JP5729116B2 - 入力システム及びプログラム - Google Patents
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まず、本発明に係る第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る入力システムの構成を示す。図1に示すように、入力システムは、ユーザが使用する電子ペン1と、ドットパターンが形成された層が積層されたディスプレイ装置3を備えたコンピュータ装置2と、ドットパターンが印刷された記入用紙4とを備える。入力システムでは、後述するように、電子ペン1のインクカートリッジ付き電子ペン部104により記入用紙4への記入が行われ、電子ペン1のインクカートリッジなし電子ペン部114によりディスプレイ装置3への記入が行われる。
まず、記入用紙(電子ペン用用紙)4について説明する。記入用紙4には、プリンターにより、その略全面に後述する位置座標を示すドットパターン(コード化パターン)が印刷される。ドットパターンは、電子ペン1により読み取ることができるように赤外線を吸収するカーボンを含んだインキにより印刷される。また、記入用紙4には、絵柄や罫線等のイメージ画像が印刷されていてもよい。この場合、イメージ画像は、印刷されたドットパターンの上に、電子ペン1によるドットパターンの読み取りを疎外しないよう、赤外域に吸収性を持たないインキにより印刷される。なお、イメージ画像の上に、ドットパターンが印刷されてもよい。記入用紙4は、本発明における「シート」の一例である。
図2は、第1実施形態に係るディスプレイ装置3の構成を示す。図2に示すように、ディスプレイ装置3は、多層構造を有し、上層から順に、ドットパターンオーバーレイヤ(ドットパターン形成層)(単に「DOL」とも呼ぶ。)30と、ディスプレイパネル35とを備える。
続いて、ドットにより構成されるドットパターン(コード化パターン)について図3及び図4を用いて説明する。ドットパターンは、アノト社の方式によるものである。図3は、ドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図3に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を仮想格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、記入用紙4やDOL30上の位置座標が決定されるよう構成されている。なお、記入用紙4とDOL30とには、異なる座標範囲のドットパターンが形成される。
次に、電子ペン1の構造について図5〜図7を用いて説明する。図5は、電子ペン1の分解斜視図である。また、図6は、図5の矢印「AA」、「AB」の方向に電子ペン1を切断した場合の断面図を示し、図7は、図5の矢印「BA」、「BB」の方向に電子ペン1を切断した場合の断面図を示す。電子ペン1は、ノック操作により、インクカートリッジ付き電子ペン部104のペン先部103と、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113とのいずれかを開口部102から突出させることが可能な複合式のペンである。
次に、コンピュータ装置2について再び図1を参照して説明する。コンピュータ装置2は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、マウスやキーボード等で構成される。なお、コンピュータ装置2は、ディスプレイ装置3を表示部として備えるPC(パーソナルコンピュータ)、iPad(登録商標)などのタブレットPCやPDA(Personal Data Assistance)等で構成されてもよい。そして、コンピュータ装置2は、電子ペン1から受信した記入情報に基づいて所定の処理を行う。
次に、本実施形態における、電子ペン1によるドットパターンの認識手法について具体的に説明する。
次に、第1実施形態の入力システムにおいて、電子ペン1による記入情報送信処理フロー及びコード化パターン解析送信処理フローについて図9及び図10を用いて説明する。
図9は、電子ペン1による記入情報送信処理フローを示すフローチャートである。
本実施形態の電子ペン1によるコード化パターン解析送信処理フローを、図10を参照して説明する。コード化パターン解析送信処理フローは、図9に示した記入情報送信処理フローのステップS103で行われる。
第1実施形態の入力システムによれば、電子ペン1は、ユーザのノック操作に基づき、インクカートリッジ付き電子ペン部104のペン先部103が開口部102から突出した状態と、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が開口部102から突出した状態との切り替えが可能である。従って、電子ペン1は、記入用紙4に対しては記入内容をインキにより残す記入を可能にすると共に、ディスプレイ装置3のDOL30に対しては記入内容をインキにより残さない記入を可能にすることができる。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の第1実施形態に適用してもよい。
図5〜図7に示す電子ペン1は、ノック操作により、インクカートリッジ付き電子ペン部104及びインクカートリッジなし電子ペン部114の突出状態と収納状態とを切り替え可能なノック式の複合ペンであった。しかし、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
上述の説明では、ノック検知部140は、圧力センサ117の移動を検出することで、ペン先部113が突出状態か収納状態かを検出した。しかし、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
ノック検知部140は、ペン先部113が突出状態か収納状態かを検出したが、これに代えて、ペン先部103が突出状態か収納状態かを検知してもよい。この場合、例えば、ノック検知部140は、インクカートリッジなし電子ペン部114の長手方向での圧力センサ117の移動を検出する代わりに、インクカートリッジ付き電子ペン部104の長手方向での圧力センサ107の移動を検出することで、ペン先部103が突出状態か収納状態かを検知し、プロセッサ108へペン先状態検知信号Sdを送信する。
