JP6452666B2 - 制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、通信端末に無線通信回線を割り当てる制御を行う制御装置及び制御方法に関する。
近年、遠隔から操縦することができる飛行装置であるドローンが普及している。特許文献1には、飛行装置の操作に用いる端末から飛行装置に、飛行装置を制御するためのデータを、無線回線を介して送信する技術が開示されている。
ユーザが、飛行装置を操縦するための操縦装置が発した電波が直接届かない位置の飛行装置を操縦する場合、操縦装置は、公衆通信網を経由して、飛行装置との間で各種の制御データを送受信する必要がある。しかしながら、公衆通信網では、さまざまな通信端末から送信された大量のデータが伝送されるので、トラヒック量が多い時間帯には、制御データの伝送に遅延が生じてしまう。飛行装置を制御するための制御データの伝送に遅延が生じると、飛行装置の状態に応じた迅速な制御が困難になり、飛行装置の飛行性能が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、飛行装置と操縦装置との間で送受信されるデータの伝送遅延を小さくするための制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の制御装置は、携帯電話網の基地局を介して、前記携帯電話網の無線通信回線の使用要求を通信端末から受信する受信部と、前記受信部が受信した前記使用要求に含まれる端末情報に基づいて、前記通信端末の種別、及び前記通信端末が送信するデータの種別を特定する特定部と、前記特定部が特定した前記通信端末の種別が飛行装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置の飛行状態を示す飛行データである場合、又は前記通信端末の種別が、前記通信端末が前記飛行装置を操縦するための操縦装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置を制御するための制御データである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、他の場合に前記無線リソースを割り当てる優先度よりも高くする優先度制御部と、を有する。
前記受信部は、前記飛行装置の周辺の電界強度を示す電界強度情報を受信し、前記優先度制御部は、前記電界強度情報に基づいて前記優先度を決定してもよい。また、前記受信部は、前記飛行装置の位置を示す位置情報を受信し、前記優先度制御部は、位置及び高度ごとの電界強度の分布を示す電界強度分布情報と、前記位置情報が示す前記飛行装置の位置と、に基づいて前記飛行装置の周辺の電界強度を特定し、特定した電界強度に基づいて前記優先度を決定してもよい。
前記優先度制御部は、前記飛行装置の飛行予定経路と前記電界強度分布情報とに基づいて特定した前記飛行予定経路上の電界強度に基づいて前記優先度を決定してもよい。
前記優先度制御部は、前記飛行装置の位置と前記飛行装置の飛行速度とに基づいて前記飛行装置の飛行予定経路を推定し、推定した前記飛行予定経路と前記電界強度分布情報とに基づいて特定した前記飛行予定経路上の電界強度に基づいて前記優先度を決定してもよい。
前記優先度制御部は、前記飛行予定経路を通信エリアに含む前記基地局に対して、前記優先度に基づいて、前記飛行装置に前記無線リソースを割り当てさせてもよい。
前記優先度制御部は、前記飛行装置の属性を取得し、取得した前記属性に基づいて前記優先度を決定してもよい。また、前記優先度制御部は、前記飛行装置が使用しているアプリケーションソフトウェアの種別に基づいて前記優先度を決定してもよい。前記優先度制御部は、前記飛行装置の飛行速度に基づいて前記優先度を決定してもよい。
本発明の第2の態様の制御方法は、携帯電話網の基地局を介して、前記携帯電話網の無線通信回線の使用要求を通信端末から受信するステップと、受信した前記使用要求に含まれる端末情報に基づいて、前記通信端末の種別、及び前記通信端末が送信するデータの種別を特定するステップと、特定した前記通信端末の種別が飛行装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置の飛行状態を示す飛行データである場合、又は前記通信端末の種別が、前記通信端末が前記飛行装置を操縦するための操縦装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置を制御するための制御データである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、他の場合に前記無線リソースを割り当てる優先度よりも高くするステップと、を有する。
