JP5579606B2 - 低コヒーレンス干渉法(lci)のための装置、システムおよび方法 - Google Patents

低コヒーレンス干渉法(lci)のための装置、システムおよび方法 Download PDF

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Description

本特許出願は、2007年9月13日出願の「System and Methods for Angle−Resolved Low Coherence Interferometry」という名称の米国仮特許出願第60/971,980号に対する優先権を主張し、その全開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願の技術は一般に、低コヒーレンス干渉法(LCI)およびLCIを用いてサンプルに関する構造的情報および深さ分解情報を得ることに関する。本技術は、角度分解に基づくLCI(a/LCI)、フーリエに基づくLCI(f/LCI)およびフーリエおよび角度分解に基づくLCI(fa/LCI)の装置、システムおよび方法を含む。
細胞の構造的特徴を調べることは、多くの臨床的研究および実験室の研究では重要である。細胞の研究のための検査中に用いられる最も一般的な道具は、顕微鏡であった。顕微鏡的検査は、細胞およびそれらの構造の理解に大きな進歩をもたらしたが、標本のアーチファクトによって本質的に制限されている。細胞の特性は、化学薬品の添加のために変質する構造的な特徴を用いて、瞬間的に見られるに過ぎない。さらに、検査のために、細胞サンプルを得るために、侵襲が必要とされる。
したがって、光散乱分光法(LSS)は、細胞をはじめとする生体内検査を可能にするために開発された。LSS技術は、サイズおよび他の寸法情報を推測するために、細胞小器官の弾性散乱特性における変動を検査する。組織における細胞の特徴および他の細胞構造を測定するために、複数回散乱され、散乱物質に関する容易にアクセス可能な情報をもはや保持していない拡散光から個々に散乱する光を区別することが必要である。この区別または弁別は、研究および分析を弱く散乱するサンプルに制限または限定することによって、または拡散成分を除去するためにモデル化を用いることによって、偏光格子の適用など複数の方法において達成されることができる。
表面下の部位から個々に散乱する光を選択的に検出するための別の手法として、低コヒーレンス干渉法(LCI)はまた、LSSの方法として研究されてきた。LCIは通常、たとえば、広帯域の白色光源などの低い時間コヒーレンスを有する広帯域の光源を利用する。干渉は、干渉計の経路長遅延が光源のコヒーレンス時間と一致するときに、実現される。システムの軸方向の分解能は光源のコヒーレンス長さによって決定され、通常、組織サンプルの検査に好適なマイクロメートル範囲にある。実験結果は、広帯域の光源およびその2次高調波を用いることにより、LCIを用いた弾性散乱に関する情報の復元を可能にすることを示している。LCIは、サンプルの特定の点からの散乱情報を受信するために、サンプルに光を向ける参照アームに対してサンプルを移動することによって、時間領域の深さ走査を用いてきた。その結果、サンプルを完全に走査するための走査時間は、5から30分程度であった。
角度分解LCI(a/LCI)は、細胞と、核およびミトコンドリアなどのその構成要素のサイズに関する表面下の構造情報を取得するための手段として開発されてきた。a/LCIは、組織および体外における細胞形態の測定のほか、発癌の動物モデルにおける上皮内腫瘍形成の診断および化学予防剤の効能の評価に適用されて好結果を得てきた。a/LCIはまた、組織を処理することなく、組織サンプルを予測的に選別するのに用いられ、生物医学診断として技術の可能性を実証してきた。
a/LCIにおいて、光は、参照ビームおよびサンプルビームに分割され、サンプルビームは、散乱光の角度分布を調べるために一定の角度でサンプルに投射される。a/LCI技術は、表面下の部位からの個々の散乱光を検出するLCIの機能と、サブ波長の精度および正確度で構造的情報を取得する光拡散方法の性能とを組み合わせることにより、深さ分解断層撮影画像を構成する。構造的情報は、伝搬角を備える基準場と混合される単一の広帯域の光源を用いて、後方散乱光の角度分布を調べることによって決定される。細胞と、核およびミトコンドリアなどのその構成要素のサイズ分布は、予測に対する測定される角度分布の振動部分を比較することによって決定されることができる。
初期の原型および第2世代のa/LCIシステムは、類似のデータを取得するのにそれぞれ約30分および5分を必要としていた。サンプルに関する構造的情報を得るために、角度特異性を得る方法は、干渉法の参照ビームを可変角度で検出器平面と交差させることによって達成された。しかしながら、時間領域深さに依存しているこれらのa/LCIのシステムは、従来のLCIに基づくシステムで実現されているのと同様に走査する。サンプルに関する深さ情報を得るために、検出される散乱角の逐次走査を達成するために、干渉計の参照アームの長さは、機械的に調整されなければならなかった。
本明細書に開示される実施形態は、高速で対象サンプルに関する構造的情報および深さ情報の取得を可能にする低コヒーレンス干渉法(LCI)技術を伴う。取得速度は、生体内適用を実行可能にするために十分高速である。本明細書に開示される実施形態の生物医学的適用は、組織および体外における細胞形態の測定のほか、上皮内腫瘍形成の診断、化学予防剤および化学治療剤の効能の評価のために、本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび処理を用いることを含む。組織を処理することなく、組織サンプルを予測的に選別することはまた、本明細書に開示される実施形態を用い、生物医学診断として技術の可能性の実証も実現されることができる。
一実施形態において、「掃引源」(SS)光源は、サンプルに関する構造的情報および深さ情報を取得するために、LCIにおいて用いられる。掃引源光源は、参照信号と、サンプルに向けられる信号を生成するために用いられる。サンプルから散乱される光は、結果として戻され、参照信号と混合されて、干渉を実現し、したがって、サンプルに関する構造的情報を提供する。「掃引源」によって、光源は、時間において所与の範囲の波長にわたって発光を掃引するように制御される。発光は、放射中に特定の波長またはより狭い範囲の波長に分割されるため、サンプルから戻った散乱光は、特定の波長または波長範囲に応じることが知られている。したがって、戻った光がスペクトル領域にわたる光源の発光に応じるため、戻った散乱光は、スペクトル的に分解され、深さ分解される。これは時間における1回の光放射においてより広い範囲の波長の光を生成するより広いまたは広帯域の光源とは対照的であり、サンプルから戻った散乱光は、より広い範囲の波長の散乱光を含む。この場合には、分光計は、戻った散乱光をスペクトル的に分解することが必要である可能性がある。しかしながら、掃引源光源が用いられるとき、各波長でサンプルから一連の戻った散乱光は、サンプルに関してスペクトル的に分解された情報を提供するために、既にスペクトル領域にある。
掃引源光源を利用する複数のLCIの実施形態が、本明細書に開示される。たとえば、本明細書に開示される1つのLCIの実施形態は、角度分解される低コヒーレンス干渉法(a/LCI)において掃引源光源を用いることを伴う。これはまた、掃引源a/LCI(SS a/LCI)と呼ばれる。掃引源光源は、参照信号と、波長の掃引範囲または波長範囲にわたってサンプルに向けられる信号を生成するために利用される。光は、一定の角度でサンプルに当たるように向けられるか、または系における光源または別の構成要素(たとえば、レンズ)が、複数の角度でサンプルの上に光を向けるように移動される。これは、一連の散乱光を複数の角度でサンプルから戻り送出させ、それにより、サンプルにおける複数の点からサンプルに関するスペクトル的に分解され、角度分解された散乱情報を表す。
サンプルに関するスペクトル的に分解され、角度分解された散乱情報は、1つの散乱角度で検出されることができ、サンプルに関するスペクトル的に分解され、角度分解された散乱情報の1つの散乱平面(すなわち、1次元)を提供する。あるいは、サンプルに関するスペクトル的に分解され、角度分解された散乱情報は、複数の角度または角度の範囲で検出されることができ、サンプルに関する2次元のスペクトル的に分解され、角度分解された散乱情報を提供する。複数の散乱角における2次元のスペクトル的に分解され、角度分解された散乱情報の捕捉は、研究中のサンプルに関する多くの情報の生成および/またはより高い信号対雑音比を有する情報の生成を可能にする。
サンプルに関する深さ情報は、SS a/LCIを用いるときに、フーリエ領域概念のほか、時間領域技術を用いて取得されることができる。たとえば、深さ情報を取得するために、時間領域技術を用いる方法において、サンプルは、サンプル内の異なる平面に光を向けるように、光源に対して移動されることができる。結果として生じる散乱光は、対象サンプルに関する深さ特性を決定するために処理される。一例としてフーリエ技術を用いるときには、掃引源光源によって発せられた光の結果としてサンプルから戻った散乱光のスペクトル的に分解された分布は、フーリエ領域に変換される。これは、サンプルに関して深さ分解された情報の取得を可能にする。光源は掃引されるため、分光計は、サンプルに関するスペクトル情報を取得する必要がなく、サンプルから戻った散乱光は、その掃引中に、光源によって発せられたより狭い波長または範囲において収集される一連のデータ取得の結果として、スペクトル領域に既にある。サンプルに関する散乱サイズ特性情報は、スペクトル的に分解され、深さ分解されたプロファイルを処理することによって取得されることができる。
