JP6457220B2 - 植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法 - Google Patents

植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6457220B2
JP6457220B2 JP2014178302A JP2014178302A JP6457220B2 JP 6457220 B2 JP6457220 B2 JP 6457220B2 JP 2014178302 A JP2014178302 A JP 2014178302A JP 2014178302 A JP2014178302 A JP 2014178302A JP 6457220 B2 JP6457220 B2 JP 6457220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
growing
shape
plant
growth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014178302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016049100A (ja
Inventor
隈 裕 松
隈 裕 松
Original Assignee
株式会社シー・エム・アール・サービス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シー・エム・アール・サービス filed Critical 株式会社シー・エム・アール・サービス
Priority to JP2014178302A priority Critical patent/JP6457220B2/ja
Publication of JP2016049100A publication Critical patent/JP2016049100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6457220B2 publication Critical patent/JP6457220B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G13/00Protecting plants
    • A01G13/02Protective coverings for plants; Coverings for the ground; Devices for laying-out or removing coverings
    • A01G13/0237Devices for protecting a specific part of a plant, e.g. roots, trunk or fruits
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general
    • A01G7/06Treatment of growing trees or plants, e.g. for preventing decay of wood, for tingeing flowers or wood, for prolonging the life of plants

Description

本発明は植物における食用部分を一定の形状に生育する成形栽培具、及びこれを用いた育成方法に関し、特に様々な目的に合わせた形状や規格に育成可能で、且つ成長により拡張する力が作用しても、その力を変形する事で逃がし、破損し難いようにした成形栽培具及びこれを用いた育成方法に関する。
野菜や果物等の植物の中には、温室やビニールハウス等を利用して一年中栽培が行われるものも多い。しかし植物の形状や規格を一定に維持し、顧客のニーズに合わせた商品を収穫・提供するには困難を要する。よって、農業従事者や家庭菜園を営む者は、形の良い農作物を得る為に日々試行錯誤している状況である。特にきゅうりやピーマン、なすといった果菜の様に、長尺な果実を栽培する場合は、育成途中で植物が変形してしまったり、或いは折れてしまったり、といった問題も生じていた。
また、果実の市場における付加価値を高める為に、ある特定の立体的形状(例えば星型など)に育成することも検討されている。しかし、自然に成長する植物を、希望通りの形状に育てることは大変困難であった。
そこで従前においては、上記の問題を解決するべく、野菜や果物を一定の形状や規格に育てることができるようにした器具や、意匠を施した特定の立体的形状に食物を育成させる器具等も検討され、種々提案されている。
