JP6452923B1 - 振動検知装置、振動検知方法および振動検知プログラム - Google Patents

振動検知装置、振動検知方法および振動検知プログラム Download PDF

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Abstract

正常特徴記憶部(131)が、正常な振動の特徴を表す正常特徴情報(301)を記憶する。ヒストグラム情報生成部(110)が、動画像データ(109)を取得し、動画像データから振動物の動きを表す動きベクトルを抽出する。また、ヒストグラム情報生成部(110)が、動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントし、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、動画像データ(109)のフレームごとのヒストグラム情報(21)を生成する。また、周波数解析部(122)が、ヒストグラム情報(21)を用いて、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを振動特徴情報(302)として算出する。そして、比較部が、振動特徴情報(302)と正常特徴情報(301)とを比較する。

Description

本発明は、振動検知装置、振動検知方法および振動検知プログラムに関する。
特許文献1に開示された映像による振動検知方式では、撮像部で撮像した撮像画像において、振動に伴って画像内で上下に移動する移動成分を特定し、特定した移動成分の移動履歴に対して周波数解析を行って、移動成分の振動周波数の強度を算出する。次に、振動検知方式は、算出した移動成分の振動周波数の強度のうち、所定範囲の振動周波数を抽出する。次に、振動検知方式は、抽出した所定周波数範囲内の周波数強度に基づいて、当該所定周波数範囲内における振動の平衡点で撮像された撮像画像を平衡画像として抽出する。次に、振動検知方式は、平衡画像における画像速度を算出し、算出した平衡画像における画像速度を用いて、定常的な振動によって発生する画像速度を撮像画像から排除する。次に、振動検知方式は、定常的な振動によって発生する画像速度を排除した撮像画像に基づいて、振動によって変位する画像内の変位の中心位置を検出する。そして、振動検知方式は、検出した変位の中心位置を監視して、撮像部で撮像した画像における振動に起因する画像の変位量の算出を行う。
特開2006−170961号公報
特許文献1に開示された技術は、予め画面の上下方向に振動すると分かっていることから縦方向に濃度勾配を有する移動成分を特定しており、振動が画面のどの方向に対しても生じる場合に適用できないという課題があった。また、特許文献1に開示された技術は、振動を検知することのみを目的としており、その振動が正常振動か異常振動かを判断して異常振動の検知をすることができないという課題があった。
本発明は、振動検知対象がどの方向に振動していても映像から振動状態を検知し、更に振動状態の違いから正常振動か異常振動かを判断して、振動検知対象の異常振動を検知することを目的とする。
本発明に係る振動検知装置は、
振動する振動物の振動のうち正常な振動の特徴を表す正常特徴情報を記憶する正常特徴記憶部と、
前記振動物を撮影した動画像を表す動画像データを取得し、前記動画像データから前記振動物の動きを表す動きベクトルを抽出し、前記動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントし、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、前記動画像データのフレームごとのヒストグラムをヒストグラム情報として生成するヒストグラム情報生成部と、
前記ヒストグラム情報を用いて、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを、前記振動物の振動の特徴を表す振動特徴情報として算出する周波数解析部と、
前記正常特徴記憶部から前記正常特徴情報を取得し、前記振動特徴情報と前記正常特徴情報とを比較し、前記振動特徴情報が前記正常特徴情報を有するか否かを判定する比較部と
を備えた。
本発明に係る振動検知装置では、正常特徴記憶部が、振動する振動物の振動のうち正常な振動の特徴を表す正常特徴情報を記憶する。ヒストグラム情報生成部が、振動物を撮影した動画像を表す動画像データを取得し、動画像データから振動物の動きを表す動きベクトルを抽出する。また、ヒストグラム生成部が、動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントし、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、動画像データのフレームごとのヒストグラムをヒストグラム情報として生成する。また、周波数解析部が、ヒストグラム情報を用いて、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを、振動物の振動の特徴を表す振動特徴情報として算出する。そして、比較部が、振動特徴情報と正常特徴情報とを比較し、振動特徴情報が正常特徴情報を有するか否かを判定する。よって、本発明に係る振動検知装置によれば、振動検知対象がどの方向に振動していても映像から振動状態を検知し、更に振動状態の違いから正常振動か異常振動かを判断して、振動検知対象の異常振動を検知することができる。
