JP5646337B2 - 被分析物の濃度を決定するための光学センサ - Google Patents

被分析物の濃度を決定するための光学センサ Download PDF

Info

Publication number
JP5646337B2
JP5646337B2 JP2010533075A JP2010533075A JP5646337B2 JP 5646337 B2 JP5646337 B2 JP 5646337B2 JP 2010533075 A JP2010533075 A JP 2010533075A JP 2010533075 A JP2010533075 A JP 2010533075A JP 5646337 B2 JP5646337 B2 JP 5646337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
radiation beam
analyte
concentration
emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010533075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011502627A5 (ja
JP2011502627A (ja
Inventor
シュルツ,ピーター
アモゾフ,アルカディ
イズヴァリーナ,ナタリア
クラヴェッツ,セルゲイ
Original Assignee
バイオセンサー,インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイオセンサー,インコーポレーテッド filed Critical バイオセンサー,インコーポレーテッド
Publication of JP2011502627A publication Critical patent/JP2011502627A/ja
Publication of JP2011502627A5 publication Critical patent/JP2011502627A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5646337B2 publication Critical patent/JP5646337B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N21/49Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/1455Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/1717Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated with a modulation of one or more physical properties of the sample during the optical investigation, e.g. electro-reflectance
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/72Signal processing specially adapted for physiological signals or for diagnostic purposes
    • A61B5/7235Details of waveform analysis
    • A61B5/7239Details of waveform analysis using differentiation including higher order derivatives
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/1717Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated with a modulation of one or more physical properties of the sample during the optical investigation, e.g. electro-reflectance
    • G01N2021/1725Modulation of properties by light, e.g. photoreflectance

Description

本発明は光学式材料解析及び光学式材料解析を用いて被分析物の濃度を決定することに関するものである。
糖尿病は、患者の循環系及び視覚の内臓器官だけでなく、患者のライフスタイルにも影響を及ぼす重大疾患である。現在、世界で2億人を越える糖尿病患者が報告されており、今後10年以内にその2倍になると予期されている。糖尿病治療の第1のステップは、血糖値を知ることにより、正しい食事及び医療の決定に役立てられるので、1日24時間ずっと患者の血糖値を測定することである。
血糖値の濃度を測定する現在の方法は、典型的に、糖尿病患者に指に穴を開けさせて血を一滴採取させることが必要であり、その化学組成を血糖測定器により分析する。その手続きは全く無痛の訳ではなく、皮膚を傷めるので、糖尿病患者は、医者が処方すると同じ頻度で血糖値を調べることを嫌がることはよくあり、従って、十分に血糖値を測定することができない。
現在、血糖値測定用の携帯機器の大多数は、指先に穴を開けて血液サンプルを採取することが必要である。次に、血液サンプルを、血糖値の濃度を示す試験紙上に置く。例としては、ライフスキャン会社(LifeScan Inc.)、ジョンソン・アンド・ジョンソン会社(Johnson & Johnson company)により販売されるワンタッチ(One Toouch)(登録商標)、ウルトラ(Ultra)(登録商標)の血糖測定器がある。これらの機器は、非常に小型でかなり正確であるが、指先に穴を開けて血液サンプルを採取することは、不都合であり痛みを伴うことがある。その上、不適切な穴開けと衛生状態は、指先感染のリスクをもたらす。
従来の指先穴開け方法の替わりとして、シグナス会社(Cygnus Inc.)は、グルコウォッチ(GlucoWatch)(登録商標)バイオグラフ・モニタを開発した。腕時計のように見えるこの機器は、小電流を用いて皮膚から間質体液を引き抜いて、グルコースを抽出して、イオン導入法センサとして作用する消耗経皮パッドに入れる。収集したグルコースは、イオン導入法センサ内の電気化学反応を誘発して電子を発生する。イオン導入法センサは、電子を測定して、電子放射レベルを体液内のグルコースの濃度と同等と見なす。この機器は、体液のグルコース値を、最長12時間まで20分ごとに調べる。12時間の作動の後に、そのバイオグラフ・モニタは、血糖値と比較するため、指プリック示度数を用いて較正しなければならない。この機器は、体液のグルコース値が血液より遅れを取るため、一部分において約10〜30%に決定される相対的測定誤差を有する。しかしながら、これらの機器の1つを購入さえできるためには、潜在的な買い手は、検診及び生化学検査を受けて合格しなければならない。その上、この機器は、また、敏感な皮膚を持つ幾人かの患者において、電流が導入される皮膚にひどい炎症を起こさせることが知られている。
グルコウォッチ(GlucoWatch)(登録商標)のような替わりの機器が成功しないため、他の非侵襲的測定の開発が始まった。これらの替わりの非侵襲的方法の多くは、光学的方法の使用を含む。これらの光学的方法のいくつかは、替わりの非侵襲的測定を提供する保証を示した。例えば、いくつかの光学的方法は、非電離放射線を用いて、消耗試薬の必要のない高速応答を与える示度数を得る。その上、より高機能化したレーザ及び光学検出器の可用性が増加するのにつれて、これらの光学検出器の使用に関連するコストが減少するので、光学的方法は非侵襲的測定のさらにもっと魅力的な替わりの形態になる可能性がある。
典型的な非侵襲的光学的方法は、指、前腕、舌、唇、大腿部又は腹部等のような人体のいくつかの選択部分を照射するために、光ビームを利用する。皮膚を伝播し、皮膚から反射し又は散乱する光は、照射された組織の組成についての情報を含む。それから、光は光学検出器により受けられて、分析されて、酸素又はヘモグロビンのような所定の被分析物の濃度が決定される。しかしながら、分析は本質的に複雑である、なぜならば、受信信号は非常に微弱であり、血液中の多くの被分析物によるだけでなく、ヒト皮膚の多様性と不均質性、常に変化する人間の生理及び皮膚の周りの外部環境さえも含む他の要因によってもまた、受信信号は容易に干渉される。吸光及び発光分光法、ラマン(Raman)分光法及び偏光と反射率の変化の測定のような従来の材料解析の光学的方法は、基準光ビームの顕著な散漫散乱のため、ヒト組織のような混濁媒質にとって、あまり適切ではない。
他の非侵襲的方法は、間質液内のグルコース量と毛細管血との間に存在する相関を利用するが、多大な時間を必要とする主要な不利点に悩まされる。さらに、その方法は、グルコース濃度の間接的測定のみ提供するが、これも、あいにく時間が遅延する。
レーザ光音響分光法の技術が、その提供する高感度のため、痕跡検出で用いられている。レーザ光音響分光法では、高エネルギーレーザビームが、研究中の物質を照射するために、用いられる。そのビームは物質内に熱膨張を生じて、音響波を発生する。その波の特性は、その物質の光吸収係数によるだけでなく、熱膨張、比熱及び音速のような熱物理パラメータによってもまた、決定される。その上、音響波は、また、光学散乱により影響されるが、光学散乱は、圧電性結晶、マイクロホン、光ファイバーセンサ、レーザ干渉計又は回折センサのような高感度超音波検出器により測定できる、物質内の光の分布に影響を与える。
例えば、光音響技術を利用した非侵襲性血糖測定に対する方法および装置は発明者チョー(Chou)の特許文献1および特許文献2に記載されている。照射すると、測定される試料の比較的薄い層内で、熱拡散長により特徴付けられる音響エネルギーが生成される。その音響出力は、一方の端部に測定セルが配置され、もう一方の端部に基準セルが配置された差分マイクロホンで検出される。検出された音響信号に基づいて、プロセッサが測定物質濃度を決定する。血流内のグルコースの濃度を決定するために、励起源を、好ましくは、約1520〜1850nmおよび約2050〜2340nmのスペクトル範囲であるグルコース吸収帯域に同調させて、強力な光音響出力を誘導する。これらの波長範囲では、水による吸収率は比較的低く、グルコースによる吸収率は比較的高い。
別の例として、発明者マッケンジー他(MacKenzie, et al)の特許文献3は、血糖値のような生物学的パラメータを測定するシステムを記載し、そのシステムは、光ガイドからのレーザパルスを指先のような軟部組織から成る身体の部分へ向けて、光音響相互作用を生成する。その結果生じる音響信号は、トランスデューサにより検出され、解析されて所望のパラメータを与える。
