JP5728069B1 - 前方誤り訂正情報生成装置、前方誤り訂正装置、前方誤り訂正情報生成方法、前方誤り訂正方法、前方誤り訂正情報生成プログラム、および前方誤り訂正プログラム - Google Patents

前方誤り訂正情報生成装置、前方誤り訂正装置、前方誤り訂正情報生成方法、前方誤り訂正方法、前方誤り訂正情報生成プログラム、および前方誤り訂正プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メディア情報と前方誤り訂正情報とが非同期で受信装置に送信される場合において、受信装置側でリアルタイムの前方誤り訂正処理を実現する。【解決手段】メディア情報を受信し、前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成装置2であって、複数のメディア情報を用いて複数のグリッドで構成されるブロックを生成するブロック生成手段21と、ブロックに含まれるメディア情報のシーケンス番号およびグリッド番号を含むシーケンス情報リストを生成するリスト生成手段22と、ブロックに含まれるメディア情報の前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成手段23と、シーケンス情報リストと前方誤り訂正情報とを送信する送信手段24と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、メディア情報と前方誤り訂正情報とを用いて、前方誤り訂正処理を行う技術に関する。
前方誤り訂正技術は、メディア情報に前方誤り訂正情報を同期させて送信することにより受信装置側で前方誤り訂正を実現している。ここで、メディア情報を送信する装置が独立している場合は、別装置にてメディア情報を受信して前方誤り訂正情報を生成し、受信装置に対して非同期で送信する。受信装置側では、メディア情報と必要となる全ての前方誤り訂正情報とを受信した段階で前方誤り訂正処理を実現している(特許文献1参照)。
特開2010-278974号公報
しかし、前方誤り訂正情報を生成するためには、複数のメディア情報パケットを受信してから生成処理を行うため、メディア情報パケットの受信時間および生成処理時間が必要となる。
特許文献1などの従来技術では、メディア情報の時間あたりの情報量や前方誤り訂正情報生成装置に対して送信されるビットレートが変化することにより、前方誤り訂正情報を生成するために必要となる受信時間および処理時間が変化する。そのため、受信装置に到達する際のメディア情報と前方誤り訂正情報との到達時間にずれが生じてしまい、生放送等のリアルタイム(実時間)での処理を必要とする情報の伝送には適用することができない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、メディア情報と前方誤り訂正情報とが非同期で受信装置に送信される場合において、受信装置側でリアルタイムに前方誤り訂正処理を実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、パケット長が異なる複数のメディア情報パケットを受信し、前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成装置であって、受信した前記メディア情報パケットを、前方誤り訂正処理を行うための単位であるGMパケット長を複数まとめたグリッド単位に構成されるブロックに、グリッドの境界に合わせて、前記メディア情報パケットがグリッド長の整数倍となり、かつブロック長を満たしているように並べてブロックを生成するブロック生成手段と、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットのシーケンス番号および当該メディア情報パケットが並べられた先頭のグリッド番号を含むシーケンス情報リストを生成するリスト生成手段と、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットに対してGMパケットを生成するための行列情報を用いて、当該メディア情報パケットの前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成手段と、前記シーケンス情報リストと前方誤り訂正情報とを送信する送信手段と、を備えることを要旨とする。
上記前方誤り訂正情報生成装置において、前記送信手段は、所定の冗長度に応じてシーケンス情報リストを複製し、前記前方誤り訂正情報とともに送信することとしてもよい。
本発明は、パケット長が異なる複数のメディア情報パケットと、前方誤り訂正情報と、メディア情報パケットのシーケンス番号とグリッド番号とを含むシーケンス情報リストとを受信し、前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正装置であって、前記シーケンス情報リストに含まれる前記シーケンス番号と前記グリッド番号とを取得する取得手段と、前記シーケンス番号を持つ前記メディア情報パケットを、前記グリッド番号のグリッドに配置して、ブロックを生成する生成手段と、前記前方誤り訂正情報を用いて、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正処理手段と、を備えることを要旨とする。
