JP5442290B2 - カテーテル - Google Patents

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本発明は、カテーテルに関する。
生体内の管腔に挿入して、当該管腔内を超音波により診断するのに用いられるカテーテルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカテーテルは、ルーメンを有するカテーテル本体と、カテーテル本体の先端部に設置され、ガイドワイヤが挿通する管状のガイドワイヤ挿通部と、カテーテル本体のルーメンに挿入され、先端部に超音波を発する超音波発振部を有するドライブシャフトとを備えている。このカテーテルは、ガイドワイヤ挿通部にガイドワイヤを挿入した状態で用いられる。そして、このカテーテルでは、カテーテル本体のルーメンの先端部、すなわち、カテーテル本体とガイドワイヤ挿通部との境界部付近に、当該境界部での耐キンク性を得るための外側コイル(弾性コイル)が設置されている。また、ドライブシャフトの超音波発振部よりも先端側の部分には、超音波発振部を保護するためのハウジングがあり、ハウジングの先端側には、内側コイル(弾性部材)が設置されている。内側コイルは、外側コイルに挿入可能である。
ところで、特許文献1に記載のカテーテルは、例えばガイドワイヤに作用する押圧力によっては、その押圧力がガイドワイヤ挿通部に伝達されて、カテーテル本体とガイドワイヤ挿通部との境界部に曲げが生じることがある。外側コイルに内側コイルが挿入された状態で、この曲げが生じた際、外側コイルと内側コイルとが噛み込み、押圧力が解除されても、境界部の形状が復元せずに、曲ったままとなってしまうおそれがあった。また、露出されている外側コイルに内側コイルが引っ掛かったり、先端部分まで挿入されていない状態で、前記曲げが生じた場合は、カテーテル本体とガイドワイヤ挿通部との境界部においてキンクが発生し、予期せぬトラブルが生じてしまうおそれがあった。このように、カテーテル本体とガイドワイヤ挿通部との境界部での耐キンク性が不十分であった。
特開2004−344274号公報
本発明の目的は、カテーテル本体とガイドワイヤ挿通部との境界部での耐キンク性に優れたカテーテルを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(17)の本発明により達成される。
(1) 長尺状をなし、その長手方向に沿って延在するルーメンを有するカテーテル本体と、
前記カテーテル本体の先端側に設置され、ガイドワイヤが挿通可能な管状をなし、先端開口部と基端開口部とを有するガイドワイヤ挿通部とを備え、
前記カテーテル本体の先端部は、その外径が縮径した縮径部と、該縮径部の外表面を覆う第1のコイルと、該第1のコイルの外表面を覆うとともに、前記カテーテル本体と前記ガイドワイヤ挿通部との境界部および前記基端開口部周辺を覆う外層チューブとを有するカテーテルであって、
前記縮径部は、前記第1のコイルの内周面を覆うことにより、前記第1のコイルの前記ルーメンへの露出を阻止することを特徴とするカテーテル。
(2) 前記縮径部は、その内径も縮径している上記(1)に記載のカテーテル。
(3) 前記縮径部は、その外径の縮径量よりも内径の縮径量の方が小さい上記(2)に記載のカテーテル。
(4) 前記ルーメン内に挿入され、先端部に信号送受信部と、該信号送受信部の先端側に配置された第2のコイルとを有する回転駆動体をさらに備える上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカテーテル。
(5) 前記第2のコイルの少なくとも1部は、前記第1のコイルと長手方向に重なり得るものである上記(4)に記載のカテーテル。
(6) 前記縮径部は、前記第1のコイルと前記第2のコイルとが完全に重なると、前記回転駆動体の押し込みを停止させる押込停止部を有する上記(5)に記載のカテーテル。
(7) 前記第1のコイルが前記第2のコイルに挿入された挿入状態で、前記第2のコイルの外周部は、前記縮径部の内表面から離間している上記(5)または(6)に記載のカテーテル。
(8) 前記カテーテル本体は、前記ルーメンの少なくとも1部が信号が透過可能な窓部を有し、
前記信号送受信部は、前記窓部を介して光信号を送受信し、伝達する機能を有する上記(4)ないし(7)のいずれかに記載のカテーテル。
(9) 前記第1のコイルの巻回方向と前記第2のコイルの巻回方向とは、互いに反対方向である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のカテーテル。
(10) 前記第1のコイルは、その外径が先端方向に向かって連続的または段階的に減少した部分を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のカテーテル。
