JP5302085B2 - 調査システム - Google Patents

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Description

本発明は、調査システムに係り、特に、マスターデータ作成装置を複数の調査世帯装置に分散して設置したセンター照合型のメディア接触状況調査システムに関する。
従来より、放送波を常時監視することで、その監視結果を視聴率や聴取率集計に反映させるシステムが開示されている。
図27に、従来のメディア接触率調査システムの構成図を示す(特許文献1参照。)。
従来のメディア接触率調査システムは、例えば、モニタ施設100と、計算施設200と、調査対象者宅内装置300を備える。計算施設200は、例えば、コンピューター221と、インターフェイス(I/F)222及び223と、記憶部224を有する。
モニタ施設100は、放送の受信信号から放送識別信号を抽出し、放送識別信号の品位を示す品位データを作成して、出力する。計算施設200は、モニタ施設100から品位データをインターフェイス223を経て入力し、調査対象者宅内装置300からインターフェイス223を経て視聴率・聴取率に関するログデータを入力する。計算施設200のコンピューター221は、受信したログデータに基づいて時間毎の視聴率・聴取率を求め、品位データに基づいて、正常に放送及び放送識別信号が受信されない時間を識別し、その時間に対応する作成された記憶部224の視聴率・聴取率を補正して、視聴率・聴取率に関する集計データファイルに記憶し、出力する。
その他、特許文献2には、各車両が、所定の測定開始時刻毎に、一定時間にわたってカーラジオの再生オーディオ信号の特徴量と測定時期とを含む測定データを記録し、後刻にまとめて調査センタに送信することにより、カーラジオの聴取状況を正確に調査できるカーラジオ聴取状況調査システムが開示されている。
特開2002−185416号公報 特開平11−275032号公報
“調査対象者の視聴機器”から採取した音声や映像データを、“マスターデータ作成センター”で作成したマスターデータと照合させる「センターマッチング技術」は従来から多く提案されている。この方式でテレビやラジオの放送の接触状況を調査するには、放送エリアごとに時間稼働可能な“マスターデータ作成センター”を設置する必要があるため、全国規模での調査を行うと設置/運営費用が膨れてしまう場合がある。
また、マスターデータが無ければ調査が成立しなくなるため、1放送エリアに1ヶ所の“マスターデータ作成センター”では災害時等のリスクが伴うことが想定される。
さらにデジタル放送では、例えば、時間帯ごとに番組数が増えたり、スポーツ中継が延長された際に中継を続けながら予定された番組も放送すること等のように、“マルチ編成”が行われる場合があるため、マスターデータ作成装置は、稼働時間が短くても放送局数以上に用意しなければならないことがある。
本発明は、以上の点に鑑み、一部の調査世帯に局別のマスター作成装置を備えることにより、マスターデータ作成装置の設置/運営費用を抑え、障害・災害時等に対応可能な調査システムを提供することを目的のひとつとする。
また、本発明は、災害、世帯の停電等の障害、通信障害などにより所望の局のマスターデータが取得出来なくなることを防止することを目的のひとつとする。
さらに、本発明は、多重放送やマルチ編成の放送などによる番組情報の変更に伴い、動的にマスター作成装置の割り当てを変更して各放送のマスターデータを作成することを目的のひとつとする。
また、本発明は、番組のジャンルやタイトル等に応じて、パラメータを変化させマスターデータの不要なデータを削減することを目的のひとつとする。
本発明の第1の解決手段によると、
複数の調査世帯装置と、複数のマスター装置と、集計センターを備え、調査世帯装置及びマスター装置により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ等のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率等の接触状況を集計センターで得るための調査システムにおいて、
前記複数の調査世帯装置の各々は、
コンテンツの視聴機器と、
調査端末と、
を備え、
前記複数の調査端末の各々は、
視聴機器から音声映像信号を入力し、接触状況測定に対して有効な音声映像信号を選択して出力し、選択された音声映像信号の採取データ種別を出力する第1音声映像取得部と、
前記第1音声映像取得部で選択された音声映像信号から特徴となる成分を抽出したコンテンツ判定のための特徴化データを作成する第1特徴量取得部と、
前記第1特徴量取得部で特徴化データに、予め設定された端末番号及び視聴機器番号、データ採取時刻、前記音声映像取得部より出力された採取データ種別を含むヘッダ情報を付加して端末データを作成し、該端末データを端末データ記憶部に蓄積する端末データ作成部と、
前記端末データ記憶部に蓄積された端末データを通信装置を介して、前記集計センターに送信する第1通信制御部と
を備え、

前記複数のマスター装置の各々は、
前記調査端末と、
マスター作成装置と、
を備え、
前記マスター作成装置は、
採取する局若しくはチャンネル及び採取データ種別を含む、コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報を予め指定するパラメータ記憶部と、
前記パラメータ記憶部により予め指定されたコンテンツ特定情報に従いコンテンツを選択し、音声映像信号の出力を採取するチューナー部及び第2音声映像取得部と、
前記第2音声映像取得部で採取した音声映像信号に基づき、特徴化データを作成する第2特徴量取得部と、
前記第2特徴量取得部からの特徴化データに、マスター世帯番号、コンテンツ特定情報、時計部で得られた放送時刻を含むヘッダ情報を付加してマスターデータを作成し、マスターデータ記憶部に保存するマスターデータ作成部と、
前記マスターデータ記憶部に保存されたマスターデータをネットワークを通して、前記集計センターへ送信する第2通信制御部と
を備え、

前記集計センターは、
前記複数のマスター装置から受信したマスターデータを放送局および採取データ種別ごとに区分けした上で局マスターデータとしてマスターデータ記憶部に記憶するマスター管理部と、
前記複数の調査世帯装置から受信した端末データを端末番号及び視聴機器番号毎に区分けした上で、端末視聴機器データとして端末視聴機器データ記憶部に記憶する端末データ管理部と
を備えた、
前記調査システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
上述のような調査システムにおいて、
前記集計センターは、さらに、コンテンツを特定する情報に対応して、当該コンテンツに割り当てられたひとつ又は複数のマスター作成装置のマスター世帯番号を、所定の時間毎に設定したマスター割り当てテーブルを備え、
前記集計センターでは、
前記マスター管理部は、各マスター装置の各マスター作成装置との通信状態を確認し、マスター作成装置の異常を検出すると、特定のコンテンツが割り当てられたマスター作成装置の異常の装置数が予め定められた閾値より多くなった場合は、
前記マスター管理部は、ある局に割り当てられた予め定められた閾値以上又は全てのマスター作成装置が正常であるコンテンツの内から、予め定められた順序又は優先順位で、そのひとつのコンテンツを選択し、該コンテンツの内のひとつ以上のマスター作成装置を異常なコンテンツに割り当てることにより、マスター割り当てテーブルを変更し、
前記マスター管理部は、割当てたマスター作成装置を有するマスター装置に対し、マスター世帯番号、開始時刻、コンテンツ特定情報を含み、制御内容をチャンネル変更としたチャンネル変更用マスター作成制御命令を発行することを特徴とする調査システムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
上述のような調査システムにおいて、
前記集計センターは、さらに、コンテンツを特定する情報に対応して、当該コンテンツに割り当てられたひとつ又は複数のマスター作成装置のマスター世帯番号を、所定の時間毎に設定したマスター割り当てテーブルを備え、
前記マスター管理部は、前記マスター作成装置から番組情報の変更情報を受信したら、予め設定されたマスター割り当てテーブルを参照し、変更又は追加されたコンテンツに対して前記マスター作成装置が割り当てられていない場合、いずれかのマスター作成装置を割り当てるように前記マスター割り当てテーブルを変更し、
前記マスター管理部は、マスター世帯番号、開始時刻、コンテンツ特定情報を含み、制御内容をチャンネル変更としたチャンネル変更用マスター作成制御命令を送信し、

