JP5587629B2 - インキュベーター - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、培養室への水の供給が、培養室の無菌状態の維持に悪影響を及ぼすことを防止したインキュベーターを提供することを目的とする。
また、上記発明のインキュベーターにおいて、前記給水経路において前記給水口へ向かって除染液を流入させることによって、前記給水経路を除染する経路除染手段を備えた構成としてもよい。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るインキュベーターシステム1を模式的に示す図である。
図1に示すように、インキュベーターシステム1は、インキュベーター10aと、アイソレーター11と、除染ユニット12と、を備えている。
本明細書においては、除染とは、微生物の混入(コンタミネーション)を防止したり、微生物を殺菌したり、除去することで、無菌状態にする(近づける)ための処理、手段、行為のことを示す。一般的に除菌、殺菌、滅菌とよばれるものを含んでいる。
図1及び図2に示すように、インキュベーター10aは、培養物を培養する培養室14を備え、この培養室14の無菌状態を維持した上で、培養室14内の温度、二酸化炭素等のガス濃度、及び、湿度を一定の範囲内に維持し、培養室14に収納された細胞や微生物等の培養物を培養する装置である。
培養室14は、金属製の外箱の中にステンレス製の内箱が設けられて構成された断熱箱本体15を備え、この断熱箱本体15の正面には開口が形成され、この開口には、ヒンジ等の連結部を介して断熱箱本体15に対して開閉自在にメイン扉(不図示)が設けられている。
このメイン扉には、施錠装置16(図6)が設けられている。施錠装置16は、後述する制御部17の制御の下、メイン扉の施錠が必要とされる場合に、自動でメイン扉を施錠する。
また、培養室14には、自動搬送機20が設けられている。この自動搬送機20は、ユーザーの指示に基づいて、容器棚18に載置された容器19をアイソレーター11へ、自動で、搬送する装置である。より詳細には、自動搬送機20は、容器19を把持可能な把持部22と、この把持部22を移動させる搬送機構23とを備えており、所定の容器棚18に載置された所定の容器19の搬送が指示された場合、自動搬送機20は、搬送機構23によって把持部22を当該容器19が配置された位置まで移動させ、把持部22によって当該容器19を把持し、把持部22により当該容器19を把持した状態を維持しつつ、当該容器19を移動台25に至るまで搬送し、この移動台25に当該容器19を載置する。
搬送用開口26には、開口を塞ぐドア機構(図示せず)が設けられており、インキュベーター10aとアイソレーター11とを容器19の移動が可能な状態で接続しない場合は、このドアによって搬送用開口26が塞がれ、一方、インキュベーター10aとアイソレーター11とを容器19の移動が可能な状態で接続する場合は、このドアを開くことにより、搬送用開口26が開口し、この搬送用開口26を介して、インキュベーター10aの培養室14とアイソレーター11の内部とが連通すると共に、上述したように、移動台25は、自動搬送機20によって培養室14からアイソレーター11へと搬送される容器19が載置されるスペースとなる。
インキュベーター10aとアイソレーター11との間で容器19を移動させる場合には、搬送機構23によって、容器19が搬送用開口26まで搬送され、ドア機構によって開口された開口部を通じて、インキュベーター10aの外部へ搬送される。同時に、移動台25が移動台機構(図示せず)によって、搬送用開口26付近に移動し、搬送機構23によって容器19が移動台25に載置され、移動台機構にて作業室内に搬送される。
より詳細には、観察装置30は、容器19における培養物の収納部全体の画像を撮像することにより、培養物全体の画像を撮像する撮像装置や、容器19に収納された培養物を顕微鏡観察した画像を撮像する撮像装置等を備え、これら撮像装置により培養物の画像を撮像することによって培養物を観察する。これら撮像装置によって撮像された画像を示す信号は、A/D変換された上で後述する制御部17に出力され、制御部17の制御の下、データとして、適宜、保存される。
観察装置30内の所定の位置に観察が必要な容器を搬送機構で搬送することで、インキュベーター10aに収容される全ての容器19の培養物の観察が、培養室内環境を損なうことなく実施できる。