本発明によれば、飛行装置と操縦装置との間で送受信されるデータの伝送遅延を小さくすることができるという効果を奏する。
[本実施の形態の概要]
図1は、本実施の形態に係る通信システムSの構成を示す図である。通信システムSは、制御装置1及び基地局2を備える。
図1は、本実施の形態に係る通信システムSの構成を示す図である。通信システムSは、制御装置1及び基地局2を備える。
制御装置1は、携帯電話網の無線通信回線の割り当てに関する制御をする装置であり、例えばコンピュータである。制御装置1は、携帯電話網の基地局2に接続されており、基地局2における無線通信回線の割り当て処理を制御する。制御装置1は、基地局2の一部を構成する装置であってもよい。
基地局2は、例えばLTE(Long Term Evolution)網のeNodeBであり、各種の通信端末に無線通信回線を割り当て、通信端末との間で、無線通信回線を介してデータを送受信する。基地局2(基地局2−1、基地局2−2)は、コアネットワークNを介して接続されている。図1においては、通信端末として、操縦装置3、飛行装置4及び情報通信端末5が例示されている。
飛行装置4は、ユーザが操縦装置3を用いて操縦可能な装置であり、例えばドローンである。操縦装置3は、プロポ、スマートフォン及びタブレットのように、飛行装置4を操縦するための制御データを、無線通信回線を介して送信可能な端末である。情報通信端末5は、例えばスマートフォン又はタブレットである。
ユーザが操縦装置3を操作すると、操縦装置3は、操作内容に応じた制御データを飛行装置4に送信する。飛行装置4は、制御データを用いて飛行制御を行う。なお、飛行制御とは、飛行装置4の飛行方向及び飛行速度の制御を含み、具体的には、飛行装置4が有するプロペラや方向舵を制御することである。飛行装置4は、飛行位置及び飛行速度等のような、操縦に必要な飛行データを操縦装置3に送信する。飛行データは、例えば、飛行装置4の位置、高度、速度、方向、姿勢(傾き)、風速、及びバッテリー残量に関する情報である。また、飛行装置4はカメラを有しており、カメラで撮影して生成した画像データを操縦装置3に送信する。
操縦装置3及び飛行装置4は、無線通信回線W1a及び無線通信回線W2aを用いて、制御データ、飛行データ及び画像データを送受信することができる。無線通信回線W1a及び無線通信回線W2aは、例えばLTE回線である。情報通信端末5は、無線通信回線W1b及び無線通信回線W2bを用いて、各種のデータを送受信することができる。
通信システムSにおいては、制御装置1が、基地局2にデータを送信する通信端末が飛行装置4であるか否かに基づいて、無線リソースを割り当てる優先度を制御する。無線リソースは、通信端末がデータの送信に用いる資源であり、例えば無線周波数帯域又は無線チャネルである。制御装置1は、無線通信回線W1a又は無線通信回線W2aを介して受信したデータが、操縦装置3又は飛行装置4が送信したデータである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、その他の通信端末(例えば情報通信端末5)が送信したデータである場合よりも高くする。
また、制御装置1は、データの種別が、飛行装置4の飛行状態を示す飛行データである場合、又は飛行装置4を制御するための制御データである場合の優先度を高くする。このようにすることで、操縦装置3又は飛行装置4が送信するデータが遅延なく伝送される確率が高くなるので、飛行装置4の飛行の安全性が向上する。
以下、制御装置1の構成を詳細に説明する。
以下、制御装置1の構成を詳細に説明する。
[制御装置1の構成]
図2は、制御装置1の構成を示す図である。制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。制御部13は、特定部131と優先度制御部132とを有する。
図2は、制御装置1の構成を示す図である。制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。制御部13は、特定部131と優先度制御部132とを有する。
通信部11は、基地局2との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部11は、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを有する。
