JP5738797B2 - 携帯端末装置、プログラムおよび音出力制御方法 - Google Patents

携帯端末装置、プログラムおよび音出力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の携帯端末装置、特に、通話機能を備える携帯端末装置に関する。また、本発明は、かかる携帯端末装置に用いて好適なプログラムおよび音出力制御方法に関する。
従来、携帯電話機では、通話用のスピーカおよびマイクが、機器本体の一面に配されている。通話の際、ユーザは、通話用のスピーカに耳を近づけ、通話相手からの受話音声を聞く。
かかる携帯電話機において、クリアな音をユーザに提供するため、通話用のスピーカとして、いわゆる、軟骨伝導方式のスピーカを採用することが考えられ得る(特許文献1参照)。
軟骨伝導方式のスピーカは、圧電振動素子等の振動板を備え、振動板により機器本体の一面を振動させる。ユーザが機器本体の一面に耳を接触させると、一面の振動により耳介軟骨が振動し、耳介軟骨の振動が鼓膜に伝わって鼓膜が振動する。これにより、ユーザの脳において音が認識される。
特開2005−348193号公報
軟骨伝導方式のスピーカでは、機器本体の一面の振動により音波が発生し、この音波の鼓膜への伝達によってもユーザに音を認識させることができる。しかしながら、発生する音波の音圧は小さい。
軟骨伝導方式のスピーカを備える構成とされた場合、ユーザは、機器本体に耳を接触させておけば、クリアな音を聞くことができる。しかしながら、ユーザが、意識せず、通話中、常に機器本体に耳を接触させておくことは容易ではない。機器本体から耳が離れてしまった場合、耳介軟骨を介した音の伝達が断たれる。音波により音は伝達されるが、音圧が小さいため、ユーザは、音を聞き取りにくくなる。
通話中に得られる音情報によっては、機器本体から耳が離れてしまうことにより、音が途切れてしまうことがあまり望ましくない場合があり得る。
そこで、本発明は、ユーザが、良好に音情報を得ることができる携帯端末装置、プログラムおよび音出力制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る携帯端末装置は、筺体と、通話の際に音が出力される通話用スピーカと、前記通話用スピーカの出力を制御する制御部と、を備える。前記通話用スピーカは、出力される音に対応する音波と、出力される音に対応する振動に基づき、前記筺体の一面が振動して生じる振動波とを放出して音を伝達させる第1スピーカと、出力される音に対応する音波を放出する第2スピーカと、を含む。ここで、前記制御部は、所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力されない場合には、前記第1スピーカから音を出力し前記第2スピーカから音を出力しない第1制御を実行し、前記所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力される場合には、少なくとも前記第2スピーカから音を出力する第2制御を実行する。
たとえば、前記所定の属性を有する音は、所定の通報音を含み得る。この場合、前記制御部は、前記所定の通報音が前記通話用スピーカから出力される場合に、前記第2制御を実行する。たとえば、所定の通報音は、少なくとも、ユーザが設定した時刻に出力されるアラーム音、バッテリーの残量が少なくなった際に出力されるアラート音、緊急速報の着信時に出力されるアラート音を含む。
あるいは、前記所定の属性を有する音は、所定の通話先からの受話音声を含み得る。この場合、前記制御部は、前記所定の通話先からの受話音声が前記通話用スピーカから出力される場合に、前記第2制御を実行する。
上記のように、所定の属性を有する音が出力される場合に、第2制御を実行するような構成とされた場合、携帯端末装置は、前記第2制御から前記第1制御への切替操作を受け付ける第2制御切替操作部を、さらに備えるような構成とされ得る。この場合、前記制御部は、前記第2制御の実行中に前記第2制御から前記第1制御への切替操作が受け付けられると、前記第2制御に替えて前記第1制御を実行する。
本態様に係る携帯端末装置は、前記第1制御から前記第2制御への切替操作を受け付ける第1制御切替操作部を、さらに備えるような構成とされ得る。この場合、前記制御部は、前記第1制御から前記第2制御への切替操作が受け付けられた場合に、前記第2制御を実行する。
本態様に係る携帯端末装置は、検出対象が前記筺体に接触しているか否かを検出するための接触検出部を、さらに備えるような構成とされ得る。この場合、前記制御部は、前記検出対象が前記筺体から離れた場合に、前記第2制御を実行する。
本発明の第2の態様に係るプログラムは、筺体と、通話の際に音が出力される通話用スピーカと、を備え、前記通話用スピーカが、出力される音に対応する音波と、出力される音に対応する振動に基づき、前記筺体の一面が振動して生じる振動波とを放出して音を伝達させる第1スピーカと、出力される音に対応する音波を放出する第2スピーカと、を含む、携帯端末装置のコンピュータに、前記通話用スピーカから音を出力するための機能の実行の際に、所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力されない場合には、前記第1スピーカから音を出力し前記第2スピーカから音を出力しない第1制御を実行させ前記所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力される場合には、少なくとも前記第2スピーカから音を出力する第2制御を実行させる