(11) 前記ガイドワイヤ挿通部は、その基端部に配置され、樹脂材料で構成された管状の補強部材を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のカテーテル。
(12) 前記補強部材は、その内周面および外周面のうちの少なくとも一方の面に開口する溝を有する上記(11)に記載のカテーテル。
(13) 前記溝は、前記補強部材の内周面および外周面の双方に開口している上記(12)に記載のカテーテル。
(14) 前記溝は、前記補強部材の中心軸回りに巻回した螺旋状をなす上記(12)または(13)に記載のカテーテル。
(15) 前記補強部材は、その長手方向または周方向に沿って前記溝の配設密度が異なる部分を有する上記(11)ないし(14)のいずれかに記載のカテーテル。
(16) 前記ガイドワイヤ挿通部は、前記補強部材よりも先端側に配置され、金属材料で構成された、造影性を有するマーカを有する上記(11)ないし(15)のいずれかに記載のカテーテル。
(17) 前記外層チューブは、前記基端開口部周辺を補強し、この補強により前記境界部でのキンクの発生を防止または抑制し得、
前記補強部材は、前記ガイドワイヤ挿通部を挿通し、前記基端開口部から突出したガイドワイヤが、前記外層チューブの前記基端開口部周辺を補強した部分を裂いた場合でも、それ以上の裂けを防止し得る上記(11)ないし(16)のいずれかに記載のカテーテル。
例えば、ガイドワイヤに押圧力が作用して、その押圧力がガイドワイヤ挿通部に伝達された場合、カテーテル本体とガイドワイヤ挿通部との境界部、すなわち、第1のコイルに曲げが生じる。本発明のカテーテルによれば、このような曲げが生じても、第1のコイルの内周部および外周部がそれぞれ縮径部と外層チューブにより覆われているため、補強され、よって、耐キンク性に優れたものとなっている。
また、カテーテルの縮径部に第1のコイルが配置されているため、カテーテルの先端部における細径化もされている。
本発明のカテーテルの第1実施形態を示す平面図である。 図1に示すカテーテルの先端側の部分を示す縦断面図(操作状態を示す図)である。 図1に示すカテーテルの先端側の部分を示す縦断面図(操作状態を示す図)である。 図2に示す領域[A]の拡大詳細図(自然状態を示す図)である。 図2に示す領域[A]の拡大詳細図(湾曲状態を示す図)である。 図2に示す領域[B]の拡大詳細図である。 図1に示すカテーテルにおける補強部材の斜視図である。 本発明のカテーテル(第2実施形態)のカテーテル本体の先端部付近を示す縦断面図である。 本発明のカテーテル(第3実施形態)のカテーテル本体の先端部付近を示す縦断面図である。 本発明のカテーテル(第4実施形態)における補強部材を示す斜視図である。 本発明のカテーテル(第5実施形態)の先端側の部分を示す縦断面図である。 本発明のカテーテル(第6実施形態)の先端側の部分を示す縦断面図である。
以下、本発明のカテーテルを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のカテーテルの第1実施形態を示す平面図、図2および図3は、それぞれ、図1に示すカテーテルの先端側の部分を示す縦断面図(操作状態を示す図)、図4および図5は、それぞれ、図2に示す領域[A]の拡大詳細図(図4が自然状態を示す図、図5が湾曲状態を示す図)、図6は、図2に示す領域[B]の拡大詳細図、図7は、図1に示すカテーテルにおける補強部材の斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図7中(図8〜図12についても同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。
図1に示すカテーテル1は、長尺状をなし、可撓性を有するカテーテル本体2と、カテーテル本体2の先端部に設置され、ガイドワイヤ20が挿通可能なガイドワイヤ挿通部3と、カテーテル本体2内に収納され、その長手方向に沿って移動可能な線状のドライブシャフト4と、カテーテル本体2の基端部に設置されたコネクタ5とを備えている。このカテーテル1は、ガイドワイヤ挿通部3にガイドワイヤ20を挿通した状態で、生体の管腔内に挿入される。また、カテーテル1は、ガイドワイヤ20の抜き差しを迅速に行なうことができる、いわゆる「ラピッドエクスチェンジタイプ(ショートモノレールタイプ)」のカテーテルである。
図2〜図5に示すように、カテーテル本体2は、その長手方向に沿って延在するルーメン21を有するチューブである。このルーメン21内に、後述する第2のコイル41を有する回転駆動体であるドライブシャフト4を挿入することができる。
また、カテーテル本体2のルーメン21を画成する管壁23は、第1の層(内層)231と、第1の層231の先端外周部を覆う第2の層(外層)232とで構成されている。第1の層231の構成材料としては、特に限定されず、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、ポリエーテルイミド等が挙げられるが、このなかでも高密度ポリエチレンのような低摩擦でかつ信号透過性の高い材料が好ましい。これにより、ルーメン21の内面の摩擦係数が小さくなるので、ルーメン21内でドライブシャフト4が移動した際、それらの摩擦抵抗(摺動抵抗)が小さくなり、ドライブシャフト4が円滑に移動することができる。第2の層232の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、シリコーン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル等、あるいはこれらの2種以上を混合した混合物が挙げられるが、このなかでも各種熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、シリコーン樹脂等の比較的柔軟性に富む材料が好ましい。これにより、カテーテル1を挿入する生体の管腔を画成する壁部を損傷するのが防止される。
また、図2〜図4に示すように、カテーテル本体2の管壁23は、その少なくとも先端側の部分、具体的には、第1の層231の第2の層232で覆われている部分よりも基端側の部分が超音波や光等の信号を透過する窓部234となっている。本実施形態のカテーテル1は、光干渉断層画像技術(Optical Coherent Tomography:OCT)を利用した光信号により画像を取得するカテーテルであり、この窓部234を介して、後述する画像取得手段(信号送受信部)で生体管腔内の断層像を取得することができる。
カテーテル本体2は、ルーメン21の先端部に設置された第1のコイル(第1の補強部)22を有している。第1のコイル22は、素線221を螺旋状に形成してなるものである。この第1のコイル22は、ルーメン21と同心的に配置され、カテーテル本体2の管壁23に埋設されている、すなわち、第1の層231と第2の層232との間に配置されている。これにより、管壁23の第1のコイル22が埋設された領域の第1のコイル22の内側に位置する部分(第1の層231の一部)で第1のコイル22の内周部222を内側から覆うことができる。これにより、第1のコイル22がルーメン21の内側に露出するのが阻止される。以下、この第1のコイル22の内周部222を覆って、当該第1のコイル22がルーメン21の内側に露出するのを阻止する部分を「露出阻止部223」と言う。また、露出阻止部223は、その外径および内径がそれぞれ縮径した縮径部となっている。このような露出阻止部223では、その外径の縮径量よりも内径の縮径量の方が小さくなっている。すなわち、管壁23の基端側よりも露出阻止部223(縮径部)の方が厚さが小さくなっている。これにより、カテーテル1の先端部において、細径化がなされるとともに、適度な剛性が担持される。
また、ドライブシャフト4が先端方向に向かって押し込まれ、第1のコイル22と第2のコイル41とが長手方向に完全に重なった際には、ドライブシャフト4は、露出阻止部223によってその移動が規制される(押し込みが停止する)。このように、露出阻止部223は、ドライブシャフト4の押し込みを停止させる押込停止部としても機能する。
図2、図3に示すように、第2の層232は、第1の層231の先端外周部、すなわち、第1のコイル22を介して露出阻止部223を覆っている。この第2の層232は、先端側の部分がガイドワイヤ挿通部3の基端開口部36まで及んでおり、その周辺を覆っている。これにより、基端開口部36周辺も補強され、よって、後述するガイドワイヤ挿通部3の基端側の部分にキンクが発生し、予期せぬトラブルが生じるのを防止することができる。
また、前述したように第1の層231の外径が縮径された部分に、第1のコイル22を配置し、その上から第2の層232により被覆されていることで、カテーテル本体2の剛性を損なうことなく、細径化することができる。
図4に示すように、カテーテル本体2内に挿入されるドライブシャフト4は、例えば、長尺状をなす本体部42と、本体部42の先端421に設置されたプリズム43と、プリズム43を収納するハウジング44と、第2のコイル41とを備えている。
本体部42は、例えば光ファイバの周囲を多層巻コイルで覆ったもので構成されている。この本体部42は、その基端部がコネクタ5に接続されており、プリズム43を介して光(信号)を、後述するコネクタ5に設置されたスキャナ51側から送信し、生体からの反射光を受信することができる。
プリズム43は、直角プリズムであり、本体部42の先端(光ファイバの先端)に固定されている。なお、固定方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤による接着が挙げられる。
ハウジング44は、プリズム43を収納し、保護する部材である。ハウジング44は、先端が閉塞した先端閉塞部441を有する筒状をなす。また、ハウジング44の基端442は、本体部42の先端421に固定されている。なお、固定方法としては、前述した接着剤による接着の他に半田付けによる固定方法を用いることができる。また、このハウジング44は、プリズム43の光の送受信部に当たる部分を切欠いて、開口部を形成する。