図10のステップS208で、プロセッサ108は、インクカートリッジ付き電子ペン部104又はインクカートリッジなし電子ペン部114のいずれにより記入されたかを示す情報を、記入情報に含ませてもよい。これにより、コンピュータ装置2は、記入用紙4又はディスプレイ装置3のDOL30のいずれに記入がなされたのかの判定処理を容易に実行することができる。
上記第1実施形態において、電子ペン、ドットパターン(コード化パターン)、記入情報に、アノト方式を用いたが、アノト方式に限られなくともよい。
次に、第2実施形態について説明する。図13は、第2実施形態に係る入力システムの構成を示す。第2実施形態の入力システムは、主に、ディスプレイ装置3にタッチパネル34が積層されている点、及び、ディスプレイ装置3のタッチパネル機能のオン及びオフを、電子ペン1から送信されるペン先状態検知信号Sdに基づき切り替える点で、第1実施形態の入力システムと異なる。その他、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。したがって、第2実施形態において、記入用紙4やDOL30のドット印刷に用いたインキの赤外線特性、電子ペン1のネガポジ反転機能等は、第1実施形態と同様である。
図14は、第2実施形態に係るディスプレイ装置3の構成を示す。図14に示すように、ディスプレイ装置3はDOL30とディスプレイパネル35との間に、タッチパネル34が設けられている。タッチパネル34は、DOL30上での接触位置を検出する。タッチパネル34は、例えば、抵抗膜方式タッチパネル、超音波方式タッチパネル、光学方式タッチパネル、静電容量方式タッチパネルなどである。
次に、第2実施形態のコンピュータ装置2について再び図13を参照して説明する。第2実施形態のコンピュータ装置2は、図13に示すように、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、処理手段24、記憶手段25を備える。そして、コンピュータ装置2は、電子ペン1から受信した記入情報、及びタッチパネル34から受信した入力情報(「タッチパネル入力情報」とも呼ぶ。)に基づいて所定の処理を行う。
ときに、ディスプレイ座標系のデータに変換し、アイコンの選択等の所定の処理を行う機能を有している。
次に、第2実施形態の入力システムにおいて、コンピュータ装置2が実行する処理フローについて説明する。図15は、第2実施形態において、コンピュータ装置2が実行する処理フローを示すフローチャートである。
第2実施形態の入力システムによれば、電子ペン1は、ノック検知部140によりノック操作に基づくインクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113の状態変化を検知した場合に、コンピュータ装置2に対しペン先状態検知信号Sdを送信する。そして、コンピュータ装置2は、受信したペン先状態検知信号Sdにより、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が突出状態であると判断した場合には、タッチパネル34の入力機能をオフにする。このようにすることで、入力システムは、ディスプレイ装置3のDOL30への電子ペン入力が行われる可能性が高い場合に、電子ペン入力を優先し、タッチパネル34の誤入力を防ぐことができる。従って、入力システムは、DOL30への電子ペン入力中に、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113がDOL30上に接触することに起因したタッチパネル入力の誤検出や、電子ペン入力中に電子ペン1を把持する手の側部等がDOL30に接触することに起因したタッチパネル入力の誤検出等を防ぐことができる。
次に、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態では、第1実施形態の変形例1〜5に加え、以下の変形例6〜8を任意に組み合わせて適用可能である。
本発明が適用可能なディスプレイ装置3の構成は、図14の構成に限定されない。これに代えて、ディスプレイ装置3は、ドットパターンと基材フィルム33との間、あるいは基材フィルム33とタッチパネル34との間に赤外線反射層が設けられ、さらにドットパターンが赤外線を吸収するカーボンを含んだインキにより印刷される構成であってもよい。この場合には、電子ペン1は、図10のステップS204、S205に相当するネガポジ判定処理を行わず、ステップS203の後ステップS206を実行する。
本第2実施形態では、電子ペン1は、インクカートリッジなし電子ペン部114の移動を検知して、ペン先状態検知信号Sdを送信したが、さらに、電子ペン1のノック検知部140が、インクカートリッジ付き電子ペン部104の移動をも検知して、ペン先状態検知信号を送信するようにしてもよい。この場合、図15のステップS301の処理に代えて、電子ペン1は、インクカートリッジ付き電子ペン部104とインクカートリッジなし電子ペン部114とのいずれの移動をも検知して、ペン先状態検知信号を送信することとなる。そして、コンピュータ装置2は、図15のステップS402〜405の処理に代えて、ペン先状態検知信号Sdがインクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が突出状態であることを示す場合に、タッチパネル機能をオフにし、ペン先状態検知信号Sdがインクカートリッジ付き電子ペン部104のペン先部103が突出状態であることを示す場合に、タッチパネル機能をオンにする。コンピュータ装置2は、インクカートリッジ付き電子ペン部104とインクカートリッジなし電子ペン部114とのいずれも収容状態のときは、タッチパネル機能をオンにする。この態様によっても、好適に、入力システムは、ディスプレイ装置3のDOL30への電子ペン入力が行われる可能性が高い場合に、電子ペン入力を優先し、タッチパネル34の誤入力を防ぐことができる。
図13及び図14では、DOL30及びタッチパネル34は、ディスプレイパネル35に積層されていた。しかし、本発明が適用可能な入力システムの構成は、これに限定されない。
