JP6439060B1 - 入退室管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被管理対象機器の設置場所においてネットワーク接続環境が不要であり低コストで導入可能な遠隔管理システムを提供する。
【解決手段】現地管理人が携帯する携帯通信端末300が、管理サーバ200と被管理対象機器である入退室制御装置100との間で、設定情報の同期処理及び/又は運用情報の転送情報の転送処理の仲介を行う。携帯通信端末300は、移動体通信網100を介して管理サーバ200と通信を行うとともに、入退室制御装置100との間は近距離無線通信装置を介して通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク上に配置された管理サーバにより各地に配置された被管理機器の設定情報や運用情報を管理する遠隔管理システムに関する。
この種の遠隔管理システムの一例として入退室管理システムについて説明する。従来の入退室管理システムでは、管理対象である建物においては、当該建物のドアの外側に配置されたカードリーダなどの個人認証装置と、建物のドアの内側において当該ドアの施錠・解錠を行う電子制御錠と、前記個人認証装置の認証結果により前記電子制御錠を制御する制御装置と、インターネットに接続するための通信手段を備えている。前記制御装置は、設定情報に基づき動作し、当該動作にともない運用情報(ログ情報)を生成・保持する。前記設定情報としては、例えば、入室が許可されたユーザID及びパスワードのリストが挙げられる。
前記通信手段は、例えば、建物内にインターネットに接続可能なLAN(Local Area Network)に接続するためのインタフェースであってもよい。また、前記通信手段は、例えば、インターネットに接続可能なLTE(Long Term Evolution)網などの移動体通信網に接続するための通信装置であってもよい。また、前記通信手段は、例えば、インターネットに接続可能なLTE網などの移動体通信網に接続するための通信装置と接続するためのインタフェースであってもよい。いずれにせよ、前記通信手段は、任意時にインターネットに接続可能になするための手段である。
一方、インターネットにはクラウド型の管理サーバが配置されている。管理サーバは、前記制御装置の設定情報及び運用情報を含む各種管理情報を管理している。管理者は、任意の端末を用いてインターネットを介して管理サーバに接続し、各種管理情報の編集・閲覧等の各種管理作業を行うことができる。
特開2017−118267号公報
従来の入退室管理システムでは、管理対象の建物においてインターネットへの接続環境が必須となっている。すなわち、建物においてインターネットへの接続環境が必要になる。このため、インターネットへの接続サービスが提供されていなかったり移動体通信網の通信圏外となる離島や山林等においては、入退室管理システムの構築が困難であるという課題がある。また、インターネット接続環境が必要なので、導入コストが高いという課題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被管理対象の設置場所においてネットワーク接続環境が不要であり低コストで導入可能な遠隔管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、建物に設置され且つ自身に導入された設定情報に基づき入退出制御を行う被管理機器と、前記被管理機器に導入される設定情報の管理手段を有しネットワーク上に配置された管理サーバと、管理者により携帯される1又は複数の携帯通信端末とを備えた入退室管理システムにおいて、前記サーバは、前記設定情報についての同期処理の進行状態を示すとともに前記設定情報の更新により増加されるシーケンス値を記憶した記憶手段を備え、前記被管理機器は、前記携帯通信端末との間で近距離無線通信が可能な通信手段と、前記シーケンス値を記憶する記憶手段を有するとともに前記携帯通信端末との間で前記設定情報の同期処理を行う同期制御手段とを備え、前記携帯通信端末は、前記設定情報とシーケンス値とを記憶する記憶手段と、前記ネットワークを介して前記管理サーバと通信可能な第1通信手段と、前記被管理機器との間で近距離無線通信が可能な第2通信手段と、前記管理サーバ及び前記被管理機器との間で前記設定情報の同期処理を行う同期制御手段とを備え、前記携帯通信端末の同期制御手段は、前記第1通信手段を介して前記管理サーバから前記設定情報及び前記シーケンス値を取得して自身の記憶手段に記憶するとともに、前記第2通信手段を介した前記被管理機器との通信が可能になると前記被管理機器から前記シーケンス値を取得し、前記管理サーバから取得したシーケンス値及び前記被管理機器から取得したシーケンス値に基づき同期処理の要否を判定し、同期処理が要の場合には自身の記憶手段に記憶した前記設定情報を前記被管理機器に送信し、前記被管理機器の同期制御手段は、前記携帯通信端末から受信した前記設定情報に基づき自身に導入されている前記設定情報を更新するとともに、前記設定情報の更新中に他の携帯通信端末から受信する前記設定情報は無視し、前記設定情報の更新が完了すると自身の記憶手段に記憶されているシーケンス値を更新するよう制御することを特徴とする。