例えば、特許文献1(特表2007−502357号公報)では、長手方向に半分分割して一方の側を外向きの段撥力を有する弾支部により連結し、且つ他方の側が開放されるように形成されるカバー胴体と、前記カバー胴体に形成される複数の通気孔と、前記カバー胴体の一方の側の端部に形成される幹引入孔と、前記カバー胴体の他方の側の端部に形成される花引出し孔と、前記カバー胴体の長手方向に開放された他方の側に形成され、且つ開放されたカバー胴体を結合して締結させ、結合締結されたカバー胴体を分離して開放させる結合分離部と、前記結合分離部の両端側を取り囲んで固定させるように形成され、且つきゅうりやなすなどが生長しつつカバー胴体の内部に加えられる膨張圧力によるカバー胴体の反りを防止するカバー胴体反り防止用突起とから構成され、前記結合分離部は、前記カバー胴体の長手方向に開放された他方の側の一方の上端部に係止突起を形成し、前記係止突起が形成された一方の上端部と対向するカバー胴体の長手方向に開放された他方の側の他方の上端部に前記係止突起と結合してカバー胴体を結合させる係止鍔を形成し、前記カバー胴体反り防止用突起は前記係止鍔に係止突起が結合締結された状態で、前記係止鍔の両側端を取り囲んで固定させるように前記係止突起の上部に形成させることを特徴とする育成栽培器を提案している。
また、特許文献2(特開2005−278435)では、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための育成器であって、当該育成器の内包部の立体的形状は、前記特定の立体的形状をしており、かつ、当該育成器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であることを特徴とする成形栽培具を提案している。
特表2007−502357号公報 特開2005−278435号公報
上記のとおり、従前においても、植物における食用部位を一定の形状や一定の規格に合致するように栽培する為の育成栽培器、及び植物の食用部位を、本来の形状ではない特定の立体的形状に育成させる為の育成器は提案されている。
しかしながら、従来提供されている技術にあっては、植物の育成により、当該育成器の内側に対して過度の圧力が生じた時には、この成形する為の器具自体が破損してしまうという問題があった。そして当該器具が破損してしまうと、これを再利用することが困難になり、新たに育成器を準備しなければならなかった。また、天候や気温などの問題もあって、果実の成長速度を正確に把握する事は困難であり、よって植物に設置している器具が、いつ破損するかもわからない状況にあった。この為、設置した器具が破損したことに気づかず、植物がそのまま成長してしまい、商品価値を高めることができないという問題があった。
そこで本発明では、植物の成長は正確な予測が困難であることに鑑み、植物の成長による拡張する力が大きく作用した場合であっても、成形のために設置した器具自体が破損し難いようにした成形栽培具及びこれを用いた育成方法を提供することを第1の課題とする。
また、植物の食用部分を包囲して、当該食用部分を特定の立体的形状に形成する場合には、育成する果実等の形状次第では、当該器具の特定の部位に植物の成長による圧力が集中してしまい、破損し易い脆弱部位が存在することもあった。そして、当該脆弱部位を基点として、育成器本体が果実の成長により破損しまうこともあった。さらに破損しないようにするため、後からネジやピン等の追加機構を加える事も考えられるが、この場合には、一つの育成器が一層複雑化し、育成途中での取扱いが困難なものになってしまう。
そこで本発明では、取扱い(植物の取付機構など)が簡易で、更に、植物の成長による圧力が特定の部位に作用したとしても、破損等が生じ難い様にした、成形栽培具及びこれを用いた育成方法を提供することを第2の課題とする。
上記課題の少なくとも何れかを解決するべく、植物の食用部位が、成長により巨大化したとしても、その力を効果的に逃がすことができるようにした成形栽培具を提供するものである。
即ち本発明では 植物における食用部分を育成途中で包囲して任意の形に育成する成形栽培具であって、開閉するか又は組み合わせる事によって、内部に、育成途中における植物の食用部分を収容する成形空間を形成する育成器本体を用いて形成されており、当該育成器本体は、その変形を許容する緩衝部を備え、当該緩衝部における変形により、果実の成長による拡張方向の力を逃がすことのできるように形成した成形栽培具を提供する。
かかる成形栽培具は、様々な植物(本明細書では、野菜や果物の他、キノコも含む)において食用に供する部位、例えばキュウリ、ズッキーニ、カボチャ、トウモロコシ、トマト、リンゴ、メロン、梨、イチゴ、パイナップル、茄子、みかん、サクランボ、キャベツ、ネギなどの果実、果菜、穀物、茎菜、菌茸、葉菜など(以下では「果実等」とする)を生育途中で覆い、その成長する形状を任意の形状に規制するものである。よって、この成形栽培具では、生育途中の果実等を収容する成形空間が必要であり、またこの成形空間を形成する育成器本体が必要である。
上記成長途中の果実等を収容して、成長段階で一定の形状に形成する成形空間は、成形した果実の使用目的に応じて、様々な立体的形状とすることが可能である。ここでいう「特定の立体的形状」とは、立方体や直方体等の六面体や球体等の他、横断面形状がハート型、星型等の長尺な形状、更には、商品付加価値を更に高める可能性のあるアニメキャラクターの形状など、様々な形状が考えられる。これらの形状は、その果実等の用途や喫食時の性状などを考慮して、より一層商品付加価値を高める事のできる形状とすることができる。
