<<<<本実施の形態の概要>>>>
<第1の実施態様>
本発明の第1の実施態様によれば、
端末装置(例えば、後述するユーザ端末装置110など)において実行されるメール管理用プログラムであって、
前記端末装置は、
メールを含む通信情報を送信又は受信する送受信部と、
送信又は受信したメールを含む通信情報を記憶する記憶部と、
送信又は受信したメールを含む通信情報を表示する表示部と、
ユーザによって操作可能な操作部と、
下記の処理を実行する制御部と、を有し、
(1−1) 関連付け処理とメール検索処理とのいずれかを、前記操作部の操作に基づいて選択する選択処理(例えば、後述する図5の処理など)、
(1−2) 前記(1−1)の処理によって前記関連付け処理が選択された場合には、
(1−2−1) 受信した又は送信したメールを仕分けするための仕分けマークを表示する表示処理であって、前記仕分けマークは複数の階層の各々に属し、第1の階層に属する仕分けマークを第1の方向に沿って表示し、第2の階層に属する仕分けマークを前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って表示することで、前記仕分けマークを前記表示部に分散させて表示する表示処理(例えば、後述する図7のステップT702の処理など)、
(1−2−2) 前記(1−2−1)の処理によって表示された前記仕分けマークを、前記操作部の操作に基づいてメールに関連付ける関連付け処理(例えば、後述する図19のステップT1922の処理など)、
(1−3) 前記(1−1)の処理によって前記メール検索処理が選択された場合には、
(1−3−1) 前記第1の階層に属する前記仕分けマークを前記第1の方向に沿って表示し、前記第2の階層に属する前記仕分けマークを前記第2の方向に沿って表示することで、前記仕分けマークを前記表示部に分散させて表示する表示処理(例えば、後述する図20のステップT2002の処理など)、
(1−3−2) 前記(1−3−1)の処理によって表示された前記仕分けマークを、前記操作部の操作に基づいて指定する仕分けマーク指定処理(例えば、後述する図21のステップT2116の処理など)、
(1−3−3) 前記(1−3−2)の処理によって指定された仕分けマークが関連付けられたメールを抽出する抽出処理(例えば、後述する図23のステップT2308の処理など)、
を含むメール管理用プログラムが提供される。
第1の実施態様によるメール管理用プログラムは、端末装置において実行される。
端末装置は、送受信部と記憶部と表示部と操作部と制御部とを有する。送受信部は、メールを含む通信情報を送信又は受信する。記憶部は、送信又は受信したメールを含む通信情報を記憶する。表示部は、送信又は受信したメールを含む通信情報を表示する。操作部は、ユーザによって操作可能に構成されている。制御部は、以下の(1−1)、(1−2)、(1−3)の処理を実行する。
(1−1)の処理は、関連付け処理とメール検索処理とのいずれかを、操作部の操作に基づいて選択する。ユーザの操作によって、関連付け処理とメール検索処理とのいずれかが選択される。
(1−2)の処理は、(1−1)の処理によって関連付け処理が選択された場合の処理である。
(1−2−1)の処理は、受信した又は送信したメールを仕分けするための仕分けマークを表示する表示処理である。仕分けマークは、複数の階層の各々に属する。第1の階層に属する仕分けマークは、第1の方向に沿って表示され、第2の階層に属する仕分けマークは、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って表示される。このように表示することで、仕分けマークは、表示部において分散して表示される。
(1−2−2)の処理は、(1−2−1)の処理によって表示された仕分けマークを、操作部の操作に基づいてメールに関連付ける。仕分けマークがメールに関連付けられればよい。
(1−3)の処理は、(1−1)の処理によってメール検索処理が選択された場合の処理である。
(1−3−1)の処理は、(1−2−1)の処理と同様の処理である。
(1−3−2)の処理は、(1−3−1)の処理によって表示された仕分けマークを、操作部の操作に基づいて指定する処理である。
(1−3−3)の処理は、(1−3−2)の処理によって指定された仕分けマークが関連付けられたメールを抽出する処理である。
(1−2)の処理によって、仕分けマークがメールに関連付けられる。(1−3)の処理によって、指定された仕分けマークが関連付けられたメールが抽出される。このようにユーザ自身が、メールに関連付けた仕分けマークによって、メールを検索することができ、送受信したメールから、所望するメールを探し出すことができる。
さらに、(1−2)及び(1−3)の処理では、第1の階層に属する仕分けマークを、第1の方向に沿って表示し、第2の階層に属する仕分けマークを第2の方向に沿って表示する。例えば、第1の階層に属する仕分けマークと第2の階層に属する仕分けマークとが、マトリクス状に表示される。このため、仕分けマークを構成する階層を可視化することができる。さらに、仕分けマークを分散させて表示することで、容易にかつ簡便に仕分けマークを視認でき、メールへの関連付けやメールの検索のための仕分けマークの指定操作も容易にかつ簡便にできる。
表示部には、第1の階層に属する仕分けマークと、第2の階層に属する仕分けマークとの2つの階層に属する仕分けマークだけでなく、第3の階層に属する仕分けマークなど、3つ以上の階層に属する仕分けマークを分散させて表示してもよい。例えば、第1の階層に属する仕分けマークと、第2の階層に属する仕分けマークと、第3の階層に属する仕分けマークとを、一覧表示することができる。さらに、階層を立体的な態様で表示したり、選択的に一部の階層を表示したりすることができる。また、スクロール表示できるようして、一部の階層や仕分けマークのみを表示することもできる。どのような表示の態様であっても、2つ以上の階層に属する仕分けマークを分散させて表示部に表示できればよい。
<第2の実施態様>
本発明の第2の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
(2−1) 予め定められた見本用の仕分けマークであり前記複数の階層の各々に属する見本用の仕分けマークを表示する見本用仕分けマーク表示処理であって、前記第1の階層に属する見本用の仕分けマークを前記第1の方向に沿って表示し、前記第2の階層に属する見本用の仕分けマークを前記第2の方向に沿って表示することで、見本用の仕分けマークを前記表示部に分散させて表示する見本用仕分けマーク表示処理(例えば、後述する図17のステップT1702の処理など)、
(2−2) 前記操作部の操作に基づいて、前記見本用の仕分けマークの変更若しくは削除、又は新たな仕分けマークの追加によって、ユーザの意図を反映可能に仕分けマークを編集する仕分けマーク編集処理(例えば、後述する図17のステップT1706〜T1720の処理など)、
を、さらに含む。
予め定められた見本用の仕分けマーク、いわゆる雛形の仕分けマークが提供されるので、ユーザは、変更する必要がない場合には、雛形の仕分けマークを、そのまま使用することができ、仕分けマークの管理の便宜を図ることができる。
また、ユーザは、変更する必要がある場合には、変更、削除、追加などができ、ユーザの好みと使い方に合わせた仕分けマークにすることができる。
<第3の実施態様>
本発明の第3の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
前記(1−3−1)の処理は、
(1−3−1−1) 前記(1−2−2)の処理でメールとの関連付けに使用された既使用仕分けマークの表示態様と、前記(1−2−2)の処理でメールとの関連付けに使用されていない不使用仕分けマークの表示態様と、を異ならしめて仕分けマークを表示する処理(例えば、後述する図20のステップT2002の処理など)を含み、
前記(1−3−2)の処理は、
(1−3−2−1) 前記操作部の操作で、既使用仕分けマークに対して指定可能にし、不使用仕分けマークに対して指定不可能にする処理(例えば、後述する図21のステップT2108の処理など)を、含む。
既使用仕分けマークの表示態様と不使用仕分けマークの表示態様とを異ならしめて仕分けマークを表示するので、不使用の仕分けマークが検索の対象でないことをユーザに明確に示すことができる。
さらに、不使用の仕分けマークは、ユーザによって指定できないので、検索の対象から外し、無駄に検索処理が実行されることを未然に防止できる。
<第4の実施態様>
本発明の第4の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
前記(1−2)の処理は、
(1−2−3) 前記操作部の操作に基づいて文字情報が入力される文字情報入力処理(例えば、後述する図12のステップT1202の処理など)、
(1−2−4) 前記(1−2−3)の処理によって入力された文字情報をメールに関連付ける関連付け処理(例えば、後述する図12のステップT1922の処理など)、
を、さらに含む。
文字情報、いわゆるコメントもメールに関連付けることができ、複数のメールに共通する仕分けマークだけでなく、各々のメールに固有な情報も関連付けることができ、便宜を図ることができる。仕分けマークの付与だけでは後日メールを検索する場合に、探しているメールをピンポイントで探し出しにくくなる。メールに貼りつけられたタイトルが本文とは相当乖離していることが多々あるからである。そのため何を保存したのかをメール保存用のコメントに自分の言葉で記録して、後日メール検索するときにピンポイントで探し出せるようにすることが重要である。
<第5の実施態様>
本発明の第5の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
(5−1) メールを受信又は送信したときから所定の期間を経過したメールに対して前記仕分けマークのいずれもが関連付けられていない場合には、特定の仕分けマークを関連付ける特定関連付け処理(例えば、後述する図25の処理など)、
を、さらに含む。
メールを受信又は送信したときから所定の期間を経過しても、仕分けマークのいずれもが関連付けられていない場合には、そのメールに特定の仕分けマークを関連付ける。このようにすることで、所定の期間を経過しても、仕分けマークのいずれもが関連付けられていなかったことを、ユーザに認識させることができる。
<第6の実施態様>
本発明の第6の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
(6−1) 所定の期間を経過後に、関連付けに使用されていない仕分けマークが存在する場合には、使用されていない仕分けマークが存在することを報知する報知処理(例えば、後述する図26の処理など)、
を、さらに含む。
一旦、設定した仕分けマークであっても、所定期間で使用していない場合には、使用されていない仕分けマークが存在することをユーザに報知して、仕分けマークの見直しを図る契機を提供することができる。
<第7の実施態様>
さらにまた、本発明の第7の実施態様によれば、
メール管理用プログラムを端末装置に提供するサーバであって、
前記端末装置は、
メールを含む通信情報を送信又は受信する送受信部と、
送信又は受信したメールを含む通信情報を記憶する記憶部と、
送信又は受信したメールを含む通信情報を表示する表示部と、
ユーザによって操作可能な操作部と、
前記送受信部で受信したメール管理用プログラムを実行する制御部と、を有し、
前記制御部が、
(1−1) 関連付け処理とメール検索処理とのいずれかを、前記操作部の操作に基づいて選択する選択処理、
(1−2) 前記(1−1)の処理によって前記関連付け処理が選択された場合には、
(1−2−1) 受信した又は送信したメールを仕分けするための仕分けマークを表示する表示処理であって、仕分けマークは、複数の階層の各々に属し、第1の階層に属する仕分けマークを第1の方向に沿って表示し、第2の階層に属する仕分けマークを前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って表示することで、仕分けマークを分散させて前記表示部に表示する第1の表示処理、
(1−2−2) 前記(1−2−1)の処理によって表示された前記仕分けマークを、前記操作部の操作に基づいてメールに関連付ける関連付け処理、
(1−3) 前記(1−1)の処理によって前記メール検索処理が選択された場合には、
(1−3−1) 前記第1の階層に属する仕分けマークを前記第1の方向に沿って表示し、前記第2の階層に属する仕分けマークを前記第2の方向に沿って表示することで、仕分けマークを分散させて前記表示部に表示する第2の表示処理、
(1−3−2) 前記(1−3−1)の処理によって表示された前記仕分けマークを、前記操作部の操作に基づいて指定する仕分けマーク指定処理、
(1−3−3) 前記(1−3−2)の処理によって指定された仕分けマークが関連付けられたメールを抽出する抽出処理、
を実行するためのメール管理用プログラムを提供するサーバが提供される。
<第8の実施態様>
本発明の第8の実施態様は、本発明の第7の実施態様において、
前記サーバは、予め定められた見本用の仕分けマークであって、前記複数の階層の各々に属する見本用の仕分けマークを前記端末装置に提供可能であり、
前記制御部が、
(2−1) 前記第1の階層に属する見本用の仕分けマークを前記第1の方向に沿って表示し、前記第2の階層に属する見本用の仕分けマークを前記第2の方向に沿って表示することで、見本用の仕分けマークを分散させて前記表示部に表示する見本用仕分けマーク表示処理、
(2−2) 前記操作部の操作に基づいて、前記見本用の仕分けマークの変更若しくは削除、又は新たな仕分けマークの追加によって、ユーザの意図を反映可能に仕分けマークを編集する仕分けマーク編集処理、
を、さらに実行するためのメール管理用プログラムを提供する。
<第9の実施態様>
本発明の第9の実施態様は、本発明の第7の実施態様において、
前記制御部が、
前記(1−3−1)の処理で、
(1−3−1−1) 前記(1−2−2)の処理でメールとの関連付けに使用された既使用仕分けマークの表示態様と、前記(1−2−2)の処理でメールとの関連付けに使用されていない不使用仕分けマークの表示態様と、を異ならしめて仕分けマークを表示する処理、
前記(1−3−2)の処理で、
(1−3−2−1) 前記操作部の操作で、既使用仕分けマークに対して指定可能にし、不使用仕分けマークに対して指定不可能にする処理、
を実行するためのメール管理用プログラムを提供する。
<第10の実施態様>
本発明の第10の実施態様は、本発明の第7の実施態様において、
前記制御部が、
前記(1−2)の処理で、
(1−2−3) 前記操作部の操作に基づいて文字情報が入力される文字情報入力処理、
(1−2−4) 前記(1−2−3)の処理によって入力された文字情報をメールに関連付ける関連付け処理、
を、さらに実行するためのメール管理用プログラムを提供する。
<第11の実施態様>
本発明の第11の実施態様は、本発明の第7の実施態様において、
前記制御部が、
(5−1) メールを受信又は送信したときから所定の期間を経過したメールに対して前記仕分けマークのいずれもが関連付けられていない場合には、特定の仕分けマークを関連付ける特定関連付け処理、
を、さらに実行するためのメール管理用プログラムを提供する。
<第12の実施態様>
本発明の第12の実施態様は、本発明の第7の実施態様において、
前記制御部が、
(6−1) 所定の期間を経過後に、関連付けに使用されていない仕分けマークが存在する場合には、使用されていない仕分けマークが存在することを報知する報知処理、
を、さらに実行するためのメール管理用プログラムを提供する。
<第13の実施態様>
さらにまた、本発明の第13の実施態様によれば、
端末装置においてメールを管理する方法であって、
前記端末装置は、
メールを含む通信情報を送信又は受信する送受信部と、
送信又は受信したメールを含む通信情報を記憶する記憶部と、
送信又は受信したメールを含む通信情報を表示する表示部と、
ユーザによって操作可能な操作部と、
各種の処理を実行する制御部と、を有し、
(1−1) 関連付け工程とメール検索工程とのいずれかを、前記操作部の操作に基づいて選択する工程、
(1−2) 前記(1−1)の工程によって前記関連付け工程が選択された場合には、
(1−2−1) 受信した又は送信したメールを仕分けするための仕分けマークを表示する工程であって、前記仕分けマークは複数の階層の各々に属し、第1の階層に属する仕分けマークを第1の方向に沿って表示し、第2の階層に属する仕分けマークを前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って表示することで、前記仕分けマークを前記表示部に分散させて表示する工程、
(1−2−2) 前記(1−2−1)の工程によって表示された前記仕分けマークを、前記操作部の操作に基づいてメールに関連付ける工程、
(1−3) 前記(1−1)の工程によって前記メール検索工程が選択された場合には、
(1−3−1) 前記第1の階層に属する前記仕分けマークを前記第1の方向に沿って表示し、前記第2の階層に属する前記仕分けマークを前記第2の方向に沿って表示することで、前記仕分けマークを前記表示部に分散させて表示する工程、
(1−3−2) 前記(1−3−1)の工程によって表示された前記仕分けマークを、前記操作部の操作に基づいて指定する工程、
(1−3−3) 前記(1−3−2)の工程によって指定された仕分けマークが関連付けられたメールを抽出する工程、
を含む方法が提供される。
<第14の実施態様>
本発明の第14の実施態様は、本発明の第13の実施態様において、
(2−1) 予め定められた見本用の仕分けマークであり前記複数の階層の各々に属する見本用の仕分けマークを表示する工程であって、前記第1の階層に属する見本用の仕分けマークを前記第1の方向に沿って表示し、前記第2の階層に属する見本用の仕分けマークを前記第2の方向に沿って表示することで、見本用の仕分けマークを前記表示部に分散させて表示する工程、
(2−2) 前記操作部の操作に基づいて、前記見本用の仕分けマークの変更若しくは削除、又は新たな仕分けマークの追加によって、ユーザの意図を反映可能に仕分けマークを編集する工程、
を、さらに含む。
<第15の実施態様>
本発明の第15の実施態様は、本発明の第13の実施態様において、
前記(1−3−1)の工程は、
(1−3−1−1) 前記(1−2−2)の工程でメールとの関連付けに使用された既使用仕分けマークの表示態様と、前記(1−2−2)の工程でメールとの関連付けに使用されていない不使用仕分けマークの表示態様と、を異ならしめて仕分けマークを表示する工程を含み、
前記(1−3−2)の工程は、
(1−3−2−1) 前記操作部の操作で、既使用仕分けマークに対して指定可能にし、不使用仕分けマークに対して指定不可能にする工程を、含む。
<第16の実施態様>
本発明の第16の実施態様は、本発明の第13の実施態様において、
前記(1−2)の工程は、
(1−2−3) 前記操作部の操作に基づいて文字情報が入力される工程、
