JP6102533B2 - 受信回路 - Google Patents

受信回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6102533B2
JP6102533B2 JP2013118889A JP2013118889A JP6102533B2 JP 6102533 B2 JP6102533 B2 JP 6102533B2 JP 2013118889 A JP2013118889 A JP 2013118889A JP 2013118889 A JP2013118889 A JP 2013118889A JP 6102533 B2 JP6102533 B2 JP 6102533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
adder
input signal
comparator
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013118889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014236473A (ja
Inventor
鷹詔 中尾
鷹詔 中尾
洋一 小柳
洋一 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013118889A priority Critical patent/JP6102533B2/ja
Priority to US14/249,977 priority patent/US9049059B2/en
Publication of JP2014236473A publication Critical patent/JP2014236473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6102533B2 publication Critical patent/JP6102533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/01Equalisers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03114Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain non-adaptive, i.e. not adjustable, manually adjustable, or adjustable only during the reception of special signals
    • H04L25/03146Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain non-adaptive, i.e. not adjustable, manually adjustable, or adjustable only during the reception of special signals with a recursive structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

本発明は、受信回路に関する。
連続して入力される複数の入力信号を交互に波形等化処理する第1の波形等化処理手段及び第2の波形等化処理手段を有する等化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。第1の波形等化処理手段及び第2の波形等化処理手段は、それぞれ、2つ前の入力信号の判定結果を示す値、及び4つ前の入力信号の判定結果を示す値それぞれに定数を乗じた値を波形等化処理対象の入力信号に加えることにより波形等化処理を行う。
また、第1の信号波形に等化処理を施して第2の信号波形を求め、第2の信号波形と第3の信号波形との誤差に応じて等化処理の特性を調整可能な等化処理部を有する受信回路が知られている(例えば、特許文献2参照)。オフセット調整部は、誤差を示す信号を等化処理部から受け取り、誤差を示す信号に応じて等化処理を施す前の第1の信号波形のオフセットを調整する。
特開2011−244284号公報 特開2011−15184号公報
受信回路には、等化処理を行う等化処理部及びオフセットを調整するオフセット調整部が必要である。ここで、受信回路では、高速通信に対応するために高速動作可能な等化処理部が望まれている。しかし、高速動作可能な等化処理部を実現できたとしても、その等化処理部にオフセット調整部を接続すると、等化処理部の速度が遅くなってしまう課題がある。
本発明の目的は、等化処理の高速動作を維持しつつ、オフセットをキャンセルすることができる受信回路を提供することである。
受信回路は、入力信号に対して第1のオフセットキャンセル値を加算する第1の加算器と、前記第1の加算器の出力信号に対して第1の等化値を加算する第2の加算器と、前記第2の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第1のコンパレータと、前記入力信号に対して第2のオフセットキャンセル値を加算する第3の加算器と、前記第3の加算器の出力信号に対して第2の等化値を加算する第4の加算器と、前記第4の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第2のコンパレータと、過去の入力信号の判定結果に応じて、前記第1のコンパレータの判定結果又は前記第2のコンパレータの判定結果を出力するセレクタと、前記セレクタの出力信号をシリアルからパラレルに変換するデマルチプレクサと、前記デマルチプレクサの後段に接続され、前記過去の入力信号の判定結果に応じて、前記第1のオフセットキャンセル値及び前記第2のオフセットキャンセル値を制御するオフセットキャンセル回路とを有する。
セレクタを設けることにより、高速に等化処理を行うことができる。また、オフセットキャンセル回路をデマルチプレクサの後段に接続することにより、等化処理の高速動作を維持しつつ、オフセットをキャンセルすることができる。
図1は、第1の実施形態による受信回路の構成例を示す図である。 図2は、入力信号の電圧波形を示す図である。 図3は、第1のオフセットキャンセル値の設定方法を説明するための図である。 図4は、第2のオフセットキャンセル値の設定方法を説明するための図である。 図5は、第2の実施形態による受信回路の一部の構成例を示す図である。 図6は、第1のオフセットキャンセル値の設定方法を説明するための図である。 図7は、第2のオフセットキャンセル値の設定方法を説明するための図である。 図8は、第3の実施形態による受信回路の処理方法を示すフローチャートである。 図9は、オフセットキャンセル値の時間経過を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による受信回路の構成例を示す図である。受信回路は、等化回路及びオフセットキャンセル回路を有する。等化回路は、加算器101,102と、コンパレータ103,104と、セレクタ105と、D型フリップフロップ106と、デマルチプレクサ116とを有するスペキュラティブ(speculative)判定帰還型等化回路である。オフセットキャンセル回路は、パターン判定部117と、アップ/ダウン判定部118と、セレクタ119,120,123,124と、カウンタ121,122と、デジタルアナログ変換器125,126と、加算器127,128とを有する。受信回路は、等化回路により入力信号INの等化処理を行い、オフセットキャンセル回路により等化回路のオフセットをキャンセルし、出力信号OUTを出力する。
