JP5956387B2 - データ管理サーバのスナップショット作成システム、および、サーバクラスタのスナップショット作成システム - Google Patents
データ管理サーバのスナップショット作成システム、および、サーバクラスタのスナップショット作成システム Download PDFInfo
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Description
しかし、2000年代後半になると、複数のデータ管理サーバのクラスタと、1台または複数台の振分サーバとで構成したクラスタシステムが登場して使われるようになっている。このクラスタシステムは、外部のクライアントには多量のデータを管理する単一のデータ管理サーバのように振る舞い、内部的には多量のデータを分割して管理する複数のデータ管理サーバとして構成される。
クラスタシステムにおいて、データのバックアップは、任意のタイミングにおけるデータのスナップショットを作成することで行われる。
データの流動性の高いシステムでは、単体サーバで見た場合、各データは揮発性メモリ上の一重化されているもののみである。このシステムでは、各データが二重化されていないため、スナップショットを作成するために、各データの静止化を行うことは困難である。
前記データ書込参照処理部は、前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、スナップショット作成開始時以降の未更新データに係る書込要求を外部から受信したならば、当該書込要求に係る未更新データをコピーする。前記データ書込参照処理部は更に、コピーしたデータに当該書込要求を行って更新後の属性を設定して更新後データとすると共に、当該書込要求に係る未更新データに更新前の属性を設定して更新前データとする。
前記データ書込参照処理部は、前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、スナップショット作成開始時以降の未更新データに係る書込要求を外部から受信したならば、当該書込要求に係る未更新データをコピーする。前記データ書込参照処理部は更に、コピーしたデータに当該書込要求を行って更新後の属性を設定して更新後データとすると共に、当該書込要求に係る未更新データに更新前の属性を設定して更新前データとする。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるクラスタシステム1を示す概略の構成図である。
このクラスタシステム1は、振分サーバ2と、複数台のデータ管理サーバ3−1〜3−3と、スナップショット作成管理サーバ4とを含んで構成されるサーバクラスタのスナップショット作成システムである。以下、データ管理サーバ3−1〜3−3を特に区別しないときには、単にデータ管理サーバ3と記載している場合がある。また、各図では、データ管理サーバ3−1を「データ管理サーバ#1」、データ管理サーバ3−2を「データ管理サーバ#2」、データ管理サーバ3−3を「データ管理サーバ#3」と示している場合がある。
データ書込参照処理部31は、受信した各データ書込要求信号やデータ参照要求信号を処理するものである。データ書込参照処理部31は、スナップショット作成中に、スナップショット作成開始時以降の未更新データに係る書込要求を外部から受信したならば、この書込要求に係る未更新データをコピーし、コピーしたデータに書込要求を行って更新後の属性を設定して更新後データとする。データ書込参照処理部31は、更に、この書込要求に係る未更新データに更新前の属性を設定して更新前データとする。
記憶部34は、データ管理テーブル341と、第2データ管理テーブル342と、データ343と、スナップショットデータ344とを記憶している。記憶部34は、揮発性メモリで構成されているので、各データや各テーブルへの書込や参照を短時間に行うことができる。
(データ参照要求信号に対する処理)
不図示の外部装置から、振分サーバ2にデータ参照要求信号が送信されたならば、シーケンスQ10〜Q19に示す処理が開始する。なお、以下のシーケンス図では、データ参照要求信号のことをデータ参照要求と略し、データ書込要求信号のことをデータ書込要求と略している。
シーケンスQ10において、振分サーバ2の振分部21は、不図示の外部装置から、データ参照要求信号を受信する。更に振分部21は、データ管理サーバ#1〜#3のうち、どのデータ管理サーバ3が格納するデータへの参照かを判断する。振分部21は、既に振り分けたデータが処理対象ならば、振分表22に基づいて、振分対象のデータ管理サーバ3を特定する。
シーケンスQ11において、振分サーバ2の振分部21は、データ管理サーバ#1〜#3のうちいずれか該当するものに、データ参照要求信号を振り分ける。振り分けたデータ参照要求信号は、該当するデータ管理サーバ3のデータ書込参照処理部31が受信する。
シーケンスQ13において、テーブル管理部32は、入力されたキー値に基づいてデータ管理テーブル341を検索し、キー値に対応するデータの収容位置を取得する。
