JP5582463B2 - カップ状容器の形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カップ状容器の形成方法、とくに胴壁に変形可能な膨出部、または陥没凹部を設けたカップ状容器の形成方法に関するものである。
カップ状容器において、容器の底壁を変形可能とし、底壁が上方に湾曲した状態の容器に、ゼリー、デザート、豆腐のような内容物を充填し、樹脂フィルム等の蓋体によりシールすると同時に、蓋体を下向きに押圧して、蓋体とともに、底蓋を下向きに湾曲した状態に変形復元するようにした容器、或いは、胴壁を水平方向から押圧して容器胴壁を圧縮し、内圧を上昇させ、底壁を下向きに湾曲させるようにした容器は、従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−68296号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のカップ状容器では、底壁が折返部を介して上げ底となっており、成形が簡単でなく、胴壁と折返部との隙間に、内容物が入り込むという問題があった。
内容物の充填、シール後に、押圧パッドを用いて蓋を下向きに押圧し、同時に底壁全体を下向き湾曲状態に変形させているので、底壁の変形に大きな力を必要とし、装置が大きくなるという問題があった。
また、胴壁を圧縮する場合にも、同様に大きな圧縮力と、特殊な装置が必要となるという問題があった。
また、カップ状容器が小型の場合には、装置が大きく簡単なものでないので、上記特許文献記載の技術を小型容器に利用できないという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決することを課題とし、容器の胴壁に、内圧の変化に応じて変形する可変面部を形成し、減圧の吸収、発生するガスによる内圧上昇に対応できるカップ状容器の形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、カップ状容器の形成方法として、合成樹脂シートを素材として熱成形され、フランジを突設した口部と胴壁、底壁とからなり、胴壁より外方へ膨出し容器の内部圧力の変化に応じて変形するとともに復元力を有する胴壁より薄肉の凸部を設けたカップ状容器を、内周面がカップ状容器の胴壁と同形を有する充填装置のカップ取付部に押し込んで装着し、凸部を胴壁の取付部内周面に沿って変形させた状態で内容液を充填した後に、蓋シートをフランジに融着し、シールしたことを特徴とする構成を採用する。
本発明は、カップ状容器の胴壁に、容器内圧力の変化に応じて、変形する可変面部を設け、可変面部の復元、反転により負圧状態を維持するようにしているので、シールの開封にあたって、内容物、液の噴出を防ぐことができる。
また、カップ状容器は、合成樹脂シートを素材として、熱成形され、可変面部は胴壁面から膨出しているので、薄肉とされ、変形が胴壁の円筒部分より容易となっている。
次に、本発明のカップ状容器の形成方法について、実施例をあげ、図面を参照して説明する。
図1において、Aはカップ状容器であり、合成樹脂シートを用いて熱成形されている。 カップ状容器Aは、上方を開放し、広口の口部1と胴壁2、および底壁3とからなり、口部1の上端周縁には、フランジ4が設けられている。
胴壁2には、内圧の変化に応じて変形するドーム状の凸部5が形成されている。
カップ状容器Aは、真空成形、または圧空成形等公知の熱成形方法によって成形され、凸部5は、金型に成形凹部を設けることによって簡単に成形される。
そして、凸部5は、胴壁2から膨出されるので、薄肉とされ、胴壁円筒部より変形が容易となっている。
本発明のカップ状容器Aには、内容物として、ゼリー、デザート、ヨーグルト、その他の飲食品、また、発酵によってガスを発生する食料品等が収納される。
また、ミニ容器の場合には、卓上で使用でき、ミルク、蜜などを入れておくこともできる。
内容液の充填は、図2に示すように、カップ状容器Aは、充填装置に搬送され、治具Bに装着され、所要の内容液が充填される。
治具Bは、カップ状容器Aと同形で、やや大きい径を有する内周面6と底面7とからなる取付部8を具えている。
カップ状容器Aは、その底壁3が取付部8の底面に当接するように押込まれ、押込みにあたって、ドーム状の凸部5は変形し、その表面は、取付部8の内周面6に沿って細かな凹凸面9となり、ほぼ円筒のカップ状となっている。
