JP5812119B2 - 車体下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体下部構造に関する。
従来、例えば特開2000−168627号公報に示すように、側面衝突時のエネルギを効率的に吸収可能な車体下部構造が知られている。この車体下部構造は、クロスメンバのうちフロアパネルのトンネル部周辺に位置する部分をZ字状に形成して、側面衝突時にセンタピラーに生じるモーメントを抑制すると共にエネルギを吸収しようとするものである。
ところで、センタピラーなどに衝突荷重が作用すると、センタピラーの下部に接合されるロッカ(サイドシル)に長手軸回りのモーメントが作用し、ロッカの上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませる捩れ変形が生じる。そして、このような捩れ変形が大きくなると、センタピラーを車体幅方向の内側に倒れ込ませる回転変形が大きくなり、車体下部構造の側面衝突性能を十分に確保できなくなってしまう。
特開2000−168627号公報
このため、従来の車体下部構造では、ロッカの捩れ変形を抑制するために、センタピラーの下部周辺にクロスメンバなどの補強材が設けられているが、側面衝突性能を必ずしも十分に確保できていなかった。
そこで、本発明は、側面衝突性能を向上可能な車体下部構造を提供しようとするものである。
本発明に係る車体下部構造は、車体前後方向に延設されるフロアパネルと、フロアパネルの車体両側部に沿って車体前後方向に延設される一対のロッカと、ロッカより小さな断面高で形成されフロアパネルのフロア面から離間する側部によりロッカの上部を支持するように、一対のロッカ間に架設されるクロスメンバとを備える。
本発明に係る車体下部構造によれば、フロアパネルの車体両側部のそれぞれに沿って車体前後方向に一対のロッカが延設され、フロアパネルのフロア面から離間して一対のロッカ間に、ロッカより高い強度を有するクロスメンバが架設される。これにより、側面衝突時には、ロッカより高い強度を有するクロスメンバの軸力によって、ロッカの上部がロッカの下部よりも強固に支持されることで、ロッカの下部がクロスメンバの下方に押し込まれ易くなる。よって、ロッカの上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませる捩れ変形が抑制され、センタピラーの回転変形も抑制されるので、車体下部構造の側面衝突性能を向上することができる。
また、ロッカには、その内側下部に車体幅方向の内側に向けて突出する突出部が設けられてもよい。これにより、側面衝突時には、突出部の突き当てによりロッカの下部がクロスメンバの下方にさらに押し込まれ易くなる。
また、クロスメンバには、車体前側に車体幅方向に延設される第1のクロス部と、車体後側に車体幅方向に延設される第2のクロス部と、一対のロッカのそれぞれに沿って第1のクロス部と第2のクロス部を連結する一対の連結部材とが設けられてもよい。これにより、側面衝突時のエネルギを連結部材の変形により吸収することができる。また、センタピラーの下部周辺を補強する補強材の部品点数を低減することができる。
また、フロアパネルには、フロア面から上方に膨出して第1のクロス部の下面と接触する膨出部が設けられてもよい。これにより、第1のクロス部から膨出部への荷重伝達により、車体下部構造の剛性を向上することができる。
また、フロアパネルには、その中央部にトンネル部が設けられ、クロスメンバには、トンネル部を覆うように折曲される脆弱部が設けられてもよい。これにより、側面衝突時には、脆弱部が断面略Z字状に変形し、ロッカが車体幅方向に略平行に移動するように変形し易くなり、ロッカの捩れ変形を抑制することができる。
また、クロスメンバが、ロッカより小さな断面高で形成されてもよい。これにより、クロスメンバの断面高が抑制され、クロスメンバを超高張力鋼板の採用に適した構造とすることができる。
本発明によれば、側面衝突性能を向上可能な車体下部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車体下部構造を示す斜視図である。 車体下部構造を構成するフロアパネルおよびロッカを示す斜視図である。 車体下部構造を構成するクロスメンバを示す斜視図である。 図1の4−4´線に沿って車体下部構造を示す断面図である。 図1の5−5´線に沿って車体下部構造を示す断面図である。 図1の6−6´線に沿って車体下部構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る車体下部構造を構成するロッカの詳細を示す断面図である。 図7に示すロッカの側面衝突時の変形状態を示す断面図である。 図6に示す車体下部構造の側面衝突時の変形状態を示す断面図である。 従来技術に係るロッカの詳細を示す断面図である。 