JP5587130B2 - Rotation operation unit and electronic equipment - Google Patents
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Description
本発明は回転操作ユニットに関し、特に回転操作時にクリック感が発生する回転操作ユニットに関する。 The present invention relates to a rotary operation unit, and more particularly to a rotary operation unit that generates a click feeling during a rotary operation.
デジタルカメラなどでは、ダイアルなどの回転操作部材を回転操作することで、撮影条件の設定や機能の選択を行うことが知られている。 In a digital camera or the like, it is known to set shooting conditions and select functions by rotating a rotary operation member such as a dial.
特許文献1には、回転操作部材の下面に、円周方向に異なる磁極を交互に着磁したリング状マグネットを配置し、ホール素子でリング状マグネットの回転を検出することが開示されている。
しかしながら、円周方向に異なる磁極を交互に着磁したリング状マグネットは、それぞれの磁極を同じ強度で、かつ等間隔に着磁する必要がある。デジタルカメラなどの電子機器は小型化が進み、このような電子機器に備えられる回転操作ユニットのサイズも極めて小さいものとなっている。したがって、極めて小さなリング状マグネットの円周方向に同じ強度で、かつ等間隔に着磁することが難しい。 However, a ring magnet in which different magnetic poles are alternately magnetized in the circumferential direction needs to be magnetized with equal strength and at equal intervals. Electronic devices such as digital cameras have been miniaturized, and the size of the rotary operation unit provided in such electronic devices has become extremely small. Therefore, it is difficult to magnetize at an equal interval with the same strength in the circumferential direction of an extremely small ring-shaped magnet.
本発明の目的は、円周方向に異なる磁極を交互に着磁したリング状マグネットを用いることなく、磁力によってクリック感を発生させるとともに、回転操作部材の操作を検出することのできる回転操作ユニットを提供することにある。 An object of the present invention, without using a ring-shaped magnet magnetized different poles circumferentially alternate, with generating a click feeling by the magnetic force, the rotating operation unit capable of detecting an operation of the rotation operating member Is to provide.
本発明の回転操作ユニットは、回転操作部材と、軟磁性材料で形成されており、周方向に複数の第1の歯部が形成されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記回転操作部材と一体となって回転する第1のヨークと、軟磁性材料で形成されており、周方向に複数の第2の歯部が形成されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記第1の歯部と前記第2の歯部とが向かい合う状態になるように配置されている第2のヨークと、前記第1のヨークを回転可能に保持しており、前記第2のヨークを固定保持しているホルダー部材と、前記第1のヨークに向かい合う面と、前記第2のヨークに向かい合う面とが互いに異なる磁極に着磁されるマグネットと、前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を検出する第1の磁気センサと、前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を検出する第2の磁気センサとを有し、前記第1の磁気センサおよび前記第2の磁気センサは、それぞれ前記第2のヨークの隣り合う2つの前記第2の歯部の間に配置されており、前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を互いに異なる位相で検出することを特徴とする。 Rotating operation unit of the present invention, the rotation operating member is formed of a soft magnetic material, the circumferential direction and the first tooth portion of the plurality is formed, the when the rotation operating member is rotated a first yoke which rotates the rotation operating member integrally are formed of a soft magnetic material, circumferentially and a second tooth portion of the plurality is formed, the rotation operating member is rotated said second yoke first tooth portion and the second tooth portion that is arranged such that in a state facing the case, and rotatably holds the first yoke, the second A holder member that holds the yoke fixedly, a magnet that is magnetized with different magnetic poles on the surface facing the first yoke and the surface facing the second yoke, and the rotation operation member rotating wherein said first tooth portion that occurs upon the Of the first magnetic sensor for detecting a change in the magnetic flux flowing between the teeth, between the rotation operating member is generated when the rotational operation of the first tooth portion and the second tooth portion second and a magnetic sensor, the first magnetic sensor and the second magnetic sensor, the two said second teeth respectively adjacent said second yoke detect the change of the magnetic flux flowing And detecting a change in magnetic flux flowing between the first tooth portion and the second tooth portion, which is generated when the rotation operation member is rotated, at different phases. Features.
本発明によれば、円周方向に異なる磁極を交互に着磁したリング状マグネットを用いることなく、磁力によってクリック感を発生させるとともに、回転操作部材の操作を検出することのできる回転操作ユニットを提供することができる。 According to the present invention, without using a ring-shaped magnet magnetized different poles circumferentially alternate, with generating a click feeling by the magnetic force, the rotating operation unit capable of detecting an operation of the rotation operating member Can be provided.
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例について、図1〜6を参照しながら詳細に説明する。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
図1は本発明を電子機器の一例としてのデジタルカメラ10の外観図である。図1において、デジタルカメラ10の前面には沈動式のレンズ鏡筒20が配置されている。電源ボタン24をオンすることで、デジタルカメラ10は電源オン状態となる。モードダイアル21を回転させることでマニュアルモード、シャッタースピード優先モード、絞り優先モード、動画撮影モード、ナイトモード等、各種モードを切り替えることができる。レリーズボタン22を半押しすると、撮影準備動作(焦点検出動作及び測光動作)が開始され、全押しすると撮影することができる。ズームレバー23を左右に回転させることにより撮影画角の調整を行うことができ、望遠側に回転させると被写体を大きくすることができ、広角側に回転させると被写体を小さくすることができる。ジョグダダイアル25を回転、押下することで液晶パネル26に表示された各種項目の選択、確定の操作を行う。液晶パネル26は、撮影した画像を再生表示するとともに、ライブビュー画像を表示する。撮影者は液晶パネル26にライブビュー画像を表示させて、被写体像を確認するか、ファインダー27に接眼して、被写体像を確認する。