本明細書に開示される別の実施形態において、複数のチャネルの時間領域a/LCIのシステムおよび方法は、広帯域の光源を利用して提供される。この技術は、時間領域における深さを物理的に走査するが、他の従来のa/LCIのシステムおよび方法と異なり、サンプルから戻った散乱光の角度分布は、複数の角度で同時に検出され、サンプルに関する角度分解された情報を取得する。光源は、サンプルに向けられる参照信号を生成する。光は、一定の角度でサンプルに当たるように向けられるか、または系における光源または別の構成要素(たとえば、レンズ)が、複数の角度でサンプルの上に光を向けるように移動される。これは、一連の散乱光をサンプルから複数の角度で散乱させてサンプルから戻らせ、それにより、サンプルにおける複数の点からサンプルに関する角度分解された散乱情報を表す。
さらに別の実施形態において、サンプルに関する角度散乱情報を逐次検出を用いるフーリエLCIシステムおよび方法が、提供される。a/LCIシステムは、光源からの光がサンプルに向けられる角度を移動させることによって、逐次方式でサンプルから角度分布情報を収集するために用いられる。サンプルに関する深さ情報は、分光計を有する広帯域の光源または検出デバイスを有する掃引源光源のいずれかによって、フーリエ領域手法を用いてスペクトル領域で決定されることができる。広帯域の光源の場合には、システムおよび方法は、時間領域手法を用いず、したがって、時間領域に基づくデータを取得するために、サンプルに対する参照アームの移動は必要ではない。このシステムおよび方法はまた、広帯域の光源の代わりに掃引源光源によって実現されることができる。
別の実施形態において、マルチスペクトルのa/LCI手法は、サンプルに関する構造的情報および深さ分解情報を取得するために用いられることができる。一連のデータ取得を得るために、複数回、参照信号およびサンプルに向けられる信号を生成するために、より狭い帯域の光源が、利用される。光は、LCIの場合にはサンプルに直接的に放射されてもよく、a/LCIの場合には散乱角で放射されてもよい。参照信号およびサンプルから戻った散乱光が、混合されるか、または相互相関されて、サンプルに関するスペクトル情報を提供する。複数の波長で何度もこの方法を実行することにより、サンプルに関するスペクトル情報を提供する。サンプルに関する深さ情報は、フーリエ領域概念のほか、時間領域技術を用いて取得されることができる。
種々の装置およびシステムは、上述のシステムおよび方法において利用されることができる。たとえば、一実施形態において、装置は、一連のスプリッタおよびレンズを用いて放射された掃引源光を参照経路と、サンプル経路とに分割する光スプリッタシステムに基づいている。別の実施形態において、光ファイバプローブが、掃引源光源から光を送出して、対象サンプルからの散乱光を収集するために用いられることができる。複数の光ファイバから構成される光ファイババンドル集光器は、サンプルに関する2次元の角度分解スペクトル情報を検出するのに特に適している。
上述し、本出願におけるLCIに基づく装置、システムおよび方法は、生検または次の組織病理学的評価を介して組織抽出を必要とすることなく、組織の健全さを評価するための臨床的に実行可能な方法であってもよい。これらのLCIに基づく装置、システムおよび方法は、早期発見および異形成組織のスクリーニング、病期分類、治療効果の監視および臨床医に対する生検部位の指針を挙げられるがこれらに限定されるわけではない複数の目的のために適用されることができる。潜在的な標的組織としては、食道、結腸、胃、口腔、肺、膀胱および頸部が挙げられる。光学およびLCIプローブの非侵襲的、非電離的性質は、悪影響を及ぼすことなく頻繁に適用されることができることを意味する。本明細書に開示されるa/LCIシステムおよび処理を用いて迅速に結果を得ることは、病気のスクリーニングのためにその広範囲に及ぶ適用可能性を著しく向上する。
対象サンプルに関する情報を検出するために用いられる例示の掃引源(SS)角度分解低コヒーレンス干渉法(LCI)(SS a/LCI)装置およびシステムの概略図である。 図1に示されるSS a/LCIシステムを用いて、サンプルに向けられる角度光と、サンプルから戻った角度散乱光の検出を示す概略図である。 図1および図2の例示のSS a/LCI装置およびシステムを用いて、サンプルに関する空間的、深さ分解情報を検出するための例示の処理を示すフローチャートである。 サンプルに関するサイズ情報を復元するために、角度に応じて散乱されたサンプル信号強度に関する生データおよびフィルタリングされたデータの角度分布プロットの図である。 サンプルに関するサイズ情報を決定するために、最適適合Mie理論と比較した散乱されたサンプル信号強度のフィルタリングされた角度分布の図である。 サンプルにおける細胞の直径を推定するために、サンプルに関するサイズ情報のカイ2乗最小化である。 対象サンプルに関する情報を検出するために用いられる例示の光ファイバに基づく掃引源(SS)角度分解低コヒーレンス干渉法(LCI)(SS a/LCI)装置およびシステムの概略図である。 図6Aの例示の光ファイバに基づく掃引源(SS)角度分解低コヒーレンス干渉法(LCI)(SS a/LCI)装置およびシステムの別の概略図である。 図6Aおよび図6Bに示されるSS a/LCIシステムによって利用されるa/LCI光ファイバプローブチップの切り取り図である。 図7Aに示されるSS a/LCIシステムにおけるファイバプローブの位置を示す。 対象サンプルに関する情報を検出するために用いられる例示の掃引源多角度SS a/LCI(MA SS a/LCI)装置およびシステムの概略図である。 図8に示されるMA SS a/LCIシステムを用いて、サンプルに向けられる角度光と、2次元におけるサンプルから戻った角度分布散乱光の検出を示す概略図である。 図8のMA SS a/LCIシステムを用いて取得されたサンプルからの回折パターンの2次元画像の例示のモデルである。 図8のMA SS a/LCI装置およびシステムにおいて利用される光ファイバケーブルからの例示の光ファイバブレイクアウトの概略図である。 図8のMA SS a/LCI装置およびシステムにおいて利用されることができる内視鏡光ファイバ検出デバイスの相対的なファイバ位置の概略図である。 対象サンプルに関する情報を検出するために用いられる多チャネル時間領域a/LCI装置およびシステムの概略図である。 対象サンプルに関する情報を検出するために用いられる別の多チャネル時間領域a/LCI装置およびシステムの概略図である。 逐次方式でサンプルに関する角度情報を収集するが、フーリエ領域技術を用いて深さ情報を収集する別の時間領域a/LCI装置およびシステムの概略図である。 逐次方式でサンプルに関する角度情報を収集するが、フーリエ領域技術を用いて深さ情報を収集する光ファイバに基づく時間領域a/LCI装置およびシステムの概略図である。 マルチスペクトルのa/LCI装置およびシステムの概略図である。 光ファイバに基づくマルチスペクトルのa/LCI装置およびシステムの概略図である。
ここで、図面を参照して、本開示の複数の例示的実施形態が記載される。用語「例示」は、本明細書において「実施例、事例または例証として機能すること」を意味するために用いられる。「例示」として本明細書に記載される任意の実施形態は、他の実施形態に比べて好ましいまたは有利であるものと考える必要はない。
本明細書に開示される実施形態は、高速で対象サンプルに関する構造的情報および深さ情報の取得を可能にする新たな低コヒーレンス干渉法(LCI)技術を伴う。サンプルは、組織または任意の他の細胞に基づく構造であってもよい。取得速度は、生体内適用を実行可能にするために十分高速である。組織および体外における細胞形態の測定のほか、上皮内腫瘍形成の診断、化学予防剤および化学治療剤の効能の評価が、可能な用途である。組織を処理することなく、組織サンプルを予測的に選別することもまた、可能であり、生物医学診断として技術の可能性の実証も可能である。
一実施形態において、「掃引源」(SS)光源は、サンプルに関する構造的情報および深さ情報を取得するために、LCIにおいて用いられる。掃引源光源は、参照信号と、サンプルに向けられる信号を生成するために用いられる。サンプルから散乱される光は、結果として戻され、参照信号と混合されて、干渉を実現し、したがって、サンプルに関する構造的情報および深さ分解情報を提供する。「掃引源」によって、光源は、所与の範囲の波長にわたって発光の狭い帯域の中心波長を掃引するように制御されるか、または変化され、したがって、広い帯域の源を合成する。光は、放射中に特定の波長またはより狭い範囲の波長で放射されるため、サンプルから戻った散乱光は、特定の波長または波長範囲に応じることが知られている。したがって、戻った光が狭いスペクトル領域にわたる光源の発光に応じるため、戻った散乱光は、スペクトル的に分解され、深さ分解される。これは時間における1回の光放射において全波長の光を生成するより広いまたは広帯域の光源とは対照的であり、サンプルから戻った散乱光は、広い範囲の波長の散乱光を含む。この場合には、分光計は、戻った散乱光をスペクトル的に分解するために用いられる。しかしながら、掃引源光源が用いられるとき、各波長でサンプルから一連の戻った散乱光は、サンプルに関してスペクトル的に分解された情報を提供するために、既にスペクトル領域にある。サンプルに関するスペクトル的に分解される情報は、検出されることができる。
