JP6473523B2 - 収容庫の在庫管理システムおよび在庫管理方法 - Google Patents

収容庫の在庫管理システムおよび在庫管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、収容庫の在庫管理システムおよび在庫管理方法に関する。
冷蔵庫内にセンサ等を設置して、物品の量の変化や質の変化を検知し、その検知結果を通知する在庫管理システムは知られている(特許文献1)。
特開2000−296904号公報
従来技術は、自動棚卸しシステムとしても機能できるように、庫内での物品の格納位置が予め固定されている。したがって、ユーザは定められた場所以外の場所に自由に物品を配置することが難しく、使い勝手が低い。さらに、保管されている物品の全てについて、その種類や数量などがシステムに知られてしまうことは、ユーザのプライバシーを侵害するおそれもある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、収容庫の在庫を管理することができ、使い勝手を向上することのできる収容庫の在庫管理システムおよび在庫管理方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う在庫管理システムは、収容庫に収容された物品を管理する在庫管理システムであって、収容庫における物品の保管位置および種類を任意に設定することのできる設定装置から、物品の保管位置および種類を取得する第1情報取得部と、収容庫に設けられるセンサから物品の状態を取得する第2情報取得部と、第1情報取得部が取得した物品の種類と第2情報取得部が取得した物品の状態とに基づいて、物品の在庫を判定する判定部と、判定部による判定結果を出力する出力部とを備える。
本発明によれば、ユーザは設定装置を用いることで、収容庫における物品の保管位置と種類とを任意に設定することができるため、所望の位置に所望の種類の物品を保管することができる。さらに、ユーザが在庫管理を希望しない物品については設定しないこともできるため、ユーザのプライバシーに触れる問題を未然に回避し、使い勝手を向上することができる。
実施形態に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図である。 冷蔵庫の在庫管理システムを含む全体システムの概要図である。 在庫管理サーバ、ユーザ端末、センサのハードウェア構成図である。 標準物品リストの説明図である。 在庫管理テーブルの説明図である。 センサの配置されたエリアを管理するテーブルの説明図である。 センサの設定画面の説明図である。 在庫管理処理を示すフローチャートである。 第2実施例に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図である。 発注画面の説明図である。 在庫管理処理を示すフローチャートである。 第3実施例に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図である。 発注履歴テーブルの説明図である。 発注画面の説明図である。 第4実施例に係り、センサエリアの配置例を示す概略図である。 センサ設定情報の説明図である。 第5実施例に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図である。 保管期限を管理する処理のフローチャートである。 第6実施例に係り、冷蔵庫から物品を取り出す際に自動的に発注し、電子的に決済を完了させる処理を示すフローチャートである。 第7実施例に係り、冷蔵庫へ物品を保管する際にユーザが発声した物品名を自動認識することで保管場所を特定する処理を示すフローチャートである。 第8実施例に係り、冷蔵庫へ物品を保管する際にユーザが物品の識別情報を読み取らせることで保管場所を特定する処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、収容庫の一例として冷蔵庫の在庫を管理する、または在庫管理を支援する。本実施形態の在庫管理システムは、物品9の状態を検知するセンサ2と、ユーザが入力する端末3と、センサ2およびユーザ端末3からの情報を受け付けるサーバ4とを備える。
ユーザは、ユーザ端末3を操作することで、対象物品の種類と保管場所とを任意に設定することができる。サーバ4は、センサ2から取得する情報とユーザの設定した情報とに基づいて在庫を判定し、その判定結果をユーザ端末3へ出力する。
本実施形態によれば、ユーザは、所望の物品の保管位置を任意に設定できるため、ユーザへの自由度が高くなり、使い勝手が向上する。さらに、ユーザは、冷蔵庫内でのセンサの検知位置と対象物品の種類とを事前に設定できるため、在庫管理を希望しない物品は容易に管理対象から外すことができ、ユーザのプライバシーに触れうる問題を回避することができる。
図1〜図8を用いて第1実施例を説明する。図1は、冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成を示す。本システムは、例えば、「収容庫」の一例である冷蔵庫1と、センサ2と、「設定装置」の一例であるユーザ端末3と、在庫管理サーバ4とを含む。
冷蔵庫1は、例えば、冷蔵室10、野菜室11、冷凍室12を有する。さらに例えば、冷蔵室10は開閉式の扉101R,101Lを有し、野菜室11および冷凍室12は引出型の構造を備える。冷蔵庫1の構造は図1に示すものに限らない。冷蔵室、野菜室、冷凍室の配置順序も問わない。本実施例では、冷蔵室10の在庫管理を中心に説明するが、野菜室11や冷凍室12での在庫管理にも適用することができる。
冷蔵室10には、複数の収容部102R(1)〜(3),102L(1)〜(3),103(1)〜(3)が設けられている。左右の扉101R,101Lの内側には、複数のポケット102R(1)〜(3),102L(1)〜(3)が上下方向に離間して配置されている。
ポケット102R(1)〜(3),102L(1)〜(3)には、例えば、卵、牛乳、清涼飲料、バター、調味料などの物品9(1)が収容される。冷蔵室10の内部は、複数の棚103(1)〜(3)により区切られており、それぞれの棚の上には例えば、ボトルドリンクなどの物品9(2)や、作り置きの総菜などの物品9(3)が収容される。どこにどのような物品を置くかは、ユーザの自由である。ユーザは、例えば薬品などの食品以外の物品を冷蔵庫1に保管することもできる。
以下の説明では、特に区別する必要がない場合、RまたはL、(1)〜(3)などを省略して説明する。さらに、ポケット102と棚103を区別しない場合、収容部102等と呼ぶ。
冷蔵庫1での物品保管について留意すべき点として以下がある。第1に、種類、使用目的、使用頻度、保管期限などの属性がまちまちな物品がユーザの希望する場所に保管され、かつ、その保管場所は常に固定されているとは限らない。第2に、冷蔵庫に保管する物品の全てについてユーザが在庫管理を希望するとは限らない。
例えば、季節変化、ユーザの変化(年齢、性別、国籍など)、小売業者の販促活動、ライフスタイル変化などの種々の環境変化に応じて、冷蔵庫1に保管される物品9の種類、数量、保管場所は変化しうる。
センサ2は、冷蔵庫1内の所定の場所に予め配置されており、物品9の状態を検出して通信ネットワークCNを介して在庫管理サーバ4へ送信する装置である。センサ2は、冷蔵庫1に少なくとも一つ設けられる。センサ2は、冷蔵庫1の内部に配置されるが、冷蔵庫1の表面にセンサを配置してもよい。物品9の状態としては、例えば、存在、個数、重量、形状、色彩、温度などがあるが、本実施例では主に、物品9の存在および重量を中心に説明する。
センサ2は、無線通信機能を有しており、通信ネットワークCNを介して定期的に在庫管理サーバ4と通信する。センサ2と在庫管理サーバ4との通信間隔は、予め初期値が設定されていてもよいし、ユーザが任意の値に設定してもよい。または、センサ2は、冷蔵庫1の扉101の開閉を検知したときに、サーバ4と通信を開始してもよい。さらに、センサ2が検知対象の物品の状態変化を検知したときに、センサ2からサーバ4への通信を開始してもよい。通信ネットワークCNは、インターネットのような公衆通信回線でもよいし、専用回線でもよい。なお、センサ2と冷蔵庫1に設置された無線通信装置とを有線接続し、無線通信装置から通信ネットワークCNに接続してもよい。
