JP6024829B2 - スペクトル管理システム及び方法 - Google Patents

スペクトル管理システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6024829B2
JP6024829B2 JP2015533446A JP2015533446A JP6024829B2 JP 6024829 B2 JP6024829 B2 JP 6024829B2 JP 2015533446 A JP2015533446 A JP 2015533446A JP 2015533446 A JP2015533446 A JP 2015533446A JP 6024829 B2 JP6024829 B2 JP 6024829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spectrum
reference point
communication system
secondary communication
spectrum management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015533446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015536080A (ja
Inventor
チェン スン
チェン スン
欣 郭
欣 郭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JP2015536080A publication Critical patent/JP2015536080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6024829B2 publication Critical patent/JP6024829B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/541Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using the level of interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

本開示は、通信技術分野に関し、具体的には、通信においてスペクトル管理を行うスペクトル管理システム及び方法に関する。
無線通信システムの発展に伴い、ユーザーは高品質、高スピード、新たなサービスのようなサービスをますます強く求める。無線通信事業者と機器メーカーは、ユーザの要件を満たすように改善し続ける必要がある。これは、大量のスペクトルリソースを必要として、新サービスをサポートすると共に、高速通信のニーズを満たす。しかしながら、有限的なスペクトルリソースは既に固定した事業者とサービスに割り当てられた。新たな、利用可能なスペクトルリソースは非常に稀であって、且つ/又は高価である。この場合、人々は、ダイナミックスペクトル利用の概念、即ち、既にいくつかのサービスに割り当てられたが、まだ十分に利用されないスペクトルリソースをダイナミックに利用することを提案した。例えば、デジタルテレビ放送スペクトル上のいくつかの再生している番組がないチャネルのスペクトル又は隣接チャネルのスペクトルをダイナミックに利用して、テレビ信号の通常の受信を干渉しない場合、無線移動通信を行う。
この応用実施例において、テレビ放送スペクトル自身はテレビ放送システムに割り当て使用されるものであるため、テレビ放送システムはプライマリーシステム(primary system)とみなされ、テレビはプライマリーユーザー(primary user)とみなされ、移動通信システムはセカンダリーシステム(secondary system)とみなされ、移動通信システムにおける受信機はセカンダリーユーザー(secondary user)とみなされている。言い換えれば、ここに記載のプライマリーシステムは、それらスペクトル使用権を有するシステム、例えば、テレビ放送システムを意味してもよく、セカンダリーシステムは、スペクトル使用権を有しないで、プライマリーシステムがその有するスペクトルを使用しない時のみに、当該スペクトル又は隣接のスペクトルを適切に使用するシステムである。また、プライマリー・セカンダリーシステムは、あるスペクトルの使用権を同時に有してもよいが、スペクトルの使用に異なる優先度を有する。
このようなプライマリーシステムとセカンダリーシステムが共存する通信形態は、セカンダリーシステムの応用がプライマリーシステムの応用に悪影響を与えない、又は、セカンダリーシステムのスペクトル利用による影響が、プライマリーシステムの許容範囲内に制御されることができることを要求する。プライマリーシステムに対する干渉が一定の範囲内であることを保証した場合、プライマリーシステムのスペクトルリソースを複数のセカンダリーシステムに割り当てもよい。
具体的に、各プライマリー・セカンダリーシステムは、同一周波数帯域であってもよいし、隣接の周波数帯域であってもよい。プライマリー・セカンダリーシステムに使用されるのは隣接の周波数帯域である場合、送信機の隣接チャネル漏洩電力比(adjacent channel leakage ratio)と受信機の隣接チャネル選択度(adjacent channel selectivity)によって、セカンダリーシステムは依然としてプライマリーシステムに干渉を引き起こすおそれがある。
既存の法規(例えば、欧州郵便と電気通信会議(CEPT)、“Draft of ECC report: Technical and operational requirements for the operation of white space devices under geo−location approach”,ECC186,2013年1月)に基づいて、ある位置で利用可能なプライマリーシステムスペクトルをどのように計算するかは示されているが、プライマリーシステムのスペクトルリソースを使用する必要があるセカンダリーシステムが複数ある場合に、所望の方面の性能を向上させ、又は全体のスペクトル使用がより効率的になるように、セカンダリーシステムにスペクトルリソースをどのように選択的に割り当てるかは示されていない。
なお、利用可能なプライマリーシステムのスペクトルを共有するセカンダリーシステムが過多にある場合、各セカンダリーシステムが全てわずかな利用可能なスペクトルリソースのみを取得することを引き起こすことで、少なくとも一部のセカンダリーシステムは応用の要求を満たすことができないようになっている。例えばCN101990289Aにおいて提出された方案に基づいて、全てのセカンダリーシステムのスペクトルリソースに対する使用要求を計算し、そして、優先度などの要因によって、プライマリーシステムのスペクトルリソースを使用することに適しないセカンダリーシステムを除去してもよい。しかしながら、セカンダリーシステムの数が多い場合、大きなシステムのオーバーヘッドを必然的に引き起こす。
少なくとも上述の課題を解決するために、一例示的態様において、本開示は、セカンダリーシステムのための参照点情報を識別して、参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、セカンダリーシステムのためのスペクトルリソースを決定する回路を含むスペクトル管理システムを含む。
第二の例示性態様において、スペクトル管理方法は、スペクトル管理システムの回路を使用してセカンダリーシステムのための参照点情報を識別することと、スペクトル管理システムの回路によって、参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいてセカンダリーシステムのためのスペクトルリソースを決定することとを含む。
第三の例示性態様において、不揮発的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読命令を含み、上記コンピュータ可読命令はコンピュータによって実行される場合に、コンピュータにスペクトル管理方法を実行させ、当該スペクトル管理方法は、セカンダリーシステムのための参照点情報を識別することと、参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、セカンダリーシステムのスペクトルリソースを決定することとを含む。
本発明を説明する主旨及びその使用する最適な実施例と図面に対する以下の記述から、本発明の以上と他の目的、特徴と長所が容易且つ明らかである。図面において、
本開示の実施例に基づくスペクトル管理方法の全体処理を示したフローチャートである。
複数のスペクトル管理装置がそれぞれ複数の第二のシステムを管理することを示した模式図である。
一つのスペクトル管理装置が複数の第二のシステムを管理することを示した模式図である。
参照点情報公開と対象の第二のシステムの推奨に関係する処理例を示した図である。
参照点情報公開と対象の第二のシステムの推奨に関係する他の処理例を示した図である。
スペクトルリソースの割り当てに参与する第二のシステムを決定することを示した模式図である。
スペクトルリソースの割り当て方式を決定する具体的な方法を示したフローチャートである。
本開示の実施例に基づくスペクトル管理装置の構成を示したブロック図である。
本開示の実施例に基づくハードウェア構成を示したブロック図である。
以下、図面を結合して、本開示の実施例を詳細に説明する。
以下、次のような順に従って、説明する。
1.スペクトル管理方法の全体処理
2.参照点を決定するステップ
3.第二のシステムを決定するステップ
4.割り当て方式を決定するステップ
5.スペクトル管理装置の構成
6.本開示の実施例の具体的な応用場合
7.ハードウェア構成例
1.スペクトル管理方法の全体処理
以下、図1を結合して本開示の実施例に基づくスペクトル管理方法の全体処理を説明する。
図1において、スペクトル管理方法はステップS101で開始して、ステップS103 に進める。
ステップS103では、参照点(reference point)を決定する。参照点は、第二のシステムの相応するスペクトルの使用状況を表す少なくとも一つのパラメータを含む。その後、処理をステップS105 に進める。
ステップS105では、決定される参照点に基づいて、少なくとも一つの第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムとして決定する。その後、処理をステップS107に進める。
ステップS107では、第一のシステムのスペクトルリソースを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定する。その後、処理をステップS109に進めて、終了する。
以下、スペクトル管理方法の各ステップを詳述する。
注意すべきことは、以下の説明では、例として、テレビ放送システムを第一のシステムとして、且つ各移動通信システム又は無線ローカルエリアネットワークシステムを各第二のシステムとする。
他の例として、マクロセル基地局及びそのユーザーを第一のシステムとして、サービスエリアとマクロセル基地局にオーバーラップを発生させると共に、マクロセル基地局とスペクトルリソースを共有する小セル(極小セル)基地局及びそのユーザーを第二のシステムとしてもよい。
しかしながら、当業者が理解すべきことは、本開示の実施例が応用される場合がこれに限られるものではない。例えば、事業者が新しいサーボスを提供するように新しい基地局を展開する時に、既存の基地局及びその提供するサービスは、スペクトル使用優先権を有している。この時に、既存の基地局及びそのユーザーにより構成されるシステムは第一のシステムと見なされて、新しい基地局及びそのユーザーにより構成されるシステムは第二のシステムと見なされてもよい。勿論、第二のシステムは基地局を含まなく、相互の間に新しいサービスの方式で通信する複数のユーザーのみを含んでもよい。
なお、ここでスペクトル管理方法は、第二のシステムによる第一のシステムのスペクトルリソースの利用を管理するためのものである。言い換えれば、管理の対象は例えば、第二のシステムが第一のシステムのリソースを利用するかどうか、及び、第一のシステムのリソースがいくら利用されるかということである。具体的には、例えば、管理されるのは、第一のシステムのスペクトルリソースを、第一のシステムのスペクトルリソースをまだ利用しない第二のシステムに割り当てることだけではなく、第一のシステムのスペクトルリソースを第一のシステムのスペクトルリソースを利用している第二のシステムに割り当てないことも含んで、さらに、第一のシステムのスペクトルリソースを利用している第二のシステムに利用される第一のシステムのスペクトルリソースを調整することも含む。
2.参照点を決定するステップ
まず、参照点の概念を説明する。上文のように、参照点は、第二のシステムの相応するスペクトルの使用状況の少なくとも一つのパラメータを含む。言い換えれば、参照点は、上記少なくとも一つのパラメータのセットであってもよい。具体的には、参照点情報は、他のセカンダリーシステムの少なくとも一つの特性を含むものと見なされてもよい。当該他のセカンダリーシステムは、実績などに基づくシミュレーションセカンダリーシステム又は物理セカンダリーシステムであってもよい。
