JP6187041B2 - デバイス管理装置、デバイス管理方法、プログラム及びデバイス管理システム - Google Patents

デバイス管理装置、デバイス管理方法、プログラム及びデバイス管理システム Download PDF

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Description

この発明は、1又は複数のデバイスを管理するためのデバイス管理装置、デバイス管理方法、プログラム及びデバイス管理システムに関する。
近年、会議を行う際にPC(パーソナルコンピュータ)、プロジェクタ、遠隔会議装置、電子ホワイトボードといったデバイスを用いる事が広く行われるようになっている。そして、これらのデバイスを用いる場合に、会議に関係する情報を各デバイスに記憶させることも行われるようになっている。例えば、プロジェクタの投影データはPCに記憶させ、手書きの内容は電子ホワイトボードに記憶させる等である。
ところで、会議は会議室の使用時間超過などにより別の会議室に移動して継続する事がある。このような場合、移動先の会議室にて移動前の会議室となるべく同じ環境で会議が継続できることが望ましい。
このため、例えば資料の表示については、移動先会議室のプロジェクタに資料を手動で投影し直したり、手書きの内容を電子ホワイトボードの管理サーバからダウンロードしたりして移動前会議室の状態を再現することを行っていた。
これに関連する技術としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、会議資料データの蓄積場所を示すアドレス情報を会議管理サーバに記憶させておき、入力ボードが、会議で用いる会議資料データのアドレス情報を含む会議情報を会議管理サーバから受信し、受信したアドレスから会議資料データを取得して描画する会議支援システムが開示されている。
このような会議支援システムによれば、連続して会議を行う場合に、前の会議における入力ボードの板面を、次の会議の会議資料データの蓄積場所に保存しておくことにより、次の会議において、容易に前の会議の板面を再現することができる。
しかしながら、移動先の会議室で再現すべき環境は、資料の表示だけではない。特に、複数のデバイスを組み合わせて会議に用いる場合、どのデバイスとどのデバイスを接続するか(又は外部のデバイスと接続するか)、という点も再現できなければ、移動前と同じ環境でデバイスを利用することができない。
また、音声出力の音量、表示出力の明るさや画面サイズといった設定についても、移動前と大きく異なると同じ環境とは言えず、なるべく再現できることが好ましい。
さらに、必ずしも前の会議の終了時点での状態を再現することが好ましいとは言えず、途中の時点の状態を再現したいという要請もある。
これらのような要請は、会議室の移動や会議の場合に限らず、所定の1又は複数のデバイスを以前と同じ状態で利用しようとする場合には、同様に生じるものである。
なお、上述の特許文献1に記載の発明は、会議資料の再現に関する技術であり、デバイス間の接続や設定の再現については開示されていない。
この発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、1又は複数のデバイスを利用する場合に、過去の適当な時点と同じ環境での利用が容易にできるようにすることを目的とする。
以上の目的を達成するため、この発明は、複数のデバイスからなるデバイス群を管理するデバイス管理装置において、上記デバイスから送信される、そのデバイスの動作状態が変化したことを示す状態変化情報に応じて、上記デバイス群の状態を保存すべきか否か判断する判断手段と、上記判断手段が保存すべきと判断した場合に、上記状態変化情報の送信元デバイスを含むデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集し、これらの情報に識別情報を付した再現情報を保存部に保存する状態保存手段と、上記状態保存手段が保存したいずれかの再現情報について再現指示を受け付ける受付手段と、上記受付手段が再現指示を受け付けた場合に、その再現指示に係る再現情報に従い、デバイス群中のデバイスに、その再現情報に含まれる動作状態で動作し、その再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する再現手段と、を設け
上記受付手段は、上記再現指示に加えて、再現情報の変更指示を受け付ける手段であり、上記再現手段は、上記再現指示に係る再現情報を、上記受付手段が該再現指示と共に受け付けた変更指示に従って変更し、その変更後の再現情報に従って上記複数のデバイスへの指示を行う、ことを特徴とする
上記構成によれば、1又は複数のデバイスを利用する場合に、過去の適当な時点と同じ環境での利用が容易にできるようにすることができる。
この発明のデバイス管理システムの第1実施形態の概略構成を示す図である。 図1に示した管理装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示した管理装置、中継装置及び、管理装置による管理対象のデバイスの機能構成を示す図である。 会議室情報テーブルの例を示す図である。 保存条件テーブルの例を示す図である。 再現情報の例を示す図である。 コンテンツ情報テーブルを示す図である。 保存情報テーブルの例を示す図である。 第1実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す図である。 再現要求受付画面の例を示す図である。 第1実施形態における再現実行時の動作フローを示す図である。 再現指示のデータ例を示す図である。 再現指示の別のデータ例を示す図である。 第2実施形態における再現情報の例を示す図である。 第2実施形態における再現実行時の動作フローを示す図である。 会議室毎に定めた、再現実行時における再現情報の変更内容の例を示す図である。 第3実施形態における再現実行時の動作フローを示す図である。 第4実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す図である。 第5実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す図である。 図19の続きの動作フローを示す図である。 第6実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す図である。 変形例における保存情報テーブルの例を示す図である。 変形例における再現情報の例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、具体的に説明する。
〔第1実施形態:図1乃至図13〕
まず図1に、この発明のデバイス管理システムの第1実施形態の概略構成を示す。
図1に示すデバイス管理システムは、それぞれエリアである複数の会議室A〜Cに配置されたデバイスと、各デバイスの各々と通信可能な管理装置10とを備える。ネットワーク40については、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)など、任意の通信経路が利用可能である。有線、無線も問わない。
管理装置10は、各会議室に配置したデバイスの動作状態、利用中コンテンツ等を管理すると共に、各会議室で開催される会議の予定や開催状況を管理する機能を備えるデバイス管理装置である。また、各会議室に配置したデバイスに対し、動作状態及び利用中コンテンツの情報の送信、動作状態の再現、コンテンツの再生、その他必要な動作の実行を要求する機能も備える。これらの機能の詳細については後述する。
中継装置20A,20B(個体を区別しない場合にはアルファベットを付さない符号を用いる、他の装置についても同様)は、管理装置10と会議室内の各デバイスとの通信を仲介する機能を備える。会議室内のデバイスのいずれかがこの中継装置の機能を備えていたり、各デバイスが管理装置10と直接通信する構成であったりしてもよい。
プロジェクタ31A、電子ホワイトボード32A、遠隔会議装置33A、モバイルPC34Aは、それぞれ会議室Aに配置されたデバイスであり、デバイス群を構成する。また、プロジェクタ31Aは、入力される画像データに基づき画像をスクリーン等に投影する装置である。電子ホワイトボード32Aは、入力される画像データを板面に表示しつつ、板面への書き込み操作に従って書き込み内容も重ねて表示可能な装置である。遠隔会議装置33Aは、カメラ、マイク、ディスプレイ、スピーカ等を備え、他の遠隔会議装置との間で映像や音声を用いた双方向通信を行う装置である。モバイルPC34Aは、ハードウェアとしては一般的なPCであり、プロジェクタへの画像データの供給、電子ホワイトボードにて作成された書き込み画像の保存等を行うことができる。