前記マスター装置では、前記マスター作成装置が前記チャンネル変更用マスター作成制御命令を受信すると、受信されたマスター作成制御命令に従い、前記パラメータ記憶部を設定することにより、前記マスター作成装置は、変更されたコンテンツのマスターデータを作成することを特徴とする調査システムが提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
上述のような調査システムにおいて、
前記マスター装置において、
前記マスター作成装置は、さらに、
デジタル放送中のジャンル、タイトル、又はSI(Service Information)情報に格納されている番組情報又は他の番組情報を常時又は周期的に取り出す番組情報取得部と、
番組内容解析部と、
番組内容分類コードに対応して、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含む第1番組内容テーブル
を備え、
前記マスター作成装置では、
前記番組情報取得部は、チューナー部から番組情報を取得し、前記番組情報記憶部に記憶し、
前記番組内容解析部は、前記番組情報記憶部を参照し、取得した番組情報からジャンル、タイトル又はSI情報を抽出し、番組内容分類コードを求め、
前記番組内容解析部は、番組開始時に、前記番組情報記憶部から番組内容分類コードを求め、前記第1番組内容テーブルを参照して番組内容分類コードに従い、サンプリング周期と特徴量抽出パラメータを求めることで、番組開始時に適切な値に変更したパラメータを作成し、前記パラメータ記憶部に記憶し、
前記マスター作成装置は、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータに従いマスターデータを作成し、
前記通信制御部は、前記第1番組内容テーブルに基づき、マスターデータのヘッダ部に、さらに番組内容分類コード、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含めて、マスターデータを前記集計センターに送信することを特徴とする調査システムが提供される。
本発明によると、一部の調査世帯に局別のマスター作成装置を備えることにより、マスターデータ作成装置の設置/運営費用を抑え、障害・災害時等に対応可能な調査システムを提供することができる。
また、本発明は、災害、世帯の停電等の障害、通信障害などにより所望の局のマスターデータが取得出来なくなることを防止することができる。
さらに、本発明は、多重放送やマルチ編成の放送などによる番組情報の変更に伴い、動的にマスター作成装置の割り当てを変更して各放送のマスターデータを作成することができる。
また、本発明は、番組のジャンルやタイトル等に応じて、パラメータを変化させマスターデータの不要なデータを削減することができる。
調査システム構成図。 調査端末の構成図。 テレビ等視聴機器と音声/映像取得部の構成図。 端末データフォーマットの説明図。 マスター調査世帯のシステム構成図。 マスター作成装置の第1の実施の形態の構成図。 マスターデータフォーマットの説明図。 集計センターの構成図。 マスター収集情報の説明図。 端末データ収集情報の説明図。 メディア接触状況照合処理のフローチャート。 同音異局放送受信時の例を示す説明図。 接触状況データの説明図。 マスター作成装置の第2の実施の形態の構成図。 マスター割り当てテーブルの説明図。 受信状態を元に変更したマスター割り当てテーブルの説明図。 パラメータ/電源外部制御処理のフローチャート。 マスター作成制御命令の説明図。 マスター作成装置の第3の実施の形態の構成図。 番組情報取得後のマスター割り当て変更処理のフローチャート。 番組情報をもとに変更したマスター割り当てテーブルの説明図。 マスター作成装置の第4の実施の形態の構成図。 マスターデータフォーマットの第4の実施の形態の説明図。 番組内容テーブルの説明図。 マスター管理装置の第2の実施の形態構成図。 マスター管理装置の第4の実施の形態の構成図。 従来のメディア接触率調査システムの構成図。
1.マスターデータ作成場所を分散化した視聴状況測定システム

図1に、調査システム構成図を示す。
本調査システムは、例えば、複数の調査世帯装置1と、複数のマスター調査世帯装置3と、集計センター4を備える。本調査システムは、調査世帯装置1及びマスター調査世帯装置3により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ等のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率等の接触状況や視聴率等を集計センター4で得るためのものである。調査世帯装置1は、テレビ、ラジオ、PC、携帯情報機器等を視聴するためのテレビ等視聴機器11と、調査端末12と、通信装置13を有する。調査世帯装置1及びマスター調査世帯装置3は、ネットワーク2を介して集計センター4と通信する。マスター調査世帯装置3は、調査世帯装置1の構成にさらに局別のマスター作成装置31を有する。集計センター4は、通信装置41と、マスター管理装置42と、端末データ収集装置43と、照合部44と、集計部45を有する。

図2に、調査端末の構成図を示す。
調査端末12は、例えば、音声/映像取得部121と、特徴量取得部122と、端末データ作成部123と、端末データ記憶部124と、タイマー部125と、時計部126と、通信制御部127を備える。調査端末12は、テレビ等視聴機器11からの音声/映像信号を音声/映像取得部121によって受信する。また、調査端末12は、通信制御部127によって通信装置13と通信する。

図3に、テレビ等視聴機器と音声/映像取得部の構成図を示す。
音声/映像取得部121は、例えば、入力切替部1211と、信号検出部1212と、制御部1213を備える。入力切替部1211はテレビ等視聴機器11と接続され、制御部1213により切替え、テレビ等視聴機器11から音声/映像信号(モニタ出力アナログ音声信号、モニタ出力アナログ映像信号、イヤホンアナログ音声信号、スピーカーアナログ音声信号、光デジタル音声信号、HDMI信号等)を信号検出部1212に接続する。
調査世帯装置1では、対象となるテレビ等視聴機器11から、まずどのような出力信号を判定に使用するかを決定する。音声/映像取得部121は、タイマー部125で設定された周期又はタイミング又は時刻等でデータを採取する。また、音声/映像取得部121では、図3に示すようにテレビ等視聴機器11と入力切替部1211の入力側に接続された信号を制御部1213で切替えながら、信号検出部1212で検出し、どの信号が視聴状況測定に対して有効であるかを判断する(視聴機器や視聴機器に接続されたDVR等外部機器により、視聴状況判定に有効な信号が異なる。)。この処理は、ブルーレイ、DVR等外部接続機器を視聴した場合など、同じ視聴機器であっても視聴の仕方によって、判定に使用出来る信号が異なる時に有効な手段である。信号検出部1212及び制御部1213は、例えば、信号の出力を監視し信号の有無で有効な信号であるかどうかを判断したり、予めプリセットすること又はマニュアルで設定すること等で音声/映像信号を選択することができる。信号検出部1212は、選択された音声/映像信号を出力し、制御部1213は、採取データ種別情報を出力する。
次に、特徴量取得部122は、選択された音声/映像信号を周波数分析等を行い、視聴ソース判定のための特徴化されたデータを作成する。特徴化されたデータ(特徴化データ)とは、例えば、特開平11−275032号で開示されたように、音声信号や映像信号からその特徴となる成分を抽出したもの(例えば各通過帯域別の平均振幅を対数変換したパワーのベクトル)である(詳細は後述する)。また、特徴量取得部122では、無音や映像の無い画面を判別した場合は無音や無信号を示す特徴化されたデータを作成する。特徴量取得部122は、特徴化されたデータを端末データ作成部123に受け渡す。
時計部126は通信制御部127を通じて校正される。時計の校正は、NTP等ネットワークを通じた方法や、電波時計、GPSなどの方法を利用する。
端末データ作成部123では、特徴量取得部122で特徴化されたデータに、予め設定された端末番号及び視聴機器番号、時計部126より取得したデータ採取時刻、音声映像取得部121より受け取った採取データ種別、データサイズなどのヘッダ情報(ヘッダ部)を付加し、所定のフォーマット(後述、図4)で端末データを作成し、端末データ記憶部124に蓄積する。
端末データ記憶部124に蓄積された端末データは、所定フォーマット(後述、図4)を含むデータ形式で1日に1回以上通信制御部127より、通信装置13を介して、集計センター4に送信される。集計センター4では、端末データを通信装置41を介して端末データ収集装置43に蓄積する。
図4に、端末データフォーマットの説明図を示す。
端末データ101は、例えば、ヘッダ部と特徴化されたデータを含む。ヘッダ部は、端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻、採取データ種別、データサイズを含む。採取データ種別は、例えば、モニタ出力、イヤホン出力、スピーカ出力、光出力、HDMI信号等の種別を示す。

