JP5865234B2

JP5865234B2 - ネットワーク利用履歴取得装置及び方法及びプログラム

Info

Publication number: JP5865234B2
Application number: JP2012248802A
Authority: JP
Inventors: 青木　政勝; 政勝青木; 明通田中; 昌宏湯口; 内山　匡; 匡内山
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 2012-11-12
Filing date: 2012-11-12
Publication date: 2016-02-17
Anticipated expiration: 2032-11-12
Also published as: JP2014096120A

Description

本発明は、ネットワーク利用履歴取得装置及び方法及びプログラムに係り、特に、利用者が利用端末でネットワークを利用した履歴を取得するためのネットワーク利用履歴取得装置及び方法及びプログラムに関する。

利用者端末上の操作履歴を取得し、保存する技術がある（例えば、特許文献1、非特許文献１参照）。

一方、ウェブブラウザで閲覧した履歴情報をプロキシサーバで取得する方法がある（例えば、特許文献２参照）。

特開2005-174138号公報特開2006-48505号公報

田中明通、内山匡、"PC操作履歴収集システム「メモリ・リトリーバ」",NTT技術ジャーナル 2010.07号, P12-15.

閲覧履歴を保存することは、思い出しを支援するツールとして過去の閲覧履歴を活用できるなど、様々な用途として有用である。

一方、昨今のスマートフォンのような小型携帯機器は、演算能力や保存要領といったスペックがパーソナルコンピュータと比べて低いため、詳細な履歴情報を取得することが困難であった。

前述の特許文献２の技術のように、プロキシサーバにて履歴取得を行うことにより、ネットワーク利用の履歴取得に関して、端末の負荷を軽減することができる。

しかしながら、プロキシサーバにて履歴取得を行う場合は、通信設定をプロキシサーバ経由にする必要があり、当該端末における全てのネットワーク通信をプロキシサーバ経由にすることになり、利用者端末の台数や通信量が増えれば、プロキシサーバでの処理が増え、プロキシサーバ負荷が大きくなるという問題があった。

さらに、履歴取得が不要なネットワーク通信についても全てプロキシサーバを経由することになるため、そのような通信の場合は、利用者自らがネットワークを利用する際にプロキシサーバ経由にするかどうかなど通信設定を見直す必要があった。

本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、プロキシサーバ経由によるネットワーク利用履歴を取得する際に、利用者ならびにプロキシサーバにおける負荷を軽減することができるネットワーク利用履歴取得装置及び方法及びプログラムを提供することを目的とする。

上記の課題を解決するため、本発明は、利用者端末がネットワークを利用した履歴を取得するためのネットワーク利用履歴取得装置であって、
アプリケーションまたは通信先に対応する履歴情報を、プロキシサーバで収集するか否かの情報を保持する履歴取得情報記憶手段と、
前記利用者端末の前記ネットワークの利用を監視し、該利用者端末が通信しているアプリケーションまたは通信先を取得する通信監視手段と、
前記通信しているアプリケーションまたは前記通信先に基づいて、前記履歴取得情報記憶手段を参照して履歴を収集するか否かを判定する収集データ判定手段と、
前記収集データ判定手段において履歴を収集すると判定したネットワーク通信を、プロキシサーバ経由に設定する通信設定手段と、を有する。

上記のように、本発明では、利用者端末におけるネットワーク利用の履歴を取得する際に、ネットワーク通信状況に応じて、プロキシサーバ経由とするかどうかのネットワーク設定を制御し、プロキシサーバにてネットワーク利用の履歴を取得することにより、アプリケーションに応じてネットワーク設定を変更することが可能となるため、履歴収集が必要なアプリケーションのみをプロキシサーバ経由の通信とすることが可能となり、プロキシサーバの負荷を軽減することができる。

本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。本発明の一実施の形態における履歴取得リスト記憶部のデータ例である。本発明の一実施の形態における処理のフローチャートである。

