JP5620881B2 - トランザクション処理システム、トランザクション処理方法、および、トランザクション処理プログラム - Google Patents

トランザクション処理システム、トランザクション処理方法、および、トランザクション処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、トランザクション処理システム、トランザクション処理方法、および、トランザクション処理プログラムの技術に関する。
複数のサーバなどのコンピュータ資源を仮想化することで、分散処理を行う情報処理サービスを提供するクラスタシステムが提案されている。
例えば、トランザクション処理システムでは、クライアントから処理サーバへとトランザクションの要求が送信されると、処理サーバがその処理を行い、その結果を応答信号としてクライアントへと返信する。そして、複数の処理サーバが協調して動作する分散処理システムとすることで、クライアントの台数増加に対応する。そして、分散処理システムのロードバランサは、クライアントからそれぞれ発行される要求に対して、単一の出入り口として受け付けると、それらの要求を複数の処理サーバにそれぞれ分配する。
これにより、複数台のサーバとロードバランサによって負荷を分散させながら協調して動作させることで、システムの処理容量(スケーラビリティ)を向上することができる。
非特許文献1のクラスタモデルでは、トランザクションごとに、そのトランザクションを処理可能なサーバを1台とする構成において、クライアント側のロードバランサと、サーバ側の振り分け装置とでそれぞれ、トランザクションを振り分ける「提案モデル」により、スケーラビリティの向上と、構成変更時の負荷低減とをバランスよく実現する。
入江道生・西村豪生・金子雅志・別所寿一・飯尾政美著、「スケールアウトと柔軟な構成変更を実現するトランザクション制御サーバのクラスタモデル」、2011 年 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集2、B-6-11、pp.11、2011/3/14〜17
なお、非特許文献1のクラスタモデルでは、ロードバランサと、振り分け装置との2段階でそれぞれトランザクションを後段の装置へと振り分ける処理を行っていたため、各振り分け処理における処理量の増加と、トランザクション処理の遅延が発生してしまう。
そこで、本発明は、トランザクション処理システムにおいて、システムのスケーラビリティを向上させつつ、トランザクション処理の遅延を低減することを、主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、クライアントからのトランザクションの要求信号を処理する処理サーバが複数台存在し、それらの処理サーバに対して前記要求信号を分散させるトランザクション処理システムであって、前記トランザクション処理システムが、トランザクションデータを格納するデータ管理装置がそれぞれ接続されている複数台の前記処理サーバと、前記処理サーバが管理する前記トランザクションデータの配置状況に応じて、前記要求信号の分配先である前記処理サーバを決定する振り分けサーバと、前記要求信号を受け付けると、複数台の前記振り分けサーバのうちのいずれか1台の前記振り分けサーバに対して前記要求信号を分配するロードバランサと、前記要求信号を受け付けると、その要求信号に含まれる前記処理サーバの特定情報と前記処理サーバのネットワークアドレスとを対応づけるバイパス用テーブルを参照して、前記ロードバランサおよび前記振り分けサーバを経由しない経路で各前記処理サーバに対して前記要求信号を転送するバイパス装置とを含めて構成され、前記クライアントが、自身の記憶手段に格納されているトランザクションごとのバイパスルートの使用可否を示すコンフィグデータを参照して、所定の要求信号を前記バイパスルートで転送するか否かを決定し、前記バイパスルートで転送するときには、前記処理サーバの特定情報を含ませた前記所定の要求信号を前記バイパス装置に送信し、前記バイパスルートで転送しないときには、前記所定の要求信号を前記ロードバランサに送信することを特徴とする。
これにより、トランザクションの要求信号の送信先である処理サーバが特定されているときには、ロードバランサではなくバイパス装置を経由するバイパスルートを採用することで、トランザクション処理システムにおいて、システムのスケーラビリティを向上させつつ、トランザクション処理の遅延を低減することができる。