図5に、マスター調査世帯のシステム構成図を示す。
一部の調査世帯は、通常の調査世帯装置1と同様の調査端末12及び通信装置13を設置するとともに、マスターデータを作成するマスター調査世帯装置3として、マスター作成装置31を設置する。調査世帯はテレビ等視聴機器11を視聴出来る環境であるため、同視聴機器と同じ放送のマスターデータを作成することが可能である。しかし、一般世帯に大きな装置を設置することが困難であるため、この例では一世帯で作成するマスターデータは1局分にし、マスター作成装置31を小型化する。また、調査端末12はアナログ音声、デジタル音声など複数のフォーマットでデータを採取するため、マスターデータも複数のフォーマットを採取することで照合を可能とする。この、マスター調査世帯装置3では「採取する局」「採取データ種別」「音声チャンネル」等を予め決めておく(例えば、後述のパラメータ記憶部319等に記憶する)。なお、マスター作成装置31は、2局分、3局分等の複数局分のマスターデータを作成する構成としてもよい。
図6に、マスター作成装置の第1の実施の形態の構成図を示す。
マスター作成装置31−1は、例えば、チューナー部311と、音声/映像取得部312と、特徴量取得部313と、マスターデータ作成部314と、局別マスターデータ記憶部315と、通信制御部316と、タイマー部317と、時計部318と、パラメータ記憶部319を備える。
マスター作成装置31−1は、パラメータ記憶部319により指定された特定の局(コンテンツ)を選択するためのチューナー部311を持ち、このチューナー部311からの音声や映像などの出力を音声/映像取得部312で採取する。どのような信号を採取するかはパラメータ記憶部319にて指定されているため、音声/映像取得部312は、最適な音声/映像取得方法やサンプリング間隔を決定し、タイマー部317の周期(又は、タイミング、時刻等)でデータを採取する。また、音声/映像取得部312は、デジタル放送に対してはアナログ/デジタルの両方のデータを採取し、端末のデータ取得方法に対応可能とすることができる。
その後、特徴量取得部313が、フォーマットに合わせた方法を用いて特徴化されたデータを作成する。マスターデータ作成部314は、特徴量取得部313からの特徴化されたデータに、ヘッダ情報(ヘッダ部)として、マスター世帯番号、放送種別、時計部318で得られた放送時刻、音声種別、データサイズ等のデータを付加し、所定のフォーマット(後述、図7)で局別マスターデータ記憶部315に保存する。なお、時計部318は通信制御部316を通じて校正される。時計の校正はNTP等のネットワークを通じた方法や電波時計、GPSなどの方法を利用する。
この局別マスターデータ記憶部315に保存されたマスターデータ301は、所定フォーマット(後述、図7)を含むデータ形式で、通信制御部316を通じて通信装置13に渡され、ネットワーク2を通して、集計センター4へ1日に1回以上送信される。集計センター4では、マスターデータ301を通信装置41を介してマスター管理装置42に蓄積する。

図7に、マスターデータフォーマットの説明図を示す。
マスターデータ301は、例えば、ヘッダ部と特徴化されたデータを含む。ヘッダ部は、マスター世帯番号、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別、音声種別、放送時刻、データサイズを含む。採取データ種別は、上述の端末データ101の採取データ種別と同様である。音声種別は、例えば、主音声、副音声等の音声チャンネルの種別を示す。コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報は、例えば、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別、音声種別のうちいずれか複数の情報を含む。
図8に、集計センターの構成図を示す。
集計センター4は、通信装置41と、マスター管理装置42と、端末データ収集装置43と、照合部44と、複数の接触状況データ記憶部441と、集計部45と、複数の視聴率データ記憶部451を備える。
マスター管理装置42は、マスター管理部421と、チャンネル及び採取データ種別毎の複数のマスターデータ記憶部422と、マスター収集情報記憶部423を有する。端末データ収集装置43は、端末データ管理部431と、世帯(端末番号)及び視聴機器番号毎の複数の端末視聴機器データ記憶部432と、端末データ収集情報記憶部433を有する。
集計センター4では、マスター調査世帯装置3のマスター作成装置31−1から受信したマスターデータ301を通信装置41を介し、マスター管理装置42へ渡す。マスター管理装置42では、マスター管理部421が受信したマスターデータ301を放送局、および、採取データ種別ごとに区分けした上で局マスターデータとしてマスターデータ記憶部422に記憶して管理する。なお、局マスターデータのフォーマットは、マスターデータ301と同様である。マスター管理部421は、局マスターデータが収集されたら、マスター収集情報記憶部423のマスター収集情報401(後述、図9)を更新し、いつまでのマスターデータ301が蓄積されているかを管理する(後述参照)。
また、集計センター4では、調査世帯装置1の調査端末12から受信した端末データ101を通信装置41を介し、端末データ収集装置43へ渡す。端末データ収集装置43では、端末データ管理部431が端末データ101を端末番号及び視聴機器番号毎に区分けした上で、端末視聴機器データとして端末視聴機器データ記憶部432に記憶して管理する。端末視聴機器データが収集されたら、端末データ管理部431は、端末データ収集情報記憶部433の端末データ収集情報402(後述、図10)を更新し、どの調査世帯装置1からいつまでの端末データ101が収集されているかを管理する(後述参照)。
図9に、マスター収集情報の説明図を示す。
マスター収集情報401は、例えば、マスター世帯番号、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別及び、音声種別に対応して、収集開始日時、収集完了日時を含む。

図10に、端末データ収集情報の説明図を示す。
端末データ収集情報402は、例えば、端末番号及び視聴機器番号に対応して、収集開始日時、収集完了日時、照合完了日時を含む。

