JP5970980B2 - 位置情報管理システム、通信装置、位置情報管理方法 - Google Patents

位置情報管理システム、通信装置、位置情報管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、位置情報管理システム、通信装置、及び、位置情報管理方法に関する。
GPS等を用いた正確な測位が困難な施設等において、無線端末又は無線端末を有する人又は物品の位置を把握し、管理するために、様々な位置情報管理システムが提案されている。
特許文献1には、人に付されたパッシブ方式のRFタグを、固定されたRFリーダライタによって読み取り、その位置を他の無線端末等に通知するシステムが開示されている。
特許文献2には、無線端末が、近傍の送信器から無線送信される識別子を位置特定情報に置換して自らの位置を特定するシステムが開示されている。
特許文献3には、無線端末が、照明装置から発信される固有情報を受信し、該固有情報をサーバに送信することで、無線端末の位置を特定するシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1のシステムでは、通信可能範囲の狭いパッシブ方式のRFタグを読み取るために多数のRFリーダライタを設置する必要があり、インフラの導入のコストが高くなる可能性がある。
また、特許文献2のシステムでは、無線端末とサーバとの間の通信方式によっては、無線端末の消費電力が大きくなる可能性がある。
さらに、特許文献3のシステムにおいても、特許文献2と同様に、無線端末の消費電力に関して考慮されていない。また、サーバにおいて、無線端末の位置を特定するために、固有情報と関連付けられた位置を検索する必要があり、計算コストが高くなる可能性がある。
ところで、位置情報の管理においても消費電力を低減することが要請されるが、従来の位置情報の管理システムでは消費電力について余り考慮されていないという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、消費電力を抑制した位置情報管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、所定の位置情報を有する通信装置と、識別情報を有し、前記通信装置と通信する無線端末と、前記無線端末の位置を管理する管理サーバとを有する位置情報管理システムであって、前記無線端末は、前記通信装置によって送信される前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、当該無線端末の識別情報を、受信した前記位置情報と共に前記通信装置へ送信する識別情報送信手段と、を有し、
前記通信装置は、前記位置情報を送信する位置情報送信手段と、当該通信装置の位置情報を受信した前記無線端末から送信された前記識別情報と前記位置情報とを受信する端末情報受信手段と、前記識別情報と前記位置情報とを前記管理サーバへ送信する端末情報送信手段と、所定の契機を基準に規定時間の計測を開始する規定時間計測手段と、前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合、前記位置情報送信手段への電力供給を停止する消費電力低減手段と、他の前記通信装置を起動させるための起動信号を他の前記通信装置に送信する起動信号送信手段と、 前記無線端末の移動量を予測するための移動量情報を取得する移動量情報取得手段と、を有し、
前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信し、かつ、前記移動量情報取得手段が閾値以上の前記移動量情報を取得した場合、前記起動信号送信手段は前記起動信号を他の前記通信装置に送信し、前記規定時間が経過する前であっても、前記移動量情報取得手段が閾値以上の前記移動量情報を取得しない場合、前記消費電力低減手段は前記位置情報送信手段による前記位置情報の送信を禁止し、
前記管理サーバは、前記通信装置から前記識別情報と前記位置情報とを受信する受信手段と、前記識別情報と前記位置情報により前記無線端末の位置を管理する管理手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、消費電力を抑制した位置情報管理システムを提供することができる。
本発明の一実施形態における位置情報管理システムを表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理システムを構成するネットワークを表す図。 本発明の一実施形態における通信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における無線端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理サーバのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における無線端末の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における管理装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における通信装置が保持する情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末が保持する情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末が送信する位置情報のフォーマットの例を表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバが保持する情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理システムの動作シーケンスを表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバの検索画面の例を表す図。 本発明の一実施形態における管理サーバの検索結果画面の例を表す図。 位置情報管理システムの位置情報の送信範囲を模式的に示す図である。 位置情報管理システムの位置情報の送信範囲を模式的に示す図である 位置情報管理システムの位置情報の送信範囲を模式的に示す図である 人の移動経路の一例を示す図である。 動作すべき通信範囲の一例を示す図である。 通信装置による位置情報の送信制御を説明する図の一例である 無線端末を携帯した人の移動経路と、通信装置の動作モードの関係を説明する図の一例である。 無線端末を携帯した人の移動経路と、通信装置の動作モードの関係を説明する図の一例である。 無線端末を携帯した人が、移動ルートの最終地点であるB地点まで移動した際の経過を示す図の一例である。 最終的に無線端末が移動ルートの終点のB地点に到着した時の、通信装置の動作モードを示す図の一例である。 本実施形態の通信装置の処理手順を示すフローチャート図の一例である。 変形例1の通信装置の消費電力を説明する図の一例である。 変形例1の通信装置の処理手順を示すフローチャート図の一例である 省エネルギーモードに移行しない通信装置を模式的に説明する図の一例である(変形例2)。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図番と図の内容は以下のように対応する。
1.システム
2.ハードウェア構成例
3.機能
4.動作シーケンス
(1.システム)
図1Aは本発明の一実施形態における位置情報管理システム1を表す。図1Aは、通信装置100、102、104、106、無線端末120、122、124、管理装置140、管理サーバ160、通信装置と無線端末と管理装置とから構成されるネットワーク180及びネットワーク190を有する。ここで、ネットワーク180は、管理装置140によって管理される無線ネットワークである。図1Bは、図1Aにおいて無線ネットワークを構成する通信装置100、102、104、106、無線端末120、122、124、管理装置140を抜き出して示したものである。