通信部11は、受信部として機能し、携帯電話網の基地局2を介して、携帯電話網の無線通信回線の使用要求を通信端末から受信する。通信要求には、複数の通信端末に関する端末情報が含まれている。端末情報は、例えば、通信端末の識別情報、及び通信端末が送信する予定のデータ種別を示す情報を含んでいる。また、通信部11は、飛行装置4の周辺の電界強度を示す電界強度情報を受信する。さらに通信部11は、飛行装置4の位置を示す位置情報と、データの伝送に用いられる電波の強度分布を示す電界強度分布情報とを受信する。通信部11は、基地局2から受信した各種の情報を特定部131に通知する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部12は、制御部13のワークメモリとして使用される。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、特定部131及び優先度制御部132として機能する。
特定部131は、通信部11が受信した使用要求に含まれる端末情報に基づいて、通信端末の種別、及び通信端末が送信するデータの種別を特定する。特定部131は、例えば、通信端末が、操縦装置3又は飛行装置4であるか、それ以外の通信端末であるかを特定する。また、特定部131は、通信端末が操縦装置3である場合、操縦装置3が送信するデータが、飛行装置4を制御するための制御データであるか否かを特定する。また、特定部131は、通信端末が飛行装置4である場合、飛行装置4が送信するデータが、飛行装置4の飛行状態を示す飛行データであるか否かを特定する。特定部131は、特定した結果を優先度制御部132に通知する。
なお、特定部131は、飛行装置4を飛行させる許可を求めるユーザから、操縦装置3及び飛行装置4の少なくともいずれかの識別情報を取得し、取得した識別情報を記憶部12に記憶させておいてもよい。特定部131は、通信部11がデータを受信した場合、送信元のSIMカードの識別子、又は飛行装置用として登録されている電話番号に基づいて、データの種別が飛行装置4の飛行データであることを特定してもよい。
図3は、電界強度分布情報を模式的に示す図である。図3においては、電界強度が強い領域、電界強度が中程度の領域、及び電界強度が弱い領域を示している。図3における位置P1は、飛行装置4の現在位置であり、電界強度が強い位置に飛行装置4がいるものとする。図3における矢印は、飛行装置4の飛行予定経路を示している。図3によれば、飛行装置4が飛行予定経路に沿って飛行する間に電界強度が弱くなり、位置P2において、電界強度が弱い領域に入る。
優先度制御部132は、特定部131が特定した通信端末の種別が飛行装置4であり、かつデータの種別が飛行装置4の飛行状態を示す飛行データである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、他の場合に無線リソースを割り当てる優先度よりも高くする。同様に、優先度制御部132は、通信端末の種別が操縦装置3であり、かつデータの種別が飛行装置4を制御するための制御データである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、他の場合に無線リソースを割り当てる優先度よりも高くする。 以下、優先度制御部132による無線リソース割り当て時の優先度制御について詳細に説明する。
[優先度の制御方法]
(無線チャネルの通信品質に基づく優先度制御)
優先度制御部132は、無線リソースを割り当てる優先度を高くする場合に、例えばC/N(搬送波対雑音比)又はS/N(信号対雑音比)が高く、比較的高い通信品質を確保できると予測される無線チャネルを割り当てるように基地局2を制御する。優先度制御部132は、優先度を高くする場合、優先的に複数の無線チャネルを操縦装置3又は飛行装置4に割り当てて、いずれか一方の無線チャネルの通信品質が劣化しても、他の無線チャネルでデータを送受信できるようにしてもよい。
(無線チャネルの通信品質に基づく優先度制御)
優先度制御部132は、無線リソースを割り当てる優先度を高くする場合に、例えばC/N(搬送波対雑音比)又はS/N(信号対雑音比)が高く、比較的高い通信品質を確保できると予測される無線チャネルを割り当てるように基地局2を制御する。優先度制御部132は、優先度を高くする場合、優先的に複数の無線チャネルを操縦装置3又は飛行装置4に割り当てて、いずれか一方の無線チャネルの通信品質が劣化しても、他の無線チャネルでデータを送受信できるようにしてもよい。