上記育成器本体は、植物における食用部位(上記した「果実等」)を収容し、任意の形状に成形する成形空間を形成するための筐体として機能する。よって、この育成器本体は、果実等の成長によって拡張又は拡大する力に耐え得る程度の硬さを有する材料、例えば木材や樹脂、或いは金属やセラミック等を用いて形成するのが望ましい。また、この育成器本体は、成形する果実等の大きさに合った成形空間を形成するような形状及び大きさに形成するべきである。例えば、収容する果実等がキュウリやトウモロコシ等であれば、長尺な成形空間を形成するような形状・大きさに形成し、リンゴやトマト等であれば、長辺が約10cm程度の大きさに形成することができる。
また、成形空間(即ちこれを形成する育成器本体)を特定の立体的形状とした時に、果実等の成長に対する応力が集中しやすい部位が存在する場合も考えられる。そこでこのような場合には、当該応力が集中する部位に、補強部を設ける事が望ましい。応力の集中による育成器本体の破損を防ぐ為である。例えば、当該成形空間を断面が星型の長尺な形状に形成する場合には、星型における5箇所の凹箇所を肉厚にした補強部を設けることができる。このように応力が集中する部位には補強部を設けることで、形状に由来する育成器本体の破損の問題を解消することができる。
そして、本発明にかかる成形栽培具では、育成器本体に変形を許容する為の緩衝部を設けており、当該緩衝部によって変形自在としている。よって、植物の生育時に成形空間を区画する壁面に対して作用する力乃至は内部からの圧力を、効率的に逃がすことができる。その結果、この育成器本体に対して必要以上の力が作用したとしても、破損する恐れを大幅に減じることができ、よって従前における破損や果実等の付加価値低下の問題を解消することができる。
上記成形栽培具の変形は、中心軸回りの捩れ方向の変形、及び成形空間の全部または一部が拡張又は伸長する向きの変形の何れであっても良い。但し、成形するのが長尺な果菜等である場合には、当該変形は中心軸回りの捩れ方向の変形であることが望ましい。何故ならば、仮に拡張乃至は伸長する向きの変形であれば、果菜等の何れかの部位の形状が、成形空間内に嵌合する事も有り、その結果、当該部位に力が集中してしまい破損の可能性を高める事になる。この点、捩り方向の変形であると螺旋状に力を分散させることができ、よって破損の可能性を大幅に減じることができる。したがって本発明にかかる成形栽培具の変形は、捩れ方向への変形である事が望ましい。
特に、当該成形栽培具が軸回りに捩れる向きに変形可能とする場合、前記育成器本体は筒状であって、筒状の壁面は軸方向に沿う切開部によって開閉自在に形成されており、当該切開部を育成器本体の長さ方向にスライドして変形できるように形成して軸回りに捩れ変形可能とし、これにより緩衝部を構成することができる。
このように形成した成形栽培具では、成長などによる果実等の拡大乃至は拡張する力は、捩れ方向に変換され、育成器本体はこの捩れ方向の力に一定の力で抗しながら追従して変形できることから、拡大乃至は拡張する力を分散させて吸収し、且つ逃がすことができる。ここで、このような捩れ変形する向きは、軸回りの何れか一方、又は両方であって良い。果実等が成長する際の力が作用した場合、変形しやすい方向に捩れる事から、少なくとも軸回りの何れか一方に捩れるように形成しておけば、果実の成長時における力を逃がし、且つ吸収することができる。
また上記切開部は、閉じた時の内角が180°以下となる部位に形成するのが望ましい。閉じた時の内角が180°以上の部位に切開部を形成した場合、切開部を開いた時に、成形空間内に収容している果実等が育成器本体の内壁面(切開部を形成している部位の内壁面)に押されてしまい、当該切開部に対応する部位が割れてしまうことが考えられるためである。
また前記育成器本体は筒状に形成されており、当該筒状の育成器本体は、軸方向に沿う切開部で開閉自在に組み合わせられた複数の育成器本体片で構成することもできる。例えば、2つの育成器本体の下端同士をヒンジで連結したり、底部を形成する育成器本体片の左右両側に対して、夫々左右の側壁部の下端側をヒンジなどにより回動自在に取り付ける事で、切開部を開閉自在に形成することができる。そして、開閉自在とした2つの育成器本体片で前記育成器本体を形成した場合、各育成器本体片の前記切開部には、放射方向(筒状に形成した育成器本体の外側方向)に突出する突出片を設け、この突出片を締結具で一体化する事ができる。
この突出片は、円弧状、板状、フランジ状、その他の形状に形成することができる。そして突出片の形状に合わせて締結具の形状も調整できる。例えば、各育成器本体片同士において、相互に交差した上で、向かい合う様に湾曲する円弧状の突出片を形成し、両突出片によって筒状の空間を形成する場合には、締結具にはプラスチックのピンを使用して、突出片同士で形成した筒を貫通するように配置し、恰もヒンジ金具の如き構造として、当該突出片にて締結具を包囲するように構成してもよい。その際には、ピンを取り外し易いように、交互に向かい合う突出片の先端同士の間には、当該ピンが通ることのできる程度の間隙を設ける事が望ましい。当該間隙によりピンを取り外し易くすることで、植物を収穫する際に、この成形栽培具を取り外す負担を軽減することができる。また、各育成器本体片に形成する突出片を、相互に逆向きのフランジ状(又は「鍵型形状」)に形成し、このフランジ部分を内包してスライド可能なクリップ状の締結具で一体化することもできる。更に、各育成器本体片の切開部に、外側に向かって帯状に広がる突出片を形成し、各育成器本体片の突出片が向かい合っている状態を、クリップ状の締結具で一体化することもできる。
