JP5998367B2 - ラック列通路遮蔽構造 - Google Patents

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Description

本発明は、特にデータセンタ等、電気機器が多数収容されているラック列通路遮蔽構造に関するものである。
データセンタ等、電気機器が多数収容されているラック列通路遮蔽構造に関し、火災発生時に放水による機器へのダメージを回避するために消火ガス(不活性ガスまたはハロゲンガスなど)を用いて消火を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
データセンタ等、電気機器が多数収容されているサーバルームでは、床下を配線空間および空調空間として利用可能な二重床構造が広く採用されており、特許文献2には、二重床構造の床下に消火ガスの噴出ノズルを備えておき、火災検出時には、床下で噴出した消化ガスを空調空気の循環気流によって電気機器の内部に搬送する技術も開示されている。
しかし、特許文献2記載の技術では、床下空調空間からの循環気流吹出口および床下空調空間への循環気流吹込口は、共に電気機器の床面に合わせて設けられているのに対し、近年、データセンタ等では、複数のサーバが搭載された各ラック列間の通路に扉や屋根を設けて遮蔽空間とし、床下からの冷却空気を遮蔽空間を介して各ラックの正面に供給し、各ラックの反対面から排気を行うことにより効率的な空調環境を実現する気流制御技術(例えば、特許文献3)が採用されるケースが増加しており、この場合、循環気流吹出口および循環気流吹込口を電気機器の床面に合わせて設けた特許文献2記載の技術では、スムーズに遮蔽空間に消火ガスを導くことができない。
また、サーバルームの天井付近に消火ガスの噴出ノズルを備え、サーバルーム内全体に消火ガスを噴出することも可能であるが、ラック列間の通路を遮蔽空間としたサーバルームにおいては、遮蔽空間内に消火ガスが導かれず、肝心のラック内に効率よく消火ガスを導くことができないという問題がある。
特開2011−115255号公報 特開平8−66487号公報 特開2004−184070号公報
本発明の目的は前記の問題を解決し、ラック列間の通路を遮蔽空間としたサーバルームにおいて、遮蔽空間の床面に合わせて循環気流吹出口を形成することなく、消火ガスを遮蔽空間に導き、該遮蔽空間を介して各ラック内に効率よく消火ガスを供給することができるラック列通路遮蔽構造を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明のラック列通路遮蔽構造は、複数のラックを連結してラック列として配置し、該ラック列に隣接した空間を天井遮蔽部材と通路遮蔽部材によって遮蔽空間としたラック列通路遮蔽構造であって、該天井遮蔽部材または通路遮蔽部材またはラックの何れかに、外部信号を受けて遮蔽空間の外部に設けた噴出ノズルから消火ガスを引き込むための開口部を形成する開口機構を有し、該開口機構は、該開口部を封止する封止部材と、封止部材を係止する係止部材と、外部信号を受けて該係止部材の係止を解除する係止解除機構とからなり、該封止部材は、該係止部材の係止を解除した際、自重により駆動して開口部を形成することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のラック列通路遮蔽構造において、該封止部材は、回動軸を備え、該係止部材の係止を解除した際、該回動軸を中心に回動して開口部を形成することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のラック列通路遮蔽構造において、該回動軸を、封止部材の重心からずらして配置したことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のラック列通路遮蔽構造において、該遮蔽空間と連通する導風路をラックの上部に備え、ラックの天井面に設けた封止部材によって該開口部を導風路に形成したことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1記載のラック列通路遮蔽構造において、該開口部の上部に吸気用ファンを設置したことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1記載のラック列通路遮蔽構造において、該係止部材の係止を解除した際、封止部材が下方にスライドして開口部を形成することを特徴とするものである。