図10に示すロッカの側面衝突時の変形状態を示す断面図である。 フロアパネルの第1の変形例を示す斜視図である。 フロアパネルの第2の変形例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1から図7を参照して、本発明の実施形態に係る車体下部構造について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車体下部構造を示す斜視図である。図1に示すように、車体下部構造は、フロアパネル10、一対のロッカ(サイドシル)20、およびクロスメンバ30を含む。フロアパネル10は、車体下部で車体前後方向(図1では左右方向)に延設される。一対のロッカ20は、フロアパネル10の車体右側および左側のそれぞれに沿って車体前後方向に延設される。クロスメンバ30は、フロアパネル10のフロア面11(図2参照)から離間して一対のロッカ20間に架設され、ロッカ20より高い強度を有する。
図2は、車体下部構造を構成するフロアパネル10およびロッカ20を示す斜視図である。図2に示すように、フロアパネル10には、フロア面11から上方に突出してフロアパネル10を車体幅方向に二分するトンネル部12が設けられる。トンネル部12は、例えば断面略逆U字状に形成される。また、トンネル部12の両側のフロア面11から上方に膨出するフロア膨出部(膨出部)13が設けられる。フロア膨出部13は、例えば枕状に形成される。図2に示すフロア膨出部13は、ロッカ20の側面に接触すると共に、トンネル部12の側面から離間して設けられる。なお、フロア面11は、クロスメンバ30と対向する平坦な面であり、トンネル部12またはフロア膨出部13が形成されない面(一般面)である。
図2に示すように、ロッカ20は、例えば断面角筒状の部材であり、断面筒状の部材でもよい。ロッカ20には、その車体前後方向の中央で、車高方向に延設されるセンタピラー40が接合される(なお、図2では、片方のセンタピラー40のみが示されている。)。ロッカ20は、外側および内側ロッカ21、22、バルクヘッド(補強部)23からなる。ロッカ20の詳細については、図7を参照して後述する。
図3は、車体下部構造を構成するクロスメンバ30を示す斜視図である。クロスメンバ30は、例えば平面視略矩形状の部材である。クロスメンバ30は、側面衝突時に、ロッカ20より高い強度を有するクロスメンバ30の軸力によって、ロッカ20の上部がロッカ20の下部よりも強固に支持されるように、例えばクロスメンバ30の断面高程度、フロア面11から離間して架設される。よって、クロスメンバ30は、その右側部および左側部によりロッカ20の上部を支持するように一対のロッカ20の間に架け渡される。クロスメンバ30は、第1および第2のクロス部31、32、連結部材としての一対のロッカ補強部33、連結部材としての一対のトンネル補強部34からなる。これらの部材は、一体形成されることが好ましいが、組立て形成されてもよい。クロスメンバ30は、1500MPa級以上の超高張力鋼板、またはアルミニウムのダイカスト材などで形成される。
第1および第2のクロス部31、32は、クロスメンバ30の車体前側および後側で、それぞれ車体幅方向に延設され、例えば断面略ハット状に形成される。一対のロッカ補強部33は、車体右側および左側のそれぞれのロッカ20に沿って設けられ、第1および第2のクロス部31、32を連結する。ロッカ補強部33は、例えば断面略Z字に形成される。一対のトンネル補強部34は、トンネル部12の右側および左側のそれぞれに沿って設けられ、クロスメンバ30を車体幅方向に二分して第1および第2のクロス部31、32を連結する。トンネル補強部34は、例えば断面略ハット状に形成される。一対のトンネル補強部34の間には、車載設備、配線の配置などのための開口35が設けられる。また、クロスメンバ30には、その四隅にシート取り付け孔36が設けられる。
図4は、図1のIV−IV´線に沿って車体下部構造を示す断面図である。図4に示すように、クロスメンバ30は、第1のクロス部31の下面がフロア膨出部13の上面に接合され、第2のクロス部32の下面がフロア面11に接触しないように設けられる。よって、第1のクロス部31は、車体前後方向でフロア膨出部13と閉断面を形成する。なお、第2のクロス部32は、フロア面11との間に後部座席の足元空間を確保するように他の支持部材50を介してフロア面11に支持される。
図5は、図1のV−V´線に沿って車体下部構造を示す断面図である。図5に示すように、クロスメンバ30は、その断面高がロッカ20の断面高よりも小さく形成される。また、第1のクロス部31は、トンネル部12の上面を覆うように折り曲げて形成される。この折り曲げ部には、材料強度を低下させた脆弱部Wが設けられる。脆弱部Wは、折り曲げ部に、例えば、熱処理、断面の切り欠き、部材厚の低減を施して設けられる。なお、第2のクロス部32も第1のクロス部31と同様に形成してもよい。また、図4の説明とも関連するが、クロスメンバ30は、第1のクロス部31の下面がフロア膨出部13の上面に接合される一方で、フロア膨出部13とトンネル部12の間でフロア面11と接触しないように設けられる。
