JP5426403B2 - ハイブリッド生体認証装置、ハイブリッド生体認証方法、ハイブリッド生体認証用コンピュータプログラム。 - Google Patents

ハイブリッド生体認証装置、ハイブリッド生体認証方法、ハイブリッド生体認証用コンピュータプログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、複数の生体認証アルゴリズムを搭載したハイブリッド生体認証装置、ハイブリッド生体認証方法、ハイブリッド生体認証用コンピュータプログラム。
現在、ドアのロック、現金自動預け払い機(Automated Teller Machine)等の各種の機器で、利用者を特定するために個人認証技術が利用されている。この個人認証技術の分野においては、紛失や忘失が無く、利用者にとって利便性の高いことから、生体情報を使用した認証技術が特に注目を集めている。しかしながら、生体情報を使用した個人認証(生体認証)では、用途により認証・照合精度が十分とは言えない場合がある。
そこで、大規模な数のユーザでの運用や公共設備での認証には、生体認証が単独ではなく、鍵やICカードなどでの認証や、パスワードやパスフレーズなどの記憶による認証と組み合わされて利用されることが多い。例えば、空港での入出国管理システムに顔認証と指紋認証を用いるシステムが採用されている。このように、高い利便性と高いセキュリティ性能を得るために、特性の異なる複数の認証要素を併用することが一般的に用いられている。
しかしながら、この方法は複数の生体情報を入力する必要があるため、利用者の利便性が損なわれる。また,生体情報入力装置などの入力装置を複数必要とするため、コストが高くなるという問題がある。
また、これまでにも生体認証の精度を向上するための方法が各種提案されている。例えば、複数の生体情報入力装置から異なる種別(例えば指紋と顔など)の生体情報を取得し、生体情報毎に生体特徴情報を抽出して照合処理により類似度を算出し、類似度から本人か他人を判定して照合結果とする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、各照合結果を総合的に判断することにより、照合精度の向上を図ることができる。
また、単一の生体情報入力装置にて複数個の生体情報を取得し、その入力順序や生体情報から得た特徴情報を総合的に判断することにより照合精度の向上を図るものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法では、複数の生体情報入力装置を必要としないため、コスト上昇の問題は生じない。
特開2006−167070 特開2003−162722
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、複数の生体情報入力装置を必要とするため、生体認証装置のコストが上昇するという問題点がある。また、特許文献2に記載の発明では、照合精度向上のために生体情報を複数回取得する必要があり、利用者の利便性を損なうという問題点がある。
また、複数の認証技術(例えば生体認証とパスワードなど)や複数の認証要素(例えば指紋と顔など)を併用する照合精度の向上方法では、次の問題がある。
(1)例えば、鍵やICカードなどを利用した物による認証は、紛失の恐れや管理の煩雑さがある。
(2)パスワードのような記憶による認証は、忘れてしまう恐れがある。
(3)複数の認証要素を組み合わせる生体認証では、生体情報入力装置等の設備が高価になり、運用が複雑になり、かつ利用者の負担も大きい。
(4)複数の認証要素を組み合わせる生体認証の場合、生体情報の入力失敗による棄却・再入力がそれぞれに発生するため、システムが煩雑になる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、紛失の恐れが無く、忘れることも無く、低導入コストで、システム構成・運用が容易かつ高精度なハイブリッド生体認証装置、ハイブリッド生体認証方法、ハイブリッド生体認証用コンピュータプログラムを実現することを目的とする。
本開示によれば、一つの生体情報入力装置から取得された一つの生体情報から特徴情報を抽出する互いに異なる特性を持つ複数の特徴抽出手段と、前記複数の特徴抽出手段により各々抽出された各特徴情報を合成して、ひとつのハイブリッド生体認証用特徴情報を生成する特徴合成手段と、当該特徴合成手段により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報を記憶する特徴情報記憶手段と、前記生体情報の照合に際して、前記特徴合成手段により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報と、前記特徴情報記憶手段に予め記憶されたハイブリッド生体認証用特徴情報とから合成前の各々の特徴情報を抽出して各類似度を算出する複数の類似度算出手段と、当該類似度算出手段の算出結果に基づいて、生体情報が本人のものか否かの認証を行う判別手段とを備え、前記各特徴抽出手段及び前記各類似度算出手段は、互いに異なる特性及び異なる認証性能を持つ複数のアルゴリズムを使用するハイブリッド生体認証装置が提供される。
また、本開示によれば、一つの生体情報入力装置から取得された一つの生体情報から特徴情報を抽出する互いに異なる特性を持つ複数の特徴抽出工程と、前記複数の特徴抽出工程により各々抽出された各特徴情報を合成して、ひとつのハイブリッド生体認証用特徴情報を生成する特徴合成工程と、当該特徴合成工程により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報を記憶する特徴情報記憶工程と、前記生体情報の照合に際して、前記特徴合成工程により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報と、前記特徴情報記憶工程に予め記憶されたハイブリッド生体認証用特徴情報とから合成前の各々の特徴情報を抽出して各類似度を算出する複数の類似度算出工程と、当該類似度算出工程の算出結果に基づいて、生体情報が本人のものか否かの認証を行う判別工程とを備え、前記各特徴抽出工程及び前記各類似度算出工程は、互いに異なる特性及び異なる認証性能を持つ複数のアルゴリズムを使用するハイブリッド生体認証方法が提供される。