ここで本実施例では、センサ2として、物品の重さを検知するセンサを例に挙げて説明するが、これに限らず、例えばリミットスイッチ、静電容量型近接スイッチ、超音波スイッチ、レベルセンサ、カメラ、マイク、光センサなどの他の種類のセンサを用いてもよく、複数種類のセンサを組み合わせてもよい。さらに、上述の通り、センサ2は冷蔵庫1内に設置してもよいし、外部に設置してもよい。センサ2はバッテリを内蔵してもよいし、有線または無線を通じて外部から電力を得る構成でもよいし、照明等の光エネルギによりバッテリを充電する構成でもよい。
ユーザ端末3は、冷蔵庫1を利用するユーザ、または冷蔵庫1を管理するユーザが使用する端末である。ユーザ端末3は、「設定装置」の一例である。なお、後述する他の実施例では、「設定装置」としてユーザ端末3以外に、冷蔵庫1に取り付けたマイクやバーコードリーダなどを用いる。ユーザ端末3は、例えば、いわゆるタブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ノート型パーソナルコンピュータ、腕時計や眼鏡のようなウェアラブル型端末として構成される。
ユーザは、ユーザ端末3を用いて在庫管理サーバ4へアクセスすることで、冷蔵庫1に収容する物品9の種類や保管場所、管理単位、保管期限などを在庫管理サーバ4へ入力できる。さらに、ユーザ端末3は、在庫管理サーバ4から送信された通知を受信して、端末画面に表示することができる。ユーザは、ユーザ端末3の画面に表示された通知を見ることで、例えば冷蔵庫1での所定物品に関する在庫状態などを確認できる。ユーザ端末3は冷蔵庫1とは別体の装置として構成されるため、ユーザは冷蔵庫1から離れた場所で、冷蔵庫の在庫管理に関する設定や確認を行うことができる。
在庫管理サーバ4は、在庫管理システムの中核を成すサーバである。以下、サーバ4と略記する場合がある。図1では、サーバ4は、一つの冷蔵庫1の在庫を管理しているかのように見えるが、実際には複数の冷蔵庫1の在庫を管理することができる。
サーバ4の持つコンピュータ資源から、サーバ4は複数の機能を実現する。すなわち例えば、サーバ4は、センサデータ受信部41、入力データ受信部42、照合部43、設定部44、判定部45、表示部46という機能と、データベースTを備える。
「第2情報取得部」としてのセンサデータ受信部41は、各センサ2からのデータを受信する。センサデータ受信部41は、定期的にまたは不定期に、各センサ2からのデータを通信ネットワークCNを介して受信する。
「第1情報取得部」としての入力データ受信部42は、ユーザ端末3からのデータを通信ネットワークCNを介して受け付ける。上述の通り、ユーザは、物品9の種類や保管場所、管理単位、保管期限などを在庫管理サーバ4へ入力する。なお、センサ2とサーバ4を接続する通信ネットワークと、ユーザ端末3とサーバ4を接続する通信ネットワークとは共通してもよいし、異なってもよい。入力データ受信部42は、受け付けた情報を照合部43に送信する。
照合部43は、ユーザ端末3から入力された在庫管理対象の物品(以下、対象物品とも呼ぶ)について、物品データベースTの記憶内容と照合する。物品データベースTの記憶内容は後述する。
設定部44は、センサ2が検知する物品9の状態を判定するための閾値を設定する。例えば、ユーザが、或るセンサ2と物品9としてのボトル飲料とを対応付け、さらに、ボトル飲料の数がN本になった場合にアラートを出力するようにユーザ端末3から入力した場合を説明する。
照合部43は、ボトル飲料の標準重量を物品データベースTから読み出す。設定部44は、標準重量をN倍した値をアラート出力のための閾値として設定する。判定部45は、センサ2の検出した重量とボトル飲料に設定された閾値とを比較し、センサ2の検出した重量が閾値を下回った場合に、アラートを出力する。
なお、閾値の単位は、センサ2の検出する値の単位によって異なる。センサ2として重量センサを使用する場合、閾値の単位は重量となる。センサ2が重量以外の状態や量を検出する場合、閾値の単位もセンサの種類に応じて異なり得る。さらに、センサ2の検出する重量の微小な変化でアラートが出力されたりするのを抑制するために、閾値には幅を持たせて設定してもよい。
判定部45は、設定部44で設定したセンサデータの閾値と、センサデータ受信部41から受信したセンサデータとを比較して判定する。判定部45は、設定部44で定めた閾値よりもセンサデータ受信部41からのデータの方が小さいときは、入力データ受信部42で予め設定された行動を実施すべく、ユーザに通知する。この通知は、表示部46からユーザ端末3を介して行われる。
さらに判定部45は、照合部43で抽出した、対象物品の標準情報(例えば標準重量)を参照して、センサ2で検知した物品9の状態を判定する。判定部45は、例えばセンサ2で検知した重量が750gの場合、ボトル飲料の標準重量は250gであるから、ボトル飲料がセンサ2の検知範囲に3本存在すると判定する。
表示部46は、ユーザ端末3へ表示情報を送信し、判定部45での判定結果をユーザ端末3に表示させる。表示情報は、文字、静止画像、動画像、グラフィックス、音声のいずれか少なくとも一つを含んで構成することができる。例えば「ボトル飲料の在庫が2本になりました。」などのメッセージを表示部46からユーザ端末3へ送信する。
図2は、冷蔵庫1の在庫管理システムを含む全体システムの全体概要を示す。この全体システムは、例えば、冷蔵庫1、センサ2、ユーザ端末3、サーバ4に加えて、電子商取引システム6および倉庫管理システム7を含む。全体システムは、例えば、流通管理システム、統合在庫管理システムなどと呼ぶこともできる。電子商取引システム6と倉庫管理システム7を補充システム8と呼ぶこともできる。
電子商取引システム6は、物品9をユーザに販売する事業者が管理するコンピュータシステムである。電子商取引システム6は、決済システムを含んでもよい。電子商取引システム6は、外部の図示せぬ決済システムとも通信可能である。倉庫管理システム7は、物品9の保管、入庫および出庫を管理する事業者が管理するコンピュータシステムである。電子商取引システム6の管理者と倉庫管理システム7の管理者とは異なってもよいし、同一であってもよい。
図2では、電子商取引システム6および倉庫管理システム7を1つずつ示すが、これに限らず、電子商取引システム6および倉庫管理システム7はそれぞれ複数ずつ設けられていてもよい。例えば、サーバ4は、複数の電子商取引システム6および複数の倉庫管理システム7と通信可能に接続されてもよいし、電子商取引システム6は複数の倉庫管理システム7と通信可能に接続されてもよい。冷蔵庫1内には、異なる複数の電子商取引システム6で購入した物品9を混在させて保管することができる。
ここで全体システムの流れを説明する。前提として、ユーザはユーザ端末3を用いて、対象物品の種類や閾値などの在庫管理に必要な情報をサーバ4に事前に登録済みであるとする。
サーバ4は、センサ2から送信されるセンサデータを受信すると(S1)、対象物品の在庫を解析し(S2)、解析結果(判定結果)をユーザ端末3へ送信する(S3)。ユーザは、ユーザ端末3に表示された情報を確認する(S4)。ユーザは、必要に応じて電子商取引システム6にアクセスし、所望の物品9を発注する(S5)。ユーザは、対象物品以外の物品も含めて発注することができる。
電子商取引システム6は、ユーザ端末3からの発注を確認すると、電子商取引システム6の内部または外部の決済システムと通信することで決済し(S6)、倉庫管理システム7に対してユーザの発注した物品9の出荷を指示する(S7)。倉庫管理システム7は、物品9をユーザの指定場所へ発送する(S8)。ユーザは、受け取った物品9を冷蔵庫1へ収容する(S9)。
ここで、ユーザは、物品9を冷蔵庫1へ収容する際に、前回と同じ場所に収容することもできるし、前回とは異なる場所に収容することができる。ユーザは、物品9を前回と異なる場所に収容する場合、その場所と物品9の関係をユーザ端末3に入力して、サーバ4へ通知する。これにより、前回とは異なる場所に収容された物品9の在庫をサーバ4で遠隔管理することができる。さらにユーザは、物品9をセンサ2の検知範囲から外れた領域に収容することで、在庫管理の対象から外すこともできる。なお、後述の他の実施例では、ユーザは、各センサ2のうち所望のセンサ2の機能を自由にオンオフできるようになっている。