シーケンスQ14において、テーブル管理部32は、データ書込参照処理部31に、このデータ参照要求信号が含んだキー値に対応するデータの収容位置を応答する。この収容位置の応答は、データ書込参照処理部31に入力される。
シーケンスQ16において、データ管理部33は、処理対象データの収容位置に基づき、処理対象データを参照する。
シーケンスQ18において、データ書込参照処理部31は、振分サーバ2の振分部21に、この処理対象データの参照結果を応答する。この参照結果の応答は、振分部21によって受信される。
シーケンスQ19において、振分サーバ2の振分部21は、データ書込要求信号の送信元である不図示の外部装置に、この処理対象データの参照結果を応答する。これにより、データ参照要求信号に対する処理を終了する。
不図示の外部装置から、振分サーバ2にデータ書込要求信号が送信されたならば、シーケンスQ20〜Q29に示す処理が開始する。シーケンスQ20〜Q29の処理は、前記したシーケンスQ10〜Q19の処理とは異なり、処理種別がデータ参照ではなくデータ書込である。なお、データの書込とは、データの更新、データの新規作成、データの削除の3通りの処理のいずれかである。
シーケンスQ20において、振分サーバ2の振分部21は、不図示の外部装置から、データ書込要求信号を受信する。振分部21は、データ管理サーバ#1〜#3のうち、どのデータ管理サーバ3が格納するデータへの書込みかを判断する。振分部21は、既に振り分けたデータが処理対象ならば、振分表22に基づいて、振分対象のデータ管理サーバ3を特定する。振分部21は、未だ振り分けていないデータが処理対象ならば、ハッシュ関数によって振分対象のデータ管理サーバ3を特定し、特定したデータ管理サーバ3とデータとの関係を振分表22に記録する。
シーケンスQ23において、テーブル管理部32は、このキー値に基づいてデータ管理テーブル341を検索し、キー値に対応するデータの収容位置を取得する。
シーケンスQ24において、テーブル管理部32は、データ書込参照処理部31に、このデータ書込要求信号が含んだキー値に対応するデータの収容位置を応答する。この収容位置の応答は、データ書込参照処理部31に入力される。
シーケンスQ26において、データ管理部33は、処理対象データの収容位置に基づき、処理対象データに書込を行う。
シーケンスQ28において、データ書込参照処理部31は、振分サーバ2の振分部21に、この処理対象データの書込結果を応答する。この書込結果の応答は、振分部21によって受信される。
シーケンスQ29において、振分サーバ2の振分部21は、不図示の外部装置に、この処理対象データの書込結果を応答する。この書込結果の応答は、データ書込要求信号の送信元である不図示の外部装置によって受信される。これにより、データ書込要求信号に対する処理は終了する。
不図示の外部端末から、スナップショット作成管理サーバ4にスナップショット作成要求信号が送信されたならば、シーケンスQ40〜Q66に示すスナップショット作成処理が開始する。
シーケンスQ41において、スナップショット作成管理サーバ4のスナップショット作成統括部41は、振分サーバ2に、振分表22のロック指示を送信する。この振分表22のロック指示は、振分サーバ2の振分部21によって受信される。
シーケンスQ42において、振分部21は、振分表22の書込をロックする。
シーケンスQ43において、振分部21は、スナップショット作成管理サーバ4に、振分表22の書込のロックが完了したことを示すロック完了応答を返信する。このロック完了応答は、スナップショット作成管理サーバ4のスナップショット作成統括部41によって受信される。
シーケンスQ46において、テーブル管理部32は、データ管理テーブル341の書込をロックする。
シーケンスQ47において、テーブル管理部32は、スナップショット作成部35に、データ管理テーブル341のロック完了応答を返す。このロック完了応答は、スナップショット作成部35に返される。なお、このシーケンスQ47は、テーブル管理部32の書込ロックが成功したときのものである。
シーケンスQ48において、スナップショット作成部35は、スナップショット作成管理サーバ4に、テーブルロック完了応答を返す。この処理は、各データ管理サーバ3の台数分だけ繰り返される。このテーブルロック完了応答は、スナップショット作成統括部41によって受信される。
シーケンスQ49において、スナップショット作成統括部41は、クラスタシステム1のすべてのデータ管理サーバ3から、テーブルロック完了応答が返っているかチェックする(応答チェック)。すべてのデータ管理サーバ3からテーブルロック完了応答が返っていたならば、振分サーバ2の振分部21は、シーケンスQ50以下の処理を行う。
シーケンスQ51において、振分部21は、振分表22のコピーを実行してスナップショットを作成する。
シーケンスQ52において、振分部21は、振分表22の書込ロックを解除する。
シーケンスQ53において、振分部21は、スナップショット作成管理サーバ4にコピー完了応答を返す。このコピー完了応答は、スナップショット作成統括部41によって受信される。