上記の光音響技術の全ては、少なくとも音響振動性能を考慮せずにエネルギーを媒質に適用することを教示しているため、比較的高いレーザ・パワーが必要であるという点で不利である。このため、これまでの技術ではエネルギーが不充分であり、得られる感度レベルが不適切である。
別の従来の光音響材料解析システムが発明者ゲバ他(Geca, et al)の特許文献4に記載されており、媒質内に含まれる対象成分濃度が、持続時間、周波数、数およびパワーが変更可能な等間隔の短パルスを含む光パルス列を用いる共鳴型光音響分光法により決定される。光の波長は、対象成分により光が吸収されるように選択する。照射すると、熱拡散長により特徴付けられる、媒質の比較的薄い層内における吸収光により、音響振動が生成される。パルス列内の光短パルスの繰り返し周波数が、薄膜として見なすことのできる媒質の薄い層の固有音響振動周波数と一致するように選択されて、音響振動の共鳴が得られる。音響共鳴振動の振幅および周波数の測定により、対象成分濃度を決定し、このシステムは血液成分の測定、特にグルコースの測定に適している。
米国特許第5,941,821号明細書 米国特許第6,049,728号明細書 米国特許第6,833,540号明細書 米国特許第6,466,806号明細書
残念ながら、上記のシステムは、従来の光音響材料解析技術の大多数と同様に、不利である。本発明とは違って、異なる成分の吸収帯の重なり及びヒト皮膚のような媒質の弾性特性の不規則性を考慮せずに、エネルギーを媒質に適用することを教示している。このため、このような従来の技術では、得られる感度レベルが不適切であり、測定誤差が大きい。
本発明に一致して、第1の放射ビームを放射する働きをし、組織の実験領域を照射して第1の放射散乱を引き起こす第1の放射源と、複数の第2の放射ビームを放射する働きをし、周期的に前記実験領域を照射して周期的な複数の第2の放射散乱を引き起こす第2の放射源と、前記第1の放射散乱及び前記第2の放射散乱を検出して、検出された前記放射散乱を電気信号に変換するための少なくとも2つの検出器と、前記電気信号に基づいて被分析物の濃度を決定するためのプロセッサとを備える、組織内の被分析物の濃度を決定するための装置を提供する。
放射の最初の後方散乱を引き起こす第1の放射ビームを放射する第1の放射源と、放射の周期的後方散乱を引き起こし実験領域を周期的に照射する第2の放射ビームを放射する第2の放射源とを用いて、組織の前記実験領域を周期的に照射するステップと、前記最初の及び周期的後方散乱を検出するステップと、検出された前記後方散乱を電気信号に変換するステップと、前記電気信号に応じて被分析物の濃度を決定するステップと、前記濃度を表示するステップと、を備える、組織内の被分析物の濃度を決定するための方法を提供する。
さらに、本発明に一致して、被分析物を含む流体サンプルを得るステップと、流体ベースの装置を用いて前記被分析物の第1の濃度を決定するステップと、光学装置を用いて前記被分析物の第2の濃度を決定するステップと、前記第2の濃度が前記第1の濃度に等しいかどうかを決定し、前記第2の濃度が前記第1の濃度に等しくなければ、前記第2の濃度が前記第1の濃度に等しくなるように、前記光学装置のオフセット較正をするステップとを有する、被分析物の濃度を決定するための光学装置を較正するための方法を提供する。
また、本発明に一致して、被検者のグルコースの濃度を決定するための光学装置の中で用いられるプローブヘッドであって、第1の放射源、放射光源、第1の検出器及び第2の検出器と容易に伝達できる複数の光ファイバーの束と、第1の放射源及び第2の放射源へ電気信号を送信し、第1の検出器及び第2の検出器からの電気信号を送信するための入力/出力インターフェースとを備えるプローブヘッドを提供する。
本発明に一致して、光学的励起及び光学的検出を用いて、被検者内のグルコースの濃度を非侵襲的に決定するための本発明に一致する装置であって、励起ビームを放射し、前記被検者の表面を照射して、前記表面に物理的及び化学的変化の少なくとも1つを引き起こし、放射の最初の後方散乱を引き起こす第1の放射源と、プローブビームを周期的に放射し、前記被検者の表面を照射して、放射の周期的な後方散乱を引き起こす第2の放射源と、前記最初の後方散乱及び前記周期的な後方散乱を検出して、検出された前記後方散乱を前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数又は減衰期間のうちの少なくとも1つの電気信号に変換するための少なくとも1つの検出器と、を備え、前記後方散乱は、前記物理的及び化学的変化により変調され、さらに、少なくとも前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数又は減衰期間を時間にわたって微分することにより、グルコースの前記濃度を決定するためのプロセッサと、を備える装置を提供する。
本発明に一致して、光学的励起及び光学的検出を用いて、被検者内のグルコースの濃度を非侵襲的に決定するための方法であって、前記被検者の表面を照射して、表面に物理的及び化学的変化の少なくとも1つを引き起こし、光の最初の後方散乱を引き起こすために、励起ビームを放射するステップと、前記被検者の表面を照射して、光の周期的な後方散乱を引き起こすために、プローブビームを周期的に放射するステップと、検出された前記後方散乱を少なくとも前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数又は減衰期間の電気信号に変換するために、前記最初の後方散乱及び前記周期的な後方散乱を検出するステップと、を備え、前記後方散乱は前記物理的及び化学的変化により変調され、さらに、少なくとも前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数又は減衰期間のうちの少なくとも1つを時間にわたって微分することにより、グルコースの前記濃度を決定するステップを備える方法を、さらに提供する。
本発明に一致する追加の特徴及び利点は、以下の詳細な説明で一部は説明され、詳細な説明から一部は明らかであり、又は本発明の実施により知ることができる。本発明に一致する特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲で特に指摘された要素及びその組み合わせにより、実現され達成されるであろう。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、共に、例示的かつ説明的のみであり、請求される発明を限定するものではない。
添付図面は、本明細書の一部に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本発明のいくつかの実施形態を例示し、明細書と共に本発明の原理を説明するために役立つ。
添付図面に関連して以下の詳細な説明から、本発明はもっと十分に理解され評価されるであろう。
本発明に一致する、被分析物濃度を決定するための光学装置を例示する簡略ブロック図である。 本発明に一致する、被分析物濃度を決定するための方法を例示するフローチャートである。 図1の光学部品筐体の実施形態を例示する図である。 実施例1で用いられる、本発明に一致する光学装置により放射される、異なるタイプの放射の強度及び持続時間を例示するグラフである。 実施例2で用いられる、本発明に一致する光学装置により放射される、異なるタイプの放射の強度及び持続時間を例示するグラフである。 本発明に一致する、光学装置を較正するための方法を例示するフローチャートである。 本発明に一致する光ファイバーの配置の例を示す図である。
本発明の例示的な実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。可能な限り、同一又は類似の部分には、同一の参照番号を図面全体にわたって用いる。
図1は、本発明に一致する、被分析物濃度を決定するための光学装置を例示する簡略ブロック図である。図1に示すように、光学装置は、光学部品筐体104に接続された電子機器筐体102を含む。電子機器筐体102は、導体、配線又は無線により光学部品筐体104に接続されるか、又は、電子機器筐体102及び光学部品筐体104は、それらの間の電気的接続をして単一の筐体に収容される。本発明の実施形態に一致して、光学部品筐体104は、さらに図3で例示するように、プローブを含む。
光学部品筐体104内の光学部品は、表面106を放射ビームB及びBで照射して、第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dを検出することを動作可能にできる。本発明に一致して、光学装置は、電源108に接続されて、電子機器筐体102、光学部品筐体104及びそれらの中にある部品に電力が与えられる。外部交流電源として例示されているけれども、電源108は電子機器筐体102か、又は、光学部品筐体104か、どちらかに含まれても良く、交流又は直流であっても良い。その上、電子機器筐体102と光学部品筐体104とが無線で接続されるならば、別個の追加の電源を光学部品筐体104に接続できる。光学装置は、表示用、モニタ用、トラッキング結果用及び光学装置の較正用の外部処理装置110に、さらに、接続できる。外部処理装置は、パソコン(PC)、携帯端末(PDA)、スマートフォン又は他のそのような装置を含んで良い。
本発明に一致して、電子機器筐体102は、被分析物濃度の決定を容易にするのに適している電子機器の配列を収容することができる。例えば、電子機器筐体102は、プロセッサ又はCPU112、第1の放射ドライバー114、第2の放射ドライバー116、第1のピーク検出器118、第2のピーク検出器120、マルチプレクサ(MUX)122及びアナログ・デジタル変換器(ADC)124を含むことができる。これらの機器の動作は、図2の議論に関連してさらに論じられよう。
同様に、光学部品筐体104は、被分析物濃度の決定をするのに用いる光学部品の配列を収容することができる。図1に示すように、光学部品筐体104は、表面106の実験領域130を第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBで照射するための、第1の放射源126及び第2の放射源128を含むことができる。本発明に一致して、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBを生成できる単一の放射源127から放射できる。光学部品筐体104は、さらに第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dを受けるための検出器を含むことができる。本発明に一致して、単一の検出器132は、第1の放射散乱D、第2の放射散乱D及び任意の他の放射散乱を受けるように構成することができる。さらに、本発明に一致して、図3に示すように、検出器132は、第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dを別々に受けるための別々の散乱放射検出器を含むことができる。本発明の実施形態に一致して、検出器132は、ピン(PIN)フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、光電増倍管又はフォトレジスタ(Photoresistor)を含むフォトダイオードのような受光センサ(optical receiving sensor)を含むことができる。光増幅器(図示せず)は、第1の放射ビーム又は第2の放射ビームの出力を増幅するために、さらに光学部品筐体104に含めることができる。本発明に一致して、光増幅器は、光ファイバー増幅器で良い。光学部品筐体104は、また、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBの波長を変換するために、さらに光変換器(図示せず)を収容することができる。
