JP6247521B2 - Electric vacuum cleaner - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、本体ケースに設けられた旋回清掃部を備えた電気掃除機に関する。 Embodiments of the present invention relate to a vacuum cleaner including a swivel cleaning unit provided in a main body case.
従来、例えばセンサなどを用いて障害物などを検出しつつ、被掃除面としての床面上を自律走行しながら床面を掃除する、いわゆる自律走行型の電気掃除機(掃除ロボット)が知られている。このような電気掃除機は、集塵部などを有する掃除機本体の本体ケースの下部に、集塵部と連通する吸込口が形成されているとともに、この吸込口の側部などに掃除機本体を自律走行させる駆動輪が取り付けられている。そのため、これら駆動輪に対応する両側に吸込口を広げることができない。したがって、吸込口が届かない壁際などを掃除するために、本体ケースの下部の両側でかつ駆動輪の前方に、床面上を旋回することで塵埃を吸込口へと掻き集める旋回清掃部としてのサイドブラシを備えることが必要となる。 Conventionally, a so-called autonomous traveling type vacuum cleaner (cleaning robot) that cleans the floor surface while autonomously traveling on the floor surface as a surface to be cleaned while detecting an obstacle using a sensor or the like is known. ing. In such a vacuum cleaner, a suction port communicating with the dust collection unit is formed in a lower portion of the main body case of the vacuum cleaner body having a dust collection unit and the like, and a vacuum cleaner body is formed on a side portion of the suction port. The drive wheel which makes it run autonomously is attached. Therefore, the suction port cannot be spread on both sides corresponding to these drive wheels. Therefore, in order to clean the wall where the suction port does not reach, etc., as a swivel cleaning part that scrapes dust to the suction port by swirling on the floor surface on both sides of the lower part of the main body case and in front of the drive wheel It is necessary to provide a side brush.
これらサイドブラシは、サイドブラシモータにより回動される本体部である旋回部と、この旋回部から径方向に沿って下方に向けて突出するブラシ毛とを有している。したがって、ブラシ毛は、床面に対して傾斜状に伸びている。このため、例えば床面に設けられた溝などの中にブラシ毛の先端が入り込みにくいなど、床面に対してブラシ毛が充分に当たりにくく、床面の塵埃を効果的に除去できない場合がある。 These side brushes have a swivel portion that is a main body rotated by a side brush motor, and brush hairs that project downward from the swivel portion along the radial direction. Therefore, the bristle extends in an inclined manner with respect to the floor surface. For this reason, for example, the tip of the brush hair is difficult to enter into a groove or the like provided on the floor surface, so that the brush hair does not sufficiently hit the floor surface, and dust on the floor surface may not be effectively removed.
本発明が解決しようとする課題は、旋回清掃部のブラシ毛によって被掃除面の塵埃を効果的に除去できる電気掃除機を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a vacuum cleaner that can effectively remove dust on the surface to be cleaned by the brush bristles of the swivel cleaning unit.
実施形態の電気掃除機は、本体ケースを有する。また、この電気掃除機は、本体ケースを被掃除面上で走行可能とする駆動輪を有する。さらに、この電気掃除機は、本体ケースに設けられた旋回清掃部を有する。この旋回清掃部は、被掃除面に対して略垂直な方向に沿って回転軸を有しこの被掃除面に対して略平行に回転可能に設けられた旋回部を備える。また、この旋回清掃部は、少なくとも先端側が弾性を有し、旋回部から突出する腕部を備える。さらに、この旋回清掃部は、旋回部の回転方向と反対方向に傾斜されて腕部から被掃除面に向けて突出し、被掃除面の塵埃を掻き取る複数のブラシ毛を備える。 The vacuum cleaner of the embodiment has a main body case. The vacuum cleaner also has drive wheels that allow the main body case to travel on the surface to be cleaned. Furthermore, this vacuum cleaner has a swivel cleaning part provided in the main body case. The swivel cleaning unit includes a swivel unit that has a rotation axis along a direction substantially perpendicular to the surface to be cleaned and is rotatably provided substantially parallel to the surface to be cleaned. In addition, the swivel cleaning unit includes an arm portion that has elasticity at least on the tip side and protrudes from the swivel unit. Further, the swivel cleaning unit includes a plurality of brush bristles that are inclined in a direction opposite to the rotation direction of the swivel unit, protrude from the arm portion toward the surface to be cleaned, and scrape off dust on the surface to be cleaned.
