JP6196921B2 - プレス部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車の構造部材や補強部材に使用されるような高張力鋼板を冷間プレスで曲げ加工するプレス部品の製造方法に関する。
近年、自動車業界においては、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量を低減すべく燃費向上が急務となっている。その方策の1つとして、車体の軽量化が求められている。一方、自動車の衝突安全性に関する規制は、近年益々厳しくなっている。そこで、車体における軽量化と衝突安全性の要求を同時に満足させるため、車体の構造部材や補強部材には、高張力鋼板(ハイテン材)の適用が進められている。
しかし、図10、図11に示すように、高張力鋼板Z1を略ハット形断面を備え長手方向に湾曲した車体の構造部材(又は補強部材)に用いる場合、曲げ加工時の伸びフランジ成形による引張応力P1や縮みフランジ成形による圧縮応力P2が製品101に大きく残留し、それらの残留応力に基づく曲げモーメントが製品101に作用して、断面形状の捻れやスプリングバック等が生じる形状凍結不良が増大する問題があった。特に、引張強度が980MPa以上の高張力鋼板を適用する場合には、形状凍結不良(例えば、図11に示す捻れ量M1、M2)が著しく増加するため、鋼板を高温に加熱した後にプレス成形するホットスタンプが検討されている。ところが、ホットスタンプでは、加熱工程及び冷却工程が必要であること、金型内にスケールが残留することなどの理由から、設備費が増加する問題や生産性が低下する問題があった。
そのため、例えば、特許文献1には、ホットスタンプ等の熱処理を施さず、冷間プレスの曲げ加工で、伸びフランジ成形や縮みフランジ成形による形状凍結不良(捻れ、スプリングバック)を解決するため、捻れやスプリングバックの原因となる残留応力・曲げモーメントを低減する方法が開示されている。
特許文献1の方法は、素材板をその長手方向に沿ってカーブした折り曲げ線で折り曲げる際に、一旦所望の曲げ角度よりも所定角度オーバベンドした後、略所望の曲げ角度まで積極的に曲げ戻すことを特徴とする折り曲げ品のねじれ防止方法である。
特2004−195535号公報
しかしながら、特許文献1の方法は、素材板の長手方向に沿ってカーブした同一の折り曲げ線を基準に、オーバベンドと曲げ戻しの両方を行う方法である。そのため、伸びフランジ部又は縮みフランジ部において、折り曲げ線から遠い位置にある先端側フランジ部(フランジ縁側)の残留応力と、折り曲げ線から近い位置にある根元側フランジ部(フランジ根元側)の残留応力とが、曲げ戻し後に逆方向の残留応力に形成され(特許文献1の図3(b)参照)、逆方向の残留応力に基づく曲げモーメントが製品に複雑に作用することになる。その結果、適正なオーバベンド量を予測することが困難となる問題があった。特に、自動車の構造部材や補強部材のように、製品の側壁を構成するフランジ部にもステップ状の折り曲げ線がある場合には、その側壁(フランジ部)の折り曲げ線によって形状凍結されるので、適正なオーバベンド量を予測することがいっそう困難となる問題があった。
また、根元側フランジ部についてもオーバベンドと曲げ戻しの両方を行うので、オーバベンドと曲げ戻しとをそれぞれ別々に簡単な構造の曲げ型で加工しようとすると、製品の位置決めや取出しが困難となる問題があった。そのため、オーバベンドと曲げ戻しとを同一の金型で加工できる特殊なカム曲げ型構造(特許文献1の図5、図6、図7参照)とする必要があった。その結果、型構造も複雑となって、型費が増加する問題があった。
また、素材板の折り曲げ線における曲率が長手方向に沿って変化している場合、それぞれの箇所毎に適正なオーバベンド量が異なる。そのため、金型の傾動型(カム曲げ刃)等を分割し、別々にオーバベンド量を設定する必要があり、型構造も複雑となって、型費がさらに増加する問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、冷間プレスの簡単な曲げ加工によって高張力鋼板の形状凍結不良を低減できるプレス部品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るプレス部品の製造方法は、次のような構成を有している。