図2は、入力信号INの電圧波形を示す図である。以下、図2を参照しながら、等化回路の動作を説明する。送信回路は、ハイレベル(例えば、+5mV)及びローレベル(例えば、−5mV)の2値の信号を受信回路に送信する。受信回路は、通信路を介して、送信回路から入力信号INを受信する。入力信号INは、通信路の特性により、図2のように、鈍った電圧波形になる。
入力信号INに対応する送信信号の値は、図2の破線で示すように、時刻t1では「0」、時刻t2では「0」、時刻t3では「1」、時刻t4では「1」、時刻t5では「1」、時刻t6では「0」、時刻t7では「1」、時刻t8では「0」、時刻t9では「0」である。入力信号INは、シリアル信号であり、1ビットの信号が時系列に並ぶ。
時刻t3の入力信号INは、前回の時刻t2の値が「0」であるため、第1の閾値TH1より小さくなってしまっている。この場合は、等化回路は、入力信号INが第1の閾値TH1より小さいので、入力信号INが「0」であると判定すると、誤判定になってしまう。これに対し、等化回路は、入力信号INが第2の閾値TH2より大きいので、入力信号INが「1」であると判定すると、正しい判定になる。したがって、時刻t3では、前回の時刻t2の値が「0」であるので、等化回路は、第2の閾値TH2を用いて判定する必要がある。
また、時刻t6の入力信号INは、前回の時刻t5の値が「1」であるため、第2の閾値TH2より大きくなってしまっている。この場合は、等化回路は、入力信号INが第2の閾値TH2より大きいので、入力信号INが「1」であると判定すると、誤判定になってしまう。これに対し、等化回路は、入力信号INが第1の閾値TH1より小さいので、入力信号INが「0」であると判定すると、正しい判定になる。したがって、時刻t6では、前回の時刻t5の値が「1」であるので、等化回路は、第1の閾値TH1を用いて判定する必要がある。
また、時刻t8の入力信号INは、前回の時刻t7の値が「1」であるため、第2の閾値TH2より大きくなってしまっている。この場合は、等化回路は、入力信号INが第2の閾値TH2より大きいので、入力信号INが「1」であると判定すると、誤判定になってしまう。これに対し、等化回路は、入力信号INが第1の閾値TH1より小さいので、入力信号INが「0」であると判定すると、正しい判定になる。したがって、時刻t8では、前回の時刻t7の値が「1」であるので、等化回路は、第1の閾値TH1を用いて判定する必要がある。
以上のように、今回の時刻の値を判定する際に、前回の時刻の値が「0」である場合には、今回の時刻の入力信号INが比較的小さくなるので、等化回路は、第2の閾値TH2を用いて判定を行えばよい。例えば、時刻t1、t2、t3、t7、t9では、前回の時刻の値が「0」であるので、図2の破線に示すように、等化回路は、第2の閾値TH2を用いて判定を行えばよい。
これに対し、今回の時刻の値を判定する際に、前回の時刻の値が「1」である場合には、今回の時刻の入力信号INが比較的大きくなるので、等化回路は、第1の閾値TH1を用いて判定を行えばよい。例えば、時刻t4、t5、t6、t8では、前回の時刻の値が「1」であるので、図2の破線に示すように、等化回路は、第1の閾値TH1を用いて判定を行えばよい。
次に、図1の等化回路を説明する。入力信号INは、例えば、最大値(ハイレベル)が+5mV、最小値(ローレベル)が−5mVのアナログ信号である。等化回路は、第1の等化処理部及び第2の等化処理部を有する。第1の等化処理部は、第2の加算器101及び第1のコンパレータ103を有する。第2の等化処理部は、第4の加算器102及び第2のコンパレータ104を有する。
第1の加算器127は、入力信号INに対して第1のオフセットキャンセル値β1を加算して出力する。第1の等化処理部のオフセットが0の場合には、第1のオフセットキャンセル値β1は0である。第2の加算器101は、第1の加算器127の出力信号に対して第1の等化値+αを加算する。例えば、2値のハイレベルが+5mVの場合、第1の等化値+αは、0〜+5mVである。第1のコンパレータ103は、クロック信号CLKに同期して、第2の加算器101の出力信号に対して2値判定を行う。具体的には、第1のコンパレータ103は、第2の加算器101の出力信号が閾値(0V)より大きい場合には値「1」を出力し、第2の加算器101の出力信号が閾値(0V)より小さい場合には値「0」を出力する。第1の等化処理部は、第2の加算器101及び第1のコンパレータ103を有し、第1の等化値+αを加算するので、図2の第2の閾値TH2を用いて2値判定する等化処理に対応する。
第3の加算器128は、入力信号INに対して第2のオフセットキャンセル値β2を加算して出力する。第2の等化処理部のオフセットが0の場合には、第2のオフセットキャンセル値β2は0である。第4の加算器102は、第3の加算器128の出力信号に対して第2の等化値−αを加算する。例えば、2値のローレベルが−5mVの場合、第2の等化値−αは、0〜−5mVである。第2のコンパレータ104は、クロック信号CLKに同期して、第4の加算器102の出力信号に対して2値判定を行う。具体的には、第2のコンパレータ104は、第4の加算器102の出力信号が閾値(0V)より大きい場合には値「1」を出力し、第4の加算器102の出力信号が閾値(0V)より小さい場合には値「0」を出力する。第2の等化処理部は、第4の加算器102及び第2のコンパレータ104を有し、第2の等化値−αを加算するので、図2の第1の閾値TH1を用いて2値判定する等化処理に対応する。
セレクタ105は、D型フリップフロップ106の出力値が0の場合には、第1のコンパレータ103の判定結果の出力値を選択して出力し、D型フリップフロップ106の出力値が1の場合には、第2のコンパレータ104の判定結果の出力値を選択して出力する。D型フリッププロップ106は、クロック信号CLKに同期して、セレクタ105の出力値をラッチし、ラッチした値を保持してセレクタ105に出力する。すなわち、D型フリップフロップ106は、前回の時刻の入力信号INの判定値をセレクタ105に出力する。セレクタ105は、セレクタ105の前回の出力値が0の場合には、図2の第2の閾値TH2による判定に対応し、第1のコンパレータ103の判定結果を出力する。また、セレクタ105は、セレクタ105の前回の出力値が1の場合には、図2の第1の閾値TH1による判定に対応し、第2のコンパレータ104の判定結果を出力する。これにより、等化回路は、図2に示したように、前回の判定値に応じて、適切な2値判定を行うことができる。デマルチプレクサ116は、セレクタ105の出力信号をシリアルからパラレルに変換し、パラレルビットの出力信号OUTを出力する。出力信号OUTは、等化回路により、2値判定されたデジタル信号である。デマルチプレクサ116は、高速データレートのシリアル信号を低速データレートのパラレル信号に変換する。これにより、デマルチプレクサ116の後段の処理は、低速処理が可能になる。
第2の加算器101及び第1のコンパレータ103を含む第1の等化処理部は、前回の判定値が確定する前に、前回の判定値が0の場合の今回の判定値を予め判定しておく。同様に、第4の加算器102及び第2のコンパレータ104を含む第2の等化処理部は、前回の判定値が確定する前に、前回の判定値が1の場合の今回の判定値を予め判定しておく。前回の判定値が確定後、セレクタ105は、前回の判定値に応じて、第1のコンパレータ103又は第2のコンパレータ104の判定値を選択して出力する。これにより、等化回路の処理速度を高速化することができる。
仮に前回の判定値が確定した後に、前回の判定値に応じて、入力信号INの波形を等化処理し、2値判定を行うと、処理速度が遅くなってしまう。これに対し、本実施形態の等化回路は、上記のように、前回の判定値が確定後にセレクタ105が選択を行うことにより、処理速度を速くし、高速通信を実現することができる。
次に、オフセットキャンセル回路について説明する。オフセットキャンセル回路は、パターン判定部117と、アップ/ダウン判定部118と、セレクタ119,120,123,124と、カウンタ121,122と、デジタルアナログ変換器125,126と、加算器127,128とを有し、デマルチプレクサ116の後段に接続される。