また、加湿水貯留部32には、加湿水貯留部32に貯留された加湿水をインキュベーター10aの外部へ排出するための排水口41が形成され、この排水口41には排水配管42(排水経路)の一端が接続され、この排水配管42の他端には、排水配管42を介して排水される加湿水を外部へ排出するための自動排水器44(図1)が接続されている。
アイソレーター11は、無菌環境にある作業空間50をその内部に有し、無菌環境であることを要求される作業、たとえば細胞調整等の生体由来材料を扱う作業を行うためのものである。
従って、アイソレーター11では、インキュベーター10aの培養室14で培養された培養物に対して、培養物が無菌状態に置かれた状態を維持した上で、ユーザーが、直接、培養物にアクセスし、各種実験等を施すことができる。
アイソレーター11について簡単に説明すると、アイソレーター11の内部には、無菌状態を維持可能な空間であって、インキュベーター10aから容器19ごと培養物が搬送される作業空間50が形成されている。作業空間50の正面を形成する正面壁49には、透明な窓が設けられており、この窓を介して作業空間50の内部を視認できる。
また、正面壁49には、ユーザーの手を挿入可能な手挿入部52が横並びに3つ並んで形成されている。この手挿入部52には、作業空間50へ向かって突出した状態でグローブ(不図示)が連結されている。ユーザーは、任意の手挿入部52に自身の手を挿入し、自身の手にグローブを嵌めた上で、正面壁49の窓から作業空間50を参照しつつ、培養物に対して各種作業を施すことができる。
なお、インキュベーター10aの培養室14と、アイソレーター11の作業空間50とは、同じ無菌環境であるものの、温湿度環境が異なっている。作業空間50については、特別な温湿度管理はないが、培養室14は、無菌環境に加え、例えば、温度が37℃、湿度が90%RH以上の高湿度で管理されている。
また、培養中の培養物に対して、その温湿度変化が小さい方が望ましく、搬送用開口26を塞ぐドアの開閉動作は、必要最小限にとどめるのが望ましい。そのため、容器19を搬送する機構は搬送用開口26を挟んで2つの機構で構成され、それら2つの機構の間で容器19を受け渡す時のみ、当該ドアが開閉動作される。
除染ユニット12は、除染ガス発生・除去器54と、この除染ガス発生・除去器54の下方に設けられたパスボックス55と、を備えている。
除染ガス発生・除去器54は、インキュベーター10aの培養室14内を除染する除染剤溶液としての過酸化水素水を超音波により霧化して除染ガスを発生する除染ガス発生機能と、除染ガスを含む気体に対し所定の処理を施して除染ガスを除去する除染ガス除去機能と、の2つの機能を少なくとも備えている。
また、除染ガス発生・除去器54には、除染ガス排出配管60の一端が接続され、この除染ガス排出配管60の他端には、インキュベーター10aの培養室14に形成された除染ガス排出口61が接続されている。培養室14内を除染するために、培養室14内に供給された除染ガスは、除染ガス排出口61及び除染ガス排出配管60を介して除染ガス発生・除去器54へ戻され、除染ガス発生・除去器54において除染ガスの除去が行われる。
次いで、図示せぬ機構によって、パスボックス55内の部材収納部63に除染ガスを充満させることにより、内部の部材の除染が行われ、さらに図示せぬ機構によって、部材収納部63に充満した除染ガスが除去される。
次いで、ユーザーは、手挿入部52に手を挿入した上でグローブを嵌め、グローブを介して、アイソレーター11の作業空間50と、パスボックス55の部材収納部63との間に介在する専用の扉を開けて部材収納部63にアクセスし、部材収納部63から部材を取り出し、当該部材を作業空間50内に搬入する。これにより、アイソレーター11の作業空間50における無菌状態が維持されつつ、所望の道具を作業空間50に搬入することが可能となる。
図4に示すように、給水ユニット38は、板状の部材の左右の両端が折り曲げて形成され、各種機器が取り付けられるユニット基礎部64と、ユニット基礎部64を覆う箱状のユニット蓋部65とを備えている。給水ユニット38は、ユニット基礎部64を覆った状態で、ユニット基礎部64に対してユニット蓋部65が取り付けられることよってその外形が形成されている。
