JP5522353B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、生体情報を測定する生体情報測定装置に関し、特に指先を挿入して挟むことにより生体情報を測定する生体情報測定装置に関する。
従来から、人の指に装着して生体信号を計測する装置、例えば脈波計やパルスオキシメータ等がある。
この点で、特開2007−135718号公報においては、光電式生体情報測定装置の指先クリップが示されており、ここではパルスオキシメータの検出端として、指先を挿入して挟持する指先クリップの形状が示されている。そして、挟持した指先に対して光を照射し、透過した光の受光量に基づいて血液中の成分が測定される。
特開2007−135718号公報
一方で、当該装置は、一般的に病院等で使用される場合が多く、病院等においては医師等の主導の元で適正に使用されることが想定されている。
したがって、例えば、一般家庭等で当該装置を使用する場合については、あまり考慮されておらず、使用環境や使用方法によっては、測定個所以外で指を挟んでしまう可能性等がある。
また、一般家庭等で当該装置を使用する場合については、使用環境や使用方法によっては、測定の精度が悪くなる可能性がある。
本発明の目的は、一般家庭での使用あるいは病院等、あらゆる環境において、安全に使用可能な生体信号測定装置を提供すること、または、一般家庭での使用あるいは病院等、あらゆる環境において、精度良く測定可能な生体信号測定装置を提供することの、少なくともいずれか一方を実現することである。
この発明の第1の局面に従う生体信号測定装置(78)は、挿入された指先に対して光を照射する投光部(762)と、透過した光を受光する受光部(763)とが設けられる生体情報測定装置であって、第1の挟持部(100,200)と、第1の挟持部との間で、指先が挿入される指先挿入部(320)を形成し、指先挿入部に配置された指先を挟んで対向して設けられ、指先挿入部の指先挿入口(350)を開閉する方向に相対変位自在とされた第2の挟持部(110,210)と、指先挿入部を開いた際に、指先挿入部の指先挿入口付近において指先挿入部の指先挿入口以外に隙間ができないような位置で第1および第2の挟持部の相対変位を規制する規制部材(113,115)とを備える。
第1の局面によれば、第1の挟持部と、第2の挟持部との間で指先挿入部320が形成される。そして、指先挿入部320を開いた際に、指先挿入部320の指先挿入口付近において指先挿入部320の指先挿入口350以外に隙間ができないようにガイド機構113,115を設ける。当該構成により、指先挿入部320以外に隙間が生じないため、指先挿入部320を閉じた際に指先挿入部320以外の隙間で指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に使用することが可能である。
好ましい第2の局面に従えば、第1の挟持部は、第1の挟持部材(200)と、第1の挟持部材を覆うように設けられる第1のハウジング(100)とにより構成され、第2の挟持部は、第2の挟持部材(210)と、第2の挟持部材を覆うように設けられる第2のハウジング(110)とにより構成され、第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、投光部を構成する電子部品が設けられ、第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、受光部を構成する電子部品が設けられる。
第2の局面によれば、挟持部材200,210の少なくとも一方に対して投光部762を構成する電子部品である投光基板400が設けられ、また、受光部763を構成する電子部品である受光基板404が設けられる。そして、挟持部材200,210を覆うように上カバー100と、下カバー110とが設けられるため電子部品を保護し、安全に使用することが可能である。
好ましい第3の局面に従えば、第1および第2の挟持部の各々は、指先挿入部の両側にそれぞれ配置された側部(107,108,116,117)を有し、指先挿入部を閉じた際に、第1の挟持部の側部は、第2の挟持部の側部と重なり、規制部材は、指先挿入部を開いた際に、第1の挟持部の側部と第2の挟持部の側部とが重なり合った状態を維持するような位置で第1および第2の挟持部の相対変位を規制する。
好ましい第4の局面に従えば、第1および第2の挟持部の側部の一方に凸部(102,104)を設け、他方に凸部のスライド係合する凹部(112,114)が設けられる。
第3および第4の局面によれば、上カバー100は、指先挿入部320の両側に側部107,108を有する。また、下カバー110は、指先挿入部320の両側に側部116,117を有する。指先挿入部320が閉じた際に、上カバー100の側部107,108は、下カバー110の側部116,117と重なり、開いた際に、ガイド機構113,115により上カバー100の側部107,108と下カバー110の側部116,117とが重なりあった状態を維持する位置で規制される。当該構成により、指先挿入部320が開いた際において、上カバー100の側部107,108と下カバー110の側部116,117とにおいて隙間が生じないため、指先挿入部320を閉じた際に側部の隙間で指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に使用することが可能である。
この発明の第5の局面に従う生体信号測定装置(78)は、挿入された指先に対して光を照射する投光部(762)と、透過した光を受光する受光部(763)とが設けられる生体情報測定装置であって、第1の挟持部(100,200)と、第1の挟持部との間で、指先が挿入される指先挿入部(320)を形成し、指先挿入部に配置された指先を挟んで対向して設けられ、指先挿入部の指先挿入口(350)を開閉する方向に相対変位自在とされた第2の挟持部(110,210)とを備え、第1の挟持部の先端部(109)は、指先挿入部を閉じた際に、第2の挟持部の先端部(119)と互いに部分的に重なる。
第5の局面によれば、挟持部材200と挟持部材210との間で指先挿入部320を形成する。また、上カバー100の先端部109と、下カバー110の先端部119とは、指先挿入部320が閉じた際に互いに部分的に重なる。当該構成により、指先挿入部320を閉じた際に、上カバー100の先端部109が下カバー110と部分的に重なるように配置されているため隙間は生じないため、指先挿入部320を開いた際に先端部の隙間で指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に生体情報測定装置を使用することが可能である。
好ましい第6の局面に従えば、第1の挟持部は、第1の挟持部材(200)と、第1の挟持部材を覆うように設けられる第1のハウジング(100)とにより構成され、第2の挟持部は、第2の挟持部材(210)と、第2の挟持部材を覆うように設けられる第2のハウジング(200)とにより構成され、第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、投光部を構成する電子部品が設けられ、第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、受光部を構成する電子部品が設けられる。
第6の局面によれば、挟持部材200,210の少なくとも一方に対して投光部762を構成する電子部品である投光基板400が設けられ、また、受光部763を構成する電子部品である受光基板404が設けられる。そして、挟持部材200,210を覆うように上カバー100と、下カバー110とが設けられるため電子部品を保護し、安全に使用することが可能である。
好ましい第7の局面に従えば、第1の挟持部の側部(107,108)および第2の挟持部の側部(116,117)は、指先挿入部を開いた際に、互いに部分的に重なるように設けられる。
第7の局面によれば、指先挿入部320を開いた際に、上カバー100の側部107,108と、下カバー110の側部116,117とは互いに部分的に重なるように設けられているため、上カバー100の側部107,108と下カバー110の側部116,117とにおいて隙間が生じないため、指先挿入部320を閉じた際に側部の隙間で指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に使用することが可能である。
好ましい第8の局面に従えば、第1の挟持部の先端部(109)と第2の挟持部の先端部(119)とは、指先挿入部の指先挿入口を開閉する方向に相対変位自在とされ、第1の挟持部の先端部と第2の挟持部の先端部との相対変位を規制する先端部変位規制部材(223,227)をさらに備え、先端部変位規制部材は、指先挿入部を開いた際に、第1の挟持部の先端部と第2の挟持部の先端部とが互いに重なり合った状態を維持するような位置で規制する。
好ましい第9の局面に従えば、第1および第2の挟持部の一方に凸部(222,226)を設け、他方に凸部のスライド係合するガイド溝(221,225)が設けられる。
第8および第9の局面によれば、挟持部材200,210において、両挟持部材200,210の間には、相対変位を規制するガイド機構223,227が設けられている。また、ガイド機構223,227は、指先挿入部320が開いた際に、上カバー100の先端部109と下カバー110の先端部119とが互いに重なり合った状態を維持する。当該構成により、指先挿入部320に指Mを挿入した場合において、挟持部材200,210をフィットした状態で生体情報を測定することが可能であるとともに、上カバーとしたカバー110とが互いに重なりあった状態であるため遮光性を高めることができ生体情報測定の精度を高めることが可能である。
好ましい第10の局面に従えば、第1の挟持部は、指先挿入部に配置された指先の延長上に配置される壁部(330)を有する。
第10の局面によれば、挟持部材200は、指先挿入部320に配置された指先の延長上に壁部330を有する。当該構成により、指先挿入部320から挿入された指先Mは、当該壁部330までしか挿入することができないため指先Mの挿入を規制することができ、適切な位置で生体信号を取得して、生体情報測定の精度を高めることが可能である。また、当該壁部330がない場合、当該壁部330がない場合の奥に指先Mを挿入することによって、挟持部材の先端部にできる隙間や、上カバー、下カバー110の先端部の内側にできる隙間に指先を挟む可能性があるが、当該壁部330によって指先を挟むことを防止することができる。
この発明の第11の局面に従う生体信号測定装置(78)は、指を挿入して生体情報を測定する生体情報測定装置であって、第1部材および第2部材、第1部材と第2部材とにより指を挟持する挟持機構(200,210)、挟持機構により挟持された体の一部に対して生体情報を測定するための電子部品が設けられる測定ユニット(400,410)と、測定ユニットの外面を第1部材および第2部材が開閉可能に覆うハウジング(100,110)とを備える。
第11の局面によれば、指を挟持する挟持部材200,210を設け、挟持部材200,210に、生体情報を測定するための測定ユニットとして投光基板400,受光基板410を設ける。そして、挟持部材200,210に設けられた測定ユニットである投光基板400,410の外面を覆う上カバー100および下カバー110を設ける。 当該構成により、電子部品である内部の投光基板400や受光基板404等は外部からは見えない構成となる。すなわち、電子部品である内部の投光基板400や受光基板404等の電子部品は露出せず、ユーザが不用意に電子部品に触れるという問題を回避することができ、安全に使用することが可能である。
