JP6339326B2 - 車載器、サーバ、及び渋滞検出システム - Google Patents

車載器、サーバ、及び渋滞検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP6339326B2
JP6339326B2 JP2013144923A JP2013144923A JP6339326B2 JP 6339326 B2 JP6339326 B2 JP 6339326B2 JP 2013144923 A JP2013144923 A JP 2013144923A JP 2013144923 A JP2013144923 A JP 2013144923A JP 6339326 B2 JP6339326 B2 JP 6339326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
server
traffic jam
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013144923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015018396A (ja
Inventor
準二 田中
準二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2013144923A priority Critical patent/JP6339326B2/ja
Publication of JP2015018396A publication Critical patent/JP2015018396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6339326B2 publication Critical patent/JP6339326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車載器及びサーバを利用して道路上の交通渋滞を検出する渋滞検出システムに関する。
例えば、車両がある地点から別の目標地点まで道路を走行して移動する場合の移動経路については、通常は様々な選択肢が考えられる。すなわち、現在地から目的地までの間に分岐した複数の道路が存在する場合には、移動経路として、複数の道路のいずれかを選択できる。
また、例えばカーナビゲーション装置などが移動予定の経路を自動的に選択する場合には、複数の道路のいずれかを選択できる条件において、幹線道路を優先的に選択したり、走行距離が最短になるような道路を優先的に選択するようなアルゴリズムが一般的に用いられる。
幹線道路を優先的に選択したり、走行距離を最短にするように道路を選択することにより、一般的には目的地までの所要時間を短縮したり、運転者の労力を減らすことが可能になる。しかし、実際の道路においては、交通渋滞が発生する可能性がある。そして、交通渋滞が発生した道路を走行する場合には、目的地までの所要時間が平常時に比べて大幅に増え、運転に要する運転者の負担も増大する。したがって、効率的に車両を運行するためには、交通渋滞の生じていない道路を選択して走行することが望ましい。
交通渋滞を検知するための従来技術として、特許文献1〜特許文献4に開示された技術が知られている。
特許文献1においては、サーバが各車両に搭載された車載器からの情報を無線通信により受信する。受信する情報には、車両の位置情報、速度情報などが含まれる。このサーバは、同じ道路を走行する複数の車両の速度情報を収集し、これらから当該道路区間の平均速度を算出する。更に、当該道路区間の通常時の走行速度を記憶装置から抽出し、平均速度が通常時の走行速度を下回るかを判定する。
また、特許文献2においては、車両が走行している時に自車両に搭載した間隔センサを利用し、対向車線の車両の渋滞状況を検出する技術を開示している。すなわち、走行中の横方向の間隔の変化から対向車線の車両数を検知し、渋滞を検出する。
また、特許文献3においては、道路側に設置されるカメラの映像を利用して、画像認識により渋滞を自動的に検知する技術を開示している。
また、特許文献4においては、道路通行課金システムを開示している。センタシステムは、各車両の車載器から情報を収集し、渋滞に関する判定を行う。具体的には、検出された各車両の位置から所定区間の道路上に存在する車両数を算出し、この車両数と予め決められたしきい値を比較して、所定区間の道路が渋滞しているか否かを判定する。
特開2010−186345号公報 特開2000−207677号公報 特開2002−190013号公報 特開2010−198571号公報
特許文献1の技術では、予め記憶している通常時の走行速度と、現在の道路における複数の車両の平均速度とを比較して渋滞を識別している。しかしながら、通常時の走行速度は道路の種類や場所の違いに応じて様々に変化すると考えられる。そのため、様々な地点の全てについて、適切な数値を通常時の走行速度として事前に記憶することは非常に難しい。装置を設置した後で手作業で適切な数値に修正するのでは調整のために大きなコストがかかってしまう。更に、複数の車両の平均速度が当該道路における実際の車両の平均移動速度と一致しない可能性も考えられる。
また、特許文献2の技術では、自車両が走行している車線の渋滞状況は検出できない。
また、特許文献3のように道路側に設置されるカメラの映像を利用する場合には、渋滞状況を把握できるのは、カメラが設置されている地点の近傍のみに限られる。したがって、例えばカメラが設置されていない地点で、車両の事故や故障によって渋滞が発生したような場合には、道路の影響が渋滞がカメラ設置地点まで波及しない限り検出できず、検出の遅れが生じるのは避けられない。
また、特許文献4の技術を利用する場合には、情報を送信可能な特定の車載器を搭載した車両が同じ道路上に多数存在するような環境でない限り、正しい車両数を検出することができない。したがって、高精度の渋滞情報を得ることは難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報を送信可能な車両が1台だけの場合であっても、渋滞の検出を可能にすると共に、信頼性の高い渋滞情報を得ることが可能な車載器、サーバ、及び渋滞検出システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 車両に搭載され、前記車両が走行する道路における交通渋滞の検出のために利用される情報を送信可能な車載器であって、
自車両の現在の移動速度を表す車速情報Vpを取得する車速情報取得部と、
自車両の現在位置を表す位置情報を取得する現在位置情報取得部と、
自車両側から道路またはその周辺を撮影した画像の情報を取得する撮影画像取得部と、
前記撮影画像取得部が取得した画像の内容を認識する画像認識部と、
前記画像認識部の認識結果に基づき、制限速度に関する道路上の標示または標識から、制限速度Vmaxの情報を取得する制限速度情報取得部と、
前記制限速度Vmaxから前記現在の移動速度を減じて得られる差分Vxを、前記位置情報と対応付け、所定のサーバに向けて送信する車載器側無線通信部と、
を備えること。
(2) 上記(1)の構成の車載器であって、
自車両が走行中の又は走行予定の道路に関する渋滞区間の情報を所定のサーバから受信した場合には、前記渋滞区間と関連のある情報を運転者に通知する渋滞情報通知部、
