JP5967990B2 - 調査システム及び方法及び調査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、調査システム及び方法、調査装置に係り、特に、調査対象者又は調査対象世帯によるテレビ・ラジオ・コンテンツ等の録画再生行動又は接触状況等を測定するための調査システム及び方法、調査装置に関する。
従来より、テレビやラジオのコンテンツ接触状況を測定する手法が各種提案されている。そのひとつは、調査対象者のラジオやテレビで視聴されている音から抽出した音声特徴量と、各放送局を常時受信する複数の受信チューナを備えた受信施設で放送局ごとに抽出した音声特徴量の全局・全時間データベースと、を照合し、調査対象者がどの放送局と接触したかを特定するものである。このような技術を記載した文献として、例えば、特開平11−275032号公報がある。
また、特開平7−327017号公報には、調査対象者のラジオやテレビで視聴されている音から抽出した特徴量と、別途用意した受信チューナを一定間隔で巡回させながら抽出した音声特徴量と、両者が一致するまで受信チューナを切り替えて、調査対象者が接触した放送局を特定する手法が記載されている。
また、特徴量の生成や一致判定等に関しては、例えば、特開2003−244730号公報がある。
特開平11−275032号公報 特開平7−327017号公報 特開2003−244730号公報
近年、ハードディスクなどによる録画装置が普及したことで、調査対象者によるリアルタイムの接触状況だけでなく、あるコンテンツがどのくらい録画されて、さらにそれがどのくらい再生されたか、いわゆるタイムレフトの接触状況も知りたいとするニーズが高まっている。
録画・再生行為の接触状況の測定では、前述した音声特徴量の全局・全時間データベースを破棄せず、過去のものを保持し続けなければならないが、音声特徴量のデータベースは、おおよそ「保持する日数 x 測定対象局数」の記録容量が必要となる。さらに全局・全時間データベースが肥大化すると、音声特徴量の照合に時間を要し、報告書が完成までに多くの時間を要するという課題があった。
本発明は、以上の点に鑑み、録画装置の録画リストを利用して、全局・全時間データベースを、あらかじめ再生候補データベースとして絞り込んでおくことで、データベースの容量を削減すること又は必要最小限のものにすることを目的のひとつとする。また、本発明は、比較対照が限定されることで照合を含む処理速度が向上し、また録画していないコンテンツを再生したかのように誤判定することをなくすことを他の目的とする。さらに、本発明は、最終的には録画再生に関するレポートを顧客により早く、より安価に提供することを他の目的とする。
本発明のひとつの態様によると、例えば、録画リスト取得処理により録画装置から録画リストを取得し、再生候補選別手段により取得した録画リストを使い、全局・全時間データベースから、再生候補だけによるデータベースを再構成する。そして、もしリアルタイム判定手段でテレビからの音声特徴量が、調査装置のチューナからの音声特徴量と一致しない場合には、再生候補だけによるデータベースの音声特徴量との照合を行う。
本発明の第1の解決手段によると、
調査装置と、調査対象受信装置と、録画部とを備えた調査システムにおいて、
前記調査装置は、
放送を受信する受信部と、
現在時刻を測定する時計部と、
前記受信部による受信信号から第1の特徴量を求める第1の特徴量抽出器と、
前記調査対象受信装置による視聴信号から第2の特徴量を求める第2の特徴量抽出器と、
放送時刻、放送局ID、特徴量を対応して記憶する特徴量データベース(DB)と、
視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局IDを含む接触データを記憶する接触データテーブルと、
録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを記憶する録画リストテーブルと、
特徴量の比較判定及び接触データの作成を行うためのコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
前記受信部を制御することにより、一定時間間隔で放送局IDを切り替え設定して放送を受信し、
前記第1の特徴量抽出器により、前記受信部による受信信号を演算した第1の特徴量を入力し、前記時計による前記一定時間間隔の放送時刻、前記受信部に設定した放送局ID、前記第1の特徴量を対応して前記特徴量DBに記録し、
前記録画リストテーブルから録画リストに従い、録画開始時刻から録画終了時刻までの時間帯のレコードを前記特徴量DBから抽出し、抽出されたレコード以外のレコードを、予め定められた一定時間経過したら、前記特徴量DBから削除し、

前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、
一致する特徴量が検出できなかった場合、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、一致した特徴量を検出したら、該特徴量に対応するレコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻をそれぞれ接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻として設定した該接触データを前記接触データテーブルに記録する
調査システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
調査装置と、調査対象受信装置と、録画部とを備えた調査システムにおいて、
前記調査装置は、
放送を受信する受信部と、
現在時刻を測定する時計部と、
前記受信部による受信信号から第1の特徴量を求める第1の特徴量抽出器と、
前記調査対象受信装置による視聴信号から第2の特徴量を求める第2の特徴量抽出器と、
放送時刻、放送局ID、特徴量を対応して記憶する特徴量データベース(DB)と、
視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局IDを含む接触データを記憶する接触データテーブルと、
録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを記憶する録画リストテーブルと、
特徴量の比較判定及び接触データの作成を行うためのコントローラと
を備えた、前記調査システムにおける調査方法であって、