本発明に一致する実施形態において用いる第1の放射源及び第2の放射源は、被分析物濃度、必要な放射の周期性、サイズの制約又はコストを正確に決定するために、必要な放射の出力又は波長のような要因に依存して選択できる。例えば、第1の放射源126及び第2の放射源128は、パルスレーザーダイオード、ファイバー結合ダイオードレーザーアレイ、閃光電球又はパルス光ファイバーレーザーであっても良い。第1の放射源126及び第2の放射源又は単一の放射源127は、さらにこれらのタイプの放射源の組み合わせを含むことができる。例えば、一実施形態において、第1の放射源126又は第2の放射源128は、追加のダイオードレーザーにより励起されたエルビウム(Er)添加ガラスロッド又はスラブレーザを含むことができる。別の実施形態において、第1の放射源126又は第2の放射源128は、波長可変なCo:MgFレーザを含むことができる。さらに別の実施形態において、第1の放射源126又は第2の放射源128は、ネオジム含有の光学媒質Q−スイッチレーザーを含むことができる。
本発明に一致して、再使用の放射される放射源の特性は、調べられる特定の被分析物に依存するであろう。すなわち、例えば出力、放射のタイプ、波長及び周期性は、第1の放射源126及び第2の放射源128から放射される第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBの特性に影響するだろうし、これらの特性は特定の被分析物に各々異なって影響するだろうし、従って、被分析物濃度を決定する光学装置の機能を最大にするために、これらの特性を調整することが重要である。異なる材料は、異なる反射率、透過率及び吸収特性を示す。特定の媒質内の被分析物濃度を決定するために、光学測定を行なう際、被分析物及び媒質の特性を考慮しなければならない。被分析物により吸収され散乱される放射量は、放射ビームの出力及び波長に依存する。従って、調査対象であり、周囲の媒質から区別される被分析物に帰属可能で、測定可能な吸収量及び散乱量を生成するのに十分な特定の出力及び波長で、放射ビームを放射することが望ましい。例えば第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、所定の波長及び所定の出力を有して、放射されるであろう。本発明の実施形態に一致して、所定の波長及び出力は、調査対象の被分析物に応じて同一のもの又は異なるものにできる。
本発明に一致する特定の実施形態において、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、特定の媒質内で調査される被分析物の特有の吸収帯から選択される所定の波長を有して放射される。別の実施形態において、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、調査される被分析物の吸収帯のピーク波長に対応する波長で放射される。第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBが異なる波長で放射される実施形態において、一方の放射ビームB又は放射ビームBは被分析物の吸収帯のピーク波長よりも大きい波長を有し、他方の放射ビームB又は放射ビームBは被分析物の吸収帯のピーク波長よりも小さい波長を有する。さらに詳細に以下で説明するように、特定の実施形態において、本発明に一致して、第1の放射ビームBは、約1〜10Wの電力及び約1550nmの波長で放射され、第2の放射ビームBは、約0.1〜1Wの電力及び約1550〜1690nmの波長で放射される。
すでに述べたように、第1の放射源126及び第2の放射源128は、パルス放射源を含むことができる。パルス放射源を用いる実施形態では、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBも、また、パルス状である。例えばパルス源を用いる際、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、パルス間に所定の遅れを有するモノラルパルスとして放射される。第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、また、それらの間に等しい間隔及び可変繰り返し率を有する準連続(QCW)光の短パルスとして放射される。さらに、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、パルス列として、かつ、可変周波数、可変パルス電力、可変パルス持続時間及び可変パルス数を有するものとして放射される。以下に記載するように、特定の実施形態において、第2の放射ビームBは、周期的に実験領域130を照射するために、等しい間隔を有する短パルスとして放射される。
本発明に一致して、被分析物濃度を決定するための方法を例示するフローチャートである図2を参照する。本発明に一致する実施形態において、図2に例示する方法は、図1に例示する光学装置を用いて実施される。このような実施形態を例示するために、図2のステップを図1の動作に関連して説明する。
光学部品筐体104であるプローブは、最初に、表面106の実験領域130に接触するように置かれる(S201)。本発明に一致して、プローブは、実験領域130に接触しても良いし、又は実験領域130の近くにあっても良い。さらに本発明に一致して、実験領域130は表面106にあっても良いし、又は表面106の下にあっても良い。実験領域130は、励起パルスである第1の放射源126から放射される第1の放射ビームBで照射される(S202)。続いて、実験領域130は、プローブパルスである第2の放射源128から放射される第2の放射ビームBで照射される(S203)。
本発明に一致して、第2の放射源128は、各ビームがそれらの間の所定の周期で放射される複数の第2の放射ビームBを放射できる。第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは実験領域130を照射するだろうし、所定の量の放射は第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dとして例示されるように、表面106の反射率に依存して実験領域130から散乱して戻される。その上、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBは、さらに表面106に周期的又は非周期的過渡プロセスを引き起こして、この過渡プロセスが少なくとも部分的に第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dを調整する。
第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dは、それから検出器132により検出される(S204)。検出器132は、検出した第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dを処理用の電気信号に変換する。本発明に一致して、電気信号は、表面106に生じる任意の過渡プロセスの振幅、周波数又は減衰期間の内の少なくとも1つを表す。電気信号は、それから、第1のピーク検出器118及び第2のピーク検出器120からマルチプレクサ122ヘ送信される。マルチプレクサ122は、第1のピーク検出器118及び第2のピーク検出器120からの電気信号を結合して、単一の結合電気信号をアナログ・デジタル変換器124へ出力する。アナログ・デジタル変換器124は、入力したアナログ電気信号をデジタル電気信号へ変換して、デジタル電気信号をプロセッサ112へ出力する。
プロセッサ112は、デジタル電気信号を受信して、内部メモリ(図示せず)に保存される命令を実行し、デジタル電気信号を用いて計算を実施する。例えば、プロセッサ112は、第1の放射散乱D及び第2の放射散乱Dの強度の変化を計算し(S205)、その強度の変化は、第2の放射ビームBの放射の繰り返しにより、及び、放射された第1の放射ビームB又は第2の放射ビームBの結果として表面106に生じる、その後の任意の過渡プロセスにより引き起こされる。計算された強度の変化から、プロセッサ112は、それから、命令を実行し、実験領域130にある被分析物の濃度を計算するアルゴリズムを実施する(S206)。本発明に一致して、計算も、例えばPC110内のプロセッサのような外部プロセッサにより行われる。計算された濃度は、それから、ユーザが見るために表示される(S207)。本発明に一致して、計算された濃度は、電子機器筐体102に取り付けられたディスプレイ上に又はコンピュータ上に表示される。その上、計算された濃度は、また、トレンド分析及び長時間分析のため、コンピュータ110の中に表にされる(be tabulated)。
本発明に一致して、画像解析技術は、本明細書に記載された光学装置に関連して用いられる。特に、画像解析技術は、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBが実験領域130に変化せずに常に入射することを確保するために用いられる。画像解析技術は、光学装置に取り付けられた及び/又は埋め込まれたビデオハードウェア及びソフトウェアを含み、そのビデオハードウェア及びソフトウェアは、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBが実験領域に常に入射するように、ユーザが光学装置を正確に位置付けることを可能にする。本発明に一致して、リアルタイムのビデオ送りがユーザの光学装置の表面106上の位置付けを示すことができるように、携帯用ビデオカメラをインストールできる。標識を実験領域130に置くことができ、その結果、ユーザは、ビデオ送りを用いて、実験領域130への入射を確保するために、光学装置を実験領域130に確実に調整することができる。