別の実施形態は、本明細書では「掃引源フーリエ領域a/LCI」または「SS a/LCI」と呼ばれる角度分解される低コヒーレンス干渉法(a/LCI)において掃引源光源を用いることを伴う。SS a/LCIに関するデータ取得時間は、1秒未満であってもよく、閾値は、生体内組織からのデータの取得には、望ましい。掃引源光源は、参照信号と、波長の掃引範囲または波長範囲にわたってサンプルに向けられる信号を生成するために利用される。光は、一定の角度でサンプルに当たるように向けられるか、または系における光源または別の構成要素(たとえば、レンズ)が、一定の角度または多数の角度(すなわち、3つ以上の角度)を含んでもよい複数の角度(すなわち、2つ以上の角度)でサンプルの上に光を向けるように移動される。これは、一連の散乱光を複数の角度でサンプルから戻らせ、それにより、サンプルにおける複数の点からサンプルに関するスペクトル的に分解され、角度分解された(本明細書では「スペクトルおよび角度分解される」とも呼ばれる)散乱情報を表す。サンプルに関するスペクトルおよび角度分解される散乱情報は、検出されることができる。このSS a/LCI実施形態はまた、深さ分解情報を取得するためにフーリエ領域概念を用いることができる。信号対雑音比の向上およびデータ取得時間に応じた削減は、フーリエ(またはスペクトル)領域における深さ走査を記録することによって可能であることが最近示されている。この実施形態において、SS a/LCIシステムは、掃引源レーザなどの掃引源光源と、ライン走査アレイまたはカメラなどの検出器とを用いてフーリエ領域概念を組み合わせて、平行なサンプルから戻る散乱光の角度分布および時間における周波数分布を記録することができる。
図1および図2は、本発明の一実施形態によるSS a/LCIシステム10の実施例を示している。図1におけるSS a/LCI装置およびシステムは、改良型マッハツェンダ干渉計に基づいていてもよい。図1および図2におけるSS a/LCIシステム10の説明は、図3のフローチャートにおいて提供されるシステム10において行われるステップと併せて説明される。図1に示されているように、光11は、掃引源レーザ12の形態の掃引源光源12から生成される。掃引源光源12からの光が、受信され(ステップ60、図3)、ビームスプリッタ(BS1)18によって、参照ビーム14およびサンプル17への入力ビーム16に分割される(ステップ62、図3)。参照ビーム14の経路長は、再帰反射器(RR)20を調整することによって設定されるが、測定中は一定のままである。参照ビーム14は、レンズ(L1)22および(L2)24を用いて拡大され(ステップ64、図3)、均一であり、実施例としてライン走査アレイまたはカメラであってもよい検出器デバイス26に達するときに平行光線化される照射を作成する。
レンズ(L3)28および(L4)30は、サンプル17に入射する平行光線化されるペンシルビーム32を作製するように配置される(ステップ66、図3)。レンズ(L3)28に対してレンズ(L4)30を垂直に移動させることにより、入力ビーム32は、光軸に対して一定の角度でサンプル17に当たるように構成される。この実施形態において、入力ビーム32は、約0.10ラジアンの角度でサンプル30に当たる。しかしながら、本発明は、任意の特定の角度に限定されるわけではない。この構成は、レンズ(L4)30の角度アパーチャ全体をサンプル17から戻った散乱光34を収集するために用いられることを可能にする。
サンプル17によって散乱された光は、レンズ(L4)30によって収集され(ステップ68、図3)、レンズ(L5)36および(L6)38を介して4fイメージングシステムによって中継され、レンズ(L4)30のフーリエ平面が、図2に示されているように、スリット40で位相および振幅において再生されるようになっている(ステップ70、図3)。散乱光34は、ビームスプリッタ(BS2)42で参照ビーム14と混合され、結合ビーム44が、検出器デバイス26に当たる。結合ビーム44は、サンプル17に関する深さ分解される空間相互相関情報を復元するように処理される(ステップ72、図3)。
この実施形態において、検出器デバイス26は、ライン走査アレイの形態の1次元検出器デバイスであり、複数の検出器から構成される。これは、検出器デバイス26が、サンプル17から複数の散乱角で参照ビーム14と混合された光を同時または本質的に同時に受信し、サンプル17に関するスペクトル情報を受信することを可能にする。ライン走査アレイ26を設けることにより、結合ビーム44の角度分布、または別の言い方をすれば、複数の散乱角での検出を可能にする。検出器デバイス26における各検出器は、同時または本質的に同時に所与の角度でサンプル17から散乱光を受信する。
掃引源光源12からの発光は、放射中に特定の波長またはより狭い範囲の波長に分割されるため、サンプル17から戻った散乱光34は、特定の波長または波長範囲に応じることが知られている。したがって、戻った散乱光34がスペクトル領域にわたる光源の発光に応じるため、戻った散乱光は、スペクトル的に分解される。これは同時に1回の光放射において全波長の光を生成するより広いまたは広帯域の光源とは対照的であり、サンプルから戻った散乱光は、全波長の散乱光を含む。この場合には、分光計は、戻った散乱光をスペクトル的に分解するために用いられる。しかしながら、掃引源光源12が用いられるとき、各波長でサンプル17から一連の戻った散乱光34は、サンプルに関してスペクトル的に分解された情報を提供するために、既にスペクトル領域にある。
図2は、ライン走査アレイ26の前の寸法に対する散乱角の分布の実施例を示している。検出器デバイス26によって検出される結合ビームまたは検出信号44は、ライン走査アレイにおける垂直位置y、波長λの関数であり、掃引源光源12がその波長範囲にわたって掃引されるときの時間の関数である。ピクセルmおよび時間tで検出される信号44は、散乱光34および参照ビーム14(E、E)に関連付けられることができ、以下のようになる:
Figure 0005579606
式中、Φは、2つの場の間の位相差であり、〈...〉は、時間におけるアンサンブル平均を表す。干渉の項は、散乱光34および参照ビーム14の強度を独立に測定し、全体強度からそれらを減算することによって抽出される。サンプル17に関する深さ分解情報を取得する1つの方法において、各散乱角における波長スペクトルは、波数(k=2π/λ)スペクトルに補間され、各垂直ピクセルyに関して空間相互相関ΓSR(z)を与えるためにフーリエ変換される。
Figure 0005579606
参照場は、以下の形態をとる:
Figure 0005579606
式中、k(yおよびΔk(Δy)は、ガウス波ベクトル(空間)分布の中心および幅を表し、Δlは、選択された経路長の差である。散乱サンプル場は、以下の形態をとる。
Figure 0005579606
式中、Sは、深さlに位置するj番目の境界から始まる散乱の振幅分布を表す。散乱サンプル場の角度分布は、関係y=fθにより、レンズ(L4)30のフーリエ画像平面における位置分布に変換される。8から12マイクロメートル(μm)のライン走査アレイ26の例示のピクセルサイズの場合には、これは、1024個の要素アレイの場合には、0.00028から0.00034ミリラジアンの角度分解能および284から430ミリラジアンの予想角度範囲を生じる。式(3)および(4)を式(2)に代入し、参照場の均一性(Δy>>カメラ高さ)に注目することにより、検出器におけるn番目の垂直位置の空間相互相関性を生じる。
Figure 0005579606
単一境界に関してこの式を評価することにより、以下の式を生じる:
Figure 0005579606
ここで、散乱振幅Sが源の帯域幅にわたって著しく変化しないと仮定する。この表現は、散乱角に対応する各垂直ピクセルに関して、散乱分布の深さ分解されるプロファイルを取得することを示している。「Systems and Methods for Endoscopic Angle−Resolved Low Coherence Interferometry」という名称の米国特許出願第11/548,468号に記載される技術は、その全開示内容が参照により本明細書に組み込まれ、サンプルからの散乱光に関して構造的情報および深さ分解情報を取得するために用いられてもよい。
広帯域の光源を用いた画像化分光計からの1つのフレーム捕捉から取得されるのと同一のデータ集合または類似のデータ集合を取得するために、SS a/LCI装置およびシステム10は、各波長でライン走査アレイ26からの一連のデータ取得を捕捉して、それらを組み合わせることができる。この実施形態において、ライン走査アレイ26のデータ取得速度は、掃引源光源12の掃引レート未満である。1000個の波長(周波数)点(したがって、掃引源の場合には時間における点)が、必要であると仮定した場合、サンプル17から散乱情報の10から20個のデータ取得が、ライン走査アレイを用いて毎秒復元されてもよい。たとえば、このシナリオは、50から100ミリ秒の取得ごとに1回生じ、臨床および実用化に十分である。
ライン走査アレイおよびカメラ検出器デバイスは、可視波長および近赤外波長の両方で広く利用可能である。可視波長のライン走査アレイは、たとえば、約〜400nmから〜900nmで動作することができ、シリコン技術に基づいてもよい。近赤外波長のライン走査アレイは、約〜900nmから〜1700nm以上で動作してもよい。以下の表1は、例として複数のメーカによるいくつかの代表的な仕様を与えている。
Figure 0005579606
既に上述したように、掃引源レーザは、掃引源光源12として利用されてもよい。いくつかの例が、以下の表2において提供される。
Figure 0005579606
より高速の取得時間が可能である。より短い波長の掃引源光源は、たとえば、シリコン検出器などの高速検出器26の利用を可能にする。たとえば、Atmel(R)シリコンベースカメラは、毎秒100,000ラインを実現することができ、場合によっては毎秒100データ点取得または取得ごとに10ミリ秒を可能にする。あるいは、別の例として、ライン走査アレイ26は、InGaAs技術に基づいてもよく、より高速で、毎秒50,000から100,000ラインの読み出し速度に達し、したがって10ミリ秒まで取得時間を削減してもよい。掃引源光源の掃引レート、出力、波長範囲および他の性能特性は、図1および図2のSS a/LCI装置およびシステム10をはじめとするa/LCI装置およびシステムの高性能バージョンを可能にすることができることが予想される。