ところで、電子商取引システム6を管理する事業者と在庫管理サーバ4を運営する事業者とは、事前に在庫管理に関する契約を結ぶこともできる(S0)。例えば、冷蔵庫1の在庫管理に関する費用の少なくとも一部を特定の電子商取引システム6の事業者が負担する代わりに、サーバ4からユーザ端末3へ送信する情報の中に特定の電子商取引システム6の広告を含めることができる。または、後述の他の実施例のように、ユーザ端末3からの物品9の発注先を特定の電子商取引システム6に事前に固定することもできる。
なお、電子商取引システム6を介して物品9を補充する場合を述べたが、これに限らず、倉庫管理システム7の事業者からユーザへ物品9を直接発送してもよい。例えば、サーバ4が冷蔵庫1の在庫状況を倉庫管理システム7へ通知すると(S7A)、倉庫管理システム7の事業者が物品9をユーザへ発送してもよい。
サーバ4の事業者、電子商取引システム6の事業者、倉庫管理システム7の事業者は、それぞれ異なってもよいし、共通してもよい。例えば、電子商取引システム6の事業者と倉庫管理システム7の事業者とは同一であってもよいし、サーバ4の事業者と電子商取引システム6の事業者または倉庫管理システム7の事業者とは同一であってもよい。
図3は、在庫管理システムのハードウェア構成の例を示す。センサ2は、例えば、制御回路201と、通信インターフェース(図中、通信I/Fと略記)202と、検出部203と、図示せぬ電源部とを備える。制御回路201は、検出部203で検出した値を所定のパケットに格納し、通信インターフェース202からサーバ4へ送信させる。
ユーザ端末3は、例えば、マイクロプロセッサ(以下、プロセッサ)301と、通信インターフェース302と、メモリ303と、入力装置304と、出力装置305を備えている。
メモリ303には、例えばウェブブラウザのように、在庫管理に使用する情報をユーザ端末3からサーバ4へ入力するコンピュータプログラムが格納されている。通信インターフェース302は、通信ネットワークCNを介してサーバ4と通信する。
入力装置304は、ユーザがユーザ端末3へ情報を入力したり指示したりするための装置である。入力装置304には、例えば、物理または仮想のキーボード、タッチパネル、音声入力装置、動作検出装置などを用いることができる。出力装置305は、ユーザ端末3からユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置305には、例えば、ディスプレイ、スピーカ、音声合成装置などを用いることができる。
サーバ4は、例えば、プロセッサ401と、通信インターフェース402と、メモリ403と、入力装置404と、出力装置405を備える。
メモリ403には、図1で述べた各機能41〜46を実現するための所定のコンピュータプログラム(不図示)と、データベースTとが格納されている。プロセッサ401は、それら所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行することで、図1で述べた各機能41〜46を実現する。メモリ403は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に限らず、ハードディスクデバイスやフラッシュメモリデバイスなどの記憶装置を含んでもよい。
通信インターフェース402は、通信ネットワークCNを介してセンサ2およびユーザ端末3と通信する。サーバ4は、複数ユーザの冷蔵庫1について在庫を管理できる。サーバ4は、複数のユーザ端末3および複数のセンサ2と通信することができる。
入力装置404は、サーバ管理者がサーバ4へ情報や指示を入力する装置である。出力装置405は、サーバ4からサーバ管理者へ情報を提供する装置である。入力装置404および出力装置405の具体例は、ユーザ端末3で述べたと同様であるため、これ以上の説明は省略する。
補充システム8は、冷蔵庫1へ対象物品を補充するシステムである。補充システム8は、図2で述べたように、例えば電子商取引システム6と倉庫管理システム7とから構成することができる。対象物品は、ユーザの指示に応じて補充することもできるし、サーバ4の判定結果に従って自動的に補充することもできる。
図4は、データベースTに格納されている標準物品リストT1の例を示す。標準物品リストT1は、各物品についての標準状態を示す情報を記憶する。
標準物品リストT1は、例えば、識別情報(以下、ID)C10、物品名C11、標準重量C12、標準単位C13および標準保管期限C14を対応付けて管理する。これら以外の項目を含めて管理することもできる。
ここでID C10は、物品を識別するための情報である。物品名C11は、物品の名称である。標準重量C12は、物品の標準的な重量である。標準単位C13は、物品の管理単位、取り扱い単位である。標準保管期限C14は、物品を保管可能な期限、例えば賞味期限である。
一例を説明する。例えば、「ID1」で特定される物品名C11には「卵」が登録されている。通常の卵1個の重さは60グラムであるため、標準重量C12には「60g」と設定されている。さらに、卵は10個単位で販売されることが多いため、標準単位C13には「10個」と設定されている。
本実施例では、重量を検出するセンサ2を使用するため、物品の標準状態として重量を例示する。しかしこれに限らず、センサ2が物品の形状や色を検出する場合は、物品の標準的な形状や色をリストT1に登録すればよい。
図1で述べた照合部43は、ユーザがセンサ2に対応付けた物品について、データベースT内の標準物品リストを検索し、該当する物品の標準重さ、標準単位、標準保管期限などを読み出す。設定部44は、照合部43での照合結果に基づいて、各センサ2に対して表示単位を設定したり、検知結果によるサーバ4のアクションを設定したりする。例えば、図7で後述するように、ユーザが「卵」の管理用閾値を「2」に設定した場合、卵の在庫数が2個以下になると、ユーザが事前に指定したアクションが実行される。もしもユーザの指定したアクションが「補充」である場合、サーバ4は補充システム8に対して所定の通知を送信する。
なお、対象物品の在庫数量は、個数で管理してもよいし、量で管理してもよい。例えば、味噌や醤油のような物品は、何グラムまたは何リットルといった単位で在庫を管理することもできる。
図5は、データベースTに含まれる在庫管理テーブルT2の例を示す。在庫管理テーブルT2は、冷蔵庫1内の対象物品の在庫を管理するための情報を記憶する。
在庫管理テーブルT2は、例えば、センサエリア番号(図中、番号を「#」で略記する)C20、物品名C21、表示方法C22、閾値C23、アクションC24を対応付けて管理する。
センサエリア番号C20は、センサ2で検知可能な領域を特定する情報である。センサ2の検知可能領域(検知可能範囲)は、センサ種類や性能等によっても異なる。本実施例では、サーバ4は、センサ2の取付位置とそのセンサ2で検知可能な範囲とについて事前に把握している。
物品名C21は、センサエリアに置かれる対象物品の名称である。表示方法C22は、対象物品の単位の表示方法である。表示方法には、例えば「数」と「量」がある。「数」で表示することが指定された場合、例えば何本、何個、何パックのように対象物品の在庫がユーザ端末3に表示される。「量」で表示することが指定された場合、例えば何グラム、何リットルのように対象物品の在庫がユーザ端末3に表示される。
閾値C23は、対象物品の在庫の閾値である。アクションC24は、対象物品の在庫が閾値に達したときに開始されるサーバ4の行動である。アクションとしては、例えば、「アラート」、「補充システムへ通知」などがある。「アラート」とは、対象物品の在庫が閾値以下になったことをサーバ4がユーザ端末3に通知する行動である。「補充システムへ通知」とは、対象物品の在庫が閾値以下になったことをサーバ4が補充システム8へ通知する行動である。
図6は、データベースTに含まれるエリア管理テーブルT3の例を示す。エリア管理テーブルT3は、センサエリアの配置と対象物品の収容可能量などを管理する。
エリア管理テーブルT3は、例えば、センサエリア番号C30、庫内区分C31、空間寸法C32、収容可能量C33を対応付けて記憶する。
センサエリア番号C30には、図5で述べた在庫管理テーブルT2のセンサエリア番号C20と同一の値が設定される。庫内区分31は、センサ2の設置された収容空間を特定する情報である。庫内区分C31には、例えば「冷蔵室の棚」「冷蔵室の右ポケット」などの値が設定される。
