JP5459117B2 - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の装置間のデータ伝送に関し、特に、高信頼性が要求される交通、電力分野へ適用される装置の間で冗長化されたデータの送受信を行うデータ伝送装置及びデータ伝送方法に関する。
従来、伝送データの信頼性を向上させる技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、サーバ/クライアント型のシステムにおいて伝送パケットに欠落が生じた場合、サーバ側伝送装置はクライアント側伝送装置からの再送要求に応じてパケットを再送するというものである。ここでは、2重化した早系と遅系で構成される2系統でデータ伝送を行っている。
また、2重化された伝送路による伝送システムとして、例えば特許文献2に記載の技術がある。この技術は、冗長化された伝送路を切替えて伝送を行うことにより、伝送路の利用効率を上げるものである。ここでは、伝送路の異常検出時の動作については詳細には記述されていないが、異常発生時には再送処理を行い、それでも異常な場合には伝送路異常と判定して伝送路を切替えるものと推定される。
特開2009−147579号公報 特開2004−32354号公報
従来の方法では、伝送路をリング状に構成し、通常は一方向にパケット伝送することによりデータ伝送を行い、伝送路またはリングを構成している伝送装置に障害が発生した場合にはリングの両方向にパケット伝送を行うことにより、冗長化を達成している。この切り替え動作を開始するタイミングは、伝送路の障害を検知したタイミングである。
一般に、伝送路の障害検知はマスタ装置で行っている。すなわち、マスタ装置は定周期で診断パケットを送出し、それが正常に帰って来るか否かにより、伝送路上の異常を監視している。
このような構成の場合、伝送路異常を短時間で検知して、伝送方向の切り替えを行うためには、マスタ装置からの診断パケットの送出頻度を上げる必要がある。ところが、診断パケットの送出頻度を上げると、伝送路上の診断パケットが多くなることにより、その分通常の伝送データのやり取りが妨げられてしまう。
そこで、本発明は、伝送路の負荷を大きくすることなく、短時間で伝送路上の異常を検出することができるデータ伝送装置及びデータ伝送方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係るデータ伝送装置は、マスタ装置と、複数の制御装置と、前記マスタ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する少なくとも1台のスイッチ装置と、を備え、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能な伝送路を介して当該装置間で伝送データの授受を行うデータ伝送装置であって、前記マスタ装置と少なくとも1台の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のメイン伝送路によって接続されると共に、1台の前記スイッチ装置と複数の前記制御装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のサブ伝送路によって接続されており、前記制御装置は、自装置の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段で異常を検知したとき、隣接する制御装置に対して異常検知信号を送出する異常検知信号送出手段と、隣接する制御装置から異常検知信号を受信したとき、前記サブ伝送路の双方向に異常通知信号を送出することで、前記スイッチ装置に対して前記異常通知信号を送出する異常通知手段と、を備えることを特徴としている。
このように、各制御装置に自装置の異常を検知する機能を設け、自装置の異常を検知した場合には隣の制御装置に対して異常検知信号を送出する。また、各制御装置は、隣の制御装置から異常検知信号を受け取ると、マスタ装置又はスイッチ装置に対して異常通知信号を送出する。これにより、異常通知信号を受け取ったマスタ装置又はスイッチ装置は、所定の異常時処理を行うことができる。したがって、マスタ装置から診断パケットを送出して異常検知を行う従来装置のように、通常の伝送データのやり取りを妨げることなく、短時間で異常検出を行い、所定の異常時処理を行うことができる。
また、請求項2に係るデータ伝送装置は、請求項1に係る発明において、前記マスタ装置は、前記メイン伝送路に対して伝送データを送出するように構成され、前記スイッチ装置は、前記メイン伝送路を介して受信した伝送データが、前記サブ伝送路を介して自装置に接続された前記制御装置宛ての伝送データであるとき、当該伝送データを前記サブ伝送路に対して送出することを特徴としている。