以下、第1の実施形態の構成を図1ないし図6を参照して説明する。 The configuration of the first embodiment will be described below with reference to FIGS.
図1ないし図6において、11は電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、本実施形態では、この電気掃除機11として、被掃除面としての床面F上を自律走行(自走)しつつ床面Fを掃除する、いわゆる自走式のロボットクリーナを例に挙げて以下説明する。
In FIG. 1 thru | or 6, 11 shows a vacuum cleaner, and this
そして、この電気掃除機11は、中空状の本体ケース12と、この本体ケース12内に収容された電動送風機13と、この電動送風機13の吸込側に連通する集塵部14と、例えば複数(一対)の駆動部としての駆動輪15と、これら駆動輪15を駆動させる駆動手段としてのモータ16と、旋回用の旋回輪17と、本体ケース12の下部に床面Fに対して略平行に回転(旋回)可能に取り付けられた例えば一対の旋回清掃部としてのサイドブラシ18と、これらサイドブラシ18をそれぞれ駆動させる旋回駆動手段としてのサイドブラシモータ(旋回モータ)19と、複数の距離検出手段としての測距センサ20と、回路基板などにより構成された制御手段22と、電源部を構成する電池である二次電池23とを備えている。なお、以下、電気掃除機11(本体ケース12)の走行方向に沿った方向を前後方向(図2などに示す矢印FR,RR方向)とし、この前後方向に対して交差(直交)する左右方向(両側方向)を幅方向として説明する。
The
本体ケース12は、例えば合成樹脂などにより平坦な円柱状(円盤状)などに形成されており、例えば扁平な有底円筒状の下部ケース12aと、この下部ケース12aの上部に嵌合する扁平な有蓋円筒状の上部ケース12bとを備え、平面視で円形状となっている。下部ケース12aには、集塵部14に連通する集塵口としての吸込口24が床面Fに対向して開口形成されている。また、上部ケース12bの上部には、図示しないが、各種操作パネルおよび表示部などが配置されている。そして、本体ケース12と、この本体ケース12の内部に収容された電動送風機13、各モータ16、各サイドブラシモータ19、測距センサ20、制御手段22および二次電池23と、集塵部14と、サイドブラシ18などとにより、駆動輪15によって床面F上を走行される掃除機本体26が構成されている。したがって、この掃除機本体26も平面視で(上方または下方から見て)円形状となっている。
The
吸込口24は、左右方向に長手状、すなわち横長に形成され、本体ケース12の下部ケース12aの中央部よりも後方の位置で、かつ、左右方向の中央部に開口されている。また、この吸込口24には、回転清掃体としての回転ブラシ28が回転可能に配置されている。
The
回転ブラシ28は、例えば長尺の軸部の外周面に、径方向に螺旋状に複数の清掃体部が壁状に突出して取り付けられて構成されている。この回転ブラシ28は、下側が吸込口24から本体ケース12の下部ケース12aの下方へと突出しており、電気掃除機11を床面F上に載置した状態で下側に位置する清掃体部の先端が床面Fに接触するように構成されている。そして、この回転ブラシ28は、回転清掃体駆動手段としてのブラシモータ29により回転駆動される。
The
ブラシモータ29は、本体ケース12(掃除機本体26)の内部に収容されており、機構部としての図示しないギヤ機構を介して回転ブラシ28と接続されている。
The
集塵部14は、電動送風機13の駆動により吸込口24から吸い込まれた塵埃を捕集するものであり、例えば紙パックなどの集塵袋やフィルタにより塵埃を濾過捕集する構成、あるいは遠心分離(サイクロン分離)や直進分離などの慣性分離により塵埃を分離して捕集する構成など、任意の構成を用いることができる。また、この集塵部14は、例えば本体ケース12の後部に位置しており、本体ケース12に対して着脱可能となっている。
The dust collecting
各駆動輪15は、電気掃除機11(掃除機本体26)を床面F上で走行(自律走行)させる、すなわち走行用のものであり、左右幅方向に沿って図示しない回転軸を有する円盤状に形成されている。また、これら駆動輪15は、本体ケース12(掃除機本体26)の下部の前後方向の中心付近の位置にて、吸込口24の両側方に幅方向に互いに離間されて配置されており、幅方向に対称な位置となっている。また、これら駆動輪15は、本体ケース12に対して上下方向に移動可能に取り付けられており、図示しない付勢手段(サスペンション)により床面Fに向けて付勢され、床面Fの凹凸などに対するグリップ力を確保している。
Each