通信装置100、102、104、106は、例えば部屋の天井等に固定され、固定された位置に係る、経緯情報、建物の階数及び棟番号のような位置情報(以下「位置情報」とする)そのものを連続的又は断続的に無線送信する。通信装置は、それぞれ独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作するか、あるいはLED蛍光管のような照明器具に組み込まれ、該照明器具から給電されて動作する。通信装置100、102、104、106は、それぞれが保持する位置情報を、無線信号により所定の範囲に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度によって定められる。通信装置は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは、重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、何れか一つの通信装置が決定できるよう構成される。図1Aの例では、それぞれの通信装置の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号(Indoor Messaging System;IMES)を用いることができる。
無線端末120、122、124は、通信装置100、102、104、106のうち、最寄の通信装置が送信する無線信号を受信することができる。図1Aの例では、それぞれの無線端末は、位置を管理する対象である直方体の管理対象物に付されている。無線端末120、122、124は、自らも電波を送信可能な、例えばアクティブタグのような端末である。以下、無線端末120について説明する。
無線端末120は、通信装置100からの無線信号を受信できる範囲にあり、通信装置100の位置情報を受信する。通信装置100の位置情報の受信は、例えばIMESを用いて行われる。無線端末120は、受信した位置情報と共に、例えばネットワークアドレスのような自らの識別情報を含む情報を通信装置100へ送信する。該送信は、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信によるネットワーク180を通じて行われる。この場合には、無線端末120の識別情報として、IEEE802.15.4の短縮アドレスまたはIEEE拡張(MAC)アドレスを用いることができる。通信装置100へ送信された識別情報と位置情報は、次に、隣接する通信装置102を経由して、管理装置140に送信される。なお、無線端末120における送受信の動作は、当該無線端末120において予め定められたタイミングか、あるいは、当該無線端末120の備える加速度センサによる加速度の変化が検出されたタイミングで行われる。
管理装置140は、ネットワーク180とネットワーク190とを相互に接続し、ネットワーク180側から送信されたデータをネットワーク190にブリッジする。管理装置140は、例えば建物のフロア毎、または壁などで仕切られた部屋毎に設置される。ネットワーク180がIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)であり、ネットワーク190がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。また、無線端末120の識別情報がIEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づきIEEE拡張アドレスに変換し、管理サーバ160に送信する。
管理サーバ160は、管理装置140を経由して受信された識別情報と位置情報とを、受信日時と共に記録し、通信装置の位置を管理する。管理サーバ160では、無線端末に係る管理対象物が予め記録されている。よって、これらの情報を用いて、管理対象物の所在を探索することができる。
ネットワーク180は、それぞれの通信装置100、102、104、106と、無線端末120、122、124と、管理装置140とを接続する、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格によって構成されるPANである。PANがIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格で構成される場合は、無線端末、通信装置、管理装置は、それぞれZigBee(登録商標)規格で定められるエンドデバイス機能、ルータ機能及びコーディネータ機能を有する。そして、それぞれの通信装置及び無線端末は、起動時に管理装置の管理下に入り、PANを構成し、管理装置への最小経路が決定される。
ネットワーク190は、管理装置140と管理サーバ160とを接続するネットワークであり、例えばIEEE802.3規格で定められるLANである。
上記の通り、本発明の一実施形態における位置情報管理システム1において、無線端末は、最寄の通信装置と通信できるだけの電力を用いて、識別情報と位置情報とを管理サーバへ送信することができる。また、通信装置を設置するための新たなインフラの敷設が不要であり、導入コストを低減することができる。
なお、通信装置の位置情報は、ネットワーク180を通じて提供されてもよい。これにより、IMESのような位置情報を送信するための送信手段が不要となる。
また、無線端末は、位置情報を送信した通信装置よりさらに近傍に管理装置が存在する場合には、識別情報と位置情報とを管理装置140に送信してもよい。これにより、最短経路で識別情報と位置情報が管理サーバに送信できる。
また、管理サーバに、管理装置の機能を統合してもよい。これにより、個別の管理装置が不要となる。
また、無線端末は、スマートフォン、PDA、PC又はスマートメータのような、アクティブタグと同等の機能を有する無線端末であってもよい。これにより、タグを付することなく、既存の無線端末の位置情報の管理が可能となる。
また、上述の位置情報に加えて、例えば部屋の中の区画を表す情報のような、より細かな位置を特定する情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
また、位置管理対象が人であってもよい。これにより、当該システム1によって人の所在を管理することができる。
また、ネットワーク180は、例えばBluetooth LE、ANT、Z-Wave等の近距離無線通信を用いて構成されてもよい。これにより、多様な無線端末の位置情報を管理することが可能となる。
また、ネットワーク190は、例えばインターネットのような、複数の種類のネットワークを含んでもよい。これにより、ネットワーク180と管理サーバ160との間の物理的な位置に関係なく、無線端末の位置情報を管理することが可能となる。
(2.ハードウェア構成例)
次に、図2A、2B、2C、2Dを用いて、位置情報管理システム1に含まれる通信装置100、無線端末120、管理装置140、管理サーバ160のハードウェア構成について説明する。
図2Aは、本発明の一実施形態における通信装置100のハードウェア構成を表す。通信装置100は、CPU200、RAM202、ROM204、位置信号送信制御部206、位置信号送信器208、無線通信制御部210、無線通信部212、バス214、タイマー216、電源制御部218、電源変換部220、省エネ制御部222、起動信号送信部224、起動信号受信部226、及び、加速度センサー部228を有している。
CPU200は、当該通信装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM202は、CPU200のワークエリア等を構成する。ROM204は、CPU200が実行するプログラムに加えて、当該通信装置100の位置情報を記憶する。位置信号送信制御部206は、位置信号送信器208を介して当該通信装置100の位置情報を表す測位信号を送信するための処理を実行する。位置信号送信器208は、例えばIMESのような測位信号を送出するアンテナを含む装置である。無線通信制御部210は、無線通信部212を介して無線通信処理を実行する。無線通信部212は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを含む装置である。バス214は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置100は、無線端末120に対して位置情報を送信し、無線端末120から識別情報と位置情報を受信し、これらの情報を管理装置を介して管理サーバへ送信することができる。