会議室Bに配置されたプロジェクタ31B、電子ホワイトボード32B、遠隔会議装置33B、モバイルPC34Bも、会議室Aに配置された同名の装置と同じ用途の装置である。また、会議室Aに配置されたデバイスとは別のデバイス群を構成する。
なお、会議室Bに配置されたデバイスは、会議室Aに配置されたデバイスと全く同じ機種である必要はないが、双方を区別せずに動作状態等を再現できるようにするためには、再現する動作の範囲では同じ機能を備えたデバイスであることが望ましい。通信の状態を再現するならば、同じ通信機能を備えていることが望ましいが、画面サイズを再現しないのであれば画面サイズは異なっていてもよい等である。会議室C等の他の会議室についても同様である。
すなわち、管理装置10が管理し、動作状態等の再現を行うデバイス群については、全てのデバイス群を、同じ種類のデバイスであって再現する動作の範囲では同じ機能を備えた、同じ台数のデバイスにより構成することが望ましい。
また、中継装置20は、デバイス群毎に1台設け、管理装置10と、1つのデバイス群中の各デバイスとの間の通信を仲介するようにするとよい。
以降の説明では、管理装置10による管理の対象となるこれらの装置をデバイス30と呼ぶことにする(図3参照)。デバイス30については、特に断らない限り、管理装置10による管理の対象となるために備える機能について説明し、プロジェクタや遠隔会議装置等の個々の装置としての機能の説明は省略する。
次に、図2に、図1に示した管理装置10のハードウェア構成を示す。
管理装置10は、ハードウェアとしては一般的なコンピュータでよい。すなわち、管理装置10は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD(ハードディスクドライブ)14、通信I/F(インタフェース)15、表示部16、及び操作部17を備え、それらをシステムバス18により接続した構成としている。
そして、CPU11が、RAM13をワークエリアとしてROM12又はHDD14に記憶されたプログラムを実行することにより、管理装置10全体を制御し、デバイスの管理機能をはじめとする各種機能を実現する。
HDD14は、不揮発性記憶媒体(記憶手段、保存部)であり、CPU11が実行する各種プログラムや後述する各種テーブルを含む各種データを格納(記憶及び保存)している。
通信I/F15は、ネットワーク40を介して中継装置20や管理対象のデバイスをはじめとする外部装置と通信するためのインタフェースである。
表示部16は、ディスプレイ等の、オペレータに情報を提示するための表示手段である。
操作部17は、キーボード、マウス、タッチパネル等の、オペレータから操作を受け付けるための操作手段である。
なお、表示部16や操作部17が外付けであったり、管理装置10がネットワーク40等を介して外部の端末装置(デバイス30であってもよい)から操作を受け付けることができるようにしたりしてもよい。
中継装置20も、管理装置10と同様、ハードウェアとしては公知のコンピュータでよい。会議室に設けるデバイス30も、ハードウェアとしては公知のものでよい。ただし、CPU、ROM、RAM等の情報処理に係る構成に加え、各デバイスの機能を発揮するためのハードウェアを備える。投影手段、表示手段、書き込み検出手段、撮影手段等である。
次に、図3に、図1に示した管理装置10、中継装置20及び、管理装置10による管理対象のデバイス30の機能構成を示す。なお、図3には、この実施形態の特徴に関連する部分を中心に機能を示している。
図3に示すように、管理装置10は、通信I/F部111、会議生成部112、保存部113、イベント検知部114、会議状態収集部115、会議状態保存部116、会議再現部117を備える。これらの各機能は、CPU11が所要のプログラムを実行して管理装置10の各種ハードウェアを制御することにより実現されるものである。
これらのうち通信I/F部111は、図2に示した通信I/F15と対応し、ネットワーク40を介して中継装置20と通信を行う機能を備える。デバイス30や他の装置との間の通信を行う機能を備えていてももちろん構わない。
会議生成部112は、ユーザからの指示に従い、会議のデータを生成して会議情報テーブル(不図示)に登録する機能を備える。この会議情報テーブルに登録する情報は、会議ID、使用会議室、開催日時、会議概要等である。また、会議生成部112は、その他会議に関係する設定を作成及び編集する機能を備える。例えば、オペレータの指示に従い、デバイス群を配置する会議室の情報を、後述の会議室情報テーブル(図4)に登録する機能を備える。
保存部113は、後述する各種テーブルのデータを記憶し保存する機能を備える。
イベント検知部114は、デバイス30から中継装置20を介して通知される各種イベントを検知する機能を備える。このイベントには、デバイス30の動作状態が変化したことを示す状態変化情報を含む。また、イベント検知部114は、判断手段であり、状態変化情報を受信した場合に、この受信に応じてデバイス群の状態を保存すべきか否か判断する。この判断は、例えば、受信した状態変化情報が後述の保存条件テーブル(図5)に登録されたものであるか否かにより行うことができる。そして、保存すべきと判断した場合、会議状態収集部115に、状態変化情報の送信元デバイスを含むデバイス群の状態情報を収集するよう指示する。
会議状態収集部115は、状態保存手段であり、イベント検知部114からの指示に応じて、指示に係るデバイス群中の各デバイスから、そのデバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集する機能を備える。収集対象のデバイス群との間の通信を仲介する中継装置20に対し収集の指示を出すことにより、中継装置20にデバイス群内の各デバイスから必要な情報を収集させ、その結果を受け取ることができる。会議状態収集部115は、中継装置20から収集結果を受け取ると、会議状態保存部116にその情報を渡す。
会議状態保存部116も状態保存手段であり、会議状態収集部115から渡された各デバイスの情報を、後述の再現情報(図6)として保存部113に保存する機能を備える。このとき、再現情報には、識別情報として一意なステータスIDを付す。また、利用中コンテンツの情報については、別途コンテンツIDを付してコンテンツ情報テーブル(図7)に登録し、そのコンテンツIDを再現情報中に登録する。いずれにせよ、ステータスIDをキーに、会議状態収集部115が収集した各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を特定できるようにする。
さらに、会議状態保存部116は、各再現情報の保存日時等の情報を、保存情報テーブル(図8)に登録する機能を備える。これらの各テーブルに登録すべき情報については後述する。
会議再現部117は、受付手段であり、保存部113が保存している再現情報をユーザに提示してその中から状態を再現すべき再現情報を選択させ、再現指示を受け付ける機能を備える。また、再現を行う再現先会議室の選択を受け付ける機能も備える。この提示及び受付は、PC等の端末装置からブラウザの管理装置10の所定のアドレスにアクセスされたことに応じて、そのブラウザに後述の再現要求受付画面400(図10)を表示させることにより行うことができる。
また、会議再現部117は再現手段でもあり、再現要求受付画面400において再現指示を受け付けた場合に、選択された再現情報を保存部113から読み出し、その再現情報に従った再現処理を行う機能を備える。すなわち、再現先となるデバイス群中のデバイスの各々に、再現情報に含まれる動作状態で動作し、再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する。実際には、再現先となるデバイス群との間の通信を仲介する中継装置20に対して再現情報を渡して再現を指示することにより、中継装置20に各デバイスへの再現指示を出させ、その結果を受け取ることができる。
次に、中継装置20は、通信I/F部211、デバイス登録部212、デバイス状態収集部213、状態再現指示部214を備える。これらの各機能は、中継装置20のCPUが所要のプログラムを実行して中継装置20の各種ハードウェアを制御することにより実現されるものである。
これらのうち通信I/F部211は、ネットワーク40を介して管理装置10及びデバイス30と通信を行う機能を備える。他の装置との間の通信を行う機能を備えていてももちろん構わない。また、通信I/F部211は、デバイス30から管理装置10への、状態変化情報を始めとする各イベントの送信を仲介する機能も備える。