を更に備えること。
(3) 上記(2)の構成の車載器であって、
前記渋滞情報通知部は、迂回路を含む新たな走行予定経路の情報を前記サーバから受信した場合には、前記新たな走行予定経路の情報を運転者に通知する
こと。
上記(1)の構成の車載器によれば、交通渋滞の検出のために利用可能な情報を各車両から送信することができる。すなわち、制限速度Vmaxと車速情報Vpとの差分Vx、または前記制限速度Vmax及び前記車速情報Vpの両方を、位置情報と対応付けて送信することができる。例えば差分Vxが所定以上であれば、該当する位置において渋滞の可能性があると考えられる。また、情報を送信する車両が1台だけの場合でも渋滞を検出可能である。更に、実際の道路上の標示もしくは標識を認識することにより前記制限速度Vmaxを取得するので、実際の道路における適切な制限速度を自動的に把握することができる。
上記(2)の構成の車載器によれば、自車両が走行している道路において渋滞が発生した場合に、運転者は前記渋滞区間と関連のある情報を認知することが可能になる。
上記(3)の構成の車載器によれば、自車両が走行している道路において渋滞が発生した場合に、運転者は前記渋滞区間を回避するために迂回路を含む新たな走行予定経路を容易に選択することができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係るサーバは、下記(4)〜(8)を特徴としている。
(4) 車両が走行する道路における交通渋滞を検出するために利用されるサーバであって、
各車両から送信される情報を受信する無線信号受信部と、
各車両から受信した情報に基づき、各車両が検出した、制限速度Vmaxから現在の移動速度を減じて得られる差分Vx、である車速監視情報を取得し、前記車速監視情報によって判別される渋滞の可能性を表す状態が所定時間継続したことを検知した場合に、各車両から受信した車両の位置情報と対応する道路が渋滞発生状態であると認識する渋滞発生認識部と、
前記渋滞発生認識部の認識結果に応じて、所定の情報を各車両に通知するサーバ側無線通信部と、
を備えること。
(5) 上記(4)の構成のサーバであって、
前記渋滞発生認識部は、道路上で連続的に渋滞発生状態になっている区間である渋滞区間を検出し、
前記サーバ側無線通信部は、前記渋滞発生認識部が検出した前記渋滞区間の情報を、該当する道路の区間を走行している車両、または走行する予定の車両に対して送信する、
こと。
(6) 上記(5)の構成のサーバであって、
特定の車両の運行状態を管理する車両管理部を更に備え、
前記渋滞発生認識部が前記渋滞区間を検出した場合に、前記車両管理部は、管理対象の車両の到着予想時間を前記渋滞区間に基づいて修正し、修正後の到着予想時間に基づいて、荷主に対する所定の遅延連絡の処理を実行する、
こと。
(7) 上記(5)の構成のサーバであって、
特定の車両の運行状態を管理する車両管理部を更に備え、
前記渋滞発生認識部が前記渋滞区間を検出した場合に、前記車両管理部は、管理対象の車両のうち、前記渋滞区間を含む道路を通過する予定の車両に対して、走行予定経路の変更を指示するための情報を送信する
こと。
(8) 上記(7)の構成のサーバであって、
前記渋滞発生認識部が前記渋滞区間を検出した場合に、前記車両管理部は、管理対象の車両のうち、前記渋滞区間を含む道路を通過する予定の車両について、前記渋滞区間を通過しない迂回路を含む新たな走行予定経路を探索し、前記新たな走行予定経路の情報を、前記車両に対して自動的に送信する
こと。
上記(4)の構成のサーバによれば、車両から受信した情報に基づいて渋滞の発生を検出し、渋滞の情報を車両側に送信することができる。例えば、差分Vxが所定以上である状態が、所定時間継続した場合には、該当する位置において渋滞が発生しているとみなすことができる。また、情報を送信する車両が1台だけの場合でも渋滞を検出可能である。
上記(5)の構成のサーバによれば、このサーバとの間で通信が可能な各車両の車載器は、前記渋滞区間の情報を取得できる。そのため、各車両の運転者は、前記渋滞区間を避けて走行するための判断を容易に行うことが可能になる。
上記(6)の構成のサーバによれば、目的地への到着予想時間を管理しながら貨物用の車両を運行している場合に、前記渋滞区間の影響を考慮して到着予想時間を自動的に修正することができる。しかも、荷主に対する遅延連絡も自動化することができる。
上記(7)の構成のサーバによれば、前記渋滞区間を検出した場合に、該当する区間の道路を通過する各車両は、サーバからの指示に従って、自車両の走行予定経路を自動的に変更することができる。
上記(8)の構成のサーバによれば、前記渋滞区間を検出した場合に、該当する区間の道路を通過する各車両は、サーバから迂回路を含む新たな走行予定経路の情報を得ることができるので、自車両の走行予定経路を適切に変更することができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る渋滞検出システムは、下記(9)を特徴としている。
(9) 上記(1)の構成の車載器と、上記(4)の構成のサーバと、を備える渋滞検出システム。
上記(9)の構成の渋滞検出システムによれば、車載器は交通渋滞の検出のために利用可能な情報を各車両から送信することができる。また、サーバは、前記車載器から受信した情報に基づいて、渋滞の発生を検出し、渋滞の情報を車両側に送信することができる。例えば、差分Vxが所定以上である状態が、所定時間継続した場合には、該当する位置において渋滞が発生しているとみなすことができる。また、情報を送信する車両が1台だけの場合でも渋滞を検出可能である。更に、実際の道路上の標示もしくは標識を認識することにより前記制限速度Vmaxを取得するので、実際の道路における適切な制限速度を自動的に把握することができる。
本発明の車載器、サーバ、及び渋滞検出システムによれば、情報を送信可能な車両が1台だけの場合であっても、渋滞の検出を可能にすると共に、信頼性の高い渋滞情報を得ることが可能になる。特に、実際の道路上の標示もしくは標識を認識することにより前記制限速度Vmaxを取得するので、実際の道路における適切な制限速度を自動的に把握することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、渋滞検出システム全体の構成例を示すブロック図である。 図2は、車載器の送信処理を示すフローチャートである。 図3は、サーバの処理を示すフローチャートである。 図4は、車載器の受信処理を示すフローチャートである。 図5は、車載器の電気回路の構成例を示すブロック図である。 図6は、道路上の制限速度標示及び車両の位置関係の例を示す平面図である。
本発明の車載器、サーバ、及び渋滞検出システムに関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<渋滞検出システム全体の説明>
本実施形態における渋滞検出システム全体の構成例を図1に示す。
例えば、トラックなどの貨物車両を利用して様々な荷物の配送を行う運送事業者においては、複数の車両の各々の運行状況を適切に管理する必要がある。すなわち、荷物の配送を行うために必要な車両の出発予定時刻、到着予定時刻などの情報を正確に把握し、各車両の運転手等に対して適切な指示を与える必要がある。
