JP5634354B2 - 通信システムおよび受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、スペクトル拡散技術を利用してデータを送受信する通信システムに関する。
スペクトル拡散技術は、耐干渉性・妨害性、秘匿性に優れた特徴を有し、通信だけでなく、レーダー、距離測定、時刻同期などさまざまな分野で利用されている。スペクトル拡散技術の一つである直接スペクトル拡散方式において、送信側は、PSK(Phase Shift Keying)やFSK(Frequency Shift Keying)などで一次変調したシンボルレート信号を、そのシンボルレートと比較して高速なレートの拡散符号で広帯域に拡散して伝送する。受信側では、送信側で用いた拡散符号と同じ拡散符号とスライディング相関器を用いて逆拡散することにより、同期捕捉および送信情報データ系列の再生を行うことができる(例えば、非特許文献1参照)。また、スペクトル拡散技術を利用したW−CDMA移動通信方式について説明している非特許文献2には、パイロット信号を拡散コード多重や時間多重を行うことが記載されている。
横山 光雄著 「スペクトル拡散通信システム」 科学技術出版社 立川 敬二監修 「W−CDMA移動通信方式」 丸善株式会社
しかしながら、非特許文献1に記載されているような従来の直接スペクトル拡散方式は、拡散符号長が長くなるにしたがい、同期捕捉に用いるスライディング相関器の回路規模が増大するという課題があった。特に一次変調にFSK変調を用いた場合、従来の構成では変調多値数分のスライディング相関器をすべて用意する必要があり、拡散符号長に加えて変調多値数の増加に伴い、相関器の回路規模が増大するという課題があった。これに対して、非特許文献2に記載されているような、パイロット信号を用いて同期捕捉を行う構成とすることにより、スライディング相関器の回路規模を低減することができる。しかし、パイロット信号を拡散コードで多重した場合には、拡散コードをパイロット専用に割り当てるため、多重数を消費するとともに、コード間干渉を増大させてしまうことになる。一方、パイロット信号を時間多重した場合は、前記のような問題は起こらないが、パイロット信号が挿入された時刻でしか同期捕捉を行うことができず、パイロット挿入間隔が広くなると、同期捕捉にかかる時間が増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、一次変調にFSK変調を用いた直接スペクトル拡散において、変調多値数の増大によらず小さい回路規模で同期捕捉を実現することが可能な通信システムを得ることを目的とする。また、パイロット信号のみを用いて同期捕捉を行う場合に比べて同期にかかる時間を短縮させることが可能な通信システムおよび受信機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、一次変調でFSK変調を行うスペクトル拡散通信を適用した通信システムであって、受信側の通信装置が、送信側でのFSK変調で使用された各キャリアの周波数の関係と、送信側での拡散変調で使用されたものと同じ拡散符号とに基づいて同期捕捉用の信号レプリカを生成するとともに、当該信号レプリカと受信信号の相関演算を行い、前記拡散符号の同期タイミングを決定する同期タイミング検出手段と、前記決定された同期タイミングに従い、前記拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、前記逆拡散手段で逆拡散された受信信号をFSK復調するFSK復調手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数キャリアの同期捕捉に共通に使用できる信号レプリカを生成して各キャリアの同期捕捉を行うので、同期捕捉処理を行う回路の規模を削減できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、FSK変調動作の一例を示す図である。 図3は、拡散変調実行後の送信信号の一例を示す図である。 図4は、4値FSK変調データのそれぞれのキャリア周波数の相対位相変化の一例を示す図である。 図5は、同期捕捉部の構成例を示す図である。 図6は、本発明にかかる通信システムの実施の形態2の構成例を示す図である。 図7は、データ同期捕捉部の構成例を示す図である。 図8は、パイロット同期捕捉部の構成例を示す図である。 図9は、本発明にかかる通信システムの実施の形態3の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる通信システムおよび受信機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、FSK変調部11、拡散符号生成部12および拡散変調部13を備えた送信機(データ送信側の通信装置)と、拡散符号生成部21、同期捕捉部22、拡散符号生成部23、逆拡散部24およびFSK復調部25を備えた受信機(データ受信側の通信装置)と、を含んで構成されている。このような構成の本実施の形態の通信システムでは、一次変調にFSK変調を適用し、拡散符号を用いて広帯域に拡散を行う。