優先度制御部132は、通信品質が良い無線チャネルを飛行装置4に優先的に割り当てられるように、例えば、飛行装置4の周辺における電波状況に基づいて、飛行装置4の周辺の電波状況が比較的良好な無線チャネルを優先的に飛行装置4に割り当てる。具体的には、優先度制御部132は、通信部11を介して特定部131が受信した、無線通信回線の周波数帯の電界強度を示す情報を飛行装置4から定期的に取得し、取得した電界強度情報に基づいて優先度を決定する。優先度制御部132は、例えば、基地局2が電波を送信していない状況での電界強度が小さい周波数(すなわち、干渉ノイズが少ない周波数)に対応する無線チャネルを優先的に飛行装置4に割り当てる。優先度制御部132は、飛行装置4に割り当てられている無線チャネルの電波の状況が悪いことが検出された場合に、電波の状況が良い無線チャネルを飛行装置4に割り当て直して、飛行装置4に新たな無線チャネルを使用させる。
また、優先度制御部132は、位置及び高度ごとの電界強度の分布を示す電界強度分布情報に基づいて優先度を決定してもよい。電界強度分布情報においては、携帯電話網で使用する複数の無線チャネルの周波数ごとに、三次元空間上の位置と、基地局2が電波を送信していない状態における電界強度とが関連付けられている。
優先度制御部132は、電界強度分布情報と、特定部131が受信した位置情報が示す飛行装置4の位置とに基づいて飛行装置4の周辺の電界強度を特定する。優先度制御部132は、飛行装置4が飛行中の位置において、基地局2が電波を送信していない状況での電界強度が小さい周波数に対応する無線チャネルを優先的に飛行装置4に割り当てる。このようにすることで、飛行装置4が飛行している位置において定常的に干渉ノイズが発生している場合に、飛行装置4に、干渉ノイズの影響を受けにくい周波数の無線チャネルを割り当てることが可能になる。
優先度制御部132は、飛行装置4の飛行予定経路と、電界強度分布情報とに基づいて特定した飛行予定経路上の電界強度とに基づいて優先度を決定してもよい。優先度制御部132は、例えば、特定部131を介して、操縦装置3又は飛行装置4から飛行予定経路を取得しておく。優先度制御部132は、電界強度分布情報を参照して、飛行予定経路上の位置に対応する電界強度を特定する。優先度制御部132は、飛行予定経路上の位置における電界強度が小さい周波数に対応する無線チャネルを、優先的に飛行装置4に割り当てる。
優先度制御部132は、飛行予定経路に沿って飛行を継続した場合に、飛行装置4に割り当て済みの無線チャネルにおいて干渉ノイズが増加し、通信品質が低下することが予想される場合に、飛行装置4に対して警告情報を送信してもよい。優先度制御部132は、例えば、他の無線チャネルに切り替えることを推奨する警告情報を送信してもよく、飛行経路の変更を推奨する警告情報を送信してもよい。優先度制御部132は、飛行装置4から、無線チャネルを変更する要求を受信した場合、飛行予定経路上における通信品質が高いと予想される無線チャネルを優先的に飛行装置4に割り当てる。
なお、優先度制御部132は、飛行装置4が飛行中の位置と飛行装置4の飛行速度とに基づいて飛行装置の飛行予定経路を推定してもよい。優先度制御部132は、飛行装置4の飛行方向にさらに基づいて飛行予定経路を推定してもよい。
また、干渉ノイズの発生状況は、時間の経過とともに変化することが考えられる。そこで、優先度制御部132は、多数の飛行装置4においてさまざまな位置及び高度において実測された電界強度の情報を収集し、収集した情報に基づいて電界強度分布情報を更新してもよい。優先度制御部132は、例えば、時刻、曜日又は天候に関連付けて、電波強度分布情報を記憶部12に記憶させる。優先度制御部132は、最新の電界強度の状態が反映された電界強度分布情報を用いることで、飛行経路上の電界強度の推定精度を向上させ、より適切に優先度を決定することができる。
なお、優先度制御部132は、干渉ノイズの影響が小さい無線チャネルを特定する精度を向上するために、多数の飛行装置4が電界強度を測定したタイミングで基地局2が電波を送信していたかどうかに基づいて、電界強度が高い原因を特定してもよい。優先度制御部132は、例えば、基地局2が電波を送信していないタイミングで測定された電界強度を用いて電界強度分布情報を生成することで、干渉ノイズの影響が小さい高品質の無線チャネルを特定できる精度を向上させることができる。