この発明の第12の局面に従う生体信号測定装置(78)は、挿入された指先に対して光を照射する投光部(762)と、透過した光を受光する受光部(763)とが設けられる生体情報測定装置であって、第1の挟持部材(200)と、第1の挟持部材との間で、指先が挿入される指先挿入部(320)を形成し、指先挿入部に配置された指先を挟んで対向して設けられ、指先挿入部の指先挿入口(350)を開閉する方向に相対変位自在とされた第2の挟持部材(210)とを備え、第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、投光部を構成する電子部品が設けられ、第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、受光部を構成する電子部品が設けられ、電子部品が載置された第1および第2の挟持部材を覆うようにそれぞれ設けられる第1および第2のハウジングをさらに備え、第1および第2のハウジングは、互いに部分的に重なり合って配置される。
第12の局面によれば、挟持部材200には、投光部を載置する領域230に投光基板400を設ける。また、挟持部材210には、受光部を載置する領域232に受光基板404を設ける。そして、挟持部材200,210をそれぞれ覆う上カバー100および下カバー110を互いに組み合わせて、互いに部分的に重なり合って配置することにより全体を覆う。当該構成により、挟持部材200,210は、上カバー100および下カバー110により覆われることにより、電子部品である内部の投光基板400や受光基板404等は外部からは見えない構成となる。すなわち、電子部品である内部の投光基板400や受光基板404等の電子部品は露出せず、ユーザが不用意に電子部品に触れるという問題を回避することができ、安全に使用することが可能である。
上述の記載においては、本発明の理解を助けるために後述の実施形態との対応関係を示すための参照符号および補足説明等を付したが、これらは本発明を何ら限定するものではない。
本発明の生体信号測定装置は、一般家庭での使用あるいは病院等、あらゆる環境において、安全に使用することが可能である。または、一般家庭での使用あるいは病院等、あらゆる環境において、精度良く測定することが可能である。
本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置78の外観斜視図である。 挟持部材の表面側の構造を説明する外観斜視図である。 挟持部材の裏面側の構造を説明する外観斜視図である。 生体情報測定装置78について図1のB−Bの位置で切った横断面図である。 生体情報測定装置78について図1のA−Aの位置で切った挟持部材の側断面図である。 指先挿入部320に指先Mが挿入された場合の指先挿入部320が閉じた状態における挟持部材200,210の側断面図である。 図1の領域111の詳細を説明する図である。 生体情報測定装置78が指先挿入口350の開方向に開く場合を説明する図である。 比較例としての従来の生体情報測定装置において、指先を挿入して挟持する指先クリップの例を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置の本体部500を構成する電子部品について説明する図である。 図10で説明した電子部品を搭載した生体情報測定装置78の本体部500の構成図である。 生体情報測定装置の上カバー100、本体部500、下カバー110が互いに組み合わされる場合を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う情報処理システムの一種であるビデオゲームシステム1について説明する図である。 図1に示すビデオゲームシステム1の電気的な構成を示すブロック図である。 コントローラ22の外観の一例を示す図である図である。 コントローラ22の電気的な構成について主に説明する図である。 コントローラ22を用いてゲームプレイする状態の一例について説明する図である。 マーカ340mおよび340nと、コントローラ22との視野角について説明する図である。 対象画像を含む撮像画像の一例について説明する図である。 生体情報測定装置78について説明する図である。 脈波信号について説明する図である。 生体情報測定装置78と接続されたコントローラ22を用いてゲームプレイする状態の一例について説明する図である。 生体情報測定装置78を用いたゲームについて説明する図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<生体情報測定装置>
図1は、本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置78の外観斜視図である。
図2は、挟持部材の表面側の構造を説明する外観斜視図である。図3は、挟持部材の裏面側の構造を説明する外観斜視図である。図4は、生体情報測定装置78について図1のB−Bの位置で切った横断面図である。図5は、生体情報測定装置78について図1のA−Aの位置で切った挟持部材の側断面図である。
以下、各図を参照しながら本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置の構成について説明する。
図1および図2を参照して、生体情報測定装置78は、上下の挟持部材200,210と、後述する電子部品から成る本体部500と、本体部500を覆う上カバー100と、下カバー110(以下、単にカバー100,110とも称する)とで構成される。なお、以下においては主に、後述する電子部品が載置されていない場合の本体部500の構成について説明する。
上カバー100は、上側の挟持部材200と固定され、挟持部材200の動きと連動して一体として動作する。また、下カバー110は、下側の挟持部材210と固定され、挟持部材210の動きと連動して一体として動作する。
上カバー100は、上面部から垂直方向に前面部および左右側面部が延伸するように形成され、これら上面部・左右側面部・前面部により形成される空隙に、下カバー110が収納される。すなわち、上カバー100の前面部の内面が下カバー110の前面部に対向し、上カバー100の左右側面部の内面が下カバー110の左右前面部に対向する。また、後述する機構により、上カバー100の前面部の内面は、下カバー110の前面部に対して摺動し、上カバー100の左右側面部の内面は、下カバー110の左右前面部に対して摺動する。
また、上カバー100と、下カバー110との間において、挟持部材200,210にそれぞれクッション材300,310が設けられる。そして、挟持部材200に設けられたクッション材300と、挟持部材210に設けられたクッション材310との間に指先が挿入され、指先が配置される略円柱状の空間である指先挿入部320が形成される。なお、後述するが指先挿入部320は、指先挿入部320の端部に指先が挿入し始める略円形領域である指先挿入口350を有する。また、以下においては、指先挿入部320が開いた状態とは、指先を挿入するために指先挿入口350が初期状態から開いた状態であることを意味し、指先挿入部320が閉じた状態とは、指先挿入口350が初期状態であることを意味するとともに、指先を挟んで指先挿入口350が初期状態から開いている状態も含むものとする。
図1(A),(B)に示されるように下カバー110は、本体部500を構成する挟持部材210等を覆うように形成されており、上カバー100は、下カバー110の外側面に重なるように形成されている。
具体的には、図1(B)に示されるように、上カバー100には、指先挿入部320の指先挿入口350と反対側に設けられた、すなわち、指先挿入部320に挿入された指先の延長上に先端部109が設けられる。また、下カバー110についても、同様に、指先挿入部320の指先挿入口350と反対側に設けられた、すなわち、指先挿入部320に挿入された指先の延長上に先端部119が設けられる。そして、上カバー100の先端部109は、下カバー110の先端部119の外側面に対して互いに部分的に重なるように形成されている。
また、上カバー100と下カバー110との先端部109,119の外側面の重なりの指先挿入口350の開閉方向に対する長さは、後述するが、ガイド機構223により挟持部材200,210が指先挿入口350の開閉方向に平行移動する長さよりも長いものとする。すなわち、ガイド機構223により上カバー100の先端部109と下カバー110の先端部119とは変位し、それにより指先挿入部320への指の挿入が容易になっているが、両先端部が最大限変位した場合であっても、両先端部は重なり状態を保持し、それにより、生体情報測定装置78の先端部には隙間ができない。
また、図1(A),(B)に示されるように、上カバー100には、指先挿入部320の両側に設けられた、側部107,108が設けられる。また、下カバー110についても、同様に、指先挿入部320の両側に設けられた側部116,117が設けられる。指先挿入部320を閉じた際には、上カバー100の側部107,108は、下カバー110の側部116,117と互いに部分的に重なり、後述する第2の規制部材により指先挿入部320の指先挿入口350を最大限に開いた場合であっても、上カバー100の側部107,108は、下カバー110の側部116,117と互いに部分的に重なり合った状態が維持される。
また、図1(A)に示されるように上カバー100の先端部側の表面に局部的な凹部105が設けられている。
また、図1(B)に示されるように下カバー110の先端部側の表面に局部的な凹部106が設けられている。
上カバー100,下カバー110に設けられた凹部105,106により生体情報測定装置78をつまみやすくするためのグリップ部が形成されており、当該グリップ部を指先でつまむことにより指先挿入部320を容易に開口することが可能である。なお、グリップ部は、2本の指で生体情報測定装置78をつまみやすくするために設けるものであるから、指先にフィットして、滑りにくい形状とするのが望ましく、ここでは、凹部に設計した場合について説明したが特にこれに限られず、例えば凸部とすることも可能であるし、他の形状とすることも可能である。
図2および図3を参照して、指先挿入口350から挿入された指先挿入部320に配置された指先に対して対向する、指先挿入口350を開閉する方向に相対変位自在とされた上下一対の挟持部材200,210が示されている。なお、本例(図2および図3)においては、挟持部材についてハッチングで示している。
そして、下側の挟持部材210の指先挿入方向(図2の左から右に向かう方向)の奥側の端部に、上側の挟持部材200に向けて立設された左右一対のブラケット220,224が設けられる。
そして、上側の挟持部材200と下側の挟持部材210とを閉じ方向に付勢する付勢手段としてバネ250が設けられる。
図2において、バネ250は、挟持部材200,210の側面側において、端部が上側の挟持部材200と係止される係止バネ部252と、ループを形成するループバネ部254と、ループバネ部254から延長され、下側の挟持部材210と固定される固定バネ部256とで構成され、係止バネ部252を係止する挟持部材200を固定バネ部256と固定された下側の挟持部材210に向けて付勢する。
図3においては、バネ250の他方の側面側についても同様の構成が示されている。具体的には、端部が上側の挟持部材200と係止される係止バネ部266と、ループバネ部262と、固定バネ部264とで構成され、係止バネ部266を係止する挟持部材200を固定バネ部264と固定された下側の挟持部材210に向けて付勢する。また、固定バネ部264および256をL字状に湾曲させて両側に設けられたバネ部を連結する連結部260がさらに設けられる。すなわち、連結部260により挟持部材200,210の側面側に設けられたバネ部は線バネとして一体として形成される。
また、図2において、本発明の実施の形態に従う挟持部材200,210においては、指先挿入口350を開閉する方向と交差する方向(上側の挟持部材200が存在する方向を上側とし、指先挿入部320の指先挿入口350が位置する方向を後側とした場合の、前後左右方向)への両挟持部材200,210の相対変位を規制する第1の規制部材が設けられている。第1の規制部材として、両挟持部材200,210の間には、指先挿入口350を開閉する方向への挟持部材200,210の平行移動を案内するガイド機構223が設けられている。