本発明の第3の態様は、筺体と、通話の際に音が出力される通話用スピーカと、を備え、前記通話用スピーカが、出力される音に対応する音波と、出力される音に対応する振動に基づき、前記筺体の一面が振動して生じる振動波とを放出して音を伝達させる第1スピーカと、出力される音に対応する音波を放出する第2スピーカと、を含む、携帯端末装置の音出力制御方法に関する。本態様に係る音出力制御方法は、前記通話用スピーカから音を出力するための機能を実行するステップと、前記機能が実行された際に、所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力されない場合には、前記第1スピーカから音を出力し前記第2スピーカから音を出力しない第1制御を実行し、前記所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力される場合には、少なくとも前記第2スピーカから音を出力する第2制御を実行するステップと、を含む。
本発明によれば、ユーザが、良好に音情報を得ることができる携帯端末装置、プログラムおよび音出力制御方法を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
第1実施形態に係る、携帯電話機の構成を示す図である。 第1実施形態に係る、携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る、受話音声出力処理および通報音出力処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の変更例1に係る、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に変更例2に係る、通報音出力処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の変更例に係る、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態に係る、携帯電話機の構成および受話音声出力処理の流れについて説明するための図である。 その他の変更例に係る、携帯電話機の構成を示す図である。 その他の変更例に係る、通報音出力処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、携帯電話機1の構成を示す図である。図1(a)および(b)は、それぞれ、正面図および背面図である。図1(c)は、通話スピーカ部SPの構成を示す、キャビネット2の部分断面図である。
以下、説明の便宜上、図1に示すように、キャビネット2の長手方向を上下方向と定義し、キャビネット2の短手方向を左右方向と定義する。
携帯電話機1は、キャビネット2と、表示面3と、マイクロフォン4と、通話スピーカ部SP(第1通話スピーカ5、第2通話スピーカ6)と、キー操作部7と、外部スピーカ8とを備えている。
キャビネット2は、正面から見て、ほぼ長方形状を有する。キャビネット2の正面2aに、後述する表示部の表示面3が配されている。即ち、キャビネット2の正面2aは、表示面3と表示面3を囲むフレーム部とにより構成される。表示面3には、各種の画像(画面)が表示される。
キャビネット2の内部には、下端部にマイクロフォン4が配されており、上端部に通話スピーカ部SPが配されている。通話スピーカ部SPは、第1通話スピーカ5と第2通話スピーカ6とで構成され、主として、通話の際に、通話相手からの受話音声を出力する。
キャビネット2の正面2aには、マイクロフォン4に対応する位置にマイク孔4aが設けられている。マイクロフォン4には、マイク孔4aから取り込まれた音声が入力される。マイクロフォン4は、入力した音に応じた電気信号を生成する。
図1(c)に示すように、第1通話スピーカ5は、いわゆる軟骨伝導方式のスピーカであり、たとえば、圧電振動素子50により構成される。圧電振動素子50は、バイモルフ構造を有し、シム材50aと、シム材50aの両側に装着された第1圧電セラミック板50bおよび第2圧電セラミック板50cとを備える。
圧電セラミック板50b、50cには、それぞれ、正の電圧および負の電圧からなり、互いに逆の位相となる交流電圧が印加される。交流電圧の印加により、第1圧電セラミック板50bが伸び第2圧電セラミック板50cが縮む動作と、第1圧電セラミック板50bが縮み第2圧電セラミック板50cが伸びる動作とが繰り返され、圧電振動素子50が振動する。
圧電振動素子50は、キャビネット2における正面2aの内面に接着剤51によって装着されている。
圧電振動素子50は、音声に対応する電気信号に基づいて振動する。圧電振動素子50が振動すると音声に対応する振動がキャビネット2の正面2aに伝達され、正面2aが振動する。キャビネット2の正面2aにユーザの耳が向けられると、即ち、正面2aに耳が近づけられるあるいは耳が接触すると、キャビネット2の振動により発生する音波が外耳道孔から外耳道内に進入する。進入した音波は外耳道を進み鼓膜を振動させる。これにより、ユーザの脳において音声が認識される。さらに、ユーザの耳がキャビネット2の正面2aに接触すると、キャビネット2の振動により耳介軟骨が振動し、耳介軟骨の振動が鼓膜に伝わって鼓膜が振動する。これにより、ユーザの脳において音声が認識される。