以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。

図１は、本発明の一実施の形態におけるシステム構成を示す。

同図に示すシステムは、端末１０、プロキシサーバ２０を有し、端末１０は、通信監視部１１、収集データ判定部１２、通信設定部１３、履歴取得リスト記憶部１４、設定ファイル１５を有し、プロキシサーバ２０は、閲覧データ取得部２１と閲覧データ記憶部２２を有する。また、端末１０に、設定ファイル１５を変更するための設定ファイル変更部３１を付加してもよい。さらに、端末１０のみならず、プロキシサーバ２０、または、当該プロキシサーバ２０以外のプロキシサーバやサーバ等の外部装置３０に設定ファイル変更部３１を具備してもよい。

端末１０の履歴取得リスト記憶部１４は、ハードディスクやメモリ等の記憶媒体であり、図２に示すように、URL及びアプリケーション毎にプロキシサーバ２０から履歴を取得するか否かを判定するための判定テーブルを保持する。図２（a）は、通信先URL毎に、URL識別子（URL ID）、URL、判定（取得する／取得しない）の各項目からなる判定用テーブルを示し、同図（b）は、アプリケーション毎に、アプリケーション識別子（アプリケーションID）、アプリケーション名、判定（取得する／取得しない）の各項目からなる判定用テーブルを示す。

端末１０の通信監視部１１は、当該端末１０におけるネットワークの利用を監視し、どのアプリケーションが通信しているか通信先URLなどを取得する。

収集データ判定部１２は、取得した通信しているアプリケーションや通信先に応じて、プロキシサーバ２０で履歴を収集するかどうかを判定する。通信監視機能部１１において、取得したアプリケーション、URLの識別子に基づいて、履歴取得リスト記憶部１４を参照してネットワーク利用履歴を取得するか否かの判定を行う。

通信設定部１３は、収集データ判定部１２において判定した要否に応じて、当該端末１０の通信設定をプロキシサーバ２０経由に設定するか否かを制御するものであり、設定ファイル１５に、収集データ判定部１２において「履歴を収集する」と判定されたネットワーク通信をプロキシサーバ２０経由に設定する。

プロキシサーバ２０の閲覧データ取得部２１は、当該プロキシサーバ２０経由の通信をネットワーク利用履歴として取得する。

閲覧データ記憶部２２は、取得したネットワーク履歴を保持する。

次に、上記の構成における処理を説明する。

図３は、本発明の一実施の形態における処理のフローチャートである。

フロー開始は端末１０の起動を起点とする。

端末１０が起動されると、端末の通信監視部１１は、通信状況を監視し、通信がない場合は（ステップ１,No）、収集データ判定部１２は、当該端末１０の通信設定を「非プロキシ経由」と判定し、通信設定部１３において、「非プロキシ経由」に設定する（ステップ４）。通信がある場合は（ステップ１,Yes）、通信監視部１１は、その通信を行っているアプリケーション、あるいは通信先URLを取得し、収集データ判定部１２は、取得したアプリケーションあるいは通信先URLに基づいて履歴取得リスト記憶部１４を参照し、ネットワーク利用履歴を取得するかを判定する。ネットワーク利用履歴を取得する通信でない場合は（ステップ２,No）、通信設定部１３において、当該端末１０の通信設定を「非プロキシ経由」として設定ファイル１５に設定する（ステップ４）。ネットワーク利用履歴を取得する通信である場合は（ステップ２,Yes）、通信設定部１３において、当該端末１０の通信設定を「プロキシ経由」として設定ファイル１５に設定する（ステップ３）。

端末１０の処理が終了していない間、すなわち、端末が起動している間は通信状況を監視し、上記のフローを繰り返し実施する（ステップ５,No）。端末１０の処理が終了した時点で（ステップ５,Yes）、処理を終了する。

上記の処理により、端末１０の設定が「プロキシ経由」となった場合には、プロキシサーバ２０よりネットワークの履歴を取得する。

収集データ判定部１２において、図２（a）のURL ID＝URL1を参照した場合、判定は「取得する」であるので、履歴情報を取得するフラグ"１"を含むURL"http://url01.com,1"を設定ファイル１５に設定する。また、図２（ｂ）のアプリケーションID=APL2を参照した場合は、判定は「取得しない」であるので、履歴情報を取得しないことを意味する"0"を含むアプリケーション名"Windows Media Player(登録商標), 0"を設定ファイル１５に設定する。