図13に、接触状況データの説明図を示す。
接触状況データ403記憶部441には、図13のように、端末番号及び視聴機器番号に対応して、メディアへどのように接触したかを示す情報が保存される。接触状況データ403は、例えば、データ採取時刻(接触時刻)、放送種別、チャンネル、枝番、放送時刻を含む。
以下に、集計センター4の動作を説明する。
まず、マスター管理装置42では、マスター管理部421は、複数のマスターデータ301に基づきマスター世帯番号、コンテンツ特定情報(ここでは、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別、音声種別)毎に、放送時刻に従いマスターデータ301の収集を開始した日時及び完了した日時を求める。そして、マスター管理部421は、これらの情報を、図9に示すようなフォーマットでマスター収集情報記憶部423に記憶する。また、端末データ収集装置43では、端末データ管理部431は、複数の端末視聴機器データに基づき、端末番号及び視聴機器番号毎に、データ採取時刻に従い端末データ101の収集を開始した日時及び完了日時を求める。そして、端末データ管理部431は、これらの情報を、図10に示すようなフォーマットで端末データ収集情報433に記憶する。なお、照合完了日時は、端末視聴機器データと局マスターデータとの照合を完了した日時である。
照合部44では、つぎのようにメディア接触状況を照合する。
図11に、メディア接触状況照合処理のフローチャートを示す。
まず、照合部44は、端末データ収集情報記憶部433にて各端末に未照合のデータがあるかを確認する(S1)。例えば、照合部44は、端末データ収集情報402を参照し、照合完了日時が、収集完了日時より前である場合、未照合のデータがあると判断することができる。未照合データがない場合(S2)、照合部44は、ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。一方、未照合データがある場合(S2)、照合部44は、端末データ収集情報402における、照合完了日時の後の時刻について、端末番号及び視聴機器番号に基づいて、端末視聴機器データ記憶部432から端末視聴機器データを読み出し、その照合する端末視聴機器データの特徴化されたデータが、無音や無信号となっているかどうかを確認する(S3)。もし、無音や無信号になっている場合(S4)は、照合部44は、その時刻はメディアへは接触していないとし、その時刻の接触状況データ403を接触状況データ記憶部441に記録する(S5)。このとき、照合部44は、例えば、端末視聴機器データ中の端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻を用い、放送種別を「視聴なし」を示す情報とし、チャンネル、枝番、放送時刻はブランク又はデフォルト値等として、接触状況データ403を形成する(例、図13の一行目のデータ)。また、照合部44は、照合した端末視聴機器データの端末番号及び視聴機器番号に対応する、端末データ収集情報402の照合完了日時を端末データ収集情報記憶部433に記憶する。
一方、信号があった場合(S4)は、照合部44は、マスター収集情報記憶部423を確認し、マスター収集情報401の採取データ種別と、収集開始日時及び収集完了日時に基づき、読み出した照合する端末視聴機器データのデータ採取時刻までの同じ採取データ種別の局マスターデータが全局(コンテンツ)分(又は予め定められた局(コンテンツ)分)そろっているかを確認する(S6)。局マスターデータがそろっていない場合(S7)、照合部44は、ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。
一方、局マスターデータがそろっている場合(S7)、照合部44は、マスターデータ記憶部422を参照し、まず照合する端末視聴機器データのデータ採取時刻と同じ放送時刻の局マスターデータと照合を行う(S8)。具体的には、端末視聴機器データの特徴化されたデータと局マスターデータの特徴化されたデータを照合することで、一致する局(コンテンツ)を求める。
ここで、特徴化されたデータが一致する局(コンテンツ)があった場合(S9)は、一致した局マスターデータにおける放送種別、チャンネル、枝番、放送時刻と、端末視聴機器データにおける、端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻とを含む接触状況データ403を作成し、世帯番号及び視聴機器番号毎に接触状況データ記憶部441に記憶する(S13)。
一方、ステップS8で特徴化されたデータが一致する局(コンテンツ)が無い場合(S9)、照合部44は、比較対象の局マスターデータの放送時刻より過去の放送時刻の局マスターデータを1ブロックずつ遡る(S10)。遡る範囲は予め規定しておき、その全ての範囲で特徴化されたデータが一致する局マスターデータが無い場合(S11)は、照合部44は、不明データとして照合を終え(S12)、ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。また、ステップS12では、照合部44は、照合した端末視聴機器データの端末番号及び視聴機器番号に対応する、端末データ収集情報402の照合完了日時を端末データ収集情報記憶部433に記憶する。一方、遡る範囲内ならば(S11)、照合部44は、遡った放送時刻の局マスターデータと順次照合を行い(S8)、特徴化されたデータが一致する局(コンテンツ)があった場合(S9)は、一致した局マスターデータにおける放送種別、チャンネル、枝番、放送時刻と、端末視聴機器データにおける端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻とを含む接触状況データ403を作成し、世帯番号及び視聴機器番号毎に接触状況データ記憶部441に記憶する(S13)。また、照合部44は、照合した端末視聴機器データの端末番号及び視聴機器番号に対応する、端末データ収集情報402の照合完了日時を端末データ収集情報記憶部433に記憶する。
ステップS14で、照合部44は、局マスターデータの放送時刻が端末視聴機器データのデータ採取時刻と同じ場合、ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。一方、この特徴化されたデータが一致した局マスターデータの放送時刻が端末視聴機器データのデータ採取時刻と違う場合(S14)、すなわちリアルタイムでの番組接触では無く、録画・録音番組の再生であった場合、照合部44は、一致した局の1ブロック前(過去)の局マスターデータと、一致した端末視聴機器データの1ブロック前(過去)のデータを比較する(S15)。
つぎにステップS16で、照合部44は、局マスターデータと端末視聴機器データとで特徴化されたデータが一致しない場合、ステップS1に戻り以降の処理を繰り返す。一方、特徴化されたデータが一致した場合(S16)は、照合部44は、その時刻での視聴とみなし、ステップS15で一致した局マスターデータの放送種別、チャンネル、枝番、放送時刻と、端末視聴機器データの端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻とを含む接触状況データ403を作成し、世帯番号及び視聴機器番号毎に接触状況データ記憶部441に記憶する(S17)。さらに、照合部44は、照合した端末視聴機器データの端末番号及び視聴機器番号に対応する、端末データ収集情報402の照合完了日時を端末データ収集情報記憶部433に記憶する。そして、照合部44は、ステップS15に戻り、以降の処理を繰り返す。この処理は、例えば、CMや番組オープニング時など同じ音声や映像が放送された場合に誤った時刻の接触になるのを防止するために行う。
集計部45では、各端末の接触状況データ403を元に、視聴率(接触率)データを作成する。視聴率データは、例えば、局(コンテンツ)及び日毎等に視聴率データ記憶部451に記憶される。
図12に、同音異局放送受信時の例を示す説明図を示す。
図12の例のように、2009/3/1 時刻10:00:00〜時刻10:00:30の端末データ101が、途中まで(時刻10:00:00〜時刻10:00:20まで、斜線)A局の同時刻のデータと一致したとしても、それ以降のデータ(時刻10:00:20〜時刻10:00:30、黒色)が一致せず、かつ、B局の2009/2/27 時刻13:30:10〜時刻13:30:45までのデータと、上述の時刻間の端末データ101とが一致したならば、時刻10:00:00〜時刻10:00:30は過去のB局に接触していたとみなすことができる。
2.マスターデータ作成装置の多重化と保守機能(第2の実施の形態)
災害、世帯の停電等の障害、通信障害などが発生し、所望の局のマスターデータが取得出来なくなることを防止するため、マスターデータ作成装置の多重化を行う。