また、本願発明は、建物に設置され且つ入退室制御動作にともない運用情報を生成・保持する被管理機器と、前記被管理機器の運用情報の管理手段を有しネットワーク上に配置された管理サーバと、管理者により携帯される1又は複数の携帯通信端末とを備えた入退室管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記運用情報についての転送処理の進行状態を示すシーケンス値を記憶した記憶手段と、前記携帯通信端末との間で前記運用情報の転送処理を行う転送制御手段とを備え、前記被管理機器は、前記携帯通信端末との間で近距離無線通信が可能な通信手段と、前記シーケンス値を記憶する記憶手段とを備え、前記携帯通信端末は、前記運用情報とシーケンス値とを記憶する記憶手段と、前記ネットワークを介して前記管理サーバと通信可能な第1通信手段と、前記被管理機器との間で近距離無線通信が可能な第2通信手段と、前記管理サーバ及び前記被管理機器との間で前記運用情報の転送処理を行う転送制御手段とを備え、前記携帯通信端末の転送制御手段は、前記被管理機器から前記運用情報を取得して自身の記憶手段に記憶する取得処理手段と、自身の記憶手段に記憶されている前記運用情報を前記管理サーバに転送する転送処理手段とを備え、前記取得処理手段は、前記第1通信手段を介して前記管理サーバから前記シーケンス値を取得し、前記第2通信手段を介した前記被管理機器との通信が可能になると前記被管理機器から前記シーケンス値を取得し、前記被管理機器から取得したシーケンス値及び前記管理サーバから取得したシーケンス値に基づき転送処理の要否を判定し、転送処理が要の場合には前記被管理機器から前記運用情報を取得するとともに当該運用情報を前記被管理機器から取得したシーケンス値とともに自身の記憶手段に記憶し、前記転送処理手段は、前記第1通信手段を介して前記管理サーバから前記シーケンス値を取得し、自身の記憶手段に記憶した前記被管理機器から取得したシーケンス値及び前記管理サーバから取得したシーケンス値に基づき転送処理の要否を判定し、転送処理が要の場合には自身の記憶手段に記憶した前記運用情報を前記管理サーバに送信し、転送処理が不要の場合には前記記憶手段から前記運用情報を削除し、前記管理サーバの転送制御手段は、前記携帯通信端末から受信した前記運用情報を自身の記憶手段に記憶するとともに自身の記憶手段に記憶しているシーケンス値を更新するよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、管理サーバと被管理機器との間の設定情報の同期処理や、被管理機器から管理サーバへの運用情報の転送処理を、現地管理者が携帯する携帯通信端末を介して行うことができる。ここで、ネットワークを介して管理サーバと通信するための通信手段は携帯通信端末が備えているので、被管理機器側ではネットワーク接続環境が不要となる。ただし、被管理機器には携帯通信端末と通信するための近距離無線通信手段が必要となる。しかし、この近距離無線通信手段は安価且つ消費電力の小さいもので済むというメリットがある。以上より本発明によれば、被管理対象の設置場所においてネットワーク接続環境が不要であり低コストで導入可能な遠隔管理システムを構築することができる。
入退室管理システムのシステム構成図 入退室制御装置の機能ブロック図 入退室制御装置における設定情報の一例を説明する図 入退室制御装置における運用情報の一例を説明する図 入退室制御装置における同期転送管理情報の一例を説明する図 管理サーバの機能ブロック図 管理サーバにおける設定情報の一例を説明する図 管理サーバにおける運用情報の一例を説明する図 管理サーバにおける機器情報の一例を説明する図 管理サーバにおける端末情報の一例を説明する図 管理サーバにおける同期転送管理情報の一例を説明する図 携帯通信端末300の機能ブロック図 設定情報の同期処理を説明するシーケンスチャート 運用情報の転送処理を説明するシーケンスチャート(1/2) 運用情報の転送処理を説明するシーケンスチャート(2/2)
本実施の形態では遠隔管理システムの一実施形態として入退室管理システムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る入退室管理システムの全体構成図である。
入退室管理システムは、図1に示すように、被管理機器である入退室制御装置100と、入退室制御装置100を管理する管理サーバ200と、入退室制御装置100と管理サーバ200との間の同期処理・転送処理を仲介する携帯通信端末300とを備えている。
入退室制御装置100は、建物10に設置されており、個人認証装置である非接触型のカードリーダ101と、建物10のドアを施錠・解錠する電子制御錠102とを備えている。入退室制御装置100は、通常時はドアを施錠するよう電子制御錠102を制御する。入退室制御装置100は、カードリーダ101を用いてカード103から読み取った利用者の識別情報(ユーザID)と、カードリーダ101に付されたキーボード(図示省略)から入力されたパスコードに基づき利用者の認証を行い、認証をパスした場合にのみドアを解錠するよう電子制御錠102を制御する。入退室制御装置100の詳細については後述する。