また、本開示によれば、ハイブリッド生体認証装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムが提供される。
個人認証装置1のブロック図である。 記憶装置14の記憶エリアの概念図である。 ハイブリッド生体特徴情報50の概念図である。 ハイブリッド生体特徴情報登録処理のフローチャートである。 個人認証装置1のCPU10で実行されるハイブリッド生体認証処理のフローチャートである。 アルゴリズムAの類似度AとFARの関係のデータテーブルである。 アルゴリズムBの類似度BとFARの関係のデータテーブルである。 FARを変化させる倍率の表である。 総合類似度算出処理(S31)の手順を示した図である。 ハイブリッド式の個人認証装置1を使用した認証結果のグラフである。
以下、本発明の一実施の形態として、生体情報として指紋画像を使用し、異なる特性あるいは異なる性能を持つアルゴリズムとしてマニューシャ法と周波数解析法とを用いた場合について説明する。尚、生体情報は、公知の生体情報入力装置を用いて取得され、利用者の入力の失敗やシステム障害に応じて適切なフィードバックを行い、利用者が正しい生体情報を入力できるようにしている。生体情報とは、音声、虹彩画像、顔画像、指紋画像や静脈画像などの情報である。
一般に生体認証では、生体情報入力装置から取得した生体情報から、個人性を表す特徴が抽出される生体特徴抽出を行い、生体特徴情報を生成する。登録時には、この生体特徴情報がデータベースに記録される。二つの生体特徴情報が比較され、どれくらい似ているかが判断されて数値化されたものが類似度と呼ばれ、逆にどれくらい似ていないかが数値化されたものが距離と呼ばれる。認証・照合では、類似度や距離を尺度とし、値の大きさにより本人か他人かが判断される。類似度は他人の場合に小さな値、本人の場合に大きな値となり、距離は他人の場合に大きな値、本人の場合に小さくなり、事前に設定した閾値により本人か他人かが判定される。
マニューシャ法における生体特徴抽出とは、指紋の凸部の連なりである隆線の二つに分かれる分岐点や、行き止まりの端点などの特徴点の位置、種類、方向のほか、指紋中心座標、指紋三角州座標、指紋隆線方向、特徴点間の距離、特徴点間の隆線本数などを抽出することである。マニューシャ法では、前出の方法で抽出した二つの生体特徴情報の各特徴がどの程度一致しているかが各々の特徴について比較され、指紋全体で一致している割合などで数値化されて類似度とされる。また、不一致の割合などが数値化されて距離とされる。マニューシャ法での指紋照合は、このようにして求めた類似度や距離の値の大きさから本人か他人かを判断する照合方式である。
また、周波数解析法による生体特徴抽出とは、指紋画像の濃淡を信号波形とみなし、波形スペクトル系列を求めることである。周波数解析法では、前出の方法で抽出した二つの生体特徴情報がどの程度一致しているかがDP(Dynamic Programming)マッチングを使用して比較され、似ている(一致している)度合いとして数値化された類似度や似ていない(一致していない)度合いとして数値化された距離が求められる。周波数解析法での指紋照合は、このようにして求められた類似度や距離の値の大きさから本人か他人かが判断される照合方式である。なお、DPマッチングは音声認識にて一般に使用されるスペクトル系列の比較方法であり、時間的な伸縮(指紋画像の場合、縦方向の伸縮)に強いという特徴がある。周波数解析法による指紋照合は、音声認識で使用される一次元の周波数解析法を画像認識に応用したものである。
マニューシャ法は指紋画像の一部分から特徴を抽出して照合を行うことが可能である。周波数解析法はマニューシャ法で抽出する生体特徴が検出できないような画像からでも特徴を抽出して照合を行うことが可能である。このように二つの生体認証アルゴリズムは、特徴の抽出方法、ユーザーの利便性が大きく異なり、認証性能も異なっている。本実施の形態では、これらの特性を併せ持つハイブリッド生体認証装置を構築できる。
以下、図面を参照して本実施の形態を詳細に説明する。以下、マニューシャ法を「アルゴリズムA」と言い、周波数解析法を「アルゴリズムB」と言う。
図1に示す個人認証装置1はオペレーティングシステム(OS)を搭載したコンピュータ3によって実現されたもので、このコンピュータ3が所定のプログラムを読み込んで実行することで処理が行われる。尚、個人認証装置1としては、オペレーティングシステムを搭載せず、マシン語からなるプログラムで直接制御されるコンピュータ3を用いても良い。個人認証装置1では、指紋画像が指紋入力装置2で読み取られることで、生体情報が読み取られる。尚、生体情報の入力は、生体情報入力装置である指紋入力装置2に限定せず、該指紋入力装置2より取得された生体情報が公知のメモリ装置(装置内ハードディスクや半導体メモリ、可搬性記録媒体、着脱式メモリ媒体、あるいはネットワークに接続されたサーバ内のハードディスク等)に格納され、登録または照合時に使用される方法でも良い。
図1に示すように、本実施の形態の個人認証装置1は、主制御を司るCPU10にBIOS等を記憶したROM11と、各種データを一時的に記憶するRAM12とが接続されている。また、CPU10には、インターフェース13が接続されて、インターフェース13には、記憶装置14と、CD−ROM装置15と、指紋入力装置2とが接続されている。尚、記憶装置14は、ハードディスク装置やフラッシュメモリ等で構成することができる。また、CD−ROM装置15には、コンピュータプログラムやデータの記憶媒体としてのCD−ROM15aが挿入可能となっている。このCD−ROM15aから読み出されたコンピュータプログラムは、記憶装置14に記憶されるようになっている。さらに、尚、指紋入力装置2としては、一例として、ライン型指紋センサが用いられるが、ライン型指紋センサに限られず、各種の方式のものが使用できる。
また、インターフェース13には、ビデオコントローラ16、キーコントローラ17及びマウスコントローラ20が接続され、ビデオコントローラ16には、ディスプレイ18が接続され、キーコントローラ17には、キーボード19が接続され、マウスコントローラ20には、マウス21が接続されている。
次に、図2を参照して、記憶装置14の記憶エリアについて説明する。図2に示すように、記憶装置14には、ハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141と、プログラム記憶エリア142、データテーブル記憶エリア143等が設けられている。また、記憶装置14は、公知のメモリ装置で構成され、登録用に生成されたハイブリッド生体特徴情報を、特定の個人と結びつけるための付加情報(ファイル名、IDあるいは名前など)と共に格納する。
次に、図3を参照して、記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に記憶されるハイブリッド生体特徴情報50について説明する。図3に示すように、ハイブリッド生体特徴情報50は、ハイブリッド生体特徴属性情報51と、生体特徴情報の共通情報52と、アルゴリズムA固有の生体特徴情報53と、アルゴリズムB固有の生体特徴情報54とから構成されている。
次に、図4を参照して、個人認証装置1のCPU10で実行されるハイブリッド生体特徴情報登録処理について説明する。
このハイブリッド生体特徴情報登録処理では、まず、図2に示す指紋入力装置2から、生体情報の一例としての指紋画像が入力される(S11)。次いで、入力された指紋画像は、RAM12に一時的に記憶されて、アルゴリズムAによる第一特徴抽出処理S12及びアルゴリズムBによる第二特徴抽出処理S13が平行して行われる。
この指紋画像が生体情報とされる。そして、この生体情報がアルゴリズムAによる第一特徴抽出処理(S12)とアルゴリズムBによる第二特徴抽出処理(S13)により処理されると、各々、異なる特性を持つ二つの生体特徴情報が抽出される。
次に、第一特徴抽出処理(S12)及び第二特徴抽出処理(S13)により、抽出された二つの生体特徴情報に対して、特徴圧縮処理(S14)が行われる。この特徴圧縮処理(S14)では、ハイブリッド生体特徴情報50が作成される。
具体的には、まず、ハイブリッド生体特徴属性情報51が生成される。このハイブリッド生体特徴属性情報51には、圧縮の有無、暗号化の有無、暗号の公開鍵、ハイブリッド生体特徴情報50全体のデータサイズ、作成された日時などを含む。これ以外の情報が付加されても良いし、不要な情報が削除されても良い。
また、第一特徴抽出処理(S12)及び第二特徴抽出処理(S13)で作成された各生体特徴情報には、各アルゴリズムにより固有に得られる固有特徴情報と、例えば、指紋画像サイズ情報や指紋画像の品質指標等のアルゴリズムに依らず出力される情報とが含まれており、一部の情報は両方の生体特徴情報に重複して存在する。
特徴圧縮処理(S14)では、第一特徴抽出処理(S12)及び第二特徴抽出処理(S13)により抽出された、複数の生体特徴情報が比較されて情報の重複する箇所が探し出され、それらが抽出されて共通情報52が作成される。この共通情報52は、指紋入力装置2のセンサの解像度や入力された指紋画像サイズ、指紋画像の品質指標など両方の生体特徴情報に重複して存在するものである。ここで、指紋画像サイズは、指紋画像を取得するセンサやファイルから読み込んだ指紋画像の大きさであり、例えば横280(pixel)×縦400(pixel)のような数値で表現するものである。品質指標とは、入力された指紋の凹凸がはっきりと見える濃淡であったか、入力の仕方は丁寧であったか、指紋画像のサイズが指紋認証に適しているかなどであり、例えば0(低品質)〜255(高品質)の数値で表現される。そして共通情報が取り除かれたアルゴリズムAの固有の生体特徴情報53と、アルゴリズムBの固有の生体特徴情報54とが付加されて非圧縮状態のハイブリッド生体特徴情報50が作成される。例えば、アルゴリズムAとしてマニューシャ法が使用された場合、生体特徴情報53は、指紋の凸部の連なりである隆線の二つに分かれる分岐点や、行き止まりの端点などの特徴点の位置、種類、方向のほか、指紋中心座標、指紋三角州座標、指紋隆線方向、特徴点間の距離、特徴点間の隆線本数などである。アルゴリズムBに周波数解析法が使用された場合、生体特徴情報54は、指紋画像の濃淡を信号波形とみなし、生体特徴情報として求めた波形スペクトル系列情報である。ハイブリッド生体特徴情報50は生体特徴情報53と生体特徴情報54と共通情報52とが結合された情報である。
尚、特徴圧縮処理(S14)では、システム用途に応じて、ハイブリッド生体特徴情報50が圧縮されることでデータ量の縮小が行われる。圧縮処理は非圧縮状態のハイブリッド生体特徴情報50に対して、例えばハフマン符号化が行われる。圧縮するデータ範囲としては、ハイブリッド生体特徴情報50の一部または全体に対して行われてもよく、また、圧縮が行われなくても良い。使用する圧縮方法は、前記以外のほかの方法でも良い。また、ハイブリッド生体特徴属性情報51には、圧縮の有無、暗号化の有無、暗号の公開鍵、ハイブリッド生体特徴情報50全体のデータサイズ、作成された日時などが含まれる。これ以外の情報が付加されても良いし、不要な情報が削除されても良い。
合成された特徴情報は、ハイブリッド生体認証装置の用途に応じて、例えば一例として、AES暗号を使用して暗号化処理(S15)が行われる。これは、セキュリティを高めるための処理である。この暗号化処理(S15)は、このほかの方法でも良く、また、暗号化処理(S15)が行われなくても良い。
暗号化処理(S15)(特徴圧縮処理(S14))が済んだデータは、ハイブリッド生体特徴情報50として、図2に示す記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に記憶され(S16)、ハイブリッド生体特徴情報登録処理が終了する。このハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に記憶されたハイブリッド生体特徴情報50が生体情報の照合に使用される。
次に、上記ハイブリッド生体特徴情報登録処理(データベース登録処理(S16))で登録されたハイブリッド生体特徴情報50を利用して、指紋照合を行うハイブリッド生体認証処理について、図5を参照して説明する。図5は、図1に示す個人認証装置1のCPU10で実行されるハイブリッド生体認証処理のフローチャートである。まず、このハイブリッド生体認証処理では、指紋照合を行う対象である指紋画像が図1に示す指紋入力装置2から入力される(S21)。具体的には、使用者が、指紋入力装置2に指を載せて、指紋を入力する。尚、指紋入力装置2としては、各種の方式のものが使用できる。次いで、入力された指紋画像は、RAM12に一時的に記憶されて、アルゴリズムAによる第一特徴抽出処理S22及びアルゴリズムBによる第二特徴抽出処理S23が平行して行われる。
指紋画像が生体情報としてアルゴリズムAによる第一特徴抽出処理(S22)とアルゴリズムBによる第二特徴抽出処理(S23)とにより処理されると、各々、異なる特性を持つ二つの生体特徴情報が抽出される。
次に、第一特徴抽出処理(S22)及び第二特徴抽出処理(S23)により、抽出された二つの生体特徴情報に対して、特徴圧縮処理(S24)が行われる。この特徴圧縮処理(S24)では、ハイブリッド生体特徴情報50が作成される。
具体的には、まず、ハイブリッド生体特徴属性情報51が生成される。このハイブリッド生体特徴属性情報51には、圧縮の有無、暗号化の有無、暗号の公開鍵、ハイブリッド生体特徴情報50全体のデータサイズ、作成された日時などを含む。これ以外の情報が付加されても良いし、不要な情報が削除されても良い。
また、第一特徴抽出処理(S22)及び第二特徴抽出処理(S23)により抽出された各生体特徴情報には、各アルゴリズムにより固有に得られる固有特徴情報と、例えば、指紋画像サイズ情報や指紋画像の品質指標等のアルゴリズムに依らず出力される情報とが含まれており、一部の情報は両方の生体特徴情報に重複して存在する。そこで、特徴圧縮処理(S24)では、第一特徴抽出処理(S22)及び第二特徴抽出処理(S23)により抽出された、複数の生体特徴情報が比較されて情報の重複する箇所が探し出され、それらが抽出されて共通情報52が作成される。この共通情報は、指紋入力装置2のセンサの解像度や入力された指紋画像サイズ、指紋画像の品質指標などである。ここで、指紋画像サイズは、指紋画像を取得するセンサやファイルから読み込んだ指紋画像の大きさであり、例えば横280(pixel)×縦400(pixel)のような数値で表現するものである。品質指標とは、入力された指紋の凹凸がはっきりと見える濃淡であったか、入力の仕方は丁寧であったか、指紋画像のサイズが指紋認証に適しているかなどであり、例えば0(低品質)〜255(高品質)の数値で表現される。そして共通情報を取り除いたアルゴリズムA固有の生体特徴情報53と、アルゴリズムB固有の生体特徴情報54とが付加され非圧縮状態のハイブリッド生体特徴情報50が作成される。ハイブリッド生体特徴情報50は生体特徴情報53と生体特徴情報54と共通情報52とを結合した情報である。
尚、特徴圧縮処理(S24)では、システム用途に応じて、ハイブリッド生体特徴情報50を圧縮することでデータ量の縮小が行なわれる。この特徴圧縮処理(S24)では非圧縮状態のハイブリッド生体特徴情報50に対して、例えばハフマン符号化が行われる。圧縮するデータ範囲としては、ハイブリッド生体特徴情報50の一部または全体に対して行われてもよく圧縮が行われなくても良い。使用する圧縮方法は、前記以外のほかの方法でも良い。また、ハイブリッド生体特徴属性情報51には、圧縮の有無、暗号化の有無、暗号の公開鍵、ハイブリッド生体特徴情報50全体のデータサイズ、作成された日時などが含まれる。これ以外の情報が付加されても良いし、不要な情報が削除されても良い。
合成された特徴情報は、ハイブリッド生体認証装置の用途に応じて、例えば一例として、AES暗号を使用して暗号化処理(S25)が行われる。これは、セキュリティを高めるための処理である。この暗号化処理(S25)はこのほかの方法でも良く、また、暗号化処理(S25)が行われなくても良い。
次に、上記の暗号化処理(S25)がされたハイブリッド生体特徴情報50と照合するために、図2に示す記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に記憶されているハイブリッド生体特徴情報50の一つが読み出される(S26)。この読み出しの順番は、登録順でも、登録の逆の順番でも、また、所定の基準に従っても良い。
次に、生体情報として、指紋入力装置2から入力され、暗号化処理されたハイブリッド生体特徴情報50と、S26の処理で、記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141から読み出された、既登録のハイブリッド生体特徴情報50との二つのハイブリッド生体特徴情報50は、それぞれ暗号を解く復号化処理(S27)が行われる。本処理を行う必要性は、ハイブリッド生体特徴属性情報51から暗号化されているか否かを確認することで判断される。
次いで、復号化処理(S27)がされた2つのハイブリッド生体特徴情報50を統合合成された生体特徴情報を二つに復元する特徴展開処理(S28)が行われる。この特徴展開処理(S28)では、復号されたハイブリッド生体特徴属性情報51に圧縮されている事を示す情報があった場合、特徴展開処理(S28)で、展開処理が行行われる。
また、非圧縮状態のハイブリッド生体特徴情報50は、特徴展開処理(S28)で分離処理が行われる。分離処理では、特徴圧縮処理(S24)で統合合成された共通情報52とアルゴリズムA固有の生体特徴情報53、アルゴリズムB固有の生体特徴情報54を元に、第一特徴抽出処理S22及び第二特徴抽出処理S23で抽出された異なる特性を持つ二つの生体特徴情報が分離・復元される。例えば、アルゴリズムAとしてマニューシャ法を使用した場合には、生体特徴情報53として指紋の凸部の連なりである隆線の二つに分かれる分岐点や、行き止まりの端点などの特徴点の位置、種類、方向のほか、指紋中心座標、指紋三角州座標、指紋隆線方向、特徴点間の距離、特徴点間の隆線本数などから成るアルゴリズムA用の生体特徴情報と、共通情報52である指紋入力装置2のセンサの解像度や入力された指紋画像サイズ、指紋画像の品質指標などとに分離・復元される。また、アルゴリズムBに周波数解析法を使用した場合、生体特徴情報54として指紋画像の濃淡を信号波形とみなし、生体特徴情報として求めた波形スペクトル系列情報などから成るアルゴリズムB用の生体特徴情報と、共通情報52とに分離される。
ここまでの処理で、入力された二つのハイブリッド生体特徴情報50から、アルゴリズムA用の二つの生体特徴情報と、アルゴリズムB用の二つの生体特徴情報とが得られる。
アルゴリズムA用の二つの生体特徴情報は、アルゴリズムAによる第一類似度算出処理(S29)により、類似度Aが算出される。ここではアルゴリズムAとしてマニューシャ法が使用されており、マニューシャ法における生体特徴抽出として、指紋の凸部の連なりである隆線の二つに分かれる分岐点や、行き止まりの端点などの特徴点の位置、種類、方向のほか、指紋中心座標、指紋三角州座標、指紋隆線方向、特徴点間の距離、特徴点間の隆線本数などが生体特徴情報として抽出される。そして、抽出された二つの生体特徴情報の各特徴がどの程度一致しているかが各々の特徴について比較され、指紋全体で一致している割合などで数値化されて類似度Aとされる。類似度Aとしては、例えば、分岐点や端点などの特徴点の位置が一致している個数を特徴点の個数で除すことにより計算した一致割合(0〜100)が使用される。また、アルゴリズムB用の二つの生体特徴情報は、アルゴリズムBによる第二類似度算出処理(S30)により、類似度Bが算出される。ここではアルゴリズムBとして周波数解析法が使用されている。周波数解析法による生体特徴抽出として、指紋画像の各ラインの濃淡を信号波形とみなし、波形スペクトル系列がライン毎に計算されて生体特徴情報として求められる。二つの生体特徴情報がどの程度一致しているかをDP(Dynamic Programming)マッチングが使用されることにより、各ライン毎の波形スペクトル系列を縦方向(各ライン)の位置ずれが考慮されながら比較されて、似ている(一致している)度合いが、例えば0〜1000の値で数値化されて類似度Bとされる。
算出された類似度Aと類似度Bは、総合類似度算出処理(S31)により類似度が算出される。以下、総合類似度算出方法について一例を示し、各種設定値や閾値の決定方法について説明する。尚、類似度算出処理では、複数の生体特徴情報から、それらの一致具合をあらわす類似度あるいは不一致具合をあらわす距離が出力される。
総合類似度算出処理(S31)で使用する二つの生体認証アルゴリズムについて、類似度と他人受入率(FAR)、本人拒否率(FRR)の関係を求め、FAR変換対応領域が設定される。ここでは、ライン型指紋センサが使用され、男女合計99名から採取した451本分、13665枚の指紋画像がデータベースとして使用され、全ての画像同士が比較・照合された。本人と他人を判定する閾値が変化したときに、各閾値におけるFARとFRRを得ることにより類似度とFAR、FRRの関係とする。なお、指紋画像データベースは、人口における年齢や性別の分布と同様の被験者分布であり、照合精度を算出するのに十分な数の指紋画像群用いるのが理想である。
前出指紋画像データベースを使用し、マニューシャ法と周波数解析法の各方法により、全ての画像同士が比較・照合された。本人と他人を判定する閾値を変化したときに、各閾値におけるFARとFRRを得ることにより類似度とFAR、FRRの関係を得る(図10)。これから、FAR=0.001[%]でのFRRが小さいものがアルゴリズムA(ここではマニューシャ法)、大きいものがアルゴリズムB(ここでは周波数解析法)とされた。なお、アルゴリズムA、Bの選定方式は、上述以外の方法、例えば、FAR=0.01[%]でのFRRが大きい方法をアルゴリズムA、他方をアルゴリズムBとするなどでも良い。
FAR変換対応領域が次のように予め設定される。アルゴリズムAにおいて、FAR=0.0001[%]以下の精度で本人であると判断できる類似度の範囲を領域A1、FAR=0.1[%]〜0.0001[%]の範囲を領域A2、FAR=2〜0.1[%]の範囲を領域A3、FAR=2〜5[%]の範囲を領域A4、FARが5[%]より大きくなる範囲を領域A5とする。アルゴリズムBも同様に、FAR=0.00005[%]以下の精度で本人であると判断できる範囲を領域B1、FAR=0.00005[%]〜0.0001[%]の範囲を領域B2、FAR=0.0001〜0.001[%]の範囲を領域B3、FAR=0.001〜0.01[%]の範囲を領域B4、FAR=0.01〜0.1[%]の範囲を領域B5、FAR=0.1〜2[%]の範囲を領域B6、FARが2[%]より大きくなる範囲を領域B7とする。なお、この領域設定閾値に関しては、上記値以外でも良い。
先に求めたアルゴリズムAの類似度AとFARの関係のデータテーブルを図6に示す。同様に、アルゴリズムBの類似度BとFARの関係のデータテーブルを図7に示す。この図6及び図7に示すデータテーブルは、図2に示す記憶装置14のデータテーブル記憶エリア143に記憶され、CPU10により、参照されるようになっている。
類似度Aと類似度Bとを基にして定められた領域A1〜A5、B1〜B7によって、FARを変化させる倍率の表を図8に示す。なお、図6乃至図8の値は一例であり、異なる値としても良い。
次に、図9を参照して、上記設定値を元に最終的な類似度Xを算出する手順である総合類似度算出処理(S31)について説明する。図9は、総合類似度算出処理(S31)の手順を示した図であり、この処理は、図1に示すCPU10が実行する。
第一類似度算出処理(S29)によって、類似度A=55(図9中、手順1の☆)が算出されたとする。図6を参照し、類似度A=55に対応するFARを参照することによりFAR=0.02[%]を得る(図9中、手順3)。第二類似度算出処理(S30)によって、類似度B=530(図9中、手順2の★)が算出されたとする。図7を参照し、類似度B=530に対応するFARを参照することによりFAR=0.0005[%]を得る(図9中、手順3)。類似度A=55(FAR=0.02[%])は、領域A2(図9中、手順4の☆)に属する。同様に、類似度B=530(FAR=0.0005[%])は、領域B3(図9中、手順5の★)に属する。図8から両FAR値に対応する倍率を参照して取得する(図9中、手順6)。A2とB3が交差する倍率値は「20」である。この値より、図9のFAR=0.02[%]を20倍良くするように補正を行い、すなわちFAR=0.02を20で除してFAR=0.001[%]とする(図9中、手順7の☆から◎への遷移)。図6を参照し、FAR=0.001[%]に対応する類似度A=75を、総合的な類似度Xとする(図9中、手順8)。
さらに、手順7で算出される補正されたFAR(◎の値、FAR=0.001[%])と、アルゴリズムBのFAR(★の値、FAR=0.0005[%])を比較し、FARの小さな方から最終的な類似度Xを算出しても良い。図9の例では、アルゴリズムBのFARの方が小さいため、総合的な類似度Xは80となる。
第一類似度算出処理(S29)がアルゴリズムA用の二つの生体特徴情報のうち一つもしくは両方が特徴情報が無効という理由により、類似度Aを算出できない場合、FAR=2[%]とする(図9中、手順1、手順3)。同様に、アルゴリズムBの第二類似度算出処理(S30)で類似度Bが特徴情報無効により算出できなかった場合、FAR=1[%]とする(図9中、手順2、手順3)。なお、このFAR仮出力値は一例であり、異なる値としても良い。
図6乃至図8のテーブルデータを参照したFAR変換によって類似度がシステムで許容される設定値を超える場合、明らかな本人と判断される類似度の最大値を類似度Xとする。
また、領域A5と領域B7の組み合わせとなった場合、類似度の最小値0を類似度Xとする。
上記総合類似度算出処理(S31)に含まれるアルゴリズムによっては、類似度とは大小関係が逆になる距離を用いる場合がある。そのような場合でも、予めアルゴリズムの認証精度を測定して、図6及び図7に示すように、FARと距離の関係を予め定めておくことにより、総合的な距離を導きだす事が可能である。
総合類似度算出処理S31から出力された類似度Xに対して、次に、予め算出された閾値を用いて判別処理(S32)を行う。例えば閾値60(FAR=0.01[%])とした場合の生体認証結果は、類似度Xが60以上の場合は本人と認証し(S32:YES)、それ未満の場合は他人とする(S32:NO)。ここで、本人と認証された場合(S32:YES)には、本人示す生体認証結果を出力する(S33)。
尚、上記の閾値の決定には、アルゴリズムA及びアルゴリズムBの認証精度算出に使用した指紋画像データベースを用いる。本発明の方法で導き出される類似度Xは、類似度Aよりも本人と他人の分離度合いが高くなるため、他人受入率FAR及び本人拒否率FRRを算出しなおす必要がある。ここでは、ライン型指紋センサが使用され、男女合計99名から採取した451本分、13665枚の指紋画像がデータベースとして使用される。なお、指紋画像データベースは、人口における年齢や性別の分布と同様の被験者分布であり、照合精度を算出するのに十分な数の指紋画像群用いるのが理想である。
また、本実施の形態では、類似度の基準となるアルゴリズムAは、次の手順で決定される。
(1)本実施の形態を適用するシステムを使用して採取された生体情報で、データベースが構築される。採取する生体情報の被験者数は、使用する生体認証アルゴリズムの認証精度を算出するに足りる数とする。
(2)使用する生体認証アルゴリズムに対して、前述のデータベースを用い認証精度を算出し、FAR=0.001[%]でのFRRが最も小さかったアルゴリズムを、アルゴリズムAとする。なお、FAR=0.001[%]は、本発明を適用するシステムにおいて、標準的な認証精度と定めた値が使用される。
アルゴリズムAのFAR変換対応領域は、次の手順で決定される。なお、使用されるアルゴリズムによって、領域分割数が増減しても、基準が変わっても良い。