スペクトル使用状況は、第二のシステムの地理的位置と、エアインタフェース情報(例えば、LTE(長期的進化)、CDMA(符号分割多元接続)、WiFi(ワイヤレスフィデリティ)、OFDM(直交周波数分割多重)、GSM(登録商標)(モバイル通信用グローバルシステム)など)と、アンテナ高さと、伝送テンプレート(transmission template)と、周波数帯域のうちの少なくとも一つを含む。言い換えれば、スペクトル使用情報は、第二のシステムの地理的位置と、エアインタフェース情報と、アンテナ高さと、伝送テンプレートと、周波数帯域のうちのいずれか一つを含んでもよいし、そのうちの複数個を含んでもよい。
従って、スペクトル使用状況は、第二のシステムのタイプによって異なってもよいし(例えば、スペクトル使用状況が第二のシステムのエアインタフェースタイプを含む場合に、異なるエアインタフェース情報を有するタイプの第二のシステムのスペクトル使用状況が異なる)、各種の第二のシステムに対して共用してもよい(例えば、スペクトル使用状況が第二のシステムの地理的位置のみを含む場合、この地理的位置に位置する各種の第二のシステムのスペクトル使用状況は同じである)。
注意すべきことは、本文において、スペクトル使用状況はスペクトルを使用する第二のシステム自身の固有の特性を含む。前文では記述される「第二のシステムによる第一のシステムのスペクトルリソースの利用」とは、第二のシステムが第一のシステムのリソースを利用するかどうか、及び、第一のシステムのリソースがどのくらい利用されるかということを意味する。
参照点は、第二のシステムのスペクトル使用状況の量化表示(quantization indication)を含む。言い換えれば、参照点は、一つ又は複数のパラメータを含んでもよい。これ又はこれらのパラメータは、このスペクトルの使用状況を示す。例えば、地理的位置情報は、座標によりパラメータ化されてもよく、アンテナ高さは長さによりパラメータ化されてもよく、伝送テンプレートは、番号又は異なる比例の周波数シフト範囲が対応する搬送波周波数帯域の減衰によりパラメータ化されてもよく(例えば、IEEE 802.11p,“Wireless access in vehicular environment”,2010年参照)、エアインタフェース情報は、異なる整数記号によりパラメータ化されてもよい。そのため、パラメータを含む参照点は、第二のシステムの対応するスペクトル使用状況を表してもよい。なお、参照点は、上記スペクトル使用状況が対応する特定のスペクトル情報、例えば、ある地理的位置において利用される周波数帯域をさらに含んでもよい。
後述するように、一つ又は複数の参照点を決定すること、即ち、参照される第二のシステムの一つ又は複数のスペクトル使用状況を決定することによって、これらスペクトル使用状況に基づいて第二のシステムを、第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムとして決定する。
例えば、参照点は、ポジティブ参照点とネガティブ参照点のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
ポジティブ参照点に関しては、当該参照点に対応するスペクトル使用状況において、ポジティブ参照点に含まれるパラメータの少なくとも一つのパラメータについて、第一のシステムのスペクトルリソースの最適な利用を実現し、例えば、第二のシステムが使用可能な第一のシステムのスペクトルリソースが最も多く、このようなスペクトル使用状況が、通常的に、現れると期待されている。言い換えれば、ポジティブ参照点は、第一のシステムのスペクトルリソースを利用することに適している第二のシステムのスペクトル使用状況に対応する。そのため、そのスペクトル使用状況とポジティブ参照点との類似度(proximity)が高いほど、当該第二のシステムは、第一のシステムのスペクトルリソースを割り当てられると期待される。
一方で、ネガティブ参照点に関しては、当該参照点に対応するスペクトル使用状況において、ネガティブ参照点に含まれるパラメータの少なくとも一つのパラメータについて、第一のシステムのスペクトルリソースの最適な利用を実現することができない。例えば、第二のシステムが使用可能な第一のシステムのスペクトルリソースが最も少ないため、このようなスペクトル使用状況が通常的に、現れると期待されていない。他の可能性は、当該参照点が対応するスペクトル使用状況において、第一のシステムのスペクトルリソースを使用している第二のシステムに使用される第一のスペクトルリソースが当該第二のシステムの業務要求を充分に満たすことができないため、当該第二のシステムはより多い第一のシステムからのスペクトルリソースを得る必要があり、この場合について以降に詳述する。言い換えれば、ネガティブ参照点は、第一のシステムのスペクトルリソースを利用することに適しない第二のシステムのスペクトル使用状況に対応する。そのため、そのスペクトル使用状況とネガティブ参照点との類似度が高いほど、当該第二のシステムは、第一のシステムのスペクトルリソースを割り当てられないことが期待される。
勿論、参照点は、ポジティブ参照点のみを含んでもよいし、ネガティブ参照点のみを含んでもよく、さらに、ポジティブ参照点とネガティブ参照点とを同時に含んでもよい。当業者に理解すべきことは、当該スペクトル管理方法は、参照点がポジティブであるかネガティブであるかを決定するステップを含んでもよい。
当業者に理解すべきことは、以下の説明において、参照点は第二のシステムの地理的位置(移動通信システムである第二のシステムにとって、その地理的位置は基地局の地理的位置である)のみを含むスペクトル使用状況に対応するが、同様に、参照点を、より多い内容を含むスペクトル使用状況に対応するように拡張してもよい。
1)第二のシステムの各スペクトル使用状況における少なくとも一部のスペクトル使用状況を評価する;2)スペクトル使用状況の実績に基づく;3)第二のシステムの業務要求が第二のシステムに利用される第一のスペクトルリソースによって満たされる程度;及び4)第二のシステムからの、相応する第二のシステムが占用される第一のシステムのスペクトルリソースを解放する利用状況の変化に関する情報に基づく、方式のうちの少なくとも一つによって、参照点を決定ことができる。
まず、第二のシステムの各スペクトル使用状況における少なくとも一部のスペクトル使用状況を評価する方法について説明する。この例において、評価対象は、各地理的位置にある第二のシステムである。
第二のシステムが存在可能な全ての地理的位置を評価することができるが、実際に、評価する地理的位置の数を簡素化してもよい。例えば、予め指定される地理的位置に基づいて評価し、又は、予定の条件を満たす地理的位置に対して評価してもよい。例示として、第二のシステムがよく大量に現れる地理的位置又は第二のシステムのモビリティが大きい地理的位置(即ち、第二のシステムがスペクトルを解放すること、又はスペクトルの使用を申請することが頻繁にある地理的位置)に対して評価してもよい。
複数のスペクトル管理装置がそれぞれ複数の第二のシステムを管理する場合があって、図2に示すように、スペクトル管理装置10−1は第二のシステム200−1、200−2を管理し、スペクトル管理装置10−2は、第二のシステム200−3を管理し、スペクトル管理装置10−3は、第二のシステム200−4を管理する。その時に、そのうちの一つのスペクトル管理装置によって、全ての参照点を計算することを担ってもよいし、各スペクトル管理装置は各自が管理する第二のシステムのサービスエリアの参照点をそれぞれ計算すると共に、スペクトル管理装置の間の通信によって、参照点の重複な計算を避けてもよい。
セカンダリーシステムのスペクトル計算について、他のプライマリーシステムに対する干渉を考える必要がある。セカンダリーシステムの利用可能なスペクトルを計算するように、他のスペクトル管理装置にアクセスして、必要な情報を取得する一つのスペクトル管理装置があってもよい。そして、計算した結果を、異なるセカンダリーシステムを管理するスペクトル管理装置に送信する。
図2に示す場合に対応して、全ての第二のシステムの状況を管理する一つのスペクトル管理装置もある。図3に示すように、スペクトル管理装置10−4は第二のシステム200−5と、200−6と、200−7と、200−8を管理する。
地理的位置を評価する場合に、第二のシステムの第一のシステムに対する干渉が第一の干渉閾値よりも小さく、且つ第二のシステムに割り当て可能なスペクトルリソースが最も多い地理的位置をポジティブ参照点として決定してもよく、且つ/又は、第二のシステムの第一のシステムに対する干渉が第一の干渉閾値よりも大きいか等しく、且つ第二のシステムに割り当て可能なスペクトルリソースが最も少ない地理的位置をネガティブ参照点として決定してもよい。注意すべきことは、ここで第一干渉閾値は任意の当業者が設計需要又は実際的な状況に基づいて適切に決定する閾値であってもよい。
勿論、他の適切な方式を用いて参照点を決定してもよい。例えば、それぞれの地理的位置の候補に対して、当該地理的位置にある第二のシステムの第一のシステムに対する干渉に負の重みを持たせると共に、当該地理的位置にある第二のシステムが第一のシステムから割り当てられたスペクトルリソースに正の重みを持たせて、且つ各第一のシステムに対する干渉と、割り当てられたスペクトルリソースとの加重和が最大の地理的位置をポジティブ参照点として設置する。
次いで、実績に基づいて参照点を決定する方法について説明する。
一種の方式は、直接的に実績に基づいて評価するものである。第二のシステムを管理するスペクトル管理装置は第二のシステムの第一のシステムから割り当てられたスペクトルリソースの実績を記録することがあり、当該実績に基づいて、第一のシステムのスペクトルリソースを利用することに適する/しない第二のシステムの地理的位置が参照点として決定され得る。
他種の方式は、実績に基づいて、利用される第一のシステムのスペクトルリソースをまもなく解放する第二のシステムの地理的位置を予測する。いくつかの第二のシステムの第一のシステムに対するスペクトルリソースの使用は、例えば、毎回、第一のシステムのスペクトルリソースを特定の時間利用した後に解放するような法則がある。そのため、実績に基づいて、これら法則を取得して、利用される第一のシステムのスペクトルリソースをまもなく解放する第二のシステムの地理的位置を予測することができる。
このような地理的位置がポジティブ参照点として決定されてもよい。これは、スペクトルリソースの解放によって、当該地理的位置でのスペクトルリソースが余裕あるようになるためであって、そのため、通常、当該地理的位置で、第一のシステムのスペクトルリソースを第二のシステムに割り当てることが期待される。
続いて、第二のシステムの業務要求が第二のシステムに利用される第一のシステムのスペクトルリソースによって満たされる程度に基づいて、参照点を決定する方法について、説明する。
いくつかの地理的位置において、第二のシステムが第一のシステムリソースを利用しても、期待される通信品質の要求に達できない時に、当該第二のシステムに追加の第一のシステムのスペクトルリソース、即ち、予約された(reserved)スペクトルリソースを割り当てる必要がある。その時、当該地理的位置をネガティブ参照点として決定できる。
これは、当該第二のシステムに十分な使用可能な第一のシステムリソースがない場合、当該地理的位置の近所の第一のシステムのスペクトルリソース利用が減少又は解放されることで、当該第二のシステムが、追加の使用可能な第一のシステムのスペクトルリソースを取得し得るためである。勿論、当該地理的位置で、第一のシステムのスペクトルリソースを他の第二のシステムに割り当てることは望ましくない。さらに、当該地理的位置の近所の他の第二のシステムに利用される第一のシステムリソースを解放して、スペクトルリソース要求がまだ満たされない当該第二のシステムに対して使用すべきである。
最後に、第二のシステムからの、相応する第二のシステムが占用される第一のシステムに対するスペクトルリソースを解放する利用状況の変化に関する情報に基づいて、参照点を決定する方法について、説明する。
第二のシステムから直接的に、又はスペクトル管理装置のようなデバイスを介して第二のシステムから間接的に伝えられる、当該第二のシステムが利用される第一のシステムのスペクトルリソースを解放したことに関する情報を受信した時に、当該第二のシステムの地理的位置をポジティブ参照点として決定してもよい。上記記載と同様に、これは、スペクトルリソースの解放が当該地理的位置でのスペクトルリソースを比較的に豊かにさせるためであって、そのため、通常、当該地理的位置で第一のシステムのスペクトルリソースを第二のシステムに割り当てることが期待される。