図3は、図1の光学部品筐体の実施形態を例示する。本実施形態において、図1の光学部品筐体104は、プローブ又はプローブヘッド304に形成される。プローブヘッド304は、第1の放射体126及び第2の放射体128を含むことができる少なくとも1つの放射体並びに検出器132内で表面106に関して異なる間隔を有する第1の散乱放射検出器332及び第2の散乱放射検出器334を含むことができる少なくとも1つの検出器132を含む。プローブヘッド304は、また、第1の放射体及び第2の放射体から放射された放射ビームを実験領域130に合焦するための第1のレンズ306を含むことができる。プローブヘッド304は、また、表面106からの散乱放射を第2の散乱放射検出器334及び第1の散乱放射検出器332にそれぞれ集める第2のレンズ308及び第3のレンズ310を含むことができる。図3では示していないけれども、プローブヘッド304は、さらに、図1で示す電子機器筐体102に収容されたもののような他の電子処理機器に接続できる。
図3で示すように、本発明に一致する実施形態において、検出器132を表面106から所定の距離に設ける。本発明に一致して、第2の散乱放射検出器334は、プローブヘッド304内で、第1の散乱放射検出器332と表面106との間の距離よりも大きい表面106からの距離で、設けられる。第2の散乱放射検出器334を表面106からより大きい距離に設けることにより、光学装置は、差分解析を行うための追加のデータ点を生成でき、濃度の示度数の正確さを増加する。例えば、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBにより励起される所定のシステムに対して、第2の散乱放射検出器334で検出された散乱の振幅は、第1の散乱放射検出器332で検出された散乱の振幅よりも小さくて、2つの散乱放射検出器で検出された散乱間の相対的振幅を計算するために、用いることができる。この相対的振幅は、位置決め、圧力又は放射源の不安定性により引き起こされる誤差を相殺するために用いることができる。検出された散乱の振幅が検出されたパラメータとして説明されてきたけれども、本発明に一致して、そのパラメータは散乱の周波数又は減衰期間に関連することができる。
本発明の別の実施形態において、プローブヘッド304は、また、接触センサ、近接センサ又は圧力センサである、ゲートセンサ302を含むことができる。接触センサをゲートセンサ302として用いる実施形態において、接触センサは、実験が始められる前にプローブヘッド304と表面106との接触を検出しなければならず、従って、ゲートとして作用する。近接センサをゲートセンサとして用いる実施形態において、近接センサは、表面106がプローブヘッド304に合理的に近接していることを検出しなければならない。すなわち、近接センサを用いる実施形態において、近接センサは、実験が始められる前にプローブヘッド304と表面106との間に所定の距離が存在することを決定する。
圧力センサを用いる実施形態において、圧力センサ302は、実験が始める前に所定の圧力を検出しなければならない。図1及び図2を参照して上記に論じたように、散乱ビームD及びDの強度の検出した変化は、第1の放射ビームB及び第2の放射ビームBにより引き起こされる過渡プロセスにより影響される。プローブヘッド304を表面106に接触して置く際、追加の過渡プロセスが表面106に導入されて、さらに散乱ビームD及びDの強度の変化に影響を与え、従って、また、被分析物の計算された濃度に影響を与える。しかしながら、プローブにより表面106に加えられるある圧力は、被分析物の濃度を計算する際、既知の圧力及びその影響を考慮に入れることができ、修正することができるように、オフセットとして用いることができる。圧力センサ302によりプローブヘッド304と表面106との間で検知される圧力は、第1の放射体126が第1の放射ビームBを放射する前の所定の圧力に等しくなければならない。圧力センサ302は、光ファイバー圧力プローブを備えることができる。
本発明の実施形態に一致して、プローブヘッド304は光ファイバープローブを備える。本実施形態で、プローブヘッド304は多くの光ファイバーを備えており、光ファイバーは、少なくとも1つの放射源及び少なくとも1つの検出器と光通信を行う。例えば、光ファイバーは、第1の放射源126、第2の放射源128、第1の検出器332及び第2の検出器334と光通信を行う。光ファイバーの束は、表面106に出入りする放射を送るための導管又は導波管として作動する。このような実施形態に一致して、多くの光ファイバーを図7に示すように配置することができる。光ファイバーの使用により小型、軽量かつ容易に表面106に接触して置くことができるプローブヘッド304の提供を可能にする。
図7は本発明に一致する光ファイバーの配置の例を示す。図7(a)は光ファイバーの配置を例示し、その光ファイバーは、放射源126及び/又は128からの放射を送るための3つの光ファイバー726を含み、かつ、表面106からの散乱放射を放射検出器132を含むことができる放射検出器へ送るための複数の収集光ファイバー732を含む。図7(b)は光ファイバーの配置を例示し、その光ファイバーは、放射源126及び/又は128からの放射を送るための2つの光ファイバー726を含み、かつ、表面106からの散乱放射を放射検出器132を含むことができる放射検出器へ送るための複数の収集光ファイバー752を含む。図7(c)は光ファイバーの配置を例示し、その光ファイバーは、放射源126及び/又は128からの放射を送るための2つの光ファイバー726を含み、かつ、表面106からの散乱放射を放射検出器132又は332を含むことができる放射検出器へ送るための近くの複数の収集光ファイバー732を含み、かつ、表面106からの散乱放射を図3に示す放射検出器334へ送るための遠くの複数の収集光ファイバー734を含む。
本明細書に記載された光学装置は、ヒト組織内のグルコース濃度の検出のためのある実施形態に用いることができる。本発明に一致して、ヒト組織内のグルコースの検出のための実施形態は、励起パルスとして短く高出力の放射ビームBを、本実施形態では組織である表面106の実験領域130へ放射する。放射の一部は表面106により吸収されて、表面106に過渡プロセスを生成し、この過渡プロセスは、表面106の光学的、機械的及び他の物理的特性並びに化学的特性を変化させる。これらの特性の変化は、続いて、表面106の光音響振動と同様に、散乱放射D及びDの振幅、周波数及び減衰期間を変化させる。
放射ビームBの最初の放射後、第2の放射源128は、プローブパルスとして作用する第2の放射ビームBを周期的に放射する。これらのプローブパルスは、表面106に最小の過渡プロセスのみを誘導するように、典型的に第1の放射ビームBより低い出力である。プローブパルスは、表面106が時間とともに緩和するので、検出器132により検出することのできる追加の放射散乱D及びDを生成するのに役立つ。表面106は、最初の高出力放射ビームBから緩和するので、検出器132は検出示度数を得ることができて、その検出示度数を処理することができて、最初の励起パルス及び続いてプローブパルスから散乱光の振幅を決定し、散乱光の振幅の時間にわたる変化を決定し、導入された過渡プロセスの結果として生じる変調の振幅及び周波数を決定し、表面106の減衰定数を決定し、プローブパルスからの散乱光の振幅変調の位相遅れを決定し、この位相遅れにより表面106の音響波の伝播速度の計算を可能にする。これらの処理値から、表面106に存在するグルコースの濃度を決定できる。本発明に一致する光学装置を用いる特別の実施例を以下に詳細に論じる。
本発明に一致する実施形態において、例えば、図1に関する上記のような光学装置は、図1の表面106がヒト組織であるように、被験者のグルコース濃度の決定のために用いられる。図4は、本実施形態に一致する光学装置により放射される、異なるタイプの放射の強度及び持続時間を例示するグラフである。本実施形態に対して、第1の放射源126及び第2の放射源128は、約1590nmのピークを有するグルコース吸収帯に対応するように選択される。本実施形態で、光学装置には、第1の放射源126が、1550nmの波長、1.0〜10.0Wの電力、100nsのパルス幅の励起ビームBを放射するレーザであるように設ける。第2の放射源128は、1550nmの波長、1.0〜10.0Wの電力、80nsのパルス幅の複数の周期的なプローブパルスBを放射するように設けたレーザである。
動作中、光音響原理に従って、励起ビームBは、組織106内に機構変化及び高速減衰振動を生成する。励起ビームBは、また、最初の光の散乱D又はDを生成する。励起ビームBの放射後、プローブパルスBが周期的に放射されて、追加の光の散乱D又はDを生成する。光の散乱D及びDは、検出器132により検出されて、光の散乱D及びDの振幅の強度を表わす電気信号に変換されて、処理のため電子機器筐体102へ送られる。
組織106内の機構変化及び高速減衰振動により、追加の光の散乱D又はDの振幅は時間とともに変化する。CPU112は、振幅の変化を表わす電気信号を処理して、その結果をPC110へ送る。PC110は、専用のアルゴリズムを用いて、電気信号を保存し、組織106内のグルコース濃度を計算する。
本発明に一致する別の実施形態において、例えば、図3に関する上記のような光学装置は、図3の表面106がヒト組織であるように、被験者のグルコース濃度の決定のために用いられる。図5は、本実施形態に一致する光学装置により放射される、異なるタイプの放射の強度及び持続時間を例示するグラフである。本実施形態に対して、第1の放射源126及び第2の放射源128は、約1590nmのピークを有するグルコース吸収帯に対応するように選択される。本実施形態で、光学装置には、第1の放射源126が、1550nmの波長、5Wの電力、100nsのパルス幅の励起ビームBを放射するレーザであるように設ける。第2の放射源128は、1610〜1690nmの波長、0.25〜0.5Wの電力、80nsのパルス幅の複数の周期的なプローブパルスBを放射するように設けたレーザである。
あるいは、本発明に一致して、励起ビームBは、1550nmの波長及び10Wの電力で放射することができ、周期的なプローブパルスBは、1550nmの波長及び約0.25〜0.5Wの電力で、励起ビームBと同じ放射源から放射することができ、周期的なプローブパルスBについて各パルス間に約25マイクロ秒の遅れがあるように、放射される。
動作中、プローブヘッド304は組織106に接触して置かれる。本例では圧力センサを備えるゲートセンサ302は、プローブヘッド304と組織106との間の圧力を測定する。圧力センサ302が、プローブヘッド304と組織106との間の圧力が許容できる値であることを決定すると、第1の放射源が励起ビームを放射する。光音響原理に従って、励起ビームは、組織106内に機構変化及び高速減衰振動を生成し、また、最初の光の散乱を生成する。励起ビームの放射後、プローブパルスが第2の放射源128により周期的に放射されて、追加の光の散乱を生成する。光の散乱は、第1の検出器332及び第2の検出器334により検出されて、光の散乱の振幅の強度を表わす電気信号に変換されて、処理のため電子機器筐体102(図1に示す)へ送られる。
