質問を供給するユーザと他のユーザの質問に返答を供給するユーザとの間の対話を円滑化する回答提供サービスを提供することなどによって、ユーザ対話に基づいた有用なコンテンツの生成を促進するばかりでなく、生成されたコンテンツを様々な方法で使用することも促進する技法が説明される。少なくともいくつかの実施形態では、例えば、回答提供サービスのウェブサイトからグラフィカルユーザインタフェース(「GUI」)を介して、および/または電子メールもしくは他のタイプの電子メッセージに基づいたメッセージングインタフェースを使用して、ユーザが回答提供サービスに対して様々なタイプの質問を指定することを可能にする、1つまたは複数のインタフェースが提供される。その後、回答提供サービスの様々なユーザは、供給された質問を閲覧し、迅速に返答を提供することができ、少なくともいくつかの実施形態では、複数のユーザの返答は、集約または他の方法で組み合わされて、質問に対する回答を生成する。少なくともいくつかの実施形態では、質問に返答を提供する返答提供者ユーザ(response provider user)は、質問を提供する質問要求者ユーザ(question requester user)と無関係であり、ユーザの組の双方は、質問要求を行う目的および/または質問返答を提供する目的で登録される以外は、回答提供サービスと無関係とすることができる。
少なくともいくつかの実施形態では、ユーザは、様々な方法で、回答提供サービスとの対話に参加することに対して、報酬の支払いおよび他のインセンティブを提供されることができる。例えば、別のユーザからの質問に対する回答の一部として使用される1つまたは複数の返答を各々が提供する1人または複数人の返答提供者ユーザは、少なくともいくつかの実施形態では、質問に対する金銭的報奨の総額を返答提供者ユーザの間で分割する、および/または質問に関連する経験値(experience point)を返答提供者ユーザの間で分割するなど、質問およびその返答に特有の方式で、報奨を提供されることができる。加えて、少なくともいくつかの実施形態では、後で回答から生成される、または他の方法で回答に関連づけられる継続的収益ストリーム(ongoing revenue stream)の一部は、返答を提供した返答提供者ユーザで分配することができる。以下でより詳しく説明されるように、返答を提供した返答提供者ユーザの間で質問への返答に対する金銭的および/または経験値報奨を分割することは、様々な実施形態において、提供された返答の独自性および/または提供された返答の有用性の他の尺度に少なくとも部分的に基づくこと(例えば、質問を供給した要求者ユーザおよび/または質問に返答を提供した他の返答提供者ユーザからのフィードバックに部分的に基づくこと)を含む様々な方式で実行することができる。同様に、以下でより詳しく説明されるように、回答に関連する継続的収益ストリームの分配は、様々な実施形態において、回答に使用された返答を提供した返答提供者ユーザの専門知識の査定レベル(例えば、以前質問に返答を提示したことに基づいてそれらのユーザに割り当てられた経験値の相対量を使用して測定され得る)に基づくことを含む様々な方式で、それらの返答提供者ユーザの間で分割することができる。加えて、少なくともいくつかの実施形態では、最も高いレベルの専門知識および過去参加(例えば、それらのユーザに以前割り当てられた経験値を使用して測定され得る)を有するそれらの返答提供者ユーザにインセンティブが提供され、少なくとも何人かのそのようなユーザに、1つまたは複数の引き上げられたインセンティブレベルを与え、その後、そのような引き上げられたステータスをもつユーザに様々なタイプの付加的な利益を提供すること(例えば、収益ストリームの分配が発生する期間を延長するなどして、引き上げられたステータスをもつユーザの継続的収益ストリームの分配量を増やすこと、指定基準を満たす質問が供給されたことの通知を引き上げられたステータスをもつユーザに提供するなどして、質問への返答を円滑化する付加的なタイプの機能を提供することなど)によって、これらのユーザに継続的な参加を促す。少なくともいくつかの実施形態では、様々な他の技法が、高品質の返答および最も有益なユーザの継続参加に対するインセンティブとして同様に使用できるうえ、以下でより詳しく説明されるように、質問に対する回答以外のタイプのコンテンツを生成するためにも使用できる。
少なくともいくつかの実施形態では、回答は、様々な方法で分類することができ、またユーザが特定のカテゴリ内の以前回答された質問を容易に発見および/またはアクセスすることを可能にするため、また特定のカテゴリに特有の方式で返答提供者ユーザの専門知識を追跡および評価することを助けるためなど、様々な目的で分類することができる。いくつかの実施形態では、回答の分類は、回答に関連する質問を供給した要求者ユーザによって供給される入力、および/または回答の一部として使用される返答を供給した返答提供者ユーザによって供給される入力に少なくとも部分的に基づいて実行される。例えば、いくつかの実施形態では、質問を供給した要求者ユーザは、質問に関連する1つまたは複数のタグを指示することができ、それらのタグは、質問およびその後の回答のためのユーザ指定のカテゴリとして(例えば、ユーザ入力に基づいて増大発展する自由形式カテゴリのグループの一部として)使用することができる。その後、要求者供給タグに基づいた質問のための1つまたは複数のカテゴリは、返答提供者ユーザが、回答することに関心がある質問を識別するのを助ける。加えて、返答提供者ユーザは、質問およびその回答のための1つまたは複数の他のタグを供給することができ、それらも同様に、(例えば、すべての返答提供者ユーザによって供給された中で最も人気のあるタグの1つまたは複数を選択することによって)ユーザ指定カテゴリとして使用することができる。少なくともいくつかの実施形態では、回答の分類はさらに、回答(およびそれらの構成要素返答)を他の質問の回答と比較して、類似の回答をクラスタ化またはグループ化すること、また十分に類似している回答のための関連タグまたは他のカテゴリ情報を組み合わせ、または他の方法でグループ化することなどに基づくことができる。そのようなグループ化された、または他の方法で関係づけられたタグおよび他のカテゴリ情報はさらに、様々な実施形態において、ユーザ供給タグに関係づけられた提案タグ(suggested tag)および/または回答に関連する他の情報(例えば、回答に対応する質問のテキスト)に関係づけられた提案タグに基づいて、適切なタグを要求者ユーザおよび/または返答提供者ユーザに提案することなど、様々な方式で使用することができる。回答の分類に関するさらなる詳細は、以下に含まれる。
いくつかの実施形態では、回答提供サービスの他のユーザは、アイテム提供者ユーザ(item provider user)(例えば、販売業者の代表)が、返答または他の情報(例えば広告)をアイテム提供者ユーザが選択した質問の回答に含ませるために、ペイパーレスポンス(pay−per−response)機能の一部として支払いを行うことを可能にすることなどによって、特定の質問および回答に関連する情報を提供することができ、ペイパーレスポンス機能では、アイテム提供者ユーザは、関心のある各質問に対して指示された情報が質問の回答に含まれるべきであると肯定的に返答し、その後で、アイテム提供者ユーザは、情報が含まれたことに対して請求を受ける。選択された質問に対する回答に情報を含めるために支払いを行うアイテム提供者ユーザは一般に、質問に返答を提供したことに対して報酬または他の方法で報奨を提供される返答提供者ユーザと異なるが、いくつかの実施形態では、1人のユーザが異なる時間に複数の役割を実行する(例えば、時に応じて、要求者ユーザとして、返答提供者ユーザとして、1人または複数人のアイテム提供者の代行をするアイテム提供者ユーザとして、および閲覧ユーザ(viewer user)として行為する)など、ユーザのグループの間に重複が存在することがある。そのようなアイテムは、特定の地理的ロケーションにある物理的な現実世界の販売業者から、あるいは(例えば、電子発注と、郵政サービスもしくは民間輸送業者を介した物理的商品の発送など適切な物理流通チャネルを介した配送のための、またはデジタル音楽、ビデオ、もしくは電子書籍といったデジタル商品のインターネットを介したダウンロードなど必要に応じて電子的な配送のための)オンライン販売業者のウェブ店舗または別のタイプの電子市場から、購入、賃借、リース、ライセンス、取引、評価、サンプリング、購読などして入手可能な製品、サービス、および/または情報を含むことができる。それに対して、アイテム提供者は、そのようなアイテムを他人に提供し、商品指向および/もしくはサービス指向事業、または他の組織もしくは主体を含むことができ、アイテム提供者ユーザは、アイテム提供者を代表するユーザ、またはアイテム提供者を代行して他の方法で行為するユーザである。特に、いくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザは、合致する質問を自動的に識別する際に使用される関心の基準、およびペイパーレスポンス機能用に使用される指定付値または他の金額を指示することができ、アイテム提供者ユーザは、アイテム提供者ユーザが返答することを選択した場合、アイテム提供者ユーザからの指定金額の支払いと交換に返答を提供できる選択権(option)を、合致する質問の各々について受け取ることを望むことができる。質問合致基準は、回答(または回答が生成される前は対応する質問)に関連するタグおよび/またはカテゴリに合致するキーワード、あるいは代わりに、質問内容(例えば質問のテキスト)に直接合致する、ならびに/または質問を提供した要求者ユーザに関連するメタデータ(例えば、要求者ユーザの地理的ロケーション)、および/もしくはペイパーレスポンス方式以外の方式で質問に返答する1人または複数人の返答提供者ユーザに関連するメタデータに合致するなど、質問/回答に関連する他の情報に合致するキーワードを含む、様々な方法で指定することができる。与えられた質問が、1人または複数人のアイテム提供者ユーザの先に指定された基準に合致する場合、その基準を指定した1人または複数人のアイテム提供者ユーザの少なくとも何人かは各々、質問について通知されるばかりでなく、支払い(例えば、アイテム提供者ユーザによって先に付値または提供された金額)と交換に質問に返答を提供できる選択権もおそらくは通知されることができる。アイテム提供者ユーザの行為およびペイパーレスポンス機能に関連するさらなる詳細が、以下でさらに詳しく説明される。
図1は、迅速回答回答提供システム(Rapid Answer answer−providing system)111と、質問要求を提供する要求者ユーザ101と、質問の回答に使用される質問に対する返答を提供する返答提供者ユーザ105の実施形態の間の様々なデータフローの例を示すことによって、有用な情報を生成し、そのような情報をユーザに提供するためのシステムの一実施形態例の一部としての、参加者の間の対話を示している。この例示的実施形態には、ペイパーレスポンスに基づいていくつかの質問および/または回答に対して返答または他の情報を提供するアイテム提供者ユーザ107と、他人の質問に対して以前供給された回答にアクセスして再検討する閲覧ユーザ103と、少なくともいくつかの質問および/または回答(例えば、閲覧ユーザに供給されるもの)と一緒に含まれる広告を提供するために支払いを行い、したがって、それらの質問および回答に関連する継続的収益ストリームを提供する広告者121と、生成された回答および迅速回答システムの他の生成されたコンテンツに基づいて収益を発生させるために広告者と対話する収益発生システム113とを含む、他の参加者も示されている。収益は、質問および/または回答と一緒に広告を表示することなど様々な方法で、広告者121によって提供される広告から発生させることができ、広告の収益は、固定料金を反映し、または代わりに広告の使用を反映する1つまたは複数のタイプの利用ベースモデルを反映する。例えば、利用ベースモデルは、ペイパークリック(pay−per−click)モデル(例えば、広告者は、閲覧ユーザによって選択された広告に対してのみ支払いを行う)、ペイパーインプレッション(pay−per impression)モデル(例えば、広告者は、表示されたすべての広告に対して支払いを行う)、ペイパーセールス(pay−per−sales)モデル(例えば、広告者は、実際の販売をもたらした広告に対してのみ支払いを行う)を含むことができる。収益は、要求者ユーザ、および/またはアイテム提供者ユーザ、スポンサリンクなどから受け取る支払いを含む、他の方法でも発生させることができる。
この例では、迅速回答システム111および収益発生システム113は共に、そのプロバイダのシステム110の一部として同じ主体によって提供され、いくつかの実施形態では、システム110は、支払いシステムまたは他のサービス用のシステムなど、図示されていない付加的なシステムまたはコンポーネントを含むことができる。様々なメッセージが、示されたシステムとユーザの間で発生することができ、様々な実施形態において、様々な方法で(例えば、迅速回答システムの1つまたは複数のGUIに基づいた対話的方式、電子メールまたはIM(「インスタントメッセージ」)、SMS(「ショートメッセージサービス」)、もしくはMMS(「マルチメディアメッセージサービス」)など他のタイプの電子メッセージングを使用するメッセージの交換に基づいた方式、ウェブサービスなど1つまたは複数のAPI(「アプリケーションプログラミングインタフェース」)を介して送信される電子的通信に基づいたプログラム的方式などで)実行されることができる。
質問要求を供給するのに加えて、要求者ユーザの各々はさらに、少なくともいくつかの実施形態では、迅速回答システムを用いて、質問に対する回答を受け取ること、回答に関連するフィードバック(例えば、特定の返答および/または返答提供者ユーザに関連する肯定的または否定的フィードバック)を提供すること、要求者ユーザのユーザアカウントについての情報を閲覧することなどによる様々な方法で、迅速回答システムと対話することができる。
報酬または他の報奨と交換に他人の質問に返答を供給することに加えて、返答提供者ユーザの各々は、少なくともいくつかの実施形態では、まだ回答されていない関心のある供給された質問(例えば、返答提供者ユーザが専門知識を有する、または専門知識を拡大したいカテゴリ内の質問)を識別すること、質問および回答に関連するフィードバック(例えば、返答しようとしている質問のための提案タグまたは他のカテゴリ情報、他の返答提供者ユーザの返答および/または提案タグ/カテゴリに関する肯定的または否定的フィードバック)を提供すること、先に返答した質問に対して生成された継続的収益ストリームの分配を受け取ることなどによる様々な方法で、迅速回答システムと対話することができる。
個別に選択される質問に対する回答に情報を含めるために支払いを行うことに加えて、アイテム提供者ユーザは、少なくともいくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザが指定された支払いと交換に返答または他の情報を提供するかどうか選択するための機会をもつことを望む質問(例えば、アイテム提供者ユーザが販売または他の方法で提供するアイテムに関連する質問)に関連するカテゴリまたは他の基準を指定すること、特定の質問に返答するための選択権の通知を受け取り、アイテム提供者ユーザからの指定された支払いと交換に任意選択でそれらの質問に返答すること、特定の質問に返答を提供するというアイテム提供者ユーザによる選択を反映して、金銭または他の有価物品の支払いを提供することなど、様々な方法で迅速回答システムと対話することができる。
アイテム提供者ユーザは、様々な方法で返答提供者ユーザから区別されることができ、その方法は、アイテム提供者ユーザは他人の質問に返答を提供するために支払いを行うことができ、それに対し返答提供者ユーザは他人の質問に返答を提供することに対して支払いまたは他の方法での(例えば、経験値の獲得での)報奨を提供されることがあることを含む。
閲覧ユーザの各々は、様々な実施形態において、任意選択で広告が付随していることがある以前回答された他人の質問にアクセスして閲覧することなどによる様々な方法で、迅速回答システムと対話することができる。広告者は、広告がその関係者のために示される実際の関係者ばかりでなく、(例えば、アフィリエイトプログラムを介して、または広告を販売するサービスとして行為することによって)他人の代わりに行為する仲介者または他の中間者も含むことができ、広告者の各々は、様々な実施形態において、様々な方法で迅速回答システムおよび/または関連システム(例えば、収益発生システム)と対話することができる。
説明の目的で、質問に回答を提供するよう返答提供者ユーザを促すためにインセンティブを提供すること、アイテム提供者ユーザが質問に返答を提供するために支払いを行うペイパーレスポンス機能を提供すること、様々なユーザによるアクセスを円滑化するために様々な方法で回答を分類することなど、ユーザとの具体的なタイプの対話に基づいた様々な具体的な方法で様々な具体的なタイプのコンテンツが生成される、いくつかの実施形態が以下で説明される。しかし、説明される技法は、多種多様な他の状況において使用することができること、本発明の技法は、ユーザとの他のタイプの対話に基づいて他のタイプのコンテンツを生成することを含む、多種多様な他の状況において使用することができることを理解されたい。
図2A〜図2Kは、迅速回答システムの一実施形態によって提供されるGUIなどを介した、迅速回答回答提供システムの一実施形態と様々なタイプのユーザとの間の対話の例を示している。特に、図2Aは、回答される質問の提出を要求者ユーザがそこから開始することができる、GUIスクリーンまたはページ例(例えばウェブページ)を示している。表示例は、迅速回答システムの全体的動作に関する情報セクション201と、要求者ユーザが質問を指定できるセクション203と、セクション203で指定された質問を要求者ユーザが提出できるユーザ選択可能コントロール205と、(例えば、最近の質問に基づいた)多数の人気あるユーザ供給カテゴリ209についての概要情報207とを含む。この例の情報セクション201は、現在オンライン状態にあり、すぐに質問に返答できる返答提供者ユーザ(「エージェント」とも呼ばれる)の人数と、質問に対する完全な回答を提供するための平均返答時間と、発生したトランザクション量の表示とについての詳細を提供し、いくつかの実施形態では、付加的な関連情報(例えば、閲覧ユーザの人数、またはまだ回答可能な締め切り前の質問の数)も表示することができる。カテゴリ209は、様々な方式で(例えば、アルファベット順、人気度順などによって)構成することができ、いくつかの実施形態では、単一の単語のみでもよいが、他の実施形態では、「food and dining」などの句が、カテゴリとして使用できる。加えて、ユーザが自由形式カテゴリを指定することを許されている少なくともいくつかの実施形態では、カテゴリは、スペル誤りの単語(例えば、表示された「food & dinning」カテゴリの一部として)または非常に見慣れない単語を含むことができるが、そのようなカテゴリは一般に、相対的な人気度の面でより頻繁に使用される他のカテゴリに速やかに吸収され、他の実施形態では、そのような見慣れないカテゴリは、(例えば、スペルチェックおよび/またはユーザ供給カテゴリの他の解析を実行すること、事前定義リストまたは階層からカテゴリを選択することなどによって)使用できないことがある。
図2Bは、図2Aのユーザ選択可能コントロール205の選択後などに提出される質問に関連する様々な詳細を提供するために要求者ユーザに表示される、GUIスクリーンまたはページ例を示している。加えて、ここには示されていないが、いくつかの実施形態では、要求者ユーザは、ユーザの財務情報、システムにおける過去のユーザ活動、ユーザ選好などについての情報を追跡するための迅速回答システム用の設定アカウントを有している場合、質問要求の提出前または提出中に迅速回答システムにサインオンするよう促されてもよい。この例では、回答される質問をセクション213で指定すること(図2Aのセクション203で入力された質問テキストを用いて自動的に記入されてもよい)、質問の要約をセクション215で提供すること、質問に対する回答を完成させるための制限時間をセクション217で提供すること、および質問に対する回答の中で使用される返答を提供した少なくとも何人かの返答提供者ユーザに提供される報奨をセクション219で指定することを含む様々な情報を提供するように要求者ユーザを促すための、GUIの様々なセクションが表示されている。GUI例は、そのような実施形態でカテゴリとして使用されるタグ、または他の実施形態で関連する既存カテゴリを選択するために使用されるタグなど、質問を分類するために使用される1つまたは複数のタグを要求者ユーザが指定できるセクション221も含む。加えて、示された例では、タグは、質問テキストおよび/または要約の中の単語に少なくとも部分的に基づいて、(例えば、人気のある既存タグまたは他のカテゴリを反映して)セクション223で提案することもでき、ユーザ選択可能コントロール225は、質問を迅速回答システムに提出し、返答提供者ユーザに利用可能にするために使用することができる。