管理サーバ200は、インターネット400上に配備された所謂クラウド型のサーバである。管理サーバ200は、入退室制御装置100の設定情報及び運用情報を管理する。遠隔管理者は、自身の端末1を用いて管理サーバ200にアクセスし、入退室制御装置100の設定情報及び運用情報の閲覧・更新等の管理をすることができる。遠隔管理者の端末1は固定端末であっても移動端末であってもよい。また、遠隔管理者の端末1と管理サーバ200までの通信経路は不問である。図1の例では、端末1は、例えば光ファイバ通信網などの固定通信網420及びインターネット400を介して管理サーバ200と通信可能となっている。管理サーバ200の詳細については後述する。
携帯通信端末300は、入退室制御装置100の設置場所に出向いて入退室制御装置100の管理を行う現地管理者によって携帯される端末である。携帯通信端末300は、例えばLTE網などの広域の移動体通信網410及びインターネット400を介して管理サーバ200と通信可能になっている。また、携帯通信端末300は、入退室制御装置100の近傍において当該入退室制御装置100と無線通信可能になっている。携帯通信端末300の詳細については後述する。
本実施の形態では、入退室制御装置100の設置場所は移動体通信網410の圏外である場合を想定する。このため、携帯通信端末300は、移動体通信網410の通信圏内に在圏しているときに管理サーバ200との通信を行う。一方、携帯通信端末300は、入退室制御装置100との通信可能圏内に在圏しているときに入退室制御装置100との通信を行う。
次に、入退室制御装置100の詳細について図2〜図5を参照して説明する。図2は入退室制御装置の機能ブロック図、図3は入退室制御装置における設定情報の一例を説明する図、図4は入退室制御装置における運用情報の一例を説明する図、図5は入退室制御装置における同期転送管理情報の一例を説明する図である。
入退室制御装置100は、図2に示すように、カードリーダ101及び電子制御錠102を用いて建物10のドアの開閉制御を行う主制御部110と、主制御部110の動作設定に用いられる設定情報120と、主制御部110の動作により生成される運用情報130とを備えている。主制御部110は、設定情報120の内容に基づき動作し、その動作に伴い運用情報130を生成する。主制御部110は、カードリーダ101を用いたユーザ認証に成功した場合にはドアを解錠するよう電子制御錠102を制御する。当該解錠制御の後にドアが開放され再び閉鎖されたことを検出すると、又は、前記解錠制御の後にドアの開閉が所定時間行われないことを検出すると、主制御部110は、ドアを施錠するよう電子制御錠102を制御する。なお、当該制御を行うために、入退室制御装置100は、計時手段であるタイマ及びドアの開閉検知センサを備える(共に図示省略)。
設定情報120は、図3に示すように、入退室を許可する利用者に割り当てられたユーザID及びパスワードなどの利用者の認証情報と、当該利用者に対して入退室許可を与える時間帯等を指定したスケジュール情報とを含む。
運用情報130は、主制御部110の動作において生じたイベントとそのイベント内容の情報を含む。図4の例では、運用情報130は、イベント発生日時と、イベント内容と、当該イベントの発生された利用者のユーザIDとを含む。運用情報130は、ログ情報や履歴情報とも呼ばれる。
入退室制御装置100は更に、図2に示すように、自身に導入されている設定情報120と管理サーバ200で管理する設定情報とを同期させるとともに、自身で生成・保持された運用情報130を管理サーバ200に転送するための同期転送制御部140と、前記同期転送制御部140での処理に用いられる同期転送管理情報150と、携帯通信端末300と通信するための近距離無線通信部160とを備えている。
同期転送管理情報150は、図5に示すように、前記同期処理及び前記転送処理のそれぞれについての進行状態を示す情報であるシーケンス値を含む。同期転送制御部140は、同期転送管理情報150に基づき、近距離無線通信部160を用いて携帯通信端末300と通信を行い、前記同期処理及び前記転送処理を完了させる。同期転送制御部140の処理の詳細については後述する。
近距離無線通信部160は、通信可能範囲が数mから十数m程度であり、ピア・トゥ・ピア通信が可能な通信手段である。近距離無線通信部160の具体例としては、Bluetooth(登録商標)やIrDA(登録商標)の規格による通信手段である。本実施の形態では、Bluetooth(登録商標)を用いた。
次に、管理サーバ200の詳細について図6〜図11を参照して説明する。図6は管理サーバの機能ブロック図、図7は管理サーバにおける設定情報の一例を説明する図、図8は管理サーバにおける運用情報の一例を説明する図、図9は管理サーバにおける機器情報の一例を説明する図、図10は管理サーバにおける端末情報の一例を説明する図、図11は管理サーバにおける同期転送管理情報の一例を説明する図である。
管理サーバ200は、図6に示すように、インターネット400と通信するための通信インタフェース210と、遠隔管理者に対して各種管理業務に係るユーザインタフェース(UI:User Interface)を提供する管理UI部220と、管理対象である1つ以上の入退室制御装置100についての設定情報230・運用情報240・機器情報250と、1つ以上の携帯通信端末300の管理情報である端末情報260とを備えている。
設定情報230は、入退室制御装置100と同期する対象の情報であり、図7に示すように、入退室制御装置100において導入される設定情報120に対して当該入退室制御装置100を識別する識別情報である機器IDを付したものである。