(1)高張力鋼板からなる長尺状の素材板から冷間プレスのプレス方向への曲げ加工によって形成する略ハット形断面を備え長手方向で湾曲したプレス部品の製造方法であって、
前記プレス部品は、予め曲げ加工された前記略ハット形断面における根元側フランジ部が固定され、先端側フランジ部のみが残留応力をキャンセルする方向に曲げ戻されることを特徴とする。ここで、「残留応力をキャンセルする方向」とは、伸びフランジ成形部の伸び率を減少させる方向又は縮みフランジ成形部の縮み率を減少させる方向を意味する。
本発明においては、プレス部品は、予め曲げ加工された略ハット形断面における根元側フランジ部が固定され、先端側フランジ部のみが残留応力をキャンセルする方向に曲げ戻されるので、伸びフランジ成形や縮みフランジ成形によって先端側フランジ部に発生する大きな残留応力のみを減少させて、根元側フランジ部の小さな残留応力に近づけることができる。そのため、先端側フランジ部における残留応力と根元側フランジ部における残留応力との差異が減少し、残留応力に基づく曲げモーメントを全体的に低減させ、プレス部品の捻れ量を減少させることができる。
また、曲げ戻しを先端側フランジ部のみに限定したので、曲げ戻し量の予測が容易となり、型構造を単純化することもできる。
また、先端側フランジ部のみが曲げ戻されるので、根元側フランジ部と先端側フランジ部との間には曲げ戻しによる新たな折り曲げ線が形成される。そのため、この新たな折り曲げ線によって、先端側フランジ部の形状凍結を促進させることができる。
その結果、高張力鋼板からなる素材板を、冷間プレスで曲げ加工したときに発生する捻れやスプリングバック等の形状凍結不良を、冷間プレスの簡単な曲げ加工によって大幅に低減することができる。
(2)(1)に記載されたプレス部品の製造方法において、
前記先端側フランジ部は、曲げ戻し前のフランジ面に対して長手方向で略平行に曲げ戻されることを特徴とする。
本発明においては、先端側フランジ部は、曲げ戻し前のフランジ面に対して長手方向で略平行に曲げ戻されるので、曲げ戻しによる残留応力のキャンセルを長手方向で略均一に行うことができる。そのため、長手方向で湾曲したプレス部品の捻れを略均一に減少させることができる。
(3)(1)又は(2)に記載されたプレス部品の製造方法において、
前記根元側フランジ部を所定の形状に曲げ加工し、前記先端側フランジ部を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して中間品を形成する第1工程と、前記中間品における余分に曲げ加工したフランジ面のみを所定の形状にプレス方向で曲げ戻して前記先端側フランジ部を形成する第2工程とを備えることを特徴とする。
本発明においては、根元側フランジ部を所定の形状に曲げ加工し、先端側フランジ部を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して中間品を形成する第1工程と、中間品における余分に曲げ加工したフランジ面のみを所定の形状にプレス方向で曲げ戻して先端側フランジ部を形成する第2工程とを備えるので、特殊な構造のカム曲げ型を用いず、簡単な構造の曲げ型で加工することができる。また、第1工程で曲げ加工した根元側フランジ部を基準にして第2工程における中間品の位置決め行うことができる。そのため、型費を低減できるとともに、第2工程における中間品の位置決めが安定し、プレス部品の精度を向上させることができる。
また、第1工程で、先端側フランジ部を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して中間品を形成したので、第2工程で曲げ戻すとき、余分に曲げ加工したフランジ面にダイ刃をプレス方向で略均一に当接させることができ、局部的な伸び成形や縮み成形を回避することができる。そのため、曲げ戻し時におけるキレツやシワなどを防止でき、かつ、残留応力をより一層均一にキャンセルすることができる。
(4)(3)に記載されたプレス部品の製造方法において、
前記第1工程では、前記先端側フランジ部の内、略ハット形断面の一端側を縮み率が3〜4%以内で曲げ加工し、略ハット形断面の他端側を伸び率が6〜7%以内で曲げ加工して、前記中間品を形成すること、