空間寸法C32は、庫内区分C31で特定された収容空間の寸法である。空間寸法は、冷蔵庫1の仕様情報から得ることができる。収容可能量C33は、庫内区分C31で特定される収容空間に収容可能な物品の数量である。その収容空間に収容される可能性の高い物品について、どのくらいまで収容可能であるかが設定されている。収容可能量C33は、個数で表現してもよいし、量で表現してもよい。
図7は、センサ設定画面G1の例を示す。ユーザは、ユーザ端末3を用いてサーバ4にアクセスすることで、サーバ4の提供するセンサ設定画面G1をユーザ端末3に表示させることができる。
センサ設定画面G1は、例えばセンサエリア表示領域GP11、対象物品名表示領域GP12、閾値表示領域GP13、条件表示領域GP14、アクション表示領域GP15、呼び出しボタンGP16、登録ボタンGP17および取消ボタンGP18を含む。
センサエリア表示領域GP11は、センサ2が検知可能な領域であるセンサエリアを特定するための情報(例えばセンサエリア番号)を表示する。センサエリア番号に代えて、センサ名、庫内区分(図6のC11参照)などを用いてもよい。
対象物品名表示領域GP12は、センサエリア表示領域GP11に表示されたセンサエリアに収容されている物品9を特定する物品名を表示する。物品9の名称だけでなく、物品9の概略を示すアイコン画像などを表示してもよい。
閾値表示領域GP13は、対象物品の在庫に関して設定された閾値を表示する。条件表示領域GP14は、対象物品の在庫が閾値に達したときにアクションを実行する条件を表示する。通常、「閾値以下になったら」のような条件が表示されるが、これに限らず、「閾値以上になったら」のような条件を表示してもよい。
アクション表示領域GP15は、条件を満たした場合に実行されるアクションの名称が表示される。アクションには例えば、「補充」や「アラート」がある。「補充」とは、補充システム8に注文して対象物品9を補充することである。補充システム8への注文はサーバ4が行ってもよいし、ユーザ端末3から行ってもよい。さらに、補充システム8へ自動的に注文した後で、ユーザが注文内容を確認してもよいし、ユーザが事前に注文内容を確認した後で、補充システム8に注文してもよい。「アラート」とは、事前に指定された宛先に所定のメッセージを送ることである。所定のメッセージの宛先は、通常、冷蔵庫1を使用または管理するユーザのユーザ端末3であるが、ユーザ端末3以外の装置に所定のメッセージを送信してもよい。
呼び出しボタンGP16は、以前登録した設定内容を呼び出すためのボタンである。サーバ4は、例えば、ユーザID毎にセンサ設定履歴を保存しており、ユーザは、そのセンサ設定履歴を雛形として呼び出して使用することができる。登録ボタンGP17は、センサ設定画面G1に設定した内容でサーバ4に登録するためのボタンである。取消ボタンGP18は、センサ設定画面G1に設定した内容を取り消すためのボタンである。
図7を参照して、ユーザがセンサ設定画面G1に設定する例を説明する。図7のセンサエリアA1には、ボトルドリンクを検知することのできるセンサ2が予め設置されているものとする。
ユーザは、ユーザ端末3に表示されたセンサ設定画面G1上で、センサエリアA1に対して、候補物品の中からボトルドリンクを選択する。候補物品は、例えばプルダウンメニューなどからユーザが自由に選択できる。サーバ4は、冷蔵庫1に貯蔵しうる複数の物品名をリスト化して保持しており、それら候補となる物品の名称をユーザに提供する。
候補物品のリストには、通常、物品の一般的な名称が登録される。これに代えて、ユーザが所望のブランドの物品名を後から追加して登録できるようにしてもよい。ユーザは、候補物品のリストに存在しない物品を登録する場合、テキストボックスなどからその物品名(一般名称でもブランド名でもよい)を入力することができる。
そして、ユーザは、物品の状態に応じて実行する行動内容を設定する。図7の例では、ユーザは、センサエリアA1に対応する領域に収容されたボトルドリンクが2本以下になると補充する、という行動内容を設定する。他にも、ユーザは、センサエリアA2に対応する領域に収容される卵が3個以下になるとアラートをユーザに通知する、という行動内容を設定する。なお、行動内容は「補充」および「アラート」に限らない。例えば、「冷蔵庫の節電開始」、「冷蔵庫のロック」、「冷蔵庫のロック解除」などの行動を定義してもよいし、複数の行動を実行するように設定してもよい。
図8は、在庫管理システムの全体動作の一例を示すフローチャートである。ユーザは、上述の通り、ユーザ端末3を用いて、冷蔵庫1のセンサ2と物品9との対応関係と、その物品9の在庫が閾値に達した場合の行動内容とをサーバ4へ入力する(S11)。
サーバ4は、ユーザの入力した物品9の名称とデータベースTに記憶されている物品リストT1の内容とを照合し、その物品9についての標準的情報(標準重量、標準保存期限など)を取得する(S12)。そして、サーバ4は、ユーザの入力した閾値、条件およびアクションを物品9に対応付けて設定する(S13)。
センサ2は、自発的にまたはサーバ4の要求に応じて、定期的にまたは不定期に、センサデータをサーバ4へ送信する(S14)。サーバ4は、センサデータとユーザの入力した条件とを比較し、ユーザの入力した条件を満たすか否か判定する(S15)。サーバ4は、その判定結果を示す表示データをユーザ端末3に送信する(S16)。ユーザの設定したアクションが「補充」の場合、図8では省略しているが、サーバ4は補充システム8へ注文を発行したり、ユーザ端末3に注文を促すメッセージを送信したりする。
このように構成される本実施例によれば、ユーザは、ユーザ端末3を操作することで、対象物品の保管場所を任意に設定することができるため、自動在庫管理機能を有する冷蔵庫1の使い勝手が向上する。
さらにユーザは、自動在庫管理を希望しない物品については、管理対象から外すことができるため、ユーザのプライバシーを守ることができ、使い勝手が一層向上する。
図9〜図11を用いて第2実施例を説明する。本実施例を含む以下の各実施例は、第1実施例の変形例に相当するため、第1実施例との相違を中心に説明する。本実施例では、対象物品の在庫が閾値以下になると、ユーザ端末3またはサーバ4Aから電子商取引システム6に対して対象物品を発注する。
図9は、本実施例に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図を示す。本実施例および以下の各実施例では、全体構成図において冷蔵庫1の図示を省略する。
本実施例の在庫管理サーバ4Aは、図1に示すサーバ4と同様に、各機能41〜46およびデータベースTを有する。さらに在庫管理サーバ4Aは、通知部47を備える。
通知部47は、対象物品の在庫が閾値以下になったと判定部45が判定すると、その対象物品について電子商取引システム6に対し発注情報を送信することができる。
図10は、発注画面G2の例を示す。発注画面G2は、サーバ4Aが生成してユーザ端末3に提供する。発注画面G2は、例えば、チェックボックス表示領域GP21、対象物品名表示領域GP22、在庫状態表示領域GP23、発注ボタンGP24、発注内容表示領域GP25を含む。
チェックボックス表示領域GP21は、発注対象の物品を選択するためのチェックボックスを表示する領域である。対象物品名表示領域GP22は、対象物品の名称を表示する領域である。在庫状態表示領域GP23は、対象物品の在庫状態を示す領域である。発注ボタンGP24は、発注するためのボタンである。発注内容表示領域GP25は、発注内容を表示する領域である。
具体例を説明する。図10では、サーバ4Aはセンサ2で検知した重量からボトルドリンクの在庫本数を計算し、発注画面G2に「残り2本」と表示する。同様にサーバ4Aは、センサ2の検知重量から卵の在庫数を計算し、発注画面G2に個数を表示する。このように、本実施例では、センサ2の検知する物理量そのものを表示するのではなく、物品9の種類に応じた適切な単位に在庫数量を変換して、発注画面G2に表示する。このため、ユーザは、直感的に在庫を把握することができる。
図7では、ボトルドリンクが閾値以下になると、「補充」することになっているため、発注画面G2が表示される。ユーザが発注画面G2から発注を指示すると、電子商取引システム6に対して発注情報が送信される。
図11は、本実施例の在庫管理処理を示すフローチャートである。本処理は、図8で述べた各ステップS11〜S16を全て含む。さらに本処理では、後述するステップS17〜S19を含む。場合によっては、後述のステップS20を含んでもよい。