第2のコイル41は、素線411を螺旋状に形成してなるものである。第2のコイル41は、その基端412がハウジング44の先端閉塞部441に固定されており、ドライブシャフト4の回転を安定化させる機能を有している。なお、固定方法としては、前述した固定方法を用いることができる。
また、第1のコイル22、第2のコイル41は、金属材料で構成されているのが好ましい。第1のコイル22、第2のコイル41を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タングステン等のX線不透過性金属またはこれらを含む合金等が挙げられる。
また、本実施形態では、第1のコイル22の巻回方向と第2のコイル41の巻回方向とは、同じとなっている。
図2、図3に示すように、ドライブシャフト4は、その第2のコイル41がカテーテル本体2の第1のコイル22に挿入された挿入状態から、基端方向に移動しつつ、軸回りに回転するように操作される。このようなドライブシャフト4の螺旋運動に同期してプリズム43も螺旋運動するため、生体管腔内の長手方向に渡り、断層像を取得することができる。また、再度断層像を取得する際には、ドライブシャフト4を先端方向に移動して、図2に示す挿入状態とし、画像取得を開始することができる。この際、前述した露出阻止部223があることで、術者は、第1のコイル22に第2のコイル41を接触させることなく挿入することができるため、第1のコイル22または第2のコイル41の破損、段落を防止することができ、さらに押込停止部があることで、第1のコイル22と第2のコイル41とが完全に重なる位置まで確実に配置することができる。
カテーテル1では、プリズム43と、螺旋状金属線で覆われた光ファイバで構成された本体部42と、スキャナ51とで、生体管腔内の断層像を取得する画像取得手段が構成されている。
さて、前述したように、カテーテル1は、第2のコイル41が第1のコイル22に挿入された挿入状態を取ることができる(図2、図4参照)。そして、この挿入状態で、例えば、ガイドワイヤ20に押圧力が作用して、その押圧力がガイドワイヤ挿通部3に伝達された場合、図5に示すように、カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との境界部、すなわち、第1のコイル22および第2のコイル41に曲げが生じる。カテーテル1では、このような曲げが生じても、第1のコイル22の内周部222と第2のコイル41の外周部413との間に露出阻止部223が介在しているため、第1のコイル22と第2のコイル41とが噛み込み合う障害、すなわち、第1のコイル22の素線221同士間に第2のコイル41の素線411が入り込むことが確実に防止される。これにより、前記押圧力が解除されれば、図4に示すように、第1のコイル22および第2のコイル41がそれぞれその形状が確実に復元する。従って、カテーテル1は、耐キンク性に優れたものとなっている。
また、図4に示す挿入状態でかつ外力を付与しない自然状態では、第2のコイル41の外周部413は、露出阻止部223から離間している。なお、第2のコイル41の最大外径φD1と露出阻止部223の内径φD2との差は、第2のコイル41の素線411の線径φd1と同じかまたはそれよりも小さいのが好ましい。
このように第2のコイル41の外周部413が露出阻止部223から離間していることにより、第1のコイル22に曲げが生じても、その曲げの程度によっては、曲げが第2のコイル41に及ぶのを防止することができる。
また、図4に示すように、露出阻止部223の厚さt1は、第1のコイル22の素線221の線径φd2と同じかまたはそれよりも大きく、第2のコイル41の素線411の線径φd1と同じかまたはそれよりも大きい。
カテーテル1では、第1のコイル22と第2のコイル41とは、素線の線径、螺旋のピッチ、巻回状態、剛性の各種条件が互いに異なっている。
・素線の線径:第2のコイル41の素線411の線径φd1は、第1のコイル22の素線221の線径φd2よりも小さくなっている。
・螺旋のピッチ:第2のコイル41の螺旋のピッチp1は、第1のコイル22の螺旋のピッチp2よりも大きくなっている。
・巻回状態:第1のコイル22は、その隣接する素線221同士が接触するように密巻きに巻かれている。第2のコイル41は、その隣接する素線411同士が離間するように疎巻きに巻かれている。
・剛性:第2のコイル41の剛性は、第1のコイル22の剛性よりも低くなっている。なお、このような剛性の大小関係とするには、例えば、第1のコイル22および第2のコイル41の各構成材料を適宜選択することより、当該大小関係を設定することができる。
このように前記各種条件が異なっていることにより、例えば、第1のコイル22と第2のコイル41とが長手方向に重なった重なり部11でも適度な柔軟性が得られ、よって、湾曲した生体管腔内にカテーテル1を挿入しても、当該生体管腔に対する追従性が確実に発揮される。また、重なり部11に前述したような曲げが生じも、その重なり部11は、コイルバネ(第1のコイル22および第2のコイル41)の曲げ特性に近くなるため、耐キンク性が発揮される。また、第1のコイル22は、その螺旋のピッチp2が基端方向に向かって漸増して(増大して)いてもよい。これにより、カテーテル本体2の重なり部11において、基端方向から先端方向に向かって剛性が傾斜的に増加するため、耐キンク性に優れたカテーテル1となる。
図1〜図3に示すように、カテーテル本体2の先端部には、管状をなし、その管壁31が内層311と外層312とで構成されたガイドワイヤ挿通部3が設置されている。このガイドワイヤ挿通部3は、その先端が開口した先端開口部37と、基端が開口した基端開口部36とを有するものである。
図示の構成では、カテーテル本体2の先端部とガイドワイヤ挿通部3の基端部とが長手方向に沿って一部重複した状態で連結(固定)されている。これにより、カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との連結部(固定部)においては、両者が重複しているので、高い連結強度が得られるとともに、カテーテル1の先端部が大径化するのを回避することができる。カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との固定方法は、特に限定されないが、本実施形態では、カテーテル本体2の管壁23の先端部がガイドワイヤ挿通部3とで熱融着されることによって固定されている(図2、図3参照)。
また、図2に示すように、ガイドワイヤ挿通部3は、その中心軸33がカテーテル本体2の中心軸24に対し偏心して(ずらして)設置されている。これにより、ガイドワイヤ挿通部3とカテーテル本体2との固定部付近において、ガイドワイヤ挿通部3のガイドワイヤ20が挿通するルーメン32を広くかつ真っ直ぐに確保することができるので、ガイドワイヤ20をより円滑に挿通させることができる。
このように配置されたガイドワイヤ挿通部3には、内層311と外層312との間に、補強部材(第2の補強部)34と、補強部材34よりも先端側に配置され、造影性を有するマーカ35とが配置されている。
補強部材34は、ガイドワイヤ挿通部3の基端部に配置されている。図7に示すように、補強部材34は、樹脂材料で構成された管状をなすものである。
補強部材34を構成する樹脂材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、熱可塑性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。これらの中でも特にポリイミドが好ましい。補強部材34がポリイミドで構成されている場合、補強部材34に溝341を形成する際、例えばレーザ加工によれば、その形成を容易に行なうことができる。
補強部材34には、その中心軸回りに巻回した螺旋状をなす溝341が形成されていてもよい。その場合、この溝341は、補強部材34の管壁342を貫通している、すなわち、補強部材34の内周面343および外周面344の双方に開口している。
例えば、図6に示すように、ガイドワイヤ挿通部3を挿通するガイドワイヤ20のガイドワイヤ挿通部3の基端開口部36から突出した部分201が、カテーテル1の操作中(使用中)に図中上方に向かって湾曲した場合、部分201によってガイドワイヤ挿通部3の補強部材34よりも基端側の部分が裂けてしまうが、補強部材34では部分201の変位(変形)が規制されるため、裂けにくくなる。このように、補強部材34が設置されていることにより、ガイドワイヤ挿通部3の容易な裂けを確実に防止することができる。
また、補強部材34には溝341が形成されているため、ガイドワイヤ挿通部3は、補強部材34の存在による柔軟性を損なうのが防止される。これにより、湾曲した生体管腔内にカテーテル1を挿入しても、ガイドワイヤ挿通部3の当該生体管腔に対する追従性が確実に発揮される。
このようにガイドワイヤ挿通部3では、「補強すること」と「柔軟性を有すること」との相反することを両立することできる。
なお、補強部材34の管壁の厚さt2は、特に限定されないが、例えば、5〜50μmであるのが好ましく、10〜20μmであるのがより好ましい。
また、溝341の螺旋のピッチp3は、特に限定されないが、例えば、50〜1000μmであるのが好ましく、100〜200μmであるのがより好ましい。
また、溝341の幅wは、特に限定されないが、例えば、10〜200μmであるのが好ましく、40〜60μmであるのがより好ましい。
このような数値範囲に設定することにより、前述した「補強すること」と「柔軟性を有すること」との相反することを確実に両立することできる。
マーカ35は、素線351を螺旋状に巻回して形成されたものである。また、マーカ35は、その隣接する素線351同士が接触するように密巻きに巻かれている。
素線351は、金属材料で構成されているのが好ましい。この金属材料としては、例えば、第1のコイル22や第2のコイル41の構成材料と同様の、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金等が挙げられる。また、素線351の線径は、特に限定されないが、例えば、10〜60μmであるのが好ましく、40〜50μmであるのがより好ましい。
このようなマーカ35が設置されていることにより、X線透視下においてガイドワイヤ挿通部3を生体管腔内の狭窄部に貫通させたとき、その位置を確実に確認する(把握する)ことができる。
なお、マーカ35は、X線不透過性を有することによりX線透視下において造影性を有するものであるが、このようなマーカ35は、通常、CTスキャンにおいても造影性を有するので、CTスキャンにおいても使用することができる。
図1に示すように、カテーテル本体2の基端部には、コネクタ5が接続されている。このコネクタ5は、例えば光ファイバコネクタ(図示せず)を有し、内部に光ファイバを有するドライブシャフト4を高速回転させるためのスキャナ51に接続することができる。このような構成のスキャナ51は、プリズム43からの光信号を本体部42内に設置された光ファイバを通じて伝達された信号を、専用の解析装置に通信させることができる。そして、この通信状態で、前記解析装置より構築された生体管腔内の断層像を、画像表示装置で表示することができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明のカテーテル(第2実施形態)のカテーテル本体の先端部付近を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のカテーテルの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第2のコイルのピッチが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すカテーテル1Aでは、第2のコイル41Aは、その螺旋のピッチp1が基端方向に向かって漸増して(増大して)いる。これにより、ドライブシャフト4の先端のハウジング44から先端方向に向けての剛性が傾斜的に増加するため、より耐キンク性に優れたカテーテルとなる。
<第3実施形態>
図9は、本発明のカテーテル(第3実施形態)のカテーテル本体の先端部付近を示す縦断面図である。なお、図9中では、第1のコイルを覆う露出阻止部が省略されて描かれている。
以下、この図を参照して本発明のカテーテルの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1のコイルの形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すカテーテル1Bでは、第1のコイル22Bの巻回方向が第2のコイル41の巻回方向と反対方向となっている。
重なり部11に曲げが生じ、第2のコイル41が露出阻止部223に強固に押し付けられたとしても、第1のコイル22Bの巻回方向と第2のコイル41の巻回方向とが互いに反対方向であることにより、第2のコイル41が露出阻止部223ごと第1のコイル22B内に入り込むのを確実に防止することができる。これにより、図9に示すように、第1のコイル22Bおよび第2のコイル41がそれぞれその形状が確実に復元することができる。従って、カテーテル1Bは、耐キンク性に優れたものとなっている。
<第4実施形態>
図10は、本発明のカテーテル(第4実施形態)における補強部材を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明のカテーテルの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ガイドワイヤ挿通部3を補強する補強部材の溝の配置および形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すカテーテル1Cでは、補強部材34Cに、複数(図示の構成では9本)の溝341a、341b、341c、341d、341e、341f、341g、341h、341iが形成されている。溝341a〜341iは、それぞれ、補強部材34Cの周方向に沿って、補強部材34Cの中心軸345回りに180度の範囲で形成されたものである。溝341a〜341iは、補強部材34Cの中心軸345よりも図10中上側に偏在している。また、溝341a〜341iは、補強部材34Cの中心軸345に対し、カテーテル本体2と反対側に配置されている。
溝341a〜341iは、補強部材34Cの中心軸345方向に沿って間隔をおいて配置されている。なお、溝341hと溝341iとの間隔は、他の隣接する溝同士の間隔よりも大きく設定されている。そして、この間隔が大きい部分は、補強部材34Cの基端部に配置されている。
このように補強部材34Cでは、溝341a〜341iの配設密度が補強部材34Cの長手方向および周方向に沿って異なる部分が形成されている。これにより、補強部材34Cは、その補強の程度および湾曲の程度が異なる部分を有するものとなる。すなわち、補強部材34Cは、その基端部で、溝341a〜341iの配設密度が疎となっているため、その分、基端部の方が先端部よりも強度の程度が高い。また、補強部材34Cは、図10中上側の部分に溝341a〜341iが形成されているため、その分、上側に向かって(図10中矢印方向に)湾曲し易くなる。これにより、術中にガイドワイヤ20がカテーテル本体2から離れる現象(ガイドワイヤセパレーション)を低減させることが可能となるため、より優れた性能のカテーテル1Cとなり得る。
なお、補強部材34Cの溝の配設密度は、補強部材34Cの長手方向および周方向の双方に沿って異なる部分が形成されているのに限定されず、長手方向および周方向の一方向のみに沿って異なる部分が形成されていてもよい。
<第5実施形態>
図11は、本発明のカテーテル(第5実施形態)の先端側の部分を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のカテーテルの第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1のコイルの外形形状およびその周囲のカテーテルの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示すカテーテル1Dでは、第1のコイル22Dは、その外径が先端方向に向かって段階的に減少したものとなっている。すなわち、第1のコイル22Dは、その先端部に、外径が縮径した縮径部224を有するものとなっている。この縮径部224は、カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との境界部まで延びており、カテーテル本体2の長手方向でガイドワイヤ挿通部3と重なっている。これにより、カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との境界部が補強され、よって、当該境界部での耐キンク性が発揮される。また、これに合わせて、カテーテル本体2の先端部の縮径部は、多段的(本実施形態では2段階)に縮径している。
また、第1のコイル22Dを縮径した分、カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との境界部での外径が大きくなるのを防止することができ、よって、カテーテル1Dの細径化を図ることができる。
また、第2の層232で第1のコイル22Dを覆う際、縮径部224での被覆を容易に行なうことができ、よって、縮径部224の露出を防止することができる。
<第6実施形態>
図12は、本発明のカテーテル(第6実施形態)の先端側の部分を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のカテーテルの第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1のコイルの外形形状およびその周囲のカテーテルの構成が異なること以外は前記第5実施形態と同様である。
図12に示すカテーテル1Eでは、第1のコイル22Eは、その外径が先端方向に向かって連続的に減少したテーパ状をなすものとなっている。また、それに合わせて、カテーテル本体2の先端部の縮径部もテーパ状の縮径となっている。これにより、前記第5実施形態と同様の効果を得る、すなわち、耐キンク性、細径化、第1のコイル22Eの露出防止を図ることができる。
以上、本発明のカテーテルを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、カテーテルを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のカテーテルは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、カテーテル本体およびガイドワイヤ挿入部は、それぞれ、その管壁が複数の層を有する積層体で構成されたものに限定されず、例えば、管壁が単層で構成されたものであってもよい。
また、補強部材の溝は、補強部材の内周面および外周面の双方に開口しているのに限定されず、例えば、内周面および外周面のうちの一方の面のみに開口していてもよい。溝が内周面および外周面のうちの一方の面のみに開口している場合、当該溝の深さは、補強部材の管壁の厚さにもよるが、例えば、5〜35μmであるのが好ましく、10〜20μmであるのがより好ましい。
1、1A、1B、1C、1D、1E カテーテル
11 重なり部
2 カテーテル本体
21 ルーメン
22、22B、22D、22E 第1のコイル(第1の補強部)
221 素線