前記第2工程では、前記一端側を引張応力が生じない範囲内で曲げ戻し、前記他端側を圧縮応力が生じない範囲内で曲げ戻して、前記先端側フランジ部を形成することを特徴とする。
本発明においては、第1工程では、先端側フランジ部の内、略ハット形断面の一端側を縮み率が3〜4%以内で曲げ加工し、略ハット形断面の他端側を伸び率が6〜7%以内で曲げ加工して、中間品を形成するので、第1工程において、縮みフランジ成形に伴うシワや伸びフランジ成形に伴うキレツを防止することができる。また、第2工程では、一端側を引張応力が生じない範囲内で曲げ戻し、他端側を圧縮応力が生じない範囲内で曲げ戻して、先端側フランジ部を形成するので、略ハット形断面の一端側と他端側とで捻れ等の原因となる残留応力のバラツキをそれぞれ減少させることができる。そのため、プレス部品における曲げ加工不良を防止しつつ、略ハット形断面の残留応力が全体的に均一化されて、捻れ等をより一層低減できる。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載されたプレス部品の製造方法において、
前記先端側フランジ部は、前記プレス部品と接合される他の部品との接合面を構成することを特徴とする。
本発明においては、先端側フランジ部は、プレス部品と接合される他の部品との接合面を構成するので、プレス部品に捻れ等が多少残ったとしても、先端側フランジ部の曲げ戻し量を他の部品の寸法精度に適合させるように設定することによって、他の部品との組付け精度を向上させることができる。
(6)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載されたプレス部品の製造方法において、
前記プレス部品は、自動車における車体の構造部材又は補強部材であることを特徴とする。
本発明においては、プレス部品は、自動車における車体の構造部材又は補強部材であるので、車体における軽量化と衝突安全性の要求を同時に満足させることができる。ここで、車体の構造部材には、車体床下の骨格を形成するフロントサイドメンバーやリヤサイドメンバー等が該当し、車体の補強部材には、バンパーR/F(バンパー・リーン・フォースメント)やピラーR/F(ピラー・リーン・フォースメント)、ルーフR/F(ルーフ・リーン・フォースメント)等が該当する。特に、引張強度が980MPa以上の高張力鋼板を冷間プレスの簡単な曲げ型で加工でき、ホットスタンプ等によることなく低コストで、車体の構造部材又は補強部材としての強度を高めることができる。
本発明によれば、冷間プレスの簡単な曲げ加工によって高張力鋼板の形状凍結不良を低減できるプレス部品の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るプレス部品を備える自動車の側面図である。 図1に示すA−A断面図である。 図2に示すピラーR/F(プレス部品)を表す平面図である。 図3に示すピラーR/F(プレス部品)の曲げ戻し量を表す拡大断面図である。(a)は、曲げ戻し前の断面図であり、(b)は、曲げ戻し後の断面図である。 図4(a)に示す断面に曲げ加工する金型の断面図である。 図4(b)に示す断面に曲げ戻し加工する金型の断面図である。 図3に示すピラーR/F(プレス部品)の縮みフランジ部(Bの領域)における応力分布を表すCAE解析図である。(a)は、曲げ戻し前のCAE解析図であり、(b)は、曲げ戻し後のCAE解析図である。 図3に示すピラーR/F(プレス部品)の伸びフランジ部(Cの領域)における応力分布を表すCAE解析図である。(a)は、曲げ戻し前のCAE解析図であり、(b)は、曲げ戻し後のCAE解析図である。 図3に示すピラーR/F(プレス部品)の捻れ量の測定結果を表す拡大断面図である。 高張力鋼板を略ハット形断面を備え長手方向に湾曲した車体の構造部材(又は補強部材)に曲げ加工した時の残留応力を表す模式的斜視図である。 図10に示す構造部材(又は補強部材)の捻れ量の測定結果を表す拡大断面図である。
次に、本発明の実施形態に係るプレス部品の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。はじめに、本実施形態に係るプレス部品の構造を説明し、その後、当該プレス部品の製造方法を説明する。また、上記製造方法によって曲げ加工したプレス部品における、応力分布を表すCAE解析結果と、捻れ量の測定結果とを説明する。最後に、本実施形態に係るプレス部品の製造方法における作用効果を説明する。
