JP6524905B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部装置と通信可能に構成された電子制御装置に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、識別情報の枯渇を防ぐ技術がある。特許文献1は、中継装置に関するものである。中継装置は、複数LANに接続された電子制御装置と、これらの電子制御装置の故障診断を行う1stツールとの間のダイアグ用フレームの送受信を中継する。また、いずれかのLANには、センタと無線通信を行う2ndツールが接続されている。中継装置は、センタからの指示に応じて故障診断を行う2ndツールと、各電子制御装置との間のダイアグ用フレームの送受信を中継する。そして、中継装置は、2ndツールと電子制御装置との間の中継の際、ダイアグ用フレームの識別情報を、1stツールによる故障診断で用いられる識別情報に変換する。
特開2014−78801号公報
ところで、近年、電子制御装置は、搭載される制御部の数が増えてきている。また、電子制御装置は、異なる外部装置と通信を行う場合、各制御部を示す識別情報が必要になる。このような場合、特許文献1に開示された技術では、各制御部を示す識別情報の枯渇を防ぐことができないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、制御部が増えた場合に識別情報の枯渇を抑制できる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
複数の制御部(11〜14)と、複数の制御部の夫々に個別に対応した複数のリソース(11a、11c、12a、12c)とを有し、異なる外部装置と通信線を介して通信可能に構成されており、外部装置から受信対象を示す識別情報とリソースを示すリソース情報とを含む通信要求を少なくとも受信する電子制御装置であって、
複数の制御部の夫々は、共通の識別情報を含む通信要求を当該制御部向けの通信要求であると認識し、
複数の制御部の夫々に対応したリソースが、複数の制御部の夫々に対して個別に重複することなく紐付けされた紐付情報(11b、12b)と、
通信要求を受信した場合、通信要求に含まれるリソース情報と、紐付情報とに基づいて、外部装置との通信可否を判断する通信可否判断部(S16、S18、S24、S56、S58、S64、S92)と、
通信可否判断部にて通信可と判断した場合に、通信要求に応答して外部装置と通信を行う通信部(S22、S62、S94)と、を備え、
通信可否判断部は、通信要求に含まれるリソース情報が当該制御部に紐付けされたリソースを示す場合に外部装置と通信可と判断し、当該制御部に紐付けされたリソースを示さない場合に外部装置と通信不可と判断することを特徴とする。
このように、本発明の各制御部は、通信要求に含まれるリソース情報が当該制御部に紐付けされたリソースを示す場合に外部装置と通信可と判断し、当該制御部に紐付けされたリソースを示さない場合に外部装置と通信不可と判断する。そして、本発明の各制御部は、通信可と判断した場合に、外部装置からの通信要求に応答して外部装置と通信を行うものである。このため、本発明は、複数の制御部での通信が同時に行なわれて、通信線で衝突することを防ぐことができる。
さらに、本発明は、複数の制御部を備えているが、各制御部が共通の識別情報を当該制御部向けの通信要求であると認識する。このため、本発明は、制御部の数が増えても識別情報の増加を抑えることがでる。
従って、本発明は、識別情報の枯渇を抑制しつつ、複数の制御部での通信が同時に行なわれて衝突することを防ぐことができる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における第1ECUの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるメインマイコンの処理動作を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるサブマイコンの処理動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における通信フレームの概略構成を示すイメージ図である。 第1実施形態におけるダウンロード要求フレームの概略構成を示すイメージ図である。 第1実施形態におけるデータ転送フレームの概略構成を示すイメージ図である。 第1実施形態における転送終了要求フレームの概略構成を示すイメージ図である。 第1実施形態におけるツールとメインマイコンとの通信を示すシーケンス図である。 第2実施形態におけるメインマイコンの処理動作を示すフローチャートである。 第3実施形態における第1ECUの概略構成を示すブロック図である。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明を第1ECU10に適用した例を採用する。また、本実施形態では、一例として、第1ECU10が車両100に搭載された例を採用する。ECUは、Electronic Control Unitの略称である。まず、図1などを用いて、第1ECU10及び、第1ECU10が設けられた電子制御システムの構成に関して説明する。
第1ECU10は、第2ECU20や、第3ECU30や、通信線40とともに車両100に搭載することができる。第1ECU10は、通信線40を介して第2ECU20や、第3ECU30と通信可能であり、車載ネットワークを構成している。
第1ECU10は、通信線40を介して車両100の外部設けられた故障診断用ツール200と通信可能に構成されている。つまり、第1ECU10は、故障診断用ツール200とともに電子制御システムを構成している。なお、故障診断用ツール200は、外部装置に相当するものであり、後程詳しく説明する。また、以下においては、故障診断用ツール200を診断ツール200とも称する。
なお、第2ECU20や第3ECU30は、通信線40を介して診断ツール200と通信可能に構成されていてもよい。この場合、電子制御システムは、第1ECU10と診断ツール200に加えて、第2ECU20や第3ECU30を備えていると言える。さらに、本発明は、第2ECU20及び第3ECU30を備えていなくても目的を達成できる。
このように、通信線40に接続された第1ECU10や診断ツール200などは、例えば、CAN(登録商標)、LIN、MOST、イーサネット(登録商標)、FlexRay等の規格に準拠した通信を行う。よって、各ECU10〜30間や、各ECU10〜30と診断ツール200間では、通信線40を介して、規格に準拠した通信が行われる。また、各ECU10〜30や診断ツール200は、通信線40を介した通信時に、通信フレームを用いる。通信フレームには、各種要求情報を含む要求フレーム(通信要求)や、各種応答情報を含む応答フレームと区分けすることができる。