以上のどのような方式により参照点を決定するかに関わらず、決定される参照点はいずれも、周期的に更新を行うことができ、第一のシステム及び/又は第二のシステムのスペクトルリソースに対する使用に変化が発生する時のみに更新してもよいし、さらに更新しなくてもよい。参照点を更新する原因は、第二のシステムのスペクトルリソースに対する使用状況について、少なくとも一部が、第一のシステム自身のスペクトルリソースの利用状況によるものであって、即ち、言い換えれば、第一のシステム自身のスペクトルリソースの利用状況の変化によって、第一のシステムの、第二のシステムが第一のシステムのスペクトルリソースを利用することによる干渉に対する許容程度も相応して変化する。
3.第二のシステムを決定するステップ
参照点を決定した後に、決定される参照点、即ち、決定される参照点の情報を開示することができる。決定される参照点の情報は、当該参照点を決定するスペクトル管理装置及びその他のスペクトル管理装置へ開示してもよいし、参照点を決定するスペクトル管理装置自身によって管理する第二のシステムへ開示してもよい。
ここで、参照点情報を開示するスペクトル管理装置が参照点情報送信側と呼ばれて、参照点情報を受信するスペクトル管理装置又は第二のシステムが参照点情報受信側と呼ばれる。注意すべきことは、参照点情報送信側自身が参照点情報受信側にもなり得る。
第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムとして決定する例において、参照点受信側は参照点送信側に対して、第二のシステムを推奨して、第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステム(以下、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとも単に呼ばれる)として決定されてもよい。以下、二つの推奨方法を示した。
推奨方式一:第一のシステムのスペクトル割り当てに参与したい全ての第二のシステムの情報を参照点情報送信側に送信する。送信される情報は、参照点のパラメータに対応する第二のシステムのパラメータ、及び関連した法規(例えば、CEPT,“Draft of ECC report: Technical and operational requirements for the operation of white space devices under geo−location approach”,ECC186,2013年1月)に定められる、第一のシステムのスペクトルリソースを取得するために第二のシステムによって提出する必要がある全ての情報を含んでもよい。そのうち、参照点のパラメータに対応する情報は、法規に定められる、提出する必要な情報以外の情報を含んでもよい。当該過程例は、図4に示す。
推奨方式二:参照点情報受信側の処理は二つのステップに分かられる。まず、参照点情報に基づいて、推奨する第二のシステムを決定する基本パラメータ値を送信する。その後、参照点情報送信側のフィードバック情報を待つ。フィードバック情報が、推奨される第二のシステムがスペクトルリソース割り当てに参与するものとして決定されたことを示す場合、参照点情報受信側は、選択される第二のシステムの、法規に定められる提出する情報を参照点情報送信側に送信する。当該過程例は、図5に示す。このような過程によって、送信される第二のシステムの情報のデータ量が節約されて、システムのオーバーヘッドを減少させることができる。
別の案として、参照点情報受信側がスペクトル管理装置である場合に、第二のシステムを推奨する過程において、全ての第二のシステムを参照点情報送信側に推奨する代わりに、各第二のシステムのスペクトル使用状況と参照点との間の類似度や各第二のシステムのスペクトル要求程度又は先験的知識(例えば、管理される第二のシステムが推奨された後、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとして成功的に決定される確率)など基づいて、第二のシステムを推奨してもよい。このように、提出する第二のシステムの数及び交互の情報量をさらに減少させて、システムの負担を減少させることができる。
なお、参照点情報受信側が第二のシステム自身である場合、第二のシステムは、自身の状況に基づいて、自身を参照点情報送信側に推奨するかどうかを決定する。例えば、自分のスペクトルリソース利用状況と参照点との間の類似度が充分に大きいかどうかに基づいて判断する。
参照点情報送信側である場合のスペクトル管理装置は、決定された参照点に基づいて、推奨された第二のシステムの中から、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムを決定してもよい。
同様に、第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを利用しない第二のシステムとして決定する例において、参照点情報受信側は、第二のシステムを、第一のシステムのスペクトルリソースを利用しない第二のシステム(以下、スペクトルリソース割り当てに参与しない第二のシステムも単に呼ばれる)として参照点送信側に推奨してもよい。言い換えれば、この時に推奨される第二のシステムは、スペクトルリソース割り当てに参与したくない第二のシステムであって、例えば、このような第二のシステムのスペクトルリソース使用状況とネガティブ参照点との類似度が高いためである。注意すべきことは、ある第二のシステムは第一のシステムのスペクトルリソースを利用しないことを決定することは、第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムを決定することを意味する。
別の観点から、第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを利用しないものとして決定することは、第一のシステムのスペクトルリソースを利用している第二のシステムによる利用中のスペクトルリソースの解放を決定することによって、実現されてもよい。どちらの第二のシステムに利用されるスペクトルリソースを解放するかを具体的に決定する時に、第二のシステムが有するスペクトル使用状況とネガティブ参照点との類似度、第二のシステムの解放可能なスペクトルリソースの状況、第二のシステムの業務優先度の状況のうちの少なくとも一つに基づいて、リソースの解放を待つ第二のシステムを決定してもよい。
しかしながら、例えば一つのスペクトル管理装置によって、複数の第二のシステムを管理する場合に、参照点を開示する処理を省略してもよい。その時に、参照点を決定したスペクトル管理装置は、その自身が管理する第二のシステムにおいて、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムを決定してもよい。
決定方式の一例は、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとして、そのスペクトル使用状況とポジティブ参照点との類似度が第一のポジティブ閾値よりも高く、且つ/又はそのスペクトル使用状況とネガティブ参照点との類似度が第一のネガティブ閾値よりも低い第二のシステムを決定する。言い換えれば、参照点が地理的位置に対応する場合、第二のシステムは、ポジティブ参照点との距離が近いほど、スペクトルリソース割り当てに参与すると決定される傾向があって、ネガティブ参照点との距離が遠いほど、スペクトルリソース割り当てに参与すると決定される傾向がある。更に/又は、そのスペクトル使用状況とポジティブ参照点との類似度が第二のポジティブ閾値よりも低く、且つ/又はネガティブ参照点との類似度が第二のネガティブ閾値よりも高い第二のシステムをスペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとして決定しなくてもよい。なお、そのスペクトル使用状況とネガティブ参照点との類似度が第二のネガティブ閾値より高い第二のシステムに占用される部分の第一のシステムのスペクトルリソースを解放してもよい。言い換えれば、参照点が地理的位置に対応する場合、第二のシステムは、ポジティブ参照点との距離が遠いほど、スペクトルリソース割り当てに参与しないと決定される傾向があって、ネガティブ参照点との距離が近いほど、スペクトルリソース割り当てに参与しないと決定される傾向があって、さらに、当該第二のシステムに占用される部分の第一のシステムのスペクトルリソースがこのように解放される可能性がある。ここで、第一のポジティブ閾値、第二のポジティブ閾値は、当業者によって適切に決定されてもよく、互いに等しくてもよいし、一致しなくてもよい。同様に、第一のネガティブ閾値、第二のネガティブ閾値は、当業者によって適切に決定されてもよく、互いに等しくてもよいし、一致しなくてもよい。
以上の開示に基づいて、理解すべきことは、実際に、当該スペクトル管理装置は、以下のような方式により第二のシステムのスペクトルリソースを管理してもよい。即ち、まず、スペクトル使用状況が管理されるべきである第二のシステム(例えば、第二のシステムはリソースを要求する)を識別し、第二のシステムに関する任意の参照点が存在するかどうか(例えば、それとの類似度に基づいて)を確定し、及び、その後、参照点情報に基づいて、第二のシステムのスペクトルリソースを割り当て又は調整する。このような方式によって、図1に示す参照点を決定するステップと第二のシステムを決定するステップの順序は、切り替えられてもよい。
図6に、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムを決定する模示図を示した。同図において、参照点は地理的位置に対応する。そのうち、三角形の参照点Rはポジティブ参照点である。A、B、Cはそれぞれ、第二のシステムA、B、Cの基地局が位置する地理的位置を表す。なお、第二のシステムA、B、Cを管理するスペクトル管理装置及び第二のシステムへスペクトルリソースを提供する三つの第一のシステム100−1、100−2、100−3も示した。
二つの第二のシステムのみを、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとして選択すると仮定すれば、参照点Rから近い第二のシステムA、Bを、スペクトルリソース割り当てに参与するシステムとして決定してもよい。
注意すべきことは、上記のように決定する前に、A、B、Cは、任意の第一のシステムのスペクトルリソースを利用する状況にあってもよい。例えば、第二のシステムA、B、Cはいずれも第一のシステムからスペクトルリソースを得ていない、又は、A、B、Cはいずれも、第一のシステムからスペクトルリソースを得ている、又は、A、Cのみは、第一のシステムからスペクトルリソースを割り当てられている。
上記のように決定した後に、第二のシステムA、Bのみが第一のシステムからスペクトルリソースを割り当てられる。
以上は、参照点が一つのみある例である。参照点が複数ある時に、第m個の参照点の座標は、(x,y),m=1,2,...Mであって、合計M個の参照点(全てはポジティブ参照点であると仮定する)がある。L個の第二のシステムの位置情報(x,y),l=1,2,...Lにおいて選択すると仮定する。第二のシステムの各候補の地理的位置に対して、それと全ての参照点の地理的位置との空間相関係数ρを計算し、例えば、式(1)に示すように、
得られた第二のシステムの空間相関係数を降順にソートして、相関係数が最も大きい前からのN個の第二のシステムを選択して、スペクトル割り当てを行うことができる。このようにして、これら第二のシステムに、解放される又は利用可能なスペクトルリソースを充分に利用させるができる。
なお、異なる参照点に異なる重みを持たせてもよい。例えば、スペクトル利用効率が高い参照点は、スペクトルリソース割り当てに参与すると決定される第二のシステムにとってより重要であるため、高い重みを有することができる。
なお、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムを決定する時に、例えば、優先度などの参照点以外の要素に基づいて決定してもよい。例えば、高い通信品質を要求する業務(例えば、テレビ電話)が搭載される第二のシステムなどの優先度が高い第二のシステムについて、参照点から遠いが、まだ、スペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとして決定される可能性がある
一種の具体的な実現方式は、異なる優先度の第二のシステムに異なる重みを持たせる。
以下、第二のシステムを決定することに関する具体的なケースを示す。このケースでは、高い優先度を有する第二のシステムPに得られる第一のシステムのスペクトルリソースは、第二のシステムPの業務要求を充分に満たすことができないため、第二のシステムPの地理的位置の近所の他の優先度が低い第二のシステムQに、利用される第一のシステムのスペクトルリソースを解放させることで、第二のシステムPは、より多い第一のシステムのスペクトルリソースを得ることができる。
まず、第二のシステムPに利用される第一のシステムのスペクトルリソースはそれの業務要求を満たさないことによって、第二のシステムPが位置する地理的位置がネガティブ参照点として決定される。