ユーザ端末3は、サーバ4Aから在庫判定結果を示す表示データを受信すると(S16)、ユーザ端末3の出力装置305に表示する。ユーザは、サーバ4Aによる在庫の判定結果を確認し(S17)、発注画面G2を用いて電子商取引システム6(図中「ECシステム」)に発注する(S18)。電子商取引システム6は、ユーザ端末3からの発注を受信すると、受注処理を実行する(S19)。受注処理では、例えば、電子商取引システム6が決済システムと通信することで、ユーザからの支払いを確認した後、倉庫管理システム7に対して出荷を指示する。
以上は、ユーザによる確認を経て対象物品を発注する場合を述べた。これに対し、図11中に点線で示すように、サーバ4Aは対象物品の在庫が閾値以下になったと判定すると、自動的に電子商取引システム6に発注してもよい(S20)。そして、サーバ4Aは、自動発注した旨を含む表示データをユーザ端末3へ送信する(S16)。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、対象物品の在庫が閾値以下になると、ユーザ端末3またはサーバ4Aのいずれか一方から電子商取引システム6に発注することができ、在庫が切れるリスクを抑制でき、使い勝手が向上する。
図12〜図14を用いて第3実施例を説明する。本実施例では、発注履歴に基づいて物品の発注を支援する。
図12は、本実施例に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図である。本実施例のサーバ4Bは、図9で述べた各機能41〜47およびデータベースTを備える。さらに本実施例のサーバ4Bは、解析部48と、発注履歴データベースT4を含む。
発注履歴データベースT4は、ユーザ端末3から発注された情報(発注情報)を記憶している。解析部48は、判定部45の判定結果に応じて発注履歴データベースT4を検索することで、ユーザの発注を支援する情報を生成し、この発注支援情報を表示部46を通じてユーザ端末3へ提供する。
図12は、発注履歴データベースT4の一例を示す。発注履歴データベースT4は、例えば、ユーザID C40、物品名C41、銘柄C42、数量C43、価格C44、発注日C45、特典C46を対応付けて管理する。
ユーザID C40は、ユーザを識別する情報である。物品名C41は、発注された物品の名称である。銘柄C42は、発注された物品の銘柄である。数量C43は、発注数量である。価格C44は、発注単価である。発注日C45は、発注した日付である。特典C46は、発注時の特典を示す。特典には、例えば、他の商品やサービスの購入に使用可能なポイントの取得、割引を受ける権利、賞品に応募する権利などがある。これらの項目C40〜C46以外に、例えば発注金額や納期などを加えてもよい。
ユーザID C40、物品名C41、銘柄C42、数量C43、価格C44、発注日C45等は、ユーザがユーザ端末3から電子商取引システム6に入力する。ユーザ端末3から電子商取引システム6への発注と同時に、その発注情報はサーバ4にも送信されて、発注履歴データベースT4に記憶される。特典C46は、ユーザがユーザ端末3からサーバ4に入力してもよいし、サーバ4が電子商取引システム6に対して特典の内容を問い合わせてもよい。なお、ユーザ端末3から電子商取引システム6へ発注するたびにサーバ4に発注情報を送信するのではなく、ユーザ端末3内に発注情報を蓄積しておき、所定のタイミングで蓄積した発注情報をサーバ4へ送信してもよい。
解析部48は、発注履歴データベースT4に蓄積された対象ユーザの発注情報を読み出し、対象ユーザが過去に発注した物品の銘柄を検索する。対象ユーザが過去に発注した銘柄のうち、最も多く発注した銘柄を抽出してもよいし、直近に発注した銘柄を抽出してもよい。解析部48の解析結果は表示部46に送信される。
表示部46は、ユーザがユーザ端末3を用いて物品9を発注しようとする場合に、ユーザ端末3に発注支援情報を送信して表示する。発注支援情報には、そのユーザが過去に発注した銘柄が一つまたは複数含まれている。これにより、ユーザは、発注支援情報に基づいて、発注対象の物品名を容易に特定することができ、簡単に発注できる。従って、本実施例の在庫管理システムは、さらにユーザの使い勝手が向上する。
ところで、物品の種類は前回の発注時と同じだが、ユーザが他の銘柄の発注を希望する場合も考えられる。そこで、解析部48は、対象ユーザ以外の他のユーザが過去に発注した履歴情報を発注履歴データベースT4から読み出し、よく購入されてい人気銘柄を一つまたは複数抽出する。例えば、解析部48は、複数のユーザが過去に購入した銘柄のうち、最も多く発注された銘柄を多い順に抽出してもよい。
または、解析部48は、最近の購入履歴のみに検索範囲を狭めることで、最近発注が多い銘柄を順に抽出してもよい。解析部48は、対象ユーザに限定して、過去に発注したことのある銘柄を抽出してもよい。解析部48は、抽出した複数の銘柄候補を発注支援情報として、表示部46を通じてユーザ端末3へ送信する。
ユーザが、センサ2で検知する対象物品以外の物品を発注したい場合も考えられる。この場合、電子商取引システム6から、対象物品に関連する他の物品や、過去にユーザが発注した物品を取得したり、お勧め物品の情報を取得したりして、それらの情報を発注支援情報に含めてもよい。
図11は、本実施例に係る発注画面G2Bを示す。発注画面G2Bは、図10で述べた発注画面G2と同様の表示要素GP21〜GP25を有する。さらに、本実施例の発注画面G2Bは、発注支援情報を表示する発注支援情報表示領域GP26を備える。
発注支援情報表示領域GP26には、ユーザによる発注を支援するための情報が表示される。発注支援情報としては、上述のように、他のユーザが発注している銘柄の情報、その銘柄の人気度(発注量の大小)、特典内容などがある。発注内容を表示する領域GP25には、そのユーザの発注履歴から解析された銘柄が表示されている。ユーザが発注支援情報に基づいて銘柄を変更すると、領域GP25の表示内容も変更される。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、サーバ4の管理下にある各冷蔵庫1の各ユーザが過去に発注した履歴を一元管理するため、対象ユーザの発注履歴や他の各ユーザの発注履歴に基づいて、発注を支援するための情報を生成し、対象ユーザへ提供することができる。従って、ユーザは、お気に入りの銘柄をうっかり失念した場合でも、いつもの銘柄で注文することができ、使い勝手が向上する。他のユーザの注文傾向を参考にして新たな銘柄を発注することもでき、さらに使い勝手が向上する。
図15,図16を用いて第4実施例を説明する。本実施例では、ユーザは、冷蔵庫1内に設置された複数のセンサエリアのうち所望のセンサエリアのセンサ2のみを動作可能に設定することができる。
図15は、冷蔵庫1内に設けられたセンサエリアA1〜A11の模式図である。各センサエリアは、それぞれ異なるセンサ2が担当する。ただし、例えば、カメラで撮影した画像を処理することで物品9の在庫を検出する場合のように、一つのセンサ(カメラ)で複数のセンサエリアを担当することもできる。図15では、冷蔵庫1内の収容空間として3つの棚を例に挙げ、それぞれの棚103を複数のセンサエリアに区切っている。図15では、冷蔵庫1のポケット102を省略している。
冷蔵庫1の収容空間(棚やポケットなど)のどこにどれだけセンサエリアを設定するかは、工場出荷時に固定してもよいし、ユーザが後から変更できるようにしてもよい。センサの種類や設置場所等によっては、ユーザは、任意の場所にセンサエリアを設定したり、設定済のセンサエリアを削除したりすることもできる。
ユーザは、例えばサーバ4の提供する画面を通じて、ユーザ端末3上でインタラクティブにセンサエリアを設定し、設定した各センサエリアに後からセンサ2を対応付けることもできる。この場合、ユーザがセンサエリアを設定した後で、冷蔵庫ベンダのサービス員が冷蔵庫1にセンサ2をユーザの設定した通りに取り付けてもよい。または、冷蔵庫の工場出荷前に、工場の作業員が冷蔵庫1にセンサ2をユーザの設定した通りに取り付け、その後で冷蔵庫1をユーザのもとへ出荷してもよい。さらには、自由に取付と取り外しが可能な携帯型のセンサ2を用意し、ユーザまたはサービス員が、ユーザの設定した通りに携帯型のセンサ2を冷蔵庫1に設置してもよい。