<プレス部品の構造>
まず、本実施形態に係るプレス部品の構造を、図1〜図3を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係るプレス部品を備える自動車の側面図を示す。図2に、図1に示すA−A断面図を示す。図3に、図2に示すピラーR/F(プレス部品)を表す平面図を示す。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るプレス部品1は、自動車10の車体前側方に位置するフロントピラー部に含まれる補強部材であって、一般にピラーR/F(ピラー・リーン・フォースメント)と称される。ピラーR/F(プレス部品)1は、ピラーアウタ2とピラーインナ3とで構成されるボックス断面の中に配置され、略ハット形断面を備えて長手方向(図3に示す矢印Dの方向)に湾曲した長尺部材に形成されている。
図2に示すように、ピラーR/F(プレス部品)1には、略ハット形断面の中央に位置する上端部11と、車両前方に位置するステップ状の縮みフランジ部12、13、14と、車両後方に位置するステップ状の伸びフランジ部15、16、17、18とを備えている。縮みフランジ部の先端側フランジ部14及び伸びフランジ部の先端側フランジ部18は、いずれもピラーアウタ2とピラーインナ3との間に挟まれて接合されることによって、ピラーアウタ2とピラーインナ3とで構成されるボックス断面の補強効果を高めている。また、縮みフランジ部の先端側フランジ部14は、車両前方のウィンドシールドガラス5のシール面を補強し、伸びフランジ部の先端側フランジ部18は、ドア開口部7の周縁に係合されるウェザーストリップ4のシール面を補強している。なお、ウィンドシールドガラス5とウェザーストリップ4との間には、内装部材6が装着されている。
図2、図3に示すように、ピラーR/F(プレス部品)1は、長手方向(矢印Dの方向)に湾曲した形状を備え、縮みフランジ部12、13、14は、その湾曲形状の外周側に位置し、伸びフランジ部15、16、17、18は、湾曲形状の内周側に位置する。図3において、領域Bには縮みフランジ成形が含まれ、領域Cには伸びフランジ成形の領域が含まれる。ピラーR/F(プレス部品)1は、板厚が0.7〜1.0mm程度で、引張強度が980MPaの高張力鋼板からなる素材板を曲げ加工されたものである。
<プレス部品の製造方法>
次に、本実施形態に係るプレス部品の製造方法を、図4〜図6を用いて説明する。図4に、図3に示すピラーR/F(プレス部品)の曲げ戻し量を表す拡大断面図を示す。なお、図4(a)は、曲げ戻し前の断面図であり、図4(b)は、曲げ戻し後の断面図である。図5に、図4(a)に示す断面に曲げ加工する金型の断面図を示す。図6に、図4(b)に示す断面に曲げ戻し加工する金型の断面図を示す。ここで、図5及び図6は、いずれも曲げ加工が完了したプレス下死点の状態を表す。
図4に示すように、本実施形態に係るピラーR/F(プレス部品)1の製造方法は、略ハット形断面における上端部11及び根元側フランジ部12、15をプレス方向で所定の形状に曲げ加工し、先端側フランジ部14、18を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して、中間品1bを形成する第1工程(図4(a))と、中間品1bにおける余分に曲げ加工したフランジ面14b、18bのみをプレス方向で所定の形状に曲げ戻す第2工程(図4(b))とを備えている。そのため、ピラーR/F(プレス部品)1は、第1工程及び第2工程に、それぞれプレス方向で曲げ加工できる簡単な構造の曲げ型を用いることができる。また、第2工程の曲げ型にて、略ハット形断面における上端部11及び根元側フランジ部12、15が固定され、先端側フランジ部14、18のみが残留応力をキャンセルする方向に曲げ戻される。ここで、「残留応力をキャンセルする方向」とは、伸びフランジ成形部の伸び率を減少させる方向又は縮みフランジ成形部の縮み率を減少させる方向を意味する。先端側フランジ部14は、縮み率が大きくなる領域であり、先端側フランジ部18は、伸び率が大きくなる領域である。