本発明は、パケット長が異なる複数のメディア情報パケットを受信し、前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成装置が行う、前方誤り訂正情報生成方法であって、受信した前記メディア情報パケットを、前方誤り訂正処理を行うための単位であるGMパケット長を複数まとめたグリッド単位に構成されるブロックに、グリッドの境界に合わせて、前記メディア情報パケットがグリッド長の整数倍となり、かつブロック長を満たしているように並べてブロックを生成するブロック生成ステップと、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットのシーケンス番号および当該メディア情報パケットが並べられた先頭のグリッド番号を含むシーケンス情報リストを生成するリスト生成ステップと、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットに対してGMパケットを生成するための行列情報を用いて、当該メディア情報パケットの前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成ステップと、前記シーケンス情報リストと前方誤り訂正情報とを送信する送信ステップと、を行うことを要旨とする。
本発明は、パケット長が異なる複数のメディア情報パケットと、前方誤り訂正情報と、メディア情報パケットのシーケンス番号とグリッド番号とを含むシーケンス情報リストとを受信し、前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正装置が行う、前方誤り訂正方法であって、前記シーケンス情報リストに含まれる前記シーケンス番号と前記グリッド番号とを取得する取得ステップと、前記シーケンス番号を持つ前記メディア情報パケットを、前記グリッド番号のグリッドに配置して、ブロックを生成する生成ステップと、前記前方誤り訂正情報を用いて、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正処理ステップと、を行うこと、を行うことを要旨とする。
本発明は、上記前方誤り訂正情報生成装置として、コンピュータを機能させるための前方誤り訂正情報生成プログラムである。
本発明は、上記前方誤り訂正装置として、コンピュータを機能させるための前方誤り訂正プログラムである。
本発明によれば、メディア情報と前方誤り訂正情報とが非同期で受信装置に送信される場合において、受信装置側でリアルタイムに前方誤り訂正処理を実現することができる。
本発明の実施形態の前方誤り訂正システムの全体構成図である。 前方誤り訂正情報生成装置の動作を示すフローチャートである。 メディア情報パケットのブロックの構成を示す図である。 メディア情報パケットのブロックの完成方法を示す図である。 シーケンス情報リストパケットの構成を示す図である。 シーケンス情報リストパケットの複製方法を説明する図である。 シーケンス情報リストパケットおよび前方誤り訂正情報パケットの送信順を示す図である
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の前方誤り訂正システムの全体構成図である。本実施形態の前方誤り訂正システムは、送信装置1から送信されるメディア情報と、前方誤り訂正情報生成装置2によりメディア情報を元に生成される前方誤り訂正情報とを非同期で受信装置3に配信し、受信装置3にて前方誤り訂正を実現するシステムである。なお、前方誤り訂正情報は、送信装置1から受信装置3に送信されるメディア情報のパケットが、伝送途中で損失した場合、または一部のビットに誤りが生じた場合に、受信装置3側で損失パケットを回復または誤ったビットを訂正するために用いる情報である。また、前方誤り訂正情報は、一部の前方誤り訂正情報が伝送途中で損失した場合、または一部のビットに誤りが生じた場合にも、残りの前方誤り訂正情報から回復または誤ったビットを訂正するために用いられる。
図示する前方誤り訂正システムは、送信装置1と、前方誤り訂正情報生成装置2と、受信装置3とを備える。送信装置1は、メディア情報パケットを前方誤り訂正情報生成装置2および受信装置3に送信する。
前方誤り訂正情報生成装置2は、メディア情報パケットを受信し、当該メディア情報パケットの前方誤り訂正情報パケットを生成して受信装置3に送信する。図示する前方誤り訂正情報生成装置2は、メディア情報パケット受信部21と、シーケンス情報リスト生成部22と、前方誤り訂正情報生成部23と、送信部24とを備える。