本発明に係るラック列通路遮蔽構造は、ラック列に隣接した通路を遮蔽空間としたサーバルームにおいて、該天井遮蔽部材または通路遮蔽部材またはラックの何れかに、外部信号を受けて遮蔽空間の外部に設けた噴出ノズルから消火ガスを引き込むための開口部を形成する開口機構を有する構成によって、遮蔽空間の床面に合わせて循環気流吹出口を形成することなく、消火ガスを遮蔽空間に導き、該遮蔽空間を介して各ラック内に効率よく消火ガスを供給可能とした。
消火システムの全体説明図である。 実施形態1のラック列およびラック列間に形成した遮蔽空間の全体斜視図である。 実施形態1の天井遮蔽部材の全体斜視図である。 実施形態1の封止部材およびその係止部材の説明図である。 実施形態1の係止解除機構の説明図である。 実施形態1の係止部材及び係止解除機構の変形例を示す説明図である。 実施形態1の係止部材及び係止解除機構の変形例を示す説明図である。 実施形態1の変形例を示す説明図である。 実施形態2の説明図である。 実施形態3の係止部材及び係止解除機構の説明図である。 実施形態3の説明図である。 実施形態3の説明図である。 実施形態4の説明図である。 実施形態5の説明図である。 実施形態6の説明図である。 実施形態1〜6の遮蔽空間の変形例の説明図である。 実施形態1〜6の遮蔽空間の変形例の説明図である。 実施形態1〜6の遮蔽空間の変形例の説明図である。 実施形態7の説明図である。 実施形態8の説明図である。 実施形態9の説明図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。下記の実施形態では、データセンタのサーバルームにおけるラック列通路遮蔽構造について説明を行う。
(実施形態1)
サーバルーム1内には、ラック2(通常、19インチラック)がラック列として配置されている。サーバルーム1のフロア内部は、床下を配線空間および空調空間として利用可能な二重床構造となっている。
図1に示すように、ラック2に搭載された多数のサーバの冷却について吸気と排気を分離するため、複数のラックを連結したラック列として対向配置し、該ラック列に隣接した空間である各ラック列間の通路に、通路端部に設けた通路遮蔽部材3と、ラック列間の通路の上部を覆う天井遮蔽部材4を設けて、各ラック列間の通路を遮蔽空間6としている。
サーバルーム1内に設けた空調装置7で冷却された冷却空気は、床下5から遮蔽空間6に供給され、各ラック2の遮蔽空間からラック内に送り込まれる。ラック内でサーバの熱により温められた空気は、各ラック2の反対面からサーバルーム内に排気され、再度空調装置7で冷却して循環される。
図1に示すように、サーバルーム1には、火災検知手段として煙センサ8と、火災時に消火ガスとしてハロゲンガス等を噴出する消火ガス噴出ノズル9を備えている。また、煙センサ8は遮蔽空間6内にも設置されている。
煙センサ8と消火ガス噴出ノズル9は、サーバルーム1内に配置された火災警報盤10と信号線11で接続されている。火災警報盤10は、更に、空調装置7や後述する開口機構とも信号線11で接続されている。その他、扉3と火災警報盤10を信号線で接続し、火災検出信号に基づいて扉3を開放制御することも可能である。
図2、図3に示すように、天井遮蔽部材4は、前後一対のフレーム部材18と左右の支持板21とで透明パネル19を保持するものであり、中央部には、回動する封止部材12を備えている。天井遮蔽部材4は各ラック2の幅と略同一に形成され、各ラック2に対応してラック列間の通路を覆っている。天井遮蔽部材4は封止部材12を備えていない既存の天井遮蔽部材と交換可能なユニット構造となっている。
封止部材12は、図3に示すように、回動軸13を備え、該回動軸13を中心に回動して遮蔽空間6に開口部24を形成するものである。封止部材12の左右にはフレーム部材18に渡して固定された支持フレーム16が配置され、回動軸13が貫通する軸孔30が設けられている。
なお透明パネル19は必須ではなく、封止部材12をフレーム部材18の枠と同一サイズに形成し、左右の支持板21に回動軸13を受ける軸孔を設けてもよい。
