JP5698036B2 - 撮像システム、撮像装置および感度制御方法 - Google Patents

撮像システム、撮像装置および感度制御方法 Download PDF

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    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors

Description

本発明は、テレビジョンカメラ等の撮像装置に関し、特に電子増倍型撮像素子を用いた撮像装置の感度補正に関するものである。
従来、電子増倍型撮像素子(以降、EM−CCDとする:Electron Multiplying-Charge Coupled Device)を用いて撮像することで、低照度下での鮮明な映像を取得する撮像装置が知られており、EM−CCDの冷却の度合いを制御することで出力画像の感度を一定にする手法が知られている(特許文献1を参照)。
特開2007−318735号公報
上述したEM−CCDを用いた撮像装置を複数台設置し、それぞれから出力された映像を記録したりモニタに表示して人間が閲覧したりする監視形態が運用されている。しかしながら、図4に示す様に、EM−CCDにはそれぞれに電子増倍特性の個体差があり、特に、アンプ部での増幅が上限値(設定した上限値でも良い)を超えた場合等には、複数の撮像装置の感度設定を同じ値に設定したとしても、出力されるそれぞれの映像に個体差による感度差が生じてしまう。このため、モニタにそれぞれの映像を表示等した際には観にくく、比較しにくいため、侵入者等の重要な事項を見逃してしまう虞がある。
本発明はこの様な問題を解決するためになされたもので、複数の撮像装置から出力されるそれぞれの映像の感度差を低減する撮像システム、撮像装置および感度制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像システムは、複数の電子増倍型撮像装置と、前記複数の電子増倍型撮像装置の映像信号からそれぞれの電子増倍特性を測定し、該それぞれの電子増倍特性を近づける補正係数を算出し、前記複数の電子増倍型撮像装置のそれぞれに設定する補正係数算出装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置は、入射光を光電変換して映像信号を取得し、所定の倍率で電子増倍して出力する電子増倍型撮像素子と、所定の補正係数を記憶するメモリ部と、前記映像信号の感度の値を設定する感度設定部と、前記感度設定部の設定値に前記メモリ部から読み出した所定の補正係数を乗算した値に基づいて前記電子増倍型撮像素子を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の感度制御方法は、電子増倍型撮像装置から出力される映像信号から電子増倍特性を測定するステップと、前記映像信号の感度の値を設定するステップと、前記設定値に測定した前記電子増倍特性に基づく補正係数を乗算するステップと、前記補正された設定値に基づいて電子増倍型撮像素子を制御するステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像システムは、複数の電子増倍型撮像装置と、前記複数の電子増倍型撮像装置の映像信号からそれぞれの電子増倍特性を定期的に測定し、初回の測定結果と直近の測定結果とを比較し、所定の差分がある場合にアラーム信号を外部へ通知する測定装置と、を特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、入射光を光電変換して映像信号を取得し、所定の倍率で電子増倍して出力する電子増倍型撮像素子と、前記映像信号の感度の値を設定する感度設定部と、前記感度設定部の設定値に基づいて前記電子増倍型撮像素子を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、外部より測定された電子増倍特性を定期的に受信して比較し、初回の測定結果と直近の測定結果とを比較して、所定の差分がある場合にアラーム信号を外部へ通知することを特徴とする。
また、本発明の感度制御方法は、電子増倍型撮像装置から出力される映像信号から電子増倍特性を定期的に測定するステップと、前記映像信号の感度の値を設定するステップと、前記設定された感度の値に基づいて電子増倍型撮像素子を制御するステップと、初回の測定結果と直近の測定結果とを比較するステップと、比較結果に所定の差分がある場合に、アラーム信号を通知するステップと、を備えることを特徴とする。