運用情報240は、入退室制御装置100から転送される対象の情報であり、図8に示すように、入退室制御装置100において生成・保持される運用情報130に対して当該入退室制御装置100を識別する識別情報である機器IDを付したものである。
機器情報250は、図9に示すように、入退室制御装置100の設置場所の各種属性情報、例えば設置場所の建物の名称や住所等と、当該入退室制御装置100について管理を許可する1つ以上の携帯通信端末300の識別情報(端末ID)を含む。
端末情報260は、図10に示すように、携帯通信端末300の識別情報(端末ID)と、当該携帯通信端末300を用いる現地管理者の認証情報、例えば現地管理者の識別情報(管理者ID)及びパスワードと、管理サーバ200から開始される通信(プッシュ通信)の際に当該携帯通信端末300の宛先情報として使用可能なものとを含む。前記プッシュ通信は、移動体通信網410が提供するサービスに係るもの(例えばSMS(Short Message Service))であってもよいし、他の通信事業者が提供するサービスにかかるものであってもよい。図10の例では、携帯通信端末300の宛先情報として、電話番号(前者の例)及びプッシュ用識別子(後者の例)を示している。
管理サーバ200は更に、図6に示すように、入退室制御装置100に導入されている設定情報120と自身で管理する設定情報230との同期処理を行うとともに、入退室制御装置100が送信した運用情報130の受信処理を制御する同期転送制御部270と、前記同期転送制御部270での処理に用いられる同期転送管理情報280とを備えている。
同期転送管理情報280は、同期転送制御部270による同期処理及び転送処理を管理するものであり、その同期処理又は転送処理毎に1レコードが追加される。同期転送管理情報280は、図11に示すように、管理用の連番、同期処理又は転送処理を完了させた携帯通信端末300の端末ID、同期処理又は転送処理を行った入退室制御装置100の機器ID、同期処理又は転送処理の対象である情報の種別(「設定情報」又は「運用情報」)、同期処理又は転送処理についての進行状態を示す情報であるシーケンス値、同期処理又は転送処理の実施日時、同期処理又は転送処理の状態を含む。ここで、前記の「状態」は、同期処理又は転送処理の処理中であるか又は処理が終了しているかを示すものであり、当該同期処理又は転送処理の過程において更新される。また、前記の「実施日時」についても、当該同期処理又は転送処理の過程において更新されるものであり、当該レコードの更新日時と解釈することができる。これにより、設定情報についての現在のシーケンス値は、同期転送管理情報280において「種別」が「設定情報」で「状態」が「終了」であるレコードのうちの最大のシーケンス値である。運用情報ついての現在のシーケンス値についても同様である。同期転送制御部270の処理の詳細については後述する。
管理UI部220は、遠隔管理者の端末1に対して、前記の設定情報230・運用情報240・機器情報250・端末情報260・同期転送管理情報280の各データを所望の形態で閲覧・管理するユーザインタフェースを提供する機能を有する。また、管理UI部220は、遠隔管理者を認証するための認証処理機能を有する。
次に、携帯通信端末300の詳細について図12を参照して説明する。図12は携帯通信端末の機能ブロック図である。
携帯通信端末300は、図12に示すように、入退室制御装置100に導入されている設定情報120と管理サーバ200で管理する設定情報230との同期処理を仲介するとともに、入退室制御装置100で生成・保持された運用情報130を管理サーバ200に転送する転送処理を仲介する同期転送制御部310と、前記同期転送制御部310での処理に用いられる記憶部320と、端末の認証情報330と、移動体通信網410に接続するための移動体通信網通信装置340と、入退室制御装置100と通信するための近距離無線通信部350とを備えている。
携帯通信端末300は、データ通信及び必要に応じて音声通話が可能な多機能携帯電話端末である。携帯通信端末300の一例は、所謂「スマートフォン」と呼ばれる携帯機器用OS(Operating System)が搭載された端末である。携帯通信端末300の一例は、携帯可能なノートPCなどの計算機である。本実施の形態では、携帯通信端末300としてスマートフォンを用いるものとする。また、携帯通信端末300は、管理サーバ200からのプッシュ通信による通知を受領可能である。
前記同期転送制御部310・記憶部320・認証情報330は、スマートフォンにプログラムをインストールすることにより構成される。当該プログラムは、記録媒体から又はネットワークを介してインストールすることができる。前記移動体通信網通信装置340及び近距離無線通信部350としては、スマートフォンに標準で装備されている機能を用いる。
同期転送制御部310は、携帯通信端末300においてバックグラウンドで動作する。同期転送制御部310は、現地管理者の操作によることなく自動的に同期処理や転送処理の仲介処理を行うことができる。