本発明は、前記バイパス用テーブルが、前記処理サーバの特定情報として、前記バイパス装置のアドレスと前記処理サーバごとのポート番号との組み合わせを、前記処理サーバのネットワークアドレスに対応づけるレコードが格納されており、前記バイパス装置が、受信した前記要求信号の宛先ヘッダを、前記バイパス用テーブルで示される前記処理サーバのネットワークアドレスに書き換えるNAPT(Network Address Port Translation)処理により、受信した前記要求信号を前記処理サーバへと転送することを特徴とする。
これにより、システムのセキュリティを維持することができる上、軽量な転送処理を実現できる。
本発明は、前記クライアントが、前記コンフィグデータとして、前記処理サーバごとに動作しているか否かを示す死活状況データを受信し、前記処理サーバのうちの動作している前記処理サーバに対して前記バイパスルートで転送することを特徴とする。
これにより、障害でダウンした処理サーバに対してトランザクションを誤転送することを抑制でき、パケットロスを低減することができる。
本発明によれば、トランザクション処理システムにおいて、システムのスケーラビリティを向上させつつ、トランザクション処理の遅延を低減することができる。
本発明の一実施形態に関するトランザクション処理システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する図1のトランザクション処理システムを構成する各装置の詳細を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する図1のトランザクション処理システムを、後記する図4,図5の説明用に構成した一例を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する図3のトランザクション処理システムに対して、バイパスルートを使用しないときのトランザクションの振り分け処理を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する図3のトランザクション処理システムに対して、バイパスルートを使用するときのトランザクションの振り分け処理を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、トランザクション処理システムを示す構成図である。トランザクション処理システムは、クライアント1と、ロードバランサ2と、分散システム9と、分散システム管理サーバ10と、バイパス装置11とを含めて構成される。
分散システム9は、複数台のサーバ装置8で構成され、各サーバ装置8は、振り分けサーバ4と、処理サーバ5と、データ管理装置6とを含めて構成される。
なお、図1のトランザクション処理システムを構成する各装置は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとハードディスク(記憶手段)とネットワークインタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を動作させる。
クライアント1は、分散システム9に対してトランザクションを発行するユーザの端末や対向システムである。
ロードバランサ2は、クライアント1から送信されてくるトランザクションを、振り分けサーバ4に振り分ける。これにより、クライアント1は、ロードバランサ2のアドレスを指定したトランザクションを送信するだけで済み、分散システム9の内部構成を意識する必要はなくなる。
このように、クライアント1と分散システム9との間に、ロードバランサ2を仲介させる構成により、分散システム9内のサーバ装置8の増減をクライアント1に隠蔽することができるので、容易にシステムの性能を向上させることができる。
なお、ロードバランサ2が要求された処理を振り分ける手法としては、コンシステントハッシングを挙げることができる。コンシステントハッシングは、データの保管要求と取得要求のみを受け付ける単純なインタフェースを持ち、受信した信号の要求するデータの識別子を見て、複数のサーバのうち何れのサーバが対象のデータを管理しているかを特定し、このサーバに対して保管要求及び取得要求を振り分けることを行う。
振り分けサーバ4は、ロードバランサ2から振り分けられてくるトランザクションに対して、トランザクションの内容とデータ管理装置6で管理されているトランザクションデータの配置状況を対応づけるデータ構造(後記する表1のトランザクション管理テーブルと、後記する表2のデータ配置テーブル)を参照して、そのトランザクションの要求を処理する処理サーバ5を決定し、その処理サーバ5へと要求を送信する。