ガイド機構223は、下側の挟持部材210のブラケット220の側面にスライド係合するガイド溝221と、上側の挟持部材200の側面に凸部として設けられた短円柱状の軸部222とから構成されている。この軸部222がガイド溝221にスライド自在かつ揺動自在に嵌合することで、ガイド機構223が構成されている。
なお、図3においては、ガイド機構223と同様の目的で反対側にガイド機構227が設けられている場合が示されている。
具体的には、ガイド機構227は、下側の挟持部材210のブラケット224の側面にスライド係合するガイド溝225と、上側の挟持部材200の側面に凸部として設けられた短円柱状の軸部226とから構成されている。この軸部226がガイド溝225にスライド自在かつ揺動自在に嵌合することで、ガイド機構227が構成されている。
また、ガイド溝221の両端において軸部222は規制されるため、これによって上側の挟持部材200と下側の挟持部材210との指先挿入口350を開閉する方向への相対変位が規制される。
指先挿入口350を開閉する方向と交差する方向への両挟持部材200,210の相対変位を規制するガイド機構223,227を設けるので、前後左右への挟持部材200,210同士のずれを防止することができる。
特に、ガイド機構223,227は、指先挿入口350を開閉する方向への挟持部材200,210の平行移動を案内するものであるから、挟持部材200,210が開閉する際の動作をスムーズに行うことができる。また、指先挿入部320に指先Mが挿入された場合に指にフィットさせることができる。
また、そのガイド機構を軸部222とガイド溝221とで構成したので簡略な構成で開閉動作の安定化を図ることができる。
なお、本例においては、ガイド機構として、挟持部材200に凸部の軸部が設けられ、挟持部材210にガイド溝が設けられてスライド係合する構成について説明したが、特にこの構成に限られず、挟持部材210に凸部の軸部が設けられ、挟持部材200にガイド溝が設けられてスライド係合する構成とすることも当然に可能である。
なお、図2および図3においては、本体部500を構成する生体情報を測定するための受光部および投光部等の電子部品が示されていないが、上側と下側の挟持部材200,210において、挟持部材200の中央部に投光部を載置する領域230と、下側の挟持部材210の中央部に受光部を載置する領域232とが設けられる。また、投光部および受光部を載置する領域について、上側と下側の挟持部材200,210にそれぞれ配置する構成について説明するが当該配置を入れ替えることも可能である。また、本実施例においては、透過型の脈波検出を行うため、投光部および受光部はそれぞれ上下の挟持部材に分けて配置したが、例えば反射型の脈波検出を行うようにして、投光部および受光部を同じ側の挟持部材に配置することも可能である。
以上の通り本体部500は上側の挟持部材200と下側の挟持部材210とバネ250と、挟持部材に配置される電子部品とで構成されるが、当該構成の本体部500のみによっても、指を挟持し、生体情報を測定することが可能である。
そして、図4の横断面図に示されるように上側の挟持部材200側には、ゴムや柔らかい樹脂あるいは発泡剤等からなるクッション材300が接着により貼付けられている。また、同様に下側の挟持部材210側にもクッション材310が接着により貼付けられている。そして、クッション材300,310は、互いに対向して形成され、この挟持部材200,210と、クッション材300,310により指先を挿入する略円形の空間である指先挿入口350が形成される。
また、後述するが、図4においては、点線において、挟持部材200の領域230に投光基板400、下側の挟持部材210の領域232に受光基板404を載置する場合が示されている。この投光基板400に設けられた投光素子から照射され、挟持部材200,210により挟持された指先Mを透過した光が受光基板404に設けられた受光素子で受光される。
図5は、指先挿入口350が閉じた状態におけるカバー100,110と、挟持部材200,210の側断面図である。
図5を参照して、上述したように、クッション材300,310は、互いに対向して形成され、略円柱状空間である指先挿入部320を形成する。当該空間である指先挿入部320に指が挿入され、クッション材300に指の甲側が当てられ、クッション材310に指の腹側が当てられることになる。なお、本例においては、クッション材300,310をそれぞれ挟持部材200,210に設けた場合について説明したが、一方のみ設ける構成とすることも可能であるし、両方設けない構成とすることも可能である。また、本例においては、クッション材300,310をそれぞれ挟持部材200,210に接着して貼付けた構成について説明したが、これに限られず、例えば、挟持部材の構造によって挟みこんで挟持部材と固定することも可能である。
また、挟持部材200には折り返し部231が設けられる。具体的には、指先挿入方向(図2の左から右に向かう方向)の投光基板400および受光基板404が載置される領域よりも奥側の端部側において、指先挿入口350の開閉方向に伸びるように立設される折り返し部231が設けられる。また、クッション材300も折り返される。そして、折り返し部231により壁部330を形成する。
当該壁部330により指先挿入部320に挿入された指先Mは、当該壁部330までしか挿入することができない。すなわち、指先Mの挿入を規制することができ、適切な位置で生体信号を取得することできる。また、当該壁部330がない場合、当該壁部330がない場合の奥に指先Mを挿入することによって、挟持部材の先端部にできる隙間や、上カバー、下カバー110の先端部の内側にできる隙間に指先を挟む可能性があるが、当該壁部330によって指先を挟むことを防止することができる。
なお、本例においては、挟持部材200に折り返し部231を設けて壁部330を形成する構成について説明したが、挟持部材210側に折り返し部を設けて壁部を形成する構成とすることも当然に可能である。また、挟持部材とは別の部材として壁部を形成してもよい。
また、ここでは、ガイド機構223の動きについて点線領域で示されている。本例は、指先挿入部320が閉じた状態であるため、凸部として設けられた短円柱状の軸部222は、指先挿入部320が開いた状態に動く開方向とは反対の方向のブラケット220のガイド溝221の端部である閉方向側の規制端228(下端)に配置されている。
図6は、指先挿入部320に指先Mが挿入された場合の指先挿入部320が閉じた状態における挟持部材200,210の側断面図である。
図6に示されるように、指先挿入部320に指先Mが挿入されると指の太さに応じてガイド機構223を介して挟持部材200が指先挿入口350の開方向に持ち上がり、指先にフィットした状態で生体情報を測定することが可能である。
ここでは、例えば、ガイド機構223の動きについて、指先挿入部320が開いた状態であるため、凸部として設けられた短円柱状の軸部222は、指先挿入部320が開いた状態に動く開方向のブラケット220のガイド溝221の端部である開方向側の規制端229(上端)に配置されている。
この場合において、上カバー100に設けられた先端部109と、下カバー110に設けられた先端部119は、ガイド機構223により互いに部分的に重なるような位置で規制される。
上述したように、上カバー100と下カバー110との先端部109,119の指先挿入口350の開閉方向の外側面の重なりの長さは、ガイド機構223により挟持部材200,210が指先挿入口350の開閉方向に平行移動する長さよりも長いものとする。
これにより、ガイド機構223の挟持部材200,210が指先挿入口350の開閉方向にガイド溝221を介して最大限平行移動した場合であっても、開閉方向の外側面の重なりの長さが平行移動する長さよりも長いため、上カバー100と下カバー110とは互いに部分的に重なり状態が維持される。
したがって、指先挿入部320が閉じた際においても上カバー100の先端部109は、下カバー110の先端部119の外側面に対して互いに部分的に重なるように形成されており、指先挿入部320が開いた際においても、上カバー100の先端部109は、下カバー110との間には隙間は生じない。すなわち、指先挿入部320が開いた際および閉じた際において先端部において隙間は生じない。
次に、図1の領域111における上カバー100および下カバー110に設けられた第2の規制部材について説明する。
図1および図4に示されるように生体情報測定装置78においては、ガイド機構223の他に、指先挿入部320の指先挿入口350側において、指先挿入口350を開閉する方向への両挟持部材200,210の相対変位を規制する第2の規制部材がさらに設けられている。
具体的には、挟持部材200と連結される上カバー100の側部107,108と、挟持部材210と連結される下カバー110の側部116,117との間で第2の規制部材が設けられる。
上カバー100と下カバー110との間(側部107と側部116との間(図4の右側部分))には、指先挿入口350を開閉する方向への挟持部材200,210の移動を案内するガイド機構113が設けられている。このガイド機構113は、上カバー100の側部107の下カバー110側の側面に凸部として設けられた略短半円柱上の軸部102と、下カバー110の側部116の上カバー100側の側面に凹部として設けられ、軸部102がスライド係合するガイド溝112とから構成されている。この軸部102がガイド溝112にスライド自在かつ揺動自在に嵌合することで、ガイド機構113が構成されている。
また、同様に上カバー100と下カバー110との間(側部108と側部117との間(図4の左側部分))には、指先挿入口350を開閉する方向への挟持部材200,210の移動を案内するガイド機構115が設けられている。このガイド機構115は、上カバー100の側部108の下カバー110側の側面に凸部として設けられた略短円柱上の軸部104と、下カバー110の側部117の上カバー100側の側面に凹部として設けられ、軸部104がスライド係合するガイド溝114とから構成されている。この軸部104がガイド溝114にスライド自在かつ揺動自在に嵌合することで、ガイド機構115が構成されている。
図7(A)は、図1の領域111におけるガイド機構113において、指先挿入部320が閉じた状態を指し示している。
具体的には、この場合には、軸部102は、凹部として設けられたガイド溝112の指先挿入部320が開いた状態に動く開方向とは反対の方向のガイド溝112の端部である閉方向側の規制端(下端)に有る場合が示されている。
図7(B)は、図1の領域111におけるガイド機構113において、指先挿入部320が開いた状態を指し示している。
具体的には、この場合には、軸部102は、凹部として設けられたガイド溝112の指先挿入部320が開いた状態に動く開方向のガイド溝112の端部である開方向側の規制端(上端)に有る場合が示されている。
ガイド機構115についても同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
当該ガイド機構113,115の構成により、図8で示されるように生体情報測定装置78は、指先挿入口350の開方向に開く場合において、ガイド溝の開方向側の規制端(上端)で規制される。
そして、軸部104(102)がガイド溝114(112)の規制端(上端)で止まることにより、使用状態において指先挿入口350を最大限開いた場合でも、上カバー100と下カバー110との側部は、互いに一部が重なり合い、上カバー100の側部と下カバー110の側部との間には隙間は生じない。
すなわち、指先挿入口350を最大限開いた場合でも、上カバー100と連結される挟持部材200と、下カバー110と連結される挟持部材210との間には、上カバー100の側部と下カバー110との側部が互いに一部が重なり合うため隙間は生じない。
したがって、上カバー100と下カバー110とは互いに組み合わせられて、側部および先端部で隙間は生じないため指先挿入部320の指先挿入口350でのみ開口するように形成されている。