実施の形態1に係る振動検知装置100の構成図。 実施の形態1に係る動画像圧縮データ11について説明する図。 実施の形態1に係る振動検知方法610および振動検知プログラム620の振動検知処理S100を示すフロー図。 実施の形態1に係る正常振動抽出処理S10を示すフロー図。 実施の形態1に係る正常振動をしている振動物502を撮影した映像から抽出した動きベクトルのうち、特定の動き方向範囲の動きベクトルの数量を周波数解析して得られた周波数ごとの周波数成分を時系列に並べた例。 実施の形態1に係る振動特徴比較処理S20を示すフロー図。 実施の形態1に係る異常振動をしている振動物502を撮影した映像から抽出した動きベクトルのうち、特定の動き方向範囲の動きベクトルの数量を周波数解析して得られた周波数ごとの周波数成分を時系列に並べた例。 実施の形態1の変形例に係る振動検知装置100の構成図。 実施の形態2に係る振動検知装置100aの構成図。 実施の形態2に係るヒストグラム情報生成処理S110aを示すフロー図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る振動検知装置100の構成について説明する。
図1に示すように、振動検知装置100は、コンピュータである。
振動検知装置100は、プロセッサ910、記憶装置920、入力インタフェース930、および出力インタフェース940といったハードウェアを備える。記憶装置920は、メモリ921と補助記憶装置922とを含む。
振動検知装置100は、機能構成として、ヒストグラム情報生成部110と、振動解析部120と、記憶部130とを備える。
ヒストグラム情報生成部110は、圧縮データ受信部111と、動きベクトル抽出部112と、動き方向計算部113と、動き数量カウント部114と、動きヒストグラム生成部115とを備える。
振動解析部120は、動き数量抽出部121と、周波数解析部122と、正常特徴抽出部123と、比較部124と、通知部125とを備える。
記憶部130は、正常特徴記憶部131を備える。正常特徴記憶部131は、振動する振動物の振動のうち正常な振動の特徴を表す正常特徴情報301が記憶される。また、記憶部130には、ヒストグラム情報21が記憶される。動き数量抽出部121は、ヒストグラム情報21を取得し、動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量を抽出する。
圧縮データ受信部111と、動きベクトル抽出部112と、動き方向計算部113と、動き数量カウント部114と、動きヒストグラム生成部115と、動き数量抽出部121と、周波数解析部122と、正常特徴抽出部123と、比較部124と、通知部125のそれぞれの機能は、ソフトウェアで実現される。以下の説明において、圧縮データ受信部111と、動きベクトル抽出部112と、動き方向計算部113と、動き数量カウント部114と、動きヒストグラム生成部115と、動き数量抽出部121と、周波数解析部122と、正常特徴抽出部123と、比較部124と、通知部125を、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部と称する。
記憶部130は、メモリ921により実現される。また、記憶部130は、補助記憶装置922のみ、あるいは、メモリ921および補助記憶装置922で実現されてもよい。記憶部130の実現方法は任意である。
プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDD(Hard Disk Drive)である。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)(Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記憶媒体であってもよい。
入力インタフェース930は、カメラ504といった撮像装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、カメラ504により撮影された動画像を表す動画像圧縮データ11を取得し、圧縮データ受信部111に出力する。あるいは、入力インタフェース930は、マウス、キーボード、タッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LAN(Local Area Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
補助記憶装置922には、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能を実現するプログラムが記憶されている。ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能を実現するプログラムを振動検知プログラム620ともいう。このプログラムは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。また、補助記憶装置922はOSを記憶している。補助記憶装置922に記憶されているOSの少なくとも一部がメモリ921にロードされる。プロセッサ910はOSを実行しながら、振動検知プログラム620を実行する。
振動検知装置100は、1つのプロセッサ910のみを備えていてもよいし、複数のプロセッサ910を備えていてもよい。複数のプロセッサ910が、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の処理の結果を示す情報、データ、信号値、および変数値は、振動検知装置100の補助記憶装置922、メモリ921、または、プロセッサ910内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能を実現するプログラムは、可搬記録媒体に記憶されてもよい。可搬記録媒体とは、具体的には、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、あるいはSD(登録商標)カードといったメモリカードである。