少なくともいくつかの実施形態では、要求者ユーザによって制限時間が指定された場合、迅速回答システムは、その時間以内に回答を提供するために、所定数もしくは必要数よりも少ない返答しか受け取っていない、または所定人数(例えば、10)もしくは必要人数よりも少ない返答提供者ユーザしか返答していない場合であっても、制限時間の間際または終了時にさらなる返答提供者ユーザおよび返答に対して質問の有効性を閉じるなど、様々なアクションを取ることができる。加えて、要求者ユーザは、様々な実施形態において、支払われる金額および/または提供される迅速回答システムのポイント数を指定することなど様々な方法で、提出した質問に対する回答に報奨を提供し得ることがあり、あるいは代わりに、各質問は、迅速回答システムによって、(例えば、各質問に対して同じ報奨を用いて、または代わりに、質問および/もしくは質問に関連する他の情報のためのカテゴリに基づいて変化する報奨を用いて)金額および/またはポイント数を査定されてもよい。以下でさらに詳しく説明されるように、迅速回答システムのポイントを含む報奨は、様々なタイプの利益を返答提供者ユーザに提供することができ、要求者ユーザは、提供されるそのようなポイントを、(例えば、初期割り当てポイント数または連続した指定期間ごとに繰り返し発生するポイント数など、指定ポイント数を無料で受け取ること、金銭を支払ってポイントを購入すること、要求者ユーザの他の活動に基づいてポイントを稼ぐことなどによって)様々な方法で取得することができる。加えて、少なくともいくつかの実施形態では、質問および要約は共に、所定の文字数(例えば、質問は959文字、要約は85文字)に制限されることがあり、少なくともいくつかの状況では(例えば、質問テキストが十分に短い場合)、質問とは別の要約は、使用されないこともある。いくつかの実施形態では、要求者ユーザの地理的ロケーション、あるいはどの返答提供者ユーザが返答を提供するかに関する基準(例えば、経験レベルまたは他の資格など、返答提供者ユーザの指定された所望もしくは必要資格、返答提供者ユーザが、指示された関連先行質問に回答したことなど、指示されたタスクもしくはアクションを以前実行したことの表示など)、および/または質問に対する回答がどのように生成されるべきかに関する基準などの付加的な情報も、供給または指定することができる。いくつかの実施形態では、要求者ユーザは、より遅い回答ではなくより速い回答が質問に与えられたことに対してプレミアムを支払うなど、回答を取得した時間に応じて、報奨を与えることができる。
図2Cは、質問を提出した要求者ユーザなどに質問に対する回答の一部を表示する、GUIスクリーンまたはページ例を示している。特に、情報例は、回答の完成のステータスを示すステータスインジケータ231と、1つまたは複数のグラフィカル広告233と、1つまたは複数のスポンサテキストリンク235と、質問を提出した要求者ユーザの画像237と、質問情報239と、報奨情報241と、回答を構成する返答についての要約セクション243と、返答をソートするためのユーザ選択可能コントロール245と、回答を構成する質問返答の第1のもの247と、回答についてのフィードバックを提供するためのユーザ選択可能コントロール249とを含む。この例では、要求者ユーザは、ある特定の返答が、すべての返答の中で最良であること、不十分(例えば、無関係、トピックから離れている、記述が貧弱)である、さもなければ役に立たないこと、または乱用的である(例えば、攻撃的な言葉を含む、全体的に質問とは無関係である、さもなければ提供される返答に関する規則もしくは条件に違反している)ことを示す、フィードバックを提供することができるが、他の実施形態では、(例えば、有用性など測定される1つまたは複数の属性に関する様々な返答の相対および/または絶対ランキング、返答に基づいた1人または複数人の返答提供者ユーザのランキングなど)他のタイプのフィードバックが、代わりに実行されてもよい。いくつかの実施形態では、スポンサリンクおよび/またはグラフィカル広告は、アイテム提供者ユーザおよび/または広告者など他のソースからのものとすることができるが、他の実施形態では、代わりに、アイテム提供者ユーザによって提供される情報は、返答提供者ユーザから受け取るタイプの返答と類似または同一であり、それらの他の返答と一緒に表示することができる。加えて、他の実施形態では、表示される情報は、要求ユーザ画像、および/あるいは質問の様々な詳細(例えば、質問テキスト、またはタグもしくは他のカテゴリ、要約などの関連メタデータなど)を表示しないというように変更されてもよい。
いくつかの実施形態では、質問をした要求者ユーザは、迅速回答システムによって返答が受け取られて徐々に増えていくときに、返答を閲覧することができるが、他の実施形態では、返答情報は、質問が完全に回答される(すなわち、質問に対するすべての返答が受け取られ、返答の集約処理または他の処理が完了する)まで、要求者ユーザに提供されない。閲覧ユーザなどの他のユーザがそのような回答を閲覧できる実施形態では、表示情報は、同様でもよいが、回答についてのフィードバックを提供する能力、または返答が受け取られているときに増えていく返答を受け取る能力など、いくつかの詳細を欠いていてもよい。加えて、少なくともいくつかの実施形態では、潜在的または実際の返答提供者ユーザが、他の返答提供者ユーザによって提供された返答についての情報を取得することを防止するために、質問を提出した要求者ユーザ以外のユーザは、回答が完了した後に質問およびその回答についての情報だけを取得することができる。さらに、いくつかの実施形態では、少なくとも何人かの要求者ユーザは、提出した質問に対する返答を1つだけ受け取ることができ、その単一の返答は、1人の返答提供者ユーザによって供給された返答であり、あるいは代わりに、単一の返答は、最良として選択された1つの返答、さもなければ指定基準に基づいて他の返答よりも好ましいとされた1つの返答(例えば、迅速回答システムによって受け取られた最初の返答、最高に引き上げられたステータスを有する返答提供者ユーザからの返答、アイテム提供者ユーザが最も多く支払ってかまわない返答、および/または返答提供者ユーザが最も少ない報奨で実行してかまわない返答など)といった、1人または複数人の返答提供者ユーザによって供給された複数の返答のうちの1つである。
図2Dは、返答提供者ユーザに入手可能であり、返答を提供するために選択できる、現在締め切り前の質問を返答提供者ユーザが識別することを可能にする、GUIスクリーンまたはページ例を示している。特に、この例では、表示情報は、(タグもしくは他のカテゴリ、質問のテキスト、および/または質問に関連する他の任意のメタデータの検索などに基づいて)入手可能な質問を検索するための情報を返答提供者ユーザが指定できるセクション253と、タグまたは他のカテゴリ情報によって締め切り前の質問をソートまたは配列するためのユーザ選択可能コントロール255と、どの締め切り前の質問が表示リスト259に含まれるかを制御するため、および各質問について示される詳細のレベルを制御するためのユーザ選択可能コントロール257と、(この例では、当月中にそれまで行った質問に対する返答の提供から得られる金額を示すための)返答提供者ユーザのアカウントおよび/または過去の活動に関連する表示251とを含む。表示された質問の各々は現在、要約と、タグまたは他のカテゴリ情報と、質問の要求者ユーザと、質問に対するすべての返答についての最大関連報奨と、質問に回答するために残されている時間と、質問に対する1つまたは複数の返答を提供する処理を開始するためのユーザ選択可能コントロールとを含む、様々な詳細を含む。少なくともいくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、1つまたは複数のカテゴリ、質問に回答するために残された時間、報奨の価値、質問に関連する1つまたは複数の地理的ロケーションなどによる様々な方法で、質問を検索および/またはソートすることができる。少なくともいくつかの実施形態では、ユーザ選択可能コントロールも利用可能であることがあり、各質問について表示される詳細のレベルを制御するために、いくつかの実施形態では、選択された締め切り前の質問は、デフォルトでは、(例えば、返答提供者ユーザの専門知識および/または指定された選好の領域を反映して)自動的に返答提供者ユーザに表示することができる。加えて、(例えば、最大時間が経過したため、または返答を提供するために質問を選択した返答提供者ユーザの人数が最大人数に達したために)質問が現在利用不可能になった場合、いくつかの実施形態では、質問はもはや返答提供者ユーザに表示されないが、他の実施形態では、質問は表示され、しかし、返答提供者ユーザは、質問に返答を提供するための選択を許可されないことがある。
図2Eは、返答提供者ユーザが締め切り前の質問に1つまたは複数の返答を提供することを可能にする、GUIスクリーンまたはページ例を示している。特に、この例では、表示情報は、未回答質問に関連する様々な情報263(質問詳細、タグまたは他のカテゴリ情報、関連する金銭的報奨、期限切れまでに残されている時間などの他、この例では、回答プロセスの現在の完成程度についてのステータス情報も提供する)と、質問分類が要求および閲覧されるセクション265と、回答に関連する可能なカテゴリとして使用するために、返答提供者ユーザが1つまたは複数のタグを指定できるセクション277と、現在の返答提供者ユーザのアカウントおよび/または過去の活動に関連する情報261(この例では、当月中にそれまで行った質問に対する返答の提供から得られる金額を示す)とを含む。加えて、表示情報は、返答提供者ユーザが回答に関連する情報を有するサイトのURLを指定できるセクション267と、返答提供者ユーザが質問に関連する電話番号(例えば、質問に関連するアイテム提供者の電話番号、この例では、商品Xbox360を在庫しているロスアンゼルス所在の店舗の電話番号を含む)を指定できるセクション269と、提供された返答が返答提供者ユーザの意見であることを示すセクション271(意見は要約セクション273および詳細セクション275で詳述される)と、指定された1つまたは複数の返答を提出するためのユーザ選択可能コントロール279とを含む、返答提供者ユーザが質問に対する1つまたは複数の返答を供給できる様々なセクションを含む。
いくつかの実施形態では、様々な付加的なタイプの情報ソースまたは他のタイプの返答が提供されることができ、迅速回答システムはさらに、(例えば、同じもしくは類似のカテゴリを有する以前の回答からのURLに基づいて、または一般に有用な参照サイトであることに基づいて)潜在的に役に立つウェブサイトを示すことなどによる様々な方法で、返答提供者ユーザを支援することができる。加えて、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、各質問について特定の電話番号が1人の返答提供者ユーザだけによって提示され得る場合、(例えば、返答提供者ユーザが現在の質問に対する付加的な返答情報を準備している間など、現在の質問に対する返答として使用するため、または代わりに、他の返答で将来使用するため)電話番号をリザーブすることができてよい。この実施形態例では、迅速回答システムは、要求者ユーザが重要な情報を提供し忘れている場合、または質問が広すぎて合理的に回答できない場合など、返答提供者ユーザが、質問を提出した要求者ユーザに分類について尋ねることも可能にし、受け取った分類は、すべての実際および/または潜在的返答提供者ユーザから見えるようにすることができる。
この例では、1つのURLおよび/または1つの電話番号用のスペースが提供されるだけだが、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、複数のURL、電話番号、ならびに/または他のタイプのコンテンツ情報(例えば、所在地住所および/もしくは郵便アドレス、電子メールアドレスなど)など他の情報ソースを供給することができてよい。さらに、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、質問に対する複数の返答全体からなるグループを1回で提供することを望むことができるが、他の実施形態では、返答提供者ユーザは、返答を数回に分けて提出することができてよい。加えて、いくつかの実施形態では、電話番号を(###)###−####のように定型化するなど、特定の方式で返答を定型化することが望ましいことがあり、そのような実施形態では、例が提供されてよく、および/または返答を動的に監視し、返答が正しい形式を取るよう適宜修正するために、クライアントサイトのスクリプト(例えば、Java(登録商標)Script)が使用されてよい。いくつかの実施形態では、迅速回答システムも同様に、(例えば、不適切な回答の制限など)様々な理由で、ブラウザを異なるURLにリダイレクトするエイリアスURLを受け付けないことなど、ある種の返答を制限することができる。加えて、システムは、トピックから離れた広告を有する返答または他の返答のスパムを防止するための、様々なセキュリティ方策を有することができる。
ここでは示されていないが、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、迅速回答システムの回答提供サービスの外部の1つまたは複数のソースによって提供される、マルチメディアコンテンツ(例えば、画像、オーディオ、ビデオなど)、(例えば、アプレット、プラグイン、スクリプト、もしくは他の実行可能コードによって実施される)アクティブコンテンツ、および/またはコンテンツへのリンクもしくはコンテンツの他の指示(例えば、URLリンク、コンテンツを発見/取得するための命令、アクセスを獲得するために使用するアクセス情報など)といった様々な形式の付加的なタイプのコンテンツを利用する返答を提供することができる。そのような機能を提供するために、Java(登録商標)Script、Java(登録商標) Applet、Macromedia Flash、ActiveX、およびAJAXを含むが、これらに限定されない、様々な技術が利用できる。そのような付加的なタイプのコンテンツは、対話的地図、天気予報、交通状態、カレンダ、予約サービス(例えば、レストラン、娯楽、旅行など)、コミュニティベースコンテンツ(例えば、ウィキ、オンラインコミュニティなど)、ランキングおよび他の評判に関するサービスなどを提供することを含む、様々な方法で使用することができる。そのような付加的なタイプのコンテンツは、いくつかの実施形態では、迅速回答システムによって提供される1組の標準化ツール、モジュール、および/または開発環境を使用することを含む様々な方法で、特定の返答のために返答提供者ユーザによって生成されることもできる。例えば、いくつかの実施形態では、迅速回答システムは、特定のタイプのコンテンツの特定の部分を返答の一部として提供するため、各々が返答提供者ユーザによって選択および構成され得る、地図モジュール、カレンダモジュール、レストラン予約モジュールなど、複数の特定コンテンツ向けモジュールを提供することができる。他の実施形態は、返答提供者ユーザによって使用され、返答の一部として含まれるカスタムコンテンツモジュールを、返答提供者ユーザ(および/またはサードパーティ開発者)が実施および提供することを可能にする、ツールキットおよび/またはAPIを提供することができる。いくつかの実施形態では、カスタムコンテンツモジュールを提供するサードパーティ開発者が、モジュールを使用した返答提供者ユーザから料金(例えば、モジュールを使用したそのような返答提供者ユーザに与えられる報酬から自動的に天引きされ得る料金)を受け取るための、カスタムコンテンツモジュールのライセンス料の発生および振込みのための機構も提供されることができる。
返答提供者ユーザによる様々なタイプのコンテンツの返答への組み込みは、コンテンツがいつどのように生成されたかに基づいて、著作権および商標権を始めとする様々な法的問題を引き起こすこともある。例えば、返答提供者ユーザが1つまたは複数の定められたタイプ(例えば、画像、オーディオ、またはビデオクリップなど)のコンテンツを返答の一部として含める場合、いくつかの実施形態では、迅速回答システムは、返答提供者ユーザがコンテンツを提供する権利を有することの保証を得ようと試みることができる。そのような保証は、例えば、返答提供者ユーザによる自分がコンテンツを提供する権限を有することの肯定的表示によって、権限を与えられたコンテンツだけが提供され得る迅速回答システムを使用するための期間および条件を指定することによって、返答提供者ユーザによって提供される保証書または他の保証契約によって、提供されることができる。他の実施形態は、無権限コンテンツを速やかに削除または他の方法で処理することを可能にするために、潜在的な権利保有者が、返答提供者ユーザおよび/または迅速回答システムのオペレータに潜在的な権利侵害の通知を提供できる機構を提供することができる。
図2Fは、(例えば、返答提供者ユーザの専門知識の量に関して1つまたは複数のインセンティブレベルに達したことに基づいた)返答提供者ユーザの優先されるステータス、さもなければ引き上げられたステータスの表示を含む、返答提供者ユーザの迅速回答システム用のアカウントについての様々な詳細を表示する、GUIスクリーンまたはページの一例を示している。特に、この例では、表示情報は、情報の様々なグループへのリンクを有するナビゲーションセクション281と、ユーザによって獲得された金銭的および専門知識報奨についての情報を含む報奨セクション283と、ユーザについての様々な情報を含むプロフィールセクション285と、いくつかのカテゴリの専門知識に関して到達されたインセンティブレベルに基づいたユーザの引き上げられたステータスを示す賞セクション287と、ユーザが関心のある締め切り前の質問のタイプに関する基準(例えば、カテゴリおよび/またはキーワードを含む、合致する質問を識別するための基準、ならびに合致する質問の通知がいつ/どのように発生するかに関する基準)を指定できる通知セクション291と、様々なカテゴリにおけるユーザの専門知識の相対ランキングを示すランキングセクション289とを含む。この例では、「シルバ」および「ゴールド」と呼ばれる、いくつかの引き上げられたステータスレベルが利用可能であり、より高い「ゴールド」レベルは、より低い「シルバ」レベルの利益のすべてに他の利益を加えた利益を提供する。例えば、特定のカテゴリについて返答提供者ユーザの専門知識のレベルが上位25%にあることによって、返答提供者ユーザは、「シルバ」ステータスを獲得し、様々な利益(例えば、返答提供者ユーザが参加した回答に関する継続的収益ストリームを分け合うための12ヶ月のデフォルト期間を18ヶ月に延長すること、通知を指定し、指定基準に合致する質問が利用可能になった時に通知を受け取る能力など)を受け取ることができ、特定のカテゴリについて返答提供者ユーザの専門知識のレベルが上位10%にあることによって、返答提供者ユーザは、「ゴールド」ステータスを獲得し、様々なさらなる利益(例えば、返答提供者ユーザが参加した回答に関する継続的収益ストリームを分け合うための12ヶ月のデフォルト期間を24ヶ月に延長すること、通知を指定し、指定基準に合致する質問が利用可能になった時に通知を受け取るより洗練された能力など)を受け取ることができる。
いくつかの実施形態では、要求者ユーザおよび/またはアイテム提供者ユーザなど、異なるタイプのユーザに対して、類似のタイプの情報が表示されることができる。例えば、要求者ユーザは、要求者ユーザが以前に質問または閲覧した質問の検索を可能にするための情報、質問をするために費やされたポイントおよび/または金銭を見るための情報を提供されることができ、アイテム提供者ユーザは、返答および/または返答を含む回答を提供するために費やされた金額を見ることができてよい。加えて、個々のユーザがシステムにおいて異なる役割を演じる場合、ユーザは、すべてのアカウント情報を一挙に見ることができてよく、または代わりに指示されるように役割間の切り替えを行うことができてよい。
図2Gは、閲覧ユーザが、カテゴリをブラウズすることなどによって、関心のある回答された質問を識別することを可能にする、GUIスクリーンまたはページ例を示している。特に、この例では、表示情報は、回答セクション295と、関連カテゴリセクション293とを含み、回答セクションは、「J2EE」カテゴリのいくつかの質問/回答ペアの各々について、様々な詳細(例えば、質問の詳細、質問を供給した要求者ユーザ、および回答に関連するカテゴリ)を示している。回答セクションは、他の実施形態では、回答に使用された返答を提供した返答提供者ユーザの表示、および/または回答に関連する1つまたは複数の様々な詳細など、付加的な情報を含むことができる。関連カテゴリセクション293は、閲覧ユーザにも関心があるかもしれず、様々な実施形態において、様々な方法で(例えば、各カテゴリが複数の関連タグをもち得る場合など、重複タグを共有することに基づいて、階層または相互関係の一部として関連するカテゴリに基づいて十分に類似したカテゴリに関連する回答および/または他の情報に基づいて)決定され得る、現在のカテゴリに関連するカテゴリを示している。