組織106内の機構変化及び高速減衰振動により、追加の光の散乱の振幅は時間とともに変調する。CPU102(図1に示す)は、振幅の変化を表わす電気信号を処理して、光の散乱の振幅を時間とともに互いに比較するためのアルゴリズムを実行して、振幅においてだけでなく、周波数、減衰期間及び音響振動の拡散速度における微分変化も探す。これらの微分変化は、内部メモリ(図示せず)に保存されて、それから、組織106内のグルコース濃度を計算するためのアルゴリズムで使用される。
本発明に一致して、必ずしも必要ではないけれども、被分析物濃度の最適な決定を提供するために、図1又は図3で例示する光学装置を較正することができる。図6は、本発明に一致する光学装置を較正するための方法を例示するフローチャートである。上記のように、実験される被分析物がグルコースであれば、得られる濃度が正確であり、かつ、一般に認められたグルコース濃度の実験手段に適合することが、ユーザの健康にとって重要である。従って、較正プロセスの実行において、標準血液テストの結果が光学装置の結果と比較されて、光学装置は、標準血液テストに適合するために、オフセット較正がされる。この較正プロセスはグルコースの実験に関してまとめられているけれども、以下に詳細に説明する較正プロセスは、また、グルコース以外の被分析物濃度を決定するために、本発明に一致する光学装置を用いる際に用いることができる。
最初に流体サンプルが得られて(S401)、流体濃度決定手段を用いて被分析物の第1の濃度が決定される(S402)。この第1の濃度は記録されて、それから本発明に一致する光学装置は、濃度測定のために用いられる(S403)。光学装置は、図2に例示されるような方法を実行して、被分析物の第2の濃度を決定する(S404)。第1の濃度及び第2の濃度はお互いに比較されて、所定の正確度の範囲内で一致するかどうかを決定する(S405)。第1の濃度及び第2の濃度が一致すれば、さらに較正する必要はない(S406)。しかしながら、第1の濃度及び第2の濃度が一致しなければ、第2の濃度が第1の濃度に一致するように、光学装置は、所定の量だけオフセット較正がされる(S407)。このステップの後、オフセット較正が完了する(S408)。本発明の実施形態に一致して、光学装置の外部の又は搭載のコンピュータは、濃度の記録、一致の決定及びオフセット較正を実行することができる。
本明細書に記載された方法及び装置は、特定のハードウェア又はソフトウェアに言及したり、しなかったりしているが、当業者が、本発明の任意の実施形態を、過度の実験及び従来技術の使用なしに、実行に移すのに必要な市販のハードウェア及びソフトウェアを、直ちに適合できるのに十分なやり方で、本方法及び装置を説明している。さらに、本発明は、少しの特別の実施形態に言及して説明したが、その説明は全体として本発明の例示を意図したものであり、本発明を示された実施形態に限定するものと解釈されるべきではない。当業者には、様々な変更が可能であり、そのような変更は、本明細書において特別に示してはいないが、それにもかかわらず、本発明の真の精神及び範囲内にある。
本明細書に開示された本発明の明細書及び実施の考慮から、本発明の他の実施形態は当業者に明白であろう。本明細書及び実施例は例示としてのみ考慮すべきであり、本発明の真の範囲及び精神は以下の特許請求の範囲により示されることを意図している。
この出願は、2007年11月5日に出願された米国仮特許出願第61/001,960号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (72)

  1. 第1の放射ビーム及び少なくとも1つの第2の放射ビームを放射する働きをする、少なくとも1つの放射源であり、前記第1の放射ビームは、組織の実験領域を照射して、第1の散乱放射を引き起こし、前記少なくとも1つの第2の放射ビームは、前記第1の放射ビームより低い強度を有し、かつ、周期的に前記実験領域を照射して、周期的な第2の散乱放射を引き起こす少なくとも1つの放射源と
    前記第1の散乱放射及び前記第2の散乱放射を検出し、検出された前記散乱放射を電気信号に変換する少なくとも1つの検出器であり、前記実験領域から異なる距離に配置される2つの受光センサを備える、少なくとも1つの検出器と、
    前記電気信号に基づいて被分析物の濃度を決定するためのプロセッサと、を備える、組織内の被分析物の濃度を決定するための装置。
  2. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、所定の媒質内の前記被分析物の特性吸収帯から選択される所定の波長を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、所定の波長を有し、
    前記第1の放射ビームの前記所定の波長は、所定の媒質内の前記被分析物の吸収帯のピークに対応し、
    前記第1の放射ビームは、前記組織と相互作用して、少なくとも1つの過渡プロセスに前記被分析物の前記濃度に依存させる、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、同一の波長を有する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、異なる波長を有する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームのうちの1つは、各々所定の媒質内の前記被分析物の吸収帯のピークより大きい波長を有し、
    前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームのうちの1つは、所定の媒質内の前記被分析物の前記吸収帯のピークより小さい波長を有する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記第1の放射ビームは、前記組織内に少なくとも1つの周期的な又は非周期的な過渡プロセスを励起し、
    前記第1の散乱放射及び前記第2の散乱放射のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの前記過渡プロセスにより、少なくとも部分的に変調される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つの過渡プロセスは、光音響振動を含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記電気信号は、前記少なくとも1つの過渡プロセスの振幅、周波数又は減衰期間のうちの少なくとも1つを表わす、請求項7に記載の装置。
  10. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、パルス間に遅れを有する単パルスを備える、請求項1に記載の装置。
  11. 前記第2の放射ビームは、可変繰り返し率を有する準連続波(QCW)の実質的に等しい間隔の短パルスを備える、請求項1に記載の装置。
  12. 前記第2の放射ビームは、可変周波数、可変パルス電力、可変パルス持続時間及び可変パルス数を有するパルス列を備える、請求項1に記載の装置。
  13. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、前記実験領域の実質的に同一点に合焦される、請求項1に記載の装置。
  14. 前記第1の放射ビームは、約1〜10Wの電力を有する、請求項1に記載の装置。
  15. 前記第1の放射ビームは、約5Wの電力を有する、請求項1に記載の装置。
  16. 前記第1の放射ビームは、約1550nmの波長を有する、請求項1に記載の装置。
  17. 前記第2の放射ビームは、約0.1〜1Wの電力を有する、請求項1に記載の装置。
  18. 前記第2の放射ビームは、約0.25〜0.5Wの電力を有する、請求項1に記載の装置。
  19. 前記第2の放射ビームは、約1610nm〜1690nmの波長を有する、請求項1に記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つの放射源は、パルスレーザーダイオードを備える、請求項1に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つの放射源は、ファイバー結合ダイオードレーザーアレイを備える、請求項1に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つの放射源は、パルス光ファイバーレーザーを備える、請求項1に記載の装置。
  23. 前記少なくとも1つの放射源は、ダイオードレーザーにより励起されたエルビウム(Er)ガラスロッド若しくはスラブレーザ又は閃光電球を備える、請求項1に記載の装置。
  24. 前記少なくとも1つの放射源は、波長可変なCo:MgFレーザを備える、請求項1に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つの放射源は、ネオジム含有の光学媒質Q−スイッチレーザーを備え、可変持続時間、可変周波数、可変数及び可変電力を有する等間隔の短パルスを与える準連続波発生をもたらす、請求項1に記載の装置。
  26. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームのうちの少なくとも1つの波長を変換するための光変換器を、さらに備える、請求項1に記載の装置。
  27. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームのうちの少なくとも1つの出力を増大するための光ファイバー増幅器を、さらに備える、請求項1に記載の装置。
  28. 前記少なくとも1つの検出器は、フォトダイオードを備える、請求項1に記載の装置。
  29. 光学部品筐体及び電子機器筐体をさらに備え、
    前記少なくとも1つの放射源及び前記少なくとも1つの検出器は、前記光学部品筐体に含まれ、
    前記プロセッサは、前記電子機器筐体に含まれ、
    前記光学部品筐体は前記電子機器筐体に動作可能に接続される、請求項1に記載の装置。
  30. 前記光学部品筐体は光ファイバープローブを備える、請求項29に記載の装置。
  31. 前記光ファイバープローブは、束にした複数の光ファイバーを備え、
    少なくとも1つの前記光ファイバーは、前記少なくとも1つの放射源を備え、
    少なくとも1つの前記光ファイバーは、前記少なくとも1つの検出器を備える、請求項29に記載の装置。
  32. 前記装置は、携帯用、ハンドヘルドの又はデスクトップの機器に含まれる、請求項1に記載の装置。
  33. 前記携帯用機器は、無線通信デバイスを備える、請求項32に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つの放射源及び前記少なくとも1つの検出器を収容する、光学部品筐体をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  35. 前記光学部品筐体は、プローブを備える、請求項34に記載の装置。