次に、第3実施形態について説明する。図17は、第3実施形態における入力システムのシステム構成図を示す。第3実施形態では、タッチパネル機能切替手段243に代えて、タッチパネル入力が有効な期間及び範囲を制限するタッチパネル機能制限手段244を備える点、及び、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が突出状態の間はLED105及びCMOSカメラ106が常にオンに設定される点で第2実施形態と異なる。その他、第2実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。なお、ペンIDの異なる電子ペン1が複数本、使用されてもよい。
次に、第3実施形態の入力システムにおいて、コンピュータ装置2によるタッチパネル34の入力機能を切り替える処理フロー、及び制限モード時での電子ペン入力に基づく処理フローについて説明する。
図19は、タッチパネル34の入力機能を切り替える処理フローを示すフローチャートである。図19に示す処理フローは、コンピュータ装置2が電子ペン1からペン先状態検知信号Sdを受信するごとに、又は、所定の周期で繰り返し実行される。
図20は、制限モード時でのインクカートリッジなし電子ペン部114による電子ペン入力に基づく処理フローを示すフローチャートである。図20に示す処理フローは、コンピュータ装置2が電子ペン1により筆圧0の記入情報を受信するごとに繰り返し実行される。なお、図20に示す処理フローは、同時に複数の電子ペン1により記入情報が生成された場合には、電子ペン1のペンIDごとに並行して実行される。
次に、図21に示す制限モード時のフローチャートの処理の具体例について、図21を参照してさらに詳しく説明する。図21は、電子ペン1とDOL30との位置関係と、各位置関係の場合にコンピュータ装置2へ送信される記入情報の内容とを示す図である。なお、図21に示す記入情報において、(Xa、Ya)乃至(Xd、Yd)は、DOL座標系の座標値を示し、「PD」は、ペンダウンを示し、「PU」は、ペンアップを示すものとする。
第3実施形態の入力システムによれば、コンピュータ装置2は、各電子ペン1から送信されたペン先状態検知信号Sdに基づき、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が突出状態である場合、タッチパネル機能を制限モードに設定する。また、インクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が突出状態である間はLED105及びCMOSカメラ106も常にオンに設定され、コンピュータ装置2は、制限モード時に記入情報を受信した場合に、電子ペン入力位置から所定範囲Wrにおけるタッチパネル34の入力機能を制限する。これにより、ユーザが電子ペン入力を行う場合に、電子ペン1がドットパターンを読み取れる状態になれば、電子ペン1のペン先がDOL30に当接する前から、電子ペン1を把持する手の側部がDOL30に接触する前であっても、電子ペン入力位置から制限範囲Wrにおけるタッチパネル34の入力機能をオフにすることができる。従って、第3実施形態の入力システムは、電子ペン入力に伴うタッチパネル入力の誤検出を防ぐことができる。
次に、第3実施形態の変形例について説明する。第3実施形態では、第1実施形態の変形例1〜5、第2実施形態の変形例6〜8に加え、以下の変形例9及び変形例10を任意に組み合わせて適用可能である。
図18の説明では、処理手段24は、電子ペン入力位置から半径Rの円領域を制限範囲Wrに定めたが、制限範囲Wrの設定方法は、これに限定されない。これに代えて、例えば、処理手段24は、楕円、その他円以外の予め定めた形状の領域を、電子ペン入力位置に基づき制限範囲Wrに定めてもよい。
図19の処理に代えて、コンピュータ装置2は、インクカートリッジ付き電子ペン部104のペン先部103が突出状態である場合に、タッチパネル機能の制限モードを解除してもよい。この場合、電子ペン1は、例えばインクカートリッジ付き電子ペン部104のノック操作を検知するノック検知センサをさらに備え、当該ノック検知センサが生成したインクカートリッジ付き電子ペン部104のペン先部103の状態を示すペン先状態検知信号Sdをさらにコンピュータ装置2へ送信する。そして、コンピュータ装置2は、図19の処理に代えて、ペン先状態検知信号Sdがインクカートリッジなし電子ペン部114のペン先部113が突出状態であることを示す場合に、タッチパネル機能を制限モードに設定し、ペン先状態検知信号Sdがインクカートリッジ付き電子ペン部104のペン先部103が突出状態であることを示す場合に、タッチパネル機能の制限モードを解除する。なお、この場合、電子ペン1は、インクカートリッジ付き電子ペン部104のノック操作を検知するノック検知センサをさらに備える代わりに、第1実施形態の変形例2の図12に示す構成のように、ノック検知センサ140によりペン先部103とペン先部113の両方の状態を検出できる構成であってもよい。
2…コンピュータ装置
3…ディスプレイ装置
4…記入用紙
6…プロジェクタ
21…入力手段
22…受信手段
24…処理手段
25…記憶手段
30…DOL
34…タッチパネル
35…ディスプレイパネル
Claims (13)
- 開口部を有する筺体と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジ付き電子ペン部と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジなし電子ペン部と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先と、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先とのいずれかを、前記開口部から突出していない収納状態から、前記開口部から突出した突出状態に遷移させるペン先遷移機構と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先又は/及び前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態又は前記収納状態のいずれであるかを検知する検知部と、を備える電子ペンと、
