JP6422558B1 - 取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラム - Google Patents

取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商取引における出品を促進させることができる取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラムを提供する。【解決手段】本願に係る取引制御装置は、受付部と、送信部とを備える。受付部は、個人間取引を仲介する場であるプラットフォームを介して出品者から商品の出品を受け付ける。送信部は、受付部によって受け付けられた出品に関するデータを、個人間取引以外で商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラムに関する。
近年、通信ネットワークの発達とともに、かかる通信ネットワークを介して様々なサービスが提供されている。その一例として、個人間の商取引を仲介する場(環境)であるプラットフォームを提供するサービス等が挙げられる。
このような個人間の商取引に関する技術として、電子商取引において仲介業者が取引を仲介することにより、個人売買の安全を図る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−167163号公報
しかしながら、上記の従来技術には、商取引における出品を促進させるうえで更なる改善の余地がある。例えば、上記の従来技術では、購入者が商品に満足しない場合には仲介業者によって返品処理が行われる。この場合、出品者は、代金を受け取ることができないばかりか、商品は返品され、出品者にとっては出品の手間が掛かるだけの結果となる。
これは、出品者が商品を出品したものの、結局誰からも購入の申し込みがなく、商品が売れ残った場合も同様であり、出品者は商品を処分したければ、改めて商品を出品登録したり、出品を取り下げたり、あるいは、買い取り等、商品を引き取ってくれる業者を探したりといった煩雑な手間を踏まねばならない。これにより、出品者は、新たな出品意欲を削がれてしまうおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、商取引における出品を促進させることができる取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る取引制御装置は、受付部と、送信部とを備える。前記受付部は、個人間取引を仲介する場であるプラットフォームを介して出品者から商品の出品を受け付ける。前記送信部は、前記受付部によって受け付けられた前記出品に関するデータを、前記個人間取引以外で前記商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する。また、前記送信部は、前記出品者によって指定された売却希望期限に対し、残り日数または残り時間が所定値以下である場合に、前記出品に関するデータを送信する。
実施形態の一態様によれば、商取引における出品を促進させることができる取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る取引制御処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る取引制御システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る取引制御装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、一括買取査定要求が可能となるパターン例を示す図である。 図5Aは、個人間取引のプラットフォームが提供する操作画面のレイアウト例(その1)である。 図5Bは、個人間取引のプラットフォームが提供する操作画面のレイアウト例(その2)である。 図5Cは、個人間取引のプラットフォームが提供する操作画面のレイアウト例(その3)である。 図6は、その他の売却促進処理例を示す図である。 図7は、フィードバック情報に基づく売却促進処理における操作画面のレイアウト例を示す図である。 図8は、実施形態に係る取引制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図9は、取引制御装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る取引制御装置、取引制御方法および取引制御プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号が付され、重複する記載は省略される。
〔1.取引制御処理の一例〕
まず、実施形態に係る取引制御処理の一例について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る取引制御処理の一例を示す図である。図1では、個人間取引のプラットフォームを介して出品者から商品の出品を受け付け、受け付けた出品に関するデータを、個人間取引以外で商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する処理を実行する例を示す。
図1に示す取引制御装置100は、個人間取引のプラットフォームを提供するサーバ装置である。例えば、取引制御装置100は、プラットフォームを介して、出品者が出品した商品に関する情報を閲覧者へ提供する。また、取引制御装置100は、個人間で行われる取引を仲介することによって発生する仲介手数料を算出したり、個人間で取引された金銭の授受を行ったりする、いわゆる仲介者としての処理を行う。
なお、実施形態において、個人間取引のプラットフォームとは、例えばウェブネットワークを介して提供されるフリーマーケットサイトやフリーマーケットアプリ等、取引を仲介するための媒体をいう。出品者や購入者(すなわち、フリーマーケットサイトやフリーマーケットアプリのユーザ)は、フリーマーケットサイトやフリーマーケットアプリ等のプラットフォームを介して、個人間取引を行うことができる。また、個人間取引のプラットフォームは、例えばオークションサイトやオークションアプリ等であってもよい。なお、実施形態では、個人間取引のプラットフォームを介して個人間で売買される商品の一例として、自動車等の車両を例に挙げる。