第1通話スピーカ5、即ち、圧電振動素子50は、上記のように、表示面3の上方のフレーム部の裏面に装着されるのではなく、表示部13の裏面に装着されても良い。
第2通話スピーカ6は、いわゆる気導方式のスピーカである。第2通話スピーカ6からは、音声に対応する音波が出力される。キャビネット2の正面2aには、第2通話スピーカ6に対応する出音口6aが形成されている。出音口6aは、一つの孔により形成されている。第2通話スピーカ6から出力された音声、即ち音波は、出音口6aを介して外部に放出される。キャビネット2の正面2aにユーザの耳が向けられると、出音口6aから放出された音波が外耳道孔から外耳道内に進入し、鼓膜を振動させる。これにより、ユーザの脳において音声が認識される。
上述の通り、第1通話スピーカ5(圧電振動素子50)では、キャビネット2が振動することにより音波が発生するため、耳がキャビネット2から離れていても、ユーザは音を聞き取ることができる。ただし、キャビネット2の振動による音波は、第2通話スピーカ6から出力される音波に比べて音圧が小さくなる。よって、ユーザの耳に届く音は、第2通話スピーカ6からの音に比べて大幅に小さなものとなり得る。
即ち、第1通話スピーカ5からの音は、第2通話スピーカ6からの音に比べて周囲に漏
れにくい反面、ユーザがキャビネット2から耳を離すと、第2通話スピーカ6に比べで音が聞き取りにくくなる。一方、第2通話スピーカ6からの音は、第1通話スピーカ5からの音に比べて周囲に漏れやすい反面、ユーザがキャビネット2から耳を離していても、第1通話スピーカ5に比べて音が聞き取りやすくなる。
キャビネット2の正面2aには、キー操作部7が設けられている。キー操作部7は、複数の操作キーから構成されている。各操作キーには、実行中のプログラム等に応じた各種の機能が割り当てられる。
キャビネット2の内部には、外部スピーカ8が配されている。外部スピーカ8は、第2通話スピーカ6と同様、気導方式のスピーカである。キャビネット2の背面2bには、外部スピーカ8に対応する出音口8aが形成されている。出音口8aは複数の孔により形成されている。外部スピーカ8から出力された音(音声、報知音等)、即ち音波は、出音口8aを介して外部に放出される。
図2は、携帯電話機1の全体構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、タッチ検出部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、音声処理部17と、キー入力部18と、通信部19とを備えている。
記憶部12は、ROM、RAM等から構成される。記憶部12には、各種のプログラムが記憶されている。記憶部12に記憶されるプログラムは、携帯電話機1の各部を制御するための制御プログラムの他、各種アプリケーション(たとえば、電話、電子メール、地図、ゲーム、スケジュール管理、等)を含む。
記憶部12は、プログラムの実行の際、一時的に利用または生成されるデータを記憶するワーキング領域としても使用される。
制御部11は、CPU等から構成されている。制御部11は、プログラムに従って、携帯電話機1を構成する各部(記憶部12、表示部13、タッチ検出部14、音声入力部15、音声出力部16、音声処理部17、キー入力部18、通信部19等)を、制御する。
表示部13は、液晶ディスプレイ等から構成される。表示部13は、制御部11からの制御信号と画像信号とに基づき、表示面3に画像(画面)を表示する。表示部13は、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイ等、他の表示装置から構成されてもよい。
タッチ検出部14は、指、タッチペン等(以下、単に「指」と言う。)の表示面3への接触を検出するタッチパネル等から構成されている。タッチパネルは、透明なシート状に形成され、表示面3上を覆うようにキャビネット2の正面2aに配される。タッチパネルは、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等、各種のタッチパネルであってよい。
タッチ検出部14は、前記表示面3へのユーザによるタッチを検出する。即ち、タッチ検出部14は、指が触れた表示面3上の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に応じた位置信号を制御部11へ出力する。
ユーザは、表示面3に指を触れることにより各種のタッチ操作を行うことができる。タッチ操作の種類として、タップ操作、フリック操作、スライド操作等が挙げられる。タップ操作は、表示面3に指を接触させた後、短時間のうちに離す操作である。フリック操作は、表示面3を指で任意の方向に弾く操作である。スライド操作は、表示面3に指を接触
させたまま任意の方向へ移動させる操作である。
たとえば、ユーザは、タッチ操作によって、着信への応答や、特定の通話相手への発信を行うことができる。より具体的には、タッチ検出部14が、表示面3上に表示された着信の応答に対応するアイコン(縮小画像ともいう)もしくは、発信を実行することに対応するアイコンに対するタッチ操作を検出すると、検出結果を受けた制御部11が、電話の着信、もしくは、発信の処理を実行する。