前記コントローラは、
前記受信部を制御することにより、一定時間間隔で放送局IDを切り替え設定して放送を受信し、
前記第1の特徴量抽出器により、前記受信部による受信信号を演算した第1の特徴量を入力し、前記時計による前記一定時間間隔の放送時刻、前記受信部に設定した放送局ID、前記第1の特徴量を対応して前記特徴量DBに記録し、
前記録画リストテーブルから録画リストに従い、録画開始時刻から録画終了時刻までの時間帯のレコードを前記特徴量DBから抽出し、抽出されたレコード以外のレコードを、予め定められた一定時間経過したら、前記特徴量DBから削除し、

前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、
一致する特徴量が検出できなかった場合、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、一致した特徴量を検出したら、該特徴量に対応するレコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻をそれぞれ接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻として設定した該接触データを前記接触データテーブルに記録する
調査方法が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
調査装置と、調査対象受信装置と、録画部とを備えた調査システムにおける調査装置であって、
放送を受信する受信部と、
現在時刻を測定する時計部と、
前記受信部による受信信号から第1の特徴量を求める第1の特徴量抽出器と、
前記調査対象受信装置による視聴信号から第2の特徴量を求める第2の特徴量抽出器と、
放送時刻、放送局ID、特徴量を対応して記憶する特徴量データベース(DB)と、
視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局IDを含む接触データを記憶する接触データテーブルと、
録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを記憶する録画リストテーブルと、
特徴量の比較判定及び接触データの作成を行うためのコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
前記受信部を制御することにより、一定時間間隔で放送局IDを切り替え設定して放送を受信し、
前記第1の特徴量抽出器により、前記受信部による受信信号を演算した第1の特徴量を入力し、前記時計による前記一定時間間隔の放送時刻、前記受信部に設定した放送局ID、前記第1の特徴量を対応して前記特徴量DBに記録し、
前記録画リストテーブルから録画リストに従い、録画開始時刻から録画終了時刻までの時間帯のレコードを前記特徴量DBから抽出し、抽出されたレコード以外のレコードを、予め定められた一定時間経過したら、前記特徴量DBから削除し、

前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、
一致する特徴量が検出できなかった場合、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、一致した特徴量を検出したら、該特徴量に対応するレコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻をそれぞれ接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻として設定した該接触データを前記接触データテーブルに記録する
調査装置が提供される。
本発明によると、録画装置の録画リストを利用して、全局・全時間データベースを、あらかじめ再生候補データベースとして絞り込んでおくことで、データベースの容量を削減すること又は必要最小限のものにすることができる。また、本発明によると、比較対照が限定されることで照合を含む処理速度が向上し、また録画していないコンテンツを再生したかのように誤判定することがなくなる。さらに、本発明によると、最終的には録画再生に関するレポートを顧客により早く、より安価に提供することができる。
調査システムの構成図。 受信チューナ側の音声特徴量の説明図。 特徴量DBの説明図。 比較判定およびデータ生成処理についてのフローチャート。 音声特徴量の比較判定の説明図(C局と一致する例)。 接触データテーブルの説明図。 録画リスト取得処理についての説明図。 再生候補選別処理についてのフローチャート。 ある時間帯のB局の音声特徴量だけを保持する場合の例を示す説明図。 再生コンテンツの判定処理についてのフローチャート。 再性行為を含む接触データの一例を示す説明図。 連続的に再生した部分を圧縮した接触データの一例を示す説明図。 メモリー106の構成図。 放送局変換テーブルの説明図。 録画リストテーブルの説明図。 録画リスト取得処理の他の実施の形態についてのフローチャート。
1.システム及び装置

図1に、調査システムの構成図を示す。
本調査システムは、例えば、調査対象世帯には、アンテナ又はネットワーク等に接続された接触調査装置10、調査対象テレビ20、録画装置30を備える。また、調査対象世帯の各装置は、ブロードバンド回線等の有線又は無線ネットワークを介して、集計・配信センター40、契約社50に接続されている。録画装置30は、録画リスト301を有する。また、視聴者を識別するための視聴者コードを設定する視聴者設定装置60を備えるようにしてもよい。
調査対象世帯に設置した接触調査装置10は、調査対象テレビ20とそれに接続された録画装置30から音声を入力し、接触データを作成して、メモリー109に一時保存する。また、接触データは接触調査装置10から、定時的にブロード回線やワイヤレス回線等のネットワークを通じて、集計・配信センター40へ回収され、接触状況の報告書が契約社50へ提供される。調査対象テレビ20は、映像画面を表示する機能を有するモニター装置の役割を果たす機器の総称であり、また調査対象テレビ20と録画装置30が一体化されているものや、調査対象テレビ20に外付けハードディスクユニットが接続されたもの等を含む。
図13に、メモリー106の構成図を示す。
メモリー109は、放送局巡回テーブル201、放送局変換テーブル202、特徴量データベース(DB)203、録画リストテーブル204、接触データテーブル205を含む。
図14に、放送局変換テーブルの説明図を示す。
放送局変換テーブル202は、放送局IDと、放送局情報(チャンネル番号、放送局名称等)とを対応して予め記憶する。
図15に、録画リストテーブルの説明図を示す。録画リストテーブル204は、録画開始時刻、録画終了時刻、放送局情報を含むレコードをひとつ又は複数含む録画リストを記憶する。
2.判定処理
2−1.リアルタイム判定処理