優先度制御部132は、複数の基地局2を制御してもよい。この場合、優先度制御部132は、飛行予定経路を通信エリアに含む基地局2に対して、優先度に基づいて飛行装置4に無線リソースを割り当てさせる。例えば、優先度制御部132は、飛行予定経路を通信エリアに含む基地局2に対して、通信品質が比較的高い無線チャネルを飛行装置4以外に使用させないように指示して、飛行装置4が基地局2の通信エリアに入った時点で、通信品質が高い無線チャネルを割り当てられるようにする。このようにすることで、飛行装置4は、通信する対象となる基地局2が切り替わっても、良好な通信を継続することができる。
(飛行装置4の属性に基づく優先度制御)
飛行装置4は、飛行する目的によって、要求される安全性が異なっている。したがって、操縦装置3と飛行装置4との間の通信の品質に対する要求レベルも、飛行する目的によって異なる。そこで、優先度制御部132は、操縦装置3又は飛行装置4から、飛行装置4の属性を取得し、取得した属性に基づいて優先度を制御してもよい。
飛行装置4は、飛行する目的によって、要求される安全性が異なっている。したがって、操縦装置3と飛行装置4との間の通信の品質に対する要求レベルも、飛行する目的によって異なる。そこで、優先度制御部132は、操縦装置3又は飛行装置4から、飛行装置4の属性を取得し、取得した属性に基づいて優先度を制御してもよい。
飛行装置4の属性は、例えば、飛行装置4を管理している会社名、又は飛行装置4の飛行目的である。優先度制御部132は、飛行装置4の属性が、予め優先的に無線チャネルを割り当てるサービスを契約している会社(例えば輸送会社や宅配会社)が所有していることを示している場合に、優先度を高くする。また、飛行装置4の属性が、飛行の目的が物品の運搬であることを示している場合に、物品の落下による事故を防ぐために優先度を高くする。
(飛行装置4が使用するアプリケーションに基づく優先度制御)
飛行装置4は、実行するアプリケーションソフトによって、無線通信回線に要求される通信品質が異なる。例えば、飛行装置4が、高圧縮の動画作成アプリケーションソフトを実行し、カメラで撮影した画像に基づいて高圧縮の動画データを作成する場合、作成した動画データをリアルタイムで誤りなく伝送することが求められる。
飛行装置4は、実行するアプリケーションソフトによって、無線通信回線に要求される通信品質が異なる。例えば、飛行装置4が、高圧縮の動画作成アプリケーションソフトを実行し、カメラで撮影した画像に基づいて高圧縮の動画データを作成する場合、作成した動画データをリアルタイムで誤りなく伝送することが求められる。
そこで、優先度制御部132は、飛行装置4が使用しているアプリケーションソフトの種別に基づいて、優先度を決定する。具体的には、優先度制御部132は、操縦装置3又は飛行装置4から、飛行装置4が実行するアプリケーションソフトの種別に関する情報を取得し、飛行装置4が実行するアプリケーションソフトが、高い通信品質を要求するアプリケーションソフトとして予め登録されているアプリケーションソフトである場合に、優先度を高くする。
(飛行速度に基づく優先度制御)
飛行装置4の飛行速度が大きければ大きいほど、単位時間内に移動する距離が大きい。したがって、飛行装置4の飛行速度が大きければ大きいほど、操縦装置3が送信した制御情報の伝送が遅延したり、制御情報が飛行装置4に届かなかったりした場合の影響が大きい。そこで、優先度制御部132は、飛行装置4から飛行速度を示す情報を取得し、飛行装置4の飛行速度に基づいて優先度を決定してもよい。具体的には、優先度制御部132は、飛行速度が大きければ大きいほど、通信品質が高い無線チャネルを割り当てるように制御してもよい。
飛行装置4の飛行速度が大きければ大きいほど、単位時間内に移動する距離が大きい。したがって、飛行装置4の飛行速度が大きければ大きいほど、操縦装置3が送信した制御情報の伝送が遅延したり、制御情報が飛行装置4に届かなかったりした場合の影響が大きい。そこで、優先度制御部132は、飛行装置4から飛行速度を示す情報を取得し、飛行装置4の飛行速度に基づいて優先度を決定してもよい。具体的には、優先度制御部132は、飛行速度が大きければ大きいほど、通信品質が高い無線チャネルを割り当てるように制御してもよい。
[制御装置1の動作フローチャート]
図4は、制御装置1の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、制御装置1は、基地局2を介して、通信端末から通信開始の要求(通信要求)を受信する(S11)。