ここで、通信フレームの一例に関して、図4〜図7などを用いて説明する。通信フレームは、図4に示すように、識別情報とデータフィールドとを含むものである。識別情報は、通信フレームの受信先(言い換えると送信対象)を識別するための情報であり、以下IDとも称する。また、IDは、通信フレームの受信先に加えて、送信元を識別するための情報であってもよい。
図5は、ダウンロード要求フレームF1を示すものである。ダウンロード要求フレームF1は、要求フレームの一例であり、データのダウンロードを要求するダウンロード要求である。ダウンロード要求フレームF1は、IDと、ダウンロード要求フレームであることを示す情報(0x34)と、データ転送先の先頭位置を示すメモリアドレスなどが含まれている。ダウンロード要求フレームF1は、例えば、後程説明するリプログラミング時における更新用データのダウンロードを要求するための通信フレームである。よって、アドレスは、更新用データの転送先の先頭位置を示すものである。このため、ダウンロード要求フレームF1のアドレスは、リソースを示すリソース情報に相当する。以下においては、ダウンロード要求フレームF1をDLフレームF1とも称する。
図6は、データ転送フレームF2を示すものである。データ転送フレームF2は、要求フレームの一例であり、データの転送を要求するデータ転送要求である。データ転送フレームF2は、IDと、データ転送フレームであることを示す情報(0x36)と、転送データなどが含まれている。データ転送フレームF2は、例えば、リプログラミング時における更新用データを転送(送信)するための通信フレームである。この場合、転送データは、更新用データが含まれる。以下においては、データ転送フレームF2を転送フレームF2とも称する。
図7は、転送終了要求フレームF3を示すものである。転送終了要求フレームF3は、要求フレームの一例であり、データの転送終了を要求する転送終了要求である。転送終了要求フレームF3は、IDと、転送終了要求フレームであることを示す情報(0x37)などが含まれている。転送終了要求フレームF3は、例えば、更新用データの転送が完了したことを要求するための通信フレームである。以下においては、転送終了要求フレームF3を終了フレームF3とも称する。
ここで、第1ECU10及び、第1ECU10が設けられた電子制御システムの構成の説明に戻る。第1ECU10は、メインマイコン11とサブマイコン12を備えている。メインマイコン11とサブマイコン12は、複数の制御部に相当する。また、第1ECU10は、RAMなどを備えていてもよい。なお、第1ECU10は、複数のマイコンを備えていればよく、三つ以上のマイコンを備えていてもよい。
メインマイコン11は、演算部や、リソースとしての第1フラッシュメモリ11aや、第1紐付情報11bを有している。また、メインマイコン11は、通信フレームに含まれるIDが例えば0x701の場合に、当該マイコン向けの通信フレームであると認識する。よって、メインマイコン11は、通信フレームとして、IDが0x701である要求フレームを受信した場合、当該マイコン向けの要求フレームであると認識する。
さらに、メインマイコン11とサブマイコン12は、共通のIDを含む通信フレームを当該マイコン向けの通信フレームであると認識するように構成されている。言い換えると、ID(ここでは0x701)は、メインマイコン11とサブマイコン12に共通に用いられる。つまり、IDが0x701である要求フレームは、メインマイコン11だけではなく、サブマイコン12からも当該マイコン向けの通信要求であると認識される。
また、本実施形態では、通信線40を介した通信における優先順位を示すIDを採用する。IDは、通信フレームの優先順位を示すとも言える。例えば、IDは、第2ECU20のマイコンに対するものや、第3ECU30のマイコンに対するものがある。そして、電子制御システムは、二つのマイコンが同時に通信線40を介して通信しようとした場合、優先順位が高い通信フレームを送信したマイコンが通信線40を介して通信を行うことができるように構成されている。つまり、IDは、送信対象を識別するための情報であり、且つ、通信調停の優先順位を決定するための情報と言える。
さらに、本実施形態では、故障診断用に割り当てられた診断用識別情報であるIDを採用する。言い換えると、メインマイコン11とサブマイコン12とに共通のIDは、故障診断用に割り当てられた診断用識別情報である。つまり、IDは、送信対象を識別するための情報であり、且つ、通信調停の優先順位を決定するための情報であるとともに、通信フレームの用途や種類等を示す情報と言える。診断用識別情報であるIDは、数に限度があるため、診断用識別情報であるIDが対象とするマイコンを増やすと、IDの枯渇が懸念される。例えば、ISOの通信プロトコルでは、診断用識別情報として0x700〜0x7FFを使用することが定められている。
演算部は、第1フラッシュメモリ11aに記憶されたプログラムや、要求フレームで受信した要求情報などに基づいて各種演算処理を行うとともに、応答フレームの送信などを行う。また、演算部は、各種制御信号を含む通信フレームの送信や、車両100の自己診断処理などを行う機能を有している。
さらに、演算部は、第1フラッシュメモリ11aに記憶されているプログラムをリプログラミングする機能を有している。よって、第1ECU10は、診断ツール200から、後程説明する更新用データを含んだ通信フレームを受信することで、一つの機能であるリプログラミングを実現できると言える。言い換えると、第1ECU10は、診断ツール200から更新用データをダウンロードする。また、後程説明するが、第1ECU10は、関連する複数の通信要求の夫々に応答して診断ツール200と通信を行うことで、リプログラミングを実現する。
第1フラッシュメモリ11aは、複数の記憶領域を備えて構成されている。複数の記憶領域の夫々は、複数のアドレスで管理可能に構成されている。このため、複数のアドレスの夫々は、複数の記憶領域の夫々を示す情報と言える。
第1フラッシュメモリ11aは、上記のようにメインマイコン11に設けられているため、メインマイコン11に個別に対応したリソースと言える。また、メインマイコン11は、リソースとして、第1フラッシュメモリ11aにおける複数の記憶領域を備えていると言える。また、第1フラッシュメモリ11aは、メインマイコン11に専用に設けられている、又は、メインマイコン11の配下にあると言える。さらに、第1フラッシュメモリ11aにおける複数の記憶領域は、メインマイコン11の演算部はアクセス可能であるが、サブマイコン12の演算部はアクセスできないと言える。このため、第1フラッシュメモリ11aにおける複数の記憶領域を管理するためのアドレスは、メインマイコン11に特有の情報と言える。