なお、振動検知プログラムプロダクトとは、振動検知プログラム620が記録された記憶媒体および記憶装置である。振動検知プログラムプロダクトは、外観に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものを指す。
図2を用いて、本実施の形態に係る動画像圧縮データ11について説明する。図2では、動画像フレーム501内の振動物502と、この振動物を撮影するカメラ504と、このカメラ504から出力される動画像圧縮データ11の例を示している。動画像圧縮データ11は、振動物502を撮影した動画像を表す動画像データ109の例である。
図2に示す動画像フレーム501は、振動物502をカメラ504で撮影した映像のフレームである。振動物502の振動503は、近接する動画像フレーム501間での振動物502の位置の微小な変化として現れる。
本実施の形態に係るカメラ504は、振動503による振動物502の位置の微小な変化を動きベクトル506として動画像圧縮データ11に記録する動画像圧縮機能を備えている。動きベクトル506は、近接する動画像フレーム501間での振動物502の位置の微小な変化をベクトルにより表している。
***動作の説明***
図3を用いて、本実施の形態に係る振動検知方法610および振動検知プログラム620の振動検知処理S100について説明する。
振動検知処理S100は、正常振動抽出処理S10と、振動特徴比較処理S20とを有する。
<正常振動抽出処理S10>
図4を用いて、本実施の形態に係る正常振動抽出処理S10について説明する。
正常振動抽出処理S10は、動画像圧縮データ11から、正常振動している振動物502の振動特徴を正常特徴情報301として抽出し、正常特徴記憶部131に記憶する処理である。正常特徴抽出処理S10は、ヒストグラム情報生成処理S110と、周波数解析処理S120と、正常特徴抽出処理S130とを有する。
<ヒストグラム情報生成処理S110>
ヒストグラム情報生成処理S110では、ヒストグラム情報生成部110は、振動物502を撮影した動画像を表す動画像データ109を取得し、動画像データ109から振動物502の動きを表す動きベクトル506を抽出する。そして、ヒストグラム情報生成部110は、動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントする。そして、ヒストグラム情報生成部110は、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、動画像データ109のフレームごとのヒストグラムをヒストグラム情報21として生成する。なお、ヒストグラム情報生成部110は、動画像を圧縮した動画像圧縮データ11であって動きベクトル506を含む動画像圧縮データ11を動画像データ109として取得する。そして、ヒストグラム情報生成部110は、動画像圧縮データ11から動きベクトル506を抽出する。
具体的には、まず、ステップS111において、動画像圧縮機能を有するカメラ504により、振動物502が撮影されている。
ステップS112において、圧縮データ受信部111は、カメラ504から出力された動画像圧縮データ11を出力する。圧縮データ受信部111は、1動画像フレーム分の動画像圧縮データを出力する。ここで、動画像圧縮データ11には、近接する動画像フレーム501間の情報から画素ブロック単位で計算される動きベクトル506が含まれる。具体例としては、動きベクトル506は、MPEG(Moving Picture Expert Group)フォーマットといった圧縮方式で規定される符号化動きベクトルである。この符号化動きベクトルは、近接する動画像フレーム501間の輝度勾配といった情報から画素ブロック単位で計算される。
ステップS113において、動きベクトル抽出部112は、圧縮データ受信部111で受信した動画像圧縮データ11から動画像フレーム501ごとに含まれている全ての動きベクトル506を抽出する。
ステップS114において、動き方向計算部113は、動きベクトル抽出部112から動きベクトル506を取得する。動き方向計算部113は、動きベクトルごとに、X成分、Y成分の逆正接を計算することにより、動きベクトルの動き方向を求める。また、動き方向計算部113は、動きベクトルごとに、X成分の2乗とY成分の2乗の和の平方根を計算して動きベクトルの大きさを求める。
ステップS115において、動き数量カウント部114は、動き方向計算部113で得られた動きベクトルごとの動き方向と大きさとを取得する。動き数量カウント部114は、動きベクトルの動き方向が、動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲のいずれに入るかを判定し、動きベクトルを動き方向範囲ごとに分類する。動き方向範囲とは、360°をm等分割した各角度範囲のことである。動き数量カウント部114は、動きベクトル抽出部112により抽出された全ての動きベクトルの各々が、どの動き方向範囲に入るかによって、動きベクトルを動き方向範囲1、動き方向範囲2、…、動き方向範囲mに分類する。動き数量カウント部114は、動き方向範囲ごとに、動き方向範囲に分類された動きベクトルの数量をカウントする。動き数量カウント部114は、カウントの際には動きベクトルの大きさに関わらず数量のみをカウントしても良いし、動きベクトルの大きさに応じて重み付けして数量をカウントしても良い。また、動き数量カウント部114は、動きベクトルの大きさが一定値以上の場合のみカウントしても良い。このとき、動きベクトルの大きさが一定値以上であるか否かを判定するための閾値が設けられても良い。
