JP6488447B2 - 害虫防除機能付き運搬車 - Google Patents

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Description

本発明は、野外で作業を行う人を、夏の害虫被害から守る害虫防除機能付き運搬車に関する。
近年の温暖化の影響もあって、夏には野外での活動で蚊などの害虫に刺されることが多くなっている。特に、ウイルスを媒介する害虫は、時に大きな被害を及ぼすことがある。
行楽などの一時的なものであれば、やり過ごすこともできるが、農作業など連日仕事で長時間野外で活動する場合には、作業効率が落ちたり、感染症にかかったりする虞れもあり、大きな問題となっている。
特表2000−507830公報
蚊等の害虫を除去する為の一般的な方法としては、蚊取り線香や殺虫剤のスプレー等が良く用いられる。このようなものは、屋内で使用するには非常に効果的であるが、屋外で使用すると、薬剤が飛散してしまい効率が悪い。例えば、風のある日に用いても、余り効果が期待できないということもある。特に、農作業などで一所に留まって一定時間作業を行っていると、人の発する二酸化炭素などにより蚊などの吸血性の害虫が集まってきて、複数箇所刺されてしまうことがある。更に、運搬車を用いて移動を行うような場合でも、殺虫剤が効果を発揮するのは作業者が通りすぎてしまった場所ということになり、移動している間でもどうしても刺されてしまう。
また、ディートのような虫よけ剤(忌避剤)をスプレーで体にふりかけたり、直接肌に塗りつけたりする方法もある。この場合、屋外での薬剤の飛散という問題は殆どない。しかし、アレルギーや肌荒れを起こすなど、健康上の理由から、長期の連用には余り向いていない。更に、蚊には効果的な忌避剤は沢山あるが、刺された場合の症状がより重いブヨなどにも十分な効果が期待できる忌避剤は余り知られていない。
また、害虫にとって不快な36キロヘルツから41キロヘルツの範囲の周波数を発する超音波発信器を用いた超音波害虫防除器(特許文献1)もある。しかしながら、現在、販売されている製品は非常に少なくなっている。その理由は、虫が嫌がる音は実際に存在するものの、実際に使用してみると虫よけの余り感じられなかったからである。
そこで、本発明の目的は、人体に悪影響を与えること無く、全ての害虫に有効な害虫防除機能を備えた運搬車を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の1つの様相による害虫防除機能付き運搬車は、野外活動用の運搬車であって、荷台と、この荷台を支えると共に運搬車の移動を可能とする移動手段と、前記運搬車を操縦する為の操縦手段と、前記作業者に向かって送風を行う送風手段と、前記作業者の位置を検出する人感センサーと、前記人感センサーが検出した前記作業者の位置に応じて、前記作業者に直接送風が行われるように、前記送風手段の送風方向を調整し、この送風によって前記作業者に害虫が近づくことを妨げる調整手段とを備え、前記送風手段には、除虫効果を高める薬剤を収納する薬剤収納手段が設けられており、前記作業者の周囲にこの薬剤を散布することを特徴とする。
また、好ましい実施例では、前記人感センサーは、赤外線センサーであることを特徴とする。
更に、好ましい実施例では、前記運搬車の移動手段は、エンジンによって駆動することを特徴とする。
更に、好ましい実施例では、前記エンジンによって発電する発電機を更に備え、前記送風手段は、この発電機で生成される電力によって駆動することを特徴とする。
更に、好ましい実施例では、前記発電機によって充電されるバッテリーを更に備え、前記送風手段は、このバッテリーで駆動することを特徴とする。
更に、好ましい実施例では、前記送風手段は、差し渡し直径30cm以上の羽根を有する扇風機であることを特徴とする。
本発明に係わる害虫防除機能付き運搬車によれば、夏の蚊やブヨなど吸血性の昆虫類から作業者を守り、同時に体温上昇を防ぎ、暑い中での山や藪のなかの作業が格段に楽になる。
図1は、本発明の一実施例による害虫防除機能付き運搬車の使用状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施例による害虫防除機能付き運搬車の周囲で作業を行っている様子を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態による害虫防除機能付き運搬車を説明する。図1は、本発明の一実施例による害虫防除機能付き運搬車の使用状態を示す斜視図である。この図に示したように、この害虫防除機能付き運搬車10は、農作業などの野外活動で利用するものであり、クローラ11を備えた走行部12と、この走行部12を駆動するガソリンエンジンを備えた駆動部13と、クローラ11に支持され運搬したい荷物を積むための荷台15と、この運搬車10を操縦する為の操作ハンドル17を備えている。全体寸法は、一例として全長146cm、全幅630cm、全高90cmである。
また、この運搬車10の駆動部13上部に害虫防除用の扇風機30が設けられ、移動中であっても落下しないように十分に固定されている。また、扇風機30には、その送風方向を上下左右に自動で変更する首振り機構35a、35bが設けられている。この扇風機30によって、操作ハンドル17を握って運搬車10を操縦する場合は勿論、運搬車10の周囲で作業している間でも作業者20に向かって十分な風量の送風が可能となっている。