以下、本実施の形態の通信システムについて詳しく説明する。まず、送信機の動作について説明する。
送信機において、一次変調を行うFSK変調部11は、入力された情報データa(t)に基づいてFSK変調データb(t)を生成する。すなわち、情報データa(t)の値に応じて、値ごとに周波数の異なるキャリアを割り当てるFSK変調を行ってFSK変調データを生成する。例えば、4値FSKを例にすると、図2に示すように、00、01、10、11の各値をそれぞれf0、f1、f2、f3のように拡散帯域Bw内において周波数を変換させてFSK変調データb(t)を生成する。
拡散符号生成部12は、拡散変調部13による拡散処理で用いる拡散符号を生成する。例えば、所定の拡散符号を生成してメモリなどに記憶しておき、所定のタイミングで拡散変調部13に出力する。
拡散変調部13は、FSK変調部11から出力されたFSK変調データb(i)と拡散符号生成部12から出力された拡散符号c(k)を次式(1)に示すように掛け合わせて、拡散変調データs(t)を生成する。この処理により、図2に示したようなFSK変調データb(k)は、図3に示したような拡散変調データs(t)となる。
s(k)=b(k)×c(k) …(1)
式(1)において、kは0≦k≦Lの整数(Lは拡散符号長)であり、拡散符号の順番を示す。このkは拡散後のチップレート周期間隔に相当する。拡散変調部13が生成した拡散変調データs(t)は、受信機に向けて送信される。ここで、tは時刻を表す。
次に、受信機の動作について説明する。
送信機から送信された上記拡散変調データs(t)は、信号r(t)として受信され、この受信信号r(t)は、同期捕捉部22および逆拡散部24に入力される。
拡散符号生成部21は、同期捕捉部22による同期捕捉処理で用いる拡散符号を生成する。例えば、所定の拡散符号を生成してメモリなどに記憶しておき、所定のタイミングで同期捕捉部22に出力する。
ここで、拡散符号生成部21が拡散符号を生成する方法について、図4を用いて説明する。図4は、送信機のFSK変調部11が生成した4値FSK変調データb(t)のそれぞれのキャリア周波数f0、f、f2、f3の相対位相変化の一例を示す図である。4値FSK変調データb(t)の各キャリアは、各キャリア周波数の関係に応じたタイミング、例えば、図4に示した例であれば、φ(0)、φ(1)、φ(2)、φ(3)、φ(4)のタイミングにおいて位相が一致する(相対位相が0となり、全キャリアの振幅が0で一致する)。そのため、拡散符号生成部21では、次式(2)に示すように、送信機の拡散変調で使用されるものと同じ拡散符号から、各キャリアの位相が一致する各タイミング(φ(0)、φ(1)、φ(2)、…)に対応する拡散符号を抽出して、同期捕捉に用いる信号レプリカである拡散符号d(k')を生成する。
d(k')=c(φk) …(2)
式(2)において、k’は1≦k'≦L’の整数である。L’は上記FSK変調データb(t)の各キャリアの位相が全て一致するタイミングの個数であり、拡散符号生成部21が生成する上記信号レプリカd(k')の符号長を表す。d(k')は、複素数で表現される。この信号レプリカd(k')は、FSK変調のキャリアによらず、同期捕捉処理で共通に使用できる。ここで、各キャリアの位相が一致するタイミングは各キャリアの周波数配置の関係に依存しており、各キャリア周波数の関係から特定することができる。また、各キャリア周波数の最小公倍数がなるべく小さくないように各キャリアを配置すると、位相が一致する周期が短くなる。すなわち、信号レプリカd(k')の符号長が長くなる。信号レプリカd(k')の符号長が長くなると同期捕捉までの所要時間が短くなる。例えば、f1=2f0、f2=3f0、f3=4f0が成立するようにキャリア周波数を設定した場合、信号レプリカd(k')の符号長を長くすることができる。
なお、信号レプリカd(k')を生成するために必要な拡散符号c(k)は、拡散符号生成部21が予め保持しておいてもよいし、後述する拡散符号生成部23から適宜取得するようにしてもよい。
同期捕捉部22は、拡散符号生成部21で生成された信号レプリカd(k')を用いて受信信号r(t)とのスライディング相関処理を行い、拡散符号の同期タイミングの検出および判定を行う。信号レプリカd(k')と受信信号r(t)の相関電力のピーク位置を検出して同期捕捉を行う場合の動作例を、図5を用いて説明する。図5は、同期捕捉部22の構成例を示す図であり、同期捕捉部22は、遅延器221、乗算器222、加算器223、相関電力算出部224、相関ピーク位置検出部225およびしきい値判定部226を備える。