FIG. 1 is an external view of a
図2(a)は本発明の回転操作ユニットの一例であるジョグダイアル25の外観斜視図、図2(b)はジョグダイアル25の上面図、図2(c)はジョグダイアル25の図2(b)に示すA−A断面図である。図3は、ジョグダイアル25の分解斜視図である。
2A is an external perspective view of a
ジョグダイアル25は、回転操作することのできる回転操作部材35と、押圧操作することのできる操作ボタン37とを備えるとともに、回転操作部材35またはカバー部材38を上下左右の4方向に押圧操作することができる。
The
以下、図2および図3を参照して、ジョグダイアル25の構成を説明する。
Hereinafter, the configuration of the
ベース部材31には突起31aが形成されている。フレキシブル配線板40に形成される穴40aにベース部材31の突起31aが挿通されることで、フレキシブル配線板40はベース部材31に位置決めされる。フレキシブル配線板40には、第1の磁気センサとしてのホール素子39aおよび第2の磁気センサとしてのホール素子39bが実装される。ホール素子39aおよび39bは設置面に対して垂直方向の磁束を検出し、検出した磁束が設定される閾値を超えるときに信号を出力するデジタルタイプのホール素子である。また、フレキシブル配線板40には、上下左右に配置される4つのメタルドームスイッチ41aおよび中央に配置される1つのメタルドームスイッチ41bが実装されている。
A
第2のヨークである固定ヨーク33は軟磁性材料で形成され、固定ヨーク33の周方向に第2の歯部33aが複数形成されている。また、固定ヨーク33には係合穴が形成される係合部33bが形成されている。
The
マグネット34は図3に示されるようにリング形状を有し、図中で上面側となる表面側がN極、図中で下面側となる裏面側がS極となるように着磁されている。すなわち、マグネット34の表裏が互いに異なる磁極に着磁される。マグネット34は、S極に着磁される裏面側を固定ヨーク33の上面側に接触させる。固定ヨーク33は軟磁性材料で形成されているので、マグネット34は固定ヨーク33を吸着し、固定ヨーク33はS極に磁化される。
The
ホルダー部材32はマグネット34が吸着された固定ヨーク33の上に重ねて配置される。したがって、マグネット34は固定ヨーク33とホルダー部材32との間に挟まれて配置されている。ホルダー部材32には、円筒形状部32cが形成され、円筒形状部32cには嵌合溝32fが形成される。固定ヨーク33の係合部33bをこの嵌合溝32fに嵌合することで、固定ヨーク33はホルダー部材32に対して固定保持される。
The
ホルダー部材32には、位置決め部32aが形成され、位置決め部32aがベース部材31の突起31aと係合する。これによって、ホルダー部材32はベース部材31に対して位置決めされ、ホルダー部材32はベース部材31に対して回転しない。ホルダー部材32の裏面、すなわちフレキシブル配線板40と対向する面には、4つのメタルドームスイッチ41aをそれぞれ押す4つの突起32bが形成されている。ベース部材31はホルダー部材32を搖動可能に支持している。したがって、ホルダー部材32がベース部材31に向けて押し込まれることで、4つの突起32bのいずれかが4つのメタルドームスイッチ41aのいずれかを押す。これによって、押されたメタルドームスイッチ41aがオンして信号を出力する。
A
図2に示すように、ホルダー部材32の円筒形状部32cから鍔部32dが延出される。さらに、鍔部32dの先端に、第1のヨークである回転ヨーク36を回転可能に支持する支持部32eが形成されている。図2に示すように、支持部32eは接触抵抗を低減させるために、その断面を半円形状としている。
As shown in FIG. 2, the
回転ヨーク36は軟磁性材料で形成され、回転ヨーク36の周方向に第1の歯部36aが複数形成されている。また、回転ヨーク36には係合穴が形成される係合部36bが形成されている。回転操作部材35は図2に示すように、リング形状を有し、内周部分35aがホルダー部材32の円筒形状部32cに回転可能に係合する。回転操作部材35には、係合フックが形成される被係合部35bが形成される。回転ヨーク36の係合部36bが被係合部35bと係合することで、回転操作部材35と回転ヨーク36は一体化される。一体となった回転操作部材35と回転ヨーク36は、回転操作部材35の内周部分35aがホルダー部材32の円筒形状部32cに回転可能に係合し、回転ヨーク36はホルダー部材32の支持部32eに回転可能に支持される。
The
一体となった回転操作部材35と回転ヨーク36をホルダー部材32に保持すると、回転ヨーク36はホルダー部材32を介して、マグネット34のN極に隣接して、配置される。回転ヨーク36は軟磁性材料で形成されているので、マグネット34によって、回転ヨーク36はN極に磁化される。一体となった回転操作部材35と回転ヨーク36をホルダー部材32に対して、回転すると、回転ヨーク36の第1の歯部36aの先端が固定ヨーク33の第2の歯部33aの先端に接近する状態と、離間する状態とを繰り返す。マグネット34によって、回転ヨーク36はN極に磁化され、固定ヨーク33はS極に磁化される。したがって、回転ヨーク36の第1の歯部36aの先端と固定ヨーク33の第2の歯部33aの先端との間に磁気的吸引力が発生する。また、一体となった回転操作部材35と回転ヨーク36をホルダー部材32に対して、回転すると、回転ヨーク36の第1の歯部36aの先端がホール素子39aおよび39bの上を通過する。ホール素子39aおよび39bは、それぞれ回転ヨーク36の第1の歯部36aが通過したことを検出して、信号を出力する。デジタルカメラ10はホール素子39aおよび39bから出力される信号によって、回転操作部材35の回転方向と回転量を求めることができる。
When the integrated
操作ボタン37は、ホルダー部材32の円筒形状部32cの内側に配置される。操作ボタン37には、メタルドームスイッチ41bを押す突起37aが形成され、操作ボタン37が押されることで、メタルドームスイッチ41bがオンして信号を出力する。なお、図1では、操作ボタン37の表面に、メタルドームスイッチ41bがオンすることで機能する動作を表す文字を印刷しているが、図2および図3では、この印刷を省略している。
The
ホルダー部材32の円筒形状部32cの内側に、操作ボタン37を配置した後、カバー部材38をホルダー部材32の円筒形状部32cの内側に挿入する。カバー部材38にはフック部38aが形成され、ホルダー部材32の嵌合溝33fに嵌合している固定ヨーク33の係合部33bの係合穴と係合する。したがって、カバー部材38はホルダー部材32に対しても回転することなく固定される。すなわち、マグネット34、ホルダー部材32、回転ヨーク36、回転操作部材35は固定ヨーク33とカバー部材38との間に挟まれることになる。したがって、カバー部材38と固定ヨーク33とを係合させることで、回転ヨーク36と一体となる回転操作部材35はホルダー部材32から外れることがない。
After the
また、カバー部材38をホルダー部材32の円筒形状部32cの内側に挿入することで、操作ボタン37がホルダー部材32の円筒形状部32cの内側から外れることもない。
Further, by inserting the
なお、図1では、カバー部材38の表面の上下左右の4箇所に、4つのメタルドームスイッチ41aのそれぞれがオンすることで機能する動作を表す文字や絵文字を印刷しているが、図2および図3では、この印刷を省略している。
In FIG. 1, characters and pictograms representing operations that function when each of the four metal dome switches 41 a is turned on are printed at four positions on the surface of the
図4は、回転操作部材35を回転させたときに、固定ヨーク33と回転ヨーク36との相対的な位置関係がどのように変化するのかを説明する斜視図である。図5は図4に示すそれぞれの状態を上面から見た図である。
FIG. 4 is a perspective view for explaining how the relative positional relationship between the fixed
図4および5では、説明を容易にするために、ホルダー部材32、回転操作部材35、操作ボタン37およびカバー部材38を省略している。
4 and 5, the
図4(a)および図5(a)に示す状態は、固定ヨーク33と回転ヨーク36との間に作用する磁気的吸引力によって、第1の歯部36aの先端と第2の歯部33aの先端とが引き寄せあう磁気的安定状態である。回転操作部材35が操作されていないときに、固定ヨーク33および回転ヨーク36はこの状態となる。図5(a)に示すように、この状態では、ホール素子39aの上に、回転ヨーク36の第1の歯部36a1が位置しない状態となる。また、ホール素子39bの上に、回転ヨーク36の第1の歯部36a2が位置しない状態となる。したがって、ホール素子39aは回転ヨーク36の第1の歯部36a1から固定ヨーク33の第2の歯部33a1に向かう磁束をほとんど検出できず、信号を出力しない。同様に、ホール素子39bは回転ヨーク36の第1の歯部36a2から固定ヨーク33の第2の歯部33a3に向かう磁束をほとんど検出できず、信号を出力しない。
4 (a) and 5 (a), the tip of the
図4(b)および図5(b)に示す状態は、図4(a)および図5(a)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。ここで、1周期とは、図4(a)および図5(a)に示す磁気的安定状態から図4(e)および図5(e)に示す次の磁気的安定状態までをいう。
The states shown in FIGS. 4B and 5B show a state in which the