なお、上述したように、位置情報を無線通信によって送信する場合には、位置信号送信制御部206と位置信号送信器208は不要となる。
タイマー216は、任意の基準から時間を測定し、予め設定された規定時間後に規定時間経過の通知信号を省エネ制御部222に出力する。
電源変換部220は、電圧、交流/直流、又は、周波数、の1つ以上を変換する。例えば、ACアダプタ、DCDCコンバータなどである。
電源変換部220からの電力は、電源制御部218、省エネ制御部222、タイマー216、起動信号送信部224、起動信号受信部226、及び、加速度センサー部228に、供給される。電源変換部220からの電力は、元電源230がONの間、常に、提供される。
電源制御部218はON状態とOFF状態を有する。ON状態で、CPU200、RAM202、ROM204、位置信号送信制御部206、無線通信制御部210、位置信号送信器208、及び、無線通信部212の各機能ブロックへの電源供給を行う。OFF状態で、CPU200、RAM202、ROM204、位置信号送信制御部206、無線通信制御部210、位置信号送信器208、及び、無線通信部212の各機能ブロックへの電源供給を行わない。
電源制御部218がON状態である状態が通信装置100の標準動作モードであり、OFF状態が通信装置100の省エネルギーモードである。
省エネ制御部222は、電源制御部218をON状態とするかOFF状態とするかの判断を行い、判断結果に基づきON状態とOFF状態を切り替える。起動信号受信部226が起動トリガ信号を受信した場合、省エネ制御部222は、電源制御部218をONにし、タイマー216が規定時間経過の通知信号を出力した場合、省エネ制御部222は、電源制御部218をOFFにする。
起動信号送信部224は、近傍の通信装置に省エネルギーモードから標準動作モードに復帰させるための起動トリガ信号を送信する。なお、起動信号送信部224は、標準動作モードであっても、無線端末から応答がある場合にだけ、起動トリガ信号を送信する。
起動信号受信部226は、当該通信装置が省エネルギーモードであった場合、その近傍の通信装置から起動信号を受信する。
加速度センサー部228は、無線端末の加速度を検知する。加速度センサー部228は、例えば、無線端末から直接、加速度を受信して加速度が発生したこと検知してもよく、電波や位置の変化から加速度が発生したことを検知してもよい。
図2Bは、本発明の一実施形態における無線端末120のハードウェア構成を表す。通信端末120は、CPU220、RAM222、ROM224、位置信号受信制御部226、位置信号受信器228、無線通信制御部230、無線通信部232、加速度検出制御部234、加速度検出器236及びバス238を有する。
CPU220は、当該無線端末120の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM222は、CPU220のワークエリア等を構成する。ROM224は、CPU220が実行するプログラムに加えて、当該無線端末120の識別情報や、通信装置から受信した位置情報を記憶する。位置信号受信制御部226は、位置信号受信器228を介して、位置情報を表す測位信号を受信するための処理を実行する。位置信号受信器228は、例えばIMESのような測位信号を受信するアンテナを含む装置である。無線通信制御部230は、無線通信部232を介して無線通信処理を実行する。無線通信部232は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを含む装置である。加速度検出制御部234は、加速度検出器236を介して加速度の変化を検出する。加速度検出器236は、例えば加速度センサ又は慣性力や磁気を用いたモーションセンサである。バス238は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における無線端末120は、通信装置100から位置情報を受信し、前記位置情報と共に自らの識別情報を通信装置100へ送信することができる。特に、無線端末が動かされたタイミングで送信又は受信の動作を行うことにより、効率的に識別情報及び位置情報を送信することができる。
なお、無線端末120がスマートフォンやPCのような情報端末である場合には、ユーザからの入力を受け付ける、例えばタッチパネル、ダイヤルキー、キーボード、マウスのような入力装置及び対応する入力制御部を備えてもよい。さらに、スクリーンのような表示装置及び対応する表示制御部を備えてもよい。
また、無線端末120がGPSアンテナ及び対応する制御部を備える場合には、前記アンテナを用いてIMESによる測位信号を受信でき、ソフトウェアの改修のみによって当該位置情報管理システム1に対応させることができる。
また、加速度検出制御部234及び加速度検出器236は任意の構成要素である。加速度検出制御部234及び加速度検出器236を備えない場合には、当該無線端末120の送信又は受信の動作は、予め定められた間隔又は時刻においてなされる。
また、上述したように、位置情報が無線通信によって受信される場合には、位置信号受信制御部226と位置信号受信器228は不要となる。
図2Cは、本発明の一実施形態における管理装置140のハードウェア構成を表す。管理装置140は、CPU240、RAM242、ROM244、無線通信制御部246、無線通信部248、有線通信制御部250、有線通信部252及びバス254を有する。
CPU240は、当該管理装置140の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM242は、CPU240のワークエリア等を構成する。ROM244は、CPU240が実行するプログラムや該プログラムが使用するデータを記憶する。無線通信制御部246は、無線通信部248を介して無線通信処理を実行する。無線通信部248は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを含む装置である。有線通信制御部250は、有線通信部252を介して有線による通信処理を実行する。有線通信部252は、例えばIEEE802.3規格に適合するネットワークインターフェースを有する装置である。バス254は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理装置140は、通信装置100及び無線端末120を含むネットワーク180からの信号を、管理サーバ160を含むネットワーク190へと変換することができる。また、PANを構成するネットワーク180がZigBee(登録商標)である場合には、PANに参加するデバイスを管理するコーディネータの機能を有することができる。
図2Dは、本発明の一実施形態における管理サーバ160のハードウェア構成を表す。管理サーバ160は、CPU260、RAM262、ROM264、HDD266、通信制御部268、通信部270、表示制御部272、表示部274、入力制御部276、入力部278及びバス280を有する。
CPU260は、当該管理サーバ160の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM262は、CPU260のワークエリア等を構成する。ROM264は、CPU260が実行するプログラムや該プログラムが使用するデータを記憶する。HDD266は、当該位置情報管理システム1で用いられる無線端末120の位置を管理するための情報を記憶する。通信制御部268は、通信部270を介して通信処理を実行する。通信部270は、例えばIEEE802.3規格に適合するネットワークインターフェースを有する装置である。表示制御部272は、当該管理サーバ160上で実行される、位置管理に係るプログラムの処理内容に合わせて、表示部274に表示される内容を制御する。表示部274は、例えば液晶ディスプレイやCRTディスプレイのようなディスプレイが含まれる。入力制御部276は、ユーザからの入力を受け付ける、キーボード、マウス等の入力部278からの信号を処理する。バス280は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理サーバ160は、無線端末120の位置を管理し、該無線端末120の所在を探索することができる。