(1)アルゴリズムAで標準的な認証精度と定めたFAR=0.001%を含み、適用するシステムで認証精度を変更する範囲を領域A2とする。例えば、システムの認証精度をセキュリティ重視(FAR=0.0001[%])、通常設定(FAR=0.001[%])、利便性重視(FAR=0.1[%])とする場合、その範囲を領域A2とする。
(2)アルゴリズムAで、領域A2よりも明らかな本人を示す範囲を、領域A1とする。
(3)アルゴリズムAで、領域A2からFARとFRRが近い値になるFARまでを領域A3とする。本実施の形態で使用したアルゴリズムAでの本値は、FAR≒2[%]であった。
(4)アルゴリズムAで、明らかな他人だと判断しても良いFAR以上を領域A5とする。領域A3と領域A5の間を、領域A4とする。
アルゴリズムBのFAR変換対応領域は、次の手順で決定される。なお、使用するアルゴリズムによって、領域分割数が増減しても、基準が変わっても良い。
(1)アルゴリズムBで、本発明を適用するシステムの標準的な認証精度と定めた値が使用される。3分割し、明らかな本人である範囲から、領域B3、領域B4、領域B5とする。分割数は3分割に限らず2分割や4分割などn分割でも良い。
(2)アルゴリズムBで、領域B3よりも明らかな本人を示す範囲を、領域B2、領域B1とする。領域B1はなくても良い。
(3)アルゴリズムBで、領域B5からFARとFRRが近い値になるFARまでを領域B6とする。本実施例で使用したアルゴリズムBでの本値は、FAR≒1.8[%]であった。
(4)領域B6より明らかな他人である範囲を領域B7とする。
FAR倍率は、次の手順で決定される。なお、使用するアルゴリズムの認証精度や、アルゴリズム間の特性の違いによって、領域分割数が増減しても、倍率が変わっても良い。
(1)図8のような表を作成する。
(2)全領域の倍率を初期値1とする。この状態で本発明を実施すると、出力される類似度Xは、類似度Aと同じになる。
(3)アルゴリズムAで、明らかな他人と断言しない領域A4以下と、アルゴリズムBで、本発明を適用するシステムの標準的な認証精度と定めた値以下となる領域B5以下に2以上の倍率をつける。
(4)アルゴリズムAの方が認証精度が良いことより、領域A1の段を最も高倍率にする。
(5)領域A1と領域B1が交差する領域を最大倍率とする。
(6)例外的に、他人だと判断しても良い領域A5と領域B7が交差する領域では、類似度Xの出力を最小値、明らかな他人を示す値とする。
以上の方法で定めたFAR対応領域とFAR倍率を基本とし、実験により最適化を行う。
上記のS32の判断処理で本人と認証されなかった場合(S32:NO)には、今回、認証に使用したハイブリッド生体特徴情報50が最後の登録情報か否かを判断する(S34)。この判断は、図2に示す記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に記憶されているハイブリッド生体特徴情報50に認証に使用していない情報があるか否かで判断される。最後の登録情報の場合には(S34:YES)、他人示す生体認証結果を出力する(S33)。また、最後の登録情報の場合でない場合には(S34:NO)、S26の処理に戻り、図2に示す記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に記憶されている、次のハイブリッド生体特徴情報50が読み出され、以下、S27〜S32の処理が上記同様に行われる。生体認証結果を出力(S33)した後に、処理が終了する。
次に、上記実施の形態に例に挙げたハイブリッド式の個人認証装置1が使用され、本上記実施の形態の効果を検証した結果を、図10に示す。指紋採取に使用した指紋入力装置2は、電界式ラインセンサを搭載したものであり、指紋画像が採取されて、個人認証装置1に入力し、記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に登録される。記憶装置14のハイブリッド生体特徴情報データベース記憶エリア141に登録された被験者数は99人、451指の指紋採取が行われた。図10は、他人受入率FARと本人拒否率FRRの対数グラフであり、結果グラフが図10中、左下に向かうほど認証精度が良いと言える。使用したアルゴリズムA、アルゴリズムBを各々単独で認証した場合の結果と比較して、アルゴリズムA及びアルゴリズムBを併用したハイブリッド認証の認証精度が向上していることが分かる。
このように、二つの生体認証アルゴリズムを使用したハイブリッド生体認証を用いることで、単一の認証アルゴリズムが使用された場合と比較して認証精度が向上し、利用者に対する利便性が向上した。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、複数の生体認証アルゴリズムとしては、異なる特性及び異なる認証性能を持つ三種類以上の生体認証アルゴリズムを適用してもよい。また、指紋以外の、静脈、虹彩、掌紋等の他の生体情報を使用してもよい。また、類似度を距離(スコア)などで表現してもよい。
上記実施の形態によれば、生体認証装置において、利便性を損なうことなく、かつコストが増加することなく認証精度の向上を実現できる。
また、上記生体認証装置では、一つの生体情報入力装置から一つの生体情報が取得され、その生体情報から複数の生体特徴情報が生成されて照合が行われる。この方法では、利用者は一つの生体情報入力装置にて1回だけ生体情報を入力するだけでよい。従って、上記実施の形態が従来の方法より利便性を損なうことがない。また、一つの生体情報入力装置が使用されることからコストの増加もない。

Claims (13)

  1. 一つの生体情報入力装置から取得された一つの生体情報から特徴情報を抽出する互いに異なる特性を持つ複数の特徴抽出手段と、