図6は、図1のIV−IV´線に沿って車体下部構造を示す断面図である。図6に示すように、クロスメンバ30は、ロッカ補強部33がロッカ20の上面および側面に接合されるように形成される。これにより、ロッカ補強部33は、ロッカ20の車内上側の稜線を補強し、側部からの入力に対する強度を向上することができる。また、クロスメンバ30は、第1および第2のクロス部31、32の下面がトンネル部12の上面に接合されるように形成される。また、クロスメンバ30は、トンネル補強部34と第1および第2のクロス部31、32との接続部の傾斜面がトンネル部12の上部稜線に接合されて閉断面を形成するように形成される。これにより、トンネル補強部34は、トンネル部12の上部稜線を補強し、強度を向上することができる。
図7は、本発明の実施形態に係る車体下部構造を構成するロッカ20の詳細を示す断面図である。図7に示すように、外側および内側ロッカ21、22は、車体幅方向の外側および内側にそれぞれに沿って車体前後方向に延設される。外側および内側ロッカ21、22は、例えば断面略C字状の部材であり、例えば断面角筒状のロッカ20を構成するように互いに接合される。バルクヘッド23は、ロッカ20の内側下部に沿って車体前後方向に延設される。バルクヘッド23は、例えば断面略ハット状の補強部材であり、車体幅方向の外側に2つの脚部23aが設けられ、車体幅方向の内側に突出部23bが設けられる。
外側ロッカ21は、その車体前後方向の中央で、その上面および側面がセンタピラー40の下部に接合される。内側ロッカ22は、その上面および側面上部にロッカ補強部33が接合される(図6参照)。バルクヘッド23は、2つの脚部23aが外側ロッカ21の内側面に接合され、突出部23bが内側ロッカ22を介してクロスメンバ30の側部と対向しないように設けられる。
つぎに、図8から図11を参照して、側面衝突時の車体下部構造の作用について説明する。
図8は、図7に示すロッカ20の側面衝突時の変形状態を示す断面図である。図8に示すように、側面衝突時にセンタピラー40に衝突荷重Fが作用すると、センタピラー40の下部に接合されるロッカ20に側方荷重Hと共に、長手軸回りのモーメントMが作用する。すると、ロッカ20に作用する側方荷重Hは、一対のロッカ20間に架設される第1のクロス部31(および第2のクロス部32)の軸力により支持される。また、側面衝突時のエネルギは、ロッカ補強部33の変形により吸収される。
ここで、ロッカ20より高い強度を有する第1のクロス部31(および第2のクロス部32)の軸力によって、ロッカ20の上部がロッカ20の下部よりも強固に支持されることで、ロッカ20の下部が側方荷重Hによりクロスメンバ30の下方に押し込まれて変形する。よって、ロッカ20の上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませる捩れ変形が抑制される。ここで、バルクヘッド23の突出部23bをクロスメンバ30の側部に対向しないように配置することで、側方荷重Hが内側ロッカ22の下部に伝達され、ロッカ20の下部がクロスメンバ30の下方にさらに押し込まれ易くなる。また、第1のクロス部31(および第2のクロス部32)の側端下部が内側ロッカ22を介してバルクヘッド23と干渉し、ロッカ20の回転中心がその下端よりも上方に位置することになる。これにより、ロッカ20に作用するモーメントを低減でき、従ってセンタピラー40の回転変形を抑制することができる。
図9は、図6に示す車体下部構造の側面衝突時の変形状態を示す断面図である。図9に示すように、第1のクロス部31(および第2のクロス部32)に脆弱部Wを設けることで、ロッカ20を介して第1のクロス部31(および第2のクロス部32)に側方荷重Hが作用すると、脆弱部Wに断面略Z字状の座屈変形が生じる。よって、ロッカ20は、その上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませるよりも、車体幅方向に略平行に移動するように変位する。
これにより、ロッカ20の上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませる捩れ変形が抑制されるので、センタピラー40を車体幅方向の内側に倒れ込ませる回転変形が抑制され、車体下部構造の側面衝突性能を向上することができる。さらに、超高強度鋼板などを用いてクロスメンバ30の強度を高めることで、クロスメンバ30とバルクヘッド23を協働させてロッカ20の捩れ変形を効果的に抑制することができる。