同期転送制御部310は、バックグラウンドとして動作を開始する際、また管理サーバ200と通信する際には、前記認証情報330を用いて管理サーバ200との間で端末認証処理を行う。同期転送制御部310は、この認証処理に成功すると管理サーバ200から所定期間有効のトークンを受領して記憶部320に記憶する。同期転送制御部310は、有効なトークンを有している間は管理サーバ200と同期処理や転送処理が可能である。前記認証処理のための認証情報330は、プログラムのインストール時や初回の動作時において、スマートフォンに標準で装備されているタッチパネル等の入力手段から現地管理者又は遠隔管理者によって入力しておく。当該入力処理は例外的に人手による処理が介在する。
次に、本実施の形態に係る入退室管理システムにおける設定情報の同期処理について図13を参照して説明する。図13は設定情報の同期処理を説明するシーケンスチャートである。ここでは、携帯通信端末300が移動体通信網410の通信可能圏内に在圏しており、その後に入退室制御装置100の設置場所に移動する場合を想定する。また、同期対象の入退室制御装置100を管理する携帯通信端末300が複数あるものとする。
また、管理サーバ200で管理されている設定情報230と入退室制御装置100に導入されている設定情報120は同期されているものとする。すなわち、入退室制御装置100で管理されている設定情報についての現在のシーケンス値と、管理サーバ200で管理されている当該入退室制御装置100に係る設定情報についての現在のシーケンス値は、同じ値であるものとする。
管理サーバ200は、設定情報230の変更を検出すると同期転送管理情報280にレコードを追加する(ステップS101,S102)。追加レコードにおけるシーケンス値は、現在のシーケンス値に1を加算した値を設定する。また、追加レコードにおける状態は「処理中」を設定する。そして、管理サーバ200は、設定情報230の変更の対象である入退室制御装置100を管理する複数の携帯通信端末300に対して、プッシュ通信により当該変更を通知する(ステップS103)。
携帯通信端末300は、通常時には管理サーバ200からの前記変更通知の受領待ち状態にあり(ステップS104)、前記変更通知を受領すると、管理サーバ200に対して設定情報の送信要求を送信する(ステップS105)。管理サーバ200は、前記ステップS102で算出したシーケンス値と、変更された設定情報とを携帯通信端末300に送信する(ステップS106)。携帯通信端末300は、受信したシーケンス値と設定情報を記憶部320に記憶しておく。なお、前記変更通知の受領時、及び/又は、前記シーケンス値及び設定情報の受領時には、スマートフォンの所定の通知機能により携帯通信端末300の携帯者である現地管理人に通知を行うと好適である。このとき、同期対象である入退室制御装置100の情報(例えば設置場所等)を表示すると更に好適である。この場合には、当該表示情報を前記ステップS103の通知又は前記ステップS106の設定情報等の送信処理において、表示用の情報を含ませることができる。
ここで、携帯通信端末300が移動して入退室制御装置100と通信可能な状態になると、携帯通信端末300は入退室制御装置100に対して現在のシーケンス値を問い合わせる(ステップS108)。入退室制御装置100は、同期転送管理情報150で管理している設定情報についてのシーケンス値を、携帯通信端末300に回答する(ステップS109)。
次に、携帯通信端末300は、管理サーバ200から取得したシーケンス値と、入退室制御装置100から取得したシーケンス値とを比較する(ステップS110)。ここでは、管理サーバ200から取得したシーケンス値が入退室制御装置100から取得したシーケンス値よりも大きいので、携帯通信端末300は、管理サーバ200から受信した設定情報を入退室制御装置100に送信する(ステップS111)。
前述したように、入退室制御装置100を管理する携帯通信端末300は複数あり、それぞれの携帯通信端末300が、設定情報を管理サーバ200から取得し、順次入退室制御装置100の通信圏内に入り、入退室制御装置100に設定情報を送信することが想定される。そこで、入退室制御装置100は、最も早く自身と通信可能となった携帯通信端末300から受信した設定情報のみを用いて同期処理を行う(ステップS112〜S115)。一方、その後に通信可能となった携帯通信端末300から受信した設定情報については無視する(S112)。前記同期処理では、入退室制御装置100は、携帯通信端末300から受信した設定情報を用いて自身で管理している設定情報120を更新する(ステップ113)。そして、入退室制御装置100は、設定情報についてのシーケンス値を1加算するとともに(ステップS114)、携帯通信端末300に対して同期終了を通知する(ステップS115)。
携帯通信端末300は、入退室制御装置100から同期終了通知を受領すると、管理サーバ200に対して同期終了を通知する(ステップS116)。管理サーバ200は、携帯通信端末300から同期終了通知を受領すると、設定情報230の当該レコードについて「状態」を終了に更新する(ステップS117)。
以上の処理により、管理サーバ200において遠隔管理者の端末1による設定情報の変更があると、変更後の設定情報が1つ以上の携帯通信端末300に配信される。そして、最も早く入退室制御装置100と通信可能になった携帯通信端末300により当該設定情報が入退室制御装置100に送られ、同期処理が図られる。