図1に示す出品者E01は、個人間取引のプラットフォームに商品を出品する出品者の一例である。出品者E01は、出品者端末10を利用して、商品の出品手続きを行う。出品者端末10は、例えばスマートフォンやノート型PC(Personal Computer)等の情報処理端末である。なお、以下の説明では、出品者端末10を出品者E01と読み替える場合がある。
ところで、個人間取引においては、出品者が商品を出品したものの、結局誰からも購入の申し込みがなく、商品が売れ残ってしまう場合がある。かかる場合、出品者は、商品を処分したければ、改めて商品を出品登録したり、出品を取り下げたり、あるいは、買い取り等、商品を処分してくれる業者を探したりといった煩雑な手間を踏む必要がある。例えば複数の買取業者に一括買取査定を要求したければ、個人間取引における出品に際して登録した商品に関するデータを、改めて所定の入力フォーム等に入力し直す必要があった。こうした煩雑な手間は、個人間取引において出品者に出品を躊躇させる要因ともなりうる。
そこで、実施形態に係る取引制御装置100は、個人間取引のプラットフォームを介して出品者から出品された商品に関するデータ(以下、「出品データ」と言う場合がある)を、個人間取引以外で商品の引き取り手となりうる買取業者といった事業者へ必要に応じて送信することとした。
具体的に、取引制御装置100は、出品者から出品された商品に関して、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす場合に、例えばこの商品は売れにくいと見なし、複数の一括買取査定要求が手間なく可能となるユーザインタフェース(例えば、ボタン)を出品者に対し提示する。そして、取引制御装置100は、そのユーザインタフェースを介した出品者からの一括買取査定要求の意思表示を受け付けると、出品者が出品に際し登録した商品に関するデータを用いて複数の買取業者へ一括買取査定要求を送信する。買取業者側ではそれぞれ、かかる査定要求に基づいて出品者の出品した商品を買取査定し、その査定額を出品者へ通知することとなる。
かかる取引制御処理によれば、出品者は、個人間取引では商品が売れ残りそうな場合に、前述のユーザインタフェースを通じて、自動的に買取業者へ買い取ってもらうという選択肢を付与されることとなる。また、出品者は、かかるユーザインタフェースを介した簡易な操作によって、複数の買取業者への一括買取査定要求を行うことができる。
したがって、実施形態に係る取引制御処理によれば、出品者に、一度出品すれば、例え個人間では売れなくても少なくとも買取業者には引き取ってもらえる可能性が高いという安心感を与えることができる。すなわち、実施形態に係る取引制御処理によれば、出品者による出品を促進させることができる。以下、より具体的に、図1を用いて、取引制御装置100によって行われる取引制御処理の一例を流れに沿って説明する。
図1に示す例において、取引制御装置100は、通信ネットワークを介して、出品者E01に対して個人間取引のプラットフォームを提供する(ステップS1)。出品者E01は、提供されたプラットフォームにおいて、商品の出品手続を行う。図1の例では、出品者E01は、商品として車両を出品したものとする。
例えば、出品者E01は、車両を撮像した画像データや、車両の車両名、所望の売却希望期限、販売価格等の出品情報をプラットフォームを介して登録し、出品する(ステップS2)。出品に際して登録された出品情報は、取引制御装置100へ送信される。
取引制御装置100は、出品者E01からの出品情報を受信し、内部に記憶する。また、取引制御装置100は、出品者E01からの出品情報を、個人間取引のプラットフォームを介して出品者E01以外の所定のユーザに対し閲覧可能に開示する。また、取引制御装置100は、出品者E01からの出品データを閲覧するユーザの行動履歴に関する情報である行動情報を取得する。行動情報は、例えばPV(Page View)や、CTR(Click Through Rate)、閲覧時間、離脱率等を含む。
そして、取引制御装置100は、出品者E01からの出品情報および前述の行動情報に基づいて、出品後の状況を示す情報を判定する(ステップS3)。かかる出品後の状況を示す情報には、例えば「出品から経過した期間」や「売却希望期限までの残期間」等が含まれており、ステップS3では、これらが所定の条件を満たすか否かが判定される。この点に関するより具体的な例は、図4を用いた説明で後述する。
そして、取引制御装置100は、かかるステップS3で、出品者E01の出品した商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、出品者E01側のユーザインタフェースとして例えば「一括査定」ボタンを表示する(ステップS4)。出品者E01が、かかる「一括査定」ボタンを例えばタッチ操作した場合、買取業者B01〜B03への一括買取査定要求を取引制御装置100に送信させる指示コマンドが送信される。
そして、取引制御装置100は、かかる指示コマンドを受け付けたならば、買取業者B01〜B03それぞれの買取業者装置20に対し、一括買取査定要求を送信する(ステップS5)。買取業者B01〜B03はそれぞれ、かかる査定要求に基づいて出品者E01の出品した商品を買取査定し、その査定額を取引制御装置100へ送信し、取引制御装置100は受け付けた買取業者B01〜B03それぞれの査定額を、プラットフォームを介して出品者E01へ通知する。なお、図1の例では、買取業者数を3としているが、買取業者数を限定するものではない。
上述してきたように、実施形態に係る取引制御装置100は、個人間取引のプラットフォームを介して出品者E01から出品された商品に関し、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす場合に、出品者E01により登録された出品情報に基づいて買取業者B01〜B03へ一括買取査定要求を送信する。
したがって、取引制御装置100によれば、出品者に、一度出品すれば、例え個人間では売れなくても少なくとも買取業者には引き取ってもらえる可能性が高いという安心感を与えることができる。すなわち、取引制御装置100によれば、出品者による出品を促進させることができる。