したがって本発明によれば、感度差の少ない映像を出力することができる複数の撮像装置を備えた撮像システムおよびその撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施例の撮像システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明の他の一実施例の撮像システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施例の撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例の撮像装置の補正前の電子増倍特性を示すグラフである。 本発明の一実施例の撮像装置の補正後の電子増倍特性を示すグラフである。 本発明の一実施例の撮像装置の感度設定値と補正した適用値の関係を示すマトリクス図である。 本発明の一実施例の補正係数Kを用いて行われる撮像プロセスを示すフローチャート図である。 本発明の一実施例の撮像装置の経年劣化の前後それぞれの電子増倍特性を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の撮像システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図1において、1−1〜1−5はそれぞれ撮像装置(以降、特に区別する必要がない場合は撮像装置1と記す)、2はLAN(Local Area Network)等のネットワーク、3は画像を記録したり撮像装置を遠隔制御したりする管理センター、301は撮像装置1−1〜1−5の映像信号からそれぞれの撮像装置の設定された感度の値(以降、感度設定値)に対する電子増倍特性の差を補正する補正係数Kを算出し各撮像装置に適用する演算部、302は撮像装置1で撮像した画像等を記録する記録部である。なお、本実施例では撮像装置は5台で記載するが、システムとしては2台以上であればいくつでも良い。
撮像装置1−1〜1−5は撮像対象領域を撮像し、映像データを所定の圧縮方式で圧縮しネットワーク2を介して管理センター3に送信する。管理センター3では受信した映像データを記録部302に記録する。
撮像装置1で映像データが圧縮される所定の圧縮方式とは、例えば、MPEG−4(Moving Picture Experts Group 4)方式、H.264方式またはJPEG 2000(Joint Photographic Experts Group 2000)方式等の圧縮方式である。
図3は本発明の一実施例の撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図3は本発明の撮像装置の説明に必要な部分のみを記載している。
図3において、1は撮像装置、101は入射光を結像するレンズ部、102はレンズ部101から入射した光を電気信号に変換するEM−CCD、103はEM−CCD102から出力された信号から雑音を除去するCDS(Correlated Double Sampling)部、104はCDS部103から出力された信号の利得を調整するアンプ部、105はアンプ部104から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部(Analog Digital Converter)、106は種々の画像処理を施す映像信号処理部、107は映像信号処理部106から出力された信号を所定方式の映像信号に変換して出力する映像信号出力部、110はEM−CCD102の駆動および電子増倍の利得制御を行うためのCCD駆動部、109は撮像装置1内の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)等からなる制御部である。110はEM−CCD102の冷却または加熱するための温度制御部1101はEM−CCD102の温度を検出するための温度検出部、112はEM−CCD102の電子増倍特性の補正係数情報を記憶するメモリ部、113はEM−CCD102の電子増倍率を設定する感度設定部である。