音声入力部15は、マイクロフォン4等から構成される。音声入力部15は、マイクロフォン4からの電気信号を音声処理部17へ出力する。
音声出力部16は、第1通話スピーカ5、第2通話スピーカ6、外部スピーカ8、駆動部16a等から構成される。音声出力部16には、音声処理部17からの電気信号が入力される。駆動部16aは、入力された電気信号に基づき、制御部11からの制御信号に従って、第1通話スピーカ5、第2通話スピーカ6または外部スピーカ8を駆動する。これにより、第1通話スピーカ5、第2通話スピーカ6または外部スピーカ8から音(音声、報知音等)が出力される。
音声処理部17は、音声入力部15からの電気信号にA/D変換等を施し、変換後のデジタルの音声信号を制御部11へ出力する。音声処理部17は、制御部11からのデジタルの音声信号にデコード処理およびD/A変換等を施し、変換後の電気信号を音声出力部16に出力する。
キー入力部18は、キー操作部7の各操作キーが押下されたときに、押下された操作キーに応じた信号を制御部11へ出力する。操作キーには、着信中に押下すると通話を開始するための操作キーや、押下すると特定の通話相手へ発信を開始するための操作キーが含まれる。
通信部19は、通話や通信を行うため、信号を変換するための回路、電波を送受信するアンテナ等を備える。通信部19は、制御部11から入力される通話や通信のための信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して基地局や他の通信装置等の通信先へ送信する。また、通信部19は、アンテナを介して受信した無線信号を制御部11が利用できる形式の信号へ変換し、変換された信号を制御部11へ出力する。
さて、本実施形態では、電話のアプリケーションに対応するアイコンが操作されると、あるいは、他の携帯電話機等から電話の着信があると、電話のアプリケーションが実行される。電話のアプリケーションは、通話スピーカ部SPから音が出力される携帯電話機1の機能の一つである。
通話相手あるいはユーザが通話開始の操作を行うことにより通話が開始されると、通話中は、後述する受話音声出力処理に従い、通話相手からの受話音声が通話スピーカ部SPから出力される。さらに、後述する通報音出力処理に従い、通話中に出力される所定の通報音が通話スピーカ部SPから出力される。
図3(a)は、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。電話のアプリケーションが実行されると、受話音声出力処理が開始される。
制御部11は、通話が開始されたか否かを判定する(S101)。通話が開始されると(S101:YES)、制御部11は、通信部19により受信した受話音声に対応する音声信号を、音声処理部17を介して音声出力部16に送るとともに、駆動部16aを制御
することにより、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S102)。制御部11は、第2通話スピーカ6からは受話音声を出力させない。
通話を終了する操作がなされて通話が終了すると(S103:YES)、制御部11は受話音声出力処理を終了する。
図3(b)は、通報音出力処理の流れを示すフローチャートである。
記憶部12には、通報音出力処理による出力の対象となる所定の通報音が記憶されている。所定の通報音として、たとえば、ユーザが設定した時刻に出力されるアラーム音、バッテリーの残量が少なくなった際に出力されるアラート音、緊急速報の着信時に出力されるアラート音、等が挙げられる。これらの通報音は、ユーザが、聞き洩らすことを極力避けたい音情報である。
携帯電話機1が起動されると、通報音出力処理が開始される。携帯電話機1が動作している間、通報音出力処理は繰り返し実行される。
制御部11は、所定の通報音を出力する出力タイミングが到来した否かを判定する(S201)。通報音が設定時刻の到達を通知するアラーム音であれば、設定時刻に到達したときが通報音の出力タイミングとなる。通報音が緊急速報のアラート音であれば、緊急速報が着信したときが通報音の出力タイミングとなる。
制御部11は、出力タイミングが到来したと判定すると(S201:YES)、さらに、現在、通話中であるか否かを判定する(S202)。通話中であれば(S202:YES)、制御部11は、通報音に対応する音信号を、音声処理部17を介して音声出力部16に送るとともに、駆動部16aを制御することにより、第2通話スピーカ6から通報音を出力させる(S203)。
制御部11は、通報音を出力する時間が経過するなど、通報音の出力を終了するタイミングが到来すると(S204:YES)、通報音出力処理を終了する。
制御部11は、ステップS202において、通話中でないと判定すると(S202:NO)、外部スピーカ8から通報音を出力させる(S205)。制御部11は、通報音の出力を終了するタイミングが到来すると(S206:YES)、通報音出力処理を終了する。
制御部11は、通話中、第2通話スピーカ6から通報音が出力されている間も、図3(a)の受話音声出力処理に従い、通信部19により受信した受話音声を第1通話スピーカ5から出力する。