図16は、センサ設定情報T5の例を示す。センサ設定情報T5は、各センサ2の設定状態を管理するテーブルであり、データベースTに格納されているものとする。センサ設定情報T5は、例えば、収容場所名C50、センサエリア番号C51、センサ状態C52、対象物品名C53、単位C54、自動発注フラグC55を対応付けて管理する。
収容場所名C50は、物品9の収容場所を識別する情報である。収容場所としては、例えば、棚103やポケット102などがある。センサエリア番号C51は、センサエリアを識別する情報である。センサ状態C52は、センサ2の状態を示す情報である。センサ状態としては、例えば、ONとOFFがある。ON状態の場合、センサ2は稼働しており、検出した値をサーバ4へ送信する。OFF状態の場合、センサ2は停止している。
対象物品名C53は、センサエリアに対応付けられた物品を識別する情報である。単位C54は、物品の管理単位を示す。自動発注フラグC55は、自動発注を行うか否かを制御する情報である。自動発注フラグがONに設定されている場合、ユーザの選択したアクションが「自動補充」であるならば、サーバ4は、物品の在庫が閾値以下になったときに電子商取引システム6に対して自動的に発注する。
図16の例では、「棚1」のセンサエリアA1およびA2では、いずれもセンサ状態C52がOFFに設定されている。センサエリアA1,A2に対応するセンサ2は機能を停止しているため、センサエリアA1,A2に保管された物品については、サーバ4へセンサデータが送信されない。従って、センサエリアA1,A2に保管された物品については、サーバ4による遠隔在庫管理が行われない。
「棚1」のセンサエリアA3は、センサ状態C52がONに設定されているため、センサエリアA3を担当するセンサ2からサーバ4へセンサデータが送信される。サーバ4は、センサデータとユーザが事前に入力した情報とに基づいて在庫状態を判定する。センサエリアA3では、自動発注フラグがONに設定されているため、サーバ4は、センサエリアA3に保管された物品の在庫が閾値以下になると、電子商取引システム6へその物品を自動的に発注する。このときサーバ4は、ユーザ端末3に対して、在庫が閾値以下になったことと、自動発注を行った旨とを表示データに含めて通知する。
「棚2」のセンサエリアA4もセンサエリアA3と同様に、センサ状態C52がONに設定されているため、センサエリアA4を担当するセンサ2からサーバ4へセンサデータが送信される。サーバ4は、センサデータとユーザが事前に入力した情報とに基づいて、在庫状態を判定する。サーバ4は、在庫が閾値以下になったと判定すると、アラートを表示データに含めてユーザ端末3へ送信する。センサエリアA4の自動発注フラグはOFFに設定されているため、サーバ4は電子商取引システム6に対して自動発注しない。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例によれば、ユーザはセンサエリアごとに機能をオンオフさせることができるため、希望する物品のみ、サーバ4による遠隔在庫管理の対象にすることができる。従って、ユーザは、例えば、ライフスタイルの変化などで消費量や消費頻度が低下した物品については在庫管理から外したりすることができ、使い勝手が向上する。
図17,図18を用いて第5実施例を説明する。本実施例のサーバ4Cは、物品の保管期限も考慮して在庫を管理する。
図17は、本実施例に係る冷蔵庫の在庫管理システムの全体構成図である。本実施例のサーバ4Cは、図1で説明した各機能41〜46とデータベースTを備える。さらにサーバ4Cは、期限判定部49とセンサデータ履歴データベースT6を備える。
「センサ情報履歴管理部」の一例であるセンサデータ履歴データベースT6は、各センサ2から受信するセンサデータを記憶する。詳しくは、センサデータ履歴データベースT6は、判定部45で判定された結果(対象物品名、対象物品の在庫数量)をセンサごとに管理する。従って、センサデータ履歴データベースT6には、対象物品毎の数量変化が蓄積される。
期限判定部49は、センサデータ履歴データベースT6に蓄積されたセンサデータの履歴、つまり対象物品の状態変化に関するデータの履歴に基づいて、対象物品が冷蔵庫1に保管されている期間を算出し、期限切れが近い物品を検出すると、表示部46を通じてユーザ端末3にアラートを出力する。
詳しくは、期限判定部49は、センサデータ履歴データベースT6から対象物品の状態変化(数量変化)の蓄積データを読み出す。さらに期限判定部49は、図4に示す標準物品リストT1から各物品の標準保管期限情報C14を読み出す。そして、期限判定部49は、対象物品の状態変化から、対象物品が冷蔵庫1に保管された時期を求める。
例えば、センサ2が重さを検出するセンサである場合、期限判定部49は、検知対象の物品の重さが少なくなり、その後で急に増加した時点を検出対象の物品が保管された時期と推定する。ここで、対象物品を全て消費してから補充されるとは限らない。そこで、本実施例では、期限判定部49は、センサ2の検知した重さの値が急激に変化する日時を保管開始日時として検出する。センサデータの示す重さの値は、対象物品の標準単位C13に変換される。期限判定部49は、対象物品の標準単位での数量の微分変化に基づいて、対象物品が冷蔵庫1に保管された最初の日時を推定することができる。
或る物品の在庫が1個になった状態から、在庫が10個に増加した場合を例に挙げて本処理を説明する。在庫が1個から10個へ増加した時刻をT1とする。時刻T1よりも後にセンサ2の検知する重さに変化が発生し、判定部45で在庫が2個減ったと判定された時刻をT2とする。時刻T2の時点では、物品の在庫は8個である。その在庫8個の保管期間は、(T2−T1)である。
次に、物品の在庫が3個に減った後で、新たに6個の物品が冷蔵庫1に補充された時刻をT3とする。このとき、時刻T1から保管され続けてきた3個の物品の保管期間は、(T3−T1)となる。
期限判定部49は、最も長く冷蔵庫1に保管されている物品から先に消費されるという先入れ先出しの習慣が行われるものと仮定して、在庫の保管期間を推定する。これにより、期限判定部49は、物品を冷蔵庫1へ保管した時期および消費した時期についての情報を詳細に記録しなくても、物品の保管期限を管理することができる。そして、期限判定部49は、算出した保管期間が、標準保管期限C14を経過した場合、あるいは、標準保管期限C14に達するまでの残り時間が所定時間以下になった場合、表示部46にアラートを出力する。
図18は、保管期限を管理する処理を示すフローチャートである。上述の通り、期限判定部49は、対象物品の数量変化の履歴をセンサデータ履歴データベースT6から取得する(S30)。続いて、期限判定部49は、上述のアルゴリズムにしたがって、対象物品の保管開始時期を推定し(S31)、保管開始時期と現在時刻との差から保管期間を算出する(S32)。
そして、期限判定部49は、保管期間と標準保管期限C14とを比較し(S33)、対象物品の保管期限が切れた場合、あるいは、保管期限切れまで所定時間以下になった場合のいずれかであると判定すると(S33:YES)、表示部46を通じてユーザ端末3へアラートを出力させる(S34)。表示部46は、保管期限切れの物品または保管期限切れの近い物品が冷蔵庫1に存在するという情報を含む表示データを、ユーザ端末3へ送信する。このときに、アラート対象の物品の在庫の数量を表示してもよい。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに、本実施例では、対象物品の保管期限も管理することができるため、冷蔵庫1内の在庫をより適切に管理することができ、ユーザの使い勝手が向上する。
図19を用いて第6実施例を説明する。本実施例では、冷蔵庫1Dから物品を取り出す際に、その物品の決済を行う。
図19は、本実施例による冷蔵庫の在庫管理処理を示すフローチャートである。ユーザは、図8のステップS11〜S13で述べたと同様に、在庫管理に必要な情報を事前にサーバ4Dへ入力しているものとする。
本実施例の冷蔵庫1Dには、電子決済用の情報読取り装置13が設けられている。情報読取り装置13は、電子商取引システム6(または決済システム)に接続されている。例えば、磁気カードやICカードなどが情報読取り装置13に近接すると、そのカードに保存されている金額情報から物品の代金が引き落とされたり、または、そのカードに対応する銀行口座などから物品の代金が引き落とされたりする。
