JP5553533B2 - 画像編集装置およびその制御方法およびプログラム - Google Patents
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Description
また、一般的に、デコーダを必要な分だけロードして動画ファイルをデコードした後、一つの動画ファイルとして保存することが行われている。この場合、解像度が大きい動画ファイルをたくさん扱うと、メモリを大量に消費してしまう。そこで、この対策として、動画ファイルを個別にレンダリングして繋ぎ合わせることが行われている。
本実施形態では、画像編集装置が動画編集プログラムを起動し、それにしたがって動作することにより実現される。画像編集装置は複数の動画ファイルを結合して1つの動画ファイルを生成して保存する、いわゆるストーリーボード編集を行う。ストーリーボード編集では、複数の動画ファイルを並べて結合するだけでなく、動画ファイルを重ねて合成したり、カット処理や画面効果をかけたりすることができる。編集対象となる動画ファイルの数に制限はない。
まず、画像編集装置100の制御部110は、編集対象の複数の動画ファイルのうち最初の動画ファイルの先頭を解析開始位置として設定(S401)し、ステップS401で設定された解析開始位置を取得する(S402)。ここでは、制御部110は編集対象のMovie_A201、Movie_B202、Movie_C203のうちMovie_A201の先頭を解析開始位置として設定し(S401)、取得する(S402)。
制御部110はステップS301で取得したGOP単位の固定値をエンコーダに設定し(S501)、動画ファイルをエンコードした結果を出力して出力結果ファイルを作成する(S502)。エンコーダ221でエンコードした結果を出力して出力結果ファイル231を作成する。エンコーダ222でエンコードした結果を出力して出力結果ファイル232を作成する。エンコーダ223でエンコードした結果を出力して出力結果ファイル233を作成する。
第1の実施形態ではエンコード範囲を先に決定してからエンコード処理するようにした。これに対して、本実施形態では、デコードとエンコードの処理中に、所定の制限範囲内の任意の値をGOP単位として動画ファイルを区切ったときに端数のフレームを出さずにエンコードできるかどうか判断する場合について説明する。GOP単位の所定の制限の範囲とは、エンコードした映像を再生する機器の制約である。本実施形態ではGOP単位の所定の制限範囲は、最小値と最大値で指定された範囲である。
制御部110はエンコーダをロードする(S701)。エンコード処理を3回に分けて行った場合は、エンコーダ221が最初のエンコード処理でロードされ不要になると開放され、次にエンコーダ222がロードされ不要になると開放され、最後にエンコーダ223がロードされ不要になると開放される。そして、制御部はエンコーダにステップS601で取得したエンコードの条件を設定し(S702)、エンコード結果を出力する出力結果ファイルを作成する(S703)。エンコード処理を3回に分けて行った場合は、231、232、233の出力結果ファイルが作成される。エンコードする範囲が204から206へ変わるときにデコーダとエンコーダを開放しなかった場合は、出力結果ファイル232は作成されないことになる。ステップS704において、制御部110は解析開始位置を取得する。初期値は編集対象の動画ファイルの先頭となり、2回目以降はステップS805で保持した値となる。ステップS705において制御ファイルはGOP単位の制限範囲をデコードをするときに使用する動画ファイルをロードし、それに適合するデコーダをロードし(S706)、デコードするフレーム数がGOPの制限範囲に収まるかどうかを判断する(S707)。本実施形態では動画ファイル201をロードした場合、デコード範囲によってデコーダ211か212がロードされ、動画ファイル202をロードした場合、デコード範囲によってデコーダ213か214がロードされる。また、動画ファイル203をロードした場合、デコーダ215がロードされる。ステップS707でデコードするフレーム数がGOPの制限範囲に収まると判断されれば、制御部110はGOPの制限範囲に収まるフレーム数をデコードし(S708)、デコードしたフレーム数をカウントする(S709)。ここで、デコードしたフレーム数をカウントしておくことで、編集対象の動画ファイルのどの位置をデコードしているか判別できる。そして、制御部110はデコーダの出力をエンコードし(S710)、エンコード結果を出力し(S711)、次のエンコード範囲の処理に移る。制御部110はステップS707からステップS711を繰り返すことでGOP単位の制限範囲で、204、206、208について次々とデコードとエンコードを繰り返し、エンコード結果として231、232、233を出力する。