そして、第二のシステムQが位置する地理的位置はネガティブ参照点に近接し、且つ第二のシステムQの優先度が低いため、第二のシステムQがスペクトルリソースを解放する第二のシステムとして決定される。言い換えれば、第二のシステムQは、第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムとして決定されない。
すると、第二のシステムQは、その利用される第一のシステムのスペクトルリソースを解放する。当該解放に関する情報は、第二のシステムQを介して、スペクトル管理を担うスペクトル管理装置に直接的又は間接的に提供される。第二のシステムQはスペクトルリソースを解放したため、第二のシステムQが位置する地理的位置がポジティブ参照点として決定される。
この時、第二のシステムPの優先度が高く、且つ当該参照点に近接するので、それは同時にネガティブ参照点にも位置するが、適切な重みを設置することによって、第二のシステムPが第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムとして決定されるようになる。
第二のシステムPのみが第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムとして決定されると仮定すると、第二のシステムPは、第二のシステムQによって解放された第一のシステムのスペクトルリソースを受信し得る。
4.管理方案(management solution)を決定するステップ
以下、管理方案を決定するステップについて説明する。
実際的に、本発明の管理方案は、リソース割り当て方式とリソース解放方案とのうちの少なくとも一つを含む。ここで、任意の従来の方式により管理方案を決定することができる。上記説明したように、管理される第二のシステムの数を参照点に基づいて限定したため、ここで、従来の方式により割当方案を決定しても、計算に参与する第二のシステムの数が減少するので、依然として、システムのオーバーベッドを低減し、更に/又はシステムの性能を向上させることができる。
ここで、一種の最適な、割り当て方式を決定する方式について詳述する。言い換えれば、以下のような方式により、第一のシステムのスペクトルリソースを第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定してもよい。
上記少なくとも一つの第二のシステムの数が1よりも大きい場合、第一のシステムの、第二のシステムに割り当て可能な全てのスペクトルリソースを複数の単位スペクトルリソースに分けて、更に、全ての単位スペクトルリソースが割り当てられた、又は、スペクトルリソースの使用上限にまだ達しない、且つ当該単位スペクトルリソースが割り当てられた後に第一のシステムに対する干渉が第二の干渉閾値に達しない第二のシステムが存在しないまでに、単位スペクトルリソースを、所定のモードで、スペクトル使用上限にまだ達しない、且つ当該単位スペクトルリソースが割り当てられた後に、第一のシステムに対する干渉が第二の干渉閾値に達しない第二のシステムに割り当てる。注意すべきことは、ここで第二の干渉閾値は、いずれかの当業者が設計要求又は実際状況に基づいて適切に決定する閾値であって、且つ、上記第一の干渉閾値と等しくてもよいし、等しくなくてもよい。
注意すべきことは、ここで行われる割り当ては、第一のシステムのスペクトルリソースを第一のシステムのスペクトルリソースをまだ利用しない第二のシステムに割り当てることを含んでもよいし、第一のシステムのスペクトルリソースを、第一のシステムのスペクトルリソースを利用している第二のシステムに割り当てないことを含んでもよい、更に、第一のシステムのスペクトルリソースを利用している第二のシステムに利用される第一のシステムのスペクトルリソースを調整することを含んでもよい。言い換えれば、ここで、第一のシステムの割り当て可能な全てのスペクトルリソースを、第一のシステムのスペクトルリソースを利用する第二のシステムとして決定されるものに割り当て直す。
当業者に理解すべきことは、他の適切な方式の割り当て手段決定処理を行ってもよい。例えば、既に第一のシステムのスペクトルリソースが割り当てられた第二のシステムに基づいて調整し、又は既に第一のシステムのスペクトルリソースが割り当てられた第二のシステムから、部分又は全部の第二のシステムを選択して、それに利用されるスペクトルリソースを解放させ、又は、この両種の処理を組み合わせる。
ここで、所定のモードとは、一つの単位スペクトルリソースを一つの上記要求に該当する第二のシステムに一回ずつ割り当てることであってもよいし、複数の単位スペクトルリソースを一つの上記要求に該当する第二のシステムに一回ずつ割り当てることであってもよい。なお、ここで所定のモードとは、単位スペクトルリソースを、任意の所定の順序又はランダムの順序で各第二のシステムに割り当てることを含む。
一種の最適な方式は、単位スペクトルリソースを第二のシステムに割り当てる時に、単位スペクトルリソース効果(unit spectrum resource benefit)の高い順、又は、第二のシステムのスペクトルの必要性の程度の高い順に従って、割り当てる。ここで単位スペクトルリソース効果とは、第二のシステムが毎回得た単位スペクトルによる業務量の増量又は経済利益のうちの少なくとも一つに定義されることができる。ここで、第二のシステムのスペクトル必要性の程度は、第二のシステムの第一のシステムのスペクトルリソースを使用するのに対する要求の緊急程度に定義されることができる。例えば、リアルタイム映像通話サービスを行う第二のシステムのスペクトルリソースに対する要求が通常、非リアルタイム映像通話サービスを行う第二のシステムよりも大きいため、リアルタイム映像通話サービスを行う第二のシステムに、高い優先度を持たせて、単位スペクトルリソースが割り当てられ得る。
単位スペクトルリソースを割り当てる度に、要求に該当する第二のシステムの単位スペクトルリソースの効果を計算し直し、又は、単位スペクトルリソースをラウンド毎に割り当てた後(即ち、全ての要求に該当する第二のシステムに単位スペクトルリソースを割り当てた後)、要求に該当する第二のシステムの単位スペクトルリソースの効果を計算し直し、又は、単位スペクトルリソースの割り当てを開始する前のみに、単位スペクトルリソースの効果を一回計算して、その後、更新しない。
以下、当該方法について、具体的に説明する。
単位スペクトルリソースの効果はb,n=1,2,…Nであって、決定されるN個の第二のシステムに対応すると仮定する。これら第二のシステムがスペクトルリソースを用いて生成する全体の効果は、以下のように表されてもよく、
なお、Cは、各第二のシステムに割り当てられる利用可能なスペクトルリソースであって、パワー、帯域幅、又は伝送速度により表してもよい。ここで、仮に、各第二のシステムの帯域幅は全てwであると、パワーは、ここで決定する割り当て方式により決定する。そのため、パワーPにより利用可能なリソースを表す。そのため、全体の効果は、以下のように表されてもよく、
それぞれの第一のシステムに対して、これら第二のシステムは、第一のシステムにおいて干渉の集中(aggregation interference)を発生させることができ、そして、ある位置において、干渉が最も厳しい。第n個の第二のシステムから第k個の第一のシステムまで、干渉が最も厳しい位置における伝送損失(transmission loss)はg_(n,k)である。そのため、K個の第一のシステムに応じて、これら第二のシステムのパワー割り当ては、以下のような式を満たし、
なお、Uは、第K個のプライマリーシステムの干渉の最も厳しい領域での許容可能な最大の干渉上限である。
プライマリーシステムに対して、上限要求がなく、できるだけ小さいことを要求すると、数式(4)は、以下のように書き直され、
そこで、パワー割り当て問題は、以下のように記述されてもよく、
なお、f(P,P,…P)は、N個の第二のシステムの利用可能なスペクトルを提供した場合の、第n個の第二のシステムの単位スペクトル効果を表す。即ち、第一のシステムに対する干渉の制限内において、第二のシステムのスペクトル使用効果(spectrum utilization benefit)は最大化される。数式(7)は数式(5)に代わられてもよい。その時、最適化問題は、第一のシステムに対する干渉をできるだけ減少する前提の下で第二のシステムのスペクトル使用効果を最大化することである。各第二のシステムは、スペクトル使用の上で、独立するものであれば、f(P,P,…P)は、Pの一つの変量のみ含む関数に変形される。
各第二のシステムのスペクトル使用が関連するものであれば、f(P,P,…P)は、N−1個の第二のシステムが存在し、且つそれらのスペクトルリソース使用量がP,…,P(n−1),P (n+1),…,Pであって、第n個の第二のシステムのスペクトル使用量がPである時の、第n個の第二のシステムの単位スペクトル効果を表す。その時、一つの第二のシステムのスペクトルの使用は、他の第二のシステムのスペクトルの使用に影響を与え得る。
第二のシステムnから第二のシステムn−1までの経路損は、qi,j;i=1,2,…N;j=1,2,…,N;i≠jであると仮定し、且つ、スペクトル使用効果は信号対干渉比(signal to interference plus noise ratio)であると仮定すると、f(P,P,…P)は、以下のように表されてもよく、
なお、σはシステムの受信機のノイズである。異なる方式により、上記の方程式を解いて、各第二のシステムの利用可能なスペクトルリソースを得ることができる。
ここで、本開示は、一つの簡易アルゴリズムを示し、計算を簡素化するために、この問題の解決は、段階的な方法により計算してもよい。即ち、まず、各第一のシステムに対応する許容可能な干渉最大量を解いて、その後、全ての解から最小値を探す。第k個の第一のシステムの許容可能な最大の干渉に対して、パワー割り当て問題は、以下のように弱体化され、
第二のシステムのパワーに上限
(通信システムにおけるデバイスは無限のパワーを使用することができない)があると仮定し、0から
までをL個の区間に分けると、一個の区間は
である。全ての第二のシステムの最大的な伝送パワーが同様であると仮定すると、上記の式におけるP
と表されてもよく、なお、xn,l∈{0,1}である。上記の式を解く方法は、優先的にそれらに単位スペクトルを使用すると、大きいスペクトル効果を生成させると共に、干渉の集中に対する貢献が小さいセカンダリーシステムにスペクトルリソースを割り当てることである。具体的なステップは、図7におけるフローチャートに示す。
図7に示したスペクトルリソース割り当て処理は、ステップS701で開始して、且つ、ステップS703へ進む。
ステップS703では、N個の第二のシステムからスペクトル使用上限に達しない、且つ一つの単位スペクトルリソースを増加しても干渉の集中が上限を超えない全ての第二のシステムを選択し、これら第二のシステムによって、M個の第二のシステムを有するサブセットを構成する。その後、処理をステップS705に進める。
ステップS705では、Mがゼロであるかどうかを判断する。言い換えれば、上記の第二のシステムがまだ存在するかどうかを判断する。
判断結果がYesであれば、処理をステップS723に進めて、処理を終了する。
判断結果がNoであれば、処理をステップS707に進める。
ステップS707では、mを1に設定して、処理をS709に進める。
ステップS709では、一つの単位スペクトルリソースを第m個の第二のシステムに割り当てると仮定し、処理をステップS711に進める。
ステップS711では、他のN−1個の第二のシステムのスペクトルリソース利用状況を検査して、処理をS713に進める。
ステップS713では、第m個の第二のシステムと他の第二のシステムとの関係に基づいて、全体のスペクトル効果を計算して、処理をS715に進める。
ステップS715では、全体スペクトル効果と第m個の第二のシステムのプライマリーシステムに対する干渉との比値を計算して、処理をS717に進める。
ステップS717では、mがMと等しいかどうかを判断する。
判断結果がNoであれば、処理をS719に進める。
ステップS719では、mの値が1インクリメントされて、処理をステップS705に戻す。
判断結果がYesであれば、処理をステップS705に進める。
ステップS721では、計算して得られる比値に対して、比値が最も大きい第二のシステム、言い換えれば、単位スペクトルリソース効果が最高の第二のシステムを選択して、それに一つの単位スペクトルリソースを割り当て、処理をステップS703に戻す。
それぞれの第一のシステムに対して計算する第二のシステムのスペクトル割り当てが完了した場合、それぞれの第二のシステムの利用可能なスペクトルの最小値が最終的な割り当て結果として得られる。
以上、本開示の実施例に基づくスペクトル管理方法を説明した。このようなスペクトル管理方法に基づいて、第一のシステムのスペクトルリソースの割り当てをよりよく実現することができる。注意すべきことは、本実施例のリソース割り当て方式は、上述した管理待ちの第二のシステムの決定過程から独立してもよく、言い換えれば、任意の他の従来の技術により、割り当て対象を決定した後、いずれも本実施例のリソース割り当て方式を使用することができる。