第1紐付情報11bは、メインマイコン11に対応した第1フラッシュメモリ11aが、メインマイコン11に対して個別に重複することなく紐付けされた情報である。言い換えると、第1紐付情報11bは、メインマイコン11に対応した第1フラッシュメモリ11aの各記憶領域を示すアドレスが、メインマイコン11に対して個別に重複することなく紐付けされている。つまり、第1紐付情報11bは、サブマイコン12における第2紐付情報12bと重複しない。また、第1紐付情報11bは、メインマイコン11と第1フラッシュメモリ11aとを紐付ける、又は関連付ける、又は対応付ける情報と言える。
上記のように、第1フラッシュメモリ11aのアドレスは、メインマイコン11に特有の情報である。よって、ここでは、第1紐付情報11bとして第1フラッシュメモリ11aのアドレスを採用している。また、本実施形態では、一例として、0x00000000〜0x00FFFFFFを第1紐付情報11bとして採用している。メインマイコン11は、0x00000000〜0x00FFFFFFのように、第1紐付情報11bとして複数の情報を備えていることになる。また、0x00000000〜0x00FFFFFFの夫々は、メインマイコン11のリソースである第1フラッシュメモリ11aを示す情報とも言える。従って、メインマイコン11は、診断ツール200などから受信した通信フレームに0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれかが含まれていた場合、その通信フレームが当該マイコンに送信された通信フレームであると認識できる。
サブマイコン12は、演算部や、リソースとしての第2フラッシュメモリ12aや、第2紐付情報12bを有している。このように、サブマイコン12は、各構成要素の名称が異なるものの、メインマイコン11と同様の構成を備えているため詳しい説明を省略する。
なお、第2フラッシュメモリ12aは、サブマイコン12に個別に対応したリソースである。また、サブマイコン12は、リソースとして、第2フラッシュメモリ12aにおける複数の記憶領域を備えていると言える。このように、第1ECU10は、メインマイコン11とサブマイコン12の夫々に個別に対応した複数のリソースとして、第1フラッシュメモリ11aと第2フラッシュメモリ12aとを有していると言える。
また、第2紐付情報12bは、サブマイコン12に対応した第2フラッシュメモリ12aが、サブマイコン12に対して個別に重複することなく紐付けされた情報である。また、第2紐付情報12bは、サブマイコン12と第2フラッシュメモリ12aとを紐付ける、又は関連付ける、又は対応付ける情報と言える。本実施形態では、一例として、0x01000000〜0x01FFFFFFを第2紐付情報12bとして採用している。従って、サブマイコン12は、診断ツール200などから受信した通信フレームに0x01000000〜0x01FFFFFFのいずれかが含まれていた場合、その通信フレームが当該マイコンに送信された通信フレームであると認識できる。このように、第2紐付情報12bである0x01000000〜0x01FFFFFFの夫々は、第1紐付情報11bである0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれとも重複しない。
なお、第2ECU20及び第3ECU30の構成は、第1ECU10と構成と同様である。よって、ここでは、第2ECU20及び第3ECU30の構成に関しては、説明を省略する。しかしながら、第2ECU20及び第3ECU30は、マイコンを一つだけ備えたものであってもよい。
ここで、診断ツール200に関して説明する。診断ツール200は、ディーラや修理工場などで用いられる装置である。診断ツール200は、コネクタなどを介して、通信線40に接続可能に構成されており、通信線40に接続された状態で第1ECU10などと通信を行うことができる。なお、診断ツール200は、通信線40に対して取り外し可能に構成されている。
診断ツール200は、第1ECU10などと通信することで、第1ECU10などから送信されたデータに基づいて車両100に搭載された機器の故障診断を行ったり、第1ECU10のリプログラミング時における更新用データを送信したりする。詳述すると、診断ツール200は、DLフレームF1、転送フレームF2、終了フレームF3を第1ECU10に送信する。このため、第1ECU10は、診断ツール200からIDとアドレスとを含むDLフレームF1を少なくとも受信することになる。
なお、これらの通信フレームF1〜F3は、関連する複数の通信要求とみなすことができる。また、DLフレームF1は、関連する複数の通信要求における最初の通信要求である。転送フレームF2は、関連する複数の通信要求における二番目の通信要求である。そして、終了フレームF3は、関連する複数の通信要求における最後の通信要求である。
ここで、図2、図3、図8を用いて、電子制御装置の処理動作に関して説明する。
まず、図2、図8を用いて、メインマイコン11の処理動作を説明する。メインマイコン11は、例えば100ms毎など、定期的に図2のフローチャートを実行する。ここでは、一例として、診断ツール200から更新用データをダウンロードする場合の例を採用する。メインマイコン11の通信可否の初期値が許可となっている。なお、図2のフローチャートは、主にメインマイコン11の演算部が実行する処理である。
ステップS10では、要求受信有か否かを判定する。メインマイコン11は、直近のステップS10の実行以降に、新たな要求フレームが外部装置から到着している場合に、要求受信有と判定する。そして、メインマイコン11は、要求フレームを受信したと判定した場合はステップS12へ進み、要求フレームを受信したと判定しなかった場合は図2の処理を終了する。
ステップS12では、要求IDを判定する。メインマイコン11は、要求フレームに含まれているIDが当該マイコンに対するものであるか否かを判定する。つまり、メインマイコン11は、要求フレームに含まれているIDを確認して、要求フレームが当該マイコンに対して送信されたものであるか否かを判定する。そして、メインマイコン11は、IDが0x701であると判定した場合、要求フレームが当該マイコンに対して送信されたものであるとみなしてステップS14へ進む。また、メインマイコン11は、IDが0x701でないと判定した場合、要求フレームが当該マイコンに対して送信されたものでないとみなして図2の処理を終了する。
ステップS14では、ダウンロード要求であるか否かを判定する。メインマイコン11は、DLフレームF1を受信した場合にダウンロード要求とみなしてステップS16へ進み、DLフレームF1を受信してない場合にダウンロード要求でないとみなしてステップS26へ進む。なお、図面などでは、ダウンロードを簡略化してDLとも記載している。