はじめに、リアルタイム判定処理について説明する。
受信チューナ101は、コントローラ105からの制御により、メモリー109に格納されている放送局の巡回テーブル201に従って一定間隔で放送局を切り替えながら放送を受信している。受信チューナ101の受信音声から特徴量抽出器α102にて音声特徴量(以下、単に特徴量という場合がある。)を演算し、その特徴量を、コントローラ105へ送るとともに、再生コンテンツの判定に備えて特徴量DB203にも記録しておく。
図2に、受信チューナ側の音声特徴量の説明図を示す。
上述の特徴量を図示したものが図2である。この例では、受信チューナ101をA局からD局まで5秒ごとに順次切り替えたもので、特徴量の1セグメントは5秒の長さで、100バイトの固定長で構成されている。なお、セグメントの長さ・バイト数、局の数は、適宜定めることができる。
図3に、特徴量DBの説明図を示す。
メモリー109の特徴量DB203は、例えば、年月日時分秒がカンマで区切られた放送時刻に対応して、放送局を特定できるように予め定めたユニークな放送局ID、音声特徴量、スキャンビットを含む。なお、「時刻」には、「日付」又は「曜日」等を含めてもよい。図3は、2011年9月1日00時00分00秒より、5秒ごとにA,B,C,D局の4局の特徴量を演算し記録している時の特徴量DBの一例である。ここではA,B,C,D局の局IDをそれぞれ101,201,401,501とする。
一方、調査対象テレビ(チューナ)20からの音声は、アナログ音声端子、光デジタル音声端子、HDMI端子、あるいは無線受信器等を備えたI/O部110を経由して、接触調査装置10に与えられる。光デジタル信号、HDMI信号、あるいは無線の変調信号等が入力される場合には、I/O部110でアナログ音声信号へ復調した上で、特徴量抽出器β103で特徴量が演算され、特徴量がコントローラ105へ送られる。なお特徴抽出器α102と特徴抽出器β103は同じ機能である。
つぎに、図4に、比較判定およびデータ生成処理についてのフローチャートを示す。
また、図5に、音声特徴量の比較判定の説明図(C局と一致する例)を示す。
以下、リアルタイム判定処理における、比較判定およびデータ生成の動作を図4で説明する。
コントローラ105は、一番初めに受信チューナ101を放送局巡回テーブル201の先頭の局にセットする(S11)。受信チューナ110は、例えば、図2で説明したように、所定時間(例、5秒)ごとにA局からD局の4局を巡回するとすれば、ステップ12(S12)で所定時間(例、5秒)経過したかを検査し、経過していたら次に現在の受信局が巡回順の最後の局かを検査し(S17)、最後の局でなければ、現在の次の局をセットし(S18)、現在が最後の局なら放送局巡回テーブル201の先頭の局を再セットする(S19)。なお、巡回時間は、適宜の時間に予め設定することができる。
ステップ12(S12)で所定時間(例、5秒)経過していなければ、コントローラ105は、ステップ31(S31)にて、放送時刻、放送局ID、特徴抽出機α102の出力(受信チューナ101による音声特徴量)を、メモリ109の特徴量DB203に保存する。
ステップ13(S13)では、コントローラ105は、特徴抽出機α102の出力(受信チューナ101による音声特徴量)と特徴抽出機β103の出力(調査対象テレビによる音声特徴量)との比較結果が、図5のように、コントローラ105がチューナ101にC局の受信をセットした5秒間のみ一致し、あとの15秒間は不一致の状態が、予め定められた回数(たとえば3回)以上繰り返された場合、特徴抽出機α102の出力が、そのC局の音声特徴量だと判断し、ステップ14(S14)に進む。
ステップ14(S14)では、コントローラ105は、メモリー109に格納されている放送局変換テーブル202を用いて放送局ID=401に変換し、テンポラリーな接触データの放送局IDとする。
ステップ15(S15)では、コントローラ105は、前回確定した接触データの放送局IDと、今回のテンポラリーな接触データの放送局IDを比較し、変化したか否かを検査して、もし変化していたならステップ16(S16)で新たな接触データを作り、接触データテーブル205に記憶する。これは前回と同じ結果の場合には、新たに接触データを作らず、メモリー109の容量を節約するためである。
ステップ16(S16)で、コントローラ105は、時計部108の現在時刻を得て、年月日時分秒をカンマで区切った視聴開始時刻をセットし、特徴量DB203を参照して、放送開始時刻及び放送局IDをセットし、および必要に応じて視聴者設定装置60からの設定入力により視聴者コードをセットすることで、接触データを作成し、メモリー109に確定データとして記録する。なお、コントローラ105は、リアルタイム視聴ならば視聴開始時刻と放送開始時刻は同じものが記録される。
また、ステップ15(S15)で局IDが変化していない場合は、このリアルタイム判定処理を終了する。
こうして確定した接触データの一例を図6に示す。
図6に、接触データテーブルの説明図を示す。
接触データは、視聴開始時刻、放送局ID、放送開始時刻を含む。なお、接触データは、視聴者コードをさらに含むようにしてもよい。リアルタイム視聴の場合、視聴開始時刻と放送開始時刻とは同じ時刻となるが、録画再生(タイムシフト)視聴の場合、両者は異なり、視聴開始時刻は実際の視聴時刻、放送開始時刻は放送された時刻となる。なお、放送局ID=000、放送時刻=0000,00,00,00,00,00はテレビオフを意味していて、これについては後述する。
視聴者コードとは、テレビの前にいる世帯員に視聴開始・終了の都度、ログイン・ログオフを申告させる調査を実施するときに使用するもので、特開平08−46588号公報や、特開平05−235880号公報で公知の押しボタン装置やリモコンを用いて、誰がそのコンテンツと接触していたかを自己申告させたものであり、これを接触データに含めても良い。
視聴者コードを記憶する場合には、I/O部110を介して押しボタン装置やリモコン受信機等による視聴者設定装置60を接続すればよい。視聴者コードは、例えば、世帯員それぞれに、父=1、母=2、長男=4、次男=8のような重み値を与え、父が単独の場合は1、父と母の二人の場合は3、長男と次男の場合は12とすることができる。
なお、本調査システムを、視聴者コードを必要とする調査に適用する場合には、ステップ15(S15)の判断条件を、「放送局IDまたは視聴者コードのいずれかが変化したか?」とすればよい。
本実施の形態では視聴者を特定しない調査の例であり、その場合、視聴者コードは常に一定値(例えば、0)である。
さらに、調査に協力する世帯員の視聴者コードに対応する性・年齢・職業・年収などのプロフィール情報は、調査開始前にアンケート調査により集計・配信センター40等のデータベースに保存されており、接触率の算出の際に参照されるようにしてもよい。
また本実施の形態では簡略的にA局からD局の4局で説明したが、この数に限らず、調査対象テレビ20で受信可能なすべての局又は所定の局を受信チューナ101で巡回することができる。その設定は、例えば、調査会社の作業員が接触調査装置10を設置するために、調査対象者宅を訪問し、実際に受信可能な局を調べた上で、この装置に初期設定を行うことができる。また本実施の形態では受信チューナ101を1つとして説明しているが、多数の局が受信できる世帯の場合には、複数のチューナ、特徴量抽出器、比較部を利用し、並列運転・処理を行うことで巡回時間を短くすることもできる。
特徴量の生成や一致判定は、例えば、前述した従来技術の公報等に記載されてものや、特開2003−244730号公報のように、FFT演算による周波数スペクトル構造を特徴量として、その類似度があらかじめ定めた閾値を越えた場合を一致とする方法等、適宜の手法を用いればよい。
次に、一致する局が無い場合を説明する。
ステップ13(S13)で、コントローラ105は、比較結果が、「一致:不一致」の予め定められた所定の時間比率で(例えば、「5秒:15秒」)にならないときには、ステップ20(S20)に進む。
そして、コントローラ105は、ステップ20(S20)・ステップ12(S12)・ステップ31(S31)・ステップ13(S13)をループさせて不一致の時間が予め定めた時間(例.45秒間)以上連続して発生するかを監視している。もしこれを超過したなら、ステップ21(S21)に処理が進む。
ステップ21(S21)では、コントローラ105は、テレビの音量レベルを検査する。無音確認機能を有する特徴量抽出器β103が入力信号の無音を検出すると、コントローラ105へ無音情報が通知される。コントローラ105は、テンポラリーな接触データの放送局IDを000に、放送開始時刻を0000,00,00,00,00,00に設定し、接触データテーブル205に記憶する。なおこれは、通常はテレビOFFを意味している。また、テレビの音量レベルが無音でなければ、コントローラ105は、ステップ23(S23)へ進み再生コンテンツの判定処理を行う。ステップ23は、録画したコンテンツを再生した場合に、どの放送局のどの時間帯に放送されたコンテンツかを判定する処理で、あらためて後述する。
2−2.録画リスト取得処理