デバイス登録部212は、中継装置20が管理装置10との間の通信の仲介を行うデバイス群を構成する各デバイス30の情報を登録する機能を備える。このようなデバイス群及びデバイスを、以下、仲介対象デバイス群あるいは仲介対象デバイスと呼ぶ。
デバイス登録部212には、少なくとも、各仲介対象デバイスの種別と通信先アドレス(例えばIPアドレス)を登録しておけばよい。この登録は、管理装置10の管理者が予め行っておくとよい。しかし、中継装置20が会議室内にあるデバイスを自動的に検索して登録するようにしてもよい。
デバイス状態収集部213は、管理装置10の会議状態収集部115からの指示に応じて、デバイス登録部212に登録されている各デバイスに対し、動作状態及び利用中コンテンツの情報を通知するよう指示する機能を備える。そして、各デバイスから通知される情報をまとめて会議状態収集部115に送信する機能を備える。
状態再現指示部214は、管理装置10の会議再現部117からの指示に応じて、デバイス登録部212に登録されている各デバイスに対し、再現情報に含まれる動作状態で動作し、再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する機能を備える。そして、各デバイスからの通知に基づき、指示に従った動作が正常に開始できたか否かを判断し、その結果をまとめて会議再現部117に送信する機能を備える。
次に、デバイス30は、通信I/F部311、状態通知部312、再現指示解析部313、状態変更部314を備える。これらの各機能は、デバイス30のCPUが所要のプログラムを実行してデバイス30の各種ハードウェアを制御することにより実現されるものである。
これらのうち通信I/F部311は、ネットワーク40を介して中継装置20と通信を行う機能を備える。他の装置との間の通信を行う機能を備えていてももちろん構わない。なお、デバイス30から管理装置10へ送信するデータは、一旦中継装置20へ送信することにより、中継装置20から管理装置10へ転送される。従って、この実施形態では、デバイス30から管理装置10へ送信するデータであっても、直接の送信先は中継装置20とする。
状態通知部312は、第1の送信手段であり、デバイス30の動作状態(再生中のコンテンツも含む)に変化が生じた場合にその変化を示す状態変化情報を管理装置10へ送信する機能を備える。状態変化情報に応じて再現情報の登録を行うか否かは管理装置10側で判断するため、デバイス30からは、状態変化がある度に、ネットワーク40の通信帯域を圧迫しない範囲でこれを逐一管理装置10へ通知することが好ましい。
また、状態通知部312は、第2の送信手段でもあり、管理装置10あるいは中継装置20からの指示に応じて、デバイスの現在の動作状態及び利用中コンテンツの情報を指示元に送信する機能を備える。ここで送信する情報は、再現情報として登録すべき情報である。
再現指示解析部313は、管理装置10あるいは中継装置20から再現情報に基づく状態再現のための動作及び再生の指示を受けると、その指示の内容を解析し、状態変更部314に対し、その指示に応じて実行すべき動作を指示する機能を備える。また、その動作の実行結果を指示元に送信する機能を備える。
状態変更部314は、再現実行手段であり、再現指示解析部313からの指示に応じて、デバイス30の動作状態の変更及びコンテンツの再生を行う機能を備える。動作状態の変更としては、接続先の変更や、音量や明るさ等のパラメータの変更、スリープモードへの移行及び復帰等が考えられる。コンテンツの再生は、表示、投影、音声出力、他のデバイスへの表示用データ供給等、デバイス30の機能に合った手法で行う。
次に、管理装置10が保存部113に保存する各種データについて説明する。
まず図4に、会議室情報テーブルの例を示す。
この会議室情報テーブルは、管理装置10の管理対象であるデバイス群が配置された会議室の情報を登録するテーブルである。1つの会議室には、1つのデバイス群を配置する。
また、この会議室情報テーブルは、会議室ID、生成日時、最終更新日時、会議室名称の項目を含む。
このうち会議室IDは、会議室を特定するための識別情報である。
生成日時は、該当のエントリを生成した日時である。
最終更新日時は、該当の会議室について最後に再現情報を保存した日時である。
会議室名称は、該当の会議室の名称である。
この会議室情報テーブルの内容は、デバイス30を配置した会議室の情報に基づき、管理装置10の管理者が予め設定しておく。
次に図5に、保存条件テーブルの例を示す。
この保存条件テーブルは、イベント検知部114が、デバイス30から状態変化情報を受信した場合にそれに応じて再現情報の保存を行うか否かを判断する基準を登録したテーブルである。
この保存条件テーブルは、イベントID及び条件の項目を含む。
このうち条件は、再現情報の保存を行う条件を示す。すなわち、受信した状態変化情報がこの条件に該当した場合に再現情報の保存を行うべきことを規定する。イベント検知部114は、受信した状態変化情報が保存条件テーブル中のいずれかの条件に該当すれば、再現情報の保存を行うべきと判断する。
イベントIDは、再現情報をどの条件に基づき保存したかを識別するための識別情報である。例えば、いずれかのデバイス30の電源On通知に応じて保存した場合は、会議状態保存部116が、後述の保存情報テーブル(図8)に、そのことを示すイベントID=1を登録する。
次に図6に、再現情報の例を示す。
この再現情報は、各デバイスの情報として、デバイス種別、IPアドレス、電源状態、入力状態、出力状態、コンテンツID、接続先等の項目を含む。また、再現情報1つにつき1つのステータスIDを含む。
これらのうちステータスIDは、再現情報を特定するための識別情報である。
デバイス種別は、デバイスの種別を示す情報である。
IPアドレスは、該当デバイスに設定されているIPアドレスである。
電源状態は、該当デバイスの電源がOnかOffかを示す情報である。省電力モード、という情報を登録可能としてもよい。
入力状態は、該当デバイスへの映像及び音声信号の入力に用いる通信機能と、ネットワーク経由であれば入力元デバイスのIPアドレスである。
出力状態は、該当デバイスからの映像及び音声信号の出力に用いる通信機能と、ネットワーク経由であれば出力先デバイスのIPアドレスである。再現時には、入力元デバイスから出力先デバイスへデータ転送が可能なように、各デバイスの通信機能の設定を行う。なお、入力元デバイスと出力先デバイスは双方共同じデバイス群内のデバイスである。外部のデバイスと接続すべき場合は、その情報を接続先の項目に登録する。
コンテンツIDは、該当デバイスで再生中のコンテンツを示す識別情報である。コンテンツ自体の情報は、コンテンツ情報テーブル(図7)に登録する。
接続先は、デバイス群外のデバイスに接続する場合に、その接続先を登録する。この項目の記載形式は任意であり、アドレス、パス、相手先デバイスの識別情報、通信に使用するトークン等により記載することが考えられる。
また、再現情報には、図6に示したもの以外にも、後で再現すべき設定内容を登録する。例えば、音量、画面の明るさ、画面サイズ等が考えられる。どの項目の情報を登録するかは、管理装置10に予め設定しておくことが望ましい。
なお、図6に示すのは再現情報の1つのエントリであり、管理装置10はこの再現情報を複数記憶する。また、各デバイスを識別するための識別情報を再現情報に含めてもよい。
次に図7に、コンテンツ情報テーブルの例を示す。
このコンテンツ情報テーブルは、再現情報収集時にいずれかのデバイスで再生中であったコンテンツの情報を登録するテーブルであり、コンテンツID、コンテンツ種別、コンテンツ名称、所在、最終更新日時、バイナリデータの項目を含む。
これらのうちコンテンツIDは、コンテンツを特定するための識別情報である。再現情報内においてはこのコンテンツIDを登録する。
コンテンツ種別は、コンテンツの種別である。ここではデータ形式を登録しているが、これには限られない。
コンテンツ名称は、コンテンツの名称である。
所在は、該当のコンテンツをどこから取得してきたかを示す情報である。コンテンツの取得先により所在として記載すべき情報は異なるが、再度アクセスして(まだ同じ位置に登録されていれば)同じコンテンツを取得できる程度の情報を記載する。ローカルの記憶手段であれば、パスを記載すればよいし、インターネット上であればURL(Uniform Resource Locator)、データベースであれば検索条件等を記載することが考えられる。取得に認証が必要な場合の認証情報については、セキュリティポリシーに応じて登録有無を設定可能とするとよい。