サンプル17に関する深さ分解情報の取得に加えて、開示されたデータ取得スキームを用いて、サンプル17から取得される散乱分布データ(すなわち、a/LCIデータ)はまた、Mie理論を用いた核のサイズ決定を行うために用いられることができる。サンプル17の散乱分布は、輪郭プロットとして図4に示されている。サンプル17に関する生の散乱情報は、信号場44および角度に応じて示される。フィルタリングされた曲線は、散乱データを用いて決定される。Mie理論の予測に対するフィルタリングされた散乱分布曲線(すなわち、散乱データの表示)の比較(図5Aにおける曲線)は、サイズ決定を行うことを可能にする。
散乱データをMie理論に適合させるために、a/LCI信号を処理して核のサイズの特性である振動成分を抽出する。平滑化されたデータは低次多項式(通常、2次が用いられるが、4次などのより高次が用いられてもよい)に適合され、その後、背景傾向を除去するために分布から減算される。結果として生じる振動成分は、次に、Mie理論を用いて得られる理論上の予測値のデータベースと比較されることができ、分析のために緩やかに変化する特徴が同様に除去される。
フィルタリングされたa/LCIデータとMie理論データ78との直接比較は、カイ2乗適合アルゴリズムが固有振動でなく背景勾配と一致する傾向があるため、不可能である可能性がある。算出された理論的予測は、平均直径(d)および標準偏差によって特徴付けられるサイズのガウス分布のほか、波長の分布を含み、広範な帯域幅光源を正確にモデル化する。
最良適合(図5A)は、データ76とMie理論と間のカイ2乗を最小化することによりって決定され(図5B)、10.2+/−1.7μmのサイズが得られ、真のサイズとの良好な一致を示す。測定誤差は、おそらくは測定において記録される角度の制限範囲のために、ビードサイズの変動より大きい。
a/LCIデータの処理およびMie理論との比較の代わりとして、診断情報を得ることができる他の方法がいくつかある。これらは、フーリエ変換を用いて角度データを分析して、細胞核の周期的振動特性を識別することを含む。周期的振動は、核のサイズと相関がある可能性があり、したがって診断価値を有する。a/LCIデータを分析する別の方法は、データを有限要素法(FEM)またはT−マトリクス計算を用いて生成される角度散乱分布のデータベースと比較することである。このような計算は、Mie理論と同様の制限を受けないため、優れた分析を提供できる。たとえば、FEMまたはT−マトリクス計算は、非球形散乱体および含有物を有する散乱体をモデル化することができるのに対して、Mie理論は同質球体のみしかモデル化することはできない。他の技術としては、「Fourier Domain Low−Coherence Interferometry for Light Scattering Spectroscopy Apparatus and Method」という名称の米国特許第7,102,758号明細書に記載されており、その全開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の別の実施形態において、対象サンプルに光を送出して収集するために、光ファイバを用いることによって、内視鏡用途をはじめとするSS a/LCI装置およびシステムが、提供されることができる。これらの別の実施形態が、図6Aおよび図6Bに示されている。システムの光ファイバ部分は、略同一であり、システムの変更は、スーパルミネッセントダイオードの代わりに掃引源光源12’、画像化分光計の代わりにライン走査アレイ(またはカメラ)、ライン走査アレイから複数の取得をまとめるためのデータ処理への修正からなる。サンプルから戻った散乱光の角度分布は、集光レンズを用いてサンプルの共役フーリエ変換平面にファイババンドルの遠位端を位置決めすることによって捕捉される。この角度分布は次に、4fシステムを用いてライン走査アレイに画像化されるファイババンドルの遠位端まで伝えられる。ビームスプリッタは、ライン走査アレイの前で、散乱サンプル場を参照場と重ねるために用いられ、その結果、低コヒーレンス干渉法は、深さ分解測定値を取得するために用いられることができる。
ここで図6Aに目を向けると、光ファイバSS a/LCIシステム10’が、示されている。類似の光ファイバSS a/LCIシステム10’もまた、図6Bに示されている。光ファイバSS a/LCIシステム10’は、レンズのフーリエ変換特性を活用することができる。この特性は、物体がレンズの前方焦点平面に配置される場合に、共役像平面における画像はこの物体のフーリエ変換であることを示す。空間分布のフーリエ変換(物体または画像)は、mm当たりの周期についての画像の情報内容の表示である空間周波数分布によって与えられる。弾性散乱光の光学画像において、波長はその固定された最初の値を維持し、空間周波数表示は単に、散乱光の角度分布の倍率変更バージョンである。
光ファイバSS a/LCIシステム10’において、サンプルからの散乱光の角度分布は、集光レンズを用いてサンプルの共役フーリエ変換平面にファイババンドルの遠位端を位置決めすることによって捕捉される。この角度分布は次に、4fシステムを用いてライン走査アレイに画像化されるファイババンドルの遠位端まで伝えられる。ビームスプリッタは、ライン走査アレイの前で、散乱サンプル場を参照場と重ねるために用いられ、その結果、低コヒーレンス干渉法は、深さ分解測定値を取得するために用いられることができる。
図6Aに目を向けると、掃引源光源12’からの光11’は、ファイバスプリッタ(FS)80を用いて参照ビーム14’と入力ビーム16’とに分割される。スプリッタ比20:1は、一実施形態において、サンプルから戻った散乱光34’が通常、わずかな入射パワーであるため、信号アーム82を介してサンプル(図示せず)により大きいパワーを振り向けるように選択されてもよい。参照ビーム14’における光は、ファイバ(F1)から出て、参照アーム経路長の全体の位置合わせを可能にするために、並進ステージ86上に取り付けられたレンズ(L1)84によって平行光線化される。この経路長は作動中に走査されないが、位置合わせ中に変更されてもよい。平行ビーム88はファイババンドル(F3)90の端部91に寸法が等しいように配置され、この結果、平行ビーム88は等しい強度でファイババンドル(F3)90内のすべてのファイバを照射する。ファイババンドル(F3)90の遠位先端から出る参照ビーム14’は、同時に複数の角度で、サンプル17から戻った散乱光を捕捉するために、ファイバブレイクアウト95を有するファイババンドル(F4)94によって伝えられる散乱サンプル場と重ね合わせるために、レンズ(L3)92によって平行光線化される。別の実施形態において、ファイバ(F1)から出る光は、平行光線化され、その後レンズ系を用いて拡大されて広いビームを生成する。
散乱サンプル場は、コヒーレントファイババンドルを用いて検出される。散乱サンプル場は、レンズ(L2)98を用いて対象サンプルに向けられる信号アーム82内で光を用いて生成される。自由空間システムと同様に、レンズ(L2)98はシングルモードファイバ(F2)の中心から横方向に移動され、その結果、光軸に対して一定の角度で移動する平行ビームが生成される。入射ビームが斜角でサンプルに当たるということは、鏡面反射から弾性散乱情報を分離するのに不可欠である。散乱光34’は、コヒーレントシングルモードファイバまたはマルチモードファイバのアレイからなるファイババンドルによって集光される。ファイバの遠位先端は、散乱光の角度分布を画像化するために、レンズ(L2)98から離れて1つの焦点距離に維持される。図6Aに示される実施形態において、サンプルは、機械式取付台100を用いてレンズ(L2)98の前方焦点平面に位置決めされる。図7Aに示される内視鏡と互換性のあるプローブ93では、サンプルは、透明シース102を用いてレンズ(L2)98の前方焦点平面に位置決めされる。
図6Aおよび図7Bに示されているように、ファイババンドル(F4)94の近位端105から出る散乱光104は、レンズ(L4)107によって再度平行光線化され、ビームスプリッタ(BS)108を用いて参照ビーム14’と重ね合わされる。2つの結合されたビーム110は、レンズ(L5)112を用いてライン走査アレイ26’に再度画像化される。レンズ(L5)112の焦点距離は、ライン走査アレイ26’を最適に満たすために変更されてもよい。ライン走査アレイ26’は、コンピュータ111などの処理システムに検出信号を送って、戻った散乱信号を処理して、サンプルに関する構造的情報および深さ分解情報を決定する。結果として生じる光信号は、図1および図2の装置に関して上述したように、スリット40’の垂直寸法にわたって各散乱角に関する情報を含む。上述のSS a/LCIシステム12’は、実施例として、光ファイバプローブが、0.45ラジアン範囲(約30°)にわたる角度分布を収集し、1秒の数分の1で完全な深さ分解散乱分布または結合ビーム110を収集することができると予測される。
光工学の点からは同一であるファイバプローブを作製するためのいくつかの可能なスキームが存在する。1つの可能な実装は、信号アームおよび参照アームの両方におけるシングルモードファイバの線形アレイである。あるいは、参照アーム96は、コヒーレントファイババンドルまたは線形ファイバアレイのいずれかからなる信号アーム82を備える個別のシングルモードファイバから構成されることが可能である。