なお、図1に示した例では、出品者E01の出品した商品に関して、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす場合に、買取業者B01〜B03へ一括買取査定要求を送信することとしたが、買取業者B01〜B03へ送信するのは、かかる査定要求に限られない。
例えば、出品者E01が出品した際の出品データを、上記出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすか否かに関わらず買取業者B01〜B03へ送信してもよい。買取業者B01〜B03側からは例えば、かかる出品データに基づく類似商品の買取価格の動向等をフィードバックしてもらい、取引制御装置100は、かかるフィードバックされた情報に基づいて類似商品の相場価格等を算出して、出品者E01へガイダンス的に通知してもよい。
したがって、取引制御装置100は、別の言い方をすれば、個人間取引のプラットフォームを介して出品者E01から出品された商品に関するデータを、買取業者B01〜B03といった個人間取引以外で商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する。これにより、送信したデータに対する事業者からの情報提供を受けることが可能となり、受けた情報に基づいて例えばより売れやすい販売価格を出品者E01に設定させることができる。すなわち、取引制御装置100によれば、出品者E01が出品する商品の売却を促進させることが可能となり、出品者E01に商品の売れやすさを認識させ、出品者E01による出品を促進させることができる。
以下、上記のような取引制御処理を行う取引制御装置100、および、かかる取引制御装置100を含む取引制御システム1について詳細に説明する。
〔2.取引制御システム1の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る取引制御システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る取引制御システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る取引制御システム1には、出品者端末10と、買取業者装置20と、閲覧者端末30と、取引制御装置100とが含まれる。これらの各種装置は、通信ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。また、図2に示す取引制御システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、取引制御システム1には、複数台の出品者端末10が含まれてもよい。
出品者端末10は、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、出品者端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。
出品者端末10は、出品者E01による操作や、出品者端末10が有する機能(例えば、プラットフォームを利用するためのアプリを実行する機能)に応じて、各種情報を取得し、取得した情報を送信する。例えば、出品者端末10は、通信ネットワークNを介して、取引制御装置100が提供するプラットフォームにアクセスし、プラットフォームへの商品の出品手続を実行する。具体的には、出品者端末10は、出品に必要な出品情報をプラットフォーム(すなわち取引制御装置100)へ送信する。
買取業者装置20は、サーバ装置によって実現される。また、買取業者装置20は、出品者端末10と同様に、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PCや、ノート型PC等の情報処理端末や、ウェアラブルデバイスによって実現することも可能である。
買取業者装置20は、買取業者B01〜B03による操作や、買取業者装置20が有する機能に応じて各種情報を取得し、取得した情報に応じた情報を生成して送信する。例えば、買取業者装置20は、通信ネットワークNを介して、取引制御装置100から出品者E01が出品した商品に関する出品情報や、かかる商品の買取査定要求を取得する。また、買取業者装置20は、かかる買取査定要求を取得した場合に、出品情報に基づいて商品の査定価格を算出し、取引制御装置100へ送信する。また、買取業者装置20は、出品情報に対応する商品や、かかる商品の類似商品の過去の査定価格や買取価格を取引制御装置100へ送信する。
閲覧者端末30は、出品者端末10と同様に、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PCや、ノート型PC等の情報処理端末や、ウェアラブルデバイスによって実現される。
閲覧者端末30は、閲覧者による操作や、閲覧者端末30が有する機能(例えば、プラットフォームを利用するためのアプリを実行する機能)に応じて、各種情報を取得し、取得した情報を送信する。例えば、閲覧者端末30は、通信ネットワークNを介して、取引制御装置100が提供するプラットフォームにアクセスし、プラットフォームから提供される商品の出品情報を取得する。また、閲覧者端末30は、プラットフォームにおいて商品の購入に関する手続等の処理を実行する。具体的には、例えば閲覧者端末30は、商品の購入に関する商談を出品者端末10との間で実現させるためのチャット機能の実行要求をプラットフォーム(すなわち取引制御装置100)に送信する。
取引制御装置100は、上述のように、個人間取引のプラットフォームを介して出品者E01から出品された商品に関する出品データを、買取業者B01〜B03といった商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する。具体的には、取引制御装置100は、個人間取引のプラットフォームを介して出品者E01から出品された商品に関し、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす場合に、出品者E01により登録された出品情報に基づいて買取業者B01〜B03へ一括買取査定要求を送信する。