各モータ16は、例えば駆動輪15のそれぞれに対応して配置されており、各駆動輪15を独立して駆動させることが可能となっている。これらモータ16は、各駆動輪15に直接接続されていてもよいし、ギヤ、あるいはベルトなどの図示しない伝達手段を介して各駆動輪15と接続されていてもよい。
Each
旋回輪17は、本体ケース12の幅方向の略中央部で、かつ、前部に位置しており、床面Fに沿って旋回可能な従動輪である。
The
そして、各サイドブラシ18は、旋回部(本体部)31と、この旋回部31から径方向へと放射状に突出する第1ブラシ部32および第2ブラシ部33とを備えている(図1ないし図4)。そして、サイドブラシ18,18は、回転中心となる旋回部31,31が吸込口24および駆動輪15,15の前方でかつ旋回輪17の後方の両側方の位置で本体ケース12の下部ケース12aの下部に床面Fに対向して取り付けられている。
Each
旋回部31は、略円柱状に形成されており、上下方向に沿って軸方向を有するように本体ケース12に回転可能に軸支され、床面Fに対して略平行に回転可能となっている。また、この旋回部31の下端部は、本体ケース12の下部ケース12aの下面に対して上方に位置し、この下部ケース12aから下方に突出しないようになっている。さらに、この旋回部31の下端部の外周縁部には、この旋回部31の軸方向に対して傾斜した取付部31aが全周に亘って連続する円環状に形成されている。この取付部31aは、旋回部31の下端部の外周縁部を面取りした傾斜面となっており、旋回部31の外方に向けて傾斜している。
The
第1ブラシ部32は、旋回部31の周囲に複数、例えば4つ、旋回部31の径方向に沿って突設され、旋回部31の周方向に互いに略等間隔(略等角度)に離間されて配置されている。これら第1ブラシ部32は、旋回部31から径方向に沿って放射状に突出する腕部35と、この腕部35に植毛された複数のブラシ毛36とをそれぞれ備えている。そして、これら第1ブラシ部32は、本体ケース12の外周部(両側部)よりも外方に先端側が突出可能となるように配置されている。
A plurality of, for example, four,
腕部35は、例えば弾性を有する合成樹脂などの部材により長尺状に一体成形されており、旋回部31の取付部31aに一体的に取り付けられた腕部基部41と、この腕部基部41の先端に連続するブラシ毛取付部42とを備えている(図1(a)および図1(b))。腕部基部41は、旋回部31の取付部31aから床面Fに向けて、先端側であるブラシ毛取付部42へと徐々に床面Fに接近するように傾斜している。また、ブラシ毛取付部42は、床面Fに対して略平行となるように延びている。さらに、このブラシ毛取付部42の下部は、ブラシ毛36が植毛され床面Fに対して略平行に対向する対向面42aとなっている。そして、このブラシ毛取付部42は、ブラシ毛36を床面Fに対して下方に向けて垂直状に弾性的に押圧する押圧部となっている。なお、この腕部35の弾性は、ブラシ毛36を適度な強さで床面Fに対して押圧するように設定する。
The
ブラシ毛36は、例えば弾性(可撓性)を有する合成樹脂などの部材により線状に形成されており、腕部35のそれぞれのブラシ毛取付部42の対向面42aに床面Fに向けて下方に突出するように植毛されている。これらブラシ毛36は、その傾斜の上下方向成分が水平方向成分よりも多くなるように配置されている。すなわち、第1ブラシ部32は、ブラシ毛36を上下方向に沿って有する、いわば縦型ブラシ部となっている。また、これらブラシ毛36は、腕部35に対して、旋回部31(サイドブラシ18)の回転方向(旋回方向)Rに対して反対方向、すなわち回転方向Rの後側に向けて傾斜している(図1(b))。すなわち、これらブラシ毛36は、対向面42aの面方向に対して腕部35の長手方向と交差(直交)する幅方向(図1(b)の左側)に向けて傾斜状に配置されている。さらに、これらブラシ毛36は、電気掃除機11を床面Fに載置した状態で、腕部35(対向面42a)と床面Fとの間の距離Dよりも腕部35(対向面42a)から下方(直下)への突出量が大きくなるように設定されている。換言すれば、これらブラシ毛36は、駆動輪15が本体ケース12に対して最大に突出した状態であっても先端側が床面Fとの接触を維持するように長さが設定されている。そして、これらブラシ毛36は、先端側が床面Fと接触して弾性的に変形し、旋回部31の回転(旋回)によってこの旋回部31と一体的に回転して床面Fの塵埃を掻き取るようになっている。
The bristle 36 is formed in a linear shape by a member such as a synthetic resin having elasticity (flexibility), for example, and faces the floor surface F on the opposing
