JP6109547B2 - Led発光装置 - Google Patents

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本発明はLED素子を発光源とするLED発光装置に関するものであり、詳しくはLED素子の駆動時の発熱によって形状記憶合金を変形させ、この変形によってLED素子を実装した基板と放熱体である筐体とを密着させて放熱を行うLED発光装置に関する。
近年、LED素子(以下LEDと略記する)は半導体素子であるため、長寿命で優れた駆動特性を有し、さらに小型で発光効率が良く、鮮やかな発光色を有することから、カラー表示装置のバックライトや照明等に広く利用されるようになってきた。
特に近年、LED素子の駆動時の発熱によって変形する形状記憶合金を利用したLED発光装置がいろいろ提案されている。(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)
以下従来の形状記憶合金を利用したLED発光装置について説明する。特許文献1にはLEDをホルダーに固定する構成として、固定部材としての形状記憶合金を設けたホルダーにLEDを収納し、温度を変態温度以上に変化させることによって、形状記憶合金を変形させてLEDをホルダーに固定する固定方法が記載されている。また、特許文献2には、電球形照明光源においてLEDの発熱によって形状記憶合金を変形させ、その変形によって温度表示を行わせることにより、使用者が高温に気付かずに接触して火傷をすること防止する構成が記載されている。
特許文献3はLED発光装置ではないが冷却対象部品(実施形態ではCPUとしている)を形状記憶合金の変形を利用して放熱を行う冷却装置に関するものであり、その目的が本発明のLED発光装置に近似しているので図面により説明する。なお、理解し易いように発明の趣旨を外さない範囲において図面を一部簡略化し、また部品名称も本願にそろえている。図6は特許文献3における方熱装置100の断面図であり、非放熱状態を示している。図7も方熱装置100の断面図であり、放熱状態を示している。
図6において基板102に実装された冷却対象部品であるCPU101と放熱体である下ケース103とが、図示しない支持手段によって所定の間隔に固定されており、下ケース103には形状記憶板バネ105と熱伝導性板バネ108がネジ109によって固定されている。そして熱伝導性板バネ108にはネジ109によって下ケース103に固定される固定部108a、この固定部108aから、基板102側へ延びる立ち上がり部108b、この立ち上がり部108bの先端からCPU101の表面に対向するように延長された受熱部108cを有し、この受熱部108cの上面には熱伝導シート106が貼り付けられている。この熱伝導性板バネ108は熱伝導性及びバネ性の双方に優れた材料、例えばリン青銅などのバネ材により形成され、受熱部108cに被着された放熱シート106をCPU101の表面から離す方向の弾発力を有している。すなわち熱伝導性板バネ108は形状記憶板バネ105に対し、バイアスを与えるバネとして機能する。
形状記憶板バネ105は、ネジ109によって下ケース103に固定された固定部105a、この固定部105aから熱伝導性板バネ108に接するように延びる押圧部105bを有している。この形状記憶板バネ105は、所定温度になると記憶した形状に変形しようとして弾性力を生じ、この形状記憶板バネ105の記憶した形状は、所定温度を超えた温度になっても維持される。なお形状記憶板バネ105の記憶した形状は、押圧部105bが反り上がって熱伝導性板バネ108の受熱部108cを介して熱伝導シート106をCPU101に押し付ける形状になっている。
また形状記憶板バネ105は、所定温度未満のとき弾性力を失って僅かな外力で容易に塑性変形するようになっている。従って放熱装置100を備える装置が駆動されていない状態では、装置内の温度が所定温度未満なので、図6に示すごとく、熱伝導性板バネ108が形状記憶板バネ105を塑性変形させて、熱伝導シート106をCPU101の表面から離しており、冷却対象部品であるCPU101と放熱体である下ケース103が熱的に接続されていない状態、すなわち非放熱状態となっている。
次に放熱装置100を備える装置が駆動された状態では、CPU101の温度上昇によって装置内の温度が所定温度以上になると、図7に示すごとく、形状記憶板バネ105が記憶した形状に変形しようとして弾性力を生じ、押圧部105bが反り上がって熱伝導性板バネ108の受熱部108cを押しあげることにより、熱伝導シート106をCPU101に押し付ける。この結果、冷却対象部品であるCPU101と放熱体である下ケース103が熱的に接続されて冷却が行われる状態、すなわち放熱状態となっている。そして、放熱装置100を備える装置の駆動が停止されると、装置内の温度が所定温度未満に戻ることによって形状記憶板バネ105は塑性変形状態となり、熱伝導性板バネ108の復元力によって図6の非放熱状態へ復帰する。
特開平2−65190号公報 特開2010−176902号公報 特開2007−258548号公報
しかし、特許文献1や特許文献2に記載されたLED発光装置は、形状記憶合金を用いてはいるが、LEDをホルダーに固定するものであったり、形状記憶合金を変形させ、その変形によって温度表示をさせるものであり、本発明とは直接関係しないものである。
これに対し、特許文献3はLED発光装置ではないが冷却対象部品(実施形態ではCPUとしている)を形状記憶合金の変形を利用して放熱を行う放熱装置に関するものであり、その目的が本発明のLED発光装置に近似している。しかし、特許文献3における冷却対象部品を本発明のLEDとして考えて場合、次のような問題がある。
まず、図6の非放熱状態において、熱伝導性板バネ108のバイアスによってLED(冷却対象部品)と形状記憶板バネ105とが分離されているので、LEDを搭載した装置の駆動によってLEDが温度上昇を始めても、その発熱が直接形状記憶板バネ105に伝達されず、空気層を介して伝達される構成であるため、形状記憶板バネ105の温度が所定温度以上に上昇するのに時間がかかる。この間は発熱しているLEDから放熱体である下ケース103を通じての放熱が行われず、LEDの温度が異常に高くなってからやっと図7に示す放熱状態となるので、LEDの発熱に伴う十分な放熱が行われない。
また、弾性体として形状記憶板バネ105を使用しているので、熱伝導性板バネ108の受熱部108cに被着された熱伝導シート106を、CPU101に押し付けた場合には、熱伝導シート106とCPU101の接触状態が片当りとなって、面全体での接触が行われず、放熱経路が狭くなって十分な放熱が行われない。これは形状記憶板バネ105の狭い部分で、熱伝導性板バネ108の受熱部108cを押し上げるので、受熱部108cの全体を平行に押し上げることができないからである。また、特許文献3の他の実施形態には形状記憶板バネ105に替えて、形状記憶合金のコイルバネを使用する事例も示されているが、コイルバネを使用しても、やはり受熱部108cの全体を平行に押し上げることができないので、同様な問題がある。
また、形状記憶合金を使用していない通常のLED発光装置の場合は、最も高い発熱が行われるLEDを実装した基板と、放熱体である筐体とを密着させて放熱を行う場合に、LED発光装置の組み立て時に筐体に対してLEDを実装した基板を、ネジ止めによって密着させる構造が取られる。しかしネジ止めでは基板の周辺のみに強い圧力が集中するので、基板の全面を筐体に密着されることが難しく、十分な面での放熱が行われないという問題がある。またネジ止めの固定力を強めるために、ネジを強く締めすぎるとLEDを実装した基板に強い反りとストレスが発生し、基板に実装されているLEDに破損や実装破壊が生じてしまうという問題がある。
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決しようとするものであり、LED発光装置の組み立て時にLEDの破損を発生させることなく、しかもLEDの発熱に伴って素早く形状記憶合金が変形することにより、すぐにLEDから放熱体への放熱経路を形成して放熱状態に移行することができる、LED発光装置を提供することである。
上記目的を達成するため本発明におけるLED発光装置の構成は、LED素子を実装した基板と、該基板を放熱体である筐体に取り付けたLED発光装置において、前記基板の裏面と前記筐体間に熱伝導シートと加熱により容積が増加する形状記憶合金を挟んで、前記基板と筐体とをネジによって低荷重状態となるように固定したことを特徴とする。
上記構成によれば、LEDが駆動されていない非放熱状態においても、LEDと形状記憶合金が熱伝導シートを介して軽く接しているので、LEDが駆動されて温度上昇を開始すると、その発熱が熱伝導シートを介して素早く形状記憶合金に伝達されるので、形状記憶合金がその容積を増加させ、熱伝導シートを圧縮して放熱状態となる。この結果LEDの発熱を圧縮された熱伝導シートと容積が増加した形状記憶合金を経由して筐体へと強力に放熱することが可能となり、さらに形状記憶合金の容積の増加によって熱伝導シートの全面をLEDに押し当てることで、片当りのない接触状態が得られる。
前記熱伝導シートを前記形状記憶合金と基板間、及び前記形状記憶合金と筐体間に設けると良い。
前記基板と筐体間に初期圧接力調整用のスペーサを挟んでネジ固定すると良い。
上記構成によれば、非放熱状態における熱伝導シートの圧縮量を正確に決めた固定ができる。
上記の如く本発明によれば、LEDが駆動されていない非放熱状態においては、LEDと形状記憶合金が熱伝導シートを介して軽く接しているので、LEDに対して圧力の掛け過ぎによる破損の心配がなく、またLEDが駆動されて温度上昇を開始すると、その発熱が熱伝導シートを介して形状記憶合金に伝達されるので、形状記憶合金がその容積を増加させて熱伝導シートを圧縮することで、放熱状態となる。この結果LEDの発熱を圧縮された熱伝導シートと容積が増加した形状記憶合金を経由して筐体へと強力に放熱することが可能となり、さらに形状記憶合金の容積の増加によって熱伝導シートの全面をLEDに押し当てることで、片当りのない接触状態が得られ、放熱が必要なときに、素早く放熱がおこなえるLED発光装置を提供できる。
本発明の第1実施形態におけるLED発光装置の上面図である。 図1に示すLED発光装置の断面図である。 本発明の第2実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 本発明の第3実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 本発明の第4実施形態におけるLED発光装置の断面図である。 従来例におけるLED発光装置の断面図である。 従来例におけるLED発光装置の断面図である。
(第1実施形態)
以下図面により、本発明の実施形態を説明する。図1、図2は本発明の第1実施形態におけるLED発光装置を示し、図1は本発明の第1実施形態におけるLED発光装置10の上面図、図2は図1に示すLED発光装置10のA−A断面図である。
図1に示すLED発光装置10の上面図において、基板2の上面には図示しない配線電極が設けられ、複数のLED1が実装されたLEDブロック1Aが構成さており、このLEDブロック1Aを蛍光体層8で被覆している。そして基板2とそこに実装されたLEDブロック1AによりLEDパッケージ10aを構成している。またこの基板2としては樹脂回路基板やセラミック回路基板や金属に絶縁層を設けた金属製回路基板等を使用することができるが、放熱性の良さを考慮すると金属製回路基板やセラミック回路基板が望ましいが、価格的には樹脂回路基板が有利であり、条件によって使いわけることができる。またLED発光装置10における1例としては、LED1として青色LEDを使用し、蛍光体層8としてYAG蛍光体層を使用した白色光の発光装置がある。
図2に示す断面図において、LEDパッケージ10aを構成する基板2の裏面と放熱体である筐体3の間に、熱伝導シート6と形状記憶合金5を挟んでLEDパッケージ10aを構成する基板2と筐体3とをネジ9によって固定している。この形状記憶合金5としては、加熱により容積が増加する形状記憶合金を使用しており、また熱伝導シート6としては、弾性のあるシリコーン樹脂に金属粒子又はカーボン粒子等を混入した熱伝導性と弾力性を有するシートを使用することができる。
次にLED発光装置10の組み立て方法を説明する。LEDパッケージ10aを構成する基板2の裏面と放熱体である筐体3の間に、熱伝導シート6と形状記憶合金5を挟んで基板2と筐体3とをネジ9によって固定するが、このときの条件として、2本のネジ9の締め具合が問題となる。通常この状態で2本のネジ9を締めるときに、基板2と筐体3との間に熱伝導シート6と形状記憶合金5が存在するので、ネジ9を強く締めすぎるとLEDパッケージ10aを構成する基板2の中央部分に強い反りとストレスが発生し、基板2の中央部に実装されているLEDブロック1Aを構成するLED1に破損や実装破壊が生じ、LEDパッケージ10aを破損してしまうという問題がある。