前記締結具は金属、木材、プラスチック、又はガラス等を用いて形成する事ができる。但し、成形空間に収容した果実等が成長し、当該成形栽培具に対する拡大方向の力が大きい場合に、この成形栽培具の破損を阻止する為に、当該締結具を選択的に破損乃至は曲折するように形成する事も望ましい。選択的に破損する締結具の場合には、木材、ガラス、プラスチックで形成することができ、曲折する締結具として形成する場合には、金属やプラスチックで形成することができる。特に、当該締結具を選択的に破損させる場合には、任意の1又は2以上の箇所に溝や凹み等の脆弱部を形成しておくのが望ましい。
よって、本発明にかかる成形栽培具では、果実等の成長によって成形空間内に拡張する方向の力が作用した時に、前記育成器本体以外の部位で選択的に破損する脆弱部を設けるのが望ましい。かかる脆弱部を形成することにより、育成器本体が破損することはなくなり、使用耐久性を向上させることができる。また、この脆弱部を安価に形成し消耗品とする事で、当該脆弱部のみを交換することで、育成器本体の再利用が可能となる。
そして本発明にかかる成形栽培具において、切開部をスライド可能に形成し、且つ相互に交差した上で、向かい合う様に湾曲する円弧状の突出片を形成した場合、各育成器本体片に形成する突出片同士(何れかの隣り合う突出片同士)の間には隙間を確保することにより捩り変形可能となる。また、突出片同士の間に隙間が存在することにより、脆弱部を設けた締結具を使用した場合であっても、当該締結具が折れ曲がりやすくなり、選択的に破損しやすいものとなる。かかる突出片同士の間に設ける隙間は、隣り合う突出片同士を1組として、1組ごとに設ける事もできる。果実の成長によって生じる膨張方向の圧力は、当該成形栽培具において、何れか変形できる方に向かって作用することから、前記捩れ変形は、軸心周りの何れか一方に捩れることができればよい。また、当該隙間は捩り変形を許容する為に1mm以上の間隙として形成するのが望ましく、例えば前記締結具の横断面長さに形成することができる。
そして、植物を栽培する際には、この締結具の色を変えて、成形する果実等の収穫タイミングや種類などを管理する事もできる。即ち、締結具の色によって、果実に設置した曜日や日付、収穫時期の曜日や日付、或いは収容した果実の品種等を管理し、当該植物の育成過程を確認することも可能である。
但し、色の付いた締結具を使用する場合は、病害虫対策等も考慮するのが望ましい。例えば、当該植物の育成環境にもよるが、一般的に昆虫の可視光線領域は紫外線側に偏っているため、白色や黄色、オレンジ、ピンク等の色には虫が寄ってきやすい。一方で赤色や緑色には比較的寄ってき難いため、当該締結具に使用する色は、これら昆虫の種類、即ち害虫か益虫かを考慮して選定するのが望ましい。これにより植物の育成にも良い環境を実現することができる。
そして植物における食用に供する部位を、前記成形栽培具で包囲して育成することで、当該食用に供する部位の輪郭形状の全部または一部を、前記育成器本体の成形空間の形状と同じに成形することが可能となる。そして好みの形状に植物を育成可能であれば、幼児の野菜や果物の好き嫌いの除去等にもつながる可能性が見出せる。つまり、商品付加価値の高い果実等を育成可能な育成方法の提供が可能となる。
そして、これら付加価値が高められた野菜や果物を、より長く保存できるように、オイル漬け、塩漬け、砂糖漬け、乾燥等の加工を行い、輪郭形状を任意の形状に成形した加工果実を提供することができる。これにより、付加価値の高められた植物や果実を、より長い期間保存する事が可能になり、商品流通におけるリスクを大幅に減じることができる。
上記本発明にかかる成形栽培具は、開閉するか又は組み合わせる事によって、植物における食用部位を収容する成形空間を形成する育成器本体を用いて形成している。そして当該育成器本体には、植物の育成によって生じる膨張時の圧力を逃がすための緩衝部を設けている。その結果、育成器本体に作用する植物の成長による膨張圧力を逃がすことが可能となり、破損しにくい成形栽培具を実現している。
また、成形栽培具の形状において、成形空間に収容した植物の成長時の拡張による応力の集中が予測される部位を補強した場合には、当該応力集中部からでも破損等が生じないようにすることができ、しかも機構が複雑化せず、簡易で破損等が生じ難い成形栽培具が提供可能となる。
さらに、前記各育成器本体を、軸方向に沿う切開部で開閉自在とした2つの育成器本体片で構成し、この切開部には外向きに突出する突出片を設け、それぞれの育成器本体片に形成した突出片を締結具によって一体化することで、この成形栽培具を簡易に設置することができる。また、この締結具を壊れやすく形成することにより、仮に大きな力、即ち切開部が開く向きの力が作用した場合には、当該締結具を破損させることにより、育成器本体の破損を回避することができる。