プローブ93はまた、実質的に等価である複数の実装を有することが可能である。これらは、レンズ(L2)98の代わりにドラムレンズまたはボールレンズの使用を含む。側視型プローブは、レンズおよびミラーまたはプリズムの組み合わせを用いて、またはレンズ−ミラーの組み合わせと置き換えるために凸面鏡を用いて作製されることができる。最終的に、プローブ全体は、探求される領域の周辺走査を提供するために、半径方向に回転するように構成されることができる。
光ファイバSS a/LCIシステムの別の例示的実施形態が、図6Bにおけるa/LCIシステム10’’に示される。このシステム10’’において、掃引源光源12’’は、図6Aの光ファイバa/LCIシステム10’の場合と同様に用いられる。図6Bのシステム10’’において提供される他の構成要素もまた、図6Aのシステム10’に含まれ、共通の要素表示で表される。光ファイバSS a/LCIシステム10’’において、サンプルからの散乱光の角度分布は、集光レンズを用いてサンプルの共役フーリエ変換平面にファイババンドルの遠位端を位置決めすることによって捕捉される。この角度分布は次に、4fシステムを用いてライン走査アレイに画像化されるファイババンドルの遠位端まで伝えられる。ビームスプリッタは、ライン走査アレイの前で、散乱サンプル場を参照場と重ねるために用いられ、その結果、低コヒーレンス干渉法は、深さ分解測定値を取得するために用いられることができる。
図6Bに目を向けると、光11’’は、掃引源光源12’’によって生成される。光アイソレータ113は、後方反射から光源12’’を保護する。ファイバスプリッタ80は、参照ビーム14’’およびサンプルビーム16’’を生成する。参照ビーム14’’は、任意の偏光コントローラ114、一定の長さのファイバ117(経路光路長に至る)を通過し、次にレンズ(L4)107を通ってビームスプリッタ108に至る。サンプルビーム16’’は、偏光コントローラ115およびファイバ偏光子116を進み、光源の偏光を改善して、ファイバ偏光子116の軸と偏光を位置合わせする。送出または照射ファイバ90は、ファイバプローブ93に設けられる。レンズ84は、集光ファイババンドル94によって特定の角度(または小さな範囲の角度)で集光されるサンプル17から戻った散乱光を捕捉する。捕捉光は、複数の集光ファイバ95から構成される集光ファイババンドル94によって運ばれる。捕捉光は、光学レンズ(L2)98およびレンズ(L3)92を通って、ファイバプローブ93に戻るように進む。参照ビーム14’’およびサンプル17から戻った散乱光は、前述のように、ビームスプリッタ108でライン走査アレイ検出器26’を通過している結果として生じる干渉信号110と混合される。ライン走査アレイ26’は、コンピュータ111’’などの処理システムに検出信号を送って、戻った散乱信号を処理して、サンプルに関する構造的情報および深さ分解情報を決定する。結果として生じる光信号は、図1および図2の装置に関して上述したように、スリット40’の垂直寸法にわたって各散乱角に関する情報を含む。上述のSS a/LCIシステム10’’の一実施形態では、実施例として、光ファイバプローブ93が、0.45ラジアン範囲(約30°)にわたる角度分布を収集し、1秒の数分の1で完全な深さ分解散乱分布または結合ビーム110を取得することができると予測される。
掃引源光源の使用もまた、サンプルからの2つ以上の散乱平面からの散乱情報を取得する機能を有する別のシステムアーキテクチャの可能性に通じる。この実装は、「多角度掃引源a/LCI」システムまたはMA SS a/LCIと呼ばれる。MA SS a/LCIシステム10’’の実施例は、図8および図9に示されており、2次元の検出器デバイス26’’がCCDカメラの形態で設けられる点を除き、図1および図2のSS a/LCIシステム10と類似の構成を有する。これは、同時にまたは本質的に同時に、複数の角度または角度の範囲でサンプルから戻った散乱情報の取得を可能にする。この構成は、1次元の手法に比べて、1回の測定によってより多量の情報の取得を可能にする。1次元のスキームにおいて、散乱分布は、角度の1つのラインにわたって取得され、別の散乱平面における情報を取得するためにサンプルの操作を必要とする。複数の角度または角度の範囲からサンプルに関する情報を取得することによって、結果として生じる測定値においてよりよい信号対雑音の実現および/または非回転楕円散乱体の長軸および短軸などのサンプルに関するより多くの情報の取得を可能にする。
MA SS a/LCIシステム10’’は、図8に例示されており、ライン走査アレイ26がCCDカメラなどの2次元アレイ26’’に置き換えられている点を除き、図1および図2のSS a/LCIと類似である。図3のフローチャートに記載されたステップが、この実施形態に関して適用可能であり、この実施形態は、混合されて戻った散乱光が、2次元の検出器26’’に向けられて(ステップ70)、2次元の検出器26’’を用いてサンプルに関する空間的かつ深さ分解情報を復元するために分散光を検出することを伴う点だけが異なる(ステップ72)。さらに、MA SS a/LCIシステム10’’は、ライン走査アレイ26’が2次元検出器26’’、すなわち、CCDカメラによって置き換えられる点を除き、図6Bと同様の光ファイバプローブおよびバンドル検出システムを用いて実装されることができる。いずれの実装の実施例においても、CCDカメラ26’’は、掃引源レーザなどの掃引源光源12’’が掃引される各ステップでフレームを取得してもよい(または、光源が連続的に掃引されるとき、フレームを捕捉する可能性がさらに高く、各フレームにおいて捕捉される波長範囲を結果として生じる)。掃引源光源12’’は、CCDカメラ26’’がサンプル17からの結合ビーム44’’から画像を同期して捕捉する周波数にわたって掃引する。この方法によって、取得時間は、1秒の数分1秒の1まで減少される可能性がある。掃引源光源12’’の掃引からのフレームの収集が次に処理され、θ方向およびφ方向における散乱角の範囲、一連の個別の角度または2つのなんらかの組み合わせのいずれかに関する波長情報を生成する。さらなる処理により、サンプル17における散乱体の性質に関する情報を提供する。図10は、図8のMA SS a/LCIを用いて、8ミクロンの回転楕円体分布のための回折パターンの2次元画像の例示のモデルを示している。
MA SS a/LCIシステム10’’はまた、スーパルミネッセントダイオード(SLD)などの広帯域の光源を用い、分光計検出器デバイスを用いて実装されてもよい。いずれの場合も、MA SS a/LCIシステム10’’の光ファイバ実施形態において、広帯域の光源または掃引源光源12’’を用いるかどうかに関係なく、サンプル17からの結合ビーム44’’を受信するファイババンドル94は、図11に示されているように、ファイババンドル94内の複数の光ファイバ119によって捕捉されることができる。ここで、光ファイバブレイクアウトは、ファイババンドル94からの光ファイバ119を1つ以上の水平線120、122、124にもたらすように送出されるが、半径方向のブレイクアウトおよび円形のブレイクアウトもまた、可能であり、光ファイバ119の断面の異なるタイプである。垂直行に示される光ファイバ119の数は1つの光ファイバ119幅であり、任意の数が可能である。垂直列における所与の位置で水平方向に用いられる光ファイバ119の数は、場合によっては、検出器デバイス26’’または分光計からの特定の読み出しの角度範囲を決定する。
CCDカメラ26’’にわたる散乱角の1つの可能な分布が、図12に示される。この実装において、θにおける角度は、垂直に広がり、φにおける角度は、水平に広がる。角度はまた、θおよびφにおいて均等に分布されてもよく、分布されなくてもよい。たとえば、本出願において後述される内視鏡の実装において、照射ファイバ128は、ファイババンドルの一方の側にあり、取得される角度は、バンドル内のファイバの位置によって決定される。これは、図12に示されており、システム10’’は、θおよびφにおける角度の部分集合を収集することができるが、さらなる構造的測定値がデータ処理によって生成される取得され得る十分なさらなる情報であってもよい。
CCDカメラ26’’に関して考えられる構成要素としては、画像検出器としてCascade:Photometrics(TM)650CCDカメラが挙げられるがこれに限定されるわけではない。光源に関しては、Thorlabs INTUN(TM)連続的に波長可変レーザが、種々の適切な光源の一実施例である。この実施例は、中心波長が780nmであり、Cascadeカメラをはじめとする標準的なNIR光学素子に適合し、前述のSS a/LCIシステムにおいて用いられるライン幅に匹敵する同調範囲15nmを提供するので有用である。0.1nmよりよい分解能が、CascadeCCDによって対象領域を用いるときに実現されることができる300Hzフレームレートに基づいて達成されることができるため、この光源に関する30nm/sの同調速度は、CascadeCCDカメラとの同期に最適である。SS a/LCIスキームは、取得時間を向上し、より高速の時間スケールで細胞力学の研究のために最新技術にa/LCIシステムの性能を向上させる。
データ取得は、CCDカメラ26’’のフレームレートによって制限される可能性があるが、掃引源光源12’’の掃引レートによって制限されるわけではない。以下の表3は、例示のCCDカメラを列挙する。毎秒わずか1000フレームが最も高速であり、したがって、1000個の波長点が必要とされる場合には、完全走査には、約1秒かかる。この実施例においてより少数のピクセルが必要とされる場合または波長においてより少数の点を用いることができる場合には、より高速に走査することが可能である場合もある。これらのカメラのうちの複数は、画像を取得するために、ユーザの対象を特定の対象領域にさせ、したがって、フレームレートの速度を上げる。たとえば、Atmel(R)カメラを用いて、合計10000ピクセルの100×100ピクセルの対象領域を用いる場合には、フレームレートは、毎秒せいぜい15,000フレームであってもよく、1000個の波長点に関して70ミリ秒の走査時間を可能にする。CCDカメラの速度が、時間と共に増大し、増大したカメラ速度は、より高性能のMA SS a/LCIシステムに変換されると予想される。