5.スペクトル管理装置の構成
以下、図8を結合して、本開示の実施例に基づくスペクトル管理装置の構成について説明する。
図8におけるスペクトル管理装置10は、参照点決定手段11と、第二のシステム決定手段12と、割り当て方式決定手段13とを含む。
参照点決定手段11は、第二のシステムの相応するスペクトル使用状況を表す少なくとも一つのパラメータの集合が含まれる参照点を決定する。具体的に、参照点決定手段11は、前文に記載の参照点を決定するステップの操作を実行することができる。
第二のシステム決定手段12は、決定される参照点に基づいて、少なくとも一つの第二のシステムを、第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムとして決定する。具体的には、第二のシステム決定手段12は、前文に記載の第二のシステムを決定するステップの操作を実行することができる。
割り当て方式決定手段13は、決定される第二のシステムに基づいて、第一のシステムのスペクトルリソースを第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定する。具体的には、割り当て方式決定手段13は、前文に記載の割り当て方式を決定するステップの操作を実行することができる。
当業者に理解すべきことは、スペクトル管理装置10の各機能手段は、一つのケースにおいて構成されてもよいし、異なる位置に設けられ、互いに機能可能に接続のみされてもよい。
なお、スペクトル管理装置10は、参照点決定手段11のみを含んで、他の装置によって、第二のシステム決定手段12と割り当て方式決定手段13の操作に対応する操作を実行することができる。
スペクトル管理装置10は、第二のシステム決定手段12のみを含んで、他の装置によって、参照点決定手段11と割り当て方式決定手段13の操作に対応する操作を実行することができる。
また、スペクトル管理装置10は、割り当て方式決定手段13のみを含んで、他の装置によって、参照点決定手段11と第二のシステム決定手段12の操作に対応する操作を実行することができる。
上述したスペクトル管理装置によると、第一のシステムのスペクトルリソースをよりよく割り当てることを実現することができる。
6.本開示の実施例の具体的な応用場合
ヨーロッパの多くの国家はアナログテレビからデジタルテレビへの変換を既に完了したか完了している。多くの国家は、どのように、テレビ放送サービスに干渉を起こさないことを保証する場合に、通信システムにテレビ放送周波数帯域をどのように使用させることを研究している。現在、広く使用される制御方式は、データベースを利用することである。各国は、本国のデジタルテレビのスペクトル利用状況を管理データベースに格納して、通信システムがある区域においてテレビスペクトルを利用する必要がある時、当該区域のスペクトル使用状況を管理することを担う管理装置は、管理データベースに格納されるテレビ放送サービスのスペクトル利用及び現在テレビスペクトルを使用している通信システムの実際的な状況に基づいて、新しい通信システムの利用可能なスペクトルリソース(例えば、時間、帯域幅、周波数帯域、伝送パワーなどにより記述する)を計算する。ヨーロッパの多くの国家は全て互いに境を接して、ある国家のスペクトル利用は、他の国家のテレビ放送システムに干渉を発生させるおそれがある。そのため、隣接する国家は、スペクトルを使用する時に、協調する必要がある。
複数の国家のスペクトルの所有者が合意した時に、セカンダリーシステムがプライマリーシステムのスペクトルを占用することは有料である場合、これら国家は、国境帯域のスペクトル利用の参照点を計算することができる。その時、スペクトル割り当ては、全体経済効果を最大化することを原則とする。式(6)の関数f(P,P,…P)は、相応的に、単位スペクトルリソースを使用する時に支払われる(取る)料金になる。これにより、各国の第一のシステム(テレビ放送システム)のスペクトルの所有者は、スペクトル使用収入を最大化してから、国家の間の協議に基づいて、利益を割り当てる。
図2に示すように、地理的データベースXとYはそれぞれ、二つの国家の第一のシステムのスペクトル使用情報を管理すると共に、相関法規に基づいて、第二のシステムの利用可能なスペクトルリソースを計算する。第二のシステムスペクトル管理装置10−1と、10−2と、10−3は、異なる第二のシステム(例えば、WiFiネットワーク又はLTEセル)のスペクトル使用状況を管理する。これらスペクトル管理装置は共に第二のシステムからのスペクトル使用要求をそれぞれ受信する。ここで、参照点情報送信側は、あるスペクトル管理装置、例えば、スペクトル管理装置10−2である。参照点情報受信側は、スペクトル管理装置10−1と10−3である。スペクトル管理装置10−2は参照点情報をスペクトル管理装置10−1と10−3に送信する時、各スペクトル管理装置は、それぞれ管理する第二のシステム(新しい第二のシステムと第一のシステムのスペクトルリソースを使用しているが、追加のスペクトルリソースも必要である第二のシステムなどを含む)情報、及びシステムパラメータ(伝送テンプレート、アンテナ高さ、エラインタフェースなど)をスペクトル管理装置10−2に提供してスペクトル管理装置10−2によりスペクトル割り当てに参与する第二のシステムを特定し、さらに、スペクトル割り当て方式を決定する。なお、推奨される第二のシステムがスペクトルリソース割り当てに参与する第二のシステムとして成功的に決定される可能性を高めるように、スペクトル管理装置10−1と10−3は先験的知識に基づいて、受信された参照点情報により、選択的にスペクトル管理装置10−2に第二のシステムを推奨してもよい。
他の応用場合は図3に示す。一スペクトル管理装置10−4は複数の第二のシステム(WiFiネットワーク又はLTEセル)のスペクトル割り当てを担う。スペクトル管理装置10−4は、参照点を決定した後に、参照点情報を各第二のシステムに送信する。各第二のシステム(第二のシステムの基地局)は、その時に、参照点情報受信側である。参照点情報を受信した後、第二のシステムは、そのGPS情報によって地理的位置とシステムパラメータを決定して、これら情報をスペクトル管理装置10−4に送信する。スペクトル管理装置10−4は、第二のシステムによって提供される情報に基づいて、スペクトル割り当てに参与する第二のシステムを決定して、スペクトルリソース割り当て方式を決定する。
7.ハードウェア構成の例。
本開示の実施例に基づくスペクトル管理方法とスペクトル管理装置は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はその任意の組合の方式によって構成してもよい。ソフトウェアやファームウェアによって実現する場合、記憶媒体又はネットワークから専用的なハードウェア構成の機器(例えば、図9に示す通用機器900)に対して実装して、当該ソフトウェア又はファームウェアを構成し、当該機器に各種のプログラムが搭載される時に、上記の各構成手段、サブ手段の各種機能を実行することができる。
図9において、中央処理装置(CPU)901は、読み出し専用メモリ(ROM)902に記憶されるプログラム、又は記憶部908からランダムアクセスメモリ(RAM)にロードするプログラムに基づいて、各種の処理を実行する。RAM903において、必要に応じて、CPU901が各種の処理を実行するなど時に必要のデータをも記憶する。CPU901と、ROM902とRAM903はバス904を介して互いに接続される。入力/出力インタフェース905もバス904に接続される。
入力部906(キーボード、マウスなどを含む)、出力部907(ディスプレイ、例えば、陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)などと、スピーカなどを含む)、記憶部908(ハードウェアなどを含む)、通信部909(ネットワークインタフェースカード、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)カードと、モデムなどを含む)も入力/出力インタフェース905に接続される。通信部909は、ネットワーク、例えばインターネットを介して、通信処理を実行する。必要に応じて、駆動器910も入力/出力インタフェース905に接続されてもよい。そのうちから読み出したコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部908に装置されるように、着脱可能な媒体911、例えば、ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどは、必要に応じて駆動器910の上に装着されてもよい。
ソフトウェアによって上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えばインターネット又は記憶媒体例えばリムーバブルメディア911からソフトウェアを構成するプログラムを実装してもよい。
当業者に理解すべきことは、このような記憶媒体は、図9に示す、そのうちにプログラムが記憶される、ユーザーにプログラムを提供するように装置から分離されて配分するリムーバブルメディア911であることに限定されない。リムーバブルメディア911の例は、ディスク(フロッピー(登録商標)ディスクを含む)と、光ディスク(光ディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)とデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)と、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)を含む)と、半導体メモリを含む。あるいは、記憶媒体は、ROM902、記憶部908に含まれるハードディスクなどであってもよく、その中にプログラムが記憶され、且つそれらを含めた装置と共に、ユーザーに配分される。
なお、本公開は、機器可読命令コードが記憶されるプログラム製品がされに提出される。上記命令コードは、機器によって読取り実行される時に、上記の本開示実施例に基づく処理方法を実行させることができる。相応するように、このようなプログラム製品を搭載するための、例えば、ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記憶媒体は、本開示の技術方案にも含まれる。
なお、明らかに、本開示の実施例に基づく処理方法の各操作過程は各種の機器可読的な記憶媒体に記憶されるコンピュータ実行可能なプログラムの方式で実現してもよい。
なお、本開示は、以下のような例示の構成を有してもよい。
(1)
スペクトル管理システムであって、セカンダリー通信システムのための参照点情報を識別し、上記参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、上記セカンダリー通信システムのためのスペクトルリソースを決定するように構成される回路を含む。
(2)
(1)に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記参照点情報がポジティブである場合、上記回路は、上記セカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象であると決定する。
(3)
(1)〜(2)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記参照点情報がネガティブである場合、上記回路は、上記セカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象ではないと決定する。
(4)
(1)〜(3)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記回路によって上記セカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象ではないと決定される場合、上記回路は、上記セカンダリー通信システムにより現在使用されているスペクトルリソースの少なくとも一部を解放させるように、上記セカンダリー通信システムを再構成する。
(5)
(1)〜(4)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記回路は、他のスペクトル管理システムに対して、上記スペクトル管理システムによって管理される上記セカンダリー通信システムに関する情報を提供するように、さらに構成される。
(6)
(1)〜(5)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記スペクトル管理システムによって管理される上記セカンダリー通信システムに関する情報は、上記スペクトル管理システムによって管理される上記セカンダリー通信システムにより使用されていたスペクトルリソースの少なくとも一部が既に解放されたことを表す情報を含む。
(7)
