JP5471850B2 - 制御装置、制御方法、プログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続されたネットワークシステムにおける制御装置、制御方法と、それらを実現するプログラムに関する。
特開2006−345479号公報 特開2008−139423号公報
いわゆる家庭内ネットワークシステムとして、複数の部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続されたシステムが提案されている。
この家庭内ネットワークシステムでは、例えば家の各部屋に、音楽や映像の再生装置や、或いは映像や音声の出力装置(テレビジョンモニタやスピーカ等を有する機器)を配置する。各機器は相互にネットワーク通信可能に所定の通信網で接続される。
そして或る装置がコンテンツサーバとなり、他の各出力装置にコンテンツデータを配信する。これにより、コンテンツサーバ装置から配信する映像や音声のコンテンツを、家庭内の各部屋で視聴・聴取可能とする。
上記特許文献1,2にはネットワークシステムにおける操作に関する技術が開示されている。
ところで、ネットワークシステムにおけるユーザの操作としては現状、不便を感じさせることがある。
例えば、或るサーバとしての再生装置で音楽コンテンツの再生を行い、再生したコンテンツデータを、各部屋の各装置に配信して、各装置で音楽の同期再生出力を行っている状況を想定する。
或る部屋に居るユーザが、機器に対する操作を行おうとする場合としては、例えば電源のオン、オフ、再生開始、再生停止、曲の変更、音量のアップ/ダウン、消音(ミュート)などを行うことがある。そしてその場合も、操作による制御対象として次の3つのケースが考えられる。
第1に、自分の居る部屋にある特定の1つの装置のみを対象としたい場合がある。
第2に、自分の居る部屋など、或る部屋内の全ての装置を対象としたい場合がある。
第3に、ネットワーク上の全装置を対象としたい場合がある。
例えば消音操作を行いたい場合を例にとる。
第1のケースとして、ユーザが目の前にある特定の機器の再生音声を消したいと思ったとする、この場合、ユーザは、対象の機器のパネル上に設けられている操作キーや、或いはその機器に付随して用意されているリモートコントローラを用いて消音操作等を行えばよい。これは特に問題はない。
次にユーザが居る部屋に、機器が複数あり、それぞれがサーバから配信されている音楽コンテンツを同期して再生出力しているとする。この場合にユーザが一時的に音を止めたいと思ったら、それは上記第2のケースとなる。
この場合、ユーザは、それぞれの機器の操作キーやリモートコントローラを個別に操作して、それぞれ消音させていかなければならない。機器数が2つであっても操作は煩わしく感じられ、さらに多ければ非常に面倒な操作となってしまう。
また第3のケースとしてシステム全体を共通に制御したい場合もある。
例えば再生開始、停止、曲の選択などの操作であれば、サーバとなっている装置に対して操作を行えばよい。ところが、そのユーザがサーバ装置が設置された部屋とは別の部屋に居る場合、わざわざサーバ装置が設置された部屋まで行かなければならない。
また、音量のアップ/ダウン、消音は、通常、各機器で個別に操作されるものである。従って、全ての機器の音量のアップ/ダウンや消音をしようと思ったら、そのユーザは各部屋を巡回して操作していかなければならず、非常に面倒である。
例えば以上のように、ネットワークシステムで音楽等を配信再生させる場合、ユーザ操作として多様なケースが考えられるが、第2,第3のケースに容易かつ適切に対応することは実現されていなかった。
また、高度なネットワーク制御デバイスを設ければ、そのような操作制御も可能ではあるが、システムのコストアップや、ユーザの手軽な操作に適さないということもある。例えば高度な操作デバイスではなく、通常、電子機器に対応して設けられている安価なリモートコントローラ等を用いて、各種ケースの操作制御ができることが望まれる。
そこで本発明では、装置コストの大幅な上昇も招かず、かつ使用性のよいユーザインターフェースを実現しつつ、多様なケースに対応した操作を実現できるネットワークシステムの制御装置を提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、その前提として、複数の部屋の各部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続され、各電子機器が上記通信網を介して通信可能とされているネットワークシステムに対応する制御装置である。
例えば、複数の部屋の各部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続され、或る部屋に設置された電子機器から、他の部屋に設置された電子機器に対して上記通信網を介してコンテンツデータを配信し、当該他の部屋に設置された電子機器でコンテンツデータの再生を行うことができるネットワークシステムにおける制御装置である。
そして、本発明の制御装置は、所定の操作入力に応じた動作制御モードとして、特定の一の電子機器に対してのみ操作入力に応じた動作制御を行う第1の制御モードと、同じ部屋内に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第2の制御モードと、上記通信網に接続された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第3の制御モードと、を選択的に設定して制御コマンドを発生させる制御部と、上記制御部が制御モードに応じて発生させた制御コマンドを送信する送信部とを備える。
また一体又は別体の操作部を備え、上記制御部は、上記操作部における操作子に対する操作態様の別を判定して、上記第1,第2,第3の制御モードを選択する。
上記所定の操作入力とは、電源オン操作、電源オフ操作、音量操作、消音操作のいずれかである。
また上記制御部は、操作態様の別の判定として、操作子に対する操作回数及び/又は操作時間の判定を行う。
上記制御部は、上記第2の制御モードを、制御装置自身が存在する部屋と同じ部屋に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行うモードとして、該部屋に存在する電子機器に対する制御コマンドを発生させる。
また、上記制御部は、上記第2の制御モードを、操作入力で指定された部屋に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行うモードとして、該部屋に存在する電子機器に対する制御コマンドを発生させることもできる。
また、表示部と、上記表示部上のタッチパネルによりタッチパネル操作を行う操作部を備える。そして上記制御部は、上記表示部に、各部屋に対応する部屋対応領域及び各部屋に設置されている電子機器を示す表示を実行させ、さらに上記制御部は、上記表示部の表示に対するタッチパネル操作による所定の操作入力とされた所定のタッチパターン操作のタッチパネル上の位置に応じて、上記第1,第2,第3の制御モードを選択する。
上記制御部は、上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で少なくとも複数の上記部屋対応領域を含みつつ上記タッチパネルの略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第3の制御モードを選択し、上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの上記部屋対応領域内で、かつ上記部屋対応領域の略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第2の制御モードを選択し、上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの電子機器を示す表示上で行われたと判断したときは、上記第1の制御モードを選択する。
上記制御部は、上記第2の制御モードを選択した場合、上記所定のタッチパターン操作が行われた上記部屋対応領域に対応する部屋に設置された電子機器に対しての、上記所定のタッチパターン操作に応じた制御コマンドを発生させる。
また上記所定のタッチパターンは、略×状の操作軌跡を描くタッチパネル操作、略レ状の操作軌跡を描くタッチパネル操作、水平方向に移動しながら上昇又は下降する曲線状の操作軌跡を描くタッチパネル操作、上下直線状の操作軌跡を描くタッチパネル操作、略○状の操作軌跡を描くタッチパネル操作などである。
本発明の制御方法は、所定の操作入力に応じた動作制御モードとして、制御対象とされた特定の電子機器に対してのみ操作入力に応じた動作制御を行う第1の制御モードと、同じ部屋内に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第2の制御モードと、上記通信網に接続された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第3の制御モードと、を選択的に設定して制御コマンドを発生させるステップと、設定した制御モードに応じて発生させた制御コマンドを送信するステップと、表示部に、各部屋に対応する部屋対応領域及び各部屋に設置されている電子機器を示す表示を実行させ、上記表示部の表示に対するタッチパネル操作による所定の操作入力とされた所定のタッチパターン操作のタッチパネル上の位置に応じて、上記第1,第2,第3の制御モードを選択するステップと、上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で少なくとも複数の上記部屋対応領域を含みつつ上記タッチパネルの略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第3の制御モードを選択するステップと、上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの上記部屋対応領域内で、かつ上記部屋対応領域の略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第2の制御モードを選択するステップと、上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの電子機器を示す表示上で行われたと判断したときは、上記第1の制御モードを選択するステップとを備える。
本発明のプログラムは上記各ステップをネットワークの制御装置に実行させるプログラムである。
これらの本発明によれば、ユーザは、リモートコントローラ等の操作部を用いた操作として、操作回数、操作時間、或いは所定のタッチパターン操作のパネル上の位置などにより区別して、上述した各種ケースの操作を行うことができる。
本発明の制御装置は、リモートコントローラ単体で実現されたり、リモートコントローラ及びそれ対応する電子機器の制御機能(コマンド判定・発生・送信機能)によって実現される。この制御装置は、ユーザの操作態様に応じて、コマンド操作が、第1,第2,第3のいずれの制御モードかを判定して制御コマンドを発生させ、送信する。制御装置から送信出力される制御コマンドは、結果的には、特定の電子機器のみに送信されたり、1つの部屋内の1又は複数の機器に共通に送信されたり、ネットワーク上の各機器に共通に送信される。これによりユーザが、1つの操作機器から、個別機器制御、部屋内の機器の一括制御、システム全体の一括制御を行うことができる。
本発明によれば、通常のリモートコントローラ等を用いることでシステムへの機器負担、コスト負担を増大させずに、かつユーザインターフェースに優れたものとして、ネットワーク上の電子機器に対し多様なケースの操作を行うことができる。
また、表示及びタッチパネル機能を備えたリモートコントローラ等の操作部を用いる場合は、より直感的な操作で、各種ケースの操作が可能となる。
これらによりネットワークシステムに対するユーザ操作を容易化できる。
本発明の実施の形態のネットワークシステムの説明図である。 実施の形態の再生装置のブロック図である。 実施の形態のネットワークスピーカのブロック図である。 実施の形態のリモートコントローラのブロック図である。 実施の形態の表示付きのリモートコントローラのブロック図である。 第1の実施の形態の操作及び制御処理の説明図である。 第1の実施の形態の再生装置の処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の操作及び制御処理の説明図である。 第2の実施の形態のリモートコントローラの外観の説明図である。 第2の実施の形態のリモートコントローラの処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の再生装置の処理のフローチャートである。 第1,第2の実施の形態の変形例の説明図である。 第1,第2の実施の形態の変形例の説明図である。 第1,第2の実施の形態の変形例の説明図である。 第3の実施の形態のリモートコントローラの表示例の説明図である。 第3の実施の形態のリモートコントローラの領域の説明図である。 第3の実施の形態の操作例Iの全体操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例Iの部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例Iの単装置操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例Iの処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の操作例IIの全体操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIの部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIの単装置操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIの処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の操作例IIIの全体操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIIの部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIIの単装置操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIIの全体操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIIの部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIIの単装置操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IIIの処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の操作例IVの全体操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IVの部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IVの単装置操作の説明図である。 第3の実施の形態の操作例IVの処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の部屋数が異なる場合の説明図である。 第3の実施の形態の部屋数が異なる場合の全体操作の説明図である。 第3の実施の形態の部屋数が異なる場合の部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の部屋数が異なる場合の部屋内機器操作の説明図である。 第3の実施の形態の部屋数が異なる場合の単装置操作の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を次の順序で説明する。
<1.システム構成>
<2.機器構成>
[2−1:再生装置]
[2−2:ネットワークスピーカ]
[2−3:リモートコントローラ]
<3.第1の実施の形態>
<4.第2の実施の形態>
<5.第1,第2の実施の形態の変形例>
<6.第3の実施の形態>
[6−1:リモートコントローラの表示例]
[6−2:操作例I]
[6−3:操作例II]
[6−4:操作例III]
[6−5:操作例IV]
[6−6:異なる部屋数での適用例]
[6−7:第3の実施の形態の効果及び変形例]
<7.変形例及び他の機器への応用>
<8.プログラム>
<1.システム構成>