なお、実施形態では、取引制御装置100がプラットフォームを提供するものとして説明しているが、プラットフォームは、取引制御装置100とは異なる装置から提供されてもよい。例えば、プラットフォームは、取引制御装置100と関連する管理者によって管理されるウェブサーバ等から提供されてもよい。
〔3.取引制御装置100〕
次に、図3を用いて、取引制御装置100の構成例について説明する。図3は、実施形態に係る取引制御装置100の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、取引制御装置100の説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図3に示すように、取引制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、取引制御装置100は、取引制御装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、通信ネットワークNを介して、出品者端末10や、買取業者装置20、閲覧者端末30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図3の例では、出品情報121と、行動情報122と、判定情報123と、フィードバック情報124とを記憶する。
(出品情報121について)
出品情報121は、出品者E01から出品された商品に関する情報である。出品情報121は、例えば商品が車両であれば、車両を撮像した画像データや、車両の車両名、車両の仕様、出品者E01が指定する売却希望期限、販売価格等を含む。なお、出品情報121は、出品者E01がプラットフォームを介して入力する更新データに基づいて適宜更新することができる。
(行動情報122について)
行動情報122は、出品者E01が出品した商品に関する閲覧ページに対する閲覧者の行動履歴に関する情報であり、上述のように、例えばPVや、CTR、閲覧時間、離脱率等が含まれる。
(判定情報123について)
判定情報123は、商品の出品後の状況を示す情報を判定する判定処理に関する情報であり、かかる判定処理において用いられる閾値等が含まれる。判定処理の具体例については、図4等を用いた説明で後述する。
(フィードバック情報124について)
フィードバック情報124は、取引制御装置100が買取業者装置20へ送信する出品データに対し、買取業者装置20からフィードバックされる情報である。フィードバック情報124は、例えば、出品された商品と同様の類似商品の過去の査定価格や買取価格等を含む。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、取引制御装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(取引制御プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、提供部131と、受付部132と、取得部133と、判定部134と、実行部135と、送信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行うことができる構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(提供部131について)
提供部131は、個人間取引の場(言い換えれば、取引を行うことのできる環境)としてのプラットフォームを提供する。
(受付部132について)
受付部132は、通信ネットワークNおよび通信部110を介して出品者端末10から商品の出品要求を受け付け、かかる出品要求に含まれる出品データを出品情報121へ格納する。
(取得部133について)
取得部133は、出品情報121へ格納された出品データに対応する商品の閲覧ページに対する閲覧者の行動データを取得して行動情報122へ蓄積する。
また、取得部133は、後述する送信部136によって買取業者B01〜B03側へ送信された出品データ(例えば、一括買取査定要求)に対して買取業者B01〜B03側から応答される査定価格や相場価格等のフィードバックデータを取得し、フィードバック情報124へ格納する。フィードバック情報124は、後述する「その他の売却促進処理」の際に用いることができる。
(判定部134について)
判定部134は、出品情報121および行動情報122に基づき、商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。
(判定処理の具体例について)
ここで、判定部134が実行する判定処理の具体例について、図4および図5A〜図5Cを用いて説明する。図4Aは、一括買取査定要求が可能となるパターン例を示す図である。また、図5A〜図5Cは、個人間取引のプラットフォームが提供する操作画面のレイアウト例(その1)〜(その3)である。
判定部134は例えば、図4にパターン例のNo.1として示すように、ある商品が出品から所定期間が経過しても売れ残っている場合を、一括買取査定要求が可能となるパターン、すなわち出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすとして判定する。
また、判定部134は例えば、パターン例のNo.2として示すように、ある商品につき、出品者によって指定された売却希望期限が迫っている(例えば残り日数が所定値以下である)場合を、一括買取査定要求が可能となるパターン、すなわち出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすとして判定する。
また、判定部134は例えば、パターン例のNo.3として示すように、売れにくい場合を、一括買取査定要求が可能となるパターン、すなわち出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすとして判定する。