なお、上記の処理に加え、設定ファイル変更部３１において、設定ファイル１５の内容をユーザに提示し、ユーザからの指示により、当該設定ファイル１５に対して追加・変更等の更新を行うことも可能である。これにより、履歴取得リスト記憶部１４にアクセスしなくとも、ユーザが必要に応じて、プロキシサーバ２０でURLやアプリケーションの閲覧履歴を取得する、または、取得しない等を設定する処理や、新たにURLやアプリケーションを登録する等の処理を容易に行うことが可能となる。

さらに、上記の端末１０による更新以外に、プロキシサーバ２０、または、当該プロキシサーバ２０とは異なる外部装置(プロキシサーバ、サーバ等)３０のいずれかの設定ファイル変更部３１から設定ファイル１５にアクセスして更新することも可能である。これにより、例えば、多数のユーザに配布してログの視聴率調査を実施する場合等において、履歴収集する対象の設定をユーザ自身が修正することなく、第三者により、設定ファイル１５に対して、追加・変更等の更新を行うことが可能となる。

なお、上記の図１に示す端末１０の構成要素の動作をプログラムとして構築し、ネットワーク利用履歴取得装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。

本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。

１０端末
１１通信監視部
１２収集データ判定部
１３通信設定部
１４履歴取得リスト記憶部
１５設定ファイル
２０プロキシサーバ
２１閲覧データ取得部
２２閲覧データ記憶部
３０端末またはプロキシサーバまたは外部装置
３１設定ファイル変更部

Claims

利用者端末がネットワークを利用した履歴を取得するためのネットワーク利用履歴取得装置であって、
アプリケーションまたは通信先に対応する履歴情報を、プロキシサーバで収集するか否かの情報を保持する履歴取得情報記憶手段と、
前記利用者端末の前記ネットワークの利用を監視し、該利用者端末が通信しているアプリケーションまたは通信先を取得する通信監視手段と、
前記通信しているアプリケーションまたは前記通信先に基づいて、前記履歴取得情報記憶手段を参照して履歴を収集するか否かを判定する収集データ判定手段と、
前記収集データ判定手段において履歴を収集すると判定したネットワーク通信を、プロキシサーバ経由に設定する通信設定手段と、
を有することを特徴とするネットワーク利用履歴取得装置。
前記通信設定手段は、
前記収集データ判定手段の判定結果を設定ファイルに格納する手段と、
ユーザからの要求に基づいて前記設定ファイルを更新する手段と、
を含む請求項１記載のネットワーク利用履歴取得装置。
前記設定ファイルは、前記プロキシサーバ、または、外部装置により更新される
請求項２記載のネットワーク利用履歴取得装置。
利用者端末がネットワークを利用した履歴を取得するためのネットワーク利用履歴取得方法であって、
アプリケーションまたは通信先に対応する履歴情報を、プロキシサーバで収集するか否かの情報を保持する履歴取得情報記憶手段、通信監視手段、収集データ判定手段、通信設定手段を有する装置において、
前記通信監視手段が、前記利用者端末の前記ネットワークの利用を監視し、該利用者端末が通信しているアプリケーションまたは通信先を取得する通信監視ステップと、
前記収集データ判定手段が、前記通信しているアプリケーションまたは前記通信先に基づいて前記履歴取得情報記憶手段を参照して履歴を収集するか否かを判定する収集データ判定ステップと、
前記通信設定手段が、前記収集データ判定ステップにおいて履歴を収集すると判定したネットワーク通信を、プロキシサーバ経由に設定する通信設定ステップと、
を行うことを特徴とするネットワーク利用履歴取得方法。
前記通信設定ステップにおいて、
前記収集データ判定手段の判定結果を設定ファイルに格納するステップと、
ユーザからの要求に基づいて前記設定ファイルを更新するステップと、
を行う請求項４記載のネットワーク利用履歴取得方法。
前記設定ファイルが、前記プロキシサーバ、または、外部装置により更新される
請求項５記載のネットワーク利用履歴取得方法。
コンピュータを、
請求項１乃至３のいずれか1項に記載のネットワーク利用履歴取得装置の各手段として機能させるためのネットワーク履歴取得プログラム。