処理サーバ5は、トランザクションの要求を受け、データ管理装置6内のトランザクションのデータをアクセスして、トランザクションの要求を処理する。
Figure 0005620881
表1は、トランザクション管理テーブルを例示した表である。トランザクション管理テーブルは、配置IDごとに、その配置IDが割り当てられている1つ以上のトランザクションのIDを対応づける表である。
配置IDとは、1つ以上のトランザクションのデータに対して割り当てられるIDであり、同じ配置IDが割り当てられるトランザクションのデータは、同じ1つのデータ管理装置6内に格納される。
例えば、2つのトランザクション「T0,T1」は、グループ化されて1つの配置ID「0」に対応する。また、トランザクション「T5」は、配置ID「700」に対応する。
Figure 0005620881
表2は、データ配置テーブルを例示した表である。データ配置テーブルは、処理サーバ5のサーバアドレスごとに、その処理サーバ5が担当する配置IDの値域(始点IDから終点IDまでの範囲を示す)を対応づける表である。
処理サーバ5のIDは、担当する配置IDの始点となる配置IDと同じ値としてもよいし、ランダムな値としてもよい。
例えば、配置ID「100」が割り当てられるトランザクション「T2,T3」のデータは、処理サーバ5「192.168.1.11:80という識別子(アドレス「192.168.1.11」とポート番号「80」との組み合わせ)が割り当てられている第1サーバ」配下のデータ管理装置6に格納される。
なお、トランザクションのデータとは、トランザクションを処理するときに必要なデータであり、例えば、呼処理における呼の識別子、発信者、受信者、状態遷移を含む。トランザクションの状態遷移とは、話し中、呼び出し中などの呼の状態を示すパラメータである。
以上説明したように、振り分けサーバ4は、以下の2段階の変換処理(コンシステントハッシング)により、ロードバランサ2から受信したトランザクションを、処理サーバ5に割り当てる。
(1段階目)受信したトランザクションのIDを検索キーとしてトランザクション管理テーブル(表1)を検索することで、対応する配置IDを特定する。
(2段階目)前記の(1段階目)で特定した配置IDを検索キーとしてデータ配置テーブル(表2)を検索することで、対応する処理サーバ5のサーバアドレスを特定する。
図2は、図1のトランザクション処理システムを構成する各装置の詳細を示す構成図である。
分散システム管理サーバ10は、エージェント管理部21(エージェント配信部21a、バイパス設定情報配信部21b)と、バイパス装置制御部22と、処理サーバ監視部23とを有する。
クライアント1は、分散システム9にアクセスするためのエージェント部31を有する。エージェント部31は、所定のトランザクションをバイパス装置11経由で分散システム9にアクセスする。なお、所定のトランザクションとは、例えば、あらかじめ管理者などによって設定されたバイパス装置11を利用するかしないかの設定情報(以下、コンフィグデータとする)によって利用する設定になっているトランザクションである。
エージェント部31によるトランザクションの振り分け論理は、図1で説明したような振り分けサーバ4による振り分け論理(トランザクションのIDから処理サーバ5のサーバアドレスを特定する2段階の処理)に類似するが、その詳細については、表3および表4の説明として後記する。
バイパス装置11は、クライアント1に対して処理サーバ5へ直接アクセスするルートを提供する転送部32を有する。転送部32の実装の一形態としては、NAPT(Network Address Port Translation)によって、処理サーバ5(複数)に対してバイパス装置11のポート番号を割り当て、エージェント部31の振り分け論理によってバイパス装置11上のポートを指定してトランザクションを送信することにより、振り分けサーバ4を経由すること無く処理サーバ5に直接トランザクションを送信することが可能となる。
バイパス装置制御部22は、処理サーバ監視部23によって把握している処理サーバ5構成を反映させるように転送部32を設定する。
処理サーバ5は、自身の処理サーバ5の死活状態を監視する死活監視部33を有する。処理サーバ監視部23は、各装置の死活監視部33からそれぞれの死活状態を定期的に取得することで、処理可能な処理サーバ5を把握することが可能となる。
Figure 0005620881
表3は、クライアント1内のエージェント部31が振り分け論理に使用するデータ配置テーブルであり、例えば、クライアント1内部に保持される。表3のデータ配置テーブルと表2のデータ配置テーブルとの違いは、配置IDに対応するアドレスが、処理サーバのサーバアドレスそのもの(表2)である代わりに、処理サーバのサーバアドレスを特定可能なバイパスアドレス(表3)に置き換わっていることである。