図2Hは、アイテム提供者ユーザが、質問単位ベースにそうすることを選択した場合、質問の回答の一部として情報を含めるために支払いを行ってもかまわない、関心のある質問に関連する情報を指定することを可能にする、GUIスクリーンまたはページ例200を示している。特に、この例では、表示情報は、プロフィールセクション202と、質問合致基準セクション206と、質問合致通知機構セクション212とを含む。プロフィールセクション202は、この例では、連絡先情報204aと、支払い情報204bとを含む。いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの連絡先情報が、質問に対するアイテム提供者ユーザの支払いを伴う返答の一部または全部として自動的に提供される。請求情報204bは、アイテム提供者ユーザが供給された質問に提供することを選択した返答に対して、アイテム提供者ユーザが支払ったおよび/または支払いを約束した金額を反映した累積料金を表示する。
質問合致基準セクション206は、この例では、関心のある質問の異なる組を各々が識別する質問合致基準の複数のグループ210a〜210eを含み、各基準グループは、カテゴリフィールド208aと、キーワードフィールド208bと、付値(Bid)フィールド208cとを含む。この例では、質問が基準グループの1つと合致する場合、および付値が十分に高い(例えば、アイテム提供者ユーザの合致基準のグループの中で最高の付値である、Xを所定の数として、そのような付値の上位X番以内に入る)場合に、要求者ユーザによって供給された与えられた質問をアイテム提供者ユーザに通知することを決定するために、基準が使用されるが、他の実施形態では、他の要因(例えば、アイテム提供者ユーザが優先またはプレミアムステータスを、迅速回答システムとの過去の対話および/またはそのようなステータスに対する支払いに基づいて有するかどうか、アイテム提供者ユーザが通知された選択権を実行することを頻繁に選択したかどうかなど)が、付加的に使用されてもよい。例示的な実施形態では、カテゴリフィールド208aに表示されたカテゴリが、供給された質問のカテゴリと同一であり、キーワードフィールド208bに表示されたすべてのキーワードが、質問テキスト、質問に関連するメタデータ、および/または質問を供給した要求者ユーザに関連するメタデータ(例えば、地理的ロケーション、人口統計情報など)のどこかに出現する場合に、与えられた基準グループは質問と合致する。例えば、基準210aでは、アイテム提供者ユーザは、キーワード「Seattle」および「plumber」と合致する、(「<any>」の使用によって示される)任意のカテゴリの質問に関心を表明しており、基準210bでは、アイテム提供者ユーザは、キーワード「Seattle」とやはり合致する、「Plumbing」カテゴリの質問に関心を表明している。基準210cでは、アイテム提供者ユーザは、キーワード「plumbing」および「leak」と合致する、任意のカテゴリの質問に関心を表明している。基準210dでは、アイテム提供者ユーザは、「Plumbing」カテゴリの質問に関心を表明している。基準210eでは、アイテム提供者ユーザは、キーワード「pipes」と合致する、任意のカテゴリの質問に関心を表明している。
質問を質問合致基準と照合するための様々な手法が企図されている。例えば、様々な実施形態において、供給されたカテゴリおよび/またはキーワードは、個別に照合され、潜在的な合致を決定するために様々な方式で組み合わされてよい。いくつかの実施形態は、カテゴリの階層(例えば、スーパーカテゴリは1つまたは複数のサブカテゴリを含む)を提供し、アイテム提供者ユーザによって指定されたカテゴリが質問カテゴリと同一であるか、または指定されたカテゴリが質問カテゴリのスーパーカテゴリである場合に限って、カテゴリ合致と判定する。そのような実施形態は、より多くの専門的カテゴリを指定することによって、アイテム提供者ユーザは一般的主題を含む質問に関心がないことを示すことができるので、指定されたカテゴリが質問カテゴリのサブカテゴリである場合は、カテゴリ合致と判定しないことを選択してよい。加えて、様々な実施形態は、アイテム提供者ユーザによって指定されたキーワードを供給された質問と比較するときに、ワードステミング(word stemming)、近似的マッチング、正規表現マッチング(regular expression matching)など、様々な技法を利用することができる。さらに、「and」、「or」といった様々な論理演算子を用いるなど、複数のキーワード、キーワード合致、および/またはカテゴリ合致を組み合わせるための様々な手法が企図されている。加えて、上で説明された様々な技法は、正規表現シンタクスを使用してキーワードを指定する能力をアイテム提供者ユーザに提供すること、ならびに/または様々なカテゴリおよびキーワード合致を組み合わせるために使用されるべき様々な論理演算子からユーザが選択することを可能にすることなどによって、アイテム提供者ユーザによって構成可能および/または選択可能とすることができる。
示された基準210a〜210eの各々は、付値フィールド208cも含む。例示的な実施形態では、アイテム提供者ユーザは、関連基準に合致する質問に返答を提供することを選択した場合に、支払ってもかまわない金額を表明するために、付値フィールド208cを利用することができる。例えば、質問が基準210b(カテゴリ「Plumbing」、キーワード「Seattle」)に合致した場合、アイテム提供者ユーザは、その質問に返答を提供することを選択した場合に、$0.70を支払ってもかまわないことを表明している。一方、質問が基準210e(任意のカテゴリ、キーワード「pipes」)に合致した場合、アイテム提供者ユーザは、その質問に返答を提供することを選択した場合に、$0.10を支払ってもかまわないことを表明している。様々な基準において表明された値の相違は、与えられたアイテム提供者ユーザは、より一般的な合致よりも、より特定的な合致をより高く評価するという事実を反映しているであろう。例えば、基準210eに合致する質問は、配管関連の質問ばかりでなく、自動車関連(例えば「排気管」)および煙草関連(例えば「煙草用パイプ」)の質問も含むことができ、したがって、配管事業のアイテム提供者ユーザにとってそれほどの価値はない。
与えられたアイテム提供者ユーザが返答を提供するために支払ってもかまわないことを示した金額は、様々な方法で利用することができる。例えば、いくつかの実施形態は、与えられた基準に対してより多額の付値をしているアイテム提供者ユーザに優先的に通知することができる。例えば、複数のアイテム提供者ユーザの各々が、与えられた質問に合致する基準に付値をしていると仮定した場合、いくつかの実施形態は、各アイテム提供者ユーザがそれぞれ行った付値の金額に少なくとも部分的に基づいて、それらのアイテム提供者ユーザの何らかのサブセットにだけ通知することを選択することができる。アイテム提供者ユーザのサブセットは、最高の付値をした入札者を選択すること、選択人数を所定人数または合致入札者の総人数の所定比率として、高い付値をした入札者の中から何人かを選択すること、(例えば、より高い付値をした入札者が選択される可能性がより高くなるように、付値の額によって加重された、与えられたアイテム提供者ユーザを選択する確率を用いて)入札者の何人かをランダムに選択することを含むが、これらに限定されない、様々な方式で選択されることができる。加えて、アイテム提供者ユーザが返答を提供したことに対して実際に請求される金額は、合致基準に対して行った付値の金額に少なくとも部分的に基づくことができる。例えば、いくつかの実施形態では、回答に情報を提供するアイテム提供者ユーザは、質問に合致した基準に対して行った付値の金額を請求されるが、他の実施形態では、そのようなアイテム提供者ユーザは、他の金額(例えば、合致した、通知された、または回答に含まれる情報を提示することを選択したすべてのアイテム提供者ユーザによる付値の最低金額または平均金額)を請求されてもよい。
質問合致通知機構212は、この例では、電子メール、IM、および電話(例えば、自動的にIVRすなわち音声自動応答システムなどによって応答される)を介するものを含む、複数の選択可能な通知機構214a〜214cを含む。少なくとも1つの通知機構を指定および選択することによって、アイテム提供者ユーザは、少なくとも1つの質問合致基準210a〜210eに合致する質問についての通知をどのように受け取るかを制御することができる。テキストメッセージ(例えば、モバイル電話に送信されるショートメッセージサービスメッセージ)、ページング、ニュースフィード(news feed)などを介するものを含む、付加的な通知機構も企図されている。
図2Iは、アイテム提供者ユーザが、要求者ユーザによって供給された特定の質問に支払いを伴う返答を提供することを望むかどうかを選択することを可能にする、GUIスクリーンまたはページ例220を示している。アイテム提供者ユーザによって提供される返答は、図2Kに示されるように、様々な返答提供者ユーザからの1つまたは複数の返答も含み得る回答に含まれることができる。この例では、表示情報は、アイテム提供者ユーザによって先に供給された基準に合致する質問についての情報を有する質問セクション222(他の実施形態では、少なくともいくつかのそのような質問は代わりに、様々な方法で、明示的に供給された基準なしに、アイテム提供者ユーザのために自動的に識別されてもよい)と、アイテム提供者ユーザが質問に対する回答に含まれる情報を提供するために支払いを行うことを任意選択で選択し得る返答セクション224とを含む。この例では、質問セクション222は、質問要約(「Desperately seeking plumber」)と、地理的エリアの表示(「Ballard,Seattle」)と、タグまたは他のカテゴリ情報と、要求者ユーザの身元の表示と、質問テキスト詳細と、アイテム提供者ユーザが支払いを伴う返答を提供することを選択し得るのに残されている期間の表示(その期間は、質問の期限切れと同じでもよく、または最初のアイテム提供者ユーザが返答を辞退した場合に、質問に返答するための選択権を1人もしくは複数人のさらなるアイテム提供者ユーザに提供するために、アイテム提供者ユーザ用の最終期限としてより短い時間を提供するなど、質問の期限切れと同じでなくてもよい)とを含む。返答セクション224は、アイテム提供者ユーザが、指示された質問に支払いを伴う返答を提供するかどうかを選択することを可能にする、ユーザインタフェースコントロールを提供する。
返答セクション224は、この例では、指示メッセージ226aと、ユーザ選択可能な回答フィールド226bと、サブミットボタン226cとを含む。この例では、ユーザは、質問に対する回答に含まれる支払いを伴う返答情報を提供するための、特にアイテム提供者ユーザの先に指定されたプロフィール情報を提供することによって返答するための、限られた能力だけを提供される。そのようなプロフィール情報は、要求者ユーザがアイテム提供者ユーザに連絡することなどを可能にする、アイテム提供者ユーザによって提供されたデフォルト連絡先および/または他の情報とすることができる。返答セクション224は、この例では、返答を提出することを選択した場合、図2Hを参照して説明された1つまたは複数の付値に基づいて、$0.75の請求を受けることをアイテム提供者ユーザにさらに通知する。アイテム提供者ユーザは、回答フィールド226bの適切な回答(「Yes」)を選択し、サブミットボタン226cを活動化することによって、返答が提出されることを選択することができる。アイテム提供者ユーザが、回答フィールド224で「No」選択肢を選択し、サブミットボタンを活動化した場合、またはアイテム提供者ユーザが、(例えば、指定された期間内にサブミットボタンを活動化しなかったことによって)何もアクションを取らなかった場合、少なくともいくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザは、請求を受けず、返答情報は、質問に対する回答に含まれない。先に言及されたように、少なくともいくつかの実施形態では、質問に対する回答に支払いを伴って含まれるためにそのようなアイテム提供者ユーザによって提供される支払いを伴う返答または他の情報は、他のアイテム提供者ユーザからの複数の他の支払いを伴う返答が付随することがあり、および/または1人または複数人の返答提供者ユーザからの複数の支払いを伴わない返答が付随することがある。
図2Jは、アイテム提供者ユーザがそのように選択した場合、アイテム提供者ユーザが要求者ユーザによって供給された質問により詳細な支払いを伴う返答を提供することを可能にするために提供され得る、GUIスクリーンまたはページ代替例230を示している。特に、この例では、表示情報は、質問セクション232と、返答セクション234とを含むが、返答セクションは、アイテム提供者ユーザがそのように選択した場合、アイテム提供者ユーザが質問に対する回答に含まれる様々な詳細を指定することを可能にする。返答セクション234は、指示メッセージ236aと、連絡先情報フィールド236bと、情報フィールド236cと、サブミットボタン236dとを含む。アイテム提供者ユーザは、返答を提供することを選択した場合、連絡先情報フィールド236bに連絡先情報を提供することができるばかりでなく、情報フィールド236cに他の情報も提供することができる。他の情報は、質問によって指示された商品またはサービスに関する他の詳細(例えば、価格相場、保証情報、追加料金、日程情報、営業時間、免責条項など)を含むことができる。アイテム提供者ユーザがサブミットボタン236dを活動化した場合、連絡先情報フィールド236bおよび情報フィールド236cに入力された情報は、供給された質問に対する回答の一部として提供され、アイテム提供者ユーザは$0.75を請求される。アイテム提供者ユーザがサブミットボタン236dを活動化しなかった場合、または質問セクション232で指定された期間の後にアイテム提供者がサブミットボタン236dを活動化した場合、ユーザは料金を請求されず、どのような提出情報も、供給された質問に対する回答の一部として提供されない。
他の実施形態は、要求者ユーザによって提出された質問に対して支払いを伴う回答を提供することを可能にするための代替機構を利用することができる。例えば、いくつかの実施形態は、アイテム提供者ユーザが、様々な事前構成返答を保存し、その後、アイテム提供者ユーザが通知にユーザ返答を提供する時に、それらの返答から選択することを可能にすることができる。そのような事前構成返答は、テキスト、オーディオ、画像、マルチメディア、アクティブコンテンツ、および住所、広告、URL、価格相場などを指定する他の形式のコンテンツなど含むことができる。様々な実施形態はさらに、返答を提出するための指示された期間の後に提供された返答を、そのような返答を単に廃棄してアイテム提供者ユーザに請求を行わない、またはそのような返答を後の閲覧者によって閲覧され得る回答の一部として提供するなど、様々な方法で処理することを選択することができる。そのような実施形態は、アイテム提供者ユーザが返答のための指示された期間の後に返答を提出したが、ある価格(例えば、返答を提出したことに対してそのアイテム提供者ユーザに通常請求される価格からの割引を反映した価格)で、そのような返答を後の閲覧者向けに含めることを選択し得ることをアイテム提供者ユーザに通知するなど、そのような選択を対話的に実行することができる。
図2Cと同様の方式で、図2Kは、質問を提出した要求者ユーザなどに質問に対する回答の一部を表示できる、GUIスクリーンまたはページ例240を示しているが、この例では、表示情報は、アイテム提供者ユーザによって提供された支払いを伴う返答を含む。特に、この例では、表示情報は、質問セクション242と、要約セクション244と、返答252とを含む。質問セクション242は、要求者ユーザによって提出された質問に関連する詳細を提供し、このケースにおける質問例は、デジタルカメラ購入に関連する情報の要求である。要約セクション244は、これまで3人のエージェントが合計10個の返答を提供しており、1人のカメラ販売業者が支払いを伴う返答を提供していることを示している。返答252の例は、アイテム提供者ユーザからの支払いを伴う返答246と、返答提供者ユーザからの返答250の一部とを含む。支払いを伴う返答246の例は、現在の入手可能性(例えば、11台の人気機種モデルXYZデジタルカメラを在庫)と、価格(例えば、与えられた日付時点で、各々$199.95で入手可能)とを含む、特定のカメラ販売業者についての情報の一例を示している。回答は、それ以外では、図2Cを参照してより詳しく説明された回答と同様である。
他の実施形態は、供給された質問に対するアイテム提供者ユーザからの複数の返答を、様々な方法で表示することができる。例えば、いくつかの実施形態は、質問を照合するために最初に使用される基準に対して各アイテム提供者ユーザが行った付値の額に基づいて、より高い金額の付値を行ったアイテム提供者ユーザによって提供された返答が、より低い金額の付値を行ったアイテム提供者ユーザによって提供された返答よりも先に、またはより目立って(例えば、異なるフォントサイズおよび/もしくは色を使用して)列挙されるように、そのような返答を並べる。いくつかの実施形態では、最高額の支払いを行うアイテム提供者ユーザによって提供された返答だけが、デフォルトで表示されることができ、他の返答は、要求者ユーザまたは回答を閲覧する他のユーザが、(例えば、リンクをクリックすることによって、またはそのような他の返答にユーザがアクセスもしくは他の方法で閲覧することを可能にする他の何らかのユーザ選択可能コントロールを活動化することによって)そのような他の返答の閲覧を望むことを示した場合に限って、任意選択的に表示されることができる。
加えて、いくつかの実施形態では、様々な付加的なタイプの機能が、1つまたは複数のそのようなGUIスクリーンまたはページを介して、迅速回答システムによって提供されることができる。例えば、提出された質問に対する回答の一部として供給される特定の返答に関するフィードバックを提供するのに加えて、質問を供給した要求者ユーザはさらに、返答を提出した返答提供者ユーザに関連する様々なタイプのフィードバック(例えば、提供された返答に基づいて、および/または分類もしくは返答提供者ユーザとの他の対話に基づいて、特に役に立つおよび/または役に立たない返答提供者ユーザを指摘すること)、ならびに/あるいは支払いを伴う返答を提出した1人もしくは複数人のアイテム提供者ユーザ、またはそれらの支払いを伴う返答に関連する様々なタイプのフィードバック(例えば、アイテム提供者ユーザからの将来の役に立たないまたは乱用的な支払いを伴う返答を制限または防止する際に迅速回答システムによって使用するために、そのような支払いを伴う返答を指摘すること)を提供することができる。同様に、返答提供者ユーザは、提出された質問に対する他の返答提供者ユーザによって供給された特定の返答を、役に立つ(例えば、最良の回答)および/または役に立たない(例えば、不十分もしくは乱用的)として指摘すること、ならびに他の返答提供者ユーザおよび/または要求者ユーザによって提出されたタグまたは他のカテゴリ情報に関するフィードバックを提供すること(例えば、最良のタグもしくはカテゴリを指摘すること、または役に立たないもしくは乱用的なタグもしくはカテゴリを指摘すること)など、返答提供者ユーザが1つまたは複数の返答を提供することに参加している質問に関する様々なタイプのフィードバックも提供することができる。加えて、いくつかの実施形態では、閲覧ユーザおよび/またはアイテム提供者ユーザが、タグおよび他のカテゴリを供給すること、ならびに/または他人のタグ、カテゴリ、返答、および参加に関するフィードバックを提供することなど、質問を提出する要求者ユーザおよび質問に対する返答を提供する返答提供者ユーザ以外のユーザが、質問に対する同様のタイプのフィードバックを提供できてよい。さらに、いくつかの実施形態では、ユーザは、それが質問に関係ない限り、要求者ユーザのロケーション情報が表示されることを防止するため、またはユーザのユーザ名もしくは他の身元情報が他人に提供されることを防止するため、様々なセキュリティならびに/またはプライバシ選好および他の情報を指定できてよい。