図4に示すように、給水タンク34に接続された給水配管35は、供給側ポンプP1に接続される。この供給側ポンプP1は、給水タンク34に貯留された加湿水を加湿水貯留部32に供給するためのポンプであり、当該供給側ポンプP1の駆動に応じて、給水タンク34から加湿水貯留部32への加湿水の供給が実行される。なお、この供給側ポンプP1は、給水配管35上に後述するフィルターF1を設けたため、加湿水がこのフィルターF1を所定の流量で確実に通過できるように、加湿水に必要な圧力を付加するために設けられたものである。
フィルターF1は、当該フィルターF1を通過する加湿水の滅菌を行うためのフィルターであり、気体や液体といった流体を、濾過によって、濾過前に存在する微粒子を排除し、流体を無塵無菌に限りなく近づけることのできるフィルター(例えば、ヘパフィルター、ミリポア社のミリパック等)が用いられる。すなわち、フィルターF1は、通過する加湿水を滅菌すると共に、通過する気体を滅菌する。
このように、本実施形態では、給水配管35上に、加湿水を滅菌するフィルターF1が設けられている。これにより、加湿水貯留部32に加湿水を供給する際に、菌を含む加湿水が加湿水貯留部32に供給されることが防止され、これにより、培養室14の無菌状態に悪影響が及ぶといった事態が発生することが確実に防止されている。さらに、給水配管35上に設けられたフィルターF1は、通過する気体を滅菌する機能を有している。このため、加湿水を供給していない間に、フィルターF1の上流から、給水配管35を介して培養室14内に菌を含む気体が流入することが確実に防止され、これにより、培養室14の無菌状態の維持に万全が期されている。
図5に示すように、給水タンク34には、給水配管35の一端が接続され、この給水配管35の他端は、インキュベーター10aの培養室14に形成された給水口36に接続されている。給水配管35には、上述したように、上流から下流に向けて、供給側ポンプP1、供給側電磁弁V1、及び、フィルターF1が順に設けられている。
また、加湿水貯留部32には、加湿水貯留部32に貯留された加湿水を排出するための排水口41が形成されており、この排水口41には、排水配管42の一端が接続されている。排水配管42には、排水配管42の加湿水の流れを許可し、また、停止するための排出側電磁弁V2が設けられている。排出側電磁弁V2が開状態の場合、排水配管42を介して加湿水貯留部32に貯留された加湿水が排出され、一方、排出側電磁弁V2が閉状態の場合、加湿水貯留部32に貯留された加湿水の排出が停止される。
制御部17は、インキュベーター10aの各部を中枢的に制御するものであり、演算実行手段としてのCPUや、記憶手段としてのROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM、その他周辺回路を備えている。
水位センサー40は、加湿水貯留部32に貯留された加湿水の水位について、予め定められた所定の水位よりも、実際の水位が高いか否かを検出するためのセンサーである。制御部17は、水位センサー40の検出値に基づいて、加湿水貯留部32に貯留された加湿水の水位が、所定の水位よりも高いか否かを判別する。
表示部53は、表示パネル46を備え、制御部17の制御の下、表示パネル46に各種情報を表示する。
入力部51は、操作スイッチ47に接続され、ユーザーの操作スイッチ47に対する操作を検出し、当該操作を示す操作信号を制御部17に出力する。
また、制御部17は、供給側電磁弁V1、及び、排出側電磁弁V2に接続され、これら電磁弁の開閉状態を制御する。
また、制御部17は、供給側ポンプP1に接続されており、この供給側ポンプP1の駆動を制御する。
また、制御部17は、施錠装置16を制御して、適宜、培養室14の正面開口を開閉するメイン扉を施錠する。
また、制御部17は、除染ガス発生・除去器54を制御して、除染ガス発生・除去器54にて過酸化水素水を超音波により霧化して除染ガスを発生する。
この除染モードでは、加湿水貯留部32に貯留された加湿水の排出、及び、新たな加湿水の供給が、培養室14の除染と併せて実行されるが、本実施形態では、以下の動作を実行することにより、培養室14における無菌状態の維持に悪影響が及ぶことを確実に防止した上で、加湿水の排出、及び、新たな加湿水の供給を行える構成となっている。
以下、除染モードにおけるインキュベーター10aの動作をフローチャートを用いて具体的に説明する。
なお、以下のフローチャートの前提として、自動給水機能が実行されているものとする。