映像信号出力部107から出力される所定方式の映像信号とは、例えば、NTSC(National Television System Committee)方式、PAL(Phase Alternating by Line)方式またはHDTV(High Definition
Tele Vision)方式等の動画像あるいは静止画像である。
撮像装置1のEM−CCD102はレンズ部101で光電変換部に結像された入射光を光電変換してCDS部103に出力する。CDS部103はEM−CCD102から出力された信号から雑音を除去してアンプ部104に出力する。アンプ部104はCDS部103から出力された信号を制御部109から出力される利得制御信号に従って増幅してA/D変換部105に出力する。A/D変換部105はアンプ部104から出力されたアナログ信号を例えば10ビットのデジタル信号に変換して映像信号処理部106に出力する。映像信号処理部106はガンマ補正や輪郭強調等の種々の画像処理を施して映像信号出力部107に出力する。映像信号出力部107は映像信号処理部106から出力された信号を所定方式の映像信号に変換して出力する。感度設定部113はオペレータにより直接または遠隔制御されて設定された所望の感度設定値に応じた信号を制御部109に出力する。制御部109はメモリ部112から電子増倍特性の補正係数情報を読み出し、感度設定値に補正係数Kを乗算した実際に適用される感度の値(以降、感度適用値)を基に電子増倍率を制御する様にCCD駆動部108に制御信号を出力する。CCD駆動部108は制御部109から出力される制御信号に従ってEM−CCD102を駆動するための信号や電子増倍率を制御する制御信号を出力する。また、制御部109は温度検出部111から得られたEM−CCD102の温度から温度制御部110を制御してEM−CCD102を所定の温度に保つ。温度制御部110は、電気エネルギを熱エネルギに変換する熱電素子であって、例えば供給する電流により温度制御可能なペルチェ素子である。ペルチェ素子は供給する電流を増やすと温度が片面は低下し、反対の面は上昇する特徴を持つ。図3に示した本発明の一実施例としては、温度制御部110にペルチェ素子を使用し、ペルチェ素子に供給する電流を増やすと温度が低下する面をEM−CCD102の撮像面と反対の面に取り付けて、EM−CCD102の冷却用装置として利用する。
以上に通常の撮像動作を記載したが、図1〜7を用いて以下に本発明の撮像装置間の電子増倍特性の補正方法について説明する。
図2は本発明の他の一実施例の撮像システムの全体構成の一例を示すブロック図であり、図4は本発明の一実施例の撮像装置の補正前の電子増倍特性を示すグラフであり、図5は本発明の一実施例の撮像装置の補正後の電子増倍特性を示すグラフであり、図6は本発明の一実施例の撮像装置の感度設定値と補正した適用値の関係を示すマトリクス図であり、図7は本発明の一実施例の撮像システムの感度補正の様子を示すフローチャート図である。図2において、401は映像信号から電子増倍特性を測定する測定部、402は電子増倍特性を補正する補正係数Kを算出する算出部である。
上述の通常の撮像動作を開始する前の調整段階として、複数の撮像装置1−1〜1−5の電子増倍特性を取得して、撮像装置1−1〜1−5間の感度差を低減するための補正係数Kを撮像装置ごとに算出する。
図1において、撮像装置1−1〜1−5は撮像対象領域を撮像し、映像データを所定の圧縮方式で圧縮しネットワーク2を介して管理センター3に送信する。管理センター3の演算部301は、受信した映像データから撮像装置1−1〜1−5の電子増倍特性を測定し、基準とする撮像装置の電子増倍特性に他の撮像装置の電子増倍特性を合わせるために補正係数Kを算出し、撮像装置1−1〜1−5のそれぞれに送信し記憶させる。
または、図2において、撮像装置1−1〜1−5は撮像対象領域を撮像し、映像信号を補正係数算出装置4に出力する。補正係数算出装置4では、測定部401が入力された撮像装置1−1〜1−5それぞれの映像信号からそれぞれの電子増倍特性を測定し、基準とする撮像装置を決定し、算出部402が基準とした撮像装置の電子増倍特性に他の撮像装置の電子増倍特性を合わせる様に補正係数Kをそれぞれ算出し、基準とした撮像装置以外の撮像装置にそれぞれの補正係数Kを出力し記憶させる。ここでは基準とした撮像装置には補正係数Kを出力しなかったが、基準とした撮像装置には補正係数K=1を出力して記憶させるようにしても良い。