ステップS116において、動きヒストグラム生成部115は、動き数量カウント部114より動き方向範囲ごとにカウントされた動きベクトルの数量を取得する。動きヒストグラム生成部115は、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、動画像データ109のフレームごとのヒストグラムを生成する。具体的には、動きヒストグラム生成部115は、横軸を動き方向範囲の番号1からmとし、縦軸を動きベクトルの数量とした1動画像フレーム分のヒストグラムを生成する。動きヒストグラム生成部115は、生成された1動画像フレーム分のヒストグラムを記憶部130にヒストグラム情報21として蓄積する。記憶部130のヒストグラム情報21には、動画像を構成する動画像フレームごとに生成されてきたヒストグラムが時系列に蓄積されている。
<周波数解析処理S120>
周波数解析処理S120では、周波数解析部122は、ヒストグラム情報21を用いて、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを、振動物502の振動の特徴を表す振動特徴情報302として算出する。具体的には、周波数解析部122は、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化に対するフーリエ変換を行うことにより、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを振動特徴情報302として算出する。
より詳しくは、まず、ステップS121において、動き数量抽出部121は、ヒストグラム情報21から周波数解析に必要な、連続した動画像フレーム数(=n)分の最新のヒストグラム情報21を取り出し、動き方向範囲(1からm)ごとに連続したnフレーム分の動きベクトルの数量を抽出する。
ステップS122において、周波数解析部122は、動き数量抽出部121から動き方向範囲ごとの連続したnフレーム分の動きベクトルの数量を取得する。周波数解析部122は、それぞれの動き方向範囲において動きベクトル数量の時系列変化に対するフーリエ変換を行い、周波数ごとの周波数成分を得る。そして、周波数解析部122は、それぞれの動き方向範囲において動きベクトル数量の時系列変化に対する周波数と、周波数ごとの周波数成分とを振動特徴情報302として出力する。
<正常特徴抽出処理S130>
正常特徴抽出処理S130において、正常特徴抽出部123は、周波数解析部122により算出された振動特徴情報302から正常な振動の特徴を表す情報を正常特徴情報301として抽出する。
具体的には、まず、ステップS123において、正常特徴抽出部123は、周波数解析部122から、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と、周波数ごとの周波数成分を取得する。すなわち、正常特徴抽出部123は、周波数解析部122により算出された振動特徴情報302を取得する。正常特徴抽出部123は、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分を時系列に蓄積する。正常特徴抽出部123は、時系列に蓄積した動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分から、正常振動している振動物502の振動の特徴を正常特徴情報301として抽出する。
ステップS123において、正常特徴抽出部123は、正常特徴情報301を記憶部130の正常特徴記憶部131に記憶する。
図5は、本実施の形態に係る正常振動をしている振動物502を撮影した映像から抽出した動きベクトルのうち、特定の動き方向範囲の動きベクトルの数量を周波数解析して得られた周波数ごとの周波数成分を時系列に並べた例を示している。
図5は、特定の動き方向範囲において、動きベクトルの数量の時系列変化の特定の周波数の周波数成分の大きさが他の周波数の周波数成分の大きさよりも大きい状態が、時間が変化しても保たれているという正常振動の特徴の例を示している。正常振動の特徴は、動画像圧縮データから抽出した動きベクトルの、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分の大きさ、の複数の組み合わせに現れていても良い。また、その時系列変化のパターン、具体的には、周期的に特定周波数の周波数成分が増減するパターンあるいは周波数成分が他の周波数に比べて大きい周波数が周期的に変化するパターン、に現れていても良い。
<振動特徴比較処理S20>
図6を用いて、本実施の形態に係る振動特徴比較処理S20について説明する。
振動特徴比較処理S20は、動画像圧縮データ11から得られる振動物502の振動が正常振動か異常振動かを判定し、判定結果を通知する処理である。
振動特徴比較処理S20は、ヒストグラム情報生成処理S110と、異常判定処理S220とを有する。ヒストグラム情報生成処理S110は、正常振動抽出処理S10で説明したヒストグラム情報生成処理S110と同様の処理である。
<ヒストグラム情報生成処理S110>
まず、ヒストグラム情報生成処理S110は、ヒストグラム情報生成処理S110を実行する。
図6のステップS111からステップS116までは、図4のステップS111からステップS116までと同様である。
<周波数解析処理S120>
図6のステップS121からステップS122までは、図4のステップS121からステップS122までと同様である。
<比較処理S140>
比較部124は、正常特徴記憶部131から正常特徴情報301を取得し、振動特徴情報302と正常特徴情報301とを比較し、振動特徴情報302が正常特徴情報301を有するか否かを判定する。そして、通知部125は、比較部124により振動特徴情報302が正常特徴情報301を有しないと判定されると、振動の異常を通知する異常振動通知を出力する。また、通知部125は、比較部124により振動特徴情報302が正常特徴情報301を有すると判定されると、振動の正常を通知する正常振動通知を出力する。