なお、この腕部35に対して傾斜するブラシ毛36は、例えば図示しないベース部に対してブラシ毛36を垂直状に植毛した中間体をブラシ毛36が傾斜するように金型にインサートし、腕部35をベース部と一体成形することで、容易に製造可能である。
The bristle 36 that is inclined with respect to the
一方、第2ブラシ部33は、旋回部31の周囲に複数、例えば4つ、旋回部31の径方向に沿って突設され、旋回部31の周方向に互いに略等間隔(略等角度)に離間されて配置されている。これら第2ブラシ部33は、互いに隣接する第1ブラシ部32,32間にそれぞれ位置している。すなわち、第1ブラシ部32は、互いに隣接する第2ブラシ部33,33間にそれぞれ位置しており、旋回部31の周方向に、第1ブラシ部32と第2ブラシ部33とが交互に配置されている。したがって、これら第1ブラシ部32と第2ブラシ部33とは、本実施形態では旋回部31に同数ずつ設けられている。そして、各第2ブラシ部33は、旋回部31から径方向に沿って突出する突出腕部45と、この突出腕部45の先端部に植毛された複数のブラシ毛部46とをそれぞれ備えている。
On the other hand, a plurality of, for example, four
突出腕部45は、例えば合成樹脂などの部材により長尺状に成形され、旋回部31の取付部31aに基端部が取り付けられ、この旋回部31から径方向に沿って床面Fに向かって傾斜するように突出している。なお、これら突出腕部45は、必須の構成ではなく、ブラシ毛部46を旋回部31の取付部31aなどに直接植毛してもよい。
The projecting
ブラシ毛部46は、例えば弾性(可撓性)を有する合成樹脂などの部材により線状に形成されており、突出腕部45のそれぞれの先端部から、これら突出腕部45に沿って床面Fに向けて傾斜状に下方に突出するように束状に纏められて配置されている。すなわち、第2ブラシ部33は、ブラシ毛部46をその傾斜の水平方向成分が上下方向成分よりも多くなるように有する(ブラシ毛部46の床面Fに対する傾斜角度が45°以上となる)、いわば横型ブラシ部となっている。そして、これらブラシ毛部46は、先端側が床面Fと接触して弾性的に変形し、旋回部31の回転(旋回)によってこの旋回部31と一体的に回転して床面Fの塵埃を掻き取るようになっている。なお、これらブラシ毛部46は、ブラシ毛36と同一の材質により形成されていてもよいし、ブラシ毛36と異なる材質により形成されていてもよい。
The brush bristle
各サイドブラシモータ19は、下方に突出する図示しない回転軸が各旋回部31と接続されており、各サイドブラシ18を、本体ケース12の幅方向中心側へと、換言すれば右側のサイドブラシ18を左側へと、左側のサイドブラシ18を右側へと、すなわち各サイドブラシ18により塵埃を吸込口24側へと掻き集めるようにそれぞれ回転可能である。
Each
測距センサ20は、例えば超音波センサ、赤外線センサ、あるいは画像センサなどの非接触のセンサであり、例えば本体ケース12の外周の前部ないし両側部に亘って配置され、本体ケース12の前方の障害物(壁部)および側方の障害物(壁部)などの有無、およびそれらと本体ケース12との距離などをそれぞれ検出可能となっている。
The
制御手段22は、例えばタイマなどの計時手段、メモリなどの記憶手段およびマイコンなどの制御部を備えており、電動送風機13、各モータ16、各サイドブラシモータ19、測距センサ20、および、ブラシモータ29などと電気的に接続され、測距センサ20による検出結果に基づいて、電動送風機13および各モータ16などの駆動を制御可能である。
The control means 22 includes, for example, a timekeeping means such as a timer, a storage means such as a memory, and a control unit such as a microcomputer. The
二次電池23は、制御手段22、電動送風機13、各モータ16、各サイドブラシモータ19、測距センサ20およびブラシモータ29などに給電するものである。この二次電池23は、旋回輪17の両側にて本体ケース12の下部ケース12aの下面に位置する充電端子48と電気的に接続されており、例えば室内(部屋)の所定位置などに設置された所定の図示しない充電台に対して充電端子48が接続されることによって充電可能となっている。
The
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。 Next, the operation of the first embodiment will be described.