図14に、マスター作成装置の第2の実施の形態の構成図を示す。
マスター調査世帯装置3において、本実施の形態のマスター作成装置31−2は、パラメータ/電源外部制御可能なものである。マスター作成装置31−2は、図6に示す第1の実施の形態のマスター作成装置31−1に、さらに、電源制御部320を備え、通信制御部316によりパラメータ記憶部319を設定可能としたものであり、他の構成は図6に示すマスター作成装置31−1と同様である。
マスター作成装置31−2には、あらかじめどの局(コンテンツ)のマスターデータ301を採取するかをパラメータ記憶部319に設定しておき、同一局に対し常時複数台のマスター調査世帯装置3のマスター作成装置31−2により局別のマスターデータ301が作成されるようにしておく。しかし、状況によっては特定の局のマスター作成装置31−2が設置されたマスター調査世帯装置3にのみ障害が集中することもあり得る。これに対応するため、第2の実施の形態のマスター作成装置31−2においては、パラメータ記憶部319は通信制御部316を通じ、外部から変更可能にしておく。

図25に、マスター管理装置の第2の実施の形態の構成図を示す。
集計センター4において、本実施の形態のマスター管理装置42−2は、第1の実施の形態のマスター管理装置42−1に、さらにマスター割り当てテーブル424を備えたものであり、他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図15に、マスター割り当てテーブルの説明図を示す。
マスター割り当てテーブル424は、例えば、局を特定する情報に対応して、当該局に割り当てられたひとつ又は複数のマスター作成装置31−2のマスター世帯番号を、所定の時間毎に含む。
局を特定する情報としては、例えば、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別、音声種別を含む。マスター作成装置31−2を保守状態に割り当てる場合には、マスター世帯番号の代わりに、当該マスター作成装置31−2が保守状態である旨を示す情報(図中、「保守」で表示)が記憶される。マスター割り当てテーブル424の各情報は予め記憶される。

図18に、マスター作成制御命令の説明図を示す。
マスター作成制御命令404は、例えば、端末番号、制御内容、開始時刻、データサイズ、パラメータを含む。制御内容は、例えば、チャンネル変更、データ収集種別変更、音声種別、電源制御、番組内容変更等の情報を示す。
図17に、パラメータ/電源外部制御処理のフローチャートを示す。
以下、パラメータ/電源外部制御処理について説明する。
集計センター4のマスター管理部421は、各マスター調査世帯装置3の各マスター作成装置31−2との通信状態を確認する(S101)。もし、一定時間通信が無かったり、マスター作成装置31−2から送信される異常検出のステータスを受信した場合は、マスター管理部421は、マスター作成装置31−2の異常と判断する。マスター管理部421は、予め決められたマスター割り当てテーブル424(図15)を参照し、例えば、マスター管理部421は、ステップS101により異常のマスター作成装置31−2のマスター世帯番号を求めることができ、マスター割り当てテーブル424から当該マスター世帯番号が削除される。
マスター管理部421は、マスター割り当てテーブル424を参照し、特定の局(コンテンツ)のマスター作成装置31−2の異常の数が予め定められた閾値より多くなった場合(S102)は、マスター管理部421は、図16のようにマスター割り当てテーブル424を変更する(S103)。
図16に、受信状態を元に変更したマスター割り当てテーブルの説明図を示す。
例えば、図15において、マスター管理装置42−2は、放送種別「地上デジタル」、チャンネル「011」、枝番「0」、採取データ種別「アナログ音声」、音声種別「主」で特定される局に割り当てられている3つのマスター作成装置31−2のうち、マスター世帯番号が「1001」と「1002」のマスター作成装置31−2から一定期間データを受信していない場合を想定する。また、一例として、閾値が1の場合で説明する。このとき、マスター管理部421は、マスター世帯番号「1001」と「1002」が同じ特定された局に割り当てられていて、且つ、その局に割り当てられた3つのマスター世帯のうち2つが(閾値より多い)異常であり、割り当て変更が必要であると判断する。そして、例えば、放送種別「地上デジタル」、チャンネル「021」、枝番「0」、採取データ種別「アナログ音声」、音声種別「主」で特定される局に割り当てられている3つのマスター作成装置31−2は正常なので、マスター管理部421は、正常なマスター作成装置31−2のひとつを、異常が検出されたチャンネル「011」の局に割り当てる。この例では、図16のように、マスター世帯番号「1009」のマスター作成装置31−2が16:00以降にチャンネル「011」に割り当て変更された。マスター管理部421は、割り当て変更する際は、ある局に割り当てられた予め定められた数以上又は全てのマスター作成装置31−2が正常である局において、そのひとつを異常な局に割り当てることができ、また、正常である局を選択する順番は、予め定められた順序又は優先順位とすることができる。
つぎに、マスター管理部421は、異常が少ない局に割当たっているマスター調査世帯装置3の1つに対し、チャンネル変更用のマスター作成制御命令404(図18)を発行する(S104)。この例では、端末番号「1009」、制御内容「チャンネル変更」、開始時刻「16:00」、パラメータ(放送種別「地上デジタル」、チャンネル「011」、枝番「0」、採取データ種別「アナログ音声」、音声種別「主」)を含むマスター作成制御命令404が発行される。
マスター作成装置31−2がマスター作成制御命令404を受信すると、受信されたマスター作成制御命令404は、通信制御部316からパラメータ記憶部319に転送され、以降このマスター作成装置31−2は、変更された局のマスターデータ301を作成することとなる。なお、ステップS103において、マスター割り当てテーブル424の変更が不要と判断された場合、マスター管理部421は、ステップS105に進む。
また、マスターデータ301は24時間作成しておく必要があるが、マスター作成装置31−2を定期保守等のため電源を切ったり、再起動をさせたりする場合がある。集計センター4のマスター管理部421では保守の計画を立て、マスター割り当てテーブル424に予め記録しておく(図10中、「保守」の時間帯参照)。電源断又は再起動の時刻になった(S105)マスター作成装置31−2に対しては、マスター管理部421は、ネットワーク2を介して電源制御用マスター作成制御命令404を発行する(S106)。マスター作成装置31−2の通信制御部316では電源制御用マスター作成制御命令404を受信したら、次回起動する時刻を時計部318に予め定められた時間後にアラームセットし、電源制御部320に電源OFFを通知することで、マスター作成装置31−2の電源が切れる。その後、アラーム時刻になったらアラーム信号が時計部318から電源制御部320に渡され、マスター作成装置31−2は再起動をする。一方、ステップS105において電源断又は再起動の時刻ではない場合、マスター管理部421は、ステップS101に戻り以降の処理を繰り返す。
なお、マスター管理部421は、予め電源をON及びOFFする時刻をマスター作成制御命令404により通知し、マスター作成装置31−2はそのON及びOFFの時刻情報を時計部318にセットしておく。その情報に基づき、時計部318が電源制御部320に電源のON及びOFFを通知することで、マスター作成装置31−2の電源をON及びOFFするようにしてもよい。
3.多重音声やデジタル放送マルチ編成などへの対応(第3の実施の形態)
放送では番組によって2カ国語放送などの多重放送がある。また、デジタル放送では同一局である時間帯だけ番組が複数になったり、スポーツ中継などが延長された場合に本来のタイムスケジュールの番組を開始しながらスポーツ中継番組を継続して放送したりするマルチ編成による放送がある。調査対象世帯は多重放送のどの音声を聞いているか、マルチ編成のどの番組を見ているかはまちまちとなる場合があるので、マスターデータは全部のデータを取得しておく必要がある。しかし、スポーツ中継延長など急に予定が変更される場合もあり、予め全てのマスターデータを用意する設定にするには多くのマスター作成装置31を設置する必要があり、現実的ではない。
本実施の形態は、これに対応するために、マスター作成装置31にて番組情報を取得し、この情報をもとに動的に番組を指定できるようにした。