図5に示したように、スライディング相関処理を行う同期捕捉部22は、FIR型の積和演算回路で実現できる。同期捕捉部22において、各遅延器221は、FSK変調の各キャリアの位相が一致するタイミングの周期T'だけ、すなわち、上記拡散符号生成部21が拡散符号c(k)から信号レプリカd(k')を抽出する周期に相当する時間だけ、入力信号r(t)を遅延させる。遅延器221はFIFOやメモリ、レジスタ等で構成される。各乗算器222の係数には拡散符号生成部21が生成した同期用信号レプリカd(k')を設定し、各乗算器222が入力信号r(t)にd(k')を乗算し、各乗算結果を加算器223が加算することにより、入力信号r(t)と同期用信号レプリカd(k')の相関値q(t)を算出する。この処理は、次式(3)で示される。次式(3)において、i'は受信サンプル番号を示す。次式(3)において、*は複素共役を示す。
q(i')=Σ{r(i'・T'+k'・T')×d*(k')} …(3)
相関電力算出部224は、次式(4)に従い、加算器223から出力される相関値q(i')の電力p(i')を計算する。
p(i')=q(i')*×q(i') …(4)
相関ピーク位置検出部225は、拡散符号系列長の周期内で相関電力が最大になるタイミングを検出し、相関電力の最大値とともに記憶しておく。
しきい値判定部226は、相関ピーク位置検出部225で検出されたタイミングにおける相関電力(拡散符号系列長の周期内における相関電力の最大値)としきい値を比較し、しきい値を相関電力が上回っていれば、そのタイミングが正しい拡散符号の同期タイミングと判定し、判定したタイミングm(t)を同期タイミングの決定結果として逆拡散部24に出力する。ここで、相関電力としきい値を比較する際に受信信号の平均電力を用いて相関電力を正規化してしきい値判定を行うようにしてもよい。
拡散符号生成部23は、送信機の拡散符号生成部12が生成するものと同一の拡散符号c(k)を生成する。
逆拡散部24は、次式(5)に従い、同期捕捉部22が推定したタイミングm(t)にあわせて、受信信号r(t)と拡散符号c(k)の複素共役を掛け合わせ、逆拡散を行う。
x(k)=r(m(t)+k・T)×c*(k) …(5)
FSK復調部25は、逆拡散部24から出力される逆拡散後信号x(t)に対し、FSKに対応した復調を行い、復調データy(t)を出力する。なお、本発明においてはFSK変調に対する復調方法は特に限定しない。
このように、本実施の形態の通信システムにおいて、データ送信側の通信装置(送信機)は、データをFSK変調し、さらに拡散変調を行って送信する。データ受信側の通信装置(受信機)は、一次変調に適用されているM値FSK変調における各データキャリアの周波数の関係に基づいて同期捕捉用の拡散符号を生成し、同期捕捉を行うこととした。具体的には、各データキャリアの周波数の関係に基づいて各データキャリアの位相が一致するタイミングを特定し、各データキャリアの位相が一致する各タイミングに対応する拡散符号を抽出して同期捕捉用の拡散符号生成し、これを信号レプリカとして扱い、各データキャリアの位相が一致する各タイミング(拡散符号から信号レプリカを抽出したタイミング)に対応する受信信号サンプルと前記信号レプリカの相関演算を行い、同期捕捉を行うこととした。これにより、受信機の回路規模を削減することができる。従来技術を適用した場合、M値FSK変調された信号の受信ではM個のデータキャリア毎に同期捕捉用の信号レプリカを生成してスライディング相関処理を行う必要があり、拡散符号長に加えて変調多値数の増加に伴い、回路規模が増大するという問題があった。これに対し、本実施の形態の受信機では、1つの信号レプリカをM個のデータキャリアの同期捕捉に共通に使用できるので、同期捕捉のためのスライディング相関処理を行う回路の規模を大幅に削減できる。また、これに伴って消費電力を削減できる。各データキャリアの周波数の最小公倍数が小さくなるように各データキャリアの周波数を設定すると、より短い時間で同期捕捉を完了できる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、FSK変調キャリアを一次変調とした直接スペクトル拡散信号に対してパイロット等の既知データを用いずに同期捕捉を行う通信システムについて説明した。これに対して、本実施の形態では、既知データ(例えばパイロットデータ)が利用できる場合に、受信信号に含まれている既知データを活用した従来の同期捕捉に加えて、既知データ以外のデータで同期捕捉を行うことにより、同期捕捉性能の改善、および同期捕捉時間の短縮を実現する通信システムについて説明する。本実施の形態では、既知データをパイロットデータとして説明を行う。