図5(b)に示すように、この状態で回転ヨーク36の第1の歯部36a1がホール素子39aの上を通過する。したがって、ホール素子39aは回転ヨーク36の第1の歯部36a1から固定ヨーク33の第2の歯部33a1および第2の歯部33a2に向かう磁束を検出して、信号を出力する。このとき、ホール素子39bは、回転ヨーク36の第1の歯部36a2から固定ヨーク33の第2の歯部33a3および第2の歯部33a4に向かう磁束をほとんど検出できず、信号を出力しない。
As shown in FIG. 5B, in this state, the first tooth portion 36a1 of the
この状態で、回転操作部材35の回転操作を中止すると、固定ヨーク33と回転ヨーク36との間に作用する磁気的吸引力によって、図4(a)および図5(a)に示す状態に戻る。
When the rotation operation of the
図4(c)および図5(c)に示す状態は、図4(b)および図5(b)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。図5(c)に示すように、この状態で回転ヨーク36の第1の歯部36aの1つがホール素子39bの上を通過する。したがって、ホール素子39bは回転ヨーク36の第1の歯部36a2から固定ヨーク33の第2の歯部33a3および第2の歯部33a4に向かう磁束を検出して、信号を出力する。このとき、ホール素子39aの上には、まだ回転ヨーク36の第1の歯部36aの1つが位置している。したがって、ホール素子39aも回転ヨーク36の第1の歯部36a1から固定ヨーク33の第2の歯部33a1および第2の歯部33a2に向かう磁束を検出して、信号を出力する。
The states shown in FIGS. 4C and 5C show a state in which the
この状態で、回転操作部材35の回転操作を中止すると、固定ヨーク33と回転ヨーク36との間に作用する磁気的吸引力によって、図4(a)および図5(a)に示す状態に戻るか、あるいは図4(e)および図5(e)に示す状態となる。
When the rotation operation of the
図4(d)および図5(d)に示す状態は、図4(c)および図5(c)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。図5(d)に示すように、このとき、ホール素子39bの上には、まだ回転ヨーク36の第1の歯部36a2が位置している。したがって、ホール素子39bは回転ヨーク36の第1の歯部36a2から固定ヨーク33の第2の歯部33a3および第2の歯部33a4に向かう磁束を検出して、信号を出力する。一方、ホール素子39aの上には、回転ヨーク36の第1の歯部36a1が位置しない状態となる。したがって、ホール素子39aは回転ヨーク36の第1の歯部36a1から固定ヨーク33の第2の歯部33a1および第2の歯部33a2に向かう磁束をほとんど検出できず、信号を出力しない。
The state shown in FIGS. 4D and 5D shows a state in which the
この状態で、回転操作部材35の回転操作を中止すると、固定ヨーク33と回転ヨーク36との間に作用する磁気的吸引力によって、図4(e)および図5(e)に示す状態となる。
When the rotation operation of the
図4(e)および図5(e)に示す状態は、図4(d)および図5(d)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。この状態は、図4(a)および図5(a)に示す状態と同じように、固定ヨーク33と回転ヨーク36との間に作用する磁気的吸引力によって第1の歯部36aの先端と第2の歯部33aの先端とが引き寄せあう磁気的安定状態である。
The state shown in FIGS. 4 (e) and 5 (e) shows a state in which the
図5(e)に示すように、この状態では、ホール素子39aの上に回転ヨーク36の第1の歯部36a1が位置しない状態となり、ホール素子39bの上に回転ヨーク36の第1の歯部36a2が位置しない状態となる。したがって、ホール素子39aは回転ヨーク36の第1の歯部36a1から固定ヨーク33の第2の歯部33a1に向かう磁束をほとんど検出できず、信号を出力しない。同様に、ホール素子39bは回転ヨーク36の第1の歯部36a2から固定ヨーク33の第2の歯部33a3に向かう磁束をほとんど検出できず、信号を出力しない。
As shown in FIG. 5E, in this state, the first tooth portion 36a1 of the
すなわち、デジタルカメラ10は、ホール素子39aが磁束を検出した後、ホール素子39bが磁束を検出したときに、回転操作部材35が時計回りに1周期回転したと判断する。
That is, after the
回転操作部材35を反時計回りに回転させる際には、図4(e)および図5(e)に示す状態から図4(d)および図5(d)に示す状態となる。そして、図4(c)および図5(c)に示す状態、図4(b)および図5(b)に示す状態を経て、図4(a)および図5(a)に示す状態となる。このときには、ホール素子39bが先に回転ヨーク36の第1の歯部36a2から固定ヨーク33の第2の歯部33a3および第2の歯部33a4に向かう磁束を検出する。そして、その後に、ホール素子39aが回転ヨーク36の第1の歯部36a1から固定ヨーク33の第2の歯部33a1および第2の歯部33a2に向かう磁束を検出する。
When the
すなわち、デジタルカメラ10は、ホール素子39bが信号を出力した後、ホール素子39aが信号を出力したときに、回転操作部材35が反時計回りに1周期回転したと判断する。
That is, after the
このように、回転ヨーク36の第1の歯部36aの1つがホール素子39aの上を通過するタイミングと、ホール素子39bの上を通過するタイミングとが互いに異なるように、ホール素子39aおよび39bを配置している。すなわち、ホール素子39aが検出する回転ヨーク36の位相と、ホール素子39bが検出する回転ヨーク36の位相とは互いに異なる。
In this way, the
図6は、2つのホール素子39aおよび39bが配置される位置を説明する図である。ホール素子39aとホール素子39bとのなす角は、172.5°となっている。ホール素子39aとホール素子39bとの間に位相差がなければ、ホール素子39aとホール素子39bとのなす角は、180°となる。したがって、ホール素子39aとホール素子39bと間には7.5°の位相差がある。
FIG. 6 is a diagram illustrating positions where the two
回転ヨーク36には、第1の歯部36aが12箇所形成されているので、図4(a)および図5(a)に示す磁気的安定状態から図4(e)および図5(e)に示す次の磁気的安定状態までの1周期は30°となる。したがって、7.5°の位相差は、1/4周期の位相差となる。
Since the
2つのホール素子39aおよび39bは、固定ヨーク33の隣り合う2つの第2の歯部33aの中間位置に、それぞれ配置される。隣り合う2つの第2の歯部33aの間に、ホール素子を配置する際には、ホール素子から第2の歯部33aまでの距離が均等になるような位置に配置する必要がある。
The two
上述したように、図4(a)および図5(a)に示す状態や、図4(e)および図5(e)に示す状態では、2つのホール素子39aおよび39bが磁束を検出したとしても、信号を出力しないように、ホール素子の閾値を設定しなければならない。したがって、ホール素子が検出する磁束が両側で等しくなるように、ホール素子を配置した上で、この状態で検出される磁束より大きな値を閾値として設定しなければならない。ホール素子から両側の第2の歯部33aまでの距離が均等でない位置にホール素子を配置すると、ホール素子が検出する磁束が両側で等しくならず、閾値の設定が難しくなってしまう。
As described above, in the state shown in FIGS. 4A and 5A and the state shown in FIGS. 4E and 5E, it is assumed that the two
図4(a)および図5(a)に示す状態または図4(e)および図5(e)に示す状態となったときには、ホール素子の両側を通過する磁束を等しくすることで、ホール素子からの出力がゼロになるようにしている。 When the state shown in FIG. 4 (a) and FIG. 5 (a) or the state shown in FIG. 4 (e) and FIG. 5 (e) is obtained, the magnetic flux passing through both sides of the Hall element is made equal, so that the Hall element The output from is set to zero.
したがって、図6に示すように、2つのホール素子39aおよび39bにそれぞれ隣接する第2の歯部33aは、ホール素子に隣接しない第2の歯部33aとは異なる位相で形成されている。これによって、隣り合う2つの第2の歯部33aの中間位置にホール素子を配置することができ、2つのホール素子39aおよび39bは互いに位相をずらして配置することができる。
Therefore, as shown in FIG. 6, the
一方、ホール素子に隣接しない第2の歯部33aは、回転ヨーク36の第1の歯部36aと同じ位相で形成される。また、第1の歯部36aの幅と第2の歯部33aの幅とが等しくなるように形成されている。
On the other hand, the
さらに、固定ヨーク33の第2の歯部33aは、4つのメタルドームスイッチ41aを避けて形成されているので、回転操作部材35またはカバー部材38の押圧操作を妨げない。
Furthermore, since the
以上説明したように、第1の実施例によれば、表裏が互いに異なる磁極に着磁されるマグネットを使用してクリック感を発生させる回転操作ユニットを提供することができる。 As described above, according to the first embodiment, it is possible to provide a rotary operation unit that generates a click feeling using magnets magnetized with magnetic poles that are different from each other.