最終更新日時は、再生中のコンテンツの最終更新日時である。この情報は、後で所在の項目の情報に基づきコンテンツを取得し直した際に、登録時点から更新されているか否かを把握するために用いることができる。
バイナリデータは、再生中のコンテンツのデータそのものをバイナリ形式で格納したものである。このデータがあるため、再現情報の保存時と全く同じコンテンツを再生するだけであれば、コンテンツのデータを所在の項目に登録した位置から再度取得する必要はない。
次に図8に、保存情報テーブルの例を示す。
この保存情報テーブルは、保存部113に登録されている各再現情報がどのような状況で収集されたものであるかを示すデーブルであり、日時、会議室ID、イベントID及びステータスIDの項目を含む。
これらのうち日時は、再現情報を収集した日時である。
会議室IDは、再現情報の収集先デバイス群が配置されている会議室の識別情報である。どの会議室におけるデバイスの動作状態を保存したかを示す識別情報である、ということもできる。
イベントIDは、再現情報収集のトリガとなったイベントの種類を示す識別情報である。図5の保存条件テーブルに基づき設定する。
ステータスIDは、再現情報を特定するための識別情報である。
次に、会議室の環境を保存及び再現するために管理装置10、中継装置20及びデバイス30が行う動作及び処理について説明する。
まず図9に、再現情報保存時の動作フローを示す。この図に示す処理は、各装置のCPUが所要のプログラムを実行することにより行うものであるが、説明を簡単にするため、装置自体が実行するとして説明する。以下のフロー図についても同様である。
デバイス30は、電源投入や再起動がなされると図9の処理を開始し、自身の動作状態に変化がないか監視する(S11)。そして、変化を検出すると、その状態変化を管理装置10に通知する。ただし、中継装置20が通信を仲介するため、通知はまず中継装置20へ送信し(S12)、その後、中継装置20が管理装置10へ送信する(S13)。ステップS11で変化がない場合は、そのまま監視を続ける。これらのステップS11及びS12の処理は、第1の送信手段の機能と対応する処理である。
また、管理装置10は、デバイス30からの状態変化通知を受けると、その状態変化通知が再現情報を保存するトリガとなるイベントか否か判断する(S14)。ここでトリガとならない場合は、そのまま処理を終了する。また、デバイス30はそのまま状態変化の監視を続ける。このステップS14の処理は、判断手順の処理であり、判断手段の機能と対応する処理である。
一方、ステップS14でトリガとなると判断すると、管理装置10は、状態変化の通知元デバイスを含むデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集する。ここでは、中継装置20が通信を仲介するため、管理装置10はまず中継装置20に対して、該当デバイス群内の各デバイスの情報収集を依頼する(S15)。また、収集する情報の範囲は、図6に示した再現情報として登録する範囲である。
中継装置20は、この依頼を受けると、各仲介対象デバイスに対し、動作状態及び利用中コンテンツの通知を指示する(S16)。各デバイス30は、この指示を受けると、動作状態及び利用中コンテンツの情報を中継装置20に返す(S17)。このステップS17の処理は、第2の送信手段の機能と対応する処理である。
中継装置20は、全ての仲介対象デバイスから情報の通知を受けると、それらをまとめて管理装置10へ通知する(S18)。このとき、デバイス30から利用中コンテンツの情報が通知されていた場合、中継装置20がその情報にコンテンツIDを付して、図7のコンテンツ情報テーブルに登録可能な形式のデータとする。また、情報送信元のデバイスから通知された動作状態の情報にコンテンツIDを追加し、再現情報の形式に編集する。
管理装置10は、ステップS18の通知を受けると、通知された情報にステータスIDを付し、会議室IDと関連付けて再現情報として保存する(S19)。会議室IDとの関連付けは、上述の保存情報テーブルに今回保存した再現情報に関する情報を登録することにより行う。このステップS19の処理は、上記のステップS15の処理と合わせて、状態保存手順の処理であり、状態保存手段の機能と対応する処理である。
以上の動作により、管理装置10は、予め定めたトリガを検出した場合に、その時点における会議室の各デバイスの状態を、再現情報として保存することができる。会議についてなるべく多くの時点で状態を保存しておくことが好ましいが、データ量や後での選択の利便性を考慮し、デバイスの状態が大きく変わった時にその変化後の状態を保存しておくとよい。図5の基準は、この観点で適宜定めるとよい。
なお、図9の処理において、中継装置20は、ステップS16での各デバイスへの通知を、各デバイスのIPアドレスに対して個別に送信してもよいが、会議室内のネットワークにブロードキャストしてもよい。この場合、ブロードキャストを受けた各デバイスが、応答の必要性について判断する。
また、中継装置20は、ステップS18で、全てのデバイスからの通知が揃う前でも、個別に管理装置10に転送し、管理装置10側で、全てのデバイスからの通知が揃ったか否かを管理するようにしてもよい。中継装置20がステップS18で行うデータの編集も、管理装置10が行ってもよい。
また、ステップS16において中継装置20がいずれかのデバイス30の存在を検出できない場合、電源がOffされているか、デバイスが取り外されている状態で、少なくともそのデバイスは利用されていないと判断してもよい。この場合、中継装置20は、そのデバイス30から電源状態がOffの状態が通知されたとして以後の処理を行うことが考えられる。
次に、再現時の動作について説明する。
ユーザは、いずれかの会議室において以前の会議の状態を再現したい場合、PC等により管理装置10にアクセスして、状態の再現を要求する。会議室予約の時間切れ等により別の会議室に移動せざるを得なかった場合に別の会議室で前の会議室と同じ状態を再現する等である。また、以前と同じ会議室でも、時間を空けて前回の続きの会議をするため前回の状態を再現することも考えられる。
図10に、この再現要求を受け付けるための画面の例を示す。
図10に示す再現要求受付画面400は、管理装置10が上記アクセスに応じてユーザの操作する端末に表示させるものである。この端末は、いずれかの会議室に配置された、管理装置10による管理対象のデバイスであってもよいし、ユーザが持ち込んだノートPC等、それ以外のデバイスであってもよい。
そして、再現要求受付画面400は、会議一覧部401、ラジオボタン402、再現先会議室入力部403、OKボタン404及びキャンセルボタン405を備える。
これらのうち会議一覧部401は、保存部113に保存している再現情報の一覧、すなわち再現可能な会議の状態の一覧を表示する領域である。図の例では、図8の保存情報テーブル及び図4の会議室情報テーブルに基づき、再現情報を収集した日時及び会議室と、再現情報保存のトリガとなったイベントの種類とを表示している。しかし、他の項目の情報を表示しても構わない。
ラジオボタン402は、会議一覧部401に表示されている再現情報から再現に用いる再現情報を選択するためのボタンである。
再現先会議室入力部403は、再現情報に基づき状況を再現する再現先を入力するための領域である。ユーザがテキストを直接入力してもよいし、会議室情報テーブルや、各会議室の利用状況の情報等に基づき、現在使用可能な会議室のリストを管理装置10が作成し、その中からユーザに選択させてもよい。また、中継装置20は各会議室に1つずつ配置されているため、中継装置20のIPアドレスを指定することにより再現先会議室を指定することもできる。
OKボタン404は、再現情報及び再現先会議室の選択を決定し、その選択に従った再現を管理装置10に要求するためのボタンである。
キャンセルボタン405は、何もせずに再現要求受付画面400を閉じるためのボタンである。
次に、図11に、再現実行時の各装置の動作フローを示す。
管理装置10は、端末からアクセスされ再現要求受付画面400の表示を要求されると、図11の動作を開始し、保存している再現情報の一覧を含む、図10のような再現要求受付画面を端末に表示させる(S31)。端末からのアクセスは、ブラウザを用いて行ったり、PCやスマートデバイスで実行する専用アプリケーションを用いて行ったりすることが考えられる。このステップS31の処理は、受付手順の処理であり、受付手段の機能と対応する処理である。