図6は、本発明にかかる通信システムの実施の形態2の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、パイロット生成部31、FSK変調部32、拡散符号生成部33および拡散変調部34を備えた送信機と、拡散符号生成部41、データ同期捕捉部42、拡散符号生成部43、パイロット同期捕捉部44、逆拡散部45およびFSK復調部46を備えた受信機と、を含んで構成されている。実施の形態1と同様に、本実施の形態の通信システムでも一次変調をFSK変調とした場合の例について説明する。
以下、本実施の形態の通信システムについて詳しく説明する。まず、送信機の動作について説明する。
実施の形態2の送信機において、パイロット生成部31はパイロットデータを生成する。一次変調を行うFSK変調部32は、入力された情報データa(t)またはパイロット生成部31で生成されたパイロットデータp(t)に基づいてFSK変調データb(t)を生成する。すなわち、情報データa(t)またはパイロットデータp(t)に異なるキャリア周波数を与えてFSK変調データを生成し、情報データとパイロットデータを時分割多重する。例えば、4値FSKを例にすると、情報データa(t)については、実施の形態1のFSK変調部11と同様、図2に示すように、00、01、10、11の各値をそれぞれf0、f1、f2、f3のように拡散帯域Bw内において周波数を変換させてFSK変調データb(t)を生成する。パイロットデータについては、情報データと同様にf0、f、f2、f3のいずれかのキャリア周波数を選択してFSK変調を行ってもよいし、f0、f、f2、f3以外の拡散帯域Bw内におけるキャリア周波数を選択してFSK変調を行ってもよい。ここでは、後者の方法を取り、パイロットデータをのせるキャリア周波数をfとする。fpは、データキャリアの周波数f0、f、f2、f3との最小公倍数が小さくなるように設定するのが望ましい。
拡散符号生成部33および拡散変調部34は実施の形態1の送信機が備えていた拡散符号生成部12および拡散変調部13と同様のものであり、拡散変調部34は、上式(1)に従い、FSK変調部32から出力されたFSK変調データb(t)に拡散符号生成部33で生成された拡散符号c(k)を掛け合わせて拡散変調データs(t)を生成する。
次に、受信機の動作について説明する。
送信機から送信された拡散変調データs(t)は、信号r(t)として受信され、この受信信号r(t)は、データ同期捕捉部42、パイロット同期捕捉部44および逆拡散部45に入力される。
拡散符号生成部41は、実施の形態1の拡散符号生成部21と同様の拡散符号を生成する。ここで、パイロット信号のキャリアを含めて、各キャリアの位相が一致するタイミングに対応するものを拡散符号(送信側の拡散変調で使用されたものと同じ拡散符号)から抽出して信号レプリカを生成すると、データとパイロットで共通の信号レプリカを生成することができる。
データ同期捕捉部42は、拡散符号生成部41で生成された信号レプリカd(k')を用いて受信信号r(t)とのスライディング相関処理を行い、各サンプル時刻における拡散符号の同期タイミングの尤度を算出する。信号レプリカd(k')と受信信号r(t)の相関電力を算出して同期捕捉タイミングの尤度を計算する場合の動作例を、図7を用いて説明する。図7は、データ同期捕捉部42の構成例を示す図であり、データ同期捕捉部42は、遅延器421、乗算器422、加算器423および相関電力算出部424を備える。
図7に示したように、スライディング相関処理を行うデータ同期捕捉部42は、FIR型の積和演算回路で実現できる。データ同期捕捉部42において、各遅延器421は、FSK変調の各キャリアの位相が一致するタイミングの周期だけ入力信号r(t)を遅延させる。遅延器421はFIFOやメモリ、レジスタ等で構成される。各乗算器422の係数には拡散符号生成部41が生成した同期用信号レプリカd(k')を設定し、各乗算器422が入力信号r(t)にd(k')を乗算し、各乗算結果を加算器223が加算することにより、入力信号r(t)と同期用信号レプリカd(k')の相関値q(t)を算出する。この処理は、上述した式(3)で示される。
相関電力算出部424は、実施の形態1の相関電力算出部224と同様に、上式(4)に従い、加算器423から出力される相関値q(t)の電力p(t)を計算する。そして、この算出した相関電力p(t)をサンプル毎の同期捕捉タイミングの尤度として、パイロット同期捕捉部44に出力する。本処理は、入力信号としてデータ、パイロットを問わず動作させることができる。すなわち、相関電力算出部424は、入力信号r(t)が情報データとパイロットデータのいずれの場合にも上記処理を実行して相関値q(t)を算出する。