「売れにくい場合」とは、具体的に、No.3−1として示すように、いいねの数が所定値以下である場合である。また、No.3−2として示すように、コメントの数が所定値以下である場合である。また、No.3−3として示すように、チャット数が所定値以下である場合である。また、No.3−4として示すように、チャットの中の会話数が所定値以下である場合である。また、No.3−5として示すように、チャットの中の文字量が所定値以下である場合である。
より具体的に説明する。出品者E01の操作画面は、例えば図5Aに示すようなレイアウトで構成される。ここで、出品者E01が「出品車両一覧」を選択すれば、出品者E01が出品した車両のリスト画面へ遷移することができる。かかるリスト画面において、ある車両を選択した場合の操作画面のレイアウト例が図5Bである。
図5Bに示すように、選択された車両ごとの閲覧ページでは、例えばかかる車両の人気度を示す「いいね」の数や、かかる車両に関して閲覧者から入力された「コメント」の数が表示される。「いいね」や「コメント」は、閲覧者端末30から入力可能であり、取引制御装置100はこれらを取得部133によって取得し、行動情報122として随時把握している。
そして、判定部134は、かかる行動情報122に含まれる「いいね」の数や「コメント」の数に基づいて、前述のNo.3−1およびNo.3−2のパターン例を判定する。また、図5Bに示すように、選択された車両ごとの閲覧ページでは、例えばかかる車両に関し、現在商談中の人数(図5Bの例では、19人)が表示される。
これは、商談に用いられるチャット機能において開設される「商談部屋」の数、言い換えればチャット数に対応する。チャット数についても、取引制御装置100は取得部133によって取得し、行動情報122として随時把握している。そして、判定部134は、かかる行動情報122に含まれるチャット数に基づいて、前述のNo.3−3のパターン例を判定する。
なお、チャットは、例えば図5Aに示す「商談部屋」アイコンを操作することによって利用することができる。ここで、出品者E01が「商談部屋」アイコンを操作すれば、出品者E01の出品車両ごとで現在商談用に開設されているチャットのリスト画面へ遷移することができる。かかるリスト画面において、あるチャットを選択した場合のチャット画面例が図5Cである。
そして、前述の「チャットの中の会話数」は、かかる図5Cでの吹き出しの数の総計に対応する。また、前述の「チャットの中の文字量」は、かかる図5Cでの吹き出しの中の文字数の総計に対応する。これら「チャットの中の会話数」や「チャットの中の文字量」についても、取引制御装置100は取得部133によって取得し、行動情報122として随時把握している。そして、判定部134は、かかる行動情報122に含まれる「チャットの中の会話数」や「チャットの中の文字量」に基づいて、前述のNo.3−4およびNo.3−5のパターン例を判定する。
図4の説明に戻る。また、判定部134は、図4にNo.3−6として示すように、PVが所定値以下である場合を「売れにくい場合」として判定する。また、判定部134は、No.3−7として示すように、CTRが所定値以下である場合を「売れにくい場合」として判定する。また、判定部134は、No.3−8として示すように、閲覧時間が所定値以下である場合を「売れにくい場合」として判定する。また、判定部134は、No.3−9として示すように、離脱率が所定値以上である場合を「売れにくい場合」として判定する。
このように、判定部134は、図4に示したようなパターン例の少なくともいずれかが成立する場合に、該当の商品は、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすと判定し、実行部135に対し、出品者端末10の操作画面に「一括査定」ボタンを表示させる。
(実行部135について)
図3の説明に戻り、つづいて実行部135について説明する。実行部135は、判定部134によって商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、商品の売却を促進させるための取引制御処理、言い換えれば、「売却促進処理」を実行する。売却促進処理は、例えば上述の一括買取査定要求を可能にする処理である。
具体的には、実行部135は、判定部134によって商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、出品者端末10の操作画面に「一括査定」ボタンを表示させる。また、実行部135は、かかる「一括査定」ボタンを介して出品者E01から一括買取査定の指示コマンドを受け付けたならば、出品情報121に含まれる該当商品の出品データに基づいて一括買取査定要求を生成し、送信部136へ渡す。
(送信部136について)
送信部136は、買取業者B01〜B03に対し、必要に応じて、出品情報121に含まれる該当商品の出品データを送信する。例えば、送信部136は、実行部135によって生成された一括買取査定要求を、買取業者B01〜B03それぞれの買取業者装置20に対し送信する。
(その他の売却促進処理について)
ここで、実行部135が実行するその他の売却促進処理について、図6および図7を用いて説明する。商品の売却を促進させるための売却促進処理として、実行部135は、例えば一括買取査定要求を可能とする処理を実行する点については既に説明した。実行部135は、この他にも、商品の売却を促進させるための売却促進処理を実行することができる。
図6は、その他の売却促進処理例を示す図である。また、図7は、フィードバック情報124に基づく売却促進処理における操作画面のレイアウト例を示す図である。図6に処理例のNo.1として示すように、実行部135は、例えば出品者E01に指定された売却希望期限に基づいて個人間取引の期間を決定または提案することができる。
具体的には、実行部135は、例えば出品者に指定された売却希望期限が10日後であれば、個人間取引期限を7日後と決定または提案する。そして、個人間取引期限が終了する段階で、例えば自動的に買取業者B01〜B03へ一括買取査定要求を送信させる。これにより、出品者E01が商品を手放したい最終期限に対し、買取業者B01〜B03へ買い取ってもらう場合に必要となる期間を予め確保することができる。
また、処理例のNo.2として示すように、実行部135は、例えば出品商品の閲覧数に応じて、個人間取引の期間を決定することができる。