まず、実施の形態の家庭内ネットワークシステムの構成を図1で説明する。
図1では、或る家屋において、部屋A,B,C,Dの4部屋で、家庭内ネットワークシステムを使用する例を示している。
ここで「家庭内ネットワークシステム」と呼んでいるが、もちろん本例のシステムが使用される場所は「家庭」に限られない。例えば会社、学校、公共施設などでも使用可能である。また、必ずしも同一の建物内の「部屋」でなくとも、敷地内の庭、ガレージ、倉庫など、屋外や別の建物内も、ここでいう「部屋」と考えて良い。つまり本例の場合、或る部屋の1つの電子機器がサーバとなった他の各電子機器に同一の音楽コンテンツや映像コンテンツを配信し、各「部屋」で視聴できるようにするものであるが、同一のコンテンツを配信する先の「部屋」は多様に考えられる。但し本例の場合は、インターネット等の公衆ネットワークで実行されるような広い範囲での配信ではなく、或る程度狭い範囲での配信を行うシステムと考えることが適切である。
なお実施の形態の説明では、音楽コンテンツの配信を行うシステムとして説明していく。
実施の形態の家庭内ネットワークシステムは、各部屋に配置された各種の電子機器が通信網(ネットワーク)4を介して相互に通信可能に構成される。
図1の例では、部屋Aには再生装置1A、ネットワークスピーカ2Aが配置されている。また部屋Aには表示機能及びタッチパネル機能を備えたリモートコントローラRC1が配置されているとしている。
例えばこのリモートコントローラRC1は、再生装置1Aに対応して設けられたもので、再生装置1Aに対して赤外線又は電波等の無線方式(或いは有線方式でもよい)で制御コマンドを送信する機器である。リモートコントローラRC1は、再生装置1Aに対応する機器であるため、通常は、ユーザはリモートコントローラRC1を再生装置1Aの操作のために用いる。
ただし、リモートコントローラRC1は、再生装置1Aに対する専用の操作機器ではなく、直接ネットワーク4と無線又は有線で接続された独立機器として、ネットワーク4を介して各装置に制御コマンドを送信できる装置としても良い。
また図1の場合、部屋Bには、再生装置1B、ネットワークスピーカ2B、リモートコントローラRC2が配置されている。
リモートコントローラRC2は表示機能のないものとしており、例えば再生装置1Bに対応して設けられたリモートコントローラである。通常は、ユーザはリモートコントローラRC2を再生装置1Bの操作のために用いる。
また部屋Cには再生装置1Cが設置されている。
また部屋Dにはネットワークスピーカ2D1,2D2が設置されているとしている。
再生装置1A、1B、1Cは、例えば音楽コンテンツの再生部やスピーカ部等を備え、それぞれ独自に音楽等の再生を行うことができる機器である。
再生装置1A、1B、1Cは、コンテンツデータを、ハードデイスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、複数枚の光デイスク、例えばCD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc(登録商標))等を収納した交換型光デイスクプレーヤなどから再生する。
そして再生した音楽コンテンツデータを、内蔵スピーカや接続されたスピーカ等から出力できる。
その一方で、再生装置1A、1B、1Cは、ネットワーク4で各機器と通信可能とされることで、サーバ装置又はクライアント装置として機能できる。即ち再生装置1A、1B、1Cは、サーバ装置として、ネットワーク4上の他の装置に対して再生した音楽コンテンツデータを配信することができる。また再生装置1A、1B、1Cは、クライアント装置として、ネットワーク4上の他の装置がサーバとなったときに配信されてくる音楽コンテンツデータ等を受信することができる。
ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2はアンプ及びスピーカ部を備えた音声出力機器であるが、特にネットワーク通信機能を備え、システム上でクライアント装置として機能できる機器である。
例えば再生装置1Bがシステム上のサーバとなった場合、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2は再生装置1Bから配信されてくる音楽コンテンツを受信し、音楽として出力することができる。
ネットワーク4は、例えば家庭内の通信が可能とされる有線又は無線の伝送路により構成される。
例えば有線の場合、電灯線、テレビ用RFケーブル、DLNA(Digital Living Network Alliance)、HDMI(High Definition Multimedia Interface)などが考えられる。また無線の場合、無線LAN(IEEE802.11x(=a,b,g,n..))、ブルートゥース(Blue tooth)、2.4GHz帯を用いた他の通信方式などが考えられる。
本実施の形態では、この家庭内ネットワークシステムにおいて、或る再生装置がサーバとなり、他のクライアント装置(再生装置、ネットワークスピーカ)に対して音楽コンテンツを同期配信し、同時に再生させるというシステム動作を行う状況を想定して説明する。家庭内ネットワークにおけるいわゆるパーティモードの動作である。
また、各装置(再生装置1A、1B、1C、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2)は、それぞれ他の装置がどの部屋に設置されているかを認識できているものとする。例えば再生装置1Aは同じ部屋Aにネットワークスピーカ2Aが存在することや、再生装置1B、ネットワークスピーカ2Bが部屋Bに設置されていること等を認識している。
これは各機器を設置した時にユーザが各機器の部屋(ゾーン)を設定することで可能である。
また、無線機能が搭載されたタッチパネルで操作可能なGUI(グラフィックユーザインターフェース)付きのリモートコントローラRC1にも、予め各部屋にどのような機器が配置されていることを登録しておくようにしておく。
本発明の制御装置は、このような動作状況において多様なケースのユーザ操作に応じた制御コマンドを発生させる装置である。
上述のように、或る部屋に居るユーザが、機器に対する操作を行おうとする場合としては、例えば電源のオン、オフ、再生開始、再生停止、曲の変更、音量のアップ/ダウン、消音(ミュート)などを行うことがある。そしてその場合、操作による制御対象として、
・第1のケース:自分の居る部屋にある特定の一の装置のみを対象としたい場合
・第2のケース:自分の居る部屋など、或る部屋内の全ての装置を対象としたい場合
・第3のケース:ネットワーク上の全装置を対象としたい場合
がある。
本発明の制御装置は、これらの各ケースに応じたユーザ操作を実現し、所要の制御コマンドを発生させる装置である。
後述する第1の実施の形態では、リモートコントローラRC2と再生装置1Bの組み合わせにより本発明の制御装置が実現される例を説明する。
第2の実施の形態では、リモートコントローラRC2により本発明の制御装置が実現される例を説明する。
第3の実施の形態では、表示及びタッチパネル機能付きのリモートコントローラRC1により本発明の制御装置が実現される例を説明する。
<2.機器構成>
[2−1:再生装置]

ネットワーク4に接続される電子機器の構成例について説明する。まず、図2で再生装置1(1A、1B、1C)の構成例を述べる。
再生装置1は、制御部11,コンテンツ格納/再生部12,メモリ部13,送信部14,受信部15、再生処理部16、出力デバイス17、表示部18、パネル操作部19、コマンド受信部20を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。
制御部11内のROMには、例えばCPUが実行すべきプログラムの他、再生動作、ネットワーク通信動作等のための各種の設定情報などが記憶される。RAMは、CPUのための主記憶装置部とされる。
この制御部11は、再生装置1が単体で再生動作を行う場合、サーバ装置として機能する場合、クライアント装置として機能する場合のそれぞれにおいて必要な動作を実行するよう再生装置全体を制御する。
例えばコンテンツ格納/再生部12での再生動作制御、送信部14,受信部15による通信動作などを制御する。
メモリ部13は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの記憶部を総括的に示している。このメモリ部13は制御部11の処理のワーク領域として用いられたり、プログラムの格納領域として用いられても良い。また配信動作のための各種の設定情報、パラメータ等を記憶することにも用いられる。
またメモリ部13は、サーバ装置として機能する時の配信のためにコンテンツ格納/再生部12で再生されたコンテンツデータの送信バッファとしても用いられたり、クライアント装置として機能するときにコンテンツデータの受信バッファとして用いられることもある。
コンテンツ格納/再生部12は、各種コンテンツデータを再生することができる装置部である。コンテンツデータは、例えばハードディスク、フラッシュメモリ、光ディスクなどに格納されている。コンテンツ格納/再生部12は、制御部11の指示に基づき、これらの記憶媒体からのコンテンツデータの再生を行う。従って、コンテンツ格納/再生部12は、例えばHDD、フラッシュメモリプレーヤ、光ディスクプレーヤ、交換型光デイスクプレーヤなどとして実現される。
送信部14及び受信部15は、ネットワーク4を介した他の装置との間での通信部として機能する。
送信部14は制御部11の制御に基づいて、ネットワーク上の所要の機器に対する制御コマンドの送信を行う。
また送信部14は、この再生装置1がサーバ装置として機能する場合、制御部11の制御に基づき、主にコンテンツ格納/再生部12で再生されたコンテンツデータについて所定のエンコードを行い、ネットワーク送信、つまり各クライアント装置への配信を行う。
受信部15は、ネットワーク上の他の機器から送信されてくる制御コマンドの受信を行う。制御コマンドが受信された場合は、受信部15はその信号をデコードし、受信情報内容を制御部11に伝達する。
また受信部15は、この再生装置1がクライアント装置として機能する場合、サーバ装置から送信されてくる信号、例えば配信されているコンテンツデータや、その他の各種の指示信号などの受信を行う。そして受信した信号をデコードする。配信によるコンテンツデータの受信の際には、受信して通信方式に対するデコード処理を行ったコンテンツデータ(ストリームデータ)を、制御部11の制御に基づき例えばメモリ部13に転送してバッファリングさせる。
このような処理を行うため、送信部14及び受信部15は、ネットワーク4での有線又は無線での通信方式に対応したエンコード、デコード、及び送受信処理を行う。
再生処理部16は、コンテンツ格納/再生部12で再生したコンテンツデータや、配信により受信したコンテンツデータについて、出力デバイス17での再生出力のための処理を行う。例えば配信により受信されたコンテンツデータはメモリ部13にバッファリングされるが、バッファリングされたコンテンツデータを構成する各データは、逐次所定タイミングで再生処理部16に転送される。再生処理部16はコンテンツデータに対して出力のための処理、例えば圧縮処理に対するデコード、エラー訂正、D/A変換処理などを行い、音声信号や映像信号を出力デバイス17に供給する。
出力デバイス17は、例えばモニタディスプレイ装置や、スピーカ装置とされる。この出力デバイス17によって、コンテンツデータとしての映像や音声が出力され、ユーザの視聴に供される。
なお、出力デバイス17としてのモニタディスプレイ装置やスピーカ装置は、再生装置1としての筐体に一体的に設けられても良いが、別体機器とされても良いことは当然である。
表示部18は、例えば再生装置1の筐体上に設けられる小型の表示パネルであり、制御部11の制御により、動作状態表示やメニュー表示、アイコン表示、イコライザ表示、タイトル表示、メッセージ表示などを行う。表示部18は、例えば液晶パネルや有機ELパネルなどで構成される。
なお、これらの表示を出力デバイス17のモニタディスプレイ装置を用いて行うこともでき、その場合、表示部18を設けないことも考えられる。
またメッセージ表示に代えて、或いはメッセージ表示と共に、メッセージ音声を出力することも考えられるが、その場合は、出力デバイス17のスピーカを利用することが考えられる。
パネル操作部19は、例えば再生装置1の筐体上に設けられる操作キー、ジョグダイヤルなどの操作子を総括的に示している。なお、表示部18、或いは出力デバイス17のモニタディスプレイ装置においてタッチパネル入力が可能とされる場合、そのタッチパネル機構も、パネル操作部19の一つとなる。
また、コマンド受信部20は、リモートコントローラRC(RC1,RC2等)からの制御コマンドの受信を行う。リモートコントローラRCは電波、赤外線、或いは有線方式で、ユーザの操作に応じたコマンド情報を送信する機器とされるが、そのリモートコントローラRCから送信されてくる制御コマンド情報は、コマンド受信部20で受信、復調され、制御部11に伝えられる。
ユーザは、パネル操作部19の操作子の操作や、表示部18(又は出力デバイス17のモニタディスプレイ装置)のメニュー表示、アイコン表示に対するタッチパネル操作、さらにはリモートコマンダーRCを用いた操作により、各種の操作入力を行うことができる。
制御部11は、ユーザの操作入力に応じて、再生装置1内の動作制御や設定処理等を行ったり、送信部14から他の装置に対する信号送信処理を行う。
なお、以上は再生装置1としての構成例を示したが、各再生装置1A,1B,1Cがそれぞれ上記同様の構成である必要はなく、他の部位が追加されたり、図2の一部の構成を備えない場合などもあり得る。
[2−2:ネットワークスピーカ]

続いて図3でネットワークスピーカ2(2A,2B,2D1,2D2)の構成例について説明する。
ネットワークスピーカ2は、制御部21,再生処理部22,メモリ部23,送信部24,受信部25、アンプ部26、スピーカ部27を備える。また、操作部29、コマンド受信部28を備える場合もあり得る。
制御部21は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。
制御部21内のROMには、例えばCPUが実行すべきプログラムの他、配信コンテンツの再生動作や他の装置との通信動作等のための各種の設定情報などが記憶される。RAMは、CPUのための主記憶装置部とされる。
この制御部21は、ネットワークスピーカ2がクライアント装置として機能するためにネットワークスピーカ2の動作を制御する。即ち配信されるコンテンツデータや制御コマンドの受信制御や、制御コマンドに応じた処理などを行う。
メモリ部23は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの記憶部を総括的に示している。このメモリ部23は制御部21の処理のワーク領域として用いられたり、プログラムの格納領域として用いられても良い。また再生動作や通信動作のための各種の設定情報、パラメータ等を記憶することにも用いられる。
さらにメモリ部23は、受信したコンテンツデータのバッファメモリとしても用いられる。
送信部24及び受信部25は、ネットワーク4を介した各装置との間での通信部として機能する。
受信部25は、再生装置1から送信されてくる信号、例えば配信されているコンテンツデータや、制御コマンドなどの受信を行う。そして受信した信号をデコードする。配信によるコンテンツデータの受信の際には、受信して通信方式に対するデコード処理を行ったコンテンツデータ(ストリームデータ)を、制御部21の制御に基づき例えばメモリ部23に転送してバッファリングさせる。
また制御コマンドが受信されてきた場合は、受信部25はその信号をデコードし、受信情報内容を制御部21に伝達する。
送信部24は、制御部21の制御に基づき、他の装置への送信信号について所定のエンコードを行い、ネットワーク4に対する送信出力を行う。
このような処理を行うため、送信部24及び受信部25は、ネットワーク4での有線又は無線での通信方式に対応したエンコード、デコード、及び送受信処理を行うものとなる。
再生処理部22は、受信したコンテンツデータについてスピーカ部27での再生出力のための処理を行う。例えば受信したコンテンツデータはメモリ部23にバッファリングされるが、バッファリングされたコンテンツデータを構成する各データは、逐次所定タイミングで再生処理部22に転送される。再生処理部22はコンテンツデータに対して出力のための処理、例えば圧縮処理に対するデコード、エラー訂正、D/A変換処理などを行い、音声信号(例えばL、Rチャンネルのステレオ音声信号)をアンプ部26に供給する。
アンプ部26では、音声信号についてパワーアンプとしての増幅を行い、スピーカ部27におけるスピーカを駆動する。
これにより、スピーカ部27から、配信された音楽コンテンツ等の音声が出力され、ユーザの聴取に供される。
なお、スピーカ部27は、ネットワークスピーカ2としての筐体に一体的に設けられても良いが、別体機器とされても良い。特にステレオスピーカとしてL、Rチャンネルのスピーカを設ける場合、少なくともスピーカユニット部分は別体構成となることが通常である。
ネットワークスピーカ2は、クライアント装置としてのみ機能するが、ユーザにより所要の操作を行うこともできる。
例えばネットワークスピーカ2自体の電源オン/オフ操作や、ネットワークスピーカ2から配信要求を行う操作などが可能とされる場合もある。
そのため、ネットワークスピーカ2の筐体上に設けられる操作キー等の操作子として、操作部29が設けられる場合がある。また専用のリモートコントローラRCが設けられ、リモートコントローラRCからの制御コマンドを受信するコマンド受信部28が設けられることもある。
操作部29やコマンド受信部28は、ユーザの操作情報を制御部21に伝える。制御部21は操作情報に応じて必要な処理、例えばネットワークスピーカ2自体の電源オン/オフや、他の装置への制御コマンドの送信制御を行う。
この図3ではネットワークスピーカ2としての構成例を示したが、各ネットワークスピーカ2A、2B、2D1,2D2がそれぞれ上記同様の構成である必要はなく、他の部位が追加されたり、図3の一部の構成を備えない場合などもあり得る。
[2−3:リモートコントローラ]