さて、最近の録画再生機にはインターネット回線を使った、お勧め録画紹介サービスなどの提供を受けるためにLAN端子が装備されている。外出先の情報端末機器からインターネット回線経由で、自宅の録画装置の録画リストや予約リストを参照して、新たな予約や変更を行える機種もある。さらに同一家庭内であれば、テレビとは別の部屋にある録画装置に記録されたコンテンツを、有線LANや無線LAN経由で再生できるDLNA規格に準拠した製品の比率が増加している。いずれにせよ視聴者の操作端末側より、録画リストが参照できなければ、再生コンテンツを選択できないため、録画リストの参照は多くの録画装置や録画機能を有するテレビに基本的な機能として搭載されている。本実施の形態ではこの録画リストを利用する。
図7に、録画リスト取得処理についてのフローチャートを示す。
以下に、録画リスト取得処理を説明する。録画リスト取得処理は、3分間などあらかじめ定めた間隔で逐次呼出される。
コントローラ105は、(たとえばDLNA規格により録画リストを取得する場合は、コントローラ105はI/O部110のLAN端子を介して、)録画装置30へ録画リストの送信要求を送る(S32)。DLNA以外の規格を利用する場合はそれに応じた端子と接続ケーブルを利用すれば良いし、実際の接続方法は有線式でも、無線式でも良い。
録画装置30は、この送信要求に応答し、録画したコンテンツ名、録画を実行した開始時刻及び終了時刻、放送局情報などを含む録画リストを、送り返してくるので、コントローラ105は、これを受信しメモリー109の録画リストテーブル204(図15)へ記録する(S33)。なお録画装置30に複数の録画コンテンツがある場合はその全件情報が送られてくる。
ここでは調査対象テレビ20と録画装置30が別に設置された例を挙げたが、調査対象テレビ20と録画装置30が一体化されているものや、調査対象テレビ20に外付けハードディスクユニットが接続されたものの場合には、コントローラ105は、ステップS32で、調査対象テレビ20へ録画リストの送信リクエストを送り、ステップS33では調査対象テレビ20から録画リストを受信し、メモリー109の録画リストテーブル204へ保存すればよい。
図8に、再生候補選別処理についてのフローチャートを示す。
次に、図8を用いて再生候補選別処理を説明する。再生候補選別処理は、コントローラ105が、録画リスト取得処理に続けて実行する。
再生されるのは、録画されたものの中から選ばれるという点に注目すれば、全局・全時間の特徴量DB203を保持しつづけるのはきわめて不経済である。そこで、コントローラ105は、以下のように、取得した録画リストをもとに、特徴量DB203から録画リストにないコンテンツの音声特徴量を削除する。
コントローラ105は、メモリー109の録画リストテーブル204の先頭から、コンテンツに関する録画開始時刻・録画終了時刻、放送局情報を読み出す(S35)。なお、録画装置によって、放送局情報が、例えば、放送局の名称だったり、放送チャンネル番号だったりする場合は、コントローラ105は、メモリー109内にある放送局変換テーブル202を用いて放送局情報を放送局IDに変換するとよい。
ステップ36(S36)では、コントローラ105は、この録画開始時刻・録画終了時刻と放送局IDから、メモリー109の特徴量DB203を参照して、この録画開始時刻から終了時刻までの時間帯に放送局IDに対応する音声特徴量が保存されているレコードを抽出する(S36)。コントローラ105は、この時間帯における各レコードに対して、スキャンフラグを立てて特徴量DB204を更新しておく(S37)。
ステップ38(S38)では、コントローラ105は、録画リストテーブル204を参照して、まだ他に録画リストのレコードがあるかを検査する。次の録画リストのレコードが存在する場合は、コントローラ105は、ステップ35(S35)へ戻り同じ処理を繰り返す。こうして、録画リスト内の全てのレコードに関連する音声特徴量に対してスキャンフラグを立てるまでループさせる。次の録画リストのレコードがなくなれば、コントローラ105は、ステップ39(S39)に進み、特徴量DB203を参照し、音声特徴量を生成してから予め定めた一定時間(例えば、24時間、3日、1週間、1ヶ月等)以上経過し、且つスキャンフラグを立てていない全レコードを消去して、その特徴量DBを更新する。
つぎに、消去する対象を、一定時間(例えば、24時間)以上経過した音声特徴量を含むレコードに限定した理由を述べる。特徴量DB203には現在放送中の音声特徴量が次々と書き込まれていくが、録画装置内に録画リストが形成されるのはコンテンツの録画が終了した時点である。たとえば21時00分から22時54分までの洋画劇場のようなコンテンツを録画している場合には22時54分になり録画終了処理を終えた時点で、初めて録画リストに加えられる。21時30分の時点での実行した録画リスト取得処理ではまだこの録画リストは得られないので、このコンテンツの音声特徴量を残しておく必要がある。放送コンテンツの中には特別番組と称して非常に長いものもあるため、本例では生成してから24時間以上を経過しない音声特徴量を消去の対象から除いていたが、さらに短い時間を選び設定する事も可能である。
図9は、ある時間帯のB局の音声特徴量だけを保持する場合の例を示す説明図である。
この図では、一例として、取得した録画リストよりある録画時間帯において、B局の音声特徴量を含むレコードを残し、A局、C局、D局のレコードを消去し、さらに、24時間以上経過したその他のレコードを消去している。なお、24時間経過していないレコードは消去しないで保持しておく。
2−3.タイムシフト判定処理