(1−2−4) 前記(1−2−3)の工程によって入力された文字情報をメールに関連付ける工程、
を、さらに含む。
<第17の実施態様>
本発明の第17の実施態様は、本発明の第13の実施態様において、
(5−1) メールを受信又は送信したときから所定の期間を経過したメールに対して前記仕分けマークのいずれもが関連付けられていない場合には、特定の仕分けマークを関連付ける工程、
を、さらに含む。
<第18の実施態様>
本発明の第18の実施態様は、本発明の第13の実施態様において、
(6−1) 所定の期間を経過後に、関連付けに使用されていない仕分けマークが存在する場合には、使用されていない仕分けマークが存在することを報知する工程、
を、さらに含む。
<<<<本実施の形態の詳細>>>>
以下に、実施の形態について図面に基づいて説明する。
<<<メール管理システム10>>>
図1は、本実施の形態によるメール管理システム10を示す概略図である。メール管理システム10は、主に、メールサーバ200と、メール管理プログラム提供サーバ300と、ユーザ端末装置110とを有する。メールサーバ200とメール管理プログラム提供サーバ300と複数のユーザ端末装置110とは、ネットワーク100を介して通信可能に接続されている。
なお、図1には、簡便のため、単一のメールサーバ200及び単一のネットワーク100を示したが、複数のメールサーバ200や複数のネットワーク100が接続されることができる。
<ユーザ端末装置110>
ユーザ端末装置110は、いわゆる電子メールを使用するユーザが操作できる端末装置であり、通信可能な装置である。例えば、パーソナルコンピュータのほか、携帯端末装置などがある。携帯端末装置としては、いわゆる携帯電話や、スマートフォンや、タブレット型の端末装置などがある。ユーザ端末装置110は、メールを使用するユーザが操作でき、ネットワーク100を介して、電子メールの送受信や、その他の各種の通信ができる装置であればよい。ユーザ端末装置110は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)又はRWM(リードライトメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)、通信I/Fを含む各種のI/F(インターフェース)などからなる。
また、ユーザ端末装置110は、各種の情報を表示するためのディスプレイやタッチパネル(図示せず)などの表示部と、キーボードやマウスやタッチパネルなどの操作部とを有する。
<メールサーバ200>
メールサーバ200は、自身のネットワーク内のユーザの電子メールの送信や受信を行うコンピュータである。さらに、メールサーバ200は、他のネットワークのユーザに電子メールを送信したり、自身のネットワーク内のユーザ宛てに送られてきた電子メールを保管しそのユーザからの受信要求に応じた処理を実行したりする。
具体的には、メールサーバ200は、メール転送エージェント機能(MTA)やメール配送エージェント機能(MDA)などを有する。メール転送エージェント機能は、電子メールの相手先を振り分ける機能である。メール配送エージェント機能は、振り分けられた電子メールを、自身のネットワーク内のユーザに配送したり、他のネットワークのメールサーバ(図示せず)に配送したりする機能である。
メールサーバ200は、ネットワークサービス事業者やソフトウェアサービス事業者などが所有して自らが提供したり、これらの事業者から借りて提供したりすることができる。
メールサーバ200は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)又はRWM(リードライトメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)、通信I/Fを含む各種のI/F(インターフェース)などからなる。
上述したメールサーバ200が有する各種の機能により、自身のネットワーク及び他のネットワークの双方のネットワークに通信可能に接続されている複数のユーザ端末装置110の間で電子メールを送信したり受信したりすることができる。
<メール管理プログラム提供サーバ300>
メール管理プログラム提供サーバ300は、本実施の形態によるメール管理プログラムを、ネットワーク100を介してユーザ端末装置110に提供するサーバである。メール管理プログラム提供サーバ300は、例えば、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)、通信I/Fを含む各種のI/F(インターフェース)などからなる。
メール管理プログラム提供サーバ300は、ユーザ端末装置110から、メール管理プログラムを配信するように要求された場合に、メール管理プログラムをユーザ端末装置110に送信する。メール管理プログラムによる機能をユーザ端末装置110に実行可能に提供できればよく、ネットワーク100を介することなく、メール管理プログラムが記録された記録媒体、例えば、CD−ROMやDVDなどを配布する形態で提供してもよい。
本実施の形態のメール管理プログラムは、いわゆるメールソフト(メーラー)そのものに予め組み込まれているプログラムであっても、メール管理プログラムが有する機能を既存のメールソフトに追加するプログラム(例えば、アドオン機能など)の形態でもよい。ユーザ端末装置110において、メール管理プログラムの機能を提供して実行できればよい。また、インストール操作によってメール管理プログラムを既存のメールソフトに追加しても、必要が生ずるたびに、メール管理プログラム提供サーバ300からダウンロードして、メール管理プログラムを実行するようにしてもよい。いずれの場合であっても、ユーザが所有するユーザ端末装置110の各々において、メール管理プログラムの機能を実現できればよい。
ここで、メールソフト(メーラー)は、電子メールの作成や送受信や、受信した電子メールの保存や管理などを行うソフトウェアである。ユーザ端末装置110で実行できるものであればよい。
<<メール管理プログラムの処理の概要>>
図2は、メール管理プログラムの処理の概要を示す機能ブロック図である。
メール管理プログラムの処理は、主に、メール管理処理を有する。メール管理処理の具体的な処理は、図5を参照して説明する。
メール管理処理は、主に、選択メール処理と、メール検索処理と、仕分けマーク未設定処理と、仕分けマーク未使用処理と、仕分けマーク未対応処理とを有する。
選択メール処理は、メール管理情報保存処理を有し、メール管理情報保存処理は、主に、メール操作処理と、仕分けマーク設定操作と、コメント操作と、仕分けマーク管理操作とを有する。
メール操作処理の具体的な処理は、メールの削除の処理と、移動の処理と、返信の処理を含み、図9を参照して説明する。
仕分けマーク設定操作の具体的な処理は、主に、ユーザによって指定された仕分けマークをメールに関連付ける処理であり、図10〜図11を参照して説明する。
コメント操作の具体的な処理は、コメントを入力したり編集したりする処理であり、図12を参照して説明する。
仕分けマーク管理操作の具体的な処理は、仕分けマークを追加したり変更したり削除したり新規に作成したりする処理であり、図13〜図17を参照して説明する。
メール検索処理の具体的な処理は、仕分けマークを指定して、指定した仕分けマークに関連付けられているメールを検索する処理であり、図20〜図24を参照して説明する。
仕分けマーク未設定処理は、メールを受信したり送信したりして所定の期間が経過しても、そのメールに仕分けマークが関連付けられていない場合に、特定の仕分けマークを関連付ける処理で、図25を参照して説明する。
仕分けマーク未使用処理は、所定の期間が経過しても、メールとの関連付けに使用されていない仕分けマークが存在する場合には、使用されていない旨のメッセージを表示する処理で、図26を参照して説明する。
仕分けマーク未対応処理は、仕分けマークをメールと関連付けたときから所定の期間が経過しても、仕分けマークに対応する処理を実行していない場合には、実行すべき旨のメッセージを表示する処理で、図27を参照して説明する。
<<メール管理システム10の処理>>
<メール管理プログラムのダウンロード処理>
図3は、メール管理プログラムをユーザ端末装置110に提供する処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザ端末装置110は、メール管理プログラム提供サーバ300に、メール管理プログラム要求を送信する(ステップT302)。
本実施の形態のメール管理プログラムは、送信又は受信したメールに仕分けマークを関連付けて記憶し、メールを検索する際には、仕分けマークを指定して、その仕分けマークに関連付けられているメールを抽出することで目的とする見つけ出すためのプログラムである。
次に、メール管理プログラム提供サーバ300は、ユーザ端末装置110から送信されたメール管理プログラム要求を受信する(ステップS302)。
次に、メール管理プログラム提供サーバ300は、メール管理プログラム要求の受信に応じて、ユーザ端末装置110にメール管理プログラムを送信する(ステップS304)。
ステップT302、S302及びS304の処理によって、ユーザ端末装置110はメール管理プログラムをダウンロードすることが可能となる。
次に、ユーザ端末装置110は、メール管理プログラム提供サーバ300から送信されたメール管理プログラムを受信する(ステップT304)。
次に、ユーザ端末装置110は、ステップT304の処理で受信したメール管理プログラムをユーザ端末装置110のRAM領域に記憶する(ステップT306)。
次に、ユーザ端末装置110は、RAM領域に記憶したメール管理プログラムをユーザ端末装置110で実行可能となるようにインストールする(ステップT308)。
図3に示す処理を実行することによって、ユーザ端末装置110でメール管理プログラムを使用することができ、ユーザ端末装置110で送受信したメールを、メール管理プログラムによって管理することができる。
<<メールの送受信処理>>
図4は、ユーザ端末装置110でメールの送受信の際に実行されるメール管理プログラムの処理の概略を示すフローチャートである。ユーザ端末装置110とメールサーバ200と間では、各種の送受信処理が行われる。図4は、メールの受信及び送信の処理の概略を示す。
<メールを受信する場合の処理>
メールの受信時の処理は、ステップS402、S404、T402、T404、T406の処理(図4に示すG41の枠線内の処理)である。
最初に、メールサーバ200は、送信者がユーザ端末装置110に対して送信したメールを受信する(ステップS402)。
次に、メールサーバ200は、ステップS402の処理で受信したメールをユーザ端末装置110に送信する(ステップS404)。
次に、ユーザ端末装置110は、メールサーバ200から送信されたメールを受信する(ステップT402)。
次に、ユーザ端末装置110は、ステップT402で受信したメールを識別するためのメール識別情報を決定する(ステップT404)。メール識別情報は、受信又は送信したメールの各々を識別するための情報であり、数値や文字などによって構成されている識別情報である。なお、メール識別情報は、メールの各々を識別できる情報であればよい。
次に、ユーザ端末装置110は、メール管理テーブルにメール識別情報を記憶させる(ステップT406)。メール管理テーブルは、図20に示すように、メール識別情報や仕分けマーク識別情報やコメントなどを記憶するテーブルである。メール識別情報や仕分けマーク識別情報やコメントなどは、受信又は送信したメールの各々に対応して記憶され、検索可能に構成されている。
<メールを送信する場合の処理>
メールの受信時の処理は、ステップT412、T414、T416、S412の処理(図4に示すG42の枠線内の処理)である。
最初に、ユーザ端末装置110は、メールサーバ200にメールを送信する(ステップT412)。
ユーザ端末装置110は、メールサーバ200から送信されたメールを受信する(ステップS412)。
次に、ユーザ端末装置110は、ステップT412で送信したメールを識別するためのメール識別情報を決定する(ステップT414)。上述したように、メール識別情報は、受信又は送信したメールを識別するための情報である。
次に、ユーザ端末装置110は、メール管理テーブル(図20参照)にメール識別情報を記憶させる(ステップT416)。
このように、ユーザ端末装置110において、メールを受信したり送信したりする度に、受信したメールや送信したメールを識別するためのメール識別情報を決定し、メール管理テーブルに記憶する。メール識別情報によって、送受信したメールの各々を識別して管理することができる。
<<メール管理プログラムの処理>>
次に、本実施の形態におけるメール管理プログラムの処理を、図5〜図27を参照して説明する。
<メール管理処理>
図5は、メール管理処理を示すフローチャートである。この処理は、受信したメールや送信したメールの概要の一覧(例えば、図34に示す受信メール一覧画面1000)が表示されているときに実行される。例えば、1つのメールの送信先やあて先や受信日時や送信日時などの概要が1行毎に表示される。なお、1つのメールについて1行毎に表示される態様でなくても、メールの概要が表示される態様であればよい。
最初に、ユーザ端末装置110は、ユーザの操作によってメールが選択されたか否かを判断する(ステップT502)。この処理は、一覧が表示されている複数のメールのうちの1つのメール(例えば、図34に示すメール概要表示1100)が選択されたか否かを判断する処理である。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作によってメールが選択されたと判別したときには(YES)、図6に示す選択メール処理を呼び出して実行し(ステップT504)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作によってメールが選択されていないと判別したときには(NO)、ユーザの操作によって検索処理が選択されたか否かを判断する(ステップS506)。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作によって検索処理が選択されたと判別したときには(YES)、図20に示すメール検索処理を呼び出して実行し(ステップT508)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作によって検索処理が選択されていないと判別したときには(YES)、直ちに、本サブルーチンを終了する。
<選択メール処理>
図6は、選択メール処理を示すフローチャートである。この処理は、図5のステップT502の処理で1つのメールが選択されたことを契機にして呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、選択されたメールの詳細を表示する(ステップT602)。例えば、差出人やタイトルや本分や添付ファイルの名称などを表示する。
次に、ユーザ端末装置110は、保存コマンドボックスを表示する(ステップT604)。例えば、保存コマンドボックスは、受信メール本文画面の左上に、「メール保存」と表示されている長方形の領域である(例えば、図35及び図36に示す「メール保存」ボタン2100参照)。
次に、ユーザ端末装置110は、選択されたメールに対して、既にメール管理情報がメール管理テーブル(図20参照)に保存されているか否かを判断する(ステップT606)。本実施の形態で、メール管理情報とは、図20のメール管理テーブルに記憶される各種の情報であり、後述する仕分けマーク識別情報や、コメントや、添付の有無や、リンクの有無などを含む総括的な情報である。メール管理情報をメール管理テーブルに保存することで、メール管理情報をメールに関連付けることができる。
コメント
次に、ユーザ端末装置110は、既にメール管理情報がメール管理テーブルに保存されていると判別したときには(YES)、保存コマンドボックスを変更して表示する(ステップT608)。
既にメール管理情報がメール管理テーブルに保存されているメールに対して、不用意にメール管理情報を変更してしまうことを未然に防止できる。
ユーザ端末装置110は、未だメール管理情報がメール管理テーブルに保存されていないと判別したとき(NO)、又はステップT608の処理を実行したときには、ユーザの操作によって保存コマンドが選択されたか否かを判断する(ステップT610)。ユーザの操作による選択は、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。ユーザの操作は、この操作に限られず、キーボードのキー入力や音声による指示など、保存コマンドを選択できる操作であればよい。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作によって保存コマンドが選択されたと判断したときには(YES)、図7に示すメール管理情報保存処理を呼び出し実行し(ステップT612)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、ステップT610の判断処理で、ユーザの操作によって保存コマンドが選択されていないと判別したとき(NO)、又はステップT612の処理を実行したときには、転送やアドレス管理などのメールの一般的な処理を実行し(ステップT614)、本サブルーチンを終了する。
<<メール管理情報保存処理>>
図7は、メール管理情報保存処理を示すフローチャートである。この処理は、図6のステップT610の判断処理で、ユーザの操作によって保存コマンドが選択されたことを条件に呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、メール管理情報保存用画面を表示する(ステップT702)。メール管理情報保存用画面の表示は、ウインドウとして表示しても、画面の全体を切り替えて全画面に表示してもよい。メール管理情報保存用画面の表示が終了したときに、次の画面や元の画面などが表示できればよい。
例えば、メール管理情報保存用画面は、図37〜図54や図57及び図58に示すようなメール保存指定画面3000である。メール管理情報保存用画面の上部には、送信者と、タイトルと、本文の一部を抜粋した内容が表示される。これらの情報は、受信したメールや送信したメールから直接に取得できる情報である。
また、メール管理情報保存用画面には、複数の仕分けマークが表示される。図37〜図54や図57及び図58に示すように、画面の縦方向に沿って、大分類(上位の階層)が表示される。図37〜図54や図57及び図58に示す例では、大分類の仕分けマークは、保存マークと本文内容と添付内容とメール整理箱との4種類である。
さらに、画面の横方向に沿って、中分類(下位の階層)が表示される。中分類の仕分けマークは、大分類の仕分けマークの各々に対応して定められる。