なお、HDD266は、テープドライブを含むあらゆる記憶装置であってもよく、あるいは、ネットワークを介してアクセス可能なストレージ領域であってもよい。
また、管理サーバ160は、上述した管理装置140が備える無線通信制御部及び無線通信部を備え、管理装置140に代えて、その処理を行ってもよい。これにより、管理装置140を別途設ける必要がなくなる。
(3.機能)
図3Aは、本発明の一実施形態における通信装置100の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における通信装置100は、記憶手段300、通信手段304及び制御手段312を有する。
記憶手段300は、当該通信装置100の位置情報302を記憶する。位置情報302を記憶するためのテーブルの例を図4に示す。図4は、階数、緯度、経度、棟番号の項目を含む。階数は、当該通信装置100が設置される建物の階数を表す。緯度及び経度は、当該通信装置100の所在する位置の緯度及び経度を表す。棟番号は、当該通信装置100が設置される建物の棟番号を表す。図4の例では、通信装置100は、ある建物のC棟の16階に所在し、緯度が35.459555、経度が139.387110の地点に所在する。
通信手段304は、位置情報送信手段306、端末情報受信手段308及び端末情報送信手段310を有する。
位置情報送信手段306は、経緯情報、建物の階数、棟番号のような情報を含む位置情報302を、所定の範囲にある無線端末120に対して連続的又は断続的に無線送信する。位置情報302は、例えばIMESに規定されるフォーマットを用いて送信される。
端末情報受信手段308は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを受信する。
端末情報送信手段310は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを、管理装置140を介して管理サーバ160へ送信する。ネットワーク180がZigBee(登録商標)規格を用いてなされる場合には、前記送信は、当該通信装置100が保持するルーティング情報を用いて行われる。
制御手段312は、当該通信装置100の動作を制御する。当該通信装置100が無線端末120及び管理装置140とZigBee(登録商標)を用いてPANを構成する場合には、当該通信装置100がルータ機能を提供するよう制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置100は、位置情報302を保持し、位置情報302を無線端末120に送信し、該無線端末120の識別情報と位置情報を受信して、該識別情報を管理装置140を通じて管理サーバへ送信することができる。
なお、位置情報302は、通信装置100が設置される建物名や、部屋の中の区画を表す情報のような追加の情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
図3Bは、本発明の一実施形態における無線端末120の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における無線端末120は、記憶手段320、通信手段326、加速度検出手段332及び制御手段334を有する。
記憶手段320は、識別情報322と位置情報324を有する。識別情報322は、当該無線端末120のネットワークアドレスのような、当該位置情報管理システム1上で無線端末120を特定可能な情報を含む。例えば、ネットワーク180がIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格に基づく場合には、IEEE802.15.4の短縮アドレス又はIEEE拡張(MAC)アドレスを用いることができる。位置情報324は、通信装置100から送信された位置情報302である。位置情報324を記憶するためのテーブルの例を図5に示す。構成は図4と同様である。
通信手段326は、位置情報受信手段328と識別情報送信手段330を有する。
位置情報受信手段328は、通信装置100から送信された位置情報302を受信する。受信された位置情報302は、当該無線端末120の記憶手段320に保持される。
識別情報送信手段330は、当該無線端末120の識別情報322と共に位置情報324を通信装置100に送信する。位置情報322は、例えば図6のようなフォーマットにより無線端末120に送信される。図5のフォーマットでは、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、IMES規格によって受信したメッセージの該当フィールドを繋げた形とする。各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。実際には、このフォーマットに加えて、通信方式によって規定されるヘッダやチェックサム情報が付加されて送信される。通信方式として、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格が用いられる。
加速度検出手段332は、当該無線端末120の加速度の変化を検出する。加速度の変化は、例えば当該無線端末120が移動を開始した時、該移動が停止した時、又は傾きを検出した時等に検出される。検出された加速度の変化は、当該無線端末120の送信又は受信の動作のタイミングを決定するために用いられる。なお、当該加速度検出手段332は任意の構成要素である。
制御手段334は、位置情報受信手段238による位置情報の受信のタイミングと、識別情報送信手段330による識別情報322と位置情報324との送信のタイミングを制御する。送受信のタイミングは、加速度検出手段332による加速度の変化の検出に基づいて決定される。あるいは、当該無線端末120に予め設定された間隔あるいは時刻に基づいて決定されてもよい。また、送信と受信のタイミングは、それぞれ独立して決定されてもよい。さらに、制御手段334は、当該無線端末120が通信装置100及び管理装置140と共にZigBee(登録商標)によりPANを構成する場合には、当該無線端末120がエンドポイント機能を提供するよう制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における無線端末120は、通信装置100から位置情報を効率的に受信し、該位置情報と共に識別情報を通信装置100へ効率的に送信することができる。
なお、無線端末120がスマートフォンやPCのような情報端末である場合には、ユーザからの入力を受け付ける入力手段や、ユーザに情報を提示する表示手段を備えてもよい。これにより、ユーザへの識別情報又は位置情報の提示や、ユーザからの識別情報又は位置情報の入力又は修正が可能となる。
図3Cは、本発明の一実施形態における管理装置140の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における管理装置140は、通信手段340、変換手段346及び制御手段348を有する。
通信手段340は、受信手段342と送信手段344を有する。受信手段342は、ネットワーク180に属する通信装置100又は無線端末から送信されたデータを受信する。送信手段344は、当該管理装置140で変換された前記データを、ネットワーク190に属する管理サーバ160へ送信する。ネットワーク180は、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格に基づくPANである。また、ネットワーク190は、例えばIEEE802.3規格に基づくLANである。
変換手段346は、受信手段342がネットワーク180から受信したデータを、ネットワーク190に適合する形式に変換する。変換されたデータは、送信手段344によって、ネットワーク190を介して管理サーバ160へ送信される。ここで、前記データに含まれる、無線端末120の識別情報が、IEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づき、IEEE拡張アドレスに変換される。