この自動給水機能とは、加湿水貯留部32に貯留された加湿水の水位が予め定められた一定の範囲内となるようにする機能である。具体的には、自動給水機能の実行時、インキュベーター10aの制御部17は、水位センサー40の検出値に基づいて、加湿水貯留部32の水位が予め定められた所定の水位を上回るか否かを監視し、加湿水貯留部32の水位が所定の水位を上回っている間は、供給側電磁弁V1を閉状態とした上で供給側ポンプP1を駆動しないことにより、加湿水貯留部32への加湿水の供給を停止する。一方、加湿水貯留部32の水位が予め定められた所定の水位を下回った場合は、制御部17は、供給側電磁弁V1を開状態とした上で供給側ポンプP1を駆動して、給水タンク34から加湿水貯留部32へ加湿水を所定の量だけ供給し、加湿水貯留部32の水位が所定の水位を上回るようにする。このようにして、自動給水機能の実行時は、加湿水貯留部32に貯留された加湿水の水位が予め定められた一定の範囲内となる。
また、以下のフローチャートの前提として、培養室14からの培養物の取り出しや、給水タンク34における加湿水の補充、除染ガス発生・除去器54への過酸化水素水の補術等、除染モードを行うにあたって必要な処理・作業は事前に行われているものとする。
除染モードの開始が指示された場合(ステップSA1:YES)、制御部17は、自動給水機能を停止する(ステップSA2)。
次いで、制御部17は、排出側電磁弁V2を開状態として(ステップSA3)、加湿水貯留部32に貯留された全ての加湿水を排出し(ステップSA4)、再び、排出側電磁弁V2を閉状態とする(ステップSA5)。加湿水貯留部32に貯留された全ての加湿水の排出は、実験等により全ての加湿水を排出するために、排出側電磁弁V2を開状態とすべき時間が予め算出され、この算出した時間以上の間、排出側電磁弁V2を開状態とすることによって行ってもよく、また、全ての加湿水が排出されたことを検出する専用のセンサーを設け、このセンサーの出力値に基づいて排出側電磁弁V2を開状態とすることによって行ってもよい。
次いで、制御部17は、除染ガス発生・除去器54及びこれに付随する装置、機器等を制御して、除染ガス発生・除去器54において霧化した除染ガスを発生し、発生した除染ガスを培養室14に供給する(ステップSA7)。
次いで、制御部17は、除染ガス発生・除去器54及びこれに付随する装置、機器等を制御して、除染ガス発生・除去器54から除染ガス供給配管57及び除染ガス供給口58を介して培養室14へ除染ガスを供給すると共に、除染ガス排出口61及び除染ガス排出配管60を介して除染ガス発生・除去器54へ除染ガスを排出することによって、除染ガス発生・除去器54と培養室14との間で除染ガスを循環させながら、培養室14に設けられたファンを駆動して、霧化した除染ガスを培養室14の全域に行き渡らせ、培養室14を除染する(ステップSA8)。このステップSA8における培養室14の除染は、予め指定された時間だけ継続して行われる。
次いで、制御部17は、供給側電磁弁V1を開状態とし(ステップSA10)、供給側ポンプP1を駆動して(ステップSA11)、給水タンク34から加湿水貯留部32への加湿水の供給を開始し、自動給水機能を実行する(ステップSA12)。ここで、給水タンク34から流出した加湿水は、フィルターF1を通過した上で加湿水貯留部32に供給される。従って、新たに供給される加湿水に菌が含まれ、これにより培養室14における培養に悪影響が与えられる、といった事態が発生することが確実に防止される。
ここで、フィルターF1は、当該フィルターF1を通過する加湿水の滅菌を行うためのフィルターである。本実施形態では、フィルターF1として、加湿水のみならず、当該フィルターF1を通過する気体を滅菌可能なフィルターが用いられている。すなわち、フィルターF1は、通過する加湿水を滅菌すると共に、通過する気体を滅菌する。
このように、本実施形態では、給水配管35上に、加湿水を滅菌するフィルターF1が設けられている。これにより、加湿水貯留部32に加湿水を供給する際に、菌を含む加湿水が加湿水貯留部32に供給されることが防止され、これにより、培養室14の無菌状態に悪影響が及ぶといった事態が発生することが確実に防止されている。さらに、給水配管35上に設けられたフィルターF1は、通過する気体を滅菌する機能を有している。このため、加湿水を供給していない間に、フィルターF1の上流から、給水配管35を介して培養室14内に菌を含む気体が流入することが確実に防止され、これにより、培養室14の無菌状態の維持に万全が期されている。
次いで、第2実施形態について説明する。
図8は、第2実施形態に係るインキュベーター10bの構成を模式的に示す図である。