図10に、再生コンテンツの判定処理についてのフローチャートを示す。
次に図4のステップS23の再生コンテンツの判定処理を、図10を用いて説明する。
ステップ231(S231)では、コントローラ105は、特徴量DB203を参照して、過去一定時間(例、24時間)分の蓄積された音声特徴量と、特徴量抽出器β103から出力された録画再生中の調査対象テレビ20からの音声による音声特徴量とを逐次比較する。コントローラ105は、両者が一致すれば、特徴量DB203を参照して音声特徴量に対応する放送局IDと放送時刻を、テンポラリーな接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定する。なお図4のステップ13(S13)のように一致・不一致が所定のインターバルで繰り返すかは判定条件としなくてもよい。その理由はコンテンツの再生時には広告部分をスキップさせ時刻の並びが不連続になる場合があるからである。
また、ステップS231で一致しなかった場合には、コントローラ105は、ステップ234(S234)に進み、特徴量DB203を参照して、過去24時間を越えて蓄積された各レコードの音声特徴量と、特徴量抽出器β103から出力された調査対象テレビ20からの音声による音声特徴量とを逐次比較し、もし一致すれば、特徴量DB203を参照し、音声特徴量に対応する放送局IDと放送時刻をテンポラリーな接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定する。ステップS234でも一致しなければ、コントローラ105は、ステップ235(S235)へ進み、放送局ID=000、放送時刻=0000,00,00,00,00.00 を、接触データに代入する。
ステップ233(S233)ではコントローラ105は、時計部108より現在時刻を得て、年月日時分秒をカンマで区切った視聴開始時刻に設定する。コントローラ105は、上述のように設定した、視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局ID、および必要に応じて視聴者設定装置から得た視聴者コード、を含む接触データを構成し、メモリー109の接触データテーブル205に記録する。
図11は、再生行為を含む接触データの一例を示す説明図である。2012年2月1日の19時00分05秒から放送局201を視聴し、同19時58分40秒に放送局101へ切り替わり(リアルタイム視聴)、同21時55分03秒にテレビをオフしている。同23時10分24秒に放送局701の2011年12月31日に放送された22時15分08秒からのコンテンツを視聴している(タイムシフト視聴)。
上述の再生判定の例では音声特徴量のセグメントを所定時間(例、5秒)とし、その全件を記録するようにしたものであるが、さらに、データを省略してデータ量を圧縮するようにしてもよい。
図12は、連続的に再生した部分を圧縮した接触データの一例を示す説明図である。
この場合、ステップ236(S236)ではコントローラ105は、さらに接触データテーブル205を参照して、連続する時刻のレコード間で(視聴時刻の並び方と、放送時刻の並び方に欠落がない等)、放送局ID及び/又は視聴者コードに変化がなければ、図12のようにその冗長な区間のデータを省略してデータ量を圧縮することもできる。
2−4.集計
メモリー109の接触データは、コントローラ105により、世帯を特定する番号を付加した上で、時計部108を参照し、予め定められたタイミングでIO部110を介して、集計・配信センター40へ送られる。この間の通信路は有線・無線を問わない。
また、集計・配信センター40では各調査家庭から届いた接触データを合算集計し、全世帯数を分母とする接触率を契約社50に、印刷物や電子データ等をもって提供する。視聴者コードを含む接触率調査を実施する場合は、集計・配信センター40にある各世帯の世帯員に関するプロフィール情報を参照して、たとえば30歳代の男性というような集計区分単位での接触率が計算される。
3.録画リスト取得処理の他の例