(1)〜(6)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記回路は、上記他のスペクトル管理システムから上記他のスペクトル管理システムによって管理される少なくとも一つのセカンダリー通信システムに関する情報を受信するように、さらに構成される。
(8)
(1)に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記回路は、上記セカンダリー通信システムとの類似度に基づいて、上記セカンダリー通信システムのための参照点情報を識別する。
(9)
(1)に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記参照点情報は、他のセカンダリー通信システムの少なくとも一つの特性を含む。上記他のセカンダリー通信システムは、実績などに基づくシミュレーションセカンダリー通信システム又は物理セカンダリー通信システムである。
(10)
(1)〜(9)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記他のスペクトル管理システムが上記セカンダリー通信システムに使用可能なスペクトルリソースを有する場合、上記参照点情報はポジティブである。
(11)
(1)〜(10)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記参照点情報は、上記他のセカンダリー通信システムの位置と周波数帯域情報のうちの少なくとも一つを含む。
(12)
(1)〜(11)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記他のセカンダリー通信システムがスペクトルリソースを必要とする場合、上記参照点情報がネガティブである。
(13)
(1)〜(12)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記他のセカンダリー通信システムは上記セカンダリー通信システムと比較して、スペクトルリソース割り当ての優先権を有すると、上記参照点情報はネガティブである。
(14)
(1)〜(13)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記回路によって複数のセカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象であると決定される場合、上記回路は、さらに、他の通信システムに対する干渉に基づいて、上記複数のセカンダリー通信システムのうちの各通信システムのスペクトルリソースを決定する。
(15)
(1)〜(14)のいずれか一項に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記回路は、さらに、他の通信システムに対する干渉及びスペクトルリソースの必要性の程度に基づいて、上記複数のセカンダリー通信システムのうちの各通信システムのスペクトルリソースを決定する。
(16)
(1)に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記スペクトルリソースはテレビ(TV)周波数帯域のスペクトルリソースであって、且つ上記セカンダリー通信システムはTV周波数帯域のスペクトルリソースを使用すると承認されない通信システムである。
(17)
(1)に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記スペクトル管理システムは上記セカンダリー通信システムを管理する。
(18)
(1)に記載のスペクトル管理システムにおいて、上記参照点情報は他のスペクトル管理システムから受信するものである。
(19)
スペクトル管理方法であって、スペクトル管理システムの回路によって、セカンダリー通信システムのための参照点情報を識別することと、上記スペクトル管理システムの上記回路によって、上記参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、上記セカンダリー通信システムのためのスペクトルリソースを決定することとを含む。
(20)
不揮発的なコンピュータ可読媒体であって、その上にコンピュータ可読命令がエンコードされ、上記コンピュータ可読命令は、コンピュータによって実行される場合、上記コンピュータに、セカンダリー通信システムのための参照点情報を識別することと、上記参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、上記セカンダリー通信システムのためのスペクトルリソースを決定することと、を含む方法を実行させる。
(21)
スペクトル管理方法であって、第二のシステムの第一のシステムに対するスペクトルリソース利用を管理するために使用され、第二のシステムは第一のシステムと比較すると、低い第一のシステムのスペクトルに対する使用権を有し、上記スペクトル管理方法は、第二のシステムの相応するスペクトル使用状況を示す少なくとも一つのパラメータを含む参照点を決定することと、上記参照点に基づいて、少なくとも一つ第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムとして決定することと、第一のシステムのスペクトルリソースを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定することを含む。
(22)
(21)に記載のスペクトル管理方法において、上記スペクトル使用状況は、第二のシステムの地理的位置と、エアインタフェース情報と、アンテナ高さと、伝送テンプレートと、周波数帯域とのうちの少なくとも一つを含む。
(23)
(21)〜(22)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、上記参照点は、ポジティブ参照点又はネガティブ参照点のうちの少なくとも一つを含み、上記ポジティブ参照点は、上記ポジティブ参照点に含まれるパラメータのうちの少なくとも一つのパラメータについて、第一のシステムのスペクトルリソースの利用に適しているスペクトルリソース使用状況に対応して、上記ネガティブ参照点は、上記ネガティブ参照点に含まれるパラメータの少なくとも一つのパラメータについて、第一のシステムのスペクトルリソースの利用に適しないスペクトル使用状況に対応する。
(24)
(21)〜(23)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、上記スペクトル使用状況の実績に基づくこと、第二のシステムの各スペクトル使用状況における少なくとも一部のスペクトル使用状況を評価すること、第二のシステムの業務要求が第二のシステムに使用される第一のシステムのスペクトルリソースに満たされる程度に基づくこと、第二のシステムからの、相応する第二のシステムが占用される第一のシステムのスペクトルリソースを解放するのに関する情報に基づくこと、方式のうちの少なくとも一つによって、上記参照点を決定する。
(25)
(24)に記載のスペクトル管理方法において、上記少なくとも一部のスペクトル使用状況を評価することによって上記参照点を決定する場合に、上記少なくとも一部のスペクトル使用状況における第一のシステムに対する干渉が第一の干渉閾値よりも小さく、且つ第二のシステムに割り当て可能なスペクトルリソースが最も多いスペクトル使用状況を参照点として決定する。
(26)
(23)〜(24)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、第二のシステムに利用される第一のシステムのスペクトルリソースが第二のシステムの業務要求を満たさない第二のシステムのスペクトル使用状況を上記ネガティブ参照点として決定する。
(27)
(23)〜(26)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、占用される第一のシステムのスペクトルリソースを解放した第二のシステムのスペクトル使用状況をポジティブ参照点として決定する。
(28)
(21)〜(27)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、上記少なくとも一つの第二のシステムは、第二のシステムのスペクトル使用状況と参照点との類似度、又は上記類似度及び第二のシステムの優先度に基づいて決定するものである。
(29)
(23)に記載のスペクトル管理方法において、そのスペクトル使用状況と上記ポジティブ参照点との類似度が第一のポジティブ閾値よりも高く、且つ/又は上記ネガティブ参照点との類似度が第一のネガティブ閾値よりも低い第二のシステムを上記少なくとも一つの第二のシステムとして決定する。
(30)
(23)〜(29)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、そのスペクトル使用状況と上記ポジティブ参照点との類似度が第二のポジティブ閾値よりも低く、且つ/又は上記ネガティブ参照点との類似度が第二のネガティブ閾値よりも高い第二のシステムを上記少なくとも第二のシステムとして決定しない。
(31)
(13)に記載のスペクトル管理方法において、そのスペクトル使用状況と上記ネガティブ参照点との類似度が第二のネガティブ閾値よりも高い第二のシステムに占用される部分の第一のシステムのスペクトルリソースを解放する。
(32)
(21)〜(31)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、決定される参照点を開示し、また、そのうち上記少なくとも一つの第二のシステムは上記参照点に基づいて、開示される参照点に応答して推奨される第二のシステムによって、決定するものである。
(33)
(21)〜(32)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、以下のような方式によって第一のシステムのスペクトルリソースを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定し、即ち、上記少なくとも一つの第二のシステムの数が1よりも大きい時に、第一のシステムの全てを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当て可能なスペクトルリソースを複数の単位スペクトルリソースに分けて、全ての単位スペクトルリソースが割り当てられた、又はスペクトル使用上限にまだ達しない且つ当該単位スペクトルが割り当てられた後、第一のシステムに対する干渉が第二の干渉閾値に達しない第二のシステムが存在しないまでに、上記単位スペクトルリソースを所定のモードで、スペクトル使用上限にまだ達しない且つ当該単位スペクトルリソースが割り当てられた後、第一のシステムに対する干渉が第二の干渉閾値に達しない第二のシステムに割り当てる。
(34)
(33)に記載のスペクトル管理方法において、単位スペクトルリソースを第二のシステムに割り当てる時に、単位スペクトルリソース効果の高い順、又は第二のシステムのスペクトルの必要性の程度の高い順に従って割り当てる。
(35)
(34)に記載のスペクトル管理方法において、上記単位スペクトル効果は、第二のシステムが単位スペクトルを毎回得ることによる業務量増量又は経済効果のうちの少なくとも一つである。
(36)
(21)〜(35)のいずれか一項に記載のスペクトル管理方法において、上記第一のシステムは放送テレビシステムであって、且つ上記第二のシステムは無線ローカルエリアネットワークシステムである。
(37)
スペクトル管理装置であって、第二のシステムの第一のシステムに対するスペクトルリソース利用を管理するために使用され、第二のシステムは第一のシステムと比較すると、低い第一のシステムのスペクトルに対する使用権を有し、上記スペクトル管理装置は、第二のシステムの相応するスペクトル使用状況を示す少なくとも一つのパラメータを含む参照点を決定するように構成される参照点決定手段と、上記参照点に基づいて、少なくとも一つの第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムとして決定するように構成される第二のシステム決定手段と、第一のシステムのスペクトルリソースを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定するように構成される割り当て方式決定手段を含む。
(38)
スペクトル管理装置であって、第二のシステムの第一のシステムに対するスペクトルリソース利用を管理するために使用され、第二のシステムは第一のシステムと比較すると、低い第一のシステムのスペクトルに対する使用権を有し、上記スペクトル管理装置は、参照点を決定するように構成される参照点決定手段を含み、上記参照点は、第二のシステムの相応するスペクトル使用状況を示す少なくとも一つのパラメータを含み、また、そのうち第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムである少なくとも一つの第二のシステムは、上記参照点に基づいて決定するものであって、且つ、第一のシステムのスペクトルリソースを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式は、上記少なくとも一つの第二のシステムに基づいて決定するものである。