Figure 0005620881
表4は、転送部32がトランザクションの転送に使用するバイパス用テーブルを示す。このバイパス用テーブルは、表3のデータ配置テーブルの右列であるバイパスアドレスと、そのバイパスアドレスに対応する処理サーバ5のサーバアドレスとの対応データである。
よって、コンフィグデータによってバイパス装置11を使用するトランザクションは、以下の3段階の処理により、各処理サーバ5へと割り当てられる。
(1段階目)エージェント部31は、送信対象のトランザクションのIDを検索キーとしてトランザクション管理テーブル(表1)を検索することで、対応する配置IDを特定する。
(2段階目)エージェント部31は、前記の(1段階目)で特定した配置IDを検索キーとしてデータ配置テーブル(表3)を検索することで、対応するバイパスアドレスを特定する。
(3段階目)転送部32は、前記の(2段階目)で特定したバイパスアドレスを検索キーとしてバイパス用テーブル(表4)を検索することで、対応する処理サーバ5のサーバアドレスを特定する。
エージェント管理部21は、クライアント1に対して分散システム9にアクセスするためのエージェント部31の配信と制御を行う。クライアント1は、分散システム9にアクセスする際に、エージェント配信部21aにアクセスし、エージェント部31を取得する。
エージェント部31は、バイパス設定情報配信部21bからコンフィグデータを随時受け取り、受付可能な処理サーバ5へのバイパス装置11を経由するルート(以下、バイパスルートとする)を知ることができる。例えば、エージェント部31は、エージェント配信部21aからバイパスルートの停止通知を示すコンフィグデータを受け取ると、バイパス装置11への転送を中止し、ロードバランサ2経由のアクセスを行う。
これにより、バイパスルートの活性・非活性を制御することが可能となり、分散システム管理サーバ10やバイパス装置11の故障や交換、エージェント部31を実装するソフトウェアの更新などが発生した場合でも、分散システム9へのアクセスを停止させる必要がなくなる。
以下、図3〜図5を参照して、バイパスルート経由でのトランザクションの振り分け処理と、バイパスルートを使用しないときのトランザクションの振り分け処理とをそれぞれ説明する。
図3は、図1のトランザクション処理システムを、後記する図4,図5の説明用に構成した一例を示す構成図である。各装置のネットワークインタフェースには、それぞれIPv4のプライベートアドレスが割り当てられている。例えば、クライアント1の広域NW(Network)側のネットワークインタフェースには、「192.168.10.100」のIPアドレスが割り当てられている。
また、図3から図5の「サーバ装置8」に割り当てられている「プライベートアドレス:ポート番号」は、そのサーバ装置8内の処理サーバ5に割り当てられている「プライベートアドレス:ポート番号」を示す。
図4は、図3のトランザクション処理システムに対して、バイパスルートを使用しないときのトランザクションの振り分け処理を示す説明図である。クライアント1から送信されるトランザクション(トランザクションID=「T5」)は、以下の経路を辿って、割当先のサーバ装置8内の処理サーバ5(第4サーバ)へと到達する。
クライアント1のエージェント部31は、コンフィグデータを参照して、符号111のトランザクション「T5」がバイパスルートを使用しないことを確認した後、ロードバランサ2のアドレス「192.168.10.11:80」を宛先とするパケットを送信する(符号112)。
ロードバランサ2は、受信したパケットを負荷分散するため、トランザクション「T5」のトランザクションデータがどのデータ管理装置6に保存されているかなどは特に参照せず、任意のサーバ装置8(図4では、第1サーバを含むサーバ装置8)を宛先として決定し、その宛先「192.168.1.11:80」を指定したパケットを送信する(符号113)。
第1サーバを含むサーバ装置8内の振り分けサーバ4は、受信したパケットについて、ハッシュ値と配置IDを元に転送先を決定する(符号114)。その結果、自身が収容していない処理サーバ5(第4サーバ)を転送先として決定し、その宛先「192.168.1.20:80」を指定したパケットを送信する(符号115)。
第4サーバを含むサーバ装置8は、受信したパケットが自身の処理サーバ5(第4サーバ)が処理可能なトランザクション「T5」であることを確認する(符号116)。