図16に、録画リスト取得処理の他の実施の形態についてのフローチャートを示す。このフローチャートでは、接触調査装置10が、録画リストを取得した後で、ある録画リストが削除された場合の録画リスト取得処理を示す。
録画リスト取得処理は、3分間などあらかじめ定めた間隔で逐次呼出される。コントローラ105は、図7と同様に、録画装置30へ録画リストの送信要求を送る(S301)。録画装置30は、この送信要求に応答し、録画したコンテンツ名、録画を実行した録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局情報を含む録画リストを送り返してくるので、コントローラ105は、この録画リストを録画装置30から受信する(S303)。コントローラ105は、取得した今回の録画リストと、録画リストテーブルに記憶された前回の録画リストを比較する(S305)。比較した結果、今回削除された録画リストのレコードがある場合、コントローラ105は、特徴量DB203を参照し、削除された録画リストのレコードに含まれる録画開始時刻から録画終了時刻の時間帯で、録画リストのレコードに含まれる放送局情報に対応する放送局IDに相当するレコードを検索して、それを削除する(S307)。一方、比較した結果、両者が同一であればステップS309へ移行する。
コントローラ105は、今回受信した録画リストを、メモリー109の録画リストテーブル204へ記録する(S33)。
4.効果

本発明及び本実施の形態によると、以上のように、過去一定時間(例、24時間)分と、録画リストを利用し必要なものだけに選別した過去一定時間(例、24時間)を越える古い音声特徴量との照合を行い、一致があれば接触データを記録することで、全局・全時間データベースのメモリー容量の肥大化を防ぎ、かつ音声特徴量の照合時間を短縮し、ひいては報告書の完成までの時間を短縮することが可能になる。
以上の説明は、主に音声の特徴量について実施の形態を説明したが、これに限らず画像又はデータ等の適宜の特徴量を用いることができる。
また、以上の説明では、調査装置・システムは、主に、アンテナに接続された場合を例に挙げたが、これに限らず、インターネット等の有線ネットワーク、携帯電話等の無線ネットワーク等に接続されるものにも適用することができる。
さらに、本発明は、テレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等の視聴率・聴取率・メディア接触率等の様々な調査に適用することができる。本発明は、視聴データ、聴取データ、接触データ等の各種メディアやコンテンツ等を視聴したデータや、それによる視聴率、聴取率、接触率等の処理に適用することができる。また、端末IDとしては、調査端末の識別情報以外にもテレビ、ラジオ、PC、携帯型調査端末等の識別情報を用いたり、また、付加してもよい。
10 接触調査装置
20 調査対象テレビ(チューナ)
30 録画リスト
40 集計・配信センター
50 契約社
101 受信チューナ
102 特徴量抽出器α
103 特徴量抽出器β
105 コントローラ
108 時計部
109 メモリー
110 I/O部

Claims (12)

  1. 調査装置と、調査対象受信装置と、録画部とを備えた調査システムにおいて、
    前記調査装置は、
    放送を受信する受信部と、
    現在時刻を測定する時計部と、
    前記受信部による受信信号から第1の特徴量を求める第1の特徴量抽出器と、
    前記調査対象受信装置による視聴信号から第2の特徴量を求める第2の特徴量抽出器と、
    放送時刻、放送局ID、特徴量を対応して記憶する特徴量データベース(DB)と、
    視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局IDを含む接触データを記憶する接触データテーブルと、
    録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを記憶する録画リストテーブルと、
    特徴量の比較判定及び接触データの作成を行うためのコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記受信部を制御することにより、一定時間間隔で放送局IDを切り替え設定して放送を受信し、
    前記第1の特徴量抽出器により、前記受信部による受信信号を演算した第1の特徴量を入力し、前記時計による前記一定時間間隔の放送時刻、前記受信部に設定した放送局ID、前記第1の特徴量を対応して前記特徴量DBに記録し、
    前記録画リストテーブルから録画リストに従い、録画開始時刻から録画終了時刻までの時間帯のレコードを前記特徴量DBから抽出し、抽出されたレコード以外のレコードを、予め定められた一定時間経過したら、前記特徴量DBから削除し、

    前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、
    一致する特徴量が検出できなかった場合、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、一致した特徴量を検出したら、該特徴量に対応するレコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻をそれぞれ接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻として設定した該接触データを前記接触データテーブルに記録する
    調査システム。
  2. 請求項1に記載の調査システムにおいて、
    前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較したとき、
    一致する特徴量が検出された場合、
    前回求めた接触データの放送局IDと、前記受信部が受信中の放送局IDとを比較し、両者が異なれば、前記受信部が受信中の放送局IDを接触データの放送局IDとして設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻及び放送開始時刻に設定した該接触データを接触データテーブルに記録することを特徴とする調査システム。
  3. 請求項1又は2に記載の調査システムにおいて、