なお、図8において、図5に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8と図5との比較において明らかなように、本実施形態では、排水配管42において、排出側電磁弁V2の上流側には、排出側フィルターF2と、排出側ポンプP2とが設けられている。
排出側フィルターF2は、当該排出側フィルターF2を通過する液体、及び、気体を滅菌するフィルターである。このように、排水配管42上に排出側フィルターF2が設けられることにより、排出側フィルターF2より下流側から菌を含む気体が培養室14に流入することが確実に防止される。
排出側ポンプP2は、加湿水貯留部32に貯留された加湿水を排出する際に駆動されるポンプである。加湿水貯留部32に貯留された加湿水を排出する場合、排出側ポンプP2が駆動され、この排出側ポンプP2によって加湿水が吸入されることにより、排出側フィルターF2を所定の流量で通過できる程度の圧力が加湿水に付加される。
なお、図9において、図6に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9と図6との比較において明らかなように、本実施形態に係る制御部17には、排出側ポンプP2が接続されている。制御部17は、排出側ポンプP2の駆動を制御する。
なお、以下の動作において、制御部17は、培養室14に除染ガスを供給して培養室14内を除染する室内除染手段、及び、培養室14に供給された除染ガスを利用して給水経路である給水配管35と排水経路である排水配管42とを除染する経路除染手段として機能する。
ステップSB3の処理を実行後、制御部17は、排出側ポンプP2を駆動して(ステップSB4)、加湿水貯留部32に貯留された加湿水を排出する(ステップSB5)。上述したように、本実施形態では、排水配管42上に排出側フィルターF2が設けられているため、排出側ポンプP2を駆動することによって加湿水貯留部32に貯留された加湿水の排出が実現できる。
次いで、制御部17は、施錠装置16を制御して、メイン扉を施錠する(ステップSB7)。
次いで、制御部17は、除染ガス発生・除去器54及びこれに付随する装置、機器等を制御して、除染ガス発生・除去器54において霧化した除染ガスを発生し、発生した除染ガスを培養室14に供給する(ステップSB8)。
次いで、制御部17は、排出側ポンプP2の駆動を停止し、除染ガスが、排水配管42、第1気体配管70、及び、給水配管35内に流入することを停止する(ステップSB11)。
続く、ステップSB12〜ステップSB15では、図7のステップSA9〜ステップSA12と同様の処理が実行される。
これによれば、給水配管35内の除染を実現でき、培養室14の無菌状態の維持に万全を期すことができる。特に、本実施形態では、培養室14に供給された除染ガスを利用して給水配管35内の除染が実行されるため、給水配管35を除染するための特別な設備や、特別の工程を設ける必要が無い。
これによれば、排水配管42内の除染を実現でき、培養室14の無菌状態の維持に万全を期すことができる。特に、本実施形態では、培養室14に供給された除染ガスを利用して排水配管42内の除染が実行されるため、排水配管42を除染するための特別な設備や、特別の工程を設ける必要が無い。
これによれば、培養室14に供給された除染ガスを利用してこれら配管内の除染を確実に実行でき、培養室14の無菌状態の維持に万全が期される。特に、本実施形態では、これら配管を除染ガスが流れることにより、フィルターF1と給水口36との間、及び、排出側フィルターF2と排水口41との間にも除染ガスが行き渡り、これら部分の除染が確実に実行され、培養室14の無菌状態の維持にさらに万全が期される。
次いで、第3実施形態について説明する。
図11は、第3実施形態に係るインキュベーター10cの構成を模式的に示す図である。
なお、図11において、図5に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11と図5との比較において明らかなように、本実施形態では、給水配管35において、フィルターF1の上流側、かつ、供給側電磁弁V1の下流側に、第2気体配管80(気体経路)の一端が接続されている。この第2気体配管80の他端は、気体排出部81に接続されている。気体排出部81は、白金触媒や、紫外線照射等を利用して、除染ガスを無害化し外部へ排出する機能を有している。第2気体配管80上には、第3電磁弁V3、及び、第3ポンプP3が上流側から順に設けられている。