  36. 前記プローブは、前記プローブに取り付けた接触センサをさらに備え、
    該接触センサは、前記プローブと前記実験領域との間の係合の検出を可能にし、
    係合が検出されなければ、前記第1の放射源及び前記第2の放射源は、前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームを放射しない、請求項35に記載の装置。
  37. 前記プローブは、前記プローブに取り付けた圧力センサをさらに備え、
    該圧力センサは、前記プローブと前記実験領域との間の圧力の検出を可能にし、
    検出された前記圧力が所定の圧力に等しくなければ、前記第1の放射源及び前記第2の放射源は、前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームを放射しない、請求項35に記載の装置。
  38. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームが所定の位置に入射することを確保するために、前記実験領域をモニタするための画像解析ハードウェア又は画像解析ソフトウェアのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  39. 画像解析ハードウェア又は画像解析ソフトウェアのうちの前記少なくとも1つは、携帯用ビデオカメラ及び撮像ソフトウェアを備える、請求項36に記載の装置。
  40. 前記被分析物はグルコースである、請求項1に記載の装置。
  41. 最初の後方散乱放射を引き起こす第1の放射ビームと、実験領域を周期的に照射して周期的な後方散乱放射を引き起こす第2の放射ビームを放射する、少なくとも1つの放射源を用いて、組織の前記実験領域を照射するステップと、
    前記最初の後方散乱放射及び前記周期的な後方散乱放射を検出するステップであり、それぞれが前記実験領域から異なる距離に配置される2つの受光センサを提供するステップを含む、前記後方散乱放射を検出するステップと、
    検出された前記最初の後方散乱放射及び前記周期的な後方散乱放射を電気信号に変換するステップと、
    前記電気信号に応じて被分析物の濃度を決定するステップと、を有する、組織内の被分析物の濃度を決定するための方法。
  42. 前記実験領域を照射するステップは、
    媒質内の前記被分析物の吸収帯の範囲内の所定の波長を有する第1の放射ビーム及び第2の放射ビームで前記実験領域を照射するステップを有し、
    前記被分析物による前記ビームの吸収は過渡プロセスを引き起こす、請求項41に記載の方法。
  43. 前記実験領域を照射するステップは、
    前記被分析物の吸収帯のピークに対応する所定の波長を有する第1の放射ビーム及び第2の放射ビームで前記実験領域を照射するステップを有し、
    前記被分析物以外の成分による前記ビームの吸収は、前記被分析物の前記濃度に依存する過渡プロセスを引き起こす、請求項41に記載の方法。
  44. 前記実験領域を照射するステップは、
    同一の波長を有する第1の放射ビーム及び第2の放射ビームで前記実験領域を照射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  45. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームは、異なる波長を有する、請求項41に記載の方法。
  46. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームのうちの1つは、前記被分析物の吸収帯のピークより大きい波長を有し、
    前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームのうちの1つは、前記被分析物の前記吸収帯のピークより小さい波長を有するように、前記実験領域を照射するステップを、さらに有する、請求項45に記載の方法。
  47. 前記実験領域を照射するステップは、
    前記組織内に少なくとも1つの周期的な又は非周期的な過渡プロセスを励起するために、前記第1の放射ビームを放射するステップを有し、
    前記後方散乱のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの前記過渡プロセスにより、少なくとも部分的に変調される、請求項41に記載の方法。
  48. 前記少なくとも1つの過渡プロセスは、光音響振動を含む、請求項47に記載の方法。
  49. 検出された前記後方散乱放射を電気信号に変換するステップは、
    検出された前記後方散乱放射を、前記過渡プロセスの振幅、周波数又は減衰期間のうちの1つに対応する電気信号に変換するステップを有する、請求項47に記載の方法。
  50. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームを放射するステップは、
    パルス間に可変時間遅れを有する短い単パルスを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  51. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームを放射するステップは、
    可変繰り返し率を有する準連続波(QCW)光の等距離の短パルスを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  52. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームを放射するステップは、
    等距離の短パルスのパルス列を放射するステップを有し、
    周波数、パルス電力、パルス持続時間及びパルスの数のうちの少なくとも1つが可変である、請求項41に記載の方法。
  53. 前記実験領域を照射するステップは、
    前記実験領域から所定の距離の共用点に、前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームを合焦するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  54. 前記第1の放射ビームを放射するステップは、
    約1〜10Wの電力で前記第1の放射ビームを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  55. 前記第1の放射ビームを放射するステップは、
    約5Wの電力で前記第1の放射ビームを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  56. 前記第1の放射ビームを放射するステップは、
    約1550nmの波長で前記第1の放射ビームを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  57. 前記第2の放射ビームを放射するステップは、
    約0.1〜1Wの電力で前記第2の放射ビームを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  58. 前記第2の放射ビームを放射するステップは、
    約0.25〜0.5Wの電力で前記第2の放射ビームを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  59. 前記第2の放射ビームを放射するステップは、
    約1610nm〜1690nmの波長で前記第2の放射ビームを放射するステップを有する、請求項41に記載の方法。
  60. 前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームの電力を増幅するステップを、さらに有する、請求項41に記載の方法。
  61. 関心領域を照射するためのプローブと前記関心領域との間の圧力を検出するステップをさらに有し、
    検出された前記圧力が所定の圧力に等しくなければ、前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームが放射されない、請求項41に記載の方法。
  62. 前記被分析物はグルコースを含む、請求項41に記載の方法。
  63. 較正するステップをさらに有し、
    較正するステップは、
    被分析物を含む流体サンプルを得るステップと、
    流体ベースの装置を用いて前記被分析物の基準濃度を決定するステップと、
    決定された濃度が前記基準濃度に等しいかどうかを決定し、前記決定された濃度が前記基準濃度に等しくなければ、前記決定された濃度が前記基準濃度に等しくなるように、検出された前記電気信号のオフセット較正をするステップと、を有する、請求項41に記載の方法。
  64. 前記決定された濃度が前記基準濃度に等しくなるまで、複数回、前記ステップを繰り返すステップをさらに有する、請求項63に記載の方法。
  65. 決定された前記濃度を表示するステップをさらに有する、請求項41に記載の方法。
  66. 画像解析ハードウェア又は画像解析ソフトウェアのうちの少なくとも1つを用いて、前記第1の放射ビーム及び前記第2の放射ビームの照射位置をモニタするステップをさらに有する、請求項41に記載の方法。
  67. 被検者のグルコースの濃度を決定するための光学装置の中で用いられるプローブヘッドであって、
    第1の放射ビーム及び少なくとも1つの第2の放射ビームを放射する働きをする少なくとも1つの放射源に結合された複数の光ファイバーであって、前記第1の放射ビームは組織の実験領域を照射して第1の散乱放射を引き起こし、前記少なくとも1つの第2の放射ビームは周期的に前記実験領域を照射して周期的な第2の散乱放射を引き起こすものである、前記複数の光ファイバと、
    前記第1及び第2の散乱放射を検出し、検出された前記散乱放射を電気信号に変換する少なくとも1つの検出器であり、前記実験領域から異なる距離に配置される2つの受光センサを備える、少なくとも1つの検出器と、
    前記少なくとも1つの放射源へ電気信号を送信し、前記少なくとも1つの検出器からの電気信号を送信するための入力/出力インターフェースと、を備えるプローブヘッド。
  68. 前記少なくとも1つの放射源に結合された光ファイバーが、前記少なくとも1つの検出器に結合された光ファイバーにより包囲されるように、前記複数の光ファイバーが配置される、請求項67に記載のプローブヘッド。
  69. 前記プローブヘッドの部分に取り付けた圧力センサをさらに備え、
    該圧力センサは、前記プローブヘッドと前記プローブヘッドに接触する表面との間の圧力を検出し、
    検出された前記圧力が所定の圧力に等しくなければ、前記光学装置は被検者の前記グルコースの濃度を決定しない、請求項67に記載のプローブヘッド。
  70. 前記プローブヘッドは、携帯用及びハンドヘルドである、請求項67に記載のプローブヘッド。