まず、等化回路のオフセットについて説明する。入力信号INとして例えば+2mVが入力された場合、加算器101及び/又は127に−2mVのオフセットが存在する場合、第1のコンパレータ103は、0mVの信号を入力することになってしまう。また、第1のコンパレータ103は、オフセットにより、判定する閾値が0Vからずれることがある。これらのオフセットは、加算器101,127及びコンパレータ103等の製造ばらつき又は環境温度変動等に起因して発生する。そのため、加算器101,127及びコンパレータ103を含む第1の等化処理部と加算器102,128及びコンパレータ104を含む第2の等化処理部とのオフセットは、同じとは限らない。
例えば、図2において、時刻t4の入力信号INが負のオフセットにより低下し、第1の閾値TH1より小さくなってしまうと、「0」と誤判定されてしまう。また、時刻t6の入力信号INが正のオフセットにより上昇し、第1の閾値TH1より大きくなってしまうと、「1」と誤判定されてしまう。オフセットキャンセル回路は、このようなオフセットをキャンセルする。これにより、等化回路は、適切な2値判定を行うことができる。
オフセットキャンセル回路は、入力信号INの入力位置から第1のコンパレータ103の出力位置までのすべてのオフセットをキャンセルするための第1のオフセットキャンセル値β1を設定する。また、オフセットキャンセル回路は、入力信号INの入力位置から第2のコンパレータ104の出力位置までのすべてのオフセットをキャンセルするための第2のオフセットキャンセル値β2を設定する。
第1の加算器127は、入力信号INに第1のオフセットキャンセル値β1を加算する。これにより、入力信号INの入力位置から第1のコンパレータ103の出力位置までのすべてのオフセットがキャンセルされる。同様に、第2の加算器128は、入力信号INに第2のオフセットキャンセル値β2を加算する。これにより、入力信号INの入力位置から第2のコンパレータ104の出力位置までのすべてのオフセットがキャンセルされる。
受信回路は、まず、オフセットキャンセル設定モードの動作を行う。これにより、第1のオフセットキャンセル値β1及び第2のオフセットキャンセル値β2が設定される。その後、第1のオフセットキャンセル値β1及び第2のオフセットキャンセル値β2は、設定値に固定され、通常モードの動作を行う。
例えば、受信回路の電源がオンされると、オフセットキャンセル設定モードの動作を行う。まず、第1のオフセットキャンセル値β1の設定を行う。図3は、第1のオフセットキャンセル値β1の設定方法を説明するための図である。入力信号INの入力位置から第1のコンパレータ103の出力位置までの第1の経路301のオフセットをキャンセルするために、第1のオフセットキャンセル値β1の設定を行う。入力信号INは、コンパレータ103及び104の2値判定の閾値に対応する0Vの電圧に設定される。第1の等化値+αは0に設定され、第2の等化値−αも0に設定される。第2のオフセットキャンセル値β2は、最小値(−∞)に設定される。第1のオフセットキャンセル値β1の初期値は0である。
入力信号INは0Vであるので、第1の経路301のオフセットが正値であれば、第1のコンパレータ103の出力値が1になる。この場合は、第1のオフセットキャンセル値β1を減少させればよい。これに対し、第1の経路301のオフセットが負値であれば、第1のコンパレータ103の出力値が0になる。この場合は、第1のオフセットキャンセル値β1を増加させればよい。この処理を繰り返すことにより、第1のオフセットキャンセル値β1は、適正値に収束する。
オフセットキャンセル回路は、第1の経路301のオフセットキャンセル値β1を設定するため、セレクタ105が第1のコンパレータ103の出力値を選択した場合には第1のオフセットキャンセル値β1の制御を行い、セレクタ105が第2のコンパレータ104の出力値を選択した場合には第1のオフセットキャンセル値β1の制御を行わない。すなわち、オフセットキャンセル回路は、D型フリップフロップ106にラッチされている前回の判定値が0の場合には、第1のオフセットキャンセル値β1の制御を行い、D型フリップフロップ106にラッチされている前回の判定値が1の場合には、第1のオフセットキャンセル値β1の制御を行わない。
第3の加算器128は、0Vの入力信号INに最小値(−∞)の第2のオフセットキャンセル値β2を加算するので、第2のコンパレータ104の出力値は必ず0になる。したがって、セレクタ105が第2のコンパレータ104の出力値を選択した場合、その出力値は必ず0であるので、セレクタ105は、次回は第1のコンパレータ103を選択することになる。その結果、セレクタ105は、第2のコンパレータ104の出力値を2回連続選択することはない。これにより、セレクタ105は、第1のコンパレータ103の出力値を選択する確率が高くなり、第1のオフセットキャンセル値β1を高速かつ効率的に設定することができる。上記の処理を一定時間繰り返すことにより、第1のオフセットキャンセル値β1は、収束し、適正値に設定される。
次に、第2のオフセットキャンセル値β2の設定を行う。図4は、第2のオフセットキャンセル値β2の設定方法を説明するための図である。入力信号INの入力位置から第2のコンパレータ104の出力位置までの第2の経路302のオフセットをキャンセルするために、第2のオフセットキャンセル値β2の設定を行う。上記と同様に、入力信号INは、コンパレータ103及び104の2値判定の閾値である0Vに設定される。第1の等化値+αは0に設定され、第2の等化値−αも0に設定される。第1のオフセットキャンセル値β1は、最大値(+∞)に設定される。第2のオフセットキャンセル値β2の初期値は0である。
入力信号INは0Vであるので、第2の経路302のオフセットが正値であれば、第2のコンパレータ104の出力値が1になる。この場合は、第2のオフセットキャンセル値β2を減少させればよい。これに対し、第2の経路302のオフセットが負値であれば、第2のコンパレータ104の出力値が0になる。この場合は、第2のオフセットキャンセル値β2を増加させればよい。この処理を繰り返すことにより、第2のオフセットキャンセル値β2は、適正値に収束する。
オフセットキャンセル回路は、第2の経路302のオフセットキャンセル値β2を設定するため、セレクタ105が第2のコンパレータ104の出力値を選択した場合には第2のオフセットキャンセル値β2の制御を行い、セレクタ105が第1のコンパレータ103の出力値を選択した場合には第2のオフセットキャンセル値β2の制御を行わない。すなわち、オフセットキャンセル回路は、D型フリップフロップ106にラッチされている前回の判定値が1の場合には、第2のオフセットキャンセル値β2の制御を行い、D型フリップフロップ106にラッチされている前回の判定値が0の場合には、第2のオフセットキャンセル値β2の制御を行わない。
第1の加算器127は、0Vの入力信号INに最大値(+∞)の第1のオフセットキャンセル値β1を加算するので、第1のコンパレータ103の出力値は必ず1になる。したがって、セレクタ105が第1のコンパレータ103の出力値を選択した場合、その出力値は必ず1であるので、セレクタ105は、次回は第2のコンパレータ104を選択することになる。その結果、セレクタ105は、第1のコンパレータ103の出力値を2回連続選択することはない。これにより、セレクタ105は、第2のコンパレータ104の出力値を選択する確率が高くなり、第2のオフセットキャンセル値β2を高速かつ効率的に設定することができる。上記の処理を一定時間繰り返すことにより、第2のオフセットキャンセル値β2は、収束し、適正値に設定される。
次に、図1のオフセットキャンセル回路の構成を説明する。上記のように、オフセットキャンセル設定モードでは、入力信号INは、0Vである。第1の等化値+α及び第2の等化値−αは0である。