第1工程(図4(a))では、縮み率の大きい先端側フランジ部14が、縮み率の小さい根元側フランジ部12から面沿いに延びるフランジ面14bまで余分に曲げ加工されている。第1工程で曲げ加工する量は、一般に、高張力鋼板において縮みフランジ成形に伴うシワが生じない範囲といわれている、縮み率が3〜4%程度を限度とする。また、余分に曲げ加工する量は、所定の形状に曲げ戻したときの圧縮応力が零となることが好ましいが、少なくとも引張応力が生じない範囲内で曲げ戻すことを条件にして応力解析しながら設定する。隣接した位置に圧縮応力と引張応力とが混在すると、捻れ等の原因となる曲げモーメントが複雑に作用するからである。なお、応力解析に用いる解析ソフトには、例えば、ESI社の「PAM−STAMP 2G」(商品名)などがある。第2工程(図4(b))にて、余分に曲げ加工されたフランジ面14bは、所定の形状に曲げ戻されて、先端側フランジ部14が形成される。フランジ面14bが曲げ戻されるとき、根元側フランジ部12と先端側フランジ部14との間には、新たな折り曲げ線131、141と新たなステップ面13が形成される。先端側フランジ部14は、曲げ戻し前のフランジ面14bに対して長手方向で略平行に曲げ戻される。また、先端側フランジ部14は、曲げ戻し前のフランジ面14bに対して断面方向(プレス方向)においても略平行に曲げ戻されている。先端側フランジ部14は、ピラーアウタ2及びピラーインナ3(車体の他の部品)と接合される接合面を構成するので、先端側フランジ部14の曲げ戻し量をピラーアウタ2及びピラーインナ3(車体の他の部品)の寸法精度に適合させるように設定することができる。
また、第1工程(図4(a))では、伸び率の大きい先端側フランジ部18が、伸び率の小さい根元側フランジ部15から先端側へ延設されたステップ面16、17bと交差するフランジ面18bまで余分に曲げ加工されている。第1工程で曲げ加工する量は、一般に、高張力鋼板において伸びフランジ成形に伴うキレツが生じない範囲といわれている、伸び率が6〜7%程度を限度とする。また、余分に曲げ加工する量は、所定の形状に曲げ戻したときの引張応力が零となることが好ましいが、少なくとも圧縮応力が生じない範囲内で曲げ戻すことを条件にして応力解析しながら設定する。隣接した位置に圧縮応力と引張応力とが混在すると、捻れ等の原因となる曲げモーメントが複雑に作用するからである。第2工程(図4(b))にて、余分に曲げ加工されたフランジ面18bは、所定の形状に曲げ戻される。フランジ面18bが曲げ戻されるとき、ステップ面17bの断面方向の長さが短縮され、ステップ面16と先端側フランジ部18との間には、新たな折り曲げ線181と新たなステップ面17が形成される。先端側フランジ部18は、曲げ戻し前のフランジ面18bに対して長手方向で略平行に曲げ戻される。また、先端側フランジ部18は、曲げ戻し前のフランジ面18bに対して断面方向(プレス方向)においても略平行に曲げ戻されている。先端側フランジ部18は、ピラーアウタ2及びピラーインナ3(車体の他の部品)と接合される接合面を構成するので、先端側フランジ部18の曲げ戻し量をピラーアウタ2及びピラーインナ3(車体の他の部品)の寸法精度に適合させるように設定することができる。
図5に示すように、前述した第1工程(図4(a))は、冷間プレスのプレス方向への曲げ加工を行うスタンプ曲げ用の金型20を用いて行う。金型20は、下端にダイ刃22が固定された上型21と、上端に曲げ戻し前の形状に形成されたポンチ面を有する下型25とを備えている。上型21には、素材板Zを下型25のポンチ面に弾性体24によって押圧するパッド23が、部分的に内蔵されている。
高張力鋼板からなる長尺状の素材板Zは、曲げ加工される前の展開形状に打ち抜かれている。この素材板Zを、下型25のポンチ面に載置して、上型21を下降させると、パッド23がダイ刃22より先行して素材板Zに当接し、素材板Zをポンチ面に押圧する。パッド23が素材板Zをポンチ面に押圧することによって、素材板Zの位置ズレを防止する。上型21を更に下降させると、ダイ刃22が素材板Zに当接し、プレス下死点にて、素材板Zをポンチ面に沿わせて、曲げ戻し前の形状(中間品1b)に曲げ加工する。上型21はプレス上死点まで上昇すると、曲げ戻し前の中間品1bを取出すことができる。