拡散符号生成部43は、送信機の拡散符号生成部33が生成するものと同一の拡散符号c(k)を生成するとともに、パイロット同期捕捉部44による同期捕捉処理で用いる拡散符号c'(k)を生成する。拡散符号c'(k)は、拡散符号c(k)とパイロットデータをFSK変調して得られたFSK変調信号とを掛け合わせることにより生成する。拡散符号生成部43は、拡散符号c(k)およびc'(k)をメモリなどに記憶しておき、それぞれ所定のタイミングで出力する。なお、拡散符号c(k)を逆拡散部45に出力し、拡散符号c'(k)をパイロット同期用の信号レプリカとしてパイロット同期捕捉部44に出力する。
パイロット同期捕捉部44は、拡散符号生成部43で生成されたパイロット同期用信号レプリカc'(k)を用いてパイロット受信信号とのスライディング相関処理を行い、拡散符号の同期タイミングの検出および判定を行う。なお、パイロット受信信号とは、受信信号r(t)のうち、パイロットデータをFSK変調および拡散変調して得られた信号成分に対応する受信信号である。パイロット同期用信号レプリカc'(k)とパイロット受信信号r(t)の相関電力のピーク位置を検出して同期捕捉を行う場合の動作例について、図8を用いて説明する。これ以降の説明においては、パイロット受信信号をrp(t)で示す。図8は、パイロット同期捕捉部44の構成例を示す図であり、パイロット同期捕捉部44は、遅延器441、乗算器442、加算器443、相関電力算出部444、相関電力合成部445、相関ピーク位置検出部446およびしきい値判定部447を備える。
図8に示したように、スライディング相関処理を行うパイロット同期捕捉部44は、FIR型の積和演算回路で実現できる。パイロット同期捕捉部44において、各遅延器441は、チップレート周期だけパイロット受信信号rp(t)を遅延させる。遅延器441はFIFOやメモリ、レジスタ等で構成される。各乗算器442の係数には拡散符号生成部43が生成した同期用信号レプリカc'(k)を設定し、各乗算器442が入力信号rp(t)にc'(k)を乗算し、各乗算結果を加算器443が加算することにより、入力信号rp(t)とパイロット同期用信号レプリカc'(k)の相関値qp(t)を算出する。この処理は、次式(6)で示される。
p(i')=Σ{rp(i'・T+k・T)×c'*(k)} …(6)
相関電力算出部444は、次式(7)に従い、加算器443から出力される相関値qp(t)の電力pp(t)を計算する。
p(i')=qp(i')*×q(i') …(7)
相関電力合成部445は、次式(8)に従い、データ同期捕捉部42で算出されたサンプル毎の同期捕捉タイミングの尤度p(t)と相関電力算出部444で算出された相関電力をpp(t)加算して合成する。
SUM(i')=pp(i')+p(i') …(8)
相関ピーク位置検出部446は、相関電力合成部445で算出されたpSUM(t)が拡散符号系列長の周期内で最大になるタイミングを検出し、合成相関電力pSUM(t)の最大値とともに記憶しておく。
しきい値判定部447は、相関ピーク位置検出部446で検出されたタイミングにおける相関電力(拡散符号系列長の周期内における合成相関電力の最大値)としきい値を比較し、しきい値を相関電力が上回っていれば、そのタイミングが正しい拡散符号の同期タイミングと判定し、判定したタイミングm(t)を逆拡散部45に出力する。ここで、相関電力としきい値を比較する際に受信信号の平均電力を用いて相関電力を正規化してしきい値判定を行うようにしてもよい。
逆拡散部45は、実施の形態1の逆拡散部24と同様のものであり、パイロット同期捕捉部44が推定したタイミングm(t)にあわせて、受信信号r(t)と拡散符号生成部43で生成された拡散符号c(t)の複素共役を掛け合わせ、逆拡散を行う。
FSK復調部46は、逆拡散部45から出力される逆拡散後信号x(t)に対し、FSKに対応した復調を行い、復調データy(t)を出力する。
このように、本実施の形態の通信システムにおいて、データ受信側の通信装置(受信機)は、一次変調に適用されているM値FSK変調における各キャリアの位相が一致する各タイミングに対応する拡散符号を抽出して信号レプリカを生成し、各キャリアの位相が一致する各タイミング(拡散符号から信号レプリカを抽出したタイミング)に対応する受信信号サンプルと上記信号レプリカの相関演算を行い、その結果得られた相関電力を拡散符号の同期タイミングの判断の指針となる尤度情報とする。また、既知のパイロットデータを用いた同期捕捉処理を実行して各サンプルでの相関電力を算出し、この相関電力値と上記尤度情報を合成し、相関ピーク検出用(同期タイミング決定用)の相関電力値を生成することとした。すなわち、実施の形態1の受信機が備えていた拡散符号生成部21および同期捕捉部22による相関演算と同様の相関演算を実行して得られる相関電力を上記の尤度情報として扱うとともに、パイロットデータを使用した相関演算を実行して相関電力値を算出し、これらの尤度情報と相関電力値を加算して信頼度を向上させた相関電力値を得ることとした。これにより、相関電力値のピーク位置検出精度を向上させることができ、パイロット信号のみを用いて同期捕捉を行う場合と比較して性能改善を図ることができる。
