JP5238359B2 - 記録再生方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル情報を記録及び再生する装置に関し、特に記録と再生を同時に行うことができるものに関する。
映像や音声などの情報を記録し、再生する装置においては、ある情報を記録しながら、既に記録済みの情報を再生する機能を有するものが多くなっている。
特許文献1には円盤状の記録再生媒体を用いて、圧縮された動画像情報の記録と再生を同時に行う記録再生装置が開示されている。
また特許文献2には記録しながら高速で追いかけ再生する時に、再生位置が記録位置に追いついた場合に再生映像が乱れるという課題に対し、追いつく際に高速再生動作を解除して再生を一時停止することなどで解決することが開示されている。
特開平7−141775号公報 特開2007−89214号公報
近年、映像コンテンツの視聴方法が多様化しており、従来のアナログ放送受信によるテレビの視聴だけではなく、地上デジタル放送による高画質コンテンツの放送受信や、インターネットを介したPC(Personal Computer)でのIP(Internet Protocol)放送の受信や、ネットワーク対応テレビによる映像コンテンツ受信も普及してきている。また、VOD(Video On Demand)といった、ユーザーのリクエストに応じてのデジタルコンテンツの配信も一般的に行われている。
ネットワークを介した映像コンテンツの受信において、一般的にインターネットなどのインフラは、安定した速度でのユーザーへのデータ配信は困難である。このため、データ受信と映像の表示を同時に行うストリーミング再生の場合には、通信路の状態によっては、受信するデータが映像の表示に間に合わず、映像が頻繁に停止するなど視聴が困難となる問題がある。そこで、受信機器側で映像コンテンツの蓄積を行い、蓄積が完了してから視聴を行うダウンロード再生のような方法がある。
しかし、近年の映像コンテンツは、高画質化によりデータサイズが非常に大きくなっており、蓄積完了するまでに長時間要する場合もある。そのような場合には蓄積を行いながら視聴を行う方法が必要となり、情報を記録しながら、既に記録済みの情報を再生することとなるため、通信路の状態などにより、再生位置が記録位置に追いつき再生映像が乱れる問題がある。
特許文献1においては、この問題については考慮されていない。
特許文献2においては、追いかけ再生時に再生位置が記録位置に追いついた場合に、例えば映画のクライマックスシーンなどを視聴している場合でも、突然に映像が静止することになる。また映像の一時停止が行われた後、再開するまでどれだけの時間を待てばよいか解らず、ユーザーは静止画を見ながら再開を待つか、自分の操作で他のコンテンツに切替えることになる。
本発明の目的は、上記した問題を解決するため、追いかけ再生時に再生位置が記録位置に追いつく場合の動作において、ユーザーに対して必要な情報を提供すると共に、ユーザーが希望する動作を行えるようにした記録再生方法および装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、入力された映像、音声などの情報を記録媒体に記録しつつ、記録した情報を該記録媒体から再生して外部に出力する記録再生方法において、再生位置が記録位置に追いつくまでに情報の再生が可能な再生可能時間を計算する第1の計算ステップと、前記再生可能時間を一定値と比較する比較ステップと、記録再生動作の制御を行う制御ステップとを有し、前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合には、前記制御ステップは再生の一時停止を行うことを特徴としている。
また、入力された映像、音声などの情報を記録媒体に記録しつつ、記録した情報を該記録媒体から再生して外部に出力する記録再生装置であって、再生位置が記録位置に追いつくまでに情報の再生が可能な再生可能時間を計算する再生可能時間計算部と、前記再生可能時間を一定値と比較する再生可能時間比較部と、記録再生動作を制御する記録再生制御部とを有し、前記再生可能時間比較部において、再生可能時間が一定値以下と判定された場合には、前記記録再生制御部は再生の一時停止を行うことを特徴としている。
本発明によれば、追いかけ再生時において一時停止を行う際の、ユーザーの利便性を高めることができるという効果がある。
以下、本発明に好適な実施例を、図面を用いて説明する。ただし本発明は本実施例に限定されない。例えば、本実施例は記録再生方法および装置について説明しているが、記録再生方法および装置以外への適用も妨げるものではない。たとえば最近の携帯電話機のように、通信機能のほかに記録再生機能が付加されているものにも適用可能である。また実施例の構成すべてが採用される必要はなく、取捨選択可能である。
図1に本発明の第1の実施例にかかる記録再生装置の構成を示す。
第1の実施例では、追いかけ再生時に再生位置が記録位置に近づき、再生可能時間が一定時間以下となり、映像が一時停止を行う可能性がある場合に、事前にユーザーに対してメッセージを提示し、ユーザーが映像の一時停止にあらかじめ備えることができることに特徴がある。このため、後に詳しく説明するように、再生可能時間計算部31を有している。
記録再生装置1は、装置全体を制御するシステム制御部10と、アンテナ3やネットワーク4からのデジタル信号を受信し、選局、デジタル復調、誤り訂正などを行い、MPEG2−TS(Transport Stream:以下TS)などの信号を出力する信号受信処理部11と、TSを映像/音声/字幕/番組情報等のストリームに分離する多重分離処理、デスクランブル処理などを行う多重分離部12と、記録再生の制御を行い、ストレージに対してデータの読み込み/書き込みなどの制御を行う記録再生制御部13と、符号化された映像ストリーム(以下、映像PES:Packetized Elementary Stream)/音声ストリーム(以下、音声PES)を、映像/音声に復号化する映像/音声復号化部14と、メニューやメッセージ表示などのOSD(On Screen Display)を作成するOSD作成部17と、映像とOSDの重畳や、入力する信号と出力する映像に合わせたスケーリング等を行う画面構成制御部15と、映像/音声を含むTSやその他前記映像/音声に関連する付加情報を記録するストレージ16(例えばHDD:Hard Disk Drive、DVD:Digital Versatile Disk、SDメモリーカード、BD:Blu-ray Discなど)と、ユーザーが指示(例えばリモコンによるボタン押下)した内容を受信し解釈するユーザー指示受信部18と、現在時刻の管理や一定時間が経過したことの通知など、時間や時刻に関する制御を行う時間管理部19と、からなる。ここで点線2は、システム制御部10によって制御される制御範囲を示している。つまり、点線2によって囲まれる各部は、何らかの通信路(例えばPCIバス等の制御データバス5)によってシステム制御部10と接続され、各部は直接、またはシステム制御部10を介して間接的に相互に通信できるものとする。