以上のように、バイパスルートを使用しないときには、ロードバランサ2による無作為なサーバ装置8への割当に伴うボトルネック(ロードバランサ2の処理時間、第1サーバから第4サーバへ迂回する転送時間など)がかかってしまう。
図5は、図3のトランザクション処理システムに対して、バイパスルートを使用するときのトランザクションの振り分け処理を示す説明図である。クライアント1から送信されるトランザクション(トランザクションID=「T5」)は、以下の経路を辿って、割当先のサーバ装置8内の処理サーバ5(第4サーバ)へと到達する。
クライアント1のエージェント部31は、コンフィグデータを参照して、符号111のトランザクション「T5」がバイパスルートを使用することを確認した後、データ配置テーブル(表3)を検索して特定したバイパスアドレス「192.168.10.12:90」をポート番号付きで宛先として指定したパケット(符号122)を、バイパス装置11に転送する(符号121)。
バイパス装置11の転送部32は、符号122のポートに対応するサーバ装置8にパケットを転送する(符号123)。このとき、パケットの宛先をバイパス用テーブル(表4)から取得した処理サーバ5(第4サーバ)の宛先「192.168.1.20:80」へと置き換える(符号124)。
第4サーバを含むサーバ装置8は、受信したパケットが自身の処理サーバ5(第4サーバ)が処理可能なトランザクション「T5」であることを確認する。図5では、図4のようなサーバ装置間(第1サーバ→第4サーバ)の転送処理が不要である(符号125)。
以上説明した本実施形態では、トランザクション処理システムにおいて、ロードバランサ2と振り分けサーバ4をバイパス(迂回)するためのバイパス装置11を設けることで、バイパスルートを介した高速な通信処理を可能にする。
さらに、バイパス装置11の転送部32として、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)やSIP(Session Initiation Protocol)のような高レイヤのトランザクションを解釈し振り分ける処理の代わりに、NAPTによってUDP(User Datagram Protocol)やTCP(Transmission Control Protocol)のポート番号での転送処理を用いる。
これにより、バイパスアドレスが漏洩しただけでは、分散システム9の内部構成(とくに、処理サーバ5のアドレス)を把握することができないため、ロードバランサ2を用いたときと同様に分散システム9の内部構成を隠蔽することができ、システムのセキュリティを維持することができる上、軽量な転送処理を実現できる。
そして、死活監視部33によって取得した各処理サーバ5の死活状況をもとに、バイパスルートを使用するトランザクションを決定するコンフィグデータを作成することにより、障害でダウンした処理サーバ5に対してトランザクションを誤転送することを抑制でき、パケットロスを低減することができる。
1 クライアント
2 ロードバランサ
4 振り分けサーバ
5 処理サーバ
6 データ管理装置
8 サーバ装置
9 分散システム
10 分散システム管理サーバ
11 バイパス装置
21 エージェント管理部
21a エージェント配信部
21b バイパス設定情報配信部
22 バイパス装置制御部
23 処理サーバ監視部
31 エージェント部
32 転送部

Claims (7)

  1. クライアントからのトランザクションの要求信号を処理する処理サーバが複数台存在し、それらの処理サーバに対して前記要求信号を分散させるトランザクション処理システムであって、
    前記トランザクション処理システムは、
    トランザクションデータを格納するデータ管理装置がそれぞれ接続されている複数台の前記処理サーバと、
    前記処理サーバが管理する前記トランザクションデータの配置状況に応じて、前記要求信号の分配先である前記処理サーバを決定する振り分けサーバと、
    前記要求信号を受け付けると、複数台の前記振り分けサーバのうちのいずれか1台の前記振り分けサーバに対して前記要求信号を分配するロードバランサと、
    前記要求信号を受け付けると、その要求信号に含まれる前記処理サーバの特定情報と前記処理サーバのネットワークアドレスとを対応づけるバイパス用テーブルを参照して、前記ロードバランサおよび前記振り分けサーバを経由しない経路で各前記処理サーバに対して前記要求信号を転送するバイパス装置とを含めて構成され、
    前記クライアントは、