ステップS16では、アドレスを判定する(通信可否判断部)。メインマイコン11は、DLフレームF1に含まれているメモリアドレスと第1紐付情報11bとに基づいて、DLフレームF1に含まれているメモリアドレスが、当該マイコンに紐付けされたリソースを示しているアドレスであるか否かを判定する。これは、DLフレームF1が当該マイコンに対するものであるか否かを判定するためである。
そして、メインマイコン11は、DLフレームF1に含まれるメモリアドレスが、第1紐付情報11bである0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれかであった場合、DLフレームF1が当該マイコンに対するものであると判定してステップS18へ進む。また、メインマイコン11は、DLフレームF1に含まれるメモリアドレスが、第1紐付情報11bである0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれでもなかった場合、DLフレームF1が当該マイコンに対するものでないと判定してステップS24へ進む。つまり、メインマイコン11は、ステップS12で一度は要求フレームが当該マイコンに対するものであると認識しつつ、ステップS16で要求フレームが当該マイコンに対するものでないと判定することになる。
ステップS18では、メインマイコン11の通信可否を許可とする(通信可否判断部)。メインマイコン11は、DLフレームF1が当該マイコンに対する要求フレームであるため、通信線40を介した通信を許可とする。これによって、メインマイコン11は、DLフレームF1に応答して診断ツール200と通信を行うことができる。
ところで、IDが0x701で、メモリアドレスが0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれかを含むDLフレームF1は、サブマイコン12でも当該マイコンに対して送信されたものであるとみなすことになる。しかしながら、DLフレームF1のメモリアドレスが第2紐付情報12bである0x01000000〜0x01FFFFFFのいずれでもないため、サブマイコン12は、このDLフレームF1が当該マイコンに対するものでないと判定することになる。
なお、メインマイコン11は、通信可否の判断結果、すなわち許可であるか不許可であるかを記憶しておく。よって、メインマイコン11は、ステップS18で許可にすると、通信可否が許可であることを記憶する。なお、メインマイコン11は、レジスタやRAMなどの結果記憶部に、通信可否の判断結果を記憶する。
そして、メインマイコン11は、関連する複数の通信要求の全てに応答して診断ツール200との通信が完了するまで、複数の通信要求における最初の通信要求に基づいた判断結果を継続させる(通信可否判断部)。つまり、メインマイコン11は、DLフレームF1に基づいて許可と判断した場合、転送フレームF2及び終了フレームF3に応答して診断ツール200との通信が完了するまで、最初の通信要求であるDLフレームF1に基づいた判断結果を継続させる。言い換えると、メインマイコン11は、DLフレームF1に基づいて許可と判断した場合、転送フレームF2及び終了フレームF3に応答して診断ツール200との通信が完了するまで、通信可否を許可に維持する。なお、以下においては、DLフレームF1に基づいて許可と判断してから、転送フレームF2及び終了フレームF3に応答して診断ツール200との通信が完了するまでをダウンロード手続き継続中とも称する。
これによって、メインマイコン11は、二回目以降の通信要求である転送フレームF2及び終了フレームF3にメモリアドレスが含まれていなくても、通信不可のマイコンによる通信フレームの衝突を避けることができる。
ここでは、関連する複数の通信要求として、DLフレームF1、転送フレームF2、及び終了フレームF3を採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されない。本発明は、関連する複数の通信要求の全てに応答して診断ツール200などの外部装置との通信が完了するまで、複数の通信要求における最初の通信要求に基づいた判断結果を継続させるものであれば採用できる(通信可否判断部)。
また、第1ECU10は、メインマイコン11が判断結果を継続させている場合、メインマイコン11のみが、診断ツール200などの外部装置からの要求を処理する。後程説明するが、第1ECU10は、サブマイコン12に関しても判断結果を継続させることがある。よって、第1ECU10は、メインマイコン11及びサブマイコン12のうち、判断結果を継続させている方のみが、診断ツール200などの外部装置からの要求を処理する。メインマイコン11及びサブマイコン12のうち、判断結果を継続させている方とは、判断結果を継続させている通信可否判断部を含む方と言うこともできる。また、第1ECU10は、診断ツール200からのダウンロード手続き継続中である場合、メモリアドレスが指すメモリを配下に持つ1つのマイコンのみが、診断ツール200からの要求に対して独占的に処理及び応答するとも言える。
例えば、図8のシーケンス図に示すように、第1ECU10は、メインマイコン11がダウンロード手続き中である場合に、サブマイコン12に対する通信要求が送信されることもある(S5)。つまり、メインマイコン11は、ダウンロード手続き中である場合に、メモリアドレスとして0x01000000を含む要求フレームを受信することがある。しかしながら、第1ECU10は、この通信要求に対してサブマイコン12が応答しないようにできる。この場合、メインマイコン11は、サブマイコン12が通信不可であることを示す応答フレームを送信する。従って、第1ECU10は、関連する複数の通信要求の全てに応答して診断ツール200などの外部装置との通信が完了するまで、同一IDの通信フレームが通信線40で衝突することを抑制できる。
なお、本発明は、判断結果を継続させなくてもよい。つまり、メインマイコン11及びサブマイコン12は、要求フレームに含まれるメモリアドレスが当該マイコンに紐付けされたリソースを示す場合に、通信可否を許可とするものであればよい。
ステップS20では、DL開始処理を行う。メインマイコン11は、要求フレームであるDLフレームF1による要求に応じた処理を行う。つまり、メインマイコン11は、DLフレームF1に含まれているメモリアドレスによって、これから到着するデータ転送フレームF2に含まれる転送データを格納すべき第1フラッシュメモリ11a中の位置を認識する。
ステップS22では、DL要求応答処理を行う(通信部)。メインマイコン11は、DLフレームF1に応答して、通信線40を介して診断ツール200と通信を行う。このとき、メインマイコン11は、応答フレームを診断ツール200に対して送信する。