加えて、様々なユーザによる迅速回答システムとの様々な対話の例が、迅速回答システムによって提供されるGUIを使用して説明されたが、他の実施形態では、これらおよび他の関連するタイプの対話は、様々な他の方式で実行されてよい。例えば、質問の提出、返答の提出、および他のタイプの対話は、迅速回答システムによって提供される1つまたは複数のウェブサービスを介してなど、いくつかの実施形態では、迅速回答システムによって提供される1つまたは複数のAPIを介して、迅速回答システムにプログラム的に提供されてよい。代替として、いくつかの実施形態では、様々なユーザによる迅速回答システムとのそのようなタイプの対話の一部または全部は、代わりに、電子メールもしくは他のタイプの電子メッセージに基づいた、または他の方式の(例えば、電話メッセージを介するなど、自動音声ベースのメッセージシステムに基づいた)、メッセージングインタフェースを使用して実行されてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、電子メールを介して質問を提出すること、および(例えば、自動音声通話を介した、IMまたはSMSメッセージを介した、GUI介してもしくはプログラム的方式で迅速回答システムと対話することなどによる)1つまたは複数の他のモードの通信を使用して回答のための返答を受け取ることなど、複数のモードの対話が、特定の質問に関して、特定のユーザによって使用されてよい。質問および返答を受け取るため、ならびに回答を提供するためにIMを利用する実施形態では、迅速回答システムは、質問、返答、および/または回答を含むインスタントメッセージを迅速回答システムに送信する目的で、ならびに迅速回答システムから受信する目的で、ユーザが連絡先リスト(例えば、仲間リスト(buddy list))に追加することができる、ハンドルまたはユーザ名(例えば、「RapidAnswers」)によって示されるIM識別情報を有することができる。
図2L〜図2Rは、電子メール通信に基づいた迅速回答システムとのメッセージングインタフェース例を使用する、参加者の間の様々なインタフェースの例を示している。特に、この例では、迅速回答システムは、要求者ユーザが質問を提出することができる1つまたは複数の電子メールアドレス(または他の電子メッセージアドレス)を提供し、質問に対する回答は、質問が提出されたアカウントで要求者ユーザに返信され、および/または別の指定されたアカウントに返信されることができる。その後、提出された質問は、返答提供者ユーザおよび/またはアイテム提供者ユーザに、様々な方法で提供することができ、対応する返答は、それらのユーザから、図2A〜図2Kにおいて先に説明されたようなGUIを介して、または代わりに、電子メールメッセージもしくは別のタイプのメッセージングインタフェースに基づいてなど、様々な方法で受け取ることができる。
特に、図2Lは、例示的な要求者ユーザUserABCが、質問を迅速回答システムに提出するために、そのような質問の受信用の迅速回答システムによって提供された電子メールアドレス(この例では、「ask rapid@answer.com」)に送信した、例示的な電子メールメッセージ291を示している。この例では、ボストンにあるイタリアンレストランについての情報を要求する質問は、電子メールの主題行291dの一部として指定され、質問に関連する他の情報(例えば、タグまたは他のカテゴリ、質問に関連する他のメタデータなど)は、指定されない。図2Mは、要求者ユーザUserABCが、質問を迅速回答システムに提出するために送信した、代替の例示的な電子メールメッセージを示しているが、この例では、電子メールメッセージの本文は、タグまたは他のカテゴリ情報、質問に関連する地理的ロケーション、および質問に回答を提供することに対してUserABCによって提供される報奨についての情報など、付加的な関連情報を指定するための情報291e〜291gを含む。他の実施形態では、質問を提示することに対して各要求者ユーザが同額(例えば、10セント)を請求される場合、および/またはそのような各提出質問に対する報奨として同数の経験値が提供される場合、要求者ユーザによって示されるそのような質問固有の報奨は、使用されないこともある。タグおよび/またはカテゴリ情報、報奨情報などの付加的な情報は、示された電子メールでは、後続情報のタイプを識別するために情報の前にテキストインジケータを置くことによって(例えば、指定されたタグを指示するために「tags:」を使用することによって)識別されるが、他の実施形態では、他の方式で指定することもできる。例えば、図2Nは、供給されるタグ情報を識別するためにキャラクタベースのインジケータ(この例では、記号「@」)が代わりに使用される例を、行291hに示している。他の実施形態では、提出される質問についての様々なタイプの情報は、代わりに、電子メールの本文に質問テキストを含めること、複数の関連電子メールを介して質問を提出ことなどによって、他の方式で提出することができる。
図2Oは、供給された質問に対するUserABCに供給されるいくつかの返答を示しており、この例では、各返答は、別々の電子メールメッセージで送信される。例えば、第1の電子メール292は、返答提供者ユーザUserDEFによって供給された特定のレストランの電話番号を含み、この例では、返答のテキストは、主題行292dに含まれる。示されるように、この例では、返答の電子メールは、直接返答提供者ユーザからではなく、迅速回答システムから送信され、返答情報は、返答提供者ユーザUserDEFによって、迅速回答システムのGUIを介して迅速回答システムに供給された可能性がある。返答提供者ユーザUserGHIからの例示的な返答電子メール293は、主題行293dに示された要約情報と、電子メールメッセージ本文に含まれる付加的情報293eとを用いた意見返答を含む。例示的な返答電子メール294は、この例では、ウェブサイトURLを含む、返答提供者ユーザUserDEFからの第2の返答を含む。他の実施形態では、単一の返答提供者ユーザまたはすべての返答提供者ユーザからの複数の返答を単一の返答電子メールメッセージにまとめて提供すること、および様々な他の方法で実際の返答情報を指定することなどによる他の方式で、様々な他のタイプの返答情報が提供されることができる。
加えて、この例では、迅速回答システムはさらに、UserABCに送信される返答電子メールに付加的な情報を自動的に含み、それは、この例では、返答電子メールの行292e、293f、294eに示された、提出される質問に一意の追跡識別子(tracking identifier)である。この例では、追跡識別子は、(例えば、共通の基礎識別子「2341973293」に各返答電子メールに固有の接尾辞識別子が付加された識別子を含むことによって)関連があっても各々は異なるが、他の実施形態では、代わりに、特定の質問に対するすべての返答電子メールについて同一とするなど、他の方式で関連してもよく、または(例えば、各々がランダムに生成され、対応する返答電子メールに関連づけられることによって)互いに無関連でもよい。追跡識別子は、この例では、要求者ユーザによって取られるいくつかのタイプの行為に関して付加的なセキュリティを提供するために提供される。例えば、UserABCは、この例では、質問がそれを用いて提出される電子メールの真正性を検証する際に使用される追跡識別子または他の情報(例えば、UserABCのパスワードまたは他の識別情報)を含めずに質問を供給できるが、この例におけるUserABCによる少なくともいくつかの他のタイプの対話は、(例えば、返答および/もしくは返答提供者ユーザに関するフィードバックを提供するために)対話が関連する質問のために供給された電子メールからの追跡識別子を、または(例えば、提出された質問に固有ではない、UserABCのアカウントに関連するコマンドを迅速回答システムに提供するために)任意の電子メールからの追跡識別子を含めることなどによって、付加的な検証を必要とすることがある。迅速回答システムから要求者ユーザに送信された先行電子メールからの追跡識別子を含めることによって、そのような先行電子メールにアクセスできない悪意あるユーザは、UserABCに代わって、迅速回答システムに有効な電子メールを送信できないという点で、付加的なセキュリティが提供される。
図2Pは、要求者ユーザUserABCが、フィードバックおよび他のコマンドなどのために付加的なメッセージを提供する、そのような追跡情報を使用する複数の例を示している。例えば、図2Pは、この例では、要求者ユーザが返答に関連するフィードバックを提供することを可能にするために、電子メールの本文に情報およびユーザ選択可能コントロール292f(例えば、HTMLベースの電子メールビューワに表示されるリンクであるコントロール)を含む、先に説明された返答電子メール292の一代替実施形態を含む。例示的な電子メール295は、その場合、要求者ユーザUserABCが返答電子メール292内の「Unhelpful」フィードバックコントロールを選択した場合に、さらなる対話またはUserABCによる入力なしに自動方式で生成され、迅速回答システムに送信され得る、フィードバック電子メールを示している。この例では、生成された電子メールは、迅速回答システムの異なる電子メールアドレス(例えば、「feedback@rapid-answer.com」)に送信され、実際のフィードバックと、返答電子メール292からの追跡識別子に関連する(例えば基づく)追跡識別子は、フィードバック電子メールの主題行に含まれる。他の実施形態では、フィードバック電子メールは、他のタイプの情報を含むことができ、および/または別の方式で指定されることができる(例えば、フィードバック電子メールに含まれる追跡識別子は、代わりに、返答電子メール292内の追跡識別子と同一とすることができ、もしくは含まれる追跡識別子が、迅速回答システムによって以前生成され、要求者ユーザに送信される返答電子メール292内の「Unhelpful」コントロールに関連づけられたものである場合、無関連とすることができる)。
例示的なフィードバック電子メール296は、先行返答電子メール294に関連する要求者ユーザUserABCからのフィードバック電子メールの一代替例を提供しており、特に、UserABCに提供される特別なフィードバック関連コントロールの使用なしに、UserABCによって生成されるフィードバック電子メールの一例を示している。代わりに、この例では、UserABCは、電子メールの返信機能を使用することによって、返答電子メール294に関連するフィードバックを提供し、返答電子メール294は、(返答電子メール294内に存在する追跡識別子を含む)典型的な方式で、応答フィードバック電子メールに含まれ、応答電子メールは、返答電子メール294の送信者に返信され(この例では、同じ「ask@rapid-answer.com」電子メールアドレスであることが示されたが、他の実施形態では、「response@rapid-answer.com」など、異なる返答電子メールアドレスが、返答電子メールアドレスの一部または全部の各々について使用され得る)、「Unhelpful」フィードバックは、フィードバック電子メール本文の行296eにUserABCによって手で入力される。他の実施形態では、追跡識別子および/または他の追跡機能は、他の方式で使用されてよく、この例では、追跡識別子は、ラベルを付されているが、他の実施形態では、悪意あるユーザによる情報の特定を防止するために、追跡識別子は、ラベルを付されなくてもよく、および/または他の方法で不明瞭にされてもよい。そのような不明瞭化は、一般に電子メールクライアントによって表示されない電子メールメッセージヘッダ内に置くこと、リッチテキスト(rich−text)メッセージ本文の非表示部分に配置すること(例えば、HTMLフォーマットのメッセージ本文中のコメントとして)、バイナリメッセージ内容に埋め込む、または他の方法で符号化すること(例えば、バイナリ画像データ内のコメントフィールドまたは透かしとして)などによる様々な方法で達成される。
図2Qは、以前に迅速回答システムによってUserABCに送信された電子メールからの追跡識別子を使用するが、先行電子メールは現在のコマンドとは関連がない方式で、UserABCによって迅速回答システムに供給される、コマンド電子メールの一例を示している。特に、この例では、UserABCによる各質問提出は、先に購入した質問クレジット(question credit)またはポイントに基づいて、UserABCによって支払いが行われ、UserABCは、10のさらなる質問を提出するのに使用されるクレジットを事前購入することを望んでいる。したがって、UserABCは、この例では、以前に迅速回答システムによってUserABCに送信された任意の電子メール(または他の実施形態では、一定の期間内および/もしくは一定のタイプなど、指定された基準を満たす任意のそのような以前に送信された電子メール)を選択し、所望のコマンド(例えば、UserABCが最初に迅速回答システムに登録された時、および/またはメッセージベースインタフェースを使用するように構成された時などに、あらかじめUserABCに提供された事前定義された1組のコマンドのうちの1つ)を含む、迅速回答システムへの返信電子メールを生成する。この例では、UserABCは、先行返答電子メール294に返信することによって、コマンド電子メールメッセージ297を生成し、(例えば、UserABCのアカウントからの先に指定された支払い情報を使用して)10の追加の質問クレジットが事前購入されることを指示するために、コマンド「Buy 10」を返信メール本文の行297eに含む。迅速回答システムは、コマンド電子メールを受信すると、コマンド電子メールが、迅速回答システムが以前にUserABCに提供した電子メールからの追跡識別子を含むことを検証し、指示されたアクションを認可するかどうかを決定するために、(例えば、UserABC用の先に指定された選好または他の構成情報を検査すること、UserABCのアカウントの現在のステータス、およびいくらかでも借金があるか、または他の問題が存在するかを検査することなどによって)さらに追加チェックを実行することもできる。この例では、迅速回答システムは、(例えば、一部または全部のタイプのコマンドメッセージについて)受信コマンド電子メールが実際にUserABCからのものであることを保証するために、UserABCがさらなる確認を供給する場合に限って、コマンドを承諾することを決定する。したがって、迅速回答システムは、示された例では、主題行298dにおいて、コマンドを確認するためにUserABCが返信することを要求する、確認要求電子メール298を生成および送信し、確認要求電子メール298は、(例えば、先頭6桁を共有するが、その後の4桁はランダムに生成されることによって)UserABCのコマンド電子メール297で使用された追跡識別子と関連があるが、異なっている、新しい追跡識別子を行298eに含む。この例では、UserABCは、確認要求電子メールを受信した後、電子メールメッセージ本文の行299eにコマンド「Confirm」を含む確認電子メール299を用いて返信する。確認電子メールを受信すると(また任意選択で、返信電子メールが確認要求電子メールからの追跡識別子を含むことを検証すると)、迅速回答システムは、10の追加の質問クレジットに対するUserABCからの支払いを取得すること、およびそれらの前払いクレジットをUserABCのアカウントに関連づけることによって、コマンドを実行する。代わりに迅速回答システムのGUIおよび/またはプログラム的インタフェースと対話することによって、要求者ユーザが取り得る任意のアクションを反映するためなどに、様々な他のタイプのコマンドが供給され得ること、ならびに他の実施形態では、様々なタイプのコマンド情報が、代わりに(例えば、XMLまたは他のタイプのデータフォーマットを使用して)他の方式で指定され得ることが理解されよう。コマンドの他の例に関する付加的な詳細が、以下で説明される。加えて、メッセージベースインタフェースの使用の例は、もっぱら要求者ユーザのためのものが示されたが、少なくともいくつかの実施形態では、(返答提供者ユーザ、アイテム提供者ユーザ、および閲覧ユーザを含む)任意のユーザが、適切なタイプのメッセージを用いたそのようなメッセージベースインタフェースを使用できることが理解されよう。
図2Rは、メッセージングベースインタフェースで使用できる2つのさらなる例示的なタイプのメッセージを示しているが、他の実施形態では、様々な他のタイプのメッセージも使用できる。この例では、メッセージ281は、UserABCによって先に提出された質問に関する、潜在的または実際の返答提供者ユーザからの明確化要求を反映した、要求者ユーザUserABCへの明確化メッセージを表し、特に、この例では、明確化質問は、主題行281dに含まれるが、代わりに、他の方式で指定することもできる。示されてはいないが、UserABCは、その後、他のタイプの返信電子メールについて先に示された方式で、明確化要求電子メールに返信することによって、明確化情報を提供することができる。加えて、例示的な電子メールメッセージ282は、UserABCによって先に提出された質問に対する支払いを伴う返答を表す。より具体的には、示された例では、アイテム提供者であるレストランRRRの代理が、(例えば、質問を受け取り、検討した後で)レストランRRRからの支払いと交換に、UserABCの質問に返答を提供することを選択している。したがって、この例における主題行282dは、この返答に使用されるレストランRRRの代理によって指定された情報を含む。この例では、返答は支払いを伴う返答として示されているが、他の実施形態では、アイテム提供者ユーザからのそのような支払いを伴う返答または他の支払い情報は、返答提供者ユーザからの返答と区別できるように明示的に識別されなくてよい。
したがって、迅速回答システムは、様々なタイプのユーザと様々なタイプの対話を実行することができる。ユーザと対話して、行われるタスクを供給し、対応する結果を受け取るための、例示的な一システムに関するさらなる詳細が、2004年11月16日に出願された「Providing An Electronic Marketplace To Facilitate Human Performance Of Programmatically Submitted Tasks」と題する特許文献1に含まれている。
先に言及されたように、返答提供者ユーザは、金銭的報奨を有する特定の質問に対する返答に対して、および/または返答提供者ユーザが貢献した1つもしくは複数の回答に関連する継続的収益ストリームの一部の分配部分として、支払いまたは他の報酬を、様々な時点に迅速回答システムから受け取ることができる。いくつかの実施形態では、そのような金銭的報奨は、迅速回答システムにおける返答提供者ユーザのアカウントに関連づけられ、返答提供者ユーザは、(例えば、電子商取引の一部として使用するため、現金として取得するためなど)累積収入へのアクセスを取得するために、(例えば、累積収入が最低閾値に達した場合に、もしくは高々指定されたアクセス頻度で、または代わりに任意の時点になど、指定された時間または指定された状況において)アカウントにアクセスすることができる。他の実施形態では、収入は、迅速回答システムの一部である支払いコンポーネントによって、または代わりに、迅速回答システムと1つもしくは複数のサードパーティ支払いシステムとの対話に基づいて、他の方式で(例えば、毎月など定期的に)、自動的に返答提供者ユーザに提供されてよい。加えて、いくつかの実施形態および状況では、他のタイプのユーザも同様に、迅速回答システムのそのような支払いコンポーネントと対話することによって、または代わりに、1つもしくは複数のサードパーティ支払いシステムとの対話に基づいて、支払いを受け取り、および/または支払いを行うことができる。ユーザのために支払いを行い、関連情報を追跡するための例示的なシステムに関するさらなる詳細が、2004年7月19日に出願された「Performing Automatically Authorized Programmatic Transactions」と題する特許文献2、および2005年8月9日に出願された「Performing Providing Payments Automatically In Accordance With Predefined Instructions」と題する特許文献3に含まれている。
いくつかの実施形態では、他の要求者ユーザの質問に返答を提供する返答提供者ユーザに、報奨を割り当てることができ、図3A〜図3Cは、そのような報奨の割り当ての例を示している。特に、図3Aは、100ポイントの経験値が質問の回答に割り当てられた、質問への返答に対する報奨割り当ての一例を示している。表には、返答301と、返答提供者ユーザ1 303と、返答提供者ユーザ2 305と、返答提供者ユーザ3 307と、返答提供者ユーザ4 309と、返答提供者ユーザ5 311と、合計ポイント 313のための列が存在する。行315a〜315eの各々は、個々の独自の返答を表す。この例では、返答の数が返答提供者ユーザの人数と等しいが、数は例示的なものであり、他の状況では、返答の数と返答提供者ユーザの人数は異なってもよい。
この例では、質問に対して、5つの独自の返答と100のポイントが存在するので、各独自の返答には、20ポイントという等しい数が割り当てられる。各返答のポイントが決定されると、返答を与えた返答提供者ユーザの人数でポイント数を割ることによって、返答提供者ユーザにポイントが割り当てられることができる。したがって、リンクA 315aの場合、リンクAのポイントは20ポイントであり、4人の返答提供者ユーザが返答を与えたので、各返答提供者ユーザは、5ポイント(20ポイント/4人の返答提供者ユーザ)を取得する。プロセスは、残りのすべての返答について繰り返され、その結果が、行315b〜315eに示されている。加えて、すべての意見が独自であると見なされる場合など、いくつかのタイプの返答は、本質的に独自であると見なされてよい。したがって、複数人の返答提供者ユーザが意見を提供した場合、各意見は、別個の返答としてカウントされてよい。加えて、システムが重複するさらなる返答を受け取らない場合、いくつかのタイプの返答(例えば電話番号)は、独自であると見なされてよい。返答提供者ユーザの合計317は、各返答提供者ユーザの列内の(すなわち、返答提供者ユーザによって供給されたすべての返答についての)ポイント数を加算することによって、計算することができる。したがって、返答提供者ユーザ1 303は、この質問への返答に対して、合計15ポイント(リンクAについて5ポイント、リンクBについて10ポイント)の経験値を受け取る。返答提供者ユーザに新たに割り当てられるこれらの評価経験値は、その後、現在の評価経験スコアを決定するために、新たに割り当てられた経験値を追加すること、または他の方法で(例えば、最近の経験値または履歴経験値により大きい重みを与えるなどの加重方式で)新しい経験値と既存の経験値とを組み合わせることなどによって、ユーザの任意の先行する経験値または他の関連情報と組み合わせることができる。
他の実施形態では、返答および/または返答提供者ユーザに経験値を割り当てるために、他のアルゴリズムが利用されてよい。いくつかの実施形態では、返答の品質(例えば、対応する質問を供給した要求者ユーザからのフィードバックによって、および/もしくは質問に返答を提供した他の返答提供者ユーザからのフィードバックによって測定される)、ならびに/または受け取った返答の適時性(例えば、迅速に提供された返答、および/もしくは指示された最終期限までに提供された返答により多くのポイントを提供する)を含む、返答の独自性以外の様々な要因が、ポイントを返答に割り当てるために使用されてよい。加えて、固定数の経験値を回答に割り当てるのではなく、いくつかの実施形態では、各返答および/または返答提供者ユーザは、様々な実施形態において様々な方法で各々が測定され得る、品質および/または適時性などのメトリックに基づいて、可変数の経験値を割り当てられてよい。例えば、品質は、1人もしくは複数人のユーザから受け取ったフィードバックに基づいて、および/または(特定のレベルの品質にあると知られているもしくは信じられている返答など)他の返答との比較に基づいた自動的な評価方式で、および/または返答の完全性もしくは他の客観的に測定可能な様態など他の要因で、測定することができ、適時性も同様に、1人もしくは複数人のユーザから受け取ったフィードバックに基づいて、および/または自動的な評価方式で、測定することができる。一例として、各返答は、最も高い格付けが与えられた場合、20ポイントの経験値が、良い格付けが与えられた場合、10ポイントの経験値が、許容可能という格付け与えられた場合、または明示的に格付けされない場合、5ポイントの経験値が、不十分さもなければ役に立たないという格付け与えられた場合、−10ポイントの経験値が、乱用的であるという格付け与えられた場合、−20ポイントの経験値が、割り当てられることができる。別の例として、返答提供者ユーザが他の返答提供者ユーザからの返答を見ることを可能にする実施形態などの場合、最初に返答を提供した返答提供者ユーザは、恩典を施され、より多くのポイント(例えば、返答のポイントの1/2)を与えられてよい。いくつかの実施形態では、質問が複数のカテゴリに関連する場合、経験値を各カテゴリに与えるために、与えられる経験値は、カテゴリの数で割られることができる。したがって、2つのカテゴリに関連する質問の場合、返答提供者ユーザ1は、各カテゴリについて7.5ポイントを受け取る。他の実施形態では、各返答の経験値は、各カテゴリについて分割されず、返答の経験値と同数の経験値が、各カテゴリに与えられる。いくつかの実施形態では、ポイントは最も近い整数ポイントに丸められるが、他の実施形態では、分数の経験値が与えられてよい。
図3Bは、図3Aに示されたのと同様の経験値報奨割り当ての一例を示しているが、割り当ては、不十分な回答返答に関する要求者ユーザのフィードバックを反映して、修正されている。質問は、図3Aと同じ100ポイントの質問であるが、この例では、質問を行った要求者ユーザは、リンクAの返答を不十分であるとして識別する。図3Aの表と同様に、返答331と、返答提供者ユーザ1 333と、返答提供者ユーザ2 335と、返答提供者ユーザ3 337と、返答提供者ユーザ4 339と、返答提供者ユーザ5 341と、合計ポイント343のための列が存在する。行335a〜335eの各々は同様に、返答を表し、行337は、返答提供者ユーザのポイントの合計数を表す。リンクAの返答は、不十分であるとしてマーク付けされたので、回答の中で使用される返答としては識別されず、ポイントは、図3Aに関して先に説明されたのと同様の方式で、回答の中の4つの返答の間で再割り当てされる。したがって、残りの各返答は、今では25ポイント(100ポイント/4つの返答)の価値があり、ポイントは、同じ返答を与えた返答提供者ユーザの間で分割される。加えて、不十分な返答を供給した返答提供者ユーザは、この例では、所定数の経験値(例えば、10ポイント)をペナルティとして差し引かれる。
図3Cは、図3Aに示されたのと同様の経験値報奨割り当ての一例を示しているが、割り当ては、乱用的な回答返答に関する要求者ユーザのフィードバックを反映して、修正されている。質問は、図3Aと同じ100ポイントの質問であるが、この例では、質問を行った要求者ユーザは、リンクCの返答を乱用的であるとして識別する。図3Aの表と同様に、返答351と、返答提供者ユーザ1 353と、返答提供者ユーザ2 355と、返答提供者ユーザ3 357と、返答提供者ユーザ4 359と、返答提供者ユーザ5 361と、合計ポイント363のための列が存在する。行355a〜355eの各々は同様に、返答を表し、行357は、返答提供者ユーザのポイントの合計数を表す。リンクCの返答が乱用的であるとしてマーク付けされた結果、リンクCの返答と、返答としてリンクCを供給した返答提供者ユーザによって提供された他のすべての返答とは、回答から削除され、経験値は、図3Aに関して先に説明されたのと同様の方式で、残りの回答の間で再割り当てされる。今では3つの有効な返答しか存在しないので(リンクCは乱用的として削除され、返答提供者ユーザ3も乱用的な返答を供給したせいで意見が削除されるため)、各返答は33ポイントの価値があり、行355a〜355cは、各返答について各返答提供者ユーザに割り当てられた経験値の数値を反映する。乱用的な返答を提供した返答提供者ユーザは、質問に対するポイントをまったく獲得できないのに加えて、所定数のポイントをペナルティとして差し引かれてもよく、この例では、所定数のポイントは、50ポイントである。行357は、再割り当て後の、返答提供者ユーザの各々についてのポイントの合計数を示している。
他の実施形態では、ペナルティおよび賞割り当ては、異なる方式で実行されてよく、示された例は、例示的なものに過ぎない。したがって、いくつかの実施形態では、返答が乱用的としてマーク付けされた場合、乱用的な回答だけが削除され、ペナルティをもたらしてよく、返答提供者ユーザの他の返答は、依然として経験値をもたらしてよい。いくつかの実施形態では、要求者ユーザは、複数の返答を不十分および/または乱用的として識別することができ、ペナルティとして差し引かれる経験値の所定数は、周期的期間(rolling time period)または固定期間などの期間内にユーザから受け取った不十分または乱用的な返答の数に基づいて、段階的に増大してもよい。いくつかの実施形態では、不十分および/または乱用的としてマーク付けされた返答のパーセンテージなど、様々な情報がさらに表示されてよい。いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザも、他の返答提供者ユーザの返答を不十分または乱用的として識別することができ、いくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザの返答も、不十分および/または乱用的としてマーク付けすることができる。さらに、いくつかの実施形態では、そのようなユーザが一時的または永久に質問を受け取ること、回答を提供すること、または他のアクションを企てることを禁止することによって、返答提供者ユーザは、経験値の減少以外の方式でペナルティを課されてもよい。
加えて、いくつかの実施形態では、インセンティブを提供するため、さもなければアイテム提供者ユーザの活動を制御するために、経験値が利用されてもよい。例えば、アイテム提供者ユーザは、要求者ユーザおよび/または迅速回答システムの他のユーザから得られた肯定的なフィードバックに基づいて、経験値を与えられる。そのようなフィードバックは、返答の有用性(例えば、提供された情報の正確性および/もしくは応答性)、ならびに/またはアイテム提供者ユーザによって提供された商品および/もしくはサービスの評価(例えば、提供されたサービスの品質、提供された商品の配送の迅速性、提供された商品の価値など)に基づくことができる。加えて、継続的により高いレベル(例えば、経験値の累積によって測定される)の専門知識を取得するために、高度な専門知識レベルを有するアイテム提供者ユーザに付加的な利益を提供することによって、アイテム提供者ユーザは、インセンティブを提供されることができる。そのような利益は、有利な支払い条件(例えば、返答を提供するためにアイテム提供者が支払う金額の割引、より長い買掛け(account payment)期間)、アイテム提供者ユーザにとって価値がある可能性がより高い質問(例えば、高価な商品および/またはサービスに関する情報の要求)へのアクセスの増加などを含むことができる。加えて、望ましくない活動を企てることに対して、アイテム提供者ユーザに負のインセンティブ(disincentive)を提供するために、ペナルティが利用されてもよい。そのような望ましくない活動は、例えば、役に立たないことはない、さもなければ無関係な返答(例えば、質問によって指示された商品および/またはサービスとは関係のない商品および/またはサービスについての広告または勧誘)を提出すること、不適合な商品および/またはサービス(欠陥商品、貧弱な品質のサービス、時間のかかる配送、名誉保証の不履行など)を提供することなどを含む。そのようなペナルティは、ペナルティを課されるアイテム提供者ユーザが、経験値の累積に基づいて引き上げられたステータスを失い得るように、アイテム提供者ユーザの累積経験値を減少させることに基づくことができる。加えて、(例えば、任意の返答を提供すること、または一定のカテゴリの質問に返答を提供することの禁止など)ペナルティを課されるアイテム提供者ユーザの特定の活動の一時的または永久禁止といった、他のペナルティ機構が使用されてもよい。
図4A〜図4Bは、回答の一部である返答を提供したユーザで分配される、回答に関する継続的収益ストリームの部分を決定する例を示している。特に、図4Aは、回答が決定された質問に関する収益ストリームの分配部分を決定する一実施形態を示しており、この例では、回答は、単一の関連カテゴリ(図示されず)を有する。図4Aの表は、返答を提供した5人の返答提供者ユーザを表す列401、403、405、407、409を有し、列411は、合計を表す。返答提供者ユーザの人数は、例示的なものに過ぎず、より多人数または少人数の返答提供者ユーザが、任意の個々の質問に回答することができる。返答提供者ユーザの間での収益の分配のパーセンテージを決定するため、質問に対する回答に関連するカテゴリにおける返答提供者ユーザの相対ランキングが、そのカテゴリについて獲得した経験値に基づいて決定されることができる。行413は、回答に関連するカテゴリにおける各ユーザの現在の経験スコア(ここでは、カテゴリにおけるユーザの合計経験値の未加工の数値によって表される)を示しており、それらの経験値に基づいたユーザの相対ランキングが、行415に示されている(この例では、5人の返答提供者ユーザが存在するので、カテゴリにおける最高数の経験値を有する返答提供者ユーザは、最高の相対ランキングである5を受け取り、最低のランキングを有する返答提供者ユーザは、相対ランク1を受け取る)。その後、この例では、収益の分配部分のパーセンテージが、ユーザの相対ランキングによって加重される方式で、各返答提供者ユーザについて決定され、特に、この例では、相対ランキングの合計は、15(1+2+3+4+5の和)であり、パーセンテージは、相対ランキングを合計ランキングで割ることによって決定される。結果は、返答提供者ユーザの各々について、行417に示されている。
他の実施形態では、異なる割り当てアルゴリズムが利用されてよい。例えば、いくつかの実施形態では、不十分または乱用的とマーク付けされた返答を提供した返答提供者ユーザは、回答に対する収益の分配を受け取ることができない。いくつかの実施形態では、不十分な返答を提供したに過ぎない返答提供者ユーザは、代わりに、パーセンテージを下方調整された収益の分配を受け取ることができるが、最良の返答を提供した返答提供者ユーザは、不十分な返答を提供した返答提供者ユーザから差し引いた収益の部分を受け取ることができる。複数のカテゴリが回答に関連する場合、収益ストリーム決定は、最初に(例えば、合計収益ストリーム部分をカテゴリ数で割ることによって)各カテゴリについての収益額を決定し、次に各カテゴリに基づいて相対ランキングを実行することができる。
図4Bは、図4Aに示されたのと類似の収益ストリーム分配決定の一例を示しているが、決定は、回答の延長された収益分配期間中の後の時点に行われ、引き上げられたインセンティブレベルステータスを欠いたユーザは、延長された期間中は、もはや収益ストリーム分配の一部を受け取らない。質問は、図4Aに示されたのと同じ質問である。図4Bの表は、図4Aと類似しており、返答を提供した5人の返答提供者ユーザおよび合計をそれぞれ表す、列421、423、425、427、429、431を有する。しかし、この後の時点で、返答提供者ユーザの経験値の数値は、返答提供者ユーザがさらなる質問に回答し、さらなる経験値を受け取ったことなどに基づいて、変更されることがある。今一度、ユーザは、各カテゴリについての経験値の数値および計算されたパーセントに基づいて、このカテゴリに関して相対的にランク付けされるが、今では、返答提供者ユーザ1は、相対ランキングにおいて、返答提供者ユーザ3を追い越している。行433は、累積経験値に基づいた、返答提供者ユーザの現在の経験スコアを示し、行435は、返答提供者ユーザの現在の相対ランキングを示している。しかし、返答提供者ユーザが引き上げられたステータスをもたない場合、実際に得られるパーセントは、ゼロになる。したがって、このカテゴリについては、収益支払いパーセンテージ行437に示されるように、ただ1人の返答提供者ユーザが、パーセンテージ支払いを受け取り、この例では、残りの収益は、迅速回答システムによって保持される。
優先または他の引き上げられたステータスも、時間と共に変化してよく、収益分配のための追加時間の獲得または喪失をもたらす。いくつかの実施形態では、収益分配が失われると、それは永久に失われ、後で引き上げられたステータスを獲得しても、収益分配を回復することはできない。他の実施形態では、返答提供者ユーザが引き上げられたステータスを達成した場合、返答提供者ユーザは、延長期間中、以前返答提供者ユーザが引き上げられたステータスをもたないときに提供した返答に対しても、返答提供者ユーザが引き上げられたステータスをもたないときに延長期間に入った回答に対しても、収益分配を受ける資格がある。しかし、一定の期間の後は、引き上げられたステータスをもつユーザであっても、継続的支払いを受け取ることはできない。
図5は、説明された迅速回答システムの一実施形態を実行するのに適した迅速回答コンピューティングシステム500ばかりでなく、様々な要求者ユーザコンピューティングシステム、返答提供者ユーザコンピューティングシステム、および迅速回答システムと様々な対話を実行するための他のコンピューティングシステムも示すブロック図である。示された例では、迅速回答コンピューティングシステム500は、CPU505と、様々なI/Oデバイス510と、ストレージ540と、メモリ520を含む。様々なI/Oデバイス510は、ディスプレイ511と、ネットワークインタフェース512と、コンピュータ可読媒体ドライブ513と、他のI/Oデバイス515を含むことができる。
示された実施形態では、迅速回答システム530および収益発生システム525は、迅速回答コンピューティングシステム500のメモリ520内で動作する。迅速回答システム530は、説明された技法の少なくともいくつかを実行するために、ネットワーク580を介して(例えば、インターネットおよび/またはワールドワイドウェブを介して)、他のコンピューティングシステムと対話する。迅速回答システム530は、要求者ユーザ対話マネージャコンポーネント531と、返答提供者ユーザ対話マネージャコンポーネント532と、アイテム提供者ユーザ対話マネージャコンポーネント533と、回答報奨割り当てマネージャコンポーネント534と、回答収益ストリーム分配決定マネージャコンポーネント535と、回答分類化マネージャコンポーネント536と、回答経験レベルインセンティブマネージャコンポーネント537と、支払いコンポーネント538と、任意選択の他のコンポーネント539を含む。他の実施形態では、コンポーネントは、代わりに他の方式で構成されてもよい。回答報奨割り当てマネージャコンポーネント534と、回答収益ストリーム分配決定マネージャコンポーネント535と、回答分類化マネージャコンポーネント536と、回答経験レベルインセンティブマネージャコンポーネント537は、内部的に使用されてよく、様々なセキュリティ方策が、これらのコンポーネントへの外部からのアクセスを防止することができる。加えて、示された実施形態では、迅速回答システム530および収益発生システム525によって使用するために、様々なデータ構造(例えばデータベース)541、542、543、544、545が、ストレージ540内に存在するが、他の実施形態では、そのようなデータベースの一部または全部は、代わりに別の場所に配置されてよく、および/または他の方式で構成されてよい。
収益発生システム525は、収益を発生させ、発生させた収益についての詳細を保存するために、複数の広告者コンピュータシステムと対話する。収益詳細は、収益データベース546のデータ構造に保存することができる。各質問に関して発生する収益を決定または推定するそれらの実施形態では、収益発生システムは、質問に関して発生する収益または収益を推定する際に使用される要因を追跡し続けることもできる。収益発生システムは、アイテム提供者コンピュータシステムも対話することができる。いくつかの実施形態では、収益発生システムは、閲覧ユーザおよび潜在的な他のタイプのユーザ用のグラフィカルユーザインタフェース上に配置するために、広告をキャッシュまたは保存することもできる。
示されたコンピューティングシステムは説明的なものに過ぎず、本発明の範囲を限定することは意図していないことを、当業者であれば理解されよう。迅速回答コンピューティングシステム500は、インターネット、ウェブ、またはLAN(「ローカルエリアネットワーク」)など1つまたは複数のネットワークを介するなどして、図示されていない他のデバイスに接続されてよい。より具体的には、迅速回答コンピューティングシステム、要求者ユーザコンピューティングシステム、返答提供者ユーザコンピューティングシステム、および他のコンピューティングシステムは、コンピュータ、ネットワークデバイス、インターネット装置、PDA(「携帯情報端末」)、無線電話、ページャ、電子オーガナイザ、テレビベースシステム、および相互通信機能を含む他の様々な消費者向け製品を始めとする、説明された方式で対話できるハードウェアおよびソフトウェアの任意の組合せを含むことができる。加えて、図5に示される迅速回答システムコンポーネントによって提供される機能は、いくつかの実施形態では、より少数のコンポーネントだけで組み合わされてよく、付加的なコンポーネントを用いて分散されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、示されたコンポーネントのいくつかの機能は、提供されなくてよく、および/または他の付加的な機能が利用可能であってもよい。
様々なアイテムは、使用中にメモリ内またはストレージ上に保存されるとして説明されたが、これらのアイテムまたはそれらの部分は、メモリ管理およびデータインテグリティの目的で、メモリと他のストレージデバイスの間で転送され得ることも、当業者であれば理解されよう。代替として、他の実施形態では、ソフトウェアモジュールおよび/またはコンポーネントの一部または全部は、別のデバイス上のメモリ内で動作し、相互コンピュータ通信を介して、示されたコンピューティングデバイスと通信してもよい。迅速回答システムのコンポーネントまたはデータ構造の一部または全部は、ハードディスク、メモリ、ネットワーク、または適切なドライブによって読み出されるポータブル物品などの、コンピュータ可読媒体上に(例えば、命令または構造化データとして)保存することもできる。アクセスマネージャコンポーネントおよびデータ構造は、無線ベースおよび有線/ケーブルベース媒体を含む様々なコンピュータ可読伝送媒体上を、生成データ信号として(例えば、搬送波の一部として)伝送されることもできる。したがって、本発明は、他のコンピュータシステム構成を用いて実施されてもよい。
図6は、要求者ユーザ対話マネージャルーチン600の例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5の要求者ユーザ対話マネージャコンポーネント531の実行によって提供され、要求者ユーザから質問の要求を受け取り、返答を受け取った後に結果を表示することができる。いくつかの実施形態では、ルーチンは、ユーザが、返答についてのフィードバックを提供すること、明確化のために要求に返信することも可能にする。
ステップ605において、ルーチンは、質問、1つまたは複数のタグ、ならびに任意選択で必要に応じて、報奨、および付加的な情報を、要求者ユーザから受け取る。付加的な情報は、要求者ユーザの所在場所、またはコンピュータ関連質問の場合のオペレーティングシステムなど、通常は要求者ユーザが提供することのない情報を含むことができる。付加的な情報は、質問が回答されるべき時間および質問の要約も含むことができる。ステップ605の後、ステップ610において、各質問の報奨が決定される。ユーザが質問の報奨をポイントで指定しなかった(例えば、代わりに通貨単位で指定した)場合、迅速回答システムは、後で回答報奨割り当てマネージャルーチン800によって使用するために、報奨を対応するポイント数に変換する。ポイントは、迅速回答システムからポイントを購入すること、ならびに/または(例えば、すべての要求者ユーザがポイントの初期割り当てを受け取る、および/もしくは定期的に追加ポイントを受け取る場合)迅速回答システムから与えられることを含む様々な方法で、要求者ユーザによって獲得されることができ、いくつかの実施形態では、政府通貨とポイントの間の単純な交換レート(例えば、100ポイント=$1.00)が利用されてよい。
ステップ615において、要求者ユーザのアカウントは、報奨を反映するように更新される。例えば、報奨が金銭である場合、ステップ615において、要求者ユーザは、その総額が請求されることができ、報奨がポイント数である場合、要求を行うために使用されたポイントが差し引かれることができる。その後、ステップ620において、ルーチンは、質問に対する返答を待つことができる。いくつかの実施形態では、多くの返答提供者ユーザが存在するので、返答は、数分以内に提供されるかもしれない。しかし、質問が限られた地域のサービスについてのものであり、その地域が真夜中である場合、返答はより長い時間を要するかもしれない。いくつかの実施形態では、返答を待っている間、要求者ユーザは、質問の明確化を求められることがある。例えば、要求者ユーザが要求者ユーザの所在場所を提供していない場合、明確化は、要求者ユーザに要求者ユーザの所在場所を尋ねることを含むことができる。620において返答を待った後、ステップ625において、返答が要求者ユーザに提供される。いくつかの実施形態では、そのような返答は、1つまたは複数の電子メッセージを介して要求者ユーザに提供されることができ(例えば、各返答は別々の電子メールメッセージで送信され)、迅速回答システムはさらに、一部または全部の電子メッセージ内に追跡識別子(例えば、ランダムに生成され、要求者ユーザに関連づけられ得る、各電子メッセージ用の一意追跡識別子)を含めることができる。返答を提供した後、ステップ630において、要求者ユーザは、ルーチンによって受け取られるフィードバックを提供することができる。フィードバックは、1つまたは複数の返答が不十分、乱用的、または秀逸であることを示す形式を取ることができる。いくつかの実施形態では、フィードバックは、ポイント割り当てが適切に調整され得るように、回答報奨割り当てマネージャルーチン800に提供されてよい。ステップ635において、他の動作が、任意選択的に実行されてよい。例えば、質問が回答されない場合、またはすべての返答が役に立たないもしくは乱用的である場合、報奨に関する要求者ユーザのアカウントの更新は、ロールバックされてよい。ステップ640において、ルーチンは、継続するかどうかを決定する。継続する場合、ルーチンはステップ605に進む。継続しない場合、ステップ645において、ルーチンは終了する。
図7は、返答提供者ユーザ対話マネージャルーチン700の例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5の返答提供者ユーザ対話マネージャコンポーネント532の実行によって提供され、返答提供者ユーザが、締め切り前の質問(open questions)を閲覧し、締め切り前の質問に対する潜在的な回答として返答を受け取ることを可能にすることができる。このルーチンは、いくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザが質問に支払いを伴う返答を提供するのと同時に、返答提供者ユーザが質問に返答を提供するように、図12を参照して説明されるアイテム提供者ユーザ対話マネージャルーチン1200と並列に動作することができる。ルーチンは、ステップ705において開始し、締め切り前の質問についての情報を求める要求を返答提供者ユーザから受け取る。情報を受け取った後、ステップ710において、ルーチンは、要求が適切な質問を識別するための要求であるかどうかを決定する。要求が、適切な質問に合致する利用可能な質問を識別することである場合、ステップ715において、ルーチンは、ユーザ要求に合致する質問を決定し、ステップ730に進む。そうではない場合、ルーチンはステップ720に進み、返答提供者ユーザに関心のある専門知識領域を識別する。以前に多くの質問に回答した返答提供者ユーザの場合、領域は、各カテゴリにおいて獲得した経験値の数値に基づいて識別することができる。返答提供者ユーザが比較的新しい場合、いくつかの実施形態では、専門知識領域は、迅速回答システムへの登録時に返答提供者ユーザが自己選択したカテゴリに基づいて決定されてよい。専門知識領域を決定した後、ステップ725において、ルーチンは、返答提供者ユーザの専門知識領域と合致する質問を識別する。締め切り前の質問を識別した後、ルーチンはステップ730に進む。
ステップ730において、ルーチンは、識別された質問の表示を返答提供者ユーザに提供し、指示された質問に対する返答と、任意選択的に1つまたは複数のカテゴリを受け取る。いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザからの返答は、複数の項目(例えば、情報源である複数のURL、URLと電話番号)を含むことができる。返答を受け取った後、ステップ735において、回答データベース545のデータ構造に返答を保存するなど、返答が保存される。ステップ740において、ルーチンは、質問が完結したかどうかを決定する。返答のための期間が時間切れになった時、所定数の返答が受け取られた後、所定人数の返答提供者ユーザが質問に返答を与えた後、または質問を提出した要求者ユーザが質問が完結したことを指示した後、質問を完結することができる。質問が完結した場合、ステップ745において、ルーチンは、質問が完結したことを表示し、ステップ750に進む。質問が完結したことの表示は、完結した質問に関する報奨割り当てを決定する目的で、図5の回答報奨割り当てマネージャ534などの他のコンポーネントにも提供されてよい。質問が完結していないと決定された場合、ルーチンはステップ750に進む。
ステップ750において、ルーチンは、任意選択的に追加の処理を実行する。いくつかの実施形態では、任意選択の追加の処理は、返答提供者ユーザの専門知識に追加の専門知識領域を追加することを含むことができる。加えて、いくつかの実施形態では、ステップ750において、ルーチンは、最良の返答、最良のカテゴリおよび提案タグに投票するなどのフィードバックを、返答提供者ユーザから受け取る。ルーチンは、要求者ユーザによって指定された報奨など付加的な報奨が与えられるかどうかを決定し、与えられる場合、適切な表示を提供する、追加の処理も実行することができる。任意選択の追加の処理の後、ステップ755において、ルーチンは、継続するかどうかを決定する。継続する場合、ルーチンはステップ705に進む。継続しない場合、ステップ760において、ルーチンは終了する。
図12は、アイテム提供者ユーザ対話マネージャルーチンの例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5のアイテム提供者ユーザ対話マネージャコンポーネント533の実行によって提供されることができる。示されたルーチンは、質問マッチング基準および/または連絡先情報の指定など、アイテム提供者ユーザ要求を処理する。加えて、ルーチンは、アイテム提供者ユーザに質問を提供し、アイテム提供者ユーザから返答を受け取ることによって、アイテム提供者ユーザに質問を提示する通知に応答する。いくつかの実施形態では、ルーチンは、図7の返答提供者ユーザ対話マネージャルーチンなど他のルーチンと並列に動作することができる。
アイテム提供者ユーザ対話マネージャルーチン1200は、ステップ1205において開始し、アイテム提供者ユーザ要求、または任意選択返答の質問をアイテム提供者ユーザに提示する通知を受け取る。いくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザ要求は、例えば、図2Hを参照して説明されたものなど、GUI画面を表示するユーザインタフェースコンポーネントから受け取ることができる。いくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザに質問を提示する通知は、例えば、要求者ユーザによって提供された質問を受け取った時に、図5の返答提供者ユーザ対話コンポーネント531から受け取ることができる。ステップ1210において、ルーチンは、アイテム提供者ユーザ要求を受け取ったのか、それとも通知を受け取ったのかを決定する。アイテム提供者ユーザ要求を受け取ったと決定された場合、ルーチンはステップ1215に進む。アイテム提供者ユーザ要求は、図2Hを参照して説明されたものなど、ユーザインタフェースによって受け取ることができる。ステップ1215において、ルーチンは、アイテム提供者ユーザ要求が、質問マッチング基準を指定することかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンはステップ1220に進み、要求を行ったアイテム提供者のための質問マッチング基準(図2Hを参照して説明されたものなど)を取得して保存する。ステップ1215において、代わりに、アイテム提供者ユーザ要求は質問マッチング基準を指定していないと決定された場合、またはステップ1220の後、ルーチンはステップ1225に進み、アイテム提供者ユーザ要求が、アイテム提供者ユーザの連絡先情報を指定することかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンはステップ1230に進み、アイテム提供者ユーザの連絡先情報を取得して保存する。ステップ1225において、代わりに、アイテム提供者ユーザ要求は連絡先情報を指定することではないと決定された場合、またはステップ1230の後、ルーチンはステップ1235に進み、いくつかの他のアクションがアイテム提供者ユーザ要求によって指示されているかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンはステップ1240に進み、必要に応じて他の指示されたアクションを実行する。他のアクションは、支払い機構の設定または修正、1つまたは複数の事前構成返答の修正など、アイテム提供者ユーザアカウント操作を含むことができる。
ステップ1210において、代わりに、通知を受け取ったと決定された場合、ルーチンはステップ1250に進み、質問および返答選択権をステップ1205の指示されたアイテム提供者ユーザに提示する。ステップ1255において、ルーチンは、タイムアウトを受け取るか、またはアイテム提供者ユーザから表示を受け取るのを待つ。別の場所でより詳しく説明されるように、アイテム提供者ユーザは、質問に返答を提供するための選択権を受領または拒否すべき、所定の期間を有することができる。所定の期間中に、アイテム提供者ユーザは、(例えば、図2Iまたは図2Jを参照して説明されたものなど、適切なユーザインタフェースコントロールを活動化することによって)受領または拒否することを明示的に示すことができる。代替として、アイテム提供者ユーザが所定の期間内に応答しない場合、または所定の期間後に応答した場合、それは一般に、選択権の拒否として扱われる。ステップ1260において、ルーチンは、タイムアウトまたは選択権拒否の表示を受け取ったかどうかを決定する。タイムアウトも選択権拒否も受け取っていない場合、ルーチンはステップ1265に進み、質問回答のためのアイテム提供者ユーザからの返答を提供する。アイテム提供者ユーザによって提供される返答は、例えば図2Kに示されたように、要求者ユーザに提供される回答の一部として組み込まれ、または他の方法で表示されてよい。ステップ1270において、ルーチンは、アイテム提供者ユーザから支払いを獲得する。支払いは、銀行口座間での電子的資金振替(例えば、アイテム提供者口座からの借方記入)、クレジットカード支払い処理を含む様々な技法によって獲得されてよい。いくつかの実施形態では、個々の返答に対する実際の支払いは、アカウントで集約することができ、定期的(例えば、毎月)または他の方式で(例えば、アカウント値が所定の閾値額に到達または超過した時)アイテム提供者ユーザに請求することができる。他の実施形態は、(例えば、返答を含む回答を表示するウェブページを提供することによって)要求者ユーザが実際に返答を提供された時、あるいは要求者ユーザが実際に選択(例えば、アイテム提供者ユーザによって提供されるURLをクリック)した時、または他の方法で提供された返答および/もしくは返答を含む回答を閲覧もしくは他の方法で関心を示したことを指示した時など、条件が満たされるまで、支払いの獲得を遅らせることを選択することができる。
ステップ1235において、代わりに、要求がいくつかの他のアクションを指示していると決定された場合、またはステップ1260において、代わりに、タイムアウトもしくは選択権拒否を受け取ったと決定された場合、またはステップ1265およびステップ1240の後で、ルーチンはステップ1295に進み、継続するかどうかを決定する。継続する場合、ルーチンはステップ1205に進み、処理を継続する。継続しない場合、ルーチンはステップ1299に進み、終了する。
図8は、回答報奨割り当てマネージャルーチン800の例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5の回答報奨割り当てマネージャコンポーネント534の実行によって提供され、賞割り当てを決定することができ、質問を行った要求者ユーザからのフィードバックの後、割り当てを修正することができる。ルーチンは、ステップ805において開始し、完結した回答に対する要求者ユーザフィードバックの表示、または質問に対する回答および回答報奨の表示を受け取る。ステップ810において、ルーチンは、表示が要求者ユーザからのフィードバックであるかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンはステップ850に進む。そうではない場合、ルーチンはステップ815に進み、質問の経験値の合計数が決定される。要求者ユーザが質問を行うのにポイントを使用した場合、いくつかの実施形態では、それらのポイントは、質問の経験値の合計数として使用される。そうではない場合、質問の経験値の数値は、いくつかの実施形態では、金銭的報奨のドル当たりにつき所定のポイント数、または各要求に対して所定のポイント数とすることができる。
質問の経験値の合計数を決定した後、ステップ820において、ルーチンは、独自な返答、および回答の中で使用された返答を提供した返答提供者ユーザの人数を識別する。独自な返答および返答提供者ユーザの人数を識別した後、ルーチンはステップ825に進み、回答に関連する1つまたは複数のカテゴリを決定する。カテゴリの決定は、図10の回答分類化マネージャルーチン1000を参照してより詳しく説明される。カテゴリを決定した後、ステップ830において、各カテゴリについてのポイント数が決定される。いくつかの実施形態では、カテゴリ当たりのポイント数は、図3A〜図3Cを参照してより詳しく説明されたように、ポイントの合計数をカテゴリ数で割ることによって決定されてよい。
ステップ835において、ルーチンは、各カテゴリについて、独自な返答に対する貢献を反映するように返答提供者ユーザの間でそのカテゴリのポイントを割り当てる。ルーチンはステップ840に進む。ステップ840において、ルーチンは、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザの専門知識領域を更新するなど、追加の処理を任意選択的に実行する。いくつかの実施形態では、追加の処理は、返答提供者ユーザに(例えば、図5の回答経験レベルインセンティブ管理537または支払いコンポーネント538など、他のコンポーネントによって使用するために返答提供者ユーザアカウントDB 542に)与えられるボーナスの表示を提供してもよい。追加の処理を任意選択的に実行した後、ステップ895において、ルーチンは、継続するかどうかを決定する。継続する場合、ルーチンはステップ805に進む。継続しない場合、ステップ899において、ルーチンは終了する。
ステップ810において、ルーチンが、要求は要求者ユーザからのフィードバック用であると決定した場合、ルーチンはステップ850に進み、1つまたは複数の返答が役に立たないとしてマーク付けされているかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンはステップ855に進み、役に立たない返答は報奨割り当てから削除され、ポイントは適切に再割り当てされる。役に立たない返答のポイントをどのように再割り当てするかについての一実施形態の説明は、図3Bに示されている。ポイント割り当てを適切に調整した後、またはどの返答も役に立たないとしてマーク付けされていない場合、ルーチンはステップ860に進み、いずれかの返答が乱用的としてマーク付けされているかどうかを決定する。そうである場合、ステップ865において、乱用的としてマーク付けされた返答に対して適切なペナルティが与えられ、ポイントが再割り当てされる。適切なペナルティは、乱用的としてマーク付けされた返答を削除すること、乱用的な返答を提供した返答提供者ユーザからの他の返答にどのようなポイントも与えないことを含んでよい。乱用的な返答のポイントをどのように再割り当てするかについての例示的な一実施形態の説明は、図3Cに示されている。乱用的な返答を削除し、ポイントを再割り当てした後、または乱用的としてマーク付けされた返答が存在しない場合、ルーチンはステップ870に進む。ステップ870において、ルーチンは、他のフィードバックを受け取ったかどうかを決定する。付加的なフィードバックは、最良の返答、最良の返答提供者ユーザ、および他の肯定的なフィードバックを含むことができる。返答が最良の回答であるとして選択された場合、いくつかの実施形態では、多くのボーナスポイントが、返答を提供した返答提供者ユーザに与えられてよい。例えば、最良の回答情報は、カテゴリ内の先に回答された質問を閲覧ユーザに表示する順序を決定するために利用されてよい。
図9は、回答収益ストリーム分配決定マネージャルーチン900の例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5の回答収益ストリーム分配決定マネージャコンポーネント535の実行によって提供され、適格な各返答提供者ユーザが適格な回答に対して受け取る収益ストリーム分配を決定することができる。収益ストリーム自体は、例えば、図5の収益発生システム525によって発生させることができる。ルーチンはステップ905において開始し、収益適格回答の表示、および分配される収益ストリームを受け取る。ステップ905において、ルーチンは、各質問に対する収益ストリームも決定する。いくつかの実施形態では、収益ストリームは、回答に対して発生する実際の収益または収益の推定とすることができるが、他の実施形態では、収益ストリームの所定パーセンテージを収益適格回答の数で割ることによって、回答当たりの収益ストリームも決定することができる。各質問に対して発生する収益を推定するため、回答が閲覧された回数、回答を閲覧した独特なユーザの人数、カテゴリの人気度を含む、多くの要因が利用されてよい。回答は限られた期間だけしか継続的収益源を提供し得ないので、すべての回答が収益適格となり得るわけではない。加えて、いくつかの実施形態では、迅速回答システムに初期的に導入(seed)された回答、収益適格な返答提供者ユーザからの返答をまったく含まない回答、または要求者ユーザも返答提供者ユーザである回答など、回答のいくつかはまったく収益適格となり得ない。返答提供者ユーザの収益適格性は、返答提供者ユーザの引き上げられたステータス、および/または返答提供者ユーザによって提供された返答が否定的な(例えば、不十分もしくは乱用的としてマーク付けされた)フィードバックを受け取ったかどうかなど、様々な要因に基づくことができる。現時点では収益適格なすべての回答に満たない回答しか処理されない(例えば、ルーチンを回答締切日(answer anniversary)に実行し、現時点が質問の締切日ではない)場合に、ルーチンが実行される時にも、いくつかの回答は収益適格となり得ない。
ステップ910において、次の回答が選択される。これが最初の質問である場合、その最初の質問が選択されてよい。回答を選択した後、ステップ915において、ルーチンは、回答のための返答を与え、収益分配を受け取る資格のある返答提供者ユーザを識別する。非優先ユーザに収益を分配するための期間が経過した後、回答に関連する少なくとも1つのカテゴリについて引き上げられたステータスが与えられていない限り、返答提供者ユーザは適格でいることができない。したがって、ルーチンは、返答提供者ユーザの引き上げられたステータスをチェックすることがある。ステップ915において、回答のための返答を提供した返答提供者ユーザを決定した後、ステップ920において、質問のカテゴリが識別される。いくつかの実施形態では、カテゴリは、図10を参照して説明される回答分類化マネージャルーチンなどのルーチンによって、自動的に決定されてよい。ステップ925において、次のカテゴリが選択され、ステップ930において、カテゴリのための収益ストリームの部分が決定されることができる。いくつかの実施形態では、各カテゴリに対する額は、回答に対して決定された収益を回答に関連するカテゴリの数で割ることによって決定されるが、他の実施形態では、収益は、カテゴリの相対人気度によって調整されてもよい。選択されたカテゴリに対する金額が決定された後、ステップ935において、ルーチンは、選択されたカテゴリに関する返答提供者ユーザの相対経験ランキングを決定する。ステップ940において、ルーチンは、相対ランキングに基づいて、カテゴリの決定された金額を返答提供者ユーザの間で割り当てる。ステップ940において、ルーチンは、返答提供者ユーザが、このカテゴリに関して確かに収益分配を受け取る資格があるかどうかを決定することができる。このカテゴリに関して引き上げられたステータスをもたない返答提供者ユーザは、通常のユーザがもはや継続的収益分配を受け取ることのできない所定の期間の後、適格でいることができない。ステップ945において、ルーチンは、さらに多くのカテゴリが存在するかどうかを決定する。存在する場合、ルーチンはステップ925に戻り、次のカテゴリを選択する。存在しない場合、ルーチンはステップ950に進む。
ステップ950において、ルーチンは、割り当てられた金額の表示を提供する。いくつかの実施形態では、ルーチンは、指示された金額を、図5の支払いコンポーネント538に渡すが、他の実施形態では、支払いが所定の金額に達するまで、金額は、図5の返答提供者ユーザアカウントDB 542に保存されてもよい。ステップ955において、ルーチンは、さらに多くの収益適格回答が存在するかどうかを決定する。存在する場合、ルーチンは910に進む。存在しない場合、ステップ960において、ルーチンは終了する。
いくつかの実施形態では、収益ストリームの少なくとも部分が、特定の質問に対する回答の中で使用された返答を提供した返答提供者ユーザに継続ベースで分配される。しかし、継続的収益ストリーム分配は、12ヶ月など、ある期間の後、終了することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、引き上げられたインセンティブレベルステータスを獲得することによって、その期間を延長することができる。引き上げられたステータスは、カテゴリ内で所与の返答提供者ユーザによって累積された経験値の合計数、もしくは特定のカテゴリにおける返答提供者ユーザの相対ランキング(例えば、上位10%)に基づいて、または代わりに、カテゴリに固有でない方式でなど、多くの方法で決定されてよい。引き上げられたステータスは、1つまたは複数のカテゴリに関連する新しい質問の通知を受け取り、(例えば、質問が指示された基準に合致する場合)返答提供者ユーザによって回答される質問を自動的に受領することを含む、多くの利益を与えることができる。いくつかの実施形態では、引き上げられたステータスは、引き上げられたステータスを有する優先返答提供者ユーザが、非優先返答提供者ユーザよりも長い期間にわたって、返答に対する継続的支払いを受け取り続けることも可能にすることができる。したがって、返答提供者ユーザは、返答提供者ユーザの返答実績に対して収益ストリーム分配を受け取り続けるために回答を提供し続けるというインセンティブを都合よく提供される。いくつかの実施形態では、さらに複数のレベルの引き上げられたステータスが存在してよい。いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、回答のための最良の返答を行ったとして、またはその質問に関する最良の返答提供者ユーザであるとして、投票で選ばれた場合、引き上げられたステータスを有することの利益をユーザがその回答に対してだけ獲得する、準引き上げられた(quasi−enhanced)ステータスを与えられてよく、それによって、準引き上げられた返答提供者ユーザが、延長された期間にわたって、その回答に対する収益分配を受け取り続けることを可能にする。結果として、不定期の返答提供者ユーザも、高品質の返答を提供することに対するインセンティブを受け取ることができる。返答提供者ユーザのインセンティブレベルステータスの決定に関するさらなる詳細は、図11を参照して提供される。
図10は、回答分類化マネージャルーチン1000の例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5の回答分類化マネージャコンポーネント536の実行によって提供され、回答される質問および回答の発見を容易にするために回答を分類するばかりでなく、返答提供者ユーザがカテゴリにおける専門知識を獲得することを可能にすることもできる。このルーチンは、図8の回答報奨割り当てマネージャルーチンによって、または定期的になど、様々な方法で起動することができ、本明細書で説明される他のルーチンと並列して起動することができる。ステップ1005において、ルーチンは開始し、1つまたは複数の回答を分類するための表示が、分類化の際に使用される任意選択の付加的な情報と共に受け取られる。付加的な情報は、以下でより詳しく説明される。ステップ1005の後、ルーチンはステップ1020に進み、分類するための表示が、要求者ユーザによって供給されたタグに基づいているかどうかを決定する。そうである場合、ステップ1025において、ルーチンは、要約を含む質問テキスト、および/または要求者ユーザによって供給されたタグに基づいて、1つまたは複数のカテゴリを決定する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのタグがカテゴリとなるが、他の実施形態では、同じタグをタグ付けされた以前の回答がどのカテゴリに分類されたかに基づいて、システムがカテゴリを決定する。1つまたは複数のカテゴリを決定した後、ルーチンはステップ1050に進む。
ステップ1020において、代わりに、表示が要求者ユーザによって供給されたタグに基づいて分類することではないと決定された場合、ルーチンはステップ1030に進み、分類のための表示が返答に基づいているかどうかを決定する。そうである場合、ステップ1035において、ルーチンは、返答に基づいて1つまたは複数のカテゴリを決定する。いくつかの実施形態では、ルーチンは、返答が以前に与えられたものかどうかを調べ、そうである場合、返答が回答と関連するどのカテゴリの一部であるかをチェックすることによって、返答に基づいて分類することができる。いくつかの実施形態では、これは、意見以外の、リンクまたは電話番号など、一定のタイプの返答にだけ基づいて実行することができる。いくつかの実施形態では、2つ以上の返答が同じカテゴリと関連する場合に限って、カテゴリは回答と関連したものとなる。返答に基づいて1つまたは複数のカテゴリを決定した後、ルーチンはステップ1050に進む。
要求が返答に基づいて分類することではない場合、ルーチンはステップ1040に進み、要求が回答を分類するために返答提供者ユーザからのタグを使用することかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンは1045に進み、返答提供者ユーザによって供給されたタグに基づいて1つまたは複数のカテゴリを決定する。ルーチンは、要求者ユーザによって供給されたタグに基づいて分類するのと同様の方式で、これを実行することができる。返答提供者ユーザによって供給されたタグに基づいて1つまたは複数のカテゴリを決定した後、または要求が返答提供者ユーザからのタグを使用することではない場合、ルーチンはステップ1050に進む。
ステップ1050において、ルーチンは、回答に関連するカテゴリを調整するために、他のカテゴリフィードバックを使用することができる。例えば、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、最良のカテゴリについて投票することができる。カテゴリを決定するために以前に使用された返答が、役に立たなかったまたは乱用的であったために削除された場合、ルーチンは、1つまたは複数のカテゴリが、結果としての回答と無関連になるべきかどうかを決定することができる。反対に、返答が最良の返答としてマーク付けされた場合、以前の回答からのその最良の返答に関連するすべてのカテゴリが、回答に関連したものとなることができる。カテゴリを調整するために他のフィードバックを使用した後、ステップ1060において、ルーチンは、任意選択で追加の処理を実行する。追加の処理は、(例えば、カテゴリが決定されたので、報奨割り当てを開始するために)表示を回答報奨割り当てマネージャルーチン800に送ること、または回答をブラウズするために使用されるインデックスを更新することを含むことができる。追加の処理を実行した後、ステップ1095において、ルーチンは、継続するかどうかを決定する。継続する場合、ルーチンはステップ1005に戻る。継続しない場合、ステップ1099において、ルーチンは終了する。
図11は、回答経験レベルインセンティブマネージャルーチン1100の例示的な一実施形態のフローチャートである。ルーチンは、例えば、図5の回答経験レベルインセンティブマネージャコンポーネント537の実行によって提供され、適格な各返答提供者ユーザが適格な質問について受け取る収益ストリーム分配を決定することができる。いくつかの実施形態では、図5の回答報奨割り当てコンポーネント534などの他のシステムコンポーネントによって使用するための返答提供者ユーザの専門知識レベルを決定するために、ルーチンは定期的に実行されてよい。1105において、ルーチンは開始し、返答提供者ユーザの表示、および各返答提供者ユーザのカテゴリ別の経験値を受け取る。ステップ1110において、次のカテゴリが選択され、またはこれが最初のカテゴリである場合は、最初のカテゴリが選択される。ステップ1115において、ルーチンは、カテゴリにおける専門知識を有する返答提供者ユーザを、そのカテゴリにおいて少なくとも決定された経験値の閾値を有することに基づいて識別する。ステップ1120において、次のユーザ(またはこれが最初のユーザである場合は、最初のユーザ)が選択される。ユーザが選択された後、ステップ1125において、ルーチンは、(例えば、経験値の数値の昇順で並べられた)カテゴリにおけるユーザの相対ランキングを決定する。いくつかの実施形態では、相対ランキングは、図2Fに示されたようなアカウントグラフィカルユーザインタフェースに表示され得るように、返答提供者ユーザDB 542のデータ構造に保存される。ユーザの相対ランキングを使用して、次にステップ1130において、ルーチンは、カテゴリにおける現在のインセンティブレベルステータスを決定する。
現在のステータスを決定した後、ステップ1135において、ルーチンは、現在のインセンティブレベルステータスが以前のインセンティブレベルステータスから変化しているかどうかを決定する。そうである場合、ルーチンはステップ1440に進み、カテゴリにおけるインセンティブレベルステータス変化の表示を提供する(例えば、表示を図5の回答収益ストリーム分配決定マネージャコンポーネント535に提供し、引き上げられたステータスの機能をオンおよびオフにする)。現在のインセンティブレベルステータスが変化していない場合、または適切な通知を提供した後、ステップ1145において、ルーチンは、任意選択で追加の処理を実行する。追加の処理は、何らかのボーナスが得られたかどうかをチェックすることを含むことができる。任意選択の処理を実行した後、ステップ1150において、ルーチンは、カテゴリにおける専門知識を有するさらなる返答提供者ユーザが存在するかどうかを決定する。存在する場合、ルーチンはステップ1120に進む。存在しない場合、ステップ1155において、ルーチンは、任意選択で追加の処理を実行する。任意選択の処理は、ランキングを保存すること、または人気度に基づいてカテゴリのサイズを変更することの表示を含むことができる。追加の処理を実行した後、ステップ1160において、ルーチンは、さらに多くのカテゴリが存在するかどうかを決定する。存在する場合、ルーチンはステップ1110に戻る。存在しない場合、ルーチンはステップ1165に進み、累積ポイントマイルストンまたは期間内に獲得された合計ポイントに基づいて何らかのボーナスが与えられるかどうかを識別することを含み得る追加の処理を実行する。その後、ステップ1199において、ルーチンは終了する。
いくつかの実施形態では、少なくともいくつかのタイプのユーザは、迅速回答システムにサインアップし、ユーザアカウントを受け取ることができる。いくつかの実施形態では、アカウントは、迅速回答システムによって提供される他のサイトおよび/もしくはサービスの部分、または迅速回答システムが参加するサイト連合の部分としての、より汎用的なアカウントとすることができる。加えて、いくつかの実施形態では、少なくともいくつかのタイプのユーザは、支払いを受け取るまたは行うための特別なアカウントなど、専用のアカウントを受け取るために登録することもできる。いくつかの実施形態では、各タイプのユーザ(例えば、返答提供者ユーザ、要求者ユーザ)は、別個のアカウントを有するが、他の実施形態では、同じアカウントが、全部または一部のタイプのユーザで共用されてよい。その後、アカウントは、ユーザ認証用のユーザ名およびパスワード、獲得ポイントの額、支払い情報、ユーザに関連するカテゴリ、引き上げられたステータス、ならびにランキングを含む、ユーザについての情報を保持することができる。
要求者ユーザは、質問を行うことができ、返答を返答提供者ユーザから受け取ることができる。1つまたは複数の返答は、質問に対する回答として使用することができ、いくつかの返答(例えば、乱用的な返答)は、回答の部分として使用することはできない。潜在的な返答は、返答提供者ユーザが情報、書籍/雑誌引用、データベース引用、電話番号、電子メールアドレス、および意見を見つけた、ネットワークアクセス可能なリソースサイト(例えば、URL(ユニフォームリソースロケータ)またはURI(ユニフォームリソース識別子))の1つまたは複数の表示を含むが、それに限定されない。加えて、いくつかの実施形態では、製品またはサービスを提供するアイテム提供者ユーザは、製品またはサービスに関連する付加的な返答を提供するために、金銭を支払うことができる。閲覧ユーザは、以前に回答された質問に対する回答を検討することができる。しかし、ユーザのタイプは、相互に排他的ではない。したがって、いくつかの実施形態では、シアトルの配管工について質問を行ったユーザは、依然として武道に関する質問に回答することができ、および/またはMicrosoft Word(商標)文書処理アプリケーションの余白の問題の解決についての以前に回答された質問を検討することができる。いくつかの実施形態では、所与のユーザは、迅速回答システムと対話するための適切なグラフィカルユーザインタフェースにアクセスし、および/またはグラフィカルユーザインタフェースを受け取るために、ユーザが現在行っている役割(例えば、要求者ユーザ、返答提供者ユーザ、アイテム提供者ユーザ、閲覧ユーザなど)を示すことができる。しかし、理解を容易にするため、様々なタイプのユーザが異なるかのように、異なるタイプのユーザが言及されている。さらに、いくつかの実施形態では、少なくとも何人かのユーザは、組織体(例えば、企業、グループ、連合など)であってよく、個人でなくてもよい。
質問およびそれらの質問に対する回答は、迅速回答システムを介して収集することができる。様々なタイプの質問が、迅速回答システムを介して行われてよい。いくつかの実施形態では、質問は、特定地域の製品またはサービスを見つけること、どの食品が健康によいかを決定すること、フュエルインジェクタを清掃する理由を見つけることなど、多岐にわたる。質問は、要求がクエスチョンマークで終っていようといまいと、または複数の問合せが単一の質問内で行われていようといまいと、情報を求める任意の要求を含む。加えて、いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの質問のトピックは、制限されてよい。例えば、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の所定のトピック(例えば、特定地域の製品および/またはサービス)についての質問だけが行われ、回答されてよい。他の実施形態では、不適切と見なされる質問(例えば、アダルトトピックおよび/または潜在的に違法な活動を含むトピック)は、必要に応じて、(例えば、アダルトコンテンツへのアクセスに年齢制限を実施することによって)禁止または制限されてよい。
要求者ユーザは、質問と、質問のための1つまたは複数のタグを指示することができる。いくつかの実施形態では、迅速回答システムは、質問テキスト内の専門用語、要求者ユーザによって指示されたタグ、ならびに/または質問および/もしくは要求者ユーザに関連するメタデータに基づいて、タグを提案する。いくつかの実施形態では、付加的な情報(例えば、要約テキスト、返答を提供するユーザにとって質問が利用可能および/またはアクティブであることができる期間など)は、要求者ユーザによって供給することができる。質問は、質問に対する返答を受け取った順序で、返答提供者ユーザに提示することができる。質問は、電子メール、インスタントメッセージングを介したプログラム的通知、または質問内の専門用語および/もしくは質問に対する有望な回答に関連するカテゴリに基づいた他の適切な方法を含む、様々な方法でユーザに提示されてよい。加えて、提示された質問は、専門用語のカテゴリ、初期報奨タイプ、報奨値、質問が行われた時間、および/または質問が時間切れになる時間によって配列されてよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、全文検索を介して質問にアクセスすることができる。いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの返答提供者ユーザは、先に述べられた方式の必ずしもすべてで質問を自らに提示させる能力をもたなくてもよい。加えて、返答提供者ユーザの人数は、所定の人数に限定されてよく、したがって、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、自分が返答に携わることを示すことができる。
返答提供者ユーザは、その後、質問に返答を提供することができる。いくつかの実施形態では、事実に関する返答は、情報源への謝意を示すことを返答提供者ユーザに要求する。質問に回答するために明確化が望まれる場合、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザまたはアイテム提供者ユーザは、要求者ユーザに明確化を求めることができる。いくつかの実施形態では、他の返答提供者ユーザからの以前の返答は、その他の返答提供者ユーザから見えなくされてよい。質問が終了したとき、少なくともいくつかの返答が、質問に対する回答になることができ、経験値の数値が、質問に対する独自な返答に与えられてよい。いくつかの実施形態では、乱用的または不十分な(すなわち、役に立たない)返答など、少なくともいくつかの返答は、回答の中で使用することはできない。質問は、質問のための指示された時間が経過した後、所定数の返答の後、または所定人数の返答提供者ユーザからの返答の後など、様々な方法で終了したと見なすことができる。