また、排水配管42上には、上述した第2実施形態と同様、排出側フィルターF2、及び、排出側ポンプP2が設けられると共に、この排出側ポンプP2の下流側には、第2気体排出部82が設けられている。この第2気体排出部82は、上述した気体排出部81と同様、白金触媒や、紫外線照射等を利用して、除染ガスを無害化し外部へ排出する機能を有している。
なお、図12において、図6に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12と図6との比較において明らかなように、本実施形態に係る制御部17には、排出側ポンプP2、及び、第3ポンプP3が接続されている。制御部17は、これらポンプの駆動を制御する。また、制御部17には、第3電磁弁V3が接続されており、制御部17は、この第3電磁弁V3の開閉を制御する。
なお、以下の動作において、制御部17は、培養室14に除染ガスを供給して培養室14内を除染する室内除染手段、及び、培養室14に供給された除染ガスを利用して給水経路である給水配管35と排水経路である排水配管42とを除染する経路除染手段として機能する。
ステップSC9において、制御部17は、排出側ポンプP2を駆動する。これにより、培養室14に供給された除染ガスが排水配管42に流入し、第2気体排出部82において無害化された上で外部へ排出される。このため、排水配管42に流入した除染ガスにより排水配管42の除染が行われ、培養室14の無菌状態の維持に万全が期される。特に、本実施形態では、ステップSC9の処理により、排水配管42の排水口41と排出側フィルターF2との間の除染が確実に実行され、培養室14の無菌状態の維持にさらに万全が期される。
次いで、制御部17は、排出側ポンプP2の駆動を停止し、除染ガスが、排水配管42内に流入することを停止する(ステップSC12)。
次いで、制御部17は、第3電磁弁V3を閉状態とした上で、第3ポンプP3の駆動を停止し、除染ガスが、給水配管35内に流入することを停止する(ステップSC13)。
続く、ステップSC14〜ステップSC17では、図10のステップSB12〜ステップSB15と同様の処理が実行される。
これによれば、培養室14に供給された除染ガスを利用して、給水配管35の除染を確実に行うことができ、培養室14の無菌状態の維持に万全を期すことができる。特に、本実施形態によれば、給水配管35の給水口36とフィルターF1との間の除染が確実に実行され、培養室14の無菌状態の維持にさらに万全が期される。
次いで、第4実施形態について説明する。
図14は、第4実施形態に係るインキュベーター10dの構成を模式的に示す図である。
なお、図14において、図5に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14と図5との比較において明らかなように、本実施形態では、給水配管35において、供給側ポンプP1の上流側に、供給側電磁弁V4が設けられている。そしてこの供給側電磁弁V4に、除染液供給配管90(除染液供給経路)の一端が接続されている。この除染液供給配管90の他端は、除染液タンク91に接続されている。
除染液タンク91は、除染液としての過酸化水素水を貯留するタンクである。
ここで、本実施形態の供給側電磁弁V4は三方弁とされ、給水タンク34側の弁を開状態とすることにより、給水タンク34から給水配管35を介して給水口36へ加湿水を流入させ、また、除染液タンク91側の弁を開状態とすることにより、除染液タンク91から給水配管35を介して給水口36へ除染液を流入させ、また、上記の2つの弁を閉状態とすることにより、加湿水及び除染液が給水口36へ向かって流れることを停止する。
なお、図15において、図6に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15と図6との比較において明らかなように、本実施形態に係る制御部17には、供給側電磁弁V4が接続されている。制御部17は、供給側電磁弁V4の開閉を制御する。
なお、以下の動作において、制御部17は、培養室14に除染ガスを供給して培養室14内を除染する室内除染手段、及び、培養室14に供給された除染ガスを利用して給水経路である給水配管35と排水経路である排水配管42とを除染する経路除染手段として機能する。
ステップSD7の処理を実行後、制御部17は、供給側電磁弁V4の除染液タンク除染液タンク91側を開状態とする(ステップSD8)。これにより、除染液タンク91に貯留された除染液が給水配管35を介して給水口36に流入することが可能となる。