次にリモートコントローラRC2の構成例を図4(a)(b)で説明する。
図4(a)は、後述する第1の実施の形態におけるリモートコントローラRC2としての構成例である。
リモートコントローラRC2は、制御部41、コマンドメモリ42、コマンド送信部43、操作部48を備える。
制御部41はマイクロコンピュータにより構成される。
操作部48は、例えば後述する図9のようなリモートコントローラ筐体上に配置された操作キー、或いは操作ダイヤル等の操作子、及び操作子の操作情報を制御部41に伝達する操作検知回路からなる。
コマンドメモリ42は、ROM、不揮発性メモリ等で形成され、各種のコマンドコードを記憶する。
コマンド送信部43は、例えば赤外線方式、電波方式でコマンドコードを送信するための変調、送信を行う。
このリモートコントローラRC2は、ユーザが操作部48の操作キー等を操作すると、そのキー操作を制御部41が検知する。そして操作したキーに応じたコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出す。
制御部41は、読み出したコマンドコードをコマンド送信部43に供給し、所定の変調処理を実行させて、赤外線信号や電波信号として送信出力させる。
なお、再生装置1等と有線接続されるリモートコントローラであれば、コマンド送信部43はコマンドコードを有線送信する部位となる。
この図4(a)のリモートコントローラRC2は、一般的なリモートコントローラの構成と同様である。
次に図4(b)は、第2の実施の形態の場合のリモートコントローラRC2の構成例を示している。
基本的には図4(a)と同様、制御部41、コマンドメモリ42、コマンド送信部43、操作部48を備えるが、この場合は操作子の操作に関する割当設定を行うことができるようにされる。また割当設定がなされた後は、ユーザの所定の操作に応じたコマンドコードの読み出しを行う。
このため制御部41には、そのソフトウエアプログラムによって実現される機能構成として、コマンド読出部41a、割当設定部41e、操作回数判定部41dが形成される。
割当設定部41eは、割当処理として、ユーザが所定の操作態様のキー操作を特定の操作に割り当てる作業を行った際に、それを割当登録する機能である。詳しくは第2の実施の形態において述べる。例えばキーの操作回数に応じて、異なるコマンドコードを割り当てるなどである。
操作回数判定部41dは、1つのキーの操作回数を判定する。
コマンド読出部41aは、操作に応じてコマンドメモリ42からコマンドコードを読み出す機能である。割当設定された操作が行われた場合は、その設定に応じてコマンドコードの読出を行う。
次に図5で、第3の実施の形態での制御装置となる、表示及びタッチパネル機能付きのリモートコントローラRC1の構成例を説明する。
リモートコントローラRC1は、制御部41、コマンドメモリ42、コマンド送信部43を有し、制御部41がユーザの操作に応じてコマンドメモリ42からコマンドコードを読み出し、コマンド送信部43から制御コマンドとして送信させることは、図4のリモートコントローラRC2と同様である。
このリモートコントローラRC1では、ユーザ操作は、操作キーではなく、タッチパネル操作で行われる。このため表示部45が設けられ、表示部45の表示面上にはタッチパネルセンサ46が形成される。
表示部45は例えば液晶パネルや有機ELパネルなどとされ、その表示部45の表面に圧電センサや静電センサなどのタッチパネルセンサ46が設けられてタッチパネルが形成される。
表示部45には、例えば操作用のボタン、アイコン等が表示されたり、第3の実施の形態で述べるようにネットワーク上の各装置の表示などがなされる。表示部45は表示駆動部44によって表示駆動される。制御部41が表示データを表示駆動部44に与えることで、表示駆動部44は表示データに基づいて表示駆動信号を表示部45に与え、所定の画面表示を実行させる。
ユーザは表示内容に応じてタッチ操作を行う。タッチパネルセンサ46はタッチ操作の情報を位置検出部47に伝達する。位置検出部47は、そのユーザ操作(タッチ操作)の位置(表示面上のX−Y座標位置)を判別し、タッチ位置情報として制御部41に伝える。
制御部41には、そのソフトウエアプログラムによって実現される機能構成として、コマンド読出部41a、表示制御部41b、入力検知部41cが形成される。
入力検知部41cは、位置検出部47からのタッチ位置の情報を認識し、そのタッチ位置、或いはタッチ操作の軌跡により、ユーザの求める操作内容を判定する。
コマンド読出部41aは、入力検知部41cが判定した操作内容に応じてコマンドメモリ42からコマンドコードを読み出し、コマンド送信部43に供給する。
表示制御部41bは、表示部45での表示内容とする表示データを表示駆動部44に供給する。例えば操作アイコン表示や機器アイコンなどを表示部45で実行させる表示データを生成する。また、表示制御部41bは、場合によっては入力検知部41cで検知されたタッチ位置やタッチ操作の軌跡を、表示画面上に示すような表示を行わせることも可能である。
なお、コマンド送信部43は、例えば再生装置1Aなど対応する機器に制御コマンド送信を行う構成のほか、ネットワーク通信部として構成され、直接リモートコントローラRC2がネットワーク上の各装置に制御コマンドを送信できるものとしてもよい。
<3.第1の実施の形態>

本発明の第1の実施の形態について説明する。
ここでは図1に示したように、部屋Bに配置されているリモートコントローラRC2と再生装置1Bによって本発明の制御装置が実現される例で述べる。
なお、この場合再生装置1Bは、ネットワークシステム上でサーバ装置として機能していてもよいし、クライアント装置として機能していてもよい。
リモートコントローラRC2は、図4(a)に示した構成とする。
この実施の形態では、ユーザはリモートコントローラRC2を用いた操作により、上述した第1,第2,第3のケースの各操作を行うことができる。
この場合、第1,第2,第3のケースは次のようになる。
・第1のケース:リモートコントローラRC2のユーザが、再生装置1Bのみを対象として何らかの操作を行いたい場合
・第2のケース:リモートコントローラRC2のユーザが部屋B内の機器、つまり再生装置1Bとネットワークスピーカ2Bを対象として共通の操作を行いたい場合
・第3のケース:リモートコントローラRC2のユーザがネットワーク上の全装置(再生装置1A、1B、1C、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2)を対象として操作を行いたい場合
これらの各ケースの操作を、ユーザは通常のリモートコントローラRC2を用いて実行できるようにする。
この第1の実施の形態では、リモートコントローラRC2の1つの操作キーをユーザが1回押した場合(単押し)、素早く2回連続して押した場合(2回押し)、素早く3回連続して押した場合(3回押し)で、各ケースを使い分ける例とする。
以下、ユーザが消音操作を行う場合を例に挙げて説明する。
図6(a)(b)(c)は、第1,第2,第3のケースについて、それぞれリモートコントローラRC2に設けられている消音キーの操作と、リモートコントローラRCから再生装置1Bへの送信コマンドと、再生装置1Bの制御部11の処理を模式的に示している。
図6(a)は第1のケースの場合である。ユーザはリモートコントローラRC2の消音キーを単押しする。なお、各図における「消音キー操作」として示すパルス波形は、操作キーのオン/オフを示している。
リモートコントローラRC2の制御部41は、消音キーの操作を検知することで消音制御のためのコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出し、コマンド送信部43から送信させる。図示のように、消音コマンドが1回送信される。
なお、実際には「1回」の送信では、所定の送信フォーマット上で同一のコマンドコードが複数回配置されて送信されることが多いが、ここでは1回のキー押圧に対応する送信を(コマンドコードが複数単位含まれていても)「1回」のコマンド送信とする。
再生装置1Bの制御部11では、消音コマンドが1回送信されてきたことを認識すると、第1のケースに相当する操作入力と判定する。つまり再生装置1B自身のみを制御対象としているコマンドと認識する。
そして制御部11は、それに応じて、再生処理部16に対して制御信号を送信してミュート指示を行い、再生出力音声を消音させる。
なお、このような第1のケースに対応する制御モードを、説明上「単装置モード」ということとする。
図6(b)は第2のケースの場合である。ユーザはリモートコントローラRC2の消音キーを2回押しする。
リモートコントローラRC2の制御部41は、消音キーの操作を検知する度に、消音制御のためのコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出し、コマンド送信部43から送信させる。従って、図示のように、消音コマンドが2回送信されることとなる。
再生装置1Bの制御部11では、一定時間内に消音コマンドが2回送信されてきたことを認識すると、第2のケースに相当する操作入力と判定する。つまり部屋Bにある装置を制御対象としているコマンドと認識する。
そして制御部11は、それに応じて、再生処理部16に対して制御信号を送信してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。それに加えて、制御部11は、同じく部屋Bにあるネットワークスピーカ2Bに対する消音制御コマンドを生成し、送信部14から送信する。
ネットワークスピーカ2Bは、受信部25によりこの消音制御コマンドを受信する。ネットワークスピーカ2Bの制御部21は、この消音制御コマンドに応じて、再生処理部22に対してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。
これにより部屋B内で消音制御がなされることとなる。
なお、このような第2のケースに対応する制御モードを、説明上「部屋内モード」ということとする。
図6(c)は第3のケースの場合である。ユーザはリモートコントローラRC2の消音キーを3回押しする。
リモートコントローラRC2の制御部41は、消音キーの操作を検知する度に、消音制御のためのコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出し、コマンド送信部43から送信させる。従って、図示のように、消音コマンドが3回送信されることとなる。
再生装置1Bの制御部11では、一定時間内に消音コマンドが3回送信されてきたことを認識すると、第3のケースに相当する操作入力と判定する。つまりネットワーク上の装置全体を制御対象としているコマンドと認識する。
そして制御部11は、それに応じて、再生処理部16に対して制御信号を送信してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。それに加えて、制御部11は、ネットワーク上の全装置に対する消音制御コマンドを生成し、送信部14から送信する。
他のネットワーク上の各装置(再生装置1A、1C、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2)は、それぞれ受信部15,25によりこの消音制御コマンドを受信する。そしてそれらの制御部11,21は、この消音制御コマンドに応じて、再生処理部16,22に対してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。
これにより、ネットワーク全体で消音制御がなされることとなる。
なお、このような第3のケースに対応する制御モードを、説明上「全体モード」ということとする。
なおこの全体モードにおける制御対象となるネットワーク上の全装置とは、この場合、再生装置1A、1B、1C、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2のことであり、リモートコントローラRC1,RC2は含まない。この場合のリモートコントローラRC1,RC2は直接ネットワーク4に接続される機器ではなく、あくまでも再生装置1A、1Bの付属機器だからである。
ただし、ネットワークリモコンのような形式で直接ネットワーク4に接続され、各装置を制御できるものもある。そのような機器は、「全装置」に含まれる場合もある。
例えばネットワークリモコンが、サーバ装置からの配信を受けて音声再生出力を行ってスピーカやヘッドホンにより音楽出力を行う機器である場合は、ここでいう「全装置」に含まれる。
この点は後述する第2,第3の実施の形態でも同様である。
またネットワーク上の全装置に対するコマンド送信は、各装置に個別に順次送信しても良いし、各装置で共通のコマンドコードが設定されているのであれば、1つのコマンド送信で各装置にコマンドを認識させるようにするものでもよい。この点も、第2,第3の実施の形態でも同様である。
以上のように第1の実施の形態では、リモートコントローラRC2の操作キーの押圧回数によって、制御対象を判定する。
リモートコントローラRC2自体は、単にキー操作に応じたコマンド送信を行うのみである。
この第1の実施の形態の場合、本発明の制御装置は、リモートコントローラRC2と、再生装置1Bの制御部11によって実現されることとなる。
つまりリモートコントローラRC2は、本発明請求項でいう別体の「操作部」であり、再生装置1Bの制御部11が請求項でいう「制御部」、制御部11及び送信部14が請求項でいう「送信部」に相当する。
この場合、制御部11は、図7に示す処理を行うこととなる。
図7はリモートコントローラRC2からの送信コマンドを受信した際の制御部11の処理を示している。
制御部11はステップF101でリモートコントローラRC2からの送信コマンドを受信すると、処理をステップF102に進め、一定時間を待機しつつ、リモートコントローラRC2からのさらなる送信コマンドの受信検知を行う。一定時間とは、例えば1〜3秒程度とすることが考えられる。
一定時間経過したら、制御部11はステップF103に進み、一定時間内に連続的にコマンドが受信されたか否かにより処理を分岐する。
もし、上記ステップF102の待機中に2回目以降のコマンド受信がなければ、単装置モード(第1のケース)としてステップF105に進み、コマンド内容に応じた再生装置1B内の制御を行う。例えば消音コマンドであれば、再生処理部16にミュートを指示する。
一方、一定時間内にコマンドを連続受信したのであれば制御部11は処理をステップF104に進み、2回受信か3回受信かにより制御モードを選択する。
2回受信であったなら、部屋内モード(第2のケース)としてステップF106に進む。そしてコマンド内容に応じた再生装置1B内の制御を行う。例えば消音コマンドであれば、再生処理部16にミュートを指示する。
さらにステップF107で、部屋Bの他の機器、即ちネットワークスピーカ2Bに対して制御コマンドを送信する。例えば消音コマンドを送信する。
また、3回受信であったなら、制御部11は全体モード(第3のケース)として処理をステップF104からF108に進める。そしてコマンド内容に応じた再生装置1B内の制御を行う。例えば消音コマンドであれば、再生処理部16にミュートを指示する。
さらにステップF109で、ネットワーク上の全装置に対して制御コマンドを送信する。例えば消音コマンドを送信する。
制御部11がこのような処理を行うことで、ユーザがリモートコントローラRC2を用いて、第1,第2,第3のケースに応じた操作を容易に行うことができる。
つまり、第2のケースとして、部屋B内の全装置を消音させたい場合に、装置毎に操作をしなくても良い。
また第3のケースとして家中の全装置を消音させたいときに、サーバ装置となっている装置のある部屋に行ったり、各部屋を回って消音していくという面倒なことも不要となる。
さらに、リモートコントローラRC2は、特別な機能を持たない通常のリモートコントローラでよく、システム上の装置負担の増大はない。
また操作キーの操作回数で各ケースを区別できるため、ユーザの操作は簡易かつ容易であり、またユーザの操作に対する理解も容易であって、ユーザインターフェースに優れている。
上記説明では消音制御を行う場合を例に挙げたが、例えば装置の電源オン/オフ、再生(配信)開始、再生(配信)の一時停止、ボリュームアップ/ダウンなどの操作に関しても、同様に単装置モード、部屋内モード、全体モードの各制御の適用が可能である。
なお、以上の例では再生装置1Bの制御部11とリモートコントローラRC2で本発明の制御装置を実現する例としたが、例えば再生装置1Bのみで実現することもできる。例えば再生装置1Bのパネル操作部19の操作キーの操作回数に応じて制御部11が単装置モード、部屋内モード、全体モードを選択し、制御コマンドを発生させるような場合である。
また、再生装置1BがリモートコントローラRC2からのコマンドを他の装置(例えば再生装置1A)に転送し、再生装置1Aが、単装置モード、部屋内モード、全体モードを選択し、対象機器に制御コマンドを送信するような例もあり得る。
<4.第2の実施の形態>