以上、本実施形態によれば、受話音声が第1通話スピーカ5から出力されるため、ユーザは、キャビネット2に耳を接触させておくことにより、周囲の騒音等に大きく影響されることなく、クリアな受話音声を聞くことができる。さらに、周囲への受話音声の漏れも抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、ユーザが聞き洩らしを避けたい所定の通報音が第2通話スピーカ6から出力されるため、ユーザは、耳がキャビネット2から離れていても、所定の通報音を十分に聞くことができる。
<第1実施形態の変更例1>
図4は、変更例1に係る受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。
本変更例のように、本発明の携帯電話機1では、所定の通報音が出力されると、受話音声の出力先が第1通話スピーカ5から第2通話スピーカ6に切り替わり、第1通話スピーカ5からは音を出力しないこととしてもよい。
本変更例では、第1実施形態の通報音出力処理に対し、ステップS111およびS112の処理が追加されている。以下、追加された処理について説明する。
制御部11は、通話中、所定の通報音が出力されているか否かを判定する(S111)。所定の通報音が出力されていなければ(S111:NO)、制御部11は、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S102)。
第1通話スピーカ5より所定の通報音の出力が開始されると(S111:YES)、制御部11は、第2通話スピーカ6から受話音声を出力させる(S112)。第2通話スピーカ6からは、所定の通報音と受話音声が出力される。所定の通報音の出力が終了すると(S111:NO)、制御部11は、再び、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S102)。
<第1実施形態の変更例2>
図5は、変更例2に係る通報音出力処理の流れを示すフローチャートである。
本変更例では、第1実施形態の通報音出力処理に対し、ステップS211からS214の処理が追加されている。以下、追加された処理について説明する。
制御部11は、所定の通報音の出力タイミングが通話中である場合(S202:YES)、所定の通報音の出力先を第2通話スピーカ6から第1通話スピーカ5に切り替える切替操作(本発明の第2制御から第1制御への切替操作に相当)がなされたか否を判定する(S211)。たとえば、キー操作部7の一つの操作キーが、切替操作に割り当てられる。
上述した通り、第2通話スピーカ6からの音は、第1通話スピーカ5からの音に比べて周囲に漏れやすい。ユーザは、たとえば、周囲への通報音の漏れを抑えたい場合に、切替操作を行う。
制御部11は、切替操作がなされたと判定すると(S211:YES)、第1通話スピーカ5から通報音を出力させる(S212)。
制御部11は、通報音の出力を終了するタイミングが到来しない間(S213:NO)、所定の通報音の出力先を第1通話スピーカ5から第2通話スピーカ6へ戻す戻し操作がなされたか否かを判定する(S214)。たとえば、キー操作部7の一つの操作キーが、戻し操作に割り当てられる。戻し操作に割り当てられる操作キーは、切替操作に割り当てられた操作キーと同じであっても良いし異なっていても良い。
制御部11は、戻し操作がなされたと判定すると(S214:YES)、第2通話スピーカ6から通報音を出力させる(S203)。
以上、本変更例によれば、ユーザは、周囲の状況に応じて、通報音の出力先を第2通話スピーカ6から第1通話スピーカ5へ切り替えることができる。よって、ユーザに対する携帯電話機1の利便性が向上する。
<第2実施形態>
本実施形態では、所定の通話先との通話の際、受話音声が第2通話スピーカ6から出力される。
記憶部12には、所定の通話先を示す情報、たとえば、電話番号が記憶されている。所定の通話先は、予め、所定の設定画面を用いてユーザが登録操作を行うことにより記憶部12に記憶される。ユーザは、たとえば、仕事の取引先等、受話音声が途切れてしまうことを避けたい通話相手を、所定の通話先として登録しておく。
図6は、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。受話音声出力処理に係る構成以外の構成は、第1実施形態と同様である。
制御部11は、通話が開始されると(S301:YES)、たとえば、今回の通話先の電話番号を、記憶部12に記憶された電話番号と比較することにより、今回の通話先が、所定の通話先であるか否かを判定する(S302)。
所定の通話先でなければ(S302:NO)、制御部11は、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S303)。制御部11は、第2通話スピーカ6からは受話音声を出力させない。制御部11は、通話が終了すると(S304:YES)、受話音声出力処理を終了する。
一方、制御部11は、所定の通話先であると判定した場合(S302:YES)、第2通話スピーカ6から受話音声を出力させる(S305)。制御部11は、第1通話スピーカ5からは受話音声を出力させない。制御部11は、通話が終了すると(S306:YES)、受話音声出力処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、所定の通話先以外からの受話音声が第1通話スピーカ5から出力されるため、ユーザは、キャビネット2に耳を接触させておくことにより、周囲の騒音等に大きく影響されることなく、クリアな受話音声を聞くことができる。さらに、周囲への受話音声の漏れも抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、聞き洩らしを避けたい所定の通話先からの受話音声が第2通話スピーカ6から出力されるため、耳がキャビネット2から離れていても、ユーザは、所定の通話先からの受話音声を十分に聞くことができる。