Figure 0005579606
本明細書に記載されるSS a/LCIおよびMA SS a/LCIの実装に加えて、時間領域のa/LCI実装もまた、可能である。このa/LCIシステム130実装の実施例が、図13において実例によって示されている。このシステム130は、サンプルの深さを物理的に走査するが、同時にまたは本質的に同時に複数の角度からサンプルから戻った散乱光を同時に収集するために、検出器のアレイを用いる。これにより、システム130は複数の角度からの光を同時に集光することが可能となり、角度取得の数に等しい因子だけ処理能力を増大する。
システム130は、フォトダイオードアレイ#1(132)および#2(134)を用いて、サンプル(図示せず)からの角度散乱光を集光する。システム130は、この実施形態においてパルス化モードで動作するTi:Sapphireレーザの形態で掃引源光源136を提供する。掃引源光源136は、光138をビームスプリッタ(BS1)140に向け、光138を参照信号141およびサンプル信号142に分割する。参照信号141は、w+10MHzで音響光学復調器(AOM)144を通り、次に、参照アーム153に取り付けられた再帰反射器(RR)154を通る。再帰反射器(RR)154は、深さ走査を行うために、サンプルにおける深さを変更するために、距離δz分移動される。サンプル信号142は、周波数「ω」のAOM146を通り、次に画像化光学素子148を通る。画像化光学素子148は、サンプルの上に平行光線化した光を光らせ、次に、サンプルからの角度散乱光を集光する。参照信号141および角度散乱光は、ビームスプリッタ(BS2)152で結合されて、次に、フォトダイオードアレイ#1(132)および#2(134)の上に画像化される。各フォトダイオード132または134からの信号135、137は、同一の角度位置に対応する他のアレイ132または134におけるフォトダイオードから減算される。多チャネル復調器160は、減算された信号139に用いられる。続いて、すべての信号が、処理のために、コンピュータ162に送られる。多チャネル復調器160によって受信される減算された信号139からの時間領域の深さ情報の処理は、この実施形態の場合には、考えられる実施例または方法として段落番号0055から0058において上述したように行われることができる。
図14は、レンズL1(156)が小型レンズアレイ164に変更される点を除き、図13の同一のシステム130を示している。小型レンズアレイ164における各小型レンズは、1つの角度位置用に参照アーム153を提供する。小型レンズアレイは、サンプルから角度散乱光を適切に捕捉するために、フォトダイオードアレイ132、134における各角度位置のために用いられることができる。
代表的な設定において、図13および図14に示された実施形態の場合には、サンプルに関するデータは、20から60個の角度で取得されてもよく、60個の角度走査の場合には、約6分かかる。この実装は、少なくとも6秒でこの同一のデータ集合を取得することが可能である必要がある。フーリエ領域技術(フーリエ領域システムにおいて利用可能なより高い固有の信号対雑音比による)より依然として遅いが、これは、速度において向上しており、多くの用途に用いられることができる。この実装は、深さ走査において500までのような十分なライン走査を取得することができるフォトダイオードアレイを必要とする。走査に6秒かかる場合には、これは毎秒約100であり、表1に列挙されたカメラのいずれかのライン速度をはるかに下回る。カメラがこれよりはるかに高速でフレームを捕捉することができるのであれば、取得速度に対する制限は、サンプルから散乱される利用可能な光の量であってもよい。
このシステムは、フォトダイオードごとに、フォトダイオード132、134で信号135、137を減算し、次に、各チャネルを復調するなんらかの手段を用いることを留意されたい。これは、逐次方式または並列方式で実現されてもよい。1つの実装は、フォトダイオードアレイ(ライン走査カメラの場合と同様に)からデータをディジタルで取得し、次に、ディジタル信号プロセッサ(DSP)チップまたは類似物を用いて、データの減算および復調を行うことになる。これは、ライン走査アレイのライン速度未満である2つのAOM間のオフセット周波数を提供することを必要とする可能性がある。100,000ライン/秒までの信号データを受信するライン走査アレイが存在するため、<50KHzのオフセットが許容可能であってもよい。
第2の実装は、フォトダイオード132、134を用い、アナログに基づいて減算を実行することになっている。2つのフォトダイオードアレイは、同一の2次元のアレイの実際に2つの部分であることが当てはまる場合がある。また、このとき、各フォトダイオードペアに専用の復調器があってもよく、またはこの場合もディジタイザおよび適切なディジタル信号プロセッサ(DSP)チップがあってもよい。
別の実施形態および対象サンプルに関する情報を収集するための手法において、時間領域のa/LCIシステムから前進するステップは、逐次方式で角度情報を依然として収集するために行われる。しかしながら、深さ情報は、フーリエ領域手法を用いて、対象サンプルから収集される。用いられてもよい光源には、サンプルに関するスペクトル的に分解された情報を処理するために、分光計と組み合わせた広帯域の光源を挙げることができる。あるいは、フォトダイオードを有する掃引源光源または別の実装が、用いられてもよい。図15は、そのようなシステム170の実装を示す。示されたシステム170は、信号収集のために、フォトダイオードの代わりに、シングルライン分光計186を有する広帯域の光源用に、Ti:Sapphireパルスレーザ光源17を利用する。図15において、レーザ172は、パルス化モードで、光174を生成する。ビームスプリッタ(BS1)176は、光174を参照信号177およびサンプル信号179に分割する。参照信号177は、光学素子、レンズ(L1)182を通るのに対して、サンプル信号179は、画像化光学素子178を通り、サンプル(図示せず)を照射して、サンプルから戻った散乱光を捕捉する。レンズ(L2)180は、分光計186によって見られるように、サンプルからの散乱光の特定の角度を設定するために移動される。ビームスプリッタ(BS2)184は、参照信号177およびサンプル信号179を結合し、次に分光計186に進める。結合信号は次に、処理のために、コンピュータ188を通過する。分光計186は、サンプルから戻った散乱光の少なくとも1つのラインを捕捉する。分光計186は、現在の作動実装により近いシステムを作製するために、2本以上のライン(すなわち、画像化分光計であってもよい)を捕捉することが可能である。これは、少数のラインの分光計を用いるか、またはより大きな角度範囲(またはより細かい分解能)の捕捉を可能にするために、有利である可能性がある。
このシステム170は、時間領域のデータ取得手法を用いないため、図13および図14におけるシステム130において提供されたようなAOM144、146および参照アーム153における移動再帰反射器(RR)154は必要ではない。このシステム170は、1つの分光計186を示しているが、光信号対雑音比(OSNR)における潜在的な増大のためにまたは高度な処理または他の理由のために、さらなる信号用にビームスプリッタの他のポートに第2の分光計を用いることが可能である。この実装は、分光計186において広帯域の光源によって覆われるピクセルの数の程度で著しいOSNRの利点を有する。留意したように、このシステム170はまた、Ti:Sapphireレーザの代わりに掃引源光源を用い、分光計186の代わりに1つのフォトダイオードを用いて実装されることもできる。
図16は、角度は逐次検出するが、光ファイバ手法を用いる図15のフーリエ領域システム170の別の実装を示している。サンプルからの角度情報は、レンズ171の前でファイバ(または2本以上のファイバ)を前後に移動することによって連続的に収集され、サンプル17から戻った角度散乱光を収集する。光学エンジンは、この特定の実装において、ライン分光計186’の内側に設けられる自由空間光学素子を有する略全体的に光ファイバである。この実装は、光ファイバが通常、自由空間光学系より安価で扱いやすいため、コストおよび構成しやすさに関して好都合である。
図16に示されているように、光174’は、SLD広帯域の光源172’によって生成される。光アイソレータ190は、後方反射から光源172’を保護する。ファイバスプリッタ191は、サンプル信号193および参照信号192を生成する。参照ビーム192は、任意の偏光コントローラ194、一定の長さのファイバ195(経路光路長に至る)を通過し、ファイバ結合器196(すなわち、対向する方向に用いられるファイバスプリッタ)に至る。サンプル信号193は、偏光コントローラ197およびファイバ偏光子198を進み、光源の偏光を改善して、ファイバ偏光子198の軸と偏光を位置合わせする。照射ファイバ199は、ファイバプローブ200に設けられ、レンズ171を通過して照射ファイバ199を照射する。レンズ171は、集光ファイバ201によって特定の角度(または小さな範囲の角度)で集光されるサンプル17から戻った散乱光を捕捉する。集光ファイバ201は、サンプル17から異なる角度での情報を捕捉するように移動される。示された移動機構は、この実施形態において電磁石202に基づいている。サンプル17に対して集光ファイバ201を移動するための任意の方法を用いることができる。集光ファイバ201は、1次元または多次元で移動されることができる。集光ファイバ201からの光は、ファイバプローブ200に戻り、ファイバ結合器196に接続する光学エンジン(図示せず)に進む。参照信号193およびサンプル17から戻った散乱光は、ファイバ結合器196で結果として生じる光信号と混合され、ライン分光計186’に送りこまれる。結合信号は次に、処理のためにコンピュータ188を通過する。また、この実施例は、1つの集光ファイバを用いて示されているが、分光計の必要なサイズを削減するか、または角度範囲を増大するために、移動される複数の集光ファイバによって実装されることも可能である。