まず、コントローラ129は、オフセットキャンセル設定モードにおいて、図3に示すように、第1の経路301のオフセットをキャンセルための第1のオフセットキャンセル値β1を設定するための制御信号をセレクタ119,120,123,124に出力する。アップ/ダウン判定部118は、出力信号OUTを基に、今回の判定値が0である場合には、第1のオフセットキャンセル値β1を増加させるために「+1」を出力し、今回の判定値が1である場合には、第1のオフセットキャンセル値β1を減少させるために「−1」を出力する。パターン判定部117は、前回の判定値が0の場合には「0」を出力し、前回の判定値が1の場合には「1」を出力する。セレクタ119は、パターン判定部117が0を出力する場合には、アップ/ダウン判定部118の出力値を選択して出力し、パターン判定部117が1を出力する場合には、「0」を選択して出力する。セレクタ120は、「0」を選択して出力する。
カウンタ121は、初期値が0である第1のオフセットキャンセル値に対してセレクタ119の出力値を加算して出力する。カウンタ122は、初期値が0である第2のオフセットキャンセル値に対してセレクタ120の出力値を加算して出力する。セレクタ123は、カウンタ121の出力値を選択して出力する。セレクタ124は、最小値(−∞)を選択して出力する。デジタルアナログ変換器125は、セレクタ123の出力値をデジタルからアナログに変換し、アナログの第1のオフセットキャンセル値β1を第1の加算器127に出力する。デジタルアナログ変換器126は、セレクタ124の出力値をデジタルからアナログに変換し、アナログの第2のオフセットキャンセル値β2を第3の加算器128に出力する。第1のオフセットキャンセル値β1は、前回の判定値が0の場合には、アップ/ダウン判定部118の出力値に応じて増加又は減少され、前回の判定値が1の場合には変化しない。第2のオフセットキャンセル値β2は、第2の固定値として最小値(−∞)に設定される。上記の処理を一定時間繰り返すことにより、第1のオフセットキャンセル値β1は、適正値に収束する。
次に、コントローラ129は、オフセットキャンセル設定モードにおいて、図4に示すように、第2の経路302のオフセットをキャンセルするための第2のオフセットキャンセル値β2を設定するための制御信号をセレクタ119,120,123,124に出力する。アップ/ダウン判定部118は、出力信号OUTを基に、今回の判定値が0である場合には、第2のオフセットキャンセル値β2を増加させるために「+1」を出力し、今回の判定値が1である場合には、第2のオフセットキャンセル値β2を減少させるために「−1」を出力する。パターン判定部117は、前回の判定値が0の場合には「0」を出力し、前回の判定値が1の場合には「1」を出力する。セレクタ120は、パターン判定部117が1を出力する場合には、アップ/ダウン判定部118の出力値を選択して出力し、パターン判定部117が0を出力する場合には、「0」を選択して出力する。セレクタ119は、「0」を選択して出力する。
カウンタ122は、初期値が0である第2のオフセットキャンセル値に対してセレクタ120の出力値を加算して出力する。カウンタ121は、第1のオフセットキャンセル値に対してセレクタ119の出力値を加算して出力する。セレクタ124は、カウンタ122の出力値を選択して出力する。セレクタ123は、最大値(+∞)を選択して出力する。デジタルアナログ変換器126は、セレクタ124の出力値をデジタルからアナログに変換し、アナログの第2のオフセットキャンセル値β2を第3の加算器128に出力する。デジタルアナログ変換器125は、セレクタ123の出力値をデジタルからアナログに変換し、アナログの第1のオフセットキャンセル値β1を第1の加算器127に出力する。第2のオフセットキャンセル値β2は、前回の判定値が1の場合には、アップ/ダウン判定部118の出力値に応じて増加又は減少され、前回の判定値が0の場合には変化しない。第1のオフセットキャンセル値β1は、第1の固定値として最大値(+∞)に設定される。上記の処理を一定時間繰り返すことにより、第2のオフセットキャンセル値β2は、適正値に収束する。
以上で、オフセットキャンセル設定モードの処理が終了し、上記の第1のオフセットキャンセル値β1及び第2のオフセットキャンセル値β2は固定される。次に、受信回路は、通常モードの処理を行う。入力信号INは、例えば図2のように、受信回路が受信した信号になる。第1の等化値+αは適正な正値に設定され、第2の等化値−αは適正な負値に設定される。
コントローラ129は、通常モードでは、等化処理を行うための制御信号をセレクタ119,120,123,124に出力する。セレクタ119は、「0」を選択して出力する。セレクタ120は、「0」を選択して出力する。カウンタ121は、第1のオフセットキャンセル値に対してセレクタ119の出力値を加算して出力する。カウンタ122は、第2のオフセットキャンセル値に対してセレクタ120の出力値を加算して出力する。セレクタ123は、カウンタ121の出力値を選択して出力する。セレクタ124は、カウンタ122の出力値を選択して出力する。デジタルアナログ変換器125は、セレクタ123の出力値をデジタルからアナログに変換し、アナログの第1のオフセットキャンセル値β1を第1の加算器127に出力する。デジタルアナログ変換器126は、セレクタ124の出力値をデジタルからアナログに変換し、アナログの第2のオフセットキャンセル値β2を第3の加算器128に出力する。第1のオフセットキャンセル値β1及び第2のオフセットキャンセル値β2は、変化せずに、維持される。
第1の加算器127は、入力信号INに対して第1のオフセットキャンセル値β1を加算することにより、第1の経路301のオフセットをキャンセルすることができる。これにより、第1のコンパレータ103は、適正な判定値を出力することができる。同様に、第3の加算器128は、入力信号INに対して第2のオフセットキャンセル値β2を加算することにより、第2の経路302のオフセットをキャンセルすることができる。これにより、第2のコンパレータ104は、適正な判定値を出力することができる。
なお、オフセットキャンセル回路をコンパレータ103及び104の後段に接続し、コンパレータ103及び104の出力値に応じて、オフセットキャンセル値β1及びβ2を設定する方法も考えられる。しかし、この方法では、コンパレータ103及び104の出力負荷が増加するため、等化回路の処理速度が低下してしまう。本実施形態によれば、オフセットキャンセル回路をデマルチプレクサ116の後段の低速処理部に接続することにより、等化回路の処理速度低下を防止することができる。
また、オフセットキャンセル回路をデマルチプレクサ116の後段に接続すると、セレクタ105の出力値が第1の経路301を通過したものか、或いは第2の経路302を通過したものなのかの判断が必要になる。本実施形態によれば、パターン判定部117を設けることにより、上記の判断が可能になり、第1の経路301を通過した場合のみ第1のオフセットキャンセル値β1を制御し、同様に、第2の経路302を通過した場合のみ第2のオフセットキャンセル値β2を制御することが可能になっている。
また、第1のオフセットキャンセル値β1を設定する場合には、図3に示すように、第2のオフセットキャンセル値β2を最小値(−∞)に設定することにより、第1の経路301を通過する確率を高くしている。これにより、第1のオフセットキャンセル値β1を高速かつ効率的に設定することができる。
同様に、第2のオフセットキャンセル値β2を設定する場合には、図4に示すように、第1のオフセットキャンセル値β1を最大値(+∞)に設定することにより、第2の経路302を通過する確率を高くしている。これにより、第2のオフセットキャンセル値β2を高速かつ効率的に設定することができる。