上述の様に、撮像装置1−1〜1−5の映像信号出力部107から出力された映像データからそれぞれの電子増倍特性を測定し、撮像装置1−1〜1−5間の電子増倍特性の差を補正する補正係数Kをそれぞれ算出して、それぞれのメモリ部112に記憶させる。図3において、撮像装置1−1〜1−5のそれぞれにおいて、感度設定部113はオペレータにより操作され感度設定値が確定されると、該設定値に応じた感度設定値信号を制御部109に出力する。制御部109は感度設定値信号が入力されると、メモリ部112に記憶された補正係数Kを読み出し、感度設定値に補正係数Kを乗算して感度適用値を算出し、感度適用値に応じた電子増倍率の制御信号をCCD駆動部108に出力する。CCD駆動部108は入力された感度適用値に応じた電子増倍率の制御信号に応じてEM−CCD102の駆動および電子増倍率を制御する。
なお、メモリ部112には図6の様な対応表を記憶しておき、制御部109は対応表から入力された感度設定値信号の値に応じた感度適用値を参照してCCD駆動部108に出力する様にしても良い。なお、図6は電子増倍ゲインが30dBを基準に算出した感度設定値と感度適用値の対応させた表であり、他の値を用いて算出された場合には微妙に数値が変化することがある。
ここで、EM−CCDの電子増倍特性の測定時には、レンズ部101の絞りを絞って入射光を少なくし、CDS部103による雑音除去を強くし、アンプ部104の増幅率を高くして映像を明るくして出力された映像信号から測定することが好ましい。これは、EM−CCDが受ける入射光量が多い場合、電子増倍率が高い(EM−CCDの増倍レジスタに印加するCMG(Charge Multiplication Gate)電圧が高い)場合に、EM−CCDの劣化が激しくなるためである。なお、EM−CCDが劣化すると、同じ電子増倍率にするためにより大きなCMG電圧を印加しなければならなくなる。なお、CMG電圧とは、EM−CCDの増倍レジスタに印加して電子増倍するための電圧であり、高いほど電子増倍率が高くなる。
図4において、取得した撮像装置1−1〜1−5の電子増倍特性を、縦軸を電子増倍ゲイン(dB)、横軸を感度設定値(Point)としてグラフ化したものである。ここで、電子増倍ゲインとは、撮像装置の感度設定値を「0」とした時の映像出力レベルに対して、各撮像装置の感度設定値の映像出力レベルの電子増倍率をdB換算したものである。1は撮像装置1−1の電子増倍特性、2は撮像装置1−2の電子増倍特性、3は撮像装置1−3の電子増倍特性、4は撮像装置1−4の電子増倍特性、5は撮像装置1−5の電子増倍特性を表す。
上述した様に、EM−CCDの個体差により、各撮像装置の出力画像に感度差が生じる。例えば、各撮像装置の感度設定値が400Point時の電子増倍ゲインを見ると、撮像装置1−1および1−3の電子増倍ゲインは約40dB、撮像装置1−2の電子増倍ゲインは約30dB、撮像装置1−4および1−5の電子増倍ゲインは約35dBである。また、例えば、各撮像装置の電子増倍ゲインが30dBになる感度設定値を見ると、撮像装置1−1および1−3の感度設定値は約350Point、撮像装置1−2の感度設定値は約400Point、撮像装置1−4および1−5の感度設定値は約370Pointである。また、各撮像装置の電子増倍ゲインがピークを迎える感度設定値は、撮像装置1−1および1−3の感度設定値は530Point、撮像装置1−2の感度設定値は590Point、撮像装置1−4の感度設定値は560Point、撮像装置1−5の感度設定値は570Pointである。(以降、約は省略)撮像装置1−1と1−3はたまたまそれぞれほぼ同一の電子増倍特性を有するため、ここではこれらをそれぞれまとめて説明する。
ここでは、基準とする撮像装置を例えば電子増倍特性曲線の傾きが最も緩やかな撮像装置1−2として、他の撮像装置1−1,1−3〜1−5の電子増倍特性曲線1,3,4,5を基準となる撮像装置1−2の増倍特性2に合わせる様、補正係数Kを算出する。ただし、基準とする撮像装置は、電子増倍特性曲線の傾きが最も緩やかな撮像装置に限られることはなく、例えば他に、電子増倍特性曲線の傾きが最も急峻な撮像装置や、電子増倍特性曲線が中央辺りに位置する撮像装置等に設定しても良く、また、基準を特定の撮像装置に設定しなくても、理想的な電子増倍特性曲線や平均した電子増倍特性曲線にそれぞれの撮像装置を合わせる様にしても良い。さらに、基準となる撮像装置または電子増倍特性曲線はオペレータにより予めまたはその都度設定されても、管理センターまたは補正係数算出装置により自動的に設定されても良い。
