JP5422157B2 - 動画広告を配信する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、動画広告を配信する方法に関する。特に、本発明は、動画広告の制作者にも広く広告料の配分を行いうる動画広告の配信方法に関する。
従来、動画の広告情報を携帯通信端末へストリーミング配信し、携帯通信端末ではこのストリーミング配信された動画の広告情報を表示すると共に、出力回数を広告配信サーバへ通知し、広告配信サーバは携帯通信端末収集した出力回数に基づいて値引き額を計算し、携帯通信端末へ通知するシステムが知られている(特許文献1参照)。これによれば、携帯端末等で動画広告を閲覧するユーザはその回数に応じて金銭的な利益を受ける機会を得られる。
また、従来、動画を視聴するユーザが特定の動画を指定して視聴する際に、この動画と関連する他の動画に含まれるサムネイル画像等を併せて視聴者の端末装置等に配信し、関連動画の存在を示唆するシステム等が知られている(非特許文献1参照)。これによれば、動画の視聴者はサムネイルを適宜クリックすることにより、関連する他の動画を視聴する機会も得られる。
特開2008−85512号広報 「おもしろい動画を見つけるためのヒント」[online]、平成20年、[平成20年7月24日検索]、インターネット、<URL:http://jp.youtube.com/handbook_popup_watch?pcont=findcool>
しかし、従来技術及び従来技術の組み合わせでは、個人の動画クリエイター等が作成した動画広告に係る動画像と既存の動画コンテンツとを関連付けて配信し、配信を受けたユーザによる当該動画像のクリック履歴を収集するビジネスモデルはなかった。動画像を制作する能力を有する事業体又はクリエイター等は、制作物と関連性を有する動画コンテンツが存在するとしても配信の機会が得られなかった。従って、動画コンテンツ配信のユーザから当該動画像へのクリック履歴の収集に至らないため、当該動画像を動画広告として用いて広告料を当該動画像の制作者に配分するビジネスモデルには至らなかった。
本発明は、動画を利用するユーザへの動画コンテンツの配信と共に、動画像を制作する能力を有する事業体又はクリエイター等が制作し投稿した動画広告を併せて配信して表示する動画配信システムを提供することを目的とする。すなわち、本発明は、動画像の制作の能力を有する事業体又は個人等に対し、制作した動画像を動画広告として動画コンテンツのユーザ等に配信する機会を幅広く確保することを目的とする。
また、本発明は、動画コンテンツの配信を利用するユーザに、当該動画コンテンツとの関連性を有する動画像を併せて配信し、ユーザが動画像を選択再生操作(例えばクリック)する情報を個々の動画像ごとに収集することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。なお、本願明細書の用語「動画コンテンツ」はネットワーク配信可能なビデオ画像等を指し、用語「動画データ」は動画コンテンツを含み、さらに適宜、画面表示のための装飾、ネットワークのトラフィックが混雑する場合等におけるエラー表示のための動画又は静止画、他の制御情報の画像等を適宜含む動画データの全体を指す。用語「動画像」は動画データに含まれる動画を指し、動画コンテンツ及び動画広告を含む。
(1) 動画サーバ装置が動画広告を配信する方法であって、少なくとも1の動画コンテンツをユーザの端末の主領域画面に表示するような構成で配信する一方、前記動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の前記動画広告に係る動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように前記端末の副領域に表示するような構成で配信するステップと、ユーザによる前記視認可能な前記動画像の選択再生操作を受け付けたことに応答して前記動画広告の選択再生操作履歴を更新するステップと、を含む、動画広告を配信する方法。
ここで、当該副領域は、当該主領域の上に配置する、いわゆる「オーバーレイ」として設定してもよいし、当該動画コンテンツの再生後に当該動画広告を再生する、いわゆる「ポストプレイ」で実現してもよい。
また、当該選択再生操作は、PC等のポインティングデバイスを備えたデバイスを用いる場合には、いわゆるクリック操作により実現してもよいし、ネットワークテレビ等のポインティングデバイスを備えていないデバイスの場合には、十字キーや選択ボタン等の操作によって実現してもよい。
本発明に係る動画広告を配信する方法における動画コンテンツは、好適には、インターネット等のコンピュータネットワークを介して配信可能な動画データに含まれる。具体的には、動画コンテンツは動画サーバ装置等に蓄積され、個々にタイトル、要約、制作者名、再生時間等の静的なファイル属性、及び配信回数等の更新可能な付属情報等が関連付けられる。このような動画コンテンツに、動画サーバ装置が特定の動画コンテンツを検索し抽出するための検索タグを関連付けうることは、当技術分野に周知である。好適な検索タグはキーワード又はキー画像等であり、検索タグは動画コンテンツに含まれてもよく、動画サーバ装置等に動画コンテンツが記憶されるときに関連付けて記憶されてもよく、いったん記憶された動画コンテンツを分析することにより適宜キーワード又はキー画像を当該動画コンテンツから抽出し、追加して関連付けてもよい。
本発明に係る動画広告を配信する方法における動画広告は、動画コンテンツであって広告の情報を含みうる。すなわち、動画広告は、動画コンテンツと同一のサーバ装置等を用いて配信可能な動画データに含まれ、内容に広告の情報を含むものを指す。従って、動画広告は前述と同様に、静的なファイル属性、更新可能な付属情報等、検索のための検索タグ等を適宜含みうる。ここで、広告の情報は、動画広告の画像として含まれてもよく、動画広告に付属するファイル属性又は付属情報等として含まれてもよく、検索タグとして含まれてもよい。例えば、動画の画像として視認しうる広告を含まない動画であっても、検索タグに特定の製品名等を含む動画は、本発明に係る動画広告を配信する方法における動画広告でありうる。従って、本発明に係る動画広告を配信する方法においては、動画コンテンツを制作する手段を有する事業体又は個人等は、検索のためのキーワード又はキー画像を抽出可能な動画を制作して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等に記憶させることにより、抽出されうる検索タグを有する動画広告の制作者でありうる。
本発明に係る動画広告を配信する方法においては、ユーザの端末は画像表示手段を含み、当該画像表示手段の表示領域は少なくとも1つの主領域と少なくとも1つの副領域とを含みうる。ユーザから見て、主領域は副領域よりも目立つようにレイアウトされうる。主領域は表示領域内の中央付近等に配置され、ユーザはこれを容易に視認しうる。副領域は、主領域の周囲又は周辺等に配置されうる。例えば、当該画像表示手段の表示領域内において、主領域の面積(又は表示手段の画素数、以下同様)は、1つの副領域の面積よりも大きい。また例えば、1つの主領域に対して複数の副領域を設け、これらの副領域の面積の合計を主領域の面積以下としてもよい。一実施形態において、主領域と副領域は互いに相似な略長方形の形状の領域であり、主領域の面積は1つの副領域の面積よりも大きい。
本発明に係る動画広告を配信する方法においては、視聴ユーザの端末への動画コンテンツ配信に併せて、前記動画広告に係る動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように配信しうる。ここで、視認可能となるように配信することは、当該動画像を動画として前記動画コンテンツと併せて配信することでもよく、当該動画像を適宜リサイズして前記動画コンテンツと併せて配信することでもよい。例えば、前記動画コンテンツは視聴ユーザの端末装置等の表示領域内の画面中心付近等の目立つ領域に表示され、この近傍に当該動画像を比較的小さい領域内に表示されてもよい。
一実施形態において、前記動画コンテンツは音声を伴って視聴ユーザに提供され、同時に表示される動画広告に係る動画像は音声を伴わない動画として提供されうる。
なお、配信される動画コンテンツ、動画広告に係る動画像等に、適宜ネットワーク資源へのリンク情報を埋め込みうることは当技術分野において周知である。
本発明に係る動画広告を配信する方法における、動画コンテンツ及び動画広告の配信は、好適にはインターネット等のコンピュータネットワークを介して視聴ユーザの端末装置等へのネットワーク配信として実施されうる。配信の形態は分割ファイルを含むファイルの送信でもよく、ストリーミング等でもよい。
本発明に係る動画広告を配信する方法における、動画広告の選択再生操作(例えばクリック)履歴の更新は、動画コンテンツの近傍に表示されうる動画広告の動画像を、視聴ユーザが選択再生操作(例えばクリック)することに応答して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等が当該選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を受信して記憶することを指す。具体的には、当技術分野に公知のリンク埋め込み等の技法を用い、視聴ユーザが選択再生操作(例えばクリック)することの情報を収集するためのリンク情報を前記動画像に関連付けて送信する。これにより、本発明に係る動画広告を配信する方法においては、個々の動画広告ごとに視聴ユーザが選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を収集しうる。収集した情報は、個々の動画広告ごとの履歴を更新することにより、記憶されうる。
これらの動作により、本発明に係る動画広告の配信方法においては、動画コンテンツのユーザは、動画コンテンツを視聴すると共に、個人の動画クリエイター等が作成した動画広告に係る動画像を共に視認しうる。従って、音声を伴わなくても視聴ユーザの興味関心を惹く動画像であれば、視聴ユーザから注目され、動画広告としての効果を期待しうる。
さらに、本発明においては、これらの動画コンテンツ及び動画広告に係る動画像の配信を受けたユーザによる、当該動画像の選択再生操作(例えばクリック)の情報を収集しうる。収集した選択再生操作(例えばクリック)履歴は個々の動画像ごとの履歴として記憶しうるので、本発明に係る動画広告の配信方法を用いて配信される動画像は、それぞれに選択再生操作(例えばクリック)履歴を更新して有することができる。
(2) 前記動画広告の制作の主体を識別する情報を前記動画広告に関連付けて記憶するステップをさらに含む、(1)に記載の動画広告を配信する方法。
本発明に係る動画広告を配信する方法における制作の主体は、特定の動画像の制作者等を指す。より具体的には、制作の主体の態様は、動画像を制作する能力を有する事業体又はクリエイター等でありうるが、これらに限定せず、ネットワーク配信可能な動画像を制作する能力を有する者であればよい。さらに、制作の主体の態様は、コンピュータ処理前の動画像を制作する者とこれをネットワーク配信可能な形式に変換する者との協動等でもよい。
これにより、本発明に係る動画広告の配信方法においては、特定の動画広告に係る動画像の制作者等を識別する情報が、個々の動画広告に関連付けて記憶されうる。従って、本発明においては、配信される動画広告のそれぞれについて、独立してその制作者を識別することが可能になる。
(3) 前記記憶するステップにおいて、前記動画広告の制作の主体とスポンサーとの契約の情報を、前記動画広告に関連付けて記憶する、(2)に記載の動画広告を配信する方法。
本発明に係る動画広告を配信する方法における広告料のスポンサーは、動画広告制作のために資金を提供する事業体等でありうる。一実施形態において、当該スポンサーは、市販流通しうる消費財の製造メーカが想定消費者への製品宣伝を目的として動画広告の制作を所望する場合における製造メーカ等でありうる。別の実施形態において、当該スポンサーは、高い宣伝効果を有することが期待できる広告に用いうる動画コンテンツ等に出資し、当該動画コンテンツが含む商品分野の製造メーカ等との広告配信契約による投資回収を目的とするスポンサー等でありうる。これらに限定せず、当該スポンサーの態様は任意に設定しうる。すなわち、本発明に係る動画広告の制作者への広告料の配分は、このような広告制作に対するスポンサーからの出資に基づきうる。
これにより、本発明に係る動画広告の配信方法においては、特定の動画広告の制作者等とスポンサーとの契約の情報が、個々の動画広告に関連付けて記憶されうる。従って、本発明においては、配信される動画広告のそれぞれについて、独立してその制作者とスポンサーとの関係を記憶することが可能になる。
前記動画広告の制作の主体とスポンサーとの契約の情報を前記動画広告に関連付けて記憶することは、前記動画広告の制作の主体を識別する情報を前記動画広告に関連付けて記憶するステップにおいて行われればよく、前記動画広告の配信よりも前でもよく、配信の後でもよい。
一実施形態において、契約の情報は、契約の有無を含む契約状況の情報、スポンサーが予め設定した新規な契約相手の数の上限等の契約条件に含まれる契約の情報等を含みうるが、これらに限定しない。契約の情報は、前記動画広告がまだいかなる視聴ユーザに対しても配信されていない時点で記憶してもよく、配信の後に記憶してもよく、いったん記憶した契約の情報を配信の後に更新してもよい。また、契約の情報は、少なくとも契約可能な特定の動画広告の制作者の情報及び契約可能な特定のスポンサーの情報を含めばよく、これら以外に個々の動画広告を識別するための情報、特定の動画広告の制作者による他の動画広告等を検索するための情報、特定のスポンサーが出資している他の動画広告の制作者を検索するための情報等の追加は適宜設定しうる。
別の実施形態において、本発明に係る動画広告の配信方法においては、動画広告を制作した時点で特定のスポンサーとの契約がない動画広告に対しても、当該動画広告が視聴ユーザから能動的に注目された後に、契約可能な特定のスポンサーとの契約の情報を記憶してもよい。これにより、動画広告の制作者は、新規に特定のスポンサーとの契約の機会を得ることが可能になる。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の各ステップをコンピュータに実行させるための、コンピュータプログラム。
これにより、本発明に係る動画広告の配信方法の諸段階は、コンピュータプログラムとして実行されうる。従って、動画広告に係る動画像の制作の能力を有する事業体又は個人等は、制作した動画像を本発明の実施に係る動画サーバ装置等に次々に投稿することで、自動的に、動画コンテンツの視聴ユーザに対して、動画コンテンツとの関連性に基づく配信機会を得られる。また、動画像とその制作者との関連付け、動画像とスポンサーとの契約の情報が、それぞれの動画像について記憶されることにより、動画像の制作者等は、投稿した動画像を介してスポンサーとの契約の機会を得られる。さらに、視聴ユーザが自己の興味関心に基づいて当該動画広告に係る動画像を選択再生操作(例えばクリック)することにより、当該動画像の選択再生操作(例えばクリック)履歴に基づいて動画像の制作者等は広告料の配分を受ける機会が得られる。
(5) ネットワーク配信可能な動画広告を配信する動画サーバ装置であって、少なくとも1の動画コンテンツをユーザの端末の主領域画面に表示するような構成で配信する一方、前記動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の前記動画広告に係る動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように前記端末の副領域に表示するような構成で配信する手段と、ユーザによる前記視認可能な前記動画像の選択再生操作(例えばクリック)を受け付けたことに応答して前記動画広告の選択再生操作(例えばクリック)履歴を更新する手段と、を含む、動画サーバ装置。
これらの手段は、例えば、前記抽出した動画広告をネットワーク配信する手段としての動画広告サーバ装置、前記抽出した動画をネットワーク配信する手段としての動画サーバ装置、動画広告の配信履歴及び動画コンテンツの配信履歴を更新して記憶する手段としての配信履歴管理サーバ装置等を協動させることにより、あるいはこれらの任意の機能を有するサーバ装置等を用いて構成しうる。
本発明によれば、視聴ユーザへの動画コンテンツの配信と併せて、動画像を制作する能力を有する事業体又はクリエイター等が制作し投稿した動画広告に係る動画像を、ユーザが視認可能となるように配信しうる。従って、本発明によれば、一般の動画クリエータ等の着想を幅広く生かして視聴者の興味を惹く多種多様な動画広告を配信することが可能になる。
また、本発明によれば、視聴ユーザが動画広告に係る動画像を選択再生操作(例えばクリック)する情報を個々の動画像ごとに収集しうるので、この収集した選択再生操作(例えばクリック)の情報及び特定の動画広告の選択再生操作(例えばクリック)履歴に基づいて当該動画広告の制作者に広告料を配分する等の新規なビジネスモデルを作ることが可能になる。なお、当該広告料の配分に際して、当該選択再生操作(例えばクリック)履歴に含まれる選択再生操作(例えばクリック)数に基づいてその配分を決定してもよいし、あるいは、さらに当該動画広告が動画全編の何%再生されたかに基づいてその配分を決定してもよい。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
[動画サーバ装置10の動作]
図1は、本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10の動作を例示する図である。
動画サーバ装置10は、視聴ユーザ226に対して、複数の動画像を1つの画面の表示領域240に合成して配信するサービス270を実施する。典型的には、当該合成して配信するサービス270は、インターネット等のコンピュータネットワークを介し、複数の動画像を視聴ユーザ226の端末装置等に送信する。例えば、視聴ユーザ226が視聴する端末装置等の表示領域240の範囲内に、適宜領域1(241)、領域2(242)、領域3(243)及び領域4(244)等の表示領域が設定されうる。領域の個数、それぞれの領域の大きさ等は適宜設定しうる。例えば、それぞれの領域には独立して動画像が表示されうる。好適には、領域1(241)は最も面積が大きくユーザから見て目立つ領域(主領域)であり、ここにはネットワーク配信可能なビデオ画像等の動画コンテンツが表示されうる。領域2(242)、領域3(243)又は領域4(244)等は、画像の概略をユーザに提供するための、領域1(241)よりも狭い領域(副領域)であり、当該動画コンテンツとの関連性を有する動画広告等が表示されうる。動画コンテンツとの関連性を有する動画画像の検索及び抽出には、当技術分野において公知の検索タグのマッチング技法等を適宜用いうる。検索タグにはキーワード、キー画像等を任意に含むことができる。
従って、本発明に係る動画サーバ装置10の動作により、動画広告の広告主又は制作者等は、ネットワーク配信可能なビデオ画像等の動画コンテンツとの関連性に基づいて、出資又は制作した動画広告を視聴ユーザ226に対して露出する機会を得られる。視聴ユーザ226の立場においては、領域1(241)に表示される動画コンテンツを視聴しながら、適宜関連する動画広告を眺める機会が得られる。
典型的には、領域1(241)に表示される動画コンテンツは音声を伴って視聴ユーザに提供され、同時に他の領域2(242)乃至領域4(244)等に表示される動画広告に係る動画像は音声を伴わない動画として提供されうる。
その一方で、動画サーバ装置10は、表示領域240に含まれる領域1(241)乃至領域4(244)等の複数の領域から、視聴ユーザ226が自己の興味関心等に基づいて特性の領域を指定(262)することに応答して、当該指定(262)の情報を収集(264)する。典型的には、当該収集(264)は、インターネット等のコンピュータネットワークを介する、視聴ユーザの端末装置から動画サーバ装置10への情報の受信である。また当該指定は、例えば、視聴ユーザ226による端末装置等が適宜備えるポインティングデバイス(図示せず)を選択再生操作(例えばクリック)する操作等により実施されうる。例えば、視聴ユーザ226が領域4(244)に表示される動画広告に関心を抱いて、この領域を選択再生操作(例えばクリック)することにより、本発明に係る動画サーバ装置10は当該動画広告が選択再生操作(例えばクリック)されたことの情報を収集(264)しうる。
一実施形態において、領域2(242)乃至領域4(244)には、視聴ユーザ226が領域1(241)に表示されるビデオ画像等を視聴している期間に、当該ビデオ画像等と関連性を有する動画広告が表示され続ける。例えば、領域1(241)のビデオ画像が古来からの伝承に基づく鬼退治等の昔話のアニメーション等である場合に、領域2(242)乃至領域4(244)には、コンパニオンアニマルの動画広告、アニメーションキャラクタのコスチュームの動画広告、昔話のストーリーに関連する団子又は和菓子の動画広告等が適宜表示されうる。
次いで、動画サーバ装置10は、収集(264)した情報に基づいて当該動画広告が選択再生操作(例えばクリック)された履歴を更新する。この履歴については図3を用いて、履歴の更新については図5を用いて後述する。
次いで、動画サーバ装置10は、選択再生操作(例えばクリック)された当該動画広告と関連付けられた広告クリエータ224に広告料を配分するための情報(280)及び/又は視聴ユーザ226により当該広告が注目されたことの情報(290)を生成しうる。広告料を配分するための情報(280)は、広告主でありうるスポンサー438から広告クリエータ224への広告料の配分(285)のために用いられうる。また、当該広告が注目されたことの情報(290)は、広告主でありうるスポンサー438等に提供されうる。この情報提供は特定のスポンサー438への情報提供でもよく、不特定多数の読者への情報提供でもよい。ここで、スポンサー438によって入札された金額の一定割合が、例えば入札額×選択再生操作回数(クリック回数)等の計算式に基づいて、広告クリエータ224に分配されてもよい。
このように動作することにより、本発明に係る動画広告の配信方法においては、動画サーバ装置10を用いて、視聴ユーザ226から特定の動画広告が注目され選択再生操作(例えばクリック)されたことに基づいて、広告クリエータ224への広告料の配分の機会を発生させると共に、特定の動画広告が注目されたことの情報がスポンサー438等に提供されうる。従って、本発明に係る動画広告の配信方法においては、音声を伴わなくても視聴ユーザ226の興味関心を惹く動画像であれば、視聴ユーザ226から注目され、動画広告としての効果を期待しうる。広告クリエータ224等の動画像の制作者は、視聴ユーザ226が視聴する動画コンテンツ等との関連性に基づいて、自己が制作した動画像を視聴ユーザ226に露出する機会を得られ、視聴ユーザ226による当該動画像の選択再生操作(例えばクリック)等により広告料の配分等のインセンティブを得られる。
[動画データ配信]
図2は、本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10が動画広告及び動画コンテンツを含む動画データを配信する例を示す図である。
動画サーバ装置10は、動画コンテンツの配信に係る公知の手段に加えて、広告抽出検索部12、履歴処理部14、動画合成部18等を含む。広告抽出検索部12は広告DB(32)と接続し、履歴処理部14は履歴DB(34)と接続しうる。
広告主210及び広告制作者A(220)は、スポンサー契約等により予め少なくとも広告制作における関連付けのなされたスポンサー及び広告制作者でありうる。典型的には広告制作者A(220)は広告代理店等である。これに対して、広告制作者B(225)は、広告制作のための能力を有する事業体又は個人等の広告制作者でありうる。典型的には広告制作者B(225)は個人の広告クリエータ等でありうる。
一実施形態において、広告主210及び広告制作者A(220)は、商品名等の商品情報が一般消費者に周知の商品等を販売するために動画広告を制作しうる。制作された動画広告は、本発明に係る動画サーバ装置10等により配信されうる。
別の実施形態において、広告制作者B(225)は、商品名等が一般消費者に必ずしも周知していない地域限定発売の食品等の販売促進を目的として動画広告を制作しうる。あるいは、広告制作者B(225)は、単に特定の商品等に興味関心を有し、民生機器を用いて当該商品等の動画コンテンツを制作する個人等でありうる。
本発明に係る動画サーバ装置10の広告抽出検索部12は、広告主210及び広告制作者A(220)により制作されたネットワーク配信可能な動画広告、及び広告制作者B(225)により制作されたネットワーク配信可能な動画又は動画広告を受け付ける。さらに動画サーバ装置10は、受け付けた動画又は動画広告について、広告DB(32)を用いてスポンサーが定義された動画広告を蓄積し、動画DB(36)を用いてまだスポンサーが定義されていない動画コンテンツを蓄積しうる。
広告DB(32)は、商品販売等を目的として制作されたネットワーク配信可能な広告データを蓄積し、検索タグを用いて特定の広告データを検索、抽出可能なデータベース装置等でありうる。本発明に係る動画サーバ装置10は、広告抽出検索部12を動作させ、広告DB(32)を用いて特定の広告データを検索、抽出しうる。好適な広告データは動画広告データであり、動画広告データは、視聴ユーザ226が視聴する視聴ユーザ端末230で動作するブラウザ等の表示画面内に動画として表示されうる。動画広告は適宜音声信号を伴ってもよい。
一実施形態において、動画広告は商品販売等のための宣伝の画像を含んで視聴ユーザ226に提供され、当該視聴ユーザ226が当該動画広告を選択再生操作(例えばクリック)することにより、当該商品購入申し込み等の手続を案内するための他のサービスを連動し、当該ユーザが選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、後述の履歴DB(34)に累積的に記憶するために用いうる。動画広告が配信された回数、及び配信された動画広告が視聴ユーザ226等により選択再生操作(例えばクリック)されて取引機会が発生した回数も、それぞれ履歴DB(34)に記憶されうる。
本発明に係る動画サーバ装置10の履歴処理部14は、履歴DB(34)と接続して、広告DB(32)内の動画広告が配信された回数、視聴ユーザ226等による選択再生操作(例えばクリック)によって取引機会が発生した回数等を、個々の動画広告に関連付けて履歴DB(34)に記憶しうる。履歴DB(34)は、さらに、視聴ユーザ226等が視聴ユーザ端末230を用い、特定の動画コンテンツの視聴と関連して特定の動画広告を選択再生操作(例えばクリック)する場合に、当該選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、当該動画コンテンツと当該動画広告との新たな関連付けとして記憶しうる。
一実施形態において、本発明に係る動画サーバ装置10は、視聴ユーザ226が特定の動画コンテンツを視聴している期間において、視聴ユーザ端末230の同じ画面表示手段内に表示される動画広告の動画像等に関心を抱いてこれを選択再生操作(例えばクリック)することに応答して、当該選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、当該動画コンテンツと当該動画広告との新たな関連付けの情報として、履歴処理部14を用いて履歴DB(34)に記憶しうる。
本発明に係る動画サーバ装置10の動画合成部18は、視聴ユーザ端末230が適宜有する画面表示手段等の1つの画面内に表示するために、広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報及び動画DB(36)から抽出した動画コンテンツに含まれる情報を合成しうる。
一実施形態において、動画合成部18は、動画DB(36)から抽出した動画コンテンツに含まれる情報を動画コンテンツとして、及び広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報を動画像として、視聴ユーザ端末230が適宜有する画面表示手段等の1つの画面内に表示するために合成しうる。
別の実施形態において、動画合成部18は、広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報を動画コンテンツとして、及び広告DB(32)から抽出した動画広告に含まれる情報を動画像として、視聴ユーザ端末230が適宜有する画面表示手段等の1つの画面内に表示するために合成しうる。
動画合成部18は、複数の動画又は動画広告に含まれる情報を視聴ユーザ226の画面範囲内に表示するための動作を実施すればよく、動画像の数、動画を表示するための範囲の設定等は、適宜設定しうる。
視聴ユーザ端末230は、典型的にはパーソナルコンピュータ、携帯電話端末等の、ネットワークを介して配信される動画を再生可能で、端末ユーザが端末の画面表示領域内に適宜表示される広告を選択再生操作(例えばクリック)することの情報を動画サーバ装置10等に送信可能な端末装置である。好適には、視聴ユーザ端末230はブラウザを動作しうるネットワーク端末装置等である。
図2には、動画サーバ装置10の内部に履歴処理部14を示したが、これに限定せず、履歴処理部14を単独のサーバ装置として独立して動画サーバ装置10に接続してもよい。図2に示した機能のそれぞれは互いに連携が可能であればよく、個々の機能ごとに単独のサーバ装置を割り当ててもよく、機能の全体又は一部を単独のサーバ装置に内蔵してもよい。
本発明に係る動画サーバ装置10は、広告抽出検索部12で受け付けた動画又は動画広告に係る動画像を、広告DB(32)又は動画DB(36)に蓄積しうる。
本発明に係る動画サーバ装置10は、視聴ユーザ226からの動画コンテンツの配信要求に応答して、動画DB(36)を用いて抽出した動画コンテンツと、これと関連性を有して広告抽出検索部12が広告DB(32)を用いて抽出した動画広告に係る動画像等とを、動画合成部18により合成し、合成した動画データを視聴ユーザ端末230に配信しうる。その一方で、本発明に係る動画サーバ装置10は、当該関連性の情報及び動画コンテンツの配信回数等を、履歴処理部14を用いて履歴DB(34)に記憶し、さらに視聴ユーザ226が動画広告に係る動画像等を選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を、履歴処理部14を用いて履歴DB(34)に記憶しうる。
このように動作することにより、本発明に係る動画サーバ装置10は、特定の動画コンテンツと動画広告との関連付け及び視聴ユーザ226による動画広告への反応を記憶しうる。
[動画DBデータ構造及び履歴DBデータ構造]
図3は、本発明の一実施形態に係る、履歴DB(34)及び動画DB(36)のデータ構造を例示する図である。
図3(a)に履歴DB(34)におけるデータ構造の例を示す。履歴DBデータ構造310は、履歴ID(311)、動画ID(312)、検索タグA(313)、検索タグZ(314)、動画制作者ID(315)、ステータス(316)、スポンサーID(317)、配信回数(318)、選択再生操作(例えばクリック)回数(319)等を適宜含む。検索タグA(313)と検索タグZ(314)は、履歴DBデータ構造310が複数の検索タグを含みうることの例として示すものであり、これらの検索タグの数や形式は適宜設計しうる。また、それぞれの検索タグに動画の進行状況の情報を適宜含めて、視聴ユーザ端末230における動画表示の時間の進行と連動して一部又は全部の検索タグを切り替えてもよい。動画制作者ID(315)は、動画ID(312)により識別される動画の制作者の識別子等である。
本発明に係る動画広告の配信方法において、制作時点で特定のスポンサーとの契約が存在する動画広告等は、広告DB(32)に蓄積される一方、履歴DBデータ構造310を用いて参照されうる。すなわち、履歴DBデータ構造310には、特定の広告が配信されたことの情報が配信回数318を用いて記憶され、視聴ユーザ226により動画広告への選択再生操作(例えばクリック)が実施された回数が選択再生操作(例えばクリック)回数319を用いて記憶されうる。
制作時点でスポンサーが未定の動画広告等は、動画DB(36)に蓄積され、動画DBデータ構造320を用いて参照されうる。このような状態にある動画広告が特定の動画コンテンツ等と関連付けられて配信された場合については、図5を用いて後述する。
履歴DBデータ構造310に含まれる情報の形式は適宜設計しうる。例えば、動画ID(312)は、動画DB(36)又は広告DB(32)に記憶された動画コンテンツを参照するための識別子又はリンク情報等でもよい。
一実施形態において、履歴DBデータ構造310は、動画ID(312)により識別される特定の動画コンテンツについて、当該動画コンテンツの配信回数(318)又は選択再生操作(例えばクリック)回数(319)を更新して記憶するために用いられる。
別の実施形態において、履歴DBデータ構造310は、動画ID(312)により識別される特定の動画コンテンツが、スポンサーID(317)により識別される特定のスポンサーとの間の契約の状況をステータス(316)を用いて記憶するために用いられる。すなわち、制作時点で特定のスポンサーとの契約が存在する動画広告等は、履歴DBデータ構造310を用いて参照されうる。
例えば、動画ID(312)により識別される特定の動画コンテンツについて、ステータス(316)の項目を用いて、すでに特定のスポンサーとの間に金銭的な契約条件を含む契約の存在する状況、契約条件の交渉段階にある状況、まだいかなるスポンサーとも契約関係をもたないことの状況等が、履歴DBデータ構造310に記憶されうる。さらに、履歴DBデータ構造310は、契約の交渉段階又は契約締結後の段階にある特定の動画コンテンツにおいては、スポンサーID(317)の項目を用いて当該スポンサーを特定するための情報を記憶してもよい。このようにして、履歴DBデータ構造310は、特定の動画コンテンツが、特定のスポンサーと関連付けられることの情報を記憶しうる。
履歴DBデータ構造310を用いて記憶される個々の履歴データ、例えば、履歴ID(311)が「ABC01234」である履歴データにおいては、動画ID(312)が「MMM01120」である動画コンテンツと関連付けられ、当該動画コンテンツは「ジュース」「低カロリー」等の検索タグを含み、動画制作者ID(315)が「AD−0023」である制作者の制作物であり、スポンサーID(317)が「SP345」であるスポンサーと関連付けられ、契約等のステータスに「C−01」等の特定の内容を含み、当該動画コンテンツは視聴ユーザに対して32765回配信され、視聴ユーザから当該動画コンテンツを特定する12854回の選択再生操作(例えばクリック)が実行されたこと等が記憶されうる。同様に、また例えば、履歴ID(311)が「ABC01235」である履歴データにおいては、動画ID(312)が「MMM01136」である動画コンテンツと関連付けられ、動画制作者ID(315)が「AD−0045」である制作者の制作物であり、契約等のステータスに「C−01」等の特定の内容を含み、当該動画コンテンツは「紙芝居感覚」等の検索タグを含み、スポンサーID(317)が「SP764」であるスポンサーと関連付けられ、当該動画コンテンツは視聴ユーザに対して65532回配信され、視聴ユーザから当該動画コンテンツを特定する9801回の選択再生操作(例えばクリック)が実行されたこと等が記憶されうる。
従って、履歴DBデータ構造310を用いることにより、特定の動画コンテンツのそれぞれに対して、スポンサー、スポンサーとの契約状況、配信回数、選択再生操作(例えばクリック)回数、検索タグ等が関連付けられ、記憶されうる。
図3(b)に動画DB(36)におけるデータ構造の例を示す。動画DBデータ構造(320)は、動画ID(322)、タイトル(323)、検索タグA(324)、検索タグZ(326)、動画制作者ID(328)等を適宜含む。検索タグA(324)と検索タグZ(326)は、動画DBデータ構造320が複数の検索タグを含みうることの例として示すものであり、これらの検索タグの数や形式は適宜設計しうる。
図3(b)の動画DBデータ構造320における動画ID(322)は、前述の履歴DBデータ構造310における動画ID(312)と共通でもよい。
本発明に係る動画広告の配信方法において、制作時点でスポンサーが未定の動画広告等は、動画DB(36)に蓄積され、動画DBデータ構造320を用いて参照されうる。
一実施形態において、動画DBデータ構造(320)は、動画ID(322)により識別される特定の動画コンテンツについて、当該動画コンテンツのタイトル(323)又は動画制作者ID(328)等の静的な情報を記憶するために用いられる。これらの静的な情報は、特定の動画コンテンツが本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等に記憶される時点で、動画コンテンツと共に記憶されうる。
別の実施形態において、動画DBデータ構造(320)は、動画ID(322)により識別される特定の動画コンテンツについて、検索タグA(324)又は検索タグZ(326)等を記憶しうる。これらの検索タグはキーワード又はキー画像等の、情報検索の検索タグとして用いうる数値形式、文字形式、画像形式等の任意の形式の情報でありうる。
本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、動画DB(36)が蓄積した任意の動画コンテンツから、検索タグA(324)又は検索タグZ(326)等に記憶可能な検索タグを、当技術分野に公知の手法を用いて抽出し、当該動画コンテンツに関連付けて検索タグA(324)又は検索タグZ(326)等に記憶しうる。例えば、動画の制作者が、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等に1つの動画コンテンツをアップロードすることに応答して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、当該アップロードされた動画コンテンツから、検索タグA(324)又は検索タグZ(326)等に記憶可能なキーワード又はキー画像等を抽出し、検索タグA(324)又は検索タグZ(326)等に記憶してもよい。
また、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、視聴ユーザからの動画コンテンツの配信要求に応答して、視聴ユーザが入力した所望の検索タグに基づいて、動画DBデータ構造320に含まれる検索タグA(324)又は検索タグZ(326)等との一致度を計算し、より高い一致度を有する動画ID(322)を特定して、当該視聴ユーザにこの動画ID(322)と関連付けられる動画コンテンツを送信しうる。視聴ユーザからの送信要求に応答して動画コンテンツを特定する手順は、これに限定せず、当技術分野に公知の手法を様々に用いうる。例えば、複数の視聴者が繰り返し配信を要求した人気コンテンツの情報を「おすすめ動画」として、視聴ユーザに送信してもよい。
従って、動画DBデータ構造320を用いることにより、特定の動画コンテンツのそれぞれに対して、タイトル又は制作者等の静的な情報、検索タグ等が関連付けられ、記憶されうる。
[動画広告の配信方法のフロー図]
図4に、本発明の一実施形態に係る、動画広告の配信方法のフロー図を示す。図4におけるステップS100からステップS160は、視聴ユーザ226の配信要求に応答して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等が当該視聴ユーザに動画コンテンツを送信する諸段階等を表す。また、図4におけるステップS200からステップS250は、広告制作者A(220)又は広告制作者B(225)が制作した動画広告を受信することに応答して、当該動画広告から検索タグを抽出し、動画広告と動画コンテンツとのマッチング処理を実施する諸段階等を表す。
まず、視聴ユーザ226からの配信要求に対する動画配信の諸段階を説明する。この諸段階は、主に、図2に示した動画サーバ装置10の動画合成部18等により実施しうる。
本発明に係る動画広告の配信方法においては、配信要求受付ステップ(S100)において、視聴ユーザからの動画コンテンツの配信要求を受け付ける。この配信要求には、特定の動画コンテンツのタイトル、ジャンル、登場人物名、制作年代等の情報を適宜伴ってもよい。
次いで、動画コンテンツ検索ステップ(S110)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、動画DB(36)を用いて特定の配信のための動画(配信動画)を検索し抽出しうる。この検索は、視聴ユーザが配信要求に伴って指定したタイトル等に基づいてもよく、配信回数の数値が所定の値以上である人気動画コンテンツを「おすすめ動画」として抽出してもよい。
次いで、関連動画検索ステップ(S120)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、動画DB(36)に記憶された動画コンテンツに対して、適宜検索タグを用いて前記配信動画と関連しうる動画コンテンツ(関連動画)を検索し抽出する。同様に、動画広告検索ステップ(S130)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、前記配信動画と関連性を有し広告DB(32)に記憶された動画広告に対して、適宜検索タグを用いて前記配信動画と関連しうる動画広告(関連動画広告)を検索し抽出する。
次いで、配信情報の合成ステップ(S140)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、配信動画、関連動画及び関連動画広告を、動画配信を要求した当該視聴ユーザへ送信するために合成する。この合成は、所定の画面レイアウトへのリンク等でもよく、合成後のデータ形式等は適宜設計しうる。
次いで、動画等の配信ステップ(S150)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、前記合成した動画データ等を視聴ユーザに送信する。
次いで、選択再生操作(例えばクリック)情報の受信ステップ(S160)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、ステップS150の開始時点以降に、視聴ユーザが関連動画又は関連動画広告のいずれかを指定して選択再生操作(例えばクリック)したことの情報を受信又は受信待機する。この受信待機は、例えばステップS150における送信に含まれる動画データのうちで最も時間の長い動画データの時間長まで待機してもよく、この時間長を所定の時間だけ超える時間長まで待機してもよく、待機する時間は適宜設計しうる。受信した選択再生操作(例えばクリック)の情報が特定の関連動画又は特定の関連動画広告を指す場合は、履歴DB(34)を用いてこれらの動画又は動画広告の選択再生操作(例えばクリック)回数を累積的に更新しうる。さらに、当該受信した選択再生操作(例えばクリック)に基づいて、当該選択再生操作(例えばクリック)を特定の動画広告に対する配信要求として、ステップS100を実施しうる。所定の期間内に選択再生操作(例えばクリック)の内場合は、ステップS160で待機してもよく、ステップS100に戻って視聴ユーザからの新規な配信要求を待機してもよい。
次に、特定の動画コンテンツと動画広告とをマッチングする処理の諸段階を説明する。この諸段階は、主に、図2に示した広告抽出検索部12及び履歴処理部14により実施しうる。
本発明に係る動画広告の配信方法においては、動画広告受付ステップ(S200)において、広告制作者A(220)又は広告制作者B(225)が制作した動画広告を受け付ける。受け付けた動画広告は、動画広告蓄積ステップ(S210)において、動画広告として広告DB(32)に蓄積されうる。このとき、特定のスポンサー等との契約関係をもたない動画広告は、投稿動画として動画DB(36)に蓄積されてもよい。
次いで、検索タグ抽出ステップ(S220)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、ステップS200において受け付けた動画広告又はステップS210において蓄積した動画広告から検索タグを抽出しうる。抽出元のデータの選択及び検索タグの抽出は、例えばデータサイズが小さく、特徴抽出に要する計算機等の負担が軽いと考えられる動画広告に対しては、ステップ200における受け付けの時点で逐次実施してもよい。あるいは、いったん広告DB(32)に記憶した動画広告に対して、計算機等の処理能力の余力を割り当てて検索タグを抽出してもよい。
次いで、動画コンテンツと動画広告をマッチングするステップ(S230)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、前述のステップS110において検索され抽出された特定の配信動画について、広告DB(32)に含まれる動画広告のマッチングを実施し、配信動画とより高い関連性を有する動画広告を抽出しうる。一実施形態において、このマッチングは、配信動画に含まれる検索タグと、特定の動画広告に含まれる検索タグとの一致度の値に基づく。例えば、配信動画と関連付けられた複数の検索タグと、動画広告に関連付けられた複数の検索タグとの一致度を算出し、所定の値以上の一致度を有する動画広告を、当該配信動画との関連性の高い動画広告として抽出してもよい。
次いで、関連性情報生成ステップ(S240)において、本発明に係る動画広告の配信方法は、ステップS230のマッチングにより抽出された動画広告が、配信動画と関連性を有することの情報を生成し、履歴DB(34)を用いて記憶しうる。この情報は、後続の関連性情報送信ステップ(S250)において、スポンサー等に送信されてもよい。スポンサー等は、例えば、人気のある動画コンテンツと強い関連性を有して露出機会をより高く期待できる動画広告を知る機会を得られ、より効率的な広告投資のための情報を得ることが可能になる。
このようにして、本発明に係る動画広告の配信方法においては、動画DB(36)と広告DB(32)とを、ステップS230の動作によって関連させることが可能になる。換言すれば、本発明に係る動画広告の配信方法は、当技術分野において公知の動画データベース装置等と、公知の広告データベース装置等とを、ステップS230の動作によって協動させることが可能である。この協動において必要な情報である、動画DB(36)と広告DB(32)との関連付けの情報は、本発明に係る動画広告の配信方法において用意される履歴DB(34)に記憶することが可能である。すなわち、動画DB(36)又は広告DB(32)の一方又は両者は、既存のデータベース装置等でもよい。本発明においては、少なくとも履歴DB(34)を用いて、動画DB(36)及び広告DB(32)の関連付けが実施されればよい。
[履歴DBを用いる動画コンテンツと動画広告との関連付け]
図5は、本発明の一実施形態に係る、履歴DB(34)の更新を例示する図である。この更新は、すでに履歴DB(34)に含まれる履歴データの更新に加えて、スポンサーとの契約のない動画コンテンツに対して特定のスポンサーとの関連付けが新規に生成され、履歴DB(34)に記憶されることを含む。例えば、更新された履歴DBデータ構造330は、図4を用いて前述の関連性情報生成ステップ(S240)において生成される、前段のステップS230のマッチングにより抽出された動画広告と配信動画との関連性の情報を、履歴DB(34)に記憶するためのデータ構造でありうる。更新された履歴DBデータ構造330を構成する各項目は、図3(a)に示した履歴DBデータ構造310と共通であり、説明を省略する。
すでに特定のスポンサーとの契約関係が記憶された履歴データにおいては、更新された履歴DBデータ構造330に含まれる配信回数(338)又は選択再生操作(例えばクリック)数(339)が累積的に更新されうる。
特定のスポンサーとの契約のない動画コンテンツに対して特定のスポンサーとの関連付けが新規に生成される例として、図3(b)に例示した動画DBデータ構造320を用いて動画DB(36)に記憶されうる動画コンテンツのうち、図3(b)の動画IDが「MMM02356」である動画コンテンツ及び動画IDが「MMM02428」である動画コンテンツの例を示す。これらは動画DBデータ構造320を用いて動画DB(36)に記憶された、特定のスポンサーとの契約のない状態で投稿された動画(投稿動画)でありうる。
視聴ユーザ226が適宜動画コンテンツの配信を要求することに応答して、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は当該動画コンテンツ(配信動画)を配信する一方、配信動画に関連性を有する動画広告を、履歴DBデータ構造310に含まれる検索タグA(313)又は検索タグ(314)等との一致度に基づいて、例えば動画IDが「MMM01136」の動画広告を広告DB(32)から抽出し、この動画広告に係る動画像等を配信動画に併せて配信しうる。この動画広告は、例えば、検索タグA(313)又は検索タグ(314)に「紙芝居感覚」「電子手帳」等のキーワードを含みうる。
さらに、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、図4に示した関連動画検索ステップ(S120)の動作により、配信動画との関連性を有する関連動画を、動画DB(36)を用いて検索、抽出しうる。ここで、動画IDが「MMM02428」である投稿動画は、検索タグA(323)又は検索タグZ(326)に「紙芝居」「パラパラ漫画」等のキーワードを含んでいることにより、このようなキーワードをもたない動画IDが「MMM02356」の投稿動画と比較して、前述の動画広告が有するキーワードとの一致度がより高いと言える。本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、このような一致度に基づいて、動画IDが「MMM02428」である投稿動画と、動画IDが「MMM01136」の動画広告との関連付けを、新たに生成しうる。
