JP6212891B2 - 仮想化システム、仮想サーバ、仮想ディスク配置方法、及び仮想ディスク配置プログラム - Google Patents
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本発明の目的は、上述の課題を解決し、仮想ディスクの盗難による仮想マシンの起動を防止するする仮想化システム、仮想サーバ、仮想ディスク配置方法、及び仮想ディスク配置プログラムを提供することである。
本発明では、仮想マシン作成時に、仮想ディスクをセクタ単位でランダムに複数の記憶装置に配置する。
次に、本実施の形態による仮想化システム100の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態によれば、盗難された仮想ディスクでのゲストOS起動を困難にすることができる。
ゲストOSがVMMへ特定のゲストOSの起動ファイルのセクタを通知する機能を持たせ、OS起動時アクセスを設定することで、特定の起動ファイルのみをランダム配置とすることが可能となる。これにより、適切な性能の記憶装置を利用できるセクタを増やすことが可能となる。
仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバと、
複数の記憶装置とを備え、
前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の前記記憶装置に当該セクタを再配置する
ことを特徴とする仮想化システム。
前記仮想マシンモニタは、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記1に記載の仮想化システム。
前記仮想マシンモニタは、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタのうち、予め設定された特定のセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記1に記載の仮想化システム。
前記仮想サーバが、
セクタごとに、当該セクタが記録されている前記記憶装置のデータアドレス、全ての記憶装置のアクセス頻度に対する当該記憶装置のアクセス頻度の順位を示すアクセスレベル、及び、ゲストOSの起動時に当該セクタがアクセスされるか否かを示す真偽値OS起動時アクセスを関連付けて保存する仮想ディスクテーブルを備える
ことを特徴とする付記1から付記3の何れか1項に記載の仮想化システム。
前記仮想サーバが、
前記記憶装置ごとに、全ての記憶装置のアクセス速度に対する当該記憶装置のアクセス速度の順位を示すアクセス速度レベルを関連付けて保存するアクセス速度レベルテーブルを備え、
前記仮想マシンモニタは、前記アクセス速度レベルテーブルを参照して、適切なアクセス速度の記憶装置に前記セクタを再配置する
ことを特徴とする付記1から付記4に記載の仮想化システム。
前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの作成時に、仮想ディスクをセクタ単位でランダムに複数の前記記憶装置に配置する
ことを特徴とする付記1から付記5の何れか1項に記載の仮想化システム。
前記仮想マシンモニタは、
前記セクタへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記1から付記6の何れか1項に記載の仮想化システム。
前記仮想マシンモニタは、
前記仮想ディスクへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記1から付記7の何れか1項に記載の仮想化システム。
前記仮想マシンモニタは、
前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを開放するとともに、データを消去する
ことを特徴とする付記1から付記8の何れか1項に記載の仮想化システム。
前記仮想マシンモニタは、
前記セクタの再配置先の前記記憶装置に空き容量がない場合には、空き容量のある他の記憶装置へ配置する
ことを特徴とする付記1から付記9の何れか1項に記載の仮想化システム。
仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバであって、
前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の記憶装置に当該セクタを再配置する
ことを特徴とする仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタは、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記11に記載の仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタは、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタのうち、予め設定された特定のセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記11に記載の仮想サーバ。
前記仮想サーバが、
セクタごとに、当該セクタが記録されている前記記憶装置のデータアドレス、全ての記憶装置のアクセス頻度に対する当該記憶装置のアクセス頻度の順位を示すアクセスレベル、及び、ゲストOSの起動時に当該セクタがアクセスされるか否かを示す真偽値OS起動時アクセスを関連付けて保存する仮想ディスクテーブルを備える
ことを特徴とする付記11から付記13の何れか1項に記載の仮想サーバ。
前記仮想サーバが、
前記記憶装置ごとに、全ての記憶装置のアクセス速度に対する当該記憶装置のアクセス速度の順位を示すアクセス速度レベルを関連付けて保存するアクセス速度レベルテーブルを備え、
前記仮想マシンモニタは、前記アクセス速度レベルテーブルを参照して、適切なアクセス速度の記憶装置に前記セクタを再配置する
ことを特徴とする付記11から付記14に記載の仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの作成時に、仮想ディスクをセクタ単位でランダムに複数の前記記憶装置に配置する
ことを特徴とする付記11から付記15の何れか1項に記載の仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタは、
前記セクタへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記11から付記16の何れか1項に記載の仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタは、
前記仮想ディスクへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記11から付記17の何れか1項に記載の仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタは、
前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを開放するとともに、データを消去する
ことを特徴とする付記11から付記18の何れか1項に記載の仮想サーバ。
前記仮想マシンモニタは、
前記セクタの再配置先の前記記憶装置に空き容量がない場合には、空き容量のある他の記憶装置へ配置する
ことを特徴とする付記11から付記19の何れか1項に記載の仮想サーバ。
仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバによる仮想ディスク配置方法であって、
前記仮想マシンモニタが、前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の記憶装置に当該セクタを再配置する再配置ステップを有する
ことを特徴とする仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記21に記載の仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタのうち、予め設定された特定のセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記21に記載の仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
前記記憶装置ごとに、全ての記憶装置のアクセス速度に対する当該記憶装置のアクセス速度の順位を示すアクセス速度レベルを関連付けて保存するアクセス速度レベルテーブルを参照して、適切なアクセス速度の記憶装置に前記セクタを再配置する
ことを特徴とする付記21から付記23に記載の仮想ディスク配置方法。
前記仮想マシンモニタが、前記仮想マシンの作成時に、仮想ディスクをセクタ単位でランダムに複数の前記記憶装置に配置する配置ステップを有する