また、切開部を閉じる為に締結具を使用する場合、この締結具の色を変えることで、この育成器本体の設置日や収穫予定日、或いは品種などを管理する事が可能となり、栽培者において、簡易に栽培管理を行える等の生産性の向上にもつながる。
本発明にかかる成形栽培具及び育成方法を利用することで、様々な立体的形状の食物を育成可能となり、商品付加価値の高まる植物を育成可能な成形栽培具及び育成方法が提供可能となる。
本実施の形態にかかる成形栽培具の育成器本体を示す斜視図 本実施の形態にかかる成形栽培具の育成器本体を示す(A)A−A断面正面図、(B)B−B断面正面図 本実施の形態にかかる成形栽培具を示す斜視図 他の実施例にかかる(C)成形栽培具の育成器本体を示す斜視図、(D)成形栽培具を示す斜視図 本実施の形態にかかる成形栽培具を使用した育成方法を示す使用状態図
以下、図面を参照しながら本実施の形態にかかる成形栽培具及びこれを用いた育成方法を具体的に説明する。
図1は本実施の形態にかかる成形栽培具の育成器本体を示す斜視図であり、図2は本実施の形態にかかる成形栽培具の育成器本体を示す(A)A−A断面正面図、(B)B−B断面正面図であり、図3は本実施の形態にかかる成形栽培具を示す斜視図であり、図4は他の実施形態にかかる(C)成形栽培具の育成器本体を示す斜視図、(D)成形栽培具を示す斜視図であり、図5は本実施の形態にかかる成形栽培具を使用した育成方法を示す使用状態図である。
図1にかかる本実施の形態にかかる成形栽培具の育成器本体は、野菜や果物などの植物において、生育途中における部位(特に、食用に供される部位)を包囲して、成長時の形状を任意の形状に成形する為に使用され、開閉するか又は組み合わせる事によって内部に成形空間を形成する育成器本体を用いて形成されている。特に本実施の形態にかかる成形栽培具は、キュウリやナスといった長尺な果実を成形するのに適した形状を示している。また、喫食時に果実の表皮も使用されるもの、例えばキュウリやズッキーニ等であれば、成長過程において成形する効果が大きくなる。そして当該育成器本体には、植物における食用に供される部位(以下、「果実等」とする)が成長して大きくなる事によって外向きに生じる力を逃がすための緩衝部14が設けられている。また開閉部分には、図3に示すような締結具を設ける事により、成形栽培具50とすることができる。
当該育成器本体11は長尺な筒状に形成され、この育成器本体11の内部に形成される成形空間16は、長さ方向に直交する横断面形状を星形に形成しており、また軸方向に沿う切開部によって開閉するように形成している。但し、当該成形栽培具の内部に形成される成形空間16は、その他の形状に形成する事も当然可能であって、長さ方向に直交する横断面形状をハート形、星形、楕円形状など左右対称形状にする他、キャラクターを模した形状など左右非対称形状とすることができる。特にハート形に形成した場合、切開部は輪郭が凹んでいる部位よりも、尖っている部位に形成する事が望ましい。
更にこの育成器本体11は、筒状に限られるものではなく、その内部に形成される成形空間16が、球体形状や、ブロック形状、或いは錐体形状など、様々な形状なるように形成することができる。
また、当該育成器本体は、透明又は半透明の材料で形成し、例えばプラスチックやガラス、その他ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等を使用して形成することができる。これらの材料を使用すれば、軽量で且つ耐久性にも優れる成形栽培具が提供可能となる。素材を透明又は半透明にすることで、都度育成器を取り外さなくても、視覚により育成状況を認識することが可能となるため、忙しい農家の方の負担を軽減することができる。特に、当該成形栽培具を透明に形成することにより、当該成形栽培具の中に収容している果実に対して日光を当てることができ、植物の育成の観点でも望ましいものとなる。但し、不透明に形成する事を除外するものでは無い。
また、この成形栽培具を形成する材料には、バイオセラミック抗菌素材、その他の抗菌剤等を必要に応じて適宜混合して製造することができる。これにより育成器本体の内部にカビ等の棲息を防止または抑制することが可能となり、植物が腐敗して痛むことを防止することも可能となる。
また、当該育成器本体11は、底面部41と、左右の側壁部42,43の3つの育成器本体片で構成しており、左右の側壁部42,43は、夫々の下端側を底面部41に対してヒンジからなる結束部15で結合している。これにより、当該左右の側壁部は回動自在となり、上端側に存在する切開部を開閉自在にすることができる。また、ヒンジからなる結束部15により、底面部41と左右の側壁部42,43とを一体化することにより、開閉時にも部品同士がバラバラになることはなく、一体に保持可能となる。更に結束部を広範囲に設ける事により、当該結束部にかかる力を分散させることができ、植物の成長による拡大方向の力が作用した場合、更にこの拡大方向の力により捩れ変形生じた場合であっても、当該結束部における破損の可能性を低くすることができる。