なお、本例においては、上カバー100に凸部を設け、下カバー110に凹部を設けてガイド機構113,115を構成する場合について説明したが、上カバー100に設けられる凸部と、下カバー110に設けられる凹部とをそれぞれ入れ替えてガイド機構113,115を構成するようにすることも当然に可能である。なお、本例においては、凸部の構成として短半円柱状の軸部について説明しているが軸部の構成として円柱状とすることも可能であるし、その他の形状とすることも可能である。
図9を用いて比較例としての従来の生体情報測定装置において、指先を挿入して挟持する指先クリップの例を説明する。
図9を参照して、この指先クリップは、指先Mを挟む挟持部材1201,1202を、指先挿入方向の先方側に設けた係合部1203,1204により係合し、両挟持部材1201,1202を図示しない閉バネで閉じ方向に付勢したものである。
この指先クリップを使用する場合は、図9(A)に示されるように手元側を開いて指先Mを挿入する。そして、図9(B)には指先Mを奥までいれて挟持部材1201,1202で閉じた状態が示されている。
この図9(A)に示されるように、挟持部材1201,1202を開いた際には、測定する指先M以外にも簡単に他の指等が横から入り込む側部1302が存在する。すなわち、指先クリップの側部1302において隙間が存在するため、例えば、閉じた際に誤って当該隙間に存在する別の指等を挟む可能性がある。
また、図9(B)に示されるように挟持部材1201,1202が閉じた際において、挟持部材1201,1202の指先が挿された延長上において、測定する指先M以外にも簡単に他の指等が入り込む先端部1304が存在する。すなわち、指先クリップの先端部1304において、閉じた際において、隙間が存在するため、例えば、開いた際に誤って当該隙間に存在する別の指等を挟む可能性がある。
また、当該隙間の存在により、挟持部材1201,1202を閉じた際の測定状態において、外部からの光が簡単に側部1302あるいは先端部1304等から入り、受光素子に届いてしまう場合があるため、遮光性が低く生体情報測定の精度が低くなるという問題がある。
一方で、上述したように本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置78は、指先挿入部320に指先Mが挿入された場合、すなわち、指先挿入部320が閉じた際において、ガイド機構113,115により生体情報測定装置78の側部107,108において隙間が生じないため指先挿入部320を閉じた際において、例えば、誤って別の指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に生体情報測定装置を使用することが可能である。
また、指先挿入部320を閉じた際において、上カバー100の側部107,108は、下カバー110の側部を覆うように形成されている。したがって、指先挿入部320が閉じた際における生体情報測定装置78の側部において隙間が生じないため指先Mを指先挿入部320に挿入している際の遮光性が高まり生体情報の測定の精度を向上させることができる。
また、指先挿入部320を閉じた際において、上述したように上カバー100の先端部109は、下カバー110と互いに部分的に重なるように形成されており、隙間は生じないため、例えば、開いた際に誤って当該隙間に存在する別の指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に生体情報測定装置を使用することが可能である。
また、上述したように上カバー100と下カバー110との先端部の重なりが、挟持部材200,210がガイド機構223,227により最大限スライドした場合においても維持されるため上カバー100と下カバー110の先端部に隙間は生じない。すなわち、指先挿入部320が開いた際に生体情報測定装置78の先端部において隙間が生じないため、閉じた際において、例えば、誤って別の指等を挟むといった問題を回避することができ、安全に生体情報測定装置を使用することが可能である。
また、指先挿入部320を閉じた際において、上カバー100は、下カバー110の先端部を覆うように形成されている。したがって、指先挿入部320を閉じた際における生体情報測定装置78の先端部において隙間が生じないため指先Mを指先挿入部320に挿入している際の遮光性が高まり生体情報の測定の精度を向上させることができる。
また、本装置における挟持機構は、挟持部材が備えるガイド溝221,225とバネ250によって構成されるが、上カバー100と下カバー110とによって、この挟持機構は外側から露出しないように覆われる。挟持機構部は、可動時に支点となるため、大きな力がかかる部分であり、また、バネ等があることにより、挟み込み等の問題が生じる可能性の高い部分であるが、これを覆うことによって、安全に生体情報測定装置を使用することが可能である。
図10を用いて本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置の本体部500を構成する電子部品について説明する。
図10を参照して、本体部500を構成する電子部品は、生体情報測定装置の制御および信号処理を実行するチップが搭載された本体基板406と、投光素子が搭載された投光基板400と、受光素子が搭載された受光基板404と、投光基板400および受光基板404と本体基板とをそれぞれ接続するケーブル402,403と、本体基板406に設けられたケーブル79と接続するためのコネクタ408とで構成される。
図11は、図10で説明した電子部品を搭載した生体情報測定装置78の本体部500の構成図である。
図11(A)を参照して、図示しないが図3で説明した下側の挟持部材210の中央部に設けられた、受光部を載置する領域232に上述した受光基板404が載置される。そして、その上から本体基板406を固定するための基板ホルダー244が取り付けられる。そして、その基板ホルダー244に本体基板406が載置されて基板ホルダー244の両側に設けられた爪部246,248により本体基板406を固定する。
図11(B)を参照して、上側の挟持部材200の中央部に設けられた、投光部を載置する領域230に上述した投光基板400が載置されている場合が示されている。
これにより、生体情報測定装置78の本体部500が完成する。
図12は、生体情報測定装置の上カバー100、本体部500、下カバー110が互いに組み合わされる場合を説明する図である。
図12に示されるように、本体部500は、上カバー100および下カバー110を互いに組み合わせることにより図1に示されたように全体が覆われた構成となる。すなわち、本体部500と、本体部500を覆う上カバー100および下カバー110とは別成型である。そして、上記で説明したように上カバー100および下カバー110は互いに組み合わせられる。本体部500の基板や配線は、内部の本体側側面に配置されることになった場合であっても上カバー100および下カバー110を互いに組み合わせて全体を覆うことにより内部の本体側側面に配置された本体部500の基板や配線は外部からは見えない構成となる。
したがって、本体部500の基板や配線は露出せず、ユーザが不用意に電子部品に触れたり、また、隙間に指を挟んでしまうという問題を回避することができ、安全であり、故障になり難い。
また、本体部500の可動部であるガイド機構223,227についても上カバー100および下カバー110を互いに組み合わせて全体を覆うことにより隙間を埋めて内部の構成が見えない構成とするため安全に使用することが可能である。
また、上カバー100および下カバー110を取り外せば容易に本体部500を取り出すことが可能であり、保守点検等の作業が容易である。
また、特に本実施例のように、本体部500の外側面に基盤や配線を配置するようにすることで、スペースを有効に活用できると共に、電子回路部に対する保守点検等の作業が容易となる。
また、本体部500と上カバー100および下カバー110とを別成型とすることにより本体部500の構成に縛られずに生体情報測定装置78全体のデザインの設計の自由度を高めることができる。すなわち、測定ユニットがそれ自体で測定機能が完結しているので、カバー部材の形状を測定機能のための設計にとらわれずに自由にデザインできる。
なお、本例における生体情報測定装置78は、受光基板および投光基板のみならず、生体情報測定装置の制御および信号処理を実行するチップを搭載する構成であるが、受光基板および投光基板のみの構成として、生体情報測定装置の制御および信号処理については別体の装置で実行するようにすることも可能である。
なお、本例においては、下カバー110は、本体部500を構成する挟持部材等を覆うように形成されており、上カバー100は、下カバー110の外側面に重なるように形成されている場合について説明したが、上カバー100が本体部500を構成する挟持部材等を覆う構成として、下カバー110が上カバー100の外側面に重なるように形成するようにすることも可能である。
以下、本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置78の利用形態について説明する。
具体的には、以下に説明するように生体情報測定装置78をゲーム装置で使用する場合について説明する。
<ゲーム装置の構成>
図13を用いて、この発明の実施の形態に従う情報処理システムの一種であるビデオゲームシステム1について説明する。
図13を参照して、この発明の実施の形態に従うビデオゲームシステム1は、ゲーム装置12、コントローラ22、生体情報測定装置78を含む。ゲーム装置12は、据置型ゲーム装置である。コントローラ22は、ユーザないしプレイヤの入力装置ないし操作装置であるゲーム装置12の周辺機器の一種である。そして、コントローラ22は、人の生体情報を測定する生体情報測定装置78をゲーム装置12の拡張機器として接続することが可能である。
本実施の形態に従うゲーム装置12は、コントローラ22と通信可能に設計されている。また、ゲーム装置12とコントローラ22とは、無線によって接続される。たとえば、無線通信は、Bluetooth(登録商標)規格に従って実行されるが、赤外線や無線LANなど他の規格に従って実行されてもよい。さらには、有線で接続されてもよい。
ゲーム装置12は、略直方体のハウジング14を含み、ハウジング14の前面にはディスクスロット16が設けられる。ディスクスロット16から、ゲームプログラム等を記憶した記憶媒体の典型例である光ディスク18が挿入されて、ハウジング14内のディスクドライブ54(図14参照)に装着される。ディスクスロット16の周囲には、LEDと導光板が配置され、さまざまな処理に応答させて点灯させることが可能である。
また、ゲーム装置12のハウジング14の前面において、その上部には、電源ボタン20aおよびリセットボタン20bが設けられ、その下部には、イジェクトボタン20cが設けられる。さらに、リセットボタン20bとイジェクトボタン20cとの間であり、ディスクスロット16の近傍には、外部メモリカード用コネクタカバー28が設けられる。この外部メモリカード用コネクタカバー28の内側には、外部メモリカード用コネクタ62(図14参照)が設けられ、図示しない外部メモリカード(以下、単に「メモリカード」とも称す。)が挿入される。メモリカードは、光ディスク18から読み出したゲームプログラム等をローディングして一時的に記憶したり、このビデオゲームシステム1を利用してプレイしたゲームのゲームデータ(ゲームの結果データまたは途中データ)を保存(セーブ)しておいたりするために利用される。ただし、上記のゲームデータの保存は、メモリカードに対して行なうことに代えて、たとえばゲーム装置12の内部に設けられるフラッシュメモリ44(図14参照)のような内部メモリに対して行なうようにしてもよい。また、メモリカードは、内部メモリのバックアップメモリとして用いるようにしてもよい。また、ゲームプログラム等は、ネットワーク接続されたサーバなどから、有線または無線の通信回線を通じて、ゲーム装置12に供給(ダウンロード)されてもよい。このようにダウンロードされたゲームプログラム等については、ゲーム装置12の内部に設けられるフラッシュメモリ44(図14参照)やメモリカードに記憶される。