制御手段348は、当該管理装置140の動作を制御する。当該管理装置140が通信装置100と無線端末120と共にZigBee(登録商標)規格によりPANを構成する場合には、当該管理装置140がコーディネータ機能を提供するよう制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理装置140は、通信装置100及び無線端末120が属するネットワーク180と、管理サーバが属するネットワーク190との間の通信をブリッジすることができる。
図3Dは、本発明の一実施形態における管理サーバ160の機能ブロック図を表す。本発明の一実施形態における管理サーバ160は、通信手段360、記憶手段366、入力手段370、表示手段372及び制御手段374を有する。
通信手段360は、受信手段362と送信手段364を有する。受信手段362は、管理装置140を通じて無線端末から送信された識別情報と位置情報とを受信する。受信された識別情報と位置情報は、記憶手段366に記憶される。送信手段364は、外部サーバ等に対して位置情報の提供を求められた場合に、該位置情報を前記外部サーバ等に送信する。
記憶手段366は、位置管理情報368を有する。位置管理情報368は、無線端末120から受信した識別情報と位置情報に、受信時刻等の管理情報を付加した情報である。該情報を記憶するテーブルの例を図7に示す。図7は、識別情報、機器名、所有部署、緯度、経度、階数、棟、受信日時の項目を有する。識別情報は、当該識別情報を送信した無線端末120の、例えばIEEE拡張アドレスのような情報である。緯度、経度、階数、棟は、識別情報と共に受信された位置情報に対応する。受信日時は、管理サーバ160が当該情報を受信した日時である。機器名は、当該情報を送信した無線端末120が付される管理対象の名前又は無線端末120の機器名である。所有部署は、当該情報を送信した無線端末120を所有する部署名である。機器名及び所有部署の情報は、予め当該管理サーバ160によって、識別情報と関連付けられている。
入力手段370は、ユーザが位置情報を探索するために、ユーザからの入力を受け付ける。
表示手段372は、ユーザが位置情報を探索するための検索画面に係るGUIを画面上に表示する。検索画面の例を図9Aに示す。図9Aに示された「所在検索システム」では、記憶手段366に記憶された情報を元に、無線端末に係る所有部署と機器名を画面に一覧表示する。ユーザが、検索したい機器のチェックボックスを入力手段370を通じて選択すると、チェックマークが付される。検索したい機器に全てチェックマークを付けた後に「検索実行」ボタンを選択すると、検索が実行され、結果を表示する画面に切り替わる。図9Aの例では、ユーザが「営業1課」が所有する「UCS P3000」という機器を対象として検索を実行する例を示している。図9Bは、その検索結果の画面の例である。「検索実行」ボタンが選択されると、表示手段372は、記憶手段366に記憶されたデータを元に、「UCS P3000」が所在する「A棟4階」のフロア図と、その機器名及び受信日時を表示する。
制御手段374は、当該管理サーバの動作を制御する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理サーバ160は、無線端末の位置を管理し、その所在を検索することができる。特に、無線端末の位置そのものを表す情報そのものを直接受信して管理することができ、位置の探索にかかる計算量を低減することができる。
なお、管理サーバ160は、管理装置160の有する変換手段346、制御手段348及び受信手段342と同様の機能を有し、管理装置160と同様の機能を有してもよい。これにより、管理装置160を個別に設ける必要がなくなる。
また、管理サーバ160によって記憶される位置管理情報368は、図7に示された情報と共に、あるいは該情報に代えて、無線端末が情報を送信した日時、経由した通信装置100又は管理装置の識別子、情報の到着までにかかった時間又は電界強度を含む情報を記憶してもよい。これにより、より詳細な条件で位置情報を管理することができる。
また、管理サーバ160は、無線端末の過去の位置情報を記録してもよい。これにより、無線端末の移動を追跡することができる。
(4.動作シーケンス)
図8は、図1の構成における本発明の一実施形態における位置情報管理システム1の動作シーケンスを表す図である。図8では、加速度の変化を検知すると位置情報を受信し、識別情報を送信する通信装置100と、該通信装置100の属する領域に位置情報を送信する無線端末120と、PAN(IEEE802.15.4及びZigBee(登録商標))とLAN(IEEE802.3)とをブリッジする管理装置140と、管理サーバ160とで構成される例について説明する。通信装置100と、無線端末120と、管理装置140との間のPANは既に確立されているものとする。
ステップS800において、通信装置100は、IMES等を用いて位置情報を連続的又は断続的に送信する。
ステップS802において、無線端末120は、加速度の変化を検知する。
ステップS804において、無線端末120は、通信装置100から送信される位置情報を受信する。
ステップS806において、無線端末120は、受信された位置情報を記憶する。
ステップS808において、無線端末120は、識別情報と位置情報を通信装置100へ送信する。
ステップS810において、通信装置100は、無線端末120から受信した識別情報と位置情報とを最小経路を通じて管理装置へ送信する。
ステップS812において、管理装置140は、通信装置100から受信した識別情報と位置情報を含む、ネットワーク180から送信されたデータをネットワーク190で適合する形式へと変換する。
ステップS814において、管理装置140は、ネットワーク190に適合する形式に変換された識別情報と位置情報を管理サーバ160へ送信する。
ステップS816において、管理サーバ160は、管理装置から受信した識別情報と位置情報を、識別情報に対応する無線端末の情報と共に登録する。
以上の手順により、本発明の一実施形態における位置情報管理システム1は、無線端末が最寄の通信装置100に対して効率よく識別情報と位置情報とを送信することにより、無線端末の消費電力を抑えることができる。
なお、既に述べたように、管理サーバ160が管理装置140の機能を統合して実行してもよい。この場合には、別個の管理装置140を設置する必要がなくなる。
また、無線端末が加速度検出手段332を備えていない場合には、ステップS802は実行されず、ステップS804における位置情報の受信は、所定の時刻又は所定の間隔で行われ得る。その後の処理は、ステップS806〜S816と同様である。
(通信装置の消費電力の低減制御)
位置情報を屋内フロアにくまなく送信できるように、多くの通信装置が屋内天井部に効率的に配置されている場合、通信装置が連続的又は断続的に位置情報を送信すると、電力を無駄に消費する場合がある。例えば、その通信装置が位置情報を送信する所定の範囲に無線端末が存在しない場合、不必要な送信をしているため、無駄な電力を消費してしまっている。
そこで、以下では、通信装置を効率良く動作させることにより、無駄な送信処理を省き、位置情報を管理することができる位置情報管理システム1について説明する。
図10A〜10Cは、これまで説明した位置情報管理システム1の位置情報の送信範囲を模式的に示す図である。通信装置が、天井の幅方向と奥行き方向に例えばそれぞれ等間隔に配置されており、各通信装置から下方のフロアに向けて位置情報が送信されている。人が携帯する無線端末が位置情報を受信すると、無線端末の識別情報と受信した位置情報を通信装置に送信する(以下、単に無線端末が応答する、と称する場合がある)。
図10Cに示すように、比較的大規模な屋内フロアに本実施形態の位置情報管理システム1を適用した場合、位置情報の送信範囲とフロアの広さに応じた数の通信装置が必要となる。図10では、円形で囲まれる範囲が位置情報の送信範囲なので、円の数だけ通信装置がある。