このような車両や荷物の管理を行うために、図1に示した車両運行管理装置100が、例えば運送事業者の事務所等に配置される。また、図1に示した渋滞検出システムにおいては、複数の車両51、52、53のそれぞれに、車載器10が搭載されている。各車両に搭載された車載器10は、無線通信により車両運行管理装置100との間でデータ転送を行うことができる。即ち、この渋滞検出システムは、サーバ110を含む車両運行管理装置100と、1つ又は複数の車載器10とで構成されている。
<車両運行管理装置100の構成>
図1に示した車両運行管理装置100は、サーバ110、無線通信装置120、ルータ130、道路地図データベースDB1、渋滞区間の管理情報データベースDB2、及び各車両の管理情報データベースDB3を備えている。
サーバ110は、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成することができる。このサーバ110は、予め組み込まれているプログラムを実行することにより、運送事業者等が必要とする車両の管理を行うことができる。即ち、管理対象の各車両の予定移動経路、予定出発時刻、予定到着時刻や、荷物などの管理をサーバ110が行う。
無線通信装置120は、例えば移動体通信事業者が提供する無線回線を利用して、各車両に搭載された車載器10との間で無線通信を行いデータを転送することができる。
ルータ130は、サーバ110をインターネット150と接続するために利用される。ルータ130を利用することにより、インターネット150側からサーバ110が管理している情報にアクセスしたり、サーバ110側からインターネット150にアクセスし、電子メールの送受信などを行うことが可能になる。
道路地図データベースDB1は、管理している各車両51〜53が移動する可能性のある地域の全体をカバーする範囲について、道路地図を主体とする様々なデータを予め保持している。
渋滞区間の管理情報データベースDB2は、道路上の現在の渋滞区間を表す情報を管理するためのデータベースである。渋滞区間の管理情報データベースDB2が保持している内容はサーバ110の制御により逐次更新される。
各車両の管理情報データベースDB3は、管理対象の各車両の予定出発時刻、予定到着時刻、荷物などの情報を管理するためのデータベースである。各車両の管理情報データベースDB3が保持している内容はサーバ110の制御により逐次更新される。
<車載器10の構成>
車載器10の電気回路の構成例を図5に示す。即ち、図5に示した車載器10は、車載カメラ11、画像認識ユニット12、及び信号処理ユニット13により構成されている。
車載カメラ11は、例えば車両のフロントウインドシールド(窓ガラス)の内側に設置され、車両の進行方向前方の道路の路面やその近傍の風景等を撮影できる向きに固定される。この車載カメラ11は、連続的にあるいは周期的に撮影を行い、撮影内容に相当する映像信号を出力することができる。
画像認識ユニット12は、車載カメラ11が撮影した映像の内容を自動的に認識するために利用される。特に、本実施形態では、道路の路面にある制限速度の標示、あるいは道路の側方等に存在する各種標識の中に表示されている速度制限のパターンを認識するために画像認識ユニット12を利用している。
図5に示した画像認識ユニット12は、画像処理LSI12a、映像信号用デコーダ12b、メモリ(ROM)12c、メモリ(RAM)12d、無線通信モジュール12e、及びマイクロコンピュータ12fを備えている。
映像信号用デコーダ12bは、所定の規格(NTSC等)に適合した映像信号を車載カメラ11の出力から入力し、この映像信号を処理して、画素毎のデータの集合として構成される画像データを生成することができる。
画像処理LSI12aは、映像信号用デコーダ12bから出力される画像データを処理することにより、その画像の中に含まれている様々なパターンを自動的に認識することができる。即ち、画像中の各領域に存在する画素データの集合毎に、様々な特徴量を抽出し、辞書に登録されている各種基準パターンとの特徴量の類似性を識別し、一致するパターンを特定する。
メモリ(ROM)12cは、画像処理LSI12aが画像認識を実行するために必要な、様々な図形、記号、数字などの各基準パターンの辞書データや、各種定数などを予め保持している。
メモリ(RAM)12dは、画像処理LSI12aが画像認識を実行する際に、認識途中の中間データを一時的に保存したり、認識結果のデータを一時的に保存するために利用される。
無線通信モジュール12eは、例えば移動体通信事業者等が提供する無線回線を経由して、前述の車両運行管理装置100との間でデータ通信を行うことができる。
マイクロコンピュータ(マイコン)12fは、車両上の通信ネットワーク(例えばCAN)を経由して信号処理ユニット13など他のユニットとの間で、データ通信を行うことができる。また、マイクロコンピュータ12fは、予め組み込まれているプログラムに従って、様々な制御を行うことができる。例えば、画像処理LSI12aの認識結果のデータや、現在の車速、現在の車両位置などの情報を車両運行管理装置100に送信したり、車両運行管理装置100から受信した指示に応じた処理を実行する。なお、現在の車両位置については、例えば所定のGPS(Global Positioning System)受信機を接続することにより情報を取得することができる。
図5に示した信号処理ユニット13は、映像信号用デコーダ13a、マイクロコンピュータ13b、メモリ(ROM)13c、メモリ(RAM)13d、車両信号インタフェース13e、通信インタフェース13f、モニタ出力部13g、音声出力部13h、及びSDカード接続部13iを備えている。
映像信号用デコーダ13aは、所定の規格(NTSC等)に適合した映像信号を車載カメラ11の出力から入力し、この映像信号を処理して、画素毎のデータの集合として構成される画像データを生成することができる。
マイクロコンピュータ13bは、予め用意されたプログラムを実行することにより様々な情報処理を実行することができる。例えば、車両側から出力される様々な信号を車両信号インタフェース13eから入力して必要な情報を収集する。また、車両信号インタフェース13eから出力される画像データをデータ圧縮処理して、その結果をSDカード接続部13iに接続された記録媒体に保存する。また、所定の表示器に表示すべき情報をモニタ出力部13gに出力したり、合成した音声信号を音声出力部13hに出力する。
メモリ(ROM)13cは、マイクロコンピュータ13bが実行すべきプログラムや制御のために必要な各種定数などのデータを予め保持している。
メモリ(RAM)13dは、マイクロコンピュータ13bのアクセスによりデータの読み出し及び書き込みができる。このメモリ13dは、入力されたデータ、処理中のデータ、処理後のデータなどを一時的に保存するために利用される。
車両信号インタフェース13eは、トリガ信号出力端子、イグニッション(IGN)信号入力端子、手動スイッチ入力端子、ブレーキ信号入力端子、ウインカーL信号入力端子、ウインカーR信号入力端子、及び車速パルス信号入力端子を備えている。これらの端子を利用して、車両側から様々な信号を入力したり、車両側に信号を出力することができる。
通信インタフェース13fは、車両上の通信ネットワーク(例えばCAN)を経由して画像認識ユニット12など他のユニットとの間で、データ通信を行うことができる。例えば、車両信号インタフェース13eに入力された車速パルス信号に基づいて算出した現在の車速などを情報を、通信インタフェース13fが画像認識ユニット12に対して送信することができる。
<動作の説明>
<制限速度Vmaxの取得>
道路上の平面における制限速度標示及び車両の位置関係の例を図6に示す。
例えば図6に示すように、道路61の路面上には、様々な場所において速度制限の標示62が塗料などにより可視パターンとして形成されている。したがって、車両51に搭載した車載カメラ11を用いて車両の進行方向前方を撮影している場合には、撮影画像の中に速度制限の標示62の可視パターンも含まれることになる。
そのため、撮影画像の画像認識を実行すれば、この画像の中に含まれる速度制限の標示62の可視パターンも認識することができる。つまり、図6に示す例では、速度制限の標示62が、速度の上限が「50km/h」であることを意味する可視パターンであるので、制限速度Vmaxとして「50km/h」を取得できる。
図5に示した車載器10においては、車載カメラ11が撮影した映像信号に基づいて、画像処理LSI12aが速度制限の標示62のようなパターンを認識できるので、車載器10は制限速度Vmaxの情報を取得できる。
なお、図6に示した速度制限の標示62の他に、道路の側方などには様々な場所に道路標識が設置されている。このような道路標識の中には、速度制限を表す標識も含まれている。したがって、車載カメラ11で撮影した映像信号から標識のパターンを認識することにより、その内容から制限速度Vmaxの情報を取得することもできる。
<車載器の送信処理>
車載器の送信処理の主要な内容を図2に示す。即ち、各車両に搭載された車載器10のマイクロコンピュータ12fが図2に示す送信処理を実行することにより、車両運行管理装置100に対して必要な情報を送信することができる。
ステップS11では、マイクロコンピュータ12fは各部を制御して最新の撮影画像を取得する。具体的には、映像信号用デコーダ12bから出力される最新の画像データを画像処理LSI12aに入力する。
ステップS12では、マイクロコンピュータ12fは、画像処理LSI12aの機能を利用して、画像認識処理を実行する。具体的には、道路上の標識や路面の標示のパターンを認識する。
ステップS13では、マイクロコンピュータ12fは、S12における画像認識処理の結果、パターンを認識できたか否かを識別する。認識できた場合には、更に次のS14で、認識できたパターンが、速度制限の標識又は標示か否かを識別する。速度制限の標識又は標示を認識できた場合は次のS15に進む。
ステップS15では、マイクロコンピュータ12fは、パターン認識の結果から、制限速度Vmaxの数値を取得する。例えば、図6に示した速度制限の標示62のようなパターンを認識した場合には、このパターンが「50km/h」の制限速度を意味しているので、制限速度Vmaxの数値として「50km/h」を割り当てる。
ステップS16では、マイクロコンピュータ12fは、自車両の現在の車速Vpを取得する。この車速については、車両側から車両信号インタフェース13eに入力される車速パルス信号の周期やパルス数を計測することにより、ほぼリアルタイムで最新の情報を算出することができる。
ステップS17では、マイクロコンピュータ12fは、次式により車速の差分Vxを算出する。
Vx=Vmax−Vp
つまり、S17で算出する差分Vxは、現在の道路における制限速度に対して自車両の実際の走行速度がどの程度下回っているかを表している。例えば熟練した運転者であれば、通常の走行状態においては、車両を当該道路の制限速度に近い速度で走行する可能性が高い。したがって、差分Vxが比較的大きい状態では、道路に渋滞など、通常とは異なる状況が生じている可能性が考えられる。しかし、渋滞が生じていなくても、何らかの理由により各車両が一時的に低速で走行する場合もあるので、差分Vxが一時的に大きくなっただけではこれを渋滞とみなすことはできない。
ステップS18では、マイクロコンピュータ12fは、自車両の現在位置Pxの情報を取得する。最新の現在位置Pxの情報については、例えば図示しないGPS受信機を利用して取得することができる。
ステップS19では、マイクロコンピュータ12fは、S18で取得した自車両の現在位置Pxの情報と、S17で算出した車速の差分Vxの情報とを、互いに対応付けて車両運行管理装置100のサーバ110に送信する。S19では、無線通信モジュール12eの無線通信機能を利用してデータを送信する。
なお、ステップS19で送信する情報と共に、自車両を特定するための固有の車両IDや、車載器10を特定するための固有の車載器IDを送信することにより、サーバ110側では送信元の車両や車載器10を特定することができる。なお、車載器10が車速の差分Vxの情報の代わりに、制限速度Vmax及び現在の車速Vpの両方の情報をS19で送信しても良い。
<サーバの処理>
サーバの処理の主要な内容を図3に示す。即ち、車両運行管理装置100のサーバ110は、各車両の車載器10から送信される情報を受信して図3に示す処理を実行することにより、道路上の渋滞を把握したり各車両を適切に管理することができる。
ステップS21では、サーバ110は、無線通信装置120を介して各車両の車載器10からデータを繰り返し受信して、該当する車両における最新の現在位置Px及び車速の差分Vxの情報を取得する。
ステップS22では、サーバ110は、車速の差分Vxを速度差の基準値Vrefと比較する。速度差の基準値Vrefについては、事前に決定した定数(例えば15km/h)を利用することが考えられるが、必要に応じて調整できるように変更しても良い。「Vx≧Vref」の条件を満たす場合には、該当する道路において渋滞が発生している可能性があるとみなし次のS23に進む。
ステップS23では、サーバ110は、S22で最初に「Vx≧Vref」の条件を満たした後の経過時間Txを計測する。なお、「Vx≧Vref」の条件を満たさなくなった場合は経過時間Txを0に戻す。
ステップS24では、サーバ110は、現在の経過時間Txを継続時間長の基準値Trefと比較する。継続時間長の基準値Trefについては、事前に決定した定数(例えば2分間)を利用することが考えられるが、必要に応じて調整できるように変更しても良い。「Tx≧Tref」の条件を満たす場合には、該当する道路において渋滞の発生を検出したとみなして、次のS25に進む。
ステップS25では、サーバ110は、同一の車両から受信した情報に関して、「Vx≧Vref」且つ「Tx≧Tref」の条件を満たしている時に受信した当該車両の現在位置Pxの情報に基づき、道路上の渋滞区間を識別する。また、検出した渋滞区間の情報を渋滞区間の管理情報データベースDB2に登録する。
具体的には、現在位置Pxの情報を道路地図データベースDB1上に登録されている様々な道路の位置と比較することにより、情報を送信した車両が走行している道路を特定する。そして、「Vx≧Vref」且つ「Tx≧Tref」の条件を満たした最初の位置から同じ条件を満たさなくなった位置までを当該道路における1つの渋滞区間とする。なお、渋滞区間の開始位置及び終了位置については、必要に応じて調整しても良い。
ステップS26では、サーバ110は、S25で検出した最新の渋滞区間の情報を各車両に対して送信する。送信対象の車両については、検出した渋滞区間を含む特定の道路を走行していることが受信した現在位置Pxから識別可能な車両とする。また、管理対象の車両毎の予定走行経路の情報が管理情報データベースDB3上に登録されている場合には、予定走行経路がS25で検出した渋滞区間の道路を含む場合に、該当する車両に対して渋滞区間の情報を送信する。
ステップS27では、サーバ110は、S25で検出した最新の渋滞区間の情報に基づいて、次に示す(1)〜(3)の処理を実行する。
(1)管理情報データベースDB3上に各車両の管理情報として、予定走行経路、ある地点の出発予定時刻、及び目的地への到着予定時刻の情報を事前に登録しておく。到着予定時刻については、予定走行経路から算出可能な通常時の走行所要時間を出発予定時刻に加算することにより求めることができる。そして、予定走行経路上で渋滞区間が検出された場合には、走行所要時間の予想にずれが生じるので、到着予定時刻にも遅延が生じる。そこで、検出された渋滞区間の影響を考慮して、到着予定時刻の推定計算をやり直し、到着予定時刻を修正する。渋滞区間の長さが比較的短い場合には、例えば渋滞区間の長さに応じた遅延時間を加算するだけで良い。渋滞区間の長さが長い場合には、予定走行経路を修正し、渋滞区間を迂回する道路を走行するような経路を選択してから、修正後の予定走行経路に基づき到着予定時刻を算出する。
(2)各車両の管理情報データベースDB3上の到着予定時刻に対して所定以上の遅延の発生が予想される場合には、該当する車両が運搬する荷物の荷主に対して、遅延連絡を実行する。例えば、該当する荷主のメールアドレスに対して、遅延時間、修正後の到着予定時刻などのメッセージを含む電子メールを送信する。
(3)管理情報データベースDB3上に各車両の予定走行経路が登録されている場合に、各々の予定走行経路がS25で検出された渋滞区間を含むか否かを識別する。渋滞区間を含む予定走行経路が割り当てられている車両については、道路地図データベースDB1上で迂回路の道路を検索する。そして、該当する車両に対して、迂回路の道路を含む新たな予定走行経路の情報を送信する。同時に、新たな予定走行経路へのルート変更の指示も送信する。
<車載器の受信処理>
車載器の受信処理の主要な内容を図4に示す。即ち、各車両に搭載された車載器10のマイクロコンピュータ12fは、車両運行管理装置100から情報を受信して図4に示す処理を実行することにより、運転者に対して特別な情報を提供したり、車両の予定移動経路を変更することができる。
ステップS31では、マイクロコンピュータ12fは、無線通信モジュール12eを利用して車両運行管理装置100のサーバ110との間で無線通信を行い、サーバ110から送信された情報を必要に応じて受信する。マイクロコンピュータ12fがサーバ110からの情報を受信した場合には、S32からS33に進む。
ステップS33では、マイクロコンピュータ12fは、渋滞区間を表す情報をサーバ110から受信したか否かを識別する。渋滞区間を表す情報を受信した場合はS34に進み、それ以外の情報を受信した場合はS35に進む。
ステップS34では、マイクロコンピュータ12fは、受信した渋滞区間の情報を運転者に対して報知する。例えば、道路の地図を画面に表示できる場合には、渋滞区間の情報の画面上の道路地図の内容に反映する。また、合成した音声を出力できる場合には、渋滞区間の地名や、区間の長さなどの情報を音声出力により運転者に報知する。
ステップS35では、マイクロコンピュータ12fは、ルート(車両の予定移動経路)変更を指示する情報をサーバ110から受信したか否かを識別する。ルート変更の指示を受信した場合はS36に進む。
ステップS36では、マイクロコンピュータ12fは、サーバ110側から提示された迂回路を通過するように、自車両の予定走行経路を変更する。即ち、マイクロコンピュータ12fが把握している自車両の予定走行経路のデータを修正する。
ステップS37では、自車両の車載器が道路地図などを画面上に表示する機能を搭載している場合に、マイクロコンピュータ12fは、変更後の自車両の予定走行経路を画面表示の内容に反映する。つまり、迂回路を含む予定走行経路の地図を表示する。
<特徴的な動作の説明>
図1に示した渋滞検出システムにおいては、サーバ110は渋滞の検出に役立つ適切な情報を各車両の車載器10から取得することができる。即ち、道路上の路面における標示や標識のパターンを撮影画像から認識した結果により制限速度Vmaxを取得するので、当該道路における正確な制限速度を把握できる。
また、サーバ110は、各車両における制限速度Vmaxと現在の車速Vpとの差分Vxに基づいて渋滞の可能性がある状況を把握するので、1台の車両から情報を受信するだけでも、渋滞を確実に検出できる。また、サーバ110は各車両から受信した情報に基づいて渋滞を検出するので、主要な道路以外の様々な道路、つまり道路側にカメラが設置されていない道路についても渋滞を確実に検出できる。
また、サーバ110が渋滞の発生を検出した場合に、サーバ110の制御により様々な機能を実現することができる。即ち、各車両に対する迂回路の提示及びルート変更の指示や、荷主への遅延連絡の自動化などが可能になる。
<変形の可能性>
(1)図2に示した動作においては、車載器10が車速の差分Vxの情報をサーバ110に送信しているが、制限速度Vmax及び現在の車速Vpを送信しても良い。その場合、サーバ110側で制限速度Vmax及び現在の車速Vpに基づいて車速の差分Vxを算出すれば、サーバ110は図3と同等の動作により渋滞を検出できる。
(2)各車両の車載器10は、車速の差分Vxの代わりに比率の情報、例えば、(Vp/Vmax)の情報を送信しても良い。このような比率(Vp/Vmax)は、車速の差分Vxと同様に、渋滞の検出に利用できる。即ち、図3のステップS22において、(Vp/Vmax)を適当なしきい値Rref(例えば0.7)と比較し、「(Vp/Vmax)≦Rref」の条件を満たす場合にS23の処理に進むように処理すれば渋滞を検出できる。
(3)上述の実施形態では、車両進行方向の前方をカメラで撮影した画像を認識した結果により制限速度Vmaxを取得しているが、他の方向、例えば車両の後方の路面を撮影した画像を認識するように変更しても良い。
ここで、上述した本発明に係る車載器、サーバ、及び渋滞検出システムの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両に搭載され、前記車両が走行する道路における交通渋滞の検出のために利用される情報を送信可能な車載器(10)であって、
自車両の現在の移動速度を表す車速情報Vpを取得する車速情報取得部(S16)と、
自車両の現在位置を表す位置情報を取得する現在位置情報取得部(S18)と、
自車両側から道路またはその周辺を撮影した画像の情報を取得する撮影画像取得部(S11)と、
前記撮影画像取得部が取得した画像の内容を認識する画像認識部(S12)と、
前記画像認識部の認識結果に基づき、制限速度に関する道路上の標示または標識から、制限速度Vmaxの情報を取得する制限速度情報取得部(S15)と、
前記制限速度Vmaxと前記車速情報Vpとの差分Vx、または前記制限速度Vmax及び前記車速情報Vpの両方を、前記位置情報と対応付け、所定のサーバ(110)に向けて送信する車載器側無線通信部(S19)と、
を備えることを特徴とする車載器(10)。
[2] [1]に記載の車載器(10)であって、
自車両が走行中の又は走行予定の道路に関する渋滞区間の情報を所定のサーバ(110)から受信した場合には、前記渋滞区間と関連のある情報を運転者に通知する渋滞情報通知部(S34)、
を更に備えることを特徴とする車載器(10)。
[3] [2]に記載の車載器(10)であって、
前記渋滞情報通知部は、迂回路を含む新たな走行予定経路の情報を前記サーバ(110)から受信した場合には、前記新たな走行予定経路の情報を運転者に通知する(S36、S37)
ことを特徴とする車載器(10)。
[4] 車両が走行する道路における交通渋滞を検出するために利用されるサーバ(110)であって、
各車両から送信される情報を受信する無線信号受信部(120、S21)と、
各車両から受信した情報に基づき、各車両が検出した制限速度Vmaxと、車速情報Vpとの差分Vx、または比率に相当する車速監視情報を取得し、前記車速監視情報によって判別される渋滞の可能性を表す状態が所定時間継続したことを検知した場合に、各車両から受信した車両の位置情報と対応する道路が渋滞発生状態であると認識する渋滞発生認識部(S21〜S25)と、
前記渋滞発生認識部の認識結果に応じて、所定の情報を各車両に通知するサーバ側無線通信部(S26)と、
を備えることを特徴とするサーバ(110)。
[5] [4]に記載のサーバ(110)であって、
前記渋滞発生認識部は、道路上で連続的に渋滞発生状態になっている区間である渋滞区間を検出し(S25)、
前記サーバ側無線通信部は、前記渋滞発生認識部が検出した前記渋滞区間の情報を、該当する道路の区間を走行している車両、または走行する予定の車両に対して送信する(S26)、
ことを特徴とするサーバ(110)。
[6] [5]に記載のサーバ(110)であって、
特定の車両の運行状態を管理する車両管理部(DB3)を更に備え、
前記渋滞発生認識部が前記渋滞区間を検出した場合に、前記車両管理部は、管理対象の車両の到着予想時間を前記渋滞区間に基づいて修正し、修正後の到着予想時間に基づいて、荷主に対する所定の遅延連絡の処理を実行する(S27)、
ことを特徴とするサーバ(110)。
[7] [5]に記載のサーバ(110)であって、
特定の車両の運行状態を管理する車両管理部を更に備え、
前記渋滞発生認識部が前記渋滞区間を検出した場合に、前記車両管理部は、管理対象の車両のうち、前記渋滞区間を含む道路を通過する予定の車両に対して、走行予定経路の変更を指示するための情報を送信する(S27)
ことを特徴とするサーバ(110)。
[8] [7]に記載のサーバ(110)であって、
前記渋滞発生認識部が前記渋滞区間を検出した場合に、前記車両管理部は、管理対象の車両のうち、前記渋滞区間を含む道路を通過する予定の車両について、前記渋滞区間を通過しない迂回路を含む新たな走行予定経路を探索し、前記新たな走行予定経路の情報を、前記車両に対して自動的に送信する(S27)
ことを特徴とするサーバ(110)。
[9] [1]に記載の車載器(10)と、[4]に記載のサーバ(110)と、を備える渋滞検出システム。
10 車載器
11 車載カメラ
12 画像認識ユニット
12a 画像処理LSI
12b 映像信号用デコーダ
12c メモリ(ROM)
12d メモリ(RAM)
12e 無線通信モジュール
12f マイクロコンピュータ
13 信号処理ユニット
13a 映像信号用デコーダ
13b マイクロコンピュータ
13c メモリ(ROM)
13d メモリ(RAM)
13e 車両信号インタフェース
13f 通信インタフェース
13g モニタ出力部
13h 音声出力部
13i SDカード接続部
51,52,53 車両
61 道路
62 速度制限の標示
100 車両運行管理装置
110 サーバ
120 無線通信装置
130 ルータ
150 インターネット
DB1 道路地図データベース
DB2 渋滞区間の管理情報データベース
DB3 各車両の管理情報データベース
Vmax 制限速度
Vp 現在の車速
Vx 車速の差分
Px 現在位置

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、前記車両が走行する道路における交通渋滞の検出のために利用される情報を送信可能な車載器であって、
    自車両の現在の移動速度を表す車速情報Vpを取得する車速情報取得部と、
    自車両の現在位置を表す位置情報を取得する現在位置情報取得部と、
    自車両側から道路またはその周辺を撮影した画像の情報を取得する撮影画像取得部と、
    前記撮影画像取得部が取得した画像の内容を認識する画像認識部と、
    前記画像認識部の認識結果に基づき、制限速度に関する道路上の標示または標識から、制限速度Vmaxの情報を取得する制限速度情報取得部と、
    前記制限速度Vmaxから前記現在の移動速度を減じて得られる差分Vxを、前記位置情報と対応付け、所定のサーバに向けて送信する車載器側無線通信部と、
    を備えることを特徴とする車載器。
  2. 請求項1に記載の車載器であって、
    自車両が走行中の又は走行予定の道路に関する渋滞区間の情報を所定のサーバから受信した場合には、前記渋滞区間と関連のある情報を運転者に通知する渋滞情報通知部、
    を更に備えることを特徴とする車載器。
  3. 請求項2に記載の車載器であって、
    前記渋滞情報通知部は、迂回路を含む新たな走行予定経路の情報を前記サーバから受信した場合には、前記新たな走行予定経路の情報を運転者に通知する
    ことを特徴とする車載器。
  4. 車両が走行する道路における交通渋滞を検出するために利用されるサーバであって、
    各車両から送信される情報を受信する無線信号受信部と、
    各車両から受信した情報に基づき、各車両が検出した、制限速度Vmaxから現在の移動速度を減じて得られる差分Vx、である車速監視情報を取得し、前記車速監視情報によって判別される渋滞の可能性を表す状態が所定時間継続したことを検知した場合に、各車両から受信した車両の位置情報と対応する道路が渋滞発生状態であると認識する渋滞発生認識部と、
    前記渋滞発生認識部の認識結果に応じて、所定の情報を各車両に通知するサーバ側無線通信部と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  5. 請求項1に記載の車載器と、請求項4に記載のサーバと、を備える渋滞検出システム。
JP2013144923A 2013-07-10 2013-07-10 車載器、サーバ、及び渋滞検出システム Active JP6339326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013144923A JP6339326B2 (ja) 2013-07-10 2013-07-10 車載器、サーバ、及び渋滞検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013144923A JP6339326B2 (ja) 2013-07-10 2013-07-10 車載器、サーバ、及び渋滞検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018396A JP2015018396A (ja) 2015-01-29
JP6339326B2 true JP6339326B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=52439332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013144923A Active JP6339326B2 (ja) 2013-07-10 2013-07-10 車載器、サーバ、及び渋滞検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6339326B2 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10169400B2 (en) 2015-06-19 2019-01-01 International Business Machines Corporation Geographic space management
US9639537B2 (en) 2015-06-19 2017-05-02 International Business Machines Corporation Geographic space management
US9497590B1 (en) 2015-06-19 2016-11-15 International Business Machines Corporation Management of moving objects
US9646493B2 (en) 2015-06-19 2017-05-09 International Business Machines Corporation Management of moving objects
US9646402B2 (en) 2015-06-19 2017-05-09 International Business Machines Corporation Geographic space management
US10019446B2 (en) 2015-06-19 2018-07-10 International Business Machines Corporation Geographic space management
US10749734B2 (en) 2015-07-07 2020-08-18 International Business Machines Corporation Management of events and moving objects
KR101826548B1 (ko) * 2015-09-30 2018-02-07 현대자동차 주식회사 우회경로 제공 시스템 및 방법
US9595191B1 (en) * 2015-11-12 2017-03-14 Lytx, Inc. Traffic estimation
US9467839B1 (en) 2015-12-16 2016-10-11 International Business Machines Corporation Management of dynamic events and moving objects
US9460616B1 (en) 2015-12-16 2016-10-04 International Business Machines Corporation Management of mobile objects and service platform for mobile objects
US10594806B2 (en) 2015-12-16 2020-03-17 International Business Machines Corporation Management of mobile objects and resources
US9513134B1 (en) 2015-12-16 2016-12-06 International Business Machines Corporation Management of evacuation with mobile objects
US9578093B1 (en) 2015-12-16 2017-02-21 International Business Machines Corporation Geographic space management
US9805598B2 (en) 2015-12-16 2017-10-31 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
US9865163B2 (en) 2015-12-16 2018-01-09 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
JP6697278B2 (ja) * 2016-02-02 2020-05-20 Kyb株式会社 運行管理装置及び運行管理方法
KR101709088B1 (ko) * 2016-11-11 2017-02-22 봉만석 고속화도로 교통사고다발구간을 포함한 위험구간 돌발상황 대응을 위한 연속류 고속화도로 위험상황 제어 장치 및 그 방법
US10540895B2 (en) 2017-06-21 2020-01-21 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
US10546488B2 (en) 2017-06-21 2020-01-28 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
US10504368B2 (en) 2017-06-21 2019-12-10 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
US10600322B2 (en) 2017-06-21 2020-03-24 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
US10585180B2 (en) 2017-06-21 2020-03-10 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
US10535266B2 (en) 2017-06-21 2020-01-14 International Business Machines Corporation Management of mobile objects
JP6985847B2 (ja) * 2017-08-15 2021-12-22 株式会社Subaru 渋滞特定装置
US10392002B2 (en) * 2017-09-07 2019-08-27 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for controlling engine idle-stop
CN109871005A (zh) * 2017-12-01 2019-06-11 顺丰科技有限公司 一种自动驾驶载运工具调度系统、方法、设备及可读存储介质
CN110324369A (zh) * 2018-03-29 2019-10-11 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 一种基于路况的信息共享方法及系统