第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、部屋Bに配置されているリモートコントローラRC2のみによって本発明の制御装置が実現される例で述べる。
リモートコントローラRC2は、図4(b)に示した構成とする。
この第2の実施の形態も、ユーザは部屋BにおいてリモートコントローラRC2を用いた操作により、上述した第1の実施の形態と同様の第1,第2,第3のケースの各操作を行うものとする。
また、この第2の実施の形態でも、リモートコントローラRC2の1つの操作キーをユーザが1回押した場合(単押し)、素早く2回連続して押した場合(2回押し)、素早く3回連続して押した場合(3回押し)で、各ケースを使い分ける例とする。
第2の実施の形態の場合、リモートコントローラRC2の制御部41が、ユーザの操作に応じて単装置モード、部屋内モード、全体モードを設定し、それに応じた異なる制御コマンドを再生装置1Bに送信する。
再生装置1B側は、受信した制御コマンドの内容に応じて設定されている処理を行う。
上述の第1の実施の形態との違いは、ユーザの操作態様に応じた単装置モード、部屋内モード、全体モードの選択設定を、再生装置1B側で行うのではなく、リモートコントローラRC2側で行う点にある。
ユーザが消音操作を行う場合を例に挙げて説明する。
図8(a)(b)(c)は、第1,第2,第3のケースについて、それぞれリモートコントローラRC2に設けられている消音キーの操作と、リモートコントローラRCから再生装置1Bへの送信コマンドと、再生装置1Bの制御部11の処理を模式的に示している。
図8(a)は第1のケースの場合である。ユーザはリモートコントローラRC2の消音キーを単押しする。
図4(b)に示したように、リモートコントローラRC2の制御部41は操作回数判定部41dとしての機能を備えている。制御部41の操作回数判定部41dは、一定時間内にユーザが操作キーを何回押したかを検知する。
ユーザが消音キーの単押し操作を行ったことを検知したら、制御部41は、単装置モードであるとし、「消音キー単押し」に対応してコマンドメモリ12に登録されているコマンドコード(単装置消音コマンド)を読み出す。そして、単装置消音コマンドをコマンド送信部43から送信出力させる。
この単装置消音コマンドを受信した再生装置1Bの制御部11は、単装置消音コマンドを認識してそれに応じた処理を行う。具体的には制御部11は、再生処理部16に対して制御信号を送信してミュート指示を行い、再生出力音声を消音させる。
図8(b)は第2のケースの場合である。ユーザはリモートコントローラRC2の消音キーを2回押しする。
リモートコントローラRC2の制御部41は操作回数判定部41dにより、2回押しを検知する。すると制御部41は、部屋内モードであるとし、「消音キー2回押し」に対応してコマンドメモリ12に登録されているコマンドコード(部屋内消音コマンド)を読み出す。そして、部屋内消音コマンドをコマンド送信部43から送信出力させる。
この部屋内消音コマンドを受信した再生装置1Bの制御部11は、それに応じた処理を行う。具体的には制御部11は、再生処理部16に対して制御信号を送信してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。それに加えて、制御部11は、同じく部屋Bにあるネットワークスピーカ2Bに対する消音制御コマンドを生成し、送信部14から送信する。
ネットワークスピーカ2Bは、受信部25によりこの消音制御コマンドを受信する。ネットワークスピーカ2Bの制御部21は、この消音制御コマンドに応じて、再生処理部22に対してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。
これにより部屋B内で消音制御がなされることとなる。
図8(c)は第3のケースの場合である。ユーザはリモートコントローラRC2の消音キーを3回押しする。
リモートコントローラRC2の制御部41は操作回数判定部41dにより、3回押しを検知する。すると制御部41は、全体モードであるとし、「消音キー3回押し」に対応してコマンドメモリ12に登録されているコマンドコード(全体消音コマンド)を読み出す。そして、全体消音コマンドをコマンド送信部43から送信出力させる。
この全体消音コマンドを受信した再生装置1Bの制御部11は、それに応じた処理を行う。即ち制御部11は、再生処理部16に対して制御信号を送信してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。それに加えて制御部11は、ネットワーク上の全装置に対する消音制御コマンドを生成し、送信部14から送信する。
他のネットワーク上の各装置(再生装置1A、1C、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2)は、それぞれ受信部15,25によりこの消音制御コマンドを受信する。そしてそれらの制御部11,21は、この消音制御コマンドに応じて、再生処理部16,22に対してミュート指示を行い、自身の再生出力音声を消音させる。
これにより、ネットワーク全体で消音制御がなされることとなる。
以上のように第2の実施の形態では、リモートコントローラRC2が操作キーの押圧回数によって制御モードを選択し、制御モードに応じた制御コマンドを送信する。
この第2の実施の形態の場合、本発明の制御装置は、リモートコントローラRC2によって実現されることとなる。つまりリモートコントローラRC2の操作部48が、本発明請求項でいう一体の「操作部」であり、制御部41が請求項でいう「制御部」、コマンド送信部43が請求項でいう「送信部」に相当する。
この第2の実施の形態のリモートコントローラRC2では、操作キーの単押し、2回押し、3回押しに応じて異なるコマンドコードを送信することになる。
予め、操作回数に応じたコマンドコードが固定的に割り当てられていても良いが、ユーザが操作回数に応じたコマンドコードを割り当てることができれば、そのユーザにとって理解しやすい操作性を提供できる。そこで、次のようなユーザによるキー設定を行うとよい。
図9にリモートコントローラRC2の外観例を示している。本体上面には操作部48として各種の操作キーが形成されている。例えば電源キー、数字キー、音量アップキー、音量ダウンキー、消音キーなどである。
ここで特に第2の実施の形態の場合、図のように設定キーを用意し、これを用いてユーザが割当操作を行うことができるようにする。
例えば、
「設定キー」→「2キー」→「1キー」
と押すと2回押しについて部屋全体を制御する部屋内モードのコマンドを割り当てる。
「設定キー」→「3キー」→「2キー」
と押すと3回押しについてネットワーク全体を制御する全体モードのコマンドを割り当てる。
図4(b)に示したように、制御部41には割当設定部41eとしての機能が設けられている。割当設定部41eは、設定キーに続いて上記のように数字キーが押されたことを検知したら、それに応じてコマンドコード設定を行う。
上記例において「設定キー」の後の数字キーは、押圧回数を示し、その次の数字キーは、制御モードの指定(部屋内モードか全体モードか)を行うものとする。例えば「1キー」は部屋内モードの指定、「2キー」は全体モードの指定とする。
このような設定をユーザが行うことで、図8のようなコマンド送信が可能となる。即ち電源キー、音量のアップキー、音量ダウンキー、消音キーなどの単押しがされた場合は、制御部41は通常のリモートコントローラと同様に対応する装置のみを対象とするコマンド(単装置コマンド)を送信する。
一方、それらの操作キーが2回押しされたときは上記設定に従い、制御部41は部屋内モードとして、部屋内コマンドを送信する。
また、それらの操作キーが3回押しされたときは上記設定に従い、制御部41は全体モードとして、全体コマンドを送信する。
上記のように、予めこのような設定が固定的になされていても良いが、ユーザが設定することで、ユーザに使いやすい設定を実現できる。
例えば全体モードの操作を多用するユーザであれば、
「設定キー」→「2キー」→「2キー」
と設定操作を行うことで、2回押しについてネットワーク全体を制御する全体モードのコマンドを割り当てさせることができる。
例えば以上のような設定を割当設定部41eとしての機能で行っておけば、その後のユーザの操作時には、操作回数判定部41dが1つの操作キーの連続操作回数を判定し、コマンド読出部41aが、操作回数から選択される制御モードに応じたコマンドコードを読み出す。そしてそのコマンドコードがコマンド送信部43により送信される。
図8のようなコマンド送信を行うための、リモートコントローラRC2の制御部41の処理を図10で説明する。
制御部41は、キー操作を検知したら処理をステップF201からF202にすすめ、エッジ検出カウンタを起動する。そしてステップF203で一定時間待機する。
エッジ検出カウンタとは、操作キーの素早い単押しの立ち上がり及び立下りエッジをマイクロコンピュータの割り込み機能によりカウントするものである。
単押しの立ち上がり及び立下りエッジとは、操作部48の操作キーの操作に応じて制御部41に入力されるパルスのエッジである。例えば図8の消音キー操作として示したようなパルスの立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジの回数をカウントするカウンタである。
図8に示すエッジ位置「S」は、ステップF201で最初にキー操作を検出するときのエッジであり、続く「1」「2」・・・「5」のエッジ数をエッジ検出カウンタでカウントすることとなる。
ステップF203で待機する一定時間とは、例えば500msecなどとする。するとこの500msecの間に割り込みによって何回のエッジがあったかを見ることができる。この時間は3回の早押しが容易にできる時間にすればよく、応答を早くすることを優先させるなら300msec位にすればよく、押しやすさを優先させるなら1000msec程度にすればよい。あまりに長くすると単押しの再クリックとの判断となってしまうのでエンドユーザにあわせた時間設定が望ましく、人によって可変させてもよい。
ステップF203の待機中に、パルスエッジ回数がカウントされる。そこで制御部41はステップF204,F205,F206では、カウントされたエッジ回数から操作回数を判定する。図8からわかるように、エッジカウント値が1回であれば、単押し、3回であれば2回押し、5回であれば3回押しと判定する。
以上のステップF202〜F206が操作回数判定部41dによって行われる動作となる。
制御部41は、エッジが1回であったときはステップF204からF207に進み、単装置モードとしてのコマンド送信を行う。即ちコマンド読出部41aが、操作されたキーの単押しに応じたコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出し、コマンド送信部43から送信させる。
制御部41は、エッジが3回であったときはステップF205からF208に進み、部屋内モードとしてのコマンド送信を行う。即ちコマンド読出部41aが、操作されたキーの2回押しに応じたコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出し、コマンド送信部43から送信させる。
制御部41は、エッジが5回であったときはステップF206からF209に進み、全体モードとしてのコマンド送信を行う。即ちコマンド読出部41aが、操作されたキーの3回押しに応じたコマンドコードをコマンドメモリ42から読み出し、コマンド送信部43から送信させる。
以上の図10の処理によりリモートコントローラRC2は第1,第2,第3のケースに応じた制御コマンド送信を行うことができる。
再生装置1B側では受信した制御コマンドに応じて図11の処理を行えばよい。
再生装置1Bの制御部11は、リモートコントローラRC2からのコマンド受信を検知したらコマンド内容を認識し、単装置コマンドであればステップF221からF226に進む。そして再生装置1B内についてコマンド内容に応じた動作を実行させる制御を行う。
例えば再生装置1Bにおける消音、電源オン/オフ、音量のアップ/ダウンなどの制御である。
一方、受信したコマンドが部屋内コマンドであれば制御部11はステップF222からF224に進み、同じ部屋の装置、つまりネットワークスピーカ2Bに対して、受信したコマンド内容の制御コマンドを送信する処理を行う。それとともにステップF226で自身の再生装置1B内の制御を行う。
また受信したコマンドが全体コマンドであれば制御部11はステップF223からF225に進み、ネットワーク上の全装置に対して、受信したコマンド内容の制御コマンドを送信する処理を行う。それとともにステップF226で自身の再生装置1B内の制御を行う。
このように再生装置1Bの制御部11は、単装置コマンドの場合は自身の制御を行い、部屋内コマンドや全体コマンドであれば、自身の制御とともに対象となる装置に制御コマンドを転送することで、ユーザの意図する各ケースの制御が実行されることとなる。
このような第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様、ユーザがリモートコントローラRC2を用いて、第1,第2,第3のケースに応じた操作を容易に、かつシステム上の装置負担をかけずに行うことができる。
なお、以上の例ではリモートコントローラRC2は再生装置1Bに対して各ケースの制御コマンドを送信し、部屋内モード、全体モードの場合、再生装置1Bが制御対象となる装置に制御コマンドを転送するものとした。しかしリモートコントローラRC2が直接ネットワーク4を介して各装置に制御コマンドを送信できる構成であれば、部屋内モード、全体モードの場合、リモートコントローラRC2が、各装置に直接、順次、制御コマンドを送信するようにしても良い。
<5.第1,第2の実施の形態の変形例>