ことを特徴とする付記21から付記24の何れか1項に記載の仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
前記セクタへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記21から付記25の何れか1項に記載の仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
前記仮想ディスクへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記21から付記26の何れか1項に記載の仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを開放するとともに、データを消去する
ことを特徴とする付記21から付記27の何れか1項に記載の仮想ディスク配置方法。
前記再配置ステップで、
前記セクタの再配置先の前記記憶装置に空き容量がない場合には、空き容量のある他の記憶装置へ配置する
ことを特徴とする付記21から付記28の何れか1項に記載の仮想ディスク配置方法。
仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバ上で動作する仮想ディスク配置プログラムであって、
前記仮想マシンモニタに、前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の記憶装置に当該セクタを再配置する再配置処理を実行させる
ことを特徴とする仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記30に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタのうち、予め設定された特定のセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする付記30に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
前記記憶装置ごとに、全ての記憶装置のアクセス速度に対する当該記憶装置のアクセス速度の順位を示すアクセス速度レベルを関連付けて保存するアクセス速度レベルテーブルを参照して、適切なアクセス速度の記憶装置に前記セクタを再配置する
ことを特徴とする付記30から付記32に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記仮想マシンモニタが、前記仮想マシンの作成時に、仮想ディスクをセクタ単位でランダムに複数の前記記憶装置に配置する配置処理を実行させる
ことを特徴とする付記30から付記33の何れか1項に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
前記セクタへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記30から付記34の何れか1項に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
前記仮想ディスクへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う
ことを特徴とする付記30から付記35の何れか1項に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを開放するとともに、データを消去する
ことを特徴とする付記30から付記36の何れか1項に記載の仮想ディスク配置プログラム。
前記再配置処理で、
前記セクタの再配置先の前記記憶装置に空き容量がない場合には、空き容量のある他の記憶装置へ配置する
ことを特徴とする付記30から付記37の何れか1項に記載の仮想ディスク配置プログラム。
20:VMM(仮想マシンモニタ)
30:仮想ディスクテーブル
40:VM(仮想マシン)
50〜54:記憶装置
70:アクセス速度レベルテーブル
100:仮想化システム
101:CPU
102:主記憶部
103:通信部
104:入出力インタフェース部
105:入力装置
106:出力装置
107:記憶装置
108:システムバス
Claims (9)
- 仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバと、
複数の記憶装置とを備え、
前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の前記記憶装置に当該セクタを再配置し、ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置し、前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを解放するとともに、データを消去する
ことを特徴とする仮想化システム。 - 前記仮想マシンモニタは、
ゲストOS起動時にアクセスされるセクタのうち、予め設定された特定のセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置する
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想化システム。 - 前記仮想サーバが、
セクタごとに、当該セクタが記録されている前記記憶装置のデータアドレス、全ての記憶装置のアクセス頻度に対する当該記憶装置のアクセス頻度の順位を示すアクセスレベル、及び、ゲストOSの起動時に当該セクタがアクセスされるか否かを示す真偽値を表すOS起動時アクセスを関連付けて保存する仮想ディスクテーブルを備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の仮想化システム。 - 前記仮想サーバが、
前記記憶装置ごとに、全ての記憶装置のアクセス速度に対する当該記憶装置のアクセス速度の順位を示すアクセス速度レベルを関連付けて保存するアクセス速度レベルテーブルを備え、
前記仮想マシンモニタは、前記アクセス速度レベルテーブルを参照して、適切なアクセス速度の記憶装置に前記セクタを再配置する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の仮想化システム。 - 前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの作成時に、仮想ディスクをセクタ単位でランダムに複数の前記記憶装置に配置する
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の仮想化システム。 - 前記仮想マシンモニタは、
前記セクタへのアクセス回数が予め設定した値を超えたときに、セクタの再配置を行う ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の仮想化システム。 - 仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバであって、
前記仮想マシンモニタが、
前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の記憶装置に当該セクタを再配置し、ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置し、前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを解放するとともに、データを消去する
ことを特徴とする仮想サーバ。 - 仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバによる仮想ディスク配置方法であって、
前記仮想マシンモニタが、前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の記憶装置に当該セクタを再配置し、ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置し、前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを解放するとともに、データを消去する再配置ステップを有する
ことを特徴とする仮想ディスク配置方法。 - 仮想マシンモニタを備え、1つ以上の仮想マシンが動作する仮想サーバ上で動作する仮想ディスク配置プログラムであって、
前記仮想マシンモニタに、前記仮想マシンの起動後、仮想ディスクの各セクタについて、そのアクセス頻度に応じて適切なアクセス速度の記憶装置に当該セクタを再配置し、ゲストOS起動時にアクセスされるセクタについては、アクセス頻度に関わらず、ランダムに前記記憶装置のいずれかに再配置し、前記セクタの再配置後、移動元のアドレスを解放するとともに、データを消去する再配置処理を実行させる
ことを特徴とする仮想ディスク配置プログラム。
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