また、LEDパッケージ10aの破損をさけるために、ネジ9の締めを緩めるとLEDパッケージ10aと、熱伝導シート6及び形状記憶合金5との接触が不十分になって、LEDパッケージ10aから筐体3への放熱が行われず、LEDパッケージ10aの温度上昇によって、LED発光装置10の発光効率が低下してしまうとい問題がある。
次に上記問題を解決した本発明におけるLED発光装置の動作を説明する。まず、図2に示すLED発光装置10において、基板2と筐体3とをネジ9によって固定するときに、熱伝導シート6が僅かに圧縮される状態にネジ9による固定をおこなう。このLED発光装置10が動作していない非放熱状態においては、LEDパッケージ10aからの発熱が生じた場合に、熱伝導シート6を介して形状記憶合金5に、その発熱がある程度伝達される状態であり、かつLEDパッケージ10aを構成する基板2の中央部分に、あまり強いストレスが生じない低荷重状態となるようにネジ9の締め具合を調整している。
次に、この低荷重状態においてLED発光装置10を動作状態にすると、LEDパッケージ10aが発熱を始め、この発熱がLEDパッケージ10aの基板2から熱伝導シート6を介して形状記憶合金5に伝達され、形状記憶合金5の温度が上昇し始める。そして形状記憶合金5の温度が所定温度を超えると、形状記憶合金5が記憶された形状に変形を開始し、容積が増加して膨張することにより熱伝導シート6を圧縮する。この結果LEDパッケージ10aの発熱は圧縮された熱伝導シート6によって熱伝達力が増加し、形状記憶合金5を経由して筐体3に伝達されて強力に放熱される放熱状態となる。その結果LEDパッケージ10aの発熱が解消され、正常な発光効率を保つことができる。
なお、この放熱状態においては、熱伝導シート6の圧縮によりLEDパッケージ10aから筐体3への熱伝達力が増加することによって、高い放熱効果が得られるが、この熱伝達力を増加させる応力は熱伝導シート6の弾力性によって吸収されるので、LEDパッケージ10aを構成する基板2に与えるストレスをLEDパッケージ10aの破損に至らないように緩和することができ、また、形状記憶合金5の容積増加量も、その範囲に収まるように設計しておく。
このように本発明においては、LED発光装置10が動作していない非放熱状態においては、形状記憶合金5の塑性変形によってLEDパッケージ10aに加わるストレスを低荷重状態に保ち、またLED発光装置10を動作状態にすると直ちにLEDパッケージ10aの発熱を形状記憶合金5に伝達して容積増加を行わせることによって熱伝導シート6を圧縮する。そしてこの熱伝導シート6の圧縮によって放熱状態へと移行するが、この熱伝導シート6の圧縮によってLEDパッケージ10aの破損に至らないよう配慮している。そしてLED発光装置10の駆動状態で行われていた放熱状態は、LED発光装置10の駆動停止に伴って、形状記憶合金5が塑性変形に戻ることによって非放熱状態に復帰し、LEDパッケージ10aに対する圧力も低荷重状態に復帰する。
また、図2に示すごとくブロック形状の形状記憶合金5は容積が増加するときに厚み方向にも一様に伸びるので、熱伝導シート6の全面に一様な圧力を加えることができる。従って形状記憶合金5は熱伝導シート6及び筐体3に対して全面に一様な加圧を行うことができ、板バネのような片当りのない接触状態が得られる。
(第2実施形態)
次に図3により本発明の第2実施形態におけるLED発光装置の構成を説明する。図3は本発明の第2実施形態におけるLED発光装置20の断面図であり、上面図は図1に示す第1実施形態におけるLED発光装置10と同じになるので図示は省略する。また、第2実施形態におけるLED発光装置20の基本構成は、第1実施形態におけるLED発光装置10と同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態におけるLED発光装置20が、第1実施形態におけるLED発光装置10と異なるところは、ネジ9によって固定するLEDパッケージ10aを構成する基板2と、筐体3との間にスペーサ7を設けたことである。スペーサ7はLED発光装置20の組み立て時に、LEDパッケージ10aに低荷重状態を正確に与えるためのスペーサであり、形状記憶合金5の塑性変形状態における厚さ、及び熱伝導シート6の厚さに従って、ネジ9を締めたときに熱伝導シート6が低荷重状態の圧縮量になるように、スペーサ7の厚みができている。すなわち、スペーサ7を設けてネジ9を確り固定したときに熱伝導シート6の圧縮量がLEDパッケージ10aに低荷重状態を与える条件になっているので、LED発光装置20の組み立てが容易になる。