また、パターン判定部117及びアップ/ダウン判定部118は、2個の経路301及び302で共有することができるので、面積効率を上がることができる。
以上のように、セレクタ105は、過去の入力信号INの判定結果に応じて、第1のコンパレータ103の判定結果又は第2のコンパレータ104の判定結果を出力する。オフセットキャンセル回路117〜126は、デマルチプレクサ116の後段に接続され、過去の入力信号INの判定結果に応じて、第1のオフセットキャンセル値β1及び第2のオフセットキャンセル値β2を制御する。これにより、等化処理の高速動作を維持しつつ、オフセットをキャンセルすることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による受信回路の一部の構成例を示す図である。図5では、等化回路の構成のみを示すが、オフセットキャンセル回路は第1の実施形態のものと同様である。第1の実施形態では、2個の経路301及び302を有し、過去の1ビットの入力信号INの判定結果に応じて等化処理を行う場合を例に説明した。第2の実施形態では、8個の経路を有し、過去の2ビットの入力信号INの判定結果に応じて等化処理を行う場合を例に説明する。本実施形態は、インターリーブ形式の2タップのスペキュラティブ判定帰還型等化回路を有し、入力信号INを入力し、偶数ビット目の判定出力信号OUTe及び奇数ビット目の判定出力信号OUToを出力する。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
加算器127a〜127hは、図1の加算器127に対応する。加算器101a〜101hは、図1の加算器101に対応する。コンパレータ103a〜103hは、図1のコンパレータ103に対応する。
第1の加算器127aは、入力信号INに対して第1のオフセットキャンセル値βaを加算して出力する。第2の加算器101aは、第1の加算器127aの出力信号に対して第1の等化値αaを加算して出力する。第1のコンパレータ103aは、第2の加算器101aの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第1のコンパレータ103aの出力値は、1ビット前の判定値が0であり、2ビット前の判定値も0である場合の偶数ビット目の今回の判定値である。
第3の加算器127bは、入力信号INに対して第2のオフセットキャンセル値βbを加算して出力する。第4の加算器101bは、第3の加算器127bの出力信号に対して第2の等化値αbを加算して出力する。第2のコンパレータ103bは、第4の加算器101bの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第2のコンパレータ103bの出力値は、1ビット前の判定値が0であり、2ビット前の判定値が1である場合の偶数ビット目の今回の判定値である。
第5の加算器127cは、入力信号INに対して第3のオフセットキャンセル値βcを加算して出力する。第6の加算器101cは、第5の加算器127cの出力信号に対して第3の等化値αcを加算して出力する。第3のコンパレータ103cは、第6の加算器101cの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第3のコンパレータ103cの出力値は、1ビット前の判定値が1であり、2ビット前の判定値が0である場合の偶数ビット目の今回の判定値である。
第7の加算器127dは、入力信号INに対して第4のオフセットキャンセル値βdを加算して出力する。第8の加算器101dは、第7の加算器127dの出力信号に対して第4の等化値αdを加算して出力する。第4のコンパレータ103dは、第8の加算器101dの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第4のコンパレータ103dの出力値は、1ビット前の判定値が1であり、2ビット前の判定値も1である場合の偶数ビット目の今回の判定値である。
第9の加算器127eは、入力信号INに対して第5のオフセットキャンセル値βeを加算して出力する。第10の加算器101eは、第9の加算器127eの出力信号に対して第5の等化値αeを加算して出力する。第5のコンパレータ103eは、第10の加算器101eの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第5のコンパレータ103eの出力値は、1ビット前の判定値が0であり、2ビット前の判定値も0である場合の奇数ビット目の今回の判定値である。
第11の加算器127fは、入力信号INに対して第6のオフセットキャンセル値βfを加算して出力する。第12の加算器101fは、第11の加算器127fの出力信号に対して第6の等化値αfを加算して出力する。第6のコンパレータ103fは、第12の加算器101fの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第6のコンパレータ103fの出力値は、1ビット前の判定値が0であり、2ビット前の判定値が1である場合の奇数ビット目の今回の判定値である。
第13の加算器127gは、入力信号INに対して第7のオフセットキャンセル値βgを加算して出力する。第14の加算器101gは、第13の加算器127gの出力信号に対して第7の等化値αgを加算して出力する。第7のコンパレータ103gは、第14の加算器101gの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第7のコンパレータ103gの出力値は、1ビット前の判定値が1であり、2ビット前の判定値が0である場合の奇数ビット目の今回の判定値である。
第15の加算器127hは、入力信号INに対して第8のオフセットキャンセル値βhを加算して出力する。第16の加算器101hは、第15の加算器127hの出力信号に対して第8の等化値αhを加算して出力する。第8のコンパレータ103hは、第16の加算器101hの出力信号に対して2値判定を行い、判定結果の値を出力する。第8のコンパレータ103hの出力値は、1ビット前の判定値が1であり、2ビット前の判定値も1である場合の奇数ビット目の今回の判定値である。
セレクタ701は、偶数ビット目において、D型フリップフロップ711にラッチされている2ビット前の判定値が0である場合には、第1のコンパレータ103aの出力信号を選択して出力し、D型フリップフロップ711にラッチされている2ビット前の判定値が1である場合には、第2のコンパレータ103bの出力信号を選択して出力する。
セレクタ702は、偶数ビット目において、D型フリップフロップ711にラッチされている2ビット前の判定値が0である場合には、第3のコンパレータ103cの出力信号を選択して出力し、D型フリップフロップ711にラッチされている2ビット前の判定値が1である場合には、第4のコンパレータ103dの出力信号を選択して出力する。
セレクタ703は、奇数ビット目において、D型フリップフロップ712にラッチされている2ビット前の判定値が0である場合には、第5のコンパレータ103eの出力信号を選択して出力し、D型フリップフロップ712にラッチされている2ビット前の判定値が1である場合には、第6のコンパレータ103fの出力信号を選択して出力する。
セレクタ704は、奇数ビット目において、D型フリップフロップ712にラッチされている2ビット前の判定値が0である場合には、第7のコンパレータ103gの出力信号を選択して出力し、D型フリップフロップ712にラッチされている2ビット前の判定値が1である場合には、第8のコンパレータ103hの出力信号を選択して出力する。
D型フリップフロップ705は、クロック信号/CLKに同期して、セレクタ701の偶数ビット目の出力信号をラッチし、そのラッチした信号を保持して出力する。D型フリップフロップ706は、クロック信号/CLKに同期して、セレクタ702の偶数ビット目の出力信号をラッチし、そのラッチした信号を保持して出力する。