また上記した切開部を形成する育成器本体片(即ち、左右の側壁部42,43)には、当該切開部から外側に向かって円弧状に突出する突出片12を設けている。この円弧状の突出片12は、左右の側壁部42,43同士で逆向きに湾曲すると共に、相互に交差している。そして切開部が閉じた状態において、両者は大凡環状になり、後述する締結具31を収容する空間を形成することができる。
そして、この突出片同士の間、即ち突出片12の軸方向に沿う片側に間隙を形成する事で、当該切開部は長さ方向にスライド可能になり、育成器本体が軸回りに捩れることができる。よって、本実施の形態では、この突出片同士の間に設けた間隙が緩衝部14として機能している。
かかる緩衝部14を設けることにより、広がる方向に作用する果実等の成長時の力が、当該成形栽培具を軸回りに捩る向きの力に変換され、これにより果実等の成長による力を逃がすことができる。よって、成形する果実の生育による力により育成器本体が破損する恐れを減じることができる。なお、前記緩衝部14を形成している間隙の幅は、植物に応じて適宜設定することができる。例えば一般的な長さのきゅうりを育成する場合には、前記緩衝部(間隙)を約2mm〜10mm程度、特に5mm〜10mm程度に設定するのが望ましい。また、この間隙の幅は、後述する締結具31の太さや変形のしやすさを考慮して設定することができる。即ち、この間隙を大きくすることにより、ピン状に形成された締結具31が破損しやすく、或いは曲折しやすいものとなる。
また、当該育成器本体11に設けた突出片12において、植物挿入入口及び出口側には、この突出片からフック状に突出した吊下げ支持部13を設けている。吊り下げ支持部13を設けることで、果実等を収容する植物の幹や枝、或いはネット等に、この成形栽培具を吊下げることができる。よって、この成形栽培具の質量が果実等の付いている枝に付加される事が無くなり、果実等の育成を妨げることはなくなる。
図2は本実施の形態にかかる成形栽培具の(A)A−A断面正面図、(B)B−B断面正面図を示している。この図に示す様に、星形に形成した育成器本体の外周における5箇所の凹箇所には、厚肉化した補強部21を設けている。本実施の形態において、この補強部21は周囲の厚さよりも3割〜6割程度厚く形成しているが、形状によっては2倍程度の厚さに形成しても良い。つまり、形状によって補強部位を検討し、的確に補強部21を配置すれば破損等のし難い育成器本体11の提供が可能となる。例えば育成器本体11を、横断面形状がハート形の筒状に形成する場合は、ハート形を構成する円弧が交わる外周1箇所の凹箇所を厚肉に形成して補強すればよい。その他、例えばアニメキャラクター等の形状を形成する場合にも、適宜補強部位・方法を設定することで、希望通りの形状に植物を形成することが可能となる。
また前記切開部は、これを閉じた時の内角が180°以下となる部位に形成するのが望ましい。当該部位に切開部を形成することにより、切開部を開いた際に、成形空間内に収容している果実等が損傷する恐れを無くすことができる。即ち、果実等の生育による圧力が成形空間の内壁面に作用している状態において当該切開部を開いた場合には、各育成器本体片における切開部の両側に存在する部分が果実等と嵌合した状態で開いてしまう。その結果、当該圧力が果実等の特定の部位、例えば切開部に存在する部位に作用してしまい、割れ等の問題が生じてしまう。よって、このような果実の割れに関する問題を解消する為に、本実施の形態では切開部が開いた時の力が特定の部位に作用しないように、切開部を閉じた時の内角が180°以下となる部位に形成している。また、このように形成することで、内部の成形空間内にかかる植物の成長による圧力が作用した際に、当該内圧を前記切開部に集中させ、切開部に設けた緩衝部14により的確に内圧を逃がすことが可能となる。
図3は本実施の形態にかかる成形栽培具50を示す斜視図である。当該突出片12は両者を一体的に連結する2本のプラスチックピンからなる締結具31によって一体化されている。但し、突出片12における一体化は、1本の長尺なピンからなる締結具31を、突出片12間に嵌入させて実施する事もできる。植物の育成時に生じる内圧が生じた際には、選択的に締結具31を破損させるか、または変形させる構成とすることで育成器本体の破損の可能性を非常に少なくすることができる。その為、本実施の形態では、切開部に設けた突出片12の間には、当該締結具31が曲折しやすい様に、間隙からなる緩衝部14を設けている。また、このピンからなる締結具31をより破損しやすいようにする為に、当該締結具31に、一定の間隔で筋状の切れ目を設けるのも望ましい。なぜなら締結具をより選択的に破損し易く設定することで、育成器本体の安全性を更に増すことができるからである。
特に締結具31としてピンやクリップを用いる場合、これら締結具31の色を変えることにより生産管理面でもメリットが見出せる。例えば、締結具31が赤色のものは1ヶ月前に当該成形栽培具50を装着したもの、緑色のものは3ヶ月前に当該成形栽培具50を装着したもの、というように、設置した時の曜日や日付別で管理することができる。また、締結具の色の違いで、品種や出荷時の大きさ等を分けて管理することができる。このように特定の目的ごとに締結具の色を異ならせることにより、一つ一つの果実を都度確認する手間を省け、育成管理がし易くなる。