次にその動作説明を行う。まず、記録再生装置1においてデジタル信号を受信し、特定の映像または/および音声を持つ信号を記録する記録処理について説明する。まずシステム制御部10が、信号受信処理部11に対して特定のデジタル信号を受信するように選局指示を行う。前記選局指示を受けた信号受信処理部11は、例えば地上デジタル放送を受信するような選局指示の場合は、選局、デジタル復調、誤り訂正を行い、前記デジタル信号からTSを取得する。例えばインターネット放送(IPTV:Internet Protocol TeleVision)を受信する選局指示の場合は、特定のURL(Uniform Resource Locator)からのデータ取得要求、プロトコル処理、誤り訂正や再送処理等を行い、前記デジタル信号からTSを取得する。前記TSを取得した信号受信処理部11は、前記TSを多重分離部12に出力する。前記TSを入力された多重分離部12は、システム制御部10の指示に従い、前記TSを分離し、記録対象となる映像または/および音声を持つTSを作成し、記録再生制御部13に出力する。このようにして記録対象となる映像または/および音声を持つTSをストレージに記録する。
記録再生装置1において、ストレージに記録されたTSを再生し、映像および/または音声を出力する再生処理について説明する。まず、ユーザー操作入力部23から入力された信号(例えばリモコン操作によるリモコンコード)を受信したユーザー指示受信部18は、前記信号を解釈し、システム制御部10に解釈したユーザー指示を送信する。前記ユーザー指示を受けたシステム制御部10は、その内容によって処理を行う。ここでは前記ユーザー指示が再生要求であるとして説明を行う。前記再生指示を受信したシステム制御部10は、特定の映像および/または音声を含むTSの再生指示を、記録再生制御部13に対して指示する。前記再生指示を受けた記録再生制御部13は、記録されている特定の映像および音声を含むTSをストレージ16から取得し、多重分離部12に対して出力する。記録再生制御部13からの前記TSを受信した多重分離部12は、多重分離処理を行い、映像PESおよび/または音声PESを、映像/音声復号化部14に出力する。映像/音声復号化部14は、前記映像PESおよび/または音声PESを復号化し、復号化した音声を音声出力部21に、復号化した映像を画面構成制御部15に出力する。一方、OSD作成部17では、システム制御部10から受信した指示に従い、OSDを作成して、前記画面構成制御部15に出力する。OSDは、例えば再生時には現在再生しているコンテンツの再生位置(例えば1時間番組の10分位置を再生中)を示すOSDを作成して出力する。画面構成制御部15は、前記復号化した映像と前記OSDを重畳した映像を作成し、映像出力部22に出力する。このようにしてストレージに記録したTSを再生し、映像および音声を出力する。
記録時および再生時の、記録再生制御部13におけるバッファ処理について説明する。記録再生制御部13では、図2に示すとおり、記録用バッファ201と再生用バッファ202を持つ。バッファの縦軸はデータのアドレスを表し、上に行くほど値が大きくなっているとする。またアドレスが上端を越えると下端にうつる循環式のバッファ(リングバッファ)であることをここでは想定している。WPはライトポインタを示し、データの書き込み位置をあらわし、RPはリードポインタを示し、データの読み込み位置を示している。そのため、ライトポインタとリードポインタの間(図の斜線の部分)にデータが記録されている。再生時のバッファ処理について説明する。再生用バッファ202には、記録再生制御部13がストレージ16から読み出したTSが記録されている。記録再生制御部13はストレージ16から読み出したTSを再生用バッファ202のWPの位置にデータを書き込み、書き込みが完了するごとにWPの値をそのデータサイズ分だけ増加させる。また記録再生制御部13が、多重分離部12に対してデータを出力する。記録再生制御部13は再生用バッファ202のRPの位置からデータを読み込み、読み込んだデータの出力が完了するごとにRPの値をそのデータサイズ分だけ増加させる。記録時には記録側のバッファについても、同様に処理を行う。このようにして、記録再生制御部13ではデータのバッファリング処理を行い、入力側と出力側のデータ転送速度の差異を緩衝する。
前記記録処理および前記再生処理を同時に実行することにより、記録と再生を同時に行う同時録再が可能になる。ここで、同一のコンテンツに対する記録処理および再生処理を同時に実行することを、追いかけ再生と呼ぶ。
追いかけ再生においては、同一コンテンツの記録と再生を同時に行っているため、ストレージ16における単位時間あたりに記録するデータの記録速度よりも、再生速度が速い場合などに、再生位置が記録位置に追いつく可能性がある。再生位置が記録位置を追い越すことは不可能なため、このような状況においては、再生を一時停止状態にする方法がある。
記録再生装置1における、再生の一時停止処理について説明する。再生を一時停止する場合には、まずシステム制御部10が記録再生制御部13に対して、再生の一時停止指示を行う。前記指示を受けた記録再生制御部13は、ストレージからのコンテンツの読み出しを停止し、現在の再生位置をリジュームポイントとして記憶する。この際にシステム制御部10は、映像/音声復号化部14または画面構成制御部15に対して、現在再生している映像のフリーズ指示を行う。前記指示を受けた映像/音声復号化部14または画面構成制御部15は、現在の映像と同じ信号を繰り返し出力することにより、ユーザーに対して出力する映像が静止しているように見せることが可能になる。前記映像のフリーズは、映像/音声復号化部14または画面構成制御部15が、入力信号が途絶えた場合に、直前の映像フレームを繰り返し出力することにより、自動的に映像の静止を行っても良い。この場合は、システム制御部10から映像/音声復号化部14または画面構成制御部15に対しての前記フリーズ指示は不要になる。このようにして再生の一時停止を実現する。
一時停止状態からの再開処理について説明する。システム制御部10が、記録再生制御部13に再生の再開を指示することにより、記録再生制御部13はストレージ16から、コンテンツを前記リジュームポイントから読み出しを再開する。また、システム制御部10が、映像/音声復号化部14または画面構成制御部15に対して前記フリーズ指示をしていた場合には、前記フリーズ指示を解除する。これにより、再生の一時停止状態からの再開を行う。
次に、本実施例の特徴であるところの、再生可能時間計算部31における、再生可能時間の計算方法について図3のフローチャートを用いて説明する。再生可能時間とは、現在の状態のまま追いかけ再生を行った場合に、再生位置が記録位置に追いつくと推定される時間である。
まず、再生可能時間計算部31は、記録再生制御部13に対して、現在再生しているコンテンツの、記録済み時間(Rt)を要求する(S301)。前記記録済み時間とは、現在までに記録されている部分を、通常速度で再生した場合に再生可能な時間である。例えば一例を挙げると、コンテンツのビットレートが7Mbit/secとして、コンテンツの記録済みサイズが700Mbitであれば、コンテンツの記録済みサイズを映像のビットレートで除算して100秒が記録済み時間となる。記録済み時間のその他の計算方法としては、例えばストリームのコンテンツの再生速度が映像の記録速度と等しい(例えばデジタル放送の録画)のであれば、記録開始時間から現在時間までの差分時間、またはコンテンツのストリームにタイムスタンプが付与されていれば、先頭のタイムスタンプと、現在記録している位置のタイムスタンプの差分時間、その他ストリームに含まれる時間や時刻によって計算可能な時間(例えば先頭位置と現在位置のTOT(Time Offset Table)等の差分、メタデータによる先頭から何分間といった情報など)、等から求める方法がある。
次に再生可能時間計算部31は記録再生制御部13に対して現在再生時間(Pt)を要求する(S302)。現在再生時間とは、先頭から現在再生している位置までの時間のことであり、例えばコンテンツの先頭から30分間何も操作せずに視聴している場合、30分が現在再生時間である。現在再生時間の計算方法としては、コンテンツの先頭のタイムスタンプから現在再生している部分のタイムスタンプの差分時間、実際に再生を開始してから現在までの時間、その他ストリームに含まれる時間や時刻などの情報等から求めることができる。