222 内周部
223 露出阻止部
224 縮径部
23 管壁
231 第1の層(内層)
232 第2の層(外層)
234 窓部
24 中心軸
3 ガイドワイヤ挿通部
31 管壁
311 内層
312 外層
32 ルーメン
33 中心軸
34、34C 補強部材(第2の補強部)
341、341a、341b、341c、341d、341e、341f、341g、341h、341i 溝
342 管壁
343 内周面
344 外周面
345 中心軸
35 マーカ
351 素線
36 基端開口部
37 先端開口部
4 ドライブシャフト
41、41A 第2のコイル
411 素線
412 基端
413 外周部
42 本体部
421 先端
43 プリズム
44 ハウジング
441 先端閉塞部
442 基端
5 コネクタ
51 スキャナ
20 ガイドワイヤ
201 部分
φd1、φd2 線径
φD1 最大外径
φD2 内径
p1、p2、p3 ピッチ
t1、t2 厚さ

Claims (17)

  1. 長尺状をなし、その長手方向に沿って延在するルーメンを有するカテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の先端側に設置され、ガイドワイヤが挿通可能な管状をなし、先端開口部と基端開口部とを有するガイドワイヤ挿通部とを備え、
    前記カテーテル本体の先端部は、その外径が縮径した縮径部と、該縮径部の外表面を覆う第1のコイルと、該第1のコイルの外表面を覆うとともに、前記カテーテル本体と前記ガイドワイヤ挿通部との境界部および前記基端開口部周辺を覆う外層チューブとを有するカテーテルであって、
    前記縮径部は、前記第1のコイルの内周面を覆うことにより、前記第1のコイルの前記ルーメンへの露出を阻止することを特徴とするカテーテル。
  2. 前記縮径部は、その内径も縮径している請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記縮径部は、その外径の縮径量よりも内径の縮径量の方が小さい請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記ルーメン内に挿入され、先端部に信号送受信部と、該信号送受信部の先端側に配置された第2のコイルとを有する回転駆動体をさらに備える請求項1ないし3のいずれかに記載のカテーテル。
  5. 前記第2のコイルの少なくとも1部は、前記第1のコイルと長手方向に重なり得るものである請求項4に記載のカテーテル。
  6. 前記縮径部は、前記第1のコイルと前記第2のコイルとが完全に重なると、前記回転駆動体の押し込みを停止させる押込停止部を有する請求項5に記載のカテーテル。
  7. 前記第1のコイルが前記第2のコイルに挿入された挿入状態で、前記第2のコイルの外周部は、前記縮径部の内表面から離間している請求項5または6に記載のカテーテル。
  8. 前記カテーテル本体は、前記ルーメンの少なくとも1部が信号が透過可能な窓部を有し、
    前記信号送受信部は、前記窓部を介して光信号を送受信し、伝達する機能を有する請求項4ないし7のいずれかに記載のカテーテル。
  9. 前記第1のコイルの巻回方向と前記第2のコイルの巻回方向とは、互いに反対方向である請求項1ないし8のいずれかに記載のカテーテル。
  10. 前記第1のコイルは、その外径が先端方向に向かって連続的または段階的に減少した部分を有する請求項1ないし9のいずれかに記載のカテーテル。
  11. 前記ガイドワイヤ挿通部は、その基端部に配置され、樹脂材料で構成された管状の補強部材を有する請求項1ないし10のいずれかに記載のカテーテル。
  12. 前記補強部材は、その内周面および外周面のうちの少なくとも一方の面に開口する溝を有する請求項11に記載のカテーテル。
  13. 前記溝は、前記補強部材の内周面および外周面の双方に開口している請求項12に記載のカテーテル。
  14. 前記溝は、前記補強部材の中心軸回りに巻回した螺旋状をなす請求項12または13に記載のカテーテル。
  15. 前記補強部材は、その長手方向または周方向に沿って前記溝の配設密度が異なる部分を有する請求項11ないし14のいずれかに記載のカテーテル。
  16. 前記ガイドワイヤ挿通部は、前記補強部材よりも先端側に配置され、金属材料で構成された、造影性を有するマーカを有する請求項11ないし15のいずれかに記載のカテーテル。
  17. 前記外層チューブは、前記基端開口部周辺を補強し、この補強により前記境界部でのキンクの発生を防止または抑制し得、
    前記補強部材は、前記ガイドワイヤ挿通部を挿通し、前記基端開口部から突出したガイドワイヤが、前記外層チューブの前記基端開口部周辺を補強した部分を裂いた場合でも、それ以上の裂けを防止し得る請求項11ないし16のいずれかに記載のカテーテル。
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