その後、ユーザがその画面において状態を再現したい再現情報及び再現先会議室を選択すると(S32)、管理装置10は、選択された再現情報及び再現先会議室に基づき、再現先会議室の各デバイスに対し、選択された再現情報に基づく動作状態の変更を指示する。ただしここでは、中継装置20が通信を仲介するため、管理装置10はまず再現先会議室のデバイスとの通信を仲介する中継装置20に対して、再現を指示する(S33)。このとき、再現情報に含まれるコンテンツIDで特定されるコンテンツの情報も再現情報と共に中継装置20に渡す。このステップS33の処理は、再現手順の処理であり、再現手段の機能と対応する処理である。
中継装置20は、この指示を受けると、仲介対象デバイスのうち再現情報が示す各デバイスに対し、再現情報に従った動作状態で動作し、再現情報で指定されるコンテンツを再生するよう指示する(S34)。
各デバイス30は、この指示を受けると、指示内容を解釈し(S35)、指示に従い動作状態の変更及びコンテンツの再生を実行して(S36)、その結果を中継装置20に返す。このステップS35及びS36の処理は、再現実行手段の機能と対応する処理である。
中継装置20は、指示を行った全てのデバイス30から変更及び再生の成功の応答を受けると、各デバイスの再現が完了したことを管理装置10に通知する(S37)。
管理装置10は、この通知を受けて再現が成功したことを確認し、図11の動作を終了する。
以上の動作により、ユーザが選択した再現先会議室のデバイスを用いて、ユーザが選択した会議の状態を、コンテンツの再生も含めて自動的に再現することができる。会議の状態は、図9の処理により、状態が大きく変わる度に自動的に記録しているため、ユーザは、任意の会議について概ね任意の時点の状態を選択して再現することができると言える。従って、ユーザは、過去の適当な時点と同じ環境でのデバイスの利用を容易に行うことができる。例えば、移動先会議室での会議の続行や、日を改めての会議の続行等である。
ここで、図12及び図13に、中継装置20がデバイス30に送信する再現指示のデータの例を示す。図12には、PCに対して送信するデータ、図13には、プロジェクタに対して送信するデータを示す。これらのデータはJSON(JavaScript Object Notation)形式で記載したものであるが、記載形式はこれに限られない。
まず、図12に示すデータでは、device_nameデータ501により、このデータが、デバイス種別がPCのデバイスについてのデータであることが示されている。
また、output_stateデータ502により、出力の設定を、無線LANを用いてIPアドレスが192.168.1.2のデバイスと通信するよう変更すべきことが示されている。
また、settingsデータ503により、電源状態をOnにするよう変更すべきことが示されている。なお、settingsデータ503には、他の項目の設定変更についても記載することができる。
さらに、contentsデータ504により、再生すべきコンテンツの所在や、そのバイナリデータが示されている。なお、基本的に再生はバイナリデータのみで可能であるが、データに異常があった場合には、所在のデータに基づきコンテンツのデータを再取得を試みることができる。
これらは、図6に示したPCについての再現情報と対応する内容である。
また、図13に示すデータでは、device_nameデータ511により、このデータが、デバイス種別がプロジェクタのデバイスについてのデータであることが示されている。
input_stateデータ512により、入力の設定を、無線LANを用いてIPアドレスが192.168.1.1のデバイスと通信するよう変更すべきことが示されている。
また、settingsデータ513により、電源状態をOn、画面サイズをフル、音量を通常、光量を低に変更すべきことが示されている。
コンテンツの再生は行わないため、contentsデータは含まれていない。
これらは、図6に示したプロジェクタについての再現情報と対応する内容である。
なお、ここで説明したようにIPアドレスも再現の対象とする場合(かつ再現情報を、保存した会議室と異なる会議室でも再現に用いることができるようにする場合)、デバイスは、デバイス群毎に異なるネットワークに配置する必要がある。複数のデバイス群が1つのネットワーク上に配置されていると、再現の際にIPアドレスが重複してしまうためである。
従って、中継装置20を設け、中継装置20が、管理装置10との通信のためのネットワーク40と、会議室内部のデバイスが接続されたネットワークとの間でデータの受け渡しを行うことが好ましい。また、中継装置20が配置情報に記載された各種別のデバイスを容易に特定できるよう、種別とIPアドレスの対応関係を、全てのデバイス群において統一することが好ましい。
もちろん、各デバイスに固定のIPアドレスを割り当て、IPアドレスは再現の対象としない(又は、再現情報を、保存した会議室と同じ会議室でのみ再現に用いることができるようにする)ことも考えられる。
なお、中継装置20に、図3に示した機能、あるいは図9及び図11に示したように、管理装置10からの一括の指示に応じて個別に各デバイスへの指示を送信する機能を設けることまでは必須ではない。単に管理装置10から送信されたデータを会議室内のネットワークに転送したり、逆にデバイス30が送信したデータをネットワーク40に転送したりする機能のみ設けてもよい。
また、IPアドレスを再現の対象としないのであれば、中継装置20を設けること自体必須ではなく、管理装置10とデバイス30が直接通信するようにしてもよい。ただし、この場合、管理装置10において、管理対象のどのデバイスがどのデバイス群を構成するのかにつき、何らかの手段で把握する必要がある。
〔第2実施形態:図14及び図15〕
次に、この発明のデバイス管理システムの第2実施形態について説明する。
この実施形態は、再現実行時に再現情報を一部変更できるようにした点が第1実施形態と異なるが、他の点では第1実施形態と同様である。従って、この相違点についてのみ説明する。また、第1実施形態と共通する又は対応する構成には第1実施形態と同じ符号を用いる。この点は以降の実施形態についても同様である。
図14に、第2実施形態における再現情報の例を示す。
この再現情報が第1実施形態のものと異なる点は、再現時にユーザから設定操作を受け付ける項目を指定できるようにした点である。図14の例では、「Used」の値が登録されている、電子ホワイトボード及び遠隔会議装置の接続先の項目がこれに該当する。
どの項目に「Used」を設定するかは、管理装置10に予め設定しておき、再現情報を保存する際に、その設定に基づき各デバイス30から集めた情報を加工する。この設定は、特定の種類のデバイスの特定の項目に「Used」を設定する、デバイスの種類に限らず特定の項目の値が所定の条件を満たしたら「Used」を設定する、等である。もちろん、これ以外にも考えられる。
図14の例では、接続先の項目が「−(なし)」以外の場合に「Used」を設定するようにしている。会議室外の接続先については、会議毎に変動し、状態を再現する際には別のデバイスとなる可能性があることを考慮したものである。
なお、ユーザから設定を受け付ける際に初期値として表示するため、デバイスから収集した情報自体も図6のように登録しておき、これと別に「Used」を設定してもよい。
図15に、第2実施形態における再現実行時の動作フローを示す。この動作は図11の動作と対応するものであり、中継装置20及びデバイス30の動作は図11に示したものと全く同じである。そこで、これらの動作には図11と同じステップ番号を付した。
管理装置10は、端末からアクセスされ再現要求受付画面400の表示を要求されると、図15の動作を開始する。そして、図11のステップS31及びS32の場合と同様、再現したい再現情報及び再現先会議室の選択と、再現指示を受け付ける(S41〜S42)。そして、選択された再現情報を保存部113から取得する(S43)。
次に、管理装置10は、取得した再現情報にユーザが設定すべき項目があるか否か判断する(S44)。図14の「Used」に当たる値が設定されている項目の有無により、この判断を行えばよい。
そしてステップS44でYesであれば、管理装置10は、不図示の画面によりユーザから該当項目の設定値の入力を受け付け(S45)、その入力に従い、ステップS43で取得した再現情報を変更する(S46)。ここで変更するのは、読み出した後のデータであり、保存部113に保存している再現情報はそのまま残す。
その後、管理装置10は、ステップS46での変更後の再現情報に基づき、図11のステップS33の場合と同様に、中継装置20に再現の実行を指示する(S47)。ステップS44でユーザが設定すべき項目がない場合は、再現情報を変更せずに再現の実行を指示する。
そして、この指示に応じて、図11の場合と同様、中継装置20が各デバイス30に、再現情報が示す動作状態を再現させる(S34〜S37)。