    自身の記憶手段に格納されているトランザクションごとのバイパスルートの使用可否を示すコンフィグデータを参照して、所定の要求信号を前記バイパスルートで転送するか否かを決定し、
    前記バイパスルートで転送するときには、前記処理サーバの特定情報を含ませた前記所定の要求信号を前記バイパス装置に送信し、
    前記バイパスルートで転送しないときには、前記所定の要求信号を前記ロードバランサに送信することを特徴とする
    トランザクション処理システム。
  2. 前記バイパス用テーブルは、前記処理サーバの特定情報として、前記バイパス装置のアドレスと前記処理サーバごとのポート番号との組み合わせを、前記処理サーバのネットワークアドレスに対応づけるレコードが格納されており、
    前記バイパス装置は、受信した前記要求信号の宛先ヘッダを、前記バイパス用テーブルで示される前記処理サーバのネットワークアドレスに書き換えるNAPT(Network Address Port Translation)処理により、受信した前記要求信号を前記処理サーバへと転送することを特徴とする
    請求項1に記載のトランザクション処理システム。
  3. 前記クライアントは、前記コンフィグデータとして、前記処理サーバごとに動作しているか否かを示す死活状況データを受信し、前記処理サーバのうちの動作している前記処理サーバに対して前記バイパスルートで転送することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のトランザクション処理システム。
  4. クライアントからのトランザクションの要求信号を処理する処理サーバが複数台存在し、それらの処理サーバに対して前記要求信号を分散させるトランザクション処理システムによるトランザクション処理方法であって、
    前記トランザクション処理システムは、
    トランザクションデータを格納するデータ管理装置がそれぞれ接続されている複数台の前記処理サーバと、
    前記処理サーバが管理する前記トランザクションデータの配置状況に応じて、前記要求信号の分配先である前記処理サーバを決定する振り分けサーバと、
    前記要求信号を受け付けると、複数台の前記振り分けサーバのうちのいずれか1台の前記振り分けサーバに対して前記要求信号を分配するロードバランサと、
    前記要求信号を受け付けると、その要求信号に含まれる前記処理サーバの特定情報と前記処理サーバのネットワークアドレスとを対応づけるバイパス用テーブルを参照して、前記ロードバランサおよび前記振り分けサーバを経由しない経路で各前記処理サーバに対して前記要求信号を転送するバイパス装置とを含めて構成され、
    前記クライアントは、
    自身の記憶手段に格納されているトランザクションごとのバイパスルートの使用可否を示すコンフィグデータを参照して、所定の要求信号を前記バイパスルートで転送するか否かを決定し、
    前記バイパスルートで転送するときには、前記処理サーバの特定情報を含ませた前記所定の要求信号を前記バイパス装置に送信し、
    前記バイパスルートで転送しないときには、前記所定の要求信号を前記ロードバランサに送信することを特徴とする
    トランザクション処理方法。
  5. 前記バイパス用テーブルは、前記処理サーバの特定情報として、前記バイパス装置のアドレスと前記処理サーバごとのポート番号との組み合わせを、前記処理サーバのネットワークアドレスに対応づけるレコードが格納されており、
    前記バイパス装置は、受信した前記要求信号の宛先ヘッダを、前記バイパス用テーブルで示される前記処理サーバのネットワークアドレスに書き換えるNAPT(Network Address Port Translation)処理により、受信した前記要求信号を前記処理サーバへと転送することを特徴とする
    請求項4に記載のトランザクション処理方法。
  6. 前記クライアントは、前記コンフィグデータとして、前記処理サーバごとに動作しているか否かを示す死活状況データを受信し、前記処理サーバのうちの動作している前記処理サーバに対して前記バイパスルートで転送することを特徴とする
    請求項4または請求項5に記載のトランザクション処理方法。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載のトランザクション処理方法を、コンピュータである前記トランザクション処理システムの各装置に実行させるためのトランザクション処理プログラム。
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