(第2の実施例)
以下、本発明の第2の実施例について、図7〜10を参照しながら詳細に説明する。
(Second embodiment)
Hereinafter, the second embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
第1の実施例では、位相差を持つように配置した2つのホール素子によって、回転ヨーク36の回転方向と回転量を検出した。これに対して、第2の実施例では、設置面に対して水平方向に通過する通過する磁束の向きを検出できる磁気センサであるGMRセンサを使用している。
In the first embodiment, the rotation direction and the rotation amount of the
GMRセンサは磁束が右から左に通過したのか、左から右に通過したのかを検出することができる。すなわち、右から左に通過する閾値以上の磁束を検出したときには、第1の信号を出力し、左から右に通過する閾値以上の磁束を検出したときには、第2の信号を出力する。そして、いずれの磁束も検出しないとき、あるいは磁束を検出するが閾値以下であるときには、いずれの信号も出力しない。したがって、第2の実施例では、固定ヨーク133の隣り合う2つの第2の歯部133aの間に、GMRセンサを1つ配置するだけで、回転ヨーク136の回転方向と回転量を検出することができる。
The GMR sensor can detect whether the magnetic flux has passed from right to left or from left to right. That is, the first signal is output when a magnetic flux exceeding a threshold value passing from right to left is detected, and the second signal is output when a magnetic flux equal to or higher than the threshold value passing from left to right is detected. When no magnetic flux is detected, or when the magnetic flux is detected but below the threshold value, no signal is output. Therefore, in the second embodiment, the rotational direction and amount of rotation of the
図7(a)は本発明の回転操作ユニットの一例であるジョグダイアル125の外観斜視図、図7(b)はジョグダイアル125の上面図、図7(c)はジョグダイアル125の図7(b)に示すA−A断面図である。図8は、ジョグダイアル125の分解斜視図である。
7A is an external perspective view of a
上述した第1の実施例と同様である部分は、第1の実施例と同一の符号を付与して、その説明を省略する。 Portions that are the same as in the first embodiment described above are given the same reference numerals as in the first embodiment, and description thereof is omitted.
図8に示すように、固定ヨーク133および回転ヨーク136は第1の実施例の固定ヨーク33および回転ヨーク36と同様の位置に、同様の方法で配置される。すなわち、固定ヨーク133の係合部133bは、ホルダー部材32の嵌合溝32fに嵌合し、カバー部材38にはフック部38aと係合する。回転ヨーク136の係合部136bは回転操作部材35の被係合部35bと係合する。しかしながら、固定ヨーク133および回転ヨーク136は第1の実施例の固定ヨーク33および回転ヨーク36とは、第1の歯部136aおよび第2の歯部133aが形成される位相が異なる。
As shown in FIG. 8, the fixed
また、フレキシブル配線板40には、磁気センサとしてのGMRセンサ139が1つ配置されている。
The
GMRセンサ139は、固定ヨーク33の隣り合う2つの第2の歯部33aの間に、GMRセンサ139を1つ配置するだけでよいので、回転ヨーク136の第1の歯部136aと固定ヨーク133の第2の歯部133aとを同じ位相で形成している。また、第1の歯部136aの幅と第2の歯部133aの幅とが等しくなるように形成されている。
In the
第2の実施例では、回転ヨーク136の第1の歯部136aと固定ヨーク133の第2の歯部133aとが同位相であるので、際1の実施例よりも磁気的安定状態での磁気吸引力を大きくすることができる。
In the second embodiment, since the
図9は、回転操作部材35を回転させたときに、固定ヨーク133と回転ヨーク136との相対的な位置関係がどのように変化するのかを説明する斜視図である。図10は図9に示すそれぞれの状態を上面から見た図である。
FIG. 9 is a perspective view for explaining how the relative positional relationship between the
図9および10では、説明を容易にするために、ホルダー部材32、回転操作部材35、操作ボタン37およびカバー部材38を省略している。
9 and 10, the
図9(a)および図10(a)に示す状態は、固定ヨーク133と回転ヨーク136との間に作用する磁気的吸引力によって、第1の歯部136aの先端と第2の歯部133aの先端とが引き寄せあう磁気的安定状態である。回転操作部材35が操作されていないときに、固定ヨーク133および回転ヨーク136はこの状態となる。図10(a)に示すように、この状態では、GMRセンサ139を横切る磁束はほとんど検出されず、いずれの信号も出力されない。
The state shown in FIGS. 9A and 10A is that the leading end of the
図9(b)および図10(b)に示す状態は、図9(a)および図10(a)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。第1の実施例と同様に、1周期とは、図9(a)および図10(a)に示す磁気的安定状態から図9(e)および図10(e)に示す次の磁気的安定状態までをいう。
The state shown in FIG. 9B and FIG. 10B shows a state in which the
図10(b)に示すように、この状態で回転ヨーク136の第1の歯部136a1が固定ヨーク133の第2の歯部133a2に接近する。これによって、回転ヨーク136の第1の歯部136a1から固定ヨーク133の第2の歯部133a2に流れる磁束はGMRセンサ139を横切る。一方、第1の歯部136a1から第2の歯部133a1に流れる磁束はGMRセンサ139を横切らない。したがって、GMRセンサ139は閾値以上の時計回りの磁束を検出して、第1の信号を出力する。
As shown in FIG. 10B, in this state, the
この状態で、回転操作部材35の回転操作を中止すると、固定ヨーク133と回転ヨーク136との間に作用する磁気的吸引力によって、図9(a)および図10(a)に示す状態に戻る。
When the rotation operation of the
図9(c)および図10(c)に示す状態は、図9(b)および図10(b)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。図10(c)に示すように、この状態では、回転ヨーク136の第1の歯部136a1の位置とGMRセンサ139の位置がほぼ同じ位置となる。このとき、第1の歯部136a1から第2の歯部133a2に流れる磁束と、第1の歯部136a1から第2の歯部133a1に流れる磁束とが互いに打ち消しあう。したがって、GMRセンサ139を横切る磁束はほとんど検出されず、いずれの信号も出力されない。
The state shown in FIG. 9C and FIG. 10C shows a state in which the
この状態で、回転操作部材35の回転操作を中止すると、固定ヨーク133と回転ヨーク136との間に作用する磁気的吸引力によって、図9(a)および図10(a)に示す状態に戻るか、あるいは図9(e)および図10(e)に示す状態となる。
When the rotation operation of the
図9(d)および図10(d)に示す状態は、図9(c)および図10(c)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。図10(d)に示すように、この状態では、第1の歯部136a1から第2の歯部133a2に流れる磁束はGMRセンサ139を横切らない。一方、第1の歯部136a1から第2の歯部133a1に流れる磁束はGMRセンサ139を横切る。したがって、GMRセンサ139は閾値以上の反時計回りの磁束を検出して、第2の信号を出力する。
The state shown in FIG. 9D and FIG. 10D shows a state in which the
この状態で、回転操作部材35の回転操作を中止すると、固定ヨーク133と回転ヨーク136との間に作用する磁気的吸引力によって、図9(e)および図10(e)に示す状態となる。
When the rotation operation of the
図9(e)および図10(e)に示す状態は、図9(d)および図10(d)に示す状態から回転操作部材35を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。この状態は、図9(a)および図10(a)に示す状態と同じように、固定ヨーク133と回転ヨーク136との間に作用する磁気的吸引力によって第1の歯部36aの先端と第2の歯部33aの先端とが引き寄せあう磁気的安定状態である。この状態では、GMRセンサ139を横切る磁束はほとんど検出されず、いずれの信号も出力されない。
The state shown in FIGS. 9 (e) and 10 (e) shows a state in which the
デジタルカメラは、GMRセンサ139が第1の信号を出力した後、いずれの信号も出力せず、さらに第2の信号を出力したときに、回転操作部材35が時計回りに1周期回転したと判断する。
After the
回転操作部材35を反時計回りに回転させる際には、図9(e)および図10(e)に示す状態から図9(d)および図10(d)に示す状態となる。そして、図9(c)および図10(c)に示す状態、図9(b)および図10(b)に示す状態を経て、図9(a)および図10(a)に示す状態となる。
When the
このときには、GMRセンサ139は第1の歯部136a1から第2の歯部133a1に流れる閾値以上の反時計回りの磁束を検出する。その後、第1の歯部136a1から第2の歯部133a2に流れる磁束と、第1の歯部136a1から第2の歯部133a1に流れる磁束とが互いに打ち消しあうので、GMRセンサ139を横切る磁束はほとんど検出されない。さらにその後、GMRセンサ139は第1の歯部136a1から第2の歯部133a1に流れる閾値以上の時計回りの磁束を検出する。
At this time, the
デジタルカメラは、GMRセンサ139が第2の信号を出力した後、いずれの信号も出力しなくなり、さらに第1の信号を出力したときに、回転操作部材35が反時計回りに1周期回転したと判断する。
After the
以上説明したように、第2の実施例によれば、表裏が互いに異なる磁極に着磁されるマグネットを使用してクリック感を発生させる回転操作ユニットを提供することができる。 As described above, according to the second embodiment, it is possible to provide a rotary operation unit that generates a click feeling using magnets magnetized with magnetic poles that are different from each other.