具体的には、まず、ステップS223において、比較部124は、周波数解析部122から、動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分を取得する。すなわち、比較部124は、周波数解析部122により算出された振動特徴情報302を取得する。比較部124は、振動特徴情報302と、正常特徴記憶部131に記憶されている正常特徴情報301とを比較する。比較部124は、時系列に蓄積した動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分に、正常特徴情報301と一致する特徴があるかどうかを比較する。比較部124は、比較の際に、撮影中の振動物の傾きが正常振動抽出時の振動物の傾きとずれている可能性を考慮し、動き方向範囲の補正を行っても良い。
比較部124は、撮影中の振動物502の振動の特徴と、正常振動の特徴とを比較した比較結果を出力する。
図7は、本実施の形態に係る異常振動をしている振動物502を撮影した映像から抽出した動きベクトルのうち、特定の動き方向範囲の動きベクトルの数量を周波数解析して得られた周波数ごとの周波数成分を時系列に並べた例を示す図である。
図7は、図5に例を示した動き方向範囲と同一の動き方向範囲における動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数成分の時系列変化の例である。図5に例を示した正常振動の特徴では特定の周波数に他の周波数より多い周波数成分があり時間が変化しても保たれている。しかし、図7に例を示した周波数と周波数成分の時系列変化にはそのような正常振動の特徴は無い。よって、比較部124は、正常振動とは異なる特徴を持つ振動であると判断する。
比較部124は、時系列に蓄積した動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分に、正常特徴情報301と一致する特徴がある場合は、比較結果303として正常振動検知を設定する。また、比較部124は、時系列に蓄積した動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数ごとの周波数成分に、正常特徴情報301と一致する特徴がない場合は、比較結果303として異常振動検知を設定する。
ステップS224において、通知部125は、比較結果303が正常振動検知か異常振動検知かを判定する。正常振動検知の場合は、ステップS243に進む。異常振動検知の場合は、ステップS244に進む。
ステップS225において、通知部125は、正常振動検知を通知する。
ステップS226において、通知部125は、異常振動検知を通知する。
***他の構成***
また、本実施の形態に係る振動検知装置100は、ネットワークを介して他の装置と通信する通信装置を有していてもよい。通信装置は、レシーバとトランスミッタとを有する。通信装置は、有線または無線で、LAN、インターネット、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。通信装置は、データを通信する通信部である。レシーバは、データを受信する受信部である。トランスミッタは、データを送信する送信部である。本実施の形態に係る振動検知装置100は、動作記述および非機能要件を、通信装置を介して取得してもよい。また、本実施の形態に係る振動検知装置100は、変換動作記述を、通信装置を介して他の装置に送信してもよい。
本実施の形態では、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能がソフトウェアで実現される。しかし、変形例として、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図8を用いて、本実施の形態の変形例に係る振動検知装置100の構成について説明する。
図8に示すように、振動検知装置100は、処理回路909、入力インタフェース930、および出力インタフェース940といったハードウェアを備える。
処理回路909は、上述したヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能および記憶部130を実現する専用の電子回路である。処理回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。
ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能は、1つの処理回路909で実現されてもよいし、複数の処理回路909に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能がソフトウェアとハードウェアの組合せで実現されてもよい。すなわち、振動検知装置100の一部の機能が専用のハードウェアで実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
振動検知装置100のプロセッサ910、記憶装置920、および、処理回路909を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、振動検知装置100の構成が図1および図8のいずれに示した構成であっても、ヒストグラム情報生成部110および振動解析部120の各部の機能および記憶部130は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