以上の第1,第2の実施の形態では、操作キーの操作回数、即ち単押し、2回押し、3回押しで3つのケースに応じた操作を可能としたが、これ以外に多様な変形例が考えられる。以下例示していく。
図12(a)は3種類の操作態様としてキーの操作回数と長押しを組み合わせた例である。
例えば単押しを通常の操作、即ち単装置モードの操作とする。
次に単押しに続いて長押し(例えば1秒以上押し続ける)操作を部屋内モードの操作とする。
また2回連続して単押ししたうえで長押しする操作を全体モードの操作とする。
図12(b)は、3種類の操作態様をキーの操作時間で判別する例である。
例えば操作キーの押圧開始時点tsから時間t1以内に押圧が終了された短時間押しの場合は通常の操作、即ち単装置モードの操作とする。
また押圧時間が時間t1〜t2の間であれば、中時間押しとし、これは部屋内モードの操作とする。
また押圧時間が時間t2以上の長時間押しとなったら、これは全体モードの操作とする。
この図12(a)(b)のように、3つのケースを区別するための操作態様は操作回数だけでなく、操作時間を用いることもできる。
第1の実施の形態の場合は再生装置1Bの制御部11が、第2の実施の形態の場合は、リモートコントローラRC2の制御部41が、これらの操作態様を判別して、それぞれ必要な制御コマンドを送信するようにすればよい。
また図示しないが、さらに「単押し」/「2回押し」/「長押し」で、区別したり、「単押し」/「単押し+長押し」/「長押し」で区別するなど、さらに他の例も想定される。
もちろん、図12(a)(b)或いは図6,図8の3つの操作態様のうち、どれを単装置モード操作、部屋内モード操作、全体モード操作とするかも、上記各例に示したものに限られない。
ところで、図6,図8,図12の例は、消音制御、電源オン/オフ制御、音量の1ステップのアップ/ダウン制御などには問題ないが、ユーザ操作には、継続操作を行う操作もある。
例えば音量キーを押し続けている間、音量のアップ/ダウン制御を行うことや、早送りキーや早戻しキーを押し続けている間、早送り再生、早戻し再生等を行う制御などもある。
このような制御については、操作キーの継続操作期間が制御期間として意味を持つため、上述の例では、3つのケースの区別に長押しを利用できない。
そこで図13(a)のような例も考えられる。
単に操作キーを継続して押し続ける操作の場合は、単装置モードとして対応する装置のみへの操作とする。
1回単押しし、直後に継続押しが行われた場合は、部屋内モードの操作とする。
2回単押しし、直後に継続押しが行われた場合は、全体モードの操作とする。
例えばこのように操作態様の別を設定する。そして継続押しの期間TCを、操作が継続されている期間として、継続して制御を行う。例えば期間TC中、継続して音量ダウンの制御や早送り再生の制御などを行うようにする。
このようにすれば、操作継続期間が意味を持つ操作に関しても、3つのケースに応じた制御が可能となる。
次に、部屋内モードを拡張する例を説明する。
第1,第2の実施の形態において部屋内モードとは、再生装置1B(リモートコントローラRC2)がある部屋Bの全機器を対象とするモードとした。
これを拡張して、部屋Bに居るユーザが、さらに部屋A,部屋Cなど他の部屋を指定して機器の制御ができるようにすることも可能である。
図14(a)は、操作回数によって部屋指定もできるようにした例である。
1回押しは単装置モードとして対応する装置のみへの操作とする。
2回押しは、その部屋を対象とする部屋内モードの操作とする。つまりリモートコントローラRC2の操作であれば、部屋Bの装置を対象とする。
3回押しは、全体モードの操作とする。
4回押しは、部屋Aを指定した部屋内モードの操作とする。つまり再生装置1A、ネットワークスピーカ2Aを対象とする操作とする。
5回押しは、部屋Cを指定した部屋内モードの操作とする。つまり再生装置1Cを対象とする操作とする。
このように操作回数によって、部屋内モードでの部屋の指定を可能としても良い。
図14(b)は部屋番号を数字キーで指定する例である。例えば数字キー「1」「2」「3」「4」を部屋A,B,C,Dに割り当てておく。
例えば消音キーの1回押しは単装置モードとして対応する装置のみへの消音操作とする。
消音キーの2回押しは、その部屋を対象とする部屋内モードの消音操作とする。つまりリモートコントローラRC2の操作であれば、部屋Bの装置を対象とする。
消音キー3回押しは、全体モードの消音操作とする。
消音キーを2回押した上で、数字キーを押したときは、数字キーで指定された部屋に対する部屋内モードの消音操作とする。例えば「消音キー」→「消音キー」→「1」であれば、部屋Aの再生装置1A、ネットワークスピーカ2Aを対象とする消音操作とする。
このように操作回数で3つのケースを区別したうえで、部屋内モードについては、数字キー等で部屋を指定することも可能である。
図13(b)は、継続操作を行う操作に関して、部屋を指定する例である。
数字キー「1」が押された直後に、例えば音量アップキーが継続して押された場合、部屋Aの装置に対する音量アップ操作とする。そして継続操作期間TCの間、部屋Aの再生装置1A、ネットワークスピーカ2Aに音量のアップのコマンドを継続送信する。
同様に数字キー「3」が押された直後に、例えば音量アップキーが継続して押された場合、部屋Cの装置に対する音量アップ操作とする。そして継続操作期間TCの間、部屋Cの再生装置1Cに音量のアップのコマンドを継続送信する。
以上のように、部屋を指定して部屋内モードを適用することで、ユーザは別の部屋の装置の制御も容易に可能となる。
<6.第3の実施の形態>
[6−1:リモートコントローラの表示例]

第3の実施の形態について説明する。これは表示及びタッチパネル機能付きのリモートコントローラRC1として本発明の制御装置が実現される例である。
上述のようにリモートコントローラRC1は部屋Aの再生装置1Aに対応するものとされ、例えば図5に示した構成とされる。
ただし、リモートコントローラRC1は、必ずしも再生装置1Aに対応するものではなく、いわゆるネットワークリモコンとし、直接ネットワーク4と接続されて、ネットワーク上の各装置に操作コマンドを送信できる機器としてもよい。その場合、図5のコマンド送信部43は、再生装置1Aへの赤外線信号や電波信号の送信部ではなく、ネットワーク4への送信部として形成される。
いずれにしても、リモートコントローラRC1から出力される制御コマンドが、最終的に制御対象とされた装置に送信される構成とされればよい。
従って、リモートコントローラRC1がネットワーク接続機能を持たず、その送信コマンドを再生装置1Aのみが受信できる構成であれば、再生装置1Aが、ネットワーク4を介して他の装置に対するコマンドを転送する処理を行えばよい。
またリモートコントローラRC1が直接ネットワーク接続する機能を持つなら、リモートコントローラRC1が直接ネットワーク4を介して制御対象とする各装置に制御コマンドを送信することとすればよい。
リモートコントローラRC1の表示部45には、図15のような操作画面が表示される。
この表示例では4つの部屋の部屋割を表示し、各部屋の領域に、設置されている各装置のイメージを表示している。各部屋に対応する領域を部屋対応領域と呼ぶこととする。
図1に示したシステム構成の場合、部屋Aの部屋対応領域には再生装置1A、ネットワークスピーカ2Aに相当する機器アイコンi1A、i2Aが表示される。
部屋Bの部屋対応領域には再生装置1B、ネットワークスピーカ2Bに相当する機器アイコンi1B、i2Bが表示される。
部屋Cの部屋対応領域には再生装置1Cに相当する機器アイコンi1Cが表示される。
部屋Dの部屋対応領域にはネットワークスピーカ2D1,2D2に相当する機器アイコンi2D1,i2D2が表示される。
なお、リモートコントローラRC1自身の機器アイコンiRC1も部屋Aの部屋対応領域に表示されている例としているが、これは必ずしも必要ではない。
このような部屋対応領域及び機器の表示は、ユーザがリモートコントローラRC1に対し、部屋数、各部屋の機器の情報(メーカー、機器の種別、型番、リモコンコード等)や機器の配置情報の登録作業を行うことで可能となる。
図5で述べたように、この表示部45に対してはタッチパネルセンサ46が設けられており、位置検出部47は、タッチパネルセンサ46(表示部45の画面領域)に対してX−Y座標でタッチ位置を検出する。
また図5に示したリモートコントローラRC1の制御部41における入力検知部41cは、X−Y座標軸に対して図16のように象限及び機器表示の位置を設定している。
まず水平方向及び垂直方向の基準線KX、KYにより、タッチ面(画面)を4つの領域に分け、それぞれを第1象限〜第4象限と設定する。ここでは部屋A,B,C,Dに対応する領域を順に第1象限〜第4象限としている。
なお、図15の表示例は、ネットワークシステムが4つの部屋の各装置で構成されている場合であるため、表示面上の各部屋A〜Dの部屋対応領域が、図16の第1象限〜第4象限と一致させることができるのであるが、これは一例である。図16の第1象限〜第4象限が、表示上の各部屋対応領域と一致しないこともある。例えば部屋数が異なれば、当然一致しなくなる。後に3部屋の場合の例を図36以降で説明する。
また制御部41における入力検知部41cは、各機器アイコンの表示領域を認識している。
図15に示した機器アイコンi1A、i2A、i1B、i2B、i1C、i2D1、i2D2の表示領域として、図16のようにX−Y座標上の領域ARi1A、ARi2A、ARi1B、ARi2B、ARi1C、ARi2D1、ARi2D2を認識している。
このような、表示部45上でタッチパネル操作を行う操作部を備えたリモートコントローラRC1を用い、ユーザは各ケースの操作を行うことができる。
リモートコントローラRC1の制御部41(表示制御部41b)は、表示部45上のタッチパネル面において図15のように部屋対応領域を設定して各部屋に設置されている電子機器を示す表示を実行させる。そしてさらに制御部41(入力検知部41c)は、表示部45の表示に対するタッチパネル操作による所定の操作入力とされた所定のタッチパターン操作のタッチパネル上の位置を判定し、単装置モード、部屋内モード、全体モードを選択する。そして制御部41(コマンド送信部41a)が制御モードに応じてコマンドコードを読み出し、コマンド送信部43から必要なコマンドの送信を実行させる。
この第3の実施の形態では、ユーザはリモートコントローラRC1を用いた操作により、次のような第1,第2,第3のケースの各操作を行うことができる。
・第1のケース:リモートコントローラRC1のユーザが、再生装置1Aのみを対象として何らかの操作を行いたい場合
・第2のケース:リモートコントローラRC1のユーザが任意の部屋内の全機器を対象として共通の操作を行いたい場合
・第3のケース:リモートコントローラRC2のユーザがネットワーク上の全装置(再生装置1A、1B、1C、ネットワークスピーカ2A、2B、2D1、2D2)を対象として操作を行いたい場合
これらの各ケースの操作を、ユーザはリモートコントローラRC1の操作態様で区別して実行できるようにするが、この第3の実施の形態では、制御部41は次のように操作に応じた制御モードを設定する。
制御部41は、所定のタッチパターン操作が、タッチパネル上で少なくとも複数の部屋対応領域を含みつつタッチパネルの略全面にわたって行われたと判断したときは、全体モードを選択する。
制御部41は、所定のタッチパターン操作が、タッチパネル上で1つの部屋対応領域内で、かつ部屋対応領域の略全面にわたって行われたと判断したときは、部屋内モードを選択する。
制御部41は、所定のタッチパターン操作が、タッチパネル上で1つの電子機器を示す機器アイコン上で行われたと判断したときは、単装置モードを選択する。
以下、各種のタッチパターン操作の例として操作例を説明していく。
[6−2:操作例I]