保存マークの下位に属する仕分けマークは、重要保存、要チェック、要返信、通常保存の4種類である。本文内容の下位に属する仕分けマークは、スケジュール、連絡先、会合、案内、会計、指示の5種類である。添付内容の下位に属する仕分けマークは、文書、写真、動画、音声、地図、名簿、マニュアル、行程、記録、収支の10種類である。さらに、メール整理箱の下位に属する仕分けマークは、社内総務、社内経理、社内営業、社内技術、工場、支店A、支店B、支店C、支店D、顧客1、顧客2、顧客3、顧客4、顧客5、プライベート、学校関係、クラブ、奉仕活動、神社、趣味、その他の22種類である。
これらの大分類の仕分けマークと中分類の仕分けマークとを同時に異なる方向に沿って表示することで、階層関係にある仕分けマークの一覧を分散させて表示することができる。階層を可視化するとともに、複数の仕分けマークを分散させて表示することで、ユーザは、仕分けマークを的確に視認でき、関連付けや検索のための仕分けマークの指定操作を容易にかつ簡便にできる。
さらに、メール管理情報保存用画面の下部には、コメントを記入するためのコメント記入領域が形成されている。複数のメールに共通して使用できる仕分けマークだけでなく、各々のメールに固有な情報も関連付けることができ、便宜を図ることができる。
さらに、メール管理情報保存用画面の最下部には、「実行」ボタンと、「仕分けマーク管理」ボタンとが表示される(図37〜図54や図57及び図58参照)。ユーザによって「実行」ボタンが操作されることで、ユーザが指定した仕分けマークをメールに関連付けることができる。ユーザによって「仕分けマーク管理」ボタンが操作されることで、仕分けマークの管理処理(図13参照)が実行される。
次に、ユーザ端末装置110は、各種のデータを初期化する(ステップT704)。例えば、図29に示す選択設定テーブルに記憶している選択状態や、コメントのデータなどを初期化する。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたか否かを判断する(ステップT706)。ユーザの操作として、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されていないと判別したときには(NO)、処理をステップT706に戻す。
一方、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたと判別したときには(YES)、ユーザによって操作された操作位置を検出する(ステップT708)。例えば、マウスの操作によってクリックされた位置や、指によってタップされた位置などがある。ステップT708の処理は、操作されたキーを識別したり、入力された音声を識別したりする処理でもよい。
次に、ユーザ端末装置110は、検出した操作位置からメール操作処理が選択されたか否かを判断する(ステップT710)。メール操作処理は、メール管理情報保存用画面の「メール操作」と表示されている領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで選択することができる。
ユーザ端末装置110は、メール操作処理が選択されたと判別したときには(YES)、図9に示すメール操作処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップT712)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、メール操作処理が選択されていないと判別したときには(NO)、仕分けマーク設定処理が選択されたか否かを判断する(ステップT714)。仕分けマーク設定処理は、メール管理情報保存用画面の各種の仕分けマークが表示されている領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで選択することができる。例えば、「重要保存」や「スケジュール」などのような仕分けマークが表示されている領域を、クリックやタップなどの操作によって選択することができる。
ユーザ端末装置110は、仕分けマーク設定処理が選択されたと判別したときには(YES)、図10に示す仕分けマーク設定処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップT716)、処理をステップT810に移す。
ユーザ端末装置110は、仕分けマーク設定処理が選択されていないと判別したときには(NO)、コメント設定処理が選択されたか否かを判断する(ステップT802)。コメント設定処理は、メール管理情報保存用画面のコメント記入領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで選択することができる。
ユーザ端末装置110は、コメント設定処理が選択されたと判別したときには(YES)、図12に示すコメント設定処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップT804)、処理をステップT810に移す。
ユーザ端末装置110は、コメント設定処理が選択されていないと判別したときには(NO)、仕分けマーク管理処理が選択されたか否かを判断する(ステップT806)。仕分けマーク管理処理は、メール管理情報保存用画面の「仕分けマーク管理」と表示されている領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで選択することができる。
ユーザ端末装置110は、仕分けマーク管理処理が選択されたと判別したときには(YES)、図13に示す仕分けマーク管理処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップT808)、処理をステップT706に戻す。
ユーザ端末装置110は、仕分けマーク管理処理が選択されていないと判別したとき(NO)、又はステップT808の処理を実行したときには、実行コマンドが選択されたか否かを判断する(ステップT810)。実行コマンドは、メール管理情報保存用画面の「実行」と表示されている領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで選択することができる。
ユーザ端末装置110は、実行コマンドが選択されていないと判別したときには(NO)、図7のステップT706に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、実行コマンドが選択されたと判別したときには(YES)、図19に示す実行処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップT812)、本サブルーチンを終了する。
<<メール操作処理>>
図9は、メール操作処理を示すフローチャートである。図7のステップT712の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、メール操作メニューとしてメール操作処理の一覧を表示する(ステップT902)。メール操作処理の一覧には、メールの削除とメールの移動とメールの返信とがある(例えば、図32A参照)。メール操作処理の一覧を表示することによって、ユーザは、いずれかの処理を選択することができる。ユーザの操作として、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
次に、ユーザ端末装置110は、メールの削除が選択されたか否かを判断する(ステップT904)。
ユーザ端末装置110は、メールの削除が選択されたと判別したときには(YES)、選択されているメールを削除し(ステップT906)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、メールの削除が選択されていないと判別したときには(NO)、メールの移動が選択されたか否かを判断する(ステップT908)。
ユーザ端末装置110は、メールの移動が選択されたと判別したときには(YES)、選択されているメールを所望するフォルダなどに移動し(ステップT910)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、メールの移動が選択されていないと判別したときには(NO)、メールの返信が選択されたか否かを判断する(ステップT912)。
ユーザ端末装置110は、メールの返信が選択されたと判別したときには(YES)、選択されているメールに対する返信メールを作成するウインドウを開き、返信メールを作成できる状態にする(ステップT914)
ユーザ端末装置110は、メールの返信が選択されていないと判別したとき(NO)、又はステップT914の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
このように、現在、選択しているメールに対する処理を直ちに実行でき、作業を簡便にすることができる。
<<仕分けマーク設定処理>>
図10は、仕分けマーク設定処理を示すフローチャートである。図7のステップT716の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、図18に示す仕分けマーク読出処理を呼び出して実行する(ステップT1002)。仕分けマーク読出処理は、後述するように、ユーザによって操作された操作位置に対応する仕分けマークを決定し、決定した仕分けマークに関する情報を読み出すための処理である。マウスのクリック操作や、指のタップ操作などの操作がされた位置が、いずれの仕分けマークの領域に含まれるかを判断し、1つの仕分けマークを決定する。この処理によって、ユーザは、操作によって1つの仕分けマークを指定することができる。
なお、本明細書において、仕分けマークの「指定」とは、ユーザの操作によって、ユーザが所望する仕分けマークが定められたことをいう。この時点では、まだ、仕分けマークは、メールに関連付けられておらず、仕分けマーク識別情報は、メール管理テーブルに記憶されていない。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークの仕分けマーク識別情報を決定する(ステップT1004)。
次に、ユーザ端末装置110は、選択設定テーブルを参照して、ユーザが指定した仕分けマーク識別情報に対応する選択情報を読み出す(ステップT1006)。
選択設定テーブルの選択情報には、選択状態と非選択状態と選択不可との3種類がある。
選択状態は、ユーザの操作によって指定された仕分けマークの選択が確定した状態である。ユーザの操作によって仕分けマークが指定された状態では、直ちに選択状態とはならない。後述するように、選択不可が設定されている仕分けマークは、ユーザの操作によって指定されても選択されることはない。ユーザの操作によって仕分けマークが指定され、指定された仕分けマークに選択不可が設定されていない場合に、「選択」が確定し、その仕分けマークは選択状態となる。
非選択状態は、ユーザの操作によって仕分けマークが指定されず選択されていない状態であり、ユーザの操作によって仕分けマークの選択が解除された状態も含まれる。選択不可については、後述する。
次に、ユーザ端末装置110は、選択情報に選択不可が設定されているか否かを判断する(ステップT1008)。
選択不可は、ユーザの操作によって仕分けマークを選択できない状態を意味する。選択不可は、重複禁止が設定されている仕分けマークを対象にする。以下では、重複禁止が設定されている仕分けマークを重複禁止仕分けマークと称する。重複禁止仕分けマークは、ユーザの操作によって重複して選択されることを禁止した仕分けマークである。ユーザが、重複禁止仕分けマークのうちの1つの仕分けマークを選択した場合には、残りの重複禁止仕分けマークは、選択不可となって選択することができなくなる。このように、重複禁止仕分けマークは、排他的に選択される仕分けマークである。
重複禁止は、上位の階層に属する複数の仕分けマークに対して設定することができる。重複禁止の詳細は後述する。
ユーザ端末装置110は、選択不可が設定されていると判別したときには(YES)、ユーザが指定した仕分けマークは重複して選択できない旨のメッセージを表示し(ステップT1010)、図7のステップT706に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、選択不可が設定されていないと判別したときには(NO)、ユーザが指定した仕分けマークが選択状態であるか否かを判断する(ステップT1012)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが選択状態でないと判別したときには(NO)、すなわち、非選択状態であると判別したときには、選択状態を選択設定テーブル(図29参照)に書き込み(ステップT1014)、仕分けマークの表示を選択状態表示に変更する(ステップT1016)。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されているか否かを判断する(ステップT1018)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されていると判別したときには(YES)、他の重複禁止仕分けマークに対して選択不可を選択設定テーブルに書き込む(ステップT1020)。
次に、ユーザ端末装置110は、他の重複禁止仕分けマークを重複設定不可表示に変更する(ステップT1022)。
ステップT1020の処理によって、重複禁止仕分けマークの1つが選択された場合には、残りの重複禁止仕分けマークを選択できないようにし、ステップT1022の処理によって、残りの重複禁止仕分けマークは選択できないことを示す表示に切り替える。
ユーザ端末装置110は、上述したステップT1012の判断処理で、ユーザが指定した仕分けマークが選択状態であると判別したときには(YES)、非選択状態を選択設定テーブルに書き込み(ステップT1102)、仕分けマークの表示を非選択状態表示に変更する(ステップT1104)。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されているか否かを判断する(ステップT1106)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されていると判別したときには(YES)、他の重複禁止仕分けマークに対して非選択状態を選択設定テーブルに書き込む(ステップT1108)。
次に、ユーザ端末装置110は、他の重複禁止仕分けマークを非選択状態に変更する(ステップT1110)。
ステップT1102の処理によって、選択されていた1つの重複禁止仕分けマークの選択が解除されて非選択状態になった場合には、ステップT1108の処理によって、残りの重複禁止仕分けマークも非選択状態にする。このようにすることで、全ての重複禁止仕分けマークを選択可能な状態に戻すことができる。
さらに、ステップT1104の処理によって、選択されていた1つの重複禁止仕分けマークの非選択状態表示に切り替えるとともに、ステップT1110の処理によって、残りの重複禁止仕分けマークも非選択状態表示に切り替える。このようにすることで、全ての重複禁止仕分けマークを選択可能な状態に戻ったことを示すことができる。
ユーザ端末装置110は、ステップT1018又はT1106の判断処理で、仕分けマークが重複禁止に設定されていないと判別したときには(NO)、ステップT1022又はT1110の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
上述したステップT1012、T1014、T1016、T1102及びT1104の処理によって、仕分けマークの設定と解除とを交互に選択することができる。すなわち、トグルスイッチのようにオン状態とオフ状態と交互に選択することができる。また、仕分けマークの設定と解除との選択に応じて、仕分けマークの表示を切り替える。例えば、設定状態の表示色と、解除状態(非選択状態)の表示色とを異ならしめることで、仕分けマークの設定及び解除の状態を容易に視認することができる。
<<コメント設定処理>>
図12は、コメント設定処理を示すフローチャートである。図8のステップT804の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、コメント欄の入力を許可する(ステップT1212)。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが、コメント領域以外に対して操作したか否かを判断する(ステップT1214)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが、コメント領域以外に対して操作していないと判別したときには(NO)、ステップT1214に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザが、コメント領域以外に対して操作したと判別したときには(YES)、コメント欄の入力を禁止し(ステップT1216)、本サブルーチンを終了する。
<<仕分けマーク管理処理>>
図13は、仕分けマーク管理処理を示すフローチャートである。図8のステップT808の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマーク管理処理用の管理処理一覧表示を表示する(ステップT1302)。例えば、図32Bに示すような仕分けマーク管理メニューを表示する。ユーザは、仕分けマーク管理メニューに示された処理の1つを選択することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの追加処理が選択されたか否かを判断する(ステップT1304)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの追加処理が選択されたと判別したときには(YES)、図14に示す仕分けマーク追加処理を呼び出して実行し(ステップT1306)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの追加処理が選択されていないと判別したときには(NO)、仕分けマークの変更処理が選択されたか否かを判断する(ステップT1308)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの変更処理が選択されたと判別したときには(YES)、図15に示す仕分けマーク変更処理を呼び出して実行し(ステップT1310)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの変更処理が選択されていないと判別したときには(NO)、仕分けマークの削除処理が選択されたか否かを判断する(ステップT1312)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの削除処理が選択されたと判別したときには(YES)、図16に示す仕分けマーク削除処理を呼び出して実行し(ステップT1314)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの削除処理が選択されていないと判別したとき(NO)、仕分けマークの新規作成処理が選択されたか否かを判断する(ステップT1316)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの新規作成処理が選択されたと判別したとき(YES)、図17に示す仕分けマーク新規作成処理を呼び出して実行する(ステップT1318)