補正係数Kは、ある電子増倍ゲインの値のときの補正対象となる撮像装置(以下、対象撮像装置)の感度設定値を基準撮像装置の感度設定値で除算することで算出することができる。以下に演算式を示す。
補正係数K=(対象撮像装置の感度設定値)/(基準撮像装置の感度設定値)・・・(式1)
続いて、補正されて実際に適用される感度適用値は、対象撮像装置の感度設定値に前記演算式で求めた補正係数Kを乗算することで算出できる。以下に演算式を示す。
感度適用値=(対象撮像装置の感度設定値)×(補正係数K)・・・(式2)
ここでは、各EM−CCDの電子増倍特性に個体差はあるものの、電子増倍特性はそれぞれほぼ同じ様な曲線で示すことができるため、各電子増倍特性のある1点、例えばピーク値を基準に算出する補正係数Kをピーク値以外の値に適用することができる。
撮像装置1−1および1−3は感度設定値が530Pointのとき電子増倍ゲインが最高値であり、撮像装置1−2は感度設定値が590Pointのとき電子増倍ゲインが最高値であり、撮像装置1−4は感度設定値が560Pointのとき電子増倍ゲインが最高値であり、撮像装置1−5は感度設定値が570Pointのとき電子増倍ゲインが最高値である。
補正係数Kを算出するために上記(式1)を演算すると、撮像装置1−1および1−3の場合、補正係数K=530/590=0.90となり、撮像装置1−4の場合、補正係数K=560/590=0.95となり、撮像装置1−5の場合、補正係数K=570/590=0.97となる。そして感度適用値を算出するために上記(式2)を演算すると、感度設定値500に設定した場合には、撮像装置1−1および1−3の場合、感度適用値=500×0.90=450Pointとなり、撮像装置1−4の場合、感度適用値=500×0.95=475Pointとなり、撮像装置1−5の場合、感度適用値=500×0.97=485となる。
上述した電子増倍ゲイン30で演算した場合と最高値で演算した場合とでは補正係K数および感度適用値にわずかな差はあるが、映像の感度(明るさ)の微々たる差は、通常、人間の目では見比べてもその違いは認識できず監視作業に支障をきたさないため、完全に一致させなくても良い(実際には完全に一致することはほとんどない)。
この様に感度適用値を算出することで、図5に示す様に、感度設定値に対して撮像装置1−1〜1−5の電子増倍ゲインは同じ値となり、感度設定値に対する撮像装置1−1〜1−5の電子増倍特性が一致することとなる。つまり、オペレータが設定した見かけの感度設定値は500Pointと表示されるが、撮像装置内部では補正された感度の値すなわち感度適用値(感度設定値500の場合には撮像装置1−1および1−3は450Point、撮像装置1−4は475Point、撮像装置1−5は485Point)に対応するCMG電圧でEM−CCD102が制御されることとなる。
図7を用いて補正係数Kの算出方法およびそれを用いた撮像方法について説明する。
撮像装置1−1〜1−5の映像信号からそれぞれの電子増倍特性を測定する(S1)。測定した撮像装置1−1〜1−5の電子増倍特性から基準となる撮像装置に合わせる様にそれぞれ補正係数Kを算出する(S2)。補正係数Kの算出方法は上記したとおりである。撮像装置1−1〜1−5にそれぞれの補正係数Kを記憶させる(S3)。撮像装置1−1〜1−5の感度設定値をそれぞれ設定する(S4)。撮像装置1−1〜1−5のそれぞれで感度設定値に補正係数Kを乗算して感度適用値を算出する(S5)。撮像装置1−1〜1−5は感度適用値に応じて電子増倍率を制御して映像を撮像する(S6)。
以上に説明した様に、本発明によれば、複数の撮像装置間で感度差の少ない映像を出力することができる。
上記実施例1の様にして撮像装置を納入後、使用していくにつれてEM−CCDの経年劣化により電子増倍特性が変化してくる。また、先にも述べた通り、入射光量と電子増倍率によって劣化の進行度合いが変わってくるため、それぞれの撮像装置の設置環境や使用状況によって劣化の進行具合がばらつき、電子増倍特性もばらついてくる。実施例2では、経年劣化によるEM−CCDの電子増倍特性がばらつくこととなったそれぞれの撮像装置に対し、さらに感度設定値を補正することにより、出力される映像の感度(明るさ)を揃えることが可能な撮像システム、撮像装置と感度制御方法が提供される。