また、相関演算を実施して得られた相関電力を累積加算し、累積値がしきい値を超えた場合に同期タイミングと判断する構成とした場合には、パイロット信号のみを使用して同期捕捉を行う場合と比較して、同期検出までの所要時間を短縮できる。
実施の形態3.
上記の実施の形態1では、FSK変調キャリアを一次変調とした直接スペクトル拡散信号に対してパイロット等の既知データを用いずに同期捕捉を行う通信システムについて説明した。これに対して、本実施の形態では、既知データを用いずに同期捕捉を行うだけでなく、受信信号からキャリア周波数オフセットや伝送路インパルス応答の推定を実現する通信システムについて説明する。
図9は、本発明にかかる通信システムの実施の形態3の構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、FSK変調部51、拡散符号生成部52および拡散変調部53を備えた送信機(データ送信側の通信装置)と、拡散符号生成部61、同期捕捉部62、拡散符号生成部63、周波数オフセット推定部64、伝送路応答推定部65、信号補正部66、逆拡散部67およびFSK復調部68を備えた受信機(データ受信側の通信装置)と、を含んで構成されている。このような構成の本実施の形態の通信システムでは、一次変調にFSK変調を適用し、拡散符号を用いて広帯域に拡散を行う。
以下、本実施の形態の通信システムについて詳しく説明する。まず、送信機の動作について説明する。
実施の形態3の送信機において、FSK変調部51は実施の形態1の送信機が備えていたFSK変調部11と同様のものであり、一次変調を行うFSK変調部51は、入力された情報データa(t)に基づいてFSK変調データb(t)を生成する。すなわち、情報データa(t)の値に応じて、値ごとに周波数の異なるキャリアを割り当てるFSK変調を行ってFSK変調データを生成する。例えば、4値FSKを例にすると、図2に示すように、00、01、10、11の各値をそれぞれf0、f1、f2、f3のように拡散帯域Bw内において周波数を変換させてFSK変調データb(t)を生成する。
拡散符号生成部33および拡散変調部34は実施の形態1の送信機が備えていた拡散符号生成部12および拡散変調部13と同様のものであり、拡散変調部34は、上式(1)に従い、FSK変調部32から出力されたFSK変調データb(t)に拡散符号生成部33で生成された拡散符号c(k)を掛け合わせて拡散変調データs(t)を生成する。
次に、受信機の動作について説明する。
送信機から送信された上記拡散変調データs(t)は、信号r(t)として受信され、この受信信号r(t)は、信号補正部66に入力される。信号補正部66の詳細については後述するが、その出力r'(t)は、同期補正部62、周波数オフセット推定部64、伝送路応答推定部65および逆拡散部67に入力される。
拡散符号生成部61は、実施の形態1の拡散符号生成部21と同様の拡散符号を生成する。
同期捕捉部62は、実施の形態1の同期捕捉部22と同様のものであり、拡散符号生成部61で生成された信号レプリカd(k')を用いて、信号補正部66からの出力信号r'(t)とのスライディング相関処理を行い、拡散符号の同期タイミングの検出および判定を行う。なお、信号r'(t)の詳細については後述する。
拡散符号生成部63は、送信機の拡散符号生成部53が生成するものと同一の拡散符号c(k)を生成する。
周波数オフセット推定部64は、同期捕捉部62が推定したタイミングm(t)にあわせて、信号r'(t)と拡散符号生成部61で生成された信号レプリカd(k')とを用いて周波数オフセットの推定を行う。周波数オフセット推定値は、例えば、次式(9)に従って求める。次式(9)において、argは複素数の偏角を示す。
T'(t)=arg[Σ[{r'(m(t)+k'・T')×d*(k')}
×{r'(m(t)+(k'−1)・T’)×d*(k'−1)}*]] …(9)
ここで、fT'(t)は、信号レプリカd(k')のサンプル周期に相当する時間T'あたりの周波数オフセット量を表しており、次式(10)により信号r'(t)の周期TSあたりの周波数オフセット量fTsに変換できる。
Ts(t)=fT'(t)×(TS/T') …(10)
伝送路応答推定部65は、同期捕捉部62が推定したタイミングm(t)にあわせて、信号r'(t)と拡散符号生成部61で生成された信号レプリカd(k')とを用いて伝送路インパルス応答の推定を行う。伝送路インパルス応答の推定値は、例えば、次式(11)に従って求める。