D型フリップフロップ707は、クロック信号CLKに同期して、セレクタ703の奇数ビット目の出力信号をラッチし、そのラッチした信号を保持して出力する。ここで、クロック信号CLKは、クロック信号/CLKに対して反転した信号である。D型フリップフロップ708は、クロック信号CLKに同期して、セレクタ704の奇数ビット目の出力信号をラッチし、そのラッチした信号を保持して出力する。
セレクタ709は、偶数ビット目において、D型フリップフロップ712にラッチされている1ビット前の判定値が0である場合には、D型フリップフロップ705の出力信号を選択し、D型フリップフロップ712にラッチされている1ビット前の判定値が1である場合には、D型フリップフロップ706の出力信号を選択し、偶数ビット目の判定出力信号OUTeを出力する。D型フリップフロップ711は、クロック信号CLKに同期して、偶数ビット目の判定出力信号OUTeをラッチし、そのラッチした信号を保持し、セレクタ701,702,710に出力する。
セレクタ710は、奇数ビット目において、D型フリップフロップ711にラッチされている1ビット前の判定値が0である場合には、D型フリップフロップ707の出力信号を選択し、D型フリップフロップ711にラッチされている1ビット前の判定値が1である場合には、D型フリップフロップ708の出力信号を選択し、奇数ビット目の判定出力信号OUToを出力する。D型フリップフロップ712は、クロック信号/CLKに同期して、奇数ビット目の判定出力信号OUToをラッチし、そのラッチした信号を保持し、セレクタ703,704,709に出力する。
本実施形態の受信回路は、8個の経路を有するので、8個のオフセットキャンセル値βa〜βhを順に設定する。まず、第1のオフセットキャンセル値βaの設定を行う。図6は、第1のオフセットキャンセル値βaの設定方法を説明するための図である。第1のオフセットキャンセル値βaは、加算器127a,101a及びコンパレータ103aを含む第1の経路801のオフセットをキャンセルするための値である。第1のオフセットキャンセル値βaを設定するためには、第1の実施形態と同様に、入力信号INを0Vに設定し、8個の等化値αa〜αhを0に設定し、7個のオフセットキャンセル値βb〜βhを最小値(−∞)に設定する。4個のオフセットキャンセル値βe〜βhを最小値(−∞)に設定することにより、1ビット前の判定値を「0」にする確率を高くすることができる。また、3個のオフセットキャンセル値βb〜βdを最小値(−∞)に設定することにより、2ビット前の判定値を「0」にする確率を高くすることができる。第1の経路801は、1ビット前の判定値が0であり、2ビット前の判定値も0である場合に、セレクタ701及び709により選択されるので、第1の経路801を選択する確率を高くすることができる。これにより、第1の実施形態と同様に、第1のオフセットキャンセル値βaを高速かつ効率的に設定することができる。
次に、第2のオフセットキャンセル値βbの設定を行う。図7は、第2のオフセットキャンセル値βbの設定方法を説明するための図である。第2のオフセットキャンセル値βbは、加算器127b,101b及びコンパレータ103bを含む第2の経路802のオフセットをキャンセルするための値である。第2のオフセットキャンセル値βbを設定するためには、第1の実施形態と同様に、入力信号INを0Vに設定し、8個の等化値αa〜αhを0に設定し、3個のオフセットキャンセル値βa,βc,βdを最大値(+∞)に設定し、4個のオフセットキャンセル値βe〜βhを最小値(−∞)に設定する。4個のオフセットキャンセル値βe〜βhを最小値(−∞)に設定することにより、1ビット前の判定値を「0」にする確率を高くすることができる。また、3個のオフセットキャンセル値βa,βc,βdを最大値(+∞)に設定することにより、2ビット前の判定値を「1」にする確率を高くすることができる。第2の経路802は、1ビット前の判定値が0であり、2ビット前の判定値が1である場合に、セレクタ701及び709により選択されるので、第2の経路802を選択する確率を高くすることができる。これにより、第1の実施形態と同様に、第2のオフセットキャンセル値βbを高速かつ効率的に設定することができる。
上記と同様にして、以下、オフセットキャンセル値βc〜βhを順に設定する。その設定後、オフセットキャンセル値βa〜βhは、固定され、受信回路は、第1の実施形態と同様に、通常モードの動作を行う。
以上のように、セレクタ701〜704,709,710は、過去の2ビットの入力信号INの判定結果に応じて、第1〜第8のコンパレータ103a〜103hの判定結果を選択的に出力する。オフセットキャンセル回路は、過去の2ビットの入力信号INの判定結果に応じて、第1〜第8のオフセットキャンセル値βa〜βhを制御する。これにより、受信回路は、インターリーブ処理により、偶数ビットの判定出力信号OUTe及び奇数ビットの判定出力信号OUToを出力することができる。
(第3の実施形態)
図8は第3の実施形態による受信回路の処理方法を示すフローチャートであり、図9はオフセットキャンセル値の時間経過を示す図である。第1の実施形態では、2個の経路301及び302を有する場合を説明し、第2の実施形態では、8個の経路を有する場合を説明したが、経路の数は、2個及び8個以外であってもよい。なお、図9は、経路の数が8個の場合を例に示す。まず、受信回路は、オフセットキャンセル設定モードの処理を行うため、入力信号INを0Vに設定し、すべての等化値αを0に設定する。
ステップS501では、受信回路は、期間T1において、1つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。次に、ステップS502では、受信回路は、一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過していなければ、ステップS501に戻り、一定時間経過していれば、ステップS503に進む。期間T1では、1つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
ステップS503では、受信回路は、期間T2において、2つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。次に、ステップS504では、受信回路は、一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過していなければ、ステップS503に戻り、一定時間経過していれば、次のステップに進む。期間T2では、2つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
次に、受信回路は、期間T3において、3つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。期間T3では、3つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
次に、受信回路は、期間T4において、4つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。期間T4では、4つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
次に、受信回路は、期間T5において、5つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。期間T5では、5つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
次に、受信回路は、期間T6において、6つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。期間T6では、6つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