なお、メモリカードとしては、汎用のSD(Secured Digital)カードを用いることができるが、メモリスティックやマルチメディアカード(登録商標)のような他の汎用のメモリカードを用いることもできる。
ゲーム装置12のハウジング14の後面には、AVケーブルコネクタ58(図14参照)が設けられる。そのAVケーブルコネクタ58には、AVケーブル32aを通してゲーム装置12にモニタ34(表示部)およびスピーカ34a(音声出力部)が接続される。このモニタ34およびスピーカ34aは、典型的には、カラーテレビジョン受像機である。AVケーブル32aは、ゲーム装置12からの映像信号をカラーテレビのビデオ入力端子に入力し、音声信号を音声入力端子に入力する。したがって、カラーテレビ(モニタ)34の画面上には、たとえば3次元(3D)ビデオゲームのゲーム画像が表示され、左右のスピーカ34aからは、ゲーム音楽や効果音などのステレオゲーム音声が出力される。また、モニタ34の周辺(図13に示す例では、モニタ34の上側)には、2つの赤外線LED(マーカ)340m,340nを有するマーカ部34bが設けられる。このマーカ部34bは、電源ケーブル32bを通してゲーム装置12に接続される。したがって、マーカ部34bには、ゲーム装置12から電源が供給される。これによって、マーカ340m,340nは投光し、それぞれモニタ34の前方に向けて赤外光を出力する。
なお、ゲーム装置12の電源は、一般的なACアダプタ(図示せず)によって供給される。ACアダプタは、家庭用の標準的な壁ソケットに差し込まれ、家庭用電源(商用電源)を、ゲーム装置12の駆動に適した低いDC電圧信号に変換する。他の実現例では、電源としてバッテリが用いられてもよい。
このビデオゲームシステム1において、ユーザがゲーム(または、ゲームに限らず、他のアプリケーション)をプレイする場合には、ユーザは、まずゲーム装置12の電源をオンし、次いで、ビデオゲーム(もしくはプレイしたいと思う他のアプリケーション)のプログラムを記録している適宜の光ディスク18を選択し、その光ディスク18をゲーム装置12のディスクドライブ54にローディングする。すると、ゲーム装置12は、その光ディスク18に記録されているプログラムに基づいてビデオゲームもしくは他のアプリケーションを実行し始めるようにする。あるいは、ゲーム装置12は、予めサーバからダウンロードされフラッシュメモリ44(図14参照)などに格納されているプログラムに基づいてビデオゲームもしくは他のアプリケーションを実行し始めることもできる。
ユーザは、コントローラ22を操作して、ゲーム装置12に入力を与える。たとえば、入力部26のどれかを操作することによってゲームもしくは他のアプリケーションをスタートさせる。また、入力部26に対する操作以外にも、コントローラ22自体を動かすことによって、動画オブジェクト(ユーザオブジェクト)を異なる方向に移動させ、または3Dのゲーム世界におけるユーザの視点(カメラ位置)を変化させることができる。
図14を用いて、図13に示すビデオゲームシステム1の電気的な構成について説明する。
図14を参照して、ハウジング14内の各コンポーネントは、プリント基板に実装される。図14に示すように、ゲーム装置12には、CPU40が設けられる。このCPU40は、ゲームプロセッサとして機能する。このCPU40には、システムLSI42が接続される。このシステムLSI42には、外部メインメモリ46、ROM/RTC48、ディスクドライブ54およびAV_IC56が接続される。
外部メインメモリ46は、各種アプリケーションのプログラムを記憶したり、各種データを記憶したりし、CPU40のワーク領域やバッファ領域として用いられる。ROM/RTC48は、いわゆるブートROMであり、ゲーム装置12の起動用のプログラムが組み込まれるとともに、時間をカウントする計時回路が設けられる。すなわち、CPU40は、ROM/RTC48を参照することで、現在の日時(年月日および時刻)を取得する。ディスクドライブ54は、光ディスク18からプログラムデータやテクスチャデータ等を読み出し、CPU40の制御の下で、後述する内部メインメモリ42eまたは外部メインメモリ46に書込む。
システムLSI42には、入出力プロセッサ42a、GPU(Graphics Processor Unit)42b、DSP(Digital Signal Processor)42c、VRAM42d、および内部メインメモリ42eが設けられ、これらは内部バスによって互いに接続される。
入出力プロセッサ(I/Oプロセッサ)42aは、データの送受信を実行したり、データのダウンロードを実行したりする。データの送受信やダウンロードについては後で詳細に説明する。
GPU42bは、描画手段の一部を形成し、CPU40からのグラフィクスコマンド(作画命令)を受け、そのコマンドに従ってゲーム画像データを生成する。ただし、CPU40は、グラフィクスコマンドに加えて、ゲーム画像データの生成に必要な画像生成プログラムをGPU42bに与える。
上述したように、GPU42bにはVRAM42dが接続される。GPU42bが作画コマンドを実行するにあたって必要なデータ(画像データ:ポリゴンデータやテクスチャデータなどのデータ)は、GPU42bがVRAM42dにアクセスして取得する。なお、CPU40は、描画に必要な画像データを、GPU42bを介してVRAM42dに書込む。GPU42bは、VRAM42dにアクセスして描画のためのゲーム画像データを作成する。
なお、この本実施の形態では、GPU42bがゲーム画像データを生成する場合について説明するが、ゲームアプリケーション以外のなんらかのアプリケーションを実行する場合には、GPU42bは当該アプリケーションについての画像データを生成する。
また、DSP42cは、オーディオプロセッサとして機能し、内部メインメモリ42eや外部メインメモリ46に記憶されるサウンドデータや音波形(音色)データを用いて、スピーカ34aから出力する音、音声或いは音楽に対応するオーディオデータを生成する。
上述のように生成されたゲーム画像データおよびオーディオデータは、AV_IC56によって読み出され、AVケーブルコネクタ58を介してモニタ34およびスピーカ34aに出力される。したがって、ゲーム画面がモニタ34に表示され、ゲームに必要な音(音楽)がスピーカ34aから出力される。
また、入出力プロセッサ42aには、フラッシュメモリ44、無線通信モジュール50および無線コントローラモジュール52が接続されるとともに、拡張コネクタ60および外部メモリカード用コネクタ62が接続される。また、無線通信モジュール50にはアンテナ50aが接続され、無線コントローラモジュール52にはアンテナ52aが接続される。
入出力プロセッサ42aは、無線通信モジュール50を介して、ネットワークに接続される他のゲーム装置や各種サーバと通信することができる。
また、入出力プロセッサ42aは、コントローラ22から送信される入力データをアンテナ52aおよび無線コントローラモジュール52を介して受信し、内部メインメモリ42eまたは外部メインメモリ46のバッファ領域に記憶(一時記憶)する。入力データは、CPU40のゲーム処理によって利用された後、バッファ領域から消去される。
なお、この本実施の形態では、上述したように、無線コントローラモジュール52は、Bluetooth(登録商標)規格にしたがってコントローラ22との間で通信を行なう。
さらに、入出力プロセッサ42aには、拡張コネクタ60および外部メモリカード用コネクタ62が接続される。拡張コネクタ60は、USBやSCSIのようなインターフェイスのためのコネクタであり、外部記憶媒体のようなメディアを接続したり、他のコントローラのような周辺機器を接続したりすることができる。また、拡張コネクタ60に有線LANアダプタを接続し、無線通信モジュール50に代えて当該有線LANを利用することもできる。外部メモリカード用コネクタ62には、メモリカードのような外部記憶媒体を接続することができる。したがって、たとえば、入出力プロセッサ42aは、拡張コネクタ60や外部メモリカード用コネクタ62を介して、外部記憶媒体にアクセスし、データを保存したり、データを読み出したりすることができる。
図13にも示したように、ゲーム装置12(ハウジング14)には、電源ボタン20a、リセットボタン20bおよびイジェクトボタン20cが設けられる。電源ボタン20aは、システムLSI42に接続される。この電源ボタン20aがオンされると、システムLSI42は、ゲーム装置12の各コンポーネントに図示しないACアダプタを経て電源が供給され、通常の通電状態となるモード(通常モードと呼ぶこととする)を設定する。一方、電源ボタン20aがオフされると、システムLSI42は、ゲーム装置12の一部のコンポーネントのみに電源が供給され、消費電力を必要最低限に抑えるモード(以下、「スタンバイモード」とも称す。)を設定する。この本実施の形態では、スタンバイモードが設定された場合には、システムLSI42は、入出力プロセッサ42a、フラッシュメモリ44、外部メインメモリ46、ROM/RTC48および無線通信モジュール50、無線コントローラモジュール52以外のコンポーネントに対して、電源供給を停止する指示を行なう。したがって、このスタンバイモードは、CPU40によってアプリケーションの実行が行なわれないモードである。
なお、システムLSI42には、スタンバイモードにおいても電源が供給されるが、GPU42b、DSP42cおよびVRAM42dへのクロックの供給を停止することにより、これらを駆動させないようにして、消費電力を低減するようにしてある。
また、ゲーム装置12のハウジング14内部には、CPU40やシステムLSI42などのICの熱を外部に排出するためのファンが設けられる。スタンバイモードでは、このファンも停止される。ただし、スタンバイモードを利用したくない場合には、スタンバイモードを利用しない設定にしておくことにより、電源ボタン20aがオフされたときに、すべての回路コンポーネントへの電源供給が完全に停止される。
また、通常モードとスタンバイモードの切り替えは、コントローラ22の電源スイッチ26hのオン/オフの切り替えによっても遠隔操作によって行なうことが可能である。当該遠隔操作を行なわない場合には、スタンバイモードにおいて無線コントローラモジュール52への電源供給を行なわない設定にしてもよい。
リセットボタン20bもまた、システムLSI42に接続される。リセットボタン20bが押されると、システムLSI42は、ゲーム装置12の起動プログラムを再起動する。イジェクトボタン20cは、ディスクドライブ54に接続される。イジェクトボタン20cが押されると、ディスクドライブ54から光ディスク18が排出される。
<コントローラの構成>
図15(A)〜図15(E)は、コントローラ22の外観の一例を示す。図15(A)はコントローラ22の先端面を示し、図15(B)はコントローラ22の上面を示し、図15(C)はコントローラ22の右側面を示し、図15(D)はコントローラ22の下面を示し、そして、図15(E)はコントローラ22の後端面を示す。
図15(A)〜図15(E)を参照して、コントローラ22は、たとえばプラスチック成型によって形成されたハウジング22aを有している。ハウジング22aは、略直方体形状であり、ユーザが片手で把持可能な大きさである。ハウジング22a(コントローラ22)には、入力手段(複数のボタンないしスイッチ)26が設けられる。具体的には、図15(B)に示すように、ハウジング22aの上面には、十字キー26a,1ボタン26b,2ボタン26c,Aボタン26d,−ボタン26e,HOMEボタン26f,+ボタン26gおよび電源スイッチ26hが設けられる。また、図15(C)および図15(D)に示すように、ハウジング22aの下面に傾斜面が形成されており、この傾斜面に、Bトリガースイッチ26iが設けられる。