また、各育成器本体片の切開部に設けた突出片12は、必ずしも円弧状に形成する必要はなく、その他の形状に形成することもできる。例えば、図4に示すように、当該突出片12を直角型のフック状(外向きフランジ状)に形成することもできる。この場合、当該突出片を一体化する締結具31は、このフック状の突出片を内部に収容した状態でスライド可能なクリップ状に形成することができる。更に、このようなクリップ状の締結具を使用する場合には、前記突出片を外側に展開する帯状に形成することもできる。
図5は、本実施の形態にかかる成形栽培具50を使用した育成方法を示す使用状態図である。植物(特に果実)の育成段階において、食用に供する部位を成形栽培具50で包囲して育成することで、当該植物の食用に供する部分の輪郭形状の一部または全部を、当該育成器11本体の成形空間と同じ形状に育成することが可能となる。また、育成器本体11に形成されている吊下げ支持部13に、植物53の幹51や葉52等に引っかけて育成させることができ、これにより果実に意図しない負荷がかかる事を阻止している。かかる植物53は、きゅうりやピーマン、なすといった野菜の他、みかんやりんご等の果物であってもよい。また、成形栽培具50の大きさや形状は、植物53における食用に供する部分の大きさ・重さ・形状等を考慮して適宜形状とすることが可能である。つまり、好みの植物を好みの形状に育成できることで、商品付加価値の高い植物を提供可能となり、ピクルスや油漬け、漬物といった加工を施す場合にも相乗効果の期待できる成形栽培具及び育成方法が提供可能となる。
11 育成器本体
12 突出片
13 吊下げ支持部
14 緩衝部
15 結束部
21 補強部
31 締結部
50 成形栽培具
51 幹
52 葉
53 植物

Claims (6)

  1. 植物における食用部分を育成途中で包囲して任意の形に育成する成形栽培具であって、
    開閉するか又は組み合わせる事によって、内部に、育成途中における植物の食用部分を収容する成形空間を形成する育成器本体を用いて形成されており、
    当該育成器本体は筒状であって、軸方向に沿う切開部が開閉自在に形成されており、
    当該切開部を育成器本体の長さ方向にスライド自在とすることにより、軸回りに捩れ変形可能として当該育成器本体の変形を許容するように構成した緩衝部を備え、
    当該緩衝部における変形により、果実の成長による成形空間の拡張方向の力を逃がすことを特徴とする、成形栽培具。
  2. 前記育成器本体は筒状であって、軸方向に沿う切開部で開閉自在とした複数の育成器本体片で構成されており、
    各育成器本体片の前記切開部には、放射方向に突出する突出片が設けられており、
    相互に対向する切開部に設けられた突出片同士は、両者を一体的に連結する締結具によって一体化されている、請求項1に記載の成形栽培具。
  3. 前記締結具には、1又は2以上の箇所に溝や凹みからなる脆弱部を形成し、
    当該脆弱部は、果実の成長によって成形空間に拡張方向の力が作用した時に、前記育成器本体よりも先に破損する、請求項2に記載の成形栽培具。
  4. 前記切開部は、閉じた時の内角が180°以下となる部位に形成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の成形栽培具。
  5. 果菜を含む果実の育成方法であって、
    成長途中段階における果実を、請求項1〜4の何れか一項に記載の成形栽培具で包囲し、その状態で果実を成長させることにより、当該果実の輪郭形状の全部または一部の形状を、前記育成器本体の成形空間の対応する内面形状と同じに育成することを特徴とする植物の育成方法。
  6. 果菜を含む果実の育成方法であって、
    成長途中段階における果実を、請求項1〜4の何れか一項に記載の成形栽培具で包囲した状態で成長させ、
    前記成形栽培具は、締結具の色を異ならせた2種以上であり、
    当該2種以上の成形栽培具は、果実の成長段階及び/又は種類に応じて異ならせて設置することを特徴とする植物の育成方法。
JP2014178302A 2014-09-02 2014-09-02 植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法 Expired - Fee Related JP6457220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178302A JP6457220B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178302A JP6457220B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016049100A JP2016049100A (ja) 2016-04-11