具体的には、扇風機30は4枚羽根を持ち、その差し渡し直径(4枚羽根を回転体としてみた全体の直径)は、30cm以上、例えば45cmとなっている。また、駆動電力としては、80W以上、例えば124W以上が望ましい。このような構成により、80m3/min以上の風量での送風が可能となるようにする。
また、扇風機30には、人感センサーとして赤外線センサー33と、送風方向を上下左右に変更する為の首振り機構35a、35bが設けられている。この赤外線センサー33は、人の体温を感知し、扇風機30の送風方向と人のいる方向とのずれを検出する。また、首振り機構35a、35bは赤外線センサー33の検出結果に応じて、扇風機30の送風方向を変化させ、作業者20の動きに追従させる。これにより作業中に移動しても、常に扇風機30の風が作業者20に直接当たり、害虫を寄せ付けないようにする。例えば、図2に示したように作業者20が運搬車10の周囲で作業を行っている場合には、風が作業者20へ向かうように首振り機構35aが動作する。この扇風機30の送風の効果は、周囲4〜5m程度までは十分であるが、それ以上離れて作業を行うような場合には、適宜運搬車10を作業場所の近くまで移動すれば良い。
更に、好適な実施形態の1つでは、扇風機30の駆動部13の上部に、薬剤収納容器32を固定するようにしても良い。この薬剤収納容器32の内部には、シトロネラ、ニーム、ユーカリといった除虫効果のある薬液が収容されている。この薬液は、薬剤収納容器32の内部から外へ延出した太い紐状の芯32cをつたって、外部へ移動する。そして、扇風機30の背面の気流に含まれて、作業者20の周囲に散布される。この薬液によって更に除虫効果が高まる。
また、従来の一般的な扇風機と同様に、作業者20の身長に合わせて扇風機30も高さも所定の範囲で調整できる。更に、扇風機30は運搬車10から着脱自在となっており、冬季で害虫防除機能が不要である場合には、取り外しておくことができる。
従って、作業者20がこの運搬車10を用いて野外作業を行う際には、先ず、扇風機30を駆動してから積荷を行う。その間、扇風機30の送風により害虫防除が行われる。積荷が完了すると、運搬車10のエンジンを起動し、別の作業場所へ移動する。その間も扇風機30の送風は、作業者20に直接当たり、害虫を寄せ付けないようにする。作業場所へついたら、荷降ろし作業を行うが、やはり首振り機構35a、35bにより、扇風機30の送風は作業者20の動きに追従するので、扇風機30の送風は、作業者20に直接当たり、害虫を寄せ付けないようにする。その後の、作業でも同様である。
なお、扇風機30にはバッテリーが設けられており、このバッテリーの電力で扇風機30のモーターを駆動する。また、駆動部13内のエンジンで発電するダイナモを設けておき、このダイナモ(発電機)で発電された電力でバッテリーを充電するようにする。従って、作業中、運搬車10のエンジンを切っていても、扇風機30はバッテリーの電力を使って利用可能となっている。
以上のように、蚊やブヨなど吸血性の昆虫類は、作業者20の体に近づくと吹き飛ばされてしまい皮膚にとまることができない。また、これらの昆虫類は、夏の気温の高い時期に活動するので、扇風機30の送風は作業者20の体温上昇も同時に防止し、防虫対策に加えて暑さ対策ともなる。
以上のように、本発明による害虫防除機能付き運搬車によれば、農作業や林業などの野外活動を快適に行えるので、作業効率を飛躍的に向上させることが出来る。
なお、上記実施形態では、運搬車10は、エンジンを備えているが、人力で荷物の運搬を行うような運搬車に対しても、本発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、運搬車10は、ガソリンエンジンを備えているが、これに限らず電動エンジンで駆動する運搬車に対しても、本発明は適用可能である。
更に、上記実施形態では、運搬車10は、移動手段として無限軌道を備えているが、これに限らず車輪で移動する運搬車に対しても、本発明は適用可能である。
更に、上記実施形態では、運搬車10は、荷物のみを積載可能なものであるが、これに限らず人が乗り込むことも可能な運搬車に対しても、本発明は適用可能である。
10 運搬車
11 クローラ
12 走行部
13 駆動部
15 荷台
17 操作ハンドル
20 作業者
30 扇風機
32 薬剤収納容器
32c 芯
33 赤外線センサー
35a、35b 首振り機構

Claims (1)

  1. 野外活動用の運搬車であって、荷台と、この荷台を支えると共に運搬車の移動を可能とする移動手段と、前記運搬車を操縦する為の操縦手段と、前記作業者に向かって送風を行う送風手段と、前記作業者の位置を検出する人感センサーと、前記人感センサーが検出した前記作業者の位置に応じて、前記作業者に直接送風が行われるように、前記送風手段の送風方向を調整し、この送風によって前記作業者に害虫が近づくことを妨げる調整手段とを備え、前記送風手段には、除虫効果を高める薬剤を収納する薬剤収納手段が設けられており、前記作業者の周囲にこの薬剤を散布することを特徴とする害虫防除機能付き運搬車。
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