<第2実施形態の変更例>
図7は、変更例に係る受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。
本変更例では、第1実施形態の受話音声出力処理に対し、ステップS311からS313の処理が追加されている。以下、追加された処理について説明する。
制御部11は、所定の通話先からの受話音声を第2通話スピーカ6から出力している間、受話音声の出力先を第2通話スピーカ6から第1通話スピーカ5へ切り替える切替操作(本発明の第2制御から第1制御への切替操作に相当)がなされたか否かを判定する(S311)。たとえば、キー操作部7の一つの操作キーが、切替操作に割り当てられる。
ユーザは、たとえば、周囲の騒音が大きい場合、あるいは、周囲への通報音の漏れを抑えたい場合に、切替操作を行う。
制御部11は、切替操作がなされたと判定すると(S311:YES)、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S303)。
制御部11は、通話中に第2通話スピーカ6から第1通話スピーカ5への出力先の切替があった場合(S312:YES)、受話音声の出力先を第1通話スピーカ5から第2通話スピーカ6へ戻す戻し操作がなされたか否かを判定する(S313)。たとえば、キー操作部7の一つの操作キーが、戻し操作に割り当てられる。
制御部11は、戻し操作がなされたと判定すると(S313:YES)、第2通話スピーカ6から受話音声を出力させる(S305)。
以上、本変更例によれば、ユーザは、周囲の状況に応じて、受話音声の出力先を第2通話スピーカ6から第1通話スピーカ5へ切り替えることができる。よって、ユーザに対する携帯電話機1の利便性が向上する。
<第3実施形態>
本実施形態では、通話の際、ユーザによる切替操作がなされると、受話音声が第2通話スピーカ6から出力される。
図8は、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。受話音声出力処理に係る構成以外の構成は、第1実施形態と同様である。
制御部11は、通話が開始されると(S401:YES)、受話音声の出力先を第1通話スピーカ5から第2通話スピーカ6へ切り替える切替操作(本発明の第1制御から第2制御への切替操作に相当)がなされたか否かを判定する(S402)。たとえば、キー操作部7の一つの操作キーが、切替操作に割り当てられる。
切替操作がなければ(S402:NO)、制御部11は、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S403)。制御部11は、第2通話スピーカ6からは受話音声を出力させない。制御部11は、通話が終了すると(S404:YES)、受話音声出力処理を終了する。
制御部11は、通話が終了されるまでの間、切替操作の監視を続ける(S402)。
たとえば、歩行中である、電車の中でユーザが揺られている等、キャビネット2から耳が離れてしましやすく、受話音声を聞き洩らしやすい状況下にある場合に、ユーザにより切替操作が行われる場合が想定される。あるいは、通話内容が重要であり、話を聞き洩らしてはならない場合に、ユーザにより切替操作が行われる場合が想定される。
制御部11は、切替操作がなされると(S402:YES)、第2通話スピーカ6から受話音声を出力させる(S405)。制御部11は、第1通話スピーカ5からは受話音声を出力させない。制御部11は、通話が終了すると(S406:YES)、受話音声出力処理を終了する。
制御部11は、通話が終了されるまでの間、戻し操作がなされたか否かを判定する(S407)。たとえば、キー操作部7の一つの操作キーが、戻し操作に割り当てられる。
制御部11は、戻し操作がなされたと判定すると(S407:YES)、再び、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S403)。
以上、本実施形態によれば、切替操作が行われなければ、受話音声が第1通話スピーカ5から出力されるため、ユーザは、キャビネット2に耳を接触させておくことにより、周囲の騒音等に大きく影響されることなく、クリアな受話音声を聞くことができる。さらに、周囲への受話音声の漏れも抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、切替操作が行われることにより、受話音声が第2通話スピーカ6から出力されるため、耳がキャビネット2から離れていても、ユーザは、受話音声を十分に聞くことができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、通話の際、キャビネット2に接触していたユーザの耳が、キャビネット2から離れると、受話音声が第2通話スピーカ6から出力される。