具体的には、実行部135は、例えば閲覧数が多い場合には、個人間取引期限を延長させることができる。これにより、閲覧数が多く、多くの人の興味を引いていることが推定される商品に対し、購入希望者をより多く募って、出品者E01にとって少しでもよい条件で取引が成立するようサポートすることが可能となる。
また、処理例のNo.3として示すように、実行部135は、買取業者B01〜B03の選定を、例えば出品者E01の住所地や商品の保管場所に近い業者を優先的に選定するように行うことができる。これにより、商品の引き取りに掛かる例えば運送料といった金銭的なコストや、時間的なコストを抑えるのに資することができる。
また、処理例のNo.4として示すように、実行部135は、買取業者B01〜B03からのフィードバックデータに基づく参考価格を出品時に出品者E01へ提示することができる。この場合の具体例を示したのが図7である。
図7に示すように、例えば実行部135は、出品者E01が「出品する商品の情報を入力」する画面において出品者E01が入力する入力値を取得して解析し、出品されようとしている商品と同様の商品(「同種商品」と読み替えても可)に関するフィードバックデータをフィードバック情報124からサーチして、参考価格としてこれを提示することができる。
例えば、図7の例では、同様の商品が、個人間取引にて成約した場合の価格と、業者買取にて成約した場合の価格とを参考価格として提示した場合を示している。出品者E01は、かかる参考価格を参考にして、適正な販売価格を入力することができ、商品をより売れやすく出品することが可能となる。
なお、図7に示すような参考価格は、例えば出品者E01が入力した販売価格との誤差が大きいと判定される場合にのみ提示するようにしてもよい。また、商品の取引価格は、経済状況等に応じて時々刻々と変動するのが一般的であるので、出品時に限らず、適宜更新して提示されてもよい。
〔4.取引制御装置100の処理手順〕
次に、実施形態に係る取引制御装置100が実行する処理手順について説明する。図8は、実施形態に係る取引制御装置100が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすと判定された結果、一括買取査定要求が送信されるまでの処理手順について説明する。
図8に示すように、取引制御装置100は、個人間取引のプラットフォームを提供する(ステップS101)。そして、取引制御装置100は、かかるプラットフォームを介して出品者E01の出品要求を受け付ける(ステップS102)。
また、取引制御装置100は、受け付けた商品の閲覧ページに対する閲覧者の行動情報を取得する(ステップS103)。そして、取引制御装置100は、出品された商品の出品データおよび前述の行動情報に基づいて商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす否かを判定する。
その結果、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たすと判定される場合(ステップS104,Yes)、取引制御装置100は、出品者端末10の操作画面に一括査定ボタンを表示させる(ステップS105)。
そして、取引制御装置100は、かかる一括査定ボタンを介した出品者E01からの一括査定指示の有無を判定する。その結果、一括査定指示ありと判定される場合(ステップS106,Yes)、取引制御装置100は、商品の出品データに基づいて一括買取査定要求を生成する(ステップS107)。
そして、取引制御装置100は、複数の買取業者B01〜B03へ一括買取査定要求を送信し(ステップS108)、処理を終了する。なお、ステップS104の判定条件を満たさない場合(ステップS104,No)、または、ステップS106の判定条件を満たさない場合(ステップS106,No)、取引制御装置100は、処理を終了する。
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る取引制御装置100や出品者端末10、買取業者装置20、閲覧者端末30は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ60によって実現される。以下、取引制御装置100を例に挙げて説明する。図9は、取引制御装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、ROM(Read Only Memory)63、HDD(Hard Disk Drive)64、通信インターフェイス(I/F)65、入出力インターフェイス(I/F)66、およびメディアインターフェイス(I/F)67を備える。
CPU61は、ROM63またはHDD64に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM63は、コンピュータ60の起動時にCPU61によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ60のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD64は、CPU61によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス65は、通信部110に対応し、通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU61へ送り、CPU61が生成したデータを、通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU61は、入出力インターフェイス66を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU61は、入出力インターフェイス66を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU61は、生成したデータを、入出力インターフェイス66を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス67は、記録媒体68に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM62を介してCPU61に提供する。