例えばこのフロアに存在する無線端末を携帯した人が少なかった場合、全ての通信装置が位置情報をフロアに向けて送信していたのでは、その送信の殆どが無駄になってしまう。図10Bでは、フロア上に無線端末を携帯した人が一人であった場合を示すが、人がいない円に対応する通信装置の送信は無駄である。
無線端末を携帯した人が図10Cの黒い円内にいる場合、この無線端末の位置は1つの通信装置のみが検知することができる。つまり、その他の通信装置からの位置情報の送信は、無線端末がこの位置にある間は無駄な動作と言える。本実施形態では、人(無線端末)が存在しない場合、通信装置が位置情報を送信しないことで消費電力の低減を実現する。
図11Aは人の移動経路の一例を示す。通常、人は移動するものであり、人に携帯された無線端末もこれに伴って移動する。A地点からB地点に図示する矢印線のルートで人が移動したとする。
この移動によって、動作すべき通信装置は、人が通過したルートと重複する送信範囲に対応した通信装置である。
図11Bは、動作すべき通信装置の一例を示す図である。図11Bでは、動作すべき通信範囲が黒丸で示されている。すなわち、位置情報を送信する通信装置は、黒丸で示す送信範囲に位置情報を送信する通信装置だけでよい。また、図11Bの黒丸で示す送信範囲の通信端末であっても、無線端末が通り過ぎてしまった後は、位置情報を送信する必要がない。
図12は、本実施形態の通信装置による位置情報の送信制御を説明する図の一例である。図12では、通信装置と送信範囲の円を同一平面に示している。それぞれの円のほぼ中心に通信装置がある。7つの円のうち、真ん中の円内に無線端末を携帯した人がいるため黒丸で示されている。以下、説明するように、円の塗りつぶし状態と通信装置の状態は以下のように対応する。
黒丸の円:通信装置は標準動作モードで起動トリガ信号を送信している(位置情報を送信している)
斜線の円:通信装置は標準動作モードで起動トリガ信号を送信していない(位置情報を送信している)
白丸の円:通信装置は省エネルギーモードである(位置情報を送信しない)
黒丸の円の通信装置は標準動作モードで動作している。標準動作モードでは、通信装置は連続的又は断続的に位置情報を送信する。一方、無線端末を携帯した人がいない円の通信装置は、原則的に、省エネルギーモードで動作する。省エネルギーモードでは位置情報を送信しない。
標準動作モードの通信装置が無線端末から識別情報と位置情報を受信した場合、通信装置の起動信号送信部224は省エネルギーモードである周辺の6つの通信装置に起動トリガ信号を送信する。周辺の6つの通信装置の起動信号受信部226は、起動トリガ信号を受信する。起動信号受信部226は省エネ制御部222に起動トリガ信号を受信したことを通知するので、省エネ制御部222は電源制御部218をONにする。これにより、周辺の6つの通信装置は、送信範囲に人がいなくても例外的に標準動作モードになる。
標準動作モードでは、電源制御部218は電源供給をOFFしていた位置信号送信器208を含む機能ブロックに電源を供給するので、周辺の6つの通信装置は位置情報を送信することができる。
黒丸の通信装置の無線通信部212が無線端末から送信された識別情報と位置情報とを受信すると、起動信号送信部224は起動トリガ信号を周囲の通信装置に送信する。このため、周辺の6つの通信装置は、標準動作モードを継続する。
なお、起動トリガ信号は、標準動作モードの通信装置から放射状に無線で送信される。また、周囲とは標準動作モードの通信装置から所定距離内の通信装置である。この所定距離を可変とすれば、標準動作モードにする通信装置の数や広がりを制御できる。このため、隣接する全ての通信装置に送信される。何らかの指向性をもって起動トリガ信号を送信してもよい。これにより、標準動作モードになる通信装置を選択的に制御できる。
この後、無線端末が移動した場合、7つの通信装置のいくつかは移動方向によって省エネルギーモードに移行する。以上の基本的な規則は以下のようになる。
1)起動トリガ信号を受信した通信装置は標準動作モードになり位置情報を送信する。標準動作モードになった通信装置は、無線端末から応答を受信するまでは、起動トリガ信号を送信しない。
2)無線端末から応答を受信した場合、起動トリガ信号を送信する。
3)起動トリガ信号と応答のどちらも受信しない状態が規定時間以上経過すると、省エネルギーモードになる。
以下、図を用いて説明する。図13〜図16は、本実施形態の通信装置の動作を模式的に示す図の一例である。
図13は、無線端末を携帯した人の移動経路と、通信装置の動作モードの関係を説明する図の一例である。A地点は無線端末を携帯した人が居る位置である(黒丸で示す)。A地点の通信装置は下部にある無線端末に向けて位置情報を送信する。周囲の6つの通信装置は、A地点に設置されている通信装置の起動トリガ信号により標準動作モードになった通信装置である(斜線で示す)。その他の空白の円は省エネルギーモードの通信装置である。無線端末はA地点から「a」で示す通信装置の送信範囲に移動する。
無線端末が図14のaの位置に移動した場合、aの位置にある通信端末は無線端末から識別情報と位置情報を受信するので、周囲の6つの通信装置に対して起動トリガ信号を送信する。
図14では黒丸が無線端末がある位置で、斜線の円が起動トリガ信号によって標準動作モードになった通信装置である。図14の「c」「d」「e」の位置の通信装置は、図13では起動トリガ信号で標準動作モードになったものの、やがてタイマー216が規定時間まで時間を計測するので、再び省エネルギーモードに戻る。
図13で黒丸だった位置の通信装置は、図14のaの位置の通信装置から受信する起動トリガ信号により標準動作モードを維持する。しかし、無線端末から応答がないので起動トリガ信号は送信しない。
次に、無線端末は図14の「b」で示す方向へ移動する。
図15は、無線端末を携帯した人が、移動ルートの最終地点であるB地点まで移動した際の経過を示す図の一例である。図13,図14で説明された処理を、B地点までの経路の各通信装置が順次実行する。
図16は、最終的に無線端末が移動ルートの終点のB地点に到着した時の、通信装置の動作モードを示している。黒丸が無線端末がある位置であり、斜線の円は起動トリガ信号で起動した標準動作モードの通信装置であることを示している。この7つの通信装置のみが標準動作モードであり、他の白丸の大部分の通信装置は省エネルギーモードとなっている。したがって、通信装置を省エネルギーモードにすることで位置情報管理システム1の消費電力を低減できる。
図17は、本実施形態の通信装置の処理手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、通信装置の元電源がONになる(S10)。
元電源230のONによりタイマー216が時間の計測を開始する(S20)。
次に、処理はステップS70に進み、位置信号送信器208は位置情報を送信する(S70)。当該通信装置の送信範囲に無線端末が存在する場合、無線通信部212は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを受信する。
制御手段312は、無線端末から応答があったか否かを判定する(S80)。
無線端末から応答がない場合(S80のNo)、ステップS60以下で説明するようにタイマー216が規定時間を計測するまでは位置情報の送信を繰り返す。
無線端末から応答があった場合(S80のYes)、起動信号送信部224は周囲の通信装置に起動トリガ信号を送信する(S90)。
次に、制御手段312は無線端末から受信した識別情報を解読する(S100)。
端末情報送信手段310は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを、管理装置140を介して管理サーバ160へ送信する(S110)。
処理はステップS50に戻り、無線端末から応答があったため、位置信号送信制御部216がタイマー216を初期化すると、タイマー216が時間の計測をゼロから開始する(S50)。このように、通信装置が識別情報と位置情報を受信する間は、タイマー216は規定時間まで計測できない。
タイマー216が規定時間を計測するまで(S60のNo)、位置信号送信器208は位置情報を送信する(S70)。通信装置はS80〜110の処理を繰り返す。