メディア情報パケット受信部21(ブロック生成手段)は、送信装置1からメディア情報パケットを受信し、前方誤り訂正処理に必要となる所定のサイズのメディア情報パケットのブロックを生成する。すなわち、複数のメディア情報パケットを用いて、複数のグリッドで構成されるブロックを生成し、各メディア情報パケットがグリッドの境界に合うようにパディングデータを設定する。
シーケンス情報リスト生成部22(リスト生成手段)は、ブロックに含まれるメディア情報パケットのシーケンス番号とグリッド番号とパケットサイズとを含むシーケンス情報リストパケットを生成する。前方誤り訂正情報生成部23(前方誤り訂正情報生成手段)は、ブロック毎に、当該ブロックに含まれるメディア情報パケットから前方誤り訂正情報パケットを生成する。
送信部24(送信手段)は、シーケンス情報リストパケットと前方誤り訂正情報パケットとを、受信装置3に送信する。本実施形態では、所定の冗長度に応じてシーケンス情報リストパケットを複製し、前方誤り訂正情報パケットとともに受信装置3に送信する。
受信装置3は、送信装置1からメディア情報パケットを、前方誤り訂正情報生成装置2から前方誤り訂正情報パケットおよびシーケンス情報リストパケットをそれぞれ受信し、メディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う。
図示する受信装置3は、メディア情報パケット受信部31と、前方誤り訂正情報受信部32と、前方誤り訂正処理部33とを備える。メディア情報パケット受信部31は、送信装置1から送信されるメディア情報パケットを受信する。前方誤り訂正情報受信部32は、前方誤り訂正情報生成装置2から送信される前方誤り訂正情報およびシーケンス情報リストを受信する。
前方誤り訂正処理部33(取得手段、生成手段、前方誤り訂正処理手段)は、シーケンス情報リストパケットからシーケンス番号とグリッド番号とを取得し、シーケンス番号とグリッド番号とを用いてシーケンス情報リストパケットに含まれるメディア情報を特定し、ブロックを生成する。そして、前方誤り訂正処理部33は、前方誤り訂正情報パケットを用いて、ブロックに含まれるメディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う。
上記説明した、前方誤り訂正情報生成装置2および受信装置3は、例えば、CPUと、メモリと、ハードディスク等の外部記憶装置と、入力装置と、出力装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各部の各機能が実現される。例えば、前方誤り訂正情報生成装置2および受信装置3の各機能は、前方誤り訂正情報生成装置2用のプログラムの場合は前方誤り訂正情報生成装置2のCPUが、そして、受信装置3用のプログラムの場合は受信装置3のCPUがそれぞれ実行することにより実現される。
また、前方誤り訂正情報生成装置2用のプログラムおよび受信装置3用のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
以下に本実施形態の動作について説明する。
本実施形態では、メディア情報を送信する送信装置1とは別の前方誤り訂正情報生成装置2が前方誤り訂正情報を受信装置3に送信する。そのため、受信装置3側では、送信装置1からパケットに分割されて送信されるメディア情報と、前方誤り訂正情報生成装置2から送信される前方誤り訂正情報とを正しく対応させる必要がある。そこで、本実施形態では、前方誤り訂正情報生成装置2が前方誤り訂正情報を生成する際に、前方誤り訂正情報を生成した時のブロック内のメディア情報パケットの並び順で、メディア情報パケットに設定されたシーケンス情報を読み取り、当該情報を用いてシーケンス情報リストを生成し、前方誤り訂正情報とともにシーケンス情報リストを受信装置3に送信する。これにより、受信装置3では、シーケンス情報リストを用いてメディア情報パケットを特定し、前方誤り訂正情報と正しく対応させ、適切に前方誤り訂正処理を行うことができる。
図2は、本実施形態の前方誤り訂正情報生成装置2の動作を示すフローチャートである。
前方誤り訂正情報生成装置2のメディア情報パケット受信部21は、送信装置1から送信される複数のメディア情報パケットを受信し、前方誤り訂正情報を生成するために必要な所定のサイズのブロックを生成する(S11)。ここでは、ブロックは、複数のグリッドで構成されるものとする。
図3および図4は、ブロックの生成方法を説明するための説明図である。
特に各メディア情報パケットの長さが変化する場合には、前方誤り訂正処理を行うためのメディア情報パケットの長さを固定長を前提としていると、メディア情報パケットの長さに対応した処置が行えない。そこで、本実施形態では、グリッド長およびブロック長というパケット情報の長さに対する定義を設けて、前方誤り訂正処理を行うためのパケット情報の長さ(グリッド長)を時間あたりの情報量(ビットレート)の変化に応じて任意に設定出来るようにしている。