次に再生可能時間計算部31は、コンテンツの平均記録再生速度比Raを計算する(S303)。例えば、コンテンツの再生時のビットレートが8Mbit/secで、コンテンツを記録するビットレートが4Mbit/secの場合、Raはコンテンツを記録するビットレートを再生時のビットレートで除算して、0.5となる。前記記録再生速度比の計算方法としては、信号受信処理部11に入力されるデジタル信号の単位時間当たりのビットレートを、前記記録再生制御部13から取得した、コンテンツ再生時のビットレートで除算する、または記録再生制御部13から取得した、コンテンツをストレージに記録する際のビットレートを、記録再生制御部13から取得した、コンテンツ再生時のビットレートで除算する、といった方法などがある。
最後に、上記記録済み時間Rt、現在再生時間Pt、記録再生速度比Raから、再生可能時間PAtを計算する。PAtの計算方法としては、コンテンツの現在記録済みでまだ再生されていない部分の再生時間(Rt−Pt)と、これから再生位置が記録位置に追いつくまでに記録される部分の再生時間PAt×Raを加算したものがPAtであるため、
PAt=(Rt−Pt)+PAt×Ra
でありさらに変形して、
PAt=(Rt−Pt)/(1−Ra)・・・・・・・式1
で求めるなどの方法がある。ただし、0<Ra<1である。Ra≧1の時には、PAt=無限大として扱う。この時は再生位置が記録位置に追いつかないためである。このような方法により、再生可能時間を計算する(S304)。
再生可能時間PAtについて、再度図4を用いて説明する。図4では、中央の横長の四角がコンテンツデータを表しており、横軸が時間で右が正の方向である。この例ではコンテンツは2時間のコンテンツで、左端が開始時間、右端が終了時間を示している。2時間分のコンテンツは開始時間から1時間5分までが記録済みであり、コンテンツデータの記録済みの部分を斜線で表示している。また同一コンテンツの追いかけ再生を行っており、55分の時点まで再生を行っているとしている。ここで再生可能時間PAtは、記録済み時間と現在再生時間の差分(図の(Rt−Pt))と、これから一時停止されるまでの間に記録される予定の部分At(=PAt×Ra)の和である。このためPAtは前記した式1で求めることができる。
また、PAtの簡易な計算方法としてRaを用いずに、将来一時停止されるまでの間に記録される部分を考慮しない計算方法もある。その場合、
PAt=Rt−Pt
となる。この場合は現時点以降に記録するコンテンツを考慮に入れないため、Ra≧1であって再生位置が記録位置に追いつかない場合など、後述するようなメッセージが不要な場合にも、メッセージが表示されてしまうデメリットがあるが、計算が容易になるなどのメリットもある。
ここでは再生可能時間のその他の計算方法として、再生用バッファ202のリードポインタとライトポインタの差分を用いて計算する方法もある。その場合の再生可能時間をPA2tとすると、ライトポインタからリードポインタを減算した値をDtをコンテンツのビットレートCrで除算した値となる。すなわち再生可能時間PA2tは、
PA2t=Dt/Cr
または再生用バッファの単位時間あたりの入力量をIaとして、
PA2t=(Dt+PA2t×Ia)/Cr
さらに変形して、
PA2t=Dt/(Cr−Ia)
としても求めることができる。
また、前記記録再生速度比Raの計算における、ビットレートは、一定の期間内に装置に入力される入力信号の総量を、前記期間で除算することによって計算可能である。前記期間は、録画開始から現在時間までとすることにより、長期間での平均したビットレートを使用して、その環境における平均した計算を行うことができる。その際に、過去に記録した際のビットレートを累積して計算することにより、さらに平均化された計算を行うことが可能である。一方、前記期間を短くし、直前数秒間程度で計算することにより、現在の環境に即したビットレートを計算することもでき、ネットワーク環境の切断などに起因するビットレートの急峻な変化に対応することが可能になる。
次に、前記再生可能時間を用いて、ユーザーに警告メッセージを出す場合の処理フローについて、図5を用いて説明する。図5はシステム制御部10での処理フローチャートである。最初にシステム制御部10は、再生可能時間判定部31から、現在の再生可能時間を取得する(S501)。再生可能時間が再生一時停止閾値T1(T1は0以上)より大きい場合(S502のyes)。特に処理は行わずに、次の測定タイミングを待つ(S503)。再生可能時間が再生一時停止閾値T1以下の場合(S502のno)、ユーザーに対してメッセージを表示して警告を行う(S504)。
再生一時停止閾値T1とは、記録再生装置として、再生可能時間の許容可能な閾値として設定する値である。例えば、再生を行う場合に、ある一定量のデータの単位で処理を行う必要がある場合(例えば3MB単位でデータを処理するなど)、記録済みデータが前記一定量を下回ると、再生処理が実行できない。そのため記録再生装置として適切な前記再生一時停止閾値を設定する必要がある。またこのようなデータ処理の都合で決まる時間よりも、マージンをとってさらに長い時間に設定しても良い。
前記フローチャートの処理は、例えば時間管理部19からの一定周期(例えば1秒ごと)が経過した事の通知をトリガに実行しても良いし、記録再生制御部13がデータを読み出すごとに実行しても良いし、または記録用バッファや再生用バッファのバッファ量を測定するハードウェアを用い、前記ハードウェアからのバッファ量低下割り込み信号などを用いて起動しても良い。
ここでのメッセージの内容は、図6のように、ただ一定時間後に再生が停止または一時停止する旨のメッセージであっても良いし、図7のように停止または一時停止するまでの時間として再生可能時間を表示しても良い。
このようにして、再生可能時間が一定時間以下となり、映像が一時停止を行う可能性がある場合に、事前にユーザーに対してメッセージを表示し、ユーザーが映像の一時停止に備えることが可能になるという効果がある。
図8に本発明の第2の実施例にかかる記録再生装置の構成を示す。
第2の実施例では、追いかけ再生時に再生位置が記録位置に近づき、再生可能時間が一定時間以下となった場合、やはりメッセージ表示を行って一時停止を行うが、可能な限りチャプタ位置等の区切り位置での停止を行うことにより、ユーザーがより一時停止を許容し易いポイントで一時停止できることに特徴がある。このため、後に詳しく説明するように、区切り位置検索部41が追加されている点が第1の実施例とは異なる。
第2の実施例の場合における、ユーザーに警告メッセージを出す場合のシステム制御部10の処理フローについて、図9を用いて説明する。まず、システム制御部10は、再生可能時間判定部31から、再生可能時間PAtを取得する(S901)。再生可能時間は実施例1の場合と同様に計算する。再生可能時間が再生一時停止閾値T1(T1は0以上)より大きい場合(S902のyes)、特に処理は行わない(S903)。
再生可能時間が再生一時停止閾値T1以下の場合(S902のno)、再生可能時間内に区切り位置BP(Break Point)が存在するか否か、区切り位置検索部41に問い合わせる(S904)。区切り位置検索部41での、区切り位置検索方法については後述する。
BPが再生可能時間内に存在している場合(S905のyes)、図10のように、まもなく区切り位置で停止する旨のメッセージ1002を表示し、かつ区切り位置検索部41から取得したBPを一時停止ポイントとしてシステム制御部10が記憶する(S906)。BPが再生可能時間内に存在していない場合(S905のno)、次の判定に移行する。