電気掃除機11を床面F上に載置した状態で、各サイドブラシ18の各第1ブラシ部32のブラシ毛36は、腕部35によって上方から押圧され、床面Fに対して先端側がこのブラシ毛36の傾斜方向に倒れた状態に撓んで接触する(図6(a))。また、各サイドブラシ18の各第2ブラシ部33のブラシ毛部46は、先端側が床面Fに沿って撓んだ状態で傾斜状に接触する(図6(b))。
In a state where the
そして、電気掃除機11は、例えば制御手段22に予め設定された所定時刻などとなると、電動送風機13を駆動させ、例えば充電台から掃除を開始する。なお、掃除の開始位置は、電気掃除機11の走行開始位置、あるいは部屋の出入り口など、任意の場所に設定可能である。
Then, for example, when the predetermined time preset in the control means 22 is reached, the
この電気掃除機11は、制御手段22がモータ16,16を回転駆動させて駆動輪15,15により床面F上を自律走行する。このとき、制御手段22は、測距センサ20を介して例えば掃除領域の周囲を囲む壁部や掃除領域内の障害物などとの距離を検出することで電気掃除機11の位置や走行状態を監視し、測距センサ20からの検出に対応して、障害物を回避しながら床面F上を走行する。
In this
そして、この電気掃除機11は、電動送風機13の駆動によって発生した負圧が集塵部14を介して作用した吸込口24により、床面F上の塵埃を空気とともに吸い込む。このとき、制御手段22は、必要に応じて、各サイドブラシモータ19を介して各サイドブラシ18を回転させたり、ブラシモータ29を介して回転ブラシ28を駆動させたりする。
The
ここで、各サイドブラシ18は、各第1ブラシ部32のブラシ毛36と各第2ブラシ部33のブラシ毛部46とが、床面Fに対してそれぞれ異なる角度で接触している。ブラシ毛36は、床面Fに対して傾斜が相対的に少なく、上下方向(垂直方向)に略沿っているので、例えば床面Fの溝部G(例えばフローリングの目地など)に先端側が効果的に入り込み、この溝部G内の塵埃を効果的に掻き出すことができる(図6(a))。また、ブラシ毛部46は、床面Fに対して相対的に傾斜が大きいので、障害物Wの近傍の床面Fなどに届きやすく、この障害物Wの近傍の床面Fの塵埃を効果的に吸込口24へと掻き集めることができる(図6(b))。
Here, in each
そして、吸込口24から空気とともに吸い込まれた塵埃は、集塵部14により分離および捕集されるとともに、塵埃が分離された空気は、電動送風機13に吸い込まれ、この電動送風機13を冷却した後、排気風となって本体ケース12に設けられた図示しない排気口から外部へと排気される。
Then, the dust sucked together with the air from the
掃除領域の掃除が終了したと判断した場合には、制御手段22は、電気掃除機11を充電台の位置まで自律走行させ、電動送風機13などを停止させるとともに、充電台に充電端子48を(物理的および電気的に)接続させてモータ16,16を停止させ、運転を終了して二次電池23を充電する。
When it is determined that the cleaning of the cleaning area has been completed, the control means 22 causes the
上述したように、上記第1の実施形態によれば、サイドブラシ18の旋回部31から径方向に突出した弾性を有する腕部35から床面Fに向けて突出する複数のブラシ毛36を旋回部31の回転方向Rと反対方向に傾斜させることで、サイドブラシ18のブラシ毛36によって床面Fの塵埃を効果的に除去できる。
As described above, according to the first embodiment, the plurality of brush bristles 36 projecting toward the floor F from the
次に、第2の実施形態を図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。 Next, a second embodiment will be described with reference to FIG. In addition, about the structure and effect | action similar to the said 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
この第2の実施形態は、上記第1の実施形態において、ブラシ毛36全体が腕部35に対してさらに旋回部31(サイドブラシ18)の径方向に沿って傾斜し、腕部35の先端部であるブラシ毛取付部42の先端部42bよりも、このブラシ毛取付部42の先端部42bの近傍に位置するブラシ毛36の先端側が腕部35の先端側、すなわちサイドブラシ18(旋回部31)の径方向に突出するものである。