ユーザ端末装置110は、仕分けマークの新規作成処理が選択されていないと判別したとき(NO)、又はステップT1318の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
この仕分けマーク管理処理によって、仕分けマークを追加したり削除したり変更したり新規に作成したりすることができる。
例えば、旅行関係の仕分けマークが多くなる場合には、次の3通りの方法で仕分けマークを分類して作ることができる。
(1)大分類に属する「スケジュール」の仕分けマークを作り、「スケジュール」の中分類に属する「旅行」の仕分けマークを作る。
(2)大分類に属する「スケジュール」の仕分けマークが既にあり、「スケジュール」の中分類に属する「行程」の仕分けマークが既にある場合に、「旅行」の仕分けマークに変更する。
(3)大分類に属する「旅行」の仕分けマークを作り、「旅行」の中分類に属する「国内旅行」や「海外旅行」などの個別旅行を示す仕分けマークを列挙する。
また、例えば、中分類に属する顧客関係に関する仕分けマークが多くなる場合には、次の3通りの方法で仕分けマークを分類して作ることができる。
(1)大分類に属する「発信者」の仕分けマークを作り、「発信者」の中分類に属する「顧客A」の仕分けマーク、「顧客B」の仕分けマークのように、順に追加する。
(2)中分類に属する「顧客関係」の仕分けマークの小分類に属する仕分けマークをさらに作る。
(3)「顧客関係」の仕分けマークが大分類に属するように昇格させ、「顧客関係」の中分類に属する「顧客A」、・・・のように、順に列挙する。
このように、仕分けマークの追加、削除、変更、新規作成の処理によって、ユーザが所望する階層を構成し、階層に属する仕分けマークを設定することができる。
<<仕分けマーク管理テーブル>>
図13に示す仕分けマーク管理処理は、仕分けマーク管理テーブルを編集する処理である。図28は、仕分けマーク管理テーブルの一例を示すテーブルである。仕分けマーク管理テーブルは、ユーザ端末装置110の記憶装置、例えば、RAMやHDDなどの所定の記憶領域に記憶される。図28に示す仕分けマーク管理テーブルは、説明のために模式的に示したテーブルである。
図28に示すように、仕分けマーク管理テーブルは、「表示位置」と「第1階層」及び「第2階層」と「重複禁止」によって構成される。図28の「表示位置」は、メール管理情報保存用画面における仕分けマークの表示位置である。例えば、図28の「表示位置」によって、メール管理情報保存用画面(図37〜図54や図57及び図58参照)における仕分けマークを表示する位置を決めることができる。図28の「表示位置」の2つの左側の数値が横方向の位置であり、右側の数値が縦方向の位置である。
例えば、「添付内容」の「音声」の表示位置は、(4,3)である。図37〜図54や図57及び図58に示すように、「添付内容」の「音声」は、左から4番目で上から3行目に表示される。また、「メール整理箱」の「学校関係」の表示位置は、(2,8)である。図37〜図54や図57及び図58に示すように、「メール整理箱」の「学校関係」は、左から2番目で上から8行目に表示される。
また、メール管理情報保存用画面の表示位置を取得することで、仕分けマークを特定することができる。例えば、メール管理情報保存用画面でユーザが操作した位置を検出することで、ユーザが指定した仕分けマークを決定することができる。
さらに、図28に示した例では、第1階層が、いわゆる大分類であり、最上位の階層である。第2階層が、いわゆる中分類であり、大分類の下の階層である。第1階層及び第2階層だけでなく、さらなる下の階層を設定することができる。例えば、第3階層は、いわゆる小分類であり、中分類の下の階層である。
階層の数は、少なくとも2つあればよく、階層の数には限られない。メールの管理に必要となる仕分けマークの種類に応じて適宜に階層を定めればよい。本実施の形態では、最下位の階層に属する仕分けマークのみがユーザによって選択することができ、最下位より上の階層で定められた仕分けマークは、ユーザによって選択できず、タイトルとして機能する。なお、最下位の階層だけでなく、上位の階層もユーザが選択できるようにしてもよい。このようにすることで、総括的に仕分けを選択でき作業を簡便にできる。
階層の各々で、その階層に属する仕分けマークに番号(以下、階層内番号と称する)が割り当てられている。階層と階層内番号とによって仕分けマークを特定することができる。図28に示した例では、仕分けマークの「添付内容」は、第1階層の階層内番号3である。また、仕分けマークの「学校関係」は、第1階層の階層内番号4(メール整理箱)のうちの第2階層の階層内番号17である。このように下位の階層に属する仕分けマークは、上位の階層との組(第1階層の階層内番号4−第2階層の階層内番号17)によって特定することができる。
重複禁止は、ユーザの選択を制限するための情報である。上述したように、本実施の形態では、ユーザは、最下位の階層に属する仕分けマークのみを選択できる。原則として、ユーザは、仕分けマークを重複して選択することができる。しかしながら、重複して選択すると矛盾することになる仕分けマークもある。例えば、「重要保存」と「要チェック」と「通常保存」とは、同時に選択した場合には矛盾することになる。したがって、これらは互いに排他的に選択できるようにする必要がある。重複禁止の情報は、排他的な選択処理を可能にするための情報であり、複数の仕分けマークのうちの1つの仕分けマークのみをユーザが選択できるようにするための情報である。したがって、重複禁止が定められた複数の仕分けマークのうち、ユーザによって1つの仕分けマークが選択されると、ユーザは、残りの仕分けマークを選択できなくなる。
上述したように、本実施の形態では、ユーザは、最下位の階層に属する仕分けマークのみを選択できる。したがって、重複禁止は、最下位の階層に属する仕分けマークに対して設定できればよい。
また、最下位の階層の1つ上位の階層の仕分けマークによってグループ化することができる。例えば、図28に示す例では、最下位の階層の4つの仕分けマーク「重要保存」、「要チェック」、「要返信」、「通常保存」は、1つ上位の階層の仕分けマーク「保存マーク」に属する。また。最下位の階層の5つの仕分けマーク「スケジュール」、「連絡先」、「会合案内」、「会計」、「指示」は、1つ上位の階層の仕分けマーク「本文内容」に属する。このように、下位の階層の仕分けマークは、1つ上位の階層の仕分けマークによってグループ化できる。重複禁止は、1つ上位の階層の仕分けマークごと(グループごと)に設定できる。
例えば、1つ上位の階層の仕分けマークの「保存マーク」に属する3つの仕分けマーク(「重要保存」、「要チェック」、「通常保存」)に重複禁止を設定するとともに、「本文内容」に属する5つの仕分けマーク(「スケジュール」、「連絡先」、「会合案内」、「会計」、「指示」)に重複禁止を設定した場合に、「保存マーク」の「重要保存」がユーザによって選択されたときには、「保存マーク」の残りの「要チェック」、「要返信」、「通常保存」は、選択することはできないが、「本文内容」に属する5つの仕分けマーク(「スケジュール」、「連絡先」、「会合案内」、「会計」、「指示」)については、1つも選択されていない状態ならば、いずれか1つを選択することができる。このように、1つ上位の階層の一の仕分けマークに対する重複禁止は、1つ上位の階層の他の仕分けマークに影響しない。
上述したように、階層の数は、少なくとも2つあればよい。図30は、3つの階層によって仕分けマークを定めた例である。例えば、「添付情報」の下位の「写真」は、さらに下位の第3階層まで定められており、「写真」の下位の第3階層には、「風景」と「人物」が属する。また、「相手先別(発信者)」の下位の「学校」は、さらに下位の第3階層まで定められており、「学校」の下位の第3階層には、「小学校」と「中学校」と「高等学校」と「大学」が属する。
上述したように、図13に示す仕分けマーク管理処理は、仕分けマーク管理テーブルを編集する処理である。仕分けマークを追加する処理は、複数の階層のうちのいずれかの階層に属する仕分けマークを追加する処理である。複数の階層のいずれの階層でも仕分けマークを追加することができ、最上位の階層でも最下位の階層でも仕分けマークを追加することができる。
仕分けマークの追加は、仕分けマーク管理テーブルの指定された階層に仕分けマークを追加する処理である。
<<仕分けマーク追加処理>>
図14は、仕分けマーク追加処理を示すフローチャートである。図13のステップT1306の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの追加用の画面を表示する(ステップT1402)。
図59は、仕分けマークの追加用の画面の例を示す図である。仕分けマークの追加用の画面では、メール保存指定画面やメール検索指定画面と同様のレイアウトで仕分けマークが表示される。
仕分けマークの追加用の画面には、大分類(第1階層)に新しい仕分けマークを追加するための追加ボタンが、画面の左下に表示される。中分類(第2階層)の「保存マーク」と「本文内容」と「添付内容」と「メール整理箱」との各々に新しい仕分けマークを追加するための追加ボタンが、画面の右側に表示される。ユーザは、追加したい仕分けマークに対応する追加ボタンを操作する。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマーク管理テーブルを参照して、仕分けマークの追加の操作がされた階層の最大の階層内番号を決定する(ステップT1404)。
例えば、図28に示す仕分けマーク管理テーブルの場合に、大分類(第1階層)では、4つの仕分けマークが既に定められている。追加ボタンを押すことで、「保存マーク」の階層の最大の階層内番号を5と決定する。中分類(第2階層)の「保存マーク」では、4つの仕分けマークが既に定められている。追加ボタンを押すことで、「保存マーク」の階層の最大の階層内番号を5と決定する。中分類(第2階層)の「本文内容」では、5つの仕分けマークが既に定められている。追加ボタンを押すことで、「本文内容」の階層の最大の階層内番号を6と決定する。中分類(第2階層)の「添付内容」では、10つの仕分けマークが既に定められている。追加ボタンを押すことで、「添付内容」の階層の最大の階層内番号を11と決定する。中分類(第2階層)の「メール整理箱」では、21つの仕分けマークが既に定められている。追加ボタンを押すことで、「メール整理箱」の階層の最大の階層内番号を22と決定する。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの内容を入力するための欄を表示し、ユーザによって入力された仕分けマークの内容を決定する(ステップT1406)。例えば、ユーザが、仕分けマークの内容を示す文字情報をキーボードなどから入力して、仕分けマークの内容を決定できる。仕分けマークの内容が、仕分けマークの表示名となる。例えば、図37〜図54や図57及び図58に示すようなメール保存指定画面3000に表示される仕分けマークの表示名が、仕分けマークの内容である。
次に、ユーザ端末装置110は、重複禁止情報を入力するための欄を表示し、ユーザによって入力された重複禁止情報を決定する(ステップT1408)。例えば、複数の仕分けマークに対して重複禁止情報を設定することで、これらの仕分けマークが重複して選択されることを禁止できる。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザの操作に応じて仕分けマークの表示位置を決定する(ステップT1410)。例えば、マウスや指などで、仕分けマークをドラッグして移動させ、仕分けマークの表示位置を決定することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが完了の操作をしたか否かを判断する(ステップT1412)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが完了の操作をしていないと判断したときには(NO)、処理をステップT1406に戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザが完了の操作をしたと判断したときには(YES)、仕分けマーク管理テーブルに、最大仕分けマーク数と仕分けマーク内容と重複禁止情報と表示位置とを記憶し(ステップT1414)、本サブルーチンを終了する。
<<仕分けマーク変更処理>>
図15は、仕分けマーク変更処理を示すフローチャートである。図13のステップT1310の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの変更用の画面を表示する(ステップT1502)。
図60は、仕分けマークの変更用の画面の例を示す図である。図59と同様に、仕分けマークの変更用の画面も、メール保存指定画面やメール検索指定画面と同様のレイアウトで仕分けマークが表示される。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたか否かを判断する(ステップT1504)。ユーザの操作として、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されていないと判別したときには(NO)、処理をステップT1502に戻す。
一方、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたと判別したときには(YES)、ユーザによって操作された操作位置を検出する(ステップT1506)。例えば、マウスの操作によってクリックされた位置や、指によってタップされた位置などがある。ステップT1506の処理は、操作されたキーを識別したり、入力された音声を識別したりする処理でもよい。
次に、ユーザ端末装置110は、図18に示す仕分けマーク読出処理を呼び出して実行する(ステップT1508)。これにより、ユーザの操作によって指定された仕分けマークを特定することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの内容を入力するための欄を表示し、ユーザによって入力された仕分けマークの内容を決定する(ステップT1512)。例えば、ユーザが、仕分けマークの内容を示す文字情報をキーボードなどから入力して、仕分けマークの内容を決定できる。
次に、ユーザ端末装置110は、重複禁止情報を入力するための欄を表示し、ユーザによって入力された重複禁止情報を決定する(ステップT1514)。例えば、複数の仕分けマークに対して重複禁止情報を設定することで、これらの仕分けマークが重複して選択されること禁止できる。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザの操作に応じて仕分けマークの表示位置及び階層を決定する(ステップT1516)。例えば、マウスや指などで、仕分けマークをドラッグして移動させ、仕分けマークの表示位置を決定することができる。仕分けマークの表示位置を変更することで、仕分けマークが属する階層も変更することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが完了の操作をしたか否かを判断する(ステップT1516)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが完了の操作をしていないと判断したときには(NO)、処理をステップT1510に戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザが完了の操作をしたと判断したときには(YES)、仕分けマーク管理テーブルに、仕分けマーク内容と重複禁止情報と表示位置とを記憶し(ステップT1518)、本サブルーチンを終了する。
<<仕分けマーク削除処理>>
図16は、仕分けマーク削除処理を示すフローチャートである。図13のステップT1314の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの削除用の画面を表示する(ステップT1602)。
仕分けマークの削除用の画面(図示せず)は、図57に示した仕分けマークの変更用の画面と同様の構成である。仕分けマークの削除用の画面も、メール保存指定画面やメール検索指定画面と同様のレイアウトで仕分けマークが表示される。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたか否かを判断する(ステップT1604)。ユーザの操作として、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されていないと判別したときには(NO)、処理をステップT1502に戻す。
一方、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたと判別したときには(YES)、ユーザによって操作された操作位置を検出する(ステップT1606)。例えば、マウスの操作によってクリックされた位置や、指によってタップされた位置などがある。ステップT1606の処理は、操作されたキーを識別したり、入力された音声を識別したりする処理でもよい。
次に、ユーザ端末装置110は、図18に示す仕分けマーク読出処理を呼び出して実行する(ステップT1608)。これにより、ユーザの操作によって指定された仕分けマークを特定することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって削除操作が行われたか否かを判断する(ステップT1610)。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって削除操作が行われていないと判別したときには(NO)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって削除操作が行われたと判別したときには(YES)、削除する旨のメッセージを表示する(ステップT1612)。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって削除を許可する操作が行われたか否かを判断する(ステップT1614)。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって削除を許可する操作が行われていないと判別したときには(NO)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって削除を許可する操作が行われたと判別したときには(YES)、ユーザによって指定された仕分けマークに対応する項目を仕分けマーク管理テーブルから削除し(ステップT1616)、本サブルーチンを終了する。
<<仕分けマーク新規作成処理>>