図9(a)は、携帯電話機1の構成を示す図(正面図)である。図9(b)は、受話音声出力処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態では、キャビネット2の上端部に近接センサ9が配されている。近接センサ9は、ユーザの耳がキャビネット2の正面2aにおける近接センサ9の近傍領域に触れると、検出信号が制御部11へ出力されるよう、その感度が調整されている。近接センサ9は、キャビネット2の正面2aへの耳の接触の有無が検出できれば、キャビネット2の何れの位置に配されても良い。
制御部11は、近接センサ9から検出信号を受信すると、耳がキャビネット2に接触したと判定し、検出信号が消失すると、耳がキャビネット2から離れたと判定する。
受話音声出力処理に係る構成以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図9(b)を参照して、受話音声出力処理について説明する。
制御部11は、通話が開始されると(S501:YES)、ユーザの耳がキャビネット2から離れたか否かを判定する(S502)。この判定は、通話が開始されてから最初に耳が接触したことが検出された後に開始される。
耳がキャビネット2に接触していれば(S502:NO)、制御部11は、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S503)。制御部11は、第2通話スピーカ6からは受話音声を出力させない。制御部11は、通話が終了すると(S504:YES)、受話音声出力処理を終了する。
制御部11は、通話が終了されるまでの間、ユーザの耳がキャビネット2から離れたか否かを監視し続ける(S502)。
制御部11は、耳がキャビネット2から離れたことを検出した場合(S502:YES)、第2通話スピーカ6から受話音声を出力させる(S505)。制御部11は、第1通話スピーカ5からは受話音声を出力させない。制御部11は、通話が終了すると(S506:YES)、受話音声出力処理を終了する。
制御部11は、通話が終了されるまでの間、耳がキャビネット2に接触したか否かを判定する(S507)。
制御部11は、耳がキャビネット2に接触したと判定すると(S507:YES)、再
び、第1通話スピーカ5から受話音声を出力させる(S503)。
以上、本実施形態によれば、ユーザの耳がキャビネット2に接触していれば、受話音声が第1通話スピーカ5から出力されるため、ユーザは、周囲の騒音等に大きく影響されることなく、クリアな受話音声を聞くことができる。さらに、周囲への受話音声の漏れも抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、ユーザの耳がキャビネット2から離れれば、受話音声が第2通話スピーカ6から出力されるため、耳がキャビネット2から離れていても、ユーザは、受話音声を十分に聞くことができる。
<その他>
以上、本発明の実施形態および変更例について説明したが、本発明は、上記実施形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、第1実施形態では、外部スピーカ8が設けられている。しかしながら、図10に示すように、通話スピーカ部SPに、広い音量域を有する第2通話スピーカ10が用いられ、第2通話スピーカ10が外部スピーカとして兼用されることにより、外部スピーカ8がなくされても良い。この場合、図11に示す通報音出力処理が実行される。制御部11は、通話中に所定の通報音を出力する際には、第2通話スピーカ10から報音を、出音口10aを通じて小さな音量で出力し(S221)、通話中でないときに所定の通報音を出力する際には、第2通話スピーカ10から通報音を、出音口10aを通じて大きな音量で出力する(S222)。
さらに、上記第1実施形態の変更例2、上記第2実施形態の変更例、および第3実施形態では、キー操作部7の操作キーが切替操作および戻し操作に割り当てられている。しかしながら、これに限らず、制御部11により、切替操作および戻し操作に割り当てられるソフトキーが表示面3に表示されても良い。
さらに、上記1実施形態ないし上記第4実施形態は、適宜、組み合わせることができる。
さらに、上記第4実施形態では、キャビネット2に耳が接触しているか否かを近接センサ9によって検出する構成としている。しかしながら、これに限らず、たとえば、タッチ検出部14のタッチパネルが、耳が接触しているか否かの検出に用いられても良い。この場合、通話時には、表示面3に対するタッチ操作は禁止され、キー操作部7により、通話に係る操作が行われる。
さらに、上記第1実施形態ないし上記第4実施形態では、スマートフォン型の携帯電話機に本発明が適用されている。しかしながら、これに限らず、ストレート式、折りたたみ式、スライド式等、他のタイプの携帯電話機に本発明が適用されてもよい。
さらに、本発明は、携帯電話機に限られず、PDA(Personal DigitalAssistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の携帯端末装置に適用可能である。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
2 キャビネット(筺体)
2a 正面(筺体の一面)
SP 通話スピーカ部(通話用スピーカ)
5 第1通話スピーカ(第1スピーカ)
6 第2通話スピーカ(第2スピーカ)