経験値は、カテゴリ毎に与えられてよい。一実施形態では、質問の経験値が決定され、その後、独自な返答の数で割られることができる。その後、独自な返答のポイントは、その返答を提供した返答提供者ユーザの人数で割ることができる。いくつかの実施形態では、各返答提供者ユーザに対する決定されたポイント割り当ては、回答に関連するカテゴリの数で割られる。いくつかの実施形態では、カテゴリは、1つまたは複数の関連タグを含むことができ、返答ならびに/または要求者ユーザおよび/もしくは返答提供者ユーザの両方によって供給されたタグから自動的に生成することができる。経験値を与えることに加えて、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、要求者ユーザ指定報奨の少なくとも一部、または(例えば、最良の回答、最良の返答提供者ユーザに対する)1つもしくは複数のボーナスとしての報奨を提供されてよい。経験値割り当てに関するさらなる詳細は、別の場所で提供される。
返答は、要求者ユーザおよび/または閲覧ユーザに提示することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、返答が返答提供者ユーザによって提供されたとき、または返答提供者ユーザから受け取られたときに、返答を見ることができる。広告、アイテム提供者ユーザからの返答、および/またはスポンサリンクを含む、様々な他のアイテムも、返答と共に表示することができる。広告以外の、収益を発生させるさらなる方法も、収益ストリームを発生させるために利用することができる。
いくつかの実施形態では、要求者ユーザは、返答を不十分(例えば、トピックから逸脱はしていないが役に立たない)または乱用的(例えば、トピックから逸脱した返答)としてマーク付けすることなど、様々な返答についてのフィードバックを提供することができる。加えて、いくつかの実施形態では、質問に対する返答が意見である場合、要求者ユーザは、その意見に対する1つまたは複数の続報を要求することができる。いくつかの実施形態では、質問に対して返答を提供した返答提供者ユーザも、経験値が割り当てられる前および/または後に、質問および/またはそれに関連する返答についての様々なタイプのフィードバックを提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザは、タグを提案すること、回答のカテゴリを識別する際に使用される回答の最良(またはさらには1次)タグに投票すること、最良の返答に投票すること、所与の質問に関する最良の返答提供者ユーザに投票すること、または返答が不十分もしくは乱用的であることを指摘することができる。いくつかの実施形態では、質問に返答を提供しなかった他のユーザも、フィードバックを提供することができる。ユーザ提供フィードバックの結果として、返答に対する専門知識ポイント割り当ては、しかるべく変更されてよい。フィードバックに関するさらなる詳細は、以下で説明される。
いくつかの実施形態では、例えば、返答提供者ユーザへの少なくともいくつかの個別現金支払いは少額であることがあるので、獲得金額が所定の金額(例えば、$5.00)を超えるまで、獲得額は集約されてよい。いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザに支払わなければならない額は、返答提供者ユーザのアカウントに関連づけることができ、収益分配からであろうと、初期報奨(あるとすれば)からであろうと、任意の現金ボーナスからであろうと、すべての収入を含むことができる。加えて、いくつかの実施形態では、現金を与える代わりに、商品券またはマイレージサービスのマイル数(もしくは他のロイヤルティポイント)など、非現金の同等価値が、代替として与えられてよい。カテゴリにおける経験値の何らかのマイルストンを受け取るなどのボーナスの一部または全部は、返答提供者ユーザに支払わなければならない金銭に追加され、または非現金ギフト(例えば、商品券)として与えられてよい。
いくつかの実施形態では、要求者ユーザが質問を提出したとき、迅速回答システムは、同じ質問が最近行われ、回答されたかどうかを調べるためのチェックを行うことができる。質問が以前行われ、回答されたとシステムが決定した場合、迅速回答システムは、以前行われた質問に対する回答を提供してよく、質問を返答提供者ユーザに提示しなくてよい。いくつかの実施形態では、結果として、経験値は与えられないが、他の実施形態では、以前行われた質問に以前回答した返答提供者ユーザにボーナスが与えられてよく、またはその質問に関する収益ストリーム分配が調整されてよい(例えば、より多くの収益がその質問に割り当てられる)。
上述されたように、いくつかの実施形態は、実行される作業を供給し、対応する結果を受け取るために人間ユーザと対話するシステムと対話し、または他の方法でシステムを利用することができる。文献(例えば、特許文献1を参照)でより詳しく説明されるように、いくつかのそのようなシステムは、他のユーザが、取引を行うユーザのタイプを識別および/または指定することを可能にするなど、ユーザの資格についての情報を取得および使用することに関する機能を提供することができる。いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザの資格は、自動的に決定されてよく、どの返答提供者ユーザが特定の質問へのアクセスを提供され得るかを決定するために、利用することができる。例えば、資格は、質問、返答、および回答と併せて利用される、タグおよび/またはカテゴリに関連づけられてよい。返答提供者ユーザは、回答を提供し、それによって、特定のカテゴリにおける経験値および対応する専門知識レベルを獲得するとき、それらのカテゴリに関連する資格を与えられることができ、そのような資格は、返答提供者ユーザがそのような資格を必要とする質問へのアクセスを獲得することを可能にすることができる。加えて、少なくともいくつかの実施形態では、要求者ユーザはさらに、提供する質問が適切な資格を取得した返答提供者ユーザによってのみアクセスおよび/または回答され得るように、提供する質問に資格を関連づけることができる。加えて、資格は、そのような質問に関連するタグおよび/またはカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、質問に自動的に関連づけることができる(例えば、タグ「Jaba」を使用する質問にJava(登録商標)プログラミング資格を関連づける)。実施形態は、特定の質問に提供される報奨が所定額より多い場合など、他の要因に基づいても、質問に資格を関連づけることができる(例えば、$5より多い報奨を有する質問に、資格のタイプが質問に関連する1つまたは複数のタグに基づいている資格を関連づける)。
いくつかの実施形態では、実行される作業を供給し、対応する結果を受け取るために人間ユーザと対話するシステムは、質問、返答、および回答に関連する作業を指定し、実行のためそのような作業を人間ユーザに割り当てるために利用することができる。例えば、質問を分類することから成る作業が指定されてよく、人間の分類者ユーザは、関連コンテンツ、メタデータ、および/またはタグに基づいて、質問および/または回答のための適切なカテゴリを選択することによって、そのような作業を実行することができる。そのような分類者ユーザは、金銭によって、および/または分類作業の実行に関連する経験値もしくは資格を獲得することによってなど、様々な方法で報奨を提供されてよい。供給された質問および/もしくは返答を編集し、または他の方法でそれらの品質を改善することから成る作業を含む、人間ユーザによって実行される他のタイプの作業も企図されている。例えば、質問に関連するタグを選択もしくは他の方法で編集すること、または文法もしくは他の特徴を改善するために質問および/もしくは返答の内容を編集することを含む、人間実行作業が発生させられてよい。
先に説明されたように、いくつかの実施形態では、迅速回答システムにコマンドを送信するために、電子メッセージが使用されてよい。例示的な一実施形態では、そのようなコマンドの非排他的なリストは、以下のようになる。
表において、コマンドの後に続くxおよびyはパラメータであるが、場合によっては、パラメータは任意選択とすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、「confirm」は、パラメータを必要としなくてもよい。コマンドのこのリストは、単に例示的なものに過ぎず、他の実施形態では、より多数または少数のコマンドが利用可能であってよい。
いくつかの実施形態では、コマンドはさらに、メッセージ認証プロセスの部分として使用されてよい。例えば、要求者ユーザが支払い情報を有するアカウントを設定した後、より多くの質問を購入したいと望んだ場合、要求者ユーザは、「buy@rapid-answer.com」にメッセージを送信し、メッセージの本文には「buy XX」とタイプすることができ、ここで、XXは、要求者ユーザが購入を望む質問の数である。迅速回答システムは、要求者ユーザからメッセージを受信した後、購入を確認するために、追跡識別子を有する確認要求メッセージを返信することができる。ユーザは、確認要求メッセージを受信すると、「confirm ####」とタイプすることによって、メッセージに応答することができ、ここで、####は、ユーザの4桁のPINである。購入する質問の数を間違って入力した場合、取引が発生することを防止するために、ユーザは、「reject」コマンドを有するメッセージを送信することもできる。迅速回答システムは、このメッセージを受信すると、追跡識別子および4桁のPINを照合し、両方が合致した場合、取引を完結させる。追跡識別子とPINの知識とのそのような組合せは、ユーザの認証を円滑化する。
いくつかの実施形態では、コマンドは、他の方式でも使用されてよい。例えば、ユーザは、モバイルデバイスを介して商品を検索し、購入することができる。最初、ユーザは1つまたは複数のモバイルサービスにサインアップし、好ましい支払い選択肢を(例えば、クレジットカードを登録することによって)選択し、また好ましい配送先住所(例えば、自宅住所)および配送方法(例えば、2日後着の陸輸)を選択する。その後、ユーザは、特定の商品を見つけるために、「find item」とタイプしたメッセージを迅速回答システムに送信することができ、ここで、itemは、商品の記述(例えば、ISBNまたはSKU番号などの一意商品番号)である。迅速回答システムは、ユーザからメッセージを受信し、記述に合致する1つまたは複数の商品からなるリストおよび各商品の価格をユーザに送信することができる。結果は、各商品の商品識別子および追跡識別子を含むことができる。ユーザは、検索結果を含むメッセージを受信した後、購入する商品の1つを選択することができる。ユーザは、「buy item XXXXX」とタイプして、メッセージに応答することによって商品を購入し、ここで、XXXXXは、迅速回答システムによって供給される商品識別子である。その後、迅速回答システムは、メッセージを受信し、追跡番号の照合を試みる。追跡番号がユーザ用の送信された追跡識別子と合致する場合、システムは、将来の購入を明記した確認要求メッセージを送信する。確認要求メッセージは、別の異なる追跡識別子を有してよく、または代わりに、検索結果メッセージと同じ追跡識別子を有してもよい。ユーザは、確認要求メッセージを受信した後、「confirm ####」とタイプすることによって返信することができ、ここで、####は、ユーザの4桁のPINである。迅速回答システムは、ユーザから返信された確認メッセージ応答を受信すると、ユーザ用の追跡識別子および4桁のPINの照合を試み、両方が合致する場合、ユーザの商品購入処理を進める。その後、商品は、ユーザが事前選択した配送先住所(例えば、自宅住所)に、事前選択した配送方法(例えば、2日後着の陸輸)によって送られる。モバイルユーザが配送先住所および/または配送方法を指定することを可能にするなどのさらなる機能も実行することができる。
いくつかの実施形態では、ユーザは、モバイルデバイスを介して、別のユーザに支払いを行うこともできる。そのような人対人モデルでは、ユーザは、支払いサービスにサインアップすることができる。支払いサービスにサインアップし、少なくとも1つの支払い方法を提供した後、ユーザは、迅速回答システムを用いたメッセージを介して、金銭を別のユーザに送ることができる。ユーザは、例えば、本文「pay otheruser@domain.com 10」を含むメッセージを迅速回答システム(例えば、「pay@rapid-answer.com」)に送信する。システムは、メッセージを受信した後、追跡識別子を有する確認要求メッセージを返信することができる。ユーザは、システムから確認要求メッセージを受信し、「confirm ####」とタイプすることによって、メッセージに応答することができ、ここで、####は、ユーザの4桁のPINである。システムは、ユーザから折り返しの確認メッセージを受信すると、追跡識別子および4桁のPINの照合を試みる。追跡識別子および4桁のPINの両方が合致した場合、システムは、他のユーザの口座に$10を入金し、支払いを行うユーザから(おそらくは付加的な処理手数料と共に)$10を獲得する。
先のシナリオは迅速回答システムを介して発生するとして説明されたが、他の実施形態では、機能の一部または全部は、オンライン販売業者のシステムなど、他のシステムによって提供されてよい。加えて、いくつかの実施形態は、そのような支払いトランザクションのセキュリティを高めるために、トランザクション当たり振替可能な上限額(例えば、トランザクション当たり最高$50)、および/または期間当たり振替可能な上限額(例えば、1日当たり最高$100)を設けることを含む、様々な機構を利用し得ることも理解されよう。他のセキュリティ機構は、生成されたコマンドメッセージが、有効なユーザには分かる可能性が高いが、悪意あるユーザに分かる可能性が低い情報を含むことを確認することを含んでよい。そのような情報は、(図2Qを参照してさらに詳しく説明された)有効な追跡識別子、共有される秘密(例えば、パスワードおよび/もしくは母親の結婚前の姓などの個人的情報)、ならびに/または(文献(例えば、特許文献3を参照)でさらに詳しく説明されている)事前定義された支払い命令を指示する参照トークンを含むことができる。また、メッセージは、HTTP/Sによって、または迅速回答システムに送信する前/迅速回答システムから送信される前の暗号化およびハッシングによって、安全に送信することができる。
先に述べられたように、質問に返答を提供した返答提供者ユーザに報奨が割り当てられ得る実施形態では、報奨は、様々な方式で計算することができる。例えば、報奨は、質問を行った要求者ユーザおよび/または質問に返答を提供した返答提供者ユーザからのフィードバックに少なくとも部分的に基づいて割り当てられてよい。質問に返答を提供した返答提供者ユーザは、質問に返答を提供した他の返答提供者ユーザからの返答にフィードバックを提供してもよい。
具体的な一例として、返答に関する要求者ユーザおよび返答提供者ユーザからのフィードバックは、回答を優秀、良好、問題なし、役に立たない、または乱用的として格付けすることから成ることができる。様々なユーザからのフィードバックは、返答の正規化格付けを生成する際に使用される数値に、優秀=+2、良好=+1、問題なし=0、不十分=−1、および乱用的=−2のように変換することができる。その後、これらの数値は、返答の正規化格付けを計算するために、以下の公式に入れることができる。
この公式において、RURは、質問を供給した要求者ユーザによって供給された格付けを表し、RPURnは、返答提供者ユーザnからの格付けを表し、nは、返答についてのフィードバックを提供した返答提供者ユーザの人数である。公式に示されるように、この例では、質問を行った要求者ユーザの格付けは、返答提供者ユーザの格付けの2倍の価値がある。例えば、格付けが以下に示すものであると仮定する。
その後、返答提供者ユーザ1の正規化格付けは、
となる。結果として、正規化格付けは、
となる。したがって、正規化格付けを経験値にマップする以下の表によれば、返答提供者ユーザ1は、返答に対して+5ポイントの経験値が与えられる。
複数のカテゴリを有する回答では、同じ数値の経験値が、カテゴリ毎に与えられてよいが、他の実施形態では、経験値は、カテゴリの間で分割されてもよい。加えて、いくつかの実施形態では、返答提供者ユーザによって提案されたカテゴリは、返答提供者ユーザによる投票に基づいて、および/または(例えば、要求者ユーザフィードバックに基づいた)他の方式で、そのカテゴリが最良カテゴリであると決定されない限り、報奨割り当てのために使用されなくてよい。しかし、そのような場合、提案されたすべてのカテゴリは、他の目的で使用されてよい(例えば、検索に利用可能である)。
先の例を続けると、返答提供者ユーザ2は、−0.4の正規化格付けを受け取り、したがって、要求者ユーザによって返答が乱用的としてマーク付けされたにも関わらず、+5ポイントの経験値を受け取る。しかし、いくつかの実施形態では、返答が乱用的としてマーク付けされたので、乱用的な返答はそれにも関わらず追跡され、返答提供者ユーザ2が要求者ユーザによって乱用的としてマーク付けされたあまりにも多くの返答を与えた場合に、一時的または永久に返答提供者ユーザ2を締め出すなど、他の方式で返答提供者ユーザ2に不利となるように使用される。この例に公式を適用し続けると、返答提供者ユーザ3は、−0.75の正規化格付けを受け取り、返答に関して10ポイントの経験値を差し引かれる(すなわち、−10ポイントの経験値を割り当てられる)。
いくつかの実施形態では、少なくとも所定数(例えば3)の格付けを受け取らない場合、その返答は、デフォルトで問題なしと見なされ、+5ポイントの経験値を与えられる。したがって、返答提供者ユーザ4は、質問に対する返答提供者ユーザ4の返答に対して、+5ポイントを与えられてよい。加えて、最高の正規化格付けを有する返答提供者ユーザは−それが所定の正規化格付け(例えば+0.5)を上回ると仮定して−最良の返答であると決定され、+10ポイントの経験値のボーナスを与えられてよい。同点の場合、要求者ユーザの格付けが、優劣を決めるために利用され、それでもまだ同点の場合、どちらの返答も、最良の返答であると決定されなくてよい。いくつかの実施形態では、質問を受領した後で返答を提供し損ねたことに関するペナルティ(例えば、カテゴリ別に50ポイントの経験値を差し引く、迅速回答システムからのあり得る締め出しのために返答提供者ユーザを追跡するなど)も、査定されてよい。いくつかの実施形態では、アイテム提供者ユーザからの返答も、アイテム提供者ユーザの返答についてのフィードバックに基づいて、経験値を用いた報奨が与えられてよく、および/またはアイテム提供者ユーザは、経験値の割り当てに使用されるフィードバックを提供することができる。
いくつかの実施形態では、様々なセキュリティおよび/または詐欺対策が利用できる。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを用いて迅速回答システムにサインインすることができる。活動の様々なログが、詐欺およびセキュリティ侵害を防止し、それらに対処するために利用できる。同じ要求者ユーザからの質問の数に制限がかけられてよく、返答提供者ユーザは、定められた期間内に回答することができる。加えて、同じ人が要求者ユーザとして質問を行い、返答提供者ユーザとしてその質問に回答することは、許可されてはならない。
当業者であれば、いくつかの実施形態では、上で説明されたルーチンによって提供される機能は、より多数のルーチンに分割するまたはより少数のルーチンに統合するなどの代替方法でも提供できることを理解されよう。同様に、いくつかの実施形態では、説明されたルーチンは、他の説明されたルーチンがそれぞれ代わりにそのような機能を欠きもしくは含む場合、または提供される機能の量が変更された場合、説明されたよりも多数または少数の機能を提供してもよい。加えて、様々な動作は、特定の方式(例えば、直列的もしくは並列的に)および/または特定の順序で実行されるものとして説明できるが、当業者であれば、他の実施形態では、動作が他の順序および他の方式で実行されてよいことを理解されよう。当業者であれば、上で説明されたデータ構造は、単一のデータ構造を複数のデータ構造に分割すること、または複数のデータ構造を単一のデータ構造に統合することなどによる異なる方式でも構成できることを理解されよう。同様に、いくつかの実施形態では、説明されたデータ構造は、他の説明されたデータ構造がそれぞれ代わりにそのような情報を欠きもしくは含む場合、または保存される情報の量もしくはタイプが変更された場合、説明されたよりも多数または少数の情報を保存してもよい。
上記のことから、説明の目的で本明細書では特定の実施形態が説明されたが、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正を施し得ることが理解されよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそこで説明される要素による以外は、限定されない。加えて、本発明のある態様が添付のある請求項において提示されるが、発明者らは、本発明の様々な態様を任意の利用可能な請求項において企図している。例えば、本発明のいくつかの態様だけがコンピュータ可読媒体において実施されるとして現在は説明されているが、他の態様も同様にそのようにして実施されることができる。