充填が終わったら、フランジ4に合成樹脂、アルミ等によって形成された蓋シートCを熱融着し、図3に示すように、内部を密封する。
次に、内容液が充填され、蓋シートCで密封されたカップ状容器の作用効果について説明する。
加熱殺菌された内容物が、熱充填されたときには、温度の下降とともに容器内は減圧され、蓋シートCの下方への湾曲とともに凹凸面9が内方に変形して減圧が吸収される。
常温近くの内容物が充填されたときには、カップ状容器Aを治具Bから取出したときに、凹凸面9は、凸部5の状態に復元しようとして膨出し、容器A内が減圧され、負圧状態が維持される。
また、内容液が発酵性を有する場合は、時間とともに発酵ガスが発生し、内圧が増加するが、その際には、図4に示すように、凹凸面9が変形し、凸部5のように復元して容器内を減圧状態に維持する。
いずれの場合でも、最終的には凸部5が復元することにより、容器内は減圧状態に維持されるので、蓋シートCをはがした場合には、内容物液が噴きこぼれることはない。
次に、内圧の増加に応じて、変形可能な可変面部が外側に反転するようにした実施例について説明する。
図5(a)において、Aaはカップ状容器であり、胴壁2の表面には、台形状の凹部10が設けられている。
カップ状容器Aaには、発泡性ガスを含有した内容液が充填され、シールが施される。
カップ状容器Aa内は蓋シートCで密封されると同時に、発泡性ガスが発生し、内圧が上昇する。
その際、台形状の凹部10は、内圧に応じて反転して、凸部11が形成され、圧力増を吸収することができ、負圧状態を維持する。
また、図5(b)に示すように、台形状の凹部10に変え、台形状の凸部10aを設けてもよい。
その場合には、カップ状容器Aaを治具Bの取付部8に装着するときに、第1実施例と同様に、台形状の凸部10aは、内方に膨出するように変形される。
内容物の充填、シール後には、内圧増とともに変形復元して圧力増を吸収することができ、負圧状態を維持することができる。
前記各実施例では、内圧吸収面として、凸部、凹部を円周上に1個所設けたが、一定間隔をおいて設けてもよく、その形状もドーム状、台形状など、実施例に限定されない。
また、カップ状容器の胴壁を断面円形としたが、四角形、その他の角形であってもよい。
前記各実施例において、凸部5、10a、凹部10等の可変面部を成形型部によって熱成形するようにしているが、成形型部に彫刻模様、絵柄模様を付してもよい。
そのことによって、加飾とともに、可変面部を変形させることができる。
また、可変面部だけでなく、胴壁の所望する個所に、彫刻模様を施すことによって、加飾とともに、可変面部を増設することができる。
カップ状容器の胴壁に、圧力の変化に応じて変形する可変面部を膨出するように設け、可変面部の復元、反転等により負圧状態を維持するようにしたので、開閉時に、内容物、液などの噴出を防止できるので、食料品、発泡性を有する飲料などのカップ状容器の形成方法として、広く利用できるようになった。
本発明第1実施例のカップ状容器の一部断面立面図である。 成形された容器を治具に装着したときの断面立面図である。 シールを施し、治具から取出したときの容器の斜視図である。 可変面部が復元したときの容器の断面立面図である。 (a)は第2実施例の容器の一部断面立面図、(b)は他の実施例の容器の一部断面立面図である。
符号の説明
A、Aa カップ状容器
B 治具
C 蓋シート
1 口部
2 胴壁
3 底壁
4 フランジ
5、10a、11 凸部
6 内周面
7 底面
8 取付部
9 凹凸面
10 凹部

Claims (1)

  1. 合成樹脂シートを素材として熱成形され、フランジを突設した口部と胴壁、底壁とからなり、胴壁より外方へ膨出し容器の内部圧力の変化に応じて変形するとともに復元力を有する胴壁より薄肉の凸部を設けたカップ状容器を、
    内周面がカップ状容器の胴壁と同形を有する充填装置のカップ取付部に押し込んで装着し、
    凸部を胴壁の取付部内周面に沿って変形させた状態で内容液を充填した後に、蓋シートをフランジに融着し、シールしたことを特徴とするカップ状容器の形成方法。
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