このようにして生成された新たな関連付けは、例えば、図5に示すように、新規な履歴ID(340)を割り当て、履歴DB(34)に追加して記憶しうる。例えば、図5に示すように、新規な履歴ID(340)として「ABC01246」が割り当てられた履歴データは、投稿動画の動画DBデータ構造320に含まれていた検索のためのキーワードや動画制作者の識別子等を含みうる。さらに、この新たな関連付けには、すでに特定のスポンサーが関連付けられた動画広告との関連付けの情報を追加してもよい。例えば、動画ID「MMM02428」の動画コンテンツのスポンサーID(337)の項目に、履歴IDが「ABC01235」である動画広告(動画ID(312)は「MM01136」)のスポンサーID(337)の項目に含まれるスポンサーを参照するための情報を追加してもよい。例えば、スポンサーID(337)「SP768」である場合に、参照を意味するための記号「<>」等を予め定めておき、この記号と共にスポンサーID(337)を「<SP768>」のように示してもよい。
このように動作することで、本発明に係る動画広告の配信方法においては、図5の更新された履歴DBデータ構造330を用いることにより、図3(b)においては未定義であった特定の投稿動画と特定のスポンサーとの関連付けの情報を、新たに生成することが可能になる。
すなわち、動画DB(36)に記憶される時点においてスポンサーが定義されていない動画コンテンツであっても、本発明に係る動画広告の配信方法を用いることにより、すでにスポンサーIDを関連付けられた動画広告等との一致度に基づいて、新たにスポンサーとの関連付けが実施されうる。
特定の動画コンテンツに対して新たに生成されたスポンサーとの関連付けの情報は、図4に示した関連性情報送信ステップ(S250)を用いて、スポンサー等に送信されてもよい。スポンサー等は、例えば、人気のある動画コンテンツと強い関連性を有して露出機会をより高く期待できる動画広告を知る機会を得られ、より効率的な広告投資のための情報を得ることが可能になる。
特定の動画コンテンツに対するスポンサーとの新たな関連付けは、上述のように特定のスポンサーとの関連付けでもよく、複数のスポンサー又は商品分野との関連付けでもよく、限定されない。更新された履歴DBデータ構造330におけるスポンサーID(337)の数はいくつあってもよく、検索タグA(333)から検索タグZ(335)として記憶される検索タグの一致度に基づいて、複数のスポンサーのそれぞれについて一致度の値又は相対的な大小関係等を記憶してもよい。
[広告収入モデル]
図6は、本発明の一実施形態に係る、広告収入モデルを例示する図である。図2と共通する箇所は説明を省略する。
図6に示す商品分野400は、広告制作者A(220)が制作した動画広告A(410)、及び広告制作者B(225)が制作した動画広告B(420)が宣伝の目的とするそれぞれの商品等が属する、食品、衣料品、消費財、サービス等の任意の特定の商品分野であり、適宜設定しうる。図6には、動画広告A(410)及び動画広告B(420)が同一の商品分野400に含まれると見なしうることを示すが、これに限らず、それぞれの動画広告は任意の商品分野400に独立して含まれてもよく、複数の商品分野400に含まれてもよい。また、動画広告A(410)及び動画広告B(420)は予め関連付けられる必要はなく、例えばある動画コンテンツに対する独立した関連付けの結果として、動画広告A(410)及び動画広告B(420)の間に新たに関連付けが発生してもよい。
本発明に係る動画広告の配信方法においては、いずれかの動画広告に対して視聴ユーザ226等からの動画像の選択再生操作(例えばクリック)等による配信要求460が行われることに基づいて、これらの動画広告には関連性425が生成され、前述の履歴DB(34)等に記憶されうる。すなわち、動画広告B(420)は、図5に示した更新された履歴DBデータ構造330等を用いて、動画広告A(410)と同様に履歴DB(34)に記憶されうるので、動画広告A(410)と同様に配信の機会を得られる。
ここで、複数視聴ユーザ450等により、前述のように配信の機会を得られた動画広告B(420)等に対して配信要求460等が実施されると、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、前述の履歴DBデータ構造310に含まれる配信回数318又は選択再生操作(例えばクリック)回数319等の項目を用いて、動画広告B(420)が配信された回数又は複数視聴ユーザ450により選択再生操作(例えばクリック)された回数等を累積的に記憶しうる。例えば、これらの回数が所定の値を上回ることに基づいて、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等は、図4に示した関連性情報送信ステップ(S250)等を用いて、当該動画広告が複数視聴ユーザ450から注目されていることの情報を生成しうる。生成された当該情報は、動画広告B(420)との関連性425を有する動画広告A(410)に対して出資している広告主210に提供されてもよく、あるいは動画広告A(410)にも動画広告B(420)にも出資していないスポンサーA(430)又はスポンサーB(435)に提供されてもよい。当該情報の当該提供は、送信先を特定した情報送信でもよく、ブログやホームページ等を含む出版等を用いて不特定多数の読者に情報提供されてもよい。
一実施形態において、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等により、動画広告B(420)が複数視聴ユーザ450から注目されていることの情報が生成され、当該情報がホームページサービス等を介して不特定多数の読者に提供されると、スポンサーA(430)又はスポンサーB(435)は、商品分野400において高い宣伝効果を見込める広告制作に出資し、商品分野400において商品を販売する事業体等から広告制作料を回収することにより利益を得られる。従って、本発明に係る動画広告の配信方法を実施することにより、スポンサーA(430)又はスポンサーB(435)と広告制作者B(225)との契約関係を新たに発生する機会を作ることができる。ここで、当該契約関係は、広告制作者B(225)に契約相手を任意に決定する全ての権利を与えてもよく、スポンサーA(430)及びスポンサーB(435)を含む複数のスポンサーに対して、入札440の手順を介する選定を実施してもよい。入札440の形態、広告制作者B(225)に対するインセンティブ等の報酬算定方法等は適宜設定しうる。
このようにして、広告制作者B(225)は、スポンサーA(430)又はスポンサーB(435)から広告料の配分又は広告制作のための出資を受ける機会を得られる。
別の実施形態において、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等により、動画広告B(420)が複数視聴ユーザ450から注目されていることの情報が生成され、当該情報がホームページサービス等を介して不特定多数の読者に提供されると、動画広告B(420)との関連性425を有する動画広告A(410)に出資している広告主210は、動画広告B(420)に対する複数視聴ユーザ450の配信要求460を、動画広告A(410)に対するものと比較考慮し、かつ広告制作者B(225)が自己及び広告制作者A(220)のいずれに対しても敵対的な競合関係がなければ、すでに契約関係にある広告制作者A(220)と同様又はより以上に、商品分野400において高い宣伝効果を見込める広告制作に出資する機会を得られる。広告制作者B(225)に対するインセンティブ等の報酬算定方法等は適宜設定しうる。
このようにして、広告制作者B(225)は、広告主210から広告料の配分又は広告制作のための出資を受ける機会を得られる。
以上のようにして、本発明に係る動画広告の配信方法の実施装置等においては、一般の動画クリエータ等の着想を幅広く生かして視聴者の興味を惹く多種多様な動画広告を視聴ユーザに配信する機会、投資意欲のあるスポンサーとの契約関係を発生する機会、広告料の配分又は広告制作のための出資を受ける機会を提供する、ビジネスモデルを作り出しうる。
[動画サーバ装置10のハードウェア構成]
図7は、本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。動画サーバ装置10は好適には市販入手可能なサーバ装置等でありうるが、パーソナルコンピュータ等を動画サーバ装置10として用いる場合においても基本的には同様である。