In the second embodiment, in the first embodiment, the entire brush bristles 36 are further inclined with respect to the
すなわち、ブラシ毛36は、腕部35に対して、先端方向でかつ床面Fに向かう下方に向けて傾斜するとともに、旋回部31の回転方向Rと反対方向に傾斜している。
That is, the brush bristles 36 are inclined with respect to the
そして、上記第2の実施形態によれば、いずれかのブラシ毛36の先端側が腕部35の先端部よりもこの腕部35の先端側に突出しているので、壁などの障害物Wの近傍を掃除する際に、腕部35の先端部(先端部42b)を障害物Wに対して衝突させることなく、腕部35の先端部よりも突出したブラシ毛36の先端側で障害物Wの近傍の床面Fを掃除できる。したがって、障害物Wのきわに位置する床面Fの掃除性をより向上できる。
And according to the said 2nd Embodiment, since the front end side of one of the
なお、上記第2の実施形態において、図8に示す第3の実施形態のように、第1ブラシ部32は、腕部35のブラシ毛取付部42の先端部42bの近傍に位置するブラシ毛36のみを腕部35に対してこの腕部35の先端部であるブラシ毛取付部42の先端部42bよりもこの腕部35の先端側に傾斜させても、同様の作用効果を奏することができる。
In the second embodiment, as in the third embodiment shown in FIG. 8, the
また、上記各実施形態において、サイドブラシ18は、本体ケース12の吸込口24の前方の一側などにのみ配置してもよい。
Further, in each of the above embodiments, the
さらに、電動送風機13を備えず、回転ブラシ28により床面Fの塵埃を掻き上げて集塵部14へと集塵する構成とすることも可能である。
Further, the
そして、回転ブラシ28およびブラシモータ29を備えず、電動送風機13の吸引力によって塵埃を吸込口24から吸い込む構成とすることも可能である。
It is also possible to adopt a configuration in which the rotating
また、1つのサイドブラシ18当たりの第1ブラシ部32と第2ブラシ部33とのそれぞれの個数は4つに限らず、任意に設定でき、第1ブラシ部32と第2ブラシ部33とが同数でなくてもよい。
Further, the number of the
さらに、腕部35は、少なくとも先端側が弾性を有していれば、基端側が弾性を有していなくてもよい。
Furthermore, as long as at least the distal end side of the
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、サイドブラシ18の旋回部31から少なくとも先端側が弾性を有する腕部35を径方向に沿って突出させるとともに、この腕部35から床面Fに向けて突出する複数のブラシ毛36を旋回部31の回転方向Rと反対方向に傾斜させることで、例えば床面Fの種類などに応じて本体ケース12の下部と床面Fとの距離Dが変化しても、ブラシ毛36が床面Fに対して均等に接触し、塵埃を効果的に掻き取ることができる。
According to at least one embodiment described above, the
すなわち、自律走行式の電気掃除機11は、掃除していない状態(充電状態、待機状態)でも充電台に接続されて床面F上に載置されているので、この状態でもブラシ毛36が常時床面Fに対して接触する。そのため、ブラシ毛を床面に対して単に垂直状とする場合、床面に押圧されたブラシ毛の先端側(毛先)がサイドブラシの回転方向の前後にばらけて屈曲した状態のままとなる、いわゆる癖が付いた状態となりやすい。特に、床面が例えば絨毯である場合には、電気掃除機11全体が自重によって床面に沈み込むため、ブラシ毛の先端と床面(絨毯)の表面との距離がより短くなり、ブラシ毛が床面に対してより強く押し付けられるようになり、ブラシ毛の先端側がよりばらけた状態となりやすい。このようにブラシ毛の先端側が屈曲した状態のままとなった場合には、ブラシ毛と床面との接触が不均一となり、掃除の際にサイドブラシを回転させたときに塵埃を取り逃がしやすくなるとともに、塵埃がブラシ毛の毛束の内方に入り込んで絡み付き、ブラシ毛から除去しにくく、メンテナンスが煩雑となる。そこで、上記各実施形態では、床面Fに対向する下方に突出する縦型のブラシ毛36の先端側を旋回部31(サイドブラシ18)の回転方向Rと反対側に向けて予め傾斜させておくことにより、床面Fに対してブラシ毛36の先端側がばらけることなく常に一定方向に倒れて接触するようになり、癖が付きにくく、床面Fに対して均等に接地して、掃除の際にサイドブラシ18を回転させたときに塵埃を確実に捉えて除去できるとともに、塵埃がブラシ毛36の毛束の内方に入り込みにくくなり、サイドブラシ18のメンテナンスも容易となる。