  71. 光学的励起及び光学的検出を用いて、被検者内のグルコースの濃度を非侵襲的に決定するための装置であって、
    前記被検者の組織の一部を照射する励起ビームを放射して、前記組織の一部に物理的及び化学的変化の少なくとも1つを引き起こし、最初の後方散乱放射を引き起こす、第1の放射源と、
    前記組織の一部を照射するプローブビームを周期的に放射して、周期的な後方散乱放射を引き起こす、第2の放射源と、
    前記最初の後方散乱放射及び前記周期的な後方散乱放射を検出し、検出された前記後方散乱放射を前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数及び減衰期間のうちの少なくとも1つの電気信号に変換するための少なくとも1つの検出器であり、前記後方散乱放射は、前記物理的及び化学的変化により変調されるものである、前記少なくとも1つの検出器であり、前記実験領域から異なる距離に配置される2つの受光センサを備える、少なくとも1つの検出器と、
    前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数及び減衰期間のうちの少なくとも1つを時間にわたって微分することにより、グルコースの前記濃度を決定するためのプロセッサと
    を備える装置。
  72. 光学的励起及び光学的検出を用いて、被検者内のグルコースの濃度を非侵襲的に決定するための方法であって、
    前記被検者の組織の一部を照射する励起ビームを放射して、表面に物理的及び化学的変化を引き起こし、最初の後方散乱光を引き起こすステップと、
    前記組織の一部を照射するプローブビームを周期的に放射して、周期的な後方散乱光を引き起こすステップと、
    前記実験領域から異なる距離に配置される2つの受光センサを使用して、前記最初の後方散乱光及び前記周期的な後方散乱光を検出し、検出された前記後方散乱光を前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数及び減衰期間のうちの少なくとも1つの電気信号に変換するステップであり、前記後方散乱光は、前記物理的及び化学的変化により変調されるステップと、
    前記物理的及び化学的変化の振幅、周波数及び減衰期間のうちの少なくとも1つを時間にわたって微分することにより、グルコースの前記濃度を決定するステップと
    を備える方法。
JP2010533075A 2007-11-05 2008-10-31 被分析物の濃度を決定するための光学センサ Expired - Fee Related JP5646337B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US196007P 2007-11-05 2007-11-05
US61/001,960 2007-11-05
PCT/US2008/012349 WO2009061367A2 (en) 2007-11-05 2008-10-31 Optical sensor for determining the concentration of an analyte

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011502627A JP2011502627A (ja) 2011-01-27
JP2011502627A5 JP2011502627A5 (ja) 2011-05-19
JP5646337B2 true JP5646337B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=40292516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010533075A Expired - Fee Related JP5646337B2 (ja) 2007-11-05 2008-10-31 被分析物の濃度を決定するための光学センサ

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9915608B2 (ja)
EP (1) EP2207474B1 (ja)
JP (1) JP5646337B2 (ja)
CN (2) CN101917899B (ja)
AU (1) AU2008325237B2 (ja)
CA (1) CA2704789C (ja)
HK (2) HK1151958A1 (ja)
IL (1) IL205499A (ja)
TW (1) TWI468688B (ja)
WO (1) WO2009061367A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101746352B1 (ko) 2016-04-29 2017-06-12 다담마이크로 주식회사 광반사 측정법을 이용한 비침습식 혈당 측정 방법 및 장치

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10413188B2 (en) * 2004-11-17 2019-09-17 Lawrence Livermore National Security, Llc Assessment of tissue or lesion depth using temporally resolved light scattering spectroscopy
US9451884B2 (en) 2007-12-13 2016-09-27 Board Of Trustees Of The University Of Arkansas Device and method for in vivo detection of clots within circulatory vessels
US20090156932A1 (en) * 2007-12-13 2009-06-18 Board Of Trustees Of The University Of Arkansas Device and method for in vivo flow cytometry using the detection of photoacoustic waves
EP2525194A1 (en) * 2011-05-16 2012-11-21 Knowles Electronics Asia PTE. Ltd. Optical sensor
CN104053402B (zh) * 2012-01-18 2017-04-19 佳能株式会社 被检体信息获得设备和关于被检体的信息的获得方法
EP2967454B1 (en) * 2013-03-14 2020-04-22 Profusa, Inc. Method and device for correcting optical signals
US10219729B2 (en) * 2013-06-06 2019-03-05 Profusa, Inc. Apparatus and methods for detecting optical signals from implanted sensors
US20150051473A1 (en) * 2013-08-15 2015-02-19 Covidien Lp Systems and methods for photoacoustic spectroscopy
KR102270798B1 (ko) 2013-12-16 2021-06-30 삼성메디슨 주식회사 광음향 프로브 및 광음향 진단 장치
KR102143632B1 (ko) 2013-12-30 2020-08-11 삼성메디슨 주식회사 광음향 프로브 및 광음향 진단장치
CN104000599B (zh) * 2014-05-07 2016-06-01 辛勤 一种测量血糖浓度的方法及便携式设备
DE102014108424B3 (de) * 2014-06-16 2015-06-11 Johann Wolfgang Goethe-Universität Nicht-invasive Stoffanalyse
KR102244992B1 (ko) 2014-10-17 2021-04-28 삼성전자주식회사 부하 전류 정보를 제공하는 전력관리 집적회로 및 그것을 포함하는 전자 장치
KR102390874B1 (ko) * 2014-10-29 2022-04-26 삼성전자주식회사 혈당 측정기 및 그에 따른 혈당 측정 방법
CN104490403B (zh) * 2014-12-06 2016-08-17 深圳市贝沃德克生物技术研究院有限公司 基于光谱技术的无创血糖测量系统及其测量方法
CN104586370B (zh) * 2014-12-31 2018-01-30 歌尔股份有限公司 一种光电式脉搏信号测量方法、装置及测量设备
DK3106086T3 (da) 2014-12-31 2020-01-06 Goertek Inc Fremgangsmåde til måling af impulssignal af fotoelektrisk type og måleindretning
EP3240472B1 (en) 2014-12-31 2023-07-26 Bioventures, LLC. Devices and methods for fractionated photoacoustic flow cytometry
US10267956B2 (en) 2015-04-14 2019-04-23 California Institute Of Technology Multi-wavelength optical dielectric metasurfaces
FR3035716B1 (fr) * 2015-04-30 2019-06-21 Biomerieux Machine et procede pour la detection automatisee in vitro d'analytes mettant en oeuvre une decomposition spectrale chromatique d'une reponse optique
US9696259B2 (en) * 2015-08-18 2017-07-04 Lumasense Technologies Holdings, Inc. Optode sensor with integrated reference
WO2017034995A1 (en) * 2015-08-21 2017-03-02 California Institute Of Technology Planar diffractive device with matching diffraction spectrum
EP3524962A1 (de) 2015-12-09 2019-08-14 Diamontech GmbH Vorrichtung und verfahren zum analysieren eines stoffs