操作例Iとして、所定のタッチパターンが、略×状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である場合を説明する。
ここでは、略×状のタッチパターンの操作は、消音操作であるとする。なお略×状とは、2本のほぼ等しい長さの線分が交差するパターンの操作であるとする。
図17,図18,図19は略×状のタッチパターン操作を示している。
なお、上述のように本例では部屋対応領域の割当は、X−Y座標の第1象限〜第4象限と一致している。以下では、図15のような表示上での部屋A,B,C,Dのそれぞれの部屋対応領域を、「部屋対応領域A」〜「部屋対応領域D」と表記するが、以下では、「部屋対応領域A」〜「部屋対応領域D」は、図16のX−Y座標での「第1象限」〜「第4象限」に対応すると考えればよい。
図17は、ユーザが指によりほぼ画面全体にわたって×状のタッチ操作を行った場合を示している。即ちタッチ操作として、太線で示すようにユーザは起点S1から終点E1までの操作と、起点S2から終点E2までの操作を行った場合である。
リモートコントローラRC1の制御部41は、これを図16で述べた第1象限(部屋対応領域A)から第4象限(部屋対応領域D)へのタッチ位置の接触移動と、第2象限(部屋対応領域B)から第3象限(部屋対応領域C)へのタッチ位置の接触移動として検知し、これを全体モードの操作と認識する。そしてネットワーク上の全装置に対するミュート(消音)制御を行うこととする。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワーク上の全装置を対象として消音コマンドを連続して送信出力する。
尚、この場合に書き順に関しては拘らないで制御部41はタッチ操作の軌跡を判定すればよい。例えば第1象限から第4象限へのユーザの接触操作移動を検知した後に第2象限から第3象限へのユーザの接触操作移動を検知したした場合でも、逆に第2象限から第3象限へのユーザの接触操作移動の検知の後に第1象限から第4象限へのユーザの接触操作移動を検知した場合でも、全体モードとしてミュート(消音)制御を行うこととすればよい。
また、この場合のユーザのタッチパターン操作は、必ずしも厳密にX−Y座標軸の原点を通過する必要はないものとする。例えば部屋対応領域としての部屋Aから部屋Dへの接触移動は、第1象限から第2象限を通過して第4象限に移動する場合でも、第1象限から第3象限を通過して第4象限に移動する場合でもよいとする。
図18は、ユーザが指により1つの部屋対応領域内で、かつ部屋対応領域の略全面にわたって×状のタッチ操作を行った場合を示している。即ちタッチ操作として、太線で示すようにユーザは起点S1から終点E1までの操作と、起点S2から終点E2までの操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、部屋Dの部屋対応領域(第4象限)内の略全面での×状のタッチ位置の接触移動として検知し、これを部屋内モードの操作、特には部屋Dを制御対象とする部屋内モードの操作と認識する。そして部屋Dの全装置に対するミュート(消音)制御を行うこととする。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワークスピーカ2D1,2D2を対象として消音コマンドを連続して送信出力する。
なお、このケースの場合には部屋対応領域(この例では第4象限)の範囲をはみ出した接触操作はNGとして無効処理することが考えられる。逆に多少はみ出したとしても、タッチ操作軌跡の大部分が或る1つの部屋対応領域内であれば、その部屋対応領域の部屋の機器に対する部屋内モードの操作と認識するようにしても良い。
図19は、ユーザが指により1つの機器アイコンi2D2上で×状のタッチ操作を行った場合を示している。即ちタッチ操作として、太線で示すようにユーザは起点S1から終点E1までの操作と、起点S2から終点E2までの操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、X−Y座標上で、ネットワークスピーカ2D2についての機器アイコンi2D2の表示領域ARi2D2上での×状のタッチ位置の接触移動として検知する。そして、これを単装置モードの操作、特にはネットワークスピーカ2D2を制御対象とする単装置モードの操作と認識する。そしてネットワークスピーカ2D2に対するミュート(消音)制御を行うこととする。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワークスピーカ2D2を対象として消音コマンドを送信出力する。
なお、この場合制御部41は、×状の操作軌跡が部屋Dの全体ではなく、ネットワークスピーカ2D2上と判断するのは、例えば起点S1から終点E1までの軌跡の長さと、起点S2から終点E2までの軌跡の長さが所定値以上か否かにより判断する。
つまり図18の場合と図19の場合の検知の区別の方法としては、×字の大きさと機器アイコン上に×字の交差が乗っているか否かの判断とすればよい。
以上のような×状のタッチパターン操作に対する制御部41(特に入力検知部41c)の認識処理の例を図20に示す。
ユーザのタッチ操作があった場合、制御部41は、位置検出部47からの接触位置の情報に基づき、ステップF301、F302,F303,F304で、タッチ操作の起点、終点を記憶する。即ち起点S1、終点E1、起点S2、終点E2のアドレス、例えばX−Y座標上の座標値を記憶する。
次にステップF305で制御部41は、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が、全て同一の部屋対応領域内であるか否かを確認する。この場合、制御部41は各点のアドレスが同一の象限内であるか否かの判断をすればよい。
全てが同一の部屋対応領域内という条件が満たされなければ、制御部41はステップF310に進んで、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が、全て異なる象限内であるか否かを確認する。図17のようなタッチ操作が行われたときは、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が、全て異なる象限(部屋対応領域)内となる。
そこで全て異なる象限内という条件が満たされたら、制御部41はステップF311に進み、全体モードとして処理を行う。即ちネットワーク上の全装置に対しての消音コマンドを順次送信出力する。
ステップF310で起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が、全て異なる象限内ではないと判断されたときは、無効な操作として処理を抜ける。
例えば起点S1から終点E1の軌跡が第1象限から第4象限に達したが、起点S2から終点E2までの軌跡が第2象限内でとどまっているような場合である。
或いは、起点S1から終点E1の軌跡が第1象限内で、起点S2も第1象限内であるが、終点E2が第3象限にはみ出しているような場合である。
一方、ステップF305で、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2の全てが同一の部屋対応領域内(同一象限内)と判断される場合とは、ユーザが1つの部屋対応領域内でタッチ操作を行った場合である。
そこで制御部41はステップF306に進み、部屋内モードの操作であるか単装置モードの操作であるかの判定処理を行う。
まずステップF306では、起点S1から終点E1までの長さと所定値を比較する。この所定値とは、部屋対応領域の略全面にわたった操作であるか否かを判断する基準となる値である。
X−Y座標上で算出される起点S1から終点E1までの長さの値が所定値より大きければ、制御部41はステップF307に進み、今度は起点S2から終点E2までの長さと上記所定値とを比較する。
そしてX−Y座標上で算出される起点S2から終点E2までの長さの値が所定値より大きければ、制御部41はステップF309に進み、部屋内モードと判断して処理を行う。つまり、当該部屋対応領域に相当する部屋の全装置を制御対象とし、その部屋に設置されている全装置に対しての消音コマンドを順次送信出力する。例えば図18の場合に相当する。
ステップF306で、起点S1から終点E1までの長さの値が所定値以下であれば、単装置モードの操作である可能性がある。この場合、制御部41はステップF308に進み、起点S2から終点E2までの長さと上記所定値とを比較する。
そして起点S2から終点E2までの長さも上記所定値以下であれば、部屋対応領域全体の操作ではないと判断し、制御部41はステップF312に進む。そしてそのタッチ操作の軌跡が或る機器アイコンi1A、i2A、i1B、i2B、i1C、i2D1、i2D2のいずれかの上にあるか否かを判定する。即ち×状のタッチ位置のX−Y座標での軌跡と、図16に示したX−Y座標上の表示領域(ARi1A、ARi2A、ARi1B、ARi2B、ARi1C、ARi2D1、ARi2D2)を比較する。
そしてタッチ操作の軌跡が或る機器アイコン上、つまりX−Y座標の表示領域(ARi1A、ARi2A、ARi1B、ARi2B、ARi1C、ARi2D1、ARi2D2)のいずれか1つの上にある場合は、単装置モードの操作であったと判断する。この場合制御部41はステップF313で、当該機器アイコンに相当する装置を制御対象とし、その装置に対しての消音コマンドを送信出力する。例えば図19の場合に相当する。
なお、ステップF307で起点S2から終点E2までの長さの値が所定値以下と判断される場合は、ユーザが×状のタッチ操作を行わなかった場合である。
またステップF308で起点S2から終点E2までの長さの値が所定値より大きいと判断された場合も、ユーザが×上のタッチ操作を行わなかった場合である。
これらは、×字の片方が長くて他方が短く、「×」のタッチパターンとならなかった場合となる。
また、ステップF312で、×状の軌跡が機器アイコン上でないと判定される場合は、ユーザが、表示面上で、機器アイコンがなされていない部分で×状のタッチ操作を行った場合である。
これらの場合は無効な操作として処理を抜ける。
制御部41が以上の図20のような処理を行うことで、×字状のタッチパターン操作を第1,第2,第3のケースの消音操作として認識し、対象となる装置に消音コマンドを送信できる。
なお、部屋内モードか単装置モードかの判断処理では、上記のように×字を描く際の2つの始点と2つの終点との座標がそれぞれ同一象限の内に存在するか否かを判別や、軌跡の長さが所定長より長いか否かの判断を行うほかに、軌跡と複数の機器アイコンとの重畳度合いを判断基準に加えたりしてもよい。
[6−3:操作例II]

操作例IIとして、所定のタッチパターンが、略レ状(いわゆるチェックマーク状)の操作軌跡を描くタッチパネル操作である場合を説明する。
ここでも、略レ状のタッチパターンの操作は、消音操作であるとする。
図21,図22,図23は略レ状のタッチパターン操作を示している。
図21は、ユーザが指によりほぼ画面全体にわたってレ状のタッチ操作を行った場合を示している。即ちタッチ操作として、ユーザは起点S1から中点M1までの操作と、それに続いて終点E1までの操作を行った場合である。
リモートコントローラRC1の制御部41は、これを第1象限(部屋対応領域A)から第3象限(部屋対応領域C)へのタッチ位置の接触移動と、さらに第2象限(部屋対応領域B)に至るタッチ位置の接触移動として検知し、これを全体モードの操作と認識する。そしてネットワーク上の全装置に対するミュート(消音)制御を行う。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワーク上の全装置を対象として消音コマンドを連続して送信出力する。
尚、この場合に書き順やレ状の形に関しては拘らないでもよい。
例えば起点S1、中点M1、終点E1が、それぞれ第2象限、第4象限、第1象限となる場合、又はそれぞれ第1象限、第4象限、第2象限となる場合、又はそれぞれ第2象限、第3象限、第1象限となる場合なども、適正なタッチパターン操作としてもよい。
図22は、ユーザが指により1つの部屋対応領域内で、かつ部屋対応領域の略全面にわたるレ状のタッチ操作として、ユーザは起点S1から中点M1を介して終点E1に至る操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、部屋対応領域D(第4象限)内の略全面でのレ状のタッチ位置の接触移動として検知し、これを部屋内モードの操作、特には部屋Dを制御対象とする部屋内モードの操作と認識する。そして部屋Dの全装置に対するミュート(消音)制御を行うこととする。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワークスピーカ2D1,2D2を対象として消音コマンドを連続して送信出力する。
なお、このケースの場合にはレ状の軌跡の一部が1つの部屋対応領域(この例では第4象限)をはみ出した操作はNGとして無効処理することが考えられる。逆に多少はみ出したとしても、タッチ操作軌跡の大部分が或る1つの部屋対応領域内であれば、その部屋対応領域の部屋の機器に対する部屋内モードの操作と認識するようにしても良い。
図23は、ユーザが指により1つの機器アイコンi2D2上でレ状のタッチ操作として、起点S1から中点M1を介して終点E1に至る操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、X−Y座標上で、ネットワークスピーカ2D2についての機器アイコンi2D2の表示領域ARi2D2上でのレ状のタッチ位置の接触移動として検知する。そして、これを単装置モードの操作、特にはネットワークスピーカ2D2を制御対象とする単装置モードの操作と認識する。そしてネットワークスピーカ2D2に対するミュート(消音)制御を行う。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワークスピーカ2D2を対象として消音コマンドを送信出力する。
以上のようなレ状のタッチパターン操作に対する制御部41(特に入力検知部41c)の認識処理の例を図24に示す。
ユーザのタッチ操作があった場合、制御部41は、位置検出部47からの接触位置の情報に基づき、ステップF401、F402,F403で、タッチ操作の起点、中点、終点を記憶する。即ち起点S1、中点M1、終点E1のアドレス(X−Y座標上の座標値)を記憶する。
次にステップF404で制御部41は、起点S1、中点M1、終点E1が、全て同一の部屋対応領域内であるか否かを確認する。つまり制御部41は各点のアドレスが同一の象限内であるか否かの判断をすればよい。
全てが同一の部屋対応領域内という条件が満たされなければ、制御部41はステップF409進んで、起点S1、中点M1、終点E1が、全て異なる象限であるか否かを確認する。図21のようなタッチ操作が行われたときは、起点S1、中点M1、終点E1が、全て異なる象限となる。
そこで全て異なる象限内という条件が満たされたら、制御部41はステップF410に進み、全体モードとして処理を行う。即ちネットワーク上の全装置に対しての消音コマンドを順次送信出力する。
ステップF409で起点S1、中点M1、終点E1が、全て異なる象限ではないと判断されたときは、無効な操作として処理を抜ける。
例えば起点S1から中点M1の軌跡が第1象限から第4象限に達したが、終点E1も第4象限内でとどまっているような場合である。
或いは、起点S1、終点E1が第1象限内で、中点M1が第3象限にはみ出しているような場合である。
一方、ステップF404で、起点S1、中点M1、終点E1の全てが同一の部屋対応領域内(同一象限内)と判断された場合は、制御部41はステップF405以降に進み、部屋内モードの操作であるか単装置モードの操作であるかの判定処理を行う。
まずステップF405では、起点S1から中点M1を介して終点E1に至るレ状の軌跡が、複数の機器アイコン上となっているか否かを判断する。つまりタッチ位置の軌跡としての座標値と、機器アイコンの表示領域(ARi1A、ARi2A、ARi1B、ARi2B、ARi1C、ARi2D1、ARi2D2)を比較して、軌跡が2以上の機器アイコン上となっている否かを確認する。機器アイコン上とは、軌跡が機器アイコンを横切っていたり、機器アイコン上に達している状態をいう。
レ状の軌跡が、複数の機器アイコン上となっていたら、制御部41はステップF407に進み、部屋内モードと判断して処理を行う。つまり、当該部屋対応領域に相当する部屋の全装置を制御対象とし、その部屋に設置されている全装置に対しての消音コマンドを順次送信出力する。例えば図22の場合に相当する。
なお、部屋Cのように1つの機器しか存在しない部屋の場合、部屋対応領域内のレ状の軌跡が複数となることはないが、この場合、部屋内モードでも単装置モードでもコマンド送信対象は同じ(例えば再生装置1C)であるため問題はない。
ステップF405で、レ状の軌跡が、複数の機器アイコン上となっていなければ、制御部41はステップF406に進み、レ状の軌跡が、1つの機器アイコン上であるか否かを確認する。
そしてレ状の軌跡が或る1つの機器アイコン上である場合は、単装置モードの操作と判断し、制御部41はステップF408で、当該機器アイコンに相当する装置を制御対象として、その装置に対しての消音コマンドを送信出力する。例えば図23の場合に相当する。
なお、ステップF406でレ状の軌跡が或る1つの機器アイコン上ではないと判定される場合は、ユーザが、表示面上で、機器アイコンがなされていない部分でレ状のタッチ操作を行った場合である。この場合は無効な操作として処理を抜ける。
制御部41が以上の図24のような処理を行うことで、レ字状のタッチパターン操作を第1,第2,第3のケースの消音操作として認識し、対象となる装置に消音コマンドを送信できる。
なお、部屋内モードか単装置モードかの判断処理では、1又は複数の機器アイコンと軌跡の重複の判断のほか、レ状の軌跡の大きさや、機器アイコン上でのレ状の重畳度合いなどで判断することもできる。
[6−4:操作例III]