これにより、マスタ装置と複数の制御装置とをメイン・リング、サブ・リング構成のリング状ネットワークで接続した構成において、短時間で異常検出を行うことができる。
さらに、請求項3に係るデータ伝送装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記スイッチ装置は、前記異常通知信号を受信していない通常状態では、前記サブ伝送路に対して一方向のみに伝送データを送出し、前記異常通知信号を受信した異常発生状態では、前記サブ伝送路に対して双方向に伝送データを送出することを特徴としている。
これにより、マスタ装置からの伝送データを抜けることなく制御装置へ伝送することができるため、高信頼な伝送システムを実現することができる。
また、請求項4に係るデータ伝送装置は、請求項1〜3の何れかに係る発明において、前記制御装置間で前記異常検知信号の授受を行う伝送路は、前記制御装置間で前記伝送データの授受を行う伝送路とは別に設けられていることを特徴としている。
これにより、異常検知信号を確実に他の制御装置へ送出することができ、信頼性を確保することができる。
さらにまた、請求項5に係るデータ伝送方法は、マスタ装置と、複数の制御装置と、前記マスタ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する少なくとも1台のスイッチ装置と、を備え、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能な伝送路を介して当該装置間で伝送データの授受を行うデータ伝送方法であって、前記マスタ装置と少なくとも1台の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のメイン伝送路によって接続されると共に、1台の前記スイッチ装置と複数の前記制御装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のサブ伝送路によって接続されており、前記制御装置は、自装置の異常を検知したとき、隣接する制御装置に対して異常検知信号を送出し、隣接する制御装置から異常検知信号を受信したとき、前記サブ伝送路の双方向に異常通知信号を送出することで、前記スイッチ装置に対して前記異常通知信号を送出することを特徴としている。
これにより、従来のデータ伝送方法と比較して、伝送路の負荷を大きくすることなく、短時間で異常検出を行うことができるデータ伝送方法とすることができる。
本発明によれば、制御装置が自装置の異常を検知する手段を有し、自装置の異常を検知した場合には他の制御装置に検知結果を伝達し、他の制御装置からの異常の通知があった場合には自装置の通信機能を用いて、その異常をマスタ装置又はスイッチ装置に通知することができる。したがって、伝送路の負荷を大きくすることなく、短時間で伝送路上の異常を検出することができる。
本発明の一実施形態を示すシステム構成図である。 制御装置4の内部構成を示す図である。 CPU21で実行する異常検知処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は本発明の一実施形態を示すシステム構成図である。
図中、符号1はマスタ装置、符号2a〜2fはスイッチ装置、符号4a〜4fは制御装置である。本実施形態では、スイッチ装置2a〜2fはそれぞれ同様の構成を有するため、スイッチ装置2a〜2fを総括して説明する場合には、以下の説明において単にスイッチ装置2と略記する。また、同様に、制御装置4a〜4fを総括して説明する場合には、以下の説明において単に制御装置4と略記する。
この図1に示すように、マスタ装置1と複数(ここでは6台)のスイッチ装置2a〜2fとは、メイン伝送路3を介してリング状に接続されている。
また、スイッチ装置2fと複数(ここでは6台)の制御装置4a〜4fとは、サブ伝送路5を介してリング状に接続されている。なお、図1ではスイッチ装置2fに接続されている制御装置4のみを図示しているが、他のスイッチ装置2a〜2eにも同様に複数の制御装置4が接続されているものとする。
さらに、サブ伝送路5上で隣接する制御装置4同士は、異常検知信号線6を介して接続されている。
マスタ装置1は、各スイッチ装置2a〜2fにそれぞれ接続された複数の制御装置4のうち、特定の制御装置4に対する伝送データを、メイン伝送路3に対して送出する。マスタ装置1から送出した伝送データは、スイッチ装置2a→スイッチ装置2b→スイッチ装置2c→…と順々に伝えられる。