「部」を「工程」または「手順」または「処理」に読み替えてもよい。また、「部」の機能をファームウェアで実現してもよい。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように本実施の形態に係る振動検知装置100は、振動物を撮影する映像から振動の動きベクトルを抽出し、その動き方向範囲ごとに周波数解析を行う。また、本実施の形態に係る振動検知装置100は、周波数解析の結果の時系列変化に基づいて、予め正常振動の特徴である正常特徴情報を抽出しておく。そして、本実施の形態に係る振動検知装置100は、撮影された振動物の振動特徴情報と正常特徴情報と比較する。
よって、本実施の形態に係る振動検知装置によれば、振動検知対象がどの方向に振動していても映像から振動状態を検知することができる。また、本実施の形態に係る振動検知装置によれば、振動状態の違いから正常振動か異常振動かを判断して、振動検知対象の異常振動を検知することができる。さらに、本実施の形態に係る振動検知装置によれば、カメラの振動および位置ずれ、振動物の位置および傾きのずれの影響を受けずに正常振動か異常振動かを判断することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
実施の形態1では、動画像圧縮データ11の動きベクトルを抽出する形態を説明した。本実施の形態では、近接する動画像フレーム31間で振動物502の移動を検出して動きベクトルを抽出した場合に、振動物502の振動が正常か異常かを判定する形態について説明する。
図9を用いて、本実施の形態に係る振動検知装置100aの構成について説明する。図9において、実施の形態1で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9において、振動検知装置100aは、図1のヒストグラム情報生成部110の代わりに、ヒストグラム情報生成部110aを備える。ヒストグラム情報生成部110aは、動画像を構成する動画像フレーム31を動画像データ109として取得し、近接する動画像フレーム31間で振動物の移動を検出することにより動きベクトル506を抽出する。なお、ヒストグラム情報生成部110aは、隣接する動画像フレーム31間で振動物の移動を検出することにより動きベクトル506を抽出してもよい。隣接する動画像フレーム31は、近接する動画像フレーム31に含まれる概念である。ヒストグラム情報生成部110aは、図1の圧縮データ受信部111と、動きベクトル抽出部112の代わりに、動画像フレーム31を受信するフレーム受信部311と、動体抽出部312と、動体動きベクトル抽出部313とを備える。
フレーム受信部311は、動画像圧縮機能を有しないカメラ505から出力される動画像フレーム31を、入力インタフェース930を介して受信する。
本実施の形態に係る振動検知装置100aのその他の構成は、実施の形態1と同様である。
図10を用いて、本実施の形態に係るヒストグラム情報生成処理S110aについて説明する。図10において、実施の形態1で説明した図4および図6と異なる点は、ステップS111からステップS113の処理である。
ステップS111aにおいて、動画像圧縮機能を有さないカメラ505により、振動物502が撮影されている。
ステップS112aにおいて、フレーム受信部311は、カメラ505から出力された動画像フレーム31を出力する。
ステップS113aにおいて、動体抽出部312は、フレーム受信部311より動画像フレームを順次入力され、近接する動画像フレーム間の差異から画面内の動体情報を抽出する。動体動きベクトル抽出部313は、動体抽出部312から動体情報を入力され、動きの方向と動きの大きさから動きベクトルを生成する。
以降の動作は実施の形態1と同等である。
以上のように本実施の形態に係る振動検知装置100によれば、動画像圧縮機能を有しないカメラから出力される動画像フレームを用いて振動物の振動が正常振動か異常振動かを判断することができる。
以上、実施の形態1および2について説明した。実施の形態1および2では、振動検知装置100の各部が独立した機能ブロックとして振動検知装置100を構成している。しかし、上述した実施の形態のような構成でなくてもよく、振動検知装置100の構成は任意である。振動検知装置100の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせ、あるいは任意のブロック構成で、振動検知装置100を構成しても構わない。
また、振動検知装置100は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
実施の形態1および2について説明したが、これら実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これら実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これら実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物および用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
11 動画像圧縮データ、21 ヒストグラム情報、31 動画像フレーム、109 動画像データ、100,100a 振動検知装置、110,110a ヒストグラム情報生成部、111 圧縮データ受信部、112 動きベクトル抽出部、113 動き方向計算部、114 動き数量カウント部、115 動きヒストグラム生成部、120 振動解析部、121 動き数量抽出部、122 周波数解析部、123 正常特徴抽出部、124 比較部、125 通知部、130 記憶部、131 正常特徴記憶部、301 正常特徴情報、302 振動特徴情報、303 比較結果、311 フレーム受信部、312 動体抽出部、313 動体動きベクトル抽出部、501 フレーム、502 振動物、503 振動、504,505 カメラ、506 動きベクトル、610 振動検知方法、620 振動検知プログラム、909 処理回路、910 プロセッサ、920 記憶装置、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、S100 振動検知処理、S10 正常振動抽出処理、S20 振動特徴比較処理、S110,S110a ヒストグラム情報生成処理、S120 周波数解析処理、S130 正常特徴抽出処理、S140 比較処理。

