JP5374135B2 - 画像処理装置、画像処理装置の作動方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の作動方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関するものである。
大量の時系列画像を効率よく観察するための技術として、例えば特許文献1には、画像間の類似性に応じて画像の表示レートを変化させる方法が示されている。具体的には、時系列順が近傍する画像間の画素値の差等に基づき画像間の類似性を求め、類似性が高い、つまり、画像の変化が小さい場合には画像の表示レートを上げて高速で表示し、類似性が低い、つまり、画像の変化が大きい場合には画像の表示レートを下げて低速で表示するものである。
一方、特許文献2には、時系列画像を構成する各画像における注目領域(特徴領域)の占有率に応じて、表示レートを変更したり、表示するか否かを設定したりする方法が示されている。具体的には、画像内の注目領域を、その色情報等に基づいて検出する。そして、注目領域の画像内での占有率が高い場合には画像の表示レートを下げて低速で表示し、注目領域の画像内での占有率が低い場合には、画像の表示レートを上げて高速で表示したり、画像の表示を行わないように設定したりするものである。
特表2004−521662号公報 特開2006−296569号公報
特許文献1では、画像内の注目領域の有無を考慮せず、画像全体の類似性に応じて表示レートを変化させる。このため、注目領域が存在せず観察の必要性が低い画像であっても、時系列順が近傍する画像間の類似性が低い場合には低速の表示レートで表示を行うことになり、観察に余計な時間と労力を要するという問題がある。一方、特許文献2では、注目領域の画像内での占有率に応じて表示レート等を設定するため、注目領域が連続して映る場合には、その画像間に変化が殆どなくても、低速の表示レートで表示を行うことになり、やはり観察に余計な時間と労力を要するという問題がある。
本発明は、上記に鑑み為されたものであって、大量の時系列画像を効率よく観察することができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するための、本発明のある態様にかかる画像処理装置は、時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出部と、時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割部と、前記領域分割部によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出部と、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定部と、を備えることを特徴とする。
この態様にかかる画像処理装置によれば、時系列順が近傍する複数の画像内を、この複数の画像内における注目領域検出結果をもとに領域分割し、各領域における変化量をもとに、複数の画像間の画像間変化量を算出することができる。そして、算出した画像間変化量をもとに各画像の表示条件を設定することができる。したがって、時系列画像を構成する各画像の表示条件を適切に設定することができ、大量の時系列画像を効率よく観察することができる。
また、本発明の別の態様にかかる画像処理装置は、時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出手段と、時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割手段と、前記領域分割手段によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出手段と、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる画像処理方法は、時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理方法であって、前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出工程と、時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割工程と、前記領域分割工程で領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出工程と、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる画像処理プログラムは、コンピュータに、時系列で取得された時系列画像を処理させるための画像処理プログラムであって、前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出ステップと、時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割ステップと、前記領域分割ステップで領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出ステップと、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定ステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、時系列画像を構成する各画像の表示条件を適切に設定することができ、大量の時系列画像を効率よく観察することができる。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態の画像処理装置を含む画像処理システムの全体構成を示す概略模式図である。図1に示すように、画像処理システムは、被検体1内部の画像を撮像するカプセル内視鏡3、カプセル内視鏡3から無線送信される画像を受信する受信装置5、受信装置5によって受信された画像をもとに、カプセル内視鏡3によって撮像された画像を処理して表示する画像処理装置10等で構成される。受信装置5と画像処理装置10との間の画像データの受け渡しには、例えば可搬型の記録媒体(可搬型記録媒体)7が使用される。
カプセル内視鏡3は、管腔内を通過しながら時系列に順次管腔内の画像(管腔内画像)を撮像する小型撮像機であり、消化管等のような体内管腔を検査するために用いられる。このカプセル内視鏡3は、被検体1の口から飲み込まれて被検体1内部に導入され、体内管腔内を移動しながら逐次管腔内画像を撮像する。そして、撮像した管腔内画像を体外に無線送信する。
ここで、カプセル内視鏡3によって撮像される時系列の管腔内画像の枚数は、撮像レート(約2〜4frame/sec)×カプセル内視鏡の体内滞在時間(約8hours=8×60×60sec)で概ね示され、5〜6万枚になる。図2は、カプセル内視鏡3により撮像される管腔内画像の模式図である。図2に示すように、管腔内画像には、粘膜31を主として、時に内容物33、泡35等が映る。医師は、5〜6万枚にもおよぶ時系列の管腔内画像において、特に粘膜領域に注目しながら観察を行い、粘膜の異常(病変)等を見つけ出している。このため、これら時系列の管腔内画像において粘膜領域等の注目領域の変化を効率よく観察可能な、画像の表示条件を設定する必要がある。なお、カプセル内視鏡3により撮像される管腔内画像は、通常、各画素位置においてR(赤),G(緑),B(青)の各色成分に対する画素レベル(画素値)を持つカラー画像である。
受信装置5は、被検体1内におけるカプセル内視鏡3の通過経路に対応する体表上の位置に分散配置される受信用アンテナA1〜Anを備える。そして、受信装置5は、各受信用アンテナA1〜Anを介してカプセル内視鏡3から無線送信される画像データを受信する。この受信装置5は、可搬型記録媒体7の着脱が自在に構成されており、受信した画像データを可搬型記録媒体7に逐次保存する。このようにして、カプセル内視鏡3が撮像した被検体1内部の画像(管腔内画像)は、受信装置5によって時系列順に可搬型記録媒体7に蓄積され、時系列画像として保存される。
画像処理装置10は、カプセル内視鏡3によって撮像された画像(管腔内画像)を医師等が観察・診断するためのものであり、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現される。この画像処理装置10は、可搬型記録媒体7の着脱が自在に構成されており、可搬型記録媒体7に保存された時系列画像を構成する各画像を処理し、例えばLCDやELディスプレイ等のディスプレイに時系列順に順次表示する。
本実施の形態は、上記のようにカプセル内視鏡3によって撮像された時系列画像の各画像から注目領域を検出し、注目領域の検出結果(注目領域検出結果)をもとに各画像の表示条件を設定するものである。
ここで、「注目領域」とは、観察者が注目する領域、つまり観察対象とする領域であり、検出したい対象が存在する可能性が高い領域のことである。以下では、時系列画像として、カプセル内視鏡3によって撮像された時系列の管腔内画像を例にとって説明するが、この場合、医師が管腔内画像の中から検出したい対象が存在する領域が注目領域となる。例えば、管腔内画像の中から、体内管腔内の内壁の生体組織(粘膜)が異常化した「病変部」を検出したい場合、医師は、病変部が存在する可能性のある粘膜に注目して管腔内画像を観察することとなる。したがって、病変部を検出する可能性が高い観察対象の領域である注目領域は、粘膜領域となる。
一方、「非注目領域」とは、画像内の「注目領域」以外の領域であり、検出したい対象が存在する可能性が低い領域である。上記した管腔内画像の例では、「注目領域」となる粘膜領域以外の泡や内容物の映る領域がこれに該当する。
なお、画像内のどの領域を注目領域とし、非注目領域とするのかは、検出したい対象に応じて異なる。例えば、管腔内画像を観察する場合において、医師が「内容物中の異物」を検出したい場合には、これを検出する可能性の高い観察対象の領域は画像中の内容物が映る領域である。したがって、注目領域は内容物領域となる。そしてこの場合には、注目領域となる内容物領域以外の粘膜領域や泡が映る領域は非注目領域となる。
また、実際に画像内のどの領域が注目領域または非注目領域に該当するかは、各画素の特徴を示す例えば色やテクスチャ等の特徴量に基づいて決定する。
図3は、実施の形態1の画像処理装置10の機能構成を説明するブロック図である。本実施の形態では、画像処理装置10は、画像取得部11と、入力部12と、表示部13と、記憶部14と、演算部15と、装置各部を制御する制御部16とを備える。
画像取得部11は、カプセル内視鏡3によって撮像されて受信装置5によって可搬型記録媒体7に保存された時系列画像を取得するものであり、例えば、可搬型記録媒体7を着脱自在に装着し、装着した可搬型記録媒体7に蓄積された時系列画像を構成する各画像の画像データを読み出して取得する。この画像取得部11は、例えば、可搬型記録媒体7の種類に応じた読み書き装置によって実現される。なお、カプセル内視鏡3によって撮像された時系列画像の取得は、可搬型記録媒体7を用いた構成に限定されるものではなく、例えば、画像取得部11の代わりにハードディスクを備える構成とし、ハードディスク内にカプセル内視鏡3によって撮像された時系列画像を予め保存しておく構成としてもよい。あるいは、可搬型記録媒体7の代わりに別途サーバを設置し、このサーバに時系列画像を予め保存しておく構成としてもよい。この場合には、画像取得部を、サーバと接続するための通信装置等で構成し、この画像取得部を介してサーバに接続して、サーバから時系列画像を取得する。
入力部12は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、各種スイッチ等によって実現されるものであり、操作入力に応じた操作信号を制御部16に出力する。表示部13は、LCDやELディスプレイ等の表示装置によって実現されるものであり、制御部16の制御によって、時系列の管空内画像の表示画面を含む各種画面を表示する。
記憶部14は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵あるいはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROM等の情報記録媒体およびその読取装置等によって実現されるものである。この記憶部14には、画像処理装置10を動作させ、この画像処理装置10が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が格納される。また、時系列画像を構成する各画像の表示条件を設定するための画像処理プログラム141が格納される。
演算部15は、CPU等のハードウェアによって実現され、画像取得部11によって取得される時系列画像を処理し、時系列画像を構成する各画像の表示条件を設定するための種々の演算処理を行う。この演算部15は、注目領域検出部151と、領域分割部152と、画像間変化量算出部153と、表示条件設定部155とを備える。注目領域検出部151は、カプセル内視鏡により撮像された時系列画像の各画像内から注目領域を検出する。領域分割部152は、時系列的に近傍となる複数の画像内における注目領域検出結果に基づき複数の画像内を領域分割する。画像間変化量算出部153は、分割された各領域における変化量に基づき画像間変化量を算出する。この画像間変化量算出部153は、領域分割部152によって分割された各領域の全画像領域に対する占有率を算出する占有率算出部154を備える。表示条件設定部155は、画像間変化量に基づき各画像の表示条件を設定する。
制御部16は、CPU等のハードウェアによって実現される。この制御部16は、画像取得部11から入力される画像データや入力部12から入力される操作信号、記憶部14に格納されるプログラムやデータ等に基づいて画像処理装置10を構成する各部への指示やデータの転送等を行い、画像処理装置10全体の動作を統括的に制御する。
図4は、実施の形態1の画像処理装置10が行う処理手順を示す全体フローチャートである。ここで説明する処理は、演算部15が記憶部14に格納された画像処理プログラム141を実行することにより実現される。なお、ここでは、時系列順序i_startからi_endまでの時系列画像を構成する各画像I(i_start)〜I(i_end)を処理する際の流れを示している。
図4に示すように、まず、演算部15は、処理対象となる画像の時系列画像内での順序を示す符号iをi_startに設定し(ステップS1)、続いて画像間変化量算出部153が、画像I(i−1)から画像I(i)への画像間変化量V(i)を、画像の変化が大きいことを示す所定値とする(ステップS3)。ここで、iはステップS1でまずi_startに設定されるため、画像I(i)は画像I(i_start)となり、時系列順が先頭の画像となる。このため、画像I(i−1)は実際には存在しない。そこで、画像が存在しない状態から画像が存在する状態への画像間変化量V(i)として、画像の変化が大きいことを示す値として予め定められた所定値を設定する。
次に、演算部15は、画像I(i)と画像I(i+1)とを取得する(ステップS5)。本例では、時系列順が近傍する複数の画像として、時系列順が連続する2枚の画像を用いるが、必ずしも連続する必要はなく、連続しない時系列近傍の画像を用いてもよい。
次に、注目領域検出部151が、画像I(i)および画像I(i+1)内の注目領域を検出する(ステップS7)。前述の通り、本実施の形態では、医師が管腔内画像中の粘膜領域に注目して画像の観察を行う場合を想定している。よって、本例では、粘膜領域を注目領域として検出することとする。なお、粘膜領域の検出方法には様々な方法があるが、ここでは、色やテクスチャの特徴量に基づいて検出する方法を示す。
まず、色特徴量に基づく方法について説明する。色特徴量に基づく方法では、事前に複数の画像内の粘膜領域に属する多数の画素をサンプリングし、その画素の色特徴量を求める。ここで、色特徴量とは、対象となる画素の各色成分の画素値や、それらをもとに既に公知の変換により2次的に算出される値、色差(YCbCr変換)、色相、彩度(HSI変換)、色比(G/R,B/G)等である。続いて、サンプリングした画素の色特徴量からなる特徴ベクトルFn=(fn_1,fn_2,・・・,fn_k)tを算出する。ここで、fn_jはn番目の教師データのj番目の特徴量値であり、kは特徴量の個数である。そして、この特徴ベクトルFnをもとに、次式(1)に従って平均ベクトルμと分散共分散行列Zとを求め、記憶部14に記録しておく。ここで、NDは、サンプリングデータ数である。
Figure 0005374135
そして、処理対象の画像I(i)および画像I(i+1)内の各画素の色特徴量からなる特徴ベクトルx=(x_1,x_2,・・・,x_k)tと、事前に求めて記憶部14に記録しておいた平均ベクトルμおよび分散共分散行列Zとをもとに、次式(2)に従って、各画素が粘膜領域であるのか粘膜領域以外の領域であるのかを判定するための判定指標である確率密度P(x)を算出する。そして、P(x)が所定の閾値以上となる画素を注目領域として検出する。ここで、|Z|はZの行列式、Z-1はZの逆行列である。
Figure 0005374135
次に、テクスチャ色特徴量に基づく方法について説明する。テクスチャ特徴量に基づく方法では、事前に複数の画像内を所定サイズの矩形領域に分割し、粘膜領域に属する矩形領域を多数サンプリングする。そして、その矩形領域のテクスチャ特徴量を求める。テクスチャ特徴量とは、画素値の繰り返しパターンを数値化したもので、既に公知の周波数特徴や同時生起行列等(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,192P,領域特徴量)である。これらは、各色成分の画素値を用いて算出してもよいし、特定の色成分や2次的に算出される値を用いて算出してもよい。
続いて、サンプリングした矩形領域のテクスチャ特徴量からなる特徴ベクトルFn=(fn_1,fn_2,・・・,fn_k)tを算出する。ここで、fn_jはn番目の教師データのj番目の特徴量値であり、kは特徴量の個数である。そして、この特徴ベクトルFnをもとに、上記した式(1)に従って平均ベクトルμと分散共分散行列Zとを求め、記憶部14に記録しておく。
続いて、処理対象の画像画像I(i)および画像I(i+1)内を所定サイズの矩形領域に分割し、各矩形領域のテクスチャ特徴量からなる特徴ベクトルx=(x_1,x_2,・・・,x_k)tと、事前に求めて記憶部14に記録しておいた平均ベクトルμおよび分散共分散行列Zとをもとに、上記した式(2)に従って、各矩形領域が粘膜領域であるのか粘膜領域以外の領域であるのかを判定するための判定指標である確率密度P(x)を算出する。そして、P(x)が所定の閾値以上となる矩形領域(矩形領域に属する画素)を注目領域として検出する。
図5は、図2に示した画像(管腔内画像)における注目領域検出結果を示す模式図である。図5に示すように、ここでの処理によって、図2に示した粘膜31が映る領域を注目領域A11として検出する一方、図2に示した内容物33や泡35が映る領域を、注目領域ではない非注目領域A131,A133として検出する。
以上、本例では、画素値の色特徴量や、矩形領域のテクスチャ特徴量をもとに、確率密度関数を用いて粘膜領域を検出する方法を示したが、検出方法は対象とする注目領域によって異なるものである。要は画像内の注目領域を検出できればよいので、本例以外の方法で検出してもよい。
次に、図4に示すように、領域分割部152が、画像I(i)および画像I(i+1)内を、例えば、画像I(i)および画像I(i+1)内における注目領域検出結果が時系列に沿って注目領域のままの領域(以下、「第1の領域」と呼ぶ。)と、非注目領域から注目領域になる領域(以下、「第2の領域」と呼ぶ。)と、注目領域から非注目領域になる領域または非注目領域のままの領域(以下、これらを包括して「第3の領域」と呼ぶ。)とに分割する(ステップS9)。
図6は、画像I(i)および画像I(i+1)内における注目領域検出結果に基づく領域分割の説明図である。図6(a)は画像I(i)の注目領域検出結果例であり、(b)は画像I(i+1)の注目領域検出結果例である。そして、図6(c)は、図6(a),(b)の注目領域検出結果に基づく領域分割の結果例である。なお、図6(c)では、画像I(i)内で検出された注目領域の輪郭線を破線で示し、画像I(i+1)内で検出された注目領域の輪郭線を実線で示している。ここでの処理によって、画像I(i)および画像I(i+1)内が、図6(c)に示すように、第1の領域A31と、第2の領域A33と、2つの第3の領域A351,A353とにそれぞれ分割される。
実際の処理としては、画像I(i)と同じサイズで、領域分割の情報を記録するためのラベル画像を用意する。そして、ラベル画像内の各画素の座標において、その座標と同一の座標になる画像I(i)内の画素と画像I(i+1)内の画素とが注目領域であるか非注目領域であるか参照しながら、ラベル画像内の対象となる画素に対し、注目領域のままの画素には第1の領域を示すラベル値を、非注目領域から注目領域になる画素には第2の領域を示すラベル値を、注目領域から非注目領域になる画素および非注目領域のままの画素には第3の領域を示すラベル値をそれぞれ設定する。
次に、図4に示すように、占有率算出部154が、分割された第1〜第3の各領域の全画像領域に対する占有率をそれぞれ算出する(ステップS11)。具体的には、ラベル画像において、第1の領域に属する画素数を求め、面積Area_1とする。また、ラベル画像において、第2の領域に属する画素数を求め、面積Area_2とする。また、ラベル画像において、第3の領域に属する画素数を求め、面積Area_3とする。そして、これらの各面積Area_1,2,3をもとに、次式(3)〜(5)に従って、第1の領域の占有率Occ_1、第2の領域の占有率Occ_2および第3の領域の占有率Occ_3をそれぞれ算出する。
Figure 0005374135
次に、画像間変化量算出部153が、画像間変化量算出処理を行って画像I(i)と画像I(i+1)との間の画像間変化量V(i+1)を算出する(ステップS13)。図7は、画像間変化量算出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
ここで、第1の領域となる注目領域のままの領域では、その領域における画像の変化を画像間変化量に反映させるべきである。そこで、図7に示すように、画像間変化量算出処理では先ず、画像間変化量算出部153は、第1の領域における画像I(i)と画像I(i+1)との間の変化量Va_1を算出する(ステップS131)。変化量の算出の方法には、様々な方法があるが、ここでは、画像間での第1の領域の類似度または相違度、移動量、統計量変化に基づく方法を示す。
まず、類似度または相違度に基づく方法について説明する。ここで、類似度とは、比較対象の領域の類似性を示す指標である。また、相違度とは、比較対象の領域の相違性を示す指標である。そこで、画像I(i)およびI(i+1)内の第1の領域に属する画素の画素値の差の2乗和SSDを次式(6)に従って算出する。各画像は、R(赤),G(緑),B(青)の各色成分に対する画素値を持つため、SSDの値も各色成分で算出できる。そこで、各色成分のSSDの合計値または平均値を求め、この値を第1の領域での変化量Va_1とする。
Figure 0005374135
また、SSDの代わりに、次式(7)に示す画素値の差の絶対値和SADや、次式(8)に示す正規化相互相関値NCC等を用いてもよい。なお、NCCの場合には、値が−1〜1の範囲となり、画像の変化が少ない程値が大きくなるため、符号を反転させる等の処理が必要である。
Figure 0005374135
次に、移動量に基づく方法について説明する。ここで、移動量とは、異なる時刻に撮像された2枚の画像間で同じ対象の対応付けを行った際の座標の変化量である。そこで、画像I(i)の第1の領域内に所定サイズの矩形領域を複数設定し、各矩形領域をテンプレートとして、画像I(i+1)内にて、既に公知のテンプレートマッチング処理を行う。(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,202P,テンプレートマッチング)。
なお、テンプレートマッチングでは、画像間の類似度または相違度を算出するが、各色成分で算出した後に平均値を求めて最終的な類似度または相違度とすればよい。また、マッチングの探索範囲は、各テンプレートの中心座標を中心に、撮像レートや撮像対象の動きの速さを考慮して設定すればよい。またさらに、高速化のために、疎密探索法、残差逐次検定法等を用いてもよい(参考:CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,206P,高速探索法)。
結果的に、各テンプレートに対する画像I(i+1)内の最も類似する領域の座標と、その時の類似度または相違度が得られる。そして、画像I(i)での各テンプレートの中心座標から、それぞれ最も類似する画像I(i+1)内の領域の中心座標までのベクトルを求めることで、画像I(i)の第1の領域内に設定した各矩形領域に対する移動量が得られる。得られた移動量の長さの最大値あるいは平均値を求め、この値を第1の領域での変化量Va_1とする。なお、マッチング時の類似度が低いテンプレートまたは相違度が高いテンプレートに関しては、同じ対象が対応付けられていない可能性が高いため、変化量算出から除外してもよい。
次に、統計量変化に基づく方法について説明する。ここで、統計量とは、比較対象の領域内の画素値の平均値、分散値、歪度、尖度、ヒストグラム等である。例えば、画像I(i)および画像I(i+1)内の第1の領域に属する画素の統計量としてそれぞれ得られる数値Statの差D_Euclidを次式(9)に従って算出し、この値を第1の領域での変化量Va_1とする。
Figure 0005374135
なお、領域内の画素値の平均や分散を統計量とする場合、R(赤),G(緑),B(青)の各色成分で1つずつ算出されるため、合わせると3つの統計量となる。また、ヒストグラムの場合、R(赤),G(緑),B(青)の各色成分での階級数がn_edgeの場合、3×n_edgeの統計量となる。また、各統計量の取り得る範囲が互いに合うように、正規化したり、各統計量に重み係数を乗じて計算したりしてもよい。
以上、第1の領域における画像I(i)と画像I(i+1)との間の変化量Va_1を算出する方法を示したが、要は領域間の変化に応じた数値が得られればよく、本例以外の方法で算出してもよい。
また、本例では、R(赤),G(緑),B(青)全ての色成分を用いて処理する方法を示したが、画像の変化が明確となる色成分のみを用いて処理してもよい。例えば、管腔内画像では、血液の吸収帯域に近く、感度や解像度が高いG成分が画像情報をよく表す傾向がある。よってG成分のみを用いて上記の処理を行ってもよい。またさらに、各画素値を用いて既に公知の変換により2次的に算出される値、例えばYCbCr変換による輝度、色差や、HSI変換による色相、彩度、明度等を用いて処理してもよい。
第1の領域に対する変化量Va_1を算出した後は、図7に示すように、続いて画像間変化量算出部153は、第2の領域における画像I(i)と画像I(i+1)との間の変化量Va_2を、画像の変化が大きいことを示す所定値とする(ステップS133)。第2の領域となる非注目領域から注目領域になる領域では、新たに注目すべき領域が出現することによって、観察すべき画像の変化が大きくなる。そこで、第1の領域で算出する変化量Va_1(類似度または相違度、移動量、統計量差)において、画像の変化が大きいことを示す所定値を予め決定しておき、この所定値を第2の領域の変化量Va_2とする。例えば、画像の変化が小さいものから大きいものを集めた多数のサンプル画像セットにおいて、上記した式(6)に示すSSDがminSSD(画像の変化が小さい状態)からmaxSSD(画像の変化が大きい状態)の値となることを事前に確認しておく。そして、第2の領域の変化量Va_2としては、画像の変化が大きいことを示すmaxSSDを設定する。
なお、注目領域と非注目領域とでは、前述した類似度または相違度、移動量、統計量変化にも差が生じるため、本例のように所定値とせずに、第1の領域での方法に倣って、第2の領域の変化量Va_2を求めてもよい。ただし、所定値とする場合には、変化量算出にかかる処理時間を短縮できる。
第2の領域に対する変化量Va_2を算出した後は、図7に示すように、続いて画像間変化量算出部153は、第3の領域における画像I(i)と画像I(i+1)との間の変化量Va_3を、画像の変化が小さいことを示す所定値とする(ステップS135)。第3の領域となる注目領域から非注目領域になる領域および非注目領域のままの領域では、結果的に非注目領域となるため、画像の変化があったとしても観察すべき画像の変化ではない。そこで、第1の領域で算出する変化量Va_1(類似度または相違度、移動量、統計量差)において、画像の変化が小さいことを示す所定値を予め決定しておき、この所定値を第3の領域の変化量Va_3とする。前述したSSDの例では、画像の変化が小さいことを示すminSSDを設定する。
そして、画像間変化量算出部153は、第1〜第3の各領域についてそれぞれ算出した占有率と変化量とをもとに、画像間変化量V(i+1)を算出する(ステップS137)。具体的には、次式(10)に従い、第1〜第3の各領域の変化量Va_1,2,3にそれぞれ対応する第1〜第3の各領域の占有率Occ_1,2,3を乗じた値の総和を画像間変化量V(i+1)として算出する。
Figure 0005374135
なお、本例では、占有率に応じて各領域の変化量を加重平均して画像間変化量を算出する方法を示したが、第1の領域および第2の領域の変化量を画像間の演算により求め、値の大きな方を画像間変化量とする等の方法でもよい。この場合、部分的にでも変化がある領域が存在する場合には、その変化を反映した画像間変化量を算出することができる。
続いて、図4に示すように、演算部15が、処理対象となる画像の時系列順序を示す符号i=i+1とし(ステップS15)、次の処理対象画像の有無を判定する。i≦i_endであれば(ステップS17:Yes)、次の画像を処理対象としてステップS5〜ステップS15の処理を行う。一方、ステップS17の判定結果がNoの場合には、ステップS19に移行する。
なお、本例では、ステップS15で符号iを繰上げた後の画像I(i)が、繰上げる前の画像I(i+1)に相当する。したがって、ステップS5,S7における画像I(i)に対する処理は、すでに繰上げ前の画像I(i+1)に対する処理として実行されている。このため、繰上げ前の結果を記憶部14に記録しておき、繰上げ後に読み出して使用してもよい。
次に、表示条件設定部155が、画像間変化量をもとに各画像の表示条件を設定する(ステップS19)。本例では、画像の表示条件として、各画像の表示時間を設定する方法と、各画像を表示するか否かを設定する方法とを示す。
まず、各画像の表示時間を設定する方法について説明する。既にステップS3〜ステップS17の処理によって算出された画像間変化量V(i)(i=i_start〜i_end)は、各画像の注目領域を考慮した画像間変化量である。よって、この画像間変化量が大きい画像ほど、表示時間を長くすればよい。ただし、表示時間を長くするほど、観察時間も長くなる。実際には、観察者が十分画像を確認できる表示時間maxTを事前に決定し、これに合わせればよい。一方、画像間変化量が小さい画像ほど、表示時間を短くできる。ただし、表示時間の最小値は、表示装置の性能によって決まる値である。ここでは、表示時間の最小値を仮にminTとする。
また、画像間変化量V(i)に対しても、値の範囲を示す最小値minVおよび最大値maxVを設定する。このminVおよびmaxVは、例えば、事前にサンプルとなる幾つかの時系列画像での画像間変化量を求め、求めた画像間変化量をもとに経験的に設定してもよい。あるいは、ステップS3〜ステップS17の処理によって算出された画像間変化量V(i)(i=i_start〜i_end)の中の最小値と最大値とをそれぞれminVおよびmaxVとして用いてもよい。
そして、maxT、minT、maxVおよびminVと、画像間変化量V(i)とをもとに、各画像の表示時間T(i)を次式(11)に従って算出する。これによって、画像間変化量V(i)の大きさに応じた表示時間を、minT〜maxTの間で設定できる。
Figure 0005374135
なお本例では、画像間変化量V(i)と表示時間T(i)とを式(11)に示す線形関数で対応付けたが、互いの関係が増加関数で対応付けばよく、他の非線形な関数で対応付けてもよい。
次に、各画像を表示するか否かを設定する方法について説明する。前述の表示時間を設定する方法によって全ての画像の表示時間を設定する場合、殆ど変化がない画像であっても最短表示時間minTで表示することになる。そこで、より効率の良い観察のため、殆ど変化がない画像に関しては表示を行わないような表示条件を設定する。具体的には、画像間変化量V(i)が事前に決定した所定の閾値以上となる画像のみを表示するように設定し、他の画像は表示しないように設定する。
一方、時系列画像の概要を所定枚数で把握したい場合の表示条件として、画像間変化量が大きい順に所定枚数の画像を表示するように設定することも可能である。実際には例えば、まず、画像間変化量V(i)(i=i_start〜i_end)を、公知のソートアルゴリズムによって降順に並び替える。そして、値が大きなものから所定枚数だけ残すための閾値を求め、この閾値以上となる画像のみを表示するように設定し、他の画像は表示しないように設定する。
なお、本例では、各画像の表示時間を設定する方法と、各画像を表示するか否かを設定する方法とを個別に説明したが、各画像を表示するか否かを設定する方法によって表示すると設定した画像に対して、表示時間を設定するというような複合的な方法でもよい。
そして最後に、演算部15が、図4に示すように、ステップS19で時系列画像を構成する各画像について設定した表示条件を出力し(ステップS21)、その後、画像処理装置10の演算部15での処理を終了する。
時系列画像の表示は、画像処理装置10で行う場合に限らず、例えば専用の表示装置等、別の装置で表示する構成としてもよい。この場合、ステップS21では、設定した各画像の表示条件を該当する装置に出力する。また、各画像の表示条件の設定は、時系列画像を表示する直前に行う必要はない。この場合、ステップS21では、例えばステップS19で設定した各画像の表示条件を記憶部14あるいは可搬型記録媒体7に出力し、その画像と関連付けて記憶しておく。そして、時系列画像の表示が指示された場合には、記憶部14あるいは可搬型記録媒体7に記憶された表示条件を参照して各画像を表示する。
なお、ステップS21の処理にかえて、各画像をステップS19で設定した表示条件に従って表示部13に表示する処理を行うこととしてもよい。すなわち、ステップS19で各画像の表示時間を設定した場合であれば、時系列順序i_startからi_endまでの各画像を、それぞれその表示時間に従って時系列順に順次表示部13に表示する処理を行う。あるいは、ステップS19で各画像を表示するか否かを設定した場合であれば、表示すると設定した画像を時系列順に順次表示部13に表示する処理を行う。
以上説明したように、実施の形態1によれば、時系列順が近傍する複数の画像間において各画像内の注目領域に応じた画像間変化量を算出し、この画像間変化量をもとに各画像の表示条件を設定することができる。したがって、時系列画像を構成する各画像の表示条件を適切に設定することができ、大量の時系列画像を効率よく観察することが可能となる。
なお、上記した実施の形態では、時系列画像の最初の画像I(i_start)に対する画像間変化量V(i_start)として、画像の変化が大きいことを示す所定値を設定する例を示した。ただし、最初の画像内に注目領域が殆ど存在しない場合には、画像の変化が大きいことを示す所定値を設定することが必ずしも適切ではない。よって、最初の画像における注目領域および非注目領域の占有率を各々算出することとしてもよい。そして、注目領域での変化量を画像の変化が大きいことを示す所定値とし、非注目領域での変化量を画像の変化が小さいことを示す所定値として、領域毎に占有率と変化量とを乗じた値の総和を画像間変化量として求めることとしてもよい。
また、上記した実施の形態では、カプセル内視鏡3によって撮像された時系列の管腔内画像を観察する場合を例にとって時系列画像の各画像の表示条件を設定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の画像で構成される時系列画像を処理して各画像の表示条件を設定する画像処理装置として広く利用可能である。
例えば、監視カメラで撮像された時系列の監視画像を観察する場合に適用できる。ここで、監視画像に適用した場合、監視者が検出したい対象が「人物の異常動作」であれば、これを検出する可能性が高い観察対象の領域は人物が映る領域(人物領域)となる。したがって、この場合の「注目領域」は、人物領域となる。そして、「注目領域」となる人物領域以外の例えば背景構造物が映る領域は「非注目領域」となる。なお、監視者が監視画像中で検出したい対象が「背景構造物の変化」の場合には、これを検出する可能性の高い観察対象の領域は背景構造物が映る領域(背景構造物領域)となる。したがって、この場合の「注目領域」は背景構造物領域となり、この「注目領域」となる背景構造物領域以外の例えば人物領域が「非注目領域」となる。
また、上記した実施の形態では、注目領域検出部151が色やテクスチャ等の特徴量をもとに注目領域を検出する場合について説明した。これに対し、ユーザが入力部12を介して画像内に映る注目領域を指定する構成としてもよい。この場合には、画像処理装置10において、例えば制御部16が、画像中の注目領域および非注目領域の少なくともいずれか一方の指定依頼の通知を表示部13に表示する処理を行う。そして、この指定依頼の通知に応答してユーザが例えば画像上の範囲を選択する等して指定した領域を、注目領域および/または非注目領域として設定する。
また、ユーザによる画像中の注目領域および非注目領域の少なくともいずれか一方の指定に応じて、画像中に複数の領域を設定することとしてもよい。例えば、ユーザによって画像中の1つの注目領域が指定された場合に、この注目領域とそれ以外の領域(例えば非注目領域)である2つの領域を画像に対して設定する構成としてもよい。あるいは、ユーザによって画像中の1つの非注目領域が指定された場合に、この非注目領域とそれ以外の領域(例えば注目領域)である2つの領域を画像に対して設定する構成としてもよい。
また、1枚の画像に対して指定可能な注目領域の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。同様に、1枚の画像に対して指定可能な非注目領域の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
(付記)
コンピュータに、時系列で取得された時系列画像を処理させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出ステップと、
時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割ステップと、
前記領域分割ステップで領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出ステップと、
前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定ステップと、
を前記コンピュータに実行させる画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
画像処理装置を含む画像処理システムの全体構成を示す概略模式図である。 管腔内画像の一例を示す模式図である。 画像処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 画像処理装置が行う処理手順を示す全体フローチャートである。 図2に示した画像(管腔内画像)における注目領域検出結果を示す模式図である。 画像I(i)および画像I(i+1)内における注目領域検出結果に基づく領域分割の説明図である。 画像間変化量算出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3 カプセル内視鏡
5 受信装置
A1〜An 受信用アンテナ
7 可搬型記録媒体
10 画像処理装置
11 画像取得部
12 入力部
13 表示部
14 記憶部
141 画像処理プログラム
15 演算部
151 注目領域検出部
152 領域分割部
153 画像間変化量算出部
154 占有率算出部
155 表示条件設定部
16 制御部
1 被検体

Claims (19)

  1. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出部と、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割部と、
    前記領域分割部によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出部と、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定部と、
    を備え
    前記領域分割部は、前記複数の画像内を、前記注目領域検出結果が時系列に沿って注目領域のままの領域、注目領域以外の領域である非注目領域のままの領域、注目領域から非注目領域になる領域、および非注目領域から注目領域になる領域のうちの少なくとも1つを含む領域に分割することを特徴とする画像処理装置。
  2. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出部と、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割部と、
    前記領域分割部によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出部と、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定部と、
    を備え
    前記画像間変化量算出部は、前記各領域の全画像領域に対する占有率を算出する占有率算出部を備え、前記各領域における変化量および前記各領域の占有率に基づいて前記画像間変化量を算出することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記画像間変化量算出部は、非注目領域から注目領域になる領域における変化量、注目領域から非注目領域になる領域の変化量、および非注目領域のままの領域における変化量の少なくともいずれか1つを所定値として前記画像間変化量を算出することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像間変化量算出部は、非注目領域から注目領域になる領域における変化量を、画像の変化が大きいことを示す所定値として前記画像間変化量を算出することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像間変化量算出部は、注目領域から非注目領域になる領域および非注目領域のままの領域における変化量を、画像の変化が小さいことを示す所定値として前記画像間変化量を算出することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像間変化量算出部は、前記複数の画像間での前記各領域の類似度、相違度、移動量および統計量変化の何れか1つに基づいて、前記各領域における変化量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像間変化量算出部は、前記各領域における変化量に前記各領域の占有率を乗じた値の総和を、前記画像間変化量として算出することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示条件設定部は、前記画像間変化量に基づいて前記各画像の表示時間を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示条件設定部は、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像を表示するか否かを設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示条件設定部は、前記画像間変化量が予め設定される所定の閾値よりも大きな画像を表示するように設定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出部と、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割部と、
    前記領域分割部によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出部と、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定部と、
    を備え、