図8は、本発明の一実施例の撮像装置の電子増倍特性の経年劣化とその補正の様子を示すグラフである。ここでは、撮像装置1−2を例に電子増倍特性の経年劣化の様子とその補正について説明する。
撮像装置1−2の電子増倍特性は、図8の様にその使用状況や経過年数によって劣化し、同じ感度設定値に設定してあっても(同じCMG電圧をかけていても)電子増倍ゲインが徐々に下がり、電子増倍特性曲線としては右方向にシフトする様に変化する。
他の撮像装置1−1,1−3,1−4,1−5についても撮像装置1−2と同じく劣化する。それぞれが同じ使用状況、環境、年数で運用されていれば、劣化具合も同様となりそれぞれの撮像装置から出力される映像の感度(明るさ)の違いもほとんどない。しかし、通常は使用状況、環境、年数がそれぞれ異なることが多いため、劣化具合もばらばらになり、電子増倍特性の曲線はばらばらになる。これは、図4に示した状況と同様となり、再度それぞれの撮像装置の電子増倍特性を測定し、実施例1の場合と同様の方法を用いて補正することで、再びそれぞれの撮像装置の感度設定値に対する電子増倍ゲインがほぼ一定となり、感度差の少ない映像を出力することができる。
これにより、本発明では、EM−CCDが経年劣化しても、複数の撮像装置間で感度差の少ない映像を出力することができる。
以上に述べた方法により、経年劣化が起こってもそれぞれの撮像装置から出力される映像の感度を一定に保つことができるが、ある程度劣化した撮像装置については実用上交換せざるを得なくなる。実用上は電子増倍ゲインが6dB程度低下したら交換することが望ましい。例えば、図8において、撮像装置1−2の劣化前の電子増倍特性を2、劣化後の電子増倍特性を2´とする。例えば、劣化前には感度設定値590Pointのときにピークであり、これを記憶しておき、劣化後の電子増倍ゲインが劣化前の電子増倍ゲインと比較して6dB下がった時点、つまり電子増倍特性2´になると、アラームを通知して交換が促される様にする。このときアラーム通知は、音声で通知したり、撮像装置のLED等を発光させる様にしたり、映像信号にアラーム情報を重畳して出力・表示させる様にしたり、映像信号に色付きの枠を重畳する等の視覚効果を追加する様にしたり、アラーム信号を別途出力してシステムに通知する様にしたりすることが考えられる。
これにより、本発明では、EM−CCDが経年劣化して許容値を下回った際に通知する機能を有するため、有効に保守サービスを提供することができる。
さらにここで、どこまでも劣化に合わせて感度設定値を補正していくのではなく、これ以上下がると実用上問題があるという下限値(ここでは劣化前に比べて−6dBとする)を設けて、これ以上下がらない様に制御することが好ましい。具体的には、図8を用いて説明する。劣化後の電子増倍特性2´は、劣化前の電子増倍特性2のピーク値に対して6dB下がった場合を示している。ここでは下限値を劣化前に比べて−6dBとしているため、電子増倍特性2´より曲線が右側にシフトしない様に、撮像装置内部でCMG電圧を自動で上げる。
これにより、本発明では、EM−CCDの経年劣化が進行しても、実用上許容できる最低感度を維持して映像を認識し続けることができる。
また、EM−CCDの経年劣化の進行を遅らせるためには、電子増倍率やCMG電圧を必要以上に高くしないことが大切であり、しばしば上限値を設けて制御される。そこで、本発明では、例えば電子増倍ゲインが40.00となる様にCMG電圧に上限値を設ける。そして、EM−CCDの経年劣化により、電子増倍ゲイン40.00を保つために必要なCMG電圧の値も大きくなっていくため、経年劣化に応じてCMG電圧の上限値もシフトさせる。
これにより、本発明では、EM−CCDの経年劣化に伴ってCMG電圧の上限値もシフトするため、所望の電子増倍ゲインまたは電子増倍率を超えない様に制御することができ、EM−CCDの経年劣化の進行を遅らせて、製品の寿命を延ばすことができる。
なお、以上に述べたこれらの動作については、他の撮像装置1−1,1−3,1−4,1−5についても同様である。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、補正係数を算出して感度設定値を補正して電子増倍率を変更したが、感度は他にも様々な要因で変化するため、温度制御部を加熱・冷却するために印加する電圧を変更しても良いし、レンズ部の絞りを変更することでも本発明の目的を達成できる。