図4に示すように、一方のフレーム部材18には係止部材である電磁石15が固定されている。封止部材12は、常時は電磁石15が封止部材12に設けた鉄片31を吸着して係止することにより開口部24を塞いでいるが、外部信号により電磁石15が吸着を停止すると、図5に示すように、封止部材12との係止が解除され(係止解除機構)、封止部材12は自重によって駆動し回動軸13を中心に回動する。上記した封止部材12と係止部材と係止解除機構とにより開口部24を形成する開口機構が構成されている。回動軸13が封止部材12の重心からずらして配置されていない場合でも、封止部材12の他端部におもりを設置して回動軸13を中心に回動させることもできる。なお封止部材12とフレーム部材18との接触面にはパッキンを設けて気密性の向上を図ることもできる。
本実施形態では、回動軸13を封止部材12の重心から僅かにずらして配置することにより、封止部材12の自重による回動の方向を規制している。また封止部材12が自重によって回動して垂下した状態における最大垂下距離を、例えば図9に示すような封止部材12の端部を回動軸13で支持した場合に比べて低減することができ、誤動作等で係止解除機構が働いた時に遮蔽空間6に作業者がいた場合であっても、封止部材12との接触を回避することができる。
本実施形態では、係止部材は電磁石15で構成されているが、図6に示すようなソレノイドにより駆動する係止ピン14であってもよい。すなわち外部信号により係止ピン14と封止部材12との係止が解除されると(係止解除機構)、封止部材12は自重によって駆動し回動軸13を中心に回動する。
さらに係止部材と係止解除機構とは異なる部材で構成されていてもよい。例えば図7に示すように、フレーム部材18に設けたバネ部材32で封止部材12を係止する係止部材とし、フレーム部材18に設けたソレノイドにより駆動する押圧部材33を封止部材12に向けて係止解除機構としてもよい。この構造では外部信号により押圧部材33が封止部材12を押圧すると、バネ部材32と封止部材12との係合が外れ、封止部材12が自重により回動する。
なお万一の誤動作等により作業者が封止部材12との接触を回避するために、天井遮蔽部材4の左右両端部の支持板21を、ラックの天井面2aよりも封止部材12の最大垂下距離以上に高く形成して、天井遮蔽部材4の設置面を嵩上げすることが好ましい。
また封止部材12が一定以上回転しないように封止部材12とフレーム部材18を結ぶワイヤー等を設けて回動範囲を規制する構造としてもよい。
上記構成からなる本実施形態では、煙センサ8が煙を感知すると、火災警報盤10に火災検知信号を送信する。火災検知信号を受信した火災警報盤10は、係止部材15に外部信号として駆動信号を送信し、係止解除機構が動作すると、封止部材12との係止が解除され、封止部材12は自重によって回動軸13を中心に回動し、天井遮蔽部材4に開口部が形成される。
その後、サーバルーム1に作業者が残っていないことを人感センサ等で確認後、火災警報盤10から消火ガス噴出ノズル9に向けて消火ガス噴出信号が送信されて消火ガスの噴出が行われる。消火ガス噴出により、サーバルーム及びラック列間の通路は消火ガスで満たされる。
空調装置7の稼動・停止も、各システムの設定によるが、消火ガスの引き込みを促進させるためには、空調の回動を維持させることが好ましい。また図8に示すように、開口部24の上部に、吸引用の換気扇23を設け、遮蔽空間6への消火ガスの吸引を促進することもできる。
サーバの稼動・停止は、各システムの設定によるが、サーバを稼動させておくことにより、空調装置7を停止した場合であっても、サーバ自体が備えるファンによってラック内での消火ガスの循環を促すことができるため、サーバ稼動は可能な限り維持することが好ましい。
サーバの停止は、火災検知から所定時間経過後あるいはサーバ周辺が所定温度に到達後とし、この間にバックアップ処理等を行うことが好ましい。
(実施形態2)
図9に示すように、封止部材12の一端部を回動軸13で支持する構造を採用することもできる。本実施形態でも、電磁石15の係止解除時に作業者と封止部材12との接触を回避する手段として、天井遮蔽部材4の左右両端部に支持板21を配置して、天井遮蔽部材4の設置面を嵩上げする構造を採用している。
本実施形態の回動軸13は蝶番とすることが好ましく、封止部材12が一定以上回転しないように封止部材12の他端部をフレーム部材18とワイヤーで結び回動範囲を規制する構造としてもよい。
(実施形態3)
図10に示すように、封止部材12を支持ピン34で係止することにより連動して動作する構造としてもよい。支持ピン34はフレーム部材18の下面に設けた支持金具35にバネ36により先端方向に付勢され、先端部で封止部材12bを支持している。支持ピン34の基端部には封止部材12aと連動するワイヤー37が固定されている。