    前記複数の特徴抽出手段により各々抽出された各特徴情報を合成して、ひとつのハイブリッド生体認証用特徴情報を生成する特徴合成手段と、
    当該特徴合成手段により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報を記憶する特徴情報記憶手段と、
    前記生体情報の照合に際して、前記特徴合成手段により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報と、前記特徴情報記憶手段に予め記憶されたハイブリッド生体認証用特徴情報とから合成前の各々の特徴情報を抽出して各類似度を算出する複数の類似度算出手段と、
    当該類似度算出手段の算出結果に基づいて、生体情報が本人のものか否かの認証を行う判別手段とを備え
    前記各特徴抽出手段及び前記各類似度算出手段は、互いに異なる特性及び異なる認証性能を持つ複数のアルゴリズムを使用することを特徴とするハイブリッド生体認証装置。
  2. 前記複数の類似度算出手段は、生体情報入力装置から入力された生体情報から前記複数の特徴抽出手段によって抽出された前記複数種の特徴情報のうち少なくとも1つが、前記複数のアルゴリズムのうち対応する少なくとも1つにとって無効である場合、無効であることを示す情報を用いて前記類似度を算出することを特徴とする請求項に記載のハイブリッド生体認証装置。
  3. 前記特徴合成手段は、特徴抽出手段から得られた各々の特徴情報の中から共通の情報を減らして合成し、合成された特徴情報をシステム用途に応じて圧縮及び暗号化を行い、ひとつのハイブリッド生体認証用特徴情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド生体認証装置。
  4. 前記類似度算出手段は、前記特徴情報記憶手段に記憶された登録データと照合用のハイブリッド生体認証用特徴情報を復号及び展開し、各特徴情報の類似度を出力することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のハイブリッド生体認証装置。
  5. 各類似度算出手段から得られた複数の類似度のうち、任意の類似度Aを基準とし、他の類似度と当該類似度Aの値に応じて、当該類似度Aを増減させた総合的な類似度Xを出力する総合類似度算出手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のハイブリッド生体認証装置。
  6. 前記判別手段は、前記総合類似度算出手段から得られた類似度Xが所定の閾値以上の時、本人と判定し、類似度Xが所定の閾値より小さい時、他人と判定する事を特徴とする請求項に記載のハイブリッド生体認証装置。
  7. 一つの生体情報入力装置から取得された一つの生体情報から特徴情報を抽出する互いに異なる特性を持つ複数の特徴抽出工程と、
    前記複数の特徴抽出工程により各々抽出された各特徴情報を合成して、ひとつのハイブリッド生体認証用特徴情報を生成する特徴合成工程と、
    当該特徴合成工程により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報を記憶する特徴情報記憶工程と、
    前記生体情報の照合に際して、前記特徴合成工程により生成されたハイブリッド生体認証用特徴情報と、前記特徴情報記憶工程に予め記憶されたハイブリッド生体認証用特徴情報とから合成前の各々の特徴情報を抽出して各類似度を算出する複数の類似度算出工程と、
    当該類似度算出工程の算出結果に基づいて、生体情報が本人のものか否かの認証を行う判別工程とを備え、
    前記各特徴抽出工程及び前記各類似度算出工程は、互いに異なる特性及び異なる認証性能を持つ複数のアルゴリズムを使用することを特徴とするハイブリッド生体認証方法。
  8. 前記複数の類似度算出工程は、生体情報入力装置から入力された生体情報から前記複数の特徴抽出工程によって抽出された前記複数種の特徴情報のうち少なくとも1つが、前記複数のアルゴリズムのうち対応する少なくとも1つにとって無効である場合、無効であることを示す情報を用いて前記類似度を算出することを特徴とする請求項に記載のハイブリッド生体認証方法。
  9. 前記特徴合成工程は、特徴抽出工程から得られた各々の特徴情報の中から共通の情報を減らして合成し、合成された特徴情報をシステム用途に応じて圧縮及び暗号化を行い、ひとつのハイブリッド生体認証用特徴情報を生成することを特徴とする請求項7又は8に記載のハイブリッド生体認証方法。
  10. 前記類似度算出工程は、前記特徴情報記憶工程に記憶された登録データと照合用のハイブリッド生体認証用特徴情報を復号及び展開し、各特徴情報の類似度を出力することを特徴とする請求項乃至の何れかに記載のハイブリッド生体認証方法。
  11. 各類似度算出工程から得られた複数の類似度のうち、任意の類似度Aを基準とし、他の類似度と当該類似度Aの値に応じて、当該類似度Aを増減させた総合的な類似度Xを出力する総合類似度算出工程を備えたことを特徴とする請求項乃至10の何れかに記載のハイブリッド生体認証方法。
  12. 前記判別工程は、前記総合類似度算出工程から得られた類似度Xが所定の閾値以上の時、本人と判定し、類似度Xが所定の閾値より小さい時、他人と判定する事を特徴とする請求項11に記載のハイブリッド生体認証方法。
  13. 請求項1乃至の何れかに記載のハイブリッド生体認証装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるハイブリッド生体認証用コンピュータプログラム。
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