以上の動作により、再現情報の保存時と一部異なる状態を再現することができる。このことにより、例えば、会議室内のデバイスの配置は変わらないが、遠隔会議等で相手先デバイスが前回と異なるといった場合でも、その部分のみを今回行おうとする会議で用いる設定に変更して状態を再現することができる。従って、再現情報に基づく状態の再現を、より柔軟かつ利便性よく行うことができる。
〔第3実施形態:図16及び図17〕
次に、この発明のデバイス管理システムの第3実施形態について説明する。この実施形態は、再現実行時に再現先会議室に応じて自動的に再現する設定を変更するようにした点が第1実施形態と異なるが、他の点では第1実施形態と同様である。従って、この相違点についてのみ説明する。
管理装置10の管理対象のデバイスを設けた会議室全てが同じ環境の会議室であるとは限らない。例えば、パブリックスペースにあって大きな音を出すのが好ましくない会議室や、逆に広いため全員に聞こえるように音量を大きめにすることが好ましい会議室があることが考えられる。
第3実施形態では、このような会議室毎の特性を踏まえ、会議室毎に、再現情報に従った状態再現時に行うべき再現情報の変更内容を保存部113に登録している。
図16に、この変更内容の例を示す。
この変更内容の情報は、会議室ID、概要、設定の項目を含む。
これらのうち会議室IDは、会議室を特定するための識別情報である。図には、どの会議室の情報かをわかりやすくするため、括弧書きで会議室の名称も示した。
概要は、該当の会議室の特徴の概要である。この項目の情報はユーザが参照するためのものであり、単に再現情報を変更するだけであれば、設けなくてもよい。
設定は、再現情報のどの項目をどのように変更すべきかを示す情報である。
従って、図16において、例えば会議室Aについては、パブリックスペースにあるオープンな会議室であることから、音が周囲の迷惑にならないよう、プロジェクタの音量と遠隔会議装置の音量を共にLowに変更すべきことが設定されている。会議室Cについては、他の会議室に比べて広い会議室であるため、音が全員に聞こえるよう、また画面が全員に見えるよう、プロジェクタの音量及び画面サイズをHighにすべきことが設定されている。
なお、図16に設定されていない項目については、変更の必要がないことが設定されているとみなすことができる。また、設定の項目には、設定すべき値そのものではなく、パラメータ毎の変化量を登録してもよい。例えば、音量を、再現情報に含まれる値よりも1段階低下させる、等である。
これらの設定は、再現の実行前に管理装置10の管理者等が行っておく。ただし、再現情報を登録した後で図16の設定を行うことは、特に問題ない。
図17に、第3実施形態における再現実行時の動作フローを示す。この動作は図11の動作と対応するものであり、中継装置20及びデバイス30の動作は図11に示したものと全く同じである。そこで、これらの動作には図11と同じステップ番号を付した。
管理装置10は、端末からアクセスされ再現要求受付画面400の表示を要求されると、図17の動作を開始する。そして、図11のステップS31〜S32の場合と同様、再現したい再現情報及び再現先会議室の選択と、再現指示を受け付ける(S51〜S52)。そして、選択された再現情報を保存部113から取得する(S53)。
次に、管理装置10は、ステップS53で取得した再現情報に、選択された再現先会議室と対応付けて図16のテーブルに登録されている変更内容に従った変更を行う(S54)。その後、管理装置10は、ステップS54での変更後の再現情報に基づき、図11のステップS33の場合と同様に、中継装置20に再現の実行を指示する(S55)。
そして、この指示に応じて、図11の場合と同様、中継装置20が各デバイス30に、再現情報が示す動作状態を再現させる(S34〜S37)。
以上の動作により、再現先会議室の環境に合わせた状態の再現を行うことができる。従って、再現情報を収集した会議室と、再現する会議室とで環境が異なる場合でも、その違いを考慮して各デバイスに好ましい動作状態を設定させることができる。従って、再現後に手動で設定値を調整する手間を軽減し、再現情報に基づく状態の再現を、より柔軟かつ利便性よく行うことができる。
〔第4実施形態:図18〕
次に、この発明のデバイス管理システムの第4実施形態について説明する。この実施形態は、ユーザが指示したタイミングで再現情報の保存を行えるようにした点が第1実施形態と異なるが、他の点では第1実施形態と同様である。従って、この相違点についてのみ説明する。
図18に、第4実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す。この動作は図9の動作と対応するものであり、ステップS15以下の各装置の動作は図9に示したものと全く同じである。そこで、これらの動作には図9と同じステップ番号を付した。
中継装置20は、端末からアクセスされ、会議室のデバイスに関する操作を行うための画面の表示を指示されると、図18の動作を開始し、その画面を端末に表示させる。この端末は、仲介対象デバイスのいずれかであってもよいし、それ以外の端末であってもよい。また、アクセス手段は、ブラウザ、専用アプリケーション等が考えられる。
そして、その画面においてユーザが現在の会議におけるデバイスの状態を保存することを指示すると(S61)、管理装置10に対し、仲介対象デバイス群に関する再現情報の保存を指示する(S62)。
管理装置10は、この指示を受けると、図9の場合と同様、中継装置20に対して、該当デバイス群内の各デバイスの情報収集を依頼し、中継装置20は、各デバイスから必要な情報を収集して管理装置10に通知する。管理装置10はその情報を再現情報として保存する。このとき、保存完了を中継装置20に通知してもよい。
以上の処理によれば、デバイスの状態によらず、ユーザが望んだタイミングの各デバイスの状態を、後で再現できるように保存することができる。従って、再現情報に基づく状態の再現を、より柔軟かつ利便性よく行うことができる。
なお、状態の保存指示は、中継装置20ではなく管理装置10が受けてもよい。この場合、管理装置10は保存指示を検出するとステップS15の処理を行う。
〔第5実施形態:図19,図20〕
次に、この発明のデバイス管理システムの第5実施形態について説明する。この実施形態は、再現情報を保存しようとする際、一部のデバイスから動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集できなかった場合の処理が第1実施形態と異なるが、他の点では第1実施形態と同様である。従って、この相違点についてのみ説明する。
図19及び図20に、第5実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す。この動作は図9の動作と対応するものであり、図19に示す範囲ではステップSXを追加した点を除き図9に示したものと全く同じである。そこで、図19において図9と対応する動作には図9と同じステップ番号を付した。
図19及び図20の動作においては、中継装置20がステップS16で各デバイスに対して動作状態及び利用中コンテンツの通知を指示した後、所定時間内に通知を送信してこないデバイスがあるか否か判断する(SX)。このようなデバイスがなければ、すなわち全デバイスから通知があれば、図9の場合と同様、それらを管理装置10へ送信する(S18)。
しかし、ステップSXで送信してこないデバイスがあれば、動作は図20のステップS71へ進む。会議室内のネットワークが混雑したり、一時的に普通になったりした場合には、デバイス30に異常がなくても所定時間内に応答を返せないことがある。
この場合、中継装置20は、それまで(指示から所定時間経過)にデバイスから通知された情報のみをまず管理装置10へ通知する(S71)。管理装置10は、この通知を受けると、通知された情報にステータスIDを付し、会議室IDと関連付けて一時保存する(S72)。管理装置10側では、全デバイス分の情報が揃っていないことは把握できるため、この時点ではまだ再現情報としての保存は行わない。
その後、中継装置20は、残りのデバイスから動作状態及び利用中コンテンツの通知があるまで待機し、継続的に情報の収集を試みる(S73)。そして、通知があると、その情報を管理装置10へ通知する(S74)。
管理装置10は、この通知を受けると、先にステップS72で一時保存した情報に今回通知された情報を統合し、再現情報として保存部113に保存する(S75)。
なお、中継装置20は、ステップS73において、応答のないデバイスに対して必要に応じて再度の指示を行ってもよい。
以上の処理によれば、中継装置20によるデバイスからの情報収集に時間がかかる場合でも、管理装置10側の再現情報保存処理がタイムアウトしないようにすることができる。