次に、受信回路は、期間T7において、7つ目の経路のオフセットキャンセル値を調整する。期間T7では、7つ目の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
ステップS505では、受信回路は、期間T8において、最後の経路のオフセットキャンセル値を調整する。次に、ステップS506では、受信回路は、一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過していなければ、ステップS505に戻り、一定時間経過していれば、ステップS507に進む。期間T8では、最後の経路のオフセットキャンセル値は、初期値が0であり、一定時間経過すると、適正値に収束する。
ステップS507では、受信回路は、期間T9において、上記で調整された1つ目の経路から最後の経路までのオフセットキャンセル値を固定する。例えば、オフセットキャンセル値をレジスタに記憶させることにより、オフセットキャンセル値を固定してもよい。その後、受信回路は、通常モードの動作を行う。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 第2の加算器
102 第4の加算器
103 第1のコンパレータ
104 第2のコンパレータ
105,119,120,123,124 セレクタ
106 D型フリップフロップ
116 デマルチプレクサ
117 パターン判定部
118 アップ/ダウン判定部
121,122 カウンタ
125,126 デジタルアナログ変換器
127 第1の加算器
128 第2の加算器
129 コントローラ

Claims (7)

  1. 入力信号に対して第1のオフセットキャンセル値を加算する第1の加算器と、
    前記第1の加算器の出力信号に対して第1の等化値を加算する第2の加算器と、
    前記第2の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第1のコンパレータと、
    前記入力信号に対して第2のオフセットキャンセル値を加算する第3の加算器と、
    前記第3の加算器の出力信号に対して第2の等化値を加算する第4の加算器と、
    前記第4の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第2のコンパレータと、
    過去の入力信号の判定結果に応じて、前記第1のコンパレータの判定結果又は前記第2のコンパレータの判定結果を出力するセレクタと、
    前記セレクタの出力信号をシリアルからパラレルに変換するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサの後段に接続され、前記過去の入力信号の判定結果に応じて、前記第1のオフセットキャンセル値及び前記第2のオフセットキャンセル値を制御するオフセットキャンセル回路と
    を有することを特徴とする受信回路。
  2. オフセットキャンセル設定モードでは、前記2値判定の閾値に対応する信号を前記入力信号として入力し、前記第1の等化値及び前記第2の等化値を0にすることを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  3. 前記セレクタは、前記過去の入力信号の判定結果が0の場合には前記第1のコンパレータの判定結果を出力し、前記過去の入力信号の判定結果が1の場合には前記第2のコンパレータの判定結果を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の受信回路。
  4. 前記オフセットキャンセル回路は、
    前記過去の入力信号の判定結果が0の場合には、今回の入力信号の判定結果に応じて、前記第1のオフセットキャンセル値を制御し、
    前記過去の入力信号の判定結果が1の場合には、今回の入力信号の判定結果に応じて、前記第2のオフセットキャンセル値を制御することを特徴とする請求項3記載の受信回路。
  5. 前記オフセットキャンセル回路は、
    前記第1のオフセットキャンセル値を設定する場合には、前記第2のオフセットキャンセル値を第2の固定値に設定し、前記過去の入力信号の判定結果が0の場合には、今回の入力信号の判定結果に応じて、前記第1のオフセットキャンセル値を制御し、
    前記第2のオフセットキャンセル値を設定する場合には、前記第1のオフセットキャンセル値を第1の固定値に設定し、前記過去の入力信号の判定結果が1の場合には、今回の入力信号の判定結果に応じて、前記第2のオフセットキャンセル値を制御することを特徴とする請求項3又は4記載の受信回路。
  6. 前記セレクタは、前記セレクタの前回の出力値が0の場合には前記第1のコンパレータの判定結果を出力し、前記セレクタの前回の出力値が1の場合には前記第2のコンパレータの判定結果を出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の受信回路。
  7. さらに、前記入力信号に対して第3のオフセットキャンセル値を加算する第5の加算器と、
    前記第5の加算器の出力信号に対して第3の等化値を加算する第6の加算器と、
    前記第6の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第3のコンパレータと、
    前記入力信号に対して第4のオフセットキャンセル値を加算する第7の加算器と、
    前記第7の加算器の出力信号に対して第4の等化値を加算する第8の加算器と、
    前記第8の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第4のコンパレータと、
    前記入力信号に対して第5のオフセットキャンセル値を加算する第9の加算器と、
    前記第9の加算器の出力信号に対して第5の等化値を加算する第10の加算器と、
    前記第10の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第5のコンパレータと、
    前記入力信号に対して第6のオフセットキャンセル値を加算する第11の加算器と、
    前記第11の加算器の出力信号に対して第6の等化値を加算する第12の加算器と、
    前記第12の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第6のコンパレータと、
    前記入力信号に対して第7のオフセットキャンセル値を加算する第13の加算器と、
    前記第13の加算器の出力信号に対して第7の等化値を加算する第14の加算器と、
    前記第14の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第7のコンパレータと、
    前記入力信号に対して第8のオフセットキャンセル値を加算する第15の加算器と、
    前記第15の加算器の出力信号に対して第8の等化値を加算する第16の加算器と、
    前記第16の加算器の出力信号に対して2値判定を行う第8のコンパレータとを有し、
    前記セレクタは、過去の2ビットの入力信号の判定結果に応じて、前記第1〜第8のコンパレータの判定結果を選択的に出力し、
    前記オフセットキャンセル回路は、前記過去の2ビットの入力信号の判定結果に応じて、前記第1〜第8のオフセットキャンセル値を制御する請求項1〜5のいずれか1項に記載の受信回路。
JP2013118889A 2013-06-05 2013-06-05 受信回路 Active JP6102533B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013118889A JP6102533B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 受信回路