(第3の実施例)
以下、本発明の第3の実施例について、図11〜15を参照しながら詳細に説明する。
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
図11(a)は本発明の回転操作ユニットの一例であるジョグダイアル225の外観斜視図、図11(b)はジョグダイアル225の上面図、図11(c)はジョグダイアル225の図11(b)に示すA−A断面図である。図12はジョグダイアル225の分解斜視図である。
11A is an external perspective view of a
図12に示すように、ベース部材31には突起31aが形成されている。フレキシブル配線板40に形成される穴40aにベース部材31の突起31aが係合することで、フレキシブル配線板40はベース部材31に位置決めされる。フレキシブル配線板40には第1の磁気センサとしてのGMRセンサ239aと第2の磁気センサとしてのGMRセンサ239bが実装されている。GMRセンサ239aおよび239bは、それぞれ、磁束が右から左に通過したのか、左から右に通過したのかを検出することができる。すなわち、右から左に通過する閾値以上の磁束を検出したときには、第1の信号を出力し、左から右に通過する閾値以上の磁束を検出したときには、第2の信号を出力する。そして、いずれの磁束も検出しないとき、あるいは磁束を検出するが閾値以下であるときには、いずれの信号も出力しない。フレキシブル配線板40には、上下左右に配置される4つのメタルドームスイッチ41aおよび41bが実装されている。
As shown in FIG. 12, the
第2のヨークである固定ヨーク233は軟磁性材料で形成され、固定ヨーク233の周方向に第2の歯部233aが複数形成されている。また、固定ヨーク233には係合穴が形成される係合部233bが形成されている。さらに、固定ヨーク233にはホルダー部材232に向かって突出形成される突部233cが4箇所形成されている。
The fixed
ホルダー部材232には穴部232gが4箇所形成されており、固定ヨーク233の突部233cが穴部232gに挿入するように、ホルダー部材232は固定ヨーク233の上に重ねて配置される。ホルダー部材232には円筒形状部232cが形成され、円筒形状部232cの内周面には嵌合溝232fが形成される。固定ヨーク233の係合部233bをこの嵌合溝32fに嵌合することで、固定ヨーク233はホルダー部材232に対して固定保持される。
The
ホルダー部材232には、位置決め部232aが形成され、位置決め部232aがベース部材31の突起31aと係合する。これによって、ホルダー部材232はベース部材31に対して位置決めされ、ホルダー部材232はベース部材31に対して回転しない。ホルダー部材232の裏面、すなわちフレキシブル配線板40と対向する面には、4つのメタルドームスイッチ41aをそれぞれ押す4つの突起232bが形成されている。ベース部材31はホルダー部材32を搖動可能に支持している。したがって、ホルダー部材32がベース部材31に向けて押し込まれることで、4つの突起32bのいずれかが4つのメタルドームスイッチ41aのいずれかを押す。これによって、押されたメタルドームスイッチ41aがオンして信号を出力する。
The
マグネット34は図12に示されるようにリング形状を有し、図中で上面側となる表面側がN極、図中で下面側となる裏面側がS極となるように着磁されている。すなわち、マグネット34の表裏が互いに異なる磁極に着磁される。ホルダー部材232の円筒形状部232cをリング形状のマグネット34に挿通させて、マグネット34はホルダー部材232に保持される。ホルダー部材232がマグネット34を保持するとき、マグネット34のS極に着磁される裏面側が穴部232gに挿入された突部233cと接触する。マグネット34は穴部232gを介して固定ヨーク233を吸着し、この吸着力によってマグネット34はホルダー部材232に固定されている。固定ヨーク233は軟磁性材料で形成されているので、マグネット34は固定ヨーク233を吸着し、固定ヨーク233はS極に磁化される。
The
ホルダー部材232のマグネット34を保持する部分よりも外側には、外周部232dが形成される。外周部232dには、第1のヨークである回転ヨーク236を回転可能に支持する支持部232eが形成されている。図11に示すように、支持部232eは接触抵抗を低減させるために、その断面を半円形状としている。
An outer peripheral portion 232 d is formed outside the portion of the
回転ヨーク236は軟磁性材料で形成され、回転方向に第1の歯部236aが複数形成されている。また、回転ヨーク236の複数の第1の歯部236aの付け根が被係合部236bとなっている。そして、マグネット34の外周よりわずかに大きい穴が内周部236cとして設けられている。
The
回転操作部材235は図11に示すように、リング形状を有し、内周部分235aがホルダー部材232の円筒形状部232cに回転可能に係合する。回転操作部材235には係合フック部235bが形成される。回転操作部材235の係合フック部235bが回転ヨークの被係合部236bと係合することで、回転操作部材235と回転ヨーク236は一体化される。一体となった回転操作部材235と回転ヨーク236は、回転操作部材235の内周部分235aがホルダー部材232の円筒形状部232cに回転可能に係合し、回転ヨーク236はホルダー部材232の支持部232eに回転可能に支持される。
As shown in FIG. 11, the
一体となった回転操作部材235と回転ヨーク236をホルダー部材232に保持すると、回転ヨーク236の内周部236cがマグネット34のN極に着磁される表側部分の外周面とわずかな隙間を隔てて向かい合う。したがって、マグネット34が隙間を介して回転ヨーク236を吸着する方向は、回転ヨーク236が支持部232eに接触する方向と異なり、両者は互いに直交する方向となっている。
When the integrated
回転ヨーク236は軟磁性材料で形成されているので、マグネット34によってN極に磁化される。一体となった回転操作部材235と回転ヨーク236をホルダー部材232に対して回転させると、回転ヨーク236の複数の第1の歯部236aの先端が固定ヨーク233の第2の歯部233aの先端に接近する状態と、離間する状態とを繰り返す。マグネット34によって回転ヨーク236はN極に磁化され、固定ヨーク233はS極に磁化される。したがって、回転ヨーク236の第1の歯部236aの先端と固定ヨーク233の第2の歯部233aの先端との間に磁気的吸引力が発生する。
Since the
また、一体となった回転操作部材235と回転ヨーク236をホルダー部材232に対して回転させると回転ヨーク236の第1の歯部236aの先端がGMRセンサ239aおよび239bの上を通過する。GMRセンサ239aおよび239bは、それぞれ回転ヨーク236の第1の歯部236aが回転することにより発生した磁束の変化を検出して信号を出力する。デジタルカメラ10はGMRセンサ239aおよび239bから出力される信号によって回転操作部材235の回転方向と回転量を求めることができる。
Further, when the
操作ボタン37は、ホルダー部材232の円筒形状部232cの内側に配置される。操作ボタン37には、メタルドームスイッチ41bを押す突起37aが形成され、操作ボタン37が押されることで、メタルドームスイッチ41bがオンして信号を出力する。
The
ホルダー部材232の円筒形状232cの内側に操作ボタン37を配置した後、カバー部材38をホルダー部材232の円筒形状部232cの内側に挿入する。カバー部材38にはフック部38aが形成され、ホルダー部材232の嵌合溝232fに嵌合している固定ヨーク233の係合部233bの係合穴と係合する。したがって、カバー部材38はホルダー部材232に対しても回転することなく固定される。つまり、マグネット34、ホルダー部材232、回転ヨーク236、回転操作部材235は固定ヨーク233とカバー部材38との間に挟まれることになる。よって、カバー部材38と固定ヨーク233を係合させることで、回転ヨーク236と一体となる回転操作部材235はホルダー部材232から外れることがない。また、カバー部材38をホルダー部材232の円筒形状部232cの内側に挿入することで、操作ボタン37がホルダー部材232の円筒形状部232cの内側から外れることもない。