図17は、仕分けマーク新規作成処理を示すフローチャートである。図13のステップT1318の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの雛形一覧画面を表示削除用の画面を表示する(ステップT1702)。
図61は、仕分けマークの雛形一覧画面を示す図である。雛形には、代表的な仕分けマークが予め定められて記憶されている。ユーザは、雛形に定められている仕分けマークをそのまま使っても変更して使ってもよい。ユーザが不要と判断した仕分けマークは、削除することができる。また、ユーザが不要と判断して削除した仕分けマークであっても、再度登録することもできる。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたか否かを判断する(ステップT1704)。ユーザの操作として、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されていないと判別したときには(NO)、処理をステップT1704に戻す。
一方、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたと判別したときには(YES)、ユーザの操作が、仕分けマークを追加するための操作であるか否かを判断する(ステップT1706)。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを追加するための操作であると判別したときには(YES)、追加された仕分けマークを記憶し(ステップT1708)、処理をステップT1704に戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを追加するための操作でないと判別したときには(NO)、ユーザの操作が、仕分けマークを編集するための操作であるか否かを判断する(ステップT1710)。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを編集するための操作であると判別したときには(YES)、編集された仕分けマークを記憶し(ステップT1712)、処理をステップT1704に戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを編集するための操作でないと判別したときには(NO)、ユーザの操作が、仕分けマークを削除するための操作であるか否かを判断する(ステップT1714)。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを削除するための操作であると判別したときには(YES)、仕分けマークを削除し(ステップT1716)、処理をステップT1704に戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを削除するための操作でないと判別したときには(NO)、ユーザの操作が、仕分けマークを移動するための操作であるか否かを判断する(ステップT1718)。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを移動するための操作であると判別したときには(YES)、仕分けマークの移動先の表示位置及び階層を記憶し(ステップT1720)、処理をステップT1704に戻す。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、仕分けマークを移動するための操作でないと判別したときには(NO)、ユーザの操作が、終了操作であるか否かを判断する(ステップT1722)。
ユーザ端末装置110は、ユーザの操作が、終了操作でないと判別したときには(NO)、処理をステップT1704に戻し、終了操作であると判別したときには(YES)、本サブルーチンを終了する。
<<仕分けマーク読出処理>>
図18は、仕分けマーク読出処理を示すフローチャートである。図10のステップT1002や、図15のステップT1508や、図16のステップT1608や、図21のステップT2102の処理で呼び出されて実行される。
仕分けマーク読出処理は、仕分けマーク管理テーブルを参照して、ユーザの操作によって指定された仕分けマークの階層内番号を階層毎に読み出すとともに、仕分けマークの表示位置と仕分けマークの内容と禁止情報とを読み出す処理である。この処理により、ユーザによって指定された仕分けマークの表示位置と内容と禁止情報と読み出すことができる。
階層内番号とは、階層の各々で、その階層に属する仕分けマークに割り当てられた番号である。階層の各々の階層内番号の組によって仕分けマークを特定でき、階層内番号の組を仕分けマークの識別番号と称する。
また、仕分けマーク管理テーブルによって、仕分けマークの表示位置と仕分けマークとの対応関係を定めており、仕分けマークの表示位置を変更した場合でも仕分けマークの識別番号は一定である。このように、仕分けマークと表示位置とを関連付けることで、ユーザは、ユーザが視認したり指定したりしやすい位置に仕分けマークを表示することができる。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマーク管理テーブルを参照して仕分けマークを検索するための検索位置を初期化する(ステップT1802)。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークの表示位置を仕分けマーク管理テーブルから読み出す(ステップT1804)。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作された操作位置が、表示位置に含まれるか否かを判断する(ステップT1806)。例えば、操作位置が、表示位置を中心にした所定の表示領域に含まれるか否かを判断する。
ユーザによって操作された操作位置が、表示位置に含まれるか否かを判断することで、ユーザによって操作された操作位置に仕分けマークが存在するか否かを判断できるとともに、仕分けマークが存在する場合には、仕分けマーク管理テーブルに記憶されている仕分けマークのうちのいずれかを決定することができる。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作された操作位置が、表示位置に含まれないと判別したときには(NO)、次の検索位置に更新する(ステップT1808)。
ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作された操作位置が、表示位置に含まれると判別したときには(YES)、階層番号を初期化する(ステップT1810)。
ユーザが操作した位置に仕分けマークが存在し、仕分けマーク管理テーブルに記憶されている仕分けマークのうちのいずれである。
次に、ユーザ端末装置110は、階層番号に対応する階層内番号を仕分けマーク管理テーブルから読み出す(ステップT1812)。
次に、ユーザ端末装置110は、最上位から最下位までの全ての階層を読み出したか否かを判断する(ステップT1814)。
ユーザ端末装置110は、全ての階層を読み出していないと判別したときには(NO)、次の階層番号を決定し(ステップT1816)、処理をステップT1812に戻す。
ユーザ端末装置110は、全ての階層を読み出したと判別したときには(YES)、階層内番号の組を生成する(ステップT1818)。
上述したように、階層内番号の組によって仕分けマークの識別番号を定義する。上述したステップT1802〜T1818の処理によって、ユーザが指定した仕分けマークの識別番号を生成することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマーク内容を仕分けマーク管理テーブルから読み出す(ステップT1820)。
次に、ユーザ端末装置110は、重複禁止情報を仕分けマーク管理テーブルから読み出し(ステップT1822)、本サブルーチンを終了する。
ステップT1820及びT1822の処理によって、ユーザが指定した仕分けマークの仕分けマーク内容及び重複禁止情報を読み出すことができる。
<<実行処理>>
図19は、実行処理を示すフローチャートである。図8のステップT812の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークが選択されているか否かを判断する(ステップT1902)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークが選択されていないと判別したときには(NO)、仕分けマークを選択すべきメッセージを表示し(ステップT1904)、図7のステップT706に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークが選択されていると判別したときには(YES)、コメントが入力されているか否かを判断する(ステップT1906)。
ユーザ端末装置110は、コメントが入力されていないと判別したときには(NO)、コメントを入力すべきメッセージを表示し(ステップT1908)、図7のステップT706に処理を戻す。
なお、コメントがない状態でも、仕分けマークをメール管理テーブルに保存してもよい構成とする場合には、ステップT1906及びT1908の処理を省くことができる。
ユーザ端末装置110は、コメントが入力されていると判別したときには(YES)、添付ファイルが存在するか否かを判断する(ステップT1910)。
ユーザ端末装置110は、添付ファイルが存在すると判別したときには(YES)、添付内容が選択されているか否かを判断する(ステップT1912)。
ユーザ端末装置110は、添付内容が選択されていないと判別したときには(NO)、添付内容を選択すべきメッセージを表示し(ステップT1914)、図7のステップT706に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、ステップT1910の判断処理で添付ファイルが存在しないと判別したとき(NO)、又はステップT1912の判断処理で添付内容が選択されていると判別したときには(YES)、本文にリンクが存在するか否かを判断する(ステップT1916)。
ユーザ端末装置110は、本文にリンクが存在すると判別したときには(YES)、リンクの有無が選択されているか否かを判断する(ステップT1918)。
ユーザ端末装置110は、リンクの有無が選択されていないと判別したときには(NO)、リンクの有無を選択すべきメッセージを表示し(ステップT1920)、図7のステップT706に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、ステップT1916の判断処理で本文にリンクが存在しないと判別したとき(NO)、ステップT1918の判断処理でリンクの有無が選択されていると判別したときには(YES)、選択設定テーブルで選択されている仕分けマークの識別情報と、コメントと、添付ファイルの有無と、リンクの有無とを、メール管理テーブルに保存する(ステップT1922)。
ステップS1922の処理によって、図31に示すように、メール管理テーブルには、メールの識別情報に対応させて、仕分けマークの識別情報と、コメントと、添付ファイルの有無と、リンクの有無とが記憶される。このようにメール管理テーブルに記憶させることで、仕分けマークをメールに関連付ける(紐付ける)ことができる。後述するように、仕分けマークを検索することで、仕分けマークが関連付けられたメールを抽出することができる。
次に、ユーザ端末装置110は、図7のステップT702で表示したメール管理情報保存用画面を消去し(ステップT1924)、本サブルーチンを終了する。
<<メール検索処理>>
図20は、メール検索処理を示すフローチャートである。図5のステップT508の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、図24に示すメール検索用画面表示処理を呼び出して実行する(ステップT2002)。メール検索用画面の表示は、ウインドウとして表示しても、画面の全体を切り替えて全画面に表示してもよい。メール検索用画面の表示が終了したときに、次の画面や元の画面などが表示できればよい。
例えば、図62及び図63は、メール検索用画面(後述するメール検索指定画面5000)の一例を示す。図7のステップT702の処理で表示するメール管理情報保存用画面と同様に、複数の仕分けマークが表示される。
メール管理情報保存用画面の縦方向に沿って、大分類(上位の階層)が表示される。図37〜図54や図57及び図58に示す例と同様に、図62及び図63に示す例でも、大分類の仕分けマークと中分類の仕分けマークとを同時に異なる方向に沿って表示することで、階層関係にある仕分けマークの一覧を分散させて表示することができる。階層を可視化するとともに、仕分けマークを分散させて表示することで、容易にかつ簡便に仕分けマークを視認できるとともに、関連付けや検索のための仕分けマークの指定操作も容易にかつ簡便にできる。
次に、ユーザ端末装置110は、各種のデータを初期化する(ステップT2004)。例えば、図33に示す検索用選択設定テーブルに記憶している選択状態や、コメントのデータなどを初期化する。
検索用選択設定テーブルは、図29に示した選択設定テーブルと同様の構成を有する。上述したように、選択設定テーブルの場合の選択情報には、選択状態と非選択状態と選択不可との3種類がある。検索用選択設定テーブルの場合の選択情報には、選択状態と非選択状態と選択不可と不使用との4種類がある。
不使用は、これまでに、選択に使用されていない仕分けマークの状態であり、メールに関連付けられていない仕分けマークの状態である。使用されていない仕分けマークを使って検索しても、該当するメールは、当然に存在せず、検索の時間の無駄になる。このため、使用されていない仕分けマークは、予め検索の対象から外すために、不使用として区別する。
また、不使用の仕分けマークは、検索の対象でないことを示すために、メール検索用画面では、選択できる仕分けマークの色とは異なる色で表示される。さらに、不使用の仕分けマークは、ユーザによって指定することもできない。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたか否かを判断する(ステップT2006)。ユーザの操作として、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されていないと判別したときには(NO)、処理をステップT2006に戻す。
一方、ユーザ端末装置110は、ユーザによって操作されたと判別したときには(YES)、ユーザによって操作された操作位置を検出する(ステップT2008)。例えば、マウスの操作によってクリックされた位置や、指によってタップされた位置などがある。ステップT2008の処理は、操作されたキーを識別したり、入力された音声を識別したりする処理でもよい。
次に、ユーザ端末装置110は、検索実行ボタンが操作されたか否かを判断する(ステップT2010)。
例えば、図62及び図63に示すように、メール検索指定画面5000の下部に「検索実行」ボタンが表示される。ユーザは、この「検索実行」ボタンを操作することで検索を開始することができる。
ユーザ端末装置110は、検索実行ボタンが操作されていないと判別したときには(NO)、図21のステップT2102に処理を移す。
ユーザ端末装置110は、検索実行ボタンが操作されたと判別したときには(YES)、検索条件が入力されているか否かを判断する(ステップT2012)。
本実施の形態では、検索条件とは、ユーザによって選択された仕分けマーク又は仕分けマークの組をいう。
ユーザ端末装置110は、検索条件が入力されていないと判別したときには(NO)、検索条件が入力されていない旨のメッセージを表示し(ステップT2014)、処理をステップT2006に戻す。
ユーザ端末装置110は、検索条件が入力されていると判別したときには(YES)、図23に示す検索条件比較処理を呼び出して実行し(ステップT2016)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、上述したステップT2010の判断処理で、検索実行ボタンが操作されていないと判別したときには(NO)、図18に示す仕分けマーク読出処理を呼び出して実行する(ステップT2102)。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマーク識別情報を決定する(ステップT2104)。
次に、ユーザ端末装置110は、検索用選択設定テーブルから仕分けマーク識別情報に対応する選択情報を読み出す(ステップT2106)。
次に、ユーザ端末装置110は、選択情報に不使用が設定されているか否かを判断する(ステップT2108)。
ユーザ端末装置110は、選択情報に不使用が設定されていると判別したときには(YES)、図20のステップT2006に処理を戻す。
上述したように、不使用は、これまでに使用されていない仕分けマークを意味し、検索対象にする意味がなく、直ちに処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、選択情報に不使用が設定されていないと判別したときには(NO)、選択情報に選択不可が設定されているか否かを判断する(ステップT2110)。
選択不可は、ユーザの操作によって仕分けマークを選択できない状態を意味する。選択不可は、重複禁止が設定されている仕分けマークを対象にする。重複禁止は、所定の複数の仕分けマークを互いに排他的に選択するための情報である。
ユーザ端末装置110は、選択情報に選択不可が設定されていると判別したときには(YES)、ユーザが指定した仕分けマークは重複して選択できない旨のメッセージを表示し(ステップT2112)、図20のステップT2006に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、選択情報に選択不可が設定されていないと判別したときには(NO)、ユーザが指定した仕分けマークが選択状態であるか否かを判断する(ステップT2114)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが選択状態でないと判別したときには(NO)、すなわち、非選択状態であると判別したときには、選択状態を検索用選択設定テーブルに書き込み(ステップT2116)、仕分けマークの表示を選択状態表示に変更する(ステップT2118)。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されているか否かを判断する(ステップT2120)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されていると判別したときには(YES)、他の重複禁止仕分けマークに対して選択不可を選択設定テーブルに書き込む(ステップT2122)。
次に、ユーザ端末装置110は、他の重複禁止仕分けマークを重複設定不可表示に変更する(ステップT2124)。