操作例IIIとして、所定のタッチパターンが、水平方向に移動しながら上昇又は下降する曲線状の操作軌跡、又は上下直線状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である場合を説明する。
ここでは、曲線状又は上下直線状のタッチパターンの操作は、音量のアップ/ダウン操作であるとする。
図25,図26,図27は音量ダウンのタッチパターン操作を示している。
図25は、ユーザが指によりほぼ画面全体にわたって、水平方向に移動しながら下降する曲線状の操作(以下「下降曲線操作」という)を行った場合を示している。このタッチ操作として、ユーザは起点S1から終点E1まで下降曲線を描くが、その曲率は、実線、一点鎖線、破線のようにユーザの任意である。
リモートコントローラRC1の制御部41は、この下降曲線操作を全体モードの操作と認識する。そしてネットワーク上の全装置を対象として音量ダウン制御コマンドを送信出力する。特に、下降曲線の曲率は、低下させる制御量とする。即ち曲率に応じた音量低下度合いを指示するコマンドを送信する。
例えば図の実線のように下降曲線が緩やかなときは音量ダウンの制御量を20%、一点鎖線のように中間的な曲率の時は50%、破線のように急峻な下降曲線のときは80%などとする。なお、ここでいう%は、各装置のそれぞれの現在の音量レベルを基準としての音量低下率と考えればよい。
図26は、ユーザが指により1つの部屋対応領域内で、かつ部屋対応領域の略全面にわたって起点S1から終点E1までの下降曲線操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、部屋対応領域D(第4象限)内の略全面での下降曲線状のタッチ位置の接触移動として検知し、これを部屋内モードの操作、特には部屋Dを制御対象とする部屋内モードの操作と認識する。そして部屋Dの全装置に対して音量ダウン制御コマンドを送信する。この場合も実線、一転鎖線、点線のようなユーザの下降曲線操作の曲率に応じた音量低下度合いを指示するコマンドを送信する。
図27は、ユーザが指により1つの機器アイコンi2D2上で上方(起点S1)から下方(終点E1)への直線状のタッチ操作(以下「下降直線操作」という)を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、X−Y座標上で、ネットワークスピーカ2D2についての機器アイコンi2D2の表示領域ARi2D2上での下降直線状のタッチ位置の接触移動として検知する。そして、これを単装置モードの操作、特にはネットワークスピーカ2D2を制御対象とする単装置モードの操作と認識する。そしてネットワークスピーカ2D2に対する音量ダウンコマンドを送信する。この場合は、下降直線の長さが、音量制御量に対応するものとし、下降直線の長さに応じた音量低下度合いを指示するコマンドを送信する。
図28,図29,図30は音量アップのタッチパターン操作を示している。
図28は、ユーザが指によりほぼ画面全体にわたって、水平方向に移動しながら上昇する曲線状の操作(以下「上昇曲線操作」という)を行った場合を示している。このタッチ操作として、ユーザは起点S1から終点E1まで上昇曲線を描くが、その曲率は、実線、一点鎖線、破線のようにユーザの任意である。
リモートコントローラRC1の制御部41は、この上昇曲線操作を全体モードの操作と認識する。そしてネットワーク上の全装置を対象として音量アップ制御コマンドを送信出力する。特に、上昇曲線の曲率は、上昇させる制御量とする。即ち曲率に応じた音量増加度合いを指示するコマンドを送信する。
例えば図の実線のように上昇曲線が緩やかなときは音量アップの制御量を20%、一点鎖線のように中間的な曲率の時は50%、破線のように急峻な上昇曲線のときは80%などとする。なお、この場合も%は、各装置のそれぞれの現在の音量レベルを基準としての音量増加率と考えればよい。
図29は、ユーザが指により1つの部屋対応領域内で、かつ部屋対応領域の略全面にわたって起点S1から終点E1までの上昇曲線操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、部屋対応領域D(第4象限)内の略全面での上昇曲線状のタッチ位置の接触移動として検知し、これを部屋内モードの操作、特には部屋Dを制御対象とする部屋内モードの操作と認識する。そして部屋Dの全装置に対して音量アップ制御コマンドを送信する。この場合も実線、一転鎖線、点線のようなユーザの上昇曲線操作の曲率に応じた音量増加度合いを指示するコマンドを送信する。
図30は、ユーザが指により1つの機器アイコンi2D2上で下方(起点S1)から上方(終点E1)への直線状のタッチ操作(以下「上昇直線操作」という)を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、X−Y座標上で、ネットワークスピーカ2D2についての機器アイコンi2D2の表示領域ARi2D2上での上昇直線状のタッチ位置の接触移動として検知する。そして、これを単装置モードの操作、特にはネットワークスピーカ2D2を制御対象とする単装置モードの操作と認識する。そしてネットワークスピーカ2D2に対する音量アップコマンドを送信する。この場合は、上昇直線の長さが、音量制御量に対応するものとし、上昇直線の長さに応じた音量増加度合いを指示するコマンドを送信する。
以上のような下降曲線操作、下降直線操作、上昇曲線操作、上昇直線操作となるタッチパターン操作に対する制御部41(特に入力検知部41c)の認識処理の例を図31に示す。
ユーザのタッチ操作があった場合、制御部41は、位置検出部47からの接触位置の情報に基づき、ステップF501、F502、タッチ操作の起点、終点を記憶する。即ち起点S1、終点E1のアドレス(X−Y座標上の座標値)を記憶する。
次にステップF503で制御部41は、起点S1、終点E1が、同一の部屋対応領域内であるか否かを確認する。つまり制御部41は各点のアドレスが同一の象限内であるか否かの判断をすればよい。
起点S1、終点E1が同一の部屋対応領域内という条件が満たされなければ、全体モード操作の可能性がある。その場合制御部41はステップF510に進んで、起点S1から、終点E1に至る軌跡が横切る象限が3つであるか否かを判断する。
これは、下降曲線又は上昇曲線としてのパターン操作がなされているか否かの判断となる。例えば図25の場合、操作軌跡が第1,第2,第4象限を横切る。また図28の場合、操作軌跡が第3,第4,第2象限を横切る。これらの場合は、軌跡が3つの象限を通過しており、ほぼ画面全体にわたっての下降曲線又は上昇曲線としてのパターン操作がなされていると判断する。
その場合、ステップF511に進む。一方、3つの象限に達していなければ、所定の下降曲線又は上昇曲線としてのパターン操作ではないとして、無効処理とする。
なお、ステップF510の処理は省略してもよい。例えば少なくとも起点S1と終点E1が異なる部屋対応領域にあれば、画面全体にわたっての下降曲線又は上昇曲線としてのパターン操作がなされていると判断してもよい。その場合は、ステップF503から直接ステップF511に進むようにしてもよい。
ステップF511では、制御部41は下降曲線又は上昇曲線としてのX−Y座標上の軌跡から、その曲率を計測する。ここでいう曲率は、例えばX−Y座標上の曲線の最大微分値、平均微分値などとして求めても良いが、より簡易には、例えば起点S1と終点E1の各座標点を結んだ線の傾きを曲率として用いてもよい。
曲率を求めたら制御部41はステップF512に進み、全体モードとして処理を行う。即ちネットワーク上の全装置に対して、曲率に応じた音量制御量を含む音量ダウンコマンド又は音量アップコマンドを送信する。
ステップF503で、起点S1、終点E1が同一の部屋対応領域内(同一象限内)と判断された場合は、制御部41はステップF504以降に進み、部屋内モードの操作であるか単装置モードの操作であるかの判定処理を行う。
まずステップF504では、起点S1から終点E1に至る操作軌跡が曲線であるか直線であるかを判断する。
そして曲線であれば、制御部41はステップF506に進み、部屋内モードと判断して処理を行う。まずステップF506で、下降曲線又は上昇曲線としてのX−Y座標上の軌跡から、その曲率を計測する。曲率を求めたら制御部41はステップF507に進み、当該部屋対応領域に相当する部屋の全装置を制御対象とし、その部屋に設置されている全装置に対して、曲率に応じた音量制御量を含む音量ダウンコマンド又は音量アップコマンドを送信する。
ステップF504で、起点S1から終点E1に至る操作軌跡が直線と判断したときは、制御部41はステップF505に進み、下降直線又は上昇直線の軌跡が、1つの機器アイコン上であるか否かを確認する。
そして軌跡が或る1つの機器アイコン上である場合は、単装置モードの操作と判断する。この場合、制御部41は、ステップF508で下降直線又は上昇直線の軌跡の長さを計測する。そしてステップF509で、当該機器アイコンに相当する装置を制御対象として、その装置に対しての、下降直線又は上昇直線の軌跡の長さに応じた音量制御量を含む音量ダウンコマンド又は音量アップコマンドを送信する。
なお、ステップF505で直線軌跡が或る1つの機器アイコン上ではないと判定される場合は、ユーザが、表示面上で、機器アイコンがなされていない部分でタッチ操作を行った場合である。この場合は無効な操作として処理を抜ける。
制御部41が以上の図31のような処理を行うことで、下降曲線操作、下降直線操作、上昇曲線操作、上昇直線操作としてのタッチパターン操作を第1,第2,第3のケースの音量アップ/ダウン操作として認識し、対象となる装置に消音コマンドを送信できる。
なお、上記例では単装置モードの場合は直線状の操作を行うものとしたが、単装置モードの場合も、機器アイコン上での下降曲線操作、上昇曲線操作として行うようにしてもよい。その場合、部屋内モードと単装置モードの判断処理は、1又は複数の機器アイコンへの軌跡の重複の判断や、曲線軌跡の長さなどにより可能である。
同様に、全体モード、部屋内モード、単装置モードを、全て下降直線操作、上昇直線操作で行うようにしても良い。
また下降曲線操作、上昇曲線操作の場合の音量制御量の決め方は、曲率ではなく、曲線の長さを計測し、計測した線の長さに応じて決めてもよいし、計測した曲率と線の長さの両方を勘案して音量制御量を決めてもよい。
[6−5:操作例IV]

操作例IVとして、所定のタッチパターンが、略○状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である場合を説明する。
ここでは、略○状のタッチパターンの操作は、電源オン操作であるとする。なお略○状とは、正確な円だけでなく、円、楕円、あるいは手書き風の丸、円に近い多角形的な形状など、ユーザが周回状で円に近いもの描くと意識して描いたパターンをいうこととする。
図32,図33,図34は略○状のタッチパターン操作を示している。
図32は、ユーザが指によりほぼ画面全体にわたって略○状のタッチ操作を行った場合を示している。
リモートコントローラRC1の制御部41は、これを各部屋対応領域A、B、C、Dにわたった円形のタッチ位置の接触移動として検知し、これを全体モードの操作と認識する。そしてネットワーク上の全装置に対する電源オン制御を行う。具体的にはリモートコントローラRC1がネットワーク上の全装置を対象として電源オンコマンドを連続して送信出力する。
図33は、ユーザが指により1つの部屋対応領域内で、かつ部屋対応領域の略全面にわたる略○状のタッチ操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、部屋対応領域D(第4象限)内の略全面での円形のタッチ位置の接触移動として検知し、これを部屋内モードの操作、特には部屋Dを制御対象とする部屋内モードの操作と認識する。そして部屋Dの全装置に対する電源オンコマンドを送信出力する。
図34は、ユーザが指により1つの機器アイコンi2D2上で円形のタッチ操作を行った場合である。
この場合リモートコントローラRC1の制御部41は、X−Y座標上で、ネットワークスピーカ2D2についての機器アイコンi2D2の表示領域ARi2D2上での円状のタッチ位置の接触移動として検知する。そして、これを単装置モードの操作、特にはネットワークスピーカ2D2を制御対象とする単装置モードの操作と認識する。そしてネットワークスピーカ2D2に対する電源オンコマンドを送信出力する。
以上のような略○状のタッチパターン操作に対する制御部41(特に入力検知部41c)の認識処理の例を図35に示す。
ユーザのタッチ操作が開始された場合、制御部41はステップF601で、位置検出部47からの接触位置の情報としての座標値を所定時間毎にサンプリングしていく。これを、ユーザの連続するタッチ操作が完了するまで行うことで、操作軌跡の座標値を把握する。
次に制御部41はステップF602で、軌跡の形状を判定する。軌跡の形状が円、楕円(或いはそれらに近い形状)など、上記略○状と判定できるものでなければ、無効操作とする。略○状と判定した場合は、制御部41はステップF603に進む。
ステップF603では、操作軌跡が1つの部屋対応領域内であるか否かを確認する。
操作軌跡が一の部屋対応領域内に収まっているという条件が満たされなければ、制御部41はステップF609進んで、操作軌跡が、全ての象限と交差しているか否かを判定する。
操作軌跡が全ての象限に交差している場合、制御部41はステップF610に進み、全体モードとして処理を行う。即ちネットワーク上の全装置に対しての電源オンコマンドを送信出力する。
なおステップF609で、全ての象限と交差してはいないと判断されたときは、無効な操作として処理を抜ける。
例えば第1,第3象限にわたって円が描かれたような場合である。
一方、ステップF603で、操作軌跡が一の部屋対応領域内に収まっていると判断された場合は、制御部41はステップF604以降に進み、部屋内モードの操作であるか単装置モードの操作であるかの判定処理を行う。
まずステップF604では、略○状の操作軌跡で囲まれた範囲の面積を算出する。そしてステップF605で算出した面積と所定値を比較する。ここでいう所定値とは円形軌跡が部屋対応領域のほぼ全体で描かれたか否かを判断するための面積の閾値である。
そして面積が所定値以上となっていたら、制御部41はステップF605からF607に進み、部屋内モードと判断して処理を行う。つまり、当該部屋対応領域に相当する部屋の全装置を制御対象とし、その部屋に設置されている全装置に対しての電源オンコマンドを順次送信出力する。例えば図33の場合に相当する。
ステップF605で、面積が所定値未満と判断されたら、制御部41はステップF606に進み、略○状の軌跡が、1つの機器アイコン上であるか否かを確認する。
そして略○状の軌跡が或る1つの機器アイコン上である場合は、単装置モードの操作と判断し、制御部41はステップF608で、当該機器アイコンに相当する装置を制御対象として、その装置に対しての電源オンコマンドを送信出力する。例えば図34の場合に相当する。
なお、ステップF606で略○状の軌跡が或る1つの機器アイコン上ではないと判定される場合は、ユーザが、表示面上で、機器アイコンがなされていない部分でレ状のタッチ操作を行った場合である。この場合は無効な操作として処理を抜ける。
制御部41が以上の図35のような処理を行うことで、略○状のタッチパターン操作を第1,第2,第3のケースの電源オン操作として認識し、対象となる装置に電源オンコマンドを送信できる。
なお、部屋内モードか単装置モードかの判断処理は、面積による判断のほか、円形の軌跡が1又は複数の機器アイコンと交差しているか否かにより判断することもできる。
[6−6:異なる部屋数での適用例]