次に、本実施の形態に係る入退室管理システムにおける運用情報の転送処理について図14及び図15を参照して説明する。運用情報の転送処理は携帯通信端末300が主導して行われるものであり、入退室制御装置100からの運用情報の取得処理と、管理サーバ200への転送処理とが非同期で実施される。図14は入退室制御装置から携帯通信端末への運用情報の転送処理を説明するシーケンスチャート、図15は携帯通信端末から管理サーバへの運用情報の転送処理を説明するシーケンスチャートである。
ここでは、携帯通信端末300が入退室制御装置100との通信可能圏内に在圏しており、その後に移動体通信網410の通信圏内に移動する場合を想定する。また、転送対象の入退室制御装置100を管理する携帯通信端末300が複数あるものとする。
また、入退室制御装置100において生成された運用情報は全て管理サーバ200に転送済みであるとする。すなわち、入退室制御装置100で管理されている運用情報についての現在のシーケンス値と、管理サーバ200で管理されている当該入退室制御装置100に係る運用情報についての現在のシーケンス値は、同じ値であるものとする。
まず、図14を参照して運用情報の取得処理について説明する。入退室制御装置100は、図14に示すように、自身の運用情報に更新を検出すると、運用情報のシーケンス値を1加算する(ステップS201,S201)。
携帯通信端末300は、以下の処理を数分から数十分程度の周期で繰り返し行う。携帯通信端末300は、管理サーバ200から入退室制御装置100に係る運用情報についてのシーケンス値を問い合わせる(ステップS211)。管理サーバ200は、自身で管理している運用情報の現在のシーケンス値を回答する(ステップS212)。また、携帯通信端末300は、入退室制御装置100に運用情報についてシーケンス値を問い合わせる(ステップS213)。入退室制御装置100は、自身で運用情報のシーケンス値を回答する(ステップS214)。
携帯通信端末300は、入退室制御装置100から取得したシーケンス値が管理サーバ200から取得したシーケンス値以下の場合、転送処理は不要なので処理は終了する(ステップS215)。一方、入退室制御装置100から取得したシーケンス値が管理サーバ200から取得したシーケンス値より大きい場合、携帯通信端末300は、入退室制御装置100に運用情報の送信を要求する(ステップS216)。入退室制御装置100は、自身で保持している運用情報130を携帯通信端末300に送信する(ステップS217)。携帯通信端末300は、入退室制御装置100から取得した運用情報及びシーケンス値を記憶部320に記憶する(ステップS218)。
次に、図15を参照して運用情報の転送処理について説明する。携帯通信端末300は、以下の処理を数分から数十分程度の周期で繰り返し行う。携帯通信端末300は、管理サーバ200から入退室制御装置100に係る運用情報についてのシーケンス値を問い合わせる(ステップS251)。管理サーバ200は、自身で管理している運用情報の現在のシーケンス値を回答する(ステップS252)。携帯通信端末300は、前記ステップS218で記憶した入退室制御装置100から取得したシーケンス値が管理サーバ200から取得したシーケンス値以下の場合、転送処理は不要なのでステップS257に処理を移行する(ステップS253)。一方、前記ステップS218で記憶した入退室制御装置100から取得したシーケンス値が管理サーバ200から取得したシーケンス値より大きい場合、携帯通信端末300は、管理サーバ200に対して前記ステップS218で記憶した運用情報を送信する(ステップS254)。管理サーバ200は、受信した運用情報を記憶し、運用情報についてのシーケンス値を1増加させるとともに(ステップS255)、携帯通信端末300に対して転送終了通知を送信する(ステップS256)。最後に、携帯通信端末300は、記憶部320から運用情報を削除する(ステップS257)。
以上の処理により、入退室制御装置100において運用情報の更新があると当該運用情報が1つ以上の携帯通信端末300に送信される。そして、最も早く管理サーバ200と通信可能になった携帯通信端末300により当該運用情報が管理サーバ200に転送される。
このように本実施の形態に係る入退室管理システムによれば、管理サーバ200と入退室制御装置100との間の設定情報の同期処理や、入退室制御装置100から管理サーバ200への運用情報の転送処理を、現地管理者が携帯する携帯通信端末300を介して行うことができる。ここで、ネットワークを介して管理サーバ200と通信するための通信手段は携帯通信端末300が備えているので、入退室制御装置100側ではネットワーク接続環境が不要となる。ただし、入退室制御装置100には携帯通信端末300と通信するための近距離無線通信手段が必要となる。しかし、この近距離無線通信手段は安価且つ消費電力の小さいもので済むというメリットがある。したがって、本実施の形態に係る入退室管理システムによれば、入退室制御装置100の設置場所においてネットワーク接続環境が不要であり低コストで導入可能となる。
以上本発明の一実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、入退室制御装置100は管理サーバ200に運用情報を送信した後は、適当なタイミングで当該運用情報を削除してもよい。例えば、運用情報の件数が所定以上となった場合や運用情報が生成から所定時間経過後に古い運用情報から削除するという処理が考えられる。これにより入退室制御装置100における記憶領域を節約することができる。