(39)
スペクトル管理装置であって、第一のシステムのスペクトルリソースを第二のシステムに割り当てるために使用され、上記スペクトル管理装置は、決定される参照点に基づいて、少なくとも一つの第二のシステムを第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムとして決定するように構成される第二のシステム決定手段を含み、上記参照点は、第二のシステムの相応するスペクトル使用状況を示す少なくとも一つのパラメータを含み、第一のシステムリソースを上記少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式は、上記少なくとも一つの第二のシステムに基づいて決定するものである。
(40)
スペクトル管理装置であって、第一のシステムのスペクトルリソースを第二のシステムに割り当てるために使用され、上記スペクトル管理装置は、第一のシステムのスペクトルリソースを、第一のシステムのスペクトルリソースを占用する第二のシステムである少なくとも一つの第二のシステムに割り当てる割り当て方式を決定するように構成される割り当て方式決定手段を含み、上記少なくとも一つの第二のシステムは、決定される参照点に基づいて決定するものであって、且つ、上記参照点は、第二のシステムの相応するスペクトル使用状況を示す少なくとも一つのパラメータを含む。
以上、本開示に基づく最適な実施例を説明したが、上記の記述は、本開示を説明するためのもののみであって、意図的に本開示を限定するものではない。当業者は、本開示の範囲から逸脱しない場合に、本開示の実施例における各種の特徴に対して、修正、切替、組み合わせ及び部分的な組み合わせを行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によって決定すべきものである。

Claims (19)

  1. プライマリー通信システムよりも低い優先度を有するセカンダリー通信システムのための参照点情報(reference point information)を識別し、
    上記参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、上記セカンダリー通信システムのためのスペクトルリソースを決定する、
    ように構成される回路を含み、
    上記参照点情報は、他のセカンダリー通信システムの少なくとも一つの特性を含む、スペクトル管理システム。
  2. 上記参照点情報がポジティブである場合、上記回路は、上記セカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象(candidate)であると決定する請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  3. 上記参照点情報がネガティブである場合、上記回路は、上記セカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象ではないと決定する請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  4. 上記回路によって上記セカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象ではないと決定される場合、上記回路は、上記セカンダリー通信システムにより現在使用されているスペクトルリソースの少なくとも一部を解放させるように、上記セカンダリー通信システムを再構成する請求項3に記載のスペクトル管理システム。
  5. 上記回路は、他のスペクトル管理システムに対して、上記スペクトル管理システムによって管理される上記セカンダリー通信システムに関する情報を提供するように、さらに構成される請求項4に記載のスペクトル管理システム。
  6. 上記スペクトル管理システムによって管理される上記セカンダリー通信システムに関する情報は、上記スペクトル管理システムによって管理される上記セカンダリー通信システムにより使用されていたスペクトルリソースの少なくとも一部が既に解放されたことを表す情報を含む請求項5に記載のスペクトル管理システム。
  7. 上記回路は、上記他のスペクトル管理システムから上記他のスペクトル管理システムによって管理される少なくとも一つのセカンダリー通信システムに関する情報を受信するように、さらに構成される請求項6に記載のスペクトル管理システム。
  8. 上記回路は、上記セカンダリー通信システムとの類似度(proximity)に基づいて、上記セカンダリー通信システムのための参照点情報を識別する請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  9. 上記他のセカンダリー通信システムが上記セカンダリー通信システムのための使用可能なスペクトルリソースを有する場合、上記参照点情報はポジティブである請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  10. 上記参照点情報は、上記他のセカンダリー通信システムの位置と周波数帯域情報のうちの少なくとも一つを含む請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  11. 上記他のセカンダリー通信システムがスペクトルリソースを必要とする場合、上記参照点情報はネガティブである請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  12. 上記他のセカンダリー通信システムは上記セカンダリー通信システムと比較して、スペクトルリソース割り当ての優先権を有する場合、上記参照点情報はネガティブである請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  13. 上記回路によって複数のセカンダリー通信システムがスペクトルリソースの対象であると決定される場合、上記回路は、さらに、他の通信システムに対する干渉に基づいて、上記複数のセカンダリー通信システムの各々のスペクトルリソースを決定する請求項2に記載のスペクトル管理システム。
  14. 上記回路は、さらに、他の通信システムに対する干渉及びスペクトルリソースの必要性の程度に基づいて、上記複数のセカンダリー通信システムの各々のスペクトルリソースを決定する請求項13に記載のスペクトル管理システム。
  15. 上記スペクトルリソースはテレビ(TV)周波数帯域のスペクトルリソースであって、且つ上記セカンダリー通信システムはTV周波数帯域のスペクトルリソースの使用を承認されていない通信システムである請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  16. 上記スペクトル管理システムは上記セカンダリー通信システムを管理する請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  17. 上記参照点情報は他のスペクトル管理システムから受信されるものである請求項1に記載のスペクトル管理システム。
  18. スペクトル管理システムの回路によって、プライマリー通信システムよりも低い優先度を有するセカンダリー通信システムのための参照点情報を識別することと、
    上記スペクトル管理システムの上記回路によって、上記参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、上記セカンダリー通信システムのためのスペクトルリソースを決定することと、
    を含み、
    上記参照点情報は、他のセカンダリー通信システムの少なくとも一つの特性を含むスペクトル管理方法。
  19. 不揮発的なコンピュータ可読媒体であって、その上にコンピュータ可読命令がエンコードされ、上記コンピュータ可読命令は、コンピュータによって実行される場合、上記コンピュータに、
    プライマリー通信システムよりも低い優先度を有するセカンダリー通信システムのための参照点情報を識別することと、
    上記参照点情報がポジティブであるかネガティブであるかに基づいて、上記セカンダリー通信システムのためのスペクトルリソースを決定することと、
    を含む方法を実行させ、
    上記参照点情報は、他のセカンダリー通信システムの少なくとも一つの特性を含むコンピュータ可読媒体。

JP2015533446A 2013-04-18 2014-04-09 スペクトル管理システム及び方法 Active JP6024829B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201310136345.5A CN104113843B (zh) 2013-04-18 2013-04-18 频谱管理系统和方法
CN201310136345.5 2013-04-18
PCT/CN2014/074981 WO2014169772A1 (en) 2013-04-18 2014-04-09 Spectrum management system and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015536080A JP2015536080A (ja) 2015-12-17
JP6024829B2 true JP6024829B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=51710445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015533446A Active JP6024829B2 (ja) 2013-04-18 2014-04-09 スペクトル管理システム及び方法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US9961689B2 (ja)
EP (1) EP2941912B1 (ja)
JP (1) JP6024829B2 (ja)
KR (1) KR101630563B1 (ja)
CN (2) CN104113843B (ja)
AU (1) AU2014233653B2 (ja)
BR (1) BR112015025905B1 (ja)
CA (1) CA2864198C (ja)
IN (1) IN2014DN08123A (ja)
MX (1) MX347158B (ja)
RU (1) RU2593761C2 (ja)
WO (1) WO2014169772A1 (ja)
ZA (1) ZA201500407B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110719640B (zh) 2013-07-30 2023-09-01 索尼公司 频谱管理装置
CN105657718B (zh) * 2014-11-14 2021-02-02 索尼公司 无线电资源管理系统和无线电资源管理方法
US20170295578A1 (en) * 2016-04-06 2017-10-12 Qualcomm Incorporated Bandwidth expansion in channel coexistence
CN108307395A (zh) * 2017-01-13 2018-07-20 索尼公司 频谱管理装置、电子设备以及由其执行的方法
US10237775B1 (en) * 2017-11-17 2019-03-19 Fairspectrum Oy Method and system for presenting geographical radio resource usage information in user interface
US11503518B2 (en) * 2018-04-13 2022-11-15 Qualcomm Incorporated Reference point determination
CN114442910A (zh) * 2020-11-06 2022-05-06 伊姆西Ip控股有限责任公司 管理存储系统的方法、电子设备和计算机程序产品
CN116095691A (zh) * 2021-11-05 2023-05-09 索尼集团公司 电子设备、频谱管理设备、系统、方法以及存储介质

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7660275B2 (en) * 2003-10-24 2010-02-09 Qualcomm Incorporated Local and wide-area transmissions in a wireless broadcast network
US8571132B2 (en) * 2004-12-22 2013-10-29 Qualcomm Incorporated Constrained hopping in wireless communication systems