本発明の目的は以下のように達成されることは言うまでもない。まず、前述した実施例の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (8)
- 第1の動画ファイルを所定の符号化単位で区切ったときの末尾のフレームまでをデコードして第1のデコード結果を取得する第1のデコード手段と、
前記第1の動画ファイルを前記所定の符号化単位で区切ったときに発生する端数のフレームと、前記第1の動画ファイルに結合される第2の動画ファイルを前記第1の動画ファイルの端数のフレームを含めて前記所定の符号化単位で区切ったときの末尾のフレームまでをデコードして第2のデコード結果を取得する第2のデコード手段と、
前記第1のデコード結果および前記第2のデコード結果をそれぞれ前記所定の符号化単位でエンコードして第1のエンコード結果および第2のエンコード結果を取得するエンコード手段と、
前記第1のエンコード結果および前記第2のエンコード結果を結合して、結合ファイルを生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする画像編集装置。 - 前記符号化単位とは、フレーム間圧縮された動画ファイルを構成する最小の単位構造であることを特徴とする請求項1に記載の画像編集装置。
- 前記符号化単位を再生機器の能力にしたがって設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像編集装置。
- 前記符号化単位は、最小値及び最大値により指定された範囲または所定の固定値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像編集装置。
- 前記第1および第2のデコード手段は、前記第1および前記第2の動画ファイルがそれぞれロードされるときにメモリに読み込まれるデコーダを用いることを特徴とする前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像編集装置。
- 前記メモリの空き容量にしたがって、前記メモリに読み込まれるデコーダを追加することを特徴とする請求項5に記載の画像編集装置。
- 第1の動画ファイルを所定の符号化単位で区切ったときの末尾のフレームまでをデコードして第1のデコード結果を取得するステップと、
前記第1の動画ファイルを前記所定の符号化単位で区切ったときに発生する端数のフレームと、前記第1の動画ファイルに結合される第2の動画ファイルを前記第1の動画ファイルの端数のフレームを含めて前記所定の符号化単位で区切ったときの末尾のフレームまでをデコードして第2のデコード結果を取得するステップと、
前記第1のデコード結果および前記第2のデコード結果をそれぞれ前記所定の符号化単位でエンコードして第1のエンコード結果および第2のエンコード結果を取得するステップと、
前記第1のエンコード結果および前記第2のエンコード結果を結合して、結合ファイルを生成するステップと、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 第1の動画ファイルを所定の符号化単位で区切ったときの末尾のフレームまでをデコードして第1のデコード結果を取得するステップと、
前記第1の動画ファイルを前記所定の符号化単位で区切ったときに発生する端数のフレームと、前記第1の動画ファイルに結合される第2の動画ファイルを前記第1の動画ファイルの端数のフレームを含めて前記所定の符号化単位で区切ったときの末尾のフレームまでをデコードして第2のデコード結果を取得するステップと、
前記第1のデコード結果および前記第2のデコード結果をそれぞれ前記所定の符号化単位でエンコードして第1のエンコード結果および第2のエンコード結果を取得するステップと、
前記第1のエンコード結果および前記第2のエンコード結果を結合して、結合ファイルを生成するステップと、
を備えることを特徴とするプログラム。
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JP2009137344A JP5553533B2 (ja) | 2009-06-08 | 2009-06-08 | 画像編集装置およびその制御方法およびプログラム |
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JP2009137344A Expired - Fee Related JP5553533B2 (ja) | 2009-06-08 | 2009-06-08 | 画像編集装置およびその制御方法およびプログラム |
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