    前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較した結果、一致する特徴量が予め定められた間に検出できなかった場合、
    前記コントローラは、前記第2の特徴量抽出器の出力により、前記調査対象受信装置の受信信号レベルを検査し、ゼロ又は予め定められた大きさ以下である場合、放送局ID及び放送開始時刻に、前記調査対象受信装置がオフであることを表す所定値を設定することを特徴とする調査システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の調査システムにおいて、
    前記調査装置は、視聴者を識別するための視聴者コードを設定する視聴者設定部をさらに備え、
    前記接触データは、各レコードに視聴者コードをさらに含み、
    前記コントローラは、前記接触データを作成又は記録するときに、前記視聴者設定部により設定された視聴者コードを接触データに含めることを特徴とする調査システム。
  5. 請求項4に記載の調査システムにおいて、
    前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較したとき、
    一致する特徴量が検出された場合、
    前回求めた接触データの放送局ID及び視聴者コードと、前記受信部が受信中の放送局ID及び前記視聴者設定部による視聴者コードとをそれぞれ比較し、放送局ID又は視聴者コードのいずれかが異なれば、前記受信部が受信中の放送局IDを接触データの放送局IDとして設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻及び放送開始時刻に設定し、今回の視聴者コードを設定した該接触データを接触データテーブルに記録することを特徴とする調査システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の調査システムにおいて、
    前記コントローラは、前記調査対象受信装置又は前記録画部から、予め定めた時間又はタイミング又は間隔で、前記録画部が録画を実行した録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを取得し、取得した前記録画リストを前記録画リストテーブルに記憶することを特徴とする調査システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の調査システムにおいて、
    前記コントローラは、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較する際、
    前記特徴量DBに現在から過去の予め定められた一定時間分蓄積された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの録画再生中の第2の特徴量とを比較し、一致すれば、レコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻を接触データに設定し、
    一致しなかった場合には、前記特徴量DBに前記一定時間より前に蓄積された特徴量と、第2の特徴量抽出器からの録画再生中の特徴量とを比較し、一致すれば、レコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻を接触データに設定し、
    さらに、前記コントローラは、現在時刻を視聴開始時刻として接触データに設定し、設定した前記接触データを接触データテーブルに記録する
    ことを特徴とする調査システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の調査システムにおいて、
    前記コントローラは、さらに、前記接触データテーブルを参照し、連続する時刻のレコード間で、放送局ID又は視聴者コードに変化がなければ、一方のレコードを削除してデータ量を圧縮することを特徴とする調査システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の調査システムにおいて、
    前記調査装置に有線又は無線ネットワークを介して接続された集計・配信センターを、さらに備え、
    前記コントローラは、前記接触データテーブルを参照し、予め定められた時間又はタイミングで、接触データを前記集計・配信センターへ送ることを特徴とする調査システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の調査システムにおいて、
    前記コントローラは、録画リストを前記録画部から受信し、
    前記コントローラは、取得した今回の録画リストと、前記録画リストテーブルに既に記憶されている前回の録画リストとを比較し、比較した結果、今回の録画リストの中に前回の録画リストから削除されたレコードがある場合、前記特徴量DBを参照し、該削除されたレコードに含まれる録画開始時刻から録画終了時刻の時間帯で、該削除されたレコードに含まれる放送局IDに該当するレコードを削除し、
    前記コントローラは、今回の録画リストを、前記録画リストテーブルへ記録する
    ことを特徴とする調査システム。
  11. 調査装置と、調査対象受信装置と、録画部とを備えた調査システムにおいて、
    前記調査装置は、
    放送を受信する受信部と、
    現在時刻を測定する時計部と、
    前記受信部による受信信号から第1の特徴量を求める第1の特徴量抽出器と、
    前記調査対象受信装置による視聴信号から第2の特徴量を求める第2の特徴量抽出器と、
    放送時刻、放送局ID、特徴量を対応して記憶する特徴量データベース(DB)と、
    視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局IDを含む接触データを記憶する接触データテーブルと、
    録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを記憶する録画リストテーブルと、
    特徴量の比較判定及び接触データの作成を行うためのコントローラと
    を備えた、前記調査システムにおける調査方法であって、