KR100943614B1 (ko) * 2005-05-31 2010-02-24 삼성전자주식회사 다중 무선 접속 네트워크 환경에서 주파수 자원 관리시스템 및 그 방법
DE102005029842A1 (de) * 2005-06-27 2007-01-04 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffspeicher eines Kraftstoff-Einspritzsystems eines Kraftfahrzeugs
EP1742497B1 (en) 2005-07-04 2008-10-15 Motorola Inc. Apparatus and method for resource sharing between a plurality of communication networks
EP2103161A4 (en) * 2007-01-15 2011-01-19 Ericsson Telefon Ab L M DYNAMIC FREQUENCY BAND DISTRIBUTION BETWEEN RADIO COMMUNICATION NETWORKS
WO2008129659A1 (ja) * 2007-04-16 2008-10-30 Fujitsu Limited 情報配信装置
US8060104B2 (en) * 2008-05-30 2011-11-15 Motorola Solutions, Inc. Coexistence and incumbent protection in a cognitive radio network
US8422469B2 (en) * 2008-08-29 2013-04-16 Ntt Docomo, Inc. Method for interference-minimizing resource block-size selection at a macrocell, a microcell and a femtocell
US8140085B2 (en) * 2008-09-30 2012-03-20 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus for optimizing spectrum utilization by a cognitive radio network
US8688046B2 (en) * 2009-02-25 2014-04-01 General Electric Company Quiet spectrum harvester
US8937872B2 (en) * 2009-06-08 2015-01-20 Wi-Lan, Inc. Peer-to-peer control network for a wireless radio access network
JP5609252B2 (ja) 2009-07-31 2014-10-22 ソニー株式会社 送信電力割当て方法、通信装置及びプログラム
US8279823B2 (en) * 2010-02-09 2012-10-02 Spectrum Bridge, Inc. Spectrum allocation system and method
CN102202314B (zh) * 2010-03-26 2014-11-05 北京邮电大学 频谱租赁实现方法和系统
CN102238549B (zh) * 2010-04-30 2016-09-14 索尼公司 在异构网络中管理资源的系统和方法
CN101827371A (zh) * 2010-05-07 2010-09-08 东南大学 一种认知无线电中主次用户频谱共享方法
CN102244869B (zh) * 2010-05-14 2013-12-18 华为技术有限公司 主用户网络频谱管理与共享的方法及系统
US8885554B2 (en) * 2010-05-24 2014-11-11 Nokia Corporation Method and apparatus for cognitive radio coexistence
KR101218334B1 (ko) * 2010-12-29 2013-01-21 숭실대학교산학협력단 Tv 유휴 채널로 동작하는 스마트 유틸리티 네트워크에서의 무선 접속 제공 장치 및 방법
JP5796325B2 (ja) * 2011-03-31 2015-10-21 ソニー株式会社 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システム
US9578515B2 (en) * 2011-05-13 2017-02-21 Qualcomm Incorporated Methods and apparatuses for frequency spectrum sharing
CN102857926A (zh) * 2011-06-29 2013-01-02 中兴通讯股份有限公司 实现动态频谱资源共享的方法及装置
US20130114433A1 (en) * 2011-11-07 2013-05-09 Qualcomm Incorporated Scaling for fractional systems in wireless communication
EP2835005B1 (en) * 2012-04-03 2018-09-19 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Interference control between different radio communication systems involving user equipments
US20150249926A1 (en) * 2012-04-11 2015-09-03 Takashi Shono Method and apparatus for managing dynamic sharing of spectrum services
CN104521264A (zh) * 2012-06-06 2015-04-15 伊甸石通信股份有限公司 邻近网络感知自组织网络系统
JP6141986B2 (ja) * 2012-09-19 2017-06-07 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド 共有アクセスシステムのための方法および装置
US20150281972A1 (en) * 2012-10-02 2015-10-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Network Node and Method for Handling Spectrum Bands in a Mobile Radio Communication System
US8948038B1 (en) * 2012-12-10 2015-02-03 Google Inc. Augmenting spectrum sharing using network measurements
US9265050B2 (en) * 2012-12-27 2016-02-16 Alcatel Lucent Methods and systems for GSM spectrum refarming for LTE small cells
JP6373279B2 (ja) * 2013-01-28 2018-08-15 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド スペクトル協調のための方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101630563B1 (ko) 2016-06-14
RU2593761C2 (ru) 2016-08-10
CN104113843A (zh) 2014-10-22
EP2941912A1 (en) 2015-11-11
CN112055361A (zh) 2020-12-08
AU2014233653B2 (en) 2015-07-23
RU2014152114A (ru) 2016-07-10
EP2941912B1 (en) 2020-06-17
BR112015025905A2 (pt) 2017-07-25
CA2864198C (en) 2019-04-02
JP2015536080A (ja) 2015-12-17
BR112015025905B1 (pt) 2023-01-10
US9961689B2 (en) 2018-05-01
ZA201500407B (en) 2015-04-29
MX2014012147A (es) 2015-05-29
CN104113843B (zh) 2020-09-11
MX347158B (es) 2017-04-18
IN2014DN08123A (ja) 2015-05-01
KR20150005970A (ko) 2015-01-15
US20150189665A1 (en) 2015-07-02
WO2014169772A1 (en) 2014-10-23
EP2941912A4 (en) 2016-08-10
AU2014233653A1 (en) 2014-11-06
CA2864198A1 (en) 2014-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6024829B2 (ja) スペクトル管理システム及び方法
EP2770789B1 (en) Contextual and predictive prioritization of spectrum access
US8571566B2 (en) Methods and apparatus for determining and assigning spectrum for wireless communications
JP2015531554A (ja) 周波数スペクトル管理システム、周波数スペクトル管理方法、及び非揮発コンピュータ読取可能媒体
JP2002044718A (ja) チャネルを割り当てるための方法およびワイヤレスサービスのリクエストを処理するための方法
JP5875698B2 (ja) 周波数リソースを管理するシステム及び方法
KR102197559B1 (ko) 무선 통신 시스템을 위한 장치 및 방법
CN114007225A (zh) Bwp的分配方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
US20210282141A1 (en) Methods and apparatus for allocating and/or using partial and bulk spectrum in a network
Jiang et al. Efficient spectrum utilization on TV band for cognitive radio based high speed vehicle network
US11943631B2 (en) Spectrum device, wireless communication system, wireless communication method and storage medium
US11843952B2 (en) Aggregated communication network
US20150131576A1 (en) Method and apparatus for allocating resource in cellular communication system
US20130157678A1 (en) Scheduling in consideration of terminal groups in a mobile communication system
CN111527717B (zh) 用于无线通信的电子设备、方法和计算机可读存储介质
KR102203405B1 (ko) 이웃 셀에 의한 간섭을 저감하는 무선 통신 장치 및 그것의 간섭 저감 방법
WO2019120141A1 (zh) 无线通信方法和无线通信设备
KR20230099840A (ko) 경매 기반 동적 주파수 자원 할당 방법 및 시스템
CN115278897A (zh) 一种资源分配方法、装置、电子设备及存储介质
Okamoto et al. Spectrum sharing method for secondary systems using frequency priority table to reduce inter-secondary interference

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160926

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6024829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250