CPU61は、当該プログラムを、メディアインターフェイス67を介して記録媒体68からRAM62上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体68は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ60が実施形態に係る取引制御装置100として機能する場合、コンピュータ60のCPU61は、RAM62上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の各機能を実現する。また、HDD64には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ60のCPU61は、これらのプログラムを、記録媒体68から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した受付部132と、取得部133とは統合されてもよい。また、例えば、実行部135と、送信部136とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、通信ネットワークNを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、上述した実施形態では、商品の引き取り手となりうる事業者が買取業者B01〜B03である場合を例に挙げたが、これに限られるものではなく、例えば廃車処理業者であってもよい。廃車処理業者を引き取り手に加える場合、出品者端末10の操作画面に「一括査定」ボタンに加えて「廃車処理」ボタン等を表示させてもよい。「廃車処理」ボタンが例えばタッチ操作等された場合、送信部136は、出品データに基づいて廃車処理業者へ廃車処理依頼を送信することになる。なお、「廃車処理」ボタンを表示するのは、判定部134によって、該当の商品が、出品後の状況を示す情報から売れ残る可能性がきわめて高いと判定された場合等に、限定的に表示されるようにしてもよい。また、上述した実施形態では、買取業者が複数である場合を例に挙げたが、買取業者が一つであってもよい。これは、事業者が、廃車処理業者等である場合についても同様である。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.効果〕
実施形態に係る取引制御システム1の取引制御装置100は、受付部132と、送信部136とを備える。受付部132は、個人間取引を仲介する場であるプラットフォームを介して出品者E01から商品の出品を受け付ける。送信部136は、受付部132によって受け付けられた出品に関するデータを、個人間取引以外で商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する。これにより、商取引における出品を促進させることができる。
また、送信部136は、商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす場合に、商品についての出品に関するデータを事業者へ送信する。これにより、出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たし、例えば商品が売れにくいと判定される場合に、個人間取引以外で商品の引き取り手となりうる事業者へ出品に関するデータを送信するので、引き取り手として個人以外に事業者を加えることが可能となる。したがって、出品者E01に対しては、一度出品すれば、例え個人間では売れなくても少なくとも事業者には引き取ってもらえる可能性が高いという安心感を与えることができる。すなわち、出品者E01による出品を促進させることができる。
また、上記事業者は買取業者B01〜B03であって、送信部136は、上記出品に関するデータとして、複数の買取業者B01〜B03に対し一括で商品の買取査定を要求する一括買取査定要求を送信する。これにより、例えば商品が売れにくいと判定される場合に、複数の買取業者B01〜B03に対し一括買取査定要求を送信するので、買取業者B01〜B03へ査定を依頼するのに出品者E01は煩雑な手順を踏む必要がない。したがって、出品者E01による出品を促進させることができる。
また、送信部136は、商品が出品されてから所定期間が経過しても商品が売れ残っている場合に、上記出品に関するデータを送信する。これにより、売却希望期限に到達する以前に、例えば一括買取査定要求を送信して、買取業者B01〜B03の買い取りによって商品を引き取ってもらう準備を進めることが可能となる。したがって、出品者E01が所望する売却希望期限までに商品を引き取ってもらえる可能性が高くなるので、出品者E01に安心感を与えることができる。すなわち、出品者E01による出品を促進させることができる。
また、送信部136は、出品者E01によって指定された売却希望期限に対し、残り日数または残り時間が所定値以下である場合に、上記出品に関するデータを送信する。これにより、やはり売却希望期限に到達する以前に、例えば一括買取査定要求を送信して、買取業者B01〜B03の買い取りによって商品を引き取ってもらう準備を進めることができる。したがって、出品者E01に安心感を与えることができ、出品者E01による出品を促進させることができる。
また、取引制御装置100は、取得部133をさらに備える。取得部133は、プラットフォームを介して出品に関するデータを閲覧する閲覧者の行動履歴に関する情報を取得する。送信部136は、取得部133によって取得された行動履歴に関する情報に基づいて上記出品に関するデータを送信する。これにより、閲覧者の行動履歴に関する情報、例えばPVやCTR、閲覧時間、離脱率等に基づいた詳細な解析が可能となるので、精度よく商品の売れにくさを判定し、売れにくいと判定される場合には、一括買取査定要求を送信することができる。
また、取得部133は、プラットフォームを介して開設される個人間取引における商談の場であるチャットの数、チャットの中の会話数、および、チャットの中の文字量を取得し、送信部136は、上記チャットの数、上記会話数、または、上記文字量に基づいて、上記出品に関するデータを送信する。これにより、商談の盛り上がり具合等を考慮した詳細な解析が可能となるので、精度よく商品の売れにくさを判定し、売れにくいと判定される場合には、一括買取査定要求を送信することができる。