図19に、マスター作成装置の第3の実施の形態の構成図を示す。
マスター調査世帯装置3において、本実施の形態のマスター作成装置31−3は、番組情報を取得し、番組情報の変更を集計センター4へ通知するものである。マスター作成装置31−3は、図14に示す第2の実施の形態のマスター作成装置31−2に、さらに番組情報取得部321と番組情報記憶部322を備えたものであり、他の構成は、図14に示すマスター作成装置31−2と同様である。
番組情報はデジタル放送ではPSI/SI情報に格納されており、この情報を取り出すことにより放送番組の形式がわかる。マスター作成装置31−3では、番組情報取得部321で常時番組情報を取得し、番組情報記憶部322に記憶している。
マスター作成装置31−3では、番組情報取得部321は、取得した番組情報と、番組情報記憶部322に既に記憶された番組情報とを比較し、番組情報に変更があったことを認識したら、例えば、コンテンツ特定情報(ここでは、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別、音声種別)を含む変更情報を作成し、その変更情報をネットワーク2を介し、集計センター4のマスター管理部421へ送信する。

集計センター4におけるマスター管理装置42は、第2の実施の形態のマスター管理装置42−2と同様の構成である。
図20に、番組情報取得後のマスター割り当て変更処理のフローチャートを示す。
以下、番組情報取得後のマスター割り当て変更処理について説明する。
マスター管理部421は、マスター作成装置31−3から番組情報の変更情報を受信したら(S201)、その内容を確認する(S202)。マスター管理部421は、図15に示す予め設定されたマスター割り当てテーブル424を参照し(S203)、変更又は追加された放送に対して変更情報で指定される局にマスター作成装置31−3が割当たっていない場合、割り当ての変更が必要であると判断し(S204)、割り当てるようにマスター割り当てテーブル424を変更する(S205)。
図21に、番組情報をもとに変更したマスター割り当てテーブルの説明図を示す。
例えば、図15において、「2009/03/01 12:00〜15:00」の時間に、放送種別「地上デジタル」、チャンネル「011」、枝番「0」、採取データ種別「アナログ音声」、音声種別「主」で特定される局において、新たに副音声の放送が確認された場合を想定する。このとき、マスター管理部421は、マスター作成装置31−3が割り当てられていない副音声の放送に対して、主音声の放送に割り当てられたマスター作成装置31−3のうちのひとつ(例えば、マスター世帯番号「1003」のマスター作成装置31−3)を割り当てる。なお、どのマスター作成装置31−3を割り当てるかは、予め定められた適宜の順番又は優先順に従い行うことができる。
さらに、マスター管理部421は、チャンネル変更用のマスター作成制御命令404を送信する(S205)。この例では、端末番号「1003」、制御内容「チャンネル変更」、開始時刻「12:00」、パラメータ(放送種別「地上デジタル」、チャンネル「011」、枝番「0」、採取データ種別「アナログ音声」、音声種別「副」)を含むマスター作成制御命令404が送信される。
なお、ステップS201において、番組情報の変更情報を受信していない場合、又は、ステップS204において、割り当ての変更が不要であった場合、マスター管理部421は、ステップS201に戻り、以降の処理を繰り返す。
4.番組情報に基づいたパラメータの変更(第4の実施の形態)
マスターデータは常時取得し続けるので、周期的なサンプリングで音声や映像を取得すると、データ量が大きくなり、通信装置13からネットワーク2へ接続される通信回線を大容量のものにする必要性が発生したり、通信にかかる費用が増えたりしてしまう場合がある。サンプリング周期を長くしたり、特徴抽出ポイントを少なくしたりすることによってデータ量は削減できるが、判別しにくい番組が出てきてしまう場合がある。
本実施の形態では、この対応として、番組情報から番組のジャンルやタイトル等を取り出し、この情報をもとにパラメータを変化させ不要なデータを削減するようにした。例えば、音声から特徴化されたデータを取得する場合、音楽番組などは、音が出ている時間も多いし様々な周波数成分を含んでいるので、データ量を削減しても特徴を抽出しやすい。一方、将棋番組など無音の期間が長く、音声も単調な場合は、データ量を削減すると特徴の判別が困難となってしまう。
デジタルテレビ放送ではSI(Service Information)情報中のコンテント記述子にてジャンル分類が規定されており、本実施の形態では、この情報を取得することにより、パラメータを変更するものである。

図22に、マスター作成装置の第4の実施の形態の構成図を示す。
マスター調査世帯装置3において、本実施の形態のマスター作成装置31−4は、番組解析機能付きの構成である。マスター作成装置31−4は、図19に示す第3の実施の形態のマスター作成装置31−3に、さらに番組内容解析部323と番組内容テーブル324を備えたものであり、他の構成は、図19に示すマスター作成装置31−3と同様である。
図26に、マスター管理装置の第4の実施の形態の構成図を示す。
集計センター4において、本実施の形態のマスター管理装置42−3は、第2の実施の形態のマスター管理装置42−2に、さらに番組内容テーブル425を備えたものであり、他の構成は第2の実施の形態と同様である。

図24に、番組内容テーブルの説明図を示す。
番組内容テーブル324は、例えば、番組内容分類コードに対応して、記述内容、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含む。

図23に、マスターデータフォーマットの説明図を示す。
本実施の形態のマスターデータ302は、上述の図7に示すマスターデータ301のヘッダ部に、さらに番組内容分類コード、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含む。なお、他のデータ(マスター世帯番号、放送種別、チャンネル、枝番、採取データ種別、音声種別、放送時刻、データサイズ、特徴化されたデータ)は、図7に示すマスターデータ301と同様である。
マスター作成装置31−4では、チューナー部311から番組情報取得部321によって、番組情報を取得し、番組情報記憶部322に記憶する。番組内容解析部323は、番組情報記憶部322を参照し、取得した番組情報からジャンル、タイトル、又はSI情報等を抽出し、番組内容分類コードを作成する。マスター作成装置31−4には、この番組内容分類コードに対して、サンプリング周期や特徴量抽出パラメータが定義された番組内容テーブル324が保存されている。番組内容解析部323は、番組開始時に、抽出したSI情報等に基づき、番組情報記憶部322から番組内容分類コードを求め、番組内容テーブル324を基に、それに従いサンプリング周期や特徴量抽出パラメータを求めることで、番組開始時に適切な値に変更したパラメータを作成し、パラメータ記憶部319に記憶する。
チューナー部311、音声/映像取得部312、特徴量取得部313、及び/又は、マスターデータ作成部314は、パラメータ記憶部319に記憶されたパラメータに従い、マスターデータ作成等の処理を実行する。さらに、通信制御部316は、番組内容テーブル324に基づき、マスターデータ301のヘッダ部に、さらに番組内容分類コード、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含めて、マスターデータ302を集計センター4に送信する。

ここで、番組内容分類コードに対するパラメータは、集計センター4のマスター管理部421から更新可能とするようにしてもよい。
その際、マスター管理部421は、番組内容テーブル324と同じ内容を記憶している番組内容テーブル425に基づき、「パラメータ」に番組内容分類コード、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含み、「制御内容」を番組内容変更とした、マスター作成制御命令404をマスター作成装置31−4に送信する。マスター作成装置31−4では、通信制御部316がそれに従い番組内容テーブル324を更新する。
5.特徴化されたデータの計算例
以下に、特徴化されたデータ(特徴量)を計算するための処理の一例(特開平11−275032号公報参照)を説明するが、これに限らず適宜の処理方法を用いることができる。
まず、10秒区間の振幅データをさらに100のフレームという時間枠に分割し、その各々の平均振幅V(i)に置き換える。1フレームはすなわち100ミリ秒区間である。第i番フレーム区間に採取された振幅データの総数をN、この総数Nの中で、第j番帯域フィルタ出力の第k番データの振幅をS(k)とすると、第i番フレーム区間の平均振幅V(i)は次式(1)で求まる。
Figure 0005302085