図11に示すように、遮蔽空間6の端部に位置する天井遮蔽部材4aの封止部材12aのみを電磁石15と鉄片31とで係止し、他の天井遮蔽部材4の封止部材12b、12cは、支持ピン34で支持している。外部信号により電磁石15が吸着を停止すると(係止解除機構)、図12に示すように、自重によって回転する封止部材12aに連動して支持ピン34aがスライドし、封止部材12bとの係止が解除される。さらに封止部材12bの回動に連動して支持ピン34bがスライドし、封止部材12cとの係止を解除する。これにより遮蔽空間6の開口機構は1つの電磁石15を制御するだけでよく、制御が簡略化されてコストを削減できる利点を有する。
(実施形態4)
図13に示すように、封止部材12を通路遮蔽部材3に設けることもできる。
本実施形態では、電磁石またはソレノイドの駆動により係止部材と封止部材12の係止を解除した際、自重により封止部材12が外側に回転して開く構造を採用している。なお、本実施形態は、天井遮蔽部材4の近傍に障害物がある場合の補助として用いることが好ましく、消火ノズルの設置方向に合わせて設置することが好ましい。
(実施形態5)
図14に示すように、封止部材12を通路遮蔽部材3に設けることもできる。
本実施形態では、電磁石またはソレノイドの駆動により係止部材の係止を解除した際、自重により封止部材12が下方にスライドして開口部24を形成する構造を採用している。
(実施形態6)
図15に示すように、封止部材12をラック2の天井面2aに設けることもできる。
本実施形態では、ラック2の上部に、遮蔽空間6と連通する導風路22が形成されており、電磁石またはソレノイドの駆動により係止部材の係止を解除した際、ラックの天井面に設けた封止部材12が導風路22に開口部を形成する構造を採用している。本実施形態によれば、支持板21により天井遮蔽部材4の設置面を嵩上げしなくても、ラック列間の通路で作業中の作業者に接触する危険性を排除することができる。
開口部の上部には、吸引用の換気扇を設け、導風路22内に向けて消火ガスの吸引を促進させることが好ましい。
上記1〜6の実施形態の遮蔽空間6はいずれも、複数のラック2を連結して対向配置し、各ラック列間の通路の上部を覆う天井遮蔽部材4を設けているが、図16に示すようにラック列の片側の通路のみを遮蔽する構造としてもよい。すなわち通路遮蔽部材はラック列の片側に対向して配置される側部通路遮蔽部材3aと、通路端部に設けた端部通路遮蔽部材3bとからなり、ラック列と側部通路遮蔽部材3aとの上部に天井遮蔽部材4を渡して該ラック列に隣接した空間を遮蔽空間6としてもよい。上記1〜6の実施形態と同様の封止部材は天井遮蔽部材4、端部通路遮蔽部材3bのほか側部通路遮蔽部材3aにも設けることができる。
また図17に示すように、回動軸13を受ける軸孔30は楕円とすることが好ましい。地震等の外力により天井遮蔽部材4が歪んだ場合、回動軸13が軸孔30に挟まれ、封止部材12が回動しない恐れがある。このため回動軸13に対する軸孔30は十分に大きく形成し、支持フレーム16に前後方向に伸びる楕円として形成すれば、天井遮蔽部材4が歪んだ場合でも回動軸13が前後方向に移動し、軸孔30が挟まれて封止部材12の回転が阻止される恐れが低減される。なお封止部材12とフレーム部材18及び支持フレーム16とのクリアランスを十分に確保することが好ましい。
さらに地震等の外力に対応する構造として図18に示すように、固定パネル25の上部パネル25aが下部パネル25bの上をスライドする歪み防止構造を天井遮蔽部材4に施してもよい。地震震動が歪み防止構造に吸収され天井遮蔽部材4の歪みが低減されるので、回動軸13が軸孔30に挟まれて封止部材12の回転が阻止される恐れが低減される。なお、回動軸13は十分に長く形成しておくものとする。
(実施形態7)
図19に示すように、封止部材12を一方向に傾斜させた天井遮蔽部材に設けることもできる。
本実施形態では、天井遮蔽部材4は固定パネル25と封止部材12とで構成されている。天井遮蔽部材4の封止部材12側の支持板21aは、固定パネル25側の支持板21bよりも高く、天井遮蔽部材4は一方向に傾斜して設けられて、封止部材12は固定パネル25の上をスライド可能な構造としている。また、封止部材12のスライド方向と反対側の端部には突起部材28が設けられていて、係止部材であるワイヤー26で複数の突起部材28が保持される。図20(a)に示すように、ワイヤー26はラック列に沿って一連で設けられ、その両端はワイヤー保持部材27で保持されている。