次いで、制御部17は、供給側ポンプP1を駆動する(ステップSD9)。このステップSD9における供給側ポンプP1の駆動により、除染液タンク91に貯留された除染液が除染液供給配管90及び給水配管35を経由して、給水口36を介して培養室14内へ流入する。このように除染液が除染液供給配管90及び給水配管35を流れることにより、これら配管が除染され、培養室14の無菌状態の維持に万全が期される。特に、本実施形態では、これら配管を除染液が流れることにより、給水配管35のフィルターF1と給水口36との間にも除染液が行き渡り、これら部分の除染が確実に実行され、培養室14の無菌状態の維持にさらに万全が期される。
次いで、制御部17は、供給側ポンプP1の駆動を停止すると共に(ステップSD11)、供給側電磁弁V4を閉状態とすることにより(ステップSD12)、除染液タンク91に貯留された除染液が除染液供給配管90に流入することを停止する。
次いで、制御部17は、供給側ポンプP1を駆動する(ステップSD14)。このステップSD14における供給側ポンプP1の駆動により、給水タンク34に貯留された加湿水が給水配管35を経由し、給水口36を介して培養室14内へ流入する。これにより、給水配管35が洗浄され、給水配管35に残留する除染液が給水配管35から取り除かれる(ステップSD15)。この給水配管35に残留する除染液の除去は予め定められた時間行われる。
次いで、制御部17は、供給側ポンプP1の駆動を停止すると共に(ステップSD16)、供給側電磁弁V4を閉状態とすることにより(ステップSD17)、給水配管35に貯留された加湿水の流入を停止する。
次いで、制御部17は、除染ガスの無害化の他、排出側電磁弁V2を開状態とすることによる加湿水貯留部32に貯留した液体(ステップSD15において給水配管35の洗浄に供した加湿水)の排出を伴う除染後処理を実行する(ステップSD18)。
続く、ステップSD19〜ステップSD21では、図7のステップSA10〜ステップSA12と同様の処理が実行される。
そして、経路除染手段として機能する制御部17は、第4ポンプP4を駆動して、除染液タンク91から、除染液供給配管90、及び、給水配管35を介して、給水配管35の培養室14側の端部に形成された給水口36へ向かって除染液を流通させることによって、給水配管35を除染する。
これによれば、除染液タンク91に貯留された除染液を利用して、給水配管35の除染を確実に行うことができ、培養室14の無菌状態の維持に万全を期すことができる。特に、本実施形態によれば、給水配管35の給水口36とフィルターF1との間の除染が確実に実行され、培養室14の無菌状態の維持にさらに万全が期される。
例えば、上述した実施形態では、インキュベーター10a、10b、10c、10dは、自動搬送機20を備えていたが、この自動搬送機20を備えないインキュベーター10aにも本発明を適用可能である。すなわち、培養室14を有し、培養室14に加湿水を供給し、この加湿水によって培養室14内の湿度を調整するあらゆるインキュベーターに本発明を適用可能である。また、上述した実施形態では、自動搬送機20として把持部22を有するタイプの自動搬送機20を示したが、自動搬送機20のタイプはこれに限らず、容器19を台に載せて前後左右上下方向に移動するタイプの自動搬送機であってもよい。
また、上述した実施形態では、インキュベーター10a、10b、10c、10dをアイソレーター11に連結して使用する例を示したが、インキュベーター10aの使用態様はこれに限らない。例えば、インキュベーター10a、10b、10c、10d内を除染できるインキュベーター10a、10b、10c、10dとの連結部27を介して連結可能なバイオハザード対応キャビネットなどに連結して使用してもよく、さらに、インキュベーター10a、10b、10c、10dを単独で使用してもよい。これらの場合、それぞれに適した除染ユニットを併用することで、除染機能を持たせることができ、本発明を適用可能である。
また、図5、8、11では、給水配管35において、供給側ポンプP1の下流に、供給側電磁弁V1が設けられているが、これとは逆に、供給側電磁弁V1の下流に供給側ポンプP1を設けるようにしてもよい。また、図11では、第2気体配管80において、第3電磁弁V3の下流に、第3ポンプP3が設けられているが、これとは逆に、第3ポンプP3の下流に第3電磁弁V3を設けるようにしてもよい。