US14/249,977 US9049059B2 (en) 2013-06-05 2014-04-10 Receiving circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013118889A JP6102533B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 受信回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014236473A JP2014236473A (ja) 2014-12-15
JP6102533B2 true JP6102533B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=52005452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013118889A Active JP6102533B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 受信回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9049059B2 (ja)
JP (1) JP6102533B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6631089B2 (ja) * 2015-08-21 2020-01-15 富士通株式会社 判定帰還型等化回路及び受信回路
JP6581894B2 (ja) * 2015-12-17 2019-09-25 株式会社日立製作所 適応等化器
JP2022148090A (ja) * 2021-03-24 2022-10-06 キオクシア株式会社 半導体集積回路及び受信装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ZA965340B (en) * 1995-06-30 1997-01-27 Interdigital Tech Corp Code division multiple access (cdma) communication system
US7397848B2 (en) * 2003-04-09 2008-07-08 Rambus Inc. Partial response receiver
KR20090001359A (ko) * 2007-06-29 2009-01-08 엘지전자 주식회사 방송 수신이 가능한 텔레매틱스 단말기 및 방송 신호 처리방법
US8989214B2 (en) * 2007-12-17 2015-03-24 Altera Corporation High-speed serial data signal receiver circuitry
JPWO2009142027A1 (ja) * 2008-05-22 2011-09-29 パナソニック株式会社 搬送波再生装置及び方法、並びに復調装置
US8804790B2 (en) * 2009-04-26 2014-08-12 Adeptence, Llc Spread spectrum encoding and decoding
US8401056B2 (en) * 2009-05-06 2013-03-19 Adeptence Llc Method and apparatus for packet acquisition
JP4941515B2 (ja) 2009-07-02 2012-05-30 富士通株式会社 受信回路、オフセット調整方法、及び送受信システム
JP5556361B2 (ja) * 2010-05-19 2014-07-23 日本電気株式会社 等化装置及び等化方法
US8693531B2 (en) * 2011-10-21 2014-04-08 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for performing speculative decision feedback equalization
JP2013153313A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Nec Corp 等化装置及び等化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014236473A (ja) 2014-12-15
US9049059B2 (en) 2015-06-02
US20140362899A1 (en) 2014-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012102258A1 (ja) 判定帰還型等化器
JP6102533B2 (ja) 受信回路
CN109873777B (zh) 一种纠错方法和纠错装置
JP6597295B2 (ja) 受信器及びその制御方法
TWI574516B (zh) Receiving circuit and communication system
JPWO2008032492A1 (ja) 判定負帰還型波形等化方法および等化器
JP2018046489A (ja) 半導体装置
JP2019169803A (ja) 受信装置およびデータ受信方法
KR102497232B1 (ko) 신호 수신 회로 및 그것의 동작 방법
JP2018125682A (ja) 判定帰還型等化器及びインターコネクト回路
JP6700566B2 (ja) 等化回路、受信回路、及び半導体集積回路
JP2017135506A (ja) スキュー調整回路、半導体装置およびスキューキャリブレーション方法
JP2006101269A (ja) ラッチクロック生成回路及びシリアル−パラレル変換回路
US8861582B2 (en) Decision feedback equalizer, receiving circuit, and decision feedback equalization processing method
US8923453B2 (en) System and method for iteration scheduling in joint equalization and turbo decoding
JP2009268107A (ja) 遅延判定帰還型系列推定器と方法
JP2009021866A (ja) シリアルパラレル変換回路の設計方法およびシリアルパラレル変換回路
JP6581894B2 (ja) 適応等化器
US9286260B2 (en) Serial-to parallel converter using serially-connected stages
JP5521891B2 (ja) 受信回路
US9998302B2 (en) Digital equalizer and digital equalizing method
JP5510265B2 (ja) データ判定回路、受信器およびデータ判定方法
KR100732183B1 (ko) 트렐리스 다이아그램의 아날로그적 구현 및 순환적 연결에 의한 고속 비터비 디코딩 방법
US20050135522A1 (en) Method for equalization of a payload signal, taking into account an interference source
JPWO2005101669A1 (ja) パスメモリ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6102533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150