After the
図13は、回転操作部材235を回転させたときに、固定ヨーク233と回転ヨーク236との相対的な位置関係がどのように変化するのかを説明する斜視図である。図14は図13に示すそれぞれの状態を上面から見た図である。図15は回転ヨーク236の第1の歯部236aおよび固定ヨーク233の第2の歯部233aを展開した図である。図14は、第1の歯部236a、第2の歯部233aおよびGMRセンサ239a、239bの相対位置関係を表しており、それぞれの状態でのGMRセンサ239aおよび239bを通過する磁束の方向を示している。図13および14では説明を容易にするために、ホルダー部材232、回転操作部材235、操作ボタン237およびカバー部材38を省略している。なお、GMRセンサは図14で時計回り方向の磁束のみを検出できるものとする。
FIG. 13 is a perspective view for explaining how the relative positional relationship between the
図13(a)および図14(a)に示す状態は、固定ヨーク233と回転ヨーク236との間に作用する磁気的吸引力によって、第1の歯部236aの先端と第2の歯部233aの先端とが引き寄せあう磁気的安定状態である。回転操作部材235が操作されていないときに、固定ヨーク233および回転ヨーク236はこの状態となる。図14(a)に示すように、この状態ではGMRセンサ239aと、回転ヨーク236の第1の歯部236a1は対向していない。また、GMRセンサ239bと、回転ヨーク236の第1の歯部236a2も対向していない。
The state shown in FIGS. 13 (a) and 14 (a) is such that the tip of the
したがって、図15(a)に示すように、回転ヨーク236の第1の歯部236a1からの磁束はほとんどが固定ヨーク233の第2の歯部233a1に向かう。そのためGMRセンサ239aを通過する磁束は、主に回転ヨーク236の第1の歯部236a1から固定ヨーク233の第2の歯部233a2に向かう磁束となるが、弱いため検出できず、信号を出力しない。同様に、回転ヨーク236の第1の歯部236a2からの磁束はほとんどが固定ヨーク233の第2の歯部233a3に向かう。回転ヨーク236の第1の歯部236a6からの磁束が一部、固定ヨーク233の第2の歯部233a3に向かうが、この磁束は反時計回りの磁束のためGMRセンサ239bは磁束を検知できす、信号を出力しない。
Therefore, as shown in FIG. 15A, most of the magnetic flux from the first tooth portion 236a1 of the
図13(b)および図14(b)に示す状態は、図13(a)および図14(a)に示す状態から回転操作部材235を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。ここで、1周期とは、図13(a)および図14(a)に示す磁気的安定状態から図13(e)および図14(e)に示す次の磁気的安定状態までをいう。図14(b)に示すように、この状態で回転ヨーク236の第1の歯部236a1とGMRセンサは対向している。
The state shown in FIGS. 13B and 14B shows a state in which the
したがって、図15(b)に示すように、GMRセンサ239aは回転ヨーク236の第1の歯部236a1から固定ヨーク233の第2の歯部233a2に向かう磁束を検出し、信号を出力する。一方、GMRセンサ239bは、回転ヨーク236の第1の歯部236a2と対向していない。このとき回転ヨーク236の第1の歯部236a2からの磁束はほとんどが固定ヨーク233の第2の歯部233a3に向かう。そのためGMRセンサ239bを通過する磁束は、主に回転ヨーク236の第1の歯部236a2から固定ヨーク233の第2の歯部233a4に向かう磁束となるが、弱いため検出できず、信号を出力しない。
Therefore, as shown in FIG. 15B, the
この状態で、回転操作部材235の回転操作を中止すると、固定ヨーク233と回転ヨーク236との間に作用する磁気的吸引力によって図13(a)および図14(a)に示す状態に戻る。
In this state, when the rotation operation of the
図13(c)および図14(c)に示す状態は、図13(b)および図14(b)に示す状態から回転操作部材235を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。図14(c)に示すように、この状態で回転ヨーク236の第1の歯部236a1とGMRセンサ239aはまだ対向している。
The state shown in FIG. 13C and FIG. 14C shows a state in which the
したがって、図15(c)に示すように、回転ヨーク236の第1の歯部236a1からの磁束が固定ヨーク233の第2の歯部233a1に向かうが、この磁束は反時計回りの磁束のためGMRセンサ239aは磁束を検知できす、信号を出力しない。一方、GMRセンサ239bは、回転ヨーク236の第1の歯部236a2と対向している。このとき、GMRセンサ239bは回転ヨーク236の第1の歯部236a2から固定ヨーク233の第2の歯部233a4に向かう磁束を検出し、信号を出力する。
Therefore, as shown in FIG. 15C, the magnetic flux from the first tooth portion 236a1 of the
この状態で、回転操作部材235の回転操作を中止すると、固定ヨーク233と回転ヨーク236との間に作用する磁気的吸引力によって、図13(a)および図14(a)に示す状態に戻るか、あるいは図13(e)および図14(e)に示す状態となる。
In this state, when the rotation operation of the
図13(d)および図14(d)に示す状態は、図13(c)および図14(c)に示す状態から回転操作部材235を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。図14(d)に示すように、この状態ではGMRセンサ239aと、回転ヨーク236の第1の歯部236a1の隣の歯部236a3はまだ対向していない。
The state shown in FIGS. 13 (d) and 14 (d) shows a state in which the
したがって、図15(d)に示すように、回転ヨーク236の第1の歯部236a3からの磁束はほとんどが固定ヨーク233の第2の歯部233a1に向かう。回転ヨーク236の第1の歯部236a1からの磁束が一部、固定ヨーク233の第2の歯部233a1に向かうが、この磁束は反時計回りの磁束のためGMRセンサ239bは磁束を検知できす、信号を出力しない。一方、GMRセンサ239bは、回転ヨーク236の第1の歯部236a2とまだ対向している。このとき、回転ヨーク236の第1の歯部236a2からの磁束が固定ヨーク233の第2の歯部233a3に向かうが、この磁束は反時計回りの磁束のためGMRセンサ239bは磁束を検知できす、信号を出力しない。
Therefore, as shown in FIG. 15D, most of the magnetic flux from the first tooth portion 236a3 of the