一方、図10は、従来技術に係るロッカ2の詳細を示す断面図である。図10に示すような従来の車体下部構造では、ロッカ2は、外側および内側ロッカ2a、2b、およびロッカ2の内側に設けられる一対の略矩形状断面のバルクヘッド2cからなる。ここで、内側ロッカ2bは、その上面および側面全体がクロスメンバ3の側部に接合される。バルクヘッド2cは、ロッカ2の内面全体に接触し、その車体幅方向の内側全体がクロスメンバ3の側部と対向するように設けられる。
図11は、図10に示すロッカ2の側面衝突時の変形状態を示す断面図である。図11に示すように、側面衝突時にセンタピラー4に衝突荷重Fが作用すると、ロッカ2に長手軸回りのモーメントMが作用する。しかし、ロッカ2は、クロスメンバ3の軸力によって、その上部および下部が支持されるので、その下部がクロスメンバ3の下方に押し込まれずに変形する。また、クロスメンバ3の強度が高くないので、ロッカ2を強固に支持することもできない。よって、ロッカ2の上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませる捩れ変形を抑制できない。また、ロッカ2の回転中心がその下端に位置することになるので、ロッカ2に作用するモーメントを低減することができない。このため、センタピラー4を車体幅方向の内側に倒れ込ませる回転変形が大きくなり、車体下部構造の側面衝突性能を十分に確保できない。
つぎに、図12および図13を参照して、フロアパネル10の変形例について説明する。図12および図13は、フロアパネル10の第1および第2の変形例60、70をそれぞれに示す斜視図である。
図12に示すように、フロア膨出部63は、ロッカ20に接触すると共にトンネル部62に接触して設けられてもよい。これにより、フロア膨出部63からトンネル部62へ衝突荷重Fを伝達し易くなるので、車体下部構造の剛性を向上することができる。
また、図13に示すように、フロア膨出部73は、その上面に第1および第2のクロス部31、32の下面が接触するように車体前後方向の後側に延設されてもよい。よって、第1および第2のクロス部31、32は、車体前後方向でフロア膨出部73と閉断面を形成する。これにより、クロスメンバ30からフロアパネル70へ衝突荷重Fを伝達し易くなるので、車体下部構造の剛性を向上することができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る車体下部構造によれば、フロアパネル10、60、70の車体両側部のそれぞれに沿って車体前後方向に一対のロッカ20が延設され、フロアパネル10、60、70のフロア面11、61、71から離間して一対のロッカ20間にロッカ20より高い強度を有するクロスメンバ30が架設される。これにより、側面衝突時には、ロッカ20より高い強度を有するクロスメンバ30の軸力によって、ロッカ20の上部がロッカ20の下部よりも強固に支持されることで、ロッカ20の下部がクロスメンバ30の下方に押し込まれ易くなる。よって、ロッカ20の上部を車体幅方向の内側に倒れ込ませる捩れ変形が抑制され、センタピラー40の回転変形も抑制されるので、車体下部構造の側面衝突性能を向上することができる。
また、ロッカ20の内側下部に車体幅方向の内側に向けて突出する突出部23cを設けることで、側面衝突時には、突出部23cの突き当てによりロッカ20の下部がクロスメンバ30の下方にさらに押し込まれ易くなる。
また、第1および第2のクロス部31、32を一対のロッカ補強部33により連結することで、側面衝突時のエネルギをロッカ補強部33の変形により吸収することができる。また、センタピラー40の下部周辺を補強する補強材の部品点数を低減することができる。
また、第1のクロス部31の下面と接触するフロア膨出部13、63、73を設けることで、第1のクロス部31からフロア膨出部13、63、73への荷重伝達により、車体下部構造の剛性を向上することができる。
また、トンネル部12、62、72を覆うように折曲される脆弱部Wを設けることで、側面衝突時には、脆弱部Wが断面略Z字状に変形し、ロッカ20が車体幅方向に略平行に移動するように変形し易くなり、ロッカ20の捩れ変形を抑制することができる。
また、クロスメンバ30の断面高を抑制することで、クロスメンバ30の断面高が抑制され、クロスメンバ30を超高張力鋼板の採用に適した構造とすることができる。
なお、前述した実施形態は、本発明に係る車体下部構造の最良な実施形態を説明したものであり、本発明に係る車体下部構造は、本実施形態に記載したものに限定されるものではない。本発明に係る車体下部構造は、各請求項に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲で本実施形態に係る車体下部構造を変形し、または他のものに適用したものであってもよい。