    前記コントローラは、
    前記受信部を制御することにより、一定時間間隔で放送局IDを切り替え設定して放送を受信し、
    前記第1の特徴量抽出器により、前記受信部による受信信号を演算した第1の特徴量を入力し、前記時計による前記一定時間間隔の放送時刻、前記受信部に設定した放送局ID、前記第1の特徴量を対応して前記特徴量DBに記録し、
    前記録画リストテーブルから録画リストに従い、録画開始時刻から録画終了時刻までの時間帯のレコードを前記特徴量DBから抽出し、抽出されたレコード以外のレコードを、予め定められた一定時間経過したら、前記特徴量DBから削除し、

    前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、
    一致する特徴量が検出できなかった場合、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、一致した特徴量を検出したら、該特徴量に対応するレコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻をそれぞれ接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻として設定した該接触データを前記接触データテーブルに記録する
    調査方法。
  12. 調査装置と、調査対象受信装置と、録画部とを備えた調査システムにおける調査装置であって、
    放送を受信する受信部と、
    現在時刻を測定する時計部と、
    前記受信部による受信信号から第1の特徴量を求める第1の特徴量抽出器と、
    前記調査対象受信装置による視聴信号から第2の特徴量を求める第2の特徴量抽出器と、
    放送時刻、放送局ID、特徴量を対応して記憶する特徴量データベース(DB)と、
    視聴開始時刻、放送開始時刻、放送局IDを含む接触データを記憶する接触データテーブルと、
    録画開始時刻及び録画終了時刻、放送局を識別するための放送局情報を含む録画リストを記憶する録画リストテーブルと、
    特徴量の比較判定及び接触データの作成を行うためのコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記受信部を制御することにより、一定時間間隔で放送局IDを切り替え設定して放送を受信し、
    前記第1の特徴量抽出器により、前記受信部による受信信号を演算した第1の特徴量を入力し、前記時計による前記一定時間間隔の放送時刻、前記受信部に設定した放送局ID、前記第1の特徴量を対応して前記特徴量DBに記録し、
    前記録画リストテーブルから録画リストに従い、録画開始時刻から録画終了時刻までの時間帯のレコードを前記特徴量DBから抽出し、抽出されたレコード以外のレコードを、予め定められた一定時間経過したら、前記特徴量DBから削除し、

    前記第1の特徴量抽出器からの第1の特徴量と、前記調査対象受信装置による視聴信号を演算した前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、
    一致する特徴量が検出できなかった場合、前記特徴量DBに記憶された各レコードの特徴量と、前記第2の特徴量抽出器からの第2の特徴量とを比較し、一致した特徴量を検出したら、該特徴量に対応するレコードに含まれる放送局IDと放送開始時刻をそれぞれ接触データの放送局IDと放送開始時刻として設定し、前記時計部による現在時刻を接触データの視聴開始時刻として設定した該接触データを前記接触データテーブルに記録する
    調査装置。
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