動画サーバ装置10は、制御部108を構成するCPU110(マルチプロセッサ構成ではCPU120等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン107、通信I/F140、メインメモリ150、BIOS(Basic Input Output System)160、USBポート190、I/Oコントローラ170、並びにキーボード及びマウス180等の入力手段や表示装置122を備える。I/Oコントローラ170には、テープドライブ172、ハードディスク174、光ディスクドライブ176、半導体メモリ178、等の記憶部109を接続しうる。BIOS160は、サーバの起動時にCPU110が実行するブートプログラムや、サーバのハードウェアに依存するプログラム等を格納する。ハードディスク174は、サーバとして機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶する。光ディスクドライブ176としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブ等を使用しうる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク177を使用する。光ディスク177から光ディスクドライブ176によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ170を介してメインメモリ150又はハードディスク174に提供しうる。また、同様にテープドライブ172に対応したテープメディア171を主としてバックアップのために使用しうる。
サーバに提供されるプログラムは、ハードディスク174、光ディスク177、又はメモリカード等の記録媒体に格納されて提供される。このプログラムは、I/Oコントローラ170を介して、記録媒体から読み出され、又は通信I/F140を介してダウンロードされることによって、サーバにインストールされ実行されてもよい。
上述のプログラムは、内部又は外部の記憶媒体に格納されてもよい。ここで、記憶媒体としては、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、光学記録媒体、電子媒体を含むが、これらに限定されない。前記磁気記録媒体には、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク174、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)等を含み、光磁気記録媒体には光磁気ディスク(MO及びMD)等を含み、光学記録媒体には追記型コンパクトディスク(CD)、追記型デジタル多目的ディスク(DVD)、追記型ブルーレイディスク、追記型ホログラフィック・ディスク等を含み、電子媒体には電気書き込み可能読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、シリコン・ストレージ・ディスク等を含む。また、専用通信回線やインターネット等の通信回線に接続されたサーバシステムに設けたハードディスク174又は光ディスクライブラリ等の記憶装置を記録媒体として使用し、通信回線を介してプログラムをサーバに提供してもよい。
ここで、表示装置122は、サーバ管理者によるデータの入力を受け付ける画面を表示したり、演算処理結果の画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。入力手段は、ユーザによる入力の受け付けを行うものであり、キーボード及びマウス180等により構成してもよい。通信I/F140は、サーバを専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して端末と接続しうるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F140は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
以上の例は、動画サーバ装置10のハードウェア構成について主に説明したが、コンピュータに、プログラムをインストールして、そのコンピュータを動画サーバ装置10として動作させることにより上記で説明した機能を実現しうる。従って、本発明において一実施形態として説明した動画サーバ装置10により実現される機能は、上述の方法を前記コンピュータにより実行することにより、あるいは、上述のプログラムを前記コンピュータに導入して実行することによっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10の動作を例示する図である。 本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10が動画広告及び動画コンテンツを含む動画データを配信する例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、本発明の一実施形態に係る、履歴DB(34)及び動画DB(36)のデータ構造を例示する図である。 本発明の一実施形態に係る、動画広告の配信方法のフロー図である。 本発明の一実施形態に係る、履歴DB(34)の更新を例示する図である。 本発明の一実施形態に係る、広告収入モデルを例示する図である。 本発明の一実施形態に係る、動画サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
10 動画サーバ装置
12 広告抽出部
14 履歴処理部
18 動画合成部
32 広告DB
34 履歴DB
36 動画DB
210 広告主
220 広告制作者A
225 広告制作者B
226 視聴ユーザ
230 視聴ユーザ端末
240 表示領域
310 履歴DBデータ構造
320 動画DBデータ構造
330 更新された履歴DBデータ構造
400 商品分野
430、435、438 スポンサー
440 入札
450 複数視聴ユーザ
460 配信要求

Claims (5)

  1. 動画サーバ装置が動画広告を配信する方法であって、
    少なくとも1の動画コンテンツをユーザの端末の主領域画面に表示するような構成で配信する一方、前記動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の前記動画広告に係る第1の動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように前記端末の副領域に表示するような構成で配信するステップと、
    ユーザによる前記視認可能な前記第1の動画像の選択再生操作を受け付けたことに応答して前記動画広告の選択再生操作履歴を更新するステップと、
    特定のスポンサーとの契約のない動画広告である第2の動画像に付与された検索タグと前記選択再生操作履歴に記録された第1の動画像の検索タグとの一致度を算出するステップと、
    前記一致度に基づいて、前記第1の動画像と前記第2の動画像とを関連付けるステップと、
    を含む、動画広告を配信する方法。
  2. 前記動画広告の制作の主体を識別する情報を前記動画広告に関連付けて記憶するステップをさらに含む、請求項1に記載の動画広告を配信する方法。
  3. 前記記憶するステップにおいて、前記動画広告の制作の主体とスポンサーとの契約の情報を、前記動画広告に関連付けて記憶する、
    請求項2に記載の動画広告を配信する方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の各ステップをコンピュータに実行させるための、コンピュータプログラム。
  5. ネットワーク配信可能な動画広告を配信する動画サーバ装置であって、
    少なくとも1の動画コンテンツをユーザの端末の主領域画面に表示するような構成で配信する一方、前記動画コンテンツの再生の際に、少なくとも1の前記動画広告に係る第1の動画像を前記ユーザが前記端末を介して視認可能となるように前記端末の副領域に表示するような構成で配信する手段と、
    ユーザによる前記視認可能な前記第1の動画像の選択再生操作を受け付けたことに応答して前記動画広告の選択再生操作履歴を更新する手段と、
    特定のスポンサーとの契約のない動画広告である第2の動画像に付与された検索タグと前記選択再生操作履歴に記録された第1の動画像の検索タグとの一致度を算出する手段と、
    前記一致度に基づいて、前記第1の動画像と前記第2の動画像とを関連付ける手段と、
    を含む、動画サーバ装置。
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