14 培養室
17 制御部(室内除染手段、経路除染手段)
35 給水配管(給水経路)
36 給水口
41 排水口
42 排水配管(排水経路)
70 第1気体配管(気体経路)
80 第2気体配管(気体経路)
81 気体排出部
82 第2気体排出部(気体排出部)
90 除染液供給配管(除染液供給経路)
91 除染液タンク
F1 フィルター
F2 排出側フィルター(フィルター)
P2 排出側ポンプ(ポンプ)
P3 第3ポンプ(ポンプ)
P4 第4ポンプ(ポンプ)
Claims (7)
- 培養物を培養する培養室を備え、給水経路を介して前記培養室内に水を供給して前記培養室の湿度を調整するインキュベーターにおいて、
前記培養室に水を供給するための前記給水経路上に設けられたフィルターと、
前記培養室の湿度を所定の値以上に維持するために利用される水が貯留される加湿水貯留部と、
前記加湿水貯留部に供給される水が貯留される給水タンクと、
前記加湿水貯留部に貯留された水の水位を検出する水位センサと、
一端が前記加湿水貯留部に形成された排水口に接続され、他端から前記加湿水貯留部内の水を外部へ排出する排水配管と、を備え、前記給水経路の一端が前記給水タンクに接続され、他端が給水口を介して前記加湿水貯留部に接続されたことを特徴とするインキュベーター。 - 前記培養室に除染ガスを供給して前記培養室内を除染する室内除染手段と、
この室内除染手段により前記培養室に供給された除染ガスを用いて、前記給水経路内を除染する経路除染手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のインキュベーター。 - 前記経路除染手段は、前記室内除染手段により前記培養室に供給された除染ガスを用いて、前記培養室に貯留された水を排出するための排水経路内をさらに除染することを特徴とする請求項2に記載のインキュベーター。
- 前記給水経路の前記フィルターの配設位置よりも上流に一端が接続され、かつ、前記排水経路に他端が接続された気体経路を設けると共に、
前記排水経路の前記培養室側の端部に形成された排水口から、前記排水経路、前記気体経路、及び、前記給水経路を介して、前記給水経路の前記培養室側の端部に形成された給水口へ至る第1経路上に、前記排水口から除染ガスを吸入し前記第1経路を介して前記給水口から前記培養室へ排出するためのポンプを設け、
前記経路除染手段は、前記ポンプを駆動して、前記室内除染手段により前記培養室に供給された除染ガスを、前記排水口から吸入し、前記第1経路を介して前記給水口から前記培養室へ排出することによって、前記第1経路内を除染することを特徴とする請求項3に記載のインキュベーター。 - 前記給水経路の前記フィルターの配設位置よりも上流に一端が接続され、かつ、気体を外部へ排出可能な気体排出部に他端が接続された気体経路を設けると共に、
この気体経路上に、前記給水経路の前記培養室側の端部に形成された給水口から除染ガスを吸入し、前記給水経路、及び、前記気体経路を介して前記気体排出部へ排出するためのポンプを設け、
前記経路除染手段は、前記ポンプを駆動して、前記室内除染手段により前記培養室に供給された除染ガスを、前記給水口から吸入し、前記給水経路、及び、前記気体経路を介して前記気体排出部へ排出することによって、前記給水経路内を除染することを特徴とする請求項2に記載のインキュベーター。 - 前記給水経路において前記給水口へ向かって除染液を流入させることによって、前記給水経路を除染する経路除染手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のインキュベーター。
- 前記給水経路の前記フィルターの配設位置よりも上流に一端が接続され、かつ、除染液を貯留する除染液タンクに他端が接続された除染液供給経路と、
この除染液供給経路上に、前記除染液タンクから、前記除染液供給経路、及び、前記給水経路を介して、前記給水経路の前記培養室側の端部に形成された給水口へ向かって除染液を流通させるためのポンプと、
このポンプを駆動して、前記除染液タンクから、前記除染液供給経路、及び、前記給水経路を介して、前記給水経路の前記培養室側の端部に形成された給水口へ向かって除染液を流通させることによって、前記給水経路を除染する経路除染手段と、を備えることを特徴とする請求項6に記載のインキュベーター。
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