この状態で、回転操作部材235の回転操作を中止すると、固定ヨーク233と回転ヨーク236との間に作用する磁気的吸引力によって、図13(e)および図14(e)に示す状態となる。
If the rotation operation of the
図13(e)および図14(e)に示す状態は、図13(d)および図14(d)に示す状態から回転操作部材235を時計回りに1/4周期回転させた状態を示している。この状態は、図13(a)および図14(a)に示す状態と同じように、固定ヨーク233と回転ヨーク236との間に作用する磁気的吸引力によって第1の歯部236aの先端と第2の歯部233aの先端とが引き合う磁気的安定状態である。
The state shown in FIG. 13 (e) and FIG. 14 (e) shows a state in which the
図14(e)に示すように、この状態ではGMRセンサ239aと、回転ヨーク236の第1の歯部236a3は対向していない。またGMRセンサ239bと、回転ヨーク236の第1の歯部236a4も対向していない。
As shown in FIG. 14E, in this state, the
したがって図15(e)に示すように、回転ヨーク236の第1の歯部236a3からの磁束はほとんどが固定ヨーク233の第2の歯部233a1に向かう。そのためGMRセンサ239aを通過する磁束は、主に回転ヨーク236の第1の歯部236a1から固定ヨーク233の第2の歯部233a2に向かう磁束となるが、弱いため検出できず、信号を出力しない。同様に、回転ヨーク236の第1の歯部236a2からの磁束はほとんどが固定ヨーク233の第2の歯部233a4に向かう。回転ヨーク236の第1の歯部236a2からの磁束が一部、固定ヨーク233の第2の歯部233a3に向かうが、この磁束は反時計回りの磁束のためGMRセンサ239bは磁束を検知できす、信号を出力しない。
Therefore, as shown in FIG. 15E, most of the magnetic flux from the first tooth portion 236a3 of the
すなわち、デジタルカメラ10は、GMRセンサ239aが磁束を検出した後、GMRセンサ239bが磁束を検出したとき、回転操作部材235が時計回りに1周期したと判断する。
That is, after the
回転操作部材235を半時計回りに回転させる際には、図13(e)および図14(e)に示す状態から図13(d)および図14(d)に示す状態となる。そして図13(c)および図14(c)に示す状態、図13(b)および図14(b)に示す状態を経て、図13(a)および図14(a)に示す状態となる。このときには、GMRセンサ239bが先に回転ヨーク236の第1の歯部236a2から固定ヨーク233の第2の歯部233a3に向かう磁束を検出する。そして、その後に、GMRセンサ239aが回転ヨーク236の第1の歯部236a1から固定ヨーク233の第2の歯部233a2に向かう磁束を検出する。
When the
すなわち、デジタルカメラ10は、GMRセンサ239bが信号を出力した後、GMRセンサ239aが信号を出力したときに、回転操作部材235が反時計回りに1周期回転したと判断する。
That is, when the
このように、回転ヨーク236の第1の歯部236aの1つがGMRセンサ239aの上を通過するタイミングと、GMRセンサ239bの上を通過するタイミングとが互いに異なるように、GMRセンサ239aとGMRセンサ239bを配置している。すなわち、GMRセンサ239aが検出する回転ヨーク236の位相と、GMRセンサ239bが検出する回転ヨーク236の位相とは互いに異なる。
As described above, the timing at which one of the
2つのGMRセンサ239aおよび239bは、固定ヨーク233の隣り合う2つの第2の歯部233aの中間位置に、それぞれ配置される。隣り合う2つの第2の歯部233aの間に、GMRセンサを配置する際には、GMRセンサから第2の歯部233aまでの距離が均等になるような位置に配置することが望ましい。これは、回転操作部材235を時計回りに回転させた場合と、反時計回りに回転させた場合とで、GMRセンサが検出する磁束が閾値を超えるタイミングが異なってしまうためである。一般にデジタルカメラ10は一定の周期でGMRセンサの出力を取得する。GMRセンサの出力はGMRセンサ239a、239bともに出力がない場合、GMRセンサ239aのみ出力がある場合、GMRセンサ239bのみ出力がある場合、GMRセンサ239a、239bともに出力がある場合の4通りある。このうち1つを取得し損ねてしまうと回転方向が分からなくなってしまう。
The two
したがって、2つのGMRセンサ239aおよび239bにそれぞれ隣接する第2の歯部233aは、GMRセンサに隣接しない第2の歯部233aとは異なる位相で形成されている。これによって、隣り合う2つの第2の歯部233aの中間位置にGMRセンサを配置することができ、2つのGMRセンサ239aおよび239bは互いに位相をずらして配置することができる。
Accordingly, the
一方、GMRセンサに隣接しない第2の歯部233aは、回転ヨーク236の第1の歯部236aと同じ位相で形成される。また、第1の歯部236aの幅と第2の歯部233aとが等しくなるように形成されている。
On the other hand, the
さらに、固定ヨーク233の第2の歯部233aは、4つのメタルドームスイッチ41aを避けて形成されているので、回転操作部材235またはカバー部材38の押圧操作を妨げない。
Further, since the
第3の実施例によれば、第1の実施例に加えて、以下のような効果をさらに奏することができる。 According to the third embodiment, in addition to the first embodiment, the following effects can be further achieved.
第1の実施例では、回転ヨーク36とマグネット34のN極とが上下方向に対向させている。そのため、クリック力を強くするためにマグネット34の磁束密度を高くすると、回転ヨーク36がより強い力でマグネット34に吸着し、回転ヨーク36はホルダー部材32の支持部32eに押し付けられる。回転ヨーク36が強い力でホルダー部材32の支持部32eに押し付けられると、回転操作部材35を回転させる際に発生する回転ヨーク36とホルダー部材32支持部32e間の摺動抵抗が増加してしまう。
In the first embodiment, the
これに対して、第3の実施例では、回転ヨーク236とマグネット34とを同心状に配置している。そのため、クリック力を強くするためにマグネット34の磁束密度を高くしたとしても、回転ヨーク236をホルダー部材232の支持部232eに押し付ける方向に働く力は増加しない。したがって、回転操作部材235を回転させる際に回転操作部材235とホルダー部材232の間で発生する摺動抵抗は増加しない。
On the other hand, in the third embodiment, the
さらに、回転ヨーク236とマグネット34のエアギャップを第1の実施形態よりも小さくすることができるため、回転ヨーク236とマグネット34との間の磁気効率が向上し、第1の歯部236aに発生する磁束が増加して、クリック力を強くすることができる。
Furthermore, since the air gap between the
また、第3の実施例のような構成によって、第1の実施例よりも回転操作ユニットを薄型化することができる。 Further, with the configuration as in the third embodiment, the rotational operation unit can be made thinner than in the first embodiment.