ステップT1020の処理によって、重複禁止仕分けマークの1つが選択された場合には、残りの重複禁止仕分けマークを選択できないようにし、ステップT1022の処理によって、残りの重複禁止仕分けマークは選択できないことを示す表示に切り替える。
ユーザ端末装置110は、上述したステップT2014の判断処理で、ユーザが指定した仕分けマークが選択状態であると判別したときには(YES)、非選択状態を選択設定テーブルに書き込み(ステップT2202)、仕分けマークの表示を非選択状態表示に変更する(ステップT2204)。
次に、ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されているか否かを判断する(ステップT2206)。
ユーザ端末装置110は、ユーザが指定した仕分けマークが重複禁止に設定されていると判別したときには(YES)、他の重複禁止仕分けマークに対して非選択状態を選択設定テーブルに書き込む(ステップT2208)。
次に、ユーザ端末装置110は、他の重複禁止仕分けマークを非選択状態に変更する(ステップT2210)。
ステップT2202の処理によって、選択されていた1つの重複禁止仕分けマークの選択が解除されて非選択状態になった場合には、ステップT2208の処理によって、残りの重複禁止仕分けマークも非選択状態にする。このようにすることで、全ての重複禁止仕分けマークを選択可能な状態に戻すことができる。
さらに、ステップT2204の処理によって、選択されていた1つの重複禁止仕分けマークの非選択状態表示に切り替えるとともに、ステップT2210の処理によって、残りの重複禁止仕分けマークも非選択状態表示に切り替える。このようにすることで、全ての重複禁止仕分けマークを選択可能な状態に戻ったことを示すことができる。
ユーザ端末装置110は、ステップT2120又はT2206の判断処理で、仕分けマークが重複禁止に設定されていないと判別したときには(NO)、ステップT2124又はT2210の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
上述したステップT2114、T2116、T2118、T2202及びT2204の処理によって、仕分けマークの設定と解除とを交互に選択することができる。すなわち、トグルスイッチのようにオン状態とオフ状態と交互に選択することができる。また、仕分けマークの設定と解除との選択に応じて、仕分けマークの表示を切り替える。例えば、設定状態の表示色と、解除状態(非選択状態)の表示色とを異ならしめることで、仕分けマークの設定及び解除の状態を容易に視認することができる。
<<検索条件比較処理>>
図23は、検索条件比較処理を示すフローチャートである。図20のステップT2016の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、検索用選択設定テーブルから選択状態を読み出す(ステップT2302)。
次に、ユーザ端末装置110は、検索用メール識別情報を初期化する(ステップT2304)。
次に、ユーザ端末装置110は、メール管理テーブルに保存されている仕分けマーク識別情報を読み出す(ステップT2306)。
次に、ユーザ端末装置110は、仕分けマーク識別情報が一致するか否かを判断する(ステップT2308)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマーク識別情報が一致すると判別したときには(YES)、検索用メール識別情報を記憶する(ステップT2310)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマーク識別情報が一致しないと判別したとき(NO)、又はステップT2310の処理を実行したときには、全てのメールについての比較が完了したか否かを判断する(ステップT2312)。
ユーザ端末装置110は、全てのメールについての比較が完了していないと判別したときには(NO)、次の検索用メール識別情報に更新し(ステップT2314)、上述したステップT2306に処理を戻す。
ユーザ端末装置110は、全てのメールについての比較が完了したと判別したときには(YES)、一致したメールの一覧を表示する(ステップT2316)。メールの一覧の表示として、図64〜図67に示す検索結果画面6000がある。
次に、ユーザ端末装置110は、検索終了の操作が行われたか否かを判断する(ステップT2318)。
次に、ユーザ端末装置110は、検索終了の操作が行われていないと判別したときには(NO)、メールが選択されたか否かを判断する(ステップT2320)。
次に、ユーザ端末装置110は、メールが選択されたと判別したときには(YES)、選択されたメールを表示する(ステップT2322)。
ユーザ端末装置110は、メールが選択されていないと判別したとき(NO)、又はステップT2322の処理を実行したときには、処理をステップT2316に戻す。
<<メール検索用画面表示処理>>
図24は、メール検索用画面表示処理を示すフローチャートである。図20のステップT2002の処理で呼び出されて実行される。
最初に、ユーザ端末装置110は、確認用メール識別情報を初期化する(ステップT2402)。
次に、ユーザ端末装置110は、メール管理テーブルに保存されている仕分けマーク識別情報を読み出す(ステップT2404)。
次に、ユーザ端末装置110は、不使用の仕分けマークが存在するか否かを判断する(ステップT2406)。
ユーザ端末装置110は、不使用の仕分けマークが存在すると判別したときには(YES)、不使用状態を検索用選択設定テーブルに書き込む(ステップT2408)。
ユーザ端末装置110は、不使用の仕分けマークが存在しないと判別したときには(NO)、又はステップT2408の処理を実行したときには、全てのメールについて比較が完了したか否かを判断する(ステップT2410)。
ユーザ端末装置110は、全てのメールについて比較が完了していないと判別したときには(NO)、次の検索用メール識別情報に更新し(ステップT2412)、処理をステップT2404に戻す。
ユーザ端末装置110は、全てのメールについて比較が完了したと判別したときには(YES)、仕分けマークの検索用の一覧画面を表示し(ステップT2414)、本サブルーチンを終了する。
<<所定期間経過後処理>>
図25は、メールを受信したりメールを送信したりしたときから定期的に繰り返し呼び出されて実行される処理である。
最初に、ユーザ端末装置110は、メールを受信したりメールを送信したりしたときから所定期間が経過したか否かを判断する(ステップT2502)。
このステップT2502の処理は、メールを受信した日時や、メールを送信した日時を基準にして判断することができる。所定期間は、任意の期間にすることができる。ユーザが所望する期間を定めればよい。例えば、2日後や一週間後や1ヵ月後などにすることができる。所定期間は、1つ期間でなく、複数の期間にすることができる。複数回に亘って判断することができる。
また、ステップT2502の処理は、受信及び送信した全てのメールの各々について判断する。
ユーザ端末装置110は、メールを受信したりメールを送信したりしたときから所定期間が経過していないと判別したときには(NO)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、メールを受信したりメールを送信したりしたときから所定期間が経過したと判別したときには(YES)、メール管理テーブルから仕分けマーク識別情報を読み出して、そのメールに仕分けマークが関連付けられているか否かを判断する(ステップT2504)。
ユーザ端末装置110は、そのメールに仕分けマークが関連付けられていると判別したときには(YES)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、そのメールに仕分けマークが関連付けられていないと判別したときには(YES)、特定の仕分けマークの仕分けマーク識別情報をメール管理テーブルに記憶させ(ステップT2506)、本サブルーチンを終了する。
特定の仕分けマークは、未選択であったことを示す仕分けマークにするのが好ましい。なお、特定の仕分けマークは、「通常保存」などにしてもよく、仕分けマークによって検索可能にする仕分けマークであればよい。
また、特定の仕分けマークの仕分けマーク識別情報をメール管理テーブルに記憶させるのではなく、所定期間が経過したことを示すメッセージを表示してもよい。仕分けマークが選択されていないことをユーザに認識させ、仕分けマークを選択することをユーザに促すことができる。
さらに、図26に示す処理は、基準のタイミングから定期的に繰り返し呼び出されて実行される処理である。図26に示す処理の基準になるタイミングは、適宜に決めればよい。例えば、メール管理用プログラムがインストールされたときを、基準のタイミングにすることができる。ユーザの操作によって基準のタイミングを定めてもよい。
最初に、ユーザ端末装置110は、所定の基準のタイミングから所定期間が経過したか否かを判断する(ステップT2602)。
所定期間は、任意の期間にすることができる。ユーザが所望する期間を定めればよい。例えば、2日後や一週間後や1ヵ月後などにすることができる。所定期間は、1つ期間でなく、複数の期間にすることができる。複数回に亘って判断することができる。
ユーザ端末装置110は、所定の基準のタイミングから所定期間が経過していないと判別したときには(NO)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、所定の基準のタイミングから所定期間が経過したと判別したときには(YES)、メール管理テーブルと仕分けマーク管理テーブルとを参照して、使用していない仕分けマークが存在するか否かを判断する(ステップT2604)。
ユーザ端末装置110は、使用していない仕分けマークが存在しないと判別したときには(NO)、本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、使用していない仕分けマークが存在しないと判別したときには(YES)、使用していない仕分けマークに関するメッセージを表示し(ステップT2606)、本サブルーチンを終了する。
また、図27に示す処理は、仕分けマークを設定したときから定期的に繰り返して実行される処理である。
例えば、「保存マーク」の「要返信」の仕分けマークが、メールに関連付けられているときに、所定期間を経過しても、そのメールに対して返信をしていない場合には、返信すべき旨のメッセージを表示して、ユーザに返信すべきことを促すことができる。この処理は、仕分けマークの内容に応じて、ユーザにリマインドをする処理である。
最初に、ユーザ端末装置110は、仕分けマークをメールに関連付けたときから所定期間が経過したか否かを判断する(ステップT2702)。
このステップT2702の処理は、受信したメールや送信したメールに対して仕分けマークを関連付けた日時に基づいて判断することができる。所定期間は、任意の期間にすることができる。ユーザが所望する期間を定めればよい。例えば、2日後や一週間後や1ヵ月後などにすることができる。所定期間は、1つ期間でなく、複数の期間にすることができる。複数回に亘って判断することができる。
また、ステップT2702の処理は、受信及び送信した全てのメールの各々について判断する。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークをメールに関連付けたときから所定期間が経過していないと判別したときには(NO)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークをメールに関連付けたときから所定期間が経過したと判別したときには(YES)、仕分けマークに対応する処理が実行されたか否かを判断する(ステップT2704)。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークに対応する処理が実行されたと判別したときには(YES)、直ちに本サブルーチンを終了する。
ユーザ端末装置110は、仕分けマークに対応する処理が実行されていないと判別したときには(YES)、仕分けマークに対応する処理が実行されていないことを示すメッセージを表示し(ステップT2706)、本サブルーチンを終了する。
例えば、図28に示した選択設定テーブルに、対応処理の欄(列)を設けて、対応処理が必要な仕分けマークに対して対応処理の内容を記憶するように構成すればよい。定期的に選択設定テーブルの対応処理の欄を読み出すことで、対応処理が必要な仕分けマークについて、ステップT2702の判断をすることができる。
何らかの対応をすべき内容の仕分けマークについて監視することによって、ユーザにリマインドをすることができ、大量のメールに埋もれた場合でも、メールに対して適切に対応することができる。
<<具体例>>
以下では、メールを受信したときにおける表示の具体例、メールを送信したときにおける表示の具体例、メールを検索したときにおける表示の具体例を説明する。
<<メール受信時の具体例>>
<受信メール一覧画面1000>
図34は、受信メール一覧画面1000の例を示す図である。図34に示すように、受信メール一覧画面図1000には、複数のメール概要表示1100が、1行ずつ表示される。メール概要表示1100は、下部から上部に向かって所定の順序、例えば、時系列順に表示される。
ユーザが、1つのメール概要表示1100を選択することで(図5のステップT502)、そのメールの本文が表示され、ユーザは、本文の内容を確認することができる。選択の操作は、例えば、マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などがある。
メール概要表示1100には、「送信者」、「タイトル」、「メール受信日時」及び「資料添付マーク」が表示される。「送信者」は、メールを送信した者であり、「タイトル」はメールの題名であり、「メール受信日時」は、メールが受信された日時である。
「タイトル」は、その後の送受信の際に、ユーザが意図的に変更しない限り、メール送信者が作成したもの継承され、メールの返信を繰り返すことにより、「タイトル」とメール本文の内容とが対応しない事象が生ずる。このため、ユーザが、「タイトル」を確認しただけでは、どのような内容のメールであるのかを認識できない場合がある。このため、本実施の形態の仕分けマークを用いることにより、メールが埋もれてしまった場合でも、所望するメールを的確に探し出すことができる。
受信メール一覧画面1000の最右端には、「※資料添付マーク」が表示され、メールに何らかのデータが添付されている場合には、「※資料添付マーク」に「※」マークが表示される。ユーザは、データが添付されているメールを簡単に認識できる。
受信メール一覧画面1000の左上段には「メール検索」ボタン1200が表示されている。ユーザが「メール検索」ボタン1200を操作することにより(図5のステップT508)、後述するメール検索指定画面5000が表示される。
受信メール一覧画面1000と同様に、送信済みのメールの一覧画面である送信メール一覧画面にも、「メール検索」ボタン1200と同様のボタンを設けることで、メール検索指定画面5000を表示することができる。送信メール一覧画面でも、ユーザは、「メール検索」ボタン1200を操作することで、送信メールを検索できる。
<受信メール本文画面2000>
図35及び図36は、受信メール本文画面2000の例を示す図である。図35は、開封時における受信メール本文画面を示し、図36は、開封後メール保存のときの受信メール本文画面を示す。
受信メール本文画面2000は、図34に示した受信メール一覧画面1000が表示されているときに、1つのメール概要表示1100を選択することで表示される。図35は、図34に示した受信メール一覧画面1000の最上段に表示されているメール概要表示1100を選択することで表示される例である。
受信メール本文画面2000には、「日時」、「タイトル」、「送信者」、「受信者」、「資料添付マーク」及び「本文」が表示される。「受信者」は、メールを受信した者である。「本文」の右側に、メール本文が表示される。
受信メール本文画面2000の左上部には、「メール保存」ボタン2100が表示される。ユーザが、「メール保存」ボタン2100を操作することで(図6のステップT612)、図37〜図54に示すメール保存指定画面が表示される。
また、ユーザが、「メール保存」ボタン2100を操作することで、図36に示すように、メール保存ボタン2100の表示色が変化する。なお、図36では、表示色の変化を斜線で示した。表示色を変化させることで、「メール保存」ボタン2100が操作されたことをユーザに明確に示すことができる。
例えば、「メール保存」ボタン2100が操作されていないときには、「メール保存」ボタン2100は、白色で表示され、「メール保存」ボタン2100が操作されたときには、「メール保存」ボタン2100は、青色で表示される。ユーザが、「メール保存」ボタン2100を操作した場合には、白色から青色に変化し、図37〜図54に示すメール保存指定画面3000が表示される。
<メール保存指定画面の具体例1>
図37は、メール保存指定画面3000の例を示す図である。図37に示すメール保存指定画面3000は、図35及び図36に示した受信メール本文画面2000の左上部に表示されているメール保存ボタン2100を操作することにより表示される。
メール保存指定画面3000の上部には、「送信者」、「日時」、「タイトル」、「本文抜粋」及び「資料添付マーク」の欄が表示される。これらの欄に表示される情報は、受信したメールや送信したメールから直接に取得できる情報である。
図37の右側には、メールを操作するためのメール操作メニューが表示されている。メール操作メニューは、削除、移動、返信からなる。これらは、図9に示したステップT906、T910、T914の処理に対応する。
メール保存指定画面3000の縦方向に沿って、大分類(上位の階層)が表示される。大分類の仕分けマークは、保存マークと本文内容と添付内容とメール整理箱との4種類である。メール保存指定画面3000の横方向に沿って、中分類(下位の階層)が表示される。中分類の仕分けマークは、大分類の仕分けマークの各々に対応して定められる。
保存マークの下位に属する仕分けマークは、重要保存、要チェック、要返信、通常保存の4種類である。本文内容の下位に属する仕分けマークは、スケジュール、連絡先、会合、案内、会計、指示の5種類である。添付内容の下位に属する仕分けマークは、文書、写真、動画、音声、地図、名簿、マニュアル、行程、記録、収支の10種類である。さらに、メール整理箱の下位に属する仕分けマークは、社内総務、社内経理、社内営業、社内技術、工場、支店A、支店B、支店C、支店D、顧客1、顧客2、顧客3、顧客4、顧客5、プライベート、学校関係、クラブ、奉仕活動、神社、趣味、その他の22種類である。
メール保存指定画面3000に示すように、大分類の仕分けマークを表示する方向と、と中分類の仕分けマークを表示する方向とを異ならしめたことで、階層関係にある仕分けマークの一覧を分散させて表示することができる。仕分けマークの階層を可視化するとともに、複数の仕分けマークを分散させて表示することで、ユーザは、仕分けマークを的確に視認でき、仕分けマークの指定操作を容易にかつ簡便にできる。