図6に示すように、前述した第2工程(図4(b))は、冷間プレスのプレス方向への曲げ加工を行うクッション曲げ用の金型30を用いて行う。金型30は、下端に曲げ戻し後の形状に形成されたダイ面を有する上型31と、上端にポンチ面が形成されたクッションパッド32と、クッションパッド32の両側に位置するダイ刃33、34が固定された下型36とを備えている。下型36には、クッションパッド32を所定位置まで上昇させる弾性体35が内蔵されている。
前述した中間品1bを、クッションパッド32のポンチ面に載置して、上型21を下降させると、上型31のダイ面が中間品1bに当接し、中間品1bをクッションパッド32に押圧する。クッションパッド32が中間品1bの上端部11及び根元側フランジ部12、15を支持することによって、中間品1bの位置ズレを防止する。上型31を更に下降させると、ダイ刃33、34が中間品1bのフランジ面14b、18bに略均一に当接し、プレス下死点にて、フランジ面14b、18bを上型31のダイ面に沿わせるように曲げ戻し加工する。曲げ戻し加工が完了すると、上型31はプレス上死点まで上昇するので、曲げ戻し後の完成品であるピラーR/F(プレス部品)1を取出すことができる。
以上のように、本実施形態に係るピラーR/F(プレス部品)1の製造方法は、高張力鋼板からなる長尺状の素材板Zから冷間プレスのプレス方向への曲げ加工によって形成する略ハット形断面を備え長手方向で湾曲したプレス部品の製造方法であって、ピラーR/F(プレス部品)1は、略ハット形断面における根元側フランジ部12、15を固定し、先端側フランジ部14、18のみが残留応力をキャンセルする方向に曲げ戻される。このとき、先端側フランジ部14、18は、曲げ戻し前のフランジ面14b、18bに対して長手方向及び断面方向で略平行に曲げ戻される。
<応力分布を表すCAE解析結果と捻れ量の測定結果>
次に、本実施形態に係る製造方法によって曲げ加工した中間品1bと完成品であるプレス部品(ピラーR/F)1における応力分布を表すCAE解析結果と、完成品の捻れ量の測定結果とを、図7〜図9を用いて説明する。図7に、図3に示すピラーR/F(プレス部品)の縮みフランジ部(領域B)における応力分布を表すCAE解析図を示す。なお、図7(a)は、曲げ戻し前のCAE解析図であり、図7(b)は、曲げ戻し後のCAE解析図である。図8に、図3に示すピラーR/F(プレス部品)の伸びフランジ部(領域C)における応力分布を表すCAE解析図を示す。なお、図8(a)は、曲げ戻し前のCAE解析図であり、図8(b)は、曲げ戻し後のCAE解析図である。図9に、図3に示すピラーR/F(プレス部品)の捻れ量の測定結果を表す拡大断面図を示す。
図7、図8は、曲げ加工に基づいて発生する残留応力の分布を等高線で表したものであり、圧縮応力をマイナスとし、引張応力をプラスとして、応力の水準をドットの濃度で(i)〜(vi)の6段階に分けて表示している。ドットの濃度は、圧縮応力が増加するに従って薄くなり、引張応力が増加するに従って濃くなる。ドットが無い白色の領域(i)は、圧縮応力が最大となる−600MPaを表し、ドットが塗りつぶされた黒色の領域(vi)は、引張応力が最大となる+600MPaを表す。
図7に示すように、縮みフランジ部(領域B)における曲げ戻し前の状態(図7(a))では、圧縮応力の大きい水準(i)、(ii)が多いのに比較して、曲げ戻し後の状態(図7(b))では、圧縮応力の小さい水準(iii)が多くなっている。また、曲げ戻し後の状態(図7(b))では、縮みフランジ部の先端側において圧縮応力の最大水準(i)が無くなり、全体として圧縮応力が低減されつつ、長手方向及び断面方向で均一化されている。
また、図8に示すように、伸びフランジ部(領域C)における曲げ戻し前の状態(図8(a))では、引張応力の大きい水準(vi)、(v)が多いのに比較して、曲げ戻し後の状態(図8(b))では、引張応力の最大水準(vi)が大幅に減少している。また、曲げ戻し後の状態(図8(b))では、伸びフランジ部の先端側において引張応力の小さい水準(iv)が多くなり、全体として引張応力が低減されつつ、長手方向及び断面方向で均一化されている。
その結果、図9に示すように、ピラーR/F(プレス部品)1の捻れ量m1、m2が、従来の方法で曲げ加工した場合(図11に示す捻れ量M1、M2)に比較して、1/3〜1/4に減少することを確認できた。