    前記表示条件設定部は、画像間変化量に基づいて前記各画像を表示するか否かを設定し、さらに、前記画像間変化量が大きな順に予め設定される所定枚数の画像を表示するように設定することを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記時系列画像を構成する各画像は、体内管腔内画像であることを特徴とする請求項1、2、および11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記注目領域は、体内管腔内の内壁が映る生体組織領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出手段と、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出手段と、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定手段と、
    を備え
    前記領域分割手段は、前記複数の画像内を、前記注目領域検出結果が時系列に沿って注目領域のままの領域、注目領域以外の領域である非注目領域のままの領域、注目領域から非注目領域になる領域、および非注目領域から注目領域になる領域のうちの少なくとも1つを含む領域に分割することを特徴とする画像処理装置。
  15. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置であって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出手段と、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段によって領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出手段と、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定手段と、
    を備え
    前記画像間変化量算出手段は、前記各領域の全画像領域に対する占有率を算出する占有率算出手段を備え、前記各領域における変化量および前記各領域の占有率に基づいて前記画像間変化量を算出することを特徴とする画像処理装置。
  16. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置の作動方法であって、
    注目領域検出部が、前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出工程と、
    領域分割部が、時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割工程と、
    画像間変化量算出部が、前記領域分割工程で領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出工程と、
    表示条件設定部が、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定工程と、
    を含み、
    前記領域分割工程において、前記複数の画像内は、前記注目領域検出結果が時系列に沿って注目領域のままの領域、注目領域以外の領域である非注目領域のままの領域、注目領域から非注目領域になる領域、および非注目領域から注目領域になる領域のうちの少なくとも1つを含む領域に分割されることを特徴とする画像処理装置の作動方法。
  17. 時系列で取得された時系列画像を処理する画像処理装置の作動方法であって、
    注目領域検出部が、前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出工程と、
    領域分割部が、時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割工程と、
    画像間変化量算出部が、前記領域分割工程で領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出工程と、
    表示条件設定部が、前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定工程と、
    を含み、
    前記画像間変化量算出工程は、前記各領域の全画像領域に対する占有率を算出する占有率算出工程を含み、前記画像間変化量を前記各領域における変化量および前記各領域の占有率に基づいて算出することを特徴とする画像処理装置の作動方法。
  18. コンピュータに、時系列で取得された時系列画像を処理させるための画像処理プログラムであって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出ステップと、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割ステップと、
    前記領域分割ステップで領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出ステップと、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ
    前記領域分割ステップにおいて、前記複数の画像内は、前記注目領域検出結果が時系列に沿って注目領域のままの領域、注目領域以外の領域である非注目領域のままの領域、注目領域から非注目領域になる領域、および非注目領域から注目領域になる領域のうちの少なくとも1つを含む領域に分割されることを特徴とする画像処理プログラム。
  19. コンピュータに、時系列で取得された時系列画像を処理させるための画像処理プログラムであって、
    前記時系列画像を構成する各画像内から注目領域を検出する注目領域検出ステップと、
    時系列順が近傍する複数の画像内における注目領域検出結果をもとに、前記複数の画像内を領域分割する領域分割ステップと、
    前記領域分割ステップで領域分割された各領域における変化量に基づいて、前記複数の画像の画像間変化量を算出する画像間変化量算出ステップと、
    前記画像間変化量に基づいて、前記各画像の表示条件を設定する表示条件設定ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ
    前記画像間変化量算出ステップは、前記各領域の全画像領域に対する占有率を算出する占有率算出ステップを含み、前記画像間変化量を前記各領域における変化量および前記各領域の占有率に基づいて算出することを特徴とする画像処理プログラム。
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