メインマイコン11は、図8のシーケンス図におけるS1に示すように、要求フレームであるDLフレームF1による要求に応じた処理と、DLフレームF1への応答を行う。また、メインマイコン11は、この処理と応答を、通信可否の状態によって判断するものである。
一方、ステップS24では、メインマイコン11の通信可否を不許可とする(通信可否判断部)。メインマイコン11は、DLフレームF1が当該マイコンに対する要求フレームでないため、通信線40を介した通信を不許可とする。これによって、メインマイコン11は、診断ツール200のみならず、第2ECU20などとも通信を行うことができない。
このように、メインマイコン11は、DLフレームF1に含まれるメモリアドレスから、メインマイコン11向けダウンロードかどうかを判定する(S16)。そして、メインマイコン11は、当該マイコン向けであれば通信可否を許可(S18)とし、そうでなれば通信可否を不許可(S24)とする。
ステップS26では、データ転送要求であるか否かを判定する。メインマイコン11は、転送フレームF2を受信した場合にデータ転送要求とみなしてステップS28へ進み、転送フレームF2を受信してない場合にデータ転送要求でないとみなしてステップS34へ進む。
ステップS28では、メインマイコンの通信可否を判定する。メインマイコン11は、結果記憶部の記憶内容に基づいて、通信可否を判定する。そして、メインマイコン11は、結果記憶部に記憶された判断結果が許可であると判定した場合はステップS30へ進み、不許可であると判定した場合は図2の処理を終了する。
ステップS30では、データ取り込み処理を行う。メインマイコン11は、要求フレームである転送フレームF2による要求に応じた処理を行う。つまり、メインマイコン11は、転送フレームF2に含まれている転送データを取り込む。なお、メインマイコン11は、取り込んだ転送データを第1フラッシュメモリ11aに格納することで、プログラムをリプログラムする。
診断ツール200は、更新用データの容量によっては、更新用データを複数に転送データに分割する。この場合、診断ツール200は、転送フレームF2を複数回、送信することになる。よって、メインマイコン11は、ステップS30を繰り返し行うことになる。
ステップS32では、データ転送に対する応答処理を行う。メインマイコン11は、転送フレームF2に応答して、通信線40を介して診断ツール200と通信を行う。このとき、メインマイコン11は、応答フレームを診断ツール200に対して送信する。
メインマイコン11は、図8のシーケンス図におけるS3に示すように、要求フレームである転送フレームF2による要求に応じた処理と、転送フレームF2への応答を行う。そして、メインマイコン11は、更新用データが複数の転送データに分割されていた場合、S3を繰り返し行うことになる。また、メインマイコン11は、この処理と応答を、通信可否の状態によって判断するものである。
ステップS34では、転送終了要求であるか否かを判定する。メインマイコン11は、終了フレームF3を受信した場合に転送終了要求とみなしてステップS36へ進み、終了フレームF3を受信してない場合に転送終了要求でないとみなしてステップS44へ進む。
ステップS36では、メインマイコンの通信可否を判定する。メインマイコン11は、ステップS28と同様に判定する。そして、メインマイコン11は、結果記憶部に記憶された判断結果が許可であると判定した場合はステップS38へ進み、不許可であると判定した場合はステップS42へ進む。
ステップS38では、DL終了処理を行う。メインマイコン11は、要求フレームである終了フレームF3による要求に応じた処理を行う。つまり、メインマイコン11は、DLフレームF1から開始された複数の通信要求が正常に終了したかを判定する。例えば、メインマイコン11は、データ転送フレームF2から格納した転送データ量の合計が予定されていたデータ量と一致した場合に、正常に終了したと判定する。
ステップS40では、転送終了要求に対する応答処理を行う。メインマイコン11は、終了フレームF3に応答して、通信線40を介して診断ツール200と通信を行う。このとき、メインマイコン11は、応答フレームを診断ツール200に対して送信する。
メインマイコン11は、図8のシーケンス図におけるS7に示すように、要求フレームである終了フレームF3による要求に応じた処理と、終了フレームF3への応答を行う。また、メインマイコン11は、この処理と応答を、通信可否の状態によって判断するものである。つまり、ステップS20、S22、S30、S32にも示したように、メインマイコン11は、要求フレームによる要求に応じた処理と、要求フレームに対する応答を、通信可否の状態によって判断する。
ステップS42では、メインマイコン11の通信可否を許可とする。メインマイコン11は、ステップS40の時点で、既に通信可否を許可としているので、この許可を維持する。上記のように、メインマイコン11は、終了フレームF3に応答して診断ツール200との通信が完了するまで、最初の通信要求であるDLフレームF1に基づいた判断結果を継続させる。このため、メインマイコン11は、ステップS42の時点で、判断結果を継続させていないことになる。しかしながら、メインマイコン11は、ステップS42で通信可否を許可とする。これは、メインマイコン11とサブマイコン12のいずれも判断結果を継続させていない場合、予め決められた一方のみが、診断ツール200、第2ECU20、第3ECU30などからの要求を処理するためである。つまり、ここでは、予め決められた一つの制御部としてメインマイコン11を採用する。
ステップS44では、メインマイコンの通信可否を判定する。メインマイコン11は、ステップS28と同様に判定する。そして、メインマイコン11は、結果記憶部に記憶された判断結果が許可であると判定した場合はステップS46へ進み、不許可であると判定した場合は図2の処理を終了する。
ステップS46では、その他の要求処理を行う。メインマイコン11は、DLフレームF1、転送フレームF2、終了フレームF3とは異なる要求フレームに応じた処理を行う。
ステップS48では、その他の要求処理対する応答処理を行う。メインマイコン11は、DLフレームF1、転送フレームF2、終了フレームF3とは異なる要求フレームに応答して、通信線40を介して診断ツール200と通信を行う。このとき、メインマイコン11は、応答フレームを診断ツール200に対して送信する。
次に、図3を用いて、サブマイコン12の処理動作を説明する。サブマイコン12は、例えば100ms毎など、定期的に図3のフローチャートを実行する。サブマイコン12の処理動作は、メインマイコン11と同様の個所がある。ここでは、サブマイコン12の処理動作におけるメインマイコン11と異なる点を主に説明する。サブマイコン12は、メインマイコン11と異なり、通信可否の初期値が不許可となっている。
ステップS50、S52、S54は、ステップS10、S12、S14と同様の処理をサブマイコン12が実行するため説明を省略する。
ステップS56では、アドレスを判定する(通信可否判断部)。サブマイコン12は、DLフレームF1に含まれているメモリアドレスと第2紐付情報12bとに基づいて、DLフレームF1に含まれているメモリアドレスが、当該マイコンに紐付けされたリソースを示しているアドレスであるか否かを判定する。これは、DLフレームF1が当該マイコンに対するものであるか否かを判定するためである。そして、サブマイコン12は、DLフレームF1に含まれるメモリアドレスが、第2紐付情報12bである0x01000000〜0x01FFFFFFのいずれかであった場合、DLフレームF1が当該マイコンに対するものであると判定してステップS58へ進む。また、サブマイコン12は、DLフレームF1に含まれるメモリアドレスが、第2紐付情報12bである0x01000000〜0x01FFFFFFのいずれでもなかった場合、DLフレームF1が当該マイコンに対するものでないと判定してステップS64へ進む。つまり、サブマイコン12は、ステップS52で一度は要求フレームが当該マイコンに対するものであると認識しつつ、ステップS56で要求フレームが当該マイコンに対するものでないと判定することになる。
ステップS58では、サブマイコン12の通信可否を許可とする(通信可否判断部)。サブマイコン12は、DLフレームF1が当該マイコンに対する要求フレームであるため、通信線40を介した通信を許可とする。これによって、サブマイコン12は、DLフレームF1に応答して診断ツール200と通信を行うことができる。
一方、ステップS64では、サブマイコン12の通信可否を不許可とする(通信可否判断部)。サブマイコン12は、DLフレームF1が当該マイコンに対する要求フレームでないため、通信線40を介した通信を不許可とする。これによって、サブマイコン12は、診断ツール200のみならず、第2ECU20などとも通信を行うことができない。
このように、サブマイコン12は、DLフレームF1に含まれるメモリアドレスから、サブマイコン12向けダウンロードかどうかを判定する(S56)。そして、サブマイコン12は、当該マイコン向けであれば通信可否を許可(S58)とし、そうでなれば通信可否を不許可(S64)とする。
ステップS60、S62、S66は、ステップS20、S22、S26と同様の処理をサブマイコン12が実行するため説明を省略する。
ステップS68では、サブマイコンの通信可否を判定する。サブマイコン12は、結果記憶部の記憶内容に基づいて、通信可否を判定する。そして、サブマイコン12は、結果記憶部に記憶された判断結果が許可であると判定した場合はステップS70へ進み、不許可であると判定した場合は図3の処理を終了する。
ステップS70、S72、S74は、ステップS30、S32、S36と同様の処理をサブマイコン12が実行するため説明を省略する。
ステップS76では、サブマイコンの通信可否を判定する。サブマイコン12は、結果記憶部の記憶内容に基づいて、通信可否を判定する。そして、サブマイコン12は、結果記憶部に記憶された判断結果が許可であると判定した場合はステップS78へ進み、不許可であると判定した場合はステップS82へ進む。
ステップS78、S80は、ステップS38、S40と同様の処理をサブマイコン12が実行するため説明を省略する。
ステップS82では、サブマイコン12の通信可否を不許可とする。サブマイコン12は、ステップS80の時点で、通信可否を許可としているので、許可に変更する。一方、上記ステップS42で説明したように、メインマイコン11は、終了フレームF3に応答して、通信線40を介して診断ツール200と通信を行った場合、通信可否を許可とする。これにより、第1ECU10は、メインマイコン11とサブマイコン12のいずれも判断結果を継続させていない場合、メインマイコン11が独占的に通信線40を介して通信できる。つまり、第1ECU10は、ダウンロード手続き継続中でない場合、予め決められた1つのマイコンであるメインマイコン11が要求に対して独占的に処理及び応答する。
ステップS84では、サブマイコンの通信可否を判定する。サブマイコン12は、結果記憶部の記憶内容に基づいて、通信可否を判定する。そして、サブマイコン12は、結果記憶部に記憶された判断結果が許可であると判定した場合はステップS86へ進み、不許可であると判定した場合は図2に示す処理を終了する。
ステップS86、S88は、ステップS46、S48と同様の処理をサブマイコン12が実行するため説明を省略する。
以上のように、メインマイコン11及びサブマイコン12は、通信要求に含まれるメモリアドレスが当該マイコンに紐付けされたリソースを示す場合に、診断ツール200と通信可と判断する。また、メインマイコン11及びサブマイコン12は、当該マイコンに紐付けされたリソースを示さない場合に、診断ツール200と通信不可と判断する。そして、メインマイコン11及びサブマイコン12は、通信可と判断した場合に、診断ツール200からの通信要求に応答して診断ツール200と通信を行う。このため、第1ECU10は、メインマイコン11及びサブマイコン12での通信が同時に行なわれて、通信線40で衝突することを防ぐことができる。
さらに、第1ECU10は、メインマイコン11及びサブマイコン12を備えているが、メインマイコン11及びサブマイコン12の夫々が共通のIDを当該マイコン向けの通信要求であると認識する。このため、第1ECU10は、本実施形態のメインマイコン11及びサブマイコン12に相当する制御部の数が増えてもIDの増加を抑えることがでる。
従って、本発明は、IDの枯渇を抑制しつつ、メインマイコン11及びサブマイコン12での通信が同時に行なわれて衝突することを防ぐことができる。このため、第1ECU10は、IDとして、数に限度がある診断用識別情報を採用した場合であっても、診断用識別情報が枯渇することを抑制できる。
なお、本実施形態では、外部装置として故障診断用ツール200を採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されず、第2ECU20や第3ECU30を外部装置とみなすこともできる。また、本発明を第2ECU20に適用した場合、外部装置は、故障診断用ツール200や、第1ECU10や、第3ECU30を採用できる。さらに、外部装置は、本発明を適用した電子制御装置と通信可能に構成された装置であれば採用できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本発明のその他の形態として、第2実施形態及び第3実施形態に関して説明する。上記実施形態及び第2、第3実施形態は、夫々単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(第2実施形態)