具体的には、図3(a)に示すように、メディア情報パケットがグリッド長の整数倍となり、かつブロック長を満たしているように、複数のメディア情報パケットを設定してブロックを生成する。
図3(a)は、前方誤り訂正処理を行うために必要なブロックの構成を示す図である。
図示するブロックは、複数のGMパケット(前方誤り訂正処理を行うためのパケット長の単位)をまとめたグリッド単位に構成される。ここでは、5つのグリッド0〜4で1つのブロックを構成している。
そして、メディア情報パケット受信部21は、メディア情報パケットを、グリッド単位に設定する。図示する例では、メディア情報パケット1はグリッド0に、メディア情報パケット2はグリッド1に、メディア情報パケット3はグリッド2およびグリッド3に設定する。そして、メディア情報パケット受信部21は、各メディア情報パケットの長さに応じて、メディア情報パケットのグリッド境界に対するパディングデータPを設定する。すなわち、各メディア情報パケットがグリッドの境界線(バイト境界)に合うように、グリッド長(または定数倍のグリッド長)と、メディア情報パケットとの差分のパディングデータPを計算し、設定する。ここでは、受信装置3と共通のパディングデータ(例えば、0パディング)を設定するものとする。
また、メディア情報パケット受信部21は、ブロック長に合わせるためのパディングデータP’を計算して、設定する。図示する例では、グリッド4にパディングデータP’が設定される。
なお、図3(b)は、図3(a)のブロックから生成されるシーケンス情報リストの一例である。シーケンス情報リストについては、後述する。
図4は、ブロックの完成方法を説明する図である。
図4(a)は、受信したメディア情報パケットを処理対象のブロックに設定すると、規定したブロック長を超過する場合、当該メディア情報パケットは次のブロックに設定して、直前のメディア情報パケットまでを1ブロックとして完成させる。図示する例では、メディア情報パケット1をグリッド0、1に、メディア情報パケット2をグリッド2に、メディア情報パケット3をグリッド3に設定した後に、メディア情報パケット4を受信する。この場合、メディア情報パケット4のパケット長はグリッド長より大きいため、メディア情報パケット4は、次のブロックの先頭のグリッド0に設定する。
図4(b)は、規定されたブロック長あたりのグリッド数に対して残りのグリッドがゼロになった場合である。この場合、次に受信したメディア情報パケットは、次のブロックに設定して、直前のメディア情報パケット1〜3までを1ブロックとして完成させる。
図4(c)は、ブロック完成タイムアウトが発生した場合、ブロックにパディングし、ブロックを完成させる。ブロック完成タイムアウトは、ブロックの先頭メディア情報パケット1を受信してから所定の時間経過した場合(タイムアウトした場合)を意味する。メディア情報パケット受信部21は、次のメディア情報パケットを受信するまで、「現在時刻」と「先頭メディア情報パケット受信時刻+ブロック完成タイムアウト時間」とを比較し、「現在時刻>先頭メディア情報パケット受信時刻+ブロック完成タイムアウト時間」となった場合、ブロック完成タイムアウトが発生したとして、ブロックを完成させる。
次に、シーケンス情報リスト生成部22は、S11で生成したブロックに含まれるメディア情報パケットのシーケンス番号とグリッド番号とパケットサイズとを含むシーケンス情報リストパケットを生成する(S12)。
図5はシーケンス情報リストパケットの構成を示す図である。図示するシーケンス情報リストパケットは、ヘッダ51と、ペイロード52とからなる。ペイロード52には、対応するブロックに含まれる各メディア情報パケットのシーケンス情報が設定されている。各シーケンス情報には、メディア情報パケットから読み取ったシーケンス番号と、ペイロードのバイト境界に合わせるためのパディングと、対応するブロックにおけるメディア情報パケットの先頭のグリッド番号と、メディア情報パケットのパケットサイズとが含まれる。
そして、前方誤り訂正情報生成部23は、S12で生成したブロックのメディア情報パケットを用いて複数の前方誤り訂正情報パケットを生成する(S13)。例えば、前方誤り訂正情報生成部23は、当該メディア情報パケットに対して、当該前方誤り訂正情報生成部23が保持している行列情報を用いて、前方誤り訂正情報ペイロードの基となるGMパケットを生成し、生成したGMパケットをインタリーブし、パケット化し、複数の前方誤り訂正情報パケットを生成する。
そして、送信部24は、S12で生成したシーケンス情報リストパケットと、S13で生成した前方誤り訂正情報パケットとを受信装置3に送信する(S14)。本実施形態の送信部24は、前方誤り訂正情報生成装置2から受信装置3への送信の際に、パケットロスが発生しても受信装置3で正しく前方誤り訂正処理が行えるように、シーケンス情報リストパケットについては、所定の冗長度に応じて複製(コピー)し、前方誤り訂正情報パケットとともに受信装置3に送信する。