タッチパネルと、前記電子ペンで読取り可能なコード化パターンが形成されたコード化パターン層とが積層されたディスプレイと、
前記タッチパネルによる入力と、前記電子ペンによる入力とが可能なコンピュータ装置と、を備える入力システムであって、
前記電子ペンは、
前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態か又は前記収納状態かを示す検知信号を前記コンピュータ装置に送信する送信手段をさらに備え、
前記コンピュータ装置は、
前記電子ペンから、前記検知信号を受信する受信手段と、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、前記タッチパネルによる入力機能を制限する処理手段と、
を備えることを特徴とする入力システム。 - 開口部を有する筺体と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジ付き電子ペン部と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジなし電子ペン部と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先と、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先とのいずれかを、前記開口部から突出していない収納状態から、前記開口部から突出した突出状態に遷移させるペン先遷移機構と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先又は/及び前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態又は前記収納状態のいずれであるかを検知する検知部と、を備える電子ペンと、
電子ペンで読取り可能なコード化パターンが形成されたコード化パターン層が積層されたタッチパネルと、
前記タッチパネルと通信可能であり、当該タッチパネルによる入力と、前記電子ペン部による入力とが可能なコンピュータ装置と、
前記コンピュータ装置から送信された画像信号に基づく表示画面を前記タッチパネルに投影するプロジェクタと、を備える入力システムであって、
前記電子ペンは、
前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態か又は前記収納状態かを示す検知信号を前記コンピュータ装置に送信する送信手段をさらに備え、
前記コンピュータ装置は、
前記電子ペンから、前記検知信号を受信する受信手段と、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、前記タッチパネルによる入力機能を制限する処理手段と、
を備えることを特徴とする入力システム。 - 前記検知部は、長手方向における前記インクカートリッジ付き電子ペン部又は/及び前記インクカートリッジなし電子ペン部の移動を検出することで、当該インクカートリッジ付き電子ペン部又は/及びインクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態又は前記収納状態のいずれであるかを検知することを特徴とする請求項1または2に記載の入力システム。
- 前記電子ペンは、
前記開口部の方向へ前記インクカートリッジ付き電子ペン部が移動した場合と、前記開口部の方向へ前記インクカートリッジなし電子ペン部が移動した場合とで異なる方向へ回動する回動部と、
前記回動部が回動する軸であって、前記回動部と共に回動する軸部とを備え、
前記検知部は、前記軸部の状態に基づき、前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先及び前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態又は前記収納状態のいずれであるかを検知することを特徴とする請求項1または2に記載の入力システム。 - 前記コンピュータ装置の処理手段は、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、
前記インクカートリッジなし電子ペンの電子ペン部による記入位置から所定範囲内における前記タッチパネルへの入力の処理を制限することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の入力システム。 - 前記コンピュータ装置の処理手段は、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態でないと判断した場合、
前記タッチパネルによる入力機能の制限を解除することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の入力システム。 - 前記電子ペンの送信手段は、前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先が前記突出状態か又は前記収納状態かを示す検知信号を前記コンピュータ装置に送信し、
前記コンピュータ装置の処理手段は、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、
前記タッチパネルによる入力機能の制限を解除することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の入力システム。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の入力システムであって、
コード化パターンが形成された記入用紙をさらに備え、
前記記入用紙に印刷されたコード化パターンと、前記コード化パターン層に形成されたコード化パターンとは、赤外線吸収性の素材又は赤外線反射性の素材のうち、異なるいずれかの素材により形成され、
前記電子ペンは、
前記記入用紙又は前記コード化パターン層に対して赤外線を照射する赤外線照射手段と、