CIR(t)=Σ{r'(m(t)+k'・T’)×d*(k')} …(11)
ここで、CIR(t)は、伝送路インパルス応答を表している。
信号補正部66は、周波数オフセット推定部64が推定した周波数オフセット推定値、すなわち、周期TSあたりの周波数オフセット量fTsと、伝送路応答推定部65が推定した伝送路インパルス応答推定値CIRとに基づいて、例えば、次式(12)に従って受信信号r(t)の補正を行い、補正後の受信信号r'(t)を出力する。なお、信号補正部66は、受信動作開始直後の状態、すなわち、周波数オフセット推定部64および伝送路応答推定部65による推定結果(fTsおよびCIR)が得られていない状態においては、受信信号r(t)を補正せずにそのまま、r'(t)として出力する。
r'(t)=r(t)×CIR*(t)×exp(j・fTs(t)×t/TS) …(12)
逆拡散部67は、実施の形態1の逆拡散部24と同様のものであり、同期捕捉部62が推定したタイミングm(t)にあわせて、補正後の受信信号r'(t)と拡散符号生成部63で生成された拡散符号c(t)の複素共役を掛け合わせ、逆拡散を行う。
FSK復調部68は、逆拡散部67から出力される逆拡散後信号x(t)に対し、FSKに対応した復調を行い、復調データy(t)を出力する。
このように、本実施の形態の通信システムにおいて、データ受信側の通信装置(受信機)は、一次変調に適用されているM値FSK変調における各キャリアの位相が一致する各タイミングに対応する拡散符号を抽出して信号レプリカを生成し、各キャリアの位相が一致する各タイミング(拡散符号から信号レプリカを抽出したタイミング)に対応する受信信号サンプルと上記信号レプリカを用いて、周波数オフセット推定値および伝送路インパルス応答を得ることとした。すなわち、実施の形態1の受信機が有している機能に加えて、さらに、周波数オフセットおよび伝送路インパルス応答を推定する機能を備えることとした。これにより、パイロット信号を用いずに周波数オフセット推定値、伝送路インパルス応答推定値を得ることができ、パイロット信号を必要としないため、パイロット信号を用いた場合と比較して周波数利用効率の向上を図ることができる。また、実施の形態1と同じ効果を得ることもできる。
以上のように、本発明にかかる通信システムは、スペクトル拡散を適用した通信システムに有用であり、特に、一次変調としてFSK変調を行う通信システムに適している。
11,32,51 FSK変調部
12,21,23,33,41,43,52,61,63 拡散符号生成部
13,34,53 拡散変調部
22,62 同期捕捉部
24,45,67 逆拡散部
25,46,68 FSK復調部
31 パイロット生成部
42 データ同期捕捉部
44 パイロット同期捕捉部
64 周波数オフセット推定部
65 伝送路応答推定部
66 信号補正部
221,421,441 遅延器
222,422,442 乗算器
223,423,443 加算器
224,424,444 相関電力算出部
225,446 相関ピーク位置検出部
226,447 しきい値判定部
445 相関電力合成部

Claims (12)

  1. 一次変調でFSK変調を行うスペクトル拡散通信を適用した通信システムであって、
    受信側の通信装置が、
    送信側でのFSK変調で使用された各キャリアの周波数の関係と、送信側での拡散変調で使用されたものと同じ拡散符号とに基づいて同期捕捉用の信号レプリカを生成するとともに、当該信号レプリカと受信信号の相関演算を行い、前記拡散符号の同期タイミングを決定する同期タイミング検出手段と、
    前記決定された同期タイミングに従い、前記拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記逆拡散手段で逆拡散された受信信号をFSK復調するFSK復調手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記同期タイミング検出手段は、
    前記各キャリアの周波数の関係に基づいて、前記拡散符号の中の一部の符号を抽出して前記信号レプリカとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記同期タイミング検出手段は、
    前記各キャリアの周波数の関係に基づいて、前記各キャリアの位相が全て一致するタイミングを特定し、当該特定したタイミングに対応する符号を前記拡散符号の中から抽出して前記信号レプリカとする
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記同期タイミング、前記拡散符号および受信信号に基づいて、周波数オフセットおよび伝送路インパルス応答を推定する推定手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信システム。