10、60、70…フロアパネル、11、61、71…フロア面、12、62、72…トンネル部、13、63、73…フロア膨出部、20…ロッカ、23c…突出部、30…クロスメンバ、31…第1のクロス部、32…第2のクロス部、33…ロッカ補強部、40…センタピラー、W…脆弱部。

Claims (13)

  1. 車体前後方向に延設されるフロアパネルと、
    前記フロアパネルの車体両側部のそれぞれに沿って車体前後方向に延設される一対のロッカと、
    前記ロッカより小さな断面高で形成され前記フロアパネルのフロア面から離間する側部により前記ロッカの上部を支持するように前記一対のロッカ間に架設されるクロスメンバと、
    を備える車体下部構造。
  2. 前記ロッカには、その内側下部に車体幅方向の内側に向けて突出する突出部が設けられる、請求項1に記載の車体下部構造。
  3. 前記クロスメンバには、
    車体前側に車体幅方向に延設される第1のクロス部と、
    車体後側に車体幅方向に延設される第2のクロス部と、
    前記一対のロッカのそれぞれに沿って前記第1のクロス部と前記第2のクロス部を連結する一対の連結部材と、が設けられる、
    請求項1または2に記載の車体下部構造。
  4. 前記フロアパネルには、前記フロア面から上方に膨出して前記第1のクロス部の下面と接触する膨出部が設けられる、請求項3に記載の車体下部構造。
  5. 前記フロアパネルには、その中央部にトンネル部が設けられ、
    前記クロスメンバには、前記トンネル部を覆うように折曲される脆弱部が設けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車体下部構造。
  6. 車体前後方向に延設されるフロアパネルと、
    前記フロアパネルの車体両側部のそれぞれに沿って車体前後方向に延設される一対のロッカであり、内側下部に車体幅方向の内側に向けて突出する突出部を有する一対のロッカと、
    前記ロッカより小さな断面高で形成され、前記フロアパネルのフロア面から離間して側部により前記ロッカの上部を支持するように前記一対のロッカ間に架設されるクロスメンバと、
    を備える車体下部構造。
  7. 前記クロスメンバは、前記ロッカより高い強度を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車体下部構造。
  8. 車体前後方向に延設されるフロアパネルと、
    前記フロアパネルの車体両側部のそれぞれに沿って車体前後方向に延設される一対のロッカと、
    前記ロッカより小さな断面高で形成され、前記フロアパネルのフロア面から離間して側部により前記ロッカの上部を支持するように前記一対のロッカ間に架設されるクロスメンバと、
    を備え、
    前記ロッカには、その内側下部に車体幅方向の内側に向けて突出する突出部が設けられる、車体下部構造。
  9. 前記クロスメンバには、
    車体前側に車体幅方向に延設される第1のクロス部と、
    車体後側に車体幅方向に延設される第2のクロス部と、
    前記一対のロッカのそれぞれに沿って前記第1のクロス部と前記第2のクロス部を連結する一対の連結部材と、が設けられる、
    請求項8に記載の車体下部構造。
  10. 車体前後方向に延設されるフロアパネルと、
    前記フロアパネルの車体両側部のそれぞれに沿って車体前後方向に延設される一対のロッカと、
    前記ロッカより小さな断面高で形成され、前記フロアパネルのフロア面から離間して側部により前記ロッカの上部を支持するように前記一対のロッカ間に架設されるクロスメンバと、
    を備え、
    前記クロスメンバには、
    車体前側に車体幅方向に延設される第1のクロス部と、
    車体後側に車体幅方向に延設される第2のクロス部と、
    前記一対のロッカのそれぞれに沿って前記第1のクロス部と前記第2のクロス部を連結する一対の連結部材と、が設けられる、車体下部構造。
  11. 前記フロアパネルには、前記フロア面から上方に膨出して前記第1のクロス部の下面と接触する膨出部が設けられる、請求項9または10に記載の車体下部構造。
  12. 前記フロアパネルには、その中央部にトンネル部が設けられ、前記クロスメンバには、前記トンネル部を覆うように折曲される脆弱部が設けられる、請求項8〜11のいずれか一項に記載の車体下部構造。
  13. 前記クロスメンバは、前記ロッカより高い強度を有する、請求項8〜12のいずれか一項に記載の車体下部構造。
JP2013554152A 2012-01-18 2012-01-18 車体下部構造 Expired - Fee Related JP5812119B2 (ja)

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