また、ステップS73において、中継装置20は、所定時間内に応答のないデバイスについては電源状態がOffであるものとして動作状態の情報を管理装置10に送信してもよい。このようにすれば、一部のデバイスのみからしか動作状態の情報を収集できない場合でも、それらのデバイスの範囲であれば状態の再現に用いることができる再現情報を作成し、保存することができる。
〔第6実施形態:図21〕
次に、この発明のデバイス管理システムの第6実施形態について説明する。この実施形態は、再現情報を用いた動作状態の再現及びコンテンツの再生に際し、これが失敗した場合にその旨をユーザに通知するようにした点が第1実施形態と異なるが、他の点では第1実施形態と同様である。従って、この相違点についてのみ説明する。
図21に、第6実施形態における再現情報保存時の動作フローを示す。この動作は図11の動作と対応するものであり、ステップSA乃至SCを追加した点を除き図11に示したものと全く同じである。そこで、図21において図11と対応する動作には図11と同じステップ番号を付した。
図21の動作において、中継装置20は、ステップS34での動作状態の変更及びコンテンツの再生指示の後、各デバイス30からステップS36における変更及び再生の実行結果を収集し、全デバイスにおいて指示通りの変更及び再生が成功したか否か判断する(SA)。そして、成功した場合は、図11の場合と同様に、再現が完了したことを管理装置10に通知する(S37)。
一方、一部又は全部のデバイスにおいて失敗していた場合には、失敗した旨及びそのデバイスを、管理装置10に通知する(SB)。管理装置10は、この通知を受けると、再現失敗の旨及びそのデバイスを、ユーザに通知して(SC)、処理を終了する。
ユーザへの通知は、ユーザが再現指示に用いたブラウザあるいはアプリケーションの画面にメッセージダイアログを表示させたり、警告音声を出力させたりして行うことができる。ステップSCの動作は、通知手段の機能と対応する動作である。
なお、再現が失敗する原因としては、デバイスの電源ケーブルが抜けていた、デバイス間の有線接続が必要な場合にそのケーブルが抜けていた、デバイスが会議室内になかった、等が考えられる。
以上の動作により、再現を指示したユーザは、再現が失敗した場合にその旨及びどのデバイスについて失敗したかを把握できる。従って、ユーザが会議室に移動して該当デバイスのケーブル等を目視で確認して不具合を除去し、再度再現を試みるといった対応の負荷を軽減することができる。
〔変形例:図22及び図23〕
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成や処理の内容、データの構成及び形式、取り扱い可能なデバイスの種類等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述の実施形態において、再現する動作状態やコンテンツは、会議で実際に利用したものとした。しかし、再現すべき状態を、ユーザが任意に編集して再現情報として登録できるようにし、これを参照して再現処理を行えるようにしてもよい。
また、デバイス管理システムが取り扱うエリアが会議室である必要はないし、デバイスの用途が会議である必要もない。教室、ショールーム、イベント会場等、複数のデバイスの動作状態や利用コンテンツをエリアの用途に応じて変更することが求められる任意の環境に適用可能である。各エリアが壁等で仕切られている必要もない。再現の用途が、別のエリアからの移動である必要もない。
また、再現情報の記録につき、図9のステップS19等において、全ての再現情報に別々のステータスIDを付し、別々に保存することは必須ではない。再現情報を保存する際に、その内容を既に保存済みの再現情報と比較し、同じ内容のものが既に保存されていた場合には、新たに再現情報を保存することに代えて、既に保存されている再現情報のステータスIDを、保存情報テーブルに登録してもよい。
例えば、図8の例において、15:50:00に保存しようとした再現情報が15:30:00に保存した再現情報と同じ内容である場合、図22に示すように、15:50:00の再現情報のステータスIDとして、15:30:00に保存した再現情報に付した「1003」を登録すればよい。ここでは、15:30:00に保存した再現情報が、新たな15:50:00の時点の再現情報としても利用できることを意味する。
このようにすれば、同じ再現情報を複数登録することがなくなり、保存部113の記憶容量を節約することができる。
また、利用コンテンツの情報が既に登録済みのものと一致する場合も、同様に、新たに保存することに代えて、既に保存されているコンテンツのコンテンツIDを再現情報に書き込めばよい。再現情報同士の比較は、このコンテンツIDも含めて行う。
また、既に保存されている再現情報の中に全く同じものがない場合でも、比較的似た内容の再現情報を選択して参照し、新たに保存すべき再現情報と、参照先の再現情報との差分を保存するようにしてもよい。
図23に、この場合の保存状態の例を示す。
図23の例は、15:50:00に保存しようとしたステータスIDが1005の再現情報が、図6に示したステータスIDが1003の再現情報と、PC及びプロジェクタの情報について一致している場合の例である。ただし、ステータスIDが1005の再現情報は、電子ホワイトボード及び遠隔会議装置については電源状態がOffであり、それに伴って他の項目の情報が空欄である。
この場合、ステータスIDが1005の再現情報において、参照先IDとして1003を記載してステータスIDが1003の再現情報を参照することを示す。そして、内容が全く同じPC及びプロジェクタに関する情報についてはその旨を登録し(図中では「Same」で示した)、電子ホワイトボード及び遠隔会議装置に関する情報については、差分として今回収集した情報を登録している。
ここでは、デバイス単位で共通箇所と相違箇所を区別したが、より細かい単位で区別することもできる。
このようにすれば、完全一致でない場合でも、部分的に同じ再現情報がある場合にデータを共用でき、保存部113の記憶容量を節約することができる。
これ以外にも、上述した実施形態では、管理装置10を管理対象のデバイスと別に設ける例について説明したが、管理装置10の機能を、管理対象のデバイスに合わせ持たせるようにしてもよい。また、管理装置10が1台の装置で構成される必要はない。複数台の装置が協働して管理装置10の機能を実現する構成であってもよい。
この発明の実施形態であるプログラムは、1のコンピュータを、または複数のコンピュータを協働させて、上述した管理装置10の機能を実現させるためのプログラムである。そして、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
10:管理装置、11:CPU、12:ROM、13:RAM、14:HDD、15:通信I/F、16:表示部、17:操作部、18:システムバス、20:中継装置、30:デバイス、111,211,311:通信I/F部、112:会議生成部、113:保存部、114:イベント検知部、115:会議状態収集部、116:会議状態保存部、117:会議再現部、212:デバイス登録部、213:デバイス状態収集部、214:状態再現指示部、312:状態通知部、313:再現指示解析部、314:状態変更部、400:再現要求受付画面、401:会議一覧部、402:ラジオボタン、403:再現先会議室入力部、404:OKボタン、405:キャンセルボタン
特開2007−158601号公報

Claims (11)

  1. 複数のデバイスからなるデバイス群を管理するデバイス管理装置であって、
    前記デバイスから送信される、該デバイスの動作状態が変化したことを示す状態変化情報に応じて、前記デバイス群の状態を保存すべきか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段が保存すべきと判断した場合に、前記状態変化情報の送信元デバイスを含むデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集し、これらの情報に識別情報を付した再現情報を保存部に保存する状態保存手段と、
    前記状態保存手段が保存したいずれかの再現情報について再現指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が再現指示を受け付けた場合に、該再現指示に係る再現情報に従い、デバイス群中のデバイスに、該再現情報に含まれる動作状態で動作し、該再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する再現手段と、