温度制御部110に印加する電圧を変更する場合には、感度設定部113で設定された感度設定値を補正した感度適用値と温度検出部111で検出した温度値を対応させて、メモリ部112に記憶させておく対応表を参照して所定の電圧を印加する様な制御信号を温度制御部110に出力する。
また、レンズ部101の絞りを変更する場合には、感度設定部113で設定された感度設定値を補正した感度適用値と制御値とを対応させてメモリ部112に記憶させておく対応表を参照して、感度設定部113で設定された感度設定値を補正した感度適用値に応じた制御値をレンズ制御部(図示せず)に出力してレンズ部101の絞りを制御する。
また、ここで、感度は温度等の気象条件や経年劣化によっても左右されるため、定期的に電子増倍特性を測定してその都度電子増倍特性を補正することが望ましい。または、天気や時間に応じた補正係数を予め算出して記憶しておき、その日の天候や時間帯によって補正係数を変更して電子増倍特性を補正することが望ましい。
上記実施形態では電子増倍型撮像装置を用いて説明したが、冷却やゲイン等を補正する場合には通常のCCD撮像素子やCMOS撮像素子を用いた撮像装置に用いることも可能であり、その構成及び動作の手順とその内容についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。
要するに本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
以上に、本発明の実施例を説明したが、以下の付記の様に記載することもできる。しかしながら、以下の各付記は、単なる例示に過ぎず、かかる場合のみに限られるものではない。
(付記)
複数の電子増倍型撮像装置と、前記複数の電子増倍型撮像装置の映像信号からそれぞれの電子増倍特性を定期的に測定し、初回の測定結果と直近の測定結果とを比較し、差分が所定値を超えない様に前記電子増倍型撮像装置を制御する感度制御装置と、を特徴とする撮像システム。
(付記)
入射光を光電変換して映像信号を取得し、所定の倍率で電子増倍して出力する電子増倍型撮像素子と、前記映像信号の感度の値を設定する感度設定部と、前記感度設定部の設定値に基づいて前記電子増倍型撮像素子を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、外部より測定された電子増倍特性を定期的に受信して比較し、初回の測定結果と直近の測定結果とを比較して、差分が所定値を超えない様に前記電子増倍型撮像素子を制御することを特徴とする撮像装置。
(付記)
電子増倍型撮像装置から出力される映像信号から電子増倍特性を定期的に測定するステップと、前記映像信号の感度の値を設定するステップと、前記設定された感度の値に基づいて電子増倍型撮像素子を制御するステップと、初回の測定結果と直近の測定結果とを比較するステップと、比較結果の差分が所定値を超えない様に電子増倍型撮像装置を制御するステップと、を備えることを特徴とする感度制御方法。
1:撮像装置、2:ネットワーク、3:管理センター、4:補正係数算出装置、101:レンズ部、102:EM−CCD、103:CDS部、104:アンプ部、105:A/D変換部、106:映像信号処理部、107:映像信号出力部、108:CCD駆動部、109:制御部、110:温度制御部、111:温度検出部、112:メモリ部、113:感度設定手段、301:演算部、302:記録部、401:測定部、402:算出部。

Claims (2)

  1. 入射光を光電変換して映像信号を取得し、所定の倍率で電子増倍して出力する電子増倍型撮像素子と、
    所定の補正係数を記憶するメモリ部と、
    前記映像信号の感度の値を設定する感度設定部と、
    前記感度設定部の設定値に前記メモリ部から読み出した所定の補正係数を乗算した値に基づいて前記電子増倍型撮像素子を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 電子増倍型撮像装置から出力される映像信号から電子増倍特性を測定するステップと、
    前記映像信号の感度の値を設定するステップと、
    前記設定値に測定した前記電子増倍特性に基づく補正係数を乗算するステップと、
    前記補正された設定値に基づいて電子増倍型撮像素子を制御するステップと、
    を備えることを特徴とする感度制御方法。
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