十字キー26aは、4方向プッシュスイッチであり、矢印で示す4つの方向、前(または上)、後ろ(または下)、右および左の操作部を含む。この操作部のいずれか1つを操作することによって、ユーザによって操作可能なキャラクタまたはオブジェクト(ユーザキャラクタまたはユーザオブジェクト)の移動方向を指示したり、カーソルの移動方向を指示したりすることができる。
1ボタン26bおよび2ボタン26cは、それぞれ、押しボタンスイッチである。たとえば3次元ゲーム画像を表示する際の視点位置や視点方向、すなわち仮想カメラの位置や画角を調整する等のゲームの操作に使用される。または、1ボタン26bおよび2ボタン26cは、Aボタン26dおよびBトリガースイッチ26iと同じ操作或いは補助的な操作をする場合に用いるようにしてもよい。
Aボタン26dは、押しボタンスイッチであり、ユーザキャラクタまたはユーザオブジェクトに、方向指示以外の動作、すなわち、打つ(パンチ)、投げる、つかむ(取得)、乗る、ジャンプするなどの任意のアクションをさせるために使用される。たとえば、アクションゲームにおいては、ジャンプ、パンチ、武器を動かすなどを指示することができる。また、ロールプレイングゲーム(RPG)やシミュレーションRPGにおいては、アイテムの取得、武器やコマンドの選択および決定等を指示することができる。
−ボタン26e、HOMEボタン26f、+ボタン26gおよび電源スイッチ26hもまた、押しボタンスイッチである。−ボタン26eは、ゲームモードを選択するために使用される。HOMEボタン26fは、ゲームメニュー(メニュー画面)を表示するために使用される。+ボタン26gは、ゲームを開始(再開)したり、一時停止したりするなどのために使用される。電源スイッチ26hは、ゲーム装置12の電源を遠隔操作によってオン/オフするために使用される。
なお、この本実施の形態では、コントローラ22自体をオン/オフするための電源スイッチは設けておらず、コントローラ22の入力部26のいずれかを操作することによってコントローラ22はオンとなり、一定時間(たとえば、30秒)以上操作しなければ自動的にオフとなるようにしてある。
Bトリガースイッチ26iもまた、押しボタンスイッチであり、主として、弾を撃つなどのトリガを模した入力を行ったり、コントローラ22で選択した位置を指定したりするために使用される。また、Bトリガースイッチ26iを押し続けると、ユーザオブジェクトの動作やパラメータを一定の状態に維持することもできる。また、一定の場合には、Bトリガースイッチ26iは、通常のBボタンと同様に機能し、Aボタン26dによって決定したアクションを取り消すなどのために使用される。
また、図15(E)に示すように、ハウジング22aの後端面に外部拡張コネクタ22bが設けられ、また、図15(B)に示すように、ハウジング22aの上面であり、後端面側にはインジケータ22cが設けられる。外部拡張コネクタ22bは、後述する拡張機器である生体情報測定装置78を接続するためなどに使用される。インジケータ22cは、たとえば、4つのLEDで構成され、4つのうちのいずれか1つを点灯することにより、点灯LEDに対応するコントローラ22の識別情報(コントローラ番号)を示したり、点灯させるLEDの個数によってコントローラ22の電源残量を示したりすることができる。
さらに、コントローラ22は、撮像情報演算部80(図16参照)を有しており、図15(A)に示すように、ハウジング22aの先端面には撮像情報演算部80の光入射口22dが設けられる。また、コントローラ22は、スピーカ86(図16参照)を有しており、このスピーカ86は、図15(B)に示すように、ハウジング22aの上面であり、1ボタン26bとHOMEボタン26fとの間に設けられる音抜き孔22eに対応して、ハウジング22a内部に設けられる。
なお、図15(A)〜図15(E)に示したコントローラ22の形状や、各入力部26の形状、数および設置位置等は単なる一例に過ぎず、それらが適宜改変された場合であっても、本発明の本質に包含される。
当該コントローラ22は、本実施の形態では、図13に示される拡張機器である生体情報測定装置78と接続された状態で用いられる。具体的には、ハウジング22aの後端面に設けられた外部拡張コネクタ22bと生体情報測定装置78のコネクタとが接続される。
図16を用いて、コントローラ22の電気的な構成について主に説明する。
この図16を参照して、コントローラ22はプロセッサ70を含み、このプロセッサ70には、内部バス(図示せず)によって、外部拡張コネクタ22b、入力部26、メモリ72、加速度センサ74、無線モジュール76、撮像情報演算部80、LED82(インジケータ22c)、バイブレータ84、スピーカ86および電源回路88が接続される。また、無線モジュール76には、アンテナ71が接続される。当該無線モジュール76とプロセッサ70によりゲーム装置12とデータ通信を実行する通信部75を構成する。なお、外部拡張コネクタ22bは、生体情報測定装置78のコネクタ77と接続されている。そして、生体情報測定装置78は、ケーブル79、コネクタ77、外部拡張コネクタ22bを介してプロセッサ70と接続され、プロセッサ70に、生体情報測定装置78からの生体情報データが入力される。生体情報測定装置78は、ケーブル79を介してコントローラ22と接続されているためコントローラ22の無線モジュール76との間で電波干渉を考慮する必要が無く、安定してデータをコントローラ22に出力することが可能である。
プロセッサ70は、コントローラ22の全体制御を司り、入力部26、加速度センサ74、撮像情報演算部80および外部拡張コネクタ22bによって入力された情報(入力情報)を、入力データとして無線モジュール76およびアンテナ71を介してゲーム装置12に送信(入力)する。このとき、プロセッサ70は、メモリ72を作業領域ないしバッファ領域として用いる。
上述した入力部26(26a−26i)からの操作信号(操作データ)である入力情報は、プロセッサ70に入力され、プロセッサ70は操作データを一旦メモリ72に記憶する。
また、加速度センサ74は、コントローラ22の縦方向(y軸方向)、横方向(x軸方向)および前後方向(z軸方向)の3軸で各々の加速度を検出する。この加速度センサ74は、典型的には、静電容量式の加速度センサであるが、他の方式のものを用いるようにしてもよい。
たとえば、加速度センサ74は、第1所定時間毎に、x軸,y軸,z軸の各々についての加速度(ax,ay,az)を検出し、検出した加速度のデータ(加速度データ)をプロセッサ70に入力する。たとえば、加速度センサ74は、各軸方向の加速度を、−2.0G〜2.0G(Gは重力加速度である。以下、同じ。)の範囲で検出する。プロセッサ70は、加速度センサ74から与えられる加速度データを、第2所定時間毎に検出し、一旦メモリ72に記憶する。
また、生体情報測定装置78は、外部拡張コネクタ22bを介してプロセッサ70に生体情報データを入力する。プロセッサ70は、入力された生体情報データを一旦メモリ72に記憶する。
そして、プロセッサ70は、操作データ、加速度データ、後述するマーカ座標データおよび生体情報データの少なくとも1つを含む入力データを作成し、作成した入力データを、ゲーム装置12に送信する。ここで、通信部から、ゲーム装置本体5に備える無線コントローラモジュール52への無線通信は、所定の周期毎に行なわれるが、ゲームの処理は1/60sを単位として行われることが一般的であるので、それよりも短い周期で送信を行う必要がある。具体的には、ゲームの処理単位は、16.7ms(1/60s)であり、本例においては、一例としてコントローラ22から所定周期(1/200s毎)に無線パケットが送信される。
なお、図15(A)〜図15(E)には表れていないが、本実施形態では、加速度センサ74は、ハウジング22a内部の基板上の十字キー26aが配置される付近に設けられる。
ここで、加速度センサ74から出力される加速度データに基づいて、ゲーム装置12のプロセッサ(たとえば、CPU40)またはコントローラ22のプロセッサ(たとえば、プロセッサ70)などのコンピュータが処理を行なうことによって、コントローラ22に関するさらなる情報を推測または算出(判定)することができることは、当業者であれば本明細書の説明から容易に理解できるであろう。
たとえば、1軸の加速度センサを搭載するコントローラが静的な状態であることを前提としてコンピュータ側で処理する場合、すなわち、加速度センサによって検出される加速度が重力加速度のみであるとして処理する場合、コントローラ22が現実に静的な状態であれば、検出された加速度データに基づいてコントローラ22の姿勢が重力方向に対して傾いているか否かまたはどの程度傾いているかを知ることができる。具体的には、加速度センサの検出軸が鉛直下方向である状態を基準としたとき、1G(重力加速度)がかかっているか否かだけで傾いているか否かを知ることができるし、その大きさによってどの程度傾いているかを知ることができる。
また、多軸の加速度センサの場合には、さらに各軸の加速度データに対して処理を施すことによって、重力方向に対してどの程度傾いているかをより詳細に知ることができる。この場合において、加速度センサの出力に基づいて、プロセッサ70がコントローラ22の傾き角度のデータを算出する処理を行ってもよいが、当該傾き角度のデータの算出処理を行なうことなく、加速度センサからの出力に基づいて、おおよその傾きを推定できるような処理としてもよい。このように、加速度センサをプロセッサと組み合わせることによって、コントローラ22の傾き、姿勢または位置を判定することができる。
一方、加速度センサが動的な状態を前提とする場合には、重力加速度成分に加えて加速度センサの動きに応じた加速度を検出するので、重力加速度成分を所定の処理により除去すれば、動きの方向などを知ることができる。具体的には、加速度センサを有するコントローラ22がユーザの手で動的に加速されて動かされている場合に、加速度センサによって生成される加速度データを処理することによって、コントローラ22の様々な動きおよび/または位置を算出することができる。
なお、加速度センサが動的な状態であることを前提とする場合であっても、加速度センサの動きに応じた加速度を所定の処理により除去すれば、重力方向に対する傾きを知ることができる。他の実施の形態では、加速度センサは、加速度データをプロセッサ70に出力する前に、内蔵の加速度検出手段から出力される加速度信号(加速度データ)に対して所望の処理を行なうための、組込み式の信号処理装置また他の種類の専用の処理装置を搭載してもよい。たとえば、組込み式または専用の処理装置は、加速度センサが静的な加速度(たとえば、重力加速度)を検出するためのものである場合、検知された加速度データをそれに相当する傾斜角(あるいは、他の好ましいパラメータ)に変換するものであってもよい。
無線モジュール76は、たとえばBluetooth(登録商標)の技術を用いて、所定周波数の搬送波を入力データで変調し、その微弱電波信号をアンテナ71から放射する。つまり、入力データは、無線モジュール76によって微弱電波信号に変調されてアンテナ71(コントローラ22)から送信される。この微弱電波信号が上述したゲーム装置12に設けられた無線コントローラモジュール52によって受信される。受信された微弱電波は、復調および復号の処理を施され、したがって、ゲーム装置12(CPU40)は、コントローラ22からの入力データを取得することができる。そして、CPU40は、取得した入力データとプログラム(ゲームプログラム)とに従ってゲーム処理を行なう。