スイッチ装置2は、メイン伝送路3を介して受信した伝送データが、自身が構成しているサブ伝送路5に接続されている制御装置4宛ての伝送データであるか否かを判定する。そして、受信した伝送データが、自身が構成しているサブ伝送路5に接続されている制御装置4宛ての伝送データである場合には、その伝送データを自身が構成しているサブ伝送路5に対して送出する。一方、受信した伝送データが、自身が構成しているサブ伝送路5に接続されている制御装置4宛ての伝送データでない場合には、その伝送データをそのまま下流のスイッチ装置2へ送出する。
すなわち、スイッチ装置2は、自身の下に接続されている制御装置4のすべてのアドレスを記憶、管理しており、メイン伝送路3上で伝送されるデータの宛先をそのアドレスを比較することにより、伝送データを下流のスイッチ装置2へそのまま送るのか、自身のサブ伝送路5に送るのかを判断する。
スイッチ装置2からサブ伝送路5に送出した伝送データは、制御装置4a→制御装置4b→制御装置4c→…と順々に伝えられ、当該伝送データの受け取り先である制御装置4に到達する。制御装置4からマスタ装置1への伝送データ(返送データ)は、マスタ装置1から制御装置4へのデータ伝送経路とは逆の経路を辿りながら、マスタ装置1へ伝送される。
図2は、制御装置4の内部構成を示す図である。
制御装置4は、CPU21、双方向メモリ22、伝送コントローラ23、3ポートスイッチ24、伝送コントローラ監視部25、異常検知信号出力部26及び異常検知信号入力部27により構成されている。
各制御装置4の3ポートスイッチ24は、それぞれサブ伝送路5で構成されたネットワークで接続されている。すなわち、制御装置4は双方向通信可能な2つの通信ポートを有し、この2つの通信ポートを1組として1つの通信系統に接続したネットワーク構成となっている。また、各制御装置4の異常検知信号出力部26は隣の制御装置4の異常検知信号入力部27に接続され、各制御装置4の異常検知信号入力部27は隣の制御装置4の異常検知信号出力部26に接続されている。
CPU21は、伝送データの送受信処理を行うと共に、自装置に異常が発生しているか否かを検知する異常検知処理を行う。
ここで、CPU21は、双方向メモリ22に対するデータの読み出し及び書き込みが可能となっており、双方向メモリ22にデータを書き込むことで、サブ伝送路5に対して、書き込みデータを送出することが可能となっている。
3ポートスイッチ24は3つのポートを有し、そのうちの2つのポートはサブ伝送路5に接続され、残りの1つのポートは伝送コントローラ23に接続されている。
3ポートスイッチ24は、サブ伝送路5に接続した一方のポートにサブ伝送路5を介してデータが入力されると、当該データを、サブ伝送路5に接続した他方のポートから送出すると共に、伝送コントローラ23へ出力する。
伝送コントローラ23は、3ポートスイッチ24を介して入力されたデータのエラーチェックを行うと共に、そのデータが自分宛てであるか否かを確認する。そして、データにエラーがない場合には、双方向メモリ22へそのデータを書き込む。
また、伝送コントローラ23は、CPU21がサブ伝送路5へ送信するデータを双方向メモリ22へ書き込むと、双方向メモリ22に書き込まれたデータを順番に読み出し、3ポートスイッチ24へ送る。すると3ポートスイッチ24は、伝送コントローラ23からの送信データを上記ネットワークに接続された2つのポートから出力する。つまり、サブ伝送路5の双方向にデータを送出する。
伝送コントローラ監視部25は、常時伝送コントローラ23の状態監視を行う。すなわち、伝送コントローラ監視部25は、CPU21の異常検知処理によってCPU21からコマンド送出指令を受け取ると、監視コマンドを、双方向メモリ22を介して伝送コントローラ23へ送出し、伝送コントローラ23の内部状態の通知を求める。監視コマンドを受け取った伝送コントローラ23は、伝送コントローラ23内部の動作試験を実施し、その結果(監視コマンド結果)を双方向メモリ22経由で伝送コントローラ監視部25へ返す。伝送コントローラ監視部25は、伝送コントローラ23より戻された監視コマンド結果を判定し、伝送コントローラ23の動作に異常がないかどうかを判定する。この判定結果は、CPU21に送出される。
そして、CPU21は、この判定結果に基づいて伝送コントローラ23の動作に異常があると判定すると、異常検知信号出力部26を介して異常検知信号線6へ異常発生を通知するための異常検知信号を、伝送コントローラ監視部25に対して送出する。これにより、隣の制御装置4に対して異常検知信号が送出される。