<作用効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係るピラーR/F(プレス部品)1の製造方法によれば、ピラーR/F(プレス部品)1は、予め曲げ加工された略ハット形断面における根元側フランジ部12、15が固定され、先端側フランジ部14、18のみが残留応力をキャンセルする方向に曲げ戻されるので、伸びフランジ成形や縮みフランジ成形によって発生する先端側フランジ部14、18の大きな残留応力のみを減少させて、根元側フランジ部12、15の小さな残留応力に近づけることができる。そのため、先端側フランジ部14、18における残留応力と根元側フランジ部12、15における残留応力との差異が減少し、残留応力に基づく曲げモーメントを全体的に低減させ、ピラーR/F(プレス部品)1の捻れ量m1、m2を減少させることができる。
また、曲げ戻しを先端側フランジ部14、18のみに限定したので、曲げ戻し量の予測が容易となり、型構造を単純化することもできる。
また、先端側フランジ部14、18のみが曲げ戻されるので、根元側フランジ部12、15と先端側フランジ部14、18との間には、曲げ戻しによる新たな折り曲げ線131、141、181が形成される。そのため、この新たな折り曲げ線によって、先端側フランジ部14、18の形状凍結を促進させることができる。
その結果、高張力鋼板からなる素材板Zを、冷間プレスで曲げ加工したときに発生する捻れやスプリングバック等の形状凍結不良を、冷間プレスの簡単な曲げ加工によって大幅に低減することができる。
また、本実施形態によれば、先端側フランジ部14、18は、曲げ戻し前のフランジ面14b、18bに対して長手方向で略平行に曲げ戻されるので、曲げ戻しによる残留応力のキャンセルを長手方向で略均一に行うことができる。そのため、長手方向で湾曲したピラーR/F(プレス部品)1の捻れ量m1、m2を略均一に減少させることができる。
また、本実施形態によれば、根元側フランジ部12、15を所定の形状に曲げ加工し、先端側フランジ部14、18を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して中間品1bを形成する第1工程と、中間品1bにおける余分に曲げ加工したフランジ面のみを所定の形状にプレス方向で曲げ戻して先端側フランジ部14、18を形成する第2工程とを備えるので、特殊な構造のカム曲げ型を用いず、簡単な構造の曲げ型で加工することができる。また、第1工程で曲げ加工した根元側フランジ部12、15を基準にして第2工程における中間品1bの位置決め行うことができる。そのため、型費を低減できるとともに、第2工程における中間品1bの位置決めが安定し、ピラーR/F(プレス部品)1の精度を向上させることができる。
また、第1工程で、先端側フランジ部14、18を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して中間品1bを形成したので、第2工程で曲げ戻すとき、余分に曲げ加工したフランジ面14b、18bにダイ刃33、34をプレス方向で略均一に当接させることができ、局部的な伸び成形や縮み成形を回避することができる。そのため、曲げ戻し時におけるキレツやシワなどを防止でき、かつ、残留応力をより一層均一にキャンセルすることができる。
また、本実施形態によれば、第1工程では、先端側フランジ部14、18の内、略ハット形断面の一端側(14)を縮み率が3〜4%以内で曲げ加工し、略ハット形断面の他端側(18)を伸び率が6〜7%以内で曲げ加工して、中間品1bを形成するので、第1工程において、縮みフランジ成形に伴うシワや伸びフランジ成形に伴うキレツを防止することができる。また、第2工程では、一端側(14)を引張応力が生じない範囲内で曲げ戻し、他端側(18)を圧縮応力が生じない範囲内で曲げ戻して、先端側フランジ部14、18を形成するので、略ハット形断面の一端側と他端側とで捻れ等の原因となる残留応力のバラツキをそれぞれ減少させることができる。そのため、プレス部品1における曲げ加工不良を防止しつつ、略ハット形断面の残留応力が全体的に均一化されて、捻れ等をより一層低減できる。