次に、再生可能時間が再生強制一時停止閾値T2(T2は0以上、T1以下)より大きい場合、(S907のyes)特に処理は行わない(S908)。再生可能時間が再生強制一時停止閾値T2以下の場合、(S907のno)、図6のようなメッセージ602を表示して、表示してから一定時間後、または即座に一時停止を行う(S909)。このようにして、区切り位置を用いた一時停止ポイントの設定、および一時停止ポイントが見つからなかった場合の強制一時停止処理を行う。
再生強制一時停止閾値T2の値は、装置として可能な限り小さい値が望ましい。例えばT2の値が0であれば、現在再生時間が記録済み時間に完全に追いつくまで区切り位置を検索し続けることが可能になる。一方T2がT1と等しい場合、再生可能時間が一定値(T1=T2)以下になった場合に、区切り位置を検索し、見つからなかったら一時停止を行うシンプルな構成となる。
再生可能時間としては、実施例1に記載の通り複数の定義があるが、未記録の部分を再生可能時間として含む場合は、未記録の部分が一時停止ポイントとして記憶される可能性があるため、一時停止ポイントに到達する前に突然再生が一時停止する可能性がある。一方、未記録の部分を再生可能時間として含まない場合は、記録済みの部分のみを一時停止ポイントとして使用するため、一時停止ポイントに設定した部分に到達せずに、突然再生が一時停止することは無い。しかし前者の場合に比べ、記録済み時間より少し先に一時停止ポイントがあるにも関わらず、区切り位置以外で一時停止してしまう可能性がある。
次に、再生が進み、現在再生時間が一時停止ポイントに到達した場合の処理フローチャートについて、図11を用いて説明する。前記現在再生時間が一時停止ポイントに到達したか否かの判定は、システム制御部10または記録再生制御部13が、定期的に現在再生時間と一時停止ポイントの時間を比較することで検出できる。
前記検出を行ったシステム制御部10は、まず再生可能時間判定部31から、再生可能時間を取得する(S1101)、その後、前記再生可能時間内にBPが存在していないか再度、区切り位置検索部41に問い合わせる(S1102)。
再生可能時間内に次のBPが存在している場合(S1103のyes)、再度、区切り位置検索部41から取得したBPを一時停止ポイントとしてシステム制御部10が記憶し、再度、現在再生時間が一時停止ポイントに到達するまで待つ(S1104)。
再生可能時間に次のBPが存在していない場合(S1103のno)、再度、再生可能時間と再生一時停止閾値T1の判定を行う。ここで再生可能時間がT1より大きい場合(S1105のyes)は、さきに再生可能時間がT1より小さいと判定した時よりも記録速度が回復したことになり、再生の一時停止が必要な状態ではない。このため、一時停止ポイントをクリアし、図12に示すような一時停止を行わない旨のメッセージ1202をユーザーに表示する(S1106)。ここでメッセージ表示は特に必須ではなく、例えば前記図9のステップS906で表示したメッセージを消去するだけでも良い。再生可能時間がT1以下の場合(S1105のno)、図13のようにメッセージ1302を表示して一時停止処理を行う(S1107)。
区切り位置検索部41での、区切り位置検索方法について説明する。区切り位置として使用できるものとしては、チャプタ、シーンチェンジ位置、IDR(Instantaneous Decoding Refresh)ピクチャ位置、I(Intra-frame)ピクチャの位置などが考えられる。区切り位置情報の一例を図14に示す。
1401は区切り位置情報を記録している区切り位置情報テーブルの一例である。1402は区切り位置に対してシーケンシャルに割り振られるNo.を表す。時間情報1403は各区切り位置の時間的な位置、位置情報1404は各区切り位置が存在するファイル上の位置を示している。例えばこの例では、区切り位置No.4から再生を開始したい場合には、ファイル上の16進数で0x5DE097C0 byteの位置から読み出しを行うと、あらかじめ定められたコンテンツの区切り位置から再生することが可能になる。または時間情報で1800秒の位置から再生することによっても同様に、コンテンツの区切り位置から再生することが可能である。
チャプタ、シーンチェンジ位置、IDRピクチャ位置、Iピクチャ位置等も、同様に時間情報または位置情報を持つ形式で記録されていれば、前記と同様に扱うことが可能になる。例えばシーンチェンジ位置やIピクチャ位置などは、記録を行う際に何らかの手段(たとえばシーンチェンジであれば画像認識、IピクチャであればIピクチャヘッダの検出)で検出を行い、時間情報や位置情報を付加し、コンテンツと共にストレージ16に記録しても良いし、またはネットワーク4からチャプタ等の情報を取得するなどしても良い。またはストレージ16が外部記録媒体(例えばDVD)であれば、チャプタ情報はあらかじめコンテンツに付随して記録してある場合もある。
区切り位置検索部41での、区切り位置検索方法について説明する。例えばシステム制御部10から、再生可能時間内(例えば20秒から60秒の範囲)に区切り位置があるかの検索要求がきた場合、区切り位置検索部41が保有する、区切り位置情報(例えば前記1401の区切り位置情報のようなデータ)と照らし合わせ、再生可能時間の中に区切り位置がある場合、その区切り位置の中に含まれる時間情報を返す。
指定された再生可能時間に複数の区切り位置が存在している場合には、その中で最も時間軸上遅い位置にあるものを返す。具体的に図14の例にあてはめると、20秒から60秒の範囲要求に対しては、30秒と50秒が該当するが、時間的には50秒が後のため、その時間を返す。該当する時間が無い場合には、該当無しの返答を返す。例えば0を返した場合には該当なしと判断する。ここでは時間情報の区間で問い合わせて時間情報を返す形式としたが、位置情報の区間で問い合わせて位置情報を返す形式でも良い。
その場合、時間情報と位置情報の変換は、例えばそれぞれの最大値が求まれば、それに対する割合で変換することが可能である。例えば、変換対象のコンテンツが2時間で20×10byteであれば、時間情報30分の位置は全体の1/4にあたるため、変換すると位置情報で1/4の位置、5×10byteに変換することができる。
時間情報は、ここでは秒として表記を行ったが、特定の周期(例えば27MHz)で更新されるタイムスタンプの形式でも良い。その場合、映像/音声復号化部14や記録再生制御部13がタイムスタンプを用いた制御を行っていた場合、再生位置の検出が容易になる。また、位置情報はここではbyteでの位置としたが、例えばコンテンツの記録形式がTSであった場合には、188byteや、タイムスタンプ付加した192byte単位でのパケット位置で表記を行う場合もある。この方法では表記を行うビットが少ないメリットがある。また時間情報と位置情報は両方登録されている必要は無く、片方でも問題ない。
また区切り位置検索部は前記区切り位置情報のようなテーブルを必ずしもあらかじめ所持している必要は無く、区切り位置検索の要求があった場合に、記録再生制御部13がストレージ16からコンテンツのデータを読み出し、前記再生可能時間内の解析(例えば画像認識、Iピクチャヘッダの検索)を行い、区切り位置を検索しても良い。
このようにして、追いかけ再生で再生位置が記録位置に追いつきそうな場合に、ユーザーに対してメッセージ表示を行って一時停止を行うが、可能な限りチャプタ位置等の区切り位置での停止を行うことにより、ユーザーがより一時停止を許容し易いポイントで一時停止を行うことが可能となるという効果がある。
本発明の第3の実施例にかかる記録再生装置の構成は、第1の実施例、または第2の実施例と同じ構成であり、処理の内容のみが異なる。
第3の実施例においては、追いかけ再生時に再生位置が記録位置に近づき、再生可能時間が一定時間以下となった場合に、再生を一時停止し、再生していた画像とは別の一時再生コンテンツに切替えて表示するようにする。このため、一時停止中に静止画を表示されるだけでなく、他のコンテンツを自動的に視聴することが可能になる。また、ユーザーに切替えの有無を選択させることにより、さらにユーザーの嗜好に合った動作を行うことが可能になることに特徴がある。
第3の実施例において前記の動作を行う際の、前記再生可能時間を用いてユーザーに警告メッセージを出す場合の処理について説明する。ユーザーに対して警告メッセージを表示するまでの処理は、第1の実施例に記載の、図5のフローチャート同様の処理を行い、ステップS504においてユーザーに対してメッセージを表示して警告を行う際に、映像を切替える旨のメッセージ(図15の1502)を表示する。
その後、一時停止を行う際に、映像の切替え処理を行う。
一時停止時の映像の切替え方法について説明する。再生の一時停止処理は実施例1に記載した内容と同様に行うが、システム制御部10が、映像の一時停止命令を記録再生制御部13に指示すると共に、一時再生コンテンツの再生を記録再生制御部13に指示する点が異なる。ここで一時再生コンテンツとは、一時停止中に、静止画を表示する代わりにユーザーに対して表示するコンテンツで、例えばCMや、現在視聴しているコンテンツのダイジェスト、映画の予告編、特定の風景画像、などが挙げられる。
前記一時停止指示および前記一時再生コンテンツの再生指示を受けた記録再生制御部13は、実施例1に記載の方法と同様に一時停止処理を行い、現在視聴中のコンテンツの一時停止を行うと共に、ストレージ16、もしくは別の場所(例えば記録再生装置1に接続された外部媒体、もしくは内蔵のメモリ)などから一時再生コンテンツを読み出し、前記処理を行う。このようにして、再生一時停止時に映像を切替え、ユーザーに対して一時再生コンテンツを表示する。
また、一時再生コンテンツは、前記ストレージからの読み出しでなく、信号受信処理部11から取得可能な映像(たとえば放送番組)でも良い。その場合は、システム制御部10は、記録再生制御部13に対して一時再生コンテンツの再生を指示する代わりに、信号受信処理部11に対して特定のチャネルの選局(たとえば、ユーザーが再生直前に視聴していた番組)を指示し、多重分離部12に対して受信処理部11から入力された信号を、多重分離などの処理を行った後に映像/音声復号化部14に対して出力するようにする。このようにして、一時停止中に現在の放送番組を視聴することも可能になる。
また、第2の実施例と同様に判定を行い、区切り位置で一時停止を行う場合には、図16のようなメッセージ1602を表示し、上記処理と同様に、再生一時停止時の映像の切替え方法で映像を切替える。
前記映像の切替えを行うか否かを、ユーザーが設定する場合の例について図17aのフローチャートを用いて説明する。前記第1の実施例と同様に判定を行い、ユーザーに対してまもなく一時停止を行うメッセージを表示する際に、図18に示すとおり、一時停止を行う旨を表示すると共に、一時停止後どのような処理を行うかを確認するメッセージ1802と、ユーザーが選択可能なボタン1803を表示する(S1704)。
ユーザーがボタン1803を操作し、一時停止後にどの一時再生コンテンツを再生するか、または静止画を表示するかを選択する。例えばユーザーがリモコン等を操作し、ボタン1803で「はい」を選択した場合(例えば左右キーでフォーカスを合わせ、決定キーを押下)、ユーザーが「映像切替」を選択したとして、たとえば一時再生コンテンツなどの処理を行う。ボタン1803で「いいえ」を選択した場合、一時停止時動作はユーザーが「一時停止」を選択したとして、一時停止時の静止画などの処理を行う。
ボタンの表示方法は「はい」、「いいえ」だけでなく、ユーザーの好む一時停止動作をそのまま表記する場合も考えられる。その場合の表示例を図19に示す。ユーザーが1903に示すそれぞれのボタンを押下した場合、それぞれ左から、ユーザーが「映像切替」、「一時停止」、「停止」を一時停止時動作として選択したと判断して処理を行う。
図19において、「映像切替」、「一時停止」、「停止」はいずれも広い意味での一時停止時の動作の一つである。しかし、一時停止して静止画を表示する場合のみを、狭い意味で一時停止と呼ぶことも多いので、図19のボタン1903はこれに従った表記をしている。
この場合の例について、図17bのフローチャートを用いて説明する。前記第1の実施例と同様に判定を行い、ユーザーに対してまもなく一時停止を行うメッセージを表示する際に、図19に示すとおり、一時停止を行う旨を表示すると共に、一時停止後どのような処理を行うかを確認するメッセージ1902と、ユーザーが選択可能なボタン1903を表示する(S1704)。
その後、ユーザーの選択が「映像切替」の場合は(S1705のyes)、上記と同様に一時再生コンテンツを表示するように処理する(S1706)。
一時停止時動作が「映像切替」以外の場合には(S1705のno)、次のようにする。ユーザーの選択が「停止」の場合には(S1707のyes)、上記一時停止中に現在の放送番組を表示するように処理を行う(S1708)。ユーザーの選択が「一時停止」の場合は(S1707のno)、実施例1に記載の一時停止処理を行い、静止画を表示するように処理を行う(S1709)。このようにして、ユーザーの選択した結果にあわせて、映像の切替え処理を行う。
上記映像切替え処理を行った後に、表示映像を、再生を一時停止したコンテンツに戻す場合の処理について、図20のフローチャートを用いて説明する。上記方法により、一時再生コンテンツまたは放送に映像を切替えた後に、例えば一定時間(例えば1秒)ごとにシステム制御部10が時間管理部からの通知を受け、図20に記載の処理を実行する。
最初に、システム制御部10は、再生可能時間PAtを再生可能時間計算部31から取得する(S2001)。再生可能時間が再生一時停止閾値T1を超えた場合には(S2002のyes)、再生を再開することが可能なため、図21に示すようなメッセージ2102を表示してユーザーに対して再生が再開可能なことを通知し(S2004)、再生を再開する(S2005)。再生の再開処理については、実施例1に記載の一時停止状態からの再開処理と同様である。
メッセージ表示の内容としては例えば図22のように、ユーザーに対して以前の再生を再開するか否かを確認するメッセージがあっても良い。その場合は、フローチャートは図23のようになり、ステップS2301の分岐が追加される。ここで、ユーザーが「いいえ」を選択した場合は、メッセージを消去し、その後処理は行わないか、もしくは一定時間後に再度表示を行うか、一時再生コンテンツが停止した場合などに再度表示しても良い。
ここでユーザーが選択した結果を一時停止復帰時動作と呼ぶ。例えばユーザーが「はい」を選択した場合、一時停止復帰時動作は「再生再開」、ユーザーが「いいえ」を選択した場合、一時停止復帰時動作は「一時停止継続」となる。
ここでの一時停止閾値は、実施例1と同様に一時停止時に使用した値と同じものを使用しても良いが、別の値でも良い。
前記した一時停止時や一時停止復帰時動作のユーザー選択は、必ずしも毎回ユーザーが選択する必要は無く、事前に設定しておき、自動的に前記設定に基づき処理を行うことも可能である。
このようにして、追いかけ再生で再生が記録に追いつきそうになった場合に、再生を一時停止し、一時停止中に一時再生コンテンツを表示することにより、ユーザーが一時停止中に静止画を表示されるだけでなく、他のコンテンツを自動的に視聴することが可能になるという効果がある。
また、一時再生コンテンツへの切替えや、一時再生コンテンツからの再開時において、ユーザーに切替えの有無を選択させることにより、さらにユーザーの嗜好に合った動作を行うことが可能になるという効果もある。
ここでの説明は、第1の実施例に対して、一時停止時に映像の切替え処理を適用した場合について説明しているが、第2の実施例に対して、同様の切替え処理を適用しても良い。
図24に本発明の第4の実施例にかかる記録再生装置の構成を示す。
第4の実施例においては、追いかけ再生時に再生位置が記録位置に近づき、再生可能時間が一定時間以下となった場合に、再生を一時停止するが、その際に復旧予測時間を計算するようにしている。これにより、ユーザーは、例えば復旧時間まで時間がかかる場合には他の作業を行う、あるいは復旧時間までが短時間であれば再開までを待つなど、行動の選択が可能になることに特徴がある。このため、後に詳しく説明するように、復旧時間計算部51が追加されている点が、前記実施例とは異なる。
まず、ユーザーにメッセージを表示して警告を行う場合の処理について、図25のフローチャートを用いて説明を行う。最初に、再生可能時間を再生可能時間計算部31から取得し(S2501)、再生可能時間が再生一時停止閾値T1以下の場合(S2502のno)で、ユーザーに対してメッセージを表示して警告を行う場合に、復旧予測時間(RPt)を復旧時間計算部51から取得する(S2504)。
復旧予測時間とは、再生の一時停止を行ってから再生が再開可能となるまでの推定時間である。復旧予測時間の計算方法は後述する。前記復旧予測時間を取得したシステム制御部10は、図26に示すような、再生可能時間、復旧予測時間を含む警告メッセージ2602をユーザーに表示する(S2505)。
ここでは、再生可能時間と復旧予測時間がともにメッセージに表示されている例を挙げているが、どちらかのみが表示されている場合も考えられる。また、再生可能時間と復旧予測時間を加算したものを表示し、現在から何秒後に、一時停止してから再生が再開されるかを表示しても良い。
このようにして、再生可能時間が一定時間以下となり、映像が一時停止を行う可能性がある場合に、事前にユーザーに対してメッセージを表示し、ユーザーが映像の一時停止に備え、また復旧時間を表示することにより、ユーザーは、例えば復旧時間まで時間がかかる場合には他の作業を行う、復旧時間までが短時間であれば再開までを待つなど、行動の選択が可能になるという効果がある。
復旧予測時間の計算方法について図27のフローチャートを用いて説明する。まず復旧時間計算部51はシステム制御部10から再生一時停止閾値T1を取得する(S2701)。その後、再生再開閾値Trを取得する(S2702)。
再生再開閾値とは、再生を再開可能と判断する記録済み時間と現在再生時間の差分時間である。再生再開閾値Trの決め方について述べる。例えばこの値を小さくすると(例えば0)、再生が再開した後に、すぐに停止するなど、コマ送りのような表示がなされる可能性がある。一方この値を大きくすると、一度一時停止した後、記録が進んでも、なかなか再生が再開されないといった問題がある。これらトレードオフを考慮して最適な値とする必要がある。
次に、実施例1と同様の方法で、コンテンツの単位時間あたりの記録再生速度比Raを計算する(S2703)。これらの値を用いて、復旧予測時間RPtを計算する。これは計算式
RPt=(Tr−T1)/Ra
によって計算される。Tr−T1は、一時停止状態から記録済み時間がどれだけ増加すれば再生可能となるかの時間を表し、この時間をコンテンツの単位時間あたりの記録再生速度比Raで除算することにより、復旧予測時間が求められる(S2704)。
復旧予測時間について、図28の例を用いて再度説明する。図28中央の横長の四角がコンテンツデータを表しており、コンテンツ全体は2時間のコンテンツで左端が開始時間、右端が終了時間を示している。この例では、2時間のコンテンツの開始時間から1時間5分5秒までが記録済みであり、記録済みのコンテンツデータを斜線で表示している。また同一コンテンツを追っかけ再生を行っており、1時間4分55秒の時点まで再生を行っているとする。ここでは一時停止する瞬間を表しており、その場合Rt−Pt=T1となる。ここでTr−T1は図で示す期間となり、この期間分だけ記録が行われれば、再生が再開可能な時間分だけコンテンツが記録されたことになり、再生が再開可能となる。つまりTr−T1の時間分だけコンテンツが再生できる分、コンテンツが記録できれば良いので、コンテンツの単位時間当たりの記録再生速度比Raを用いて、RPt=(Tr−T1)/Raの時間だけ経過すれば、再生が可能になると予測することができる。
ここでは、記録済み時間と現在再生時間の差分が、Trを越えると予測する時間を復旧予測時間とする場合について説明したが、再生可能時間がTr−T1を超えると予測する時間を復旧予測時間としても良い。
次に再生の一時停止を行った後の再生再開処理について説明する。ここでは、再生の一時停止を行った後は、記録済み時間Rtと現在再生時間Ptの差分が再生再開閾値Trを超えた後に、再生を再開するものとする。
第4の実施例にかかる、一時停止時の処理内容を図29に示すフローチャートを用いて説明する。まずシステム制御部10は、復旧時間計算部51から復旧可能時間(RCt)を取得する(S2901)。復旧可能時間RCtとは現在の状態から、再生が再開されるまでにかかると推定される時間である。その計算方法は後述する。復旧可能時間RCtが0より大きい場合(S2902のyes)、まだ再生を再開できないので、復旧可能時間RCtを表示または更新し、図30に示すような、再生が再開可能までの時間を含むメッセージ3002の表示を行う(S2903)。復旧可能時間が0の場合(S2902のno)、復旧が可能なタイミングのため、第1の実施例に記載の一時停止状態からの再開処理を行い、再生の再開を行う(S2904)。この際に再生を再開する旨のメッセージを表示しても良い。このようにして、ユーザーに対して状態が復旧して、再生可能となるまでの推定時間を表示する。
前記一時停止時の処理は、例えば時間管理部19からの一定周期(例えば1秒ごと)が経過した事の通知をトリガに実行しても良いし、記録再生制御部13がデータを書き込むごとに実行しても良いし、または記録用バッファや再生用バッファのバッファ量を測定するハードウェアを用い、前記ハードウェアからのバッファ量増加割り込み信号などを用いて起動しても良い。またはコンテンツの単位時間当たりの記録再生速度比Ra、などの変数が変化した場合に起動しても良い。または上記復旧可能時間RCtの計算に用いる変数が変動したことをトリガに前記一時停止時の処理を起動することにより、ユーザーに対して最新の状態に対応した復旧可能時間の表示が可能になる。
復旧時間計算部51での復旧可能時間RCtの計算の方法について図31を用いて説明する。
まず、復旧時間計算部51は、再生可能時間PAtを再生可能時間計算部31から取得し、(S3101)、コンテンツの記録再生速度比Raを再生可能時間計算部31から取得する(S3102)。次に再生再開閾値Trをシステム制御部10から取得する(S3102)。これらの値から、復旧可能時間RCtを計算する(S3104)。これは再生再開閾値Trと再生可能時間PAtの差分を、コンテンツの記録再生速度比Raで除算し、
RCt=(Tr−PAt)/Ra
と計算することができる。
また別の計算方法としては、再生可能時間PAtを用いずに、現在の記録済み時間Rtと現在再生時間Ptの差分が再生再開閾値Trを越える時間を、記録再生速度比Raで除算し、
RCt=(Tr−(Rt−Pt))/Ra
と計算しても良い。この場合は現在以降のコンテンツの増加量を考慮に入れないため、Raが1より大きい場合のように記録速度が再生速度に対して十分速い場合など、本来再生の再開が可能である場合にも再生が再開されないデメリットがあるが、計算が容易になるなどのメリットもある。
復旧可能時間の表示は、ここでは秒での時間表示を行ったが、時間以外の表示でも良い。例えば再開可能までの時間を、適当な時間で閾値を設け、カウントダウンの形式にしても良い(例えばあと30秒以内では“5”を表示し、あと5秒を切ったら“1”を表示するなど)。また特定閾値を切った場合に、その情報を表すアイコンを表示するなどでも良い(例えば、復旧可能時間が3秒以下の場合には、再生を示すアイコンを点滅して、まもなく再生が再開することを通知など)。
ここで表示されている時間は、表示更新の度に毎回前記方法により復旧可能時間を計算する必要は必ずしも無く、例えば時間管理部19からの一定周期(例えば1秒ごと)が経過した事の通知をトリガに前記一定周期の時間を減算して表示しても良い。その場合は、計算量は少なくて済むが、Raなどの変数が変化した場合に、誤って計算された復旧可能時間を表示する可能性がある。
上記説明は、第1の実施例の構成に対して、復旧予測時間と復旧可能時間の適用を追加した例について説明を行ったが、第2、第3の実施例についても同様に復旧予測時間と復旧可能時間の適用は追加可能である。その場合は、まもなく一時停止を行う旨のメッセージを表示する場合に復旧予測時間を表示し、一時停止後は、ユーザーにメッセージを表示する場合に復旧可能時間を表示するといった構成以外は、特に変更は無い。
また、第3の実施例に対する上記構成の追加例としては、復旧予測時間を用いて、一時停止時動作を自動判断する方法も考えられる。処理内容について図32のフローチャートを用いて説明する。再生可能時間がT1以下の場合(S3202のno)、メッセージを表示し(S3204)、復旧予測時間RPtを取得する(S3205)。復旧予測時間RPtが映像切替え処理閾値B1より大きい場合(S3206のyes)、前記したような一時再生コンテンツへの映像切替え処理を行う(S3207)。RPtが映像切替え処理閾値B1以下の場合(S3206のno)、次の判定を行う。すなわちRPtが停止処理閾値B2(B2<B1)より大きい場合(S3208のyes)、前記したような停止して現在の放送の番組を視聴するなどの処理を行う(S3209)。RPtが停止処理閾値B2以下の場合(S3208のno)、前記したような静止画を表示するなどの一時停止処理を行う(S3210)。このようにして、再生可能時間が一定閾値以下となったときに、前記復旧予測時間を用いて一時停止をした時の動作を変更することが可能になる。
ここでは、復旧予測時間が大きい順に、映像切替え処理、停止処理、一時停止処理を行ったが、この順番は任意に入れ替え可能である。例えば、復旧予測時間が大きい順に、停止処理、映像切替え処理、一時停止処理という順番でも良い。ただし、復旧予測時間が短い場合には一時停止処理をするほうが好ましい。また、各閾値B1とB2の値も任意に設定可能である。
また、これらの処理順序、設定値については、たとえばユーザーが事前に設定可能である。
以上、本発明の各実施例について説明を行ったが、これら各実施例の中で行う処理を限定するものではなく、各実施例で行う処理を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
第1の実施例にかかる記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施例にかかる記録再生装置の記録再生制御装置の詳細を表す模式図である。 再生可能時間の計算方法フローチャートの一例である。 再生可能時間を説明する模式図である。 第1の実施例にかかるユーザーに警告メッセージを表示するフローチャートの一例である。 第1の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第1の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第2の実施例にかかる記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施例にかかるユーザーに警告メッセージを表示するフローチャートの一例である。 第2の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第2の実施例にかかる一時停止ポイント到達時の処理フローチャートの一例である。 第2の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第2の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 区切り位置情報の一例である。 第3の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第3の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第3の実施例にかかるユーザーが一時停止時動作を設定した場合の処理フローチャートの一例である。 第3の実施例にかかるユーザーが一時停止時動作を設定した場合の処理フローチャートの一例である。 第3の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第3の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第3の実施例にかかる一時停止復帰処理時の処理フローチャートの一例である。 第3の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第3の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 第3の実施例にかかる一時停止復帰処理時の処理フローチャートの一例である。 第4の実施例にかかる記録再生装置の構成例を示すブロック図である 第4の実施例にかかるユーザーに警告メッセージを表示するフローチャートの一例である。 第4の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 復旧予測時間の計算方法フローチャートの一例である。 復旧予測時間の模式図である。 第4の実施例にかかる一時停止時の処理フローチャートの一例である。 第4の実施例にかかるメッセージ表示の一例である。 復旧可能時間の計算方法フローチャートの一例である。 第4の実施例にかかる復旧予測時間を用いた、一時停止時動作を自動判断処理のフローチャートの一例である。
符号の説明
1・・・・・・記録再生装置
3・・・・・・アンテナ
4・・・・・・ネットワーク
5・・・・・・データバス
10・・・・・システム制御部
11・・・・・信号受信処理部
12・・・・・多重分離部
13・・・・・記録再生制御部
14・・・・・映像/音声復号化部
15・・・・・画面構成制御部
16・・・・・ストレージ
17・・・・・OSD作成部
18・・・・・ユーザー指示受信部
19・・・・・時間管理部
21・・・・・音声出力部
22・・・・・映像出力部
23・・・・・ユーザー操作入力部
31・・・・・再生可能時間計算部
41・・・・・区切り位置検索部
51・・・・・復旧時間計算部
201・・・・記録用バッファ
202・・・・再生用バッファ
602,702,1002、1202,1302,1502,2602,1802,1902,2102,2202,2602,3002・・・メッセージ
1401・・・区切り位置情報テーブル
1402・・・区切り位置No.
1403・・・区切り位置時間情報
1404・・・区切り位置位置情報
1803,1903,2203・・・選択ボタン。

Claims (18)

  1. 入力された映像、音声の情報を記録媒体に記録しつつ、記録した情報を該記録媒体から再生して外部に出力する記録再生方法において、
    前記記録媒体に情報を記録する記録速度を用いて再生位置が記録位置に追いつくまでに情報の再生が可能な再生可能時間を計算する第1の計算ステップと、
    前記再生可能時間を一定値と比較する比較ステップと、
    記録再生動作の制御を行う制御ステップとを有し、
    前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合には、前記制御ステップは再生の一時停止を行い、
    前記記録媒体に情報を記録する記録速度は時間的に変化することを特徴とする記録再生方法。
  2. 入力された映像、音声の情報を記録媒体に記録しつつ、記録した情報を該記録媒体から再生して外部に出力する記録再生方法において、
    入力される情報の入力速度を用いて再生位置が記録位置に追いつくまでに情報の再生が可能な再生可能時間を計算する第1の計算ステップと、
    前記再生可能時間を一定値と比較する比較ステップと、
    記録再生動作の制御を行う制御ステップとを有し、
    前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合には、前記制御ステップは再生の一時停止を行い、
    前記入力される情報の入力速度は時間的に変化することを特徴とする記録再生方法。
  3. 請求項1または2に記載の記録再生方法において、
    ユーザーに対してメッセージを表示するための表示ステップを有し、
    前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合に、前記表示ステップを用いて、その旨を表示することを特徴とする記録再生方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録再生方法において、
    前記情報に含まれており、場面が変化する位置を示す区切り位置を検索する検索ステップを有し、
    前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定され、前記検索ステップにおいて前記再生可能時間内に前記区切り位置が存在すると判定された場合には、前記制御ステップは前記再生可能時間内の区切り位置で再生の一時停止を行うことを特徴とする記録再生方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録再生方法において、
    外部に情報を出力する動作を切替える第1の切替ステップと、
    別途準備した一時再生コンテンツを再生する一時再生ステップとを有し、
    前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合に、上記第1の切替ステップは外部に出力する情報を、前記一時再生ステップで再生された一時再生コンテンツに切替えることを特徴とする記録再生方法。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録再生方法において、
    外部に情報を出力する動作を切替える第1の切替ステップと、
    一時停止時に外部に情報を出力する動作をユーザーが選択するための第1の選択ステップとを有し、
    前記比較ステップにおいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合に、前記第1の切替ステップは外部に出力する動作を、前記第1の選択ステップでユーザーが選択した動作に切替えることを特徴とする記録再生方法。
  7. 請求項6に記載の記録再生方法において、
    前記ユーザーが選択する動作とは、一時停止時に表示するための一時再生コンテンツの再生、再生出力の停止、一時停止時の静止画の再生、のうち二つ以上を含むことを特徴とする記録再生方法。
  8. 請求項6または請求項7のいずれかの記録再生方法において、
    前記一時停止時動作を、前記再生可能時間が一定値以下となる以前に、ユーザーがあらかじめ設定可能としたことを特徴とする記録再生方法。
  9. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載の記録再生方法において、
    一時停止状態を解除し再生を再開する再生再開ステップを有し、
    前記比較ステップで再生可能時間が一定値より大きくなったと判定された場合に、前記再生再開ステップで一時停止を解除し再生を再開することを特徴とする記録再生方法。
  10. 請求項5ないし7に記載の記録再生方法において、
    一時停止状態を解除し再生を再開する再生再開ステップと、
    前記再生再開を動作させるか否かを、ユーザーが選択可能とする第2の選択ステップとを有し、
    前記比較ステップで再生可能時間が一定値より大きくなったと判定された場合に、前記再生再開ステップは、前記第2の選択ステップでのユーザーの選択に従い動作することを特徴とする記録再生方法。
  11. 請求項10に記載の記録再生方法において、
    前記一時停止復帰時動作を、前記再生可能時間が一定値以下となる以前に、ユーザーがあらかじめ設定可能としたことを特徴とする記録再生方法。
  12. 請求項3ないし11のいずれか1項に記載の記録再生方法において、
    一時停止状態となった時点から再生可能な状態に復旧できると予測される時点までの、復旧予測時間を計算する第2の計算ステップを有し、
    前記表示ステップを用いて、復旧予測時間を含む表示を行うことを特徴とする記録再生方法。
  13. 請求項3ないし11のいずれか1項に記載の記録再生方法において、
    一時停止状態となった後、ある時点から再生可能な状態に復旧できる時点までの復旧可能時間を計算する第3の計算ステップを有し、
    前記表示ステップを用いて、復旧可能時間を含む表示を行うことを特徴とする記録再生方法。
  14. 請求項12に記載の記録再生方法において、
    前記復旧予測時間の長さに応じて外部に出力する情報を切替える第2の切替ステップ
    を有した
    ことを特徴とする記録再生方法。
  15. 入力された映像、音声の情報を記録媒体に記録しつつ、記録した情報を該記録媒体から再生して外部に出力する記録再生装置において、
    前記記録媒体に情報を記録する速度を用いて再生位置が記録位置に追いつくまでに情報の再生が可能な再生可能時間を計算する再生可能時間計算部と、
    前記再生可能時間を一定値と比較する再生可能時間比較部と、
    記録再生動作を制御する記録再生制御部とを有し、
    前記再生可能時間比較部において、再生可能時間が一定値以下と判定された場合には、前記記録再生制御部は再生の一時停止を行い、
    前記記録媒体に情報を記録する記録速度は時間的に変化することを特徴とする記録再生装置。
  16. 入力された映像、音声の情報を記録媒体に記録しつつ、記録した情報を該記録媒体から再生して外部に出力する記録再生装置において、
    入力される情報の入力速度を用いて再生位置が記録位置に追いつくまでに情報の再生が可能な再生可能時間を計算する再生可能時間計算部と、
    前記再生可能時間を一定値と比較する再生可能時間比較部と、
    記録再生動作を制御する記録再生制御部とを有し、
    前記再生可能時間比較部において、再生可能時間が一定値以下と判定された場合には、前記記録再生制御部は再生の一時停止を行い、
    前記入力される情報の入力速度は時間的に変化することを特徴とする記録再生装置。
  17. 請求項15または16に記載の記録再生装置において、
    ユーザーに対してメッセージを表示するための表示部を有し、
    前記再生可能時間比較部おいて再生可能時間が一定値以下と判定された場合に、前記表示部を用いて、その旨を表示することを特徴とする記録再生装置。
  18. 請求項15ないし17のいずれか1項に記載の記録再生装置において、
    前記情報に含まれており、場面が変化する位置を示す区切り位置を検索する区切り位置検索部とを有し、
    前記再生可能時間比較部において再生可能時間が一定値以下と判定され、前記位置検索部において再生可能時間内に区切り位置が存在すると判定された場合には、前記記録再生制御部は前記区切り位置で再生の一時停止を行うことを特徴とする記録再生装置。
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