シーケンスQ55において、スナップショット作成部35は、テーブル管理部32に、データ管理テーブル341のコピー指示を通知する。このコピー指示は、テーブル管理部32に入力される。
シーケンスQ56において、テーブル管理部32は、データ管理テーブル341をコピーしてスナップショットを作成する。以下のシーケンスは、テーブル管理部32によるコピーが成功した場合のものである。
シーケンスQ58において、テーブル管理部32は、データ管理テーブル341の書込ロックを解除する。
シーケンスQ59において、テーブル管理部32は、スナップショット作成部35にコピー完了応答を返す。このコピー完了応答は、スナップショット作成部35に入力される。
シーケンスQ61において、スナップショット作成統括部41は、コピー指示受信応答が、すべてのデータ管理サーバ3から返っているがチェックする。シーケンスQ61の処理が終了すると、図4のシーケンスQ62の処理が行われる。
シーケンスQ63において、スナップショット作成部35は、テーブル管理部32と連携して、スナップショット作成後処理を行う。スナップショット作成後処理は、後記する図12で詳細に説明する。
シーケンスQ65において、スナップショット作成統括部41は、クラスタシステム1のすべてのデータ管理サーバ3から、スナップショット作成応答が返っているかチェックする。
シーケンスQ66において、スナップショット作成統括部41は、不図示の外部端末に、スナップショット作成応答を返す。この不図示の外部端末は、シーケンスQ40においてスナップショット作成要求信号を送信したものと同一である。
図5(a)は、データ管理テーブル341を示している。
データ管理テーブル341は、キー値欄341aと、収容位置欄341bと、それ以外の欄とを含んでいる。
収容位置欄341bは、データにアクセスするための収容位置を格納する欄であり、各データのアドレスが格納されている。これらの収容位置により、各データ本体にアクセスすることができる。
第2データ管理テーブル342は、データ管理テーブル341と同様なキー値欄342aと、収容位置欄342bと、それ以外の欄とを含み、更に属性欄342nを含んでいる。この第2データ管理テーブル342は、スナップショット作成開始時点におけるデータ管理テーブル341をコピーして作成される。
属性欄342nは、各データの属性が格納される欄であり、「未更新」と「更新前」と「更新後」の属性が格納されている。
属性欄342nの属性が「更新前」ならば、対応するデータ本体は、スナップショット作成開始時点のものであり、かつ、当該データに対する更新処理が行われたことを示している。
属性欄342nの属性が「更新後」ならば、対応するデータ本体は、更新後のものであり、対応する更新前のデータが存在することを示している。
このように、データ管理サーバ3は、第2データ管理テーブル342により、スナップショット作成開始時点におけるデータを管理している。よって、データ管理サーバ3は、二重化処理を行うことなく、任意の時刻におけるスナップショットを作成することができる。
図6に示すように、データ343の各データは、スナップショット作成中にコピーされれて更新された「更新後データ」と、スナップショット作成開始時から更新されていない「未更新データ」と、更新後データに係るコピー元である「更新前データ」の3つの集合に、論理的に分けられている。
データA,C,Eは、スナップショット作成開始時から更新されていない「未更新データ」である。データB,Dは、スナップショット作成中に外部から書込要求を受けたもののうち、スナップショット作成開始時における元データかつ「更新前データ」である。データB2,D2は、「更新後データ」であり、スナップショット作成開始時におけるデータB,Dをそれぞれ更新したものである。
このように、データ書込参照処理部31とスナップショット作成部35とは、それぞれ別のテーブルを参照して各データにアクセスしている。よって、データ書込参照処理部31によるデータ参照と並行して、スナップショット作成部35は、スナップショット作成動作を行うことができる。
各データ管理サーバ3のデータ書込参照処理部31が、外部からの要求信号を受信すると、図7に示すデータ書込参照処理が開始する。
ステップS10において、データ書込参照処理部31は、受信した要求信号の処理種別を判断する。
ステップS11において、データ書込参照処理部31は、原本であるデータ管理テーブル341に基づいて該当データを参照する。データ書込参照処理部31は、要求信号が含むキー値に基づいて、テーブル管理部32により該当データの収容位置を取得し、データ管理部33により該当データを参照する。データ書込参照処理部31は、ステップS11の処理が終了すると、図7の処理を終了する。
データ書込参照処理部31は、処理種別が新規作成ならば、ステップS13の新規作成処理を行い、図7の処理を終了する。新規作成処理は、後記する図9で詳細に説明する。
データ書込参照処理部31は、処理種別が削除ならば、ステップS14のデータ削除処理を行い、図7の処理を終了する。データ削除処理は、後記する図10で詳細に説明する。