図4は、制御装置1の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、制御装置1は、基地局2を介して、通信端末から通信開始の要求(通信要求)を受信する(S11)。
優先度制御部132は、通信要求を送信した通信端末が、飛行装置4であるか否かを判定する(S12)。優先度制御部132は、通信要求を送信した通信端末が飛行装置4でないと判定した場合(S12においてNO)、通信要求を送信した通信端末が操縦装置3であるか否かを判定する(S13)。優先度制御部132は、通信要求を送信した通信端末が操縦装置3及び飛行装置4でないと判定した場合(S13においてNO)、通常の無線チャネル、すなわち高品質な無線チャネルとして確保されていない無線チャネルを割り当てる(S14)。
優先度制御部132は、ステップS12において、通信要求を送信した通信端末が飛行装置4であると判定した場合(S12においてYES)、飛行装置4が送信するデータが飛行データであるか否かを判定し(S15)、飛行データであると判定した場合は、高品質の無線チャネルを割り当てる(S16)。優先度制御部132は、飛行装置4が送信するデータが飛行データでなく、カメラで撮像した画像データ等のように、優先度が低いデータであると判定した場合は、ステップS14に進んで、通常の無線チャネルを割り当てる。
優先度制御部132は、ステップS13において、通信要求を送信した通信端末が操縦装置3であると判定した場合(S13においてYES)、操縦装置3が送信するデータが制御データであるか否かを判定し(S17)、制御データであると判定した場合は、高品質の無線チャネルを割り当てる(S18)。優先度制御部132は、操縦装置3が送信するデータが制御データでないと判定した場合は、ステップS14に進んで、通常の無線チャネルを割り当てる。
[制御装置1による効果]
以上説明したように、制御装置1の優先度制御部132は、携帯電話網の無線通信回線を使用する要求を通信端末から受信すると、通信端末の種別、及び通信端末が通信しようとしているデータの種別に基づいて、無線リソースを割り当てる優先度を決定する。そして、優先度制御部132は、通信端末の種別が飛行装置4であり、かつデータの種別が飛行データである場合、他の場合に無線リソースを割り当てる優先度よりも高くする。
以上説明したように、制御装置1の優先度制御部132は、携帯電話網の無線通信回線を使用する要求を通信端末から受信すると、通信端末の種別、及び通信端末が通信しようとしているデータの種別に基づいて、無線リソースを割り当てる優先度を決定する。そして、優先度制御部132は、通信端末の種別が飛行装置4であり、かつデータの種別が飛行データである場合、他の場合に無線リソースを割り当てる優先度よりも高くする。
同様に、優先度制御部132は、通信端末の種別が操縦装置3であり、かつデータの種別が飛行装置4を制御するための制御データである場合、無線リソースを割り当てる優先度を高くする。このようにすることで、携帯電話網が、飛行装置4の飛行制御に影響するデータを遅延なく伝送することができるので、飛行装置4の飛行の安全性を向上させることが可能になる。
また、優先度制御部132は、飛行装置4の周辺の電界強度に基づいて優先度を決定する。このようにすることで、飛行装置4が飛行している位置の電波環境に適した無線チャネルを優先的に割り当てることが可能になる。
さらに、優先度制御部132は、位置及び高度ごとの電界強度の分布を示す電界強度分布情報と、飛行装置4の位置と、に基づいて飛行装置4の周辺の電界強度を特定してもよい。このようにすることで、飛行装置4が電界強度を測定できない場合であっても、飛行装置4に適切な無線チャネルを割り当てることができる。また、優先度制御部132は、電界強度分布情報を用いることで、飛行装置4が飛行を予定している位置における電界強度を予測できるので、飛行装置4の飛行予定経路において通信品質が高い無線チャネルを割り当てることができる。
また、優先度制御部132は、飛行装置4の飛行予定経路に基づいて、飛行予定経路が通信エリアに含まれる基地局2に対して、飛行装置4に優先的に無線リソースを割り当てさせる。このようにすることで、飛行装置4が基地局2のセルを移動しても、通信品質が高い無線チャネルを継続的に使用することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 制御装置
2 基地局
3 操縦装置
4 飛行装置