さらに、上述したように、コントローラ22には、撮像情報演算部80が設けられる。この撮像情報演算部80は、赤外線フィルタ80a、レンズ80b、撮像素子80cおよび画像処理回路80dによって構成される。赤外線フィルタ80aは、コントローラ22の前方から入射する光から赤外線のみを通過させる。上述したように、モニタ34の表示画面近傍(周辺)に配置されるマーカ340mおよび340nは、モニタ34の前方に向かって赤外光を出力する赤外線LEDである。したがって、赤外線フィルタ80aを設けることによってマーカ340mおよび340nの画像をより正確に撮像することができる。レンズ80bは、赤外線フィルタ80aを透過した赤外線を集光して撮像素子80cへ出射する。撮像素子80cは、たとえばCMOSセンサあるいはCCDのような固体撮像素子であり、レンズ80bによって集光された赤外線を撮像する。したがって、撮像素子80cは、赤外線フィルタ80aを通過した赤外線だけを撮像して画像データを生成する。以下では、撮像素子80cによって撮像された画像を撮像画像と呼ぶ。撮像素子80cによって生成された画像データは、画像処理回路80dで処理される。画像処理回路80dは、撮像画像内における撮像対象(マーカ340mおよび340n)の位置を算出し、第4所定時間毎に、当該位置を示す各座標値を撮像データとしてプロセッサ70に出力する。なお、画像処理回路80dにおける処理については後述する。
図17を用いて、コントローラ22を用いてゲームプレイする状態の一例について説明する。
図17を参照して、ビデオゲームシステム1でコントローラ22を用いてゲームをプレイする際、ユーザは、一方の手でコントローラ22を把持する。厳密に言うと、ユーザは、コントローラ22の先端面(撮像情報演算部80が撮像する光の入射口22d側)がマーカ340mおよび340nの方を向く状態でコントローラ22を把持する。ただし、図13からも分かるように、マーカ340mおよび340nは、モニタ34の画面の横方向と平行に配置されている。この状態で、ユーザは、コントローラ22が指示する画面上の位置を変更したり、コントローラ22と各マーカ340mおよび340nとの距離を変更したりすることによってゲーム操作を行なう。
図18を用いて、マーカ340mおよび340nと、コントローラ22との視野角について説明する。
図18を参照して、マーカ340mおよび340nは、それぞれ、視野角θ1の範囲で赤外光を放射する。また、撮像情報演算部80の撮像素子80cは、コントローラ22の視線方向を中心とした視野角θ2の範囲で入射する光を受光することができる。たとえば、マーカ340mおよび340nの視野角θ1は、共に34°(半値角)であり、一方、撮像素子80cの視野角θ2は41°である。ユーザは、撮像素子80cが2つのマーカ340mおよび340nからの赤外光を受光することが可能な位置および向きとなるように、コントローラ22を把持する。具体的には、撮像素子80cの視野角θ2の中に少なくとも一方のマーカ340mおよび340nが存在し、かつ、マーカ340mまたは340nの少なくとも一方の視野角θ1の中にコントローラ22が存在する状態となるように、ユーザはコントローラ22を把持する。この状態にあるとき、コントローラ22は、マーカ340mおよび340nの少なくとも一方を検知することができる。ユーザは、この状態を満たす範囲でコントローラ22の位置および向きを変化させることによってゲーム操作を行なうことができる。
なお、コントローラ22の位置および向きがこの範囲外となった場合、コントローラ22の位置および向きに基づいたゲーム操作を行なうことができなくなる。以下では、上記範囲を「操作可能範囲」と呼ぶ。
操作可能範囲内でコントローラ22が把持される場合、撮像情報演算部80によって各マーカ340mおよび340nの画像が撮像される。すなわち、撮像素子80cによって得られる撮像画像には、撮像対象である各マーカ340mおよび340nの画像(対象画像)が含まれる。
図19を用いて、対象画像を含む撮像画像の一例について説明する。
図19を参照して、対象画像を含む撮像画像の画像データを用いて、画像処理回路80dは、各マーカ340mおよび340nの撮像画像における位置を表す座標(マーカ座標)を算出する。
撮像画像の画像データにおいて対象画像は高輝度部分として現れるため、画像処理回路80dは、まず、この高輝度部分を対象画像の候補として検出する。次に、画像処理回路80dは、検出された高輝度部分の大きさに基づいて、その高輝度部分が対象画像であるか否かを判定する。撮像画像には、対象画像である2つのマーカ340mおよび340nの画像340m’および340n’のみならず、窓からの太陽光や部屋の蛍光灯の光によって対象画像以外の画像が含まれていることがある。高輝度部分が対象画像であるか否かの判定処理は、対象画像であるマーカ340mおよび340nの画像340m’および340n’と、それ以外の画像とを区別し、対象画像を正確に検出するために実行される。具体的には、当該判定処理においては、検出された高輝度部分が、予め定められた所定範囲内の大きさであるか否かが判定される。そして、高輝度部分が所定範囲内の大きさである場合には、当該高輝度部分は対象画像を表すと判定される。逆に、高輝度部分が所定範囲内の大きさでない場合には、当該高輝度部分は対象画像以外の画像を表すと判定される。
さらに、上記の判定処理の結果、対象画像を表すと判定された高輝度部分について、画像処理回路80dは当該高輝度部分の位置を算出する。具体的には、当該高輝度部分の重心位置を算出する。ここでは、当該重心位置の座標をマーカ座標と呼ぶ。また、重心位置は撮像素子80cの解像度よりも詳細なスケールで算出することが可能である。ここでは、撮像素子80cによって撮像された撮像画像の解像度が126ドット×96ドットであるとし、重心位置は1024ドット×768ドットのスケールで算出されるものとする。つまり、マーカ座標は、(0,0)から(1024,768)までの整数値で表現される。
なお、撮像画像における位置は、撮像画像の左上を原点とし、下向きをY軸正方向とし、右向きをX軸正方向とする座標系(XY座標系)で表現されるものとする。
また、対象画像が正しく検出される場合には、判定処理によって2つの高輝度部分が対象画像として判定されるので、2箇所のマーカ座標が算出される。画像処理回路80dは、算出された2箇所のマーカ座標を示すデータを出力する。出力されたマーカ座標のデータ(マーカ座標データ)は、上述したように、プロセッサ70によって入力データに含まれ、ゲーム装置12に送信される。
ゲーム装置12(CPU40)は、受信した入力データからマーカ座標データを検出すると、このマーカ座標データに基づいて、モニタ34の画面上におけるコントローラ22の指示位置(指示座標)と、コントローラ22からマーカ340mおよび340nまでの各距離とを算出することができる。具体的には、2つのマーカ座標の中点の位置から、コントローラ22の向いている位置すなわち指示位置が算出される。また、撮像画像における対象画像間の距離が、コントローラ22と、マーカ340mおよび340nとの距離に応じて変化するので、2つのマーカ座標間の距離を算出することによって、ゲーム装置12はコントローラ22とマーカ340mおよび340nとの間の距離を把握できる。
なお、本実施例においては、画像処理回路80dが撮像画像の画像データを処理し、得られたマーカ座標データをコントローラ22からゲーム装置12に送信する構成について説明したが、他の実施例においては、撮影画像の画像データそのものをコントローラ22からゲーム装置12に送信し、ゲーム装置12が撮像画像の画像データを処理してマーカ座標データを求めるようにしても良い。この場合、コントローラ22に設けられた画像処理回路80dは不要となる。あるいは、上記、画像データの処理の途中のデータをコントローラ22からゲーム装置12に送信する構成とすることも可能である。具体的には、画像データから得られる輝度、位置、および面積等を示すデータをコントローラ22からゲーム装置12に送信し、ゲーム装置12のCPU40が残りの処理を実行してマーカ座標データを求めるようにしても良い。
また、本実施例においては、マーカ340mおよび340nを撮像情報演算部80の撮像対象とする場合について説明したが、他のものを撮像対象としても良い。例えば、1つまたは3つ以上のLEDモジュールをモニタ34の近傍に設置し、それらのLEDモジュールからの赤外光を撮像情報演算部80の撮像対象としても良い。また、モニタ34の表示画面自体や他の投光体(室内灯等)を撮像情報演算部80の撮像対象としても良い。撮像対象とモニタ34の表示画面との配置関係に基づいて、当該表示画面に対するコントローラ22の位置を演算すれば、様々な投光体を撮像情報演算部80の撮像対象として利用することが可能である。
次に、図20を用いて、生体情報測定装置78の電気的な構成について説明する。
図20を参照して、生体情報測定装置78は、制御部761、投光部762、および受光部763と、信号処理部764とを含む。制御部761および信号処理部764は、図10で説明した本体基板406に設けられたチップ(図示せず)によりそれぞれ構成される。また、投光部762は、投光素子が搭載された投光基板400により構成される。また、受光部763は、受光素子が搭載された受光基板404により構成される。
投光部762および受光部763は、ユーザの生体情報を得るセンサの一例であり、透過型指尖容積脈波センサを構成する。投光部762は、例えば赤外線LEDで構成され、所定波長(例えば、940nm)の赤外線を受光部763に向けて照射する。一方、受光部763は、投光部762が照射する波長に応じて照射される光を受光し、例えば赤外線のフォトレジスタで構成される。そして、投光部762と受光部763とは所定の間隙(空洞)を介して配置されている。
投光部762で光電信号に変換した受光信号は、信号処理部764に出力されるとともに、制御部761に直接出力される。
ここで、人体の血液中に存在するヘモグロビンは、赤外線を吸光する性質を持っている。例えば、上述した投光部762および受光部763間の間隙にユーザの身体の一部(例えば、指先)を挿入する。これによって、投光部762から照射された赤外線は、挿入した指先内に存在するヘモグロビンで吸光された後、受光部763で受光される。一方、人体の動脈は、脈拍動しているため、当該脈拍動に応じて動脈の太さ(血液量)が変化する。したがって、挿入した指先内の動脈も同様の脈拍動が生じており、当該脈拍動に応じて血液量が変化するため、当該血液量に応じて吸光される赤外線の量も変化する。具体的には、挿入した指先内の血流量が多い場合、ヘモグロビンで吸光される量も増加するために受光部763で受光する赤外線の光量が相対的に少なくなる。
一方、挿入した指先内の血流量が少ない場合、ヘモグロビンで吸光される量も減少するために受光部763で受光する赤外線の光量が相対的に多くなる。投光部762および受光部763は、このような動作原理を利用し、受光部763で受光する赤外線の光量を光電信号(受光信号)に変換した後、信号処理部764で所定のフィルタリング処理を実行することによって、人体の脈拍動(以下、脈波とも称する)を検出している。
図21を用いて、脈波信号について説明する。
図21を参照して、受光部763で受光される受光信号は、最大受光レベルの値から静脈血および人体の組織により吸光された残りの信号となる。
そして、例えば、挿入した指先内の血流量が増加した場合に受光部763で検出した受光信号の値が下降する。一方、挿入した指先内の血流量が減少した場合に受光部763で検出した受光信号の値が上昇する。このように、受光部763の検出値が脈動する脈波部分が脈波信号として生成される。なお、受光部763の回路構成によって、挿入した指先内の血流量が減少した場合に受光部763で検出した受光信号の値が下降し、挿入した指先内の血流量が増加した場合に受光部763の検出値が上昇するような脈波信号を生成することも可能である。
なお、図21に示されるように最大受光レベルに対して脈波信号は微弱である。したがって、脈波信号と、受光部763で生じるノイズ信号とを区別するため、本実施の形態においては、受光信号の値も検出する。
この受光信号の値(受光レベルデータ)に基づいて指が生体情報測定装置78に挿入されたことを検知するものとする。