また、上記実施の形態では、設定情報として入退室制御装置100において許可されるユーザ情報とスケジュール情報とを含むものを例示したが、他の情報も設定情報として含むことができる。例えば、入退室制御装置100の基本動作を設定する各種情報を含むことができる。また、上記実施の形態では、ユーザ情報とスケジュール情報とを1つの設定情報としてまとめて同期処理を行っていたが、それぞれ個別に同期処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、入退室制御装置100は1つのドアの施錠・解錠を制御するものであったが、複数のドアの施錠・解錠を制御するものであってもよい。この場合、設定情報や運用情報には各ドアを識別するドア情報が含まれる。
また、上記実施の形態では、入退室制御装置100の個人認証装置としてカードリーダ101を例示したが、他の種類の個人認証装置であってもよい。例えば、指紋・虹彩・静脈などの生体情報による個人認証装置や、利用者の顔を撮像して画像処理により認証を行う認証装置などが挙げられる。また、これらの個人認証装置を複数組み合わせるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、入退室制御装置100の近傍が移動体通信網410の通信圏外である場合について説明したが、入退室制御装置100は移動体通信網410の通信圏内に設置されていてもよい。
また、上記実施の形態では、携帯通信端末300と管理サーバ200との通信は、移動体通信網410を介して行っていたが、他のネットワーク例えば固定通信網420を介して通信を行ってもよい。典型的な例では、携帯通信端末300が、固定通信網420に収容された無線LANアクセスポイントに接続して管理サーバ200と通信する形態が考えられる。この場合、携帯通信端末300は、無線LAN接続用のインタフェースを備えていればよい。
また、上記実施の形態では、管理サーバ200はインターネットに接続されたクラウドサーバとして配備したが、移動体通信網410内に配備された所謂エッジサーバに配備するようにしてもよいし、仮想プライベートネットワークなどの閉域網に配備するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、入退室管理システムの一例として入退室管理システムについて説明したが、他の入退室管理システムにおいても本発明を適用できる。すなわち、所謂IoT(Internet of Things)と呼ばれる各種入退室管理システムにおいても本発明を適用することができる
1…遠隔管理者の端末
10…建物
100…入退室制御装置
101…カードリーダ
102…電子制御錠
110…主制御部
120…設定情報
130…運用情報
140…同期転送制御部
150…同期転送管理情報
160…近距離無線通信部
200…管理サーバ
210…通信インタフェース
220…管理UI部
230…設定情報
240…運用情報
250…機器情報
260…端末情報
270…同期転送制御部
280…同期転送管理情報
300…携帯通信端末
310…同期転送制御部
320…記憶部
330…認証情報
340…移動体通信網通信装置
350…近距離無線通信部
400…インターネット
410…移動体通信網
420…固定通信網

Claims (10)

  1. 建物に設置され且つ自身に導入された設定情報に基づき入退出制御を行う被管理機器と、前記被管理機器に導入される設定情報の管理手段を有しネットワーク上に配置された管理サーバと、管理者により携帯される1又は複数の携帯通信端末とを備えた入退室管理システムにおいて、
    前記管理サーバは、前記設定情報についての同期処理の進行状態を示すとともに前記設定情報の更新により増加されるシーケンス値を記憶した記憶手段を備え、
    前記被管理機器は、前記携帯通信端末との間で近距離無線通信が可能な通信手段と、前記シーケンス値を記憶する記憶手段を有するとともに前記携帯通信端末との間で前記設定情報の同期処理を行う同期制御手段とを備え、
    前記携帯通信端末は、前記設定情報とシーケンス値とを記憶する記憶手段と、前記ネットワークを介して前記管理サーバと通信可能な第1通信手段と、前記被管理機器との間で近距離無線通信が可能な第2通信手段と、前記管理サーバ及び前記被管理機器との間で前記設定情報の同期処理を行う同期制御手段とを備え、
    前記携帯通信端末の同期制御手段は、前記第1通信手段を介して前記管理サーバから前記設定情報及び前記シーケンス値を取得して自身の記憶手段に記憶するとともに、前記第2通信手段を介した前記被管理機器との通信が可能になると前記被管理機器から前記シーケンス値を取得し、前記管理サーバから取得したシーケンス値及び前記被管理機器から取得したシーケンス値に基づき同期処理の要否を判定し、同期処理が要の場合には自身の記憶手段に記憶した前記設定情報を前記被管理機器に送信し、
    前記被管理機器の同期制御手段は、前記携帯通信端末から受信した前記設定情報に基づき自身に導入されている前記設定情報を更新するとともに、前記設定情報の更新中に他の携帯通信端末から受信する前記設定情報は無視し、前記設定情報の更新が完了すると自身の記憶手段に記憶されているシーケンス値を更新するよう制御する