これらの仕分けマークは、ユーザの操作によって指定することができる(図7のステップT706、T714、図10のT1004参照)。マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などによって仕分けマークを指定することができる。
上述したように、保存マークの下位に属する仕分けマークは、重要保存、要チェック、要返信、通常保存の4種類である。これらのうちの重要保存、要チェック、通常保存の3つの仕分けマークは、重要度が高い順に、重要保存→要チェック→通常保存である。これらの3つの仕分けマークは、重複禁止が設定されている仕分けマークである。また、要返信の仕分けマークは、返信が必要なメールであるとユーザが判断した場合に選択される仕分けマークであり、重複禁止は設定されておらず、重要保存、要チェック、通常保存などの他の仕分けマークと重複して選択することが可能である。例えば、重要保存と要返信とを重複して選択することができる。
重複禁止の設定は、図41の選択設定テーブルの選択状態に記憶される。ユーザが、適宜に、選択状態に重複禁止を設定することができる。
受信メール本文画面2000や後述する送信メール本文画面4000で、ユーザがメール保存ボタン2100を操作したことでメール保存指定画面3000が表示された時点では、全ての仕分けマークの背景は、デフォルトの表示色である白色で表示される。白色の表示は、非選択状態を示す色である。すなわち、ユーザは、いずれの仕分けマークも指定して選択できる状態にあることを視認できる。
また、ユーザが指定操作をすることで選択状態になった仕分けマークの背景は、青色で表示される。上述したように、重複禁止が設定されている仕分けマークは、排他的に選択される。したがって、重複禁止が設定されている仕分けマークのうちの1つが、指定されて選択状態になると、その仕分けマークの背景は、青色で表示される。さらに、残りの仕分けマークの背景は、灰色で表示される。仕分けマークの背景を灰色で表示することで、選択不可になったことをユーザに視認させることができる。
また、ユーザが、選択不可となっている仕分けマークを指定した場合には、選択不可の状態が維持される(図10のステップT1008及びT1010)。なお、ユーザが、選択不可となっている仕分けマークを指定した場合に、その仕分けマークを、直接的に選択状態にして(背景を青色で表示)、他の仕分けマークを直ちに選択不可にする(背景を灰色で表示)ようにしてもよい。このようにしても、重複禁止が設定されている仕分けマークの排他的な選択を維持することができる。
本文内容の下位に属する仕分けマークは、スケジュール、連絡先、会合、案内、会計、指示の5種類である。これらは、メール本文の内容の種類を表している。本実施の形態では、これらの5種類の仕分けマークを重複して選択できるが、重複禁止を設定して重複して選択できないようにしてもよい。
添付内容の下位に属する仕分けマークは、文書、写真、動画、音声、地図、名簿、マニュアル、行程、記録、収支の10種類である。これらは、メールに添付される電子データの種類を示すための仕分けマークである。1つのメールに、複数の添付データが添付される場合もあり、これらの仕分けマークは、重複して選択することができる。
メール整理箱の下位に属する仕分けマークは、社内総務、社内経理、社内営業、社内技術、工場、支店A、支店B、支店C、支店D、顧客1、顧客2、顧客3、顧客4、顧客5、プライベート、学校関係、クラブ、奉仕活動、神社、趣味、その他の22種類である。本実施の形態では、これらの22種類の仕分けマークを重複して選択できるが、重複禁止を設定して重複して選択できないようにしてもよい。また、これらの全ての仕分けマークに重複禁止を設定するのではなく、一部の仕分けマークのみに重複禁止を設定してもよい。上述したように、ユーザが、図41の選択設定テーブルの選択状態に、適宜に重複禁止を設定すればよい。
コメント記入領域には、ユーザが文字を入力できるよう構成されている。コメント記入領域内を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで、文字を入力できる状態になる。その後、キーボード等を操作することにより文字を入力でき、入力が完了した場合には、コメント記入領域の外側を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで文字入力が完了する。尚、文字入力が完了した後に、再度、コメント記入領域内を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで、引き継いで文字の入力や編集を実行することができる。
仕分けマークは、複数のメールに共通して使用できる項目を予め設定しておくものである。メールで送受信する内容は、多岐に亘り、一時的な内容や、単発的な内容や、特異的な内容もある。このようなものに対しても仕分けマークを設定するのは、煩雑になりやすい。このため、コメントを記入できるようにして、あらゆるメールに対して、適宜に対応することができる。特に、コメント記入領域には、保存したメールを検索する際に検索が容易となるキーワードを入力する。例えば、「北海道への旅行」や「Aくんとの出張」などの特定のキーワードを入力し保存することで、メールを検索する場合に容易に抽出することが可能になる。
メール保存指定画面3000の下部には、「実行」ボタンが表示される。「実行」ボタンは、メール保存指定画面3000で仕分けマークの選択やコメントの入力を終えた後に、選択した仕分けマークやコメントなどを保存するための操作ボタンである。「実行」ボタンが表示されている領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで、「実行」ボタンを操作できる。「実行」ボタンを操作することで、図31に示すメール管理テーブルに、メールの識別情報に対応させて、仕分けマークの識別情報と、コメントと、添付ファイルの有無と、リンクの有無とが記憶される(図19のステップT1922参照)。メール管理テーブルに仕分けマークの識別情報やコメントなど記憶させることで、後述するメール検索指定画面5000でメールを検索することが可能となる。
なお、メール保存指定画面3000の構成は、本例に限定されず、例えば、操作することにより、青色又は灰色にて表示されている項目がすべて白色になると共に、コメント記入領域に入力されている項目を削除するための「クリア」ボタンを設けてもよい。
図38は、図37に示したメール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第1の具体例を示す図である。
図37及び図38に示す例は、学校の旅行のスケジュールに関する内容であり、旅行の行程を示すデータが添付されているメールを処理する例である。図38に示すように、「本文内容」として、「スケジュール」の仕分けマークを選択し、また、「添付内容」として、「行程」の仕分けマークを選択し、「メール整理箱」として、「学校関係」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、図31に示すメール管理テーブルには、メール識別情報は「R000001」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「2−1,3−8,4−17」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「2016年4月1日〜4月3化奈良旅行計画」と記憶される。
メール識別情報の「R000001」の先頭の「R」は、受信メールであることを示す。メール識別情報の「R000001」の残りの「000001」は、連番となるように生成した番号である。また、連番ではなく、メールを受信した日時に基づいてメール識別情報を生成してもよい。メール識別情報は、他のメールと識別できる情報であればよい。
仕分けマーク識別情報「2−1」は、「本文内容」の「スケジュール」であり、仕分けマーク識別情報「3−8」は、「添付内容」の「行程」であり、仕分けマーク識別情報「4−17」は、「メール整理箱」の「学校関係」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図37及び図38に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<メール保存指定画面の具体例2>
図39及び図40は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第2の具体例を示す図である。
図39及び図40に示す例は、クラブ活動に所属する会員の連絡先の変更に関するメールを処理する例である。図40に示すように、「本文内容」として「連絡先」の仕分けマークを選択し、また、「メール整理箱」として「クラブ」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000002」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「2−2,4−18」と記憶され、添付の有無は「0」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「坂東 メールアドレス変更」と記憶される。
仕分けマーク識別情報「2−2」は、「本文内容」の「連絡先」であり、仕分けマーク識別情報「4−18」は、「メール整理箱」の「クラブ」である。添付の有無の「0」は、添付ファイルが存在しないことを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図39及び図40に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<メール保存指定画面の具体例3>
図41及び図42は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第3の具体例を示す図である。
図41及び図42に示す例は、神社の会合の案内に関する内容で、会員名簿のデータが添付されているメールを処理する例である。図42に示すように、「本文内容」として「会合案内」の仕分けマークを選択し、「添付内容」として「名簿」の仕分けマークを選択し、「メール整理箱」はとして「神社」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000003」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「1−3,3−6,4−20」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「2016年椙の森神社氏子会員名簿」と記憶される。
仕分けマーク識別情報「1−3」は、「本文内容」の「会合案内」であり、仕分けマーク識別情報「3−6」は、「添付内容」の「名簿」であり、仕分けマーク識別情報「4−20」は、「メール整理箱」の「神社」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図41及び図42に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<メール保存指定画面の具体例4>
図43及び図44は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第4の具体例を示す図である。
図43及び図44に示す例は、重要度が高い社内総務に関する指示の内容であり、返信の必要があり、収支に関するデータが添付されているメールを処理する例である。図44に示すように、「保存マーク」として「重要保存」及び「要返信」の仕分けマークを選択し、「本文内容」として「指示」の仕分けマークを選択し、「添付内容」として「収支」の仕分けマークを選択し「メール整理箱」として「社内総務」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000004」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「1−1,1−3,2−5,3−10,4−1」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「2016年度予算1月末期限」と記憶される。
仕分けマーク識別情報「1−1」は、「保存マーク」の「重要保存」であり、仕分けマーク識別情報「1−3」は、「保存マーク」の「要返信」であり、仕分けマーク識別情報「2−5」は、「本文内容」の「指示」であり、仕分けマーク識別情報「3−10」は、「添付内容」の「収支」であり、仕分けマーク識別情報「4−1」は、「メール整理箱」の「社内総務」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図44に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークとして、「重要保存」及び「要返信」の2つが選択されている。
<メール保存指定画面の具体例5>
図45及び図46は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第5の具体例を示す図である。
図45及び図46に示す例は、重要度が高い顧客とのスケジュールの調整等に関する指示の内容のメールを処理する例である。また、メール本文には顧客の連絡先が記載されている。図46に示すように、「保存マーク」として「重要保存」の仕分けマークを選択し、「本文内容」として「スケジュール」及び「連絡先」の仕分けマークを選択し、「メール整理箱」として「顧客3」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000005」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「1−1,2−1,2−2,4−13」と記憶され、添付の有無は「0」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「米倉工業アポ1/29 14:00 米倉社長の携帯」と記憶される。
仕分けマーク識別情報「1−1」は、「保存マーク」の「重要保存」であり、仕分けマーク識別情報「2−1」は、「本文内容」の「スケジュール」であり、仕分けマーク識別情報「2−2」は、「本文内容」の「連絡先」であり、仕分けマーク識別情報「4−13」は、「メール整理箱」の「顧客3」である。添付の有無の「0」は、添付ファイルが存在しないことを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図46に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークとして、「重要保存」が選択されている。
<メール保存指定画面の具体例6>
図47及び図48は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第6の具体例を示す図である。
図47及び図48に示す例は、奉仕活動に関する内容であり、記録データが添付されているメールを処理する例である。図48に示すように、「添付内容」として「記録」の仕分けマークを選択し、「メール整理箱」として「奉仕活動」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000006」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「3−9,4−19」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「2016年4月自治会花植え購入数量」と記憶される。
仕分けマーク識別情報「3−9」は、「添付内容」の「記録」であり、仕分けマーク識別情報「4−19」は、「メール整理箱」の「奉仕活動」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図47及び図48に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<メール保存指定画面の具体例7>
図49及び図50は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第7の具体例を示す図である。
図49及び図50に示す例は、バイト情報に関する内容であり、迷惑メールと判断し、メールを削除する例である。上述した「削除」ボタンを操作することで、メールを直ちに削除することができる。
なお、このようにメールを削除する場合でも、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000007」のみが記憶される。メール管理テーブルを参照することで、メールを削除したことを履歴として残すことができる。
<メール保存指定画面の具体例8>
図51及び図52は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第8の具体例を示す図である。
図51及び図52に示す例は、プライベートに関する内容で、写真データが添付されているメールを処理する例である。図52に示すように、「添付内容」として、「写真」を選択し、「メール整理箱」として「プライベート」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000008」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「3−2,4−16」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶される。この例の場合には、コメントは入力されておらず、文字情報はメール管理テーブルに記憶されない。
仕分けマーク識別情報「3−2」は、「添付内容」の「写真」であり、仕分けマーク識別情報「4−16」は、「メール整理箱」の「プライベート」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図51及び図52に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<メール保存指定画面の具体例9>
図53及び図54は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する第9の具体例を示す図である。
図53及び図54に示す例は、趣味に関する内容で、動画データが添付されているメールを処理する例である。図54に示すように、「添付内容」として、「動画」を選択し、また、「メール整理箱」として「動画」を選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「R000009」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「3−3,4−21」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「森林ボランティアの会チエンソーの取り扱い実演[菊池さん]」と記憶される。