情報読取り装置13は、カード類に限定されない。物品の代金の決済を行うために必要な情報を入力できる装置であればよい。さらに、情報読取り装置13は、冷蔵庫1Dに設けられてもよいし、冷蔵庫1Dとは別に設けられてもよい。情報読取り装置13は、ユーザ端末3に設けてもよいし、その他の携帯情報端末やパーソナルコンピュータなどに設けることもできる。
ここで、冷蔵庫1Dから対象物品を取り出して消費するユーザと、冷蔵庫1を管理するユーザとは同一でもよいし、異なっていてもよい。以下、ユーザ(消費者)とユーザ(責任者)に区別して説明する。
ユーザ(消費者)は、冷蔵庫1Dから対象物品を取り出す。冷蔵庫1Dの各センサ2は、センサデータをサーバ4Dへ送信する(S40)。サーバ4Dは、図8のステップS15で述べたと同様に、対象物品の在庫を判定し(S41)、表示部46からユーザ(責任者)の持つユーザ端末3へ表示データを送信させる(S42)。
ユーザ(消費者)が対象物品を冷蔵庫1Dから取り出すと、その行為は対象物品の数量減少としてサーバ4Dにより検出され、サーバ4Dから電子商取引システム6へ通知される(S43)。
ユーザ(消費者)は、自発的に、情報読取り装置13にカードなどを近接させて、取り出した物品の代金を支払う(S44)。電子商取引システム6は、サーバ4Dからの通知と情報読取り装置13からの通知とを照合し、冷蔵庫1Dから取り出された物品の代金の決済を行う(S45)。決済が完了すると、電子商取引システム6は、ユーザ(責任者)の持つユーザ端末3へ決済が完了した旨を通知する(S46)。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、冷蔵庫1Dから物品を取り出すと、サーバ4Dがその物品取り出しを検知し、物品を取り出したユーザ(消費者)はその物品の代金を支払う。この結果、本実施例によれば、冷蔵庫1Dの物品の在庫を管理できるばかりか、物品を取り出すたびに個別に決済することができる。
図20を用いて第7実施例を説明する。本実施例では、ユーザが冷蔵庫1Eに物品を入れる際に、その物品の種類を特定してサーバ4Eへ入力する。
図20は、本実施例に係る冷蔵庫の在庫管理処理を示すフローチャートである。本実施例の冷蔵庫1Eは、マイクロフォン(以下、マイク)14とスピーカ15を備える。
ユーザは、物品を冷蔵庫1Eへ入れる際に、例えば「牛乳1本」、「卵1パック」などのように、その物品の種類および数量を発声する。ユーザの発した音声はマイク14で検出され、サーバ4Eへ送信される(S51)。サーバ4Eは、入力された音声データを解析してテキストデータに変換する。一方、冷蔵庫4Eのセンサ2は、ユーザが入れた物品の状態(例えば重量)を検出し、サーバ4Eへ送信する(S52)。
サーバ4Eは、センサ2から受信するセンサデータに基づいて、ユーザがどのセンサエリアへ物品を保管したか判定する(S53)。サーバ4Eは、マイク14で検出した音声の認識結果とセンサ2からのセンサデータに基づいて、冷蔵庫1Eに保管された物品の標準データを照合するとともに(S54)、センサエリアと物品の種類や管理単位などを対応付ける(S55)。
ところで、ユーザが物品を冷蔵庫1Eへ入れる際に、もしもその物品の名称や数量などの読み上げを忘れた場合、サーバ4Eがセンサ2から受信するセンサデータのみが急激に変化する(S56)。そこで、サーバ4Eは、マイク14からの音声入力が所定時間無いにもかかわらず、いずれかのセンサ2の検知する値が急激に変化した場合、ユーザが音声による物品の登録を忘れたと判定する(S57)。サーバ4Eは、スピーカ15にデータを送信し、物品の読み上げを忘れている旨の注意喚起メッセージをスピーカ15から出力させる(S58)。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、ユーザが冷蔵庫1Eへ物品を入れる際に、その物品の種類(または銘柄)や数量を読み上げるだけで、その物品とセンサエリアとの関係などをサーバ4Eに登録することができる。したがって、ユーザは、ユーザ端末3を操作する手間がかからず、より一層ユーザの使い勝手が向上する。さらに本実施例では、ユーザが物品の種類等を読み上げるのを忘れた場合でも、サーバ4Eが自動的に検出してユーザの注意を促すため、使い勝手が向上する。
図21を用いて第8実施例を説明する。本実施例では、ユーザが冷蔵庫1Fへ物品を入れる際に、その物品に添えられたバーコードなどの識別情報記録媒体91から情報を取得することで、サーバ4Fにその物品を登録する。
本実施例の冷蔵庫1Fには、図1の冷蔵庫1に比較して、スピーカ15と情報読取り装置16とが追加されている。情報読取り装置16は、物品9が備える識別情報記録媒体91から情報を読み取る装置である。例えば、識別情報記録媒体91がバーコードの場合、情報読取り装置16はバーコードリーダとして構成される。識別情報記録媒体91がRFID(Radio Frequency IDentifier)タグのように、情報を内蔵メモリに記録している場合、情報読取り装置はRFIDタグリーダとして構成される。識別情報記録媒体91および情報読取り装置16の種類は問わない。以下、バーコードを例に挙げて説明する。
ユーザが物品を冷蔵庫1Fへ入れる際に、バーコードリーダ16はその物品9のバーコード91から情報を読み取り、サーバ4Fへ送信する(S61)。
サーバ4Fは、バーコードリーダ16からのデータを解析することで、冷蔵庫1Fへ入れられた物品9の名称や数を特定する(S62)。センサ2は、センサエリアに物品9が保管されると、その物品の状態(例えば重量)を検知し、センサデータをサーバ4Fへ送信する(S63)。
サーバ4Fは、センサデータに基づいて物品9の保管先であるセンサエリアを判定し(S64)、特定した物品について標準物品リストT1と照合し(S65)、その物品を保管するセンサエリアや閾値を設定する(S66)。閾値は、ユーザが事前または事後にユーザ端末3からサーバ4Fへ入力することができる。または、閾値として、標準物品ごとに予め用意された初期値を設定することもできる。
なお、サーバ4Fは、バーコードリーダ16からのデータを受信していないにもかかわらず、或るセンサエリアを監視するセンサ2からのデータが急激に変化した場合は(S67)、バーコード91の読取りミスが生じたと判定する(S68)。サーバ4Fは、スピーカ15から注意喚起のメッセージを出力させる(S69)。例えば「バーコードの読取りに失敗しました。バーコード91をバーコードリーダ16に読み取らせてください」などの注意喚起メッセージを出力させることができる。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、物品9のバーコード91をバーコードリーダ16で読み取るため、ユーザは、ユーザ端末3を操作せずに物品9をサーバ4Fに登録することができ、ユーザの使い勝手が向上する。さらにバーコードの読取りをユーザが忘れた場合、サーバ4Fがそれを自動的に検出してユーザの注意を促すため、ユーザの使い勝手が向上する。
以上で本発明の説明を終えるが、本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述の各実施例は、本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも上述の説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。
ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能である。ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加したり、他の構成に置換したりすることもできる。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
さらに、上述した実施例は適宜組み合わせることができ、それら実施例の組み合わせも本発明の範囲に含む。例えば、第4実施例は、他の全ての実施例と組み合わせることができる。第5実施例も、他の全ての実施例と組み合わせることができる。第6実施例も他の全ての実施例と組み合わせることができる。第7実施例と第8実施例は、第1実施例〜第6実施例のいずれかと組み合わせることができる。第7実施例の構成と第8実施例の構成の両方を備えるシステムも可能である。3個以上の実施例を適宜組み合わせることもでき、そのような組み合わせも本発明の範囲に含まれる。
上述の実施例で述べた冷蔵庫は、例えば以下のように表現することもできる。
「表現1.