    ことを特徴とする入退室管理システム。
  2. 前記管理サーバの同期制御手段は、前記管理手段により設定情報が変更されると1又は複数の携帯通信端末に対して前記ネットワークを介して変更通知を送信し、
    前記携帯通信端末の同期制御手段は、前記変更通知を受信すると前記管理サーバから設定情報を取得する
    ことを特徴とする請求項に記載の入退室管理システム。
  3. 前記携帯通信端末は、前記変更通知受領時、又は、前記シーケンス値及び設定情報受領時に、同期対象である被管理機器に関する情報を同時に受領し、前記情報を前記携帯通信端末上に表示する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の入退室管理システム。
  4. 前記携帯通信端末の同期制御手段は、前記携帯通信端末においてバックグラウンドで動作する
    ことを特徴とする請求項1乃至何れか1項記載の入退室管理システム。
  5. 前記携帯通信端末の同期制御手段は、自身の認証情報を前記携帯通信端末の記憶手段に予め記憶しておき、前記管理サーバと通信する際に前記記憶手段に記憶されている認証情報を用いて当該管理サーバとの間で認証処理を行い、認証処理に成功すると当該管理サーバから所定期間有効であるトークンを取得して前記記憶手段に記憶し、有効なトークンを有している間のみ前記管理サーバ及び前記被管理機器との間の同期処理を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の入退室管理システム。
  6. 建物に設置され且つ入退室制御動作にともない運用情報を生成・保持する被管理機器と、前記被管理機器の運用情報の管理手段を有しネットワーク上に配置された管理サーバと、管理者により携帯される1又は複数の携帯通信端末とを備えた入退室管理システムにおいて、
    前記管理サーバは、前記運用情報についての転送処理の進行状態を示すシーケンス値を記憶した記憶手段と、前記携帯通信端末との間で前記運用情報の転送処理を行う転送制御手段とを備え、
    前記被管理機器は、前記携帯通信端末との間で近距離無線通信が可能な通信手段と、前記シーケンス値を記憶する記憶手段とを備え、
    前記携帯通信端末は、前記運用情報とシーケンス値とを記憶する記憶手段と、前記ネットワークを介して前記管理サーバと通信可能な第1通信手段と、前記被管理機器との間で近距離無線通信が可能な第2通信手段と、前記管理サーバ及び前記被管理機器との間で前記運用情報の転送処理を行う転送制御手段とを備え、
    前記携帯通信端末の転送制御手段は、前記被管理機器から前記運用情報を取得して自身の記憶手段に記憶する取得処理手段と、自身の記憶手段に記憶されている前記運用情報を前記管理サーバに転送する転送処理手段とを備え、
    前記取得処理手段は、前記第1通信手段を介して前記管理サーバから前記シーケンス値を取得し、前記第2通信手段を介した前記被管理機器との通信が可能になると前記被管理機器から前記シーケンス値を取得し、前記被管理機器から取得したシーケンス値及び前記管理サーバから取得したシーケンス値に基づき転送処理の要否を判定し、転送処理が要の場合には前記被管理機器から前記運用情報を取得するとともに当該運用情報を前記被管理機器から取得したシーケンス値とともに自身の記憶手段に記憶し、
    前記転送処理手段は、前記第1通信手段を介して前記管理サーバから前記シーケンス値を取得し、自身の記憶手段に記憶した前記被管理機器から取得したシーケンス値及び前記管理サーバから取得したシーケンス値に基づき転送処理の要否を判定し、転送処理が要の場合には自身の記憶手段に記憶した前記運用情報を前記管理サーバに送信し、転送処理が不要の場合には前記記憶手段から前記運用情報を削除し、
    前記管理サーバの転送制御手段は、前記携帯通信端末から受信した前記運用情報を自身の記憶手段に記憶するとともに自身の記憶手段に記憶しているシーケンス値を更新するよう制御する
    ことを特徴とする入退室管理システム。
  7. 前記携帯通信端末の転送制御手段は、定期的に運用情報の転送処理を行う
    ことを特徴とする請求項記載の入退室管理システム。
  8. 前記携帯通信端末の転送制御手段は、前記携帯通信端末においてバックグラウンドで動作する
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の入退室管理システム。
  9. 前記管理サーバはインターネット上に配備されたクラウド型サーバである
    ことを特徴とする請求項1乃至何れか1項記載の入退室管理システム。
  10. 前記携帯通信端末の転送制御手段は、自身の認証情報を前記携帯通信端末の記憶手段に予め記憶しておき、前記管理サーバと通信する際に前記記憶手段に記憶されている認証情報を用いて当該管理サーバとの間で認証処理を行い、認証処理に成功すると当該管理サーバから所定期間有効であるトークンを取得して前記記憶手段に記憶し、有効なトークンを有している間のみ前記管理サーバ及び前記被管理機器との間の転送処理を行う
    ことを特徴とする請求項6乃至9何れか1項記載の入退室管理システム。
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