また、本実施形態によれば、先端側フランジ部14、18は、ピラーR/F(プレス部品)1と接合されるピラーアウタ2、ピラーインナ3(他の部品)との接合面を構成するので、ピラーR/F(プレス部品)1に捻れ等が多少残ったとしても、先端側フランジ部14、18の曲げ戻し量をピラーアウタ2、ピラーインナ3(他の部品)の寸法精度に適合させるように設定することによって、ピラーアウタ2、ピラーインナ3(他の部品)との組付け精度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ピラーR/F(プレス部品)1は、自動車における車体の構造部材又は補強部材であるので、車体における軽量化と衝突安全性の要求を同時に満足させることができる。特に、引張強度が980MPa以上の高張力鋼板を冷間プレスの簡単な曲げ型で加工でき、ホットスタンプ等によることなく低コストで、車体の構造部材又は補強部材としての強度を高めることができる。
本発明は、例えば、自動車の構造部材や補強部材に使用されるような高張力鋼板を冷間プレスで曲げ加工するプレス部品の製造方法に利用できる。
1 ピラーR/F(プレス部品)
1b 中間品
2 ピラーアウタ
3 ピラーインナ
4 ウェザーストリップ
5 ウィンドシールドガラス
10 自動車
11 上端部
12、13、14 縮みフランジ部
15、16、17、18 伸びフランジ部
12、15 根元側フランジ部
14、18 先端側フランジ部
14 一端側
18 他端側
14b、18b フランジ面
13、16、17 ステップ面
20、30 金型
21、31 上型
22、33、34 ダイ刃
23 パッド
25、36 下型
32 クッションパッド

Claims (5)

  1. 高張力鋼板からなる長尺状の素材板から冷間プレスのプレス方向への曲げ加工によって形成する略ハット形断面を備え長手方向で湾曲したプレス部品の製造方法であって、
    前記プレス部品は、予め曲げ加工された前記略ハット形断面における根元側フランジ部が固定され、先端側フランジ部のみが残留応力をキャンセルする方向に曲げ戻されること
    前記根元側フランジ部を所定の形状に曲げ加工し、前記先端側フランジ部を所定の形状に対してプレス方向で略平行に変位するよう余分に曲げ加工して中間品を形成する第1工程と、前記中間品における余分に曲げ加工したフランジ面のみを所定の形状に曲げ戻して前記先端側フランジ部を形成する第2工程とを備えること、
    前記第1工程では、縮み率の大きい先端側フランジ部が、縮み率の小さい根元側フランジ部から面沿いに延びるフランジ面まで余分に曲げ加工され、前記第2工程にて、前記フランジ面が曲げ戻されるとき、前記根元側フランジ部と前記先端側フランジ部との間には、新たな折り曲げ線と新たなステップ面が形成されることを特徴とするプレス部品の製造方法。
  2. 請求項1に記載されたプレス部品の製造方法において、
    前記先端側フランジ部は、曲げ戻し前のフランジ面に対して長手方向で略平行に曲げ戻されることを特徴とするプレス部品の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたプレス部品の製造方法において、
    前記第1工程では、前記先端側フランジ部の内、略ハット形断面の一端側を縮み率が3〜4%以内で曲げ加工し、略ハット形断面の他端側を伸び率が6〜7%以内で曲げ加工して、前記中間品を形成すること、
    前記第2工程では、前記一端側を引張応力が生じない範囲内で曲げ戻し、前記他端側を圧縮応力が生じない範囲内で曲げ戻して、前記先端側フランジ部を形成することを特徴とするプレス部品の製造方法。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載されたプレス部品の製造方法において、
    前記先端側フランジ部は、前記プレス部品と接合される他の部品との接合面を構成することを特徴とするプレス部品の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載されたプレス部品の製造方法において、
    前記プレス部品は、自動車における車体の構造部材又は補強部材であることを特徴とするプレス部品の製造方法。
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