    を備え、
    前記受付手段は、前記再現指示に加えて、再現情報の変更指示を受け付ける手段であり、前記再現手段は、前記再現指示に係る再現情報を、前記受付手段が該再現指示と共に受け付けた変更指示に従って変更し、その変更後の再現情報に従って前記複数のデバイスへの指示を行うことを特徴とするデバイス管理装置。
  2. 請求項1に記載のデバイス管理装置であって、
    複数のエリアにそれぞれ配置されたデバイス群を管理し、
    前記受付手段は、前記再現指示として、前記複数のエリアのうちどのエリアに対して動作状態及び利用中コンテンツの再現を行うかの指示も受け付ける手段であり、
    前記再現手段は、前記受付手段が受け付けた再現指示に係るエリアと対応付けて登録されている、再現時に行うべき再現情報の変更内容を参照して、該再現指示に係る再現情報を、該変更内容に従って変更し、その変更後の再現情報に従って前記受け付けた再現指示に係るエリアの複数のデバイスへの指示を行うことを特徴とするデバイス管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のデバイス管理装置であって、
    前記状態保存手段は、ユーザからの保存指示を受け付けたタイミングにおいても、該保存指示において指定されたデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集し、これらの情報に識別情報を付した再現情報を保存部に保存することを特徴とするデバイス管理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデバイス管理装置であって、
    前記状態保存手段は、いずれかのデバイスから前記動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集できなかった場合に、継続的に該デバイスから前記動作状態及び利用中コンテンツの情報の収集を試み、デバイス群内の全てのデバイスから収集できてから前記再現情報の保存を行うことを特徴とするデバイス管理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデバイス管理装置であって、
    前記再現手段の指示に従った動作あるいは再生が失敗したことを検出した場合に、前記再現指示を行ったユーザに対し該失敗を通知する通知手段を備えたことを特徴とするデバイス管理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデバイス管理装置であって、
    前記状態保存手段は、前記再現情報を保存しようとする際、既に同じ内容の再現情報が保存されている場合は、新たに再現情報を保存することに代えて、該既に保存されている再現情報が該新たな再現情報としても利用できる旨の情報を保存することを特徴とするデバイス管理装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデバイス管理装置であって、
    前記状態保存手段は、前記再現情報を保存しようとする際、新たに再現情報を保存することに代えて、既に保存されている再現情報のいずれかを選択し、該選択した再現情報の識別情報と、該選択した再現情報と新たに保存しようとする再現情報との差分と、新たに保存しようとする再現情報の識別情報とを対応付けて保存することを特徴とするデバイス管理装置。
  8. 複数のデバイスからなるデバイス群を管理するデバイス管理装置が、
    前記デバイスから送信される、該デバイスの動作状態が変化したことを示す状態変化情報に応じて、前記デバイス群の状態を保存すべきか否か判断する判断手順と、
    前記判断手順で保存すべきと判断した場合に、前記状態変化情報の送信元デバイスを含むデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集し、これらの情報に識別情報を付した再現情報を保存部に保存する状態保存手順と、
    前記状態保存手順で保存したいずれかの再現情報について再現指示を受け付ける受付手順と、
    前記受付手順で再現指示を受け付けた場合に、該再現指示に係る再現情報に従い、デバイス群中のデバイスに、該再現情報に含まれる動作状態で動作し、該再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する再現手順と、
    を実行し、
    前記受付手順では、前記再現指示に加えて、再現情報の変更指示を受け付け、前記再現手順では、前記再現指示に係る再現情報を、前記受付手順で該再現指示と共に受け付けた変更指示に従って変更し、その変更後の再現情報に従って前記複数のデバイスへの指示を行うことを特徴とするデバイス管理方法。
  9. コンピュータを、
    複数のデバイスからなるデバイス群を管理するデバイス管理装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記デバイスから送信される、該デバイスの動作状態が変化したことを示す状態変化情報に応じて、前記デバイス群の状態を保存すべきか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段が保存すべきと判断した場合に、前記状態変化情報の送信元デバイスを含むデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集し、これらの情報に識別情報を付した再現情報を保存部に保存する状態保存手段と、
    前記状態保存手段が保存したいずれかの再現情報について再現指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が再現指示を受け付けた場合に、該再現指示に係る再現情報に従い、デバイス群中のデバイスに、該再現情報に含まれる動作状態で動作し、該再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する再現手段として機能させ
    前記受付手段は、前記再現指示に加えて、再現情報の変更指示を受け付ける手段であり、前記再現手段は、前記再現指示に係る再現情報を、前記受付手段が該再現指示と共に受け付けた変更指示に従って変更し、その変更後の再現情報に従って前記複数のデバイスへの指示を行うように機能させるためのプログラム。
  10. 複数のデバイスからなるデバイス群を管理するデバイス管理装置と、前記デバイス群とを備えるデバイス管理システムであって、
    前記デバイス管理装置が、
    前記デバイスから送信される、該デバイスの動作状態が変化したことを示す状態変化情報に応じて、前記デバイス群の状態を保存すべきか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段が保存すべきと判断した場合に、前記状態変化情報の送信元デバイスを含むデバイス群中の各デバイスの動作状態及び利用中コンテンツの情報を収集し、これらの情報に識別情報を付した再現情報を保存部に保存する状態保存手段と、
    前記状態保存手段が保存したいずれかの再現情報について再現指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が再現指示を受け付けた場合に、該再現指示に係る再現情報に従い、デバイス群中のデバイスに、該再現情報に含まれる動作状態で動作し、該再現情報に含まれるコンテンツを再生するよう指示する再現手段と、を備え、
    前記受付手段は、前記再現指示に加えて、再現情報の変更指示を受け付ける手段であり、前記再現手段は、前記再現指示に係る再現情報を、前記受付手段が該再現指示と共に受け付けた変更指示に従って変更し、その変更後の再現情報に従って前記複数のデバイスへの指示を行い、
    前記デバイス群中の各デバイスがそれぞれ、
    自身の動作状態に変化が生じた場合に該変化を示す状態変化情報を前記デバイス管理装置に送信する第1の送信手段と、
    自身の動作状態及び利用中コンテンツの情報を前記デバイス管理装置に送信する第2の送信手段と、
    前記デバイス管理装置からの指示に応じて、自身の動作状態を指示された動作状態に変更すると共に、指示されたコンテンツの再生を行う再現実行手段とを備えることを特徴とするデバイス管理システム。
  11. 請求項10に記載のデバイス管理システムであって、
    前記デバイス管理装置と前記デバイス群内の各デバイスとの間の通信を仲介する中継装置を備えたことを特徴とするデバイス管理システム。
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