本実施形態は、主に、共通のID、要求フレームが上記実施形態と異なる。本実施形態のメインマイコン11とサブマイコン12は、共通のIDとして0x201を含む通信フレームを当該マイコン向けの通信フレームであると認識するように構成されている。また、本実施形態では、DLフレームF1、転送フレームF2、終了フレームF3のように関連する複数の通信要求ではなく、通信要求として単独の要求フレームを受信する例を採用する。なお、メインマイコン11とサブマイコン12は、上記実施形態と同様の第1紐付情報11b及び第2紐付情報12bを有しているものとする。
本実施形態のメインマイコン11は、例えば100ms毎など、定期的に図9のフローチャートを実行する。なお、サブマイコン12に関しても、同様に図9のフローチャートを実行する。
ステップS90では、要求受信有か否かを判定する。メインマイコン11は、要求フレームを受信したか否かを判定する。そして、メインマイコン11は、要求フレームを受信したと判定した場合はステップS91へ進み、要求フレームを受信したと判定しなかった場合は図9の処理を終了する。
ステップS91では、要求IDを判定する。メインマイコン11は、受信した要求フレームに含まれているIDが当該マイコンに対するものであるか否かを判定する。つまり、メインマイコン11は、要求フレームに含まれているIDを確認して、要求フレームが当該マイコンに対して送信されたものであるか否かを判定する。そして、メインマイコン11は、IDが0x201であると判定した場合、要求フレームが当該マイコンに対して送信されたものであるとみなしてステップS92へ進む。また、メインマイコン11は、IDが0x201でないと判定した場合、要求フレームが当該マイコンに対して送信されたものでないとみなして図9の処理を終了する。
ステップS92では、リソースを判定する(通信可否判断部)。メインマイコン11は、受信した要求フレームに含まれているメモリアドレスと第1紐付情報11bとに基づいて、要求フレームに含まれているメモリアドレスが、当該マイコンに紐付けされたリソースを示しているアドレスであるか否かを判定する。そして、メインマイコン11は、要求フレームに含まれるメモリアドレスが、第1紐付情報11bである0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれかであった場合、要求フレームが当該マイコンに対するものであると判定してステップS93へ進む。また、メインマイコン11は、要求フレームに含まれるメモリアドレスが、第1紐付情報11bである0x00000000〜0x00FFFFFFのいずれでもなかった場合、要求フレームが当該マイコンに対するものでないと判定してステップS95へ進む。つまり、メインマイコン11は、ステップS91で一度は要求フレームが当該マイコンに対するものであると認識しつつ、ステップS92で要求フレームが当該マイコンに対するものでないと判定することになる。
ステップS93では、メインマイコン11の通信可否を許可とする(通信可否判断部)。メインマイコン11は、受信した要求フレームが当該マイコンに対する要求フレームであるため、通信線40を介した通信を許可とする。これによって、メインマイコン11は、要求フレームに応答して診断ツール200と通信を行うことができる。
ステップS94では、送信処理を行う(通信部)。メインマイコン11は、受信した要求フレームに応答して、通信線40を介して診断ツール200と通信を行う。このとき、メインマイコン11は、応答フレームを診断ツール200に対して送信する。なお、メインマイコン11は、応答フレームを送信する前に、要求フレームによる要求に応じた処理を行ってもよい。
一方、ステップS95では、メインマイコン11の通信可否を不許可とする(通信可否判断部)。メインマイコン11は、受信した要求フレームが当該マイコンに対する要求フレームでないため、通信線40を介した通信を不許可とする。これによって、メインマイコン11は、診断ツール200のみならず、第2ECU20などとも通信を行うことができない。
本実施形態の第1ECU10は、上記実施形態によるものと同様の効果を奏することができる。さらに、メインマイコン13やサブマイコン14は、関連する複数の通信要求を受信した場合に限らず、上記実施形態によるものと同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、主に、紐付情報が上記実施形態と異なる。図10に示すように、本実施形態の第1ECU10aは、メインマイコン13とサブマイコン14とを備えて構成されている。さらに、第1ECU10aは、リソースとして、第1ポート11c及び第2ポート12cを備えて構成されている。第1ポート11cは、ある変数xを示す信号が入力されるポートである。第2ポート12cは、変数xとは異なる変数yを示す信号が入力されるポートである。なお、変数xや変数yは、第1ECU10に接続されたセンサなどによって検出された検出値などである。
メインマイコン13は、第1ポート11cにアクセスして変数xを示す信号を取得可能であるが、第2ポート12cにアクセスできないように構成されている。一方、サブマイコン14は、第2ポート12cにアクセスして変数yを示す信号を取得可能であるが、第1ポート11cにアクセスできないように構成されている。
つまり、第1ポート11cは、メインマイコン13に個別に対応したリソースと言える。また、第1ポート11cは、メインマイコン13に専用に設けられている、又は、メインマイコン13の配下にあると言える。このため、第1ポート11cを示す情報(変数に個別に割り当てられた数値であるデータ識別子)や変数xは、メインマイコン13に特有の情報と言える。また、第1ポート11cを示す情報や変数xは、リソース情報とも言える。
よって、本実施形態の第1紐付情報11b1は、メインマイコン13に対応した第1ポート11cが、メインマイコン13に対して個別に重複することなく紐付けされた情報を含んでいる。つまり、ここでは、第1紐付情報11b1として第1ポート11cを示す情報や変数xを採用する。言い換えると、第1紐付情報11b1は、メインマイコン13に対応した第1ポート11cを示す情報又は変数xが、メインマイコン13に対して個別に重複することなく紐付けされている。第1紐付情報11b1は、サブマイコン14における第2紐付情報12b1と重複しない。また、第1紐付情報11b1は、メインマイコン13と第1ポート11cとを紐付ける、又は関連付ける、又は対応付ける情報と言える。