タイマー216が規定時間を計測した場合(S60のYes)、省エネ制御部222が電源制御部218をOFFにすることで、通信装置は省エネルギーモードになる(S30)。
以降、起動信号受信部226が起動トリガ信号を受信したか否かにより、ステップS40で処理が分岐される。すなわち、起動トリガ信号を受信しない間は(S40のNo)、通信装置は省エネルギーモードを継続する(S30)。
起動トリガ信号を受信した場合(S40のYes)、タイマー216がスタートし(S50)、ステップS60以降の処理が実行される。
なお、図17の処理は元電源がOFFになると終了する(S200)。
以上説明したように、本実施形態の位置情報管理システム1は、通信装置が省エネルギーモードになることで、無駄な送信処理を省き、消費電力を低減できる。
〔変形例1〕
加速度センサー部228を利用することでさらに通信装置の消費電力を低減できる。上記の例では、無線端末から応答がある場合、通信装置が省エネルギーモードになることができない。しかし、無線端末から応答があっても、無線端末が移動しなければ、周囲の通信装置に起動トリガ信号を送信する必要性が低い。また、無線端末がある位置の通信装置は、一度は無線端末の識別情報と位置情報を取得しているので、同じ識別情報と位置情報を受信しなくてもよい。
図18は、本変形例の通信装置の消費電力を説明する図の一例である。図18の黒の円内に無線端末があり、周囲の斜線の通信装置に起動トリガ信号を送信している。
省エネ制御部222は、以下のように電源制御部218のON/OFFを制御する。
(i)加速度センサー部228が無線端末の加速度を検出する場合、電源制御部218をONにする。
(ii)加速度センサー部228が無線端末の加速度を検出しない場合、検出されない時間を計測しておき、所定時間が経過すると電源制御部218をOFFにする。
黒丸の位置の通信装置の電源制御部218がOFFになると、省エネルギーモードになるので、黒丸の位置の通信装置の消費電力を低減できる。また、電源制御部218がOFFになると、位置信号送信部208が位置情報を送信しなくなる。このため、無線端末からの応答も受信しないので、起動信号送信部224が起動トリガ信号を送信しなくなる。この結果、周囲の通信装置も省エネルギーモードになる。
なお、加速度が検出されるとは、無線端末が移動すると予想される程度の加速度である。例えば、加速度が閾値以上であること、または、加速度が閾値以上であることに加え一定時間以上継続したことを条件とする。
したがって、加速度センサー部228を利用することで、図18の黒丸の通信装置だけでなく、周囲の通信装置の消費電力を低減できる。
なお、無線端末を携帯する人が移動し始め、加速度センサー部228が無線端末の加速度を検出した場合、当該通信装置の電源制御部218がONになる。これにより、無線端末に位置情報が送信され、無線端末が応答するので、起動信号送信部224が起動トリガ信号を周囲の通信装置に送信する。よって、移動後の位置の通信装置が無線端末に位置情報を送信できる。
図19は、本変形例の通信装置の処理手順を示すフローチャート図の一例である。図19では、図17に対し特徴的な処理を主に説明する。
まず、通信装置の元電源がONになる(S10)。
元電源230のONによりタイマー216が時間の計測を開始する(S20)。
処理はステップS70に進み、位置信号送信器20は位置情報を送信する(S70)。当該通信装置の送信範囲に無線端末が存在する場合、無線通信部212は、無線端末120から送信された識別情報と位置情報とを受信する。
制御手段312は、無線端末から応答があったか否かを判定する(S80)。
無線端末から応答がない場合(S80のNo)、ステップS60以下で説明するようにタイマー216が規定時間を計測するまでは位置情報の送信を繰り返す。
応答があった場合(S80のYes)、さらに省エネ制御部222は加速度センサー部228が無線端末の加速度を検出したか否かを判定する(S82)。
加速度センサー部228が無線端末の加速度を検出しない場合(S82のNo)、省エネ制御部222は加速度を検出しない状態が所定時間継続したか否かを判定する(S84)。
所定時間が経過していない場合(S84のYes)、処理はステップS90に移行する。
所定時間が経過した場合(S84のNo)、処理はステップS30に移行する。よって、省エネ制御部222が電源制御部218をOFFにすることで、通信装置は省エネルギーモードになる(S30)。
ステップS90において、起動信号送信部224は周囲の通信装置に起動トリガ信号を送信する(S90)。以降の処理は図17と同様である。
したがって、本変形例によれば、無線端末の応答がないためタイマー216が規定時間まで計測した場合だけでなく、無線端末から応答があっても無線端末に動きがなくなった場合は省エネルギーモードになることができる。
〔変形例2〕
本実施形態の位置情報管理システム1では消費電力を低減できるが、仮に無線端末が一台も存在しない場合、全ての通信端末が省エネルギーモードになってしまい、位置情報を送信する通信端末がなくなってしまうおそれがある。
全ての通信端末が省エネルギーモードの場合、通信装置の位置情報の送信範囲に無線端末が進入しても、標準動作モードに復帰する通信装置が存在しない。このため、1つ以上の通信装置は、省エネルギーモードにならないように、例えば管理装置140や管理者が設定しておくことが有効である。このように設定された通信装置の省エネ制御部222は、省エネルギーモードに移行する条件が成立した際に(タイマーが規定時間まで計測した場合)、設定を参照することで、省エネルギーモードに移行しないように制御される。設定は例えばROMやRAM、又は、レジスタなどに、所定のフラグの状態などにより記憶されている。
また、個別の通信装置に設定するのでなく、タイマー216が規定時間まで計測した場合に通信装置が管理装置140に省エネルギーモードに移行してよいか否かを問い合わせてもよい。この場合、管理装置140に各通信装置が省エネルギーモードに移行してよいか否かの設定が必要になるが、個別の設定が不要になるので管理が容易になる。
図20は、省エネルギーモードに移行しない通信装置を模式的に説明する図の一例である。図20では、フロアの入り口21の近くの通信装置は省エネルギーモードに移行しないように設定される。入り口21の近くの通信装置とは、無線端末を携帯した人がドアを開けて進入した場合に必ず通過する範囲を位置情報の送信範囲とする通信装置である。
図20では、3つの入り口21の近くの3つの通信装置(図では位置a、b、cの通信装置)は省エネルギーモードにならず、常に、標準動作モードで動作する。入り口には、例えばエレベータから部屋に続く入り口など、扉の有無や形状を問わずに部屋への入り口を広義に含む。また、部屋はパーティションのような間仕切りで区切られた範囲でもよい。
中央の入り口21から無線端末を携帯した人が進入した場合、位置bの通信装置が無線端末の応答を受信するので、周囲の3つの通信端末に起動トリガ信号を送信する。これにより、周囲の3つの通信装置は標準動作モードになることができる。
なお、本件例のように、フロアの入り口21の近くの通信装置は省エネルギーモードに移行しないように設定するのでなく、管理装置140が、入り口21の開放に連動して入り口21の近くの通信装置の元電源230をONにすることも有効である。これにより、フロア全体の通信装置が省エネルギーモードになることができるので、消費電力を低減できる。
また、入り口以外でも、常に無線端末が移動している経路等に設置されている通信装置は、省エネルギーモードへの移行を禁止することができる。これにより、標準動作モードから省エネルギーモードへの移行が頻繁に生じないので、通信装置への負荷を抑制できる。
100、102、104、106 通信装置
120、122、124 無線端末
140 管理装置
160 管理サーバ
180 ネットワーク
190 ネットワーク
特許第4620410号公報 特開2010−159980号公報 国際公開第2005/086375号

Claims (6)

  1. 所定の位置情報を有する通信装置と、識別情報を有し、前記通信装置と通信する無線端末と、前記無線端末の位置を管理する管理サーバとを有する位置情報管理システムであって、