外部信号によりワイヤー保持部材27の一方が保持を解除すると、図19(b)、図20(b)に示すように、複数の封止部材12が同時に自重により固定パネル25をスライドして開口部24を形成する。これにより各ラックに対応する天井遮蔽部材4ごとの係止部材及び係止解除機構は不要となり、制御が簡略化されてコストを削減できる利点を有する。
なお、図19に示す実施形態7は天井遮蔽部材4が一方向に傾斜して設けられているが、天井遮蔽部材4の中央を頂点として双方のラック列側に傾斜する構造であってもよい。この場合、封止部材12は中央で分割されていて、それぞれラック列に設けた固定パネルの上をスライド可能な構造としている。
なおワイヤーは棒状金具であってもよく、ラックの幅単位に設けられた天井遮蔽部材4の端部ごとにワイヤー保持部材27が設けられていてもよい。
(実施形態9)
図21に示すように、天井遮蔽部材4に設けた封止部材12を左右に分割して設けることもできる。
本実施形態では、図21(a)に示すように、一対の封止部材12が左右の固定パネル25にそれぞれ蝶番29で結合されていて、ラック列間の通路に垂下する方向に回動する。封止部材12の反対側の端部は天井遮蔽部材4の中央部で係止部材であるワイヤー26によって保持されていて、実施形態6と同様にワイヤー保持部材27でその両端部が保持されている。
外部信号によりワイヤー保持部材27の一方がワイヤー26の保持を解除すると、図21(a)に示すように封止部材12は自重によりラック列間の通路に向けて垂下する方向に回動し開口部24を形成する。これにより各ラックに対応する天井遮蔽部材4ごとの係止部材及び係止解除機構は不要となり、制御が簡略化されてコストを削減できる利点を有する。
なおワイヤーは棒状金具であってもよく、各ラック2の幅単位に設けられた天井遮蔽部材4の端部ごとにワイヤー保持部材27が設けられていてもよい。
上記実施形態のラック列通路遮蔽構造は、各ラック列間の通路の遮蔽空間に冷気を供給するコールドアイルであるが、ラックからの排熱を遮蔽空間で覆うホットアイルにおいても同様の構造を取ることができる。
1 サーバルーム
2 ラック
3 通路遮蔽部材
4 天井遮蔽部材
5 床下
6 遮蔽空間
7 空調装置
8 煙センサ
9 消火ガス噴出ノズル
10 火災警報盤
11 信号線
12 封止部材
13 回動軸
14 係止部材
15 ソレノイド
16 支持フレーム
18 フレーム部材
19 透明パネル
20 パッキン
21 支持板
22 導風路
23 換気扇
24 開口部
25 固定パネル
26 ワイヤー
27 ワイヤー保持部材
28 突起部材
29 蝶番
30 軸孔
31 鉄片
32 バネ部材
33 押圧部材
34 支持ピン
35 支持金具
36 バネ
37 ワイヤー

Claims (6)

  1. 複数のラックを連結してラック列として配置し、該ラック列に隣接した空間を天井遮蔽部材と通路遮蔽部材によって遮蔽空間としたラック列通路遮蔽構造であって、
    該天井遮蔽部材または通路遮蔽部材またはラックの何れかに、外部信号を受けて遮蔽空間の外部に設けた噴出ノズルから消火ガスを引き込むための開口部を形成する開口機構を有し、
    該開口機構は、該開口部を封止する封止部材と、封止部材を係止する係止部材と、外部信号を受けて該係止部材の係止を解除する係止解除機構とからなり、
    該封止部材は、該係止部材の係止を解除した際、自重により駆動して開口部を形成することを特徴とするラック列通路遮蔽構造。
  2. 該封止部材は、回動軸を備え、該係止部材の係止を解除した際、該回動軸を中心に回動して開口部を形成することを特徴とする請求項1記載のラック列通路遮蔽構造。
  3. 該回動軸を、封止部材の重心からずらして配置したことを特徴とする請求項2記載のラック列通路遮蔽構造。
  4. 該遮蔽空間と連通する導風路をラックの上部に備え、ラックの天井面に設けた封止部材によって該開口部を導風路に形成したことを特徴とする請求項1記載のラック列通路遮蔽構造。
  5. 該開口部の上部に吸気用ファンを設置したことを特徴とする請求項1記載のラック列通路遮蔽構造。
  6. 該係止部材の係止を解除した際、封止部材が下方にスライドして開口部を形成することを特徴とする請求項1記載のラック列通路遮蔽構造。
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