また、異常検知信号入力部27には、隣の制御装置4から送出される異常検知信号が入力される。入力された異常検知信号はCPU21で監視され、CPU21は、隣の制御装置4から異常発生状態を示す異常検知信号を入力したと判断した場合に、所定の異常時処理を行う。
次に、CPU21で実行する異常検知処理について説明する。
図3は、CPU21で実行する異常検知処理手順を示すフローチャートである。
先ずステップS1で、CPU21は、異常検知信号入力部27に、異常発生状態を示す“1”にセットされた異常検知信号が入力されたか否かを判定する。そして、“1”にセットされた異常検知信号が入力されている場合にはステップS2に移行し、通常状態を示す“0”にセットされた異常検知信号が入力されている場合には後述するステップS3に移行する。
ステップS2では、CPU21は、伝送コントローラ23に対して伝送路切替コマンド送出指令を出力する。ここでは、サブ伝送路5を介してスイッチ装置2へ異常通知信号としての伝送路切替コマンドを送出するために、当該伝送路切替コマンドを双方向メモリ22に書き込む。これにより、伝送コントローラ23から3ポートスイッチ24を経由して伝送路切替コマンドがサブ伝送路5へ送出される。
次に、ステップS3では、CPU21は、伝送コントローラ監視部25に対して、伝送コントローラ23の状態監視を行うための監視コマンド送出指令を出力し、ステップS4に移行する。
ここでは、伝送コントローラ監視部25から双方向メモリ22を介して伝送コントローラ23に対して監視コマンドが送出され、伝送コントローラ23からは監視コマンド結果が双方向メモリ22経由で伝送コントローラ監視部25へ返される。
ステップS4では、CPU21は、伝送コントローラ23から伝送コントローラ監視部25へ返された監視コマンド結果を監視し、伝送コントローラ25から正常応答が返されているか否かを判定する。そして、正常応答が返されていない場合にはステップS5に移行し、正常応答が返された場合にはそのまま異常検知処理を終了する。
ステップS5では、CPU21は、前記ステップS3で監視コマンドを送出してから予め設定した監視時間が経過したか否かを判定する。そして、監視時間が経過していない場合には前記ステップS4に移行し、監視時間が経過した場合にはステップS6に移行する。
ステップS6では、CPU21は、伝送コントローラ監視部25に対して、異常検知信号出力部26から異常検知信号=1を出力するための指令信号を出力し、異常検知処理を終了する。
なお、図3において、ステップS1及びS2が異常通知手段に対応し、ステップS3〜S5が異常検知手段に対応し、ステップS6が異常検知信号送出手段に対応している。
(動作)
次に、本実施形態の動作について説明する。
先ず、スイッチ装置2と各制御装置4とを接続するサブ伝送路5や、各制御装置4の伝送コントローラ23に障害が発生していない通常状態での動作について説明する。
こ通常状態で、マスタ装置1がスイッチ装置2fに接続された制御装置4c宛ての伝送データを送出した場合、先ず、マスタ装置1はメイン伝送路3に制御装置4c宛ての伝送データを送出する。すると、この伝送データは、スイッチ装置2aに入力される。
スイッチ装置2aは、入力された伝送データが自身に接続された制御装置宛ての伝送データであるか否かを判定する。このとき、入力された伝送データは自身に接続された制御装置宛ての伝送データではないため、これをそのまま下流のスイッチ装置2bへ伝送する。
この伝送データがスイッチ装置2bに入力されると、スイッチ装置2bでも同様に、入力された伝送データが自身に接続された制御装置宛ての伝送データであるか否かを判定し、この伝送データをさらに下流のスイッチ装置2cへ伝送する。このように、マスタ装置1から送出された伝送データは、スイッチ装置2a→スイッチ装置2b→スイッチ装置2c→…の順に伝送されていき、スイッチ装置2fに入力されたとき、スイッチ装置2fにおいて、入力された伝送データが自身に接続された制御装置宛ての伝送データであると判定する。そのため、スイッチ装置2fは、入力された伝送データをサブ伝送路5に一方向へ送出する。
スイッチ装置2fからサブ伝送路5に送出された伝送データは、図4(a)に示すように、制御装置4a→制御装置4b→制御装置4cの順に伝送される。そして、制御装置4cの3ポートスイッチ24に伝送データが入力されると、3ポートスイッチ24は、入力した伝送データを伝送コントローラ23に出力し、伝送コントローラ23は、入力した伝送データのエラーチェックを行った後、その伝送データを双方向メモリ22に書き込む。