In other words, the autonomously traveling
しかも、第1ブラシ部32のブラシ毛36は、床面Fに対して垂直上下方向の成分が水平方向成分よりも多い、いわゆる縦型であるため、床面Fに形成された溝部G(例えばフローリングの目地など)に対してブラシ毛36の先端側が上方から入り込みやすく、この溝部G内の塵埃を効果的に掻き出すことができる。
Moreover, since the bristle 36 of the
また、サイドブラシ18が、旋回部31に対して床面Fに向けて傾斜状に突出するように束状に纏められたブラシ毛部46を備えることで、傾斜方向が互いに異なるブラシ毛36とブラシ毛部46とがサイドブラシ18の回転に伴い床面Fに対して異なる角度で摺接しながら回転するので、様々な種類の塵埃や様々な形状の床面Fに対応して塵埃をより効果的に除去できる。
Further, the
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
11 電気掃除機
12 本体ケース
15 駆動輪
18 旋回清掃部としてのサイドブラシ
31 旋回部
35 腕部
36 ブラシ毛
46 ブラシ毛部
F 被掃除面としての床面
11 Vacuum cleaner
12 Body case
15 Drive wheels
18 Side brush as swivel cleaning section
31 Turning part
35 arms
36 brush hair
46 Brush hair F Floor surface to be cleaned
Claims (3)
この本体ケースを被掃除面上で走行可能とする駆動輪と、
前記本体ケースに設けられた旋回清掃部とを具備し、
前記旋回清掃部は、
被掃除面に対して略垂直な方向に沿って回転軸を有しこの被掃除面に対して略平行に回転可能に設けられた旋回部と、
少なくとも先端側が弾性を有し、この旋回部から突出する腕部と、
前記旋回部の回転方向と反対方向に傾斜されて前記腕部から被掃除面に向けて突出し、被掃除面の塵埃を掻き取る複数のブラシ毛とを備えた
ことを特徴とした電気掃除機。 Body case,
A drive wheel that allows the main body case to travel on the surface to be cleaned;
A swivel cleaning part provided in the main body case,
The swivel cleaning unit is
A swivel unit having a rotation axis along a direction substantially perpendicular to the surface to be cleaned and provided so as to be rotatable in parallel with the surface to be cleaned;
At least the tip side has elasticity, and an arm portion protruding from the turning portion,
An electric vacuum cleaner comprising: a plurality of brush hairs that are inclined in a direction opposite to the rotation direction of the swivel part, project from the arm part toward the surface to be cleaned, and scrape off dust on the surface to be cleaned.
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 The electric vacuum cleaner according to claim 1, wherein any one of the bristle has a distal end projecting toward the distal end side of the arm portion rather than the distal end portion of the arm portion.
ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。 The electric swivel cleaning unit includes a plurality of brush bristles arranged in a bundle so as to protrude in an inclined manner toward the surface to be cleaned with respect to the swivel unit. Vacuum cleaner.
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