前記赤外線照射手段によって赤外線が照射された領域を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像に対して所定の閾値を用いて2値化処理を行う2値化処理手段と、
前記検知部が検知した結果に応じて、前記2値化処理された画像に対してネガポジ反転処理を行うネガポジ反転処理手段と、
前記ネガポジ反転処理手段によって前記ネガポジ反転処理が行われた場合には、当該ネガポジ反転処理された画像に基づいて前記コード化パターンを認識し、前記ネガポジ反転処理手段によって前記ネガポジ反転処理が行われなかった場合には、前記2値化処理された画像に基づいて前記コード化パターンを認識するコード化パターン認識手段と
をさらに備えることを特徴とする入力システム。 - 開口部を有する筺体と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジ付き電子ペン部と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジなし電子ペン部と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先と、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先とのいずれかを、前記開口部から突出していない収納状態から、前記開口部から突出した突出状態に遷移させるペン先遷移機構と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先又は/及び前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態又は前記収納状態のいずれであるかを検知する検知部と、を備える電子ペンと、
タッチパネルと、前記電子ペンで読取り可能なコード化パターンが形成されたコード化パターン層とが積層されたディスプレイと、
前記タッチパネルによる入力と、前記電子ペンによる入力とが可能なコンピュータ装置とを備える入力システムであって、
前記電子ペンは、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態か又は前記収納状態かを示す検知信号を前記コンピュータ装置に送信する送信手段をさらに備える入力システムの前記コンピュータ装置により実行されるプログラムであって、
前記電子ペンから、前記検知信号を受信する受信手段、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、前記タッチパネルによる入力機能を制限する処理手段
として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とするプログラム。 - 開口部を有する筺体と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジ付き電子ペン部と、
コード化パターンを読み取り、手書きストロークに関する記入情報を生成するインクカートリッジなし電子ペン部と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先と、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先とのいずれかを、前記開口部から突出していない収納状態から、前記開口部から突出した突出状態に遷移させるペン先遷移機構と、
前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先又は/及び前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態又は前記収納状態のいずれであるかを検知する検知部と、を備える電子ペンと、
電子ペンで読取り可能なコード化パターンが形成されたコード化パターン層が積層されたタッチパネルと、
前記タッチパネルと通信可能であり、当該タッチパネルによる入力と、前記電子ペン部による入力とが可能なコンピュータ装置と、
前記コンピュータ装置から送信された画像信号に基づく表示画面を前記タッチパネルに投影するプロジェクタとを備える入力システムであって、
前記電子ペンは、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態か又は前記収納状態かを示す検知信号を前記コンピュータ装置に送信する送信手段をさらに備える入力システムの前記コンピュータ装置により実行されるプログラムであって、
前記電子ペンから、前記検知信号を受信する受信手段、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、前記タッチパネルによる入力機能を制限する処理手段
として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記処理手段は、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、
前記電子ペンの電子ペン部による記入位置から所定範囲内における前記タッチパネルへの入力の処理を制限することを特徴とする請求項9または10に記載のプログラム。 - 前記処理手段は、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジなし電子ペン部のペン先が前記突出状態でないと判断した場合、
前記タッチパネルによる入力機能の制限を解除することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記電子ペンの送信手段は、前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先が前記突出状態か又は前記収納状態かを示す検知信号を前記コンピュータ装置に送信し、
前記処理手段は、
前記検知信号に基づき、前記インクカートリッジ付き電子ペン部のペン先が前記突出状態であると判断した場合、
前記タッチパネルによる入力機能の制限を解除することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載のプログラム。
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