すると、CPU21は、双方向メモリ22に書き込まれた伝送データを読み込み、所定の受信処理を行った後、マスタ装置1への返送データを双方向メモリ22に書き込む。これにより、伝送コントローラ23は、その返送データを、3ポートスイッチ24を介してサブ伝送路5へ送出する。制御装置4cの3ポートスイッチ24から送出された伝送データは、制御装置4b→制御装置4aの順に伝送され、スイッチ装置2fに戻される。また、スイッチ装置2fは、制御装置4cからの返送データを、メイン伝送路3を介してマスタ装置1へ送出する。
このようにして、通常状態での伝送データの授受が行われる。
次に、図4(b)に示すように、制御装置4bにて伝送路異常αを検知している場合の動作について説明する。
この異常発生状態で、スイッチ装置2fがサブ伝送路5に制御装置4c宛ての伝送データを送出すると、この伝送データは、制御装置4a→制御装置4bの順に伝送される。ところが、制御装置4bには伝送路異常αが発生しているため、制御装置4bから制御装置4cへ伝送データは送出されない。
このとき、制御装置4bのCPU21は、図3に示す異常検知処理を実行しており、伝送コントローラ監視部25に対して伝送コントローラ23の状態監視を行うための監視コマンド送出指令を出力している(ステップS3)。CPU21から監視コマンド送出指令を受けた伝送コントローラ監視部25は、双方向メモリ22経由で伝送コントローラ23へ監視コマンドを送出する。すると、伝送コントローラ23は、自身の動作試験を実施し、その結果を双方向メモリ22経由で伝送コントローラ監視部25へ返す。
CPU21は、伝送コントローラ23から伝送コントローラ監視部25へ返される監視コマンド結果を、所定の監視時間監視する。ところが、当該監視時間が経過しても伝送コントローラ23から正常応答となる監視コマンド結果が返送されないことから(ステップS4でNo、ステップS5でYes)、CPU21は伝送コントローラ監視部25に対して異常検知信号出力部26を介して異常検知信号=1を出力するための異常検知信号送出指令を出力する(ステップS6)。
これにより、制御装置4bは隣の制御装置4(例えば、制御装置4a)に対して異常検知信号線6を介して異常検知信号=1を送出し、隣の制御装置4aに対して制御装置4bの異常発生を通知する。なお、ここでは、制御装置4bから隣の制御装置4aに異常検知信号=1を送出しているが、制御装置4bから制御装置4cに異常検知信号=1を送出してもよいし、更には制御装置4bから制御装置4aと制御装置4cとに異常検知信号=1を送出してもよい。
制御装置4aの異常検知信号入力部27が、異常検知信号線6を介して異常検知信号=1を入力すると、CPU21でこれを検知する(ステップS1でYes)。そのため、制御装置4aのCPU21は、双方向メモリ22に伝送路切替コマンドを書き込むことで、伝送コントローラ23に対して伝送路切替コマンド送出指令を出力する。すると、伝送コントローラ23は、双方向メモリ22に書き込まれた伝送路切替コマンドを読み出し、これを3ポートスイッチ24へ送る。これにより、3ポートスイッチ24は、サブ伝送路5に接続された2つのポートに伝送路切替コマンドを出力し、サブ伝送路5の双方向に当該伝送路切替コマンドを送出する。制御装置4aから送出された伝送路切替コマンドは、サブ伝送路5を介してスイッチ装置2fへ伝送される。
スイッチ装置2は、伝送路切替コマンドを入力すると、所定の異常時処理を行う。本実施形態では、通常状態では、スイッチ装置2からの伝送データは一方向から送られ、その逆方向で返送データを受けるように構成する。一方、異常発生状態では、上記異常時処理として、スイッチ装置2は伝送データを双方向に送るものとする。
すなわち、スイッチ装置2fが伝送路切替コマンドを入力すると、スイッチ装置2fは双方向に制御装置4c宛ての伝送データを送出する。これにより、スイッチ装置2fから送出された伝送データは、制御装置4f→制御装置4e→制御装置4d→制御装置4cの順に伝送され、適切に制御装置4cへデータ伝送が行われる。
このように、伝送路上に1つの障害が発生しても、データ伝送機能を維持することができる。
なお、本実施形態では、制御装置4からスイッチ装置2へ伝送路切替コマンドを送出する場合について説明したが、制御装置4からマスタ装置1へ伝送路切替コマンドを送出し、マスタ装置1からの指令を受けてスイッチ装置2で伝送路の切替を行うようにしても同様の効果が得られる。
(効果)
このように、上記実施形態では、各制御装置に自装置の異常を検知する機能を設け、自装置の異常を検知した場合には隣の制御装置に対して異常検知信号を送出する。また、各制御装置は、隣の制御装置から異常検知信号を受け取ると、スイッチ装置に対して伝送路切替コマンドを送出する。そして、伝送路切替コマンドを受け取ったスイッチ装置は、異常時処理として、通常の一方向へのデータ伝送から双方向のデータ伝送への切替を行う。