EP3495800B1 (de) 2015-12-09 2023-09-20 DiaMonTech AG Vorrichtung und verfahren zum analysieren eines stoffs
US10670782B2 (en) 2016-01-22 2020-06-02 California Institute Of Technology Dispersionless and dispersion-controlled optical dielectric metasurfaces
EP3315069A1 (en) 2016-10-25 2018-05-02 Roche Diabetes Care GmbH Method for determination of an analyte concentration in a body fluid and analyte concentration measurement device
GB2557311B (en) * 2016-12-06 2021-05-12 Rsp Systems As Analyte Detection apparatus and method of detecting an analyte
US10666321B2 (en) * 2016-12-29 2020-05-26 Tektronix, Inc. Sampling gate for broadband frequency reconstruction
US10488651B2 (en) 2017-04-10 2019-11-26 California Institute Of Technology Tunable elastic dielectric metasurface lenses
KR102597283B1 (ko) * 2017-05-22 2023-11-01 브로리스 센서 테크놀로지, 유에이비 혈액 구성성분 농도 레벨의 실시간 모니터링을 위한 튜닝가능형 하이브리드 iii-v/iv 레이저 센서 시스템 온 칩
CN107997769A (zh) * 2017-11-24 2018-05-08 天津大学 一种基于耳垂血液层的微波时延无创血糖浓度检测法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4573761A (en) * 1983-09-14 1986-03-04 The Dow Chemical Company Fiber-optic probe for sensitive Raman analysis
US5119815A (en) * 1988-12-21 1992-06-09 Nim, Incorporated Apparatus for determining the concentration of a tissue pigment of known absorbance, in vivo, using the decay characteristics of scintered electromagnetic radiation
US5657754A (en) 1995-07-10 1997-08-19 Rosencwaig; Allan Apparatus for non-invasive analyses of biological compounds
JP4120684B2 (ja) * 1996-11-26 2008-07-16 松下電工株式会社 分光分析法による血液成分濃度の分析装置
JP4212007B2 (ja) 1996-11-26 2009-01-21 パナソニック電工株式会社 血液成分濃度の分析装置
US5941821A (en) * 1997-11-25 1999-08-24 Trw Inc. Method and apparatus for noninvasive measurement of blood glucose by photoacoustics
US6097975A (en) * 1998-05-13 2000-08-01 Biosensor, Inc. Apparatus and method for noninvasive glucose measurement
US7133710B2 (en) * 2002-03-08 2006-11-07 Sensys Medical, Inc. Compact apparatus for noninvasive measurement of glucose through near-infrared spectroscopy
US6889075B2 (en) * 2000-05-03 2005-05-03 Rocky Mountain Biosystems, Inc. Optical imaging of subsurface anatomical structures and biomolecules
US6635491B1 (en) * 2000-07-28 2003-10-21 Abbott Labortories Method for non-invasively determining the concentration of an analyte by compensating for the effect of tissue hydration
WO2002016905A2 (en) * 2000-08-21 2002-02-28 Euro-Celtique, S.A. Near infrared blood glucose monitoring system
JP3590047B1 (ja) 2003-09-24 2004-11-17 株式会社日立製作所 光学測定装置及びそれを用いた血糖値測定装置
US20050277872A1 (en) * 2004-05-24 2005-12-15 Colby John E Jr Apparatus and method for mobile medical services
BRPI0616167A2 (pt) * 2005-09-15 2011-06-07 Palomar Medical Tech Inc dispositivo de caracterização ótica da pele

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101746352B1 (ko) 2016-04-29 2017-06-12 다담마이크로 주식회사 광반사 측정법을 이용한 비침습식 혈당 측정 방법 및 장치
WO2017188675A1 (ko) * 2016-04-29 2017-11-02 다담마이크로 주식회사 광반사 측정법을 이용한 비침습식 혈당 측정 방법 및 장치
US10779755B2 (en) 2016-04-29 2020-09-22 Dadam Micro Inc. Non-invasive blood sugar measurement method and device using optical reflectometry

Also Published As

Publication number Publication date
CN101917899B (zh) 2014-03-12
WO2009061367A3 (en) 2009-08-13
AU2008325237A1 (en) 2009-05-14
US9915608B2 (en) 2018-03-13
CN102512175A (zh) 2012-06-27
WO2009061367A2 (en) 2009-05-14
AU2008325237B2 (en) 2014-05-01
EP2207474B1 (en) 2018-08-22
HK1172229A1 (zh) 2013-04-19
EP2207474A2 (en) 2010-07-21
TW200935054A (en) 2009-08-16
TWI468688B (zh) 2015-01-11
CN102512175B (zh) 2015-12-02
IL205499A0 (en) 2010-12-30
JP2011502627A (ja) 2011-01-27
CA2704789A1 (en) 2009-05-14
IL205499A (en) 2013-03-24
CN101917899A (zh) 2010-12-15
US20110105867A1 (en) 2011-05-05
CA2704789C (en) 2018-07-24
HK1151958A1 (en) 2012-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5646337B2 (ja) 被分析物の濃度を決定するための光学センサ
JP5541662B2 (ja) 被検体情報取得装置およびその制御方法
US10413193B2 (en) Photoacoustic apparatus
JP5235586B2 (ja) 生体情報処理装置及び生体情報処理方法
CN101346097B (zh) 血糖浓度的无创测量系统
JP5837115B2 (ja) 被検体情報取得装置
US20100087733A1 (en) Biological information processing apparatus and biological information processing method
JP2006516207A (ja) 光音響分析方法及び装置
JP2010088627A5 (ja)
KR20030075779A (ko) 광음향분광학을 이용한 비침습적 생체성분 측정장치 및 그측정방법
JP4751271B2 (ja) 被検体組織内の被分析物の濃度測定のための光音響分析方法及び光音響分析装置
WO2011152747A1 (en) Photoacoustic material analysis
CN104856728B (zh) 光声装置
US9566006B2 (en) Object information acquisition apparatus
RU2435514C1 (ru) Способ фотоакустического анализа материалов и устройство для его реализации
JP5575293B2 (ja) 被検体情報取得装置及び被検体情報取得方法
US20230293055A1 (en) Smart-Tooth Blood Glucose Measurement Device

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20101202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140225

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5646337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees