、その他にも種々の変更が可能である。例えば上述したように、傾斜面35Aに沿って、旋回流の少なくとも一部の流れの向きが変えられるのであるから、定性的には0°<α<90°であればよい。例えば図11に例示する第一別例では、傾斜角度α=25°としている。また図12に例示する第二別例では、傾斜角度α=58°としている。さらに図13に例示する第一別例では、傾斜角度α=72°としている。
これら第一別例〜第三別例では、図10に示した実施形態と同様に、上部領域41と下部領域43との間に傾斜面35Aを備えることから、内周面26から流れる液体の少なくとも一部を、傾斜面35Aを用いて、その流れの勢いの減退を抑制させた状態で、上向きの旋回流とすることが可能となる。
またここで、本実施形態及び第一別例〜第三別例に係るエアトラップチャンバ10の減容化に当たり、導出口31から気泡が逃げる気泡漏れを防ぐ必要がある。そこで、本実施形態及び第一別例〜第三別例に係るエアトラップチャンバ10に対して本発明者らは、気泡漏れの有無について試験を行った。
試験に当たり、第一別例(α=25°)に係るエアトラップチャンバ10の容量(プライミングボリューム、以下PVを記載する)を16.3mLとした。また、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10のPVを16.5mLとした。また第二別例(α=58°)に係るエアトラップチャンバ10のPVを16.9mLとした。さらに第三別例(α=72°)に係るエアトラップチャンバ10のPVを17.6mLとした。
また上記試験では、比較例として、図14のように、傾斜面35Aを持たないエアトラップチャンバ10を用意した。当該チャンバのPVを16.0mLとした。
試験に当たり、ローラポンプを用いてそれぞれのエアトラップチャンバ10の導入口24に脱気済みの水道水を供給した。供給量としては、400mL/minと600mL/minの二者とした。
さらにエア抜き口22からシリンジを用いてエアトラップチャンバ10内に空気を混入させた。空気の混入量は、各エアトラップチャンバ10に対して0.3μL及び15μLとした。なお、エアトラップチャンバ10に空気を混入させる際には、一旦水道水の流れを止めた状態とし、混入後、水道水の供給を再開させた。
加えて、エアトラップチャンバ10の導出口31に気泡検出ユニットを接続させた。そして、水道水の供給量、及び、空気の混入量別に、3回ずつ各エアトラップチャンバ10に対して試験を行い、気泡検出ユニットによる気泡検知の有無を調べた。なお、気泡検知に際して、シリンジによる空気の混入量が0.3μLであるときには、気泡検出ユニットによる気泡検知信号の閾値を0.3μLとし、空気の混入量が15μLであるときには、気泡検出ユニットによる気泡検知信号の閾値を15μLとした。下記表1には、試験結果が示される。
表1において、記号○は3回の試験に亘り、気泡検出器から検出信号が出力されなかった場合を示し、記号×は3回の試験のいずれか1回で、気泡検出器から検出信号が出力された場合を示す。表1に例示されているように、本実施形態、及び第一別例〜第三別例に係るエアトラップチャンバ10では、傾斜角αを25°以上72°以下とすることで、気泡漏れを有効に防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、接続領域42の、つまりテーパ部35の傾斜面35Aを断面直線状としていたが、この形態に限られない。例えば図15にて示される第四別例のように、傾斜面35Aを、チャンバ本体12の中心軸C1から径方向外側に張り出す凹状の曲面としてもよい。また、図16にて示される第五別例のように、傾斜面35Aを、チャンバ本体12の中心軸C1を基点にして径方向内側に張り出す凸状の曲面としてもよい。
なお傾斜面35Aを凹状曲面または凸状曲面としたときに、その傾斜角αは以下のように定義されてよい。すなわち、テーパ部35の上端、つまり上部領域41との境界における傾斜面35Aの点と、テーパ部35の下端、つまり下部領域43との境界における傾斜面35Aとの点を結ぶ。これにより求められた直線の、チャンバ本体12の中心軸C1に垂直な軸及び平面に対する角度を傾斜角αとする。この定義において、傾斜面35Aを凹状曲面または凸状曲面としたときの、傾斜角αの採り得る範囲は、0°を超過し90°未満であることが好適である。さらに傾斜角αの採り得る範囲として、25°以上72°以下であることがより好適である。
10 エアトラップチャンバ、12 チャンバ本体、20 キャップ、21 導入管、22 エア抜き口、23 吐出口、24 導入口、25 キャップ本体、26 上部領域の内周面、27 第一接続フランジ、28 キャップ本体の上壁、28A 上壁の内面、30 ハウジング、31 導出口、32 第二接続フランジ、33 導出管、34 ハウジング本体、35 テーパ部、35A 傾斜面、35B 鉛直面、40 フィルタ、41 上部領域、42 接続領域、43 下部領域、50 動脈側回路、51 静脈側回路、54 血液浄化器、55 透析装置。

Claims (7)

  1. 略円筒形状であってその中心軸方向一端は導入口が形成された上壁で覆われるとともに、他端に導出口が設けられ、前記導入口から前記導出口まで液体が流下されるチャンバ本体と、
    前記導入口から前記チャンバ本体内まで延設され、端部開口である吐出口が前記チャンバ本体の内周面に、周方向に向けて設けられる導入管と、
    を備えるエアトラップチャンバであって、
    前記チャンバ本体は、液体の流れる領域として、
    前記上壁内面から前記導入管を含む上部領域と、
    前記導出口に接続される下部領域と、
    前記上部領域と前記下部領域とを接続する接続領域とを備え、
    前記上部領域の内周面は前記下部領域の内周面よりも大径であり、
    前記接続領域の内周面には、前記上部領域との接続部から前記下部領域との接続部まで縮径されることで傾斜面が形成される、
    エアトラップチャンバ。
  2. 請求項1に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記接続領域の内周面は、前記上部領域の内周面と平行な鉛直面を含む斜円錐台形形状である、エアトラップチャンバ。
  3. 請求項1または2に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記傾斜面の、前記導出口の開口軸に垂直な平面に対する角度は、0°を超過し90°未満である、エアトラップチャンバ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記傾斜面の、前記導出口の開口軸に垂直な平面に対する角度は、25°以上72°以下である、エアトラップチャンバ。
  5. 請求項1に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記傾斜面は、前記チャンバ本体の中心軸から径方向外側に張り出す凹状の曲面である、エアトラップチャンバ。
  6. 請求項1に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記傾斜面は、前記チャンバ本体の中心軸を基点にして径方向内側に張り出す凸状の曲面である、エアトラップチャンバ。
  7. 脱血された血液が循環される体外循環回路の流路上に、請求項1から6のいずれか一項に記載のエアトラップチャンバが接続された、
    体外循環回路。
JP2018088657A 2018-05-02 2018-05-02 エアトラップチャンバ及び体外循環回路 Active JP6539379B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088657A JP6539379B1 (ja) 2018-05-02 2018-05-02 エアトラップチャンバ及び体外循環回路
CN201980028249.4A CN112020373B (zh) 2018-05-02 2019-03-15 空气阱室和体外循环回路
US17/050,768 US20210093774A1 (en) 2018-05-02 2019-03-15 Air trap chamber and extracorporeal circulation circuit
EP19796954.6A EP3789059B1 (en) 2018-05-02 2019-03-15 Air trap chamber and extracorporeal circulation circuit
PCT/JP2019/010960 WO2019211951A1 (ja) 2018-05-02 2019-03-15 エアトラップチャンバ及び体外循環回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088657A JP6539379B1 (ja) 2018-05-02 2018-05-02 エアトラップチャンバ及び体外循環回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6539379B1 true JP6539379B1 (ja) 2019-07-03
JP2019193734A JP2019193734A (ja) 2019-11-07

Family

ID=67144721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018088657A Active JP6539379B1 (ja) 2018-05-02 2018-05-02 エアトラップチャンバ及び体外循環回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210093774A1 (ja)
EP (1) EP3789059B1 (ja)
JP (1) JP6539379B1 (ja)
CN (1) CN112020373B (ja)
WO (1) WO2019211951A1 (ja)

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1155245B (it) * 1981-01-29 1987-01-21 Haemotronic Srl Camera di gocciolamento per il controllo del sangue di cui al circuito venoso extracorporea nel processo di emodialisi a mezzo di rene artificiale
US5328461A (en) * 1992-04-30 1994-07-12 Utterberg David S Blow molded venous drip chamber for hemodialysis
US5591251A (en) * 1993-11-29 1997-01-07 Cobe Laboratories, Inc. Side flow bubble trap apparatus and method
KR0136458B1 (ko) * 1994-12-08 1998-05-15 구자홍 디지탈 자기 기록재생 시스템의 복사 방지장치
DE19617036C2 (de) * 1996-04-27 2003-12-04 Fresenius Ag Vorrichtung zum Abscheiden von Gasblasen aus Blut
US6336916B1 (en) * 1996-05-01 2002-01-08 Pall Corporation Priming system
US6013061A (en) * 1997-10-15 2000-01-11 Microwave Medical Systems, Inc. Automatic air eliminator
US6468427B1 (en) * 1998-09-29 2002-10-22 Gambro, Inc. Fluid filter for use in extracorporeal blood processing
ITBO20010320A1 (it) * 2001-05-22 2002-11-22 Enrico Balbo Dispositivo di raccolta del sangue
US20060173395A1 (en) * 2002-02-12 2006-08-03 Brugger James M Set for blood processing
JP3105777U (ja) * 2004-06-08 2004-11-25 ハナコメディカル株式会社 縦型メインチューブ接続部を備えたエアートラップチャンバー
DK2146760T3 (en) * 2007-04-30 2019-01-28 Medtronic Minimed Inc FILLING OF RESERVOIR, BUBBLE MANAGEMENT AND DELIVERY SYSTEMS FOR INFUSION MEDIA AND PROCEDURES
US8613725B2 (en) * 2007-04-30 2013-12-24 Medtronic Minimed, Inc. Reservoir systems and methods
DE102009030283A1 (de) * 2009-06-24 2011-01-05 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Kammer für ein Blutbehandlungssystem, Blutschlauchsystem sowie Blutbehandlungssystem
JP5529711B2 (ja) * 2010-11-02 2014-06-25 日機装株式会社 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法
US20130248430A1 (en) * 2010-11-30 2013-09-26 Shanghai Zhixian Investment Management Co., Ltd. Expanded bed chromatographic separation column for biochemical separation process and technical process thereof
JP6031083B2 (ja) * 2014-12-24 2016-11-24 成吾 村川 液面確認装置、ホルダー及びエアートラップチャンバー
JP6062468B2 (ja) 2015-03-03 2017-01-18 日機装株式会社 エアトラップチャンバ
DE102016122660A1 (de) * 2016-11-24 2018-05-24 B. Braun Avitum Ag Medizintechnischer Luftabscheider zur Anwendung bei Blutbehandlungen
DE102017102175A1 (de) * 2017-02-03 2018-08-09 B. Braun Avitum Ag Luftabscheider mit Zwangszirkulation

Also Published As

Publication number Publication date
CN112020373B (zh) 2023-11-28
JP2019193734A (ja) 2019-11-07
EP3789059A1 (en) 2021-03-10
US20210093774A1 (en) 2021-04-01
EP3789059B1 (en) 2024-02-28
CN112020373A (zh) 2020-12-01
WO2019211951A1 (ja) 2019-11-07
EP3789059A4 (en) 2022-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8142383B2 (en) Fluid distribution module and extracorporeal blood circuit including such a module
AU2004294685B2 (en) Degassing device and end-cap assembly for a filter including such a degassing device
US10099001B2 (en) Extracorporeal blood circuit reservoir with angled venous inlet luer port
US11931499B2 (en) Pressure detector
EP3789057B1 (en) Air trap chamber and extracorporeal circulation circuit
JP6539379B1 (ja) エアトラップチャンバ及び体外循環回路
US20230052266A1 (en) Blood reservoir with blood-handling assembly
WO2009052006A2 (en) Arterial blood filter
JP6571833B1 (ja) エアトラップチャンバ及び体外循環回路
JP6539378B1 (ja) エアトラップチャンバ及び体外循環回路
CA3159775A1 (en) Flow chamber with helical flow path

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6539379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250