仕分けマーク識別情報「3−3」は、「添付内容」の「動画」であり、仕分けマーク識別情報「4−21」は、「メール整理箱」の「動画」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図53及び図54に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<<メール送信時の具体例>>
<送信メール本文画面>
図55及び図56は、送信メール本文画面4000の例を示す図である。図55は、送信メール本文画面4000の作成、送信後の状態を示す図である。図56は、送信メール本文画面4000の作成、送信後、保存時の状態を示す図である。送信メール本文画面4000は、受信メール一覧画面1000と同様に、送信メール一覧画面(図示せず)が表示されているときに1つのメール概要表示を選択することで表示される。
図55に示すように、送信メール本文画面4000には、「タイトル」、「送信者」、「受信者」、「資料添付マーク」及び「本文」が表示される。送信メール本文画面4000は、受信メール本文画面2000と同様の構成を有する。
送信メール本文画面4000の左上部には、受信メール本文画面2000と同様に、「メール保存」ボタン2100が表示される。ユーザが「メール保存」ボタン2100を操作することで、図56のように、「メール保存」ボタン2100の表示色が変化する。なお、図56では、表示色の変化を斜線で示した。表示色を変化させることで、「メール保存」ボタン2100が操作されたことをユーザに明確に示すことができる。「メール保存」ボタン2100の表示色が変化した後に、後述する図57に示すメール保存指定画面3000が表示される。
<具体例12>
図57及び図58は、メール保存指定画面3000で仕分けマークを選択する具体例10を示す図である。
図57に示すメール保存指定画面3000は、図56に示した「メール保存」ボタン2100をユーザが操作することで表示される。メール保存指定画面3000に示すように、メールを送信した場合も、メールを受信した場合と同様に、メール保存指定画面3000における操作で、仕分けマークやコメントを保存することができる。
図57及び図58に示す例は、クラブ活動に関する内容であり、会員の名簿のデータが添付されているメールを処理する例である。図58に示すように、「添付内容」として「名簿」の仕分けマークを選択し、「メール整理箱」として「クラブ」の仕分けマークを選択し、「実行」ボタンを操作する。
このようにすることで、メール管理テーブルには、図31に示すように、メール識別情報は「S000001」と記憶され、仕分けマーク識別情報は「3−6,4−18」と記憶され、添付の有無は「1」と記憶され、リンクの有無は「0」と記憶され、コメントは、「2016年ボート部同期名簿」と記憶される。
メール識別情報の「S000001」の先頭の「S」は、送信メールであることを示す。メール識別情報の「S000001」の残りの「000001」は、連番となるように生成した番号である。また、連番ではなく、メールを送信した日時に基づいてメール識別情報を生成してもよい。メール識別情報は、他のメールと識別できる情報であればよい。
仕分けマーク識別情報「3−6」は、「添付内容」の「名簿」であり、仕分けマーク識別情報「4−18」は、「メール整理箱」の「クラブ」である。添付の有無の「1」は、添付ファイルが存在することを意味する。リンクの有無の「0」は、本文にリンク情報が含まれていないことを意味する。
なお、図57及び図58に示す例では、「保存マーク」に属する仕分けマークは、いずれも選択されていない。
<<メール検索の具体例>>
図62及び図63は、メール検索指定画面5000の例を示す図である。図62及び図63に示すメール検索指定画面5000は、図34に示した受信メール一覧画面1000の左上部に表示されている「メール検索」ボタン1200を操作することで表示される。
メール検索指定画面5000は、メール保存指定画面3000と同様の構成を有する。なお、メール保存指定画面3000とは異なり、「送信者」、「日時」、「タイトル」、「本文抜粋」及び「資料添付マーク」は、表示されない。本実施の形態では、これらの情報は、検索の対象とせず、仕分けマークを検索の対象とする。また、メールを削除、移動、返信するためのメール操作メニューも表示されない。このように、メール検索指定画面5000は、仕分けマークによってメールを検索するための画面である。
メール検索指定画面5000の縦方向に沿って、大分類(上位の階層)が表示される。大分類の仕分けマークは、保存マークと本文内容と添付内容とメール整理箱との4種類である。メール検索指定画面5000の横方向に沿って、中分類(下位の階層)が表示される。中分類の仕分けマークは、大分類の仕分けマークの各々に対応して定められる。
保存マークの下位に属する仕分けマークは、重要保存、要チェック、要返信、通常保存の4種類である。本文内容の下位に属する仕分けマークは、スケジュール、連絡先、会合、案内、会計、指示の5種類である。添付内容の下位に属する仕分けマークは、文書、写真、動画、音声、地図、名簿、マニュアル、行程、記録、収支の10種類である。さらに、メール整理箱の下位に属する仕分けマークは、社内総務、社内経理、社内営業、社内技術、工場、支店A、支店B、支店C、支店D、顧客1、顧客2、顧客3、顧客4、顧客5、プライベート、学校関係、クラブ、奉仕活動、神社、趣味、その他の22種類である。
メール検索指定画面5000に示すように、大分類の仕分けマークを表示する方向と、と中分類の仕分けマークを表示する方向とを異ならしめたことで、階層関係にある仕分けマークの一覧を分散させて表示することができる。仕分けマークの階層を可視化するとともに、複数の仕分けマークを分散させて表示することで、ユーザは、仕分けマークを的確に視認でき、仕分けマークの指定操作を容易にかつ簡便にできる。
これらの仕分けマークは、ユーザの操作によって指定することができる(図20のステップT2006、図21のT2104参照)。マウスによるクリック操作や、指によるタップ操作などによって仕分けマークを指定することができる。
メール保存指定画面3000と同様に、メール検索指定画面5000においても、保存マークの下位に属する仕分けマークは、重要保存、要チェック、要返信、通常保存の4種類である。これらのうちの重要保存、要チェック、通常保存の3つの仕分けマークは、重要度が高い順に、重要保存→要チェック→通常保存である。これらの3つの仕分けマークは、重複禁止が設定されている仕分けマークである。また、要返信の仕分けマークは、返信が必要なメールであるとユーザが判断した場合に選択される仕分けマークであり、重複禁止は設定されておらず、重要保存、要チェック、通常保存などの他の仕分けマークと重複して選択することが可能である。例えば、重要保存と要返信とを重複して選択することができる。
重複禁止の設定は、図41の選択設定テーブルの選択状態に記憶される。ユーザが、適宜に、選択状態に重複禁止を設定することができる。
図34に示した受信メール一覧画面1000の左上部に表示されている「メール検索」ボタン1200することで、メール検索指定画面5000が表示された時点では、全ての仕分けマークの背景は、デフォルトの表示色である白色で表示される。白色の表示は、非選択状態を示す色である。すなわち、ユーザは、いずれの仕分けマークも指定して選択できる状態にあることを視認できる。
また、ユーザが指定操作をすることで選択状態になった仕分けマークの背景は、青色で表示される。上述したように、重複禁止が設定されている仕分けマークは、排他的に選択される。したがって、重複禁止が設定されている仕分けマークのうちの1つが、指定されて選択状態になると、その仕分けマークの背景は、青色で表示される。さらに、残りの仕分けマークの背景は、灰色で表示される。仕分けマークの背景を灰色で表示することで、選択不可になったことをユーザに視認させることができる。
また、ユーザが、選択不可となっている仕分けマークを指定した場合には、選択不可の状態が維持される(図21のステップT2110及びT2112)。なお、ユーザが、選択不可となっている仕分けマークを指定した場合に、その仕分けマークを、直接的に選択状態にして(背景を青色で表示)、他の仕分けマークを直ちに選択不可にする(背景を灰色で表示)ようにしてもよい。このようにしても、重複禁止が設定されている仕分けマークの排他的な選択を維持することができる。
上述したように、検索用選択設定テーブルの選択情報には、選択状態と非選択状態と選択不可と不使用との4種類がある。不使用は、これまでに、選択に使用されていない仕分けマークの状態である。メール検索指定画面5000では、不使用の仕分けマークが1つでも存在する場合には、その不使用の仕分けマークが、検索の対象でないことを示すために、メール検索指定画面5000では、選択できる仕分けマークの色とは異なる色で表示される。例えば、選択不可の仕分けマークと同様に、不使用の仕分けマークの背景を灰色で表示することができる。さらに、不使用の仕分けマークが存在する場合には、その不使用の仕分けマークそのものをメール検索指定画面5000に表示しないようにしてもよい。なお、仕分けマークが1つのメールのみに使用されていれば、不使用ではなく、必ずメール検索指定画面5000に通常の態様で表示される。
メール検索指定画面5000の保存マーク、本文内容、添付内容、メール整理箱の下位に属する仕分けマークのいずれも、メール保存指定画面3000と同様にユーザによって選択することができる。
メール検索指定画面5000の下部には、「実行」ボタンが表示される。「実行」ボタンは、メール検索指定画面5000で仕分けマークの選択を終えた後に(図20のステップT2012)、検索を開始する操作ボタンである(図20のステップT2016)。「実行」ボタンが表示されている領域を、マウスでクリックしたり指でタップしたりすることで、「実行」ボタンを操作できる。
検索を開始することで、図31に示したメール識別情報に記憶されているメールの全てについて検索される。したがって、受信したメールだけなく、送信したメールも検索することができる。
なお、メール検索指定画面5000の構成は本例には限定されず、例えば、操作することで、選択されている検索条件の全てを初期化する「クリア」ボタンを設けてもよい。また、全てのメール、又は受信したメール若しくは送信したメールのいずれかのみを検索対照にする検索対象ボタンを設けてもよい。
図63は、メール検索指定画面5000で仕分けマークを選択して検索条件を決定する具体例を示す図である。図63のメール検索指定画面5000では、「保存マーク」の「重要保存」の仕分けマークが選択されて、「実行」ボタンを操作される例を示す。
ユーザは、メール検索指定画面5000で、所望する仕分けマークを選択して「実行」ボタンを操作することにより、検索結果を示す検索結果画面6000が表示される。図63に示したように、メール検索指定画面5000で、「重要保存」の仕分けマークが選択され、「実行」ボタンが操作された場合には、図64に示すような検索結果画面6000が表示される。
<検索結果画面6000の具体例1>
図64は、上述したように、メール検索指定画面5000で、「重要保存」の仕分けマークが選択され、「実行」ボタンが操作された場合に表示される検索結果画面6000の例である。
図64の検索結果画面6000には、図63の検索条件で検索されたメールが表示される。検索結果画面6000には、「添付内容」、「送信者」、「コメント記入欄」、「タイトル」、「本文抜粋」及び「※資料添付マーク」が表示される。検索結果画面6000には、図34の受信メール一覧画面1000と同様の項目が表示される。
検索結果画面6000左上段には、検索条件である「重要保存」仕分けマークが表示され、ユーザは、検索条件を直ちに視認することができる。検索を実行することにより、「重要保存」仕分けマークに関連付けられたメールが、検索結果画面6000に表示される。
検索の処理は、「重要保存」仕分けマークに関連付けられているメールの全てが抽出される。すなわち、図31に示すメール管理テーブルに、仕分けマーク識別情報1−1が記憶されているメールの全てが抽出される。「重要保存」仕分けマークが含まれていれば、他の仕分けマークが重複して含まれていても抽出される。図64の検索結果画面6000に示すように、図31のメール管理テーブルのメール識別情報のR000004(図43及び図44に示した例)及びR000005(図45及び図46に示した例)の2つのメールが、検索によって抽出される。
なお、選択した「重要保存」仕分けマークのみが関連付けられているメールを抽出するように検索するようにしてもよい。例えば、仕分けマークについて完全一致や部分一致なども検索条件に加えて構成すればよい。
さらに、複数の仕分けマークを選択した場合には、複数の仕分けマークの間に、アンドやオアなどの各種の演算子を用いて検索条件を構成してもよい。
例えば、保存マークの「重要保存」仕分けマークと、本文内容の「スケジュール」仕分けマークとの2つの仕分けマークを選択した場合には、「重要保存」仕分けマークと「スケジュール」仕分けマークとのアンドの検索条件で検索すると、双方の仕分けマークを含むメールのみが抽出され、図31のメール管理テーブルのメール識別情報のR000005(図45及び図46に示した例)のメールのみが抽出される。また、「重要保存」仕分けマークと「スケジュール」仕分けマークとのオアの検索条件で検索すると、いずれかの仕分けマークが含まれていればよく、図31のメール管理テーブルのメール識別情報のR000001(図37及び図38に示した例)とR000004(図43及び図44に示した例)とR000005(図45及び図46に示した例)の3つのメールが抽出される。
<検索結果画面6000の具体例2>
図65は、メール検索指定画面5000で、「本文内容」の「連絡先」の仕分けマークが選択され、「実行」ボタンが操作された場合に表示される検索結果画面6000の例である。
検索結果画面6000には、「本文内容」の「連絡先」の仕分けマークが関連付けられたメールが表示される。検索結果画面6000の左上段には、「連絡先」の仕分けマークが表示される。
「本文内容」の「連絡先」の仕分けマークが関連付けられたメールとして、図31のメール管理テーブルのメール識別情報のR000002(図39及び図40に示した例)とR000005(図45及び図46に示した例)との2つのメールが抽出される。
<検索結果画面6000の具体例3>
図66は、メール検索指定画面5000で、「添付内容」の「名簿」の仕分けマークが選択され、「実行」ボタンが操作された場合に表示される検索結果画面6000の例である。
検索結果画面6000には、「添付内容」の「名簿」の仕分けマークが関連付けられたメールが表示される。検索結果画面6000の左上段には、「名簿」の仕分けマークが表示される。
「添付内容」の「名簿」の仕分けマークが関連付けられたメールとして、図31のメール管理テーブルのメール識別情報のR000003(図41及び図42に示した例)とS000001(図57及び図58に示した例)との2つのメールが抽出される。
メール管理テーブルに記憶されている全てのメールが検索されるため、受信したメールだけでなく、送信したメール(メール識別情報S000001)も抽出される。
<検索結果画面6000の具体例4>
図67は、メール検索指定画面5000で、「添付内容」の「動画」の仕分けマークが選択され、「実行」ボタンが操作された場合に表示される検索結果画面6000の例である。
検索結果画面6000には、「添付内容」の「動画」の仕分けマークが関連付けられたメールが表示される。検索結果画面6000の左上段には、「動画」の仕分けマークが表示される。
「添付内容」の「動画」の仕分けマークが関連付けられたメールとして、図31のメール管理テーブルのメール識別情報のR000009(図53及び図54に示した例)のメールが抽出される。
<<変形例>>
<変形例1>
本実施の形態において、上述したように、仕分けマークを2以上の階層の各々に属するように構成することができる。仕分けマークなどを保存する場合や、仕分けマークで検索する場合に、大分類や中分類などの2つの階層の各々に属する仕分けマークだけでなく、3つ以上の階層の各々に属する仕分けマークを選択して、仕分けマークを保存したり検索したりしてもよい。例えば、大分類に属する仕分けマークと、中分類に属する仕分けマークと、小分類に属する仕分けマークとを選択して、仕分けマークを保存したり検索したりすることができる。階層の内容は、ユーザが適宜に決定でき、上位概念や下位概念などに限定されることなく、任意に分類して定めることができる。
<変形例2>
また、メール保存指定画面3000で「実行」ボタンを操作して仕分けマークなどを保存した場合に、対応するメールを送信メール一覧画面(図示せず)から消去するようにしても消去されないようにしてもよい。
<変形例3>
また、メール保存指定画面3000で「実行」ボタンを操作して仕分けマークなどを保存した場合に、対応するメールを受信メール一覧画面1000から消去するようにしても消去されないようにしてもよい。
<変形例4>
また、コメントを記入する領域は、1つのみには限定されず、複数の領域を設けてもよい。例えば、メール保存指定画面3000にコメント追加ボタンを設けて、新たなコメント記入領域が追加されるようにしてもよい。
<変形例5>
さらに、検索処理において、仕分けマークだけで検索するのではなく、コメントでも検索できるようにしてもよい。例えば、ユーザが思い出せるキーワードなどの文字情報を入力して、コメントを検索することができる。仕分けマークとコメントとの双方で検索することで、埋もれているメールから、所望するメールをより的確に抽出することができる。
<変形例6>
また、仕分けマークを保存した日時を記憶するように構成してもよい。作業した日時をユーザの記憶の拠り所にしてメールを検索することができる。
<変形例7>
また、仕分けマークとコメントと添付ファイルの有無とリンクの有無と(メール管理情報)は、ユーザ端末装置110に保存する場合に限定されず、メール管理プログラム提供サーバ300などのサーバ(クラウド)などにネットワークを介して保存するように構成してもよい。そのように構成した場合には、メール検索指定画面5000で「検索実行」ボタンが操作された場合には、検索条件をメール管理プログラム提供サーバ300に送信し、メール管理プログラム提供サーバ300は、検索条件を満たしたメール識別情報をユーザ端末装置110に送信する。
<変形例8>
仕分けマークとコメントと添付ファイルの有無とリンクの有無と(メール管理情報)をメールと歯別個に保存する場合を示したが、これらのメール管理情報をメールとともに保存してもよい。メール管理情報をメールとともに管理することで、メールのバックアップとともに、メール管理情報もバックアップすることができる。