(第3実施形態)
次に図4により本発明の第3実施形態におけるLED発光装置の構成を説明する。図4は本発明の第3実施形態におけるLED発光装置30の断面図であり、上面図は図1に示す第1実施形態におけるLED発光装置10と同じになるので図示は省略する。また、第3実施形態におけるLED発光装置30の基本構成は、第2実施形態におけるLED発光装置20と同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第3実施形態におけるLED発光装置30が、第2実施形態におけるLED発光装置20と異なるところは、熱伝導シート6の配置位置を形状記憶合金5と筐体3の間にしたことである。この構成によるとLEDパッケージ10aを構成する基板2と、形状記憶合金5とが直接接触することによって、LEDパッケージ10aの発熱が直接形状記憶合金5に伝わるので、LED発光装置30の動作開始から形状記憶合金5の変形動作までの時間が短縮され、放熱動作が素早く開始されることである。
(第4実施形態)
次に図5により本発明の第4実施形態におけるLED発光装置の構成を説明する。図5は本発明の第4実施形態におけるLED発光装置40の断面図であり、上面図は図1に示す第1実施形態におけるLED発光装置10と同じになるので図示は省略する。また、第4実施形態におけるLED発光装置40の基本構成は、第3実施形態におけるLED発光装置30と同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第4実施形態におけるLED発光装置40が、第3実施形態におけるLED発光装置30と異なるところは、熱伝導シート6の配置位置を形状記憶合金5と筐体3の間、及びLEDパッケージ10aを構成する基板2の裏面と形状記憶合金5の間の2ケ所に設けたことである。そしてこの熱伝導シート6が厚くなった分を、スペーサ17の厚みを増すことで、熱伝導シート6が低荷重状態の圧縮量となるように調整している。この構成によるとLEDパッケージ10aを構成する基板2と形状記憶合金5の間、及び形状記憶合金5と筐体3の間に緩衝力が働いて構成が安定する効果があり、また熱伝導シート6の総合厚さが増したことによって、低荷重の印加にゆとりが生じる効果もある。
上記各実施形態においては、容積の増加する金属として形状記憶合金を記載したが、これ以外にも熱膨張係数の大きい金属材料を用いることができる。また、放熱対象物として、最も効果のあるLED発光装置を記載したが、これ以外にも放熱が必要なCPU等の冷却にも利用できる。
1、101 LED
2、102 基板
3 筐体
5 形状記憶合金
6、106 熱伝導シート
7,17 スペーサ
8 蛍光体層
9、109 ネジ
10,20、30、40 LED発光装置
100 放熱装置
103 下ケース
105 形状記憶板バネ
105a 固定部
105b 押圧部
108 熱伝導性板バネ
108a 固定部
108b 立ち上がり部
108c 受熱部

Claims (3)

  1. LED素子を実装した基板と、該基板を放熱体である筐体に取り付けたLED発光装置において、前記基板の裏面と前記筐体間に熱伝導シートと加熱により容積が増加する形状記憶合金を挟んで、前記基板と筐体とをネジによって低荷重状態となるように固定したことを特徴とするLED発光装置。
  2. 前記熱伝導シートを前記形状記憶合金と基板間、及び前記形状記憶合金と筐体間に設けたことを特徴とする請求項1に記載のLED発光装置。
  3. 前記基板と筐体間に初期圧接力調整用のスペーサを挟んでネジ固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のLED発光装置。
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