したがって、伝送制御装置の異常を伝送路の負荷を大きくすることなく、短時間に検出することができる。また、マスタ装置と複数の制御装置とをメイン・リング、サブ・リング構成のリング状ネットワークで接続した構成において、マスタ装置からの伝送データを抜けることなく伝送することができるため、高信頼な伝送システムを実現することができる。
以上のように、高信頼な伝送システムを構成することができるので、特に、高信頼性が要求される交通や電力分野へ適用される装置間でデータ伝送を行うシステムに対して好適である。
1…マスタ装置、2a〜2f…スイッチ装置、3…メイン伝送路、4a〜4f…制御装置、5…サブ伝送路、6…異常検知信号線、21…CPU、22…双方向メモリ、23…伝送コントローラ、24…3ポートスイッチ、25…伝送コントローラ監視部、26…異常検知信号出力部、27…異常検知信号入力部

Claims (5)

  1. マスタ装置と、複数の制御装置と、前記マスタ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する少なくとも1台のスイッチ装置と、を備え、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能な伝送路を介して当該装置間で伝送データの授受を行うデータ伝送装置であって、
    前記マスタ装置と少なくとも1台の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のメイン伝送路によって接続されると共に、1台の前記スイッチ装置と複数の前記制御装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のサブ伝送路によって接続されており、
    前記制御装置は、自装置の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段で異常を検知したとき、隣接する制御装置に対して異常検知信号を送出する異常検知信号送出手段と、隣接する制御装置から異常検知信号を受信したとき、前記サブ伝送路の双方向に異常通知信号を送出することで、前記スイッチ装置に対して前記異常通知信号を送出する異常通知手段と、を備えることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 記マスタ装置は、前記メイン伝送路に対して伝送データを送出するように構成され、
    前記スイッチ装置は、前記メイン伝送路を介して受信した伝送データが、前記サブ伝送路を介して自装置に接続された前記制御装置宛ての伝送データであるとき、当該伝送データを前記サブ伝送路に対して送出することを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
  3. 前記スイッチ装置は、前記異常通知信号を受信していない通常状態では、前記サブ伝送路に対して一方向のみに伝送データを送出し、前記異常通知信号を受信した異常発生状態では、前記サブ伝送路に対して双方向に伝送データを送出することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ伝送装置。
  4. 前記制御装置間で前記異常検知信号の授受を行う伝送路は、前記制御装置間で前記伝送データの授受を行う伝送路とは別に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ伝送装置。
  5. マスタ装置と、複数の制御装置と、前記マスタ装置と複数の前記制御装置との間で伝送データを中継する少なくとも1台のスイッチ装置と、を備え、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能な伝送路を介して当該装置間で伝送データの授受を行うデータ伝送方法であって、
    前記マスタ装置と少なくとも1台の前記スイッチ装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のメイン伝送路によって接続されると共に、1台の前記スイッチ装置と複数の前記制御装置とが、隣接する装置間を結ぶ双方向通信可能なリング状のサブ伝送路によって接続されており、
    前記制御装置は、自装置の異常を検知したとき、隣接する制御装置に対して異常検知信号を送出し、隣接する制御装置から異常検知信号を受信したとき、前記サブ伝送路の双方向に異常通知信号を送出することで、前記スイッチ装置に対して前記異常通知信号を送出することを特徴とするデータ伝送方法。
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