  5. 前記周波数オフセットおよび伝送路インパルス応答に基づいて受信信号を補正する信号補正手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 一次変調でFSK変調を行うスペクトル拡散通信を適用した通信システムであって、
    受信側の通信装置が、
    送信側でのFSK変調で使用された各キャリアの周波数の関係と、送信側での拡散変調で使用されたものと同じ拡散符号とに基づいて同期捕捉用の第1の信号レプリカを生成するとともに、当該第1の信号レプリカと受信信号の相関演算を行う相関演算手段と、
    前記拡散符号に基づいて既知情報を利用した同期捕捉用の第2の信号レプリカを生成するとともに、当該第2の信号レプリカと、受信信号に含まれる、既知情報をFSK変調および拡散変調して得られた信号の相関演算を行い、さらに、当該相関演算結果と前記相関演算手段による相関演算結果とを合成し、合成後の相関演算結果を用いて、前記拡散符号の同期タイミングを決定する同期タイミング検出手段と、
    前記決定された同期タイミングに従い、前記拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記逆拡散手段で逆拡散された信号をFSK復調するFSK復調手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 前記相関演算手段は、
    前記各キャリアの周波数の関係に基づいて、前記拡散符号の中の一部の符号を抽出して前記第1の信号レプリカとする
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記相関演算手段は、
    前記各キャリアの周波数の関係に基づいて、前記各キャリアの位相が全て一致するタイミングを特定し、当該特定したタイミングに対応する符号を前記拡散符号の中から抽出して前記第1の信号レプリカとする
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 送信側の通信装置は、
    周波数が最も低いキャリアの周波数を整数倍することにより他のキャリアの周波数を表すことができる関係にある複数のキャリアを使用してFSK変調を行う
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の通信システム。
  10. データがFSK変調され、さらに拡散変調された信号を受信する受信機であって、
    送信側でのFSK変調で使用された各キャリアの周波数の関係と、送信側での拡散変調で使用されたものと同じ拡散符号とに基づいて同期捕捉用の信号レプリカを生成するとともに、当該信号レプリカと受信信号の相関演算を行い、前記拡散符号の同期タイミングを決定する同期タイミング検出手段と、
    前記決定された同期タイミングに従い、前記拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記逆拡散手段で逆拡散された信号をFSK復調する復調手段と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  11. 前記同期タイミング、前記拡散符号および受信信号に基づいて、周波数オフセットおよび伝送路インパルス応答を推定する推定手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の受信機。
  12. 既知情報およびデータがFSK変調され、さらに拡散変調された信号を受信する受信機であって、
    送信側でのFSK変調で使用された各キャリアの周波数の関係と、送信側での拡散変調で使用されたものと同じ拡散符号とに基づいて同期捕捉用の第1の信号レプリカを生成するとともに、当該第1の信号レプリカと受信信号の相関演算を行う相関演算手段と、
    前記拡散符号に基づいて前記既知情報を利用した同期捕捉用の第2の信号レプリカを生成するとともに、当該第2の信号レプリカと、受信信号に含まれる、前記既知情報をFSK変調および拡散変調して得られた信号の相関演算を行い、さらに、当該相関演算結果と前記相関演算手段による相関演算結果とを合成し、合成後の相関演算結果を用いて、前記拡散符号の同期タイミングを決定する同期タイミング検出手段と、
    前記決定された同期タイミングに従い、前記拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記逆拡散手段で逆拡散された信号をFSK復調するFSK復調手段と、
    を備えることを特徴とする受信機。
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