a/LCIの別の実装は、多スペクトルのa/LCIシステムである。多スペクトルのa/LCIシステム210、210’の実施形態は、図17および図18に示されている。この手法において、a/LCI測定は、数百nmまでの少数の分離され得る複数の波長(または周波数)で行われる。システム210は、f/LCIシステムのように応答し、対象サンプルに関する深さ情報が複数の波長で取得される。多スペクトルのa/LCIは、複数の波長で深さ情報および角度情報の両方を取得することができる。このシステム210は、後に、a/LCIまたはf/LCIを利用する技術を用いて構造的情報および深さ情報を生成することができる。あるいは、システム210は、血液の特性、水の特性または組織の他の特性を決定するために、少数の波長における組織応答を測定するために用いられることができる。
図17のシステム210は、深さ情報を取得するために、時間領域を用い、角度情報の並列取得と、多スペクトルの情報取得のための波長可変源とを伴う。システム210は、サンプル(図示せず)から角度散乱光を収集するために、フォトダイオードアレイ#1(211)および#2(212)を用いる。システム210は、10から20nmのスペクトル帯域幅を提供し、この実施例において数百nmまで少数にわたって同調可能であってもよい波長可変フィルタ214をスーパコンティニウム光源213に提供する。この光源の市販の例は、Fianium(R)製のSC450−AOTFであり、光ファイバスーパコンティニウム光源を音響光学波長可変フィルタと結合する。他の光源の実施例は、実施例としてキセノンランプなどの白色光源を挙げることができる。液晶(LC)光学フィルタなどの他のフィルタを用いてもよいがこれに限定されるわけではない。
スーパコンティニウム光源213は、光212をビームスプリッタ(BS1)215に向け、光216を参照信号217およびサンプル信号218に分割する。参照信号217は、AOM221を通り、次に、参照アーム220に取り付けられた再帰反射器(RR)219を通る。再帰反射器(RR)219は、深さ走査を行うために、サンプルにおける深さを変更するために、参照アーム220によって移動される。サンプル信号218は、周波数「ω」のAOM222を通り、次に画像化光学素子223を通る。画像化光学素子223は、サンプルの上にスーパコンティニウム光源213からの光を光らせ、次に、サンプルからの角度散乱光を集光する。参照信号217および角度散乱光は、ビームスプリッタ(BS2)224で結合されて、次に、フォトダイオードアレイ#1(211)および#2(212)の上に画像化される。各フォトダイオード211または212からの信号225、226は、同一の角度位置に対応する他のアレイ211または212におけるフォトダイオードから減算される。多チャネル復調器228は、結果として生じる減算された信号227に用いられる。減算された信号227は、処理のために、コンピュータ230に送られる。
図17において多スペクトルのa/LCIシステム210に対する別の手法は、複数の分光計を有する広帯域の光源を用いることできる。1つのそのようなシステム210’の実施例が、図18に示されている。システム210’は、サンプルに関する深さ情報の取得、広帯域のフィルタおよび複数の分光計の使用によって、角度情報の並列取得および多スペクトル情報の並列取得のためにフーリエ領域を用いる。光学エンジンは、この特定の実装において、画像化分光計266、268、270の内側に設けられる自由空間光学素子を有する略全体的に光ファイバである。この実装は、光ファイバが通常、自由空間光学系より安価で扱いやすいため、コストおよび構成しやすさに関して好都合である。
図18に示されているように、光232は、SLD広帯域の光源234によって生成される。光アイソレータ236は、後方反射から光源234を保護する。ファイバスプリッタ238は、サンプル信号240および参照信号242を生成する。参照信号242は、任意の偏光コントローラ244、一定の長さのファイバ246(経路光路長に至る)を通過し、レンズ(L4)248を通ってビームスプリッタ250に至る。サンプル信号240は、偏光コントローラ252およびファイバ偏光子254を進み、光源の偏光を改善して、ファイバ偏光子254の軸と偏光を位置合わせする。照射ファイバ256は、ファイバプローブ258に設けられ、レンズ260を通過して照射ファイバ256を照射する。レンズ260は、集光ファイバ261によって特定の角度(または小さな範囲の角度)で集光されるサンプル17から戻った散乱光を捕捉する。集光ファイバ261から運ばれた捕捉光は、光学レンズ(L2)262およびレンズ(L3)264を通って、ファイバプローブ258に戻るように進む。参照信号242およびサンプル17から戻った散乱光は、ビームスプリッタ250で混合される。2つの自由空間光学フィルタ263、265は、サンプルからの散乱光スペクトルを3つの信号に分割し、各信号は、個別の画像化分光計266、268、270に提供される。これにより、サンプル17からスペクトル的に分解された散乱光が、サンプルに関する構造的情報および深さ情報を取得するために、フーリエ領域技術を用いて、コンピュータ230’によって処理することを可能にする。
このシステム210’に1つの分光計を備えることが可能であるが、複数の分光計の組み合わせが、フーリエ領域の深さ検出のためのより高いスペクトル分解能と、多スペクトル情報を取得するために必要な波長の広い範囲を可能にする。システム210’は、必要に応じて、光スペクトルの多くの部分として拡張されることができる。ファイバ結合器およびファイバフィルタに基づくファイバ実装もまた、可能である。
システム210’はまた、深さ情報の取得および多スペクトル情報の取得のために、広帯域の掃引源光源を備えてもよい。別の手法は、多スペクトル情報を取得するために、異なる波長の複数の光源を共に多重化することである。たとえば、中心波長830nm、20nmの3dB幅のSLDが、中心波長650nm、15nmの3dB幅のSLDと共に多重化されて、2つの波長でa/LCI情報を取得することを可能にする。さらに、種々の波長がさらに遠くに離れるとき、異なる波長で屈折率における変動を考慮するために、補償構成要素を加えることが必要である場合もある。たとえば、波長400nmおよび800nmを用いるとき、干渉計アームが400nmの波長に適合する経路長であるとき、800nm波長に関して、分光計によって利用可能な画像化深さ(通常は1から2mm)より大きく不一致である場合に当てはまる。
本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび方法は、生検または次の組織病理学的評価を介して組織抽出を必要とすることなく、組織の健全さを評価するための臨床的に実行可能な方法であってもよい。本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび方法は、たとえば早期発見および異形成組織のスクリーニング、病期分類、治療効果の監視および臨床医に対する生検部位の指針など複数の目的のために適用されることができる。光学的a/LCIプローブの非侵襲的、非電離的性質は、悪影響を及ぼすことなく頻繁に適用されることができることを意味する。迅速に結果を得るためのa/LCIの可能性は、病気のスクリーニングのためにその広範囲に及ぶ適用可能性を著しく向上する。
核形態学測定もまた、本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび方法を用いて可能である。核形態学は、細胞の局所的環境とその遺伝子発現との間の必要な接点である。a/LCIシステムおよび方法の1つの適用は、核形態学を調査することによって、幹細胞機能への局所的な手がかりを結び付けることである。これを実行するためには複数のステップがある。第1のステップは、a/LCIシステムおよび方法の改善であり、本明細書に記載される掃引源光源手法を用い、光散乱モデルを作製して実装することであってもよい。第2のステップは、ナノトロポジに応じて核形態学を提供することである。最後に、核形態学を遺伝子発現と結び付けることによって、ナノトポロジの手がかりの影響下で幹細胞の構造と機能の関係、たとえば、ヒト間葉幹細胞(hMSC)を確立することができる。
本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび方法はまた、細胞生物学用途のために用いられることもできる。核の変形の正確な測定、すなわち、環境刺激に応じた核の構造的変化は、信号伝達の研究に関して重要である。従来、これらの測定には、ラベル付けおよび画像化、続いて画像分析を用いた核測定が必要であった。この手法は時間がかかり、侵襲的であり、細胞系を動揺させることが不可避であった。本明細書に記載されるa/LCI技術は、生物系の物理特性を調べるための代替法を提供する。本明細書に記載されるa/LCI技術は、早期癌検出のほか、環境刺激に応じた核形態学における小さな変化の非侵襲的測定のために核形態学を定量化するために用いられることができる。本明細書において提供されるa/LCI方法およびシステムによって、非球面の核の高い処理能力の測定および調査を実現することができる。これは、細胞技術研究および組織技術研究の両方に関して実証される。基質のトポグラフィおよび浸透圧をはじめとする微妙な環境刺激による細胞核またはミトコンドリアにおける構造的変化は、細胞の破壊または従来の測定に関連するアーチファクトの導入を生じることなく、迅速にプロファイルされる。3%よりよい精度が、核の幾何構成の範囲にわたって取得されることができ、より複雑な幾何構成の場合に最大の偏差を生じる。