また、取得部133は、買取業者B01〜B03(「事業者」の一例に相当)から上記商品の同種商品の買取価格(「引取価格」の一例に相当)に関する情報を取得し、送信部136は、かかる買取価格に関する情報を出品者へ通知する。これにより、例えば出品時に、出品者E01が販売価格について入力する入力値を取得して解析し、出品されようとしている商品の同種商品の買取価格に関する情報を参考価格として提示することが可能となる。そして、出品者E01は、かかる参考価格を参考にして、適正な販売価格を入力することができ、商品をより売れやすく出品することが可能となる。
また、送信部136は、出品者の住所地または商品の保管場所に近い事業者を優先的に選定する。これにより、商品の引き取りに掛かる例えば運送料といった金銭的なコストや、時間的なコストを抑えるのに資することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 取引制御システム
10 出品者端末
20 買取業者装置
30 閲覧者端末
100 取引制御装置
110 通信部
120 記憶部
121 出品情報
122 行動情報
123 判定情報
124 フィードバック情報
130 制御部
131 提供部
132 受付部
133 取得部
134 判定部
135 実行部
136 送信部
B01〜B03 買取業者
E01 出品者

Claims (10)

  1. 個人間取引を仲介する場であるプラットフォームを介して出品者から商品の出品を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記出品に関するデータを、前記個人間取引以外で前記商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する送信部と
    を備え
    前記送信部は、
    前記出品者によって指定された売却希望期限に対し、残り日数または残り時間が所定値以下である場合に、前記出品に関するデータを送信する
    ことを特徴とする取引制御装置。
  2. 前記送信部は、
    前記商品の出品後の状況を示す情報が所定の条件を満たす場合に、前記商品についての前記出品に関するデータを前記事業者へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引制御装置。
  3. 前記事業者は買取業者であって、
    前記送信部は、
    前記出品に関するデータとして、複数の前記買取業者に対し一括で前記商品の買取査定を要求する一括買取査定要求を送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の取引制御装置。
  4. 前記送信部は、
    前記商品が出品されてから所定期間が経過しても該商品が売れ残っている場合に、前記出品に関するデータを送信する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の取引制御装置。
  5. 前記プラットフォームを介して前記出品に関するデータを閲覧する閲覧者の行動履歴に関する情報を取得する取得部
    をさらに備え、
    前記送信部は、
    前記取得部によって取得された前記行動履歴に関する情報に基づいて前記出品に関するデータを送信する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の取引制御装置。
  6. 前記取得部は、
    前記プラットフォームを介して開設される前記個人間取引における商談の場であるチャットの数、前記チャットの中の会話数、および、前記チャットの中の文字量を取得し、
    前記送信部は、
    前記チャットの数、前記会話数、または、前記文字量に基づいて、前記出品に関するデータを送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の取引制御装置。
  7. 前記取得部は、
    前記事業者から前記商品の同種商品の引取価格に関する情報を取得し、
    前記送信部は、
    前記引取価格に関する情報を前記出品者へ通知する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の取引制御装置。
  8. 前記送信部は、
    前記出品者の住所地または前記商品の保管場所に近い前記事業者を優先的に選定する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の取引制御装置。
  9. コンピュータが実行する取引制御方法であって、
    個人間取引を仲介する場であるプラットフォームを介して出品者から商品の出品を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けられた前記出品に関するデータを、前記個人間取引以外で前記商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する送信工程と
    を含み、
    前記送信工程は、
    前記出品者によって指定された売却希望期限に対し、残り日数または残り時間が所定値以下である場合に、前記出品に関するデータを送信する
    ことを特徴とする取引制御方法。
  10. 個人間取引を仲介する場であるプラットフォームを介して出品者から商品の出品を受け付ける受付手順と、
    前記出品者によって指定された売却希望期限に対し、残り日数または残り時間が所定値以下である場合に、前記受付手順によって受け付けられた前記出品に関するデータを、前記個人間取引以外で前記商品の引き取り手となりうる事業者へ送信する送信手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする取引制御プログラム。
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