先に述べたように、以上の操作例I〜IVの説明では、4つの部屋が存在し、表示部45における部屋対応領域が、X−Y座標の第1〜第4象限と一致している場合で説明した。
しかし部屋数によっては、或いは4部屋であっても表示レイアウトの設定によっては、表示上の部屋対応領域と第1象限〜第4象限が一致しなくなることもある。
以下では、部屋数が3の場合を例に挙げて、表示部45における部屋対応領域と、X−Y座標の第1〜第4象限が一致していない場合を説明する。
図36は、リモートコントローラRC1の表示部45で、3つの部屋A,B,Cに対応する部屋対応領域A,B,Cが表示されている例を示している。
この図には、タッチパネル面のX−Y座標軸(基準線KX、KY)を破線で示しているが、X−Y座標で規定される第1象限〜第4象限は、当然ながら、部屋対応領域A,B,Cとは一致しない。
このような場合制御部41は、基準線KX、KYの原点座標(0,0)を基準に、各部屋対応領域A,B,Cの端点座標を把握しておくようにする。
例えば図36の場合、部屋対応領域Aは座標点(−15,10)(0,10)(−15,−3)(0,−3)で囲まれた範囲とする。
部屋対応領域Bは、座標点(0,10)(15,10)(0,−3)(15,−3)で囲まれた範囲とする。
部屋対応領域Cは、座標点(−15,−3)(15,−3)(−15,−10)(15,−10)で囲まれた範囲とする。
制御部41は、このように部屋対応領域A,B,Cを把握することで、ユーザのタッチ操作位置がX−Y座標上の位置で検出されたときに、それが部屋対応領域A,B,Cのいずれの領域内かを判断できる。
この3部屋の場合において、略×状のタッチパターン操作が行われるときの例を述べる。
図37は、ユーザが指によりほぼ画面全体にわたって×状のタッチ操作を行った場合を示している。これは全体モードの操作として認識すべき場合となる。
図38は、ユーザが部屋対応領域A内で、かつ部屋対応領域Aの略全面にわたって×状のタッチ操作を行った場合を示している。これは、部屋Aを対象とした部屋内モードの操作と認識すべき場合となる。
図39は、ユーザが部屋対応領域C内で、かつ部屋対応領域Cの略全面にわたって×状のタッチ操作を行った場合を示している。これは、部屋Cを対象とした部屋内モードの操作と認識すべき場合となる。
図40は、ユーザが機器アイコンi2D1上で×状のタッチ操作を行った場合を示している。これは、ネットワークスピーカ2D1を対象とした単装置モードの操作と認識すべき場合となる。
これらのような認識を行うために図20の処理を適用する場合は、次のようになる。
上述のように図20のステップF305では、制御部41は、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が、全て同一の「部屋対応領域」内であるか否かを確認する。この場合の確認処理は、上記のように座標値で把握した各部屋対応領域A,B,Cの範囲と、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2のそれぞれを比較して判断する。
図38,図39の場合、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が全て同一象限とはならないが、上記のように象限とは一致しない各部屋対応領域A,B,Cの範囲を認識していれば、全て同一の部屋対応領域内と判断され、ステップF306以降に進むことになる。
また、ステップF310では、制御部41は、起点S1、終点E1、起点S2、終点E2が、全て異なる「象限」に存在するかを確認するものとした。図37の場合、終点E1,E2は同じ部屋対応領域C内であるが、第3象限と第4象限という点で異なる。従って図37の場合もステップF311に進むこととなる。
このように、部屋対応領域と象限が一致しなくても、上述した処理は適用できる。図24,図31,図35の各処理も同様である。
即ち部屋内モードもしくは単装置モードである可能性の判定としては、部屋対応領域を基準とし、全体モードの判定としては象限を基準とすることで、多様な表示レイアウトに対応できるものとなる。
[6−7:第3の実施の形態の効果及び変形例]

以上説明してきた第3の実施の形態では、第1,第2の実施の形態と同様、ユーザがリモートコントローラRC2を用いて、第1,第2,第3のケースに応じた操作を容易に、かつシステム上の装置負担をかけずに行うことができる。
その上で、表示部45で部屋対応領域や機器アイコンを表示し、それに対する所定のタッチパターン操作を行うというものであるため、非常に直感的な操作となり、ユーザの操作性は格段に向上する。
操作例Iによれば、略×状の操作で直感的な消音等の操作が可能となる。
操作例IIによれば、略レ状の操作で直感的な消音等の操作が可能となる。
操作例IIIによれば音量のアップ/ダウン及びその制御量を直感的に操作できる。
操作例IVによれば、略○状の操作で直感的な電源オン等の操作が可能となる。
また部屋内モードとしては、部屋を指定して操作が可能であり、しかもユーザは操作対象の部屋及び装置を認識しながら操作でき、これも操作性がよい。
例えば自分の居る部屋ではなく、任意の部屋について、設定されて装置を機器アイコンでみながら直感的な操作制御ができる。
これらのことにより、家庭内ネットワークとして非常に操作性の良い操作手段となる制御装置(リモートコントローラRC1)をユーザに提供できることとなる。
以下、第3の実施の形態の変形例を挙げる。
まず、所定のタッチパターン操作の操作内容の設定は各種考えられる。
略×状のタッチパターン操作は消音操作とした例を述べたが、電源オフ操作、再生停止操作、再生一時停止操作としても好適である。また電源オン操作、再生開始操作などとして適用しても良い。
略レ状のタッチパターン操作も消音操作とした例を述べたが、電源オン操作、再生開始操作、電源オフ操作、再生停止操作、再生一時停止操作としても好適である。
下降曲線操作、下降直線操作、上昇曲線操作、上昇直線操作は、音量のアップ/ダウン操作以外に、サーチ操作にも適用できる。
略○状のタッチパターン操作は電源オン操作以外に、消音操作、再生開始操作、電源オフ操作、再生停止操作、再生一時停止操作としても好適である。
さらに各タッチパターン操作を、全体、部屋内、単装置のそれぞれの場合の設定操作などとして利用することもできる。
例えば略レ状の全体モード操作のときは、システム全体の設定画面に移行して、各種設定操作を可能とし、部屋内モード操作のときは、指定した部屋内の装置の設定画面に移行して設定操作を可能とし、単装置モード操作のときは、指定した装置の設定画面に移行して設定操作を可能とするなどである。
また部屋内モードとしては、或る1つの部屋を指定して、部屋内の全装置を制御できるものとしたが、複数の部屋を対象として一度の制御できるように拡張してもよい。例えば2つの部屋対応領域A,Cにわたって×状の操作をしたときは、部屋A,Cの全機器に対して電源オフ制御を行うなどである。
また、図5の説明において制御部41(表示制御部41b)は、タッチパターン操作の軌跡を表示部45に表示できるとも述べた。ユーザが×状、レ状、下降曲線、下降直線、上昇曲線、上昇直線、或いは○状のタッチパターン操作を行ったときに、一時的にその操作軌跡が表示画面上で表示されるようにする。このようにすると、ユーザは操作パターンを認識しながら正確に操作ができるようになり、好適である。
またタッチパターン操作としては、上記例以外に、略△状、略□状、斜め線状など、多様なパターンが考えられる。
<7.変形例及び他の機器への応用>

以上の実施の形態では、音楽コンテンツの配信システムにおける本発明の適用例を述べたが、本発明は他のシステムでも適用できる。
例えば家庭内ネットワークとして、ビデオコンテンツ、テキスト、ゲームデータなどの配信、同期再生を行うシステムの制御装置として、実施の形態と同様の装置が想定される。
また、コンテンツ配信システム以外でも、ネットワーク接続された電子機器の制御に適用できる。例えばテレビジョン受像器、モニタディスプレイ、情報機器などの制御装置としても適用できる。
またさらに部屋に付随する多様な電子機器のシステムでも適用できる。例えば家庭内の各部屋の照明機器がネットワーク接続されている場合に、全体モード、部屋内モード、単装置モードとして、各照明機器の制御が可能である。例えば照明のオン/オフや、調光制御に好適である。
図9にはリモートコントローラRC1に「照明オン」「照明オフ」のキーが設けられている例を示した。この操作キーの操作回数や操作時間に応じて、全体モード、部屋内モード、単装置モードのそれぞれでの照明機器の制御を行うことも可能である。また、表示及びタッチパネル機能付きのリモートコントローラRC1を用いる場合、表示部45上で各部屋の照明機器のアイコンや部屋対応領域を表示する。それに対してユーザが上述のようなタッチパターン操作を行うことで、、全モード、部屋内モード、単装置モードのそれぞれでの照明機器の制御を行うことも可能である。
また特に図13で述べた操作例や、上記下降曲線操作、下降直線操作、上昇曲線操作、上昇直線操作による操作例を用いれば、調光量の操作にも好適である。
同様に、自動的なウインドウ、カーテン、シャッタの制御、スクリーンの昇降、エアコンディショナーの制御などにも適用できる。
<8.プログラム>

本発明の実施の形態のプログラムは、所定の操作入力に応じた動作制御モードとして、制御対象とされた特定の電子機器に対してのみ操作入力に応じた動作制御を行う単装置モードと、同じ部屋内に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う部屋内モードと、ネットワーク接続された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う全体モードとを選択的に設定して制御コマンドを発生させるステップと、設定した制御モードに応じて発生させた制御コマンドを送信するステップとを、システムの制御装置に実行させるプログラムである。
例えば制御装置のマイクロコンピュータに図7、図10、図20、図24、図31、図35等の処理を実行させるプログラムである。
これらのプログラムにより、上述した効果を得る制御装置、制御方法を実現できる。
この本実施の形態のプログラムは、パーソナルコンピュータや、撮像装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、本発明のプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
1,1A,1B,1C 再生装置、2,2A,2B,2D1,2D2 ネットワークスピーカ、11,21,41 制御部、14,24 送信部、42 コマンドメモリ、43 コマンド送信部、44 表示駆動部、45 表示部、46 タッチパネルセンサ、47 位置検出部、48 操作部、RC1,RC2 リモートコントローラ

Claims (8)

  1. 複数の部屋の各部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続され、各電子機器が上記通信網を介して通信可能とされているネットワークシステムに対応する制御装置として、
    表示部と、
    上記表示部上のタッチパネルによりタッチパネル操作を行う操作部と、
    所定の操作入力に応じた動作制御モードとして、特定の一の電子機器に対してのみ操作入力に応じた動作制御を行う第1の制御モードと、同じ部屋内に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第2の制御モードと、上記通信網に接続された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第3の制御モードと、を選択的に設定して制御コマンドを発生させる制御部と、
    上記制御部が制御モードに応じて発生させた制御コマンドを送信する送信部とを備え、
    上記制御部は、上記表示部に、各部屋に対応する部屋対応領域及び各部屋に設置されている電子機器を示す表示を実行させ、上記表示部の表示に対するタッチパネル操作による所定の操作入力とされた所定のタッチパターン操作のタッチパネル上の位置に応じて、上記第1,第2,第3の制御モードを選択するとともに、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で少なくとも複数の上記部屋対
    応領域を含みつつ上記タッチパネルの略全面にわたって行われたと判断したときは、上記
    第3の制御モードを選択し、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの上記部屋対応領域内で
    、かつ上記部屋対応領域の略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第2の制御
    モードを選択し、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの電子機器を示す表示上
    で行われたと判断したときは、上記第1の制御モードを選択する
    制御装置。
  2. 上記制御部は、上記第2の制御モードを選択した場合、上記所定のタッチパターン操作が行われた上記部屋対応領域に対応する部屋に設置された電子機器に対しての、上記所定のタッチパターン操作に応じた制御コマンドを発生させる請求項に記載の制御装置。
  3. 上記所定のタッチパターンは、略×状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である請求項に記載の制御装置。
  4. 上記所定のタッチパターンは、略レ状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である請求項に記載の制御装置。
  5. 上記所定のタッチパターンは、水平方向に移動しながら上昇又は下降する曲線状の操作軌跡又は上下直線状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である請求項に記載の制御装置。
  6. 上記所定のタッチパターンは、略○状の操作軌跡を描くタッチパネル操作である請求項に記載の制御装置。
  7. 複数の部屋の各部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続され、各電子機器が上記通信網を介して通信可能とされているネットワークシステムに対応する制御方法として、
    所定の操作入力に応じた動作制御モードとして、制御対象とされた特定の電子機器に対してのみ操作入力に応じた動作制御を行う第1の制御モードと、同じ部屋内に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第2の制御モードと、上記通信網に接続された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第3の制御モードと、を選択的に設定して制御コマンドを発生させるステップと、
    設定した制御モードに応じて発生させた制御コマンドを送信するステップと、
    表示部に、各部屋に対応する部屋対応領域及び各部屋に設置されている電子機器を示す表示を実行させ、上記表示部の表示に対するタッチパネル操作による所定の操作入力とされた所定のタッチパターン操作のタッチパネル上の位置に応じて、上記第1,第2,第3の制御モードを選択するステップと、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で少なくとも複数の上記部屋対応領域を含みつつ上記タッチパネルの略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第3の制御モードを選択するステップと、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの上記部屋対応領域内で、かつ上記部屋対応領域の略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第2の制御モードを選択するステップと、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの電子機器を示す表示上で行われたと判断したときは、上記第1の制御モードを選択するステップと、
    を備えた制御方法。
  8. 複数の部屋の各部屋に設置された電子機器が通信網を介して接続され、各電子機器が上記通信網を介して通信可能とされているネットワークシステムに対応する制御装置のプログラムとして、
    所定の操作入力に応じた動作制御モードとして、制御対象とされた特定の電子機器に対してのみ操作入力に応じた動作制御を行う第1の制御モードと、同じ部屋内に設置された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第2の制御モードと、上記通信網に接続された電子機器に対して共通に操作入力に応じた動作制御を行う第3の制御モードと、を選択的に設定して制御コマンドを発生させるステップと、
    設定した制御モードに応じて発生させた制御コマンドを送信するステップと、
    表示部に、各部屋に対応する部屋対応領域及び各部屋に設置されている電子機器を示す表示を実行させ、上記表示部の表示に対するタッチパネル操作による所定の操作入力とされた所定のタッチパターン操作のタッチパネル上の位置に応じて、上記第1,第2,第3の制御モードを選択するステップと、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で少なくとも複数の上記部屋対応領域を含みつつ上記タッチパネルの略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第3の制御モードを選択するステップと、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの上記部屋対応領域内で、かつ上記部屋対応領域の略全面にわたって行われたと判断したときは、上記第2の制御モードを選択するステップと、
    上記所定のタッチパターン操作が、上記タッチパネル上で1つの電子機器を示す表示上で行われたと判断したときは、上記第1の制御モードを選択するステップと、
    を制御装置に実行させるプログラム。
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