25、125、225 ジョグダイアル
31 ベース部材
32、232 ホルダー部材
32b、232b 突起
33、133、233 固定ヨーク
33a、133a 第2の歯部
34 マグネット
35、235 回転操作部材
36、136、236 回転ヨーク
36a、136a 第1の歯部
39a 第1のホール素子
39b 第2のホール素子
40 配線板
41a、41b メタルドームスイッチ
139 GMRセンサ
239a 第1のGMRセンサ
239b 第2のGMRセンサ
25, 125, 225
Claims (14)
軟磁性材料で形成されており、周方向に複数の第1の歯部が形成されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記回転操作部材と一体となって回転する第1のヨークと、
軟磁性材料で形成されており、周方向に複数の第2の歯部が形成されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記第1の歯部と前記第2の歯部とが向かい合う状態になるように配置されている第2のヨークと、
前記第1のヨークを回転可能に保持しており、前記第2のヨークを固定保持しているホルダー部材と、
前記第1のヨークに向かい合う面と、前記第2のヨークに向かい合う面とが互いに異なる磁極に着磁されるマグネットと、
前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を検出する第1の磁気センサと、
前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を検出する第2の磁気センサとを有し、
前記第1の磁気センサおよび前記第2の磁気センサは、それぞれ前記第2のヨークの隣り合う2つの前記第2の歯部の間に配置されており、前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を互いに異なる位相で検出することを特徴とする回転操作ユニット。 A rotation operation member;
Is formed by a soft magnetic material, the circumferential direction and the first tooth portion of the plurality is formed, the first of the rotation operating member is rotated a the rotation operating member integrally when the rotational operation York,
Is formed of a soft magnetic material, the second tooth portion a plurality of circumferentially and is formed, the rotation operating member and the first teeth when the rotating operation and the second tooth portion a second yoke that are disposed so as to state that face each other,
And rotatably holds the first yoke, and a holder member that fixes and holds the second yoke,
A magnet having a surface facing the first yoke and a surface facing the second yoke magnetized by different magnetic poles;
A first magnetic sensor that detects a change in magnetic flux flowing between the first tooth portion and the second tooth portion that is generated when the rotation operation member is rotated ;
The rotation operating member and a second magnetic sensor that detect a change in the magnetic flux flowing between the second teeth and the first teeth that occurs upon rotational operation,
The first magnetic sensor and the second magnetic sensor are each disposed between two adjacent second tooth portions of the second yoke, and the rotation operation member is rotated. The rotation operation unit is characterized by detecting changes in magnetic flux flowing between the first tooth portion and the second tooth portion that occur in different phases .
前記第2の磁気センサに隣接する第2の歯部は、前記第2の磁気センサに隣接しない第2の歯部とは異なる位相で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転操作ユニット。 Second tooth portion adjacent the leading SL first magnetic sensor is formed in a different phase from the second tooth portion which is not adjacent to the first magnetic sensor,
It said second tooth portion adjacent to the second magnetic sensor according to claim 1, characterized that you have been formed in a different phase from the second tooth portion which is not adjacent to the second magnetic sensor Rotation operation unit.
前記第2の磁気センサに隣接しない第2の歯部は、前記第1のヨークの前記第1の歯部と同じ位相で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回転操作ユニット。 The second tooth portion not adjacent to the first magnetic sensor is formed in the same phase as the first tooth portion of the first yoke,
It said second tooth portion which is not adjacent to the second magnetic sensor, the first yoke of the first rotation operation unit according to claim 2, characterized that you have been formed in the same phase as the teeth .
前記ホルダー部材と前記ベース部材との間に配置されている配線板と、を有し、
前記配線板には、スイッチが実装されており、
前記ホルダー部材には前記スイッチを押す突起が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の回転操作ユニット。 A base member that supports the holder member in a swingable manner;
Anda wiring board Ru Tei is disposed between the base member and the holder member,
Wherein the wiring board has a switch is mounted,
The rotation operating unit according to any one of claims 1 to 3 in the holder member and said Tei Rukoto protrusions are formed to press the switch.
前記ホルダー部材には、前記第1のヨークと前記マグネットの前記第1のヨークに向かい合う面との間に位置する鍔部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回転操作ユニット。6. The holder member according to any one of claims 1 to 5, wherein a flange portion is formed between the first yoke and a surface of the magnet facing the first yoke. The rotation operation unit according to item.
前記ホルダー部材には、前記第1のヨークを支持する支持部が形成されており、
前記第1のヨークが前記支持部に接触する方向と、前記マグネットが前記隙間を介して前記第1のヨークを吸着する方向とが互いに異なることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回転操作ユニット。 The holder member holds the magnet so that there is a gap between the surface facing the first yoke and the first yoke;
Wherein the holder member and the support portion is formed for supporting the first yoke,
A direction in which the first yoke is in contact with said supporting portion, any one of claims 1 to 5 wherein the magnet is characterized in that the directions are different from each other to adsorb said first yoke through the gap 1 The rotation operation unit according to item.
前記マグネットの内周面を前記ホルダー部材に形成される円筒形状部の外周面に係合させ、
前記第1のヨークは前記マグネットの外周面に対して隙間を持つように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の回転操作ユニット。 The magnet has a ring shape,
Engage the inner peripheral surface of the magnet with the outer peripheral surface of the cylindrical portion formed on the holder member,
It said first yoke rotating operation unit according to claim 7, wherein the placed Tei Rukoto to have a gap with respect to the outer peripheral surface of the magnet.
前記ホルダー部材には、前記マグネットと前記第2のヨークとを接触させる穴部が形成されており、
前記マグネットは前記穴部を介して前記第2のヨークを吸着保持していることを特徴とする請求項7または8に記載の回転操作ユニット。 It said holder member is disposed between the magnet second yoke,
Wherein the holder member, the hole portion contacting said said magnet second yoke are formed,
Rotating operation unit according to claim 7 or 8 wherein the magnet is characterized that you have sucked and held the second yoke via the hole.
軟磁性材料で形成されており、周方向に複数の第1の歯部が形成されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記回転操作部材と一体となって回転する第1のヨークと、
軟磁性材料で形成されており、周方向に複数の第2の歯部が形成されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記第1の歯部と前記第2の歯部とが向かい合う状態になるように配置されている第2のヨークと、
前記第1のヨークを回転可能に保持しており、前記第2のヨークを固定保持しているホルダー部材と、
前記第1のヨークに向かい合う面と、前記第2のヨークに向かい合う面とが互いに異なる磁極に着磁されるマグネットと、
前記回転操作部材が回転操作される際に生じる前記第1の歯部と前記第2の歯部との間に流れる磁束の変化を検出する磁気センサと、を有し、
前記磁気センサは、前記第2のヨークの隣り合う2つの前記第2の歯部の間に配置されており、前記回転操作部材が回転操作される際に前記磁束の方向を検出することを特徴とする回転操作ユニット。 A rotation operation member;
Is formed of a soft magnetic material, circumferentially and first tooth portion of the plurality is formed, the first of the rotation operating member is rotated a the rotation operating member integrally when the rotational operation York,
Is formed of a soft magnetic material, the second tooth portion a plurality of circumferentially and is formed, the rotation operating member and the first teeth when the rotating operation and the second tooth portion a second yoke that are disposed so as to state that face each other,
And rotatably holds the first yoke, and a holder member that fixes and holds the second yoke,
A magnet having a surface facing the first yoke and a surface facing the second yoke magnetized by different magnetic poles;
Have a, and a magnetic sensor for detecting a change in the magnetic flux flowing between the rotation operating member is generated when the rotational operation of the first tooth portion and the second tooth portion,
The magnetic sensor, the second is disposed between two of said second tooth portion adjacent the yoke, that you detect the direction of the magnetic flux when the rotation operating member is rotated Rotating operation unit featuring.
前記ホルダー部材と前記ベース部材との間に配置されている配線板と、を有し、
前記配線板には、スイッチが実装されており、
前記ホルダー部材には、前記スイッチを押す突起が形成されることを特徴とする請求項10または11に記載の回転操作ユニット。 A base member that supports the holder member in a swingable manner;
Anda wiring board Ru Tei is disposed between the base member and the holder member,
Wherein the wiring board has a switch is mounted,
The rotation operation unit according to claim 10 or 11 , wherein the holder member is formed with a protrusion for pressing the switch.
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