本明細書に開示される一実施形態において、本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび方法は、浸透圧による核の変形を評価するために用いられる。細胞は、チャンバ型カバーガラスに高密度でシーディングされ、500、400および330mOsm食塩水とその順に平衡化される。核の直径は、95%の信頼区間内で平均値+/−標準誤差を取得するために、マイクロメートル単位で測定される。核のサイズにおける変化は、浸透圧に応じて検出され、本明細書に開示されるa/LCIシステムおよび方法は、細胞環境に影響を及ぼす因子に応じて、細胞の変化を検出するために用いられることができることを示している。当業者は、多くの生化学的因子および生理学的因子が、病気、治療薬に対する曝露および環境ストレスをはじめとする細胞環境に影響を及ぼし得ることを認識している。
ナノトポロジに応じて核の変化を評価するために、細胞は、細かい罫線パターンの軸に沿って細胞の伸張を生み出すナノパターンの基体の上で成長される。本明細書に開示されるa/LCIシステムおよび処理は、さまざまな配向および偏光を用いた反復測定によって、マイクロメートル単位で指向される回転楕円体の散乱体の長軸および短軸を測定するために適用される。細胞核の完全な特徴付けが実現され、核の長軸および短軸が決定されると、アスペクト比(長軸体短軸の比)が生じる。
本明細書に開示されるa/LCIシステムおよび方法はまた、治療の監視のために用いられることができる。これに関して、a/LCIシステムおよび方法は、化学治療剤を用いた治療後の複数の時点で、細胞内の核形態学および細胞内構造(たとえば、ミトコンドリア)を評価するために用いられる。光散乱信号は、フラクタル次元の形式化を用いて解釈される細胞内構造の組織における変化を明らかにする。パクリタキセルおよびドキソルビシンによって治療された細胞における細胞内構造のフラクタル次元は、対照細胞のフラクタル次元に比べて、著しく増大することが観察される。フラクタル次元は、たとえば、パクリタキセル、ドキソルビシンなどの治療薬に対する曝露によって、時間と共に変化し、アポトーシスに関連する構造的変化が生じていることを実証している。遷移行列理論に基づいた光散乱分析および逆光散乱アルゴリズムを用いて、細胞の核およびミトコンドリアのサイズおよび形状が決定される。本明細書に開示されるa/LCIシステムおよび方法を用いて、アポトーシスによって生じた変化をはじめとする細胞内構造(たとえば、ミトコンドリア)および核の構造における変化を決定することができる。したがって、本明細書に記載されるa/LCIシステムおよび処理は、臨床用途および基本的な科学用途のための初期のアポトーシス事象を検出する効用がある。
本明細書に開示される実施形態は、好ましい実施形態およびその特定の実施例を参照して本明細書に例示および記載されるが、他の実施形態および実施例が、類似の機能の実現および/または似た結果の達成を行うことができることは当業者には容易に明白である。開示内容の前の説明により、任意の当業者が開示内容の構成または使用を可能にする。開示内容に対する種々の変更は、当業者には容易に明白であり、本明細書において定義された一般的な原理は、開示内容の精神または範囲を逸脱することなく、他の変形に適用されてもよい。そのような等価な実施形態および実施例はすべて、本発明の精神または範囲に包含されており、添付の特許請求の範囲によって網羅されることを意図している。また、当業者には、種々の変更および変形は、本発明の精神および範囲を逸脱することなく行われることができることは明白である。したがって、開示内容は、本明細書に記載される実施例および設計に限定されることを意図するわけではなく、本明細書に開示される原理および新規な特徴と一致する最も広範な範囲と合致することを意図している。

Claims (13)

  1. サンプル内の散乱体の深さ特性を決定するために、サンプルの深さ分解スペクトルを取得する方法であって、
    掃引源光源からの波長の範囲にわたってスプリッタの上に光を生成するステップであって、スプリッタが、光を分割して参照ビームおよびサンプル入力ビームを生成するステップと、
    サンプル入力ビームを一定の角度でサンプルに向けるステップと、
    複数の散乱角で波長の範囲にわたってサンプルから散乱するサンプル入力ビームの結果としてサンプルからスペクトル分解および角度分解され散乱ビームを受信するステップと、
    参照ビームをスペクトル分解および角度分解され散乱ビームと混合して、スペクトル分解および角度分解され散乱ビームに関する深さ分解情報を有する、相互相関信号を生成するステップと、
    複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角で、相互相関信号を検出するステップと、
    複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角前記検出された相互相関信号を処理し、複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角で、サンプルに関する深さ分解情報を有するスペクトル分解および角度分解され相互相関プロファイルを生じるステップと
    相互相関プロファイルをフーリエ領域に変換して、散乱角に応じてサンプルに関する深さ分解情報を生じるステップと
    を含む、方法。
  2. 互相関信号を検出するステップが、1つの散乱平面において複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角で、相互相関信号を検出するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 互相関信号を検出するステップが、多数の散乱平面において複数の散乱角のうちの2つ以上の散乱角で、相互相関信号を検出するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 互相関プロファイルからサンプル内の散乱体に関するサイズ情報を復元するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. スペクトル分解および角度分解され散乱ビームにおける散乱体が、細胞核である、請求項1に記載の方法。
  6. 互相関プロファイルに応じて、核のサイズ、形状または組織における変化を測定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 互相関プロファイルに応じて、ミトコンドリアまたは他の小器官のサイズ、形状または組織における変化を測定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. サンプル内の散乱体の深さ特性を決定するために、サンプルの深さ分解スペクトルを取得するための装置であって、
    波長の範囲にわたって光を生成するように構成される掃引源光源と、
    光を受信し、光を参照ビームおよびサンプル入力ビーム分割するように構成されるスプリッタと、
    サンプル入力ビームを一定の角度でサンプルに向けるように構成されるサンプル入力ビーム経路と、
    複数の散乱角で波長の範囲にわたって、サンプルから散乱するサンプル入力ビームの結果として、サンプルからスペクトル分解および角度分解され散乱ビームを受信するように構成される受信器と、
    参照ビームをスペクトル分解および角度分解される散乱ビームと混合して、スペクトル分解および角度分解される散乱ビームに関する深さ分解情報を有する、相互相関信号を生成するように構成される混合素子と、
    複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角で、相互相関信号を検出するように構成される検出器と、
    複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角前記検出された相互相関信号を受信し、複数の散乱角のうちの1つ以上の散乱角で、サンプルに関する深さ分解情報を有するスペクトル分解および角度分解される相互相関プロファイルを生じるように構成される処理システムであって、相互相関プロファイルをフーリエ領域に変換して、散乱角に応じてサンプルに関する深さ分解情報を生じるようにさらに構成される処理システム
    を備える、装置。
  9. 処理システムが、相互相関プロファイルからサンプル内の散乱体に関するサイズ情報を復元するようにさらに構成される、請求項に記載の装置。
  10. サンプル入力ビーム経路が、送出ファイバから構成される光ファイバ経路である、請求項に記載の装置。
  11. 受信器が、サンプルからスペクトル分解および角度分解され散乱ビームを受信するように構成され集光ファイバから構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 集光ファイバが、スペクトル分解および角度分解され散乱ビームの異なる角度分布を収集するように配置され複数の光ファイバから構成されるファイババンドルである、請求項11に記載の装置。
  13. 送出ファイバが、サンプルによる鏡面反射がファイババンドルによって受信されない角度で、サンプルに向けられている、請求項12に記載の装置。
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