Claims (8)

  1. 振動する振動物の振動のうち正常な振動の特徴を表す正常特徴情報を記憶する正常特徴記憶部と、
    前記振動物を撮影した動画像を表す動画像データを取得し、前記動画像データから前記振動物の動きを表す動きベクトルを抽出し、前記動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントし、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、前記動画像データのフレームごとのヒストグラムをヒストグラム情報として生成するヒストグラム情報生成部と、
    前記ヒストグラム情報を用いて、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを、前記振動物の振動の特徴を表す振動特徴情報として算出する周波数解析部と、
    前記正常特徴記憶部から前記正常特徴情報を取得し、前記振動特徴情報と前記正常特徴情報とを比較し、前記振動特徴情報が前記正常特徴情報を有するか否かを判定する比較部と
    を備えた振動検知装置。
  2. 前記振動検知装置は、
    前記周波数解析部により算出された前記振動特徴情報から前記正常な振動の特徴を表す情報を前記正常特徴情報として抽出する正常特徴抽出部を備えた請求項1に記載の振動検知装置。
  3. 前記ヒストグラム情報生成部は、
    前記動画像を圧縮した動画像圧縮データであって前記動きベクトルを含む動画像圧縮データを前記動画像データとして取得し、前記動画像圧縮データから前記動きベクトルを抽出する請求項1または2に記載の振動検知装置。
  4. 前記ヒストグラム情報生成部は、
    前記動画像を構成する動画像フレームを前記動画像データとして取得し、近接する動画像フレーム間で振動物の移動を検出することにより前記動きベクトルを抽出する請求項1または2に記載の振動検知装置。
  5. 前記周波数解析部は、
    前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化に対するフーリエ変換を行うことにより、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを前記振動特徴情報として算出する請求項1から4のいずれか1項に記載の振動検知装置。
  6. 前記振動検知装置は、
    前記比較部により前記振動特徴情報が前記正常特徴情報を有しないと判定されると、振動の異常を通知する異常振動通知を出力する通知部を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の振動検知装置。
  7. 振動する振動物の振動のうち正常な振動の特徴を表す正常特徴情報を記憶する正常特徴記憶部を有する振動検知装置の振動検知方法であって、
    ヒストグラム情報生成部が、前記振動物を撮影した動画像を表す動画像データを取得し、前記動画像データから前記振動物の動きを表す動きベクトルを抽出し、前記動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントし、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、前記動画像データのフレームごとのヒストグラムをヒストグラム情報として生成し、
    周波数解析部が、前記ヒストグラム情報を用いて、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを、前記振動物の振動の特徴を表す振動特徴情報として算出し、
    比較部が、前記正常特徴記憶部から前記正常特徴情報を取得し、前記振動特徴情報と前記正常特徴情報とを比較し、前記振動特徴情報が前記正常特徴情報を有するか否かを判定する振動検知方法。
  8. 振動する振動物の振動のうち正常な振動の特徴を表す正常特徴情報を記憶する正常特徴記憶部を有する振動検知装置の振動検知プログラムであって、
    前記振動物を撮影した動画像を表す動画像データを取得し、前記動画像データから前記振動物の動きを表す動きベクトルを抽出し、前記動きベクトルの方向の範囲である動き方向範囲ごとに動きベクトルの数量をカウントし、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量を用いて、前記動画像データのフレームごとのヒストグラムをヒストグラム情報として生成するヒストグラム情報生成処理と、
    前記ヒストグラム情報を用いて、前記動き方向範囲ごとの動きベクトルの数量の時系列変化の周波数と周波数ごとの周波数成分とを、前記振動物の振動の特徴を表す振動特徴情報として算出する周波数解析処理と、
    前記正常特徴記憶部から前記正常特徴情報を取得し、前記振動特徴情報と前記正常特徴情報とを比較し、前記振動特徴情報が前記正常特徴情報を有するか否かを判定する比較処理と
    をコンピュータである前記振動検知装置に実行させる振動検知プログラム。
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