在庫管理サーバと通信可能な収容庫であって、
収容された物品の状態を検出して前記在庫管理サーバへ送信するセンサを備え、
前記在庫管理サーバは、前記収容庫における前記物品の保管位置および種類を任意に設定することのできる設定装置から、前記物品の保管位置および種類を取得する第1情報取得部と、前記センサから前記物品の状態を取得する第2情報取得部と、前記第1情報取得部が取得した前記物品の種類と前記第2情報取得部が取得した前記物品の状態とに基づいて、前記物品の在庫を判定する判定部と、前記判定部による判定結果を出力する出力部と、を備える、
収容庫。」
1,1E,1F:冷蔵庫、2:センサ、3:ユーザ端末、4,4A,4B,4C,4D,4E,4F:在庫管理サーバ、9:物品、41:センサデータ受信部、42:入力データ受信部、43:照合部、44:設定部、45:判定部、46:表示部

Claims (12)

  1. 収容庫に収容された物品を管理する在庫管理システムであって、
    前記収容庫における物品の保管位置および種類を任意に設定することのできる設定装置から、前記物品の保管位置および種類を取得する第1情報取得部と、
    前記収容庫に設けられるセンサから前記物品の状態を取得する第2情報取得部と、
    前記第1情報取得部が取得した前記物品の種類と前記第2情報取得部が取得した前記物品の状態とに基づいて、前記物品の在庫を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、を備え、
    前記センサは、前記収容庫に複数設けられており、
    前記設定装置は、前記複数のセンサのうちユーザにより指定されたセンサからの情報を前記第2情報取得部が取得しないように設定することができる、
    収容庫の在庫管理システム。
  2. 収容庫に収容された物品を管理する在庫管理システムであって、
    前記収容庫における物品の保管位置および種類を任意に設定することのできる設定装置から、前記物品の保管位置および種類を取得する第1情報取得部と、
    前記収容庫に設けられるセンサから前記物品の状態を取得する第2情報取得部と、
    前記第1情報取得部が取得した前記物品の種類と前記第2情報取得部が取得した前記物品の状態とに基づいて、前記物品の在庫を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
    前記センサからの情報の履歴を管理するセンサ情報履歴管理部と、
    このセンサ情報履歴管理部で管理されたセンサからの情報の履歴を解析することで前記物品の保管期間を推定し、前記物品に予め設定された保管期限と比較する期限判定部とをさらに備え、
    前記期限判定部の判定結果は前記出力部から出力される、
    収容庫の在庫管理システム。
  3. 収容庫に収容された物品を管理する在庫管理システムであって、
    前記収容庫における物品の保管位置および種類を任意に設定することのできる設定装置から、前記物品の保管位置および種類を取得する第1情報取得部と、
    前記収容庫に設けられるセンサから前記物品の状態を取得する第2情報取得部と、
    前記第1情報取得部が取得した前記物品の種類と前記第2情報取得部が取得した前記物品の状態とに基づいて、前記物品の在庫を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、を備え、
    前記設定装置は、
    前記収容庫へ保管される前記物品の種類を識別する物品種類識別装置を含み、
    前記物品種類識別装置の識別結果と、前記センサが前記物品を検出したときの情報とに基づいて、前記物品の保管位置および前記物品の種類を検出して設定し、
    前記物品種類識別装置は、前記物品に設けられた識別情報記録媒体から前記物品の識別情報を取得する識別情報読み取り装置、または、ユーザが前記物品の名称を読み上げるときの音声を認識する音声認識装置のいずれか一方または両方であり、
    前記センサが前記物品が前記収容庫に保管されたことを検出したにもかかわらず、前記物品種類識別装置が前記物品の種類を識別できなかった場合には、注意を喚起するための情報を出力する、
    収容庫の在庫管理システム。
  4. 前記設定装置は、前記物品の保管位置と種類に加えて前記物品の単位を設定することができ、
    前記第1情報取得部は、前記設定装置から前記物品の保管位置と種類と単位とを取得することができ、
    前記判定部は、前記物品の種類と単位と前記物品の状態とに基づいて、前記物品の在庫を前記物品の単位で判定する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容庫の在庫管理システム。
  5. 前記センサは、前記収容庫の所定領域を検出可能に設けられており、
    前記物品の保管位置は、前記所定領域内に含まれる、
    請求項4に記載の収容庫の在庫管理システム。
  6. 前記判定部は、前記物品の在庫が予め設定される所定の閾値以下になった場合に、予め設定される所定の通知を前記出力部から出力させる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容庫の在庫管理システム。
  7. 前記所定の閾値および前記所定の通知は、前記物品の種類ごとに設定可能である、
    請求項に記載の収容庫の在庫管理システム。
  8. 前記所定の通知は、前記物品の在庫に関する警報を含む、
    請求項6に記載の収容庫の在庫管理システム。
  9. 前記所定の通知は、外部システムに対する通知であり、
    前記外部システムは、前記物品を前記収容庫へ補充する補充システムであり、
    前記外部システムに対する通知は、前記補充システムに対する発注である、
    請求項6に記載の収容庫の在庫管理システム。
  10. 前記所定の通知は、外部システムに対する通知であり、
    前記外部システムは、前記物品の決済を行う決済システムであり、
    前記外部システムに対する通知は、前記決済システムに対する決済通知である、
    請求項6に記載の収容庫の在庫管理システム。
  11. 前記発注の履歴を管理する発注履歴管理部と、この発注履歴管理部で管理された発注履歴を解析する解析部とをさらに備え、
    前記解析部は、前記判定部の判定結果に応じて前記発注履歴管理部から過去の発注情報を抽出し、抽出した過去の発注履歴を前記出力部から出力させる、
    請求項に記載の収容庫の在庫管理システム。
  12. 収容庫に収容された物品をサーバで管理する在庫管理方法であって、
    前記サーバは、
    前記収容庫における物品の保管位置および種類を任意に設定することのできる設定装置から、前記物品の保管位置および種類を取得し、
    前記収容庫に設けられる複数のセンサから前記物品の状態を取得し、
    前記物品の種類と前記物品の状態とに基づいて、前記物品の在庫を判定し、
    前記物品の在庫の判定結果を出力部から出力させるものであり、
    前記設定装置は、前記複数のセンサのうちユーザにより指定されたセンサからの情報を取得しないように設定することができる、
    収容庫の在庫管理方法。
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