5 情報通信端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 特定部
132 優先度制御部
2 基地局
3 操縦装置
4 飛行装置
5 情報通信端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 特定部
132 優先度制御部
Claims (10)
- 携帯電話網の基地局を介して、前記携帯電話網の無線通信回線の使用要求を通信端末から受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記使用要求に含まれる端末情報に基づいて、前記通信端末の種別、及び前記通信端末が送信するデータの種別を特定する特定部と、
前記特定部が特定した前記通信端末の種別が飛行装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置の飛行状態を示す飛行データである場合、又は前記通信端末の種別が、前記通信端末が前記飛行装置を操縦するための操縦装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置を制御するための制御データである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、他の場合に前記無線リソースを割り当てる優先度よりも高くする優先度制御部と、
を有する制御装置。 - 前記受信部は、前記飛行装置の周辺の電界強度を示す電界強度情報を受信し、
前記優先度制御部は、前記電界強度情報に基づいて前記優先度を決定する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記受信部は、前記飛行装置の位置を示す位置情報を受信し、
前記優先度制御部は、位置及び高度ごとの電界強度の分布を示す電界強度分布情報と、前記位置情報が示す前記飛行装置の位置と、に基づいて前記飛行装置の周辺の電界強度を特定し、特定した電界強度に基づいて前記優先度を決定する、
請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記優先度制御部は、前記飛行装置の飛行予定経路と前記電界強度分布情報とに基づいて特定した前記飛行予定経路上の電界強度に基づいて前記優先度を決定する、
請求項3に記載の制御装置。 - 前記優先度制御部は、前記飛行装置の位置と前記飛行装置の飛行速度とに基づいて前記飛行装置の飛行予定経路を推定し、推定した前記飛行予定経路と前記電界強度分布情報とに基づいて特定した前記飛行予定経路上の電界強度に基づいて前記優先度を決定する、
請求項3に記載の制御装置。 - 前記優先度制御部は、前記飛行予定経路を通信エリアに含む前記基地局に対して、前記優先度に基づいて、前記飛行装置に前記無線リソースを割り当てさせる、
請求項4又は5に記載の制御装置。 - 前記優先度制御部は、前記飛行装置の属性を取得し、取得した前記属性に基づいて前記優先度を決定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記優先度制御部は、前記飛行装置が使用しているアプリケーションソフトウェアの種別に基づいて前記優先度を決定する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記優先度制御部は、前記飛行装置の飛行速度に基づいて前記優先度を決定する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置。 - 携帯電話網の基地局を介して、前記携帯電話網の無線通信回線の使用要求を通信端末から受信するステップと、
受信した前記使用要求に含まれる端末情報に基づいて、前記通信端末の種別、及び前記通信端末が送信するデータの種別を特定するステップと、
特定した前記通信端末の種別が飛行装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置の飛行状態を示す飛行データである場合、又は前記通信端末の種別が、前記通信端末が前記飛行装置を操縦するための操縦装置であり、かつ前記データの種別が前記飛行装置を制御するための制御データである場合に、無線リソースを割り当てる優先度を、他の場合に前記無線リソースを割り当てる優先度よりも高くするステップと、
を有する制御方法。
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