図6は、シーケンス情報リストパケットの複製方法を説明する図である。図示する例では、S12で生成されたシーケンス情報リストは2つのパケットにより構成され、冗長度=2とする。この場合、もとのシーケンス情報リストパケットは、SとSであって、これを冗長度にしたがって複製すると、複製後のシーケンス情報リストパケットは、S1-1と、S2-1と、S1-2と、S2-2の順の4つのパケットとなる。
なお、シーケンス情報リストパケットがN個のパケットで、冗長度がMとすると、複製されたシーケンス情報リストパケットは、S1-1〜SN-1、S1-2〜SN-2、・・・、S1-M〜SN-Mの順となる。
図7は、シーケンス情報リストパケットと、前方誤り訂正情報パケットとを受信装置3に送信する際のパケットの送信順(並び順)の一例を示す図である。図示する例では、図6で説明した並び順のシーケンス情報リストパケットにおいて、n(1≦n≦Sn)個目のシーケンス情報リストパケットの順序SFnを、以下の式Aにより算出する。
SFn=Int(((Fn+Sn)/Sn))*(n−1)) ・・・式A
Fn=前方誤り訂正情報パケットの数
Sn=冗長化したシーケンス情報リストパケットの数
式Aに従って、シーケンス情報リストパケットを配置して、空いている位置に前方誤り訂正情報パケットを先頭から順に配置する。
図7では、シーケンス情報リストパケットの数N=2、冗長度M=2、冗長化したシーケンス情報リストパケットの数S=4、前方誤り訂正情報パケットの数F=6とした場合、式Aに従って配置したシーケンス情報リストパケットおよび前方誤り訂正情報パケットの送信順の具体例を示している。
次に、受信装置3の動作について説明する。
受信装置3のメディア情報パケット受信部21は、メディア情報パケットを送信装置1から受信し、前方誤り訂正情報受信部32は、前方誤り訂正情報生成装置2から送信される、前方誤り訂正情報パケットおよびシーケンス情報リストパケットを受信する。
そして、前方誤り訂正処理部33は、受信したメディア情報パケットに対して前方誤り訂正を適用する際には、前方誤り訂正情報パケットとともに受信したシーケンス情報リストパケットからシーケンス番号を取得し、当該シーケンス番号を用いて対応するメディア情報パケットを特定する。
また、前方誤り訂正処理部33は、シーケンス情報リストのペイロードからシーケンス番号とグリッド番号とパケットサイズとを取得し、当該シーケンス番号とグリッド番号とパケットサイズとを用いてブロック内でのメディア情報パケットの位置を特定し、前方誤り訂正情報生成装置2にて設定されたパディングを設定して、ブロックを生成する。そして、前方誤り訂正処理部33は、前方誤り訂正情報を用いて生成したブロックに含まれるメディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う。その後、設定したパディングを除去する。例えば、メディア情報パケットの中でパケット損失などが発生している場合、前方誤り訂正情報と他のメディア情報パケットとを演算することで、損失したパケットを回復(補償訂正)する。
以上説明した本実施形態では、メディア情報を送信する送信装置1とは別の外部の装置である前方誤り訂正情報生成装置2で前方誤り訂正情報を送信する場合において、前方誤り訂正情報生成装置2はシーケンス情報リストを生成し、前方誤り訂正情報とともに受信装置3に送信する。これにより、受信装置3では、シーケンス情報リストを用いて、前方誤り訂正情報の対象となる各メディア情報パケットを特定することができ、メディア情報の送信装置1に前方誤り訂正機能を追加することなく、前方誤り訂正処理を実現することが可能となる。すなわち、生放送等のリアルタイムでの継続的な処理を必要とする情報の伝送に対しても、前方誤り訂正処理を実現することが可能となる。
また、生放送等の情報の伝送においては、情報が正しい順序で遅延なく送信され続ける必要があるため、ネットワークの状態やメディア情報の送信装置から送信される情報のビットレート等を正しく把握する必要があるが、本実施形態では、それらのネットワークおよびメディア情報に関する情報を把握するための個別のインターフェースを設けることなく、メディア情報パケットから自律的に送信状況を判断し、前方誤り訂正処理を実現している。そのため、本実施形態における前方誤り訂正処理に対応するために、送信装置1側では、インターフェースの提供等の個別の対応をする必要がない。すなわち、メディア情報の内容および送信方法を変えることなく、前方誤り訂正処理を必要とする受信装置3に対してのみ前方誤り訂正処理を適用させることが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1 :送信装置
2 :前方誤り訂正情報生成装置
21:メディア情報パケット受信部
22:シーケンス情報リスト生成部