JP6457220B2 true JP6457220B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=55657138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014178302A Expired - Fee Related JP6457220B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6457220B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5714593Y2 (ja) * 1972-10-31 1982-03-26
JPH04669Y2 (ja) * 1987-07-08 1992-01-10
JP2003333987A (ja) * 2002-05-20 2003-11-25 Katokichi Co Ltd カット野菜の鮮度保持方法
KR200365256Y1 (ko) * 2004-07-29 2004-10-21 조성래 오이, 가지 등의 생육 재배기
JP2010068722A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Mki:Kk 果実保護具
NL2008126C2 (nl) * 2011-02-10 2012-08-13 Pellikaan Gewasklemsystemen B V Vruchtmatrijs, werkwijze voor het telen van een gewas en vruchtdeel en inrichting voor het lossen van een vruchtmatrijs.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016049100A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100539826C (zh) 用于培植黄瓜、茄子等的装置
Clark et al. Blackberry cult ivation in the world
JP6457220B2 (ja) 植物における食用部分の成形栽培具、及びこれを用いた育成方法
Ernst et al. Ginger and turmeric
KR20180072216A (ko) 고추 수확량 향상 방법
UA132915U (uk) Пристрій для надання декоративної форми плодам
Loy Maximizing Yield and Eating Quality in Winter Squash–A Grower’s Paradox
KR200446394Y1 (ko) 오이, 가지의 생육 재배기
JP6054068B2 (ja) 植物茎誘引用クリップ
KR102095798B1 (ko) 농작물 재배용 비닐 결속구
JP3186786U (ja) レモン栽培容器
Bentley Cardamom–A Crop Cannot Run Away from Its Problems
Amarasekare Insect Predators-Green Lacewings
US20230189723A1 (en) Deterrent barrier for the proteccion of deveoping fruits and vegetables hanging from plants against birds, rodents squireels many insects and other pests
KR101240329B1 (ko) 운반이 용이한 식물재배 용기
EP3414995A1 (en) A greenhouse pot and use of a greenhouse pot
CN207443683U (zh) 一种大棚组装型材
KR101001089B1 (ko) 농작물 재배틀용 줄기 자동 절단장치
KR200392039Y1 (ko) 사각형 내부 형상을 가지는 재배용 포장재
Kerr Spacing, competition & yield
KR100538515B1 (ko) 과피에 망체가 내재된 수박 및 그 재배방법
Kriel Cape gooseberries: the next big superfood trend?
MUNTEAN et al. EVALUATION OF MORPHOLOGICAL AND PHENOLOGICAL ASPECTS OF THE SPECIES CUCURBITA PEPO L. IN IASI
JP2023061132A (ja) 植物の成形ケースと栽培方法
KR200376904Y1 (ko) 과수용 과일보호 케이스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170725

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180106

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6457220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees