JP5250106B2 - 円筒体のシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、円筒状の無機物質、若しくは円筒状の金属の端部のシール構造に関する。
従来、例えばDME(ジメチルエーテル)の合成方法として、メタノールの脱水反応により、DMEと水とを生成するものが知られている。
この合成方法では、反応の進行に伴い生成水と生成DMEが増加し、反応温度における平衡組成となった時点で、見かけ上反応が停止する。同一原料メタノール量当たりのDME生成量を増加させるために、従来技術では、反応器の出口ガスを冷却した後、気液分離し、気相としてDMEを回収し、液相として生成水及び未反応メタノールを回収している。さらに回収した液相を蒸留塔に導入し、蒸留により水とメタノールとに分離し、分離した水を系外へ排出する一方、分離したメタノールを反応器へ循環させている。
また、例えばテレフタル酸の合成方法としては、酢酸等の脂肪族カルボン酸の溶媒存在下で、パラキシレンを酸化触媒を用いて空気酸化反応させてテレフタル酸を生成するものが一般的である。この合成方法では、酸化反応に伴って水が生成されるために、従来技術では、酸化反応器の酸化排ガス、または酸化排ガスの凝縮液やその他系内で発生する水含有溶媒を蒸留塔に導入して蒸留を行い、酸化生成水を除去することにより反応溶媒を回収している。
図4は従来の分離器の分離膜110の部分を示す断面図である。
図4における分離器は、水をガスとして透過できる円筒状の分離膜110内の一次側室111に流体を下部から導入し、流体が上昇するにつれて分離膜110を収納する減圧下の二次側室121に流体中の水分を移動させ、脱水された流体を一次側室111の上部から導出するものである。
図4において、上記分離膜110は、二次側室121の上部と下部において、Oリング130Tと130Bを介して挟み込まれることにより保持されている。
また、かかる分離器においては、図4に示すOリングの他に、例えば、図5(A)〜(D)に示すようなシール手段が提供されている。図5(A)〜(D)において、101はシェル本体と繋がる部分、102は分離膜を構成する円筒体である。
図5(A)においてはグランドパッキン103を充填し押え金具110で押えることによりシールし、図5(B)においてはOリングケース111内に設けたOリング105でシールし、図5(C)においてはUパッキン104を設けてシールし、図5(D)においてはTリング106を設けてシールしている。
分離膜の使用例として、特許文献1(特開2004−89882号公報)及び特許文献2(特開2004−89883号公報)が提案されている。かかる特許文献1及び特許文献2においては、水を透過する上下に延びる分離膜を備えた分離器に流体を通すと、脱水された流体を容易に得るできることが開示されている。
特開2004−89882号公報 特開2004−89883号公報
図4に示す分離器の場合においては、分離膜の大型化により、上下部のOリング130B,130Tだけでは分離膜110の保持の信頼性に欠け、特に二次側室121の減圧が解除されるときに分離膜110が二次側室121から脱離するおそれがある。また、円筒状の分離膜110が例えば無機多孔体等からなる場合、円筒状の分離膜110の断面が完全な真円となることはないため、金属性の二次側室121にOリング130B,130Tを介して保持されるとき、Oリングの円周方向の押圧が一様でなくなり、シール性に問題がある。
さらに、図4及び図5(A)〜(D)に示すシール手段の場合において、円筒状の分離膜が無機多孔体等からなる場合、円筒の直径の個体差は避けられないため、例えば、直径50mmの円筒に±1mmの公差があった場合、平均径でシール装置を設計すれば、円筒が大きい場合はシール材に過大な変形を与え、その寿命を著しく短縮させることになる。また、円筒が小さい場合は、隙間を生じるか、接触面圧が減少してシールができなくなるおそれがある。
すなわち、無機多孔体等からなる円筒は、直径のみならず真直度の公差(長さ方向の曲がり)を持ち、且つ真円度の公差があることから、シール構造はこれら公差を考慮することを要する。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、シェル本体の内部に設置された円筒体シール構造において、該円筒体の真直度、真円度及び直径公差等によるシール不良の発生を防止し、該真直度、真円度及び直径の狂いがあってもこれを吸収してシール性を向上させることが可能な円筒体のシール構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールする円筒体のシール構造において、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成し、前記Oリングホルダの前記平面Oリングの外周部壁と前記管板との間に、前記Oリングホルダが水平方向に移動可能な隙間を形成している。
また、本発明シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールする円筒体のシール構造において、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成し、前記Oリングホルダの内周に三角形状の溝を設け、該溝内に前記半径方向Oリングを組み込んでOリング押えにて押えることにより、前記Oリングホルダと前記円筒体の外周とのシールを行うとともに、前記Oリングホルダと前記Oリング押えとの間にシム部材を設け、前記三角形状の溝内の前記半径方向Oリングが前記Oリング押えを介して所定の圧縮量となるように前記シム部材の厚さを調節可能に構成している
さらに、本発明は、シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールする円筒体のシール構造において、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成し、前記押え板に十字型部材を固定し、該十字型部材を前記円筒体の端部に当接させて、前記押圧手段により前記十字型部材を前記円筒体の下端部に接するように構成するとともに、前記円筒体の上端側の前記押え板に固定された前記十字型部材と前記円筒体の上端部との間に隙間を設けている。
上述の如く、本発明に係る円筒体のシール構造は、シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールするものであって、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成しており、具体的には、前記Oリングホルダの前記平面Oリングの外周部壁と前記管板との間に、前記Oリングホルダが水平方向に移動可能な隙間を形成し、また、前記Oリングホルダの内周に三角形状の溝を設け、該溝内に前記半径方向Oリングを組み込んでOリング押えにて押えることにより、前記Oリングホルダと前記円筒体の外周とのシールを行うとともに、前記Oリングホルダと前記Oリング押えとの間にシム部材を設け、前記円筒体に直径公差があっても前記三角形状の溝内の前記半径方向Oリングが前記Oリング押えを介して所定の圧縮量となるように前記シム部材の厚さを調節可能に構成している。
したがって、本発明によれば、無機多孔体等からなる円筒は、直径のみならず真直度の公差(長さ方向の曲がり)については、Oリングホルダの平面Oリングの外周部壁と管板との間に、Oリングホルダが水平方向に移動可能な隙間を形成しているので、装置の組立て時に、平面Oリングでのシールを保持しつつ、Oリングホルダを隙間において自由に水平移動させて、前記長さ方向の曲がりに対処できる。
また、真円度の公差については、円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングの弾性によって対処できる。
さらに、円筒体の長さ方向の公差については、下部は押え蓋を介して円筒体の軸線方向に接する保持手段を設け、上部は隙間を設けることにより長さ方向の公差に対処できる。
そして、円筒体の直径公差については、Oリングホルダの内周に三角形状の溝を設けて該溝内に半径方向Oリングを組み込んでOリング押えにて押えることにより、Oリングホルダと円筒体の外周とのシールを行い、さらにOリングホルダとOリング押えとの間にシム部材を設け、三角形状の溝内の半径方向OリングがOリング押えを介して所定の圧縮量となるように該シム部材の厚さを調節するように構成したので、円筒体の直径公差については、シム部材の厚さの調節により、円筒体の直径公差に応じて、三角形状の溝の形状を同一に保持し、半径方向Oリングが所定の圧縮量を一定に保持することで、対応できる。
さらに、前記Oリングホルダ、Oリング押え、シム部材をセットにして組み付け、分解することが可能であるので、組立作業及び分解作業が容易となる。
また、押えに十字型部材を固定し、該十字型部材を前記円筒体の端部に当接させて、前記押圧手段により前記十字型部材を前記円筒体の下端部に接するように構成するとともに、前記円筒体の上端側の前記押え板に固定された前記十字型部材と前記円筒体の上端部との間に隙間を設けたので、十字型部材と押えにより円筒体を保持でき、かつ円筒体の長さ方向の公差に対処できる。
本発明の実施形態に係る分離器を示す要部断面図である。 図1のZ部拡大図である。 (A)〜(C)は断面三角形状の溝とシムとの関係を示す断面図である。 従来の分離器の分離膜の部分を示す断面図である。 (A)〜(D)は従来のシール手段の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る円筒体のシール構造について、図面を参照しながら、その実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る分離器の要部断面図である。図2は図1のZ部拡大図である。
例えば、本実施の形態に係る分離器は、脱水される被処理流体として、メタノール水溶液、酢酸等の脂肪族カルボン酸の溶媒などを想定している。
上記分離器は、図1及び図2に示すように、縦置きの円筒体10及びシェル本体41を備えており、円筒体10は水平方向に間隔を空けてシェル本体41内に2本並んで配置され、円筒体10の外周とシェル本体41の内周との間には2次室(流体室)20が形成されている。各円筒体10の内部には、1次室(流体通路)30が形成されている。
シェル本体41の上下には、フランジ41a及びフランジ41bがそれぞれ設けられている。また、下フランジ41aの下側には下管板11Bが設けられ、上フランジ41bの上側には上管板11Tが設けられている。さらに、シェル本体41の最下部には、下部室42が設けられており、該下部室42は、フランジ42aを有するシェル状のケース42bによって形成されている。一方、シェル本体41の最上部には、上部室43が設けられており、該上部室43は、フランジ43aを有するシェル状のケース43bによって形成されている。
そして、下管板11Bは、シェル本体41のフランジ41aと下部室42のフランジ42aとの間に挟み込まれ、ボルト41sを用いて3枚締めで締付けられ、また上管板11Tは、シェル本体41のフランジ41bと上部室43のフランジ43aとの間に挟み込まれ、ボルト42sを用いて3枚締めで締付けられることにより、上記分離器が組み立てられている。
以下の説明では、上記分離器の下半分(添え字B)で左側の円筒体10の箇所について説明するが、上半分及び右側の円筒体10の箇所も当該下半分及び左側の円筒体10の箇所と同様であり、その説明を省略する。
図2において、下管板11Bの内周下部には溝11sが形成されており、該溝11s内には、環状のOリングホルダ13Bが挿入配置されている。このOリングホルダ13Bの上下部には、水平方向のシールを行う平面Oリング12Bと、円筒体10の軸線方向のシールを行う半径方向Oリング16Bとが、互いに交差する直角方向に組み込まれている。
また、Oリングホルダ13Bの下部内周側には、断面三角形状の溝13sが設けられており、該溝13s内には、半径方向Oリング16Bが組み込まれ、下側からOリング押え14Bで押え付けられている。このため、Oリング押え14Bは、外側部が断面略L字状に形成され、Oリングホルダ13Bの外周面及び下面に当接するようになっている。そして、Oリングホルダ13Bの下面とOリング押え14Bの上面との間には、シム18Bが配設されており、詳細を下記に示すように、断面三角形状の溝内13sの半径方向Oリング16BがOリング押え14Bを介して所定の圧縮量となるように、当該シム18Bの厚さが調節可能に構成されている。
さらに、Oリングホルダ13Bの下側には、環状の押え蓋15Bが配設されている。この押え蓋15Bは、円周方向に複数設置されたボルト17B(ロックナット付ボルト)を下管板11Bの各ねじ孔にねじ込むことにより、Oリングホルダ13B、Oリング押え14B及びシム18Bをまとめて下管板11Bに取付けるために、設けられたものである。この場合、下管板11Bの下面と押え蓋15Bの上面との間には、ボルト17Bの締め付け用の空間15sが形成されている。
すなわち、ボルト17Bを下管板11Bのねじ孔にねじ込むことにより、Oリングホルダ13Bは、下管板11Bに押圧される。したがって、平面Oリング12Bが下管板11Bに圧着されることにより、2次室(流体室)20と外部との間が流体密にシールされることになるとともに、半径方向Oリング16Bと円筒体10の外周とが圧着されて、円筒体10の1次室(流体通路)30と2次室(流体室)20との間が流体密にシールされることになる。
一方、Oリングホルダ13Bの平面Oリング12Bの外周部壁11tと、下管板11Bの溝11sとの間には、Oリングホルダ13Bの平行移動代である隙間Aが形成されている。また、下管板11Bの内周面と円筒体10の外周面との間には、隙間Bが形成されている。
また、上記円筒体10の直径公差については、シム18Bの厚さの調節により、円筒体10の直径公差に応じて、断面三角形状の溝13sの形状を同一に保持し、半径方向Oリング16Bが所定の圧縮量を一定に保持することにより対応できる。
ここで、図3(A)〜(C)は、断面三角形状の溝13sとシム18Bとの関係を示す図2のY部相当図である。
図3(A)の場合は、円筒体10の直径公差が最小のときで、このときのシム18Bの厚さは0(ゼロ)である。図3(B)の場合は、円筒体10の直径公差が平均のときで、このときのシム18Bは若干の厚さを有している。図3(C)の場合は、円筒体10の直径公差が最大のときで、このときのシム18Bは上記の場合よりも厚くなっている。
すなわち、円筒体10の直径公差によりシム18Bの厚さを変化させて、常に断面三角形状の溝13sの形状を補正し、半径方向Oリング16Bが所定の圧縮量を一定に保持することにより、対応できることになる。
また、図2において、押え蓋15Bの内周には、十字型部材である十字状部材42tが固定されており、該十字状部材42tを円筒体10の下端部に当接させ、この状態で、ボルト17Bを締付けることにより、当該十字状部材42tが円筒体10の下端部に接し該円筒体10が保持されるようになっている。また、上部十字状部材42tと円筒体10の上端部との間に隙間Cが設けられており、円筒体10の長さ方向の公差に対処できるようになっている。
以上、本発明の実施形態のシール構造によれば、無機多孔体等からなる円筒体10は、直径のみならず真直度の公差(長さ方向の曲がり)について、Oリングホルダ13Bの平面Oリング12Bの外周部壁11tと下管板11Bの溝11sとの間に、Oリングホルダ13Bが水平方向に移動可能な隙間Aが形成されているため、装置の組み立て時に、平面Oリング12Bでのシールを保持しつつ、Oリングホルダ13Bを隙間Aにおいて自由に水平方向に移動させることが可能となる。これにより、長さ方向の曲がりに対処できる。
また、円筒体10の真円度の公差については、円筒体10の軸線方向のシールを行う半径方向Oリング16Bの弾性によって対処できる。
さらに、円筒体10の長さ方向の公差については、隙間Cを設けているため、長さ方向の公差に対処できる。
また、円筒体10の直径公差については、Oリングホルダ13Bの内周に断面三角形状の溝13sを設け、該溝13s内に半径方向Oリング16Bを組み込んでOリング押え14Bにて押えることにより、Oリングホルダ13Bと円筒体10の外周とのシールを行い、さらにOリングホルダ13Bの下部とOリング押え14Bとの間にシム18Bを設け、断面三角形状の溝13s内の半径方向Oリング16BがOリング押え14Bを介して所定の圧縮量となるようにシム18Bの厚さを調節するように構成したので、円筒体10の直径公差については、シム18Bの厚さの調節により、円筒体10の直径公差に応じて、断面三角形状の溝13sの形状を補正し、半径方向Oリング16Bが所定の圧縮量を一定に保持することにより、対応できる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、シェル本体41内に2本の円筒体10を配置しているが、適用する分離器によっては、1本あるいは3本以上の円筒体10を設置することも可能である。
10 円筒体
11B 下管板
11T 上管板
11s 溝
12B,12T 平面Oリング
13B,13T Oリングホルダ
13s 断面三角形状の溝
14B,14T Oリング押え
15B,15T 押え蓋
16B,16T 半径方向Oリング
17B,17T ボルト
18B,18T シム
20 2次室(流体室)
30 1次室(流体通路)
41 シェル本体
41a,41b フランジ
42 下部室
43 上部室
42t 十字状部材(十字型部材)
41s,42s ボルト
42a,43a フランジ
A,B,C 隙間

Claims (3)

  1. シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールする円筒体のシール構造において、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成し、前記Oリングホルダの前記平面Oリングの外周部壁と前記管板との間に、前記Oリングホルダが水平方向に移動可能な隙間を形成したことを特徴とする円筒体のシール構造。
  2. シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールする円筒体のシール構造において、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成し、前記Oリングホルダの内周に三角形状の溝を設け、該溝内に前記半径方向Oリングを組み込んでOリング押えにて押えることにより、前記Oリングホルダと前記円筒体の外周とのシールを行うとともに、前記Oリングホルダと前記Oリング押えとの間にシム部材を設け、前記三角形状の溝内の前記半径方向Oリングが前記Oリング押えを介して所定の圧縮量となるように前記シム部材の厚さを調節可能に構成したことを特徴とする円筒体のシール構造。
  3. シェル本体の内部に流体室と該流体室の内側に配置される円筒体とを設け、該円筒体の内部に流体通路を形成し、前記円筒体の両端部を流体密にシールする円筒体のシール構造において、前記円筒体の両端部に、水平方向のシールを行う平面Oリングと前記円筒体の軸線方向のシールを行う半径方向Oリングとが交差する方向に組み込まれたOリングホルダを設けるとともに、該Oリングホルダを押え板を介して前記円筒体の軸線方向に押圧する押圧手段を設け、該押圧手段により前記押え板を介して前記Oリングホルダを前記流体室の管板に押圧して前記平面Oリングを前記管板に圧着させることにより前記流体室と外部との間を流体密にシールするとともに、前記半径方向Oリングと前記円筒体の外周とを圧着させて、前記円筒体の流体流路と前記流体室との間を流体密にシールするように構成し、前記押え板に十字型部材を固定し、該十字型部材を前記円筒体の端部に当接させて、前記押圧手段により前記十字型部材を前記円筒体の下端部に接するように構成するとともに、前記円筒体の上端側の前記押え板に固定された前記十字型部材と前記円筒体の上端部との間に隙間を設けたことを特徴とする円筒体のシール構造。
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