各データ管理サーバ3のデータ書込参照処理部31が外部からのデータ更新要求信号を受信すると、図8に示すデータ更新処理が開始する。
ステップS30において、データ書込参照処理部31は、スナップショット作成中であるか否かを判断する。データ書込参照処理部31は、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS31の処理を行い、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS32の処理を行う。
ステップS34において、データ書込参照処理部31は、該当データをコピーする。データ書込参照処理部31は、要求信号が含むキー値に基づいて、テーブル管理部32によりデータ管理テーブル341を参照して収容位置を取得し、データ書込参照処理部31は更に、取得した収容位置に基づき、データ管理部33により記憶部34に該当データサイズの領域を取得したのち、取得した領域に該当データをコピーする。
ステップS35において、データ書込参照処理部31は、第2データ管理テーブル342にコピーしたデータの参照情報を登録する。すなわち、データ書込参照処理部31は、テーブル管理部32により、コピーしたデータのレコードを第2データ管理テーブル342に作成する。データ書込参照処理部31は更に、このレコードのキー値欄342aをコピー元データのキー値に設定し、その収容位置欄342bをコピーしたデータのアドレスに書き換える。
ステップS37において、データ書込参照処理部31は、データ管理部33により、コピーしたデータを更新する。
ステップS39において、データ書込参照処理部31は、該当データのコピー元データに「更新前」属性を設定する。データ書込参照処理部31は、テーブル管理部32により、第2データ管理テーブル342の該当データのコピー元データに係るレコードを参照し、その属性欄342nを「更新前」に設定する。データ書込参照処理部31は、ステップS39の処理が終了したならば、図8の処理を終了する。
各データ管理サーバ3のデータ書込参照処理部31が、外部からのデータ新規作成要求信号を受信すると、図9に示すデータの新規作成処理が開始する。
ステップS40において、データ書込参照処理部31は、データを新規に作成する。すなわち、データ書込参照処理部31は、データ管理部33によりデータと、データのキー値とを新規に作成する。
ステップS41において、データ書込参照処理部31は、データ管理テーブル341と第2データ管理テーブル342に新規作成データの参照情報を登録する。すなわち、データ書込参照処理部31は、テーブル管理部32により、データ管理テーブル341と第2データ管理テーブル342に新規作成データに係るレコードを作成する。データ書込参照処理部31は、そのレコードのキー値欄341aに新規に作成したキー値を設定し、そのレコードの収容位置欄341bに新規作成データのアドレスを設定する。
ステップS42において、データ書込参照処理部31は、スナップショット作成中であるか否かを判断する。データ書込参照処理部31は、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS43の処理を行い、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS44の処理を行う。
ステップS44において、データ書込参照処理部31は、新規作成データに「更新後」属性を設定する。すなわち、データ書込参照処理部31は、テーブル管理部32により、新規作成データに係る第2データ管理テーブル342のレコードを参照し、その属性欄342nを「更新後」に設定する。データ書込参照処理部31は、ステップS44の処理が終了したならば、図9の処理を終了する。
各データ管理サーバ3のデータ書込参照処理部31が、外部からのデータ削除要求信号を受信すると、図10に示すデータ削除処理が開始する。
ステップS50において、データ書込参照処理部31は、スナップショット作成中であるか否かを判断する。データ書込参照処理部31は、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS51の処理を行い、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS52の処理を行う。
ステップS55において、データ書込参照処理部31は、該当データに「更新前」属性を設定する。データ書込参照処理部31は、テーブル管理部32により、第2データ管理テーブル342の該当データに係るレコードを特定し、その属性欄342nに「更新前」属性を設定する。データ書込参照処理部31は、ステップS55の処理が終了したならば、ステップS56の処理を行う。
ステップS56において、データ書込参照処理部31は、データ管理テーブル341の該当データの参照情報(レコード)を削除する。データ書込参照処理部31は、ステップS56の処理が終了したならば、図10の処理を終了する。
データ書込参照処理部31は、スナップショット作成中かつ削除対象データの属性が未更新でないならば、削除対象データの更新後データのみを削除し、更新前データを残している。更にデータ書込参照処理部31は、スナップショット作成中には、データ管理テーブル341から削除対象データの参照情報(レコード)を削除している。これにより、データ管理サーバ3は、削除対象データを、以降の書込更新処理の対象から除外することができる。
スナップショット作成部35は、テーブル管理部32からコピー完了応答が入力されたならば、スナップショット作成中処理を開始する。
ステップS60〜S63において、スナップショット作成部35は、第2データ管理テーブル342のすべてのレコードについて処理を繰り返す。
ステップS63において、スナップショット作成部35は、第2データ管理テーブル342のすべてのレコードについて処理を繰り返したか否かを判断する。スナップショット作成部35は、当該判断条件が成立しなかったならば、ステップS60の処理に戻り、当該判断条件が成立したならば、図11の処理を終了する。
これにより、スナップショット作成部35は、スナップショット作成開始時におけるデータを、すべてバックアップすることができる。
スナップショット作成部35は、図11に示すスナップショット作成中処理が終了したならば、スナップショット作成後処理を開始する。
ステップS70〜S73において、スナップショット作成部35は、第2データ管理テーブル342のすべてのレコードについて処理を繰り返す。
ステップS72において、スナップショット作成部35は、該当データを削除する。スナップショット作成部35は、テーブル管理部32により、当該レコードの収容位置欄342bを参照し、この格納位置に格納されている該当データを削除する。
ステップS74において、スナップショット作成部35は、該当データに「未更新」属性を設定する。スナップショット作成部35は、テーブル管理部32により、当該レコードの属性欄342nに「未更新」属性を設定する。
なお、これに限られず、スナップショット作成部35は、スナップショット作成後処理において、最後に第2データ管理テーブル342を削除してもよい。これにより、各データ管理サーバ3は、第2データ管理テーブル342を格納していた記憶領域を解放し、通常時の空間計算量を更に削減することができる。
図13(a)から図13(g)まで時系列順に、外部からの書込更新処理が行われた結果を示している。未更新集合は、第2データ管理テーブル342の属性欄342nが「未更新」のデータの集合である。更新前集合は、第2データ管理テーブル342の属性欄342nが「更新前」のデータの集合である。更新後集合は、第2データ管理テーブル342の属性欄342nが「更新後」のデータの集合である。
未更新集合は、データA〜Eをすべて含んでいる。即ち、データA〜Eは、スナップショット作成開始の時点と同一であり、更新されていないことを示している。更新前集合と更新後集合は、データを含まない。
データB(図13(a)参照)は、更新前集合に移動している。ここでは、データの移動を実線矢印で示している。データB(図13(a)参照)は、コピーされて更新されることでデータB2となり、更新後集合に移動している。ここでは、データの更新と移動とを破線矢印で示している。
データD(図13(b)参照)は、更新前集合に移動している。更にデータD(図13(b)参照)は、コピーされて更新されることでデータD2となり、更新後集合に移動している。
更新後集合のデータB2(図13(c)参照)は、再更新されデータB3となり、同様に更新後集合に含まれている。
更新後集合のデータD2(図13(d)参照)は削除され、更新後集合から消滅している。
未更新集合のデータE(図13(d)参照)は、更新前集合に移動している。
更新後集合のデータB3(図13(f)参照)は、未更新集合に移動している。これにより、未更新集合には、データA,B3,Cのみが含まれるようになる。すなわち、この未更新集合には、データD,Eの削除と、データBの2回の更新とが反映される。
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(G)のような効果がある。
図14は、第2の実施形態におけるデータ管理サーバを示す概略の構成図である。
データ管理サーバ3は、図1に示す第1の実施形態の各データ管理サーバ3と同様に構成されている。
データ管理サーバ3は、第1の実施形態とは異なり、外部から振分サーバ2(図1参照)を介さずにデータ書込要求信号やデータ参照要求信号などが送信される。
データ管理サーバ3は、第1の実施形態とは異なり、外部端末からスナップショット作成管理サーバ4(図1参照)を介さずに、スナップショット作成要求信号が送信される。それ以外は、第1の実施形態の各データ管理サーバ3と同様に構成され、同様に動作する。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
2 振分サーバ
21 振分部
22 振分表
3,3−1〜3−3 データ管理サーバ
31 データ書込参照処理部
32 テーブル管理部
33 データ管理部
34 記憶部
341 データ管理テーブル
342 第2データ管理テーブル
343 データ
344 スナップショットデータ
35 スナップショット作成部
4 スナップショット作成管理サーバ
41 スナップショット作成統括部
Claims (8)
- クラスタ構成された複数台のデータ管理サーバと、
振分サーバと、
を備え、
前記振分サーバは、
外部からの要求を前記データ管理サーバに振り分ける振分部と、
外部からの要求と前記データ管理サーバとの対応を示す振分表と、
を備え、
前記データ管理サーバは、それぞれ、
各データの収容位置を含むデータ管理テーブルを管理するテーブル管理部と、
前記各データを管理するデータ管理部と、
前記振分表と前記データ管理テーブルとを書込ロックしてスナップショットを作成したのちにロックを解除し、前記各データを書込ロックせずにスナップショットを作成するスナップショット作成部と、
外部からの要求に基づいてデータの書込または参照を行うものであり、前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、スナップショット作成開始時以降の未更新データに係る書込要求を外部から受信したならば、当該書込要求に係る未更新データをコピーし、コピーしたデータに当該書込要求を行って更新後の属性を設定して更新後データとすると共に、当該書込要求に係る未更新データに更新前の属性を設定して更新前データとするデータ書込参照処理部と、
前記各データ、前記データ管理テーブル、および、前記スナップショット作成部が作成したスナップショットデータを記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とするサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 前記データ書込参照処理部は、
前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、外部からデータの参照要求を受信したならば、前記データ管理テーブルに基づいて、各データを参照する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 前記スナップショット作成部は、
スナップショット作成開始時以降の各未更新データおよび各更新前データを収集してスナップショットを作成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 前記スナップショット作成部は、
スナップショット作成が終了したならば、前記各更新前データを削除し、各更新後データに未更新の属性を設定する、
ことを特徴とする請求項3に記載のサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 前記データ書込参照処理部は、
前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、外部から未更新データの削除要求を受信したならば、当該削除要求に係る未更新データに更新前の属性を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 前記データ書込参照処理部は、
前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、外部からデータの新規作成要求を受信したならば、当該新規作成要求に係るデータに更新後の属性を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 前記データ管理部は、前記記憶部に格納された第2データ管理テーブルに基づき、前記各データの属性を管理する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバクラスタのスナップショット作成システム。 - 各データの収容位置を含むデータ管理テーブルを管理するテーブル管理部と、
前記各データを管理するデータ管理部と、
前記データ管理テーブルを書込ロックしてスナップショットを作成したのちにロックを解除し、前記各データを書込ロックせずにスナップショットを作成するスナップショット作成部と、
外部からの要求に基づいてデータの書込または参照を行うものであり、前記スナップショット作成部のスナップショット作成中に、スナップショット作成開始時以降の未更新データに係る書込要求を外部から受信したならば、当該書込要求に係る未更新データをコピーし、コピーしたデータに当該書込要求を行って更新後の属性を設定して更新後データとすると共に、当該書込要求に係る未更新データに更新前の属性を設定して更新前データとするデータ書込参照処理部と、
前記各データ、前記データ管理テーブル、および前記スナップショット作成部が作成したスナップショットデータを記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とするデータ管理サーバのスナップショット作成システム。
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