従って、メインマイコン13は、診断ツール200などから受信した通信フレームに第1ポート11cを示す情報や変数xが含まれていた場合、その通信フレームが当該マイコンに送信された通信フレームであると認識できる。
一方、第2ポート12cは、サブマイコン14に個別に対応したリソースと言える。また、第2ポート12cは、サブマイコン14に専用に設けられている、又は、サブマイコン14の配下にあると言える。このため、第2ポート12cを示す情報(変数に個別に割り当てられた数値であるデータ識別子)や変数yは、サブマイコン14に特有の情報と言える。また、第2ポート12cを示す情報や変数yは、リソース情報とも言える。
よって、本実施形態の第2紐付情報12b1は、サブマイコン14に対応した第2ポート12cが、サブマイコン14に対して個別に重複することなく紐付けされた情報を含んでいる。つまり、ここでは、第2紐付情報12b1として第2ポート12cを示す情報や変数yを採用する。言い換えると、第2紐付情報12b1は、サブマイコン14に対応した第2ポート12cを示す情報又は変数yが、サブマイコン14に対して個別に重複することなく紐付けされている。第2紐付情報12b1は、メインマイコン13における第1紐付情報11b1と重複しない。また、第2紐付情報12b1は、サブマイコン14と第2ポート12cとを紐付ける、又は関連付ける、又は対応付ける情報と言える。
従って、サブマイコン14は、診断ツール200などから受信した通信フレームに第2ポート12cを示す情報や変数yが含まれていた場合、その通信フレームが当該マイコンに送信された通信フレームであると認識できる。
なお、第1紐付情報11b1や第2紐付情報12b1は、アドレスを含まなくてもよい。また、図10では、第1紐付情報11b1において、第1ポート11cを示す情報の図示を省略し、第2紐付情報12b1において、第2ポート12cを示す情報の図示を省略している。
このように構成された第1ECU10aは、第1ECU10と同様の効果を奏することができる。さらに、メインマイコン13やサブマイコン14は、要求フレームにメモリアドレスが含まれていなくても、変数xや変数yなどがふくまれていれば、当該マイコンに送信された通信フレームであると認識できる。
10 第1ECU、20 第2ECU、30 第3ECU、40 通信線、11,13 メインマイコン、12,14 サブマイコン、11a 第1フラッシュメモリ、11b,1b1 第1紐付情報、11c 第1ポート、12a 第2フラッシュメモリ、12b,12b1 第2紐付情報、12c 第2ポート、100,110 車両、200 車両

Claims (9)

  1. 複数の制御部(11〜14)と、複数の前記制御部の夫々に個別に対応した複数のリソース(11a、11c、12a、12c)とを有し、異なる外部装置と通信線を介して通信可能に構成されており、前記外部装置から受信対象を示す識別情報と前記リソースを示すリソース情報とを含む通信要求を少なくとも受信する電子制御装置であって、
    複数の前記制御部の夫々は、共通の前記識別情報を含む通信要求を当該制御部向けの前記通信要求であると認識し、
    複数の前記制御部の夫々に対応した前記リソースが、複数の前記制御部の夫々に対して個別に重複することなく紐付けされた紐付情報(11b、12b、11b1、12b1)と、
    前記通信要求を受信した場合、前記通信要求に含まれる前記リソース情報と、前記紐付情報とに基づいて、前記外部装置との通信可否を判断する通信可否判断部(S16、S18、S24、S56、S58、S64、S92)と、
    前記通信可否判断部にて通信可と判断した場合に、前記通信要求に応答して前記外部装置と通信を行う通信部(S22、S62、S94)と、を備え、
    前記通信可否判断部は、前記通信要求に含まれる前記リソース情報が当該制御部に紐付けされた前記リソースを示す場合に前記外部装置と通信可と判断し、当該制御部に紐付けされた前記リソースを示さない場合に前記外部装置と通信不可と判断する電子制御装置。
  2. 前記通信線は、複数の前記制御部と複数の前記外部装置とが接続されており、
    前記識別情報は、前記通信線を介した通信における優先順位を示す請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 関連する複数の前記通信要求の夫々に応答して前記外部装置と通信を行うことで、一つの機能を実現するものであり、
    前記通信可否判断部は、複数の前記通信要求の全てに応答して前記外部装置との通信が完了するまで、複数の前記通信要求における最初の前記通信要求に基づいた判断結果を継続させる請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 複数の前記制御部は、前記判断結果を継続させている前記通信可否判断部を含む前記制御部のみが、前記外部装置からの要求を処理する請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 関連する複数の前記通信要求は、最初の前記通信要求としてのデータのダウンロードを要求するダウンロード要求と、前記データの転送を要求するデータ転送要求と、最後の前記通信要求としての前記データの転送終了を要求する転送終了要求とを含み、
    前記通信可否判断部は、前記転送終了要求に応答して前記外部装置との通信が完了するまで、複数の前記通信要求における最初の前記通信要求に基づいた判断結果を継続させる請求項3又は4に記載の電子制御装置。
  6. 複数の前記制御部は、前記データの転送を要求するデータ転送要求の処理として、前記データを取り込む請求項5に記載の電子制御装置。
  7. 複数の前記制御部は、全ての前記通信可否判断部が前記判断結果を継続させていない場合、予め決められた一つの前記制御部のみが、前記外部装置からの要求を処理する請求項3乃至6のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  8. 前記リソースとして、複数の記憶領域を備え、
    前記リソース情報は、各記憶領域を示すアドレスを含むものであり、
    前記紐付情報は、複数の前記制御部の夫々に対応した前記記憶領域を示す前記アドレスが、複数の前記制御部の夫々に対して個別に重複することなく紐付けされている請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  9. 前記識別情報は、故障診断用に割り当てられた診断用識別情報である請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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