    前記無線端末は、
    前記通信装置によって送信される前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    当該無線端末の識別情報を、受信した前記位置情報と共に前記通信装置へ送信する識別情報送信手段と、を有し、
    前記通信装置は、
    前記位置情報を送信する位置情報送信手段と、
    当該通信装置の位置情報を受信した前記無線端末から送信された前記識別情報と前記位置情報とを受信する端末情報受信手段と、
    前記識別情報と前記位置情報とを前記管理サーバへ送信する端末情報送信手段と、
    所定の契機を基準に規定時間の計測を開始する規定時間計測手段と、
    前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合、前記位置情報送信手段への電力供給を停止する消費電力低減手段と、
    他の前記通信装置を起動させるための起動信号を他の前記通信装置に送信する起動信号送信手段と、
    前記無線端末の移動量を予測するための移動量情報を取得する移動量情報取得手段と、
    を有し、
    前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信し、かつ、前記移動量情報取得手段が閾値以上の前記移動量情報を取得した場合、前記起動信号送信手段は前記起動信号を他の前記通信装置に送信し、
    前記規定時間が経過する前であっても、前記移動量情報取得手段が閾値以上の前記移動量情報を取得しない場合、前記消費電力低減手段は前記位置情報送信手段による前記位置情報の送信を禁止し、
    前記管理サーバは、
    前記通信装置から前記識別情報と前記位置情報とを受信する受信手段と、
    前記識別情報と前記位置情報により前記無線端末の位置を管理する管理手段と、
    を有する、位置情報管理システム。
  2. 所定の位置情報を有する通信装置と、識別情報を有し、前記通信装置と通信する無線端末と、前記無線端末の位置を管理する管理サーバとを有する位置情報管理システムであって、
    前記無線端末は、
    前記通信装置によって送信される前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    当該無線端末の識別情報を、受信した前記位置情報と共に前記通信装置へ送信する識別情報送信手段と、を有し、
    前記通信装置は、
    前記位置情報を送信する位置情報送信手段と、
    当該通信装置の位置情報を受信した前記無線端末から送信された前記識別情報と前記位置情報とを受信する端末情報受信手段と、
    前記識別情報と前記位置情報とを前記管理サーバへ送信する端末情報送信手段と、
    所定の契機を基準に規定時間の計測を開始する規定時間計測手段と、
    前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合、前記位置情報送信手段への電力供給を停止する消費電力低減手段と、
    前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合に、前記位置情報送信手段による前記位置情報の送信を停止可能か否かが設定された停止許否設定情報と、を有し、
    前記消費電力低減手段は、前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合でも、前記停止許否設定情報に前記位置情報の送信が停止不可であると設定されている場合は、前記位置情報送信手段への電力供給を停止せず、
    前記管理サーバは、
    前記通信装置から前記識別情報と前記位置情報とを受信する受信手段と、
    前記識別情報と前記位置情報により前記無線端末の位置を管理する管理手段と、
    を有する、位置情報管理システム。
  3. 他の前記通信装置から前記起動信号を受信する起動信号受信手段を有し
    前記起動信号受信手段が前記起動信号を受信した場合、前記消費電力低減手段は前記位置情報送信手段による前記位置情報の送信を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置情報管理システム。
  4. 前記起動信号受信手段が前記起動信号を他の前記通信装置から受信した場合、又は、前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信した場合、前記規定時間計測手段は初期値から前記規定時間の計測を開始する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の位置情報管理システム。
  5. 所定の位置情報を有する通信装置であって、
    前記位置情報を、自機の識別情報を有する無線端末に送信する位置情報送信手段と、
    前記位置情報を受信した前記無線端末から送信された前記識別情報と前記位置情報とを受信する端末情報受信手段と、
    前記識別情報と前記位置情報とを前記無線端末の位置を管理する管理サーバへ送信する端末情報送信手段と、
    所定の契機を基準に規定時間の計測を開始する規定時間計測手段と、
    前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合、前記位置情報送信手段への電力供給を停止する消費電力低減手段と、
    他の前記通信装置を起動させるための起動信号を他の前記通信装置に送信する起動信号送信手段と、
    前記無線端末の移動量を予測するための移動量情報を取得する移動量情報取得手段と
    を有し、
    前記端末情報受信手段が前記識別情報と前記位置情報とを受信し、かつ、前記移動量情報取得手段が閾値以上の前記移動量情報を取得した場合、前記起動信号送信手段は前記起動信号を他の前記通信装置に送信し、
    前記規定時間が経過する前であっても、前記移動量情報取得手段が閾値以上の前記移動量情報を取得しない場合、前記消費電力低減手段は前記位置情報送信手段による前記位置情報の送信を禁止することを特徴とする通信装置。
  6. 識別情報を有し、通信装置と通信する無線端末が、前記通信装置によって送信される位置情報を受信する位置情報受信ステップと、
    前記無線端末が、当該無線端末の識別情報を、受信した前記位置情報と共に前記通信装置へ送信する識別情報送信ステップと、
    所定の位置情報を有する前記通信装置が、前記位置情報を送信する位置情報送信ステップと、
    前記通信装置が、当該通信装置の位置情報を受信した前記無線端末から送信された前記識別情報と前記位置情報とを受信する端末情報受信ステップと、
    前記通信装置が、前記識別情報と前記位置情報とを管理サーバへ送信する端末情報送信ステップと、
    前記通信装置が、所定の契機を基準に規定時間の計測を開始する規定時間計測ステップと、
    前記通信装置が、前記無線端末の移動量を予測するための移動量情報を取得する移動量情報取得ステップと
    前記端末情報受信ステップにおいて前記識別情報と前記位置情報とを受信し、かつ、前記移動量情報取得ステップにおいて閾値以上の前記移動量情報を取得した場合、前記通信装置が、他の前記通信装置を起動させるための起動信号を他の前記通信装置に送信する起動信号送信ステップと、
    前記通信装置が、前記端末情報受信ステップにて前記識別情報と前記位置情報とを受信しない時間が前記規定時間以上となった場合、前記位置情報を送信する機能への電力供給を停止する消費電力低減ステップと、を有し、
    前記規定時間が経過する前であっても、前記移動量情報取得ステップにおいて閾値以上の前記移動量情報を取得しない場合、前記消費電力低減ステップでは前記位置情報送信ステップによる前記位置情報の送信を禁止し、
    前記無線端末の位置を管理する前記管理サーバが、前記通信装置から前記識別情報と前記位置情報とを受信する受信ステップと、
    前記識別情報と前記位置情報により前記無線端末の位置を管理する管理ステップと、 を有する位置情報管理方法。
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