CN110733496A (zh) 2018-07-18 2020-01-31 松下知识产权经营株式会社 信息处理装置、信息处理方法以及记录介质
KR102588634B1 (ko) * 2018-11-29 2023-10-12 현대오토에버 주식회사 주행 시스템 및 그의 동작 방법
JP2020095565A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 トヨタ自動車株式会社 情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法
CN112306053A (zh) * 2019-08-09 2021-02-02 北京京东尚科信息技术有限公司 无人车控制方法
CN110688922A (zh) * 2019-09-18 2020-01-14 苏州奥易克斯汽车电子有限公司 基于深度学习的交通拥堵检测系统及检测方法
JP7343370B2 (ja) * 2019-11-29 2023-09-12 矢崎エナジーシステム株式会社 車載器、運転評価システム及び運行支援システム
US11302183B2 (en) * 2019-12-27 2022-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle information acquisition apparatus, vehicle information acquisition system, vehicle information acquisition method, and vehicle information acquisition program
CN112417953B (zh) * 2020-10-12 2022-07-19 腾讯科技(深圳)有限公司 道路状况检测和地图数据更新方法、装置、系统及设备
CN114694371A (zh) * 2020-12-30 2022-07-01 宝能汽车集团有限公司 估算方法、车辆、服务器和路侧设备
CN112785735B (zh) * 2020-12-31 2022-02-18 北京千方科技股份有限公司 一种基于收费数据的高速公路路况的监测方法及装置
CN113538938B (zh) * 2021-08-04 2022-04-29 深圳英飞拓科技股份有限公司 一种智慧交通监控方法、装置、计算机设备和存储介质

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3757214B2 (ja) * 2003-03-20 2006-03-22 埼玉日本電気株式会社 報知装置、車両運転支援システム、車両運転支援方法及び車両運転支援プログラム
JP2007148901A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Denso Corp 渋滞情報表示装置
JP5257252B2 (ja) * 2009-06-05 2013-08-07 株式会社デンソー 運転支援装置および運転支援システム
US8532914B2 (en) * 2011-11-11 2013-09-10 Verizon Patent Licensing Inc. Live traffic congestion detection

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015018396A (ja) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6339326B2 (ja) 車載器、サーバ、及び渋滞検出システム
US11869376B2 (en) Taking corrective action based upon telematics data broadcast from another vehicle
JP6424761B2 (ja) 運転支援システム及びセンタ
US9816825B2 (en) Navigation device and method of searching route by the same
CN101971229B (zh) 行驶支持设备和行驶支持方法
CN107209988B (zh) 确定机动车辆接近交通灯的最佳速度的方法
JP5717878B2 (ja) センター側システム及び車両側システム
US10369995B2 (en) Information processing device, information processing method, control device for vehicle, and control method for vehicle
US9897453B2 (en) Position information correcting device and position information correcting application program product
US10018732B2 (en) Information processing apparatus and information processing system
JP2018079732A (ja) 異常検出装置および異常検出方法
JP5565203B2 (ja) 交差点情報取得装置、交差点情報取得方法及びコンピュータプログラム
JP2006331002A (ja) 信号制御装置
US11367357B2 (en) Traffic control apparatus, traffic control system, traffic control method, and non-transitory computer recording medium
US20050137792A1 (en) Navigation apparatus and navigation server
KR20140119471A (ko) 차량내 장치 기반의 위험도로구간 정보 수집 및 주의안내 서비스제공 시스템 및 그 방법
CN102542835B (zh) 具有交通阻塞识别功能的导航系统和导航方法
US11189162B2 (en) Information processing system, program, and information processing method
JP2009129290A (ja) 信号機検出装置、信号機検出方法及びプログラム
JP2020119560A (ja) システム、システムの制御方法および情報提供サーバ
JP5471744B2 (ja) 自動料金収受システムを利用した充電設備情報通知システム
JP2020027447A (ja) プローブ情報処理装置
KR101397664B1 (ko) 자동차 주행 상태 정보 제공 시스템 및 그 방법
WO2016072082A1 (ja) 運転支援システム及びセンタ
JP7108442B2 (ja) 情報処理装置、車載装置、及び表示制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6339326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250