制御部761は、例えばMCU(Micro Controller Unit)で構成される。制御部761は、投光部762から照射される赤外線の光量を制御する。また、制御部761は、受光部763から出力された受光信号のうち信号処理部764でフィルタリング処理された脈波信号をA/D変換して脈波データ(生体情報データ)を生成する。また、制御部761は、受光部763から出力された受光信号をA/D変換して受光レベルデータ(生体情報データ)を生成する。なお、A/D変換の分解能は、ともに10ビット(bit)に設定されているものとする。
本実施の形態においては、脈波データを生成するためのサンプリング周期は、1ms(1/1000s)に設定されているものとする。また、受光レベルデータを生成するためのサンプリング周期は5ms(1/200s)に設定されているものとする。
そして、そして、制御部761は、図示しないバッファに脈波データおよび受光レベルデータを蓄積し、所定周期毎にケーブル79を介して脈波データ(生体情報データ)および受光レベルデータをコントローラ22に出力する。
本実施の形態においては、制御部761がコントローラ22に脈波データ(生体情報データ)および受光レベルデータを出力する送信タイミングは、5ms(1/200s)に設定されているものとする。
したがって、制御部761がコントローラ22への送信タイミングが到来するまでに、サンプリングされた5個の分解能10ビットの脈波データと1個の分解能10ビットの受光レベルデータがバッファに蓄積されている。
そして、制御部761は、送信タイミングが到来すると、サンプリングされた5個の分解能10ビットの脈波データと1個の分解能10ビットの受光レベルデータとの生体情報データをコントローラ22に出力する。
そして、通信部75のプロセッサ70は、外部拡張コネクタ22bを介して入力される生体情報データを上述したように一旦メモリ72に格納する。
図22を用いて、生体情報測定装置78と接続されたコントローラ22を用いてゲームプレイする状態の一例について説明する。
図22を参照して、生体情報測定装置78と接続されたコントローラ22を用いてゲームをプレイする際、ユーザは、一方の手でコントローラ22を把持するとともに、他方の手の指を生体情報測定装置78に挿入してゲームをプレイする。
この状態で、ユーザは、コントローラ22が指示する画面上の位置を変更したり、あるいは、コントローラ22を傾けたりすることによってゲーム操作を行なう。
図23(A)〜(C)を用いて、生体情報測定装置78を用いたゲームについて説明する。
図23(A)を参照して、当該ゲームでは、ユーザの生体信号(脈波信号)およびユーザの動きや姿勢(コントローラ22の傾き)に基づいて、例えばプレイヤキャラクタが動作するゲームが行われる。具体的には、リモコンボタンデータと、リモコン加速度データ(X,Y,Z)と、生体情報とがコントローラ22からゲーム装置12に対して送信されている。
プレイヤキャラクタPCは、仮想ゲーム世界内において、例えば左から右へスクロールして移動する天井Tと地面Bとが障害物となった天井Tと地面Bとの間の空間(例えば、洞窟内)を飛行することが求められる。
プレイヤキャラクタPCは、第1プレイヤキャラクタPC1と、第1プレイヤキャラクタPC1の上部に配置されている第2プレイヤキャラクタとに分離可能に構成されている。
図23(B)を参照して、第2プレイヤキャラクタPC2は、第1プレイヤキャラクタPC1に対して天井Tの高さを限度として上昇することができる。ここで、第2プレイヤキャラクタPC2は、ユーザの呼吸状態に応じて昇降する。例えば、第2プレイヤキャラクタPC2は、ユーザが吐く呼吸をした場合に第1プレイヤキャラクタPC1に対して上昇し、ユーザが吸う呼吸をした場合に第1プレイヤキャラクタPC1に対して下降する。本実施形態においては、上記脈波信号を用いてユーザの心拍数を算出し、心拍数が上昇中であればユーザが吸う呼吸をしていると判断し、心拍数が下降中であればユーザが吐く呼吸をしていると判断する。また、初期の点数として100点が与えられ、第2プレイヤキャラクタPC2が障害物である天井Tと接触する、あるいは、第1プレイヤキャラクタPC1が障害物である地面Bと接触する場合、減点するものとする。
図23(C)を参照して、プレイヤキャラクタPCは、地面Bに沿って傾斜して飛行することができる。ここで、プレイヤキャラクタPCは、コントローラ22の傾きに応じてその飛行姿勢が傾くものとする。例えば、ユーザがコントローラ22をモニタ2に向かって右に角度α1傾けた場合、当該傾き動作と同期してプレイヤキャラクタPCも右に角度α1傾いて表示される。
上記方式により、ユーザは、生体情報測定装置78を用いた仮想ゲーム世界内において第1および第2プレイヤキャラクタPC1およびPC2を操作することが可能となる。
上記においては、一例として本発明の実施の形態に従う生体情報測定装置78をゲーム装置12の拡張機器として利用する利用形態について説明したが、特に当該利用に限られず、あらゆる分野で生体情報測定装置78を利用することが可能である。例えば、一般家庭において脈波を計測するために当該装置を用いることも可能であるし、医療分野において生体情報を測定するために当該装置を利用することも当然に可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ビデオゲームシステム、12 ゲーム装置、14 ハウジング、16 ディスクスロット、18 光ディスク、20a 電源ボタン、20b リセットボタン、20c イジェクトボタン、22 コントローラ、22a ハウジング、22b 外部拡張コネクタ、22c インジケータ、22d 光入射口、22d 入射口、22e 音抜き孔、26 入力部、26a 十字キー、26b 1ボタン、26c 2ボタン、26d Aボタン、26e −ボタン、26f HOMEボタン、26g +ボタン、26h 電源スイッチ、26i トリガースイッチ、28 外部メモリカード用コネクタカバー、32a AVケーブル、32b 電源ケーブル、34 モニタ、34a スピーカ、34b マーカ部、40 CPU、42 システムLSI、42a 入出力プロセッサ、42b GPU、42c DSP、42d VRAM、42e 内部メインメモリ、44 フラッシュメモリ、46 外部メインメモリ、50 無線通信モジュール、50a,52a アンテナ、52 無線コントローラモジュール、54 ディスクドライブ、56 AV_IC、58 AVケーブルコネクタ、60 拡張コネクタ、62 外部メモリカード用コネクタ、70 プロセッサ、71 アンテナ、72 メモリ、74 加速度センサ、75 通信部、76 無線モジュール、77 コネクタ、78 生体情報測定装置、79 ケーブル、80 撮像情報演算部、80a 赤外線フィルタ、80b レンズ、80c 撮像素子、80d 画像処理回路、84 バイブレータ、86 スピーカ、88 電源回路、100 上カバー、102,104,222,226 軸部、110 下カバー、112,114,221,225 ガイド溝、113,115,223,227 ガイド機構、200,210 挟持部材、220,224 ブラケット、300,310 クッション材、320 指先挿入部、330 壁部、340m,340n マーカ、350 指先挿入口、400 投光基板、404 受光基板、500 本体部、761 制御部、762 投光部、763 受光部、764 信号処理部。

Claims (9)

  1. 挿入された指先に対して光を照射する投光部と、透過した光を受光する受光部とが設けられる生体情報測定装置であって、
    第1の挟持部と、
    前記第1の挟持部との間で、指先が挿入される指先挿入部を形成し、前記指先挿入部に配置された指先を挟んで対向して設けられ、前記指先挿入部の指先挿入口を開閉する方向に相対変位自在とされた第2の挟持部と、
    前記指先挿入部を開いた際に、前記指先挿入部の指先挿入口付近において前記指先挿入部の指先挿入口以外に隙間ができないような位置で前記第1および第2の挟持部の相対変位を規制する規制部材と、
    軸部を介して前記第2の挟持部に対して前記第1の挟持部を回動可能に設けたガイド機構とを備えた、生体情報測定装置。
  2. 前記第1の挟持部は、第1の挟持部材と、前記第1の挟持部材を覆うように設けられる第1のハウジングとにより構成され、
    前記第2の挟持部は、第2の挟持部材と、前記第2の挟持部材を覆うように設けられる第2のハウジングとにより構成され、
    前記第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、前記投光部を構成する電子部品が設けられ、
    前記第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、前記受光部を構成する電子部品が設けられる、請求項1記載の生体情報測定装置。
  3. 前記第1および第2の挟持部の各々は、前記指先挿入部の両側にそれぞれ配置された側部を有し、
    前記指先挿入部を閉じた際に、前記第1の挟持部の側部は、前記第2の挟持部の側部と重なり、
    前記規制部材は、前記指先挿入部を開いた際に、前記第1の挟持部の側部と前記第2の挟持部の側部とが重なり合った状態を維持するような位置で前記第1および第2の挟持部の相対変位を規制する、請求項1または2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記第1および第2の挟持部の側部の一方に凸部を設け、他方に前記凸部のスライド係合する凹部が設けられる、請求項3に記載の生体情報測定装置。
  5. 挿入された指先に対して光を照射する投光部と、透過した光を受光する受光部とが設けられる生体情報測定装置であって、
    第1の挟持部と、
    前記第1の挟持部との間で、指先が挿入される指先挿入部を形成し、前記指先挿入部に配置された指先を挟んで対向して設けられ、前記指先挿入部の指先挿入口を開閉する方向に相対変位自在とされた第2の挟持部と、
    軸部を介して前記第2の挟持部に対して前記第1の挟持部を回動可能に設けたガイド機構とを備え、
    前記第1の挟持部の先端部は、前記指先挿入部を閉じた際に、前記第2の挟持部の先端部と互いに部分的に重なり、
    前記第1の挟持部の先端部と前記第2の挟持部の先端部とは、前記指先挿入部の指先挿入口を開閉する方向に相対変位自在とされ、
    前記第1の挟持部の先端部と前記第2の挟持部の先端部との相対変位を規制する先端部変位規制部材をさらに備え、
    前記先端部変位規制部材は、前記指先挿入部を開いた際に、前記第1の挟持部の先端部と前記第2の挟持部の先端部とが互いに重なり合った状態を維持するような位置で規制する、生体情報測定装置。
  6. 前記第1の挟持部は、第1の挟持部材と、前記第1の挟持部材を覆うように設けられる第1のハウジングとにより構成され、
    前記第2の挟持部は、第2の挟持部材と、前記第2の挟持部材を覆うように設けられる第2のハウジングとにより構成され、
    前記第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、前記投光部を構成する電子部品が設けられ、
    前記第1および第2の挟持部材の少なくとも一方に対して、前記受光部を構成する電子部品が設けられる、請求項5記載の生体情報測定装置。
  7. 前記第1の挟持部の側部および第2の挟持部の側部は、前記指先挿入部を開いた際に、互いに部分的に重なるように設けられる、請求項5または6に記載の生体情報測定装置。
  8. 前記ガイド機構は、前記第1および第2の挟持部の一方に設けられた前記軸部と、他方に設けられた前記軸部がスライド係合するガイド溝とを有する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
  9. 前記第1の挟持部は、前記指先挿入部に配置された指先の延長上に配置される壁部を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の記載の生体情報測定装置。
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