23:前方誤り訂正情報生成部
24:送信部
3 :受信装置
31:メディア情報パケット受信部
32:前方誤り訂正情報受信部
33:前方誤り訂正処理部

Claims (7)

  1. パケット長が異なる複数のメディア情報パケットを受信し、前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成装置であって、
    受信した前記メディア情報パケットを、前方誤り訂正処理を行うための単位であるGMパケット長を複数まとめたグリッド単位に構成されるブロックに、グリッドの境界に合わせて、前記メディア情報パケットがグリッド長の整数倍となり、かつブロック長を満たしているように並べてブロックを生成するブロック生成手段と、
    前記ブロックに含まれるメディア情報パケットのシーケンス番号および当該メディア情報パケットが並べられた先頭のグリッド番号を含むシーケンス情報リストを生成するリスト生成手段と、
    前記ブロックに含まれるメディア情報パケットに対してGMパケットを生成するための行列情報を用いて、当該メディア情報パケットの前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成手段と、
    前記シーケンス情報リストと前方誤り訂正情報とを送信する送信手段と、を備えること、
    を特徴とする前方誤り訂正情報生成装置。
  2. 請求項1記載の前方誤り訂正情報生成装置であって、
    前記送信手段は、所定の冗長度に応じてシーケンス情報リストを複製し、前記前方誤り訂正情報とともに送信すること
    を特徴とする前方誤り訂正情報生成装置。
  3. パケット長が異なる複数のメディア情報パケットと、前方誤り訂正情報と、メディア情報パケットのシーケンス番号とグリッド番号とを含むシーケンス情報リストとを受信し、前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正装置であって、
    前記シーケンス情報リストに含まれる前記シーケンス番号と前記グリッド番号とを取得する取得手段と、
    前記シーケンス番号を持つ前記メディア情報パケットを、前記グリッド番号のグリッドに配置して、ブロックを生成する生成手段と、
    前記前方誤り訂正情報を用いて、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正処理手段と、を備えること
    を特徴とする前方誤り訂正装置。
  4. パケット長が異なる複数のメディア情報パケットを受信し、前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成装置が行う、前方誤り訂正情報生成方法であって、
    受信した前記メディア情報パケットを、前方誤り訂正処理を行うための単位であるGMパケット長を複数まとめたグリッド単位に構成されるブロックに、グリッドの境界に合わせて、前記メディア情報パケットがグリッド長の整数倍となり、かつブロック長を満たしているように並べてブロックを生成するブロック生成ステップと、
    前記ブロックに含まれるメディア情報パケットのシーケンス番号および当該メディア情報パケットが並べられた先頭のグリッド番号を含むシーケンス情報リストを生成するリスト生成ステップと、
    前記ブロックに含まれるメディア情報パケットに対してGMパケットを生成するための行列情報を用いて、当該メディア情報パケットの前方誤り訂正情報を生成する前方誤り訂正情報生成ステップと、
    前記シーケンス情報リストと前方誤り訂正情報とを送信する送信ステップと、を行うこと
    を特徴とする前方誤り訂正情報生成方法。
  5. パケット長が異なる複数のメディア情報パケットと、前方誤り訂正情報と、メディア情報パケットのシーケンス番号とグリッド番号とを含むシーケンス情報リストとを受信し、前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正装置が行う、前方誤り訂正方法であって、
    前記シーケンス情報リストに含まれる前記シーケンス番号と前記グリッド番号とを取得する取得ステップと、
    前記シーケンス番号を持つ前記メディア情報パケットを、前記グリッド番号のグリッドに配置して、ブロックを生成する生成ステップと、
    前記前方誤り訂正情報を用いて、前記ブロックに含まれるメディア情報パケットの前方誤り訂正処理を行う前方誤り訂正処理ステップと、を行うこと
    を特徴とする前方誤り訂正方法。
  6. 請求項1または2記載の前方誤り訂正情報生成装置として、コンピュータを機能させるための前方誤り訂正情報生成プログラム。
  7. 請求項3記載の前方誤り訂正装置として、コンピュータを機能させるための前方誤り訂正プログラム。
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