7 キー操作部(第1制御切替操作部、第2制御切替操作部)
9 近接センサ(接触検出部)
11 制御部

Claims (8)

  1. 筺体と、
    通話の際に音が出力される通話用スピーカと、
    前記通話用スピーカの出力を制御する制御部と、を備え、
    前記通話用スピーカは、
    出力される音に対応する音波と、出力される音に対応する振動に基づき、前記筺体の一面が振動して生じる振動波とを放出して音を伝達させる第1スピーカと、
    出力される音に対応する音波を放出する第2スピーカと、を含み、
    前記制御部は、前記通話用スピーカから音を出力するための機能の実行の際に、
    所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力されない場合には、前記第1スピーカから音を出力し前記第2スピーカから音を出力しない第1制御を実行し、
    前記所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力される場合には、少なくとも前記第2スピーカから音を出力する第2制御を実行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記所定の属性を有する音は、所定の通報音を含み、
    前記制御部は、前記所定の通報音が前記通話用スピーカから出力される場合に、前記第2制御を実行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
    前記所定の属性を有する音は、所定の通話先からの受話音声を含み、
    前記制御部は、前記所定の通話先からの受話音声が前記通話用スピーカから出力される場合に、前記第2制御を実行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記第2制御から前記第1制御への切替操作を受け付ける第2制御切替操作部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記第2制御の実行中に前記第2制御から前記第1制御への切替操作が受け付けられると、前記第2制御に替えて前記第1制御を実行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項ないし4の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記第1制御から前記第2制御への切替操作を受け付ける第1制御切替操作部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記第1制御から前記第2制御への切替操作が受け付けられた場合に、前記第2制御を実行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    検出対象が前記筺体に接触しているか否かを検出するための接触検出部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記検出対象が前記筺体から離れた場合に、前記第2制御を実行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  7. 筺体と、通話の際に音が出力される通話用スピーカと、を備え、前記通話用スピーカが、出力される音に対応する音波と、出力される音に対応する振動に基づき、前記筺体の一面が振動して生じる振動波とを放出して音を伝達させる第1スピーカと、出力される音に対応する音波を放出する第2スピーカと、を含む、携帯端末装置のコンピュータに、
    前記通話用スピーカから音を出力するための機能の実行の際に、所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力されない場合には、前記第1スピーカから音を出力し前記第2スピーカから音を出力しない第1制御を実行させ、前記所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力される場合には、少なくとも前記第2スピーカから音を出力する第2制御を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 筺体と、通話の際に音が出力される通話用スピーカと、を備え、前記通話用スピーカが、出力される音に対応する音波と、出力される音に対応する振動に基づき、前記筺体の一面が振動して生じる振動波とを放出して音を伝達させる第1スピーカと、出力される音に対応する音波を放出する第2スピーカと、を含む、携帯端末装置の音出力制御方法であって、
    前記通話用スピーカから音を出力するための機能を実行するステップと、
    前記機能が実行された際に、所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力されない場合には、前記第1スピーカから音を出力し前記第2スピーカから音を出力しない第1制御を実行し、前記所定の属性を有する音が前記通話用スピーカから出力される場合には、少なくとも前記第2スピーカから音を出力する第2制御を実行するステップと、
    を含む音出力制御方法。
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