次に、第i番フレーム区間における、第j番帯域フィルタ出力の平均振幅V(i)を、次式(2)により対数変換し、パワーP(i)を求める。
Figure 0005302085

このパワーP(i)は4つの帯域の各々について求められ、この4つの帯域に分割算出されたパワーのベクトルをパワーベクトルP(i)とし、次式(3)のように表し、これを第i番フレーム区間の特徴量とする。
Figure 0005302085

以上のようなフレーム区間の特徴量は100のフレームの各々について求められ、この100フレームの特徴量のベクトルをブロックデータCB(i)として次式(4)のように定義し、これを今回測定したオーディオ信号にかかる特徴量とする。
Figure 0005302085

特徴量取得部122、313等は以上のようにして、各測定時期毎に、受信している未知の放送局Rに関する次式(5)に示すブロックデータCB(i,b)を生成する。
Figure 0005302085
本発明は、テレビ、パソコン、ラジオ、携帯機器等の視聴率・聴取率・メディア接触率等の様々な調査に適用することができる。本発明は、視聴データ、聴取データ、接触データ等の各種メディアやコンテンツ等を視聴したデータや、それによる視聴率、聴取率、接触率等の処理に適用することができる。また、端末IDとしては、調査端末の識別情報以外にもテレビ、ラジオ、PC、携帯型調査端末等の識別情報を用いたり、また、付加してもよい。
1 調査世帯装置
3 マスター調査世帯装置
4 集計センター
11 テレビ等視聴機器
12 調査端末
13、41 通信装置
31 マスター作成装置
42 マスター管理装置
43 端末データ収集装置
44 照合部
45 集計部
311 チューナー部
312 音声/映像取得部
313 特徴量取得部
314 マスターデータ作成部
315 局別マスターデータ記憶部
316 通信制御部
317 タイマー部
318 時計部
319 パラメータ記憶部

Claims (18)

  1. 複数の調査世帯装置と、複数のマスター装置と、集計センターを備え、調査世帯装置及びマスター装置により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ等のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率等の接触状況を集計センターで得るための調査システムにおいて、
    前記複数の調査世帯装置の各々は、
    コンテンツの視聴機器と、
    調査端末と、
    を備え、
    前記複数の調査端末の各々は、
    視聴機器から音声映像信号を入力し、接触状況測定に対して有効な音声映像信号を選択して出力し、選択された音声映像信号の採取データ種別を出力する第1音声映像取得部と、
    前記第1音声映像取得部で選択された音声映像信号から特徴となる成分を抽出したコンテンツ判定のための特徴化データを作成する第1特徴量取得部と、
    前記第1特徴量取得部で特徴化データに、予め設定された端末番号及び視聴機器番号、データ採取時刻、前記音声映像取得部より出力された採取データ種別を含むヘッダ情報を付加して端末データを作成し、該端末データを端末データ記憶部に蓄積する端末データ作成部と、
    前記端末データ記憶部に蓄積された端末データを通信装置を介して、前記集計センターに送信する第1通信制御部と
    を備え、

    前記複数のマスター装置の各々は、
    前記調査端末と、
    マスター作成装置と、
    を備え、
    前記マスター作成装置は、
    採取する局若しくはチャンネル及び採取データ種別を含む、コンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報を予め指定するパラメータ記憶部と、
    前記パラメータ記憶部により予め指定されたコンテンツ特定情報に従いコンテンツを選択し、音声映像信号の出力を採取するチューナー部及び第2音声映像取得部と、
    前記第2音声映像取得部で採取した音声映像信号に基づき、特徴化データを作成する第2特徴量取得部と、
    前記第2特徴量取得部からの特徴化データに、マスター世帯番号、コンテンツ特定情報、時計部で得られた放送時刻を含むヘッダ情報を付加してマスターデータを作成し、マスターデータ記憶部に保存するマスターデータ作成部と、
    前記マスターデータ記憶部に保存されたマスターデータをネットワークを通して、前記集計センターへ送信する第2通信制御部と
    を備え、

    前記集計センターは、
    前記複数のマスター装置から受信したマスターデータを放送局および採取データ種別ごとに区分けした上で局マスターデータとしてマスターデータ記憶部に記憶するマスター管理部と、
    前記複数の調査世帯装置から受信した端末データを端末番号及び視聴機器番号毎に区分けした上で、端末視聴機器データとして端末視聴機器データ記憶部に記憶する端末データ管理部と
    を備えた、
    前記調査システム。
  2. 前記音声映像信号は、モニタ出力アナログ音声信号、モニタ出力アナログ映像信号、イヤホンアナログ音声信号、スピーカーアナログ音声信号、光デジタル音声信号、HDMI信号のうちいずれかひとつ又は複数であることを特徴とする請求項1に記載の調査システム。
  3. 前記コンテンツ特定情報は、放送種別、局・チャンネル、採取データ種別、音声種別を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の調査システム。
  4. 前記特徴化データは、各通過帯域別の平均振幅を対数変換したパワーのベクトルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の調査システム。
  5. 前記採取データ種別は、モニタ出力、イヤホン出力、スピーカ出力、光出力、HDMI信号、アナログ音声信号、アナログ映像信号、デジタル音声信号、デジタル映像信号のうちいずれかひとつ又は複数の種別を示すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の調査システム。
  6. 前記音声種別は、主音声、副音声の音声チャンネルの種別を示すことを特徴とする請求項に記載の調査システム。
  7. 前記音声映像取得部は、
    視聴機器の各種の音声映像信号の出力と接続される入力切り替え部と、
    選択された音声映像信号を出力する信号検出部と、
    採取データ種別情報を出力する制御部と、
    を備え、
    視聴機器からの信号の出力を監視し信号の有無で有効な信号であるかどうかを判断すること、又は、予めプリセットすること又はマニュアルで設定することで、音声映像信号を選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の調査システム。
  8. 前記集計センターにおいて、
    前記マスター管理部は、複数の局マスターデータに基づきマスター世帯番号、コンテンツ特定情報毎に、放送時刻に従い局マスターデータの収集を開始した日時及び完了した日時を求め、求めたこれらの情報から、マスター世帯番号、コンテンツ特定情報に対応して、収集開始日時、収集完了日時を含むマスター収集情報を形成し、マスター収集情報記憶部に記憶し、
    前記端末データ管理部は、複数の端末視聴機器データに基づき、端末番号及び視聴機器番号毎に、データ接触時刻に従い端末データの収集を開始した日時及び完了日時を求め、求めたこれらの情報から、端末番号及び視聴機器番号に対応して、収集開始日時、収集完了日時、照合完了日時を含む端末データ収集情報を形成し、端末データ収集情報に記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の調査システム。
  9. 前記集計センターは、
    端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻、放送種別、チャンネル、放送時刻を含む接触状況データが記憶される接触状況データ記憶部と、
    端末視聴機器データと局マスターデータとを照合するための照合部と、
    をさらに備え、
    前記照合部は、
    特徴化データが一致するコンテンツがあった場合は、一致したマスターデータにおける放送種別、チャンネル、放送時刻と、端末視聴機器データにおける、端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻とを含む接触状況データを作成し、接触状況データ記憶部に記憶し、
    照合した端末視聴機器データの端末番号及び視聴機器番号に対応する、端末データ収集情報の照合完了日時を端末データ収集情報記憶部に記憶することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の調査システム。
  10. 特徴化データが一致するコンテンツが無い場合、前記照合部は、比較対象のマスターデータの放送時刻より過去の放送時刻のマスターデータを1ブロックずつ予め定めた範囲で遡り、
    予め定めた範囲で特徴化データが一致するマスターデータが有る場合は、前記照合部は、遡った放送時刻の局マスターデータと順次照合を行い、特徴化データが一致するコンテンツがあった場合は、一致した局マスターデータにおける放送種別、チャンネル、放送時刻と、端末視聴機器データにおける端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻とを含む接触状況データを作成し、接触状況データ記憶部に記憶し、
    前記照合部は、照合した端末視聴機器データの端末番号及び視聴機器番号に対応する、端末データ収集情報の照合完了日時を端末データ収集情報記憶部に記憶することを特徴とする請求項9に記載の調査システム。
  11. 前記集計センターは、
    前記接触状況データ記憶部を参照し、各端末の接触状況データを元に、視聴率データを作成し、視聴率データをチャンネル及び日毎に視聴率データ記憶部に記憶するための集計部をさらに備えた請求項10に記載の調査システム。
  12. 前記集計センターは、さらに、コンテンツを特定する情報に対応して、当該コンテンツに割り当てられたひとつ又は複数のマスター作成装置のマスター世帯番号を、所定の時間毎に設定したマスター割り当てテーブルを備え、
    前記集計センターでは、
    前記マスター管理部は、各マスター装置の各マスター作成装置との通信状態を確認し、マスター作成装置の異常を検出すると、特定のコンテンツが割り当てられたマスター作成装置の異常の装置数が予め定められた閾値より多くなった場合は、
    前記マスター管理部は、ある局に割り当てられた予め定められた閾値以上又は全てのマスター作成装置が正常であるコンテンツの内から、予め定められた順序又は優先順位で、そのひとつのコンテンツを選択し、該コンテンツの内のひとつ以上のマスター作成装置を異常なコンテンツに割り当てることにより、マスター割り当てテーブルを変更し、
    前記マスター管理部は、割当てたマスター作成装置を有するマスター装置に対し、マスター世帯番号、開始時刻、コンテンツ特定情報を含み、制御内容をチャンネル変更としたチャンネル変更用マスター作成制御命令を発行することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の調査システム。
  13. 前記集計センターでは、前記マスター管理部は、電源断又は再起動の予め指定された時刻になったマスター作成装置に対して、ネットワークを介してマスター世帯番号、次回起動する時刻を含み、制御内容を電源制御とした電源制御用マスター作成制御命令を発行し、
    前記マスター装置では、
    前記マスター作成装置は、さらに、電源制御部を備え、
    前記マスター作成装置は、電源制御用マスター作成制御命令を受信したら、次回起動する時刻を時計部にセットし、前記電源制御部に電源OFFを通知することで、マスター作成装置の電源を切り、
    その後、アラーム時刻になったらアラーム信号が時計部から前記電源制御部に渡され、前記マスター作成装置を再起動することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の調査システム。
  14. 前記集計センターでは、マスター管理部は、マスター世帯番号、予め電源をON及びOFFする時刻を含み、制御内容を電源制御としたマスター作成制御命令により通知し、マスター作成装置はそのON及びOFFの時刻情報を時計部にセットし、
    前記マスター装置では、
    前記マスター作成装置は、さらに、電源制御部を備え、
    前記マスター作成装置は、その情報に基づき、時計部が前記電源制御部に電源のON及びOFFを通知することで、前記マスター作成装置の電源をON及びOFFすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の調査システム。
  15. 前記集計センターは、さらに、コンテンツを特定する情報に対応して、当該コンテンツに割り当てられたひとつ又は複数のマスター作成装置のマスター世帯番号を、所定の時間毎に設定したマスター割り当てテーブルを備え、
    前記マスター管理部は、前記マスター作成装置から番組情報の変更情報を受信したら、予め設定されたマスター割り当てテーブルを参照し、変更又は追加されたコンテンツに対して前記マスター作成装置が割り当てられていない場合、いずれかのマスター作成装置を割り当てるように前記マスター割り当てテーブルを変更し、
    前記マスター管理部は、マスター世帯番号、開始時刻、コンテンツ特定情報を含み、制御内容をチャンネル変更としたチャンネル変更用マスター作成制御命令を送信し、

    前記マスター装置では、前記マスター作成装置が前記チャンネル変更用マスター作成制御命令を受信すると、受信されたマスター作成制御命令に従い、前記パラメータ記憶部を設定することにより、前記マスター作成装置は、変更されたコンテンツのマスターデータを作成することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の調査システム。
  16. 前記マスター装置において、
    前記マスター作成装置は、
    デジタル放送中のPSI/SI情報に格納されている番組情報又は他の番組情報を常時又は周期的に取り出す番組情報取得部と、
    番組情報を記憶する番組情報記憶部と
    を備え、

    前記マスター作成装置では、前記番組情報取得部は、取得した番組情報と、番組情報記憶部に既に記憶された番組情報とを比較し、番組情報に変更があったことを認識したら、変更又は追加されたコンテンツ特定情報を含む変更情報を作成し、その変更情報をネットワークを介し、集計センターのマスター管理部へ送信することを特徴とする請求項15に記載の調査システム。
  17. 前記マスター装置において、
    前記マスター作成装置は、さらに、
    デジタル放送中のジャンル、タイトル、又はSI(Service Information)情報に格納されている番組情報又は他の番組情報を常時又は周期的に取り出す番組情報取得部と、
    番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
    番組内容解析部と、
    番組内容分類コードに対応して、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含む第1番組内容テーブル
    を備え、
    前記マスター作成装置では、
    前記番組情報取得部は、チューナー部から番組情報を取得し、前記番組情報記憶部に記憶し、
    前記番組内容解析部は、前記番組情報記憶部を参照し、取得した番組情報からジャンル、タイトル又はSI情報を抽出し、番組内容分類コードを求め、
    前記番組内容解析部は、番組開始時に、前記番組情報記憶部から番組内容分類コードを求め、前記第1番組内容テーブルを参照して番組内容分類コードに従い、サンプリング周期と特徴量抽出パラメータを求めることで、番組開始時に適切な値に変更したパラメータを作成し、前記パラメータ記憶部に記憶し、
    前記マスター作成装置は、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータに従いマスターデータを作成し、
    前記通信制御部は、前記第1番組内容テーブルに基づき、マスターデータのヘッダ部に、さらに番組内容分類コード、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含めて、マスターデータを前記集計センターに送信することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の調査システム。
  18. 前記集計センターは、さらに、番組内容分類コードに対応して、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含む第2番組内容テーブルを備え、
    前記マスター管理部は、前記第2番組内容テーブルに基づき、番組内容分類コード、サンプリング周期、特徴量抽出パラメータを含み、制御内容を番組内容変更とした番組内容変更用マスター作成制御命令を前記マスター作成装置に送信し、
    前記マスター作成装置では、番組内容変更用マスター作